JP2007150880A - 通信システム、基地局及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信リソースの効率的な利用を図った通信システム及び通信方法を提供する。
【解決手段】基地局12内の受信部13によって携帯IP端末2からの携帯IP端末37を宛先とするVoIP音声パケットを受信している際に、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断されると、バッファデータ量通知部20が、携帯IP端末2に対して蓄積問い合わせメッセージを送信する。そして、受信部13によって携帯IP端末2から送信される応答である、蓄積要求メッセージが受信されると、データ蓄積処理部15は、その後に携帯IP端末2から送信される携帯IP端末37宛てのVoIP音声パケットをバッファ16に蓄積する。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1の移動端末と第2の移動端末とが基地局を介して音声通信を行う通信システム、当該通信システムにおける基地局、及び、通信方法に関する。
音声通信の手法として、近年、インターネット等のIPネットワークを利用した音声通信方式であるVoIP(Voice over Internet Protocol)が普及しつつある。このVoIPは、音声データを分割して構成されるパケット(VoIP音声パケット)をIPネットワーク経由で伝送する技術である。
図9は、VoIPを利用した従来の通信システムの構成を示す図である。この通信システムは、ユーザ101が使用する移動端末である携帯IP端末102と、ユーザ136が使用する移動端末である携帯IP端末137と、携帯IP端末102が接続される基地局109と、携帯IP端末137が接続される基地局112とによって構成され、基地局109と基地局112とが接続されている。携帯IP端末102は、音声符号化部103、VoIP音声パケット送信部104を有し、携帯IP端末137は、音声変換部139、VoIP音声パケット受信部140を有する。また、基地局109は、受信部110、送信部111を有し、基地局112は、受信部113、送信部114、データ蓄積処理部115、バッファ116、セッション判定部117、タイマ118、ユーザ判定部121、データ送信部122を有する。
この通信システムにおいて、携帯IP端末102がVoIP音声パケットをIPネットワークに向けて送信すると、当該IPネットワーク上の基地局109、112は、VoIP音声パケットに記述された宛先のIPアドレスを読み取って、当該VoIP音声パケットを携帯IP端末137へ送信する。携帯IP端末137は、受信した各VoIPをデコードすることにより音声を復元する。
また、携帯IP端末102が送信するVoIP音声パケットは、基地局112内のバッファ116に蓄積される(例えば、特許文献1参照)。携帯IP端末137が通信エリア圏外に移動することによりPPP(Point to Point Protocol)セッションが切断された場合や、通信エリア圏内に位置しているもののストリームセッションが切断されて所定時間内に回復しない場合等、通信の切断が生じた場合、データ蓄積処理部115に蓄積されたVoIP音声パケットは、破棄されるかあるいは通信の復旧後に携帯IP端末137へ再送される。
特開2004−173051号公報
しかし、VoIP音声パケットが破棄されてしまうと、携帯IP端末137のユーザ136は、通話内容を確認することができないため、携帯IP端末102のユーザ101に対して電話をかけなおさなければならず、煩雑である。また、音声通信は、一般にリアルタイム性が要求されるため、通信の復旧後に携帯IP端末137へVoIPが再送されても、そのVoIP音声パケットは不要である場合も多い。このような不要なVoIP音声パケットの蓄積や伝送が行われることは、記憶装置や伝送路等の通信リソースの効率的な利用を妨げる。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、通信リソースの効率的な利用を図った通信システム、基地局及び通信方法を提供することにある。
本発明は、第1の移動端末、第2の移動端末及び第1の基地局を有し、前記第1の移動端末と前記第2の移動端末とが前記第1の基地局を介して音声通信を行う通信システムであって、前記第1の基地局が、前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第2の移動端末に対して該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積するか否かを問い合わせる問い合わせ手段を有し、前記第2の移動端末が、前記第1の基地局による問い合わせに応じて、前記第1の基地局に対して自身が送信する音声データの蓄積を要求する要求手段を有し、前記第1の基地局が、前記第2の移動端末の要求に応じて、該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積する蓄積手段とを有することを特徴とする。
この構成により、音声データは、その音声データの送信元である第2の携帯端末の要求に応じて蓄積される。従って、不要な音声データの蓄積や宛先への伝送が防止され、通信リソースの効率的な利用が可能となる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の基地局が、前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記蓄積手段における前記第2の移動端末が送信する音声データを蓄積可能な容量を算出する算出手段と、前記算出された第2の移動端末が送信する音声データを蓄積可能な容量を前記第2の移動端末へ通知する通知手段とを有するようにしてもよい。
この構成により、音声データの送信元である第2の携帯端末のユーザは、どの程度音声データを蓄積可能であるかを認識することができ、その蓄積可能な容量に応じた時間のメッセージを録音させる等、音声データの蓄積に際して適切な対処が可能となる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の基地局と前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第1の移動端末が接続される第2の基地局を検索する検索手段と、前記検索された第2の基地局へ前記蓄積手段に蓄積された音声データを送信する送信手段とを有するようにしてもよい。
この構成により、音声データの宛先である第1の携帯端末に対して、可能な限り迅速に音声データを送信することができる。
また、本発明は、第1の移動端末と第2の基地局との間の音声通信の中継を行う基地局であって、前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第2の移動端末に対して該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせに応じた第2の移動端末による音声データの蓄積の要求に応じて、該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積する蓄積手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、第1の移動端末と第2の移動端末とが第1の基地局を介して音声通信を行う通信方法であって、前記第1の基地局と前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第2の移動端末に対して該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積するか否かを問い合わせるステップと、前記問い合わせに応じて、前記第2の移動端末が送信する音声データの蓄積を要求するステップと、前記要求に応じて、該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積手段に蓄積するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の通信方法は、前記第1の基地局と前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記蓄積手段における前記第2の移動端末が送信する音声データを蓄積可能な容量を算出するステップと、前記算出された第2の移動端末が送信する音声データを蓄積可能な容量を前記第2の移動端末へ通知するステップとを有するようにしてもよい。
また、本発明の通信方法は、前記第1の基地局と前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第1の移動端末が接続される第2の基地局を検索するステップと、前記検索された第2の基地局へ前記蓄積手段に蓄積された音声データを送信するステップとを有するようにしてもよい。
本発明によれば、音声データは、その音声データの送信元の要求に応じて蓄積されるため、不要な音声データの蓄積や宛先への伝送が防止され、通信リソースの効率的な利用が可能となる。
図1は、本発明に係る通信システムの構成を示す図である。図1における通信システムは、VoIPを利用するものであり、ユーザ1が使用する移動端末である携帯IP端末2と、ユーザ36が使用する移動端末である携帯IP端末37と、ネットワーク上の基地局9、12及び33と、通信における各種管理を行う管理装置23とにより構成されている。この通信システムでは、無線にて携帯IP端末2と基地局9とが接続され、無線にて携帯IP端末37と基地局12及び33とが接続される。また、基地局9と基地局12とが接続され、管理装置23と基地局12及び33とが接続される。
携帯IP端末2は、音声符号化部3、VoIP音声パケット送信部4、VoIP音声パケット受信部5、VoIP音声パケット蓄積判定部6、通知送信部7及び通知受信部8を有する。携帯IP端末37は、受信部38、音声変換部39、VoIP音声パケット受信部40、VoIP音声パケット受信判定部41、通知送信部42及び通知受信部43を有する。基地局9は、受信部10及び送信部11を有する。基地局12は、受信部13、送信部14、データ蓄積処理部15、バッファ16、セッション判定部17、タイマ18、バッファデータ量算出部19、バッファデータ量通知部20、ユーザ判定部21及びデータ送信部22を有する。基地局33は、受信部34及び送信部35を有する。管理装置23は、バッファ受信部24、バッファ25、基地局検索部26、通知作成部27、通知送信部28、通知受信部29、VoIP音声パケット送信部30、データ消去部31及びデータ保存部32を有する。
この通信システムにおいて、携帯IP端末2は、基地局9及び基地局12を介して携帯IP端末37に接続して、音声通信を行う。なお、図1では、携帯IP端末2から携帯IP端末37への音声通信に関わる構成のみを示しているが、同様に、携帯IP端末37から携帯IP端末2への音声通信も行われており、ユーザ1とユーザ36とが通話を行っている。
以下、ユーザ1の携帯IP端末2からユーザ36の携帯IP端末37への音声通信時の動作について説明する。ユーザ1の携帯IP端末2は、基地局9と無線により通信可能な状態となっている。この携帯IP端末2における音声符号化部3は、マイクロホン(図示せず)によって取得された音声を符号化する。VoIP音声パケット送信部4は、符号化された音声のデータをVoIP音声パケットとして、基地局9へ無線により送信する。VoIP音声パケットには、送信元である携帯IP端末2及び宛先である携帯IP端末37を一意に特定可能なID情報(例えば、携帯IP端末2及び携帯IP端末37のIPアドレス)が付加されている。
基地局9における受信部10は、携帯IP端末2からのVoIP音声パケットを受信する。送信部11は、このVoIP音声パケットを、当該VoIP音声パケットに含まれるID情報で特定される携帯IP端末37に届くように、ネットワーク(図示せず)へ送信する。
基地局12における受信部13は、ネットワークを伝送されるVoIP音声パケットのうち、基地局12と無線により接続された携帯IP端末37やその他の携帯IP端末を宛先とするVoIP音声パケットや他のデータを受信する。送信部14は、受信部13により受信されたVoIP音声パケットを宛先である携帯IP端末へ無線により送信する。
ユーザ36の携帯IP端末37は、基地局12と無線により通信可能な状態となっている。この携帯IP端末37における受信部38は、基地局12が送信するVoIP音声パケットのうち、携帯IP端末37が宛先となっているVoIP音声パケットを受信する。音声変換部39は、このVoIP音声パケットを復号し、スピーカ(図示せず)から音声出力を行う。これにより、携帯IP端末37のユーザ36は、携帯IP端末2のユーザ1の音声を聞くことができる。
次に、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断される場合における動作を説明する。図2は、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断される場合における、基地局12の第1の動作を示すフローチャートである。基地局12における受信部13が、携帯IP端末2からの携帯IP端末37やその他の携帯IP端末を宛先とするVoIP音声パケットや他のデータを受信している際に(S101)、ユーザ判定部21は、その受信されたデータがVoIP音声パケットであるか否かを判定する(S102)。受信されたデータがVoIP音声パケットでない場合、ユーザ判定部21は、そのVoIP音声パケットを後述するバッファ16に蓄積させることなく消去する(S103)。
一方、受信されたデータがVoIP音声パケットである場合、セッション判定部17は、基地局12と携帯IP端末37とのセッション(PPPセッションやストリームセッション)が切断されたか否かを判定する(S104)。基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断されていない場合、セッション判定部17は、タイマ18を起動し、当該タイマ18が満了するまでに、携帯IP端末37からの応答があったか否かを判定する(S105)。携帯IP端末37からの応答があった場合には、その後、通常の音声通信が行われる(S106)。
一方、携帯IP端末37からの応答があった場合(S105で否定判断)、あるいは、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断された場合(S104で肯定判断)には、バッファデータ量算出部19は、バッファ16の空き容量を算出し、当該空き容量の一部を、携帯IP端末2が送信するVoIP音声パケットの蓄積用として割り当てる(S107)。更に、バッファデータ量通知部20は、バッファ16にVoIP音声パケットの蓄積を行うか否かを問い合わせるメッセージ(蓄積問い合わせメッセージ)を作成し、基地局9を介して携帯IP端末2へ送信する(S108)。この蓄積問い合わせメッセージには、携帯IP端末2が送信するVoIP音声パケットの蓄積可能な容量、あるいは、その容量に対応する蓄積可能な時間が含まれている。
図3は、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断される場合における、送信元である携帯IP端末2の動作を示すフローチャートである。携帯IP端末2における通知受信部8が、上述した図2のS108において基地局12から送信される蓄積要求問い合わせメッセージを受信すると(S201)、VoIP音声パケット蓄積判定部6は、携帯IP端末2が送信するVoIP音声パケットを基地局12に蓄積させるか否かを判定する(S202)。ここでは、例えば、VoIP音声パケット蓄積判定部6は、ユーザ1の操作指示に応じて、VoIP音声パケットを蓄積させるか否かを判定する。
VoIP音声パケットを蓄積させない場合、携帯IP端末2は、セッションを切断して通信を終了する(S203)。一方、VoIP音声パケットを蓄積させる場合、通知送信部7は、VoIP音声パケットの蓄積を要求するメッセージ(蓄積要求メッセージ)を送信し、基地局9を介して基地局12へ送信する(S204)。
図4は、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断される場合における、基地局12の第2の動作を示すフローチャートである。基地局12における受信部13が、上述した図3のS204において携帯IP端末2から送信される蓄積要求メッセージを受信すると(S301)、データ蓄積処理部15は、その後に携帯IP端末2から送信される携帯IP端末37宛てのVoIP音声パケットやその他のデータをバッファ16に蓄積する(S302)。図5は、バッファ16に蓄積されるデータの一例を示す図である。図5に示すように、バッファ16には、VoIP音声パケットと当該VoIP音声パケットの送信元及び宛先を一意に特定可能なID情報とが付加されている。
更に、データ送信部22は、このバッファ16に蓄積された携帯IP端末37宛てのVoIP音声パケットを管理装置23へ送信する(S303)。
図6は、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断される場合における、管理装置23の第1の動作を示すフローチャートである。管理装置23におけるバッファ受信部24は、上述した図4のS303において基地局12から送信されるVoIP音声パケットを受信する(S401)。
基地局検索部26は、この受信されたVoIP音声パケットに付加されている宛先である携帯IP端末37のID情報に基づいて、携帯IP端末37が接続されている基地局を検索する(S402)。携帯IP端末37が接続されている基地局が発見されなかった場合、データ保存部32は、受信されたVoIP音声パケットをバッファ25に蓄積する(S403)。その後、所定時間経過後に、再び基地局検索(S402)が行われる。
一方、携帯IP端末37が接続されている基地局(ここでは基地局33)が発見された場合、通知作成部27は、携帯IP端末37に対してVoIP音声パケットの受信を行うか否かを問い合わせるメッセージ(要求問い合わせメッセージ)を作成する。通知送信部28は、この要求問い合わせメッセージを携帯IP端末37へ送信する(S404)。
図7は、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断される場合における、宛先である携帯IP端末37の動作を示すフローチャートである。携帯IP端末37における通知受信部43が、上述した図6S404において管理装置23から送信される要求問い合わせメッセージを受信すると(S501)、VoIP音声パケット受信判定部41は、この要求問い合わせメッセージに応じて、管理装置23内のバッファ25に蓄積されたVoIP音声パケットを受信するか否かを判定する(S502)。ここでは、例えば、VoIP音声パケット受信判定部41は、ユーザ36の操作指示に応じて、管理装置23内のバッファ25に蓄積されたVoIP音声パケットを受信するか否かを判定する。
VoIP音声パケットを受信すると判定された場合、通知送信部42は、VoIP音声パケットの送信を要求するメッセージ(送信要求メッセージ)を作成し、管理装置23へ送信する(S503)。その後、受信部38は、この送信要求メッセージに応じて管理装置23から送信されるVoIP音声パケットを受信し、音声変換部39は、このVoIP音声パケットを復号し、スピーカから音声出力を行う(S504)。
一方、VoIP音声パケットを受信しないと判定した場合、更に、VoIP音声パケット受信判定部41は、管理装置23にVoIP音声パケットの一時的な保存を行わせるか否かを判定する(S505)。VoIP音声パケットの一時的な保存を行わせる場合、通知送信部42は、VoIP音声パケットの一時保存を要求するメッセージ(一時保存要求メッセージ)を作成し、管理装置23へ送信する(S506)。また、VoIP音声パケットの一時的な保存を行わせない場合、通知送信部42は、VoIP音声パケットの消去を要求するメッセージ(消去要求メッセージ)を作成し、管理装置23へ送信する(S507)。
その後は、通知受信部43が管理装置23からの要求問い合わせメッセージを受信する毎に(S501)、管理装置23内のバッファ25に蓄積されたVoIP音声パケットを受信するか否かの判定(S502)以降の動作が繰り返される。
図8は、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断される場合における、管理装置23の第2の動作を示すフローチャートである。管理装置23における通知受信部29は、携帯IP端末37からのメッセージを受信すると(S601)、そのメッセージがVoIP音声パケットの送信を要求するものであるか否かを判定する(S602)。
受信されたメッセージがVoIP音声パケットの送信を要求するものである場合、VoIP音声パケット送信部30は、バッファ25に蓄積された、携帯IP端末37を宛先とするVoIP音声パケットを携帯IP端末37へ送信する(S603)。これにより、携帯IP端末37では、このVoIP音声パケットの受信及び音声出力が行われる(図7のS504)。
一方、受信されたメッセージがVoIP音声パケットの送信を要求するものでない場合、データ保存部32は、受信されたメッセージがVoIP音声パケットの一時保存を要求するものであるか否かを判定する(S604)。
受信されたメッセージがVoIP音声パケットの一時保存を要求するものでない場合、データ消去部31は、バッファ25に蓄積された、携帯IP端末37を宛先とするVoIP音声パケットを消去する(S605)。
また、受信されたメッセージがVoIP音声パケットの一時保存を要求するものである場合、データ保存部32は、バッファ25に蓄積された携帯IP端末37を宛先とするVoIP音声パケットについて、保存を継続する処理を行う(S606)。その後、通知作成部27は、要求問い合わせメッセージを作成し、通知送信部28は、この要求問い合わせメッセージを携帯IP端末37へ送信する(S607)。そして、この問い合わせ要求メッセージに応答して携帯IP端末37が送信するメッセージが通知受信部29によって受信されると(S608)、当該通知受信部29は、そのメッセージがVoIP音声パケットの送信を要求するものであるか否かを判定する(S609)。
受信されたメッセージがVoIP音声パケットの送信を要求するものでない場合には、VoIP音声パケットの一時保存(S606)以降の動作が繰り返される。すなわち、VoIP音声パケットの一時保存が行われている間、通知作成部27は、要求問い合わせメッセージを作成し、通知送信部28は、この要求問い合わせメッセージを、携帯IP端末37へ送信することになる。
一方、受信されたメッセージがVoIP音声パケットの送信を要求するものである場合には、VoIP音声パケット送信部30は、バッファ25に蓄積された、携帯IP端末37を宛先とするVoIP音声パケットを携帯IP端末37へ送信する(S603)。
VoIP音声パケットを携帯IP端末37へ送信した後、通知作成部27は、要求問い合わせメッセージを作成し、通知送信部28は、この要求問い合わせメッセージを携帯IP端末37へ送信する(S610)。そして、この問い合わせ要求メッセージに応答して携帯IP端末37が送信するメッセージが通知受信部29によって受信されると(S611)、当該通知受信部29は、そのメッセージがVoIP音声パケットの消去を要求するものであるか否かを判定する(S612)。
受信されたメッセージがVoIP音声パケットの消去を要求するものである場合、データ消去部31は、バッファ25に蓄積された、携帯IP端末37を宛先とするVoIP音声パケットを消去する(S613)。一方、受信されたメッセージがVoIP音声パケットの消去を要求するものでない場合には、VoIP音声パケットの一時保存(S606)以降の動作が繰り返される。
なお、通知送信部42は、ユーザ36の操作指示に応じて、管理装置23からの要求問い合わせメッセージに対する応答ではなく、自発的に、VoIP音声パケットの送信、一時保存、消去を要求するメッセージを作成して管理装置23へ送信し、管理装置23がこのメッセージに応じて、VoIP音声パケットの送信、一時保存、消去が行うようにしてもよい。
このように、本実施形態の通信システムでは、VoIP音声データは、そのVoIP音声データの送信元である携帯IP端末2の要求に応じて基地局12に蓄積される。従って、不要なVoIP音声データの蓄積や宛先への伝送が防止され、通信リソースの効率的な利用が可能となる。
また、本実施形態の通信システムでは、基地局12が携帯IP端末2へ送信する蓄積問い合わせメッセージに、携帯IP端末2が送信するVoIP音声パケットの蓄積可能な容量、あるいは、その容量に対応する蓄積可能な時間が含まれている。このため、携帯IP端末2のユーザ1は、どの程度VoIP音声パケットを蓄積可能であるかを認識することができ、その蓄積可能な容量に応じた時間のメッセージを録音させる等、VoIP音声パケットの蓄積に際して適切な対処が可能となる。更には、本実施形態の通信システムでは、基地局12と宛先である携帯IP端末37との通信が切断された場合に、管理装置23が、携帯IP端末37が接続される基地局33を検索し、その検索した基地局33へ蓄積されたVoIP音声データを送信しており、宛先である携帯IP端末37に対して、可能な限り迅速にVoIP音声データを送信することができる。
なお、本実施形態の通信システムでは、基地局12と携帯IP端末37とのセッションが切断される場合に、基地局12のバッファ16に携帯IP端末2からのVoIP音声パケットを蓄積するようにして、この蓄積されたVoIP音声パケットを管理装置23のバッファ25に蓄積させて、管理装置23から基地局33を介してVoIP音声パケットを携帯IP端末37へ送信するようにしているが、この場合、例えば、バッファ16に、携帯IP端末2のVoIP音声パケットだけでなく、音声コーデック情報も蓄積させて、VoIP音声パケットとともに、音声コーデック情報も管理装置23のバッファ25に蓄積させるようにし、バッファ25に蓄積された音声コーデック情報に基づいて、管理装置23で、携帯IP端末2と携帯IP端末37の音声コーデック情報を一致させるように調整したうえで(携帯IP端末37の音声コーデック情報については、例えば、基地局12と携帯IP端末37とのセッション接続されているときに、基地局12のバッファ16に蓄積させるようにして、基地局12から管理装置23のバッファ25に蓄積させるようにする)、音声コーデック情報を、管理装置23から基地局33を介してVoIP音声パケットを携帯IP端末37へ送信するようにしてもよい。
以上、説明したように、本発明に係る通信システム及び通信方法は、通信リソースの効率的な利用が可能であり、通信システム及び通信方法として有用である。
通信システムの構成図である。 基地局12の第1の動作を示すフローチャートである。 携帯IP端末2の動作を示すフローチャートである。 基地局12の第2の動作を示すフローチャートである。 バッファ16に蓄積されるデータの一例を示す図である。 管理装置23の第1の動作を示すフローチャートである。 携帯IP端末37の動作を示すフローチャートである。 管理装置23の第2の動作を示すフローチャートである。 従来の通信システムの構成図である。
符号の説明
1,36 ユーザ、2,37 携帯IP端末、3 音声符号化部、4,30 VoIP音声パケット送信部、5,40 VoIP音声パケット受信部、6 VoIP音声パケット蓄積判定部、7,28,42 通知送信部、8,29,43 通知受信部、9,12,33 基地局、10,13,34,38 受信部、11,14,35 送信部、15 データ蓄積処理部、16,25 バッファ、17 セッション判定部、18 タイマ、19 バッファデータ量算出部、20 バッファデータ量通知部、21 ユーザ判定部、22 データ送信部、23 管理装置、24 バッファ受信部、26 基地局検索部、27 通知作成部、31 データ消去部、32 データ保存部、39 音声変換部、41 VoIP音声パケット受信判定部。

Claims (7)

  1. 第1の移動端末、第2の移動端末及び第1の基地局を有し、前記第1の移動端末と前記第2の移動端末とが前記第1の基地局を介して音声通信を行う通信システムであって、
    前記第1の基地局は、前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第2の移動端末に対して該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積するか否かを問い合わせる問い合わせ手段を有し、
    前記第2の移動端末は、前記第1の基地局による問い合わせに応じて、前記第1の基地局に対して自身が送信する音声データの蓄積を要求する要求手段を有し、
    前記第1の基地局は、前記第2の移動端末の要求に応じて、該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積する蓄積手段とを有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1の基地局は、前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記蓄積手段における前記第2の移動端末が送信する音声データを蓄積可能な容量を算出する算出手段と、
    前記算出された第2の移動端末が送信する音声データを蓄積可能な容量を前記第2の移動端末へ通知する通知手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の基地局と前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第1の移動端末が接続される第2の基地局を検索する検索手段と、
    前記検索された第2の基地局へ前記蓄積手段に蓄積された音声データを送信する送信手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 第1の移動端末と第2の基地局との間の音声通信の中継を行う基地局であって、
    前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第2の移動端末に対して該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積するか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせに応じた第2の移動端末による音声データの蓄積の要求に応じて、該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積する蓄積手段とを有することを特徴とする基地局。
  5. 第1の移動端末と第2の移動端末とが第1の基地局を介して音声通信を行う通信方法であって、
    前記第1の基地局と前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第2の移動端末に対して該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積するか否かを問い合わせるステップと、
    前記問い合わせに応じて、前記第2の移動端末が送信する音声データの蓄積を要求するステップと、
    前記要求に応じて、該第2の移動端末が送信する音声データを蓄積手段に蓄積するステップとを有することを特徴とする通信方法。
  6. 前記第1の基地局と前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記蓄積手段における前記第2の移動端末が送信する音声データを蓄積可能な容量を算出するステップと、
    前記算出された第2の移動端末が送信する音声データを蓄積可能な容量を前記第2の移動端末へ通知するステップとを有することを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 前記第1の基地局と前記第1の移動端末との通信が切断された場合に、前記第1の移動端末が接続される第2の基地局を検索するステップと、
    前記検索された第2の基地局へ前記蓄積手段に蓄積された音声データを送信するステップとを有することを特徴とする請求項5又は6に記載の通信方法。
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