JP2002300311A - ローミングサービスシステム及び課金サーバ、接続装置、認証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバ並びにコンピュータ・ソフトウエア - Google Patents
ローミングサービスシステム及び課金サーバ、接続装置、認証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバ並びにコンピュータ・ソフトウエアInfo
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- JP2002300311A JP2002300311A JP2001098516A JP2001098516A JP2002300311A JP 2002300311 A JP2002300311 A JP 2002300311A JP 2001098516 A JP2001098516 A JP 2001098516A JP 2001098516 A JP2001098516 A JP 2001098516A JP 2002300311 A JP2002300311 A JP 2002300311A
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- Meter Arrangements (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話からの通話を可能とし、そして、通
信速度の速いサービスを行い、そして、課金処理が簡単
となるローミングサービスシステム及び課金サーバ、認
証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバ並びにコンピュー
タ・ソフトウエアを提供する。 【解決手段】 ケーブルテレビ網２と、公衆電話網６２
への接続を行う接続装置３と、課金サーバ４とを備える
ローミングサービスシステムであって、携帯電話からの
加入要求を受けるアクセスポイント装置１を備える。課
金サーバ４は、認証サーバ５１に認証確認を要求する機
能と、認証サーバ５１からの認証結果通知を受ける機能
とを有する。
信速度の速いサービスを行い、そして、課金処理が簡単
となるローミングサービスシステム及び課金サーバ、認
証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバ並びにコンピュー
タ・ソフトウエアを提供する。 【解決手段】 ケーブルテレビ網２と、公衆電話網６２
への接続を行う接続装置３と、課金サーバ４とを備える
ローミングサービスシステムであって、携帯電話からの
加入要求を受けるアクセスポイント装置１を備える。課
金サーバ４は、認証サーバ５１に認証確認を要求する機
能と、認証サーバ５１からの認証結果通知を受ける機能
とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローミングサービ
スシステム及び課金サーバ、認証サーバ、決済サーバ、
電話帳サーバ並びにコンピュータ・ソフトウエアであ
り、特に携帯電話を使用することができるケーブルテレ
ビ網を備えたローミングサービスシステムに関する。
スシステム及び課金サーバ、認証サーバ、決済サーバ、
電話帳サーバ並びにコンピュータ・ソフトウエアであ
り、特に携帯電話を使用することができるケーブルテレ
ビ網を備えたローミングサービスシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、移動しながらでも継続して通話を
実現することができる携帯電話システムが知られてお
り、携帯電話サービスを提供する会社（以下、「キャリ
ア」という。）のユーザーは、無線基地局及び公衆回線
網を介して通話を行うことができる。そして、ユーザー
が直接契約していない通信事業者のサービス・エリア内
でも携帯電話等の通信サービスを受けるようにするロー
ミングサービスも提供されている。
実現することができる携帯電話システムが知られてお
り、携帯電話サービスを提供する会社（以下、「キャリ
ア」という。）のユーザーは、無線基地局及び公衆回線
網を介して通話を行うことができる。そして、ユーザー
が直接契約していない通信事業者のサービス・エリア内
でも携帯電話等の通信サービスを受けるようにするロー
ミングサービスも提供されている。
【０００３】また、家庭内の電話から通話する際、ケー
ブルテレビ網を利用したシステムが普及しており、高速
インターネット等の通信速度の速いサービスを行うこと
ができる。このシステムにおいては、図２に示すよう
に、固定電話８１ａから同一ＣＡＴＶ会社加入の固定電
話８２ａへの通話は、ＳＴＢ（家庭端末装置）又はケー
ブルモデム１１ａ、１２ａ及びケーブルテレビ網２ａを
介する接続となり、そのＣＡＴＶ会社の課金サーバ４ａ
が処理を行う。なお、ＳＴＢ又はケーブルモデムで、電
話番号情報（キャリアの電話番号の他、端末識別番号と
キャリアの決済情報、例えば加入者に振られた番号等）
はＩＰｖ６（１２８ビットのＩＰアドレス）に変換され
る。他のＣＡＴＶ会社加入の固定電話８１ｂへの通話
は、ＳＴＢ１１ａ、１１ｂ、ケーブルテレビ網２ａ、２
ｂ、接続装置３ａ、３ｂ及び加入者電話網６２を介して
行われ、両ＣＡＴＶ会社の課金サーバ４ａ、４ｂ及び加
入者電話会社の課金サーバ６３で処理される。なお、接
続装置３ａ、３ｂで、ＩＰｖ６に変換された電話番号情
報は、電話番号情報に変換され、又はその逆の変換がな
される。そのため、利用者に請求する課金情報は、ＣＡ
ＴＶ会社内のときは、自社の課金サーバ４ａに蓄積され
た課金情報を使用するが、加入者電話６２経由のときの
課金情報は、自社の課金サーバ４ａ及び加入者電話会社
の課金サーバ６２にそれぞれ蓄積された課金情報を使用
していた。そのため、通信速度の速いサービスを行うこ
とができるケーブルテレビ網を利用して携帯電話会社の
携帯電話を使用するローミングサービスを行うことは、
課金処理が難しい等の問題が生じるため、システム構築
ができなかった。
ブルテレビ網を利用したシステムが普及しており、高速
インターネット等の通信速度の速いサービスを行うこと
ができる。このシステムにおいては、図２に示すよう
に、固定電話８１ａから同一ＣＡＴＶ会社加入の固定電
話８２ａへの通話は、ＳＴＢ（家庭端末装置）又はケー
ブルモデム１１ａ、１２ａ及びケーブルテレビ網２ａを
介する接続となり、そのＣＡＴＶ会社の課金サーバ４ａ
が処理を行う。なお、ＳＴＢ又はケーブルモデムで、電
話番号情報（キャリアの電話番号の他、端末識別番号と
キャリアの決済情報、例えば加入者に振られた番号等）
はＩＰｖ６（１２８ビットのＩＰアドレス）に変換され
る。他のＣＡＴＶ会社加入の固定電話８１ｂへの通話
は、ＳＴＢ１１ａ、１１ｂ、ケーブルテレビ網２ａ、２
ｂ、接続装置３ａ、３ｂ及び加入者電話網６２を介して
行われ、両ＣＡＴＶ会社の課金サーバ４ａ、４ｂ及び加
入者電話会社の課金サーバ６３で処理される。なお、接
続装置３ａ、３ｂで、ＩＰｖ６に変換された電話番号情
報は、電話番号情報に変換され、又はその逆の変換がな
される。そのため、利用者に請求する課金情報は、ＣＡ
ＴＶ会社内のときは、自社の課金サーバ４ａに蓄積され
た課金情報を使用するが、加入者電話６２経由のときの
課金情報は、自社の課金サーバ４ａ及び加入者電話会社
の課金サーバ６２にそれぞれ蓄積された課金情報を使用
していた。そのため、通信速度の速いサービスを行うこ
とができるケーブルテレビ網を利用して携帯電話会社の
携帯電話を使用するローミングサービスを行うことは、
課金処理が難しい等の問題が生じるため、システム構築
ができなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
問題を解決するものであり、携帯電話からの通話を可能
とし、そして、通信速度の速いサービスを行い、そし
て、課金処理が簡単となるローミングサービスシステム
及び課金サーバ、認証サーバ、決済サーバ、電話帳サー
バ並びにコンピュータ・ソフトウエアを提供することを
目的とする。
問題を解決するものであり、携帯電話からの通話を可能
とし、そして、通信速度の速いサービスを行い、そし
て、課金処理が簡単となるローミングサービスシステム
及び課金サーバ、認証サーバ、決済サーバ、電話帳サー
バ並びにコンピュータ・ソフトウエアを提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブルテレ
ビ網と、公衆電話網への接続を行う接続装置と、課金サ
ーバとを備えるローミングサービスシステムであって、
携帯電話からの加入要求を受けるアクセスポイントを備
えるローミングサービスシステムである。
ビ網と、公衆電話網への接続を行う接続装置と、課金サ
ーバとを備えるローミングサービスシステムであって、
携帯電話からの加入要求を受けるアクセスポイントを備
えるローミングサービスシステムである。
【０００６】また、本発明は、上記課金サーバは、認証
サーバに認証確認を要求する機能と、認証サーバからの
認証結果通知を受ける機能とを有するローミングサービ
スシステムである。
サーバに認証確認を要求する機能と、認証サーバからの
認証結果通知を受ける機能とを有するローミングサービ
スシステムである。
【０００７】そして、本発明は、上記課金サーバは、決
済サーバに決済伺いを行う機能と、決済サーバからの決
済許諾を受ける機能とを有するローミングサービスシス
テムである。
済サーバに決済伺いを行う機能と、決済サーバからの決
済許諾を受ける機能とを有するローミングサービスシス
テムである。
【０００８】更に、本発明は、上記課金サーバは、電話
帳サーバに携帯電話番号登録を要求する機能を有するロ
ーミングサービスシステムである。
帳サーバに携帯電話番号登録を要求する機能を有するロ
ーミングサービスシステムである。
【０００９】また、本発明は、携帯電話からの加入要求
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び公衆
電話網への接続を行う接続装置とでローミングサービス
システムを構成する課金サーバであって、認証サーバに
認証確認を要求する機能と、該認証サーバからの認証結
果通知を受ける機能とを有する課金サーバである。
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び公衆
電話網への接続を行う接続装置とでローミングサービス
システムを構成する課金サーバであって、認証サーバに
認証確認を要求する機能と、該認証サーバからの認証結
果通知を受ける機能とを有する課金サーバである。
【００１０】そして、本発明は、携帯電話からの加入要
求を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び公
衆電話網への接続を行う接続装置とでローミングサービ
スシステムを構成する課金サーバであって、決済サーバ
に決済を要求する機能と、該決済サーバからの決済許諾
を受ける機能とを有する課金サーバである。
求を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び公
衆電話網への接続を行う接続装置とでローミングサービ
スシステムを構成する課金サーバであって、決済サーバ
に決済を要求する機能と、該決済サーバからの決済許諾
を受ける機能とを有する課金サーバである。
【００１１】更に、本発明は、携帯電話からの加入要求
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び公衆
電話網への接続を行う接続装置とでローミングサービス
システムを構成する課金サーバであって、電話帳サーバ
に携帯電話番号登録を要求する機能を有する課金サーバ
である。
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び公衆
電話網への接続を行う接続装置とでローミングサービス
システムを構成する課金サーバであって、電話帳サーバ
に携帯電話番号登録を要求する機能を有する課金サーバ
である。
【００１２】また、本発明は、携帯電話からの加入要求
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び課金
サーバとでローミングサービスシステムを構成する接続
装置であって、音声データを蓄積しタイムシフト再生を
実現し、確実にアクセスポイント間のハンドオフ（アク
セスポイント間での移動）を実現する機能を有する接続
装置である。
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び課金
サーバとでローミングサービスシステムを構成する接続
装置であって、音声データを蓄積しタイムシフト再生を
実現し、確実にアクセスポイント間のハンドオフ（アク
セスポイント間での移動）を実現する機能を有する接続
装置である。
【００１３】そして、本発明は、不意の切断でも音声デ
ータを蓄積し、再接続時に留守番電話機能として再生が
でき、必要に応じて高速（間引き）再生する機能を有す
る接続装置である。
ータを蓄積し、再接続時に留守番電話機能として再生が
でき、必要に応じて高速（間引き）再生する機能を有す
る接続装置である。
【００１４】更に、本発明は、インターネット電話に対
し、音声データを蓄積しタイムシフト再生を実現する音
声蓄積機能を有する接続装置である。
し、音声データを蓄積しタイムシフト再生を実現する音
声蓄積機能を有する接続装置である。
【００１５】また、本発明は、携帯電話からの加入要求
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網、公衆電
話網への接続を行う接続装置及び課金サーバからなるロ
ーミングサービスシステムに接続される認証サーバであ
って、前記課金サーバからの認証確認要求を受ける機能
と、該課金サーバに認証結果通知を行う機能とを有する
認証サーバである。
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網、公衆電
話網への接続を行う接続装置及び課金サーバからなるロ
ーミングサービスシステムに接続される認証サーバであ
って、前記課金サーバからの認証確認要求を受ける機能
と、該課金サーバに認証結果通知を行う機能とを有する
認証サーバである。
【００１６】そして、本発明は、携帯電話からの加入要
求を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網、公衆
電話網への接続を行う接続装置及び課金サーバとで構成
されるローミングサービスシステムに接続される決済サ
ーバであって、前記課金サーバからの決済要求を受ける
機能と、該課金サーバに決済許諾をする機能とを有する
決済サーバである。
求を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網、公衆
電話網への接続を行う接続装置及び課金サーバとで構成
されるローミングサービスシステムに接続される決済サ
ーバであって、前記課金サーバからの決済要求を受ける
機能と、該課金サーバに決済許諾をする機能とを有する
決済サーバである。
【００１７】更に、本発明は、携帯電話からの加入要求
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網、公衆電
話網への接続を行う接続装置及び課金サーバと構成され
るローミングサービスシステムに接続される電話帳サー
バであって、前記課金サーバからの携帯電話番号登録要
求を受ける機能を有する電話帳サーバである。
を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網、公衆電
話網への接続を行う接続装置及び課金サーバと構成され
るローミングサービスシステムに接続される電話帳サー
バであって、前記課金サーバからの携帯電話番号登録要
求を受ける機能を有する電話帳サーバである。
【００１８】また、本発明は、事前の登録内容を参照し
登録先へローミング中かどうか利用中かどうか問合せて
電話番号とアクセスポイントの１対１対応を保証する機
能を有する電話帳サーバである。
登録先へローミング中かどうか利用中かどうか問合せて
電話番号とアクセスポイントの１対１対応を保証する機
能を有する電話帳サーバである。
【００１９】そして、本発明は、携帯電話からの加入要
求を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び公
衆電話網への接続を行う接続装置とでローミングサービ
スシステムを構成する課金サーバあるいは該ローミング
サービスシステムに接続される認証サーバ、決済サーバ
又は電話帳サーバとするコンピュータ・ソフトウエアで
あって、認証サーバに認証確認を要求する機能及び該認
証サーバからの認証結果通知を受ける機能、又は決済サ
ーバに決済を要求する機能及び該決済サーバからの決済
許諾を受ける機能、又は電話帳サーバに携帯電話番号登
録を要求する機能、あるいは課金サーバからの認証確認
要求を受ける機能及び該課金サーバに認証結果通知を行
う機能、又は課金サーバからの決済要求を受ける機能及
び該課金サーバに決済許諾をする機能、又は課金サーバ
からの携帯電話番号登録要求を受ける機能をコンピュー
タに実行させるコンピュータ・ソフトウエアである。
求を受けるアクセスポイント、ケーブルテレビ網及び公
衆電話網への接続を行う接続装置とでローミングサービ
スシステムを構成する課金サーバあるいは該ローミング
サービスシステムに接続される認証サーバ、決済サーバ
又は電話帳サーバとするコンピュータ・ソフトウエアで
あって、認証サーバに認証確認を要求する機能及び該認
証サーバからの認証結果通知を受ける機能、又は決済サ
ーバに決済を要求する機能及び該決済サーバからの決済
許諾を受ける機能、又は電話帳サーバに携帯電話番号登
録を要求する機能、あるいは課金サーバからの認証確認
要求を受ける機能及び該課金サーバに認証結果通知を行
う機能、又は課金サーバからの決済要求を受ける機能及
び該課金サーバに決済許諾をする機能、又は課金サーバ
からの携帯電話番号登録要求を受ける機能をコンピュー
タに実行させるコンピュータ・ソフトウエアである。
【００２０】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を説明する。本
発明のローミングサービスシステム及び課金サーバ、認
証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバの実施例につい
て、図１を用いて説明する。図１は、実施例のローミン
グサービスシステムの説明図である。
発明のローミングサービスシステム及び課金サーバ、認
証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバの実施例につい
て、図１を用いて説明する。図１は、実施例のローミン
グサービスシステムの説明図である。
【００２１】実施例を説明する。本実施例のローミング
サービスシステムは、図１に示すように、アクセスポイ
ント１、ＣＡＴＶ（ケーブルテレビ）網２、接続装置３
及び課金サーバ４からなる。アクセスポイント１は、Ｃ
ＡＴＶ会社又はＣＡＴＶ加入者（一般家庭）に属してお
り、ＣＡＴＶ網２に接続して、携帯電話（携帯電話会社
加入）７１からの加入要求を受け、また、課金サーバ４
に携帯電話のＩＤを転送し、そして、携帯電話７１に加
入処理完了を通知する。携帯電話７１とアクセスポイン
ト１間は、ＰＨＳのようにキャリア側と同一の周波数で
通信する方法と別の無線規格例えばＢｌｕｅｔｏｏｔｈ
やＨｏｍｅＲＦ、ＩＥＥＥ８０２．１１を用いる方法が
ある。図２の携帯電話７１、７２は２本目のアンテナを
具備し、前述の別の無線規格のアンテナないしアンテナ
付き無線モジュールとして機能する。Ｂｌｕｅｔｏｏｔ
ｈやＩＥＥＥ８０２．１１を用いると、携帯電話７１の
端末番号の他にＩＥＥＥ８０２で定義されるＭＡＣアド
レスが付与されるので、このＭＡＣアドレスを携帯電話
７１の識別情報として利用できる。ＣＡＴＶ網２は、ア
クセスポイント１、課金サーバ４及び接続装置３を接続
しており、また、インタネット網６１と接続することが
できる。接続装置３は、ＣＡＴＶ網２と公衆電話網６２
とを接続する。また、接続装置３は、音声データを蓄積
しタイムシフト再生を実現し、確実にアクセスポイント
間のハンドオフ（アクセスポイント間の移動）を実現す
る機能、不意の切断でも音声データを蓄積し、再接続時
に留守番電話機能として再生ができ、必要に応じて高速
（間引き）再生する機能及びインターネット電話（Ｖｏ
ＩＰ：Ｖｏｉｃｅ ｏｖｅｒ ＩＰ）に対し、音声デー
タを蓄積しタイムシフト再生を実現する音声蓄積機能を
有する。課金サーバ４は、ＣＡＴＶ会社に属しており、
ＣＡＴＶ網２に接続し、認証サーバ５１に認証確認を要
求する機能、認証サーバ５１からの認証結果通知を受け
る機能、決済サーバ５２に決済伺いを行う機能、決済サ
ーバ５２からの決済許諾を受ける機能及び電話帳サーバ
５３に携帯電話番号登録を要求する機能を有する。
サービスシステムは、図１に示すように、アクセスポイ
ント１、ＣＡＴＶ（ケーブルテレビ）網２、接続装置３
及び課金サーバ４からなる。アクセスポイント１は、Ｃ
ＡＴＶ会社又はＣＡＴＶ加入者（一般家庭）に属してお
り、ＣＡＴＶ網２に接続して、携帯電話（携帯電話会社
加入）７１からの加入要求を受け、また、課金サーバ４
に携帯電話のＩＤを転送し、そして、携帯電話７１に加
入処理完了を通知する。携帯電話７１とアクセスポイン
ト１間は、ＰＨＳのようにキャリア側と同一の周波数で
通信する方法と別の無線規格例えばＢｌｕｅｔｏｏｔｈ
やＨｏｍｅＲＦ、ＩＥＥＥ８０２．１１を用いる方法が
ある。図２の携帯電話７１、７２は２本目のアンテナを
具備し、前述の別の無線規格のアンテナないしアンテナ
付き無線モジュールとして機能する。Ｂｌｕｅｔｏｏｔ
ｈやＩＥＥＥ８０２．１１を用いると、携帯電話７１の
端末番号の他にＩＥＥＥ８０２で定義されるＭＡＣアド
レスが付与されるので、このＭＡＣアドレスを携帯電話
７１の識別情報として利用できる。ＣＡＴＶ網２は、ア
クセスポイント１、課金サーバ４及び接続装置３を接続
しており、また、インタネット網６１と接続することが
できる。接続装置３は、ＣＡＴＶ網２と公衆電話網６２
とを接続する。また、接続装置３は、音声データを蓄積
しタイムシフト再生を実現し、確実にアクセスポイント
間のハンドオフ（アクセスポイント間の移動）を実現す
る機能、不意の切断でも音声データを蓄積し、再接続時
に留守番電話機能として再生ができ、必要に応じて高速
（間引き）再生する機能及びインターネット電話（Ｖｏ
ＩＰ：Ｖｏｉｃｅ ｏｖｅｒ ＩＰ）に対し、音声デー
タを蓄積しタイムシフト再生を実現する音声蓄積機能を
有する。課金サーバ４は、ＣＡＴＶ会社に属しており、
ＣＡＴＶ網２に接続し、認証サーバ５１に認証確認を要
求する機能、認証サーバ５１からの認証結果通知を受け
る機能、決済サーバ５２に決済伺いを行う機能、決済サ
ーバ５２からの決済許諾を受ける機能及び電話帳サーバ
５３に携帯電話番号登録を要求する機能を有する。
【００２２】本実施例のローミングサービスシステム
は、インターネット網６１を介して認証サーバ５１、決
済サーバ５２、電話帳サーバ５３及び光ファイバ網６１
に接続される。認証サーバ５１は、第三者ないし公的な
認証機関に属しており、課金サーバ４からの認証確認要
求を受ける機能及び課金サーバ４に認証結果通知を行う
機能を有する。決済サーバ５２は、ＣＡＴＶ会社、信販
会社もしくはその上位団体や取りまとめ会社、決済銀行
等に属しており、課金サーバ４からの決済要求を受ける
機能及び課金サーバ４に決済許諾をする機能を有する。
電話帳サーバ５３は、ＣＡＴＶ会社又は決済サーバ５２
を保有する会社／機関／団体等に属しており、課金サー
バ４からの携帯電話番号登録要求を受ける機能を有す
る。また、電話帳サーバ５３は、事前の登録内容を参照
し登録先へローミング中かどうか利用中かどうか問合せ
て電話番号とアクセスポイントの１対１対応を保証する
機能を有する。認証サーバ５１、決済サーバ５２、電話
帳サーバ５３は、実体として一つである必要はなく、Ｄ
ＮＳ（Ｄｏｍａｉｎ Ｎａｍｅ Ｓｅｒｖｅｒ）のよう
に、分散していても良い。光ファイバ網６１は、アクセ
スポイント６４、接続装置６６、課金サーバ６７に接続
され、携帯電話７２への通話等を行う。
は、インターネット網６１を介して認証サーバ５１、決
済サーバ５２、電話帳サーバ５３及び光ファイバ網６１
に接続される。認証サーバ５１は、第三者ないし公的な
認証機関に属しており、課金サーバ４からの認証確認要
求を受ける機能及び課金サーバ４に認証結果通知を行う
機能を有する。決済サーバ５２は、ＣＡＴＶ会社、信販
会社もしくはその上位団体や取りまとめ会社、決済銀行
等に属しており、課金サーバ４からの決済要求を受ける
機能及び課金サーバ４に決済許諾をする機能を有する。
電話帳サーバ５３は、ＣＡＴＶ会社又は決済サーバ５２
を保有する会社／機関／団体等に属しており、課金サー
バ４からの携帯電話番号登録要求を受ける機能を有す
る。また、電話帳サーバ５３は、事前の登録内容を参照
し登録先へローミング中かどうか利用中かどうか問合せ
て電話番号とアクセスポイントの１対１対応を保証する
機能を有する。認証サーバ５１、決済サーバ５２、電話
帳サーバ５３は、実体として一つである必要はなく、Ｄ
ＮＳ（Ｄｏｍａｉｎ Ｎａｍｅ Ｓｅｒｖｅｒ）のよう
に、分散していても良い。光ファイバ網６１は、アクセ
スポイント６４、接続装置６６、課金サーバ６７に接続
され、携帯電話７２への通話等を行う。
【００２３】本実施例のローミングサービスシステムに
おける動作手順の一例について、以下、加入手続、発
信、接続、音声蓄積及び切断の順に説明する。まず、加
入手続の一例について説明する。 （１）携帯電話７１は、アクセスポイント１に加入要求
を行い、携帯電話７１の持つ電話番号情報がアクセスポ
イント１に登録される（参照）。加入要求は、例えば
通話ボタンと他のボタンを同時に押したりするボタンの
組合せや、ジョグダイヤル等特殊ボタンで専用のプログ
ラムの読出しから実行することで発信する。アクセスポ
イント１は、課金サーバ４に電話番号情報を通知する
（参照）。 （２）課金サーバ４は、認証サーバ（キャリア側）５１
に認証確認要求を行い、電話番号情報を元にキャリア側
の接続装置経由で決済代行の可否を問合せる（参
照）。認証サーバ５１は、課金サーバ４に認証結果を通
知する（参照）。 （３）課金サーバ４は、同時に、決済サーバ５２に決済
伺いを行い、電話番号情報に付加的情報として、端末識
別番号として固定の端末番号やＩＰアドレスやＭＡＣア
ドレスや決済情報、例えばクレジットカード番号や小切
手や電子マネーの通し番号、自宅のＣＡＴＶ加入者番
号、インターネット等サービスプロバイダのユーザＩＤ
を提示して決済の可否を問合せる（参照）。決済サー
バ５２は、課金サーバ４に決済許諾を行う（参照）。 （４）課金サーバ４と認証サーバ５１及び決済サーバ５
２とのやりとりのうち、いずれか一方又は両方で「決済
が可能」と判断されると、携帯電話７１の複製がいない
かの問合せをキャリアに行う。該当する携帯電話７１が
キャリア側に唯一存在する、もしくは圏外となっている
ことを確認する。 （５）課金サーバ４は、電話帳サーバ５３に携帯電話７
１の登録を行う。電話帳サーバ５３は、登録時に、電話
番号情報の履歴、特に過去の利用位置と利用状況を参照
し、同じ電話番号が同時に複数のロケーションで登録さ
れていないことを確認する（参照）。直近までの登録
先である他のアクセスポイントに問合せてローミング中
特に利用中でないことを確かめる。このようにして、加
入手続を行うことができる。なお、加入手続は、随時可
能であって、通話前にインターネット経由や書面の送付
で事前登録しておくことができる。事前登録では端末番
号やＭＡＣアドレス、決済情報等の他、個人を特定する
ための想定問答、住所や趣味嗜好に至る個人情報の一部
ないしすべてを同時に登録する。個人を特定するための
想定問答は、登録先が提示するいくつかの質問事項の中
から一つを選び、その質問事項に対する答えと共に登録
する手段である。答えは当の本人以外が知る可能性が低
いので個人の特定を容易とする。事前登録の携帯電話が
本発明のローミングサービスを受けようとすると、
（１）〜（５）で説明した携帯電話からアクセスポイン
ト経由で課金サーバ、認証サーバ、決済サーバへ送信さ
れる決済情報の入力の一部ないし全部が省略できる。入
力の一部が省略できるのは、小切手やデビットカードや
電子マネーで決済を希望する場合や、約款によってはク
レジットカードで決済を希望する場合で、ローミングサ
ービスの利用の度に決済情報を送信する必要があるの
で、（１）〜（５）で説明した加入手続を踏襲する。
おける動作手順の一例について、以下、加入手続、発
信、接続、音声蓄積及び切断の順に説明する。まず、加
入手続の一例について説明する。 （１）携帯電話７１は、アクセスポイント１に加入要求
を行い、携帯電話７１の持つ電話番号情報がアクセスポ
イント１に登録される（参照）。加入要求は、例えば
通話ボタンと他のボタンを同時に押したりするボタンの
組合せや、ジョグダイヤル等特殊ボタンで専用のプログ
ラムの読出しから実行することで発信する。アクセスポ
イント１は、課金サーバ４に電話番号情報を通知する
（参照）。 （２）課金サーバ４は、認証サーバ（キャリア側）５１
に認証確認要求を行い、電話番号情報を元にキャリア側
の接続装置経由で決済代行の可否を問合せる（参
照）。認証サーバ５１は、課金サーバ４に認証結果を通
知する（参照）。 （３）課金サーバ４は、同時に、決済サーバ５２に決済
伺いを行い、電話番号情報に付加的情報として、端末識
別番号として固定の端末番号やＩＰアドレスやＭＡＣア
ドレスや決済情報、例えばクレジットカード番号や小切
手や電子マネーの通し番号、自宅のＣＡＴＶ加入者番
号、インターネット等サービスプロバイダのユーザＩＤ
を提示して決済の可否を問合せる（参照）。決済サー
バ５２は、課金サーバ４に決済許諾を行う（参照）。 （４）課金サーバ４と認証サーバ５１及び決済サーバ５
２とのやりとりのうち、いずれか一方又は両方で「決済
が可能」と判断されると、携帯電話７１の複製がいない
かの問合せをキャリアに行う。該当する携帯電話７１が
キャリア側に唯一存在する、もしくは圏外となっている
ことを確認する。 （５）課金サーバ４は、電話帳サーバ５３に携帯電話７
１の登録を行う。電話帳サーバ５３は、登録時に、電話
番号情報の履歴、特に過去の利用位置と利用状況を参照
し、同じ電話番号が同時に複数のロケーションで登録さ
れていないことを確認する（参照）。直近までの登録
先である他のアクセスポイントに問合せてローミング中
特に利用中でないことを確かめる。このようにして、加
入手続を行うことができる。なお、加入手続は、随時可
能であって、通話前にインターネット経由や書面の送付
で事前登録しておくことができる。事前登録では端末番
号やＭＡＣアドレス、決済情報等の他、個人を特定する
ための想定問答、住所や趣味嗜好に至る個人情報の一部
ないしすべてを同時に登録する。個人を特定するための
想定問答は、登録先が提示するいくつかの質問事項の中
から一つを選び、その質問事項に対する答えと共に登録
する手段である。答えは当の本人以外が知る可能性が低
いので個人の特定を容易とする。事前登録の携帯電話が
本発明のローミングサービスを受けようとすると、
（１）〜（５）で説明した携帯電話からアクセスポイン
ト経由で課金サーバ、認証サーバ、決済サーバへ送信さ
れる決済情報の入力の一部ないし全部が省略できる。入
力の一部が省略できるのは、小切手やデビットカードや
電子マネーで決済を希望する場合や、約款によってはク
レジットカードで決済を希望する場合で、ローミングサ
ービスの利用の度に決済情報を送信する必要があるの
で、（１）〜（５）で説明した加入手続を踏襲する。
【００２４】実施例のローミングサービスシステムにお
ける発信時の手順の一例について、説明する。 （１１）課金サーバ４は、電話帳サーバ５３、接続装置
３、アクセスポイント１に電話番号や決済情報とアクセ
スポイントが携帯電話７１に割り当てたＩＰアドレスの
登録を行う（−１、２参照）。 （１２）アクセスポイント１は、携帯電話７１に加入処
理完了を、例えばトーン信号を送信して受話器側からト
ーン、例えば“プー”や“プープープープー”を発声す
ることで通知する（−３参照）。 （１３）これを受けて携帯電話７１からダイアルされる
と、当該電話番号が加入者電話か携帯電話かを識別す
る。 （１４）加入者電話の場合は、一番安い経路を割り出
し、利用経路をキャリアとインターネットから選択され
る。 （１５）携帯電話の場合は、アクセスポイント１はキャ
リア側の接続装置経由で当該電話番号の呼出しをかけ
る。 （１６）圏外の場合は、接続を断念する。また、キャリ
ア側の留守番サービスや転送電話サービスに入ると切断
し、切断した旨を携帯電話７１に通知する。別に試行し
ているインターネット側での呼び出し／接続に失敗する
と、携帯電話７１には、留守番電話や転送電話を承知で
リダイアルするか問合せる。 （１７）同時に、電話帳サーバ５３にアクセスし、当該
電話番号が圏外か何処かでローミングサービスに加入済
みかを検索する。加入済みである場合は、電話帳サーバ
５３を参照して得られたローミング先で割り振られたＩ
Ｐアドレスに呼出しをかける。 （１８）ローミング先のアクセスポイントは、呼出され
たＩＰアドレスと電話番号情報が一致するか等判断し、
接続の可否を呼び出し元のアクセスポイント１に返答す
る。 （１９）呼出しが完了すると、通話相手のローミング先
のアクセスポイントは、呼出し元に接続が完了した旨返
答する。続いて音声パケットを転送する。このようにし
て、発信を行うことができる。
ける発信時の手順の一例について、説明する。 （１１）課金サーバ４は、電話帳サーバ５３、接続装置
３、アクセスポイント１に電話番号や決済情報とアクセ
スポイントが携帯電話７１に割り当てたＩＰアドレスの
登録を行う（−１、２参照）。 （１２）アクセスポイント１は、携帯電話７１に加入処
理完了を、例えばトーン信号を送信して受話器側からト
ーン、例えば“プー”や“プープープープー”を発声す
ることで通知する（−３参照）。 （１３）これを受けて携帯電話７１からダイアルされる
と、当該電話番号が加入者電話か携帯電話かを識別す
る。 （１４）加入者電話の場合は、一番安い経路を割り出
し、利用経路をキャリアとインターネットから選択され
る。 （１５）携帯電話の場合は、アクセスポイント１はキャ
リア側の接続装置経由で当該電話番号の呼出しをかけ
る。 （１６）圏外の場合は、接続を断念する。また、キャリ
ア側の留守番サービスや転送電話サービスに入ると切断
し、切断した旨を携帯電話７１に通知する。別に試行し
ているインターネット側での呼び出し／接続に失敗する
と、携帯電話７１には、留守番電話や転送電話を承知で
リダイアルするか問合せる。 （１７）同時に、電話帳サーバ５３にアクセスし、当該
電話番号が圏外か何処かでローミングサービスに加入済
みかを検索する。加入済みである場合は、電話帳サーバ
５３を参照して得られたローミング先で割り振られたＩ
Ｐアドレスに呼出しをかける。 （１８）ローミング先のアクセスポイントは、呼出され
たＩＰアドレスと電話番号情報が一致するか等判断し、
接続の可否を呼び出し元のアクセスポイント１に返答す
る。 （１９）呼出しが完了すると、通話相手のローミング先
のアクセスポイントは、呼出し元に接続が完了した旨返
答する。続いて音声パケットを転送する。このようにし
て、発信を行うことができる。
【００２５】実施例のローミングサービスシステムにお
ける接続後の接続の維持管理の一例を示す。 （２１）呼出し元のアクセスポイント１は、キャリア側
とインターネット側双方の接続を監視し、先に接続が完
了した側で通話を開始する。アクセスポイント１は、課
金サーバ４に対して通話を開始した旨を通知し、課金サ
ーバ４は利用時間と通話相手等の情報を格納する。 （２２）キャリア側、インターネット側の両方で接続が
可能な場合、キャリア側で通話を開始すると、アクセス
ポイント１は、接続装置３に対して課金情報を問合せ、
円／秒で表す通信単価を割り出す。 （２３）アクセスポイント１は、インターネット側から
着信したパケット中のルーティング情報から所要時間を
割り出す。この作業を繰り返すため、ローミング先のア
クセスポイントに当分の間キャリア側に送信しているパ
ケットのコピーをインターネット側へ送信させる。同様
に、ローミング先のアクセスポイントに対してキャリア
側に送信しているパケットのコピーをインターネット側
へ送信する。こうして、所要時間を割り出す。 （２４）所要時間が音声通話サービスを可能とする、例
えば３０ミリ秒以下ならばキャリア側の接続を切断し、
インターネット側に切り換える。 （２５）切り換えのタイミングは、先に得られたキャリ
ア側の通信単価で示される秒数に基づき、通話料金が単
価分だけ上がる直前に切り換えが完了するようにアクセ
スポイント間で打合せる。 （２６）打合せは、呼出し元のアクセスポイント１がキ
ャリア側の接続装置に対して切断を要求し、切断を確認
した時点で通話相手のローミング先のアクセスポイント
に対してのみ音声パケットを送信する。合わせて、通話
相手のローミング先のアクセスポイントにインターネッ
ト側のみに音声パケットを送信するよう要求する。この
ようにして、接続後の接続の維持管理を行うことができ
る。なお、携帯端末が移動してアクセスポイントが替わ
る場合には、音声蓄積により、会話を継続させる。音声
蓄積の手続に好きについては、次の段落で説明する。
ける接続後の接続の維持管理の一例を示す。 （２１）呼出し元のアクセスポイント１は、キャリア側
とインターネット側双方の接続を監視し、先に接続が完
了した側で通話を開始する。アクセスポイント１は、課
金サーバ４に対して通話を開始した旨を通知し、課金サ
ーバ４は利用時間と通話相手等の情報を格納する。 （２２）キャリア側、インターネット側の両方で接続が
可能な場合、キャリア側で通話を開始すると、アクセス
ポイント１は、接続装置３に対して課金情報を問合せ、
円／秒で表す通信単価を割り出す。 （２３）アクセスポイント１は、インターネット側から
着信したパケット中のルーティング情報から所要時間を
割り出す。この作業を繰り返すため、ローミング先のア
クセスポイントに当分の間キャリア側に送信しているパ
ケットのコピーをインターネット側へ送信させる。同様
に、ローミング先のアクセスポイントに対してキャリア
側に送信しているパケットのコピーをインターネット側
へ送信する。こうして、所要時間を割り出す。 （２４）所要時間が音声通話サービスを可能とする、例
えば３０ミリ秒以下ならばキャリア側の接続を切断し、
インターネット側に切り換える。 （２５）切り換えのタイミングは、先に得られたキャリ
ア側の通信単価で示される秒数に基づき、通話料金が単
価分だけ上がる直前に切り換えが完了するようにアクセ
スポイント間で打合せる。 （２６）打合せは、呼出し元のアクセスポイント１がキ
ャリア側の接続装置に対して切断を要求し、切断を確認
した時点で通話相手のローミング先のアクセスポイント
に対してのみ音声パケットを送信する。合わせて、通話
相手のローミング先のアクセスポイントにインターネッ
ト側のみに音声パケットを送信するよう要求する。この
ようにして、接続後の接続の維持管理を行うことができ
る。なお、携帯端末が移動してアクセスポイントが替わ
る場合には、音声蓄積により、会話を継続させる。音声
蓄積の手続に好きについては、次の段落で説明する。
【００２６】実施例のローミングサービスシステムにお
ける音声蓄積の手続の一例を説明する。 （３１）携帯電話７１が通話中にアクセスポイント間を
移動した場合、アクセスポイント１が同一ＣＡＴＶ会社
に属する限り、通話を継続できる。移動前のアクセスポ
イントは、携帯電話７１からの応答がたまに無くなる、
もしくは無くなった場合、携帯電話７１への接続を試み
ながら、他方で近隣のアクセスポイント経由で携帯電話
７１の接続を試みる。近隣のアクセスポイントの一つが
携帯電話７１との接続に成功すると、このアクセスポイ
ントを移動後のアクセスポイントと見なし、パケットを
移動後のアクセスポイントに中継する。 （３２）同時に、前述の電話帳サーバ５３とローミング
先のアクセスポイントに新たなアクセスポイントでのＩ
Ｐアドレスを送付する。 （３３）ローミング先のアクセスポイントは、音声パケ
ットのコピーを新たなＩＰアドレスへ送付し、移動後の
アクセスポイントが移動前のアクセスポイントに切り換
えが確認された旨通知する。移動前のアクセスポイント
は、ローミング先のアクセスポイントに移動前のアクセ
スポイントへの音声パケットの送信終了を指示する。同
時に、課金サーバ４に通話先のアクセスポイントが変更
になった旨通知する。以後の通話は、ローミング後のア
クセスポイントが課金サーバ４に課金を要求し、決済す
る。 （３４）移動中に移動前のアクセスポイントに到着した
音声パケットは、蓄積され、タイムシフト型の留守番電
話機能を実現する。移動後のアクセスポイントが携帯電
話との接続を確立すると、移動前のアクセスポイントに
蓄積された音声パケットが到着する。 （３５）蓄積された音声パケットの再生が終了するま
で、通話相手には再接続中と通知され、通話相手発の音
声パケットは廃棄される。再生中に通話相手に対する音
声パケットは送信されるので、再接続中の通知はいずれ
この音声パケットにより置き換えられ、通話相手は携帯
電話がまだつながっていると認識する。再生が終了する
と、例えば“ピッ”という音が通話相手に送られること
で通知される。 （３６）蓄積される音声パケットは、蓄積時ないし再生
時に離散コサイン変換に基づく信号処理により間引き処
理が行われて、例えば通話相手が５秒間で話した音声デ
ータを５秒以下に縮めて同等の音声品質で再生し、所謂
タイムシフト再生を実現する。 （３７）ハンドオフに失敗し不意に切断した場合でも、
音声の蓄積は行われる。再接続のためリダイアルを行う
とリダイアル中に蓄積された音声を留守番電話機能と同
等の手順で再生できる。また、前述の通り再生時間を短
縮できる。このようにして、音声蓄積の手続を行うこと
ができ、従来の携帯電話の基地局ではリアルタイム性が
求められていた基地局間での携帯端末の追跡と再接続
は、音声蓄積により可能となる。
ける音声蓄積の手続の一例を説明する。 （３１）携帯電話７１が通話中にアクセスポイント間を
移動した場合、アクセスポイント１が同一ＣＡＴＶ会社
に属する限り、通話を継続できる。移動前のアクセスポ
イントは、携帯電話７１からの応答がたまに無くなる、
もしくは無くなった場合、携帯電話７１への接続を試み
ながら、他方で近隣のアクセスポイント経由で携帯電話
７１の接続を試みる。近隣のアクセスポイントの一つが
携帯電話７１との接続に成功すると、このアクセスポイ
ントを移動後のアクセスポイントと見なし、パケットを
移動後のアクセスポイントに中継する。 （３２）同時に、前述の電話帳サーバ５３とローミング
先のアクセスポイントに新たなアクセスポイントでのＩ
Ｐアドレスを送付する。 （３３）ローミング先のアクセスポイントは、音声パケ
ットのコピーを新たなＩＰアドレスへ送付し、移動後の
アクセスポイントが移動前のアクセスポイントに切り換
えが確認された旨通知する。移動前のアクセスポイント
は、ローミング先のアクセスポイントに移動前のアクセ
スポイントへの音声パケットの送信終了を指示する。同
時に、課金サーバ４に通話先のアクセスポイントが変更
になった旨通知する。以後の通話は、ローミング後のア
クセスポイントが課金サーバ４に課金を要求し、決済す
る。 （３４）移動中に移動前のアクセスポイントに到着した
音声パケットは、蓄積され、タイムシフト型の留守番電
話機能を実現する。移動後のアクセスポイントが携帯電
話との接続を確立すると、移動前のアクセスポイントに
蓄積された音声パケットが到着する。 （３５）蓄積された音声パケットの再生が終了するま
で、通話相手には再接続中と通知され、通話相手発の音
声パケットは廃棄される。再生中に通話相手に対する音
声パケットは送信されるので、再接続中の通知はいずれ
この音声パケットにより置き換えられ、通話相手は携帯
電話がまだつながっていると認識する。再生が終了する
と、例えば“ピッ”という音が通話相手に送られること
で通知される。 （３６）蓄積される音声パケットは、蓄積時ないし再生
時に離散コサイン変換に基づく信号処理により間引き処
理が行われて、例えば通話相手が５秒間で話した音声デ
ータを５秒以下に縮めて同等の音声品質で再生し、所謂
タイムシフト再生を実現する。 （３７）ハンドオフに失敗し不意に切断した場合でも、
音声の蓄積は行われる。再接続のためリダイアルを行う
とリダイアル中に蓄積された音声を留守番電話機能と同
等の手順で再生できる。また、前述の通り再生時間を短
縮できる。このようにして、音声蓄積の手続を行うこと
ができ、従来の携帯電話の基地局ではリアルタイム性が
求められていた基地局間での携帯端末の追跡と再接続
は、音声蓄積により可能となる。
【００２７】実施例のローミングサービスシステムにお
ける切断の手順の一例について説明する。 （４１）何らかの理由で切断されると、アクセスポイン
ト１は、課金サーバ４にローミング先のアクセスポイン
トを通知する。課金サーバ４は、ローミング先のアクセ
スポイントと打合せて代金を決定し、決済サーバ５２に
通知して決済を依頼する。 （４２）キャリア側で決済が代行されない場合、キャリ
ア側で発生した回線使用量のうち接続料は接続装置を持
つＣＡＴＶから徴収され、それ以外の代金は決済サーバ
５２が代行してキャリアに支払われる。 （４３）一連のアクセスポイント間の通信では、アクセ
スポイント間でＰＫＩ等を用いた認証作業を行い、コマ
ンド発行元のアクセスポイントが信頼できることを確認
し、コマンドが有効だと判断し、コマンドを処理する。
このようにして、切断を行うことができる。
ける切断の手順の一例について説明する。 （４１）何らかの理由で切断されると、アクセスポイン
ト１は、課金サーバ４にローミング先のアクセスポイン
トを通知する。課金サーバ４は、ローミング先のアクセ
スポイントと打合せて代金を決定し、決済サーバ５２に
通知して決済を依頼する。 （４２）キャリア側で決済が代行されない場合、キャリ
ア側で発生した回線使用量のうち接続料は接続装置を持
つＣＡＴＶから徴収され、それ以外の代金は決済サーバ
５２が代行してキャリアに支払われる。 （４３）一連のアクセスポイント間の通信では、アクセ
スポイント間でＰＫＩ等を用いた認証作業を行い、コマ
ンド発行元のアクセスポイントが信頼できることを確認
し、コマンドが有効だと判断し、コマンドを処理する。
このようにして、切断を行うことができる。
【００２８】なお、上記実施例では、課金サーバ、認証
サーバ、決済サーバ、電話帳サーバについて説明した
が、認証サーバに認証確認を要求する機能及び認証サー
バからの認証結果通知を受ける機能、又は決済サーバに
決済を要求する機能及び決済サーバからの決済許諾を受
ける機能、又は電話帳サーバに携帯電話番号登録を要求
する機能、又は課金サーバからの認証確認要求を受ける
機能及び課金サーバに認証結果通知を行う機能、又は課
金サーバからの決済要求を受ける機能及び課金サーバに
決済許諾をする機能、又は課金サーバからの携帯電話番
号登録要求を受ける機能をコンピュータに実行させるた
めのコンピュータ・プログラムを使用すること、あるい
はこのコンピュータ・プログラムを記録したコンピュー
タ読取可能な記録媒体（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ等）を使
用することによりパソコン等を課金サーバ、認証サー
バ、決済サーバ、電話帳サーバとして使用することは、
それぞれ可能である。
サーバ、決済サーバ、電話帳サーバについて説明した
が、認証サーバに認証確認を要求する機能及び認証サー
バからの認証結果通知を受ける機能、又は決済サーバに
決済を要求する機能及び決済サーバからの決済許諾を受
ける機能、又は電話帳サーバに携帯電話番号登録を要求
する機能、又は課金サーバからの認証確認要求を受ける
機能及び課金サーバに認証結果通知を行う機能、又は課
金サーバからの決済要求を受ける機能及び課金サーバに
決済許諾をする機能、又は課金サーバからの携帯電話番
号登録要求を受ける機能をコンピュータに実行させるた
めのコンピュータ・プログラムを使用すること、あるい
はこのコンピュータ・プログラムを記録したコンピュー
タ読取可能な記録媒体（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ等）を使
用することによりパソコン等を課金サーバ、認証サー
バ、決済サーバ、電話帳サーバとして使用することは、
それぞれ可能である。
【００２９】
【発明の効果】本発明によれば、携帯電話からの通話を
可能とし、そして、通信速度の速いサービスを行うこと
ができるローミングサービスシステムを得ることができ
る。
可能とし、そして、通信速度の速いサービスを行うこと
ができるローミングサービスシステムを得ることができ
る。
【図１】実施例のローミングサービスシステムの説明
図。
図。
【図２】ケーブルテレビ網を利用した通話システムの説
明図。
明図。
１ アクセスポイント ２ ケーブルテレビ網 ３ 接続装置 ４ 課金サーバ ５１ 認証サーバ ５２ 決済サーバ ５３ 電話帳サーバ ６１ インターネット網 ６２ 加入者電話網 ６３ 課金サーバ ６４ アクセスポイント ６５ 光ファイバ網 ６６ 接続装置 ６７ 課金サーバ ７１、７２ 携帯電話 ８１ａ、８１ｂ、８２ａ 固定電話 １１ａ、１２ａ、１１ｂ ＳＴＢ又はケーブルモデム
フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C064 BA07 BB01 BB05 BB07 BC01 BC07 BC11 BC18 BD04 BD13 5K025 EE13 HH01 HH04 5K051 BB01 CC00 CC01 CC02 CC07 CC15 DD12 DD13 DD14 DD15 FF18 GG17 HH15 HH27 JJ13 5K067 AA29 AA34 BB04 BB21 DD11 DD16 DD17 DD29 DD51 EE02 EE10 EE16 FF04 HH11 HH17 HH22 HH31 5K101 LL01 LL02 LL06 LL12 NN15 NN23 NN48 RR05 SS08
Claims (15)
- 【請求項１】 ケーブルテレビ網と、公衆電話網への接
続を行う接続装置と、課金サーバとを備えるローミング
サービスシステムであって、 携帯電話からの加入要求を受けるアクセスポイントを備
えることを特徴とするローミングサービスシステム。 - 【請求項２】 請求項１記載のローミングサービスシス
テムにおいて、 上記課金サーバは、認証サーバに認証確認を要求する機
能と、認証サーバからの認証結果通知を受ける機能とを
有することを特徴とするローミングサービスシステム。 - 【請求項３】 請求項１記載のローミングサービスシス
テムにおいて、 上記課金サーバは、決済サーバに決済伺いを行う機能
と、決済サーバからの決済許諾を受ける機能とを有する
ことを特徴とするローミングサービスシステム。 - 【請求項４】 請求項１記載のローミングサービスシス
テムにおいて、 上記課金サーバは、電話帳サーバに携帯電話番号登録を
要求する機能を有することを特徴とするローミングサー
ビスシステム。 - 【請求項５】 携帯電話からの加入要求を受けるアクセ
スポイント、ケーブルテレビ網及び公衆電話網への接続
を行う接続装置とでローミングサービスシステムを構成
する課金サーバであって、 認証サーバに認証確認を要求する機能と、該認証サーバ
からの認証結果通知を受ける機能とを有することを特徴
とする課金サーバ。 - 【請求項６】 携帯電話からの加入要求を受けるアクセ
スポイント、ケーブルテレビ網及び公衆電話網への接続
を行う接続装置とでローミングサービスシステムを構成
する課金サーバであって、 決済サーバに決済を要求する機能と、該決済サーバから
の決済許諾を受ける機能とを有することを特徴とする課
金サーバ。 - 【請求項７】 携帯電話からの加入要求を受けるアクセ
スポイント、ケーブルテレビ網及び公衆電話網への接続
を行う接続装置とでローミングサービスシステムを構成
する課金サーバであって、 電話帳サーバに携帯電話番号登録を要求する機能を有す
ることを特徴とする課金サーバ。 - 【請求項８】 携帯電話からの加入要求を受けるアクセ
スポイント、ケーブルテレビ網及び課金サーバとでロー
ミングサービスシステムを構成する接続装置であって、 音声データを蓄積しタイムシフト再生を実現し、確実に
アクセスポイント間のハンドオフを実現する機能を有す
ることを特徴とする接続装置。 - 【請求項９】 請求項８記載の接続装置において、 不意の切断でも音声データを蓄積し、再接続時に留守番
電話機能として再生ができ、必要に応じて高速（間引
き）再生する機能を有することを特徴とする接続装置。 - 【請求項１０】 請求項８又は９に記載の接続装置にお
いて、 インターネット電話に対し、音声データを蓄積しタイム
シフト再生を実現する音声蓄積機能を有することを特徴
とする接続装置。 - 【請求項１１】 携帯電話からの加入要求を受けるアク
セスポイント、ケーブルテレビ網、公衆電話網への接続
を行う接続装置及び課金サーバからなるローミングサー
ビスシステムに接続される認証サーバであって、 前記課金サーバからの認証確認要求を受ける機能と、該
課金サーバに認証結果通知を行う機能とを有することを
特徴とする認証サーバ。 - 【請求項１２】 携帯電話からの加入要求を受けるアク
セスポイント、ケーブルテレビ網、公衆電話網への接続
を行う接続装置及び課金サーバとで構成されるローミン
グサービスシステムに接続される決済サーバであって、 前記課金サーバからの決済要求を受ける機能と、該課金
サーバに決済許諾をする機能とを有することを特徴とす
る決済サーバ。 - 【請求項１３】 携帯電話からの加入要求を受けるアク
セスポイント、ケーブルテレビ網、公衆電話網への接続
を行う接続装置及び課金サーバと構成されるローミング
サービスシステムに接続される電話帳サーバであって、 前記課金サーバからの携帯電話番号登録要求を受ける機
能を有することを特徴とする電話帳サーバ。 - 【請求項１４】 請求項１３記載の電話帳サーバにおい
て、 事前の登録内容を参照し登録先へローミング中かどうか
利用中かどうか問合せて電話番号とアクセスポイントの
１対１対応を保証する機能を有することを特徴とする電
話帳サーバ。 - 【請求項１５】 携帯電話からの加入要求を受けるアク
セスポイント、ケーブルテレビ網及び公衆電話網への接
続を行う接続装置とでローミングサービスシステムを構
成する課金サーバあるいは該ローミングサービスシステ
ムに接続される認証サーバ、決済サーバ又は電話帳サー
バとするコンピュータ・ソフトウエアであって、 認証サーバに認証確認を要求する機能及び該認証サーバ
からの認証結果通知を受ける機能、又は決済サーバに決
済を要求する機能及び該決済サーバからの決済許諾を受
ける機能、又は電話帳サーバに携帯電話番号登録を要求
する機能、あるいは課金サーバからの認証確認要求を受
ける機能及び該課金サーバに認証結果通知を行う機能、
又は課金サーバからの決済要求を受ける機能及び該課金
サーバに決済許諾をする機能、又は課金サーバからの携
帯電話番号登録要求を受ける機能をコンピュータに実行
させるコンピュータ・ソフトウエア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001098516A JP2002300311A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | ローミングサービスシステム及び課金サーバ、接続装置、認証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバ並びにコンピュータ・ソフトウエア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001098516A JP2002300311A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | ローミングサービスシステム及び課金サーバ、接続装置、認証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバ並びにコンピュータ・ソフトウエア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002300311A true JP2002300311A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18952161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001098516A Pending JP2002300311A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | ローミングサービスシステム及び課金サーバ、接続装置、認証サーバ、決済サーバ、電話帳サーバ並びにコンピュータ・ソフトウエア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002300311A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100470071B1 (ko) * | 2002-12-23 | 2005-02-05 | 한국전자통신연구원 | 무선랜 망간 연동 시스템의 통합정보 관리기능을 가지는인증 서버 장치 |
| JP2005184830A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Samsung Electronics Co Ltd | 高速無線ｌａｎシステム |
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