JP2000218019A - 玉封入式パチンコ機 - Google Patents
玉封入式パチンコ機Info
- Publication number
- JP2000218019A JP2000218019A JP11024226A JP2422699A JP2000218019A JP 2000218019 A JP2000218019 A JP 2000218019A JP 11024226 A JP11024226 A JP 11024226A JP 2422699 A JP2422699 A JP 2422699A JP 2000218019 A JP2000218019 A JP 2000218019A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- pachinko machine
- game
- unit price
- balls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
く、遊技球を獲得したという実感を得られる玉封入式パ
チンコ機を提供する。 【解決手段】 図2は、本発明が適用されたパチンコ機
2の上皿22の平面図および断面図である。このパチン
コ機2において入賞が発生すると、この入賞に対する賞
球と同数の遊技球38が揚送機44によって上部踊場3
4にされる。この動作は封入式ではないパチンコ機にお
ける賞球の払い出し動作に酷似しているため、遊技者
は、遊技球を獲得したという実感を得られる。払い出さ
れた遊技球38は、下降経路48、下部踊場50を介し
て揚送機44に戻って循環されるため、この動作を行な
うのに必要な遊技球38の数は20個程度で済む。従っ
て、玉封入式パチンコ機の利点を損なうことがない。
Description
機に関する。
れた遊技球をパチンコ機内で回収し、発射装置に供給し
ていた。そして、持ち玉および賞球を、遊技球ではなく
数値としてパチンコ機に設けられた表示装置に出力して
いた。こうすると、1台のパチンコ機において必要とさ
れる遊技球の数が、封入式ではないパチンコ機(以下、
通常機という)に比べて少なくて済む。また、パチンコ
機がいわゆる大当たり状態になっても、大量の遊技球を
パチンコ島外に出さないため、周辺のパチンコ機で遊技
球が不足する、という事態も起こらない。
式パチンコ機においては、遊技を通じて獲得した遊技球
が払い出されないので、遊技者は、遊技球を獲得したと
いう実感を得られず、面白味に欠けるという欠点があっ
た。
持って他のパチンコ機に移動するという不正遊技(いわ
ゆる台移動)を禁止できるという利点がある。しかしな
がら、この利点を十分に活かした技術は従来、存在しな
かった。本発明は、係る課題に鑑みなされたもので、請
求項1に記載のパチンコ機は、玉封入式パチンコ機の利
点を損なうことなく、遊技球を獲得したという実感を得
られる玉封入式パチンコ機を提供することを目的とす
る。
に記載の玉封入式パチンコ機を簡素に実現する態様を提
案するものである。請求項3に記載の本発明は、遊技の
達成感を一層高めることを目的とする。また請求項4に
記載の本発明は、入賞が発生しなくても遊技をしている
実感を高められるようにすることを目的とする。
ンコ機においては台移動が不可能であることを利用し
て、換金率をパチンコ機毎に変更可能にすることを目的
とする。請求項6、11、および13に記載の本発明
は、出力された数値データの価値を遊技者が容易に把握
できるようにすることを目的とする。
封入式パチンコ機や同じ島内の玉封入式パチンコ機の換
金率の設定を容易に行なえるようにするのを目的とす
る。請求項8に記載の本発明は、玉封入式パチンコ機に
おいては台移動が不可能であることを利用して、貸玉単
価(本来は遊技球1個を借りるのに要する料金のこと。
ここでは特に、借りる遊技球1個に相当する数値データ
を得るのに掛かる料金)をパチンコ機毎に変更可能にす
ることを目的とする。
貸玉単価にて行なわれた遊技の数値データを同時に記録
可能とすることを目的とする。請求項10に記載の本発
明は、貸玉単価が同じという条件内で、台移動を容認す
る態様を提案するものである。
値データの価値を把握した後、再びその数値データを利
用可能とすることを目的とする。請求項14に記載の本
発明は、遊技者の価値感や経済状態にあった遊技を行な
うことを可能にすることを目的とする。
貸玉単価を遊技者が変更可能とした場合に予想される不
正遊技を防止することを目的とする。請求項16に記載
の本発明は、当該玉封入式パチンコ機が、いわゆる確率
変動タイプのパチンコ機として構成された場合に予想さ
れる不正遊技を防止することを目的とする。
条件が整うと、持ち玉を減らすことなく遊技を続行可能
ないわゆる時短タイプのパチンコ機として構成された場
合に予想される不正遊技を防止することを目的とする。
に為された請求項1に記載の本発明は、発射された遊技
球を発射装置に回収し、持ち玉および賞球を遊技球では
なく数値データとして遊技者に付与する玉封入式パチン
コ機において、玉封入式ではないパチンコ機における上
部受け皿に相当する玉受け皿に、入賞に応じた数の遊技
球を送り出す賞球送給部と、前記玉受け皿に送り出され
た遊技球を前記賞球送給部に送り返す賞球返送部と、前
記玉受け皿に送り出された遊技球を遊技者から隔離する
第1透明カバーとを備えたことを特徴とする。
載の玉封入式パチンコ機において、前記玉受け皿は、右
側が低くなるように傾斜されたものであり前記賞球返送
部は、前記玉受け皿の下方に設けられ、左側が低くなる
ように傾斜された玉貯留部と、前記玉受け皿の略右端部
に転動されてきた遊技球を、当該玉封入式パチンコ機の
内部を通って、前記玉貯留部の略右端部に誘導する傾斜
路と、を備えたものであり、前記賞球送給部は、前記玉
貯留部の略左端部から遊技球の供給を受けて、前記玉受
け皿の略左端部に遊技球を送り出すものであることを特
徴とする。
は2に記載の玉封入式パチンコ機において、前記賞球送
給部は、前記入賞に応じた数の遊技球として、賞球とし
て払い出されるべき数と同数の遊技球を前記玉受け皿に
送り出すものであることを特徴とする。
3にいずれか記載の玉封入式パチンコ機において、発射
された遊技球が発射装置に至る発射玉経路と、該発射玉
経路を流れる遊技球を遊技者から目視可能に隔離する第
2透明カバーとを設けたことを特徴とする。
技球を発射装置に回収し、持ち玉および賞球を遊技球で
はなく数値データとして遊技者に付与する玉封入式パチ
ンコ機において、遊技球の換金率を設定するための換金
率設定手段と、当該玉封入式パチンコ機にて行なった遊
技にて遊技者が獲得した数値データを、前記換金率設定
手段により設定された換金率と共に出力する換金率出力
手段と、を備えたことを特徴とする。
載の玉封入式パチンコ機において、前記換金率出力手段
が、遊技者が獲得した遊技球の数値データおよび前記換
金率設定手段により設定されていた換金率を出力するに
代えて、該数値データおよび該換金率から算出される遊
技の成果を表す値を出力するものであることを特徴とす
る。
は6に記載の玉封入式パチンコ機において、前記換金率
設定手段は、複数台の前記玉封入式パチンコ機の換金率
を外部から一括して設定可能なものであることを特徴と
する。請求項8に記載の本発明は、発射された遊技球を
発射装置に回収し、持ち玉および賞球を遊技球ではなく
数値データとして遊技者に付与する玉封入式パチンコ機
において、現金もしくはプリペイドカードを受け入れる
玉貸料入力手段と、貸玉単価を設定するための貸玉単価
設定手段と、遊技球を借りる旨の指示を遊技者から受け
ると、玉貸料に応じた代金を前記玉貸料入力手段から徴
収すると共に、前記貸玉単価設定手段により設定された
貸玉単価および前記玉貸料に応じた数の遊技球を数値デ
ータにして遊技者に付与する玉貸手段と、当該玉封入式
パチンコ機における遊技にて、遊技者が獲得した遊技球
の数値データを、該遊技において設定されていた貸玉単
価と共に出力する貸玉単価出力手段とを備えたことを特
徴とする。
載の玉封入式パチンコ機において、前記貸玉単価出力手
段が、遊技者が獲得した遊技球の前記数値データを前記
貸玉単価ごとに、所定の記録媒体に記録するものである
ことを特徴とする。請求項10に記載の本発明は、請求
項9に記載の玉封入式パチンコ機において、前記記録媒
体に記録された前記数値データの内、当該玉封入式パチ
ンコ機の前記貸玉単価設定手段により設定されている貸
玉単価と同じ貸玉単価に対応する出力された数値データ
に限り、遊技に再使用可能としたことを特徴とする。
たは10に記載の玉封入式パチンコ機において、前記記
録媒体に記録された前記貸玉単価の異なる前記数値デー
タを、前記貸玉単価に応じた共通の数値データに換算す
る換算手段を備えたことを特徴とする。
に記載の玉封入式パチンコ機において、前記共通の数値
データを前記貸玉単価の異なる前記数値データに逆換算
する逆換算手段を備えたことを特徴とする。請求項13
に記載の本発明は、請求項8に記載の玉封入式パチンコ
機において、前記貸玉単価出力手段が、遊技者が獲得し
た遊技球の数値データおよび該遊技において設定されて
いた貸玉単価を出力するに代えて、該数値データおよび
該貸玉単価から算出される該遊技の成果を表す値を出力
するものであることを特徴とする。
ら13にいずれか記載の玉封入式パチンコ機において、
前記貸玉単価設定手段が、遊技者の操作により貸玉単価
が設定可能なものであることを特徴とする。請求項15
に記載の本発明は、請求項14に記載の玉封入式パチン
コ機において、前記貸玉単価設定手段が、当該玉封入式
パチンコ機における遊技に使用する遊技球数を示す数値
データが0ではない状態においては、貸玉単価の設定が
できないものであることを特徴とする。
または15に記載の玉封入式パチンコ機において、当該
玉封入式パチンコ機が、予め定められた第1の遊技条件
が成立すると、大当たりになる確率が上昇し、且つ予め
定められた第2の遊技条件が成立すると、大当たりにな
る確率が低下するものであり、前記貸玉単価設定手段
が、大当たりになる確率が上昇した状態においては、貸
玉単価の設定ができないようにされているものであるこ
とを特徴とする。
から16にいずれか記載の玉封入式パチンコ機におい
て、当該玉封入式パチンコ機が、電動式入賞口を備え、
予め定められた第3の遊技条件が成立すると、該電動式
入賞口の開放頻度が上昇し、且つ予め定められた第4の
遊技条件が成立すると、前記電動式入賞口の開放頻度が
低下するものであり、前記貸玉単価設定手段が、前記電
動式入賞口の開放頻度が上昇した状態においては、貸玉
単価の設定ができないようにされているものであること
を特徴とする。
から17にいずれか記載の玉封入式パチンコ機におい
て、前記貸玉単価設定手段が、当該玉封入式パチンコ機
が大当たりした状態においては、貸玉単価の設定ができ
ないようにされているものであることを特徴とする。
コ機は、玉受け皿に入賞に応じた数の遊技球を送り出す
賞球送給部を備えている。玉受け皿は、通常機における
上部受け皿に相当するもので、通常機では、賞球の払い
出しや玉貸しが行なわれる箇所である。つまり、この玉
封入式パチンコ機では、通常機において賞球の払い出し
が行なわれるのと同じ箇所にて再現する。しかも玉受け
皿は、上部受け皿と同様、遊技者の眼下に位置するた
め、遊技者は遊技球を獲得したという実感を得ることが
できる。
賞球返送部によって賞球送給部に送り返されることによ
り、当該玉封入式パチンコ機内で循環される。このた
め、所要玉数は通常機よりも少なくて済み、当該玉封入
式パチンコ機が大当たりになったために周辺のパチンコ
機において遊技球が不足する、という事態も発生しな
い。
り、遊技者が自由に遊技球に触れることができるが、玉
受け皿は第1透明カバーによって、遊技者から隔離され
ている。このため、不正な遊技球が循環経路に混入した
り、玉封入式パチンコ機内で循環される遊技球の数が減
少する心配がない。
機によれば、玉封入式パチンコ機の利点を損なうことな
く、遊技者に遊技球を獲得したという実感を持たせるこ
とができる。請求項2に記載の本発明は、玉受け皿の下
方に玉貯留部を設け、これの略右端部と玉受け皿の略右
端部とを結ぶ傾斜路を設けている。なお、玉受け皿は上
部受け皿と同様、右側が低くされており、玉貯留部は左
側が低くされている。入賞が発生すると、賞球送給部に
より玉受け皿に送り出された遊技球は、玉受け皿を右へ
転動し、傾斜路を通って、玉貯留部に達し、更にここを
左方へ転動する。そして入賞が更に発生すると、賞球送
給部により再び、玉受け皿へ送り出される。
チンコ機においては、賞球返送部が、傾斜路および玉貯
留部の傾斜によってのみ、遊技球を賞球送給部へと送り
返すので非常に簡素に実現できる。請求項3に記載の本
発明では、賞球送給部を、入賞に応じた数の遊技球とし
て、賞球として払い出されるべき数と同数の遊技球を玉
受け皿に送り出すものとしている。すなわち、通常機に
おいては3個の賞球がある入賞口に遊技球が入ると3個
の遊技球を送り出し、10個の賞球がある入賞口に遊技
球が入ると10個の遊技球を送り出す。
コ機によれば、通常機における賞球の払い出しに極めて
近い遊技球の送り出しを行なう。なお、これには反する
が、大当たり時の様に、短時間で大量の遊技球を送り出
す場合には、厳密に賞球と同じ数の遊技球を送り出さな
いようにしてもよい。例えば、賞球よりも1〜2割少な
くしても、遊技者には分からないし、また少なくするこ
とにより、本来、大量の遊技球を送り出すのに掛かる時
間を短縮することができる。
技球が発射装置に至る発射玉経路を形成し、これを第2
カバーにて遊技者から隔離している。この発射玉経路
は、本来、玉封入式パチンコ機が備えているもので、こ
れを第2カバーを介して目視可能にしたものである。
において遊技球を発射すると、遊技球が1発発射される
毎に発射玉経路内の遊技球が流れて行くのが分かる。従
って、請求項4に記載の玉封入式パチンコ機によれば、
入賞が発生せず、賞球送給部による遊技球の送り出しが
行なわれない状態でも、発射に用いる遊技球の流れによ
って、遊技の実感を遊技者に味わわせることができる。
換金率設定手段と、換金率出力手段とを備えている。こ
の玉封入式パチンコ機で遊技をし、景品玉に相当する数
値データを獲得すると、その数値データが、貸玉単価設
定手段により設定された貸玉単価とともに出力される。
ここで、換金率とは、数値データ1(通常機では遊技球
1個に相当。これに倣い、当該玉封入式パチンコ機にお
ける換金率の単位は円/個とする)を現金化したときの
割合を指すものとする。但し、一般には一旦数値データ
を200円若しくは1000円の換金用景品に替え、更
に現金に交換する、という間接的な換金を行なう。
率出力手段により数値データが換金率と共に出力される
ので、数値データが正当に評価される。なお、換金率出
力手段による出力は、玉封入式パチンコ機にディスプレ
イ装置を設け、ここに表示をしてもよいし、或はプリン
タを設け、これにて印字をしてもよい。前者の場合は、
ディスプレイ装置に表示した数値データおよび換金率
を、別途設けたプリンタで印字したり、その電磁的記録
を作成したりするとよい。
遊技球に触れることができないので、換金率の低いパチ
ンコ機で得た遊技球を換金率の高いパチンコ機へ運んで
遊技をする、という不正遊技は不可能である。そして数
値データは、換金率と共に出力されるので、数値データ
を正しく評価することができる。
コ機によれば、玉封入式パチンコ機ごとに換金率を変更
することが可能となる。また、パチンコホールを経営す
る側(以下単にホール側という)が換金率を設定する場
合、新しい機種については換金率を高くしたり、遊技者
へのサービスとして当たり易くするパチンコ機について
は換金率を低くするといったことも容易にできるように
なる。
の数値データと換金率とを出力する代わりに、遊技球の
数値データおよび換金率から算出される遊技の成果を表
す値を出力するものとなっている。「遊技の成果を表す
値」とは、換金率の設定値に関わらず、遊技者が勝ち負
けのどちらの状態にあるか、勝っている場合にはどの程
度勝っているかを示すものである。具体的には、数値デ
ータに換金率を乗したものや、標準的な換金率(例え
ば、2.5円/個)で他の換金率を正規化してなる値を
数値データに乗した値などが挙げられる。こうすると、
請求項5のように数値データと換金率とを出力した場合
に比べ、今回の遊技と過去の遊技との成果の比較をし易
い。もちろん、この遊技成果を表す値をディスプレイ装
置に表示したりプリンタにて印字したり電磁的記録を作
成したりしてもよい。
は、換金率設定手段を、複数台の玉封入式パチンコ機の
換金率を外部から一括して設定可能なものとなってい
る。こうすると、同じ機種の玉封入式パチンコ機につい
ては共通の換金率としたり、同じ島内の玉封入式パチン
コ機を共通の換金率としたりするのが容易に行なえる。
玉貸料入力手段と、貸玉単価設定手段と、玉貸手段と、
貸玉単価出力手段とを備えている。玉貸料入力手段に現
金もしくはプリペイドカードを入れ、遊技球を借りる旨
の指示をすると、玉貸手段が、玉貸料に応じた代金を玉
貸料入力部から徴収すると共に、貸玉単価設定手段によ
り設定された貸玉単価および玉貸料に応じた数の遊技球
に相当する数値データを遊技者に付与する。なお、現金
にて玉貸料を徴収する場合には、現金の投入を、遊技球
(数値データ)を借りる旨の指示とするとよい。
数値データは、この遊技において設定されていた貸玉単
価と共に、貸玉単価出力手段により出力される。なお、
貸玉単価出力手段は、換金率出力手段と同様、様々な態
様にて実施できる。これについては、換金率出力手段に
関して前述した説明において、「換金率」を「貸玉単
価」と置き換えることにより説明できる。
によれば、貸玉単価出力手段により数値データが貸玉単
価と共に出力されるので、数値データが正当に評価され
る。また、ホール側が、貸玉単価を設定する場合、新し
い機種については貸玉単価を高くし、遊技者に対するサ
ービスとして当たり易くするパチンコ機については貸玉
単価を低くするといったことも容易にできるようにな
る。
力手段が、遊技者が獲得した遊技球の数値データを貸玉
単価ごとに、所定の記録媒体に記録するようにされてい
る。ここで記録媒体としては、磁気カード、ICカー
ド、フレキシブルディスク等が挙げられる。
異なる複数の数値データを所持することができるように
なる。請求項10に記載の本発明は、記録媒体に記録さ
れた前記数値データの内、貸玉単価設定手段により設定
されている貸玉単価と同じ貸玉単価に対応する出力され
た数値データに限り、遊技に再使用可能としている。
できるようになる。再開時には、記録媒体に記録された
数値データを用いることになる。また、同じ貸玉単価の
他の玉封入式パチンコ機に移動して遊技を再開すること
も可能である。なお、貸玉単価の異なる複数の数値デー
タを記録しておくと、多彩な遊技が可能となるものの、
記録されている数値データの総価値が分かり辛くなる。
例えば、遊技前には貸玉単価4円の数値データが100
0、貸玉単価2.5円の数値データが1500であった
のが、遊技後には夫々1100、1300となった場合
に、総価値が増えたのか減ったのかが分かりにくい。
記録媒体に記録された貸玉単価の異なる数値データを、
貸玉単価に応じた共通の数値データに換算する換算手段
を備えている。なお、共通の数値データとしては、前述
の「遊技の成果を表す値」が挙げられる。
データを、貸玉単価に応じた共通の数値データにしてお
けば、その共通の数値データを参照することにより、記
録されている数値データの総価値を容易に把握すること
ができる。請求項12に記載の本発明では、請求項11
の玉封入式パチンコ機において、算出された共通の数値
データを貸玉単価の異なる数値データに逆換算する逆換
算手段を備えている。
値データを一旦共通のデータに換算し、数値データの価
値を把握した後、元々の貸玉単価とは異なる貸玉単価の
数値データに逆換算することにより、その数値データを
再利用可能となる。特に、請求項10に適用した場合に
は、元の貸玉単価とは異なる貸玉単価の数値データに逆
換算することにより、異なる貸玉単価の数値データも使
用可能となる。なお、この際には、異なる貸玉単価の数
値データを利用することに関する手数料としてデータを
いくらか減じてもよい。こうすると、同じ貸玉単価の数
値データを再利用する場合との差別化をすることができ
る。
出力手段を、遊技者が獲得した遊技球の数値データおよ
びその遊技において設定されていた貸玉単価を出力する
に代えて、数値データおよび貸玉単価から算出される遊
技の成果を示す値を出力するものとしている。この「遊
技の成果を示す値」は、算出に、換金率ではなく貸玉単
価を用いる点を除けば、前述の遊技の成果を示す値と同
じである。また、結果として全く同じものであってもよ
い。また、この玉封入式パチンコ機は、請求項11に記
載の玉封入式パチンコ機において、数値データおよび貸
玉単価を出力することなく「共通の数値データ」を出力
するものと見なすこともできる。
機によれば、数値データと貸玉単価とを出力した場合に
比べ、今回の遊技と過去の遊技との成果の比較をし易
い。請求項14に記載の本発明は、遊技者が貸玉単価の
設定をすることを可能にしたものである。
と、貸玉単価は必ず最も安い額に設定されそうである
が、貸玉単価出力手段が、数値データを貸玉単価と共に
出力(或はこれらから算出される遊技の成果を表す値)
するので、数値データの評価も低くなる。
済状態にあった遊技を行なうことが可能となる。すなわ
ち、資金が多く掛かってもよいから数値データ1あたり
の評価の高い遊技をしたいと考える遊技者は、貸玉単価
を高く設定すればよく、数値データの評価は低くてもよ
いから大量の遊技球でじっくり遊技をしたいと考える遊
技者は、貸玉単価を低く設定すればよい。
定可能とし、これをホール側が1台1台設定することに
なると非常に手間が掛かる。また、こうして設定した結
果、ある遊技者が遊技をしたくない貸玉単価が設定され
たパチンコ機は空いているが、遊技をしたい貸玉単価の
パチンコ機が空いていないために、遊技をすることなく
帰ってしまうという事態が起こりうる。
のように、貸玉単価の設定を遊技者に委ねることによ
り、ホール側が、パチンコ機毎に貸玉単価を設定する手
間が無くなり、また、空いているパチンコ機を遊技者の
所望する貸玉単価に設定することができる。また、請求
項10に記載の玉封入式パチンコ機に適用すれば、貸玉
単価を同じにすることにより、任意の玉封入式パチンコ
機に移動が可能となる。
設定手段が、当該玉封入式パチンコ機における遊技に使
用する遊技球数を示す数値データが0ではない状態にお
いては、貸玉単価の設定ができないようにされている。
これに反し、数値データが0ではない状態においても、
貸玉単価の設定が可能であると、大当たり等により数値
データが大きな値になってから、更に貸玉単価を高くす
る、という不正遊技が可能になってしまう。
よれば、この不正遊技を防止することができる。請求項
16に記載の本発明は、いわゆる確率変動を起こす玉封
入式パチンコ機に応用したものである。こうしたパチン
コ機では、予め定められた第1の遊技条件が成立する
と、大当たりになる確率(以下、単に当たり確率とい
う)が上昇し、且つ予め定められた第2の遊技条件が成
立すると、当たり確率が低下するようにされている。第
1の遊技条件や第2の遊技条件の例としては、パチンコ
機の備えるディスプレイ装置に、特定の図柄の組み合わ
せ(当たり配列という)が表示されることや、こうした
図柄を複数列表示できるディスプレイにおいて、特定の
列に当たり配列が表示されること(或は当たり配列が表
示された列数)というのが代表的である。なお、第1の
遊技条件と第2の遊技条件は、互いに同じであっても構
わない。
りになる確率が上昇した状態においては、貸玉単価の設
定ができないようにされている。これに反し、大当たり
になる確率が上昇した状態においても、貸玉単価の設定
が可能であると、次のような不正遊技が可能となってし
まう。すなわち、当たり確率が高くなったら貸玉単価を
高くして遊技を続行する、という不正遊技である。たと
え、遊技に使用する遊技球数を示す数値データが0では
ない状態においては、貸玉単価の設定ができないように
されていても、当たり確率が上昇した時点で一旦遊技を
終了してこの数値データを0にすれば、貸玉単価を高く
できる。仮にこの不正遊技が可能であると、続行後の大
当たりは、比較的簡単に得られるので、貸玉単価を高く
することにより評価の高くなった数値データを遊技者は
獲得できてしまう。
よれば、こうした不正遊技を防止することができる。請
求項17に記載の本発明は、いわゆる時短を起こす玉封
入式パチンコ機に応用したものである。こうしたパチン
コ機では、予め定められた第3の遊技条件が成立する
と、当該玉封入式パチンコ機が備える電動式入賞口の開
放頻度が上昇し、予め定められた第4の遊技条件が成立
すると、電動式入賞口の開放頻度が低下するようにされ
ている。第3の遊技条件の例としては、当該玉封入式パ
チンコ機の備えるディスプレイ装置に、当たり配列が表
示されることや、当たり配列の中でも特定の当たり配列
が表示されることが代表的である。第4の条件として
は、ディスプレイ装置における図柄変動が所定回数(例
えば100回)行なわれたこと、再び当たり配列が装置
に表示されたこと等が挙げられる。なお、電動式入賞口
としては電動チューリップが例示できる。
射された遊技球は容易に電動式入賞口に入賞するように
なり、この状態では遊技者は遊技球を示す数値データの
値をほとんど減らすことなく遊技を行なうことができ
る。請求項17の玉封入式パチンコ機においては、この
電動式入賞口の開放頻度が上がった状態においては、貸
玉単価の設定ができないようにされている。
がった状態においても、貸玉単価の設定が可能である
と、次のような不正遊技が可能となってしまう。すなわ
ち、開放頻度が上がったら貸玉単価を高くして遊技を続
行する、という不正遊技である。たとえ、遊技に使用す
る遊技球数を示す数値データが0でないと貸玉単価の設
定ができないようにされていても、開放頻度が上がった
時点で一旦遊技を終了してこの数値データを0にすれ
ば、貸玉単価を高くできるようになる。仮にこの不正遊
技が可能であると、続行後の大当たりは、比較的簡単に
得られるので、貸玉単価を高くすることにより評価の高
くなった数値データを遊技者は獲得できてしまう。
よれば、こうした不正遊技を防止することができる。請
求項18に記載の玉封入式パチンコ機では、大当たりし
ている状態において、貸玉単価の設定ができないように
されている。
玉単価の設定が可能であると、たとえ数値データが0で
はない状態では貸玉単価の設定ができないようにされて
いても次のような不正遊技が可能となってしまう。すな
わち、大当たりが発生した際に数値データがある場合に
は、遊技を一旦終了して数値データをゼロにするか、或
は数値データが数十程度であれば、発射強度を最大にす
る等して入賞口に一切入らないようにして数値データを
使い尽くす。こうすれば、貸玉単価の設定が可能になる
から、大当たりによって得られる大量の数値データの価
値を、貸玉単価を上昇させることにより、高くすること
ができてしまう。なお、請求項16の玉封入式パチンコ
機ならば、当たり確率が上昇した状態ではこの不正遊技
は不可能だが、当たり確率が上昇していなければ可能と
なる。また、請求項17の玉封入式パチンコ機でも、電
動式入賞口の開放頻度が上昇していない状態では可能と
なる。
よれば、こうした不正遊技を防止することができる。
ため、本発明の好適な実施例を図面と共に説明する。ま
ず、図1は本発明の一実施例であるパチンコ機2の前面
を表す構成図である。パチンコ機2は、封入式と呼ばれ
るタイプのパチンコ機であり、更に、貸玉単価を遊技者
が変更可能にされている(詳しくは後述)。このパチン
コ機2は、遊技盤面に設けられた遊技域4の中央上部
に、様々な画像を表示する液晶表示装置6を備えてお
り、その下方には遊技球を受け入れ易い状態に変化可能
な、変動入賞装置8を備えている。始動入賞口10a〜
10cへ発射玉が入る(入賞する)と、液晶表示装置6
に3桁の図柄が夫々表示される。これらの図柄は各桁0
〜9の数字、およびA、Bの計12種類からなり、全部
で12×12×12=1728通りの表示態様がある。
示中に、更に始動入賞口10a〜10cへ発射玉が入賞
すると、その入賞回数に応じた数(最大4個)だけ点灯
する4個のLEDからなる始動記憶表示器12が設けら
れており、液晶表示装置6の変更表示制御が一旦終了し
たときに(表示する図柄の変化が停止したときに)、始
動記憶表示器12を形成するLEDが点灯していれば、
その点灯が1つ消されて、液晶表示装置6での図柄の変
更表示が再度なされるようになっている。
6の上部に設けられた天入賞口、16a,16b及び1
8a,18bは、夫々、液晶表示装置6及び変動入賞装
置8の左右に設けられた袖入賞口、20a〜20fは発
射玉の転動させる風車、21は上皿22内で賞球に応じ
た遊技球の排出を行なうか否かを選択するためのレバ
ー、23は遊技球を借りたり、貸玉単価の変更を行なっ
たりするためのコンソール、24は入賞状態等に応じた
発音がなされるスピーカである。また、26は遊技球を
発射するために回動操作される発射ハンドルであり、図
示しない発射装置によって1分間に100個の割合で遊
技球が発射されるように設定されている。なお、ここで
は、天入賞口14、始動入賞口10a〜10c、袖入賞
口16a、16b、18a、18bの賞球は何れも5個
とされており、これらの入賞口を総じて一般入賞口と呼
ぶことにする。
ソレノイド(図示せず)によって開閉される開閉板28
が設けられている。そして、液晶表示装置6に停止して
表示された3桁の図柄が、すべて同じ(例えば「11
1」)になった時に、開閉板28が前方に開かれること
により、大入賞口30が形成される(いわゆる大当た
り)。そして開閉板28は、液晶表示装置6に表示され
る図柄が揃ってから所定時間(例えば、30秒)経過す
るか、或いは大入賞口30に発射玉が10個入賞したと
検出されるかのどちらかが成立すると閉じるようにされ
ている。なお、大入賞口30に対する賞球は15個とな
っている。また、液晶表示装置6にすべて同じ図柄が表
示される確率、つまり当たり確率は、パチンコ機2の起
動時には1/350にされているが、「333」「55
5」「777」「AAA」「BBB」の5種類の内のい
ずれかの配列で大当たりになった場合(本発明の第1の
遊技条件に相当)には、当たり確率が1/70まで上昇
する。以降、前記5種類以外の当たり配列で大当たりに
なるか、或は大当たりが初回を含めて連続5回、前記5
種類の当たり配列で大当たりになる(本発明の第2の遊
技条件に相当)と、当たり確率が1/350に戻る。
切られており、その中央部は大当たり状態を継続させる
ための特定領域32となっている。特定領域32を遊技
球が通過した場合には、開閉板28を閉じた後に再び開
閉板28を開放して大当たり状態が継続するようになっ
ている。なお、このパチンコ機2において、大当たり状
態の間に開閉板28が開閉する最大回数は16回に設定
されている。
上皿22には、通常のパチンコ機では賞球や貸し玉が排
出される箇所である上部踊場34が、透明の合成樹脂製
のカバー36で覆われている。これにより、遊技球38
に触れることができないようにされている。なお、上部
踊場34は本図において右側が低くされている。また上
皿22にはカバー36の右方にも透明の合成樹脂製の窓
40が設けられており、この窓40を通して発射ハンド
ル26を操作することにより発射される遊技球38を目
視できるようにされている。なお、上部踊場34は本発
明の玉受け皿に相当し、カバー36は本発明の第1透明
カバーに相当する。
である。図1に示したレバー21を上側にしておくと、
賞球が揚送機44によって上部踊場34に供給される状
態(上皿循環という)となる。揚送機44から排出され
た遊技球38は、上部踊場34を本図の右方に転がり、
踊場出口46からパチンコ機2内に入る。そして下降経
路48を左側に転動して図2(c)に示す下部踊場50
に至る。下部踊場50は本図において左側が低くされて
おり、遊技球38は下部踊場50内を左方へ転がり遊技
球38は揚送機44に至る。揚送機44が稼働していれ
ば、遊技球38は上昇されて再び上部踊場34へと排出
される。つまり上部踊場34、下降経路48、下部踊場
50、揚送機44は閉じた通路(この通路を第1閉通路
と呼ぶ)をなしている。従って、この第1閉通路内の遊
技球38は、増えも減りもしない。なお、揚送機44は
本発明の賞球送給部に相当し、下降経路48は本発明の
傾斜路に相当し、下部踊場50は本発明の玉貯留部に相
当する。
射玉経路52を流下するもので、図2(b)において右
方へ転動されて図示しない発射装置へと供給される。こ
の発射玉経路52を流れる遊技球38はアウト玉受54
から供給される。なお、窓40は本発明の第2透明カバ
ーに相当する。
式図を図3(a)に示す。アウト玉受54へは、一般入
賞口および大入賞口30に入賞した遊技球38、何れの
入賞口にも入らず遊技域4(図1参照)の下端に形成さ
れたアウト穴(図示しない)から排出された遊技球3
8、発射力が不足して遊技域4に到達できなかった遊技
球38(ファール玉という)が流れ込むようにされてい
る。なお、本図では、一般入賞口を袖入賞口18a、1
8bにて代表させている(以下、一般入賞口18a、1
8bとも言う)。これら一般入賞口18a、18b及び
大入賞口30とアウト玉受54とはダクト56で繋がれ
ている。ダクト56の途中には一般入賞口スイッチ5
8、大入賞口スイッチ60が設けられており、これらに
より、一般入賞口18a、18bに入賞した遊技球38
の数、大入賞口30に入賞した遊技球38の数を検知可
能にされている。本図には示されていないが、アウト穴
に入った遊技球38の数もアウト穴スイッチにより検知
可能にされており、これらの検知結果の合計が、発射数
となる(ファール玉は発射数に数えられない)。
は、発射玉経路52を流下して供給口62に到達する。
供給口62から流れ出た遊技球38は発射レール64に
セットされ、発射装置の備える打杵66に打撃されるこ
とにより遊技域4に打ち出される。つまり、アウト玉受
54、発射玉経路52、供給口62、発射レール64、
遊技域4、一般入賞口18a、18b(または大入賞口
30若しくはアウト穴)、ダクト56は、閉じた通路
(これを第2閉通路と呼ぶ)をなしている。従って、こ
の第2閉通路内の遊技球38も、増減しない。
数値データ(以下、景品玉という)が0の状態において
は、発射経路ソレノイド68により稼働されるシャッタ
ーにて供給口62は閉じられ、発射ハンドル26(図1
等を参照)を操作して打杵66を稼働させても遊技球3
8が発射できないようにされている。
図で、図3(a)の左方から見た図となっている。揚送
機44は、図3(b)に示す様に、タイミングベルト7
0に付けられたバケット72により遊技球38を下部踊
場50から上部踊場34へと上昇させる機構である。レ
バー21の操作により上皿循環のモードにされていると
きに、入賞が発生すると、パチンコ機2の制御装置74
からバス76を介して揚送機コントローラ78に、その
入賞に対応する賞球分だけ、遊技球38を揚送する旨の
指令が入力される。揚送機コントローラ78は、その賞
球の数に対応する角度だけ、ステッピングモータ80を
回転させ、上部踊場34へ遊技球38を供給する。な
お、82はパルスアンプである。
明する。本図は、図1においてコンソール23の付近を
拡大した図である。コンソール23は、第1表示部8
4、第2表示部86の2つの液晶ディスプレイを備えて
おり、第1表示部84には貸玉単価やプリペイドカード
の残金等が表示される。一方、第2表示部86には、景
品玉の数や会員カードに記録された預玉(会員カードに
記録された景品玉の数値データのこと。遊技に用いるこ
とはできるが、景品と交換することは不可能)数が表示
される。
磁気カードで、これには貸玉単価ごとに預玉を記録可能
にされており、本図の「預玉」の欄に表示されているの
は、貸玉単価2円/個の預玉が2000個あることを示
している。なお、会員カードには、預玉の他に、貯玉も
格納される、貯玉とは会員カードに記録された換金用の
玉数で、後述する貯玉変換処理により、預玉を変換する
ことにより作られる。会員カード内の記憶の様子を[表
1]に示す。
出された遊技球38で行なわれた遊技の結果、遊技者が
獲得した預玉(以下、単に「貸玉単価2円の預玉」とい
う)が2000個、貸玉単価3円の預玉が1500個、
貸玉単価3.5円の預玉が10200個、貯玉が800
0個記録されていることを示している。
ン88により設定する。通常状態において貸玉単価は4
円とされており、減少ボタン88aを押すことによりこ
れを0.5円ずつ下げ、最小2円まで下げることができ
る。増加ボタン88cを押すと、0.5円ずつ上げ、最
大4円まで上げることができる。標準ボタン88bを押
すと、貸玉単価が4円になる。
まれたプリペイドカードから500円分の遊技球38を
借りるときに押すボタン、預玉引出ボタン94は、差込
口92bに差し込まれた会員カードの預玉から100個
ずつ球を借りるときに押すボタンである。なお、差込口
92bは、会員カードが差し込まれていないときには景
品カードを発行する発行口としても機能する。景品カー
ドとは、その遊技で遊技者が獲得した景品玉を貯玉にし
て記録したカードである。
録されている預玉を貯玉に変換するためのボタンであ
る。コンバートボタン96を押すと、現在、貸玉単価設
定ボタン88にて設定されている貸玉単価と同じ預玉
が、貯玉に変換される(詳しくは後述)。
単価と共に全て会員カードに記録するためのボタンであ
る。差込口92bに会員カードが差し込まれていないと
きには、景品カードが作成され、これに景品玉を変換し
てなる貯玉が記録され、差込口92bから出て来る。返
却ボタン100aは、差込口92aに差し込まれたプリ
ペイドカードを取り出すためのボタン、返却ボタン10
0bは、差込口92bに差し込まれた会員カードを取り
出すためのボタンである。
す。制御装置74は、一般入賞口スイッチ58、大入賞
口スイッチ60、貸玉単価設定ボタン88、玉貸ボタン
90、預玉引出ボタン94、コンバートボタン96、及
び精算ボタン98からの各検出信号を入力する入力回路
102と、入力回路102を介して取得した各検出信号
に基づいて各種プログラムを実行するCPU104と、
CPU104により実行されるプログラムが格納された
ROM106と、CPU104が処理するデータを一時
記憶するRAM108と、第1表示部84、第2表示部
86、景品カード記録部110、発射経路ソレノイド6
8等へ、夫々駆動信号を出力する出力回路112と、プ
リペイドカードから残金情報を読み取ったり書きこんだ
りするプリペイドカードリーダライタ114に対し制御
信号やデータのやり取りをするプリペイドカードリーダ
ライタコントローラ116と、会員カードから預玉数の
読み取り・書き込み等を行なう会員カードリーダライタ
118に対し制御信号やデータのやり取りをする会員カ
ードリーダライタコントローラ120と、これら各部を
接続するバス76とを備えている。なお、本図では、ア
ウト穴スイッチ、特定領域32を遊技球38が通過した
ことを検出するスイッチ、変動入賞装置8の開閉板を開
閉させるソレノイド等を省略している。また、プリペイ
ドカードリーダライタ114および会員カードリーダラ
イタ118は、本発明の玉貸料入力手段に相当する。
賞球処理の概略を示す。本処理は、一般入賞口スイッチ
58、大入賞口スイッチ60のいずれかにより遊技球3
8の入賞が検知されることを割りこみ指令として起動す
る。本処理が起動されると、まずステップ(以下、Sと
記す)100にて本処理を起動させた入賞が一般入賞か
否かを判定する。一般入賞であれば景品玉数を5増やし
(S105)、賞球数を5増やして(S110)からS
125に進む。ここで賞球数とは、揚送機コントローラ
78に送信して揚送機44を稼働させ、下部踊場50か
ら上部踊場34へ上昇させる遊技球38の数である。賞
球数は、後述するS135でリセットされない限り、本
処理が終わっても値が保持される。一方、景品玉数は、
全て遊技に使用されるか、精算されるかのいずれかが行
なわれない限り、本処理が終わってもその値が保持され
る。S100で一般入賞でないと判定されたときには、
大入賞口30への入賞とみなし、景品玉数を15増やし
(S115)、賞球数を15増やして(S120)から
S125に進む。
BUSY信号がON(賞球数を受信不可能な状態)か否
かを判定する。ONであれば、本処理を終了し、BUS
Y信号がOFFであれば、賞球数を揚送機コントローラ
78に送信する。なお、送信された賞球数は揚送機コン
トローラ78の備えるバッファに格納される。そしてS
135にて賞球数をリセットする(ゼロにする)と本処
理を終了する。
78にて実行される揚送処理について図7のフローチャ
ートを用いて説明する。本処理はパチンコ機2に電源が
投入されることにより揚送機コントローラ78に通電が
行なわれると起動する。なお、初期状態ではBUSY信
号はOFFとなっている。本処理が起動されると、まず
S200にて、パチンコ機2が上皿循環状態にあるか否
か、すなわちレバー21が上側にされているか下側にさ
れているかを判定する。上皿循環状態であればS205
に進み、賞球数がバッファにあるか否か、つまりS13
0にて制御装置74から送信された賞球数を、揚送機コ
ントローラ78が受信しているか否かを判定する。受信
していなければS200に戻り、受信していればS21
0に進んでBUSY信号をONにする。そしてバッファ
の賞球数を揚送数にセットし(S215)、ステッピン
グモータ80を回転させ、遊技球38を1個だけ下部踊
場50から上部踊場34へ揚送する(S220)。
送数がプラスか否かを判定し(S230)、プラスなら
ばS220に戻って更に1個揚送する。S220〜S2
30の処理により、揚送数だけ(すなわち制御装置74
から送信されてきた賞球数分だけ)遊技球38が揚送さ
れる。なお、遊技球38は図2に示した第1閉通路を循
環するので、賞球数の多少に関わらず遊技球38は第1
閉通路内に20個もあれば十分である。こうして賞球数
分の揚送が終了するとBUSY信号をOFFし(S23
5)、バッファをクリアして(S240)、S200に
戻る。なお、S200において、レバー21が下側にな
っている(上皿循環ではない)と判定されたときにはS
240に直行する。これにより、仮に制御装置74から
賞球数が送られてきていても、上皿循環状態でないとき
には無視される。
賞球処理を実行し、揚送機コントローラ78が図7に示
す揚送処理を実行することにより、次のような効果があ
る。すなわち、パチンコ機2では、通常機と同様、上皿
22に賞球が排出される様子が再現されるので、数字で
表示したり遊技球38を擬似的に示す画像を画面に表示
しただけの従来提案されてきた玉封入式パチンコ機に比
べ、達成感がある。それでいて、賞球として排出される
遊技球38は、第1閉通路内を循環するので、所要玉数
も多くなく、第1閉通路内に20個もあれば、大当たり
時の大量の賞球にも対応することができる。従って、玉
封入式パチンコ機における、所要玉数が少なくて済む、
という利点を損なうことがない。また、発射される遊技
球38は窓40を介して遊技者に目視させることがで
き、しかも1発発射する毎に発射玉経路52内の遊技球
38が流れて行くので、たとえ入賞が発生しなくても、
遊技をしている実感を味わうことができる。
な処理を実行することにより、遊技者が、貸玉単価を変
更して遊技球38を借りることが可能にされている。ま
ず図8に、CPU104が実行する貸玉単価設定処理の
概略を示す。本処理は、本発明の貸玉単価設定手段に相
当するもので、3つの貸玉単価設定ボタン88のいずれ
かが押されると起動する(但し、後述する貯玉変換処理
内で減少ボタン88aまたは増加ボタン88cが押され
た場合を除く)。本処理が起動されるとまずS300に
て、パチンコ機2が大当たり中か否かを判定する。大当
たり中であればS305に進み、「ただいま貸玉単価の
変更はできません」という警告表示を第1表示部84に
行ない、本処理を終了する。大当たり中でなければS3
07に進み、パチンコ機2の当たり確率が高い(すなわ
ち1/70)か否かを判定する。高い場合はS305に
進み、高くない(すなわち1/350)場合は、S31
0に進んで景品玉数が0か否かを判定する。0でなけれ
ば、S315に進み、「貸玉単価を変更するには精算を
して下さい」という警告表示を第1表示部84に行な
い、本処理を終了する。なお、精算については図11の
精算処理において詳しく説明する。
理を起動させたボタンを判定する。標準ボタン88bで
あれば、貸玉単価を4円にし(S325)、貸玉単価を
第1表示部84に表示して(S330)本処理を終了す
る。本処理を起動させたボタンが減少ボタン88aであ
ればS335に進み、現在の貸玉単価が2円か否かを判
定する。2円であれば本処理を終了し、2円でなければ
貸玉単価を0.5円減少させ(S340)、S330に
進む。一方、本処理を起動させたボタンが増加ボタン8
8cであれば、現在の貸玉単価が4円か否かを判定する
(S345)。4円であれば本処理を終了し、4円でな
ければ貸玉単価を0.5円増加させ(S350)、S3
30に進む。つまり、本処理によれば、当たり確率が1
/350であって、かつ景品玉数が0の状態においての
み、貸玉単価が2円〜4円の範囲で0.5円刻みで変更
可能となっている。
の概略を示す。本処理は、本発明の玉貸手段に相当する
もので、玉貸ボタン90が押されると起動する。本処理
が起動すると、まずS400にて差込口92aにプリペ
イドカードが差し込まれているか否かを判定する。この
判定はプリペイドカードリーダライタコントローラ11
6との信号の授受によって行なわれる。差し込まれてい
なければ、S405に進み「プリペイドカードを入れて
下さい」という警告表示を第1表示部84に行ない、本
処理を終了する。プリペイドカードが差し込まれていれ
ば、S410にて現在設定されている貸玉単価において
500円で貸し出せる遊技球38の個数を算出する。例
えば、貸玉単価が4円であれば、125個となり、貸玉
単価が3.5円であれば、142個(端数は切り捨て)
となる。
に加算し(S415)、プリペイドカードリーダライタ
コントローラ116に指令を発して、プリペイドカード
から500円を減算する(S420)。S425では更
新された景品玉数を第2表示部86に表示し、S430
では更新されたプリペイドカードの残金を第1表示部8
4に表示する。S435では、プリペイドカードの残金
が0か否かを判定する。残金が0であれば、プリペイド
カードを差込口92aから排出する(S440)。そし
て発射経路ソレノイド68に指令を発してシャッターを
開放し(S445)、本処理を終了する。一方、残金が
0でない場合にはS445に直行する。なお、シャッタ
ーが既に開いている状態でS445が実行された場合に
は、何も行なわれない。つまり本処理によれば、実行時
の貸玉単価にて、500円分の個数の遊技球38をプリ
ペイドカードから貸し出し、これに応じて景品玉数、プ
リペイドカードの残金が更新される。
出処理の概略を示す。本処理も、本発明の玉貸手段に相
当する処理であり、預玉引出ボタン94が押されると起
動する。本処理が起動すると、まずS500にて差込口
92bに会員カードが差し込まれているか否かを判定す
る。この判定は会員カードリーダライタコントローラ1
20との信号の授受によって行なわれる。差し込まれて
いなければ、S505に進み「会員カードを入れて下さ
い」という警告表示を第2表示部86に行ない、本処理
を終了する。会員カードが差し込まれていればS510
に進み、現在、設定されている貸玉単価に対応する預玉
が会員カードに記録されているか否かを判定する。仮に
会員カードの記録内容が、[表1]に示したようなもの
であれば、貸玉単価が2円のときには、預玉は2000
個であるから「あり」と判定され、貸玉単価が2.5円
のときには、預玉は0個であるから「なし」と判定され
る。預玉が無ければ、S515に進み、例えば「2.5
円の預玉はありません」という警告表示を第2表示部8
6に行ない、本処理を終了する。この警告表示の「2.
5円」の部分は、現在の貸玉単価に応じて変化する。
100個以上か否かを判定する。100個以上あればS
525にて預玉数を100個減算してからS530に進
む。一方、預玉が100個に満たなければS535にて
預玉数を0にして、S530に進む。S530では、S
525またはS535で減数された分だけ景品玉数を更
新する。具体的には、預玉がS525で減算されたので
あれば景品玉数を100増やし、S535で預玉が0に
されたのであれば、S535を実行する直前まであった
預玉数を全て景品玉数に加算する。
0で更新された預玉数を第2表示部86に表示し、S5
45ではS530で更新された景品玉数を第2表示部8
6に表示する。そしてS550で、発射経路ソレノイド
68に指令を発してシャッターを開放し、本処理を終了
する。なお、シャッターが既に開いている場合には、何
も行なわれない。つまり、本処理によれば、実行時の貸
玉単価に対応する預玉を、100個単位(100個に満
たない場合にはその全数)で会員カードから引き出す処
理となっている。
について図11を用いて説明する。本処理は、精算ボタ
ン98が押されると起動する。本処理が起動すると、ま
ずS600にて差込口92bに会員カードが差し込まれ
ているか否かを判定する。差し込まれていれば、現在の
貸玉単価に対応する預玉に、現在の景品玉数を加算し
(S605)する。例えば、現在の貸玉単価が3円、景
品玉数が1000個、会員カードの記録内容が[表1]
に示した様なものであった場合に、精算ボタンを押す
と、S605の処理にて貸玉単価3円の預玉数1500
個に景品玉数1000個が加算されて2500個にな
る。その結果、その貸玉単価に関し会員カードに預けら
れた預玉の総数を第2表示部86に表示する(S61
0)。この処理により、今まで第2表示部86に「預玉
3.0 1500個」と表示されていたものが「預玉
3.0 2500個」と更新される。なお、S605
は本発明の貸玉単価出力手段に相当する。
合には、S615に進み、「会員カードを入れて下さ
い。景品カードに貯玉をする場合には、もう一度精算ボ
タンを押して下さい」という警告表示を第1表示部84
に行なう。会員カードが差し込まれたか否かを判定し
(S620)、差し込まれた場合はS605に移行す
る。差し込まれない場合は、精算ボタン98が押された
か否かを判定し(S625)押されない場合はS620
に戻り、会員カードが差し込まれるか或は精算ボタン9
8が押されるのを待つ。精算ボタン98が押された場合
は、現在の景品玉数を貯玉数に換算する(S630:本
発明の換算手段に相当)。
は景品玉数と同数」を基準とする。例えば、景品玉数が
1000個だった場合、現在の貸玉単価が4円であれ
ば、貯玉数は同数の1000個、貸玉単価が3円であれ
ば750個、貸玉単価が2.5円であれば625個にな
る。そしてS635にて、この貯玉が記録された景品カ
ードを作成し、差込口92bから排出する。なお、景品
カードの作成は、無地のカードに景品カード記録部11
0にて貯玉数を印字することにより行なわれる。続くS
640では、景品玉数を0にし(このS640で、会員
カードに預玉を記録した場合と合流する)、S645で
景品玉数を第2表示部86に表示する(つまり「景品玉
数 0個」と表示される)。そしてS650にてシャッ
ターを閉じ、本処理を終了する。
として会員カードに記録するか、貯玉として景品カード
に記録するかのいずれかを行なう処理となっている。会
員カードに記録された預玉を、貯玉にする際に行なう貯
玉変換処理について図12を用いて説明する。本処理は
コンバートボタン96を押すと起動される。本処理が起
動されると、まずS700にて差込口92bに会員カー
ドが差し込まれているか否かを判定する。この判定は会
員カードリーダライタコントローラ120との信号の授
受によって判定される。差し込まれていなければ、S7
05に進み「会員カードを入れて下さい」という警告表
示を第2表示部86に行ない、本処理を終了する。会員
カードが差し込まれていれば、S710に進み、現在、
設定されている貸玉単価に対応する預玉を会員カードか
ら読み取って第2表示部86に表示する。例えば、現在
の貸玉単価が3円で、会員カードに記録されている貸玉
単価3円の預玉が1500個であれば、「預玉 3.0
1500個」と表示される。
かが操作されるのを待ち(S715)、S720で操作
された貸玉単価設定ボタン88がいずれであるかを判定
する。なお、前述したように本処理の中では貸玉単価設
定ボタン88を操作しても貸玉単価設定処理は起動され
ない。操作されたのが減少ボタン88aであれば、S7
25に進み、現在、第2表示部86に表示されている預
玉よりも、0.5円貸玉単価が低い預玉を例えば「預玉
2.5 0個」と表示する。そしてS715に戻
り、更に貸玉単価設定ボタン88が操作されるのを待
つ。一方、操作された貸玉単価設定ボタン88が増加ボ
タン88cであれば、S730に進み、現在、第2表示
部86に表示されている預玉よりも、0.5円貸玉単価
が高い預玉を表示(例えば「預玉 3.5 10200
個」と表示)し、S715に戻る。なお、本図には示さ
れていないが、例えば、貸玉単価が2円の預玉を第2表
示部86に表示させている際に、更に減少ボタン88a
が操作された場合は、無視される(貸玉単価が4円の預
玉を第2表示部86に表示させている際に、増加ボタン
88cが操作された場合も同様)。
ボタン88bであれば、S735に進み、現在、第2表
示部86に表示されている預玉を貯玉に換算する。この
換算は、精算処理のS630とほぼ同様に行なわれる
(従ってS735も本発明の換算手段に相当する)。す
なわち、景品玉数が1000個だった場合、第2表示部
86に表示されている預玉の貸玉単価が3.5円であれ
ば、貯玉数は875個、貸玉単価が2円であれば500
個になる。そしてこの貯玉をS740にて会員カードに
記録する。そして、現在、第2表示部86に表示されて
いる預玉数を0にし(S745)、S740で記録され
た新たな貯玉数を第2表示部86に表示し(S750)
S715に戻る。なお、S715〜S750は無限ルー
プとなっているが、返却ボタン100bを押すことによ
り、本処理は強制的に終了される。
や、精算処理により景品カードに記録された貯玉は、パ
チンコ機2が設置されたパチンコホールの景品カウンタ
ーに持って行くと、換金用の景品(通常2.5円/個)
や、換金用ではない景品(約4円/個)に交換される。
理を行なうことにより、パチンコ機2では、貸玉単価を
遊技者が自ら設定することができる。そしてこれによ
り、遊技者の経済状態や価値感に応じた遊技を行なうこ
とが可能となる。例えば、従来の一般的な貸玉単価で遊
技をしたい遊技者は、貸玉単価設定ボタン88を操作し
て、貸玉単価を4円に設定して遊技を行なえばよい。ま
た、資金が少ないときには、貸玉単価を2円に設定すれ
ば、同じ資金で多数の遊技球38(貸玉単価が4円のと
きの2倍)を借りることができる。
または預玉にて景品を得ると解釈すれば、貸玉単価を変
えることは、実質的に換金率を変えていると見なすこと
もできる。例えば、貸玉単価4円の遊技球38は、2.
5円/個で換金され、貸玉単価2円の遊技球38は、
1.25円/個と解釈できる。従って、資金が多く掛か
ってもよいから換金率の高い遊技をしたいと考える遊技
者は、貸玉単価を4円にすればよい。また、換金率は低
くてもよいから大量の遊技球38でじっくり遊技をした
いと考える遊技者は、貸玉単価を2円にすればよい。ま
た貸玉単価は0.5円刻みで増減できるため、これらの
中間的な貸玉単価を設定することも可能である。
価で貸し出した遊技球38を、高い単価に設定した他の
パチンコ機2へ移動させるという不正遊技を防止するこ
とができる。なお、貸玉単価設定ボタン88により、貸
玉単価を増減可能にされてはいるものの、景品玉がある
状態では貸玉単価の変更が不可能にされている(貸玉単
価設定処理のS310においてNO)ため、安い貸玉単
価で大量の遊技球38を借りておいて、大当たりしたら
貸玉単価を高くすることにより実質的に換金率を高くし
て換金する、という不正遊技も不可能である。
しても、精算を行なって景品玉を0にすれば、貸玉単価
の変更が可能となる。しかし、この精算で新たに発生し
た預玉は、貸玉単価を変更すると引き出せなくなる(預
玉引出処理のS510でNO)。引き出せるのは、変更
後の貸玉単価に対応する預玉である。従って、この精算
で新たに発生した預玉を引き出すには、貸玉単価を、精
算直前の貸玉単価にする必要があり、これにより前述
の、安い貸玉単価で大量の遊技球38を借り大当たりし
たら貸玉単価を高くして換金する、という不正遊技を防
止できる。
チンコ機であるが、これを悪用した、次のような不正遊
技も防止できる。すなわち、安い貸玉単価で大量の遊技
球38を借りて、当たり確率が高くなったら一旦精算
し、貸玉単価を高くして新たに景品玉を借りたり引き出
したりして遊技を続行する、という不正遊技である。仮
にこの不正遊技が可能であると、続行後の大当たりは、
比較的簡単に得られるので、換金率が高い新たな景品玉
を遊技者は大量に獲得できる。なお遊技者が続行のため
に用いる景品玉は、プリペイドカードで借りるにせよ会
員カードから引き出すにせよ、貸玉単価が高いものにな
るが、当たり確率が高いので、遊技者はこの投資を比較
的容易に回収することができ、ホール側は非常に不利で
ある。しかしながら、パチンコ機2では、当たり確率が
高い状態では、たとえ精算を行なっても貸玉単価の変更
ができない(貸玉単価設定処理のS307でNO)た
め、この不正遊技も防止することができる。
変更ができない(貸玉単価設定処理のS300でNO)
ため、大当たり発生直後に精算を行なって、景品玉をゼ
ロにし、貸玉単価を高く設定することにより、大当たり
によって得られる大量の景品玉の貸玉単価(実質的に換
金率)を不当に高くする、という不正遊技を防止でき
る。なお、これにより、前述の5種類の配列以外の配列
で大当たりになった直後に偶然、景品玉がゼロになった
場合に、貸玉単価を高くする、という不正遊技も防止で
きる。
て1枚の会員カードに格納されるため、同じ貸玉単価で
別のパチンコ機2で遊技する際に、遊技球38を移動さ
せる必要がない。そして貸玉単価を変えるたびに預玉を
貯玉に変換する必要がないので、非常に便利である。な
お、会員カードを持っていない遊技者に対しては景品カ
ードを発行する(精算処理のS630およびS635)
ため、こうした遊技者も、重い遊技球38を計数器まで
運ぶ必要がないという利点がある。
行なうが、貯玉への変換は、現在、設定されている貸玉
単価に関わらず、第2表示部に表示された預玉に対して
行なうことができ、当たり確率の高低や、持ち玉の有無
の影響を受けない。このため、遊技の途中で現金を欲し
くなったが、手持ちが少ないという場合には、貯玉変換
処理を行なうことにより、貯玉を生成し、これを換金用
の景品に交換することにより、現金を補充することがで
きる。そしてこの間、精算をする必要がないため、景品
玉がある状態が維持される。従って、換金中にそのパチ
ンコ機が他の遊技者に取られることがない。
を委ねることにより、ホール側は貸玉単価を設定する手
間が無くなり、遊技者は、空いているパチンコ機を自分
の所望する貸玉単価に設定することができる。以上、本
発明の実施例であるパチンコ機2について説明して来た
が、本発明は、この実施の形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を満たすものであれば、種々の態
様で実施できることはいうまでもない。
ドにて景品球を借りるものであったが、現金にて借りる
機種としてもよい。この場合は、現金を投入すると、そ
の金額とそのときに設定されている貸玉単価とに応じた
数の遊技球38が貸し出されるようにするとよい。
やタイミングベルト70を用いない構成としてもよい。
例えば、下降経路48を流下してきた遊技球38を、ベ
ルトで揚送して、上部踊場34よりも高い位置に運び、
そこからスプロケットで所要個数のみを上部踊場34に
送給するようにしてもよい。
ると揚送機44が稼働して、S410で算出された貸玉
個数と同数の遊技球38を送給するようにしてもよい。
また、預玉引出処理で預玉を引き出すときにも遊技球3
8を100個、上部踊場34に送給するようにしてもよ
い。こうすると、更に遊技の実感を高めることができ
る。
8を貸す処理となっていたが、一定個数の遊技球38を
貸し出し、それに応じた料金をプリペイドカードから引
き落とす処理としてもよい。この場合、個数を100個
とすると、貸玉単価が4円の場合は400円、貸玉単価
が3円の場合は300円がプリペイドカードから引き落
とされる。
はなく、ホール側が変更するものとしてもよい。この場
合にも、パチンコ機2が封入式であるために貸玉単価の
異なるパチンコ機2へ預玉移動させることはできず、適
切にホールの運用を行なうことができる。
プ式入賞口として構成され、当たり確率が上昇すると電
動チューリップが開閉頻度が上昇するようにされている
機種に適用してもよい。この機種では、開閉頻度が上昇
すると、景品玉を減らすことなく次回の大当たりを得ら
れるので、パチンコ機2と同様、当たり確率が高い状態
では、貸玉単価を設定できないようにしておくのがよ
い。また、当たり確率が上昇することなく電動チューリ
ップの開閉頻度が上昇する機種に適用してもよい。この
場合にも、開閉頻度が上昇した状態では貸玉単価を設定
できないようにしておくのがよい。
ものとしてもよい。このプリペイドカードを差込口92
aに差し込むと自動的にそのプリペイドカードに対応す
る貸玉単価が設定されるようにする。こうすると、貸玉
単価設定ボタン88を用いて設定する必要が無くなる。
ただし、当たり確率が高い場合や景品玉数が0でない場
合は、貸玉単価が変更されないようにすべきである。
め、換金率を調整可能に構成してもよい(本発明の換金
率設定手段を設けることに相当する)。この場合、預玉
を会員カードに記録する際には、貸玉単価の代わりに換
金率を対応させて記録するとよい(本発明の換金率出力
手段を設けることに相当する)。なお、換金率を設定可
能な態様では、換金率に連動して貸玉単価が変動される
ようにしてもよい。例えば、換金率として2.5円/個
を選んだ遊技者は、貸玉単価は4円、換金率を3円/個
とした遊技者は、貸玉単価は5円などとするとよい。ま
た、貸玉単価を連動させるのではなく、パチンコ機の当
たり確率が連動するようにしてもよい。例えば、換金率
を2.5円/個にした場合は当たり確率は1/200、
換金率を4円/個にした場合は当たり確率は1/320
のように、換金率を上げるほど当たり確率が下がるよう
にするとよい。
設定可能にしてもよい。この場合には、パチンコ機には
貸玉単価の設定装置を設けず、ホールの管理室から複数
のパチンコ機(例えば、機種単位または島単位)を一括
して設定できるようにするとよい。
玉に変換する際に端数となる預玉については貯玉にせ
ず、預玉として会員カード内に残るようにしてもよい。
これと略同様に、図11の精算処理において、換金時に
端数となる景品玉については預玉にできず、景品玉とし
て残るようにしてもよい。こうすれば、端数の景品玉を
用いて遊技を続行することが可能となる。
理におけるS735における換算式を変更してもよい。
例えば、これらの換算では、貸玉単価4円の場合を基準
として貯玉に換算したが、他の貸玉単価を基準としても
よい。また、遊技球1個あたりのホール側の利益を基準
として換算してもよい。すなわち、貸玉単価4円のとき
2.5円/個で換金することは、1.5円/個がホール
側の利益となることを意味している。これに倣い、貸玉
単価3.5円のとき2円/個、貸玉単価3円のとき1.
5円/個で換金されるようにしてもよい。
する預玉の数を設定可能(例えば、1500個ある貸玉
単価3円の預玉の内、1000個だけを貯玉に変換す
る)にしてもよい。これには、コンソール23にテンキ
ーなどを設け、変換対象とする預玉の数を指定できるよ
うにするとよい。
発明の逆換算手段を設けることに相当する)。こうすれ
ば、現金や預玉のないときでも、遊技を行なうことがで
きるようになる。この場合には、単に貸玉単価に応じて
貯玉から換算される数の預玉に変換されるようにしても
よいが、貯玉を換金してなる現金にて借りられる遊技球
38の個数に略等しい預玉に変換されるようにしてもよ
い。また貯玉から遊技球38を借りられるようにしても
よい。この場合には、貯玉を換金してなる現金にて借り
られる遊技球38の個数に略等しい遊技球38が借りら
れるようにするとよい。
賞口スイッチ58、大入賞口スイッチ60、アウト穴ス
イッチの検出結果により算出される発射数をもとに行な
っていた。しかし、こうすると、発射された遊技球38
が本来最後の遊技球38であっても、その遊技球38が
これらのスイッチのいずれかによって検出されるまでの
間はシャッターが閉じられず、その間、遊技者が余分に
遊技球38を発射できることになってしまう。これを改
善するためには、打杵66の近傍に、発射された遊技球
38を検出する発射玉センサ、発射レール64の先端下
方に、ファール玉を検出するファール玉センサを設け、
発射玉センサの検出結果からファール玉センサの検出結
果を減算することにより、景品玉数を算出するとよい。
て貸玉単価の変更ができないようにしたが、これに代え
て、大当たり中には精算ができないようにしてもよい。
このようにすると、前述の5種類の配列以外の配列で大
当たりになった直後に景品玉がゼロになった場合に貸玉
単価を高くする、という不正遊技は防止できないが、大
当たり発生直後に精算を行なって、貸玉単価を高く設定
する、という不正遊技は防止することができる。
品玉数が0でないとできないため、望まない貸玉単価で
遊技球38を借りてしまった場合には精算をするか、借
りた遊技球38を遊技で使い尽くすかのいずれかが必要
となる。これを改善するために、コンソール23に貸玉
単価確認ボタンを設けてもよい。そして、景品玉数が0
のときはこれを押してから玉貸ボタン90を押さないと
貸玉されないようにするとよい。貸玉単価を変えたい遊
技者は貸玉単価確認ボタンを押してから貸玉単価設定ボ
タン88を押すことになる。なお、貸玉単価確認ボタン
が押されることなく貸玉単価設定ボタン88が押された
場合には、「この遊技者は貸玉単価を確認した」と見な
して玉貸ボタン90を有効にしても良い。また、会員カ
ードもしくはプリペイドカードがコンソール23から抜
かれたら、「遊技者が変わった」と判定して、貸玉単価
確認ボタンや貸玉単価設定ボタン88を押してからでな
いと玉貸ボタン90を押しても貸玉が行なわれないよう
にしてもよい。
預玉しか景品玉に変換することができないが、これを貸
玉単価の異なる預玉も景品玉に変換できるようにしても
よい。この方法としては、前述のように貯玉を預玉に再
変換可能にすることにより貯玉を経て貸玉単価の異なる
預玉を景品玉にできるようにしたり、或は貸玉単価の異
なる預玉については、手数料に相当する個数を減じられ
た景品玉になるようにしたりすることが考えられる。
毎に会員カードに記憶したが、これを貸玉単価に応じて
換算された一つのデータにしてもよい。例えば、貸玉単
価4円の景品玉は100個がそのまま100個の預玉と
して格納され、貸玉単価3円の景品玉は100個が75
個の預玉として格納されるようにする。この場合、会員
カードに記憶されている預玉が、現在設定されている貸
玉単価では景品玉何個分に相当するかを第2表示部86
等に表示されるようにするとよい。
るようにしてもよい。この場合、当日を過ぎた預玉につ
いては、自動的に貯玉に変換されるようにする。そして
こうするには、会員カードに預玉を記録する際に日付も
記録して、その日に記録された預玉か否かを判別できる
ようにしておく。
コ機2以外のパチンコ機2で景品玉に変換するときに
は、手数料に相当する個数が減じられるようにしてもよ
い。この場合は、会員カードに預玉を記録する際に、そ
のパチンコ機2に予め付されている固有番号(台番号な
ど)を記録する等して、別のパチンコ機2に移動したこ
とを判別できるようにしておく。
する換金率が第2表示部86等に表示されるようにして
もよい。前記実施例の場合、貸玉単価が4円であれば
「換金率 2.5円/個」、貸玉単価が3円であれば
「換金率 1.88円/個」等と表示されるようにす
る。更に、現在の景品玉数または預玉数を換金するとい
くらになるかを表示させてもよい。
す正面図である。
れを示す説明図である。
略を示す説明図である。
図である。
ロック図である。
ーチャートである。
処理を示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
ーチャートである。
すフローチャートである。
ローチャートである。
すフローチャートである。
Claims (18)
- 【請求項1】 発射された遊技球を発射装置に回収し、
持ち玉および賞球を遊技球ではなく数値データとして遊
技者に付与する玉封入式パチンコ機において、 玉封入式ではないパチンコ機における上部受け皿に相当
する玉受け皿に、入賞に応じた数の遊技球を送り出す賞
球送給部と、 前記玉受け皿に送り出された遊技球を前記賞球送給部に
送り返す賞球返送部と、 前記玉受け皿に送り出された遊技球を遊技者から隔離す
る第1透明カバーとを備えたことを特徴とする玉封入式
パチンコ機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の玉封入式パチンコ機に
おいて、 前記玉受け皿は、右側が低くなるように傾斜されたもの
であり前記賞球返送部は、 前記玉受け皿の下方に設けられ、左側が低くなるように
傾斜された玉貯留部と、 前記玉受け皿の略右端部に転動されてきた遊技球を、当
該玉封入式パチンコ機の内部を通って、前記玉貯留部の
略右端部に誘導する傾斜路と、 を備えたものであり、前記賞球送給部は、 前記玉貯留部の略左端部から遊技球の供給を受けて、前
記玉受け皿の略左端部に遊技球を送り出すもの、 であることを特徴とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の玉封入式パチ
ンコ機において、 前記賞球送給部は、 前記入賞に応じた数の遊技球として、賞球として払い出
されるべき数と同数の遊技球を前記玉受け皿に送り出す
ものであることを特徴とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項4】 請求項1から3にいずれか記載の玉封入
式パチンコ機において、 発射された遊技球が発射装置に至る発射玉経路と、 該発射玉経路を流れる遊技球を遊技者から目視可能に隔
離する第2透明カバーとを設けたことを特徴とする玉封
入式パチンコ機。 - 【請求項5】 発射された遊技球を発射装置に回収し、
持ち玉および賞球を遊技球ではなく数値データとして遊
技者に付与する玉封入式パチンコ機において、 遊技球の換金率を設定するための換金率設定手段と、 当該玉封入式パチンコ機にて行なった遊技にて遊技者が
獲得した数値データを、前記換金率設定手段により設定
された換金率と共に出力する換金率出力手段と、 を備えたことを特徴とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項6】 請求項5に記載の玉封入式パチンコ機に
おいて、 前記換金率出力手段が、 遊技者が獲得した遊技球の数値データおよび前記換金率
設定手段により設定されていた換金率を出力するに代え
て、該数値データおよび該換金率から算出される遊技の
成果を表す値を出力するものであることを特徴とする玉
封入式パチンコ機。 - 【請求項7】 請求項5または6に記載の玉封入式パチ
ンコ機において、 前記換金率設定手段は、複数台の前記玉封入式パチンコ
機の換金率を外部から一括して設定可能なものであるこ
とを特徴とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項8】 発射された遊技球を発射装置に回収し、
持ち玉および賞球を遊技球ではなく数値データとして遊
技者に付与する玉封入式パチンコ機において、 現金もしくはプリペイドカードを受け入れる玉貸料入力
手段と、 貸玉単価を設定するための貸玉単価設定手段と、 遊技球を借りる旨の指示を遊技者から受けると、玉貸料
に応じた代金を前記玉貸料入力手段から徴収すると共
に、前記貸玉単価設定手段により設定された貸玉単価お
よび前記玉貸料に応じた数の遊技球を数値データにして
遊技者に付与する玉貸手段と、 当該玉封入式パチンコ機における遊技にて、遊技者が獲
得した遊技球の数値データを、該遊技において設定され
ていた貸玉単価と共に出力する貸玉単価出力手段とを備
えたことを特徴とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項9】 請求項8に記載の玉封入式パチンコ機に
おいて、 前記貸玉単価出力手段が、 遊技者が獲得した遊技球の前記数値データを前記貸玉単
価ごとに、所定の記録媒体に記録するものであることを
特徴とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項10】 請求項9に記載の玉封入式パチンコ機
において、 前記記録媒体に記録された前記数値データの内、当該玉
封入式パチンコ機の前記貸玉単価設定手段により設定さ
れている貸玉単価と同じ貸玉単価に対応する出力された
数値データに限り、遊技に再使用可能としたことを特徴
とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項11】 請求項9または10に記載の玉封入式
パチンコ機において、 前記記録媒体に記録された前記貸玉単価の異なる前記数
値データを、前記貸玉単価に応じた共通の数値データに
換算する換算手段を備えたことを特徴とする玉封入式パ
チンコ機。 - 【請求項12】 請求項11に記載の玉封入式パチンコ
機において、 前記共通の数値データを前記貸玉単価の異なる前記数値
データに逆換算する逆換算手段を備えたことを特徴とす
る玉封入式パチンコ機。 - 【請求項13】 請求項8に記載の玉封入式パチンコ機
において、 前記貸玉単価出力手段が、 遊技者が獲得した遊技球の数値データおよび該遊技にお
いて設定されていた貸玉単価を出力するに代えて、該数
値データおよび該貸玉単価から算出される該遊技の成果
を表す値を出力するものであることを特徴とする玉封入
式パチンコ機。 - 【請求項14】 請求項8から13にいずれか記載の玉
封入式パチンコ機において、 前記貸玉単価設定手段が、遊技者の操作により貸玉単価
が設定可能なものであることを特徴とする玉封入式パチ
ンコ機。 - 【請求項15】 請求項14に記載の玉封入式パチンコ
機において、 前記貸玉単価設定手段が、 当該玉封入式パチンコ機における遊技に使用する遊技球
数を示す数値データが0ではない状態においては、貸玉
単価の設定ができないものであることを特徴とする玉封
入式パチンコ機。 - 【請求項16】 請求項14または15に記載の玉封入
式パチンコ機において、 当該玉封入式パチンコ機が、予め定められた第1の遊技
条件が成立すると、大当たりになる確率が上昇し、且つ
予め定められた第2の遊技条件が成立すると、大当たり
になる確率が低下するものであり、 前記貸玉単価設定手段が、 大当たりになる確率が上昇した状態においては、貸玉単
価の設定ができないようにされているものであることを
特徴とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項17】 請求項14から16にいずれか記載の
玉封入式パチンコ機において、 当該玉封入式パチンコ機が、電動式入賞口を備え、予め
定められた第3の遊技条件が成立すると、該電動式入賞
口の開放頻度が上昇し、且つ予め定められた第4の遊技
条件が成立すると、前記電動式入賞口の開放頻度が低下
するものであり、 前記貸玉単価設定手段が、 前記電動式入賞口の開放頻度が上昇した状態において
は、貸玉単価の設定ができないようにされているもので
あることを特徴とする玉封入式パチンコ機。 - 【請求項18】 請求項14から17にいずれか記載の
玉封入式パチンコ機において、 前記貸玉単価設定手段が、 当該玉封入式パチンコ機が大当たりした状態において
は、貸玉単価の設定ができないようにされているもので
あることを特徴とする玉封入式パチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024226A JP2000218019A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 玉封入式パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024226A JP2000218019A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 玉封入式パチンコ機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009184883A Division JP2009285468A (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | 玉封入式パチンコ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000218019A true JP2000218019A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12132365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11024226A Pending JP2000218019A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 玉封入式パチンコ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000218019A (ja) |
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003010503A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-14 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
JP2003010480A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-14 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2003062272A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-04 | Newgin Corp | 遊技機 |
JP2003102930A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004073392A (ja) * | 2002-08-13 | 2004-03-11 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004073446A (ja) * | 2002-08-16 | 2004-03-11 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004154266A (ja) * | 2002-11-05 | 2004-06-03 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2008154867A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置 |
JP2008161574A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理プログラム |
JP2008161575A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理プログラム |
JP2008167997A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置、景品交換システム、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理プログラム |
JP2010057808A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Shukaku Kinjo | パチンコ遊技装置 |
JP2011055872A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2012024161A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機ユニット |
JP2012024162A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機ユニット |
JP2012024160A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機ユニット |
JP2012085674A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2013013602A (ja) * | 2011-07-05 | 2013-01-24 | Glory Ltd | 遊技システム、各台装置及び遊技媒体貸出方法 |
JP2013031750A (ja) * | 2012-11-16 | 2013-02-14 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置及び貯遊技媒体管理方法 |
JP2013111409A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Glory Ltd | 遊技システム及び遊技方法 |
JP2016005659A (ja) * | 2015-09-04 | 2016-01-14 | グローリー株式会社 | 貯遊技媒体管理システム |
JP2018000210A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP11024226A patent/JP2000218019A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003010503A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-14 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
JP2003010480A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-14 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2003062272A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-04 | Newgin Corp | 遊技機 |
JP2003102930A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004073392A (ja) * | 2002-08-13 | 2004-03-11 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004073446A (ja) * | 2002-08-16 | 2004-03-11 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004154266A (ja) * | 2002-11-05 | 2004-06-03 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2008154867A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置 |
JP2008161574A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理プログラム |
JP2008161575A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理プログラム |
JP2008167997A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置、景品交換システム、貯遊技媒体管理方法及び貯遊技媒体管理プログラム |
JP2010057808A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Shukaku Kinjo | パチンコ遊技装置 |
JP2011055872A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2012024161A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機ユニット |
JP2012024162A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機ユニット |
JP2012024160A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機ユニット |
JP2012085674A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2013013602A (ja) * | 2011-07-05 | 2013-01-24 | Glory Ltd | 遊技システム、各台装置及び遊技媒体貸出方法 |
JP2013111409A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Glory Ltd | 遊技システム及び遊技方法 |
JP2013031750A (ja) * | 2012-11-16 | 2013-02-14 | Glory Ltd | 貯遊技媒体管理装置及び貯遊技媒体管理方法 |
JP2016005659A (ja) * | 2015-09-04 | 2016-01-14 | グローリー株式会社 | 貯遊技媒体管理システム |
JP2018000210A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000218019A (ja) | 玉封入式パチンコ機 | |
US8449383B2 (en) | Gaming machine with loyalty bonus | |
US8070576B2 (en) | Gaming machine with bank credit meter | |
US8323098B2 (en) | Gaming machine and game system | |
US7175527B2 (en) | Multiple credit meter | |
JP2003325749A (ja) | 遊技機の制御方法、遊技機、および遊技機の制御プログラム | |
WO1994003247A1 (en) | Playing system and playing apparatus | |
US20090239625A1 (en) | Gaming machine which displays a start timing of a special game and playing method thereof | |
WO2007139874A2 (en) | Wagering game system having bonus game configurations | |
WO2001089647A1 (en) | Gaming machine with special symbol | |
JP2003126343A (ja) | 遊技サーバ、遊技機及び遊技管理方法 | |
JP2002200271A (ja) | 遊技機の管理装置 | |
JP4775729B2 (ja) | 遊技用管理装置 | |
TW200920461A (en) | Game system and notification processing device thereof | |
JP4115185B2 (ja) | 遊技媒体貸出処理装置 | |
JP2009285468A (ja) | 玉封入式パチンコ機 | |
JP2000308750A (ja) | 遊技用装置 | |
JP4248611B2 (ja) | 情報中継装置 | |
JPH06254211A (ja) | スロットマシン | |
JP3904956B2 (ja) | 遊技機 | |
JP3894779B2 (ja) | 遊技装置 | |
TW200940138A (en) | Game system and jackpot lottery device composing same | |
JP2009240346A (ja) | 遊技場用システム | |
JP3744789B2 (ja) | 管理装置 | |
JP2003154055A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100302 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100713 |