JP2007151665A - 管理装置 - Google Patents

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誠 小島
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Abstract

【課題】第2特定遊技状態と第3特定遊技状態とが発生する遊技機の管理を行うための適切なデータを遊技場に対して提供すること。
【解決手段】第1特定遊技状態と第2特定遊技状態と第3特定遊技状態とが発生する遊技機2a〜iを管理する管理装置であり、情報入力手段5に入力される第1及び第2特定遊技状態の発生と、第3特定遊技状態の発生とを識別するための特定遊技状態情報により、第1及び第2特定遊技状態の発生と、第3特定遊技状態の発生とを識別し、該識別結果に基づいて、識別された第3特定遊技状態を除外した第1並びに第2特定遊技状態に関する遊技情報を集計して出力する。
【選択図】図45

Description

本発明は、遊技機における遊技情報を管理する管理装置に関する。
従来、遊技機における遊技情報を管理する管理システムとして、当り中において遊技者に付与される付与パチンコ玉数と遊技のために使用される使用パチンコ玉数との差である差玉数が異なる2種類の当りである第1大当りと第2大当りとを、その当り中の差玉数に基づいて判別し、第1大当りと第2大当りに関するデータを集計するものがある(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年においては、従来の遊技機と同様に多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態、例えば、可変入賞球装置の開閉板が開成状態とされる1ラウンドが最大15ラウンド繰り返される状態である大当り状態(第1特定遊技状態)が発生するとともに、従来の大当り状態における可変入賞球装置の開閉板がごく短い時間、例えば0.5秒間のみ、2ラウンドだけ開成した後、該大当り状態が発生する可能性が高い確率変動状態(抽選条件の成立頻度が低いが第1特定遊技状態の当選確率が向上する内部確率変動状態を含む)となることで、遊技者に突然的に確率変動状態が発生したような印象を与える突確当り(第2特定遊技状態)や、該突確当りと同様に、可変入賞球装置の開閉板がごく短い時間、例えば0.5秒間のみ、2ラウンドだけ開成した後、その発生前の遊技状態が引き継がれる小当り(第3特定遊技状態)が発生することで、興趣を向上させた遊技機が実用化されてきている。
特開2005−192990号公報(第9頁、第7図)
しかしながら、特許文献1の管理システムでは、当り中の差玉数の違いにより当りの種別を判別しているので、当り中の差玉数にほとんど違いのない突確当り(第2特定遊技状態)と小当り(第3特定遊技状態)とが判別されず、遊技者にとって特典となる確率変動状態の付与のある突確当り(第2特定遊技状態)と、特典となる確率変動状態の付与のない小当り(第3特定遊技状態)とが同一の当りとしてデータが集計されてしまい、前述のような突確当り(第2特定遊技状態)と小当り(第3特定遊技状態)とが発生する遊技機の管理を行うための適切なデータを遊技場に提供できないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、突確当り(第2特定遊技状態)と小当り(第3特定遊技状態)とが発生する遊技機の管理を行うための適切なデータを遊技場に対して提供することのできる管理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の管理装置は、
遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態と、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態と、前記第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第3特定遊技状態と、前記第1特定遊技状態が発生する頻度の低い遊技状態である第1遊技状態と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する頻度の高い第2遊技状態とを有し、前記第2特定遊技状態の発生に基づいて前記第2遊技状態に制御するとともに、前記第3特定遊技状態が発生したときには当該第3特定遊技状態の発生前の遊技状態を維持する制御を行う遊技機における遊技情報を管理する管理装置であって、
前記第1特定遊技状態及び前記第2特定遊技状態の発生と、前記第3特定遊技状態の発生とを識別するための特定遊技状態情報を入力するための情報入力手段と、
前記特定遊技状態情報に基づいて、前記第1特定遊技状態及び前記第2特定遊技状態の発生と、前記第3特定遊技状態の発生とを識別する特定遊技状態識別手段と、
前記特定遊技状態識別手段による識別結果に基づいて、識別された第3特定遊技状態を除外した前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態に関する遊技情報を集計する遊技情報集計手段と、
該遊技情報集計手段にて集計された前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態に関する遊技情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、管理対象の遊技機が、第2特定遊技状態と第3特定遊技状態とが発生する遊技機であっても、第3特定遊技状態を識別して該第3特定遊技状態を除いた第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態に関する遊技情報が集計されるので、このように第2特定遊技状態と第3特定遊技状態とが発生する遊技機の管理を行うための適切なデータを遊技場に対して提供することができる。
本発明の請求項2に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記特定遊技状態情報として、前記遊技状態が前記第1遊技状態若しくは前記第2遊技状態のいずれであるかを識別するための遊技状態情報と、前記第2特定遊技状態または前記第3特定遊技状態が発生していることを示す特定遊技状態発生情報とが入力され、
前記特定遊技状態識別手段は、前記特定遊技状態発生情報の入力に関連して、前記遊技状態情報の入力状態が変化したか否かに基づいて、前記第2特定遊技状態と前記第3特定遊技状態とを識別することを特徴としている。
この特徴によれば、管理対象の遊技機が、第2特定遊技状態と第3特定遊技状態の発生において共通の発生情報を出力する遊技機であっても、確実に第3特定遊技状態を識別できる。
本発明の請求項3に記載の管理装置は、請求項1または2に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態または前記第3特定遊技状態が発生していることを示す特定遊技状態発生情報が入力され、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第3特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段をさらに備え、
前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記情報入力手段に入力される前記特定遊技状態発生情報と前記閾値設定手段にて設定されている閾値時間とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生と前記第3特定遊技状態の発生とを識別することを特徴としている。
この特徴によれば、管理対象の遊技機が、第1特定遊技状態と第3特定遊技状態の発生において共通の発生情報を出力する遊技機であっても、確実に第1特定遊技状態を識別できる。
本発明の請求項4に記載の管理装置は、請求項1または2に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報及び/または遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報が入力されるとともに、前記第1特定遊技状態または前記第3特定遊技状態が発生していることを示す特定遊技状態発生情報が入力され、
前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数の予測値よりも小さく、且つ前記第3特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数を設定する閾値設定手段と、
前記情報入力手段への前記特定遊技状態発生情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段と、
を更に備え、
前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記変動遊技媒体数計数手段にて計数される変動遊技媒体数と前記閾値設定手段にて設定されている閾値変動遊技媒体数とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生と前記第3特定遊技状態の発生とを識別することを特徴としている。
この特徴によれば、管理対象の遊技機が、第1特定遊技状態と第3特定遊技状態の発生において共通の発生情報を出力する遊技機であっても、確実に第1特定遊技状態を識別できる。
本発明の請求項5に記載の管理装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第2特定遊技状態を発生させるか、前記第3特定遊技状態を発生させるかを決定する抽選が前記遊技機において行われたことを特定可能な抽選実行情報がさらに入力され、
前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された第3特定遊技状態を除いた営業開始時点からの前記第1特定遊技状態および前記第2特定遊技状態の発生回数の合計である総発生回数と、前記抽選実行情報に基づいて営業開始時点からの総抽選回数とを集計し、該集計した総発生回数と総抽選回数とに基づいて、前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態の発生1回当りの平均抽選回数Aを算出し、
前記出力手段は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて算出された平均抽選回数Aを出力することを特徴としている。
この特徴によれば、遊技情報として、第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態の発生1回当りの平均抽選回数Aを遊技場に対して提供することができる。
本発明の請求項6に記載の管理装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第2特定遊技状態を発生させるか、前記第3特定遊技状態を発生させるかを決定する抽選が前記遊技機において行われたことを特定可能な抽選実行情報と、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報とが入力され、
前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの前記第1特定遊技状態の発生回数の累計である累計発生回数と、前記抽選実行情報に基づいて営業開始時点からの総抽選回数とを集計し、該集計した累計発生回数と総抽選回数とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生1回当りの平均抽選回数Bを算出し、
前記出力手段は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて算出された平均抽選回数Bを出力することを特徴としている。
この特徴によれば、遊技情報として、第1特定遊技状態の発生1回当りの平均抽選回数Bを遊技場に対して提供することができる。
本発明の請求項7に記載の管理装置は、請求項1〜6のいずれかに記載の管理装置であって、
前記特定遊技状態識別手段にて識別された前記第3特定遊技状態を除外した営業開始時点からの前記各第1特定遊技状態および前記各第2特定遊技状態に対応付けて、当該第1特定遊技状態または第2特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報を記憶する総履歴記憶手段を備え、
前記出力手段は、前記総履歴記憶手段の記憶情報に基づいて、各第1特定遊技状態と各第2特定遊技状態とを発生順に並べて出力することを特徴としている。
この特徴によれば、遊技情報として、第1特定遊技状態と第2特定遊技状態の発生履歴を遊技場に対して提供することができる。
本発明の請求項8に記載の管理装置は、請求項1〜7のいずれかに記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報が入力され、
前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの前記各第1特定遊技状態に対応付けて、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報を記憶する第1履歴記憶手段を備え、
前記出力手段は、前記第1履歴記憶手段の記憶情報に基づいて、各第1特定遊技状態を発生順に並べて出力することを特徴としている。
この特徴によれば、遊技情報として、第2特定遊技状態や第3特定遊技状態を有しない従来の遊技機の場合と同様の第1特定遊技状態の発生履歴を遊技場に対して提供することができる。
本発明の請求項9に記載の管理装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報と、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報とが入力され、
前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別して認識するとともに、
前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された第1特定遊技状態の発生回数、並びに認識された各第1特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を算出し、
前記出力手段は、前記遊技情報集計手段にて算出された前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力することを特徴としている。
この特徴によれば、遊技情報として、第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を遊技場に対して提供することができる。つまり、第1特定遊技状態のみを対象とした第2特定遊技状態並びに第3特定遊技状態を含まない第1特定遊技状態1回当たりの前記差数の平均値を出力できるので、第2特定遊技状態並びに第3特定遊技状態の発生頻度によって第1特定遊技状態1回あたりの差玉数の平均に大きなばらつきが生じてしまうことがなく、遊技機の釘調整、特に第1特定遊技状態において入賞し易い状態とされる大入賞口周りの正確な釘調整を行うための適切な遊技情報(データ)を提供することができる。
本発明の請求項10に記載の管理装置は、請求項1〜9のいずれかに記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報が入力され、
前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの第2特定遊技状態の発生回数を集計し、
前記出力手段は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて集計された第2特定遊技状態の発生回数を出力することを特徴としている。
この特徴によれば、遊技情報として、営業開始時点からの第2特定遊技状態の発生回数を遊技場に対して提供することができる。
本発明の請求項11に記載の管理装置は、請求項1〜10のいずれかに記載の管理装置であって、
前記遊技機は、前記第2遊技状態として、予め定められた抽選条件の成立に応じて実施される抽選において前記第1特定遊技状態を発生させる当選確率を向上させることにより前記第1特定遊技状態が発生する頻度を向上させる高確率状態と、前記抽選条件の成立頻度を前記第1遊技状態における低成立頻度状態に比較して向上させることにより前記第1特定遊技状態が発生する頻度を向上させる高成立頻度状態とを含むとともに、前記第2特定遊技状態として、当該第2特定遊技状態の発生に基づいて前記高確率状態に制御されるともに該第2特定遊技状態の発生前における前記抽選条件の成立頻度の状態を維持するように制御される第2特定遊技状態Aと、当該第2特定遊技状態の発生に基づいて前記高確率状態と高成立頻度状態とに制御される第2特定遊技状態Bとを有し、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報と、前記第2遊技状態が前記高成立頻度状態を含む第2遊技状態であるか否かを特定可能な高成立頻度状態特定情報とが入力され、
前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記高成立頻度状態特定情報および前記特定遊技状態情報に基づいて前記低成立頻度状態における前記第2特定遊技状態の発生を識別するとともに、該発生した第2特定遊技状態が前記第2特定遊技状態Aであるか前記第2特定遊技状態Bであるかを識別し、
前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された低成立頻度状態における第2特定遊技状態Aの発生回数並びに低成立頻度状態における第2特定遊技状態Bの発生回数とを集計し、
前記出力手段は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて集計された低成立頻度状態における第2特定遊技状態Aの発生回数並びに低成立頻度状態における第2特定遊技状態Bの発生回数を出力することを特徴としている。
この特徴によれば、遊技情報として、低成立頻度状態における第2特定遊技状態Aの発生回数並びに低成立頻度状態における第2特定遊技状態Bの発生回数を遊技場に対して提供することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の管理装置が適用され本実施例の遊技用システムを、図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例の管理装置は、遊技機であるパチンコ機2a〜iの遊技情報を収集する収集ユニット5、収集ユニット5にて収集された各遊技情報を収集ユニット5から更に収集する中継ユニット6、各中継ユニット6にて収集された当遊技場に設置されているパチンコ機2a〜iの遊技情報を受信し、受信したパチンコ機2a〜iの遊技情報に基づいてパチンコ機2a〜iにおける遊技情報を管理するホールコンピュータ140から主に構成されている。
パチンコ機2と収集ユニット5とは、図1並びに図4に示すように信号ケーブル9を介して接続されており、収集ユニット5は更に通信ケーブル10を介して中継ユニット6と接続されている。これら収集ユニット5と中継ユニット6とは簡易ローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされており、収集ユニット5は、中継ユニット6からのデータ出力指示に基づいて、パチンコ機2a〜iから出力される後述する各種の信号の入力により収集した遊技情報を含むデータを送信するようになっている。
更に、これら各中継ユニット6はハブ7及び通信ケーブル8を介してホールコンピュータ140に接続されており、中継ユニット6とホールコンピュータ140とが、比較的高速のデータ通信可能なローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされている。中継ユニット6は、ホールコンピュータ140からのデータ出力指示または特定の送信条件(本実施例では接続されたパチンコ機2a〜iにおける遊技状態の変化)に基づいて、収集ユニット5から収集した遊技情報を含むデータをまとめて、ホールコンピュータ140に送信するようになっている。
本実施例の管理装置が管理するパチンコ機2a〜iについて説明すると、パチンコ機2a〜iは、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠102を有し、ガラス扉枠102の下部表面には打球供給皿103が設けられている。打球供給皿103の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿103の下部には、打球供給皿103から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿104と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)105とが設けられている。
操作部14の上面には、図3に示すように、並設されるカードユニット3(図1及び図2参照)においてプリペイドカードより読み出された度数が表示される度数表示部17と、遊技の開始または打球供給皿103に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2a〜iより実施される貸出スイッチ16と、遊技の終了時にてカードユニット3に受付中のプリペイドカードを返却させるための返却スイッチ15と、が設けられている。
ガラス扉枠102の後方には、図2に示すように、遊技盤106が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤106の前面には遊技領域107が設けられている。この遊技領域107の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される特別可変表示部109と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される普通可変表示部110とが設けられている。また遊技盤106には、複数の入賞口124や通過ゲート111、始動入賞口114と可動片115から構成された可変始動入賞球装置113、大当り状態において開成する開閉板120を備える可変入賞球装置116が設けられているとともに、遊技領域107の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口126が形成されている。
打球操作ノブ105の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域107に入り、その後、遊技領域107を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域107に達しなかったパチンコ玉は、図示しない環流経路を通じて余剰玉受皿104に環流されるようになっている。
また、遊技領域107に打ち込まれた打込玉が通過ゲート111を通過すると、普通可変表示部110に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
普通可変表示部110の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば「7」)となった場合に、可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって不利な閉状態から所定時間(本実施例では0.5秒間)開成して遊技者にとって有利な状態となる。
また、始動入賞口114にパチンコ玉が入賞すると、パチンコ機2a〜iの内部に設けられている後述する遊技制御基板231において抽選が実施される。そして、特別可変表示部109において抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の可変表示(変動表示)が開始される。
そして、パチンコ機2a〜iにおいて抽選の結果が第1特定遊技状態である大当りに当選している場合には、予め定められた特定の表示態様(例えば「777」や「444」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出される。そして、これら特定の表示態様となった場合に、多量のパチンコ玉(遊技媒体)を遊技者が獲得可能な遊技状態である大当り状態(第1特定遊技状態)が発生する。大当り状態(第1特定遊技状態)が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過または打玉の所定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了した後、開閉板120が閉じた遊技者にとって不利な第2の状態となる。その後、第2の状態から第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
また、抽選の結果が突確または小当りに当選している場合には、予め定められた特殊な表示態様であるチャンス目(例えば「357」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出される。そして、これらチャンス目となった場合に、その後において後述する確率変動状態若しくは高確状態が付与される突確当り状態(第2特定遊技状態)、またはその発生以前の遊技状態が発生後の遊技状態に引き継がれる小当り状態(第3特定遊技状態)が発生する。この突確当り状態または小当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が、ごく短い時間、例えば0.5秒間だけの開成が2回(ラウンド)のみ実施される。すなわち、これら0.5秒間だけの開成が2回のみ実施される突確当り状態または小当り状態では、可変入賞球装置116には殆ど入賞しないので、突確当り状態並びに小当り状態は共に、大当り状態と比較して少量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能で、双方の当り状態おいてはほほ同等の量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態となる。
次に、本実施例に用いたパチンコ機2a〜iにおける遊技状態について説明すると、パチンコ機2a〜iは、抽選における当選確率が低く(低確状態)で且つ、該抽選を実施する条件となる始動入賞がし難い本発明における低成立頻度状態である低ベース状態に制御されることで、大当り状態が発生する頻度が低い本発明における第1遊技状態となる通常遊技状態と、抽選における当選確率が通常遊技状態と同様に低い(低確状態)が始動入賞がし易い高成立頻度状態である高ベース状態に制御されることで、通常遊技状態と比較して大当り状態が発生する頻度の高い時短状態と、通常遊技状態と同様に始動入賞がし難い低成立頻度状態である低ベース状態であるが抽選における当選確率が通常遊技状態に比較して高くされることで、通常遊技状態と比較して大当り状態が発生する頻度の高い高確状態と、抽選における当選確率が高く(高確状態)且つ、始動入賞がし易い高成立頻度状態である高ベース状態に制御されることで、通常遊技状態と比較して大当り状態が発生する頻度の高い確率変動状態(確変状態ともいう)の4つの遊技状態を有している。
つまり、確率変動状態は、高確状態と時短状態の双方の特徴を有する状態であり、本発明における第1遊技状態である通常遊技状態と比較して大当り状態(第1特定遊技状態)が発生する頻度の高い第2遊技状態として本実施例のパチンコ機2a〜iにおいては、確率変動状態(確変状態)と、高確状態と、時短状態の3つの遊技状態が該当する。
この本実施例のパチンコ機2a〜iの高確状態では、大当り、突確当り及び小当りの当選確率を高める(例えば、10倍になる。つまり、後述する第1段階の抽選確率を高める)制御等が実施される。
また、この本実施例のパチンコ機2a〜iの時短状態では、始動入賞がし易い高成立頻度状態である高ベース状態とする制御として、具体的には、遊技者にとって有利な可動片115が開成状態となる頻度が、確率変動中における可動片115の開成頻度の向上とほぼ同様に、可変表示装置110の普通図柄の可変表示から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮(例えば30秒から3秒へ短縮)されることで向上されるとともに、可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)されることで、通常遊技状態(や高確状態)と比較して、特別可変表示部109での可変表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持され、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで遊技者の持ち玉が大きく減少しない状態(高ベース状態)に維持されるようになっている。
また、本実施例のパチンコ機2a〜iの確率変動状態(確変状態)においては、時短状態と同様に普通可変表示部110の1回の可変表示時間を通常遊技状態中よりも短縮制御するとともに、更に、始動入賞口114に設けられた可動片115が、遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が向上する制御を実施することで、通常遊技状態(や高確状態)と比較して始動入賞がし易い状態とされるとともに、高確状態と同様に、大当り、突確当り及び小当りの当選確率を高める(例えば、10倍になる。つまり、後述する第1段階の抽選確率を高める)制御等が実施される。
尚、本実施例では、始動入賞に対して賞球を付与する遊技機を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら始動入賞に対する賞球を付与しないことで、時短状態においては、遊技者の持ち玉が大きく減少しない高ベース状態とならずに抽選条件が成立し易い高成立頻度状態のみになる遊技機としても良い。
また、普通可変表示部110の普通図柄の変動時間短縮や可動片115の開成時間の延長を行うことなく、特別図柄の変動時間を短縮することで、抽選条件の成立頻度を向上させても良い。
始動入賞口114への入賞(以下始動入賞ともいう)に応じて実施される抽選においては、後述する通常大当り(大当り状態に続いて通常遊技状態となる大当り)、確変大当り(大当り状態に続いて確率変動状態となる大当り)、突確当りA(突確当り状態に続いて高確状態または確変状態(突確当り状態の発生前の遊技状態が時短状態である場合)となる突確当り)、突確当りB(突確当り状態に続いて確率変動状態となる突確当り)、及び小当り発生させるか、を決定する。
通常大当りは、大当り状態を発生させるとともに当該大当り状態に続いて所定のスタート回数、たとえば100回転または次回の当り状態(大当り状態、突確当り状態または小当り状態)の発生まで時短状態とされた後、通常遊技状態となる大当りであり、確変大当りは、大当り状態を発生させるとともに当該大当り状態に続いて確率状態となる大当りであり、これら通常大当り並びに確変大当りはいずれも本発明における第1特定遊技状態に該当する。なお、確変大当りを設けず、通常大当りのみが発生するようにしても良いし、通常大当りの後に時短状態に制御せず、直ちに通常遊技状態に制御しても良い。
また、突確当りAは、前述の突確当り状態を発生させるとともに当該突確当り状態に続いて高確状態を含む遊技状態、つまり、当該突確当り状態の発生前の遊技状態が通常遊技状態或いは高確状態であれば高確状態となり、当該突確当り状態の発生前の遊技状態が時短状態或いは確変状態であれば確変状態となる突確当り、つまり高確状態が付与されるとともに、発生前における成立頻度状態であるベース状態(高ベース状態または低ベース状態)を維持する突確当りであり、また、突確当りBは、前述の突確当り状態を発生させるとともに、当該突確当り状態の発生前の遊技状態に係わらず、当該突確当り状態に続いて確率変動状態となる突確当りであり、これら突確当りA並びに突確当りBはいずれも本発明における第2特定遊技状態に該当する。
また、小当りは、前述の小当り状態を発生させるとともに、該小当りの発生後の遊技状態が、該小当りの発生前の遊技状態を引き継ぐ、つまり、発生前の遊技状態を維持する当りであり、該小当りが本発明における第3特定遊技状態に該当する。
具体的に抽選においては、始動入賞口114への入賞(始動入賞)に応じて、まず、当りを発生させるか否かの第1段階の抽選が行われ、当該第1段階の抽選に当選した場合に、通常大当り、確変大当り、突確当りA、突確当りB、及び小当りのいずれを発生させるかの第2段階の抽選が行われる。
通常大当りに当選した場合には、予め定められた通常大当り図柄の組み合わせ(例えば、「444」や「666」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出され、これに基づき前述した大当り状態に制御される。そして、当該大当り状態の終了後は、予め定められた所定数のスタート回数、例えば100回となるまで或いは大当り状態または突確当り状態が発生するまで時短状態となる。
また、確変大当りに当選した場合には、予め定められた確変大当り図柄の組み合わせ(例えば、「777」や「333」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出される。そして前述した大当り状態に制御されるとともに、大当り状態の終了後に再度当り(大当り、突確当りまたは小当り)に当選するまでの期間において確率変動状態となる。尚、確変大当り図柄での大当りを、確変大当りと呼び、通常大当り図柄での大当りを、通常大当りと呼ぶ。
また、突確当り(突確当りAおよび突確当りB)に当選した場合には、予め定められたチャンス目(例えば、「357」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出される。そして、前述した突確当り状態に制御されるとともに、突確当り状態の終了後において再度当り(大当り、突確当りまたは小当り)に当選するまでの期間において、当選したのが突確当りAである場合には、該突確当りAの発生前の遊技状態が通常遊技状態または高確状態であれば高確状態に、該突確当りAの発生前の遊技状態が時短状態または確変状態であれば確変状態に制御され、当選したのが突確当りBである場合には確変状態となる。
また、小当りに当選した場合には、突確当り状態と同様に、予め定められたチャンス目(例えば、「357」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出され、前述した小当り状態に制御されるとともに、該小当りの発生後の遊技状態が該該小当りの発生前の遊技状態と同一の遊技状態に維持される、つまり、発生前の遊技状態が通常遊技状態であれば通常遊技状態に、発生前の遊技状態が確率変動状態であれば確率変動状態に、発生前の遊技状態が高確状態であれば高確状態に、発生前の遊技状態が時短状態であれば時短状態とされる。
確率変動状態中において発生した大当りが確変大当りである場合には、大当り状態の終了後に再度確率変動状態となる。一方、確率変動状態中において発生した大当りが、通常大当りであった場合、および、通常遊技状態において通常大当りが発生した場合には、大当り状態の終了後には確率変動状態とならずに、可変表示部109が可変表示動作を所定回数(例えば100回)行うか、或いは大当り状態、突確当り状態または小当り状態のいずれかが発生するか、のいずれかの条件が成立するまでの間、時短状態(第2遊技状態)が発生する。
また、本実施例のパチンコ機2a〜iでは、前述のように突確当りBに当選した場合には、0.5秒間だけの開成が2回のみ実施される突確当り状態が発生するとともに、特別可変表示部109に所定の演出表示を実施した後、確率変動状態に移行する制御が実施されるため、通常遊技状態において該突確当りBに当選した場合には、遊技者が、あたかも突然的に確率変動状態が発生したように思うような遊技性が付与されている。
また、本実施例のパチンコ機2a〜iでは、前述のように突確当りAまたは小当りに当選した場合には、0.5秒間だけの開成が2回のみ実施される突確当り状態および小当り状態が発生するとともに、当選したのが突確当りAの場合には、該突確当り状態および小当り状態の終了後において当選確率のみが向上する高確状態が付与されるので、これら高確状態の付与が特典となる当選確率が低い通常遊技状態または時短状態において、これら突確当り状態および小当り状態が発生した場合には、遊技者は、当選したのが高確状態が付与される突確当りAではないかという期待感を遊技者に与えることのできるような遊技性も付与されている。
したがって、突確当りAの突確当り状態と小当り状態とは、可変表示装置110の表示態様や開閉板120の開閉態様を同じくして、遊技者が突確当りAと小当りとを識別し難くすることが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら可変表示装置110の表示態様や開閉板120の開閉態様を、突確当りAの突確当り状態と小当り状態とにおいて異ならせても良く、これにより、獲得できる出玉を異ならせても良い。
また、本実施例のパチンコ機2a〜iでは、後述する図5〜図13に示すように、大当り状態中並びに突確当り状態中においては、遊技状態として当選確率が低く(低確状態)且つ低成立頻度状態である低ベース状態となる一方、小当り状態中においては、該小当り状態の発生前の遊技状態をそのまま引き継ぐので、高確状態において出力される後述する高確信号は、遊技状態が高確状態または確変状態である場合において小当り状態が発生しても該小当り状態中においては出力状態(HIGH状態)のまま、変化しないのに対し、遊技状態が高確状態または確変状態である場合において大当り状態並びに突確当り状態が発生した場合には、該大当り状態中並びに突確当り状態中において非出力状態(LOW状態)に変化する。
なお、高成立頻度状態である高ベース状態において出力される後述する時短信号も同様に、小当り状態中には出力状態が維持されるが、大当り状態中並びに突確当り状態中においては低成立頻度状態である低ベース状態となるので、該大当り状態中並びに突確当り状態中において非出力状態(LOW状態)に変化する。
つまり、本実施例のパチンコ機2a〜iは、パチンコ機2a〜i(遊技機)において遊技を行うための多量のパチンコ玉(遊技媒体)を遊技者が獲得可能な遊技状態である大当り状態(第1特定遊技状態)と、該大当り状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である突確当り状態(第2特定遊技状態)と、前記大当り状態と比較して少量のパチンコ玉(遊技媒体)を遊技者が獲得可能な遊技状態である小当り状態(第3特定遊技状態)と、前記大当り状態(第1特定遊技状態)が発生する頻度の低い遊技状態である通常遊技状態(第1遊技状態)と、該通常遊技状態と比較して前記大当り状態(第1特定遊技状態)が発生する頻度の高い時短状態、高確状態、確率変動状態から成る第2遊技状態とを有し、突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生に基づいて高確状態、確率変動状態(第2遊技状態)に制御するとともに、小当り状態(第3特定遊技状態)が発生したときには当該小当り状態の発生前の遊技状態を維持する制御を行う遊技機である。
また、本実施例のパチンコ機2a〜iは、各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立となる始動入賞に応じて大当り状態(第1特定遊技状態)を発生させるか、突確当り状態(第2特定遊技状態)を発生させるか、小当り状態(第3特定遊技状態)を発生させるかを決定する抽選を実施する遊技機である。
また、本実施例のパチンコ機2a〜iは、本発明における第2遊技状態として、予め定められた抽選条件の成立となる始動入賞に応じて実施される抽選において、大当り状態(第1特定遊技状態)を発生させる当選確率を向上させることにより当り状態が発生する頻度を向上させる高確状態、確変状態と、前記抽選条件の成立頻度、すなわち始動入賞の頻度を通常遊技状態(前記第1遊技状態)における低成立頻度状態となる低ベース状態に比較して向上させることにより大当り状態(第1特定遊技状態)が発生する頻度を向上させる時短状態、確率変動状態とを含む遊技機である。
また、本実施例のパチンコ機2a〜iは、本発明の第2遊技状態として、予め定められた抽選条件の成立となる始動入賞に応じて実施される抽選において大当り状態(第1特定遊技状態)を発生させる当選確率を向上させることにより大当り状態(第1特定遊技状態)が発生する頻度を向上させる高確状態(高確率状態)と、前記抽選条件の成立頻度である始動入賞の入賞頻度を通常遊技状態(第1遊技状態)における低ベース状態(低成立頻度状態)に比較して向上させることにより大当り状態(第1特定遊技状態)が発生する頻度を向上させる時短状態と確率変動状態(高成立頻度状態)とを含むとともに、突確当り状態(第2特定遊技状態)として、当該突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生に基づいて高確状態に制御されるともに該突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生前における前記抽選条件の成立頻度の状態であるベース状態を維持するように制御される突確当りA(第2特定遊技状態A)と、当該突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生に基づいて高確状態(高確率状態)と時短状態(高成立頻度状態)とを含む確変状態に制御される突確当りB(第2特定遊技状態B)とを有する。
図4は、パチンコ機2a〜iの構成を示すブロック図である。パチンコ機2a〜iには、可変表示部109の表示制御を行う表示制御基板280と、打球操作ハンドル105の操作に基づき打球供給皿103に払い出されたパチンコ玉を遊技領域107に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231からの払出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる払出制御及び並設されるカードユニット3からの貸出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる貸出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の出力制御を行う音声制御基板270と、遊技状態などを示す外部出力信号を出力する情報出力基板298と、これら各部の制御や前述の抽選などを含む遊技の制御を行う遊技制御基板231と、が搭載されている。
また、賞球制御基板237は、図4に示すように、信号ケーブル9の一部を通じて収集ユニット5に接続されており、賞球制御基板237からは、玉払出装置297から払い出された賞球数が所定球数(例えば10個毎)に達する毎に所定時間幅のパルスとして賞球信号が出力され、信号ケーブル9を介して収集ユニット5に入力される。
また、信号ケーブル9の一部は、パチンコ機2a〜iの下方に、パチンコ機2a〜iにおいて遊技に使用されたパチンコ玉を計数するために設けられているアウト球計数器26(図2参照)にも接続されており、アウト球計数器26において所定球数(本実施例では10玉)のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるアウト玉計数信号が出力され、信号ケーブル9を介して収集ユニット5に入力される。
情報出力基板298は、図4に示すように、信号ケーブル9を介して収集ユニット5に接続されており、情報出力基板298からは、図5〜図13に示すように、外部出力信号が出力され、これらの外部出力信号が信号ケーブル9を介して収集ユニット5に入力される。
パチンコ機2aに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図5に示すように、大当り発生期間中(大当り中)、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、突確当り中、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される大当り・突確・時短信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプaとしている。
また、パチンコ機2bに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図6に示すように、大当り発生期間中(大当り中)、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される当り共通信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、始動入賞がし易い状態である高ベース状態となる時短状態中において継続して出力される時短信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら当り共通信号、高確信号、時短信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプbとしている。
また、パチンコ機2cに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図7に示すように、大当り発生期間中(大当り中)、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、突確当り中、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される大当り・突確・時短信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、始動入賞がし易い状態である高ベース状態となる時短状態中において継続して出力される時短信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプcとしている。
また、パチンコ機2dに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図8に示すように、大当り発生期間中(大当り中)、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、突確当り中、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される大当り・突確・時短信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される突確・小当り信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、突確・小当り信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプdとしている。
また、パチンコ機2eに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図9に示すように、大当り発生期間中(大当り中)、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、突確当り中、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される大当り・突確・時短信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、大当り発生期間中(大当り中)においてのみ継続して出力される大当り信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、大当り信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプeとしている。
また、パチンコ機2fに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図10に示すように、大当り発生期間中(大当り中)においてのみ継続して出力される大当り信号と、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される突確・小当り信号と、大当り中、突確当り中、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される大当り・突確・時短信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら大当り信号、突確・小当り信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプfとしている。
また、パチンコ機2gに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図11に示すように、大当り発生期間中(大当り中)、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、突確当り中、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される大当り・突確・時短信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、始動入賞がし易い状態である高ベース状態となる時短状態中において継続して出力される時短信号と、大当り発生期間中(大当り中)においてのみ継続して出力される大当り信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプgとしている。
また、パチンコ機2hに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図12に示すように、大当り発生期間中(大当り中)、突確当り発生期間中(突確当り中)及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される当り共通信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、大当り中、突確当り中、高確状態中(高確中)、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される大当り・突確・高確・時短信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら当り共通信号、時短信号、大当り・突確・高確・時短信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプhとしている。
また、パチンコ機2iに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図13に示すように、大当り発生期間中(大当り中)においてのみ継続して出力される大当り信号と、突確当り発生期間中(突確当り中)においてのみ継続して出力される突確当り信号と、小当り発生期間中(小当り中)においてのみ継続して出力される小当り信号と、大当り中、突確当り中、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される大当り・突確・時短信号と、当選確率が高い高確状態中において継続して出力される高確信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力され、本実施例においては、これら大当り信号、突確当り信号、小当り信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、スタート信号とを出力する遊技機をタイプiとしている。
タイプaのパチンコ機2aは、図14に示すように、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGHとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGHとなり、高確状態ではそれぞれLOW、LOW、HIGHとなり、大当り状態及び突確当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOWとなり、小当り状態は、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも当り共通信号がHIGH状態とされるHIGH、不定、不定となる。すなわち、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、当り状態(大当り状態、突確当り状態、小当り状態)で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態に制御されている期間と、大当り状態、突確当り状態または小当り状態のいずれかが発生している当り状態とを各々識別できる。
一方、大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態とについては、当り共通信号の出力状態によっていずれかの状態が発生している期間を識別できるものの、その時点の状態が大当り状態であるか、突確当り状態であるか、あるいは小当り状態であるか、を識別することはできない。ただし、大当り状態と、突確状態並びに小当り状態とでは、発生期間やその間に変動する可能性のある打込玉数、賞球数、差玉数などの変動玉数に大きな違いがあることから、当り共通信号の出力状態と、発生期間や変動玉数と、から大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態のどちらが発生している期間かを各々識別することができる。
また、突確当り状態並びに小当り状態とについては、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点における高確信号の入力状態により、つまり、当り共通信号の入力に関連して、高確信号の入力状態が変化したか否かに基づいて識別することができる。具体的には、図5に示すように、小当りについては、通常遊技状態、確変状態、高確状態および時短状態のいずれの遊技状態において発生した場合でも、当り共通信号の入力時点においても当り共通信号の入力終了時点においても高確信号の入力状態には変化がない。一方、突確当り状態(突確当りA、突確当りB)については、通常遊技状態または時短状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点においては変化せずに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化し、確変状態または高確状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点において高確信号が非出力状態(LOW状態)に変化するとともに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化する。従って、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれかにおいて、高確信号の入力状態が変化すれば突確当り状態(突確当りA、突確当りB)と識別でき、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれにおいても高確信号の入力状態が変化していなければ小当り状態と識別できる。
また、突確当りAと突確当りBとは、これら突確当りAと突確当りBとが、高ベース状態を含む第2遊技状態、つまり、時短状態または確変状態において発生した場合には、その前後における遊技状態に突確当りAと突確当りBとで差がないので識別できないが、低ベース状態である通常遊技状態または低ベース状態を含む第2遊技状態である高確状態において発生した場合には、その発生後において突確当りAでは低ベース状態が維持されるのに対して突確当りBは高ベース状態に変化するので、これら低ベース状態である通常遊技状態および高確状態において発生した突確当りAと突確当りBとを、発生前後の大当り・突確・時短信号の出力状態の変化、すなわち遊技状態の変化により識別することができる。具体的には、当り共通信号の入力終了時点において大当り・突確・時短信号が出力状態(HIGH状態)であれば突確当りBと識別でき、非出力状態(LOW状態)に変化すれば突確当りAと識別できる。
また、タイプbのパチンコ機2bは、図15に示すように、当り共通信号、高確信号、時短信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGHとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、LOW、HIGHとなり、高確状態ではそれぞれLOW、HIGH、LOWとなり、大当り状態及び突確当り状態においてはそれぞれHIGH、LOW、LOWとなり、小当り状態は、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも当り共通信号がHIGH状態とされるHIGH、不定、不定となる。すなわち、当り共通信号、高確信号、時短信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、当り状態(突確当り状態、小当り状態)で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態に制御されている期間と、大当り状態、突確当り状態または小当り状態のいずれかが発生している当り状態とを各々識別できる。
一方、大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態とについては、当り共通信号の出力状態によっていずれかの状態が発生している期間を識別できるものの、その時点の状態が大当り状態であるか、突確当り状態であるか、あるいは小当り状態であるか、を識別することはできない。ただし、大当り状態と、突確状態並びに小当り状態とでは、発生期間やその間に変動する可能性のある打込玉数、賞球数、差玉数などの変動玉数に大きな違いがあることから、当り共通信号の出力状態と、発生期間や変動玉数と、から大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態のどちらが発生している期間かを各々識別することができる。
また、突確当り状態並びに小当り状態とについては、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点における高確信号の入力状態により、つまり、当り共通信号の入力に関連して、高確信号の入力状態が変化したか否かに基づいて識別することができる。具体的には、図6に示すように、小当りについては、通常遊技状態、確変状態、高確状態および時短状態のいずれの遊技状態において発生した場合でも、当り共通信号の入力時点においても当り共通信号の入力終了時点においても高確信号の入力状態には変化がない。一方、突確当り状態(突確当りA、突確当りB)については、通常遊技状態または時短状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点においては変化せずに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化し、確変状態または高確状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点において高確信号が非出力状態(LOW状態)に変化するとともに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化する。従って、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれかにおいて、高確信号の入力状態が変化すれば突確当り状態(突確当りA、突確当りB)と識別でき、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれにおいても高確信号の入力状態が変化していなければ小当り状態と識別できる。
また、突確当りAと突確当りBとは、これら突確当りAと突確当りBとが、高ベース状態を含む第2遊技状態、つまり、時短状態または確変状態において発生した場合には、その前後における遊技状態に突確当りAと突確当りBとで差がないので識別できないが、低ベース状態である通常遊技状態または低ベース状態を含む第2遊技状態である高確状態において発生した場合には、その発生後において突確当りAでは低ベース状態が維持されるのに対して突確当りBは高ベース状態に変化するので、これら低ベース状態である通常遊技状態および高確状態において発生した突確当りAと突確当りBとを、発生前後の時短信号の出力状態の変化、すなわち遊技状態の変化により識別することができる。具体的には、当り共通信号の入力終了時点において時短信号が出力状態(HIGH状態)に変化すれば突確当りBと識別でき、出力状態(HIGH状態)に変化しなければ突確当りAと識別できる。
また、タイプcのパチンコ機2cは、図16に示すように、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGH、HIGHとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、HIGH、LOW、HIGHとなり、高確状態ではそれぞれLOW、LOW、HIGH、LOWとなり、大当り状態及び突確当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOWとなり、小当り状態は、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも当り共通信号がHIGH状態とされるHIGH、不定、不定、不定となる。すなわち、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、当り状態(大当り状態、突確当り状態、小当り状態)で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態に制御されている期間と、大当り状態、突確当り状態または小当り状態のいずれかが発生している当り状態とを各々識別できる。
一方、大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態とについては、当り共通信号の出力状態によっていずれかの状態が発生している期間を識別できるものの、その時点の状態が大当り状態であるか、突確当り状態であるか、あるいは小当り状態であるか、を識別することはできない。ただし、大当り状態と、突確状態並びに小当り状態とでは、発生期間やその間に変動する可能性のある打込玉数、賞球数、差玉数などの変動玉数に大きな違いがあることから、当り共通信号の出力状態と、発生期間や変動玉数と、から大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態のどちらが発生している期間かを各々識別することができる。
また、突確当り状態並びに小当り状態とについては、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点における高確信号の入力状態により、つまり、当り共通信号の入力に関連して、高確信号の入力状態が変化したか否かに基づいて識別することができる。具体的には、図7に示すように、小当りについては、通常遊技状態、確変状態、高確状態および時短状態のいずれの遊技状態において発生した場合でも、当り共通信号の入力時点においても当り共通信号の入力終了時点においても高確信号の入力状態には変化がない。一方、突確当り状態(突確当りA、突確当りB)については、通常遊技状態または時短状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点においては変化せずに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化し、確変状態または高確状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点において高確信号が非出力状態(LOW状態)に変化するとともに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化する。従って、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれかにおいて、高確信号の入力状態が変化すれば突確当り状態(突確当りA、突確当りB)と識別でき、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれにおいても高確信号の入力状態が変化していなければ小当り状態と識別できる。
また、突確当りAと突確当りBとは、これら突確当りAと突確当りBとが、高ベース状態を含む第2遊技状態、つまり、時短状態または確変状態において発生した場合には、その前後における遊技状態に突確当りAと突確当りBとで差がないので識別できないが、低ベース状態である通常遊技状態または低ベース状態を含む第2遊技状態である高確状態において発生した場合には、その発生後において突確当りAでは低ベース状態が維持されるのに対して突確当りBは高ベース状態に変化するので、これら低ベース状態である通常遊技状態および高確状態において発生した突確当りAと突確当りBとを、発生前後の大当り・突確・時短信号の出力状態の変化、すなわち遊技状態の変化により識別することができる。具体的には、当り共通信号の入力終了時点において時短信号が出力状態(HIGH状態)に変化すれば突確当りBと識別でき、出力状態(HIGH状態)に変化しなければ突確当りAと識別できる。
また、タイプdのパチンコ機2dは、図17に示すように、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、突確・小当り信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGH、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGH、LOWとなり、高確状態ではそれぞれLOW、LOW、HIGH、LOWとなり、大当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOWとなり、突確当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、HIGHとなり、小当り状態は、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも当り共通信号と突確・小当り信号がHIGH状態とされるHIGH、不定、不定、HIGHとなる。すなわち、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、突確・小当り信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態、突確当り状態および小当り状態で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態に制御されている期間と、突確当り状態または小当り状態のいずれが発生している状態とを各々識別できる。
また、大当り状態と突確当り状態及び小当り状態とについては、タイプa〜cのパチンコ機2a〜cにおいては、大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態との識別が信号の出力形態では不能であるのに対し、本タイプdのパチンコ機2dは、突確当り状態並びに小当り状態において出力(HIGH状態)される突確・小当り信号を有することにより、当り共通信号と該突確・小当り信号の出力状態により、当り共通信号のみが出力(HIGH状態)される大当り状態と、当り共通信号と突確・小当り信号の双方が出力(HIGH状態)される突確当り状態及び小当り状態とを識別できる。
また、突確当り状態並びに小当り状態とについては、当り共通信号(突確・小当り信号)の入力時点または当り共通信号の入力終了時点における高確信号の入力状態により、つまり、当り共通信号の入力に関連して、高確信号の入力状態が変化したか否かに基づいて識別することができる。具体的には、図8に示すように、小当りについては、通常遊技状態、確変状態、高確状態および時短状態のいずれの遊技状態において発生した場合でも、当り共通信号の入力時点においても当り共通信号の入力終了時点においても高確信号の入力状態には変化がない。一方、突確当り状態(突確当りA、突確当りB)については、通常遊技状態または時短状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点においては変化せずに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化し、確変状態または高確状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点において高確信号が非出力状態(LOW状態)に変化するとともに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化する。従って、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれかにおいて、高確信号の入力状態が変化すれば突確当り状態(突確当りA、突確当りB)と識別でき、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれにおいても高確信号の入力状態が変化していなければ小当り状態と識別できる。
また、突確当りAと突確当りBとは、これら突確当りAと突確当りBとが、高ベース状態を含む第2遊技状態、つまり、時短状態または確変状態において発生した場合には、その前後における遊技状態に突確当りAと突確当りBとで差がないので識別できないが、低ベース状態である通常遊技状態または低ベース状態を含む第2遊技状態である高確状態において発生した場合には、その発生後において突確当りAでは低ベース状態が維持されるのに対して突確当りBは高ベース状態に変化するので、これら低ベース状態である通常遊技状態および高確状態において発生した突確当りAと突確当りBとを、発生前後の大当り・突確・時短信号の出力状態の変化、すなわち遊技状態の変化により識別することができる。具体的には、当り共通信号の入力終了時点において大当り・突確・時短信号が出力状態(HIGH状態)であれば突確当りBと識別でき、非出力状態(LOW状態)に変化すれば突確当りAと識別できる。
また、タイプeのパチンコ機2eは、図18に示すように、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、大当り信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGH、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、HIGH、LOW、LOWとなり、高確状態ではそれぞれLOW、LOW、HIGH、LOWとなり、大当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、HIGHとなり、突確当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOWとなり、小当り状態は、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも当り共通信号がHIGH、大当り信号がLOW状態とされるHIGH、不定、不定、LOWとなる。すなわち、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、大当り信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態、突確当り状態および小当り状態で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態に制御されている期間と、突確当り状態または小当り状態のいずれが発生している状態とを各々識別できる。
また、大当り状態と突確当り状態及び小当り状態とについては、タイプa〜cのパチンコ機2a〜cにおいては、大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態との識別が信号の出力形態では不能であるのに対し、本タイプeのパチンコ機2dは、大当り状態においてのみ出力される大当り信号を有することにより、当り共通信号と大当り信号の出力状態により、双方の信号が出力(HIGH状態)される大当り状態と、当り共通信号のみが出力(HIGH状態)されて大当り信号が出力されない(LOW状態)突確当り状態及び小当り状態とを識別できる。
また、突確当り状態並びに小当り状態とについては、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点における高確信号の入力状態により、つまり、当り共通信号の入力に関連して、高確信号の入力状態が変化したか否かに基づいて識別することができる。具体的には、図9に示すように、小当りについては、通常遊技状態、確変状態、高確状態および時短状態のいずれの遊技状態において発生した場合でも、当り共通信号の入力時点においても当り共通信号の入力終了時点においても高確信号の入力状態には変化がない。一方、突確当り状態(突確当りA、突確当りB)については、通常遊技状態または時短状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点においては変化せずに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化し、確変状態または高確状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点において高確信号が非出力状態(LOW状態)に変化するとともに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化する。従って、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれかにおいて、高確信号の入力状態が変化すれば突確当り状態(突確当りA、突確当りB)と識別でき、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれにおいても高確信号の入力状態が変化していなければ小当り状態と識別できる。
また、突確当りAと突確当りBとは、これら突確当りAと突確当りBとが、高ベース状態を含む第2遊技状態、つまり、時短状態または確変状態において発生した場合には、その前後における遊技状態に突確当りAと突確当りBとで差がないので識別できないが、低ベース状態である通常遊技状態または低ベース状態を含む第2遊技状態である高確状態において発生した場合には、その発生後において突確当りAでは低ベース状態が維持されるのに対して突確当りBは高ベース状態に変化するので、これら低ベース状態である通常遊技状態および高確状態において発生した突確当りAと突確当りBとを、発生前後の大当り・突確・時短信号の出力状態の変化、すなわち遊技状態の変化により識別することができる。具体的には、当り共通信号の入力終了時点において大当り・突確・時短信号出力状態(HIGH状態)であれば突確当りBと識別でき、非出力状態(LOW状態)に変化すれば突確当りAと識別できる。
また、タイプfのパチンコ機2fは、図19に示すように、大当り・突確・時短信号、高確信号、大当り信号、突確・小当り信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれHIGH、LOW、LOW、LOWとなり、高確状態ではそれぞれLOW、HIGH、LOW、LOWとなり、大当り状態においてはそれぞれHIGH、LOW、HIGH、LOWとなり、突確当り状態においてはそれぞれHIGH、LOW、LOW、HIGHとなり、小当り状態は、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも大当り信号がLOW状態で突確・小当り信号がHIGH状態とされる不定、不定、LOW、HIGHとなる。すなわち、大当り・突確・時短信号、高確信号、大当り信号、突確・小当り信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態、突確当り状態および小当り状態で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態に制御されている期間と、突確当り状態または小当り状態のいずれが発生している状態とを各々識別できる。
また、大当り状態と突確当り状態及び小当り状態とについては、タイプa〜cのパチンコ機2a〜cにおいては、大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態との識別が信号の出力形態では不能であるのに対し、本タイプfのパチンコ機2fは、大当り状態においてのみ出力される大当り信号と、突確当り状態または小当り状態のいずれかにおいて出力される突確・小当り信号とを有することにより、大当り信号と突確・小当り信号の出力状態により、大当り信号が出力(HIGH状態)される大当り状態と、突確・小当り信号が出力(HIGH状態)される突確当り状態及び小当り状態とを識別できる。
また、突確当り状態並びに小当り状態とについては、突確・小当り信号の入力時点または突確・小当り信号の入力終了時点における高確信号の入力状態により、つまり、突確・小当り信号の入力に関連して、高確信号の入力状態が変化したか否かに基づいて識別することができる。具体的には、図10に示すように、小当りについては、通常遊技状態、確変状態、高確状態および時短状態のいずれの遊技状態において発生した場合でも、突確・小当り信号の入力時点においても突確・小当り信号の入力終了時点においても高確信号の入力状態には変化がない。一方、突確当り状態(突確当りA、突確当りB)については、通常遊技状態または時短状態において発生した場合には、突確・小当り信号の入力時点においては変化せずに突確・小当り信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化し、確変状態または高確状態において発生した場合には、突確・小当り信号の入力時点において高確信号が非出力状態(LOW状態)に変化するとともに突確・小当り信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化する。従って、突確・小当り信号の入力時点または突確・小当り信号の入力終了時点のいずれかにおいて、高確信号の入力状態が変化すれば突確当り状態(突確当りA、突確当りB)と識別でき、突確・小当り信号の入力時点または突確・小当り信号の入力終了時点のいずれにおいても高確信号の入力状態が変化していなければ小当り状態と識別できる。
また、突確当りAと突確当りBとは、これら突確当りAと突確当りBとが、高ベース状態を含む第2遊技状態、つまり、時短状態または確変状態において発生した場合には、その前後における遊技状態に突確当りAと突確当りBとで差がないので識別できないが、低ベース状態である通常遊技状態または低ベース状態を含む第2遊技状態である高確状態において発生した場合には、その発生後において突確当りAでは低ベース状態が維持されるのに対して突確当りBは高ベース状態に変化するので、これら低ベース状態である通常遊技状態および高確状態において発生した突確当りAと突確当りBとを、発生前後の大当り・突確・時短信号の出力状態の変化、すなわち遊技状態の変化により識別することができる。具体的には、突確・小当り信号の入力終了時点において大当り・突確・時短信号が出力状態(HIGH状態)であれば突確当りBと識別でき、非出力状態(LOW状態)に変化すれば突確当りAと識別できる。
また、タイプgのパチンコ機2gは、図20に示すように、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGH、HIGH、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、HIGH、LOW、HIGH、LOWとなり、高確状態ではそれぞれLOW、LOW、HIGH、LOW、LOWとなり、大当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOW、HIGHとなり、突確当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOW、LOWとなり、小当り状態は、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも当り共通信号がHIGH状態で大当り信号がLOW状態とされるHIGH、不定、不定、不定、LOWとなる。すなわち、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、大当り信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態、突確当り状態および小当り状態で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態に制御されている期間と、突確当り状態または小当り状態のいずれが発生している状態とを各々識別できる。
また、大当り状態と突確当り状態及び小当り状態とについては、タイプa〜cのパチンコ機2a〜cにおいては、大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態との識別が信号の出力形態では不能であるのに対し、本タイプgのパチンコ機2gは、大当り状態においてのみ出力される大当り信号を有することにより、当り共通信号と大当り信号の出力状態により、双方の信号が出力(HIGH状態)される大当り状態と、当り共通信号のみが出力(HIGH状態)されて大当り信号が出力されない(LOW状態)突確当り状態及び小当り状態とを識別できる。
また、突確当り状態並びに小当り状態とについては、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点における高確信号の入力状態により、つまり、当り共通信号の入力に関連して、高確信号の入力状態が変化したか否かに基づいて識別することができる。具体的には、図11に示すように、小当りについては、通常遊技状態、確変状態、高確状態および時短状態のいずれの遊技状態において発生した場合でも、当り共通信号の入力時点においても当り共通信号の入力終了時点においても高確信号の入力状態には変化がない。一方、突確当り状態(突確当りA、突確当りB)については、通常遊技状態または時短状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点においては変化せずに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化し、確変状態または高確状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点において高確信号が非出力状態(LOW状態)に変化するとともに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化する。従って、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれかにおいて、高確信号の入力状態が変化すれば突確当り状態(突確当りA、突確当りB)と識別でき、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれにおいても高確信号の入力状態が変化していなければ小当り状態と識別できる。
また、突確当りAと突確当りBとは、これら突確当りAと突確当りBとが、高ベース状態を含む第2遊技状態、つまり、時短状態または確変状態において発生した場合には、その前後における遊技状態に変化がないので識別できないが、低ベース状態である通常遊技状態または低ベース状態を含む第2遊技状態である高確状態において発生した場合には、その発生後において突確当りAでは低ベース状態が維持されるのに対して突確当りBは高ベース状態に変化するので、これら低ベース状態である通常遊技状態および高確状態において発生した突確当りAと突確当りBとを、発生前後の大当り・突確・時短信号、時短信号の出力状態の変化、すなわち遊技状態の変化により識別することができる。具体的には、当り共通信号の入力終了時点において時短信号が出力状態(HIGH状態)に変化すれば突確当りBと識別でき、出力状態(HIGH状態)に変化しなければ突確当りAと識別できる。
また、タイプhのパチンコ機2hは、図21に示すように、当り共通信号、高確信号、大当り・突確・時短・高確信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGHとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、LOW、HIGHとなり、高確状態ではそれぞれLOW、HIGH、HIGHとなり、大当り状態及び突確当り状態においてはそれぞれHIGH、LOW、HIGHとなり、小当り状態は、高確信号、大当り・突確・時短・高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも当り共通信号がHIGH状態とされるHIGH、不定、不定となる。すなわち、当り共通信号、高確信号、大当り・突確・時短・高確信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、当り状態(大当り状態、突確当り状態、小当り状態)で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態に制御されている期間と、大当り状態、突確当り状態または小当り状態のいずれかが発生している当り状態とを各々識別できる。
一方、大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態とについては、前述のタイプa〜cの遊技機と同様に、当り共通信号の出力状態によっていずれかの状態が発生している期間を識別できるものの、その時点の状態が大当り状態であるか、突確当り状態であるか、あるいは小当り状態であるか、を識別することはできない。ただし、大当り状態と、突確状態並びに小当り状態とでは、発生期間やその間に変動する可能性のある打込玉数、賞球数、差玉数などの変動玉数に大きな違いがあることから、当り共通信号の出力状態と、発生期間や変動玉数と、から大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態のどちらが発生している期間かを各々識別することができる。
また、突確当り状態並びに小当り状態とについては、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点における高確信号の入力状態により、つまり、当り共通信号の入力に関連して、高確信号の入力状態が変化したか否かに基づいて識別することができる。具体的には、図12に示すように、小当りについては、通常遊技状態、確変状態、高確状態および時短状態のいずれの遊技状態において発生した場合でも、当り共通信号の入力時点においても当り共通信号の入力終了時点においても高確信号の入力状態には変化がない。一方、突確当り状態(突確当りA、突確当りB)については、通常遊技状態または時短状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点においては変化せずに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化し、確変状態または高確状態において発生した場合には、当り共通信号の入力時点において高確信号が非出力状態(LOW状態)に変化するとともに当り共通信号の入力終了時点において高確信号が出力状態(HIGH状態)に変化する。従って、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれかにおいて、高確信号の入力状態が変化すれば突確当り状態(突確当りA、突確当りB)と識別でき、当り共通信号の入力時点または当り共通信号の入力終了時点のいずれにおいても高確信号の入力状態が変化していなければ小当り状態と識別できる。
尚、本タイプhのパチンコ機2hにおいては、どの遊技状態において突確当りAと突確当りBとが発生しても、その前後並びに突確当り状態中の各信号の出力形態が突確当りAと突確当りBにて全て同一となることから、突確当りAと突確当りBとを識別することはできない。
また、タイプiのパチンコ機2iは、図22に示すように、大当り・突確・時短信号、高確信号、大当り信号、突確当り信号、小当り信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOW、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれHIGH、LOW、LOW、LOW、LOWとなり、高確状態ではそれぞれLOW、HIGH、LOW、LOW、LOW、LOWとなり、大当り状態においてはそれぞれHIGH、LOW、HIGH、LOW、LOWとなり、突確当り状態においてはそれぞれHIGH、LOW、LOW、HIGH、LOWとなり、小当り状態は、大当り・突確・時短信号、高確信号の出力状態を当該小当り状態中においても引き継ぐので、少なくとも大当り信号がLOW状態で突確当り信号がLOW状態で小当り信号がHIGH状態とされる不定、不定、LOW、LOW、HIGHとなる。すなわち、大当り・突確・時短信号、高確信号、大当り信号、突確当り信号、小当り信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態、突確当り状態、小当り状態で全て異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、高確状態、大当り状態、突確当り状態、小当り状態に制御されている各期間を各々識別できる。
また、突確当りAと突確当りBとは、これら突確当りAと突確当りBとが、高ベース状態を含む第2遊技状態、つまり、時短状態または確変状態において発生した場合には、その前後における遊技状態に突確当りAと突確当りBとで差がないので識別できないが、低ベース状態である通常遊技状態または低ベース状態を含む第2遊技状態である高確状態において発生した場合には、その発生後において突確当りAでは低ベース状態が維持されるのに対して突確当りBは高ベース状態に変化するので、これら低ベース状態である通常遊技状態および高確状態において発生した突確当りAと突確当りBとを、発生前後の大当り・突確・時短信号の出力状態の変化、すなわち遊技状態の変化により識別することができる。具体的には、突確当り信号の入力終了時点において大当り・突確・時短信号が出力状態(HIGH状態)であれば突確当りBと識別でき、非出力状態(LOW状態)に変化すれば突確当りAと識別できる。
以上のように、玉払出装置297から払い出された賞球数が所定球数(例えば10個毎)に達する毎に所定時間幅のパルスとして出力される賞球信号は、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数(賞球数)を特定可能な付与媒体数特定情報である。
また、アウト球計数器26において所定球数(本実施例では10玉)のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるアウト玉計数信号は、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数(打込玉数)を特定可能な使用媒体数特定情報である。
また、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号は、前記抽選が行われたことを特定可能な抽選実行情報である。
また、本実施例に用いたタイプa〜iのパチンコ機2a〜iでは、前述のように大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り・突確・時短・高確信号によって、通常状態、確変状態、高確状態、時短状態をそれぞれ識別できるため、これら大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り・突確・時短・高確信号は、前記遊技状態が前記第1遊技状態(通常状態)であるか、または前記第2遊技状態(確変状態、時短状態、高確状態)であるか、を識別するための遊技状態情報である。
また、本実施例に用いたタイプa〜iのパチンコ機2a〜iでは、前述のように当り共通信号、突確・小当り信号によって、突確当り状態(第2特定遊技状態)または小当り状態(第3特定遊技状態)が発生していることが示されるので、これら当り共通信号、突確・小当り信号が請求項2における特定遊技状態発生情報に該当し、さらに、当り共通信号に関しては、該当り共通信号によって大当り状態(第1特定遊技状態)または小当り状態(第3特定遊技状態)が発生していることがさらに示されるので、該当り共通信号が請求項3並びに請求項4における特定遊技状態発生情報に該当する。
また、本実施例に用いたタイプa〜iのパチンコ機2a〜iでは、前述のように大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り・突確・時短・高確信号によって、前記高成立頻度状態を含む第2遊技状態である時短状態または確変状態であるか否か、すなわち、逆に高成立頻度状態ではない低成立頻度状態である低ベース状態となる通常遊技状態であるか高確状態であるかを否かを特定できるので、これら大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り・突確・時短・高確信号が、本発明における高成立頻度状態特定情報に該当する。
また、本実施例に用いたタイプa〜c、hのパチンコ機2a〜c、hでは、後述するように当り共通信号に基づいて小当り状態を含む全ての当り状態の発生を識別するとともに、これら当り共通信号の出力期間と各閾値とに基づいて、大当り状態と、突確当り状態および小当り状態とが識別され、さらに、タイプaでは高確信号、タイプbでは高確信号または時短信号、タイプcでは、高確信号または時短信号、タイプhでは高確信号によって特定される遊技状態の、当該突確当り状態および小当り状態の発生時または終了時における変化の有無により、小当り状態の発生が識別されるので、これら当り共通信号、高確信号、時短信号が本発明における特定遊技状態情報に該当するとともに、タイプd並びにタイプfでは突確・小当り信号、タイプe並びにタイプgでは当り共通信号と大当り信号(当り共通信号が出力されて大当り信号が出力されない状態)、により、小当り状態および突確当り状態の発生を識別するとともに、さらに、タイプd、タイプe並びにタイプfでは高確信号、タイプgでは高確信号または時短信号とによって特定される遊技状態の当該突確当り状態および小当り状態の発生時または終了時における変化の有無により、小当り状態の発生が識別されるので、これら当り共通信号、大当り信号、突確・小当り信号、高確信号、時短信号が本発明における特定遊技状態情報に該当する。また、タイプiのパチンコ機2iでは、小当り信号の出力の有無により、小当り状態の発生と、その他の当りである大当り状態および突確当り状態の発生とを識別できるので、該小当り信号が本発明における特定遊技状態情報に該当する。
そして、これらの信号が入力される収集ユニット5は、前記付与媒体数特定情報、前記使用媒体数特定情報、前記遊技状態情報、前記特定遊技状態情報、特定遊技状態発生情報、高成立頻度状態特定情報などが入力される情報入力手段である。
収集ユニット5には、パチンコ機1台につき端子1〜12の12本の入力端子が設けられており、各々の入力端子に接続される信号線の種別が割り当てられている。詳しくは、端子1〜12に対して、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、突確・小当り信号、大当り・突確・時短・高確信号、突確当り信号、小当り信号、スタート信号、賞球信号、アウト玉信号が順番に割り当てられており、収集ユニット5は、各信号線が対応する入力端子に接続されることで、これら12種類の信号の出力状況を識別できるようになっている。尚、必ずしも1台のパチンコ機から全ての種別の信号が出力されるものではないので、パチンコ機のタイプによっては接続されない入力端子もあり、信号線が接続されない入力端子は未使用となる。
収集ユニット5は、図23に示すように、当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、突確・小当り信号、大当り・突確・時短・高確信号、突確当り信号、小当り信号を示す遊技状態データ(端子1〜9の入力状態を示す9ビットのデータであり、1:HIGH0:LOWまたは未使用をそれぞれ示す)を生成するとともに、スタート信号、賞球信号、アウト玉計数信号の入力に基づいて、各信号の入力数を計数し、中継ユニット6からのデータ要求を受信するか、遊技状態データに変化が生じたとき(パチンコ機の遊技状態が変化したとき)に、所定のデータヘッダに続いて収集ユニット5を識別可能に付与されたユニットIDと、対応するパチンコ機2a〜iの台番号と、その時点の遊技状態データと、スタート信号の計数値であるスタート回数データと、賞球信号の計数値である賞球データと、アウト玉計数信号の計数値である打込データと、送信データのエラー修正に使用されるECCデータが配列された送信データ列を送信する。
本実施例では、4台のパチンコ機に対して1台の収集ユニット5が設けられており、4台のパチンコ機から出力される信号を1台の収集ユニット5にて収集し、収集した4台のパチンコ機2に関する送信データ列を中継ユニット6に送信するようになっている。
また、中継ユニット6には複数台の収集ユニット5が接続可能とされており、中継ユニット6は、順番に収集ユニット5に対してデータ要求を送信し、データ要求に基づいて返信された送信データ列を蓄積し、ホールコンピュータ140からのデータ要求に基づいて蓄積されている送信データ列をホールコンピュータ140に対して送信するようになっている。尚、遊技状態データに変化が生じたことに伴い収集ユニット5から送信された送信データ列については、ホールコンピュータ140からのデータ要求を待つことなく、ホールコンピュータ140に対して送信されるようになっている。すなわち遊技状態の変化を示す送信データ列は、他の送信データ列よりも優先してホールコンピュータ140に送信されるようになっている。
ホールコンピュータ140には、ハブ7を介して複数の中継ユニット6が接続されており、ホールコンピュータ140は、順番に中継ユニット6に対して蓄積されている送信データ列のデータ要求を送信し、データ要求に基づいて返信された送信データ列、及び遊技状態の変化に伴い優先して送信された送信データ列に基づいて、各中継ユニット6に接続された収集ユニット5が収集したパチンコ機の情報を収集・管理するようになっている。
図24は、本実施例に用いたホールコンピュータ140の構成を示すブロック図である。ホールコンピュータ140は、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス141に、処理プログラムに従って演算を行い、ホールコンピュータ140を動作させるための処理を行うCPU(セントラルプロセッシングユニット)142、ワークメモリとして使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)143、時間情報を出力するRTC(リアルタイムクロック)144、ハードディスクからなる記憶装置145、キーボードやマウスからなる入力装置146、各種データを表示する表示装置147、各種データをプリント出力するプリンタ148、中継ユニット6との通信を行う通信部149が接続された通常のコンピュータである。
CPU142は、記憶装置145に記憶された処理プログラムに従って各種の処理を実行する。具体的には、ホールコンピュータ140の起動時に、パチンコ機と収集ユニット5との接続確認を行う接続確認処理、営業時間帯において中継ユニット6に対してデータ要求を行う処理、中継ユニット6から受信した送信データ列に基づいて記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルや台別履歴テーブルのデータの更新を行うデータ更新処理、記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルや台別履歴テーブルのデータに基づいて必要なデータを算出するとともに、遊技情報テーブルや台別履歴テーブルのデータやこれらのデータから算出されたデータを表示装置147に表示出力する出力処理、入力装置146にて入力されたパチンコ機の設定を記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルに登録する処理、などを実行する。
また、RAM143には、各台番号に対応付けて、遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態、すなわち当り状態である期間における打込玉数を計数するための打込玉数カウンタと、当該打込玉数カウンタが計数中である旨を示す計数フラグが記憶されており、これら打込玉数カウンタの計数は、特定遊技状態発生情報となる当り共通信号の入力に応じて、後述するデータ更新処理において計数が開始されるようになっており、該打込玉数カウンタによって本発明における変動遊技媒体数計数手段が形成されている。
記憶装置145には、CPU142が実行する処理プログラムに加えて、パチンコ機2a〜iの各タイプ毎に、送信データ列に含まれる遊技状態データが示す遊技状態が格納された遊技状態識別テーブル(図14〜図22参照)と、パチンコ機の台番号毎に、当該パチンコ機の設定情報や遊技情報が格納される遊技情報テーブル(図25参照)と、パチンコ機の台番号毎に、当該パチンコ機の遊技状態毎の履歴が格納される台別履歴テーブル(図26参照)と、が記憶されている。
遊技状態識別テーブルには、図14〜図22に示すように、パチンコ機のタイプに応じて遊技状態データが示す遊技状態がそれぞれ格納されており、受信した送信データ列に含まれる遊技状態データに一致する遊技状態から、受信した送信データ列に含まれる台番号のパチンコ機2a〜iにおいて発生している遊技状態が特定される。
遊技情報テーブルには、図25に示すように、パチンコ機の台番号に対応して、機種名、当該パチンコ機のタイプを信号線の接続状態によって自動設定するか、マニュアル設定とするか、を示すタイプ設定(0:自動設定、1:マニュアル設定)、起動時に確認した当該パチンコ機に対応する入力端子(端子1〜9)、すなわち遊技状態を識別するための信号が接続される入力端子の接続状態(左のビットから順に端子1〜端子9の接続状態、0:非接続、1:接続)、当該パチンコ機のタイプ(1:タイプa〜i)、タイプa〜cおよびタイプhの遊技機である場合に当り共通信号の出力状態から大当り状態の発生か小当り状態の発生かを認識するのに用いる閾値打込玉数からなる設定情報と、最新の遊技状態データ(左のビットから順に端子1〜端子9の入力状態、0:LOW/未接続、1:HIGH)、前回の遊技状態データ(最新の遊技状態データに更新される前の遊技状態データ)、営業開始時点からの総打込玉数、総賞球数、総スタート回数、大当りまたは突確当りまたは小当り後からのスタート回数である当り後スタート回数、営業開始時点からの大当りの発生回数である大当り回数、営業開始時点からの低ベース状態(通常遊技状態、高確状態)にて発生した突確Aの発生回数(タイプhを除く)である突確A回数、営業開始時点からの低ベース状態(通常遊技状態、高確状態)にて発生した突確Bの発生回数(タイプhを除く)である突確B回数、営業開始時点からの突確当りの発生回数である総突確回数、営業開始時点からの小当りの発生回数である小当り回数からなる遊技情報と、が格納されており、これら遊技情報は、送信データ列から特定されるデータに基づいて最新の情報に更新される。
つまり、本実施例の遊技情報テーブルにおいては、本発明における特定遊技状態識別手段を構成する後述するデータ更新処理にて識別された営業開始時点からの大当り状態(第1特定遊技状態)の発生回数である大当り回数、営業開始時点からの突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生回数である総突確当り回数、営業開始時点からの突確当りA(第2特定遊技状態A)の発生回数である突確A回数、営業開始時点からの突確当りB(第2特定遊技状態B)の発生回数である突確B回数とが集計されており、該遊技情報テーブルによって、本発明における遊技情報集計手段が構成されている。
また、台別履歴テーブルには、パチンコ機の台番号毎に、各遊技状態(通常:通常遊技状態、大当り:大当り状態、突確A:突確当りA状態、突確B:突確当りB状態、小当り:小当り状態、確変:確率変動状態、時短:時短状態、高確:高確状態)、当該遊技状態の発生時刻、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、当該遊技状態の期間中のスタート回数、当該遊技状態の発生時点の総打込玉数、当該遊技状態の期間中の打込玉数、当該遊技状態の発生時点の総賞球数、当該遊技状態の期間中の賞球数、当該遊技状態の期間中の差玉(賞球数−打込玉数)、からなる状態別データが、当該パチンコ機にて発生した順に格納されるようになっており、これら状態別データのうち最新の遊技状態の状態別データが、送信データ列から特定されるデータに基づいて最新の情報に更新される。
つまり、本実施例の台別履歴テーブルにおいては、後述するデータ更新処理にて識別された営業開始時点からの各大当り状態(第1特定遊技状態)および各突確当り状態(第2特定遊技状態)に対応付けて、これら大当り状態または突確当り状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報となる発生時間が記憶されており、該台別履歴テーブルによって本発明における総履歴記憶手段並びに第1履歴記憶手段が形成されている。
図27は、パチンコ機の設定を行う際に表示装置147に表示される機種別設定画面を示す図である。
機種別設定画面には、機種名を入力する機種名入力部と、設定対象台を選択する対象台選択部と、パチンコ機のタイプを設定するタイプ設定部と、キャンセルボタンと、設定ボタンと、が設けられている。
対象台選択部では、島単位で選択するか、台単位で選択するか、を指定できるようになっており、島単位で選択する場合には、島単位を指定し、島番号を入力すれば良く、台単位で選択する場合には、台単位を指定し、台番号を入力すれば良い。
タイプ設定部では、自動設定か、マニュアル設定かを指定できるようになっており、マニュアル設定を指定した場合には、タイプa〜iのいずれかを指定すれば良い。尚、タイプa〜cおよびタイプhを指定した場合には、大当りか突確当りまたは小当りかを判定する際に用いる閾値打込玉数を入力する必要がある。本実施例では、後に説明するが、これらタイプa〜cおよびタイプhのパチンコ機2a〜c,hにあっては、当り共通信号が入力されている期間の打込玉数が閾値打込玉数以下の場合に、小当りと認識し、閾値打込玉数を超える場合には、大当りと認識するので、閾値打込玉数には、突確当り中並びに小当り中の打込玉数の予測値よりも大きく、大当り中の打込玉数の予測値よりも小さい値を設定すれば良い。
そして、上記設定項目を全て入力した後、設定ボタンを入力することにより、CPU142は、機種別設定画面に入力された内容に基づいて遊技情報テーブルの設定情報を更新する。具体的には、設定対象台において選択された島番号に対応する台番号、選択された台番号を対象として、機種名の項目に機種名入力部に入力された機種名が格納され、タイプ設定の項目に自動設定(0)かマニュアル設定(1)かが格納され、マニュアル設定が指定された場合には信号タイプの項目に選択されたタイプ(a〜i)が格納され、マニュアル設定が指定され、かつタイプa〜cおよびタイプhが選択された場合には閾値打込玉数の項目に入力された閾値打込玉数が格納される。
次に、CPU142が起動時に実行する接続確認処理の処理内容を、図28に示すフローチャートに基づいて説明する。
接続確認処理では、まず、中継ユニット6に対して接続確認要求を順次送信する(Sa1)。
接続確認要求を受信した中継ユニット6は、この中継ユニット6に接続されている収集ユニット5に対して接続確認要求を送信し、これに基づいて収集ユニット5は、端子1〜9の接続状態を確認し、端子1〜9の接続状態を示す9ビットの接続状態データ(左のビットから順に端子1〜端子9の接続状態、0:非接続、1:接続)を含む接続確認データを前述した送信データ列と同様の形式で中継ユニット6に返信し、中継ユニット6は、接続確認データの返信を受けると、全ての収集ユニット5からの返信を受けるまで接続確認データを蓄積し、全ての収集ユニット5からの返信を受けた時点で、蓄積している接続確認データをホールコンピュータ140に対して返信する。このようにして全ての収集ユニット5における入力端子の接続状態を含む接続確認データがホールコンピュータ140に対して送信されることとなる。
そして、Sa1のステップにおいて接続確認要求を送信した後、全ての収集ユニット5から接続確認データを受信するまで、接続確認データの受信待ちの状態とする(Sa2、Sa4)。
Sa2、Sa4の状態で接続確認データを受信すると、受信した接続確認データに含まれる入力端子の接続状態を、遊技情報テーブルの該当する台番号の接続状態の項目に格納する(Sa3)。
また、Sa2、Sa4の状態で全ての収集ユニット5から接続確認データを受信した場合には、遊技情報テーブルにおいて、タイプ設定として自動設定が設定されている台番号の接続状態を確認し、接続状態に対応するパチンコ機のタイプを設定する(Sa5)。具体的には、接続状態が「111000000」ならタイプaを設定し、接続状態が「101100000」ならタイプbを設定し、接続状態が「111100000」ならタイプcを設定し、接続状態が「111001000」ならタイプdを設定し、接続状態が「111010000」ならタイプeを設定し、接続状態が「011011000」ならタイプfを設定し、接続状態が「111110000」ならタイプgを設定し、接続状態が「100100100」ならタイプhを設定し、接続状態が「011010011」ならタイプiを設定する。
以上のようにホールコンピュータ140の起動時にCPU142が実行する接続確認処理では、パチンコ機と収集ユニット5との信号線の接続状態を収集するとともに、タイプ設定として自動設定が設定されている台番号の接続状態を確認して接続状態に対応したパチンコ機のタイプを自動的に設定するようになっており、パチンコ機からの信号線を収集ユニット5に接続するのみで、対応するパチンコ機のタイプが自動的に設定されるので、パチンコ機のタイプを機種別設定画面にて個々に設定する手間を省くことができる。
次に、CPU142が、遊技情報テーブルの遊技情報及び台別履歴テーブルの状態別データを更新するためのデータ更新処理について説明する。
これらデータ更新処理は、当り共通信号を出力するタイプa〜c並びにタイプhのパチンコ機a〜c,hにおける大当り状態と、突確当り状態及び小当り状態との識別方法によって複数の態様があり、ここでは第1〜第6の各態様について例示する。
まず、データ更新処理の第1の態様について説明すると、第1の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理1、及び送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理1により構成される。
図29は、第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1の処理内容を示すフローチャートである。
テーブル更新処理1では、まず、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新(現在)の遊技状態データに格納されている遊技状態データを前回の遊技状態データに移し、送信データ列に含まれる遊技状態データを最新の遊技状態データに格納し、送信データ列に含まれるスタート回数データと、賞球データ、打込データに基づいて、該当する台番号の総打込玉数、総賞球数、総スタート回数、当り後スタート回数を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データにおける当該遊技状態のスタート回数、当該遊技状態の打込玉数、当該遊技状態の賞球数を加算更新し、更新後の打込玉数及び賞球数に基づいて当該遊技状態の差玉を算出して更新する(Sb1)。
次いで、遊技情報テーブルの該当する台番号の前回の遊技状態データと最新(現在)の遊技状態データとを比較し、遊技状態データが変化したか否か、すなわち当該台番号のパチンコ機の遊技状態が変化したか否かを判定し(Sb2)、遊技状態データが変化していない場合には、テーブル更新処理1を終了する。
一方、Sb2のステップにおいて遊技状態データが変化している場合には、遊技状態の変化に伴い台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを変更前の状態別データとして確定し、変更後の状態別データを新規に登録する遊技状態変更処理1を実行する(Sb3)。
図30は、CPU142が、第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1のSb3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理1の処理内容を示すフローチャートであり、該フローチャートに基づいて遊技状態変更処理1の処理内容を説明する。
この遊技状態変更処理1では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであるか否かを判定し(Sc1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであれば、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新(現在)の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す当り共通信号である端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sc2)。
Sc2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sc3)、遊技状態変更処理1を終了する。
また、Sc2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態、つまり当り状態が終了したか否かを判定する(Sc4)。
Sc4のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データにおける当該遊技状態の打込玉数、すなわち終了が判定された当り状態における打込玉数が、遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数を超えるか否かを判定し(Sc5)、終了が判定された当り状態における打込玉数が閾値打込玉数を超える場合には、変更前の遊技状態、すなわち終了が判定された当り状態を大当り状態と識別して、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの大当り回数に1を加算更新し(Sc6)、Sc8のステップに進み、終了が判定された当り状態における打込玉数が閾値打込玉数を超えない場合には、変更前の遊技状態が突確当り状態または小当り状態のいずれであるかを識別するための突確・小当り識別処理を実施した後(Sc7)、Sc8のステップに進む。
そして、Sc8のステップにおいては、受信した送信データ列に含まれる台番号に対応する当該パチンコ機のタイプの遊技状態識別テーブル、つまり、タイプaであれば図14の遊技状態識別テーブルを参照し、タイプbであれば図15の遊技状態識別テーブルを参照し、タイプcであれば図16の遊技状態識別テーブルを参照し、タイプhであれば図21の遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、Sc6のステップまたはSc7の突確・小当り識別処理において識別した変更前の遊技状態を格納した後(Sc9)、この状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSc8のステップにおいて識別した遊技状態と発生時刻としてその時点の時刻とを、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sc10)、遊技状態変更処理1を終了する。
また、Sc4のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sc17)。
そして、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSc17のステップにおいて識別した遊技状態と、発生時刻として現在の時刻とを、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sc18)、遊技状態変更処理1を終了する。
図31は、CPU142が、本実施例における第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1のSc7のステップにおいて実行する突確・小当り識別処理の処理内容を示すフローチャートであり、該フローチャートに基づいて突確・小当り識別処理の処理内容を説明する。
まず、突確・小当り識別処理においては、受信した送信データ列の遊技状態データである最新(現在)の遊技状態データに対応する遊技状態を、当該パチンコ機が該当するタイプの遊技状態識別テーブルを参照して特定する(Sq0)。
そして、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データに次いで新しい状態別データの遊技状態、すなわち、最新の状態別データとして格納されている突確当りまたは小当り状態となる前の遊技状態と、Sq0のステップにおいて特定した現時点での遊技状態とを比較し、遊技状態に変化があるか否かを判定する(Sq1)。具体的には、最新の状態別データとして格納されている突確当りまたは小当り状態となる前の状態別データに格納されている遊技状態が該当する当該パチンコ機のタイプに対応する遊技状態データ、すなわち突確当りまたは小当り状態となる前の遊技状態データの高確信号に対応する端子3に該当する値と、現時点での遊技状態データの高確信号に対応する端子3に該当する値を比較して、該端子3の高確信号の入力状態に変化があるか否かを判定することで、該突確当り状態或いは小当り状態が終了した時点、すなわち、タイプf以外のパチンコ機2a〜e、2g〜hでは、当り共通信号の入力が終了した時点、タイプfのパチンコ機2fでは、突確・小当り信号の入力が終了した時点において高確信号に変化があったか否かを判定することとなる。
そして、Sq1における判定において変化がない場合にはSq2のステップに進んで、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の前回の遊技状態データ、すなわち、その時点の遊技状態となる前の突確当り状態または小当り状態中の遊技状態データが、当該台番号のパチンコ機のタイプに対応する突確当り状態、すなわち、高確信号(時短信号でも良い)が非出力状態となる、当該台番号のパチンコ機のタイプに対応する突確当り状態における信号出力形態に該当するか否かを判定する。具体的には、突確当りまたは小当り状態中の遊技状態データとなる前回の遊技状態データが、高確信号並びに時短信号が非出力状態(LOW状態)となる突確当り状態の信号出力形態に該当するか否かを判定することで、該突確当り状態或いは小当り状態が発生した時点、すなわち、タイプf以外のパチンコ機2a〜e、2g〜hでは、当り共通信号の入力が開始した時点、タイプfのパチンコ機2fでは、突確・小当り信号の入力が開始した時点において高確信号(や時短信号)に変化があったか否かを判定することとなる。
そして、該Sq2のステップにおける判定結果が突確当り状態の信号出力形態に該当しない場合には、Sq3のステップに進んで、変更前の遊技状態を小当り状態と識別して、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの小当り回数に1を加算更新して、突確・小当り識別処理を終了する。
一方、Sq1のステップの判定結果が、遊技状態に変化があるとの判定結果である場合、またはSq2のステップにおける判定結果が突確当り状態における信号出力形態に該当する場合には、Sq4のステップに進んで、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの総突確当り回数に1を加算更新した後、さらにSq5のステップに進んで、当該パチンコ機のタイプが、突確当りAと突確当りBとを識別不能なタイプhであるか否かを判定し、タイプhである場合には、Sq10のステップに進んで、変更前の遊技状態を突確当り状態と識別して、突確・小当り識別処理を終了する。
一方、タイプhではない場合には、Sq5からSq6のステップに進むことで、変更前の遊技状態が突確当りAと突確当りBのいずれであるかを識別するためのSq6〜Sq10のステップから成る突確当り識別処理に移行する。
まず、Sq6のステップにおいては、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データに次いで新しい状態別データの遊技状態、すなわち、最新の状態別データとして格納されている突確当り状態となる前の遊技状態が、突確当りAと突確当りBとを識別可能な低ベース状態を含む遊技状態、すなわち、通常遊技状態または高確状態であるか否かを判定し、該判定において通常遊技状態または高確状態ではないと判定された場合には、Sq10のステップに進んで、変更前の遊技状態を突確当り状態と識別して、突確・小当り識別処理を終了する。
一方、Sq6のステップにおいて通常遊技状態または高確状態であると判定された場合には、Sq7のステップに進み、変更後の新たな遊技状態、すなわち、受信した送信データ列の遊技状態データである最新(現在)の遊技状態データに対応する遊技状態が、確変状態であるか否かを判定する。つまり、最新(現在)の遊技状態データが確変状態に対応する遊技状態データであるか否かを判定することにより、当該突確当り状態の発生前の通常遊技状態または高確状態の遊技状態データの大当り・突確・時短信号或いは時短信号(タイプb、c、g)の非出力状態(LOW状態)から、確変状態の遊技状態データの大当り・突確・時短信号或いは時短信号(タイプb、c、g)の出力状態(HIGH状態)に変化しているか否かを判定することで、該突確当り状態が終了した時点、すなわち、タイプa〜gは当り共通信号の入力が終了した時点、タイプfは突確・小当り信号の入力終了時点、タイプiは突確当り信号の入力終了時点において大当り・突確・時短信号或いは時短信号(タイプb、c、g)がHIGH状態であったか否かを判定することとなる。
このSq7のステップにおける判定において、確変状態でない、すなわち、突確当り状態が終了した時点において大当り・突確・時短信号或いは時短信号(タイプb、c、g)がLOW状態であると判定された場合にはSq8のステップに進んで、変更前の遊技状態を突確当りAと識別するとともに、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの突確A回数に1を加算更新して、突確・小当り識別処理を終了する一方、確変状態である、すなわち、突確当り状態が終了した時点において大当り・突確・時短信号或いは時短信号(タイプb、c、g)がHIGH状態であると判定された場合にはSq9のステップに進んで、変更前の遊技状態を突確当りBと識別するとともに、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの突確B回数に1を加算更新して、突確・小当り識別処理を終了する。
次に、パチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hで無い場合、つまりは、タイプd〜g,iである場合には、前述のSc1において「No」と判断されてSc11に進み、受信した送信データ列の遊技状態データである最新(現在)の遊技状態データに対応する遊技状態を、当該パチンコ機が該当するタイプの遊技状態識別テーブルを参照して特定するとともに、当該パチンコ機のタイプが突確当りと小当りとを信号の出力形態によって識別できるタイプiであるか否かを判定する(Sc12)。
Sc12のステップにおける判定においてタイプiではない場合、つまり、タイプd〜gである場合には、Sc13のステップに進み、Sc11のステップにて特定した変更後の新たな遊技状態が突確当り或いは小当りに該当するか否かを判定し、突確当り或いは小当りに該当する場合には、Sc13+のステップに進んで、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納して、遊技状態変更処理1を終了する。
また、Sc11のステップにて特定した変更後の新たな遊技状態が突確当り或いは小当りに該当しない場合には、Sc13からSc14のステップに進んで、台別履歴テーブルの当該パチンコ機の台番号の最新の状態別データにおける遊技状態、すなわち変更前の遊技状態が未登録であるか否かを判定し、未登録でない場合には、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データ、つまり変更前の遊技状態の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSc11のステップにおいて特定した遊技状態と、発生時刻として現在の時刻とを、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sc18)、遊技状態変更処理1を終了する。
一方、変更前の遊技状態が未登録である場合には、Sc14からSc15のステップに進んで、変更前の遊技状態が突確当り状態または小当り状態のいずれであるかを識別するための突確・小当り識別処理を実施する。
このSc15の突確・小当り識別処理の処理内容は、Sc7のステップにおける図31に示す突確・小当り識別処理と同一であり、該図31に示すSq0〜Sq10のステップから成る突確・小当り識別処理を実施することにより、未登録となっている変更前の遊技状態が小当りであるか、低ベース状態にて発生した突確当りAであるか、低ベース状態にて発生した突確当りBであるか、高ベース状態にて発生した突確当りであるかを識別した後、Sc16のステップに進むことで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態、つまり、未登録となっている変更前の遊技状態に、Sc15の突確・小当り識別処理にて識別された遊技状態である、小当り、突確当りA、突確当りB、突確当りを格納して、この状態別データを確定した後、Sc18のステップに進むことで、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSc11のステップにおいて特定した遊技状態(Sq0で特定した遊技状態に同一)と、発生時刻として現在の時刻とを、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納して、遊技状態変更処理1を終了する。
一方、パチンコ機が該当するタイプがタイプiである場合には、Sc12からSc19のステップに進み、Sc11のステップにて特定した変更後の新たな遊技状態が突確当りに該当するか否かを判定する。
そして、変更後の新たな遊技状態が突確当りに該当する場合にはSc24のステップに進んで、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納した後、遊技状態変更処理1を終了する。
また、Sc11のステップにて特定した変更後の新たな遊技状態が突確当りに該当しない場合には、Sc19からSc20のステップに進んで、台別履歴テーブルの当該パチンコ機の台番号の最新の状態別データにおける遊技状態、すなわち変更前の遊技状態が未登録になっているか否かを判定し、未登録でない場合には、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSc11のステップにおいて特定した遊技状態と、発生時刻として現在の時刻とを、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sc23)、遊技状態変更処理1を終了する。
一方、変更前の遊技状態が未登録である場合には、Sc20からSc21のステップに進んで、変更前の遊技状態の突確当りの種別を識別するための突確当り識別処理を実施する。
このSc21の突確当り識別処理の処理内容は、図31に示す突確・小当り識別処理における前述のSq6〜Sq10の処理と同一であり、該Sq6〜Sq10の処理を実施することにより、変更前の遊技状態が低ベース状態にて発生した突確当りAであるか、低ベース状態にて発生した突確当りBであるか、高ベース状態にて発生した突確当りであるかを識別した後、Sc22のステップに進むことで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態、つまり、未登録となっている遊技状態にSc21の突確当り識別処理にて識別された遊技状態である、突確当りA、突確当りB、突確当りを格納して、この状態別データを確定した後、Sc23のステップに進むことで、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSc11のステップにおいて特定した遊技状態と、発生時刻として現在の時刻とを、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納して、遊技状態変更処理1を終了する。
以上のように、第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1及び遊技状態変更処理1では、タイプa,b,c,hのパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、突確当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、端子1に共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図42に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(ta1)から、当り共通信号がHIGHからLOWに変化した時点(ta2、またはta4)までの期間、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数を超えるか否かを判定し、当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が閾値打込玉数を超える場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が閾値打込玉数を超えない場合には、突確当り状態または小当り状態と識別するとともに、これら突確当り状態または小当り状態が、前述の突確・小当り識別処理により、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により、当該当り共通信号が示す当り状態を、突確当り状態と小当り状態とにさらに識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても突確当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプa,b,c,hのパチンコ機2a〜c,hの遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と、突確当り状態の発生と、小当り状態の発生とを個々に識別することが可能となる。
また、第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1及び遊技状態変更処理1では、信号の出力形態により大当り状態と、突確当り状態および小当り状態とを識別できるタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの場合には、Sc11〜Sc24の処理を実施することで、大当り状態を含む各遊技状態が識別されて、 遊技情報テーブルの遊技情報が更新されるとともに、これら識別された各遊技状態の間の遊技情報が台別履歴テーブルに格納、管理され、さらに、識別された突確当り状態と小当り状態が、小当り状態であるか、突確当りAであるか、突確当りBであるか、突確当りであるかが、Sc15の突確・小当り識別処理において、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により識別されて、遊技情報テーブルの遊技情報が更新、並びにその間の遊技情報とともに台別履歴テーブルに格納、管理されるので、これらタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの遊技情報も管理できる。
次に、データ更新処理の第2の態様について説明すると、第2の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理2、及び送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理2により構成される。
図32は、第2の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理2の処理内容を示すフローチャートである。
テーブル更新処理2では、まず、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新(現在)の遊技状態データに格納されている遊技状態データを前回の遊技状態データに移し、送信データ列に含まれる遊技状態データを最新の遊技状態データに格納し、送信データ列に含まれるスタート回数データと、賞球データ、打込データに基づいて、該当する台番号の総打込玉数、総賞球数、総スタート回数、当り後スタート回数を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データにおける当該遊技状態のスタート回数、当該遊技状態の打込玉数、当該遊技状態の賞球数を加算更新し、更新後の打込玉数及び賞球数に基づいて当該遊技状態の差玉を算出して更新する(Sd1)。
次いで、遊技情報テーブルの該当する台番号の前回の遊技状態データと最新の遊技状態データとを比較し、遊技状態データが変化したか否か、すなわち当該台番号のパチンコ機の遊技状態が変化したか否かを判定し(Sd2)、遊技状態データが変化していない場合には、Sd3+のステップに進む。
Sd2のステップにおいて遊技状態データが変化している場合には、遊技状態の変化に伴い台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを変更前の状態別データとして確定し、変更後の状態別データを新規に登録する遊技状態変更処理を実行する(Sd3)。
Sd3+のステップにおいては、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであるか否かを判定し、判定結果がタイプa,b,c,hでない場合には、テーブル更新処理2を終了する。
一方、判定結果がタイプa,b,c,hである場合にはSd4のステップに進み、RAM143に設けられた該当する台番号の打込玉数カウンタ(遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態である期間における打込玉数を計数するカウンタ)が計数中である旨を示す計数フラグがセットされているか否かを判定し、計数フラグがセットされていれば、該当する台番号の打込玉数カウンタの値から、送信データ列に含まれる打込データが示す打込玉数を減算更新し(Sd5)、Sd6のステップに進み、計数フラグがセットされていなければテーブル更新処理2を終了する。
Sd6のステップにおいては、打込玉数カウンタの値が0か否かを判定する。後に説明するが打込玉数カウンタは、当り共通信号の出力が検出された時点(LOWからHIGHに変化した時点)において閾値打込玉数が格納され、その時点から打込玉数が減算されることとなるため、打込玉数カウンタの値は、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で0となるので、Sd6のステップにおいては、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達したか否かが判定されることとなる。そして、Sd6のステップにおいて打込玉数カウンタの値が0であれば、該当する台番号の計数フラグをクリアして打込玉数の計数を終了し(Sd7)、Sd8のステップへ進み、打込玉数カウンタの値が0でなければテーブル更新処理2を終了する。
Sd8のステップにおいては、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の遊技状態データを読み出し、端子1の値が1であるか否か、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生期間中か否かを判定し、端子1の値が1であればSd9のステップに進み、端子1の値が1でなければSd10の突確・小当り識別処理に進む。
Sd9のステップにおいては、現在の遊技状態を大当り状態と識別して、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの大当り回数に1を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として大当り状態を格納し、テーブル更新処理2を終了する。
Sd10のステップにおいては、図31に示す前述したSq0〜Sq10から成る突確・小当り識別処理を実施して、当り共通信号である端子1の値が1となった大当り状態以外の当り状態が、小当り状態、突確当りA、突確当りB、突確当りのいずれであるかを識別し、該識別した小当り状態、突確当りA、突確当りBまたは突確当りを、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の前回の状態別データの遊技状態として格納し(Sd11)、テーブル更新処理2を終了する。
図33は、CPU142が、第2の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理2のSd3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理2の処理内容を示すフローチャートであり、該図33に基づいて遊技状態変更処理2を説明する。
遊技状態変更処理2では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hか否かを判定し(Se1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであれば、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Se2)。
Se2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Se3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号の打込玉数カウンタに、遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値打込玉数をセットし(Se4)、当該台番号の打込玉数カウンタが計数中である旨を示す計数フラグをセットして打込玉数カウンタによる計数を開始し(Se5)、遊技状態変更処理2を終了する。
また、Se2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Se6)。
Se6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、受信した送信データ列に含まれる台番号に対応する当該パチンコ機のタイプの遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Se7)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSe7のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻をそれぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Se8)、遊技状態変更処理2を終了する。
また、Se6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Se15)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSe15のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Se16)、遊技状態変更処理2を終了する。
また、Se1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hでない場合には、前述した図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一のSe9〜Se22の処理を実施することにより、タイプd〜g,iの各パチンコ機2d〜g,iにおける各遊技状態が識別されて、遊技情報テーブルにおける遊技情報並びに台別履歴テーブルが更新される。尚、Se9〜Se22の処理は、図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一であるため、ここでは説明を省略する。
以上のように、第2の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理2及び遊技状態変更処理2では、タイプa,b,c,hのパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、突確当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、端子1に共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図42に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(ta1)からの打込玉数、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が、遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数に到達した時点(ta3)において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点(ta3)で当り共通信号の出力が検出されている場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されていない場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を突確当り状態または小当り状態と識別するとともに、これら突確当り状態または小当り状態が、前述の突確・小当り識別処理により、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により、当該当り共通信号が示す当り状態を、突確当り状態と小当り状態とにさらに識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても突確当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプa,b,c,hのパチンコ機2a〜c,hの遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と、突確当り状態の発生と、小当り状態の発生とを個々に識別することが可能となる。
また、第2の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理2及び遊技状態変更処理2では、信号の出力形態により大当り状態と、突確当り状態と小当り状態とを識別できるタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの場合には、Se9〜Se22の処理を実施することで、大当り状態を含む各遊技状態が識別されて、 遊技情報テーブルの遊技情報が更新されるとともに、これら識別された各遊技状態の間の遊技情報が台別履歴テーブルに格納、管理され、さらに、識別された突確当り状態と小当り状態が、小当り状態であるか、突確当りAであるか、突確当りBであるか、突確当りであるかが、Se13の突確・小当り識別処理において、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により識別されて、遊技情報テーブルの遊技情報が更新、並びにその間の遊技情報とともに台別履歴テーブルに格納、管理されるので、これらタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの遊技情報も管理できる。
次に、データ更新処理の第3の態様について説明すると、第3の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理3、及び送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理3により構成される。
図34は、第3の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理3の処理内容を示すフローチャートである。
テーブル更新処理3では、まず、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新(現在)の遊技状態データに格納されている遊技状態データを前回の遊技状態データに移し、送信データ列に含まれる遊技状態データを最新の遊技状態データに格納し、送信データ列に含まれるスタート回数データと、賞球データ、打込データに基づいて、該当する台番号の総打込玉数、総賞球数、総スタート回数、当り後スタート回数を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データにおける当該遊技状態のスタート回数、当該遊技状態の打込玉数、当該遊技状態の賞球数を加算更新し、更新後の打込玉数及び賞球数に基づいて当該遊技状態の差玉を算出して更新する(Sf1)。
次いで、遊技情報テーブルの該当する台番号の前回の遊技状態データと最新の遊技状態データとを比較し、遊技状態データが変化したか否か、すなわち当該台番号のパチンコ機の遊技状態が変化したか否かを判定し(Sf2)、遊技状態データが変化していない場合には、Sf3+のステップに進む。
Sf2のステップにおいて遊技状態データが変化している場合には、遊技状態の変化に伴い台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを変更前の状態別データとして確定し、変更後の状態別データを新規に登録する遊技状態変更処理を実行する(Sf3)。
Sd3+のステップにおいては、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであるか否かを判定し、判定結果がタイプa,b,c,hでない場合には、テーブル更新処理2を終了する。
一方、判定結果がタイプa,b,c,hである場合にはSf4のステップに進み、RAM143に設けられた該当する台番号の打込玉数カウンタ(遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態である期間における打込玉数を計数するカウンタ)が計数中である旨を示す計数フラグがセットされているか否かを判定し、計数フラグがセットされていれば、該当する台番号の打込玉数カウンタの値から、送信データ列に含まれる打込データが示す打込玉数を減算更新し(Sf5)、Sf6のステップに進み、計数フラグがセットされていなければテーブル更新処理3を終了する。
Sf6のステップにおいては、打込玉数カウンタの値が0か否かを判定する。後に説明するが打込玉数カウンタは、当り共通信号の出力が検出された時点(LOWからHIGHに変化した時点)において閾値打込玉数が格納され、その時点から打込玉数が減算されることとなるため、打込玉数カウンタの値は、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で0となるため、Sf6のステップにおいては、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達したか否かが判定されることとなる。そして、Sf6のステップにおいて打込玉数カウンタの値が0であれば、該当する台番号の計数フラグをクリアして打込玉数の計数を終了し(Sf7)、Sf8のステップへ進み、打込玉数カウンタの値が0でなければテーブル更新処理3を終了する。
Sf8のステップにおいては、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の遊技状態データを読み出し、端子1の値が1であるか否か、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生期間中か否かを判定し、端子1の値が1であればSf9のステップに進み、端子1の値が1でなければテーブル更新処理3を終了する。
Sf9のステップにおいては、現在の遊技状態を大当り状態と識別して、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの大当り回数に1を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として大当り状態を格納し、テーブル更新処理3を終了する。
図35は、CPU142が、第3の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理2のSf3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理3の処理内容を示すフローチャートであり、該図35に基づいて遊技状態変更処理3を説明する。
遊技状態変更処理3では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hか否かを判定し(Sg1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであれば、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sg2)。
Sg2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Sg3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号の打込玉数カウンタに、遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値打込玉数をセットし(Sg4)、当該台番号の打込玉数カウンタが計数中である旨を示す計数フラグをセットして打込玉数カウンタによる計数を開始し(Sg5)、遊技状態変更処理3を終了する。
また、Sg2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sg6)。
Sg6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、該当する台番号の計数フラグがセットされているか否か、すなわち打込玉数カウンタにより計数されている当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数の計数が続いているか否かを判定し(Sg7)、計数フラグがセットされていれば、該当する台番号の計数フラグをクリアして打込玉数の計数を終了し(Sg8)、変更前の遊技状態を識別するためのの突確・小当り識別処理を実施する(Sg9)。
Sg9のステップにおいては、図31に示す前述したSq0〜Sq10から成る突確・小当り識別処理を実施して、当り共通信号である端子1の値が1から0変化することで終了が認識された大当り状態以外の当り状態が、小当り状態、突確当りA、突確当りB、突確当りのいずれであるかを識別する。
そして、当該パチンコ機のタイプに該当する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sg10)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、Sg9のステップにおいて識別した小当り状態、突確当りA、突確当りBまたは突確当りを格納した後(Sg11)、この状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSg10のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sg12)、遊技状態変更処理3を終了する。
また、Sg6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合、またはSg7のステップにおいて該当する台番号の計数フラグがセットされていない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sg19)。
そして、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSg19のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sg20)、遊技状態変更処理3を終了する。
また、Sg1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hでない場合には、前述した図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一のSg13〜Sg26の処理を実施することにより、タイプd〜g,iの各パチンコ機2d〜g,iにおける各遊技状態が識別されて、遊技情報テーブルにおける遊技情報並びに台別履歴テーブルが更新される。尚、Sg13〜Sg26の処理は、図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一であるため、ここでは説明を省略する。
以上のように、第3の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理3及び遊技状態変更処理3では、タイプa,b,c,hのパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、突確当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、端子1に共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図42に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(ta1)からの打込玉数、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が、遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数に到達した時点(ta3)において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号がHIGHからLOWに変化した時点(ta2)、すなわち当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(ta1)からの打込玉数、すなわち当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達しているか否か(計数フラグがセットされているか否か)を判定し、当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達していない場合(計数フラグがセットされている場合)には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を突確当り状態または小当り状態と識別するとともに、これら突確当り状態または小当り状態が、前述の突確・小当り識別処理により、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により、当該当り共通信号が示す当り状態を、突確当り状態と小当り状態とにさらに識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても突確当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプa,b,c,hのパチンコ機2a〜c,hの遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と、突確当り状態の発生と、小当り状態の発生とを個々に識別することが可能となる。
また、第3の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理3及び遊技状態変更処理3では、信号の出力形態により大当り状態と、突確当り状態と小当り状態とを識別できるタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの場合には、Sg13〜Sg26の処理を実施することで、大当り状態を含む各遊技状態が識別されて、 遊技情報テーブルの遊技情報が更新されるとともに、これら識別された各遊技状態の間の遊技情報が台別履歴テーブルに格納、管理され、さらに、識別された突確当り状態と小当り状態が、小当り状態であるか、突確当りAであるか、突確当りBであるか、突確当りであるかが、Sg17の突確・小当り識別処理において、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により識別されて、遊技情報テーブルの遊技情報が更新、並びにその間の遊技情報とともに台別履歴テーブルに格納、管理されるので、これらタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの遊技情報も管理できる。
尚、上述した第1〜3の態様のデータ更新処理においては、変動遊技媒体数として打込玉数を適用しているが、変動遊技媒体数は、当り状態においてパチンコ機から出力される賞球数及び/または打込玉数に基づいて変動する遊技媒体数であれば良く、変動遊技媒体数として賞球数や差玉(賞球数−打込玉数)を変動遊技媒体数として適用するようにしても良く、変動遊技媒体数として賞球数を適用する場合には、突確当り状態中および小当り状態中の賞球数の予測値よりも大きく、大当り状態中の賞球数の予測値よりも小さい値を閾値賞球数として設定すれば良く、変動遊技媒体数として差玉を適用する場合には、突確当り状態中および小当り状態中の差玉の予測値よりも大きく、大当り状態中の差玉の予測値よりも小さい値を閾値差玉として設定すれば良い。また、変動遊技媒体数として(打込玉数−賞球数)と算出した差玉を用いても良く、このように計算した差玉を変動遊技媒体数として用いる場合には、当り状態中に差玉が小さくなることから、この場合には前述した第1〜3の態様のデータ更新処理においては、差玉の絶対値と閾値差玉の大小に基づいて大当り状態か小当り状態かを識別すれば良い。
また、(打込玉数−賞球数)を差玉とし、絶対値を使用せずに判定する場合には、当り中の差玉数がマイナスとなり、閾値差玉もマイナスの値が設定されることから、閾値として小当り中の差玉の予測値(例えば−10玉)よりも小さく、大当り中の差玉の予測値(例えば−2000玉)よりも大きい値(例えば−100玉)が設定され、計数された差玉が閾値差玉よりも小さければ大当りと識別し、大きければ小当りと識別することになるが、この場合にもマイナスを除外した数値(絶対値)だけに着目すれば、小当り中の差玉の予測値(10玉)よりも大きく、大当り中の差玉の予測値(2000玉)よりも小さい値(100玉)が設定され、計数された差玉が閾値差玉よりも大きければ大当りと識別し、小さければ小当りと識別していることになる。従って、差玉として(打込玉数−賞球数)を使用し、閾値としてマイナスの値を設定して大当り状態、突確当り状態、小当り状態の識別を行った場合にも、本発明における閾値設定手段、特定遊技状態識別手段に該当するものである。
次に、データ更新処理の第4の態様について説明すると、第4の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理4、送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理4、及び一定時間間隔毎(例えば、100ms毎)に実行する計時処理1により構成される。
尚、テーブル更新処理4は、図29に示すテーブル更新処理1、すなわち第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1と同一のであるため、同一のステップを用いることでここでの説明は省略する。また、第4の態様のデータ更新処理では、当り共通信号の出力を検出した時点から非検出となるまでの打込玉数ではなく、当り共通信号の出力を検出した時点から非検出となるまでの時間に基づいて当り共通信号が示す当り状態が大当り状態か、突確当り状態および小当り状態か、を識別するため、機種別設定画面においては、突確当り状態中および小当り状態中の打込玉数の予測値よりも大きく、大当り状態中の打込玉数の予測値よりも小さい閾値打込玉数に替えて、1回の突確当り状態および小当り状態の発生時間の予測値よりも長く、1回の大当り状態の発生時間の予測値よりも短い閾値時間が設定され、機種別設定画面において設定された閾値時間が、遊技情報テーブルに設定されるものとする。
図36は、CPU142が、第4の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理4のSb3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理4の処理内容を示すフローチャートであり、該図36に基づいて遊技状態変更処理4を説明する。
遊技状態変更処理4では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hか否かを判定し(Sh1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであれば、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sh2)。
Sh2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Sh3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号のタイマカウンタの値を初期化(タイマカウンタの値に0を格納)し(Sh4)、当該台番号のタイマカウンタが計時中である旨を示す計時フラグをセットしてタイマカウンタによる計時を開始し(Sh5)、遊技状態変更処理4を終了する。
また、Sh2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sh6)。
Sh6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、該当する台番号の計時フラグをクリアしてタイマカウンタによる計時を終了するとともに(Sh7)、タイマカウンタの値と遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値時間とを比較し、当該タイマカウンタにより計時を開始する契機となった当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間を超えるか否かを判定する(Sh8)。
そして、Sh8のステップにおいて当該タイマカウンタにより計時を開始する契機となった当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間を超える場合には、変更前の遊技状態を大当り状態と識別して、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの大当り回数に1を加算更新した後(Sh9)、Sh11のステップに進む。
また、Sh8のステップにおいて当該タイマカウンタにより計時を開始する契機となった当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間を超えない場合には、
変更前の遊技状態が突確当り状態または小当り状態のいずれであるかを識別するための突確・小当り識別処理を実施した後(Sh10)、Sh11のステップに進む。
Sh10の突確・小当り識別処理においては、図31に示す前述したSq0〜Sq10から成る突確・小当り識別処理を実施して、当り共通信号である端子1の値が1から0となって終了が認識された大当り状態以外の当り状態が、小当り状態、突確当りA、突確当りB、突確当りのいずれであるかを識別する。
そして、Sh11のステップにおいては、受信した送信データ列に含まれる台番号に対応する当該パチンコ機のタイプの遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、Sh9またはSh10のステップにおいて識別した変更前の遊技状態を格納した後(Sh12)、この状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSh11のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sh13)、遊技状態変更処理4を終了する。
また、Sh6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sh20)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSh20のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sh21)、遊技状態変更処理4を終了する。
また、パチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hで無い場合、つまりは、タイプd〜g,iである場合には、前述した図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一のSh14〜Sh27の処理を実施することにより、タイプd〜g,iの各パチンコ機2d〜g,iにおける各遊技状態が識別されて、遊技情報テーブルにおける遊技情報並びに台別履歴テーブルが更新される。尚、Sh14〜Sh27の処理は、図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一であるため、ここでは説明を省略する。
図37は、CPU142が、第4の態様のデータ更新処理を構成する計時処理1の処理内容を示すフローチャートである。尚、計時処理1は、前述のように一定時間間隔(例えば、100ms毎)に実行される処理である。
計時処理1では、まず、RAM143において計時フラグがセットされている台番号、すなわちタイマカウンタによる当り共通信号の出力が検出された時点からの計時が行われている台番号を抽出し(Si1)、抽出した台番号のタイマカウンタの値を1加算して(Si2)、計時処理1を終了する。すなわち上述のように計時処理1は一定時間間隔で実行されるので、この処理によって、計時フラグがセットされている台番号のタイマカウンタの値が更新され、計時フラグがセットされた時点、すなわち当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が計時されるようになっている。
以上のように、第4の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理4及び遊技状態変更処理4、計時処理1では、タイプa,b,c,hのパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、突確当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、端子1に共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図43に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(tb1)から、当り共通信号がHIGHからLOWに変化した時点(tb2、またはtb4)までの経過時間、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出されてか非検出となるまでの時間が遊技情報テーブルに設定されている閾値時間を超えるか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出されてから非検出となるまでの時間が閾値時間を超える場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出されてから非検出となるまでの時間が閾値時間を超えない場合には、突確当り状態または小当り状態と識別するとともに、これら突確当り状態または小当り状態が、前述のSh10の突確・小当り識別処理により、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により、当該当り共通信号が示す当り状態を、突確当り状態と小当り状態とにさらに識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても突確当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプa,b,c,hのパチンコ機2a〜c,hの遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と、突確当り状態の発生と、小当り状態の発生とを個々に識別することが可能となる。
また、第4の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理4及び遊技状態変更処理4では、信号の出力形態により大当り状態と、突確当り状態と小当り状態とを識別できるタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの場合には、Sh14〜Sh27の処理を実施することで、大当り状態を含む各遊技状態が識別されて、 遊技情報テーブルの遊技情報が更新されるとともに、これら識別された各遊技状態の間の遊技情報が台別履歴テーブルに格納、管理され、さらに、識別された突確当り状態と小当り状態が、小当り状態であるか、突確当りAであるか、突確当りBであるか、突確当りであるかが、Sh18の突確・小当り識別処理において、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により識別されて、遊技情報テーブルの遊技情報が更新、並びにその間の遊技情報とともに台別履歴テーブルに格納、管理されるので、これらタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの遊技情報も管理できる。
尚、上記では、当り共通信号の出力が検出された時点においてタイマカウンタによる計時を開始し、当該当り共通信号が非検出となった時点においてタイマカウンタによる計時を終了し、当り共通信号の出力が検出された時点から非検出となった時点までの経過時間が閾値時間を超えるか否かを判定し、閾値時間を超える場合には、変更前の遊技状態を大当り状態と識別し、閾値時間を超えない場合には、変更前の遊技状態を突確当り状態および小当り状態と識別するようになっているが、当り共通信号の出力が検出された時点においてタイマカウンタによる計時を開始し、計時フラグをセットするとともに、当り共通信号が非検出となる前にタイマカウンタによる計時時間が閾値時間に到達した場合には、その時点で計時フラグをクリアし、当り共通信号が非検出となったときに、計時フラグがセットされているか否か、すなわち当り共通信号が非検出となった時点でタイマカウンタによる計時が続いているか否かを判定することによって、当り共通信号の出力が検出された時点から非検出となるまでの経過時間が、閾値時間を超えるか否か(計時フラグがセットされている場合には、閾値時間を超えていない旨を示し、計時フラグがセットされていない場合には、閾値時間を超えている旨を示すこととなる)を判定し、閾値時間を超えている場合には、変更前の遊技状態を大当り状態と識別し、閾値時間を超えていない場合には、変更前の遊技状態を突確当り状態および小当り状態と識別するようにしても良い。
次に、データ更新処理の第5の態様について説明すると、第5の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理5、送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理5、及び一定時間間隔毎(例えば、100ms毎)に実行する計時処理2により構成される。
尚、テーブル更新処理5も、図29に示すテーブル更新処理1、すなわち第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1と同一であるため、同一のステップを用いることでここでの説明は省略する。また、第5の態様のデータ更新処理では、当り共通信号の出力を検出した時点からの打込玉数ではなく、当り共通信号の出力を検出した時点からの時間に基づいて当り共通信号が示す当り状態が大当り状態か、或いは突確当り状態および小当り状態か、を識別するため、第4の態様のデータ更新処理を適用する場合と同様に、機種別設定画面においては、突確当り状態中および小当り状態中の打込玉数の予測値よりも大きく、大当り状態中の打込玉数の予測値よりも小さい閾値打込玉数に替えて、1回の突確当り状態および小当り状態の発生時間の予測値よりも長く、1回の大当り状態の発生時間の予測値よりも短い閾値時間が設定され、機種別設定画面において設定された閾値時間が、遊技情報テーブルに設定されるものとする。
図38は、CPU142が、第5の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理5のSb3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理5の処理内容を示すフローチャートであり、該図38に基づいて遊技状態変更処理5を説明する。
遊技状態変更処理5では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hか否かを判定し(Sj1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであれば、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sj2)。
Sj2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Sj3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号のタイマカウンタに、遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値時間に対応する値(後述する計時処理2においてタイマカウンタの値が1ずつ減算されるため、閾値時間/計時処理2が実行される時間間隔を示す値であり、例えば、閾値時間が5秒、計時処理2の実行時間間隔が100msであれば、タイマカウンタに格納される値は50となる)をセットし(Sj4)、当該台番号のタイマカウンタが計時中である旨を示す計時フラグをセットしてタイマカウンタによる計時を開始し(Sj5)、遊技状態変更処理5を終了する。
また、Sj2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sj6)。
Sj6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、受信した送信データ列に含まれる台番号に対応する当該パチンコ機のタイプの遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sj7)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSj7のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sj8)、遊技状態変更処理5を終了する。
また、Sj6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sj15)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSj15のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sj16)、遊技状態変更処理5を終了する。
また、パチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hで無い場合、つまりは、タイプd〜g,iである場合には、前述した図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一のSj9〜Sj22の処理を実施することにより、タイプd〜g,iの各パチンコ機2d〜g,iにおける各遊技状態が識別されて、遊技情報テーブルにおける遊技情報並びに台別履歴テーブルが更新される。尚、Sj9〜Sj22の処理は、図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一であるため、ここでは説明を省略する。
図39は、CPU142が、第5の態様のデータ更新処理を構成する計時処理2の処理内容を示すフローチャートである。尚、計時処理2は、前述のように一定時間間隔(例えば、100ms毎)に実行される処理である。
計時処理2では、まず、RAM143において計時フラグがセットされている台番号、すなわちタイマカウンタによる当り共通信号の出力が検出された時点からの計時が行われている台番号を抽出し(Sk1)、抽出した台番号のタイマカウンタの値を1減算する(Sk2)。
次いで、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号があるか否かを判定し(Sk3)、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号があれば、該当する台番号の計時フラグをクリアして計時を終了する(Sk4)。
そして、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の遊技状態データを読み出し、端子1の値が1であるか否か、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生期間中か否かを判定し(Sk5)、端子1の値が1であればSk6のステップに進み、端子1の値が1でなければSk7の突確・小当り識別処理に進む。
Sk6のステップにおいては、現在の遊技状態を大当り状態と識別し、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの大当り回数に1を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、該識別した大当り状態を格納し、Sk3のステップに戻る。
Sk7の突確・小当り識別処理においては、図31に示す前述したSq0〜Sq10から成る突確・小当り識別処理を実施して、当り共通信号である端子1の値が1となった大当り状態以外の当り状態が、小当り状態、突確当りA、突確当りB、突確当りのいずれであるかを識別し、該識別した小当り状態、突確当りA、突確当りBまたは突確当りを、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の前回の状態別データの遊技状態として格納し(Sk8)、Sk3のステップに戻る。
また、Sk3のステップにおいて計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号がなければ、計時処理2を終了する。
以上のように、第5の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理5及び遊技状態変更処理5、計時処理2では、タイプa,b,c,hのパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、突確当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、端子1に共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図43に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(tb1)からの経過時間、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が、遊技情報テーブルに設定されている閾値時間に到達した時点(tb3)において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合には、経過時間の計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されていない場合には、突確当り状態または小当り状態と識別するとともに、これら突確当り状態または小当り状態が、前述のSK7の突確・小当り識別処理により、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により、当該当り共通信号が示す当り状態を、突確当り状態と小当り状態とにさらに識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても突確当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプa,b,c,hのパチンコ機2a〜c,hの遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と、突確当り状態の発生と、小当り状態の発生とを個々に識別することが可能となる。
また、第5の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理4及び遊技状態変更処理5では、信号の出力形態により大当り状態と、突確当り状態と小当り状態とを識別できるタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの場合には、Sj9〜Sj22の処理を実施することで、大当り状態を含む各遊技状態が識別されて、 遊技情報テーブルの遊技情報が更新されるとともに、これら識別された各遊技状態の間の遊技情報が台別履歴テーブルに格納、管理され、さらに、識別された突確当り状態と小当り状態が、小当り状態であるか、突確当りAであるか、突確当りBであるか、突確当りであるかが、Sj13の突確・小当り識別処理において、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により識別されて、遊技情報テーブルの遊技情報が更新、並びにその間の遊技情報とともに台別履歴テーブルに格納、管理されるので、これらタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの遊技情報も管理できる。
次に、データ更新処理の第6の態様について説明すると、第6の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理6、送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理6、及び一定時間間隔毎(例えば、100ms毎)に実行する計時処理3により構成される。
尚、テーブル更新処理6も、図29に示すテーブル更新処理1、すなわち第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1と同一のであるため、同一のステップを用いることでここでの説明は省略する。また、第6の態様のデータ更新処理では、当り共通信号の出力を検出した時点からの打込玉数ではなく、当り共通信号の出力を検出した時点からの時間に基づいて当り共通信号が示す当り状態が大当り状態か、或いは突確当り状態および小当り状態か、を識別するため、第4の態様のデータ更新処理や第5の態様のデータ更新処理を適用する場合と同様に、機種別設定画面においては、突確当り状態中および小当り状態中の打込玉数の予測値よりも大きく、大当り状態中の打込玉数の予測値よりも小さい閾値打込玉数に替えて、1回の突確当り状態および小当り状態の発生時間の予測値よりも長く、1回の大当り状態の発生時間の予測値よりも短い閾値時間が設定され、機種別設定画面において設定された閾値時間が、遊技情報テーブルに設定されるものとする。
図40は、CPU142が、第6の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理6のSb3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理6の処理内容を示すフローチャートであり、該図40に基づいて遊技状態変更処理6を説明する。
遊技状態変更処理6では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hか否かを判定し(Sm1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hであれば、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sm2)。
Sm2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Sm3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号のタイマカウンタに、遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値時間に対応する値(後述する計時処理3においてタイマカウンタの値が1ずつ減算されるため、閾値時間/計時処理3が実行される時間間隔を示す値であり、例えば、閾値時間が5秒、計時処理3の実行時間間隔が100msであれば、タイマカウンタに格納される値は50となる)をセットし(Sm4)、当該台番号のタイマカウンタが計時中である旨を示す計時フラグをセットしてタイマカウンタによる計時を開始し(Sm5)、遊技状態変更処理6を終了する。
また、Sm2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または突確当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sm6)。
Sm6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、該当する台番号の計時フラグがセットされているか否か、すなわちタイマカウンタにより計時されている当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間の計時が続いているか否かを判定し(Sm7)、計時フラグがセットされていれば、該当する台番号の計時フラグをクリアして当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間の計時を終了し(Sm8)、変更前の遊技状態を識別するためのの突確・小当り識別処理を実施する(Sm9)。
Sm9のステップにおいては、図31に示す前述したSq0〜Sq10から成る突確・小当り識別処理を実施して、当り共通信号である端子1の値が1から0変化することで終了が認識された大当り状態以外の当り状態が、小当り状態、突確当りA、突確当りB、突確当りのいずれであるかを識別する。
そして、当該パチンコ機のタイプに該当する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sm10)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、Sm9の突確・小当り識別処理において識別した小当り状態、突確当りA、突確当りBまたは突確当りを格納した後(Sm11)、この状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSm10のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sm12)、遊技状態変更処理6を終了する。
また、Sm6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合、またはSm7のステップにおいて該当する台番号の計数フラグがセットされていない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sm19)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSm19のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sm20)、遊技状態変更処理6を終了する。
また、Sm1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプa,b,c,hでない場合には、前述した図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一のSm13〜Sm26の処理を実施することにより、タイプd〜g,iの各パチンコ機2d〜g,iにおける各遊技状態が識別されて、遊技情報テーブルにおける遊技情報並びに台別履歴テーブルが更新される。尚、Sm13〜Sm26の処理は、図30に示す遊技状態変更処理1におけるSc11〜Sc24の各ステップと同一であるため、ここでは説明を省略する。
図41は、CPU142が、第6の態様のデータ更新処理を構成する計時処理3の処理内容を示すフローチャートである。尚、計時処理3は、前述のように一定時間間隔(例えば、100ms毎)に実行される処理である。
計時処理3では、まず、RAM143において計時フラグがセットされている台番号、すなわちタイマカウンタによる当り共通信号の出力が検出された時点からの計時が行われている台番号を抽出し(Sn1)、抽出した台番号のタイマカウンタの値を1減算する(Sn2)。
次いで、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号があるか否かを判定し(Sn3)、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号があれば、該当する台番号の計時フラグをクリアして計時を終了する(Sn4)。
そして、遊技状態が小当り状態であれば、タイマカウンタの値が0となるまで、すなわち共通当り信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達する前に突確当り状態または小当り状態が終了し、共通当り信号の出力が非検出となり、計時フラグがクリアされているはずであるので、Sn3のステップにおいて計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号の現在の遊技状態を大当り状態と識別し、当該台番号に対応する遊技情報テーブルの大当り回数に1を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として大当り状態を格納し(Sn5)、Sn3のステップに戻る。
また、Sn3のステップにおいて計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号がなければ、計時処理3を終了する。
以上のように、第6の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理6及び遊技状態変更処理6、計時処理3では、タイプa,b,c,hのパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、突確当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、端子1に共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図43に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(tb1)からの経過時間、すなわち大当り状態または突確当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が、遊技情報テーブルに設定されている閾値時間に到達した時点(tb3)において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し(計時フラグは、当り共通信号の出力が継続して検出されている期間のみセットされるので、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0か否かを判定する)、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合(計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の場合)には、当り共通信号の出力が検出された時点からの計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号がHIGHからLOWに変化した時点(tb2)、すなわち当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(tb1)からの経過時間、すなわち当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達しているか否か(計時フラグがセットされているか否か)を判定し、当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達していない場合(計時フラグがセットされている場合)には、当り共通信号の出力が検出された時点からの計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を、突確当り状態または小当り状態と識別するとともに、これら突確当り状態または小当り状態が、前述のSm9の突確・小当り識別処理において、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により、当該当り共通信号が示す当り状態を突確当り状態と小当り状態とにさらに識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても突確当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプa,b,c,hのパチンコ機2a〜c,hの遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と、突確当り状態の発生と、小当り状態の発生とを個々に識別することが可能となる。
また、第6の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理6及び遊技状態変更処理6、計時処理3では、信号の出力形態により大当り状態と、突確当り状態と小当り状態とを識別できるタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの場合には、Sm13〜Sm26の処理を実施することで、大当り状態を含む各遊技状態が識別されて、 遊技情報テーブルの遊技情報が更新されるとともに、これら識別された各遊技状態の間の遊技情報が台別履歴テーブルに格納、管理され、さらに、識別された突確当り状態と小当り状態が、小当り状態であるか、突確当りAであるか、突確当りBであるか、突確当りであるかが、Sm17の突確・小当り識別処理において、その当り状態の前後の遊技状態の変化並びに当該当り状態における出力信号の出力形態により識別されて、遊技情報テーブルの遊技情報が更新、並びにその間の遊技情報とともに台別履歴テーブルに格納、管理されるので、これらタイプd,e,f,g,iのパチンコ機2d〜g,iの遊技情報も管理できる。
以上、説明したように、本実施例の第1〜第6のデータ更新処理においては、情報入力手段となる収集ユニット5に入力される特定遊技状態情報となる当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、突確・小当り信号、大当り・突確・時短・高確信号、突確当り信号、小当り信号による遊技状態データに基づいて、大当り状態(第1特定遊技状態)および突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生と、小当り状態(第3特定遊技状態)の発生とを識別するとともに、さらに、大当り状態(第1特定遊技状態)と突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生とを識別しており、これらCPU142が実施する第1〜第6のデータ更新処理によって本発明の特定遊技状態識別手段が形成されている。
また、本実施例の第1〜第6のデータ更新処理において実施される、前述の突確・小当り識別処理においては、特定遊技状態発生情報となる当り共通信号、大当り信号、突確・小当り信号にて発生が示された突確当り状態および小当り状態を、これら当り共通信号、大当り信号、突確・小当り信号の出力に関連して、該出力の前後において遊技状態情報となる大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り・突確・時短・高確信号の入力状態(遊技状態データ)が変化したか否か、つまり遊技状態が変化したか否かに基づいて、突確当り状態(第2特定遊技状態)と小当り状態(第3特定遊技状態)とを識別しており、これら突確・小当り識別処理を含む第1〜第6のデータ更新処理によって本発明の特定遊技状態識別手段が形成されている。
また、本実施例の第1〜第6のデータ更新処理において実施される、前述のSq6〜Sq10の突確当り識別処理においては、本発明における高成立頻度状態特定情報となる大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、および小当りを識別するための特定遊技状態情報となる当り共通信号、大当り信号、突確・小当り信号、突確当り信号、小当り信号とに基づいて、本発明における低成立頻度状態となる低ベース状態、つまり通常遊技状態または高確状態における突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生を識別するとともに、該発生した突確当り状態が突確当りA(第2特定遊技状態A)であるか突確当りB(第2特定遊技状態B)であるかを識別しており、該突確当り識別処理を含む第1〜第6のデータ更新処理によって本発明の請求項11における特定遊技状態識別手段が形成されている。
また、本実施例の第4〜第6のデータ更新処理においては、情報入力手段となる収集ユニット5に入力される特定遊技状態発生情報となる当り共通信号と、当該パチンコ機の台番号に対応付けて遊技情報テーブルに記憶されることにより当該パチンコ機に設定されている、機種別設定画面にて入力された閾値時間とに基づいて、大当り状態(第1特定遊技状態)の発生と小当り状態(第3特定遊技状態)の発生とを識別しており、該第4〜第6のデータ更新処理によって請求項3における特定遊技状態識別手段が形成されている。
また、本実施例の第1〜第3のデータ更新処理においては、情報入力手段となる収集ユニット5に入力される特定遊技状態発生情報となる当り共通信号と、当該パチンコ機の台番号に対応付けて遊技情報テーブルに記憶されることにより当該パチンコ機に設定されている、機種別設定画面にて入力された閾値打込玉数(閾値変動遊技媒体数)とに基づいて、大当り状態(第1特定遊技状態)の発生と小当り状態(第3特定遊技状態)の発生とを識別しており、該第1〜第3のデータ更新処理によって請求項4における特定遊技状態識別手段が形成されている。
次に、入力装置146の入力により指定されたパチンコ機の遊技情報の出力命令がなされた際に、CPU142が実行するデータ出力処理の処理内容を、図44に示すフローチャートに基づいて説明する。
データ出力処理では、まず、選択された台番号における遊技情報テーブル及び台別履歴テーブルに基づいて表示データを取得し(Sp1)、選択された台番号のパチンコ機における履歴画面、当りデータ(1−1〜7)、確変データ(2−1〜5)、状態別当り回数データ(3−1〜12)、差玉データ(4−1〜4)、スタート回数平均(TS)データ(5−1〜5)、からなる台別情報画面(図45参照)を生成し(Sp2)、生成された画面を表示装置147に表示出力する(Sp3)。
次いで、入力装置146によるプリント要求操作が検出されたか否かを判定し(Sp4)、プリント要求操作が検出されていない場合にはSp6のステップに進み、プリント要求操作が検出された場合には、現在表示出力されているデータの内容をプリント出力した後(Sp5)、Sp6のステップに進む。
Sp6のステップにおいては、入力装置146による大当り履歴の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、大当り履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp8のステップに進み、大当り履歴の出力要求操作が検出されている場合には、大当り履歴を示す大当り履歴画面(図45参照)を生成し、履歴画面を、生成した大当り履歴画面に更新した後(Sp7)、Sp4のステップに戻る。
Sp8のステップにおいては、入力装置146による大当り・突確当り履歴の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、大当り・突確当り履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp10のステップに進み、大当り・突確当り履歴の出力要求操作が検出されている場合には、大当り及び突確当り(突確当りA並びに突確当りBを含む)を含む全ての履歴を示す大当り・突確当り履歴(図46参照)を生成し、履歴画面を、生成した大当り・突確当り履歴画面に更新した後(Sp9)、Sp4のステップに戻る。
Sp10のステップにおいては、入力装置146による小当り履歴の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、小当り履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp12のステップに進み、小当り履歴の出力要求操作が検出されている場合には、全ての小当りの履歴を示す小当り履歴(図47参照)を生成し、履歴画面を、生成した小当り履歴画面に更新した後(Sp11)、Sp4のステップに戻る。
Sp12のステップにおいては、入力装置146による詳細履歴の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、詳細履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp14のステップに進み、詳細履歴の出力要求操作が検出されている場合には、全ての遊技状態(大当り状態、突確当り状態、突確当りA、突確当りB、小当り状態、確率変動状態、時短状態、高確状態、通常遊技状態)の履歴を示す詳細履歴画面(図48参照)を生成し、履歴画面を(図45参照)生成した詳細履歴画面に更新した後(Sp13)、Sp4のステップに戻る。
Sp14のステップにおいては、台別情報画面が更新されてから所定の更新時間(例えば30秒)が経過したか否かを判定し、所定の更新時間が経過していれば、Sp1のステップに戻り、現在のデータに基づいて最新の台別情報画面に更新するとともに、所定時間が経過していなければ、入力装置146による終了要求操作が検出されたか否かを判定し(Sp15)、終了要求操作が検出されていなければSp4のステップに戻り、終了要求操作が検出されていれば、データ出力処理を終了する。
ここで、CPU142による図45に示す台別情報画面の生成手順について説明する。
台別情報画面は、前述のように履歴画面(大当り履歴画面、大当り・突確当り履歴画面、小当り履歴画面、詳細履歴画面)、当りデータ(1−1〜7)、確変データ(2−1〜5)、状態別当り回数データ(3−1〜12)、差玉データ(4−1〜4)、スタート回数平均(TS)データ(5−1〜5)、から構成されている。
まず、履歴画面の作成手順について説明すると、履歴画面のうち大当り履歴画面を生成する場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各大当り状態の種別を判定する。具体的には、大当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、大当り状態が発生する前の遊技状態が通常遊技状態であれば、当該大当り状態を通常遊技状態において発生した大当り状態(通常中大当りと称す)であると判定し、大当り状態が発生する前の遊技状態が時短状態であれば、当該大当り状態を時短状態において発生した大当り状態(時短中大当りと称す)であると判定し、大当り状態が発生する前の遊技状態が高確状態であれば、当該大当り状態を高確状態において発生した大当り状態(高確中大当りと称す)であると判定し、大当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、当該大当り状態を確率変動状態において発生した大当り状態(確変中大当りと称す)であると判定する。
また、各大当り状態毎に、大当り間スタート回数を取得する。詳しくは、1回目の大当り状態については、当該大当り状態の状態別データにおける総スタート回数から開店時の総スタート回数(0回)を減算した値を大当り間スタート回数として取得し、2回目以降の大当り状態については、当該大当り状態の状態別データにおける総スタート回数から前回の大当り状態の状態別データにおける総スタート回数を減算した値を大当り間スタート回数として取得する。尚、大当り間スタート回数は、1回目の大当り状態については、台別履歴テーブルの開店時の遊技状態における状態別データから当該大当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得し、2回目以降の大当り状態については、台別履歴テーブルの前回の大当り状態終了後の遊技状態における状態別データから当該大当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得するようにしても良い。
また、各大当り状態毎に、当該大当り状態の発生時刻、当該大当り状態における差玉(打込玉数−賞球数)を取得する。大当り状態の発生時刻、大当り状態における差玉は、各大当り状態の状態別データにおける発生時刻、遊技状態別の差玉である。
そして、これら取得したデータに基づいて、図45に示すように、大当り状態(大当り回数)を、発生時刻から特定される発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ大当り状態に対応付けて、各大当り状態の種別を識別可能なマーク(白まる:確変中大当り、黒まる:時短中大当り、二重まる:高確中大当り、三角:通常中大当り)と、各大当り状態の発生時刻と、各大当り状態の大当り間スタート回数(1回目の大当り状態については、開店時から当該大当り状態が発生するまでのスタート回数、2回目以降の大当り状態については、前回の大当り状態の終了後、当該大当り状態が発生するまでのスタート回数)と、各大当り状態中の差玉と、が配置された画面を大当り履歴画面として作成する。
大当り・突確当り履歴画面を生成する場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各大当り状態及び各突確当り(突確当りA、突確当りBを含む)状態の種別を判定する。具体的には、大当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、大当り履歴画面を生成する場合と同様に、大当り状態の種別(通常中大当り、時短中大当り、高確中大当り、確変中大当り)を判定する。また、各突確当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、各突確当り状態が発生する前の遊技状態が通常遊技状態であれば、当該突確当り状態を通常遊技状態において発生した突確当り状態(通常中突確当りと称す)であると判定し、突確当り状態が発生する前の遊技状態が時短状態であれば、当該突確当り状態を時短状態において発生した突確当り状態(時短中突確当りと称す)であると判定し、突確当り状態が発生する前の遊技状態が高確状態であれば、当該突確当り状態を高確状態において発生した突確当り状態(高確中突確当りと称す)であると判定し、突確当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、当該突確当り状態を確率変動状態において発生した突確当り状態(確変中突確当りと称す)であると判定する。
また、各大当り状態並びに各突確当り状態、つまり小当りを除外した各当り状態毎に、当り間スタート回数を取得する。詳しくは、1回目の当り状態については、当該当り状態の状態別データにおける総スタート回数から開店時の総スタート回数(0回)を減算した値を当り間スタート回数として取得し、2回目以降の当り状態については、当該当り状態の状態別データにおける総スタート回数から前回の当り状態の状態別データにおける総スタート回数を減算した値を当り間スタート回数として取得する。尚、当り間スタート回数は、1回目の当り状態については、台別履歴テーブルの開店時の遊技状態における状態別データから当該当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得し、2回目以降の当り状態については、台別履歴テーブルの前回の当り状態終了後の遊技状態における状態別データから当該当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得するようにしても良い。
また、各当り状態毎に、当該当り状態の発生時刻、当該当り状態における差玉(打込玉数−賞球数)を取得する。当り状態の発生時刻、当り状態における差玉は、各当り状態の状態別データにおける発生時刻、遊技状態別の差玉である。
そして、これら取得したデータに基づいて、図46に示すように、各当り状態である大当り状態並びに突確当り状態を、その発生時刻に基づいて発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ各当り状態に対応付けて、当該当り状態が大当り状態/突確当り/突確当りA/突確当りのいずれの当り状態であるかと、各当り状態の種別を識別可能なマーク(白まる:確変中大当り、黒まる:時短中大当り、二重まる:高確中大当り、三角:通常中大当り、白四角:確変中突確当り、黒四角:時短中突確当り、白菱形:高確中突確当り、黒菱形:通常中突確当り)と、各当り状態の発生時刻と、各当り状態の当り間スタート回数(1回目の当り状態については、開店時から当該当り状態が発生するまでのスタート回数、2回目以降の当り状態については、前回の当り状態の終了後、当該当り状態が発生するまでのスタート回数)と、各当り状態中の差玉と、が配置された画面を当り履歴画面として作成する。
小当り履歴画面を生成する場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各小当り状態の種別を判定する。具体的には、小当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、小当り状態が発生する前の遊技状態が通常遊技状態であれば、当該小当り状態を通常遊技状態において発生した小当り状態(通常中小当りと称す)であると判定し、小当り状態が発生する前の遊技状態が時短状態であれば、当該小当り状態を時短状態において発生した小当り状態(時短中小当りと称す)であると判定し、小当り状態が発生する前の遊技状態が高確状態であれば、当該小当り状態を高確状態において発生した小当り状態(高確中小当りと称す)であると判定し、小当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、当該小当り状態を確率変動状態において発生した小当り状態(確変中小当りと称す)であると判定する。
また、各小当り状態毎に、小当り間スタート回数を取得する。詳しくは、1回目の小当り状態については、当該小当り状態の状態別データにおける総スタート回数から開店時の総スタート回数(0回)を減算した値を小当り間スタート回数として取得し、2回目以降の小当り状態については、当該小当り状態の状態別データにおける総スタート回数から前回の小当り状態の状態別データにおける総スタート回数を減算した値を小当り間スタート回数として取得する。尚、小当り間スタート回数は、1回目の小当り状態については、台別履歴テーブルの開店時の遊技状態における状態別データから当該小当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得し、2回目以降の小当り状態については、台別履歴テーブルの前回の小当り状態終了後の遊技状態における状態別データから当該小当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得するようにしても良い。
また、各小当り状態毎に、当該小当り状態の発生時刻、当該小当り状態における差玉(打込玉数−賞球数)を取得する。小当り状態の発生時刻、小当り状態における差玉は、各小当り状態の状態別データにおける発生時刻、遊技状態別の差玉である。
そして、これら取得したデータに基づいて、図47に示すように、小当り状態(小当り回数)を、発生時刻から特定される発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ小当り状態に対応付けて、各小当り状態の種別を識別可能なマーク(白まる:確変中小当り、黒まる:時短中小当り、二重まる:高確中小当り、三角:通常中小当り)と、各小当り状態の発生時刻と、各小当り状態の小当り間スタート回数(1回目の大当り状態については、開店時から当該大当り状態が発生するまでのスタート回数、2回目以降の小当り状態については、前回の小当り状態の終了後、当該小当り状態が発生するまでのスタート回数)と、各小当り状態中の差玉と、が配置された画面を小当り履歴画面として作成する。
詳細履歴画面を生成する場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各大当り状態、各突確当り状態並びに各小当り状態毎に、これら各状態の発生時刻、当該状態のスタート回数、当該状態における差玉(打込玉数−賞球数)を取得する。これら大当り状態、突確当り状態並びに小当り状態の発生時刻、スタート回数および差玉は、各大当り状態、各突確当り状態並びに各小当り状態の状態別データにおける発生時刻、および遊技状態別のスタート回数並びに差玉である。
また、通常状態、確率変動状態、高確状態、時短状態における遊技状態別のスタート回数を取得する。通常状態、確率変動状態、高確状態、時短状態における遊技状態別のスタート回数は、各遊技状態の状態別データにおける遊技状態別のスタート回数である。
また、各遊技状態毎に、当該遊技状態の発生時刻、当該遊技状態における差玉(打込玉数−賞球数)を取得する。遊技状態の発生時刻、遊技状態における差玉は、各遊技状態の状態別データにおける発生時刻、遊技状態別の差玉である。
そして、これらのデータに基づいて、図48に示すように、各遊技状態を発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ遊技状態に対応付けて、各遊技状態別のスタート回数と、遊技状態別の差玉と、が配置された画面を詳細履歴画面として作成する。
次に、当りデータ(1−1〜7)、確変データ(2−1〜5)、状態別当り回数データ(3−1〜12)、差玉データ(4−1〜4)、スタート回数平均(TS)データ(5−1〜5)の取得手順について説明する。
当りデータは、(1−1)大当り状態と突確当り状態と小当り状態の全てを含む当り状態の営業開始時点からの発生回数(総当たり回数)、(1−2)小当り状態の営業開始時点からの発生回数(小当り回数)、(1−3)突確当り状態の営業開始時点からの発生回数(突確当り回数)、(1−4)突確当りAの営業開始時点からの発生回数(突確A回数)、(1−5)突確当りBの営業開始時点からの発生回数(突確B回数)、(1−6)大当り状態の営業開始時点からの発生回数(大当り回数)、(1−7)大当り状態および突確当り状態の営業開始時点からの発生回数(大当り・突確当り回数)から構成される。
(1−1)総当たり回数は、遊技情報テーブルの該当する台番号における大当り回数及び総突確回数及び小当り回数を合算して算出することで取得する。尚、総当たり回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における小当り状態及び突確当り状態及び大当り状態の発生数を集計(カウント)して取得するようにしても良い。
(1−2)小当り状態の営業開始時点からの発生回数、(1−3)突確当り状態の営業開始時点からの発生回数(突確当り回数)、(1−4)突確当りAの営業開始時点からの発生回数(突確A回数)、(1−5)突確当りBの営業開始時点からの発生回数(突確B回数)並びに(1−6)大当り状態の営業開始時点からの発生回数(大当り回数)は、それぞれ、遊技情報テーブルの該当する台番号における小当り回数、総突確回数、突確A回数、突確B回数、大当り回数を抽出することで取得する。尚、これらの各回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における各当りの状態の発生数を集計(カウント)して取得するようにしても良い。
(1−7)大当り・突確当り回数は、遊技情報テーブルの該当する台番号における総突確回数並びに大当り回数を合算して算出することで取得する。尚、これら大当り・突確当り回数を、台別履歴テーブルの該当する台番号における突確当り状態及び大当り状態の発生数を集計(カウント)して取得するようにしても良い。
確変データは、(2−1)確率変動状態の発生回数(総確変回数)、(2−2)大当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生回数(通常確変回数)、(2−3)通常遊技状態において発生した突確当りB状態の発生後に移行した確率変動状態の発生回数(突然確変回数)、(2−4)通常確変回数と突然確変回数との比率(通確・突確比率)、から構成される。
(2−1)総確変回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における確率変動状態の発生回数を集計して取得する。尚、遊技情報テーブルに確変変動状態が発生する毎に更新される確率変動状態の発生回数を格納するとともに、遊技情報テーブルに格納された確率変動状態の発生回数を総確変回数として取得するようにしても良い。
(2−2)通常確変回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における確率変動状態について、前回の遊技状態が大当り状態か否かを判定し、前回の遊技状態が大当り状態であると判定された確率変動状態の発生回数を集計することで取得する。
(2−3)突然確変回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における確率変動状態について、前回の遊技状態が突確当りBか否かを判定し、前回の遊技状態が突確当りBであると判定された確率変動状態の発生回数を集計することで取得する。
(2−4)通確・突確比率は、通常確変回数を1とした場合の、通常確変回数に対する突然確変回数の比率であり、前述した突然確変回数と総確変回数とを取得し、(突然確変回数/総確変回数)を算出して取得する。尚、通確・突確比率は、通常確変回数と突然確変回数の発生比率を示すものであれば、その出力形態は任意であり、例えば、突然確変回数を1とした場合の、突然確変回数に対する通常確変回数の比率としたり、通常確変回数及び突然確変回数が総確変回数に占めるそれぞれの割合としたり、これらの割合をグラフにて出力するようにしても良い。
状態別当り回数データは、(3−1)通常中大当りの発生回数(通常中大当り回数)、(3−2)時短中大当りの発生回数(時短中大当り回数)、(3−3)高確中大当りの発生回数(高確中大当り回数)、(3−4)確変中大当りの発生回数(確変中大当り回数)、(3−5)通常中突確当りの発生回数(通常中突確当り回数)、(3−6)時短中突確当りの発生回数(時短中突確当り回数)、(3−7)高確中突確当りの発生回数(高確中突確当り回数)、(3−8)確変中突確当りの発生回数(確変中突確当り回数)、(3−9)通常中小当りの発生回数(通常中小当り回数)、(3−10)時短中小当りの発生回数(時短中小当り回数)、(3−11)高確中小当りの発生回数(高確中小当り回数)、(3−12)確変中小当りの発生回数(確変中小当り回数)から構成される。
(3−1)通常中大当り回数、(3−2)時短中大当り回数、(3−3)高確中大当り回数、(3−4)確変中大当り回数は、大当り履歴画面を生成する場合と同様に、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各大当り状態の種別を判定し、判定結果に基づいて各大当り回数をそれぞれ集計することで取得する。尚、大当りが発生する毎に、当該大当りの種別を判定し、判定した大当りの種別を特定可能な種別情報を状態別データとして台別履歴テーブルに格納するとともに、台別履歴テーブルに格納された種別情報に基づいて各種別の大当り回数をそれぞれ集計することで、各大当り回数を取得するようにしても良い。
(3−5)通常中突確当り回数、(3−6)時短中突確当り回数、(3−7)高確中突確当り回数、(3−8)確変中突確当り回数は、大当り・突確当り履歴画面を生成する場合と同様に、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各突確当り状態の種別を判定し、判定結果に基づいて各突確当り回数をそれぞれ集計することで取得する。尚、突確当りが発生する毎に、当該突確当りの種別を判定し、判定した大当りの種別を特定可能な種別情報を状態別データとして台別履歴テーブルに格納するとともに、台別履歴テーブルに格納された種別情報に基づいて各種別の突確当り回数をそれぞれ集計することで、各突確当り回数を取得するようにしても良い。
(3−9)通常中小当り回数、(3−10)時短中小当り回数、(3−11)高確中小当り回数、(3−12)確変中小当り回数は、小当り履歴画面を生成する場合と同様に、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各小当り状態の種別を判定し、判定結果に基づいて各小当り回数をそれぞれ集計することで取得する。尚、小当りが発生する毎に、当該小当りの種別を判定し、判定した小当りの種別を特定可能な種別情報を状態別データとして台別履歴テーブルに格納するとともに、台別履歴テーブルに格納された種別情報に基づいて各種別の小当り回数をそれぞれ集計することで、各小当り回数を取得するようにしても良い。
差玉データは、(4−1)当り差玉平均、(4−2)小当り状態1回当たりの差玉の平均(小当り差玉平均)、(4−3)突確当り状態1回当たりの差玉の平均(突確当り差玉平均)、(4−4)大当り状態1回当たりの差玉の平均(大当り差玉平均)から構成される。
(4−1)当り差玉平均は、前述した総当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における小当り状態及び突確当り状態及び大当り状態、つまり全ての当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての当り状態における差玉を取得する。そして(全ての当り状態における差玉/総当り回数)を算出して取得する。尚、当り状態が発生する毎に、1回目の当り状態においては当該当り状態における差玉を差玉平均として取得し、2回目以降の当り状態においては、{(前回までの差玉平均×前回までの当り発生回数+今回の当り状態における差玉)/今回までの当り発生回数}を差玉平均として取得するようにしても良い。
(4−2)小当り差玉平均は、前述した小当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における小当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての小当り状態における差玉を取得する。そして(全ての小当り状態における差玉/小当り回数)を算出して取得する。尚、小当り状態が発生する毎に、1回目の小当り状態においては当該小当り状態における差玉を小当り差玉平均として取得し、2回目以降の小当り状態においては、{(前回までの小当り差玉平均×前回までの小当り発生回数+今回の小当り状態における差玉)/今回までの小当り発生回数}を小当り差玉平均として取得するようにしても良い。
(4−3)突確当り差玉平均は、前述した突確当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における突確当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての突確当り状態における差玉を取得する。そして(全ての突確当り状態における差玉/突確当り回数)を算出して取得する。尚、突確当り状態が発生する毎に、1回目の突確当り状態においては当該突確当り状態における差玉を突確当り差玉平均として取得し、2回目以降の突確当り状態においては、{(前回までの突確当り差玉平均×前回までの突確当り発生回数+今回の突確当り状態における差玉)/今回までの突確当り発生回数}を突確当り差玉平均として取得するようにしても良い。
(4−4)大当り差玉平均は、前述した大当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における大当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての大当り状態における差玉を取得する。そして(全ての大当り状態における差玉/大当り回数)を算出して取得する。尚、大当り状態が発生する毎に、1回目の大当り状態においては当該大当り状態における差玉を大当り差玉平均として取得し、2回目以降の大当り状態においては、{(前回までの大当り差玉平均×前回までの大当り発生回数+今回の大当り状態における差玉)/今回までの大当り発生回数}を大当り差玉平均として取得するようにしても良い。
スタート回数平均(TS)データは、(5−1)小当り状態及び突確当り状態及び大当り状態、つまり全ての当り状態1回当たりのスタート回数(当り間スタート回数平均)、(5−2)小当り状態1回当たりのスタート回数(小当り間スタート回数平均)、(5−3)突確当り状態1回当たりのスタート回数(突確当り間スタート回数平均)、(5−4)大当り状態1回当たりのスタート回数(大当り間スタート回数平均)、(5−5)突確当り状態および大当り状態1回当たりのスタート回数(大当り・突確当り間スタート回数平均)から構成される。
(5−1)当り間スタート回数平均は、遊技情報テーブルの該当する台番号における小当り回数、総突確当り回数、大当り回数を合計して総当り回数を算出して取得するとともに、総スタート回数を取得し、(総スタート回数/総当り回数)を算出して取得する。
(5−2)小当り間スタート回数平均は、遊技情報テーブルの該当する台番号における総スタート回数、小当り回数を取得し、(総スタート回数/小当り回数)を算出して取得する。
(5−3)突確当り間スタート回数平均は、遊技情報テーブルの該当する台番号における総スタート回数、総突確当り回数を取得し、(総スタート回数/突確当り回数)を算出して取得する。
(5−4)大当り間スタート回数平均は、遊技情報テーブルの該当する台番号における総スタート回数、大当り回数を取得し、(総スタート回数/大当り回数)を算出して取得する。
(5−5)大当り・突確当り間スタート回数平均は、遊技情報テーブルの該当する台番号における総突確当り回数と大当り回数とを合計して有益当り回数を算出して取得するとともに、総スタート回数を取得し、(総スタート回数/有益当り回数)を算出して取得する。
尚、これら各スタート回数平均の算出にあっては、台別履歴テーブルの該当する台番号における状態別データから大当り間のスタート回数及び大当り状態の発生回数を集計したり、小当り間のスタート回数及び小当り状態の発生回数を集計したり、突確当り間のスタート回数及び突確当り状態の発生回数を集計するように、対象とする当り間のスタート回数及びその発生回数を集計し、これらの集計値に基づいて各種のスタート回数平均を算出するようにしても良い。更には、1回目の対象とする当り状態においては開店時から当該当り状態が発生するまでのスタート回数を対象とする当り間スタート回数平均として取得し、2回目以降の当り状態においては、{(前回までの当り間スタート回数平均×前回までの当り発生回数+前回の当りから今回の当りまでのスタート回数)/今回までの当り発生回数}を対象とする当り間スタート回数平均として取得するようにしても良い。
そして、CPU142は、上述のようにして作成した履歴画面と、上述のように取得した当りデータ(1−1〜7)、確変データ(2−1〜5)、状態別当り回数データ(3−1〜12)、差玉データ(4−1〜4)、スタート回数平均(TS)データ(5−1〜5)に基づいて図45に示す台別情報画面を生成するようになっている。
以上のように、本実施例の出力処理においては、営業開始時点からの大当り状態(第1特定遊技状態)および突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生回数の合計である大当り回数と総突確回数の合計数(総発生回数)を集計し、該集計された大当り回数と総突確回数の合計数(総発生回数と、スタート信号(抽選実行情報)の入力に基づいて遊技情報テーブルにおいて集計された営業開始時点からの総スタート回数(総抽選回数)とに基づいて、大当り状態(第1特定遊技状態)並びに突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生1回当りの平均抽選回数Aである(5−5)大当り・突確当り間スタート回数平均を算出するとともに、遊技情報テーブルにおいて集計された営業開始時点からの大当り回数と総スタート回数(総抽選回数)とに基づいて、大当り状態(第1特定遊技状態)の発生1回当りの平均抽選回数Bである(5−4)大当り間スタート回数平均を算出し、該算出した(5−5)大当り・突確当り間スタート回数平均並びに(5−4)大当り間スタート回数平均を表示出力している。
更に、本実施例の出力処理においては、営業開始時点からの大当り状態(第1特定遊技状態)の発生回数である遊技情報テーブルにおける大当り回数、並びに特定遊技状態識別手段となる前述の第1〜第6のデータ更新処理によって識別された各大当り状態(第1特定遊技状態)の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報となるアウト玉計数信号から特定される使用遊技媒体数である台別履歴テーブルの打込玉数、及び付与媒体数特定情報である賞球信号から特定される付与遊技媒体数である台別履歴テーブルの賞球数に基づいて、大当り状態(第1特定遊技状態)1回当たりの打込玉数と賞球数との差数の平均値である(4−4)大当り差玉平均を算出し、該算出した(4−4)大当り差玉平均を表示出力している。
更に、本実施例の出力処理においては、遊技情報テーブルにおいて集計された営業開始時点からの突確当り(第2特定遊技状態)の発生回数である総突確回数と、低ベース状態である通常遊技状態或いは高確状態において発生した突確当りA(第2特定遊技状態A)並びに突確当りB(第2特定遊技状態B)の発生回数である突確A回数並びに突確B回数
を、(1−3)突確当り回数、(1−4)突確A回数、(1−5)突確B回数として表示出力している。
すなわち、本実施例の出力処理においては、特定遊技状態識別手段となる前述の第1〜第6のデータ更新処理によって識別された小当り状態(第3特定遊技状態)を除外した大当り状態(第1特定遊技状態)並びに突確当り状態(第2特定遊技状態)に関する遊技情報を集計し、該集計した大当り状態(第1特定遊技状態)並びに突確当り状態(第2特定遊技状態)に関する遊技情報を出力している。
また、本実施例の出力処理においては、第1履歴記憶手段となる台別履歴テーブル記憶情報に基づいて、各大当り状態(第1特定遊技状態)を発生順に並べた大当り履歴画面を作成して表示出力するとともに、総履歴記憶手段となる台別履歴テーブル記憶情報に基づいて、各大当り状態(第1特定遊技状態)と各突確当り状態(第2特定遊技状態)とを発生順に並べた大当り・突確当り履歴画面を作成して表示出力している。
以上説明したように本実施例の管理装置によれば、管理対象の遊技機が、第2特定遊技状態である突確当り状態と第3特定遊技状態である小当り状態とが発生するパチンコ機2a〜iであっても、小当りの状態の発生を識別して該発生した小当り状態を除いた大当り状態(第1特定遊技状態)並びに突確当り状態(第2特定遊技状態)に関する遊技情報が集計されるので、このように突確当り状態(第2特定遊技状態)と小当り状態(第3特定遊技状態)とが発生するパチンコ機2a〜iの管理を行うための適切なデータを遊技場に対して提供することができる。
また、本実施例の管理装置によれば、管理対象の遊技機が、突確当り状態(第2特定遊技状態)と小当り状態(第3特定遊技状態)の発生において共通の発生情報、つまり、同一の出力形態の信号を出力するパチンコ機2a〜hであっても、確実に第3特定遊技状態を識別できる。
また、本実施例の管理装置によれば、管理対象の遊技機が、大当り状態(第1特定遊技状態)と小当り状態(第3特定遊技状態)の発生において共通の発生情報である当り共通信号を出力するパチンコ機2a〜c,hであっても、確実に第1特定遊技状態を識別できる。
また、本実施例の管理装置によれば、遊技情報として、大当り状態(第1特定遊技状態)並びに突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生1回当りの平均抽選回数Aとなる、(5−5)大当り・突確当り間スタート回数平均(図45参照)を遊技場に対して提供することができる。
また、本実施例の管理装置によれば、遊技情報として、大当り状態(第1特定遊技状態)の発生1回当りの平均抽選回数Bとなる、(5−4)大当り間スタート回数平均(図45参照)を遊技場に対して提供することができる。
また、本実施例の管理装置によれば、遊技情報として、大当り状態(第1特定遊技状態)と突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生履歴となる大当り・突確当り履歴画面(図46参照)を遊技場に対して提供することができる。
また、本実施例の管理装置によれば、遊技情報として、突確当り状態(第2特定遊技状態)や小当り状態(第3特定遊技状態)を有しない従来の遊技機の場合と同様の大当り状態(第1特定遊技状態)の発生履歴となる大当り履歴画面(図45参照)を遊技場に対して提供することができる。
また、本実施例の管理装置によれば、遊技情報として、大当り状態(第1特定遊技状態)1回当たりの打込玉数(使用遊技媒体数)と賞球数(付与遊技媒体数)との差玉(差数)の平均値となる、(4−4)大当り差玉平均(図45参照)を遊技場に対して提供することができる。つまり、大当り状態(第1特定遊技状態)のみを対象とした突確当り状態(第2特定遊技状態)並びに小当り状態(第3特定遊技状態)を含まない大当り状態(第1特定遊技状態)1回当たりの差玉(差数)の平均値を出力できるので、突確当り状態(第2特定遊技状態)並びに小当り状態(第3特定遊技状態)の発生頻度によって大当り状態(第1特定遊技状態)1回当たりの差玉(差数)の平均値に大きなばらつきが生じてしまうことがなく、遊技機の釘調整、特に大当り状態(第1特定遊技状態)において入賞し易い状態とされる大入賞口となる開閉板120を備える可変入賞球装置116周りの正確な釘調整を行うための適切な遊技情報(データ)を提供することができる。
また、本実施例の管理装置によれば、遊技情報として、営業開始時点からの突確当り状態(第2特定遊技状態)の発生回数となる、(1−3)突確当り回数(図45参照)を遊技場に対して提供することができる。
また、本実施例の管理装置によれば、遊技情報として、低ベース状態(低成立頻度状態)となる通常遊技状態並びに高確状態における突確当りA(第2特定遊技状態A)の発生回数並びに突確当りB(第2特定遊技状態B)の発生回数を遊技場に対して提供することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、小当り状態と突確当り状態とが同一となるように制御される遊技機を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら小当り状態と突確当り状態とにおいて、開閉板120の開成回数や、その実施時間が異なるようにしても良く、この場合においては、これら小当り状態と突確当り状態とを、前述の実施例のように、これら当り前後の遊技状態の変化により識別するのに代えて、これら小当り状態および突確当り状態と、大当り状態との識別に用いた、閾値玉数や閾値時間と同様に、小当り状態および突確当り状態とを識別するための第2の閾値玉数や閾値時間をさらに設定して小当り状態および突確当り状態を識別するようにしても良い。
以下に、具体例として、大当り状態(例えば、15ラウンド当り(開閉版120が15回開く大当り))と、大当り状態に比較して獲得が期待できるパチンコ玉数が少ない突確状態(例えば、7ラウンド当り(開閉版120が7回開く大当り))と、突確当り状態よりも更に獲得が期待できるパチンコ玉数が少ない小当り状態と、を発生させるとともに、大当り状態、突確当り状態、小当り状態を発生させるパチンコ機から、大当り状態の発生期間中においても、突確当り状態の発生期間中においても、小当り状態の発生期間中においても共通の出力態様の当り共通信号が出力される場合に、各当り状態を識別する方法について説明する。
まず、当り共通信号と、打込玉数(賞球数、差玉)の閾値と、に基づいて各当り状態を識別する方法について説明すると、大当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、かつ突確当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも大きい第1の閾値と、突確当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、かつ小当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも大きい第2の閾値と、を設定する。
そして、当り共通信号が検出された時点から非検出となるまでの打込玉数(賞球数、差玉)を集計し、当り共通信号の入力期間中の打込玉数(賞球数、差玉数)が、第1の閾値を超える場合には、大当り状態と識別し、第1の閾値は超えないが、第2の閾値を超える場合には、突確当り状態と識別し、第2の閾値も超えない場合には、小当り状態と識別する。
また、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が第2の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されているか否かを判定し、当り共通信号が検出されていなければ、小当り状態と識別し、第2の閾値に到達した時点で当り共通信号が検出されていれば、更に第1の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されているか否かを判定し、当り共通信号が検出されていなければ、突確当り状態と識別し、第1の閾値に到達した時点で当り共通信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
また、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、当り共通信号が非検出となった時点で、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が第2の閾値に到達していなければ、小当り状態と識別し、第2の閾値を超えるが第1の閾値に到達していなければ、突確当り状態と識別し、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が第1の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
次に、当り共通信号と、当り状態の発生時間の閾値と、に基づいて各当り状態を識別する方法について説明すると、大当り状態の発生時間の予測値よりも短く、かつ突確当り状態の発生時間の予測値よりも長い第1の閾値と、突確当り状態の発生時間の予測値よりも短く、かつ小当り状態の発生時間の予測値よりも長い第2の閾値と、を設定する。
そして、当り共通信号が検出された時点から非検出となるまでの経過時間を計時し、当り共通信号の入力期間中の経過時間が、第1の閾値を超える場合には、大当り状態と識別し、第1の閾値は超えないが、第2の閾値を超える場合には、突確当り状態と識別し、第2の閾値も超えない場合には、小当り状態と識別する。
また、当り共通信号が検出されてからの経過時間を計時し、当り共通信号が検出されてからの経過時間が第2の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されているか否かを判定し、当り共通信号が検出されていなければ、小当り状態と識別し、第2の閾値に到達した時点で当り共通信号が検出されていれば、更に第1の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されているか否かを判定し、当り共通信号が検出されていなければ、突確当り状態と識別し、第1の閾値に到達した時点で当り共通信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
また、当り共通信号が検出されてからの経過時間を計時し、当り共通信号が非検出となった時点で、当り共通信号が検出されてからの経過時間が第2の閾値に到達していなければ、小当り状態と識別し、第2の閾値を超えるが第1の閾値に到達していなければ、突確当り状態と識別し、当り共通信号が検出されてからの経過時間が第1の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
また、これら異なる突確当り状態、小当り状態が発生するパチンコ機から、大当り状態の発生期間を示す大当り信号と、小当り状態の発生期間を示す小当り信号と、が別個の出力態様にて出力されるものの、大当り状態の発生期間中においても突確当り状態の発生期間中においても共通の出力態様の大当り信号が出力される場合には、大当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、かつ突確当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも大きい閾値を設定するとともに、小当り信号が出力されている期間を、小当り状態と識別し、大当り信号が出力されている期間については、大当り信号が検出された時点から非検出となるまでの打込玉数(賞球数、差玉)を集計し、大当り信号の入力期間中の打込玉数(賞球数、差玉数)が、閾値を超える場合には、大当り状態と識別し、閾値を超えない場合には、突確当り状態と識別するようにしても良い。また、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達した時点で、大当り信号が検出されているか否かを判定し、大当り信号が検出されていなければ、突確当り状態と識別し、閾値に到達した時点で大当り信号が検出されていれば、大当り状態と識別するようにしても良い。また、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、大当り信号が非検出となった時点で、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達していなければ、突確当り状態と識別し、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達した時点で、大当り信号が検出されていれば、大当り状態と識別するようにしても良い。
また、大当り状態の発生時間の予測値よりも短く、かつ突確当り状態の発生時間の予測値よりも長い閾値を設定するとともに、小当り信号が出力されている期間を、小当り状態と識別し、大当り信号が出力されている期間については、大当り信号が検出された時点から非検出となるまでの経過時間を計時し、大当り信号の入力期間中の経過時間が、閾値を超える場合には、大当り状態と識別し、閾値を超えない場合には、突確当り状態と識別するようにしても良い。また、大当り信号が検出されてからの経過時間を計時し、大当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達した時点で、大当り信号が検出されているか否かを判定し、大当り信号が検出されていなければ、突確当り状態と識別し、閾値に到達した時点で大当り信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。また、大当り信号が検出されてからの経過時間を計時し、大当り信号が非検出となった時点で、大当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達していなければ、突確当り状態と識別し、大当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達した時点で、大当り信号が検出されていれば、大当り状態と識別するようにしても良い。
また、前記実施例におけるタイプdまたはタイプfのように、これら異なる突確当り状態、小当り状態が発生するパチンコ機から、突確当り状態の発生期間中においても小当り状態の発生期間中においても共通の出力態様の突確・小当り信号が出力される場合には、突確当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、かつ小当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも大きい閾値を設定するとともに、大当り信号または当り共通信号が出力され且つ突確・小当り信号が出力されていない期間を、大当り状態と識別し、突確・小当り信号が出力されている期間については、該突確・小当り信号が検出された時点から非検出となるまでの打込玉数(賞球数、差玉)を集計し、突確・小当り信号の入力期間中の打込玉数(賞球数、差玉数)が、閾値を超える場合には、突確当り状態と識別し、閾値を超えない場合には、小当り状態と識別するようにしても良い。また、突確・小当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、突確・小当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達した時点で、突確・小当り信号が検出されているか否かを判定し、突確・小当り信号が検出されていなければ、小当り状態と識別し、閾値に到達した時点で突確・小当り信号が検出されていれば、突確当り状態と識別するようにしても良い。また、突確・小当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、突確・小当り信号が非検出となった時点で、突確・小当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達していなければ、小当り状態と識別し、突確・小当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達した時点で、突確・小当り信号が検出されていれば、突確当り状態と識別するようにしても良い。
また、突確当り状態の発生時間の予測値よりも短く、かつ小当り状態の発生時間の予測値よりも長い閾値を設定するとともに、大当り信号または当り共通信号が出力され且つ突確・小当り信号が出力されていない期間を、大当り状態と識別し、突確・小当り信号が出力されている期間については、突確・小当り信号が検出された時点から非検出となるまでの経過時間を計時し、突確・小当り信号の入力期間中の経過時間が、閾値を超える場合には、突確当り状態と識別し、閾値を超えない場合には、小当り状態と識別するようにしても良い。また、突確・小当り信号が検出されてからの経過時間を計時し、突確・小当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達した時点で、突確・小当り信号が検出されているか否かを判定し、突確・小当り信号が検出されていなければ、小当り状態と識別し、閾値に到達した時点で突確・小当り信号が検出されていれば、突確当り状態と識別するようにしても良い。また、突確・小当り信号が検出されてからの経過時間を計時し、突確・小当り信号が非検出となった時点で、突確・小当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達していなければ、小当り状態と識別し、突確・小当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達した時点で、突確・小当り信号が検出されていれば、突確当り状態と識別するようにしても良い。
また、前記実施例では、当り共通信号が出力されてからの打込玉数(賞球数、差玉)をRAM143に設定された打込玉数カウンタ(賞球数カウンタ、差玉カウンタ)により計数しているが、台別履歴テーブルの状態別データにおける打込玉数(賞球数、差玉)を用いて計数しても良い。
また、前記実施例では、当り共通信号が出力されてからの時間をRAM143に設定されたタイマカウンタにより計時しているが、台別履歴テーブルの状態別データに登録された当該遊技状態の発生時刻と、RTC144からの出力時間と、に基づいて計時するようにしても良い。
また、前記実施例では、台別情報画面に、指定されたパチンコ機の履歴画面と、当該パチンコ機の各種データ(図45に示す、当りデータ(1−1〜7)、確変データ(2−1〜5)、状態別当り回数データ(3−1〜12)、差玉データ(4−1〜4)、スタート回数平均(TS)データ(5−1〜5)、が全て表示されるようになっているが、個々のデータ毎、または個々のデータの種類毎に別画面として表示するようにしても良い。また、台別情報画面には、1台分のパチンコ機のデータのみが表示されるようになっているが、複数台のパチンコ機のデータが表示されるようにしても良い。更に、々のデータ毎、または個々のデータの種類毎に別画面として表示するとともに、各々の画面において複数台のパチンコ機の該当するデータが表示されるようにしても良い。
また、前記実施例のパチンコ機2a〜iでは、当りの種類に応じて表示結果として表示される特別図柄が決定されていた(通常大当りであれば偶数図柄、確変大当りであれば奇数図柄、突確当り並びに小当りであればチャンス目)が、当りの種類とは無関係に表示結果を決定するようにしても良く、この場合には、偶数図柄が表示されたときに、通常大当りだけでなく、確変大当りや突確当りや小当りが発生する可能性があることとなる。
また、前記実施例のパチンコ機2a〜iでは、確率変動状態及び時短状態においては、普通図柄の変動時間が短縮されるとともに、可動片115の開放時間が延長されていたが、いずれか一方のみを行っても良いし、これらに加えて或いは単独で普通図柄の当選確率を向上させても良い。また、確率変動状態と時短状態とで、変動時間短縮、開放時間延長、及び当選確率向上のいずれを行うかを異ならせても良いし、また、変動時間、開放時間、当選確率を異ならせても良い。
また、前記実施例パチンコ機2a〜iでは、突確当り並びに小当りにおいて、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が、ごく短い時間、例えば0.5秒間だけの開成が2回(ラウンド)のみ実施されるパチンコ機2としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら第2特定遊技状態となる突確当り状態や、第3特定遊技状態となる小当り状態においては、例えば、前述の大当り状態における第2の状態から第1の状態に制御する繰返し継続制御を、大当り状態における上限回数である15回よりも少ない、例えば1回または2回とした突確当りや小当りを実施するようにしても良い。
また、前記実施例においては、パチンコ機2a〜iとホールコンピュータ140とを、収集ユニット5や中継ユニット6を介して接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機2を中継ユニット6を介さずに収集ユニット5のみを介して接続したり、更には、ホールコンピュータ140とパチンコ機2a〜iとを直接接続するようにしても良く、ホールコンピュータ140とパチンコ機2a〜iとの接続形態は適宜に選択すれば良い。
また、前記実施例では、台別履歴テーブルに小当り状態も記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、遊技情報テーブルにおける小当り回数のみで良く、これら小当り状態の発生履歴が必要ない場合においては、これら小当り状態を台別履歴テーブルに記憶しないようにしても良いし、更には、これら小当り状態の発生履歴のみを、台別履歴テーブルとは別の小当りテーブルとして記憶することで、台別履歴テーブルに記憶しないようにしても良い。
また、前記実施例では、接続確認処理を実施することにより、パチンコ機のタイプを自動設定できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら自動設定の機能を有しない構成としても良い。
また、前記実施例では、突確当りAと突確当りBとが発生するパチンコ機2a〜iを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら突確当りAを発生することなく、管理対象の遊技機が突確当りBのみが突確当りとして発生するパチンコ機であっても良く、また、これら突確当りBを発生することなく、管理対象の遊技機が突確当りAのみが突確当りとして発生するパチンコ機であっても良い。
また、前記実施例においては、信号の出力形態により、タイプa〜iのパチンコ機を例示していが、本発明はこれに限定されるものではなく、大当り状態と、突確当り状態および小当り状態とを識別可能なものであれば、これらタイプa〜iの出力形態以外の各信号の組み合わせの出力形態を有するものであっても良い。
また、前記実施例においては、当り状態とするかを抽選する第1段階の抽選と、該第1段階の抽選に当選した当りをいずれの当り(通常大当り、確変大当り、突確当りA、突確当りB、小当り)とするかを抽選する第2段階の抽選を実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1段階の抽選においていずれの当りとするかを抽選しても良い。
また、前記実施例においては、大当り状態、突確当り状態、小当り状態を含む各種の遊技状態の識別をホールコンピュータ140にて実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの識別を例えば収集ユニット5において実施して、該識別結果である遊技状態をホールコンピュータ140に送信するようにしても良い。
また、前記実施例においては、第2遊技状態として、高確状態、時短状態および確変状態(高確状態+時短状態)を有するとともに、突確当りとしてその発生後に高確状態に制御される突確当りAと、その発生後に確変状態に制御される突確当りBとを有するパチンコ機を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第2遊技状態として高確状態、時短状態のいずれか一方のみを有する遊技機としても良い。また、これら第2遊技状態として時短状態のみを有する場合には、前記実施例の突確当り状態と小当り状態とを識別する前述の突確・小当り識別処理において、突確当り状態と小当り状態の発生時または終了時となる当り共通信号或いは突確・小当り信号の入力時点または入力終了時点における変化の監視対象信号としていた高確信号に代えて、時短状態中に出力される時短信号をの監視対象信号として用いて突確当り状態と小当り状態とを識別すれば良いとともに、突確当りAと突確当りBとの識別に使用する、突確当り状態が終了した時点、すなわち、当り共通信号(タイプa〜g)、突確・小当り信号(タイプf)、突確当り信号(タイプi)の入力終了時点における変化の監視対象信号としていた大当り・突確・時短信号或いは時短信号に代えて、高確状態において出力される大当り・突確・高確信号或いは高確信号を用いれば良い。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1に記載の管理装置は、
遊技機(パチンコ機2a〜i)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)と、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(突確当り状態)と、前記第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第3特定遊技状態(小当り状態)と、前記第1特定遊技状態が発生する頻度の低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する頻度の高い第2遊技状態(時短状態、高確状態、確率変動状態)とを有し、前記第2特定遊技状態の発生に基づいて前記第2遊技状態に制御するとともに、前記第3特定遊技状態が発生したときには当該第3特定遊技状態の発生前の遊技状態を維持する制御を行う遊技機における遊技情報を管理する管理装置であって、
前記第1特定遊技状態及び前記第2特定遊技状態の発生と、前記第3特定遊技状態の発生とを識別するための特定遊技状態情報(当り共通信号、高確信号、時短信号、大当り信号、突確・小当り信号、小当り信号)を入力するための情報入力手段(収集ユニット5)と、
前記特定遊技状態情報に基づいて、前記第1特定遊技状態および前記第2特定遊技状態の発生と、前記第3特定遊技状態の発生とを識別する特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)と、
前記特定遊技状態識別手段による識別結果に基づいて、識別された第3特定遊技状態を除外した前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態に関する遊技情報を集計する遊技情報集計手段(遊技情報テーブル、CPU142;出力処理)と、
該遊技情報集計手段にて集計された前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態に関する遊技情報を出力する出力手段(CPU142;出力処理)と、
を備える。
本発明の請求項2に記載の管理装置は、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記特定遊技状態情報として、前記遊技状態が前記第1遊技状態(通常遊技状態)若しくは前記第2遊技状態(高確状態、時短状態、確変状態)のいずれであるかを識別するための遊技状態情報(大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り・突確・時短・高確信号)と、前記第2特定遊技状態(突確当り状態)または前記第3特定遊技状態(小当り状態)が発生していることを示す特定遊技状態発生情報(当り共通信号、突確・小当り信号)とが入力され、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)は、前記特定遊技状態発生情報の入力に関連して、前記遊技状態情報の入力状態が変化したか否かに基づいて、前記第2特定遊技状態と前記第3特定遊技状態とを識別する。
本発明の請求項3に記載の管理装置は、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記第1特定遊技状態(大当り状態)または前記第3特定遊技状態(小当り状態)が発生していることを示す特定遊技状態発生情報(当り共通信号)が入力され、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第3特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段(CPU142;機種別設定画面にて入力された閾値時間を遊技情報テーブルに格納する処理)をさらに備え、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;第4〜第6のデータ更新処理)は、さらに、前記情報入力手段に入力される前記特定遊技状態発生情報と前記閾値設定手段にて設定されている閾値時間とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生と前記第3特定遊技状態の発生とを識別する。
本発明の請求項4に記載の管理装置は、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記遊技機(パチンコ機2a〜i)において遊技に使用された遊技媒体数(パチンコ玉数)である使用遊技媒体数(打込玉数)を特定可能な使用媒体数特定情報(アウト玉計数信号)及び/または遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数(賞球数)である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報(賞球信号)が入力されるとともに、前記第1特定遊技状態(大当り状態)または前記第3特定遊技状態(小当り状態)が発生していることを示す特定遊技状態発生情報(当り共通信号)が入力され、
前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数(打込玉数、賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、且つ前記第3特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数、閾値賞球数、閾値差玉)を設定する閾値設定手段(CPU142;機種別設定画面にて入力された閾値打込玉数、閾値賞球数、閾値差玉を遊技情報テーブルに格納する処理)と、
前記情報入力手段への前記特定遊技状態発生情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段(RAM143に設定された打込玉数カウンタ、賞球数カウンタ、差玉カウンタ)と、
を更に備え、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;第1〜第3のデータ更新処理)は、さらに、前記変動遊技媒体数計数手段にて計数される変動遊技媒体数と前記閾値設定手段にて設定されている閾値変動遊技媒体数とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生と前記第3特定遊技状態の発生とを識別する。
本発明の請求項5に記載の管理装置は、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件(始動入賞)の成立に応じて前記第1特定遊技状態(大当り状態)を発生させるか、前記第2特定遊技状態(突確当り状態)を発生させるか、前記第3特定遊技状態(小当り状態)を発生させるかを決定する抽選が前記遊技機において行われたことを特定可能な抽選実行情報(スタート信号)がさらに入力され、
前記遊技情報集計手段(遊技情報テーブル、CPU142;出力処理)は、前記特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)にて識別された第3特定遊技状態を除いた営業開始時点からの前記第1特定遊技状態および前記第2特定遊技状態の発生回数の合計である総発生回数(大当り回数と総突確回数の合計数)と、前記抽選実行情報に基づいて営業開始時点からの総抽選回数(総スタート回数)とを集計し、該集計した総発生回数と総抽選回数とに基づいて、前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態の発生1回当りの平均抽選回数A(大当り・突確当り間スタート回数平均)を算出し、
前記出力手段(CPU142;出力処理)は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて算出された平均抽選回数Aを出力する。
本発明の請求項6に記載の管理装置は、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件(始動入賞)の成立に応じて前記第1特定遊技状態(大当り状態)を発生させるか、前記第2特定遊技状態(突確当り状態)を発生させるか、前記第3特定遊技状態(小当り状態)を発生させるかを決定する抽選が前記遊技機において行われたことを特定可能な抽選実行情報(スタート信号)と、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報(当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、大当り・突確・時短・高確信号、突確・小当り信号、小当り信号)とが入力され、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
前記遊技情報集計手段(遊技情報テーブル、CPU142;出力処理)は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの前記第1特定遊技状態の発生回数の累計である累計発生回数(大当り回数)と、前記抽選実行情報に基づいて営業開始時点からの総抽選回数(総スタート回数)とを集計し、該集計した累計発生回数と総抽選回数とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生1回当りの平均抽選回数B(大当り当り間スタート回数平均)を算出し、
前記出力手段(CPU142;出力処理)は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて算出された平均抽選回数Bを出力する。
本発明の請求項7に記載の管理装置は、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)にて識別された前記第3特定遊技状態(小当り状態)を除外した営業開始時点からの前記各第1特定遊技状態(大当り状態)および前記各第2特定遊技状態(突確当り状態)に対応付けて、当該第1特定遊技状態または第2特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報(発生時間)を記憶する総履歴記憶手段(台別履歴テーブル)を備え、
前記出力手段(CPU142;出力処理における大当り・突確当り履歴画面を作成する処理)は、前記総履歴記憶手段の記憶情報に基づいて、各第1特定遊技状態と各第2特定遊技状態とを発生順に並べて出力する。
本発明の請求項8に記載の管理装置は、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生と前記第2特定遊技状態(突確当り状態)の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報(当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、突確・小当り信号、大当り・突確・時短・高確信号、突確当り信号、小当り信号)が入力され、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの前記各第1特定遊技状態に対応付けて、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報を記憶する第1履歴記憶手段(台別履歴テーブル)を備え、
前記出力手段(CPU142;出力処理における大当り履歴画面を作成する処理)は、前記第1履歴記憶手段の記憶情報に基づいて、各第1特定遊技状態を発生順に並べて出力する。
本発明の請求項9に記載の管理装置は、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記遊技機(パチンコ機2a〜i)において遊技に使用された遊技媒体数(パチンコ玉数)である使用遊技媒体数(打込玉数)を特定可能な使用媒体数特定情報(アウト玉計数信号)と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数(賞球数)を特定可能な付与媒体数特定情報(賞球信号)と、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生と前記第2特定遊技状態(突確当り状態)の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報(当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、突確・小当り信号、大当り・突確・時短・高確信号、突確当り信号、小当り信号)とが入力され、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別して認識するとともに、
前記遊技情報集計手段(遊技情報テーブル、CPU142;出力処理)は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された第1特定遊技状態の発生回数(大当り回数)、並びに認識された各第1特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数(台別履歴テーブルの打込玉数)及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数(台別履歴テーブルの賞球数)に基づいて、前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値(大当り差玉平均)を算出し、
前記出力手段(CPU142;出力処理)は、前記遊技情報集計手段にて算出された前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する。
本発明の請求項10に記載の管理装置は、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報(当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、突確・小当り信号、大当り・突確・時短・高確信号、突確当り信号、小当り信号)が入力され、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
前記遊技情報集計手段(遊技情報テーブル)は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの第2特定遊技状態の発生回数(総突確回数)を集計し、
前記出力手段(CPU142;出力処理)は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて集計された第2特定遊技状態の発生回数を出力する。
本発明の請求項11に記載の管理装置は、
前記遊技機(パチンコ機2a〜i)は、前記第2遊技状態として、予め定められた抽選条件(始動入賞)の成立に応じて実施される抽選において前記第1特定遊技状態(大当り状態)を発生させる当選確率を向上させることにより前記第1特定遊技状態が発生する頻度を向上させる高確率状態(高確状態)と、前記抽選条件の成立頻度を前記第1遊技状態(通常遊技状態)における低成立頻度状態(低ベース状態)に比較して向上させることにより前記第1特定遊技状態が発生する頻度を向上させる高成立頻度状態(時短状態、確率変動状態)とを含むとともに、前記第2特定遊技状態として、当該第2特定遊技状態の発生に基づいて前記高確率状態に制御されるともに該第2特定遊技状態の発生前における前記抽選条件の成立頻度の状態を維持するように制御される第2特定遊技状態A(突確当りA)と、当該第2特定遊技状態の発生に基づいて前記高確率状態と高成立頻度状態とに制御される第2特定遊技状態B(突確当りB)とを有し、
前記情報入力手段(収集ユニット5)には、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報(当り共通信号、大当り・突確・時短信号、高確信号、時短信号、大当り信号、突確・小当り信号、大当り・突確・時短・高確信号、突確当り信号、小当り信号)と、前記第2遊技状態が前記高成立頻度状態を含む第2遊技状態であるか否かを特定可能な高成立頻度状態特定情報(高確信号、時短信号)とが入力され、
前記特定遊技状態識別手段(CPU142;データ更新処理)は、さらに、前記高成立頻度状態特定情報および前記特定遊技状態情報に基づいて前記低成立頻度状態(低ベース状態、通常遊技状態、高確状態)における前記第2特定遊技状態の発生を識別するとともに、該発生した第2特定遊技状態が前記第2特定遊技状態Aであるか前記第2特定遊技状態Bであるかを識別し、
前記遊技情報集計手段(遊技情報テーブル)は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された低成立頻度状態における第2特定遊技状態Aの発生回数(突確A回数)並びに低成立頻度状態における第2特定遊技状態Bの発生回数(突確B回数)とを集計し、
前記出力手段(CPU142;出力処理)は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて集計された低成立頻度状態における第2特定遊技状態Aの発生回数並びに低成立頻度状態における第2特定遊技状態Bの発生回数を出力する。
本発明の実施例における管理装置の構成を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機の正面図である。 図2に示すパチンコ機の操作部を示す上面図である。 本実施例の管理装置とパチンコ機との接続状態を示すブロック図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力形態を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力形態を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力形態を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力形態を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力態様を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力態様を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力態様を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力態様を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力態様を示す図である。 図5に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図6に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図7に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図8に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図9に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図10に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図11に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図12に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図13に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 本実施例の管理装置を構成する収集ユニット5から送信される送信データ列の構成を示す図である。 本実施例の管理装置を構成するホールコンピュータの構成を示すブロック図である。 本実施例に用いた遊技情報テーブルのデータ構造を示す図である。 本実施例に用いた台別履歴テーブルのデータ構造を示す図である。 本実施例のホールコンピュータにおいてパチンコ機の設定を行うための機種別設定画面を示す図である。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する接続確認処理の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行するテーブル更新処理1の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する遊技状態変更更新処理1の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する突確・小当り識別処理1の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行するテーブル更新処理2の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する遊技状態変更更新処理2の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行するテーブル更新処理3の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する遊技状態変更更新処理3の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する遊技状態変更更新処理4の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する計時処理1の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する遊技状態変更更新処理5の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する計時処理2の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する遊技状態変更更新処理6の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する計時処理3の処理内容を示すフローチャートである。 当り共通信号と閾値打込玉数との関係を示すタイミングチャートである。 当り共通信号と閾値時間との関係を示すタイミングチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する出力処理の処理内容を示すフローチャートである。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する出力処理によって出力される台別情報画面を示す図である。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する出力処理によって出力される大当り・突確当り履歴画面を示す図である。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する出力処理によって出力される小当り履歴画面を示す図である。 本実施例のホールコンピュータのCPUが実行する出力処理によって出力される詳細履歴画面を示す図である。
符号の説明
2 パチンコ機
5 収集ユニット
6 中継ユニット
26 アウト球計数器
140 ホールコンピュータ
142 CPU
145 記憶装置
146 入力装置
147 表示装置

Claims (11)

  1. 遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態と、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態と、前記第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第3特定遊技状態と、前記第1特定遊技状態が発生する頻度の低い遊技状態である第1遊技状態と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する頻度の高い第2遊技状態とを有し、前記第2特定遊技状態の発生に基づいて前記第2遊技状態に制御するとともに、前記第3特定遊技状態が発生したときには当該第3特定遊技状態の発生前の遊技状態を維持する制御を行う遊技機における遊技情報を管理する管理装置であって、
    前記第1特定遊技状態及び前記第2特定遊技状態の発生と、前記第3特定遊技状態の発生とを識別するための特定遊技状態情報を入力するための情報入力手段と、
    前記特定遊技状態情報に基づいて、前記第1特定遊技状態及び前記第2特定遊技状態の発生と、前記第3特定遊技状態の発生とを識別する特定遊技状態識別手段と、
    前記特定遊技状態識別手段による識別結果に基づいて、識別された第3特定遊技状態を除外した前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態に関する遊技情報を集計する遊技情報集計手段と、
    該遊技情報集計手段にて集計された前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態に関する遊技情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 前記情報入力手段には、前記特定遊技状態情報として、前記遊技状態が前記第1遊技状態若しくは前記第2遊技状態のいずれであるかを識別するための遊技状態情報と、前記第2特定遊技状態または前記第3特定遊技状態が発生していることを示す特定遊技状態発生情報とが入力され、
    前記特定遊技状態識別手段は、前記特定遊技状態発生情報の入力に関連して、前記遊技状態情報の入力状態が変化したか否かに基づいて、前記第2特定遊技状態と前記第3特定遊技状態とを識別することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態または前記第3特定遊技状態が発生していることを示す特定遊技状態発生情報が入力され、
    前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第3特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段をさらに備え、
    前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記情報入力手段に入力される前記特定遊技状態発生情報と前記閾値設定手段にて設定されている閾値時間とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生と前記第3特定遊技状態の発生とを識別することを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
  4. 前記情報入力手段には、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報及び/または遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報が入力されるとともに、前記第1特定遊技状態または前記第3特定遊技状態が発生していることを示す特定遊技状態発生情報が入力され、
    前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数の予測値よりも小さく、且つ前記第3特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数を設定する閾値設定手段と、
    前記情報入力手段への前記特定遊技状態発生情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段と、
    を更に備え、
    前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記変動遊技媒体数計数手段にて計数される変動遊技媒体数と前記閾値設定手段にて設定されている閾値変動遊技媒体数とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生と前記第3特定遊技状態の発生とを識別することを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
  5. 前記情報入力手段には、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第2特定遊技状態を発生させるか、前記第3特定遊技状態を発生させるかを決定する抽選が前記遊技機において行われたことを特定可能な抽選実行情報がさらに入力され、
    前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された第3特定遊技状態を除いた営業開始時点からの前記第1特定遊技状態および前記第2特定遊技状態の発生回数の合計である総発生回数と、前記抽選実行情報に基づいて営業開始時点からの総抽選回数とを集計し、該集計した総発生回数と総抽選回数とに基づいて、前記第1特定遊技状態並びに第2特定遊技状態の発生1回当りの平均抽選回数Aを算出し、
    前記出力手段は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて算出された平均抽選回数Aを出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の管理装置。
  6. 前記情報入力手段には、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、前記第2特定遊技状態を発生させるか、前記第3特定遊技状態を発生させるかを決定する抽選が前記遊技機において行われたことを特定可能な抽選実行情報と、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報とが入力され、
    前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
    前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの前記第1特定遊技状態の発生回数の累計である累計発生回数と、前記抽選実行情報に基づいて営業開始時点からの総抽選回数とを集計し、該集計した累計発生回数と総抽選回数とに基づいて、前記第1特定遊技状態の発生1回当りの平均抽選回数Bを算出し、
    前記出力手段は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて算出された平均抽選回数Bを出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の管理装置。
  7. 前記特定遊技状態識別手段にて識別された前記第3特定遊技状態を除外した営業開始時点からの前記各第1特定遊技状態および前記各第2特定遊技状態に対応付けて、当該第1特定遊技状態または第2特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報を記憶する総履歴記憶手段を備え、
    前記出力手段は、前記総履歴記憶手段の記憶情報に基づいて、各第1特定遊技状態と各第2特定遊技状態とを発生順に並べて出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の管理装置。
  8. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報が入力され、
    前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
    前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの前記各第1特定遊技状態に対応付けて、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報を記憶する第1履歴記憶手段を備え、
    前記出力手段は、前記第1履歴記憶手段の記憶情報に基づいて、各第1特定遊技状態を発生順に並べて出力することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の管理装置。
  9. 前記情報入力手段には、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報と、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報とが入力され、
    前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別して認識するとともに、
    前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された第1特定遊技状態の発生回数、並びに認識された各第1特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を算出し、
    前記出力手段は、前記遊技情報集計手段にて算出された前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の管理装置。
  10. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報が入力され、
    前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とを識別し、
    前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された営業開始時点からの第2特定遊技状態の発生回数を集計し、
    前記出力手段は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて集計された第2特定遊技状態の発生回数を出力することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の管理装置。
  11. 前記遊技機は、前記第2遊技状態として、予め定められた抽選条件の成立に応じて実施される抽選において前記第1特定遊技状態を発生させる当選確率を向上させることにより前記第1特定遊技状態が発生する頻度を向上させる高確率状態と、前記抽選条件の成立頻度を前記第1遊技状態における低成立頻度状態に比較して向上させることにより前記第1特定遊技状態が発生する頻度を向上させる高成立頻度状態とを含むとともに、前記第2特定遊技状態として、当該第2特定遊技状態の発生に基づいて前記高確率状態に制御されるともに該第2特定遊技状態の発生前における前記抽選条件の成立頻度の状態を維持するように制御される第2特定遊技状態Aと、当該第2特定遊技状態の発生に基づいて前記高確率状態と高成立頻度状態とに制御される第2特定遊技状態Bとを有し、
    前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態の発生と前記第2特定遊技状態の発生とをさらに識別するための前記特定遊技状態情報と、前記第2遊技状態が前記高成立頻度状態を含む第2遊技状態であるか否かを特定可能な高成立頻度状態特定情報とが入力され、
    前記特定遊技状態識別手段は、さらに、前記高成立頻度状態特定情報および前記特定遊技状態情報に基づいて前記低成立頻度状態における前記第2特定遊技状態の発生を識別するとともに、該発生した第2特定遊技状態が前記第2特定遊技状態Aであるか前記第2特定遊技状態Bであるかを識別し、
    前記遊技情報集計手段は、前記特定遊技状態識別手段にて識別された低成立頻度状態における第2特定遊技状態Aの発生回数並びに低成立頻度状態における第2特定遊技状態Bの発生回数とを集計し、
    前記出力手段は、前記遊技情報として、前記遊技情報集計手段にて集計された低成立頻度状態における第2特定遊技状態Aの発生回数並びに低成立頻度状態における第2特定遊技状態Bの発生回数を出力することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の管理装置。
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