JP2007007214A - 管理装置 - Google Patents

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誠 小島
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Abstract

【課題】 遊技機の釘調整を行うための適切なデータを提供することができる管理装置を提供すること。
【解決手段】 CPU142は、大当り状態の発生と、小当り状態の発生と、を認識し、大当り状態の発生回数(大当り回数)と、全ての大当り状態中の差玉を集計し、これらの集計結果に基づいて、大当り状態1回当たりの差玉の平均値(大当り差玉平均)を算出し、台別情報画面に出力する。
【選択図】 図36

Description

本発明は、遊技機における遊技情報を管理する管理装置に関する。
従来、遊技機における遊技情報を管理する管理装置としては、大当り1回あたりの打込玉数と払出玉数との差(差玉数)の平均(全ての大当りの差玉数の合計/大当りの発生回数の合計)が各遊技機毎に表示されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年においては、従来の遊技機と同様に多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である大当り状態、例えば、可変入賞球装置の開閉板が開成状態とされる1ラウンドが最大15ラウンド繰り返される状態が発生し、該大当り状態が発生した後に、該大当り状態が発生する可能性が高い確率変動状態や時短状態等が発生するとともに、従来の大当り状態における可変入賞球装置の開閉板がごく短い時間、例えば0.5秒間のみ、2ラウンドだけ開成する遊技状態、つまり、前述の大当り状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である小当り状態が発生した後に、前述の確率変動状態や時短状態等が発生する機能を付加して、遊技者にとって、突然的に確率変動状態や時短状態等が発生したように思わせることで、興趣を向上させた遊技機が実用化されてきている。
特開平7−124318号公報(第9図)
大当り1回あたりの差玉数の平均は、遊技機の釘調整、すなわち遊技店の売上調整を適切に行うために参照されるデータであるが、従来の管理装置では、大当り状態と小当り状態を区別して認識していないので、小当り状態が発生する遊技機を従来の管理装置に接続して管理する場合に、小当り状態では大当り状態に比較して少量の遊技媒体しか獲得できないにも関わらず、小当り状態も大当り状態と認識されてしまい、小当り状態の差玉数も含めて大当り1回あたりの差玉数の平均が算出されることとなるので、小当り状態の発生頻度によって大当り1回あたりの差玉数の平均に大きなばらつきが生じてしまい、前述のように遊技機の釘調整を行うための適切なデータを提供できないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遊技機の釘調整を行うための適切なデータを提供することができる管理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の管理装置は、
遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるかを決定する抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた遊技状態とするための遊技状態制御を行う遊技機の遊技情報を管理する管理装置であって、
前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報と、前記第1特定遊技状態の発生及び前記第2特定遊技状態の発生を識別するための特定遊技状態情報と、を入力するための情報入力手段と、
該情報入力手段に入力された前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態と前記第2特定遊技状態とを識別し、前記第1特定遊技状態の発生を認識する特定遊技状態認識手段と、
前記特定遊技状態認識手段にて認識された第1特定遊技状態の発生回数、該第1特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を算出する第1平均差数算出手段と、
前記第1平均差数算出手段にて算出された前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する出力手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、特定遊技状態情報に基づいて第1特定遊技状態と第2特定遊技状態とを識別することで第1特定遊技状態の発生を第2特定遊技状態と区別して認識することが可能となり、第1特定遊技状態1回あたりの使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数の平均値を算出し、出力することができるので、第2特定遊技状態の発生頻度によって大当り1回あたりの差玉数の平均に大きなばらつきが生じてしまうことがなく、遊技機の釘調整、特に第1特定遊技状態において入賞し易い状態とされる大入賞口周りの正確な釘調整を行うための適切なデータを提供することができる。
本発明の請求項2に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段と、
前記特定遊技状態情報の入力に応じて計時を開始する計時手段と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1特定遊技状態が発生している期間においても第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の特定遊技状態情報が出力される遊技機の遊技情報を管理する場合でも、この共通の特定遊技状態情報の入力に基づいて第1特定遊技状態の発生と第2特定遊技状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
本発明の請求項3に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段と、
前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入力時点までの時間を計時する計時手段と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長いときには、該計時手段により計時を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときには、該計時手段により計時を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1特定遊技状態が発生している期間においても第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の特定遊技状態情報が出力される遊技機の遊技情報を管理する場合でも、この共通の特定遊技状態情報の入力に基づいて第1特定遊技状態の発生と第2特定遊技状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
本発明の請求項4に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段と、
前記特定遊技状態情報の入力に応じて計時を開始する計時手段と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間に到達する前に、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報が非入力となったときには、該特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1特定遊技状態が発生している期間においても第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の特定遊技状態情報が出力される遊技機の遊技情報を管理する場合でも、この共通の特定遊技状態情報の入力に基づいて第1特定遊技状態の発生と第2特定遊技状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
本発明の請求項5に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数を設定する閾値設定手段と、
前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1特定遊技状態が発生している期間においても第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の特定遊技状態情報が出力される遊技機の遊技情報を管理する場合でも、この共通の特定遊技状態情報の入力に基づいて第1特定遊技状態の発生と第2特定遊技状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
本発明の請求項6に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数を設定する閾値設定手段と、
前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入力時点までの前記変動遊技媒体数を計数する変動遊技媒体数計数手段と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数よりも大きいときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数よりも小さいときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1特定遊技状態が発生している期間においても第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の特定遊技状態情報が出力される遊技機の遊技情報を管理する場合でも、この共通の特定遊技状態情報の入力に基づいて第1特定遊技状態の発生と第2特定遊技状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
本発明の請求項7に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数を設定する閾値設定手段と、
前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数に到達する前に、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報が非入力となったときには、該特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1特定遊技状態が発生している期間においても第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の特定遊技状態情報が出力される遊技機の遊技情報を管理する場合でも、この共通の特定遊技状態情報の入力に基づいて第1特定遊技状態の発生と第2特定遊技状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
本発明の請求項8に記載の管理装置は、請求項1〜7のいずれかに記載の管理装置であって、
前記特定遊技状態認識手段は、前記第1特定遊技状態及び前記第2特定遊技状態の識別に基づいて前記第2特定遊技状態の発生を認識するとともに、
前記特定遊技状態認識手段にて認識された第2特定遊技状態の発生回数、該第2特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記第2特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を算出する第2平均差数算出手段を更に備え、
前記出力手段は、前記第2平均差数算出手段にて算出された前記第2特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定遊技状態情報に基づいて第1特定遊技状態と第2特定遊技状態とを識別することで第2特定遊技状態の発生を第1特定遊技状態と区別して認識することが可能となり、第2特定遊技状態1回あたりの使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数の平均値を算出し、出力することができるので、第2特定遊技状態が遊技者の利益にどの程度関係するのかを容易に把握することができる。これにより、例えば、第2特定遊技状態における遊技者の利益がほとんどないような平均値であれば第1特定遊技状態のみを対象とした釘調整を実施すれば良いし、第2特定遊技状態における遊技者の利益がある程度出ているような平均値であれば第2特定遊技状態も考慮した釘調整を実施すれば良いと判断でき、これら第2特定遊技状態を考慮した釘調整の必要の有無を簡便に判断できる。
本発明の請求項9に記載の管理装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の管理装置であって、
前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるかを決定する抽選を行うとともに、前記第2特定遊技状態に続いて発生した前記第2遊技状態中に前記抽選が実施された回数が規定回数に到達することで該第2遊技状態を終了させる遊技状態制御を行う遊技機の遊技情報を管理するとともに、
前記第1遊技状態において発生した前記第1特定遊技状態または前記第2特定遊技状態の開始時点から、少なくとも前記第2特定遊技状態に続いて発生した前記第2遊技状態の終了を含む所定の終了条件が成立するまでの期間である単位期間のうち、前記第1特定遊技状態を含む単位期間を前記特定遊技状態認識手段による認識結果に基づいて特定する単位期間特定手段と、
前記単位期間特定手段にて特定された単位期間の発生回数、該単位期間中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記単位期間1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を算出する単位期間平均差数算出手段と、
を更に備え、
前記出力手段は、前記単位期間平均差数算出手段にて算出された前記単位期間1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1遊技状態において発生した第1特定遊技状態または第2特定遊技状態の開始時点から、少なくとも第2特定遊技状態に続いて発生した第2遊技状態の終了を含む所定の終了条件が成立するまでの期間である単位期間、すなわち遊技者にとって有利な単位期間について、第1特定遊技状態を含まない単位期間、すなわち使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数があまり変動しない単位期間を除外して、単位期間1回当たりの使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数の平均が算出され、出力されるので、第1特定遊技状態を含まない単位期間の発生頻度によって単位期間1回当たりの使用遊技媒体数と付与遊技媒体数との差数の平均に大きなばらつきが生じてしまうことがなく、遊技機の釘調整を行うための適切なデータを提供することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明が適用された管理装置の実施例を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例の管理装置は、パチンコ機2a〜eの遊技情報を収集する収集ユニット5、収集ユニット5にて収集された各遊技情報を収集ユニット5から更に収集する中継ユニット6、各中継ユニット6にて収集された当遊技場に設置されているパチンコ機2a〜eの遊技情報を受信し、受信したパチンコ機2a〜eの遊技情報に基づいてパチンコ機2a〜eにおける遊技情報を管理するホールコンピュータ140から主に構成されている。
パチンコ機2と収集ユニット5とは、図1並びに図4に示すように信号ケーブル9を介して接続されており、収集ユニット5は更に通信ケーブル10を介して中継ユニット6と接続されている。これら収集ユニット5と中継ユニット6とは簡易ローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされており、集計ユニット5は、中継ユニット6からのデータ出力指示に基づいて、パチンコ機2a〜eから出力される後述する各種の信号の入力により収集した遊技情報を含むデータを送信するようになっている。
更に、これら各中継ユニット6はハブ7及び通信ケーブル8を介してホールコンピュータ140に接続されており、中継ユニット6とホールコンピュータ140とが、比較的高速のデータ通信可能なローカルエリアネットワークにより双方向にデータ通信可能とされている。中継ユニット6は、ホールコンピュータ140からのデータ出力指示または特定の送信条件(本実施例では接続されたパチンコ機2a〜eにおける遊技状態の変化)に基づいて、収集ユニット5から収集した遊技情報を含むデータをまとめて、ホールコンピュータ140に送信するようになっている。
本実施例の管理装置が管理するパチンコ機2a〜dについて説明すると、パチンコ機2a〜dは、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠102を有し、ガラス扉枠102の下部表面には打球供給皿103が設けられている。打球供給皿103の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿103の下部には、打球供給皿103から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿104と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)105とが設けられている。
操作部14の上面には、図3に示すように、並設されるカードユニット3(図1及び図2参照)においてプリペイドカードより読み出された度数が表示される度数表示部17と、遊技の開始または打球供給皿103に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2a〜dより実施される貸出スイッチ16と、遊技の終了時にてカードユニット3に受付中のプリペイドカードを返却させるための返却スイッチ15と、が設けられている。
ガラス扉枠102の後方には、図2に示すように、遊技盤106が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤106の前面には遊技領域107が設けられている。この遊技領域107の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される特別可変表示部109と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される普通可変表示部110とが設けられている。また遊技盤106には、複数の入賞口124や通過ゲート111、始動入賞口114と可動片115から構成された可変始動入賞球装置113、大当り状態において開成する開閉板120を備える可変入賞球装置116が設けられているとともに、遊技領域107の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口126が形成されている。
打球操作ノブ105の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域107に入り、その後、遊技領域107を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域107に達しなかったパチンコ玉は、図示しない環流経路を通じて余剰玉受皿104に環流されるようになっている。
また、遊技領域107に打ち込まれた打込玉が通過ゲート111を通過すると、普通可変表示部110に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
普通可変表示部110の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば「7」)となった場合に、可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって不利な閉状態から所定時間(本実施例では0.5秒間)開成して遊技者にとって有利な状態となる。
また、始動入賞口114にパチンコ玉が入賞すると、パチンコ機2a〜dの内部に設けられている後述する遊技制御基板231において抽選が実施される。そして、特別可変表示部109において抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の可変表示(変動表示)が開始される。
そして、パチンコ機2a〜dにおいて抽選の結果が大当りに当選している場合には、予め定められた特定の表示態様(例えば「777」や「444」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出される。そして、これら特定の表示態様となった場合に、多量のパチンコ玉(遊技媒体)を遊技者が獲得可能な遊技状態である大当り状態(第1特定遊技状態)が発生する。大当り状態(第1特定遊技状態)が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過または打玉の所定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了した後、開閉板120が閉じた遊技者にとって不利な第2の状態となる。その後、第2の状態から第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
また、抽選の結果が小当りに当選している場合には、予め定められた特殊な表示態様であるチャンス目(例えば「357」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出される。そして、これらチャンス目となった場合に、小当り状態(第2特定遊技状態)が発生する。小当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が、ごく短い時間、例えば0.5秒間だけの開成が2回(ラウンド)のみ実施される。すなわち、これら0.5秒間だけの開成が2回のみ実施される小当り状態では、可変入賞球装置116には殆ど入賞しないので、小当り状態は、大当り状態と比較して少量のパチンコ玉を遊技者が獲得可能な遊技状態となる。
始動入賞口114への入賞(以下始動入賞ともいう)に応じて実施される抽選においては、大当り状態を発生させるとともに、当該大当り状態に続いて大当り状態及び小当り状態となる可能性が低い通常遊技状態(以下、通常状態ともいう)(第1遊技状態)を発生させるか、大当り状態を発生させるとともに、当該大当り状態に続いて通常遊技状態よりも大当り状態及び小当り状態の当選確率が高く、通常遊技状態と比較して大当り状態及び小当り状態が発生する可能性が高い確率変動状態(以下、確変状態、または確変ともいう)(第2遊技状態)を発生させるか、小当り状態を発生させるとともに、当該小当り状態に続いて確率変動状態を発生させるか、を決定する。具体的には、始動入賞口114への入賞に応じて、当りを発生させるか否かの第1段階の抽選が行われ、当該第1段階の抽選に当選した場合に、通常大当り(大当り状態に続いて通常遊技状態となる大当り)、確変大当り(大当り状態に続いて確率変動状態となる大当り)、及び小当り(小当り状態に続いて確率変動状態となる小当り)のいずれを発生させるかの第2段階の抽選が行われる。
大当り状態のみに当選した場合(通常大当りに当選した場合)には、予め定められた通常大当り図柄の組み合わせ(例えば、「444」や「666」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出され、これに基づき前述した大当り状態に制御される。そして、当該大当り状態の終了後は、通常遊技状態となる。
また、大当り状態及び当該大当り状態に続く確率変動状態に当選した場合(確変大当りに当選した場合)には、予め定められた確変大当り図柄の組み合わせ(例えば、「777」や「333」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出される。そして前述した大当り状態に制御されるとともに、大当り状態の終了後に、大当りまたは小当りに当選するまでの期間において確率変動状態となる。尚、確変大当り図柄での大当りを、確変大当りと呼び、通常大当り図柄での大当りを、通常大当りと呼ぶ。
また、小当り状態及び当該小当り状態に続く確率変動状態に当選した場合(小当りに当選した場合)には、予め定められたチャンス目(例えば、「357」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出される。そして前述した小当り状態に制御されるとともに、小当り状態の終了後に、大当りまたは小当りに当選するまでの期間において確率変動状態となる。
確率変動状態中においては、大当り及び小当りの当選確率を高める(例えば、10倍になる。つまり、前述した第1段階の抽選確率を高める)制御とともに、次回の大当り状態または小当り状態の発生まで普通可変表示部110の1回の可変表示時間を通常遊技状態中よりも短縮制御し、可動片115の開成制御や開成時間の延長制御等が実施されることで、特別可変表示部109での可変表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、始動入賞に伴う賞球が払い出されることで遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
確率変動状態中において発生した大当りが確変大当りである場合には、大当り状態の終了後に再度確率変動状態となる。一方、確率変動状態中において発生した大当りが、通常大当りであった場合には、大当り状態の終了後には確率変動状態とならずに、可変表示部109が可変表示動作を所定回数(例えば100回)行うか或いは大当り状態または小当り状態が発生するかいずれかの条件が成立するまでの間、始動入賞口114に設けられた可動片115が、遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が向上するとともに、次回の大当り状態または小当り状態の発生まで普通可変表示部110の1回の可変表示時間を通常遊技状態中よりも短縮制御することにより通常遊技状態と比較して大当り及び小当りが発生する可能性が高い時短状態(第2遊技状態)が発生する。尚、時短状態においては、大当り及び小当りの当選確率は通常遊技状態と同一であるので、確率変動状態に比較すると大当り及び小当りが発生する可能性は低い。
時短状態においては、遊技者にとって有利な可動片115が開成状態となる頻度が、確率変動中における可動片115の開成頻度の向上とほぼ同様に、可変表示装置110の普通図柄の可変表示から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮(例えば30秒から3秒へ短縮)されることで向上されるとともに、可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)されることで、特別可変表示部109での可変表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、始動入賞に伴う賞球が払い出されることで遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
本実施例のパチンコ機2a〜dでは、前述のように小当り状態が発生すると、0.5秒間だけの開成が2回のみ実施された後、特別可変表示部109に確率変動状態へ移行することを遊技者に報知する所定の演出表示を実施した後、確率変動状態に移行する制御が実施されるため、通常遊技状態において小当り状態が発生した場合には、遊技者が、あたかも突然的に確率変動状態が発生したように思うような遊技性が付与されている。
このように、パチンコ機2a〜dは、遊技機(パチンコ機2a〜d)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口113への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか(通常大当り)、前記第1特定遊技状態及び該第1特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるか(確変大当り)、前記第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態及び該第2特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるか(小当り)を決定する抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた遊技状態(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、通常遊技状態)とするための遊技状態制御を行う遊技機である。
次に、本実施例の管理装置が管理するパチンコ機2eについて説明する。尚、パチンコ機2eの構造はパチンコ機2a〜dと同一であるので、ここでの詳しい説明は省略する。
パチンコ機2eにおいては、始動入賞口114にパチンコ玉が入賞すると、パチンコ機2a〜dと同様に、パチンコ機2eの内部に設けられている後述する遊技制御基板231において抽選が実施される。そして、特別可変表示部109において抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の可変表示(変動表示)が開始される。
そして、パチンコ機2eにおいて抽選の結果が大当りに当選している場合には、予め定められた特定の表示態様(例えば「777」や「444」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出される。そして、これら特定の表示態様となった場合に、パチンコ機2a〜dと同様の大当り状態が発生する。
また、抽選の結果が小当りに当選している場合には、予め定められた特殊な表示態様であるチャンス目(例えば「357」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出される。そして、これらチャンス目となった場合に、パチンコ機2a〜dと同様の小当り状態が発生する。
始動入賞口114への入賞に応じて実施される抽選においては、大当り状態を発生させるとともに、当該大当り状態に続いて通常遊技状態を発生させるか、大当り状態を発生させるとともに、当該大当り状態に続いて確率変動状態を発生させるか、小当り状態を発生させるとともに、当該小当り状態に続いて確率変動状態を発生させるか、小当り状態を発生させるとともに、当該小当り状態に続いて時短状態を発生させるか、を決定する。具体的には、始動入賞口114への入賞に応じて、当りを発生させるか否かの第1段階の抽選が行われ、当該第1段階の抽選に当選した場合に、通常大当り(大当り状態に続いて通常遊技状態となる大当り)、確変大当り(大当り状態に続いて確率変動状態となる大当り)、確変小当り(小当り状態に続いて確率変動状態となる小当り)、及び時短小当り(小当り状態に続いて時短状態となる小当り)のいずれを発生させるかの第2段階の抽選が行われる。
大当り状態のみに当選した場合(通常大当りに当選した場合)には、予め定められた通常大当り図柄の組み合わせ(例えば、「444」や「666」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出され、これに基づき前述した大当り状態に制御される。そして、当該大当り状態の終了後は、通常遊技状態となる。
また、大当り状態及び当該大当り状態に続く確率変動状態に当選した場合(確変大当りに当選した場合)には、予め定められた確変大当り図柄の組み合わせ(例えば、「777」や「333」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出される。そして前述した大当り状態に制御されるとともに、大当り状態の終了後に、大当りまたは小当りに当選するまでの期間において確率変動状態となる。
また、小当り状態及び当該小当り状態に続く確率変動状態に当選した場合(確変小当りに当選した場合)には、予め定められたチャンス目(例えば、「357」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出される。そして前述した小当り状態に制御されるとともに、小当り状態の終了後、可変表示部109が可変表示動作を所定回数(例えば100回)行うか或いは大当り状態が発生するかいずれかの条件が成立するまでの間、確率変動状態となる。そして、可変表示部109が可変表示動作を所定回数(例えば100回)行うことにより確率変動状態が終了した後、大当りまたは小当りに当選するまでの期間において、大当り及び小当りの当選確率を高める制御のみが行われる内部確率変動状態(以下、内部確変、内部確変状態ともいう)となる。内部確率変動状態においては、確率変動状態とは異なり、普通可変表示部110の可変表示時間の短縮制御や可動片115の開成制御や開成時間の延長制御等が実施されることはないので、当り及び小当りの当選確率が高いことを除き、通常遊技状態と同様の制御が行われる。すなわち特別可変表示部109での可変表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されることもなく、遊技者の持ち玉も通常遊技状態と同様に減少する。
また、小当り状態及び当該小当り状態に続く時短状態に当選した場合(時短小当りに当選した場合)には、予め定められたチャンス目(例えば、「357」)が左、中、右の特別図柄の表示結果として導出される。そして前述した小当り状態に制御されるとともに、小当り状態の終了後、可変表示部109が可変表示動作を所定回数(例えば100回)行うか或いは大当り状態が発生するかいずれかの条件が成立するまでの間、時短状態となる。そして、可変表示部109が可変表示動作を所定回数(例えば100回)行うことにより確率変動状態が終了すると通常遊技状態となる。尚、小当り状態及び当該小当り状態に続く確率変動状態に当選した場合の小当りを、確変小当りと呼び、小当り状態及び当該小当り状態に続く時短状態に当選した場合の小当りを、時短小当りと呼ぶ。
本実施例のパチンコ機2eでは、前述のように小当り状態が発生すると、0.5秒間だけの開成が2回のみ実施された後、特別可変表示部109に確率変動状態または時短状態へ移行することを遊技者に報知する所定の演出表示を実施した後、確率変動状態または時短状態に移行する制御が実施されるため、通常遊技状態において小当り状態が発生した場合には、遊技者が、あたかも突然的に確率変動状態や時短状態が発生したように思うような遊技性が付与されている。
このように、パチンコ機2eは、遊技機(パチンコ機2e)において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態、時短状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞口113への入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか(大当り)、前記第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態及び該第2特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるか(小当り)を決定する抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた遊技状態(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態、通常遊技状態)とするための遊技状態制御を行うとともに、前記第2特定遊技状態(確率変動状態、時短状態)に続いて発生した前記第2遊技状態中に前記抽選が実施された回数が規定回数(所定回数)に到達することで該第2遊技状態を終了させる遊技状態制御を行う遊技機である。
図4は、パチンコ機2a〜eの構成を示すブロック図である。パチンコ機2a〜eには、可変表示部109の表示制御を行う表示制御基板280と、打球操作ハンドル105の操作に基づき打球供給皿103に払い出されたパチンコ玉を遊技領域107に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231からの払出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる払出制御及び並設されるカードユニット3からの貸出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる貸出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の出力制御を行う音声制御基板270と、遊技状態などを示す外部出力信号を出力する情報出力基板298と、これら各部の制御や前述の抽選などを含む遊技の制御を行う遊技制御基板231と、が搭載されている。
また、賞球制御基板237は、図4に示すように、信号ケーブル9の一部を通じて収集ユニット5に接続されており、賞球制御基板237からは、玉払出装置297から払い出された賞球数が所定球数(例えば10個毎)に達する毎に所定時間幅のパルスとして賞球信号が出力され、信号ケーブル9を介して集計ユニット5に入力される。
また、信号ケーブル9の一部は、パチンコ機2の下方に、パチンコ機2において遊技に使用されたパチンコ玉を計数するために設けられているアウト球計数器26(図2参照)にも接続されており、アウト球計数器26において所定球数(本実施例では10玉)のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるアウト玉計数信号が出力され、信号ケーブル9を介して集計ユニット5に入力される。
情報出力基板298は、図4に示すように、信号ケーブル9を介して収集ユニット5に接続されており、情報出力基板298からは、図5〜図9に示すように、外部出力信号が出力され、これらの外部出力信号が信号ケーブル9を介して集計ユニット5に入力される。
パチンコ機2aに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図5に示すように、大当り発生期間中(大当り中)、及び小当り発生期間中(小当り中)において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、小当り中、確率変動状態中(確変中)、時短状態中(時短中)のいずれかの期間中において継続して出力される当り・確変・時短信号と、時短中において継続して出力される時短信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力される。
また、パチンコ機2bに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図6に示すように、大当り中及び小当り中において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、小当り中、確変中、時短中のいずれかの期間中において継続して出力される当り・確変・時短信号と、時短中において継続して出力される時短信号と、小当り中において継続して出力される小当り信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力される。
また、パチンコ機2cに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図7に示すように、大当り中及び小当り中において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、小当り中、確変中、時短中のいずれかの期間中において継続して出力される当り・確変・時短信号と、時短中において継続して出力される時短信号と、大当り中において継続して出力される大当り信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力される。
また、パチンコ機2dに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図8に示すように、大当り中、小当り中、確変中、時短中のいずれかの期間中において継続して出力される当り・確変・時短信号と、時短中において継続して出力される時短信号と、大当り中において継続して出力される大当り信号と、小当り中において継続して出力される小当り信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力される。
また、パチンコ機2eに搭載された情報出力基板298からは、図4及び図9に示すように、大当り中及び小当り中において継続して出力される当り共通信号と、大当り中、小当り中、確変中(内部確率変動状態中(内部確変中)を含む)、時短中のいずれかの期間中において継続して出力される当り・確変・時短信号と、時短中において継続して出力される時短信号と、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎(具体的には、特別可変表示部109における図柄の変動が終了したとき)に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号と、が外部出力信号として出力される。すなわちパチンコ機2eに搭載された情報出力基板298からは、パチンコ機2aと同種の外部出力信号が出力されることとなる。
そして、本実施例の管理装置では、外部出力信号のうち遊技状態を識別するための信号の出力形態の異なるパチンコ機2a〜eをその出力形態に応じて分類して管理している。詳しくは、パチンコ機2a及びパチンコ機2eのように、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号が出力されるタイプ1、パチンコ機2bのように、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号、小当り信号が出力されるタイプ2、パチンコ機2cのように、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号が出力されるタイプ3、パチンコ機2dのように、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号、小当り信号が出力されるタイプ4、の4つに分類している。
このうちタイプ1に分類されるパチンコ機は、図10に示すように、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGHとなり、大当り状態及び小当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOWとなる。すなわち、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、大当り状態(小当り状態)で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態に制御されている期間を各々識別できる。一方、大当り状態、小当り状態については、当り共通信号の出力状態によっていずれかの状態が発生している期間を識別できるものの、その時点の状態が大当り状態であるか、小当り状態であるか、を識別することはできない。ただし、大当り状態と小当り状態とでは、発生期間やその間に変動する可能性のある打込玉数、賞球数、差玉数などの変動玉数に大きな違いがあることから、当り共通信号の出力状態と、発生期間や変動玉数と、から大当り状態、小当り状態が発生している期間を各々識別することができる。
尚、タイプ1に分類されるパチンコ機であっても、パチンコ機2eのように、確変状態が所定回数の抽選で終了し、内部確変状態に移行した場合にあっては、図11に示すように、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号の出力状態が、確変状態と同じくそれぞれがLOW、HIGH、LOWとなるので、これらの信号の出力状態のみでは、確変状態に制御されている期間と、内部確変状態に制御されている期間と、を識別することはできない。ただし、確変状態から内部確変状態へは所定回数の抽選が行われたときに移行するので、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号の出力状態と、抽選回数(以下、スタート回数ともいう)と、から確変状態に制御されている期間と、内部確変状態に制御されている期間と、を各々識別することができる。
また、タイプ2に分類されるパチンコ機は、図12に示すように、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号、小当り信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、LOW、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGH、LOWとなり、大当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOWとなり、小当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、HIGHとなる。すなわち、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号、小当り信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、大当り状態、小当り状態で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、大当り状態、小当り状態に制御されている期間を各々識別できる。
また、タイプ3に分類されるパチンコ機は、図13に示すように、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれLOW、HIGH、LOW、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれLOW、HIGH、HIGH、LOWとなり、大当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、HIGHとなり、小当り状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOWとなる。すなわち、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、大当り状態、小当り状態で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、大当り状態、小当り状態に制御されている期間を各々識別できる。
また、タイプ4に分類されるパチンコ機は、図14に示すように、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号、小当り信号の出力状態が、通常状態においてはそれぞれLOW、LOW、LOW、LOWとなり、確変状態においてはそれぞれHIGH、LOW、LOW、LOWとなり、時短状態においてはそれぞれHIGH、HIGH、LOW、LOWとなり、大当り状態においてはそれぞれHIGH、LOW、HIGH、LOWとなり、小当り状態においてはそれぞれHIGH、LOW、LOW、HIGHとなる。すなわち、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号、小当り信号の出力状態が、通常状態、確変状態、時短状態、大当り状態、小当り状態で異なることから、通常状態、確変状態、時短状態、大当り状態、小当り状態に制御されている期間を各々識別できる。
以上のように、玉払出装置297から払い出された賞球数が所定球数(例えば10個毎)に達する毎に所定時間幅のパルスとして出力される賞球信号は、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数(賞球数)を特定可能な付与媒体数特定情報である。
また、アウト球計数器26において所定球数(本実施例では10玉)のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるアウト玉計数信号は、前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数(打込玉数)を特定可能な使用媒体数特定情報である。
また、始動入賞口114への入賞に応じて抽選が実施される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるスタート信号は、前記抽選が行われたことを特定可能な抽選実行情報である。
また、タイプ1のパチンコ機では、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号の出力状態によって、通常状態、確変状態、時短状態を識別できるため、これら当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号は、前記遊技状態が前記第1遊技状態(通常状態)であるか、または前記第2遊技状態(確変状態、時短状態)であるか、を識別するための遊技状態情報である。また、後述するように当り共通信号に基づいて大当り状態または小当り状態のうちいずれかの状態が発生している期間を識別できるため、当り共通信号は、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生及び前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生を識別するための特定遊技状態情報であり、図10に示すように、当該当り共通信号のみ、更には他の信号(当り・確変・時短信号、時短信号)の出力状態を加味しても、大当り状態(第1特定遊技状態)、小当り状態(第2特定遊技状態)を識別できないことから、前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間においても前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報である。
また、タイプ2のパチンコ機では、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号の出力状態によって、通常状態、確変状態、時短状態を識別できるため、これら当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号は、前記遊技状態が前記第1遊技状態(通常状態)であるか、または前記第2遊技状態(確変状態、時短状態)であるか、を識別するための遊技状態情報である。また、図12に示すように、当り共通信号、小当り信号の出力態様は、大当り状態(第1特定遊技状態)においては、それぞれHIGH、LOWとなり、小当り状態(第2特定遊技状態)においては、それぞれHIGH、HIGHとなる。すなわち大当り状態と小当り状態とで当り共通信号及び小当り信号の出力態様が異なることとなり、当り共通信号及び小当り信号の出力態様の違いから、後述するデータ更新処理によって大当り状態か小当り状態かを識別し、大当り状態の発生か、小当り状態の発生か、を認識することができるため、当り共通信号、小当り信号は、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生及び前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生を識別するための特定遊技状態情報であり、かつ前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間と前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間とにおいて異なる態様の前記特定遊技状態情報である。
また、タイプ3のパチンコ機では、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号の出力状態によって、通常状態、確変状態、時短状態を識別できるため、これら当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号は、前記遊技状態が前記第1遊技状態(通常状態)であるか、または前記第2遊技状態(確変状態、時短状態)であるか、を識別するための遊技状態情報である。また、図13に示すように、当り共通信号、大当り信号の出力態様は、大当り状態(第1特定遊技状態)においては、それぞれHIGH、HIGHとなり、小当り状態(第2特定遊技状態)においては、それぞれHIGH、LOWとなる。すなわち大当り状態と小当り状態とで当り共通信号及び大当り信号の出力態様が異なることとなり、当り共通信号及び大当り信号の出力態様の違いから、後述するデータ更新処理によって大当り状態か小当り状態かを識別し、大当り状態の発生か、小当り状態の発生か、を認識することができるため、当り共通信号、大当り信号は、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生及び前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生を識別するための特定遊技状態情報であり、かつ前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間と前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間とにおいて異なる態様の前記特定遊技状態情報である。
また、タイプ4のパチンコ機では、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号、小当り信号の出力状態によって、通常状態、確変状態、時短状態を識別できるため、これら当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号、小当り信号は、前記遊技状態が前記第1遊技状態(通常状態)であるか、または前記第2遊技状態(確変状態、時短状態)であるか、を識別するための遊技状態情報である。また、図13に示すように、大当り信号、小当り信号の出力態様は、大当り状態(第1特定遊技状態)においては、それぞれHIGH、LOWとなり、小当り状態(第2特定遊技状態)においては、それぞれLOW、HIGHとなる。すなわち大当り状態と小当り状態とで大当り信号及び小当り信号の出力態様が異なることとなり、大当り信号及び小当り信号の出力態様の違いから、後述するデータ更新処理によって大当り状態か小当り状態かを識別し、大当り状態の発生か、小当り状態の発生か、を認識することができるため、大当り信号、小当り信号は、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生及び前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生を識別するための特定遊技状態情報であり、かつ前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間と前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間とにおいて異なる態様の前記特定遊技状態情報である。
そして、これらの信号が入力される集計ユニット5は、前記付与媒体数特定情報、前記使用媒体数特定情報、前記遊技状態情報、前記特定遊技状態情報などが入力される情報入力手段である。
集計ユニット5には、パチンコ機1台につき端子1〜8の8本の入力端子が設けられており、各々の入力端子に接続される信号線の種別が割り当てられている。詳しくは、端子1〜8に対して、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号、小当り信号、スタート信号、賞球信号、アウト玉信号が順番に割り当てられており、集計ユニット5は、各信号線が対応する入力端子に接続されることで、これら8種類の信号の出力状況を識別できるようになっている。尚、必ずしも1台のパチンコ機から全ての種別の信号が出力されるものではないので、パチンコ機のタイプによっては接続されない入力端子もあり、信号線が接続されない入力端子は未使用となる。
集計ユニット5は、図15に示すように、当り共通信号、当り・確変・時短信号、時短信号、大当り信号、小当り信号を示す遊技状態データ(端子1〜5の入力状態を示す5ビットのデータであり、1:HIGH0:LOWまたは未使用をそれぞれ示す)を生成するとともに、スタート信号、賞球信号、アウト玉計数信号の入力に基づいて、各信号の入力数を計数し、中継ユニット6からのデータ要求を受信するか、遊技状態データに変化が生じたとき(パチンコ機の遊技状態が変化したとき)に、所定のデータヘッダに続いて収集ユニット5を識別可能に付与されたユニットIDと、対応するパチンコ機2の台番号と、その時点の遊技状態データと、スタート信号の計数値であるスタート回数データと、賞球信号の計数値である賞球データと、アウト玉計数信号の計数値である打込データと、送信データのエラー修正に使用されるECCデータが配列された送信データ列を送信する。
本実施例では、4台のパチンコ機に対して1台の収集ユニット5が設けられており、4台のパチンコ機から出力される信号を1台の収集ユニット5にて収集し、収集した4台のパチンコ機2に関する送信データ列を中継ユニット6に送信するようになっている。
また、中継ユニット6には複数台の収集ユニット5が接続可能とされており、中継ユニット6は、順番に集計ユニット5に対してデータ要求を送信し、データ要求に基づいて返信された送信データ列を蓄積し、ホールコンピュータ140からのデータ要求に基づいて蓄積されている送信データ列をホールコンピュータ140に対して送信するようになっている。尚、遊技状態データに変化が生じたことに伴い集計ユニット5から送信された送信データ列については、ホールコンピュータ140からのデータ要求を待つことなく、ホールコンピュータ140に対して送信されるようになっている。すなわち遊技状態の変化を示す送信データ列は、他の送信データ列よりも優先してホールコンピュータ140に送信されるようになっている。
ホールコンピュータ140には、ハブ7を介して複数の中継ユニット6が接続されており、ホールコンピュータ140は、順番に中継ユニット6に対して蓄積されている送信データ列のデータ要求を送信し、データ要求に基づいて返信された送信データ列、及び遊技状態の変化に伴い優先して送信された送信データ列に基づいて、各中継ユニット6に接続された集計ユニット5が収集したパチンコ機の情報を収集・管理するようになっている。
図16は、ホールコンピュータ140の構成を示すブロック図である。ホールコンピュータ140は、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス141に、処理プログラムに従って演算を行い、ホールコンピュータ140を動作させるための処理を行うCPU(セントラルプロセッシングユニット)142、ワークメモリとして使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)143、時間情報を出力するRTC(リアルタイムクロック)144、ハードディスクからなる記憶装置145、キーボードやマウスからなる入力装置146、各種データを表示する表示装置147、各種データをプリント出力するプリンタ148、中継ユニット6との通信を行う通信部149が接続された通常のコンピュータである。
CPU142は、記憶装置145に記憶された処理プログラムに従って各種の処理を実行する。具体的には、ホールコンピュータ140の起動時に、パチンコ機と集計ユニット5との接続確認を行う接続確認処理、営業時間帯において中継ユニット6に対してデータ要求を行う処理、中継ユニット6から受信した送信データ列に基づいて記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルや台別履歴テーブルのデータの更新を行うデータ更新処理、記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルや台別履歴テーブルのデータに基づいて必要なデータを算出するとともに、遊技情報テーブルや台別履歴テーブルのデータやこれらのデータから算出されたデータを表示装置147に表示出力する出力処理、入力装置146にて入力されたパチンコ機の設定を記憶装置145に記憶されている後述の遊技情報テーブルに登録する処理、などを実行する。
記憶装置145には、CPU142が実行する処理プログラムに加えて、パチンコ機のタイプ毎に、送信データ列に含まれる遊技状態データが示す遊技状態が格納された遊技状態識別テーブル(図10、図12〜図14参照)と、パチンコ機の台番号毎に、当該パチンコ機の設定情報や遊技情報が格納される遊技情報テーブル(図17参照)と、パチンコ機の台番号毎に、当該パチンコ機の遊技状態毎の履歴が格納される台別履歴テーブル(図18参照)と、が記憶されている。
遊技状態識別テーブルには、図10、図12〜図14に示すように、パチンコ機のタイプに応じて遊技状態データが示す遊技状態がそれぞれ格納されている。
遊技情報テーブルには、図17に示すように、パチンコ機の台番号に対応して、機種名、当該パチンコ機のタイプを信号線の接続状態によって自動設定するか、マニュアル設定とするか、を示すタイプ設定(0:自動設定、1:マニュアル設定)、起動時に確認した当該パチンコ機に対応する入力端子(端子1〜5)、すなわち遊技状態を識別するための信号が接続される入力端子の接続状態(左のビットから順に端子1、端子2、端子3、端子4、端子5の接続状態、0:非接続、1:接続)、当該パチンコ機のタイプ(1:タイプ1、2:タイプ2、3:タイプ3、4:タイプ4)、タイプ1の遊技機である場合に当り共通信号の出力状態から大当り状態の発生か小当り状態の発生かを認識するのに用いる閾値打込玉数、大当り後確率変動状態が終了する条件となる始動回数(抽選回数)を設定する大当り後回数切り設定(0:大当り後回数切り設定なし、1〜:大当り後設定回数で確率変動状態終了)、小当り後確率変動状態が終了する条件となるスタート回数(抽選回数)を設定する小当り後回数切り設定(0:小当り後回数切り設定なし、1〜:小当り後設定回数で確率変動状態終了)からなる設定情報と、最新の遊技状態データ(左のビットから順に端子1、端子2、端子3、端子4、端子5の入力状態、0:LOW/未接続、1:HIGH)、前回の遊技状態データ(最新の遊技状態データに更新される前の遊技状態データ)、営業開始時点からの総打込玉数、総賞球数、総スタート回数、大当りまたは小当り後からのスタート回数である当り後スタート回数、営業開始時点からの大当り回数、小当り回数からなる遊技情報と、が格納されており、これら遊技情報は、送信データ列から特定されるデータに基づいて最新の情報に更新される。
また、台別履歴テーブルには、パチンコ機の台番号毎に、遊技状態(通常:通常遊技状態、大当り:大当り状態、小当り:小当り状態、確変:確率変動状態、時短:時短状態)、当該遊技状態の発生時刻、当該遊技状態が甘モード(大当り状態、小当り状態、確率変動状態(内部確率変動状態を除く)、時短状態のいずれかの状態)か否か(0:甘モード以外、1:甘モード)、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、当該遊技状態の期間中のスタート回数、当該遊技状態の発生時点の総打込玉数、当該遊技状態の期間中の打込玉数、当該遊技状態の発生時点の総賞球数、当該遊技状態の期間中の賞球数、当該遊技状態の期間中の差玉(賞球数−打込玉数)、からなる状態別データが、当該パチンコ機にて発生した順に格納されるようになっており、これら状態別データのうち最新の遊技状態の状態別データが、送信データ列から特定されるデータに基づいて最新の情報に更新される。
このように、台別履歴テーブルには、パチンコ機の台番号毎に、遊技状態(通常:通常遊技状態、大当り:大当り状態、小当り:小当り状態、確変:確率変動状態、時短:時短状態)、当該遊技状態の発生時刻、当該遊技状態の期間中のスタート回数、を含む状態別データが、当該パチンコ機にて発生した順に格納されるようになっており、これら状態別データのうち最新の遊技状態の状態別データが、送信データ列から特定されるデータに基づいて最新の情報に更新されるようになっており、台別履歴テーブルの状態別データに格納された発生時刻に基づいて、大当り状態が発生した順序を特定できるとともに、開店時から1回目の大当りが発生するまでの状態別データ及び大当り間の状態別データに格納されたスタート回数を集計することで、1回目の大当りについては、開店時から当該大当りまでの期間におけるスタート回数(抽選回数)、2回目以降の大当りについては、前回の大当りから今回の大当りまでの期間におけるスタート回数(抽選回数)を特定できるので、前記特定遊技状態認識手段にて発生が認識された各第1特定遊技状態(大当り状態)に対応付けて、当該第1特定遊技状態の発生順序を特定可能な発生順序特定情報(発生時刻)を記憶するとともに、前記各第1特定遊技状態(大当り状態)のうち、1回目の第1特定遊技状態については営業開始時点から1回目の第1特定遊技状態までの期間において前記抽選回数集計手段(第3の抽選回数集計手段)により集計された抽選回数(スタート回数)を特定可能に記憶し、2回目以降の第1特定遊技状態については前回の第1特定遊技状態から当該第1特定遊技状態までの期間において前記抽選回数集計手段(第3の抽選回数集計手段)により集計された抽選回数(スタート回数)を特定可能に記憶する履歴記憶手段は、台別履歴テーブルによって構成される。
また、台別履歴テーブルには、パチンコ機の台番号毎に、遊技状態(通常:通常遊技状態、大当り:大当り状態、小当り:小当り状態、確変:確率変動状態、時短:時短状態)を含む状態別データが、当該パチンコ機にて発生した順に格納されるので、大当り状態が発生する前の遊技状態を参照することで、当該大当り状態が通常遊技状態において発生した大当り状態か、確率変動状態において発生した大当り状態か、を特定できるので、前記情報入力手段に入力される前記遊技状態情報(遊技状態データ)に基づいて、前記特定遊技状態認識手段にて発生が認識された第1特定遊技状態(大当り状態)が、前記第1遊技状態(通常遊技状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)であるか、前記第2遊技状態(確率変動状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)であるか、を特定可能に記憶する履歴記憶手段は、台別履歴テーブルによって構成される。
更に、大当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態である場合に、更にその前の遊技状態を参照することにより、確率変動状態において発生した大当りが、大当り後に移行した確率変動状態において発生した大当りか、小当り後に移行した確率変動状態において発生した大当りか、を特定できるので、前記情報入力手段に入力される前記遊技状態情報(遊技状態データ)に基づいて、前記特定遊技状態認識手段にて発生が認識された第1特定遊技状態(大当り状態)が、前記第1遊技状態(通常遊技状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)であるか、前記第2遊技状態(確率変動状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)であるか、を特定可能に記憶し、更に前記第2遊技状態(確率変動状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)である場合には、前記第2遊技状態認識手段の認識に基づいて前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)であるか、前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)であるか、を特定可能に記憶する履歴記憶手段も台別履歴テーブルによって構成される。
図19は、パチンコ機の設定を行う際に表示装置147に表示される機種別設定画面を示す図である。
機種別設定画面には、機種名を入力する機種名入力部と、設定対象台を選択する対象台選択部と、パチンコ機のタイプを設定するタイプ設定部と、大当り後回数切り設定及び小当り後回数切り設定を行うための甘モード終了回数設定部と、キャンセルボタンと、設定ボタンと、が設けられている。
対象台選択部では、島単位で選択するか、台単位で選択するか、を指定できるようになっており、島単位で選択する場合には、島単位を指定し、島番号を入力すれば良く、台単位で選択する場合には、台単位を指定し、台番号を入力すれば良い。
タイプ設定部では、自動設定か、マニュアル設定か、を指定できるようになっており、マニュアル設定を指定した場合には、タイプ1〜4のいずれかを指定すれば良い。尚、タイプ1を指定した場合には、大当りか小当りかを判定する際に用いる閾値打込玉数を入力する必要がある。本実施例では、後に説明するが、当り共通信号が入力されている期間の打込玉数が閾値打込玉数以下の場合に、小当りと認識し、閾値打込玉数を超える場合には、大当りと認識するので、閾値打込玉数には、小当り中の打込玉数の予測値よりも大きく、大当り中の打込玉数の予測値よりも小さい値を設定すれば良い。
甘モード終了回数設定部では、大当り後回数切り設定、小当り後回数切り設定の両方またはいずれか一方を設定できるようになっている。すなわち大当り後の確率変動状態のみ、スタート回数(抽選回数)で当該確率変動状態が終了するパチンコ機、小当り後の確率変動状態のみ、スタート回数(抽選回数)で当該確率変動状態が終了するパチンコ機、大当り後の確率変動状態においても、小当り後の確率変動状態においても、スタート回数(抽選回数)で当該確率変動状態が終了するパチンコ機、の全てに対応して回数切り設定を設定できるようになっている。そして、大当り後回数切り設定を行う場合には、大当り後を指定し、確率変動状態が終了するスタート回数を入力すれば良く、小当り後回数切り設定を行う場合には、小当り後を指定し、確率変動状態が終了するスタート回数を入力すれば良い。例えば、パチンコ機2eのように小当り後の確率変動状態が100回で終了する場合には、小当り後を指定し、確率変動状態が終了するスタート回数として100を入力すれば良い。
そして、上記設定項目を全て入力した後、設定ボタンを入力することにより、CPU142は、機種別設定画面に入力された内容に基づいて遊技情報テーブルの設定情報を更新する。具体的には、設定対象台において選択された島番号に対応する台番号、選択された台番号を対象として、機種名の項目に機種名入力部に入力された機種名が格納され、タイプ設定の項目に自動設定(0)かマニュアル設定(1)かが格納され、マニュアル設定が指定された場合には信号タイプの項目に選択されたタイプ(1〜4)が格納され、マニュアル設定が指定され、かつ信号タイプとしてタイプ1が選択された場合には閾値打込玉数の項目に、入力された閾値打込玉数が格納され、大当り後回数切り設定が指定されている場合には大当り後回数切り設定の項目に、入力されたスタート回数が格納され、小当り後回数切り設定が指定されている場合には小当り後回数切り設定の項目に、入力されたスタート回数が格納され、大当り回数切り設定も小当り回数切り設定も指定されていない場合には、大当り後回数切り設定及び小当り後回数切り設定の項目にも0が格納される。
以上のように、機種別設定画面のタイプ設定部において、マニュアル設定を指定することで、管理するパチンコ機のタイプをタイプ1〜4から選択できるようになっている。すなわち管理するパチンコ機が、大当り状態が発生する期間においても小当り状態が発生する期間においても大当り状態の発生及び小当り状態の発生を識別するための信号の出力態様が共通の出力態様となるタイプ1のパチンコ機であるか、大当り状態が発生する期間と小当り状態が発生する期間とで大当り状態の発生及び小当り状態の発生を識別するための信号の出力態様が個別の出力態様となるタイプ2〜4のパチンコ機であるか、を設定できるようになっており、タイプ1が設定された場合には、後述のように大当り状態が発生する期間においても小当り状態が発生する期間においても共通の出力態様となる当り共通信号の出力状態と、当該パチンコ機について設定された閾値打込玉数(閾値賞球数、閾値差玉、閾値時間)と、に基づいて大当り状態及び小当り状態を識別し、タイプ2〜4が設定された場合には、大当り状態が発生する期間と小当り状態が発生する期間とで個別の出力態様となる当り共通信号、大当り信号、小当り信号の出力態様に基づいて大当り状態及び小当り状態を識別するようになっている。
このため、大当り状態が発生する期間においても小当り状態が発生する期間においても遊技状態を示す信号の出力態様が共通の出力態様となるタイプ1のパチンコ機と、大当り状態が発生する期間と小当り状態が発生する期間とで遊技状態を示す信号の出力態様が個別の出力態様となるタイプ2〜4のパチンコ機と、の双方のタイプのパチンコ機を同等に管理することができるとともに、パチンコ機のタイプの設定に応じて効率良く大当り状態及び小当り状態を識別することが可能となり、例えば、タイプ2〜4が設定されている場合には、タイプ1のパチンコ機のように当り共通信号の出力状態と、閾値とに基づいて大当り状態か小当り状態かを識別する処理を省くことができる。
すなわち、管理対象となる遊技機(パチンコ機)が、前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間においても前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報(当り共通信号)を出力する共通情報形態遊技機(タイプ1のパチンコ機)であるか、或いは前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間と前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間とにおいて異なる態様の前記特定遊技状態情報(共通信号、小当り信号、大当り信号)を出力する個別情報形態遊技機(タイプ2〜4のパチンコ機)のいずれの遊技機であるか、を設定するための情報形態種別設定手段は、機種別設定画面により設定されたパチンコ機のタイプを遊技情報テーブルに格納する処理によって構成される。
次に、CPU142が起動時に実行する接続確認処理の制御内容を、図20に示すフローチャートに基づいて説明する。
接続確認処理では、まず、中継ユニット6に対して接続確認要求を順次送信する(Sa1)。
接続確認要求を受信した中継ユニット6は、この中継ユニット6に接続されている集計ユニット5に対して接続確認要求を送信し、これに基づいて集計ユニット5は、端子1〜8の接続状態を確認し、端子1〜8の接続状態を示す8ビットの接続状態データ(左のビットから順に端子1、端子2、端子3、端子4、端子5の接続状態、0:非接続、1:接続)を含む接続確認データを前述した送信データ列と同様の形式で中継ユニット6に返信し、中継ユニット6は、接続確認データの返信を受けると、全ての集計ユニット5からの返信を受けるまで接続確認データを蓄積し、全ての集計ユニット5からの返信を受けた時点で、蓄積している接続確認データをホールコンピュータ140に対して返信する。このようにして全ての集計ユニット5における入力端子の接続状態を含む接続確認データがホールコンピュータ140に対して送信されることとなる。
図20に戻って、Sa1のステップにおいて接続確認要求を送信した後、全ての集計ユニット5から接続確認データを受信するまで、接続確認データの受信待ちの状態とする(Sa2、Sa4)。
Sa2、Sa4の状態で接続確認データを受信すると、受信した接続確認データに含まれる入力端子の接続状態を、遊技情報テーブルの該当する台番号の接続状態の項目に格納する(Sa3)。
また、Sa2、Sa4の状態で全ての集計ユニット5から接続確認データを受信した場合には、遊技情報テーブルにおいて、タイプ設定として自動設定が設定されている台番号の接続状態を確認し、接続状態に対応するパチンコ機のタイプを設定する(Sa5)。具体的には、タイプ1のパチンコ機は端子4、端子5が非接続、タイプ2のパチンコ機は端子4が非接続、タイプ3のパチンコ機は端子5が非接続、タイプ4のパチンコ機は端子1が非接続なので、接続状態が、「11100」ならタイプ1を設定し、「11101」ならタイプ2を設定し、「11110」ならタイプ3を設定し、「01111」ならタイプ4を設定する。
以上のようにホールコンピュータ140の起動時にCPU142が実行する接続確認処理では、パチンコ機と集計ユニット5との信号線の接続状態を収集するとともに、タイプ設定として自動設定が設定されている台番号の接続状態を確認して接続状態に対応したパチンコ機のタイプを自動的に設定するようになっており、パチンコ機からの信号線を集計ユニット5に接続するのみで、対応するパチンコ機のタイプが自動的に設定されるので、パチンコ機のタイプを機種別設定画面にて個々に設定する手間を省くことができる。
すなわち、前記個別情報形態遊技機(タイプ2〜4のパチンコ機)からのみ出力される特定遊技状態情報(大当り信号、小当り信号)を入力するための個別情報入力部(端子4、端子5)への接続を検知する接続検知手段は、集計ユニット5が端子4、端子5の接続状態を確認する処理であり、前記接続検知手段により前記個別情報入力部への接続を検知することに基づいて、管理対象の遊技機として前記個別情報形態遊技機(タイプ2〜4)を設定する前記情報形態種別設定手段は、接続確認処理において、自動設定が設定されている台番号のタイプを接続状態に基づいて設定する処理である。
次に、CPU142が、遊技情報テーブルの遊技情報及び台別履歴テーブルの状態別データを更新するためのデータ更新処理について説明する。
データ更新処理は、タイプ1のパチンコ機における大当り状態及び小当り状態の識別方法によって複数の態様があり、ここでは第1〜6の態様について例示する。
まず、データ更新処理の第1の態様について説明すると、第1の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理1、及び送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理1により構成される。
図21は、第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1の制御内容を示すフローチャートである。
テーブル更新処理1では、まず、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データに格納されている遊技状態データを前回の遊技状態データに移し、送信データ列に含まれる遊技状態データを最新の遊技状態データに格納し、送信データ列に含まれるスタート回数データと、賞球データ、打込データに基づいて、該当する台番号の総打込玉数、総賞球数、総スタート回数、当り後スタート回数を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データにおける当該遊技状態のスタート回数、当該遊技状態の打込玉数、当該遊技状態の賞球数を加算更新し、更新後の打込玉数及び賞球数に基づいて当該遊技状態の差玉を算出して更新する(Sb1)。
次いで、遊技情報テーブルの該当する台番号の前回の遊技状態データと最新の遊技状態データとを比較し、遊技状態データが変化したか否か、すなわち当該段番号のパチンコ機の遊技状態が変化したか否かを判定し(Sb2)、遊技状態データが変化していない場合には、Sb4のステップに進む。
Sb2のステップにおいて遊技状態データが変化している場合には、遊技状態の変化に伴い台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを変更前の状態別データとして確定し、変更後の状態別データを新規に登録する遊技状態変更処理1を実行する(Sb3)。
Sb4のステップにおいては、大当り後回数切り設定がされているか否か、すなわち遊技情報テーブルの該当する台番号の大当り後回数切り設定の項目に1以上の値が設定されているか否かを判定し、大当り後回数切り設定がされていれば、Sb5のステップに進み、大当り後回数切り設定がされていなければ、Sb10のステップに進む。
Sb5のステップにおいては、台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを参照し、前回の当りが大当りか否かを判定し、前回の当りが大当りであればSb6のステップに進み、前回の当りが大当りでなければSb10のステップに進む。
Sb6のステップにおいては、台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを参照し、現在の遊技状態が確変中か否かを判定し、現在の遊技状態が確変中であればSb7のステップに進み、現在の遊技状態が確変中でなければSb10のステップに進む。
Sb7のステップにおいては、遊技情報テーブルの該当する台番号の当り後スタート回数を読み出し、大当り後回数切り設定の項目の設定回数に到達したか否かを判定し、当り後スタート回数が大当り後回数切り設定の項目の設定回数に到達していなければSb10のステップに進み、当り後スタート回数が大当り後回数切り設定の項目の設定回数に到達していれば、遊技状態を通常遊技状態と識別し(Sb8)、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目に通常遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として0を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sb9)、Sb10のステップに進む。
Sb10のステップにおいては、小当り後回数切り設定がされているか否か、すなわち遊技情報テーブルの該当する台番号の小当り後回数切り設定の項目に1以上の値が設定されているか否かを判定し、小当り後回数切り設定がされていれば、Sb11のステップに進み、小当り後回数切り設定がされていなければ、テーブル更新処理1を終了する。
Sb11のステップにおいては、台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを参照し、前回の当りが小当りか否かを判定し、前回の当りが小当りであればSb12のステップに進み、前回の当りが小当りでなければテーブル更新処理1を終了する。
Sb12のステップにおいては、台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを参照し、現在の遊技状態が確変中か否かを判定し、現在の遊技状態が確変中であればSb13のステップに進み、現在の遊技状態が確変中でなければテーブル更新処理1を終了する。
Sb13のステップにおいては、遊技情報テーブルの該当する台番号の当り後スタート回数を読み出し、小当り後回数切り設定の項目の設定回数に到達したか否かを判定し、当り後スタート回数が小当り後回数切り設定の項目の設定回数に到達していなければテーブル更新処理1を終了し、当り後スタート回数が小当り後回数切り設定の項目の設定回数に到達していれば、遊技状態を通常遊技状態と識別し(Sb14)、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目に通常遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として0を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sb15)、テーブル更新処理1を終了する。
図22は、CPU142が、第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1のSb3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理1の制御内容を示すフローチャートに基づいて説明する。
遊技状態変更処理1では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1か否かを判定し(Sc1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1であれば、遊技状態テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sc2)。
Sc2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として1を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sc3)、遊技状態変更処理1を終了する。
また、Sc2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sc4)。
Sc4のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データにおける当該遊技状態の打込玉数、すなわち終了が判定された当り状態における打込玉数が、遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数を超えるか否かを判定し(Sc5)、終了が判定された当り状態における打込玉数が閾値打込玉数を超える場合には、変更前の遊技状態、すなわち終了が判定された当り状態を大当り状態と識別し(Sc6)、Sc8のステップに進み、終了が判定された当り状態における打込玉数が閾値打込玉数を超えない場合には、変更前の遊技状態、すなわち終了が判定された当り状態を小当り状態と識別し(Sc7)、Sc8のステップに進む。
Sc8のステップにおいては、タイプ1の遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、Sc6またはSc7のステップにおいて識別した変更前の遊技状態を格納した後(Sc9)、この状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSc8のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sc10)、遊技状態変更処理1を終了する。
また、Sc1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1でない場合、またはSc4のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sc11)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSc11のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sc12)、遊技状態変更処理1を終了する。
以上のように、第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1及び遊技状態変更処理1では、タイプ1のパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図33に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(ta1)から、当り共通信号がHIGHからLOWに変化した時点(ta2、またはta4)までの期間、すなわち大当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数を超えるか否かを判定し、当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が閾値打込玉数を超える場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が閾値打込玉数を超えない場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプ1のパチンコ機の遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と小当り状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
このように、CPU142が実行する第1の態様のデータ更新処理では、当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数を超えるか否かを判定し、当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が閾値打込玉数を超える場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号が出力されている期間において計数された打込玉数が閾値打込玉数を超えない場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数(打込玉数)が前記設定した閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数)よりも大きいときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を行った特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第1特定遊技状態(大当り状態)と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数(打込玉数)が前記設定した閾値変動遊技媒体(閾値打込玉数)数よりも小さいときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を行った特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第2特定遊技状態(小当り状態)と識別する特定遊技状態認識手段は、第1の態様のデータ更新処理によって構成される。
また、閾値打込玉数は、機種別設定画面により設定されるので、前記第1特定遊技状態(大当り状態)における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数(打込玉数)の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態(小当り状態)における前記変動遊技媒体数(打込玉数)の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数)を設定する閾値設定手段は、機種別設定画面により設定された閾値打込玉数を遊技情報テーブルに格納する処理によって構成される。
また、当り共通信号が出力されている期間の打込玉数は、RAM143に設定された打込玉数カウンタにより計数されるので、前記特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力時点(LOWからHIGH)から該特定遊技状態情報の非入力時点(HIGHからLOW)までの前記変動遊技媒体数(打込玉数)を計数する変動遊技媒体数計数手段は、打込玉数カウンタによって構成される。
次に、データ更新処理の第2の態様について説明すると、第2の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理2、及び送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理2により構成される。
図23は、第2の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理2の制御内容を示すフローチャートである。
テーブル更新処理2では、まず、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データに格納されている遊技状態データを前回の遊技状態データに移し、送信データ列に含まれる遊技状態データを最新の遊技状態データに格納し、送信データ列に含まれるスタート回数データと、賞球データ、打込データに基づいて、該当する台番号の総打込玉数、総賞球数、総スタート回数、当り後スタート回数を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データにおける当該遊技状態のスタート回数、当該遊技状態の打込玉数、当該遊技状態の賞球数を加算更新し、更新後の打込玉数及び賞球数に基づいて当該遊技状態の差玉を算出して更新する(Sd1)。
次いで、遊技情報テーブルの該当する台番号の前回の遊技状態データと最新の遊技状態データとを比較し、遊技状態データが変化したか否か、すなわち当該段番号のパチンコ機の遊技状態が変化したか否かを判定し(Sd2)、遊技状態データが変化していない場合には、Sd4のステップに進む。
Sd2のステップにおいて遊技状態データが変化している場合には、遊技状態の変化に伴い台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを変更前の状態別データとして確定し、変更後の状態別データを新規に登録する遊技状態変更処理を実行する(Sd3)。
Sd4のステップにおいては、RAM143に設けられた該当する台番号の打込玉数カウンタ(遊技状態が大当り状態または小当り状態である期間における打込玉数を計数するカウンタ)が計数中である旨を示す計数フラグがセットされているか否かを判定し、計数フラグがセットされていれば、該当する台番号の打込玉数カウンタの値から、送信データ列に含まれる打込データが示す打込玉数を減算更新し(Sd5)、Sd6のステップに進み、計数フラグがセットされていなければSd11のステップに進む。
Sd6のステップにおいては、打込玉数カウンタの値が0か否かを判定する。後に説明するが打込玉数カウンタは、当り共通信号の出力が検出された時点(LOWからHIGHに変化した時点)において閾値打込玉数が格納され、その時点から打込玉数が減算されることとなるため、打込玉数カウンタの値は、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で0となるため、Sd6のステップにおいては、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達したか否かが判定されることとなる。そして、Sd6のステップにおいて打込玉数カウンタの値が0であれば、該当する台番号の計数フラグをクリアして打込玉数の計数を終了し(Sd7)、Sd8のステップへ進み、打込玉数カウンタの値が0でなければSd11のステップへ進む。
Sd8のステップにおいては、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の遊技状態データを読み出し、端子1の値が1であるか否か、すなわち大当り状態または小当り状態の発生期間中か否かを判定し、端子1の値が1であればSd9のステップに進み、端子1の値が1でなければSd10のステップに進む。
Sd9のステップにおいては、現在の遊技状態を大当り状態と識別し、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として大当り状態を格納し、Sd11のステップに進む。
Sd10のステップにおいては、前回の遊技状態を小当り状態と識別し、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の前回の状態別データの遊技状態として小当り状態を格納し、Sd11のステップに進む。
尚、Sd11〜Sd22のステップにおける処理は、図21に示すSb4〜Sb15のステップと同一であるため、ここでは説明を省略する。
図24は、CPU142が、第2の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理2のSd3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理2の制御内容を示すフローチャートに基づいて説明する。
遊技状態変更処理2では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1か否かを判定し(Se1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1であれば、遊技状態テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Se2)。
Se2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として1を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Se3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号の打込玉数カウンタに、遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値打込玉数をセットし(Se4)、当該台番号の打込玉数カウンタが計数中である旨を示す計数フラグをセットして打込玉数カウンタによる計数を開始し(Se5)、遊技状態変更処理2を終了する。
また、Se2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Se6)。
Se6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、タイプ1の遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Se7)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSe7のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Se8)、遊技状態変更処理2を終了する。
また、Se1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1でない場合、またはSe2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していない場合、またはSe6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Se9)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSe9のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Se10)、遊技状態変更処理2を終了する。
以上のように、第2の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理2及び遊技状態変更処理2では、タイプ1のパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図33に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(ta1)からの打込玉数、すなわち大当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が、遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数に到達した時点(ta3)において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点(ta3)で当り共通信号の出力が検出されている場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されていない場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプ1のパチンコ機の遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と小当り状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
このように、CPU142が実行する第2の態様のデータ更新処理では、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が、遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数に到達した時点において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されていない場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数(打込玉数)が前記設定した閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数)になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力されているときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第1特定遊技状態(大当り状態)と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数(打込玉数)が前記設定した閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数)になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力されていないときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第2特定遊技状態(小当り状態)と識別する特定遊技状態認識手段は、第2の態様のデータ更新処理によって構成される。
また、閾値打込玉数は、機種別設定画面により設定されるので、前記第1特定遊技状態(大当り状態)における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数(打込玉数)の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態(小当り状態)における前記変動遊技媒体数(打込玉数)の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数)を設定する閾値設定手段は、機種別設定画面により設定された閾値打込玉数を遊技情報テーブルに格納する処理によって構成される。
また、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数は、RAM143に設定された打込玉数カウンタにより計数されるので、前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力(LOWからHIGH)に応じて前記変動遊技媒体数(打込玉数)の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段は、打込玉数カウンタによって構成される。
次に、データ更新処理の第3の態様について説明すると、第3の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理3、及び送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理3により構成される。
図25は、第3の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理3の制御内容を示すフローチャートである。
テーブル更新処理3では、まず、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データに格納されている遊技状態データを前回の遊技状態データに移し、送信データ列に含まれる遊技状態データを最新の遊技状態データに格納し、送信データ列に含まれるスタート回数データと、賞球データ、打込データに基づいて、該当する台番号の総打込玉数、総賞球数、総スタート回数、当り後スタート回数を加算更新するとともに、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データにおける当該遊技状態のスタート回数、当該遊技状態の打込玉数、当該遊技状態の賞球数を加算更新し、更新後の打込玉数及び賞球数に基づいて当該遊技状態の差玉を算出して更新する(Sf1)。
次いで、遊技情報テーブルの該当する台番号の前回の遊技状態データと最新の遊技状態データとを比較し、遊技状態データが変化したか否か、すなわち当該段番号のパチンコ機の遊技状態が変化したか否かを判定し(Sf2)、遊技状態データが変化していない場合には、Sf4のステップに進む。
Sf2のステップにおいて遊技状態データが変化している場合には、遊技状態の変化に伴い台別履歴テーブルの該当する台番号の状態別データを変更前の状態別データとして確定し、変更後の状態別データを新規に登録する遊技状態変更処理を実行する(Sf3)。
Sf4のステップにおいては、RAM143に設けられた該当する台番号の打込玉数カウンタ(遊技状態が大当り状態または小当り状態である期間における打込玉数を計数するカウンタ)が計数中である旨を示す計数フラグがセットされているか否かを判定し、計数フラグがセットされていれば、該当する台番号の打込玉数カウンタの値から、送信データ列に含まれる打込データが示す打込玉数を減算更新し(Sf5)、Sf6のステップに進み、計数フラグがセットされていなければSf10のステップに進む。
Sf6のステップにおいては、打込玉数カウンタの値が0か否かを判定する。後に説明するが打込玉数カウンタは、当り共通信号の出力が検出された時点(LOWからHIGHに変化した時点)において閾値打込玉数が格納され、その時点から打込玉数が減算されることとなるため、打込玉数カウンタの値は、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で0となるため、Sf6のステップにおいては、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達したか否かが判定されることとなる。そして、Sf6のステップにおいて打込玉数カウンタの値が0であれば、該当する台番号の計数フラグをクリアし、打込玉数の計数を終了し(Sf7)、Sf8のステップへ進み、打込玉数カウンタの値が0でなければSf10のステップへ進む。
Sf8のステップにおいては、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の遊技状態データを読み出し、端子1の値が1であるか否か、すなわち大当り状態または小当り状態の発生期間中か否かを判定し、端子1の値が1であればSf9のステップに進み、端子1の値が1でなければSd10のステップに進む。
Sd9のステップにおいては、現在の遊技状態を大当り状態と識別し、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として大当り状態を格納し、Sd10のステップに進む。
尚、Sf10〜Sd21のステップにおける処理は、図21に示すSb4〜Sb15のステップと同一であるため、ここでは説明を省略する。
図26は、CPU142が、第3の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理3のSf3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理3の制御内容を示すフローチャートに基づいて説明する。
遊技状態変更処理3では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1か否かを判定し(Sg1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1であれば、遊技状態テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sg2)。
Sg2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として1を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Sg3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号の打込玉数カウンタに、遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値打込玉数をセットし(Sg4)、当該台番号の打込玉数カウンタが計数中である旨を示す計数フラグをセットして打込玉数カウンタによる計数を開始し(Sg5)、遊技状態変更処理3を終了する。
また、Sg2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sg6)。
Sg6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、該当する台番号の計数フラグがセットされているか否か、すなわち打込玉数カウンタにより計数されている当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数の計数が続いているか否かを判定し(Sg7)、計数フラグがセットされていれば、該当する台番号の計数フラグをクリアして打込玉数の計数を終了し(Sg8)、変更前の遊技状態を小当り状態と識別する(Sg9)。
そして、タイプ1の遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sg10)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、Sg9のステップにおいて識別した小当り状態を格納した後(Sg11)、この状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSg10のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sg12)、遊技状態変更処理3を終了する。
また、Sg1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1でない場合、またはSg6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合、またはSg7のステップにおいて該当する台番号の計数フラグがセットされていない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sg13)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSg13のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sg14)、遊技状態変更処理3を終了する。
以上のように、第3の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理3及び遊技状態変更処理3では、タイプ1のパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図33に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(ta1)からの打込玉数、すなわち大当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が、遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数に到達した時点(ta3)において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号がHIGHからLOWに変化した時点(ta2)、すなわち当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(ta1)からの打込玉数、すなわち当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達しているか否か(計数フラグがセットされているか否か)を判定し、当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達していない場合(計数フラグがセットされている場合)には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプ1のパチンコ機の遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と小当り状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
このように、CPU142が実行する第3の態様のデータ更新処理では、共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が、遊技情報テーブルに設定されている閾値打込玉数に到達した時点において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達しているか否かを判定し、当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数が閾値打込玉数に到達していない場合には、打込玉数の計数を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数(打込玉数)が前記設定した閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数)になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力されているときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第1特定遊技状態(大当り状態)と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数(打込玉数)が前記設定した閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数)に到達する前に、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報(当り共通信号)が非入力となったときには、該特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第2特定遊技状態(小当り状態)と識別する特定遊技状態認識手段は、第3の態様のデータ更新処理によって構成される。
また、閾値打込玉数は、機種別設定画面により設定されるので、前記第1特定遊技状態(大当り状態)における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数(打込玉数)の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態(小当り状態)における前記変動遊技媒体数(打込玉数)の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数)を設定する閾値設定手段は、機種別設定画面により設定された閾値打込玉数を遊技情報テーブルに格納する処理によって構成される。
また、当り共通信号の出力が検出された時点からの打込玉数は、RAM143に設定された打込玉数カウンタにより計数されるので、前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力(LOWからHIGH)に応じて前記変動遊技媒体数(打込玉数)の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段は、打込玉数カウンタによって構成される。
尚、上述した第1〜3の態様のデータ更新処理においては、変動遊技媒体数として打込玉数を適用しているが、変動遊技媒体数は、当り状態においてパチンコ機から出力される賞球数及び/または打込玉数に基づいて変動する遊技媒体数であれば良く、変動遊技媒体数として賞球数や差玉(賞球数−打込玉数)を変動遊技媒体数として適用するようにしても良く、変動遊技媒体数として賞球数を適用する場合には、小当り中の賞球数の予測値よりも大きく、大当り中の賞球数の予測値よりも小さい値を閾値賞球数として設定すれば良く、変動遊技媒体数として差玉を適用する場合には、小当り中の差玉の予測値よりも大きく、大当り中の差玉の予測値よりも小さい値を閾値差玉として設定すれば良い。また、変動遊技媒体数として(打込玉数−賞球数)と算出した差玉を用いても良く、このように計算した差玉を変動遊技媒体数として用いる場合には、当り状態中に差玉が小さくなる(マイナスの値となる)ことから、この場合には前述した第1〜3の態様のデータ更新処理においては、差玉の絶対値と閾値差玉の大小に基づいて大当り状態か小当り状態かを識別すれば良い。
また、(打込玉数−賞球数)を差玉とし、絶対値を使用せずに判定する場合には、当り中の差玉数がマイナスとなり、閾値差玉もマイナスの値が設定されることから、閾値として小当り中の差玉の予測値(例えば−10玉)よりも小さく、大当り中の差玉の予測値(例えば−2000玉)よりも大きい値(例えば−100玉)が設定され、計数された差玉が閾値差玉よりも小さければ大当りと識別し、大きければ小当りと識別することになるが、この場合にもマイナスを除外した数値(絶対値)だけに着目すれば、小当り中の差玉の予測値(10玉)よりも大きく、大当り中の差玉の予測値(2000玉)よりも小さい値(100玉)が設定され、計数された差玉が閾値差玉よりも大きければ大当りと識別し、小さければ小当りと識別していることになる。従って、差玉として(打込玉数−賞球数)を使用し、閾値としてマイナスの値を設定して大当り、小当りの識別を行った場合にも、本発明における閾値設定手段、特定遊技状態識別手段に該当するものである。
次に、データ更新処理の第4の態様について説明すると、第4の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理4、送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理4、及び一定時間間隔毎(例えば、100ms毎)に実行する計時処理1により構成される。
尚、テーブル更新処理4は、図21に示すテーブル更新処理1、すなわち第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1と同一のであるため、同一のステップを用いることでここでの説明は省略する。また、第4の態様のデータ更新処理では、当り共通信号の出力を検出した時点から非検出となるまでの打込玉数ではなく、当り共通信号の出力を検出した時点から非検出となるまでの時間に基づいて当り共通信号が示す当り状態が大当り状態か小当り状態か、を識別するため、機種別設定画面においては、小当り中の打込玉数の予測値よりも大きく、大当り中の打込玉数の予測値よりも小さい閾値打込玉数に替えて、1回の小当り状態の発生時間の予測値よりも長く、1回の大当り状態の発生時間の予測値よりも短い閾値時間が設定され、機種別設定画面において設定された閾値時間が、遊技情報テーブルに設定されるものとする。
図27は、CPU142が、第4の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理4のSb3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理4の制御内容を示すフローチャートに基づいて説明する。
遊技状態変更処理4では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1か否かを判定し(Sh1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1であれば、遊技状態テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sh2)。
Sh2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として1を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Sh3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号のタイマカウンタの値を初期化(タイマカウンタの値に0を格納)し(Sh4)、当該台番号のタイマカウンタが計時中である旨を示す計時フラグをセットしてタイマカウンタによる計時を開始し(Sh5)、遊技状態変更処理4を終了する。
また、Sh2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sh6)。
Sh6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、該当する台番号の計時フラグをクリアしてタイマカウンタによる計時を終了するとともに(Sh7)、タイマカウンタの値と遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値時間とを比較し、当該タイマカウンタにより計時を開始する契機となった当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間を超えるか否かを判定する(Sh8)。
そして、Sh8のステップにおいて当該タイマカウンタにより計時を開始する契機となった当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間を超える場合には、変更前の遊技状態を大当り状態と識別し(Sh9)、Sh11のステップに進む。
また、Sh8のステップにおいて当該タイマカウンタにより計時を開始する契機となった当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間を超えない場合には、変更前の遊技状態を小当り状態と識別し(Sh10)、Sh11のステップに進む。
Sh11のステップにおいては、タイプ1の遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、Sh9またはSh10のステップにおいて識別した変更前の遊技状態を格納した後(Sh12)、この状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSh11のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sh13)、遊技状態変更処理4を終了する。
また、Sh1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1でない場合、またはSh2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す値が0から1に変化していない場合、またはSh6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sh14)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSh14のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sh15)、遊技状態変更処理4を終了する。
図28は、CPU142が、第4の態様のデータ更新処理を構成する計時処理1の制御内容を示すフローチャートである。尚、計時処理1は、前述のように一定時間間隔(例えば、100ms毎)に実行される処理である。
計時処理1では、まず、RAM143において計時フラグがセットされている台番号、すなわちタイマカウンタによる当り共通信号の出力が検出された時点からの計時が行われている台番号を抽出し(Si1)、抽出した台番号のタイマカウンタの値を1加算して(Si2)、計時処理1を終了する。すなわち上述のように計時処理1は一定時間間隔で実行されるので、この処理によって、計時フラグがセットされている台番号のタイマカウンタの値が更新され、計時フラグがセットされた時点、すなわち当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が計時されるようになっている。
以上のように、第4の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理4及び遊技状態変更処理4では、タイプ1のパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図34に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(tb1)から、当り共通信号がHIGHからLOWに変化した時点(tb2、またはtb4)までの経過時間、すなわち大当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出されてか非検出となるまでの時間が遊技情報テーブルに設定されている閾値時間を超えるか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出されてから非検出となるまでの時間が閾値時間を超える場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出されてから非検出となるまでの時間が閾値時間を超えない場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプ1のパチンコ機の遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と小当り状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
このように、CPU142が実行する第4の態様のデータ更新処理では、当り共通信号が出力されている期間が遊技情報テーブルに設定されている閾値時間を超えるか否かを判定し、当り共通信号が出力されている期間が閾値時間を超える場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号が出力されている期間が閾値時間を超えない場合には、当該当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長いときには、該計時手段により計時を行った特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第1特定遊技状態(大当り状態)と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときには、該計時手段により計時を行った特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第2特定遊技状態(小当り状態)と識別する特定遊技状態認識手段は、第4の態様のデータ更新処理によって構成される。
また、閾値時間は、機種別設定画面により設定されるので、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態(小当り状態)の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段は、機種別設定画面により設定された閾値時間を遊技情報テーブルに格納する処理によって構成される。
また、当り共通信号が出力されている期間の計時は、RAM143に設定された打タイマカウンタにより計数されるので、前記特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力時点(LOWからHIGH)から該特定遊技状態情報の非入力時点(HIGHからLOW)までの時間を計時する計時手段は、タイマカウンタによって構成される。
尚、上記では、当り共通信号の出力が検出されたた時点においてタイマカウンタによる計時を開始し、当該当り共通信号が非検出となった時点においてタイマカウンタによる計時を終了し、当り共通信号の出力が検出された時点から非検出となった時点までの経過時間が閾値時間を超えるか否かを判定し、閾値時間を超える場合には、変更前の遊技状態を大当り状態と識別し、閾値時間を超えない場合には、変更前の遊技状態を小当り状態と識別するようになっているが、当り共通信号の出力が検出された時点においてタイマカウンタによる計時を開始し、計時フラグをセットするとともに、当り共通信号が非検出となる前にタイマカウンタによる計時時間が閾値時間に到達した場合には、その時点で計時フラグをクリアし、当り共通信号が非検出となったときに、計時フラグがセットされているか否か、すなわち当り共通信号が非検出となった時点でタイマカウンタによる計時が続いているか否かを判定することによって、当り共通信号の出力が検出された時点から非検出となるまでの経過時間が、閾値時間を超えるか否か(計時フラグがセットされている場合には、閾値時間を超えていない旨を示し、計時フラグがセットされていない場合には、閾値時間を超えている旨を示すこととなる)を判定し、閾値時間を超えている場合には、変更前の遊技状態を大当り状態と識別し、閾値時間を超えていない場合には、変更前の遊技状態を小当り状態と識別するようにしても良い。
次に、データ更新処理の第5の態様について説明すると、第5の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理5、送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理5、及び一定時間間隔毎(例えば、100ms毎)に実行する計時処理2により構成される。
尚、テーブル更新処理5も、図21に示すテーブル更新処理1、すなわち第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1と同一のであるため、同一のステップを用いることでここでの説明は省略する。また、第5の態様のデータ更新処理では、当り共通信号の出力を検出した時点からの打込玉数ではなく、当り共通信号の出力を検出した時点からの時間に基づいて当り共通信号が示す当り状態が大当り状態か小当り状態か、を識別するため、第4の態様のデータ更新処理を適用する場合と同様に、機種別設定画面においては、小当り中の打込玉数の予測値よりも大きく、大当り中の打込玉数の予測値よりも小さい閾値打込玉数に替えて、1回の小当り状態の発生時間の予測値よりも長く、1回の大当り状態の発生時間の予測値よりも短い閾値時間が設定され、機種別設定画面において設定された閾値時間が、遊技情報テーブルに設定されるものとする。
図29は、CPU142が、第5の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理5のSd3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理5の制御内容を示すフローチャートに基づいて説明する。
遊技状態変更処理5では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1か否かを判定し(Sj1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1であれば、遊技状態テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sj2)。
Sj2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として1を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Se3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号のタイマカウンタに、遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値時間に対応する値(後述する計時処理2においてタイマカウンタの値が1ずつ減算されるため、閾値時間/計時処理2が実行される時間間隔を示す値であり、例えば、閾値時間が5秒、計時処理2の実行時間間隔が100msであれば、タイマカウンタに格納される値は50となる)をセットし(Sj4)、当該台番号のタイマカウンタが計時中である旨を示す計時フラグをセットしてタイマカウンタによる計時を開始し(Sj5)、遊技状態変更処理5を終了する。
また、Sj2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sj6)。
Sj6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、タイプ1の遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sj7)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSj7のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sj8)、遊技状態変更処理5を終了する。
また、Sj1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1でない場合、またはSj2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していない場合、またはSj6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sj9)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSj9のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sj10)、遊技状態変更処理5を終了する。
図30は、CPU142が、第5の態様のデータ更新処理を構成する計時処理2の制御内容を示すフローチャートである。尚、計時処理2は、前述のように一定時間間隔(例えば、100ms毎)に実行される処理である。
計時処理2では、まず、RAM143において計時フラグがセットされている台番号、すなわちタイマカウンタによる当り共通信号の出力が検出された時点からの計時が行われている台番号を抽出し(Sk1)、抽出した台番号のタイマカウンタの値を1減算する(Sk2)。
次いで、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号があるか否かを判定し(Sk3)、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号があれば、該当する台番号の計時フラグをクリアして計時を終了する(Sk4)。
そして、遊技情報テーブルにおける該当する台番号の遊技状態データを読み出し、端子1の値が1であるか否か、すなわち大当り状態または小当り状態の発生期間中か否かを判定し(Sk5)、端子1の値が1であればSk6のステップに進み、端子1の値が1でなければSk7のステップに進む。
Sk6のステップにおいては、現在の遊技状態を大当り状態と識別し、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として大当り状態を格納し、Sk3のステップに戻る。
Sk7のステップにおいては、前回の遊技状態を小当り状態と識別し、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の前回の状態別データの遊技状態として小当り状態を格納し、Sk3のステップに戻る。
また、Sk3のステップにおいて計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号がなければ、計時処理2を終了する。
以上のように、第5の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理5及び遊技状態変更処理5では、タイプ1のパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図34に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(tb1)からの経過時間、すなわち大当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が、遊技情報テーブルに設定されている閾値時間に到達した時点(tb3)において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合には、経過時間の計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されていない場合には、経過時間の計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプ1のパチンコ機の遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と小当り状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
このように、CPU142が実行する第5の態様のデータ更新処理では、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が、遊技情報テーブルに設定されている閾値時間に到達した時点において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合には、経過時間の計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されていない場合には、経過時間の計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力されているときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第1特定遊技状態(大当り状態)と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力されていないときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第2特定遊技状態(小当り状態)と識別する特定遊技状態認識手段は、第5の態様のデータ更新処理によって構成される。
また、閾値時間は、機種別設定画面により設定されるので、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態(小当り状態)の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段は、機種別設定画面により設定された閾値時間を遊技情報テーブルに格納する処理によって構成される。
また、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間は、RAM143に設定されたタイマカウンタにより計数されるので、前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力(LOWからHIGH)に応じて計時を開始する計時手段は、タイマカウンタによって構成される。
次に、データ更新処理の第6の態様について説明すると、第6の態様のデータ更新処理は、送信データ列を受信した際に実行するテーブル更新処理6、送信データ列に含まれる遊技状態データが遊技状態の変化を示す場合に実行する遊技状態変更処理6、及び一定時間間隔毎(例えば、100ms毎)に実行する計時処理3により構成される。
尚、テーブル更新処理6も、図21に示すテーブル更新処理1、すなわち第1の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理1と同一のであるため、同一のステップを用いることでここでの説明は省略する。また、第6の態様のデータ更新処理では、当り共通信号の出力を検出した時点からの打込玉数ではなく、当り共通信号の出力を検出した時点からの時間に基づいて当り共通信号が示す当り状態が大当り状態か小当り状態か、を識別するため、第4の態様のデータ更新処理や第5の態様のデータ更新処理を適用する場合と同様に、機種別設定画面においては、小当り中の打込玉数の予測値よりも大きく、大当り中の打込玉数の予測値よりも小さい閾値打込玉数に替えて、1回の小当り状態の発生時間の予測値よりも長く、1回の大当り状態の発生時間の予測値よりも短い閾値時間が設定され、機種別設定画面において設定された閾値時間が、遊技情報テーブルに設定されるものとする。
図31は、CPU142が、第6の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理6のSd3のステップにおいて実行する遊技状態変更処理6の制御内容を示すフローチャートに基づいて説明する。
遊技状態変更処理3では、遊技情報テーブルにおいて該当する台番号のタイプを参照し、該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1か否かを判定し(Sm1)、当該台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1であれば、遊技状態テーブルにおける該当する台番号の最新の遊技状態データの端子1の値と前回の遊技状態データの端子1の値とを比較し、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態に移行したか否かを判定する(Sm2)。
Sm2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化した場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号の最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目には遊技状態を格納せずに、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として1を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納する(Sj3)。
次いで、RAM143に設定された該当する台番号のタイマカウンタに、遊技情報テーブルの該当する台番号に設定されている閾値時間に対応する値(後述する計時処理3においてタイマカウンタの値が1ずつ減算されるため、閾値時間/計時処理3が実行される時間間隔を示す値であり、例えば、閾値時間が5秒、計時処理3の実行時間間隔が100msであれば、タイマカウンタに格納される値は50となる)をセットし(Sj4)、当該台番号のタイマカウンタが計時中である旨を示す計時フラグをセットしてタイマカウンタによる計時を開始し(Sj5)、遊技状態変更処理4を終了する。
また、Sj2のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が0から1に変化していなければ、送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化したか否か、すなわち遊技状態が大当り状態または小当り状態が終了したか否かを判定する(Sj6)。
Sj6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化した場合には、該当する台番号の計時フラグがセットされているか否か、すなわちタイマカウンタにより計時されている当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間の計時が続いているか否かを判定し(Sm7)、計時フラグがセットされていれば、該当する台番号の計時フラグをクリアして当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間の計時を終了し(Sm8)、変更前の遊技状態を小当り状態と識別する(Sm9)。
そして、タイプ1の遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sm10)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として、Sm9のステップにおいて識別した小当り状態を格納した後(Sm11)、この状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSm10のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sm12)、遊技状態変更処理6を終了する。
また、Sm1のステップにおいて該当する台番号のパチンコ機のタイプがタイプ1でない場合、またはSm6のステップにおいて送信データ列の遊技状態データが示す端子1の値が1から0に変化していない場合、またはSm7のステップにおいて該当する台番号の計数フラグがセットされていない場合には、該当する台番号のパチンコ機のタイプに対応する遊技状態識別テーブルを参照し、送信データ列の遊技状態データに対応する遊技状態を、変更後の遊技状態として識別する(Sm13)。
次いで、台別履歴テーブルにおける該当する台番号における最新の状態別データを確定し、新規に状態別データを登録するとともに、遊技状態の項目にSm13のステップにおいて識別した遊技状態を、発生時刻として現在の時刻を、甘モードの設定として遊技状態に応じた値(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態であれば1、通常遊技状態であれば0)を、それぞれ格納し、遊技情報テーブルの該当する台番号の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数を取得し、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、総打込玉数、総賞球数として格納し(Sm14)、遊技状態変更処理6を終了する。
図32は、CPU142が、第6の態様のデータ更新処理を構成する計時処理3の制御内容を示すフローチャートである。尚、計時処理3は、前述のように一定時間間隔(例えば、100ms毎)に実行される処理である。
計時処理3では、まず、RAM143において計時フラグがセットされている台番号、すなわちタイマカウンタによる当り共通信号の出力が検出された時点からの計時が行われている台番号を抽出し(Sn1)、抽出した台番号のタイマカウンタの値を1減算する(Sn2)。
次いで、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号があるか否かを判定し(Sn3)、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号があれば、該当する台番号の計時フラグをクリアして計時を終了する(Sn4)。
そして、遊技状態が小当り状態であれば、タイマカウンタの値が0となるまで、すなわち共通当り信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達する前に小当り状態が終了し、共通当り信号の出力が非検出となり、計時フラグがクリアされているはずであるので、Sn3のステップにおいて計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号の現在の遊技状態を大当り状態と識別し、台別履歴テーブルにおける該当する台番号の最新の状態別データの遊技状態として大当り状態を格納し(Sn3)、Sn3のステップに戻る。
また、Sn3のステップにおいて計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の台番号がなければ、計時処理3を終了する。
以上のように、第6の態様のデータ更新処理を構成するテーブル更新処理6及び遊技状態変更処理6では、タイプ1のパチンコ機、すなわち大当り状態の期間中においても、小当り状態の期間中においても、共通の当り共通信号が出力されるパチンコ機の場合、図34に示すように、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(tb1)からの経過時間、すなわち大当り状態または小当り状態の発生している期間を示す当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が、遊技情報テーブルに設定されている閾値時間に到達した時点(tb3)において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し(計時フラグは、当り共通信号の出力が継続して検出されている期間のみセットされるので、計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0か否かを判定する)、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合(計時フラグがセットされており、かつタイマカウンタの値が0の場合)には、当り共通信号の出力が検出された時点からの計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号がHIGHからLOWに変化した時点(tb2)、すなわち当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号がLOWからHIGHに変化した時点(tb1)からの経過時間、すなわち当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達しているか否か(計時フラグがセットされているか否か)を判定し、当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達していない場合(計時フラグがセットされている場合)には、当り共通信号の出力が検出された時点からの計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、大当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の当り共通信号が出力されるタイプ1のパチンコ機の遊技情報を管理する場合でも、この当り共通信号の入力に基づいて大当り状態の発生と小当り状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
このように、CPU142が実行する第6の態様のデータ更新処理では、共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が、遊技情報テーブルに設定されている閾値時間に到達した時点において、当り共通信号の出力が継続して検出されているか否かを判定し、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達した時点で当り共通信号の出力が検出されている場合には、経過時間の計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を大当り状態と識別し、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達しているか否かを判定し、当り共通信号が非検出となった時点において、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間が閾値時間に到達していない場合には、経過時間の計時を開始する契機となった当り共通信号が示す当り状態を小当り状態と識別するようになっており、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力されているときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第1特定遊技状態(大当り状態)と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間に到達する前に、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報(当り共通信号)が非入力となったときには、該特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態(当り状態)を前記第2特定遊技状態(小当り状態)と識別する特定遊技状態認識手段は、第6の態様のデータ更新処理によって構成される。
また、閾値時間は、機種別設定画面により設定されるので、前記第1特定遊技状態(大当り状態)の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態(小当り状態)の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段は、機種別設定画面により設定された閾値時間を遊技情報テーブルに格納する処理によって構成される。
また、当り共通信号の出力が検出された時点からの経過時間は、RAM143に設定されたタイマカウンタにより計数されるので、前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報(当り共通信号)の入力(LOWからHIGH)に応じて計時を開始する計時手段は、タイマカウンタによって構成される。
尚、第1〜6の態様のデータ更新処理では、タイプ1以外のパチンコ機、すなわち当り共通信号、大当り信号、小当り信号のうちいずれか2種類の信号が出力され、これら2種類の信号により大当り状態の発生及び小当り状態の発生を識別可能なパチンコ機の遊技状態については、遊技状態データ(当り共通信号、大当り信号、小当り信号の出力状態を示すデータ)と、該当するタイプの遊技状態識別テーブルと、を比較し、大当り状態の発生及び小当り状態の発生を認識するようになっているので、前記情報入力手段に入力された前記特定遊技状態情報(当り共通信号、大当り信号、小当り信号)に基づいて前記第1特定遊技状態(大当り状態)と前記第2特定遊技状態(小当り状態)とを識別し、前記第1特定遊技状態の発生及び前記第2特定遊技状態の発生を認識する特定遊技状態認識手段は、第1〜6の態様のデータ更新処理によって構成される。
また、第1〜6の態様のデータ更新処理では、機種別設定画面または接続確認処理によって設定されたパチンコ機のタイプに基づいて、タイプ1が設定されている場合には、後述のように大当り状態が発生する期間においても小当り状態が発生する期間においても共通の出力態様となる当り共通信号の出力状態と、当該パチンコ機について設定された閾値打込玉数(閾値賞球数、閾値差玉、閾値時間)と、に基づいて大当り状態及び小当り状態を識別し、タイプ2〜4が設定されている場合には、大当り状態が発生する期間と小当り状態が発生する期間とで個別の出力態様となる当り共通信号、大当り信号、小当り信号の出力態様に基づいて大当り状態及び小当り状態を識別するようになっているので、前記情報形態種別設定手段(機種別設定画面、接続確認処理)において個別情報形態遊技機(タイプ2〜4)が設定されているときには、前記第1特遊技状態(大当り状態)に対応する態様の特定遊技状態情報の入力に基づいて前記第1特定遊技状態を識別するとともに、前記第2特遊技状態(小当り状態)に対応する態様の特定遊技状態情報の入力に基づいて前記第2特定遊技状態を識別し、前記情報形態種別設定手段(機種別設定画面、接続確認処理)において共通情報形態遊技機(タイプ1)が設定されているときには、前記共通の特定遊技状態情報と前記閾値設定手段にて設定された閾値とに基づいて前記第1特定遊技状態か前記第2特定遊技状態かを識別する特定遊技状態認識手段も、第1〜6の態様のデータ更新処理によって構成される。
以上説明したように、従来の管理装置では、当り状態を示す信号として、大当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の出力態様の信号が出力されるパチンコ機の遊技情報を管理する場合に、大当り状態の発生と小当り状態の発生とを識別することができなかったが、本実施例の管理装置では、第1〜6の態様のデータ更新処理を行うことにより、当り状態を示す信号として、大当り状態が発生している期間においても小当り状態が発生している期間においても共通の出力態様の信号が出力されるパチンコ機の遊技情報を管理する場合でも、共通の出力態様の信号の入力に基づいて大当り状態の発生と小当り状態の発生とを別個に識別することが可能となる。
次に、入力装置146の入力により指定されたパチンコ機の遊技情報の出力命令がなされた際に、CPU142が実行するデータ出力処理の制御内容を、図35に示すフローチャートに基づいて説明する。
データ出力処理では、まず、選択された台番号における遊技情報テーブル及び台別履歴テーブルに基づいて表示データを取得し(Sp1)、選択された台番号のパチンコ機における履歴画面、当りデータ(1−1〜13)、確変データ(2−1〜7)、差玉データ(3−1〜4)、大当り間データ(4−1〜5、5−1〜5、6−1〜5)、からなる台別情報画面(図36参照)を生成し(Sp2)、生成された画面を表示装置147に表示出力する(Sp3)。
次いで、入力装置146によるプリント要求操作が検出されたか否かを判定し(Sp4)、プリント要求操作が検出されていない場合にはSp6のステップに進み、プリント要求操作が検出された場合には、現在表示出力されているデータの内容をプリント出力した後(Sp5)、Sp6のステップに進む。
Sp6のステップにおいては、入力装置146による大当り履歴の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、大当り履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp8のステップに進み、大当り履歴の出力要求操作が検出されている場合には、大当り履歴を示す大当り履歴画面(図36参照)を生成し、履歴画面を、生成した大当り履歴画面に更新した後(Sp7)、Sp4のステップに戻る。
Sp8のステップにおいては、入力装置146による当り履歴の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、当り履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp10のステップに進み、当り履歴の出力要求操作が検出されている場合には、大当り及び小当りを含む全ての当りの履歴を示す当り履歴画面(図37参照)を生成し、履歴画面を、生成した当り履歴画面に更新した後(Sp9)、Sp4のステップに戻る。
Sp10のステップにおいては、入力装置146による詳細履歴の出力要求操作が検出されたか否かを判定し、詳細履歴の出力要求操作が検出されていない場合にはSp12のステップに進み、詳細履歴の出力要求操作が検出されている場合には、全ての遊技状態(大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態、通常遊技状態)の履歴を示す詳細履歴画面を生成し、履歴画面を(図38参照)、生成した詳細履歴画面に更新した後(Sp11)、Sp4のステップに戻る。
Sp12のステップにおいては、台別情報画面が更新されてから所定の更新時間(例えば30秒)が経過したか否かを判定し、所定の更新時間が経過していれば、Sp1のステップに戻り、現在のデータに基づいて最新の台別情報画面に更新するとともに、所定時間が経過していなければ、入力装置146による終了要求操作が検出されたか否かを判定し(Sp13)、終了要求操作が検出されていなければSp4のステップに戻り、終了要求操作が検出されていれば、データ出力処理を終了する。
次に、CPU142による台別情報画面の生成手順について説明する。
台別情報画面は、前述のように履歴画面(大当り履歴画面、当り履歴画面、詳細履歴画面)、当りデータ(1−1〜13)、確変データ(2−1〜7)、差玉データ(3−1〜4)、大当り間データ(4−1〜5、5−1〜5、6−1〜5)から構成されている。
まず、履歴画面の作成手順について説明する。
履歴画面のうち大当り履歴画面を生成する場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各大当り状態の種別を判定する。具体的には、大当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、大当り状態が発生する前の遊技状態が通常遊技状態であれば、当該大当り状態を通常遊技状態において発生した大当り状態(通常中大当りと称す)であると判定し、大当り状態が発生する前の遊技状態が時短状態であれば、当該大当り状態を時短状態において発生した大当り状態(時短中大当りと称す)であると判定し、大当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、当該大当り状態を確率変動状態において発生した大当り状態(確変中大当りと称す)であると判定する。また、大当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、更に当該確率変動状態が発生する前の遊技状態を参照し、確率変動状態が発生する前の遊技状態が大当り状態であれば、当該大当り状態を大当り後に移行した確率変動状態において発生した大当り状態(大当り後確変中大当りと称す)と判定し、確率変動状態が発生する前の遊技状態が小当り状態であれば、当該大当り状態を小当り後に移行した確率変動状態において発生した大当り状態(小当り後確変中大当りと称す)と判定する。
また、各大当り状態毎に、大当り間スタート回数を取得する。詳しくは、1回目の大当り状態については、当該大当り状態の状態別データにおける総スタート回数から開店時の総スタート回数(0回)を減算した値を大当り間スタート回数として取得し、2回目以降の大当り状態については、当該大当り状態の状態別データにおける総スタート回数から前回の大当り状態の状態別データにおける総スタート回数を減算した値を大当り間スタート回数として取得する。尚、大当り間スタート回数は、1回目の大当り状態については、台別履歴テーブルの開店時の遊技状態における状態別データから当該大当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得し、2回目以降の大当り状態については、台別履歴テーブルの前回の大当り状態終了後の遊技状態における状態別データから当該大当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得するようにしても良い。
また、各大当り状態毎に、当該大当り状態の発生時刻、当該大当り状態における差玉(打込玉数−賞球数)を取得する。大当り状態の発生時刻、大当り状態における差玉は、各大当り状態の状態別データにおける発生時刻、遊技状態別の差玉である。
そして、これら取得したデータに基づいて、図36に示すように、大当り状態(大当り回数)を発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ大当り状態に対応付けて、各大当り状態の種別を識別可能なマーク(白まる:大当り後確変中大当り、黒まる:小当り後確変中大当り、二重まる:時短中大当り、三角:通常中大当り)と、各大当り状態の発生時刻と、各大当り状態の大当り間スタート回数(1回目の大当り状態については、開店時から当該大当り状態が発生するまでのスタート回数、2回目以降の大当り状態については、前回の大当り状態の終了後、当該大当り状態が発生するまでのスタート回数)と、各大当り状態中の差玉と、が配置された画面を大当り履歴画面として作成する。
当り履歴画面を生成する場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各大当り状態及び小当り状態の種別を判定する。具体的には、大当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、大当り履歴画面を生成する場合と同様に、大当り状態の種別(通常中大当り、時短中大当り、確変中大当り(大当り後確変中大当り、小当り後確変中大当り)を判定する。また、小当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、小当り状態が発生する前の遊技状態が通常遊技状態であれば、当該小当り状態を通常遊技状態において発生した小当り状態(通常中小当りと称す)であると判定し、小当り状態が発生する前の遊技状態が時短状態であれば、当該小当り状態を時短状態において発生した小当り状態(時短中小当りと称す)であると判定し、小当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、当該小当り状態を確率変動状態において発生した小当り状態(確変中小当りと称す)であると判定する。また、小当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、更に当該確率変動状態が発生する前の遊技状態を参照し、確率変動状態が発生する前の遊技状態が大当り状態であれば、当該大当り状態を大当り後に移行した確率変動状態において発生した小当り状態(小当り後確変中小当りと称す)と判定し、確率変動状態が発生する前の遊技状態が小当り状態であれば、当該小当り状態を小当り後に移行した確率変動状態において発生した小当り状態(小当り後確変中小当りと称す)と判定する。
また、大当り状態及び小当り状態の双方を含む各当り状態毎に、当り間スタート回数を取得する。詳しくは、1回目の当り状態については、当該当り状態の状態別データにおける総スタート回数から開店時の総スタート回数(0回)を減算した値を当り間スタート回数として取得し、2回目以降の当り状態については、当該当り状態の状態別データにおける総スタート回数から前回の当り状態の状態別データにおける総スタート回数を減算した値を当り間スタート回数として取得する。尚、当り間スタート回数は、1回目の当り状態については、台別履歴テーブルの開店時の遊技状態における状態別データから当該当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得し、2回目以降の当り状態については、台別履歴テーブルの前回の当り状態終了後の遊技状態における状態別データから当該当り状態が発生する前の遊技状態における状態別データまでの各遊技状態別のスタート回数を集計することで取得するようにしても良い。
また、各当り状態毎に、当該当り状態の発生時刻、当該当り状態における差玉(打込玉数−賞球数)を取得する。当り状態の発生時刻、当り状態における差玉は、各当り状態の状態別データにおける発生時刻、遊技状態別の差玉である。
そして、これら取得したデータに基づいて、図37に示すように、当り状態(当り回数)を発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ当り状態に対応付けて、各当り状態が大当り状態/小当り状態のいずれの当り状態であるかと、各当り状態の種別を識別可能なマーク(白まる:大当り後確変中大当り、黒まる:小当り後確変中大当り、二重まる:時短中大当り、三角:通常中大当り、白四角:大当り後確変中小当り、黒四角:小当り後確変中小当り、白菱形:時短中小当り、黒菱形:通常中小当り)と、各当り状態の発生時刻と、各当り状態の当り間スタート回数(1回目の大当り状態については、開店時から当該当り状態が発生するまでのスタート回数、2回目以降の当り状態については、前回の当り状態の終了後、当該当り状態が発生するまでのスタート回数)と、各当り状態中の差玉と、が配置された画面を当り履歴画面として作成する。
詳細履歴画面を生成する場合には、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各大当り状態及び小当り状態の種別を判定する。具体的には、大当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、大当り履歴画面を生成する場合と同様に、大当り状態の種別(通常中大当り、時短中大当り、確変中大当り(大当り後確変中大当り、小当り後確変中大当り)を判定する。また、小当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、当り履歴画面を生成する場合と同様に、小当り状態の種別(通常中小当り、時短中小当り、確変中小当り(大当り後確変中小当り、小当り後確変中小当り)を判定する。
また、通常状態、確率変動状態、時短状態における遊技状態別のスタート回数を取得する。通常状態、確率変動状態、時短状態における遊技状態別のスタート回数は、各遊技状態の状態別データにおける遊技状態別のスタート回数である。
また、各遊技状態毎に、当該遊技状態の発生時刻、当該遊技状態における差玉(打込玉数−賞球数)を取得する。遊技状態の発生時刻、遊技状態における差玉は、各遊技状態の状態別データにおける発生時刻、遊技状態別の差玉である。
そして、これらのデータに基づいて、図38に示すように、遊技状態を発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ遊技状態に対応付けて、当り状態については、各当り状態の種別を識別可能なマーク(白まる:大当り後確変中大当り、黒まる:小当り後確変中大当り、二重まる:時短中大当り、三角:通常中大当り、白四角:大当り後確変中小当り、黒四角:小当り後確変中小当り、白菱形:時短中小当り、黒菱形:通常中小当り)と、各当り状態の発生時刻と、各当り状態中の差玉と、が配置され、通常遊技状態、確率変動状態、時短状態については、各遊技状態の発生時刻と、遊技状態別のスタート回数と、遊技状態別の差玉と、が配置された画面を詳細履歴画面として作成する。
次に、当りデータ(1−1〜13)、確変データ(2−1〜7)、差玉データ(3−1〜4)、大当り間データ(4−1〜5、5−1〜5、6−1〜5)の取得手順について説明する。
当りデータは、(1−1)大当り状態及び小当り状態の双方を含む当り状態の発生回数(総当たり回数)、(1−2)小当り状態の発生回数(小当り回数)、(1−3)大当り状態の発生回数(大当り回数)、(1−4)通常中大当りの発生回数(通常中大当り回数)、(1−5)時短中大当りの発生回数(時短中大当り回数)、(1−6)確変中大当りの発生回数(確変中大当り回数)、(1−7)大当り後確変中大当りの発生回数(通常確変中大当り回数)、(1−8)小当り後確変中大当りの発生回数(突然確変中大当り回数)、(1−9)通常中小当りの発生回数(通常中小当り回数)、(1−10)時短中小当りの発生回数(時短中小当り回数)、(1−11)確変中小当りの発生回数(確変中小当り回数)、(1−12)小当り後確変中小当りの発生回数(通常確変中小当り回数)、(1−13)小当り後確変中小当りの発生回数(突然確変中小当り回数)から構成される。
(1−1)総当たり回数は、遊技情報テーブルの該当する台番号における小当り回数及び大当り回数を合算して算出することで取得する。尚、総当たり回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における小当り状態及び大当り状態の発生回数を集計して取得するようにしても良い。
(1−2)小当り回数及び(1−3)大当り回数は、遊技情報テーブルの該当する台番号における小当り回数及び大当り回数を抽出することで取得する。尚、小当り回数及び大当り回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における小当り状態の発生回数、大当り状態の発生回数をそれぞれ集計して取得するようにしても良い。
(1−4)通常中大当り回数、(1−5)時短中大当り回数、(1−6)確変中大当り回数、(1−7)通常確変中大当り回数、(1−8)突然確変中大当り回数は、大当り履歴画面を生成する場合と同様に、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各大当り状態の種別を判定し、判定結果に基づいて各大当り回数をそれぞれ集計することで取得する。尚、大当りが発生する毎に、当該大当りの種別を判定し、判定した大当りの種別を特定可能な種別情報を状態別データとして台別履歴テーブルに格納するとともに、台別履歴テーブルに格納された種別情報に基づいて各種別の大当り回数をそれぞれ集計することで、各大当り回数を取得するようにしても良い。
(1−9)通常中小当り回数、(1−10)時短中小当り回数、(1−11)確変中小当り回数、(1−12)通常確変中小当り回数、(1−13)突然確変中小当り回数は、小当り履歴画面を生成する場合と同様に、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、各小当り状態の種別を判定し、判定結果に基づいて各小当り回数をそれぞれ集計することで取得する。尚、小当りが発生する毎に、当該小当りの種別を判定し、判定した小当りの種別を特定可能な種別情報を状態別データとして台別履歴テーブルに格納するとともに、台別履歴テーブルに格納された種別情報に基づいて各種別の小当り回数をそれぞれ集計することで、各小当り回数を取得するようにしても良い。
確変データは、(2−1)確率変動状態の発生回数(総確変回数)、(2−2)大当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生回数(通常確変回数)、(2−3)小当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生回数(突然確変回数)、(2−4)通常確変回数と突然確変回数との比率(通確・突確比率)、(2−5)確率変動状態の発生率(確変発生率)、(2−6)大当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生率(通常確変発生率)、(2−7)小当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生率(突然確変発生率)から構成される。
(2−1)総確変回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における確率変動状態の発生回数を集計して取得する。尚、遊技情報テーブルに確変変動状態が発生する毎に更新される確率変動状態の発生回数を格納するとともに、遊技情報テーブルに格納された確率変動状態の発生回数を総確変回数として取得するようにしても良い。
(2−2)通常確変回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における確率変動状態について、前回の遊技状態が大当り状態か否かを判定し、前回の遊技状態が大当り状態であると判定された確率変動状態の発生回数を集計することで取得する。尚、遊技情報テーブルに大当り状態の発生後に移行した確率変動状態が発生する毎に更新される大当り後確変回数を格納するとともに、遊技情報テーブルに格納された大当り後確変回数を通常確変回数として取得するようにしても良い。
(2−3)突然確変回数は、台別履歴テーブルの該当する台番号における確率変動状態について、前回の遊技状態が小当り状態か否かを判定し、前回の遊技状態が小当り状態であると判定された確率変動状態の発生回数を集計することで取得する。尚、遊技情報テーブルに小当り状態の発生後に移行した確率変動状態が発生する毎に更新される小当り後確変回数を格納するとともに、遊技情報テーブルに格納された小当り後確変回数を突然確変回数として取得するようにしても良い。
(2−4)通確・突確比率は、通常確変回数を1とした場合の、通常確変回数に対する突然確変回数の比率であり、前述した突然確変回数と総確変回数とを取得し、(突然確変回数/総確変回数)を算出して取得する。尚、通確・突確比率は、通常確変回数と突然確変回数の発生比率を示すものであれば、その出力形態は任意であり、例えば、突然確変回数を1とした場合の、突然確変回数に対する通常確変回数の比率としたり、通常確変回数及び突然確変回数が総確変回数に占めるそれぞれの割合としたり、これらの割合をグラフにて出力するようにしても良い。
(2−5)確変発生率は、確率変動状態の発生回数が総当り回数に対して占める割合であり、前述した総確変回数と、総当り回数と、を取得し、(総確変回数/総当り回数)を算出して取得する。
(2−6)通常確変発生率は、大当り状態後に移行した確率変動状態の発生回数が総当り回数に対して占める割合であり、前述した通常確変回数と、総当り回数と、を取得し、(通常確変回数/総当り回数)を算出して取得する。
(2−7)突然確変発生率は、小当り状態後に移行した確率変動状態の発生回数が総当り回数に対して占める割合であり、前述した突然確変回数と、総当り回数と、を取得し、(突然確変回数/総当り回数)を算出して取得する。
差玉データは、(3−1)大当り状態及び小当り状態の双方を含む当り状態1回当たりの差玉の平均(当り差玉平均)、(3−2)小当り状態1回当たりの差玉の平均(小当り差玉平均)、(3−3)大当り状態1回当たりの差玉の平均(大当り差玉平均)、(3−4)甘モード(通常遊技状態において大当り状態、または小当り状態が発生した後、大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態が終了して通常遊技状態(内部確率変動状態を含む)に移行するまでを1単位とする期間、ただし大当り状態を1回も含まない期間、例えば小当り状態の終了後、回数切りの確率変動状態に移行し、大当り状態が発生せずに通常遊技状態(内部確率変動状態を含む)に移行するまでの期間は甘モードから除外する)1回当たりの差玉の平均(甘モード差玉平均)から構成される。
(3−1)当り差玉平均は、前述した総当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における小当り状態及び大当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての当り状態における差玉を取得する。そして(全ての当り状態における差玉/総当り回数)を算出して取得する。尚、当り状態が発生する毎に、1回目の当り状態においては当該当り状態における差玉を差玉平均として取得し、2回目以降の当り状態においては、{(前回までの差玉平均×前回までの当り発生回数+今回の当り状態における差玉)/今回までの当り発生回数}を差玉平均として取得するようにしても良い。
(3−2)小当り差玉平均は、前述した小当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における小当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての小当り状態における差玉を取得する。そして(全ての小当り状態における差玉/小当り回数)を算出して取得する。尚、小当り状態が発生する毎に、1回目の小当り状態においては当該小当り状態における差玉を小当り差玉平均として取得し、2回目以降の小当り状態においては、{(前回までの小当り差玉平均×前回までの小当り発生回数+今回の小当り状態における差玉)/今回までの小当り発生回数}を小当り差玉平均として取得するようにしても良い。
(3−3)大当り差玉平均は、前述した大当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における大当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての大当り状態における差玉を取得する。そして(全ての大当り状態における差玉/大当り回数)を算出して取得する。尚、大当り状態が発生する毎に、1回目の大当り状態においては当該大当り状態における差玉を大当り差玉平均として取得し、2回目以降の大当り状態においては、{(前回までの大当り差玉平均×前回までの大当り発生回数+今回の大当り状態における差玉)/今回までの大当り発生回数}を大当り差玉平均として取得するようにしても良い。
(3−4)甘モード差玉平均は、まず、台別履歴テーブルの該当する台番号における状態別データにおいて時系列的に連続して甘モードが設定されている期間を1単位の甘モード期間(図5〜図9参照)として特定する。そして特定された甘モード期間のうち、大当り状態を1回も含まない甘モード期間を除外した甘モード期間、すなわち少なくとも1回は大当り状態を含む甘モード期間である算出対象甘モード期間の発生回数を集計し、更に全ての算出対象甘モード期間の差玉を集計する。そして、(全ての算出対象甘モード期間の差玉/算出対象甘モード期間の発生回数)を算出して取得する。尚、算出対象甘モード期間を特定する毎に、1回目の算出対象甘モード期間においては当該算出対象甘モード期間における差玉を甘モード差玉平均として取得し、2回目以降の算出対象甘モード期間においては、{(前回までの甘モード差玉平均×前回までの算出対象甘モード期間の発生回数+今回の算出対象甘モード期間における差玉)/今回までの算出対象甘モード期間の発生回数}を甘モード差玉平均として取得するようにしても良い。
大当り間データは、
(4−1)大当り状態1回当たりのスタート回数(大当り間スタート回数平均)、(4−2)開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が確率変動状態である場合に当該期間を確率変動状態と認識した場合の確変中大当り1回当たりのスタート回数(高確中スタート回数平均A)、(4−3)遊技状態データに基づいて確率変動状態または時短状態を認識した場合の確変中または時短中大当り1回当たりのスタート回数(高確中スタート回数平均B)、(4−4)開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識した場合の通常中大当り1回当たりの(低確中スタート回数平均A)、(4−5)遊技状態データに基づいて通常遊技状態を認識した場合の通常中大当り1回当たりのスタート回数(低確中スタート回数平均B)、
(5−1)大当り状態及び小当り状態以外の全ての遊技状態におけるパチンコ玉の払出率(ベース)、(5−2)開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が確率変動状態である場合に当該期間を確率変動状態と認識した場合の確率変動状態におけるパチンコ玉の払出率(高確中ベースA)、(5−3)遊技状態データに基づいて確率変動状態または時短状態を認識した場合の確率変動状態及び時短状態におけるパチンコ玉の払出率(高確中ベースB)、(5−4)開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識した場合の通常遊技状態におけるパチンコ玉の払出率(低確中ベースA)、(5−5)遊技状態データに基づいて通常遊技状態を認識した場合の通常遊技状態におけるパチンコ玉の払出率(低確中ベースB)、
(6−1)大当り状態及び小当り状態以外の全ての遊技状態における打込玉数に対するスタート回数(抽選回数)の占める割合(スタート比率)、(6−2)開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が確率変動状態である場合に当該期間を確率変動状態と認識した場合の確率変動状態における打込玉数に対するスタート回数(抽選回数)の占める割合(高確中スタート比率A)、(6−3)遊技状態データに基づいて確率変動状態または時短状態を認識した場合の確率変動状態及び時短状態における打込玉数に対するスタート回数(抽選回数)の占める割合(高確中スタート比率B)、(6−4)開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識した場合の通常遊技状態における打込玉数に対するスタート回数(抽選回数)の占める割合(低確中スタート比率A)、(6−5)遊技状態データに基づいて通常遊技状態を認識した場合の通常遊技状態における打込玉数に対するスタート回数(抽選回数)の占める割合(低確中スタート比率B)、
から構成される。
(4−1)大当り間スタート回数平均は、遊技情報テーブルの該当する台番号における総スタート回数、大当り回数を取得し、(総スタート回数/大当り回数)を算出して取得する。尚、台別履歴テーブルの該当する台番号における状態別データから大当り間のスタート回数及び大当り状態の発生回数を集計し、これらの集計値に基づいて大当り間スタート回数平均を算出するようにしても良い。更には、1回目の大当り状態においては開店時から当該大当り状態が発生するまでのスタート回数を大当り間スタート回数平均として取得し、2回目以降の大当り状態においては、{(前回までの大当り間スタート回数平均×前回までの大当り発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート回数)/今回までの大当り発生回数}を大当り間スタート回数平均として取得するようにしても良い。
(4−2)高確中スタート回数平均Aは、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に確率変動状態に移行した大当り状態である確変大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の確変大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、確変大当り後の大当り状態の発生回数と、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態までのスタート回数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含む)と、を集計し、(確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数/確変大当り後の大当り状態の発生回数)を算出することで取得する。
尚、上記では、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含めて集計し、高確中スタート回数平均Aを算出しているが、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含めずに集計し、高確中スタート回数平均Aを算出するようにしても良い。
また、1回目の確変大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の確変大当り後の大当り状態とする)においては、当該大当り後の遊技状態が通常遊技状態であれば、当該大当りが発生するまでの大当り間スタート回数を高確中スタート回数平均Aとして取得し、当該大当り後の遊技状態が確率変動状態であれば、(当該大当りが発生するまでの大当り間スタート回数+当該大当り終了後から現時点までのスタート回数)を高確中スタート回数平均Aとして取得し、2回目以降の確変大当り後の大当り状態においては、当該大当り後の遊技状態が通常遊技状態であれば、{(前回までの高確中スタート回数平均A×前回までの確変大当り後の大当り状態の発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート回数)/今回までの確変大当り後の大当り状態の発生回数}を高確中スタート回数平均Aとして取得し、当該大当り後の遊技状態が確率変動状態であれば、{(前回までの高確中スタート回数平均A×前回までの確変大当り後の大当り状態の発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート回数+今回の大当り終了後から現時点までのスタート回数)/今回までの確変大当り後の大当り状態の発生回数}を高確中スタート回数平均Aとして取得するようにしても良い。また、2回目以降の確変大当り後の大当り状態において当該大当り後の遊技状態が確率変動状態であっても、{(前回までの高確中スタート回数平均A×前回までの確変大当り後の大当り状態の発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート回数)/今回までの確変大当り後の大当り状態の発生回数}を高確中スタート回数平均Aとして取得するようにしても良い。すなわち最後の大当り後の確率変動状態におけるスタート回数を含めずに高確中スタート回数平均Aを取得するようにしても良い。
(4−3)高確中スタート回数平均Bは、台別履歴テーブルの該当する台番号の確率変動状態及び時短状態におけるスタート回数と、前回の遊技状態が確率変動状態または時短状態の大当り状態、すなわち確率変動状態または時短状態において発生した大当り状態の発生回数と、を集計し、(確率変動状態及び時短状態におけるスタート回数/確率変動状態または時短状態において発生した大当り状態の発生回数)を算出することで取得する。
(4−4)低確中スタート回数平均Aは、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に通常遊技状態に移行した大当り状態である通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、通常大当り後の大当り状態の発生回数と、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までのスタート回数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含む)と、を集計し、(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数/通常大当り後の大当り状態の発生回数)を算出することで取得する。
尚、上記では、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含めて集計し、低確中スタート回数平均Aを算出しているが、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含ずに集計し、低確中スタート回数平均Aを算出するようにしても良い。
また、1回目の通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とする)においては、当該大当り後の遊技状態が確率変動状態であれば、当該大当りが発生するまでの大当り間スタート回数を低確中スタート回数平均Aとして取得し、当該大当り後の遊技状態が通常遊技状態であれば、(当該大当りが発生するまでの大当り間スタート回数+当該大当り終了後から現時点までのスタート回数)を低確中スタート回数平均Aとして取得し、2回目以降の通常大当り後の大当り状態においては、当該大当り後の遊技状態が確率変動状態であれば、{(前回までの低確中スタート回数平均A×前回までの通常大当り後の大当り状態の発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート回数)/今回までの通常大当り後の大当り状態の発生回数}を低確中スタート回数平均Aとして取得し、当該大当り後の遊技状態が通常遊技状態であれば、{(前回までの低確中スタート回数平均A×前回までの通常大当り後の大当り状態の発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート回数+今回の大当り終了後から現時点までのスタート回数)/今回までの通常大当り後の大当り状態の発生回数}を低確中スタート回数平均Aとして取得するようにしても良い。また、2回目以降の通常大当り後の大当り状態において当該大当り後の遊技状態が通常遊技状態であっても、{(前回までの低確中スタート回数平均A×前回までの通常大当り後の大当り状態の発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート回数)/今回までの通常大当り後の大当り状態の発生回数}を低確中スタート回数平均Aとして取得するようにしても良い。すなわち最後の大当り後の通常遊技状態におけるスタート回数を含めずに低確中スタート回数平均Aを取得するようにしても良い。
(4−5)低確中スタート回数平均Bは、台別履歴テーブルの該当する台番号の通常遊技状態におけるスタート回数と、前回の遊技状態が通常遊技状態の大当り状態、すなわち通常遊技状態において発生した大当り状態の発生回数と、を集計し、(通常遊技状態におけるスタート回数/通常遊技状態において発生した大当り状態の発生回数)を算出することで取得する。
(5−1)ベースは、台別履歴テーブルの該当する台番号における状態別データから、大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態(通常遊技状態、確率変動状態、時短状態)の賞球数を集計するとともに、大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態(通常遊技状態、確率変動状態、時短状態)の打込玉数を集計し、{(大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態の賞球数/大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態の打込玉数)×100}を算出して取得する。尚、遊技情報テーブルに、大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態においてのみ更新される賞球数及び打込玉数を格納し、これらの値に基づいてベースを算出するようにしても良い。更に1回目の大当り状態においては(開店時から当該大当り状態が発生するまでの賞球数/開店時から当該大当り状態が発生するまでの打込玉数)をベースとして取得し、2回目以降の大当り状態においては、[{(前回までのベース×前回までの大当り発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのベース)/今回までの大当り発生回数}×100〕をベースとして取得するようにしても良い。
(5−2)高確中ベースAは、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に確率変動状態に移行した大当り状態である確変大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の確変大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの賞球数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの賞球数を含む)と、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの打込玉数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含む)と、を集計し、{(確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数/確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を算出することで取得する。
尚、上記では、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの賞球数を含めて集計するとともに、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含めて集計し、高確中ベースAを算出しているが、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの賞球数を含めずに集計するとともに、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含めずに集計し、高確中ベースAを算出するようにしても良い。
また、1回目の確変大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の確変大当り後の大当り状態とする)においては、{(当該大当りが発生するまでの大当り間の賞球数/当該大当りが発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を高確中ベースAとして取得し、2回目以降の確変大当り後の大当り状態においては、〔{(前回までの高確中ベースA×前回までの確変大当り後の大当り発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのベース)/今回までの確変大当り後の大当り発生回数}×100〕を高確中ベースAとして取得するようにしても良い。
(5−3)高確中ベースBは、台別履歴テーブルの該当する台番号の確率変動状態及び時短状態における賞球数と、確率変動状態及び時短状態における打込玉数と、を集計し、{(確率変動状態及び時短状態における賞球数/確率変動状態及び時短状態における打込玉数)×100}を算出することで取得する。
(5−4)低確中ベースAは、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に通常遊技状態に移行した大当り状態である通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの賞球数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの賞球数を含む)と、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの打込玉数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含む)と、を集計し、{(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数/通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を算出することで取得する。
尚、上記では、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの賞球数を含めて集計するとともに、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含めて集計し、低確中ベースAを算出しているが、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの賞球数を含めずに集計するとともに、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含めずに集計し、低確中ベースAを算出するようにしても良い。
また、1回目の通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とする)においては、{(当該大当りが発生するまでの大当り間の賞球数/当該大当りが発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を低確中ベースAとして取得し、2回目以降の通常大当り後の大当り状態においては、〔{(前回までの低確中ベースA×前回までの通常大当り後の大当り発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのベース)/今回までの通常大当り後の大当り発生回数}×100〕を低確中ベースAとして取得するようにしても良い。
(5−5)低確中ベースBは、台別履歴テーブルの該当する台番号の通常遊技状態における賞球数と、通常遊技状態における打込玉数と、を集計し、{(通常遊技状態における賞球数/通常遊技状態における打込玉数)×100}を算出することで取得する。
(6−1)スタート比率は、台別履歴テーブルの該当する台番号における状態別データから、大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態(通常遊技状態、確率変動状態、時短状態)のスタート回数を集計するとともに、大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態(通常遊技状態、確率変動状態、時短状態)の打込玉数を集計し、{(大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態のスタート回数/大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態の打込玉数)×100}を算出して取得する。尚、遊技情報テーブルに、大当り状態及び小当り状態を除く遊技状態においてのみ更新されるスタート回数及び打込玉数を格納し、これらの値に基づいてスタート比率を算出するようにしても良い。更に1回目の大当り状態においては{(開店時から当該大当り状態が発生するまでのスタート回数/開店時から当該大当り状態が発生するまでの打込玉数)×100}をスタート比率として取得し、2回目以降の大当り状態においては、〔{(前回までのスタート比率×前回までの大当り発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート比率)/今回までの大当り発生回数}×100〕をスタート比率として取得するようにしても良い。
(6−2)高確中スタート比率Aは、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に確率変動状態に移行した大当り状態である確率大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の確率大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態までのスタート回数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含む)と、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの打込玉数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含む)と、を集計し、{(確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数/確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を算出することで取得する。
尚、上記では、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含めて集計するとともに、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含めて集計し、高確中スタート比率Aを算出しているが、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含めずに集計するとともに、確変大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数に、最後の大当り終了後の遊技状態が確率変動状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含めずに集計し、高確中スタート比率Aを算出するようにしても良い。
また、1回目の確変大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が確率変動状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の確変大当り後の大当り状態とする)においては、{(当該大当りが発生するまでの大当り間のスタート回数/当該大当りが発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を高確中スタート比率Aとして取得し、2回目以降の確変大当り後の大当り状態においては、〔{(前回までの高確中スタート比率A×前回までの確変大当り後の大当り発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート比率)/今回までの確変大当り後の大当り発生回数}×100〕を高確中スタート比率Aとして取得するようにしても良い。
(6−3)高確中スタート比率Bは、台別履歴テーブルの該当する台番号の確率変動状態及び時短状態におけるスタート回数と、確率変動状態及び時短状態における打込玉数と、を集計し、{(確率変動状態及び時短状態におけるスタート回数/確率変動状態及び時短状態における打込玉数)×100}を算出することで取得する。
(6−4)低確中スタート比率Aは、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に通常遊技状態に移行した大当り状態である通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までのスタート回数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含む)と、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの打込玉数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含む)と、を集計し、{(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数/通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を算出することで取得する。
尚、上記では、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含めて集計するとともに、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含めて集計し、低確中スタート比率Aを算出しているが、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含めずに集計するとともに、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数に、最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合の最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含めずに集計し、低確中スタート比率Aを算出するようにしても良い。
また、1回目の通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とする)においては、{(当該大当りが発生するまでの大当り間のスタート回数/当該大当りが発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を低確中スタート比率Aとして取得し、2回目以降の通常大当り後の大当り状態においては、〔{(前回までの低確中スタート比率A×前回までの通常大当り後の大当り発生回数+前回の大当りから今回の大当りまでのスタート比率)/今回までの通常大当り後の大当り発生回数}×100〕を低確中スタート比率Aとして取得するようにしても良い。
(6−5)低確中スタート比率Bは、台別履歴テーブルの該当する台番号の通常遊技状態におけるスタート回数と、通常遊技状態における打込玉数と、を集計し、{(通常遊技状態におけるスタート回数/通常遊技状態における打込玉数)×100}を算出することで取得する。
そして、CPU142は、上述のようにして作成した履歴画面と、上述のように取得した当りデータ(1−1〜13)、確変データ(2−1〜7)、差玉データ(3−1〜4)、大当り間データ(4−1〜5、5−1〜5、6−1〜5)に基づいて図36に示す台別情報画面を生成するようになっている。
このようにCPU142は、大当り履歴画面を作成する際に、1回目の大当り状態については、当該大当り状態の状態別データにおける総スタート回数から開店時の総スタート回数(0回)を減算した値を大当り間スタート回数として取得し、2回目以降の大当り状態については、当該大当り状態の状態別データにおける総スタート回数から前回の大当り状態の状態別データにおける総スタート回数を減算した値を大当り間スタート回数として取得する。
そして、大当り状態(大当り回数)を発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ大当り状態に対応付けて、各大当り状態の大当り間スタート回数(1回目の大当り状態については、開店時から当該大当り状態が発生するまでのスタート回数、2回目以降の大当り状態については、前回の大当り状態の終了後、当該大当り状態が発生するまでのスタート回数)が配置された大当り履歴画面を含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記情報入力手段に入力される前記抽選実行情報(スタート信号)に基づいて、営業開始時点から前記特定遊技状態認識手段により1回目の第1特定遊技状態(大当り状態)の発生が認識されるまでの期間、及び前記特定遊技状態認識手段により認識された1回目以降の第1特定遊技状態から次回の第1特定遊技状態が認識されるまでの期間の抽選回数(大当り間スタート回数)を集計する抽選回数集計手段(第3の抽選回数集計手段)は、台別履歴テーブルの状態別データから大当り間スタート回数を取得する処理によって構成される。
また、前記履歴記憶手段(台別履歴テーブル)の記憶情報に基づいて、各第1特定遊技状態(大当り状態)を当該第1特定遊技状態の前記発生順序特定情報(発生時刻)により特定される発生順序に並べて出力するとともに、前記各第1特定遊技状態のうち、1回目の第1特定遊技状態については営業開始時点から1回目の第1特定遊技状態までの期間における抽選回数(スタート回数)を、2回目以降の第1特定遊技状態については前回の第1特定遊技状態から当該第1特定遊技状態までの期間における抽選回数(スタート回数)を、それぞれ対応付けて出力する出力手段は、台別情報画面、特に大当り履歴画面を作成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、大当り履歴画面を作成する際に、台別履歴テーブルの該当する台番号における遊技状態の履歴に基づいて、大当り状態が発生する前の遊技状態を参照し、大当り状態が発生する前の遊技状態が通常遊技状態であれば、当該大当り状態を通常遊技状態において発生した大当り状態(通常中大当りと称す)であると判定し、大当り状態が発生する前の遊技状態が時短状態であれば、当該大当り状態を時短状態において発生した大当り状態(時短中大当りと称す)であると判定し、大当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、当該大当り状態を確率変動状態において発生した大当り状態(確変中大当りと称す)であると判定する。また、大当り状態が発生する前の遊技状態が確率変動状態であれば、更に当該確率変動状態が発生する前の遊技状態を参照し、確率変動状態が発生する前の遊技状態が大当り状態であれば、当該確率変動状態を大当り後に移行した確率変動状態(大当り後確変と称す)と判定するとともに、この確率変動状態中に発生した大当りを、大当り後に移行した確率変動状態において発生した大当り状態(大当り後確変中大当りと称す)と判定し、確率変動状態が発生する前の遊技状態が小当り状態であれば、当該確率変動状態を小当り後に移行した確率変動状態(小当り後確変と称す)と判定するとともに、この確率変動状態中に発生した大当りを、小当り後に移行した確率変動状態において発生した大当り状態(小当り後確変中大当りと称す)と判定する。
そして、大当り状態(大当り回数)を発生した順番に並べるとともに、発生した順番に並ぶ大当り状態に対応付けて、各大当り状態の種別を識別可能なマーク(白まる:大当り後確変中大当り、黒まる:小当り後確変中大当り、二重まる:時短中大当り、三角:通常中大当り)が配置された大当り履歴画面を含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち前記特定遊技状態認識手段により前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生が認識され、且つ前記情報入力手段に入力される前記遊技状態情報(遊技状態データ)に基づいて該第1特定遊技状態(大当り状態)に続く遊技状態が前記第2遊技状態(確率変動状態)であると識別された場合に、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態(大当り後確変)の発生を認識し、前記特定遊技状態認識手段により前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生が認識されたことを条件に、前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態(小当り後確変)の発生を認識する第2遊技状態認識手段は、台別履歴テーブルを参照し、確率変動状態の前の遊技状態が、大当り状態か小当り状態かを判定することで大当り後確変か小当り後確変かを判定する処理によって構成される。
また、前記履歴記憶手段(台別履歴テーブル)の記憶情報に基づいて、前記発生順序に並べて出力される各第1特定遊技状態(大当り状態)が、前記第1遊技状態(通常遊技状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)であるか、前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)において発生した第1特定遊技状態であるか、前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)において発生した第1特定遊技状態(大当り状態)であるか、を識別可能に出力する出力手段は、台別情報画面、特に大当り履歴画面を作成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、遊技情報テーブルの該当する台番号における小当り回数及び大当り回数を合算して算出することで大当り状態及び小当り状態の双方を含む当り状態の発生回数(総当たり回数)を取得する。
また、CPU142は、遊技情報テーブルの該当する台番号における小当り回数及び大当り回数を抽出することで小当り状態の発生回数(小当り回数)及び大当り状態の発生回数(大当り回数)を取得する。そして、これら取得した総当り回数、大当り回数、小当り回数を含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に基づいて前記第1特定遊技状態の発生回数(大当り回数)と前記第2特定遊技状態の発生回数(小当り回数)との合計値(総当り回数)を集計する特定遊技状態発生回数集計手段は、遊技情報テーブルの該当する台番号における小当り回数及び大当り回数を合算して算出することで大当り状態及び小当り状態の双方を含む当り状態の発生回数(総当たり回数)を取得する処理によって構成され、前記特定遊技状態認識手段にて認識された前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生回数を集計する第2特定遊技状態発生回数集計手段は、遊技情報テーブルの該当する台番号における小当り回数を抽出する処理によって構成され、前記特定遊技状態認識手段にて認識された前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生回数を集計する第1特定遊技状態発生回数集計手段は、遊技情報テーブルの該当する台番号における大当り回数を抽出する処理によって構成される。
また、前記特定遊技状態発生回数集計手段にて集計された前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生回数と前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生回数との合計値(総当り回数)と、前記第2特定遊技状態発生回数集計手段にて集計された前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生回数と、前記第1特定遊技状態発生回数集計手段にて集計された前記第1特定遊技状態の発生回数(大当り状態)と、を出力する出力手段は、総当り回数、小当り回数、大当り回数を含む台別情報画面を生成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、台別履歴テーブルの該当する台番号における確率変動状態について、前回の遊技状態が大当り状態か否かを判定し、前回の遊技状態が大当り状態であると判定された確率変動状態の発生回数を集計することで、大当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生回数(通常確変回数)を取得する。また、台別履歴テーブルの該当する台番号における確率変動状態について、前回の遊技状態が小当り状態か否かを判定し、前回の遊技状態が小当り状態であると判定された確率変動状態の発生回数を集計することで、小当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生回数(突然確変回数)を取得する。そして、これら取得した通常確変回数、突然確変回数を含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記第2遊技状態認識手段にて認識された前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数を集計する第1の第2遊技状態発生回数集計手段は、前回の遊技状態が大当り状態であると判定された確率変動状態の発生回数を集計する処理によって構成され、前記第2遊技状態認識手段にて認識された前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数を集計する第2の第2遊技状態発生回数集計手段は、前回の遊技状態が小当り状態であると判定された確率変動状態の発生回数を集計する処理によって構成される。
また、前記第1の第2遊技状態発生回数集計手段にて集計された前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数と、前記第2の第2遊技状態発生回数集計手段にて集計された前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数と、を出力する出力手段は、通常確変回数、突然確変回数を含む台別情報画面を生成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、前述した突然確変回数と総確変回数とを取得し、(突然確変回数/総確変回数)を算出して、通常確変回数と突然確変回数との比率(通確・突確比率)を取得する。そして、取得した通確・突確比率を含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記第2遊技状態認識手段にて認識された前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数と、前記第2遊技状態認識手段にて認識された前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数と、の比率を算出する第2遊技状態発生比率算出手段は、突然確変回数と総確変回数とを取得し、(突然確変回数/総確変回数)を算出する処理によって構成される。
また、前記第2遊技状態発生比率算出手段にて算出された、前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数と、前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数と、の比率を出力する出力手段は、通確・突確比率を含む台別情報画面を生成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、前述した通常確変回数と、総当り回数と、を取得し、(通常確変回数/総当り回数)を算出して、大当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生率(通常確変発生率)を取得し、前述した突然確変回数と、総当り回数と、を取得し、(突然確変回数/総当り回数)を算出して、小当り状態の発生後に移行した確率変動状態の発生率(突然確変発生率)を取得する。そして、取得した通常確変発生率、突然確変発生率を含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記第2遊技状態認識手段にて認識された前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数が、前記特定遊技状態認識手段にて認識された前記第1特定遊技状態(大当り状態)の発生回数と前記第2特定遊技状態(小当り状態)の発生回数との合計値である特定遊技状態の発生回数(総当り回数)に対して占める割合(通常確変発生率)、及び前記第2遊技状態認識手段にて認識された前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続く第2遊技状態(確率変動状態)の発生回数が、前記特定遊技状態の発生回数(総当り回数)に対して占める割合(突然確変発生率)を算出する第2遊技状態発生割合算出手段は、通常確変回数と総当り回数とを取得し、(通常確変回数/総当り回数)を算出する処理、及び突然確変回数と総当り回数とを取得し、(突然確変回数/総当り回数)を算出する処理によって構成される。
また、前記第2遊技状態発生割合算出手段にて算出された、前記第1特定遊技状態に続く第2遊技状態の発生回数が前記特定遊技状態の発生回数に対して占める割合(通常確変発生率)と、前記第2特定遊技状態に続く第2遊技状態の発生回数が前記特定遊技状態の発生回数に対して占める割合(突然確変発生率)と、を出力する出力手段は、通常確変発生率、突然確変発生率を含む台別情報画面を生成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、前述した大当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における大当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての大当り状態における差玉を取得する。そして(全ての大当り状態における差玉/大当り回数)を算出して、大当り状態1回当たりの差玉の平均(大当り差玉平均)を取得する。また、前述した小当り回数を取得するとともに、台別履歴テーブルの該当する台番号における小当り状態における遊技状態別の差玉を集計し、全ての小当り状態における差玉を取得する。そして(全ての小当り状態における差玉/小当り回数)を算出して、小当り状態1回当たりの差玉の平均(小当り差玉平均)を取得する。そして、取得した大当り差玉平均、小当り差玉平均を含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記特定遊技状態認識手段にて認識された第1特定遊技状態(大当り状態)の発生回数、該第1特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数(打込玉数)及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数(賞球数)に基づいて、前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値(大当り差玉平均)を算出する第1平均差数算出手段は、大当り回数と全ての大当り状態における差玉とを取得し、(全ての大当り状態における差玉/大当り回数)を算出する処理によって構成される。
また、前記特定遊技状態認識手段にて認識された第2特定遊技状態(小当り状態)の発生回数、該第2特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数(打込玉数)及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数(賞球数)に基づいて、前記第2特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値(小当り差玉平均)を算出する第2平均差数算出手段は、小当り回数と全ての小当り状態における差玉とを取得し、(全ての小当り状態における差玉/小当り回数)を算出する処理によって構成される。
また、前記第1平均差数算出手段にて算出された前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値(大当り差玉平均)を出力する出力手段、前記第2平均差数算出手段にて算出された前記第2特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値(小当り差玉平均)を出力する出力手段は、大当り差玉平均、小当り差玉平均を含む台別情報画面を生成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、甘モード差玉平均を取得する際に、台別履歴テーブルの該当する台番号における状態別データにおいて時系列的に連続して甘モードが設定されている期間を1単位の甘モード期間として特定する。そして特定された甘モード期間のうち、大当り状態を1回も含まない甘モード期間(例えば、小当り後の確率変動状態が規定回数に到達することで終了した場合など)を除外した甘モード期間、すなわち少なくとも1回は大当り状態を含む甘モード期間である算出対象甘モード期間を特定する。そして、算出対象甘モード期間の発生回数を集計し、更に全ての算出対象甘モード期間の差玉を集計し、(全ての算出対象甘モード期間の差玉/算出対象甘モード期間の発生回数)を算出して取得する。そして、取得した甘モード差玉平均を含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記第1遊技状態(通常遊技状態)において発生した前記第1特定遊技状態(大当り状態)または前記第2特定遊技状態(小当り状態)の開始時点から、少なくとも前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続いて発生した前記第2遊技状態(確率変動状態)の終了を含む所定の終了条件が成立するまでの期間である単位期間(甘モード期間)のうち、前記第1特定遊技状態(大当り状態)を含む単位期間(算出対象甘モード期間)を前記特定遊技状態認識手段による認識結果に基づいて特定する単位期間特定手段は、台別履歴テーブルの該当する台番号における状態別データにおいて時系列的に連続して甘モードが設定されている期間を1単位の甘モード期間として特定し、そののうち、大当り状態を1回も含まない甘モード期間を除外した甘モード期間、すなわち少なくとも1回は大当り状態を含む甘モード期間である算出対象甘モード期間を特定する処理によって構成される。
また、前記単位期間特定手段にて特定された単位期間(算出対象甘モード期間)の発生回数、該単位期間中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数(打込玉数)及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数(賞球数)に基づいて、前記単位期間1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値(甘モード差玉平均)を算出する単位期間平均差数算出手段は、算出対象甘モード期間の発生回数を集計し、更に全ての算出対象甘モード期間の差玉を集計し、(全ての算出対象甘モード期間の差玉/算出対象甘モード期間の発生回数)を算出する処理によって構成される。
また、前記単位期間平均差数算出手段にて算出された前記単位期間1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値(甘モード差玉平均)を出力する出力手段は、甘モード差玉平均を含む台別情報画面を生成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、大当り間データのうち、低確中スタート回数平均A、低確中ベースA、低確中スタート比率Aを取得する際に、開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識する。具体的には、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に通常遊技状態に移行した大当り状態である通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、開店時に通常遊技状態である場合の開店時から1回目の大当り状態が発生するまでの期間、通常大当り後の大当り状態については、前回の大当り状態の終了後から、当該大当り状態までの期間を通常遊技状態と認識する。
すなわち、前記情報入力手段に入力される前記遊技状態情報(遊技状態データ)に基づいて、営業開始時点から前記特定遊技状態認識手段により1回目の第1特定遊技状態(大当り状態)の発生が認識されるまでの期間、及び前記特定遊技状態認識手段により認識された1回目以降の第1特定遊技状態から次回の第1特定遊技状態が認識されるまでの期間の遊技状態を認識する手段であって、前記営業開始時点の遊技状態または前記1回目以降の第1特定遊技状態に続く遊技状態が第1遊技状態(通常遊技状態)であるときには、その後の第2特定遊技状態(小当り状態)の発生に基づく第2遊技状態に関わらず、前記期間の遊技状態を第1遊技状態(通常遊技状態)と認識する遊技状態認識手段は、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に通常遊技状態に移行した大当り状態である通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、開店時に通常遊技状態である場合の開店時から1回目の大当り状態が発生するまでの期間、通常大当り後の大当り状態については、前回の大当り状態の終了後から、当該大当り状態までの期間を通常遊技状態と認識する処理によって構成される。
また、CPU142は、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に通常遊技状態に移行した大当り状態である通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、通常大当り後の大当り状態の発生回数と、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までのスタート回数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含む)と、を集計し、(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数/通常大当り後の大当り状態の発生回数)を算出することで、低確中スタート回数平均Aを取得する。
また、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に通常遊技状態に移行した大当り状態である通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの賞球数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの賞球数を含む)と、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの打込玉数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含む)と、を集計し、{(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数/通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を算出することで、低確中ベースAを取得する。
また、台別履歴テーブルの該当する台番号において、前回の大当り状態の終了後に通常遊技状態に移行した大当り状態である通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)を特定し、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までのスタート回数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含む)と、通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの打込玉数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含む)と、を集計し、{(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数/通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を算出することで、低確中スタート比率Aを取得する。
そして、取得した低確中スタート回数平均A、低確中ベースA、低確中スタート比率Aを含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記情報入力手段に入力される抽選実行情報(スタート信号)及び前記遊技状態認識手段による認識結果に基づいて、前記第1遊技状態(通常遊技状態)における抽選回数(スタート回数)を集計する抽選回数集計手段は、通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)が発生するまでの大当り間のスタート回数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までのスタート回数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までのスタート回数を含む)を集計する処理によって構成される。
また、前記特定遊技状態認識手段及び前記遊技状態認識手段による認識結果に基づいて、前記第1遊技状態(通常遊技状態)における第1特定遊技状態(大当り状態)の発生回数を集計する発生回数集計手段は、通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)の発生回数を集計する処理によって構成される。
また、前記情報入力手段に入力される使用媒体数特定情報及び前記遊技状態認識手段による認識結果に基づいて、前記第1遊技状態における使用遊技媒体数を集計する使用遊技媒体数集計手段は、通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)が発生するまでの大当り間の打込玉数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの打込玉数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの打込玉数を含む)を集計する処理によって構成される。
また、前記情報入力手段に入力される付与媒体数特定情報及び前記遊技状態認識手段による認識結果に基づいて、前記第1遊技状態における付与遊技媒体数を集計する付与遊技媒体数集計手段は、通常大当り後の大当り状態(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態を1回目の通常大当り後の大当り状態とみなす)が発生するまでの大当り間の賞球数(開店時の遊技状態が通常遊技状態であれば、1回目に発生した大当り状態までの賞球数を含む、また最後の大当り終了後の遊技状態が通常遊技状態であれば、最後の大当り終了後から現時点までの賞球数を含む)を集計する処理によって構成される。
また、前記抽選回数集計手段及び前記発生回数集計手段による集計結果に基づいて、前記第1遊技状態における第1特定遊技状態1回当りの抽選回数の平均値(低確中スタート回数平均A)を算出する平均抽選回数算出手段は、(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間スタート回数/通常大当り後の大当り状態の発生回数)を算出する処理によって構成される。
また、前記使用遊技媒体数集計手段及び前記付与遊技媒体数集計手段による集計結果に基づいて、前記第1遊技状態における使用遊技媒体数に対する付与遊技媒体数の割合(低確中ベースA)を算出する付与割合算出手段は、{(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の賞球数/通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を算出する処理によって構成される。
また、前記使用遊技媒体数集計手段及び前記抽選回数集計手段による集計結果に基づいて、前記第1遊技状態における使用遊技媒体数に対する抽選回数の割合(低確中スタート比率A)を算出する抽選割合算出手段は、{(通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間のスタート回数/通常大当り後の大当り状態が発生するまでの大当り間の打込玉数)×100}を算出する処理によって構成される。
また、前記平均抽選回数算出手段にて算出された前記第1遊技状態における第1特定遊技状態1回当りの抽選回数の平均値(低確中スタート回数平均A)を出力する出力手段、前記付与割合算出手段にて算出された前記第1遊技状態における使用遊技媒体数に対する付与遊技媒体数の割合(低確中ベースA)を出力する出力手段、前記抽選割合算出手段にて算出された前記第1遊技状態におけ使用遊技媒体数に対する抽選回数の割合(低確中スタート比率A)を出力する出力手段は、低確中スタート回数平均A、低確中ベースA、低確中スタート比率Aを含む台別情報画面を生成して表示出力する処理によって構成される。
また、CPU142は、大当り間データのうち、低確中スタート回数平均B、低確中ベースB、低確中スタート比率Bを取得する際に、開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間の遊技状態を、遊技状態データに従って認識する。すなわち遊技状態データが通常遊技状態を示す期間を通常遊技状態として認識する。
すなわち、営業開始時点から前記特定遊技状態認識手段により1回目の第1特定遊技状態(大当り状態)の発生が認識されるまでの期間、及び前記特定遊技状態認識手段により認識された1回目以降の第1特定遊技状態から次回の第1特定遊技状態が認識されるまでの期間の遊技状態を、前記情報入力手段に入力される前記遊技状態情報(遊技状態データ)により識別される遊技状態に従って認識する第2の遊技状態認識手段は、遊技状態データが通常遊技状態を示す期間を通常遊技状態として認識する処理によって構成される。
また、CPU142は、台別履歴テーブルの該当する台番号の通常遊技状態におけるスタート回数と、前回の遊技状態が通常遊技状態の大当り状態、すなわち通常遊技状態において発生した大当り状態の発生回数と、を集計し、(通常遊技状態におけるスタート回数/通常遊技状態において発生した大当り状態の発生回数)を算出することで、低確中スタート回数平均Bを取得する。
また、台別履歴テーブルの該当する台番号の通常遊技状態における賞球数と、通常遊技状態における打込玉数と、を集計し、(通常遊技状態における賞球数/通常遊技状態における打込玉数)を算出することで、低確中ベースBを取得する。
また、台別履歴テーブルの該当する台番号の通常遊技状態におけるスタート回数と、通常遊技状態における打込玉数と、を集計し、(通常遊技状態におけるスタート回数/通常遊技状態における打込玉数)を算出することで、低確中スタート比率Bを取得する。
そして、取得した低確中スタート回数平均B、低確中ベースB、低確中スタート比率Bを含む台別情報画面を表示出力する。
すなわち、前記情報入力手段に入力される抽選実行情報(スタート信号)及び前記第2の遊技状態認識手段による認識結果に基づいて、前記第1遊技状態(通常遊技状態)における抽選回数(スタート回数)を集計する第2の抽選回数集計手段は、通常遊技状態におけるスタート回数を集計する処理によって構成される。
また、前記特定遊技状態認識手段及び前記第2の遊技状態認識手段による認識結果に基づいて、前記第1遊技状態(通常遊技状態)における第1特定遊技状態(大当り状態)の発生回数を集計する第2の発生回数集計手段は、通常遊技状態において発生した大当り状態の発生回数を集計する処理によって構成される。
また、前記情報入力手段に入力される使用媒体数特定情報及び前記第2の遊技状態認識手段による認識結果に基づいて、前記第1遊技状態(通常遊技状態)における使用遊技媒体数(打込玉数)を集計する第2の使用遊技媒体数集計手段は、通常遊技状態における打込玉数を集計する処理によって構成される。
また、前記情報入力手段に入力される付与媒体数特定情報及び前記第2の遊技状態認識手段による認識結果に基づいて、前記第1遊技状態(通常遊技状態)における付与遊技媒体数(賞球数)を集計する第2の付与遊技媒体数集計手段は、通常遊技状態における賞球数を集計する処理によって構成される。
また、前記第2の抽選回数集計手段及び前記第2の発生回数集計手段による集計結果に基づいて、前記第1遊技状態における第1特定遊技状態1回当りの抽選回数の平均値(低確中スタート回数平均B)を算出する第2の平均抽選回数算出手段は、(通常遊技状態におけるスタート回数/通常遊技状態において発生した大当り状態の発生回数)を算出する処理によって構成される。
また、前記第2の使用遊技媒体数集計手段及び前記第2の付与遊技媒体数集計手段による集計結果に基づいて、前記第1遊技状態における使用遊技媒体数に対する付与遊技媒体数の割合(低確中ベースB)を算出する第2の付与割合算出手段は、(確率変動状態及び時短状態における賞球数/確率変動状態及び時短状態における打込玉数)を算出する処理によって構成される。
また、前記第2の使用遊技媒体数集計手段及び前記第2の抽選回数集計手段による集計結果に基づいて、前記第1遊技状態における使用遊技媒体数に対する抽選回数の割合(低確中スタート比率B)を算出する第2の抽選割合算出手段は、(確率変動状態及び時短状態におけるスタート回数/確率変動状態及び時短状態における打込玉数)を算出する処理によって構成される。
また、前記第2の平均抽選回数算出手段にて算出された前記第1遊技状態における第1特定遊技状態1回当りの抽選回数の平均値(低確中スタート回数平均B)を出力する出力手段、前記第2の付与割合算出手段にて算出された前記第1遊技状態における使用遊技媒体数に対する付与遊技媒体数の割合(低確中ベースB)を出力する出力手段、前記第2の抽選割合算出手段にて算出された前記第1遊技状態における使用遊技媒体数に対する抽選回数の割合(低確中スタート比率B)を出力する出力手段は、低確中スタート回数平均B、低確中ベースB、低確中スタート比率Bを含む台別情報画面を生成して表示出力する処理によって構成される。
以上説明したように本実施例の管理装置では、大当り状態及び小当り状態の双方が発生するパチンコ機の遊技情報を管理する場合でも、大当り履歴画面に各大当り状態がその発生順に並んで出力されるようになっている。すなわち従来の大当り状態のみが発生するパチンコ機と同様に大当り状態のみを対象とした履歴を遊技場に対して提供することができる。
また、1回目の大当り状態については開店時から当該大当り状態が発生するまでのスタート回数が、2回目以降の大当り状態については前回の大当り状態から当該大当り状態が発生するまでのスタート回数が、それぞれ集計され、発生順に並ぶ大当り状態それぞれに対応付けて出力されるので、大当り状態のみを対象として開店時または前回の大当り状態から今回の大当り状態が発生するまでの経緯を詳細に把握することができる。
また、発生順に並ぶ大当り状態毎に、各大当り状態が、通常遊技状態において発生したものか、時短中に発生したものか、確変中に発生したものか、を識別可能なマーク(白まる:大当り後確変中大当り、黒まる:小当り後確変中大当り、二重まる:時短中大当り、三角:通常中大当り)が対応付けて出力されるようになっており、各大当り状態が、通常遊技状態において発生したのか、時短状態において発生したのか、確率変動状態において発生したのか、を容易に把握できるので、確率変動状態において発生した大当り状態の発生分布、例えば、異常に偏って確変中大当りが発生している等を容易に把握できるるようになり、これらの発生分布から不正行為がなされている可能性などを認識することができる。
更に、確変中に発生した大当り状態については、大当り状態に続く確変中(通常確変中)に発生したものか、小当り状態に続く確変中(突然確変中)に発生したものか、を識別可能なマーク(白まる:大当り後確変中大当り、黒まる:小当り後確変中大当り)が対応付けて出力されるようになっており、確変中に発生した大当り状態が、大当り状態に続く確率変動状態(通常確変中)において発生したものか、小当り状態に続く確率変動状態(突然確変中)において発生したものか、についても把握できるようになり、大当り状態が発生した確率変動状態の種別の分布により、例えば、どちらの種別の確率変動状態が不正の対象とされている可能性が高いか等を推定できるので、これらの発生分布から不正行為がなされている可能性などを詳細に認識することができる。
また、本実施例では、大当り状態及び小当り状態の双方を含む当り状態の発生回数(総当り回数)、小当り状態の発生回数(小当り回数)、大当り状態の発生回数(大当り回数)が集計され、台別情報画面に出力されるので、小当り状態が発生するパチンコ機を管理する場合であっても、従来の管理装置と同様に大当り状態のみを対象とした当り状態の発生回数を把握することが可能となる。
尚、本実施例では、総当り回数、小当り回数、総当り回数の全てを出力するが、総当り回数及び小当り回数のみを集計して出力するものや、大当り回数のみを集計して出力するものであっても良く、このような構成とした場合でも、従来の遊技機を管理する場合と同様に大当り状態のみを対象とした当り状態の発生回数を把握することが可能となる。
また、本実施例では、大当り状態に続く確率変動状態の発生回数(通常確変回数)と、小当り状態に続く確率変動状態の発生回数(突然確変回数)と、が集計され、台別情報画面に出力されるので、小当り状態が発生するパチンコ機の特性を反映した適切なデータを遊技場に対して提供することができる。
更に、通常確変回数が総当り回数に対して占める割合(通常確変発生率)と、突然確変回数が総当り回数に対して占める割合(突然確変発生率)と、が算出され、台別情報画面に出力されるとともに、通常確変回数と突然確変回数の比率(通確・突確比率)が算出され、台別情報画面に出力されるので、小当り状態が発生するパチンコ機の特性を詳細に把握することが可能なデータを提供することができる。
また、本実施例では、大当り中の差玉と、大当り状態の発生回数(大当り回数)が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて大当り状態1回当たりの差玉の平均値(大当り差玉平均)が算出され、台別情報画面に出力されるようになっている。すなわち大当り差玉平均は、ほとんど差玉の出ない小当りを除外した当り状態の差玉平均が算出されるので、小当り状態の発生頻度によって大当り1回当たりの差玉平均に大きなばらつきが生じてしまうことがなく、パチンコ機の釘調整、特に大当り状態において入賞し易い状態とされる大入賞口周りの正確な釘調整を行うための適切なデータを提供することができる。
また、本実施例では、小当り中の差玉と、小当り状態の発生回数(小当り回数)が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて小当り状態1回当たりの差玉の平均値(小当り差玉平均)が算出され、台別情報画面に出力されるので、小当り状態が遊技者の利益(賞球)にどの程度関係するのかを容易に把握することができる。これにより、例えば、小当り状態における遊技者の利益がほとんどないような平均値であれば、大当り状態のみを考慮した釘調整を行えば良いし、小当り状態における遊技者の利益がある程度出ているような平均値であれば小当り状態も考慮した釘調整を行えば良いと判断できる。
また、本実施例では、通常遊技状態において大当り状態、または小当り状態が発生した後、大当り状態、小当り状態、確率変動状態、時短状態が終了して通常遊技状態(内部確率変動状態を含む)に移行するまでを1単位とする期間、言い換えると時系列的に連続する大当り状態、小当り状態、確率変動状態(内部確率変動状態は含まず)、時短状態の期間を1単位の甘モード期間として特定し、更に特定された甘モード期間のうち、大当り状態を1回も含まない甘モード期間(例えば、小当り後の確率変動状態が規定回数に到達することで終了した場合など)を除外した甘モード期間、すなわち少なくとも1回は大当り状態を含む甘モード期間である算出対象甘モード期間を特定する。そして、算出対象甘モード期間の発生回数が集計され、更に全ての算出対象甘モード期間の差玉が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて甘モード期間1回当たりの差玉の平均値(甘モード差玉平均)が算出され、台別情報画面に出力されるようになっている。すなわち甘モード差玉平均は、ほとんど差玉のでない大当り状態を1回も含まない甘モード期間を除外して甘モードの差玉平均が算出されるので、大当り状態を1回も含まない甘モード期間の発生頻度によって甘モード期間1回当たりの差玉の平均値に大きなばらつきが生じてしまうことがなく、パチンコ機の釘調整を行うための適切なデータを提供することができる。
また、本実施例では、開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識する。そして、このように認識された通常遊技状態におけるスタート回数及び大当り状態の発生回数が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて通常遊技状態において発生した大当り1回当たりのスタート回数(低確中スタート回数平均A)が算出され、台別情報画面に出力されるようになっている。このため、大当り状態に加えて小当り状態が発生し、当該小当り状態に続いて確率変動状態が発生するパチンコ機を管理する場合にも、遊技場に対して従来のパチンコ機(大当り間において確率変動状態が発生することのないパチンコ機)と同様の遊技情報を遊技場に対して提供することができる。
また、遊技状態データに基づいて通常遊技状態を認識した場合の通常遊技状態におけるスタート回数及び大当り状態の発生回数が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて通常遊技状態において発生した大当り1回当たりのスタート回数(低確中スタート回数平均B)が算出され、台別情報画面に出力されるようになっている。このため、低確中スタート回数平均Aと、低確中スタート回数平均Bと、を比較することにより、小当り状態の発生が通常遊技状態において発生した大当り1回当たりのスタート回数に対してどの程度影響を及ぼすのかを把握することができる。
また、本実施例では、開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識する。そして、このように認識された通常遊技状態における打込玉数及び賞球数が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて通常遊技状態におけるパチンコ玉の払出率(低確中ベースA)が算出され、台別情報画面に出力されるようになっている。このため、大当り状態に加えて小当り状態が発生し、当該小当り状態に続いて確率変動状態が発生するパチンコ機を管理する場合にも、遊技場に対して従来のパチンコ機(大当り間において確率変動状態が発生することのないパチンコ機)と同様の遊技情報を遊技場に対して提供することができる。
また、遊技状態データに基づいて通常遊技状態を認識した場合の通常遊技状態における打込玉数及び賞球数が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて通常遊技状態におけるパチンコ玉の払出率(低確中ベースB)が算出され、台別情報画面に出力されるようになっている。このため、低確中ベースAと、低確中ベースBと、を比較することにより、小当り状態の発生が通常遊技状態におけるパチンコ玉の払出率に対してどの程度影響を及ぼすのかを把握することができる。
また、本実施例では、開店時から1回目の大当り状態までの期間、1回目以降の大当り状態から次回の大当り状態が発生するまでの期間を1期間とし、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識する。そして、このように認識された通常遊技状態における打込玉数及びスタート回数が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて通常遊技状態における打込玉数に対するスタート回数(抽選回数)の占める割合(低確中スタート比率A)が算出され、台別情報画面に出力されるようになっている。このため、大当り状態に加えて小当り状態が発生し、当該小当り状態に続いて確率変動状態が発生するパチンコ機を管理する場合にも、遊技場に対して従来のパチンコ機(大当り間において確率変動状態が発生することのないパチンコ機)と同様の遊技情報を遊技場に対して提供することができる。
また、遊技状態データに基づいて通常遊技状態を認識した場合の通常遊技状態における打込玉数及びスタート回数が集計されるとともに、これらの集計結果に基づいて通常遊技状態における打込玉数に対するスタート回数(抽選回数)の占める割合(低確中スタート比率B)が算出され、台別情報画面に出力されるようになっている。このため、低確中スタート比率Aと、低確中スタート比率Bと、を比較することにより、小当り状態の発生が通常遊技状態における打込玉数に対するスタート回数(抽選回数)の占める割合に対してどの程度影響を及ぼすのかを把握することができる。
尚、本実施例では、低確中スタート回数平均A、低確中ベースA、低確中スタート比率Aを取得する際に、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず次回の大当り状態までの期間を通常遊技状態と認識することで、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識するようになっているが、例えば、通常遊技状態において小当り状態が発生し、当該小当り状態に続く遊技状態が確率変動状態や時短状態であったとしても、小当り状態に続く遊技状態を通常遊技状態と認識することで、開店時または前回の大当り状態の終了後の遊技状態が通常遊技状態である場合に、その後の小当り状態の発生に伴う確率変動状態または時短状態が発生したか否かに関わらず当該期間を通常遊技状態と認識するようにしても良い。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、当り状態の種別として大当り状態と小当り状態のみを発生させるパチンコ機を例示しているが、獲得が期待できるパチンコ玉数の異なる複数種類の大当り状態と、小当り状態と、を発生させるパチンコ機からの出力信号に基づいて、これら複数種類の大当り状態及び小当り状態をそれぞれ認識し、各当り状態についての遊技情報、例えば、大当り状態の種類毎の発生回数を集計して出力したり、大当り状態の種類毎の発生回数と、全ての大当り状態の発生回数と、を集計して出力したり、大当り状態のみを対象とした履歴を各大当り状態の種類が特定できるように出力したり、大当り状態の種類毎に、大当り状態1回当たりの差玉の平均値を算出して出力したりするようにしても良い。
そして、複数種類の大当り状態及び小当り状態が発生するパチンコ機大当り状態の種類に応じて複数段階の閾値を設定し、当り共通信号の出力と、複数段階の閾値と、に基づいて、複数種類の大当り状態及び小当り状態の発生をそれぞれ識別できるようにしても良い。
以下に、第1の大当り状態(例えば、15ラウンド当り(開閉版120が15回開く大当り))と、第1の大当り状態に比較して獲得が期待できるパチンコ玉数が少ない第2の大当り状態(例えば、7ラウンド当り(開閉版120が7回開く大当り))と、第2の大当り状態よりも更に獲得が期待できるパチンコ玉数が少ない小当り状態と、を発生させるとともに、第1の大当り状態、第2の大当り状態、小当り状態を発生させるパチンコ機から、第1の大当り状態の発生期間中においても、第2の大当り状態の発生期間中においても、小当り状態の発生期間中においても共通の出力態様の当り共通信号が出力される場合に、各当り状態を識別する方法について説明する。
まず、当り共通信号と、打込玉数(賞球数、差玉)の閾値と、に基づいて各当り状態を識別する方法について説明すると、第1の大当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、かつ第2の大当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも大きい第1の閾値と、第2の大当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、かつ小当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも大きい第2の閾値と、を設定する。
そして、当り共通信号が検出された時点から非検出となるまでの打込玉数(賞球数、差玉)を集計し、当り共通信号の入力期間中の打込玉数(賞球数、差玉数)が、第1の閾値を超える場合には、第1の大当り状態と識別し、第1の閾値は超えないが、第2の閾値を超える場合には、第2の大当り状態と識別し、第2の閾値も超えない場合には、小当り状態と識別する。
また、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が第2の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されているか否かを判定し、当り共通信号が検出されていなければ、小当り状態と識別し、第2の閾値に到達した時点で当り共通信号が検出されていれば、更に第1の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されているか否かを判定し、当り共通信号が検出されていなければ、第2の大当り状態と識別し、第1の閾値に到達した時点で当り共通信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
また、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、当り共通信号が非検出となった時点で、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が第2の閾値に到達していなければ、小当り状態と識別し、第2の閾値を超えるが第1の閾値に到達していなければ、第2の大当り状態と識別し、当り共通信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が第1の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
次に、当り共通信号と、当り状態の発生時間の閾値と、に基づいて各当り状態を識別する方法について説明すると、第1の大当り状態の発生時間の予測値よりも短く、かつ第2の大当り状態の発生時間の予測値よりも長い第1の閾値と、第2の大当り状態の発生時間の予測値よりも短く、かつ小当り状態の発生時間の予測値よりも長い第2の閾値と、を設定する。
そして、当り共通信号が検出された時点から非検出となるまでの経過時間を計時し、当り共通信号の入力期間中の経過時間が、第1の閾値を超える場合には、第1の大当り状態と識別し、第1の閾値は超えないが、第2の閾値を超える場合には、第2の大当り状態と識別し、第2の閾値も超えない場合には、小当り状態と識別する。
また、当り共通信号が検出されてからの経過時間を計時し、当り共通信号が検出されてからの経過時間が第2の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されているか否かを判定し、当り共通信号が検出されていなければ、小当り状態と識別し、第2の閾値に到達した時点で当り共通信号が検出されていれば、更に第1の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されているか否かを判定し、当り共通信号が検出されていなければ、第2の大当り状態と識別し、第1の閾値に到達した時点で当り共通信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
また、当り共通信号が検出されてからの経過時間を計時し、当り共通信号が非検出となった時点で、当り共通信号が検出されてからの経過時間が第2の閾値に到達していなければ、小当り状態と識別し、第2の閾値を超えるが第1の閾値に到達していなければ、第2の大当り状態と識別し、当り共通信号が検出されてからの経過時間が第1の閾値に到達した時点で、当り共通信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
また、第1の大当り状態、第2の大当り状態、小当り状態を発生させるパチンコ機から、大当り状態の発生期間を示す大当り信号と、小当り状態の発生期間を示す小当り信号と、が別個の出力態様にて出力されるものの、第1の大当り状態の発生期間中においても、第2の大当り状態の発生期間中においても共通の出力態様の大当り信号が出力される場合には、第1の大当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、かつ第2の大当り状態における打込玉数(賞球数、差玉)の予測値よりも大きい閾値を設定するとともに、小当り信号が出力されている期間を、小当り状態と識別し、大当り信号が出力されている期間については、大当り信号が検出された時点から非検出となるまでの打込玉数(賞球数、差玉)を集計し、大当り信号の入力期間中の打込玉数(賞球数、差玉数)が、閾値を超える場合には、第1の大当り状態と識別し、閾値を超えない場合には、第2の大当り状態と識別するようにしても良い。また、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達した時点で、大当り信号が検出されているか否かを判定し、大当り信号が検出されていなければ、第2の大当り状態と識別し、閾値に到達した時点で大当り信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。また、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)を計数し、大当り信号が非検出となった時点で、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達していなければ、第2の大当り状態と識別し、大当り信号が検出されてからの打込玉数(賞球数、差玉数)が閾値に到達した時点で、大当り信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
また、第1の大当り状態の発生時間の予測値よりも短く、かつ第2の大当り状態の発生時間の予測値よりも長い閾値を設定するとともに、小当り信号が出力されている期間を、小当り状態と識別し、大当り信号が出力されている期間については、大当り信号が検出された時点から非検出となるまでの経過時間を計時し、大当り信号の入力期間中の経過時間が、閾値を超える場合には、第1の大当り状態と識別し、閾値を超えない場合には、第2の大当り状態と識別するようにしても良い。また、大当り信号が検出されてからの経過時間を計時し、大当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達した時点で、大当り信号が検出されているか否かを判定し、大当り信号が検出されていなければ、第2の大当り状態と識別し、閾値に到達した時点で大当り信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。また、大当り信号が検出されてからの経過時間を計時し、大当り信号が非検出となった時点で、大当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達していなければ、第2の大当り状態と識別し、大当り信号が検出されてからの経過時間が閾値に到達した時点で、大当り信号が検出されていれば、第1の大当り状態と識別するようにしても良い。
また、前記実施例では、当り共通信号が出力されてからの打込玉数(賞球数、差玉)をRAM143に設定された打込玉数カウンタ(賞球数カウンタ、差玉カウンタ)により計数しているが、台別履歴テーブルの状態別データにおける打込玉数(賞球数、差玉)を用いて計数しても良い。
また、前記実施例では、当り共通信号が出力されてからの時間をRAM143に設定されたタイマカウンタにより計時しているが、台別履歴テーブルの状態別データに登録された当該遊技状態の発生時刻と、RTC144からの出力時間と、に基づいて計時するようにしても良い。
また、前記実施例では、台別情報画面に、指定されたパチンコ機の履歴画面と、当該パチンコ機の各種データ(図36に示す、当りデータ(1−1〜13)、確変データ(2−1〜7)、差玉データ(3−1〜4)、大当り間データ(4−1〜5、5−1〜5、6−1〜5))が全て表示されるようになっているが、個々のデータ毎、または個々のデータの種類毎に別画面として表示するようにしても良い。また、台別情報画面には、1台分のパチンコ機のデータのみが表示されるようになっているが、複数台のパチンコ機のデータが表示されるようにしても良い。更に、々のデータ毎、または個々のデータの種類毎に別画面として表示するとともに、各々の画面において複数台のパチンコ機の該当するデータが表示されるようにしても良い。
また、前記実施例では、小当り状態に続いて発生する第2遊技状態として確率変動状態を適用したパチンコ機を適用しているが、小当り状態に続いて発生する第2遊技状態として時短状態を適用したパチンコ機を適用するようにしても良い。
また、前記実施例のパチンコ機2a〜eでは、当りの種類に応じて表示結果として表示される特別図柄が決定されていた(通常大当りであれば偶数図柄、確変大当りであれば奇数図柄、小当りであればチャンス目)が、当りの種類とは無関係に表示結果を決定するようにしても良く、この場合には、偶数図柄が表示されたときに、通常大当りだけでなく、確変大当りや小当りが発生する可能性があることとなる。
また、前記実施例のパチンコ機2a〜eでは、確率変動状態及び時短状態においては、普通図柄の変動時間が短縮されるとともに、可動片115の開放時間が延長されていたが、いずれか一方のみを行っても良いし、これらに加えて或いは単独で普通図柄の当選確率を向上させても良い。また、確率変動状態と時短状態とで、変動時間短縮、開放時間延長、及び当選確率向上のいずれを行うかを異ならせても良いし、また、変動時間、開放時間、当選確率を異ならせても良い。
また、前記実施例パチンコ機2a〜eでは、小当りにおいて、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が、ごく短い時間、例えば0.5秒間だけの開成が2回(ラウンド)のみ実施されるパチンコ機2としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら第2特定遊技状態となる小当り状態においては、例えば、前述の大当り状態における第2の状態から第1の状態に制御する繰返し継続制御を、大当り状態における上限回数である15回よりも少ない、例えば1回または2回とした小当りを実施するようにしても良い。
また、前記実施例においては、パチンコ機2a〜eとホールコンピュータ140とを、収集ユニット5や中継ユニット6を介して接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機2を中継ユニット6を介さずに収集ユニット5のみを介して接続したり、更には、ホールコンピュータ140とパチンコ機2a〜eとを直接接続するようにしても良く、ホールコンピュータ140とパチンコ機2a〜eとの接続形態は適宜に選択すれば良い。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1に記載の管理装置は、
遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体(パチンコ玉)を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態(通常遊技状態)と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態(確率変動状態)を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立(始動入賞)に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態(小当り状態)に続いて前記第2遊技状態を発生させるかを決定する抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた遊技状態とするための遊技状態制御を行う遊技機(パチンコ機2a〜e)の遊技情報を管理する管理装置であって、
前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数(打込玉数)を特定可能な使用媒体数特定情報(アウト玉計数信号)と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数(賞球数)を特定可能な付与媒体数特定情報(賞球信号)と、前記第1特定遊技状態の発生及び前記第2特定遊技状態の発生を識別するための特定遊技状態情報(当り共通信号、大当り信号、小当り信号)と、を入力するための情報入力手段(集計ユニット5)と、
該情報入力手段に入力された前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態と前記第2特定遊技状態とを識別し、前記第1特定遊技状態の発生を認識する特定遊技状態認識手段(CPU142によるデータ更新処理)と、
前記特定遊技状態認識手段にて認識された第1特定遊技状態の発生回数(大当り回数)、該第1特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数(差玉)の平均値(大当り差玉平均)を算出する第1平均差数算出手段(CPU142により大当り差玉平均を算出する処理)と、
前記第1平均差数算出手段にて算出された前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する出力手段(CPU142による台別情報画面の出力処理)と、
を備えることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段(集計ユニット5)には、前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間においても前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力され、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段(CPU142により機種別設定画面にて入力された閾値時間を遊技情報テーブルに格納する処理)と、
前記特定遊技状態情報の入力に応じて計時を開始する計時手段(RAM143に設定されたタイマカウンタ)と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段(第5の態様のデータ更新処理)は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段(集計ユニット5)には、前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間においても前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力され、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段(CPU142により機種別設定画面にて入力された閾値時間を遊技情報テーブルに格納する処理)と、
前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入力時点までの時間を計時する計時手段(RAM143に設定されたタイマカウンタ)と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段(第4の態様のデータ更新処理)は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長いときには、該計時手段により計時を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときには、該計時手段により計時を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段(集計ユニット5)には、前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間においても前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力され、
前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段(CPU142により機種別設定画面にて入力された閾値時間を遊技情報テーブルに格納する処理)と、
前記特定遊技状態情報の入力に応じて計時を開始する計時手段(RAM143に設定されたタイマカウンタ)と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段(第6の態様のデータ更新処理)は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間に到達する前に、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報が非入力となったときには、該特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段(集計ユニット5)には、前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間においても前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力され、
前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数(打込玉数)または前記付与遊技媒体数(賞球数)の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数(打込玉数、賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数、閾値賞球数、閾値差玉)を設定する閾値設定手段(CPU142により機種別設定画面にて入力された閾値打込玉数、閾値賞球数、閾値差玉を遊技情報テーブルに格納する処理)と、
前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段(RAM143に設定された打込玉数カウンタ、賞球数カウンタ、差玉カウンタ)と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段(第2の態様のデータ更新処理)は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段(集計ユニット5)には、前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間においても前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力され、
前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数(打込玉数)または前記付与遊技媒体数(賞球数)の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数(打込玉数、賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数、閾値賞球数、閾値差玉)を設定する閾値設定手段(CPU142により機種別設定画面にて入力された閾値打込玉数、閾値賞球数、閾値差玉を遊技情報テーブルに格納する処理)と、
前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入力時点までの前記変動遊技媒体数を計数する変動遊技媒体数計数手段(RAM143に設定された打込玉数カウンタ、賞球数カウンタ、差玉カウンタ)と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段(第1の態様のデータ更新処理)は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数よりも大きいときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数よりも小さいときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
本発明の請求項7に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記情報入力手段(集計ユニット5)には、前記第1特定遊技状態(大当り状態)が発生している期間においても前記第2特定遊技状態(小当り状態)が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報(当り共通信号)が入力され、
前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数(打込玉数)または前記付与遊技媒体数(賞球数)の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数(打込玉数、賞球数、差玉)の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数(閾値打込玉数、閾値賞球数、閾値差玉)を設定する閾値設定手段(CPU142により機種別設定画面にて入力された閾値打込玉数、閾値賞球数、閾値差玉を遊技情報テーブルに格納する処理)と、
前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段(RAM143に設定された打込玉数カウンタ、賞球数カウンタ、差玉カウンタ)と、
を更に備え、
前記特定遊技状態認識手段(第3の態様のデータ更新処理)は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数に到達する前に、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報が非入力となったときには、該特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
ことを特徴としている。
本発明の請求項8に記載の管理装置は、請求項1〜7のいずれかに記載の管理装置であって、
前記特定遊技状態認識手段(CPU142によるデータ更新処理)は、前記第1特定遊技状態(大当り状態)及び前記第2特定遊技状態(小当り状態)の識別に基づいて前記第2特定遊技状態の発生を認識するとともに、
前記特定遊技状態認識手段にて認識された第2特定遊技状態の発生回数(小当り回数)、該第2特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報(アウト玉計数信号)から特定される使用遊技媒体数(打込玉数)及び前記付与媒体数特定情報(賞球信号)から特定される付与遊技媒体数(賞球数)に基づいて、前記第2特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数(差玉)の平均値(小当り差玉平均)を算出する第2平均差数算出手段(CPU142により小当り差玉平均を算出する処理)を更に備え、
前記出力手段(CPU142による台別情報画面の出力処理)は、前記第2平均差数算出手段にて算出された前記第2特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する、
ことを特徴としている。
本発明の請求項9に記載の管理装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の管理装置であって、
前記各遊技状態において予め定められた抽選条件(始動入賞)の成立に応じて前記第1特定遊技状態(大当り状態)に続いて前記第2遊技状態(確率変動状態)を発生させるかを決定する抽選を行うとともに、前記第2特定遊技状態(小当り状態)に続いて発生した前記第2遊技状態中に前記抽選が実施された回数(スタート回数)が規定回数(例えば、100回)に到達することで該第2遊技状態を終了させる遊技状態制御を行う遊技機(パチンコ機2e)の遊技情報を管理するとともに、
前記第1遊技状態(通常遊技状態)において発生した前記第1特定遊技状態または前記第2特定遊技状態の開始時点から、少なくとも前記第2特定遊技状態に続いて発生した前記第2遊技状態の終了を含む所定の終了条件が成立するまでの期間である単位期間(甘モード)のうち、前記第1特定遊技状態を含む単位期間(算出対象甘モード期間)を前記特定遊技状態認識手段(CPU142によるデータ更新処理)による認識結果に基づいて特定する単位期間特定手段(CPU142により台別履歴テーブルから算出対象甘モード期間を特定する処理)と、
前記単位期間特定手段にて特定された単位期間の発生回数(算出対象甘モード期間の発生回数)、該単位期間中に入力された前記使用媒体数特定情報(アウト玉計数信号)から特定される使用遊技媒体数(打込玉数)及び前記付与媒体数特定情報(賞球信号)から特定される付与遊技媒体数(賞球数)に基づいて、前記単位期間1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値(甘モード差玉平均)を算出する単位期間平均差数算出手段(CPU142により甘モード差玉平均を算出する処理)と、
を更に備え、
前記出力手段(CPU142による台別情報画面の出力処理)は、前記単位期間平均差数算出手段にて算出された前記単位期間1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する、
ことを特徴としている。
本発明の実施例における管理装置の構成を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機の正面図である。 図2に示すパチンコ機の操作部を示す上面図である。 本実施例の管理装置とパチンコ機との接続状態を示すブロック図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力形態を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力形態を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力形態を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力形態を示す図である。 本実施例の管理装置が管理するパチンコ機から出力される信号の出力態様を示す図である。 図5に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図9に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図6に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図7に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 図8に示すパチンコ機から出力される信号の出力態様と遊技状態との関係を示す図である。 本実施例の管理装置を構成する集計ユニットから送信される送信データ列の構成を示す図である。 本実施例の管理装置を構成するホールコンピュータの構成を示すブロック図である。 図16に示す遊技情報テーブルのデータ構造を示す図である。 図16に示す台別履歴テーブルのデータ構造を示す図である。 本実施例の管理装置においてパチンコ機の設定を行うための機種別設定画面を示す図である。 図16に示すCPUが実行する接続確認処理の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行するテーブル更新処理1の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する遊技状態変更更新処理1の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行するテーブル更新処理2の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する遊技状態変更更新処理2の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行するテーブル更新処理3の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する遊技状態変更更新処理3の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する遊技状態変更更新処理4の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する計時処理1の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する遊技状態変更更新処理5の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する計時処理2の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する遊技状態変更更新処理6の制御内容を示すフローチャートである。 図16に示すCPUが実行する計時処理3の制御内容を示すフローチャートである。 当り共通信号と閾値打込玉数との関係を示すタイミングチャートである。 当り共通信号と閾値時間との関係を示すタイミングチャートである。 図16に示すCPUが実行する出力処理の制御内容を示すフローチャートである。 図35に示す出力処理によって出力される台別情報画面を示す図である。 図35に示す出力処理によって出力される当り履歴画面を示す図である。 図35に示す出力処理によって出力される詳細履歴画面を示す図である。
符号の説明
2 パチンコ機
5 収集ユニット
6 中継ユニット
26 アウト球計数器
140 ホールコンピュータ
142 CPU
145 記憶装置
146 入力装置
147 表示装置

Claims (9)

  1. 遊技機において遊技を行うための多量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第1特定遊技状態が発生する可能性が低い遊技状態である第1遊技状態と、該第1遊技状態と比較して前記第1特定遊技状態が発生する可能性が高い第2遊技状態を有し、前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態を発生させるか、該第1特定遊技状態と比較して少量の遊技媒体を遊技者が獲得可能な遊技状態である第2特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるかを決定する抽選を少なくとも行い、該抽選結果に応じた遊技状態とするための遊技状態制御を行う遊技機の遊技情報を管理する管理装置であって、
    前記遊技機において遊技に使用された遊技媒体数である使用遊技媒体数を特定可能な使用媒体数特定情報と、遊技の結果として遊技者に付与された遊技媒体数である付与遊技媒体数を特定可能な付与媒体数特定情報と、前記第1特定遊技状態の発生及び前記第2特定遊技状態の発生を識別するための特定遊技状態情報と、を入力するための情報入力手段と、
    該情報入力手段に入力された前記特定遊技状態情報に基づいて前記第1特定遊技状態と前記第2特定遊技状態とを識別し、前記第1特定遊技状態の発生を認識する特定遊技状態認識手段と、
    前記特定遊技状態認識手段にて認識された第1特定遊技状態の発生回数、該第1特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を算出する第1平均差数算出手段と、
    前記第1平均差数算出手段にて算出された前記第1特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
    前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段と、
    前記特定遊技状態情報の入力に応じて計時を開始する計時手段と、
    を更に備え、
    前記特定遊技状態認識手段は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
    前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段と、
    前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入力時点までの時間を計時する計時手段と、
    を更に備え、
    前記特定遊技状態認識手段は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも長いときには、該計時手段により計時を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間よりも短いときには、該計時手段により計時を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
    前記第1特定遊技状態の実施時間よりも短く、且つ前記第2特定遊技状態の実施時間よりも長い閾値時間を設定する閾値設定手段と、
    前記特定遊技状態情報の入力に応じて計時を開始する計時手段と、
    を更に備え、
    前記特定遊技状態認識手段は、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記計時手段による計時時間が前記設定した閾値時間に到達する前に、該計時手段により計時を開始する契機となった特定遊技状態情報が非入力となったときには、該特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  5. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
    前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数を設定する閾値設定手段と、
    前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段と、
    を更に備え、
    前記特定遊技状態認識手段は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されていないときには、該計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  6. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
    前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数を設定する閾値設定手段と、
    前記特定遊技状態情報の入力時点から該特定遊技状態情報の非入力時点までの前記変動遊技媒体数を計数する変動遊技媒体数計数手段と、
    を更に備え、
    前記特定遊技状態認識手段は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数よりも大きいときには、該計数手段により計数を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数よりも小さいときには、該計数手段により計数を行った特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  7. 前記情報入力手段には、前記第1特定遊技状態が発生している期間においても前記第2特定遊技状態が発生している期間においても共通の前記特定遊技状態情報が入力され、
    前記第1特定遊技状態における、前記使用遊技媒体数または前記付与遊技媒体数の少なくともいずれか一方に関連して変動する変動遊技媒体数の予測値よりも小さく、且つ前記第2特定遊技状態における前記変動遊技媒体数の予測値よりも大きい閾値変動遊技媒体数を設定する閾値設定手段と、
    前記情報入力手段への前記特定遊技状態情報の入力に応じて前記変動遊技媒体数の計数を開始する変動遊技媒体数計数手段と、
    を更に備え、
    前記特定遊技状態認識手段は、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数になった時点において前記情報入力手段へ前記特定遊技状態情報が入力されているときには、該計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第1特定遊技状態と識別し、前記変動遊技媒体数計数手段により計数された変動遊技媒体数が前記設定した閾値変動遊技媒体数に到達する前に、該変動遊技媒体数計数手段により計数を開始する契機となった特定遊技状態情報が非入力となったときには、該特定遊技状態情報の入力に基づく特定遊技状態を前記第2特定遊技状態と識別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  8. 前記特定遊技状態認識手段は、前記特定遊技状態情報の入力に基づく前記第1特定遊技状態及び前記第2特定遊技状態の識別に基づいて前記第2特定遊技状態の発生を認識するとともに、
    前記特定遊技状態認識手段にて認識された第2特定遊技状態の発生回数、該第2特定遊技状態の発生中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記第2特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を算出する第2平均差数算出手段を更に備え、
    前記出力手段は、前記第2平均差数算出手段にて算出された前記第2特定遊技状態1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の管理装置。
  9. 前記各遊技状態において予め定められた抽選条件の成立に応じて前記第1特定遊技状態に続いて前記第2遊技状態を発生させるかを決定する抽選を行うとともに、前記第2特定遊技状態に続いて発生した前記第2遊技状態中に前記抽選が実施された回数が規定回数に到達することで該第2遊技状態を終了させる遊技状態制御を行う遊技機の遊技情報を管理するとともに、
    前記第1遊技状態において発生した前記第1特定遊技状態または前記第2特定遊技状態の開始時点から、少なくとも前記第2特定遊技状態に続いて発生した前記第2遊技状態の終了を含む所定の終了条件が成立するまでの期間である単位期間のうち、前記第1特定遊技状態を含む単位期間を前記特定遊技状態認識手段による認識結果に基づいて特定する単位期間特定手段と、
    前記単位期間特定手段にて特定された単位期間の発生回数、該単位期間中に入力された前記使用媒体数特定情報から特定される使用遊技媒体数及び前記付与媒体数特定情報から特定される付与遊技媒体数に基づいて、前記単位期間1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を算出する単位期間平均差数算出手段と、
    を更に備え、
    前記出力手段は、前記単位期間平均差数算出手段にて算出された前記単位期間1回当たりの前記使用遊技媒体数と前記付与遊技媒体数との差数の平均値を出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100861A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Daikoku Denki Co Ltd 遊技場用管理装置

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