JP2007150739A - インターホン装置、ナースコールシステム、及び徘徊報知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 骨伝導無線受信機を用いることにより、特定の居住者のみ、或いは聴力に障害のある人への呼出報知を可能とする。
【解決手段】 インターホン親機2は、インターホン子機1からの呼出信号、トイレ/バスに設置された外部呼出装置6からの呼出信号を受信したら、呼出元に応じて予め設定された呼出動作をする。例えば、外部呼出装置6からの呼び出しの場合は、無線送信機3を介して骨伝導無線受信機4のみへ呼出信号を送信するよう設定することで、骨伝導無線受信機4を携帯した利用者にのみ呼び出しが成され、プライバシーを保護できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の人のみを呼び出すことができ、また聴覚障害者や徘徊者であっても呼び出しができるインターホン装置、ナースコールシステム、及び徘徊報知システムに関する。
例えばインターホン装置において、居室に設置されるインターホン親機に加えて無線式の副親機を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。このようなインターホン装置は、副親機を携帯可能とすることで居住者が移動する際に持ち歩けば、玄関に設置されたインターホン子機からの呼び出しがあった際、無理なくそれに応答することを可能としている。
一方で、従来の音圧型スピーカに換えて骨伝導スピーカを用いた補聴器や通話機器が開発されている。例えば、特許文献2では骨伝導スピーカを携帯電話に組み込んで、聴覚障害者であっても通話を可能としている。
特開2000−224316号公報 特開2004−187031号公報
しかしながら、インターホン副親機を無線式にして携帯できるようになっても、呼び出しは従来の拡声スピーカで行われるため、携帯した特定の人を呼び出そうとしても呼出音は付近にいる人が気づき、特定の人だけの呼び出しは不可能であった。例えば、夜間等特定の人のみ呼び出したい場合でも付近にいる人も呼び出しに気づき迷惑を掛ける場合があった。また、呼び出したい人が聴力に障害のある人の場合、拡声スピーカを使用して呼び出しても、スムーズな呼び出しができず、周囲の人に迷惑を掛けていた。
また、近年、病院や介護施設において徘徊者の管理が問題となっており、徘徊者に対して適切に戻ることを促すことができるインターホン装置(徘徊報知システム)があれば、看護師や介護者はいちいち徘徊者を探しに出かける労力を軽減できるし、徘徊者にとっても、危険な場所に出かけてしまうようなことが無くなる。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、骨伝導無線受信機を用いることにより、特定の人、或いは聴力に障害のある人への呼び出しを可能とするインターホン装置、ナースコールシステムを提供し、更に徘徊者に対して呼び出しを掛けることができる徘徊報知システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明係るインターホン装置は、居住者を呼び出す為に玄関に設置されたインターホン子機と、インターホン子機からの呼び出しに応答するためのインターホン親機と、前記インターホン親機に接続されて呼出信号を無線送信する無線送信機と、無線送信機からの呼出信号を受信して呼出動作する携帯可能な骨伝導通無線受信器とを有し、インターホン親機は、インターホン子機からの呼出信号を受信したら、或いはトイレ/バスに設置された呼出装置や防犯センサ等の外部呼出装置が接続されている場合はその呼出信号を受信したら、無線送信機を介して骨伝導無線受信機へ呼出信号を送信して、骨伝導無線受信機を携帯した利用者に対して呼び出しを通知することを特徴とする。
この構成により、居住者或いは呼出対象が聴力に障害のある人、或いは難聴な人であっても容易に呼び出しが成されていることを知らせることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、インターホン親機は、受信する呼出信号の種類に応じて無線送信機を介して骨伝導無線受信機へ呼び出しをするか否かを設定する呼出設定手段と、呼出設定手段により設定した設定情報を記憶する呼出記憶手段とを備え、骨伝導無線受信機へ呼出信号を送信する場合には、インターホン親機での呼出報知を禁止する制御をおこなう制御手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、骨伝導無線受信機を装着している特定の人のみに周囲に知らせること無く呼び出しを掛けることができ、プライバシーを保護できる。
請求項3の発明に係るナースコールシステムは、看護師を呼び出すためのナースコール子機と、ナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、呼出信号を無線送信する無線送信機と、無線送信機からの呼出信号を受信して呼出動作する携帯可能な骨伝導無線受信機とを有し、骨伝導無線受信機は、ナースコール子機及びナースコール親機の少なくとも何れか一方から無線送信機を介して呼び出しが可能であることを特徴とする。
この構成により、骨伝導無線受信機は、ナースコール親機、或いはナースコール子機から呼び出しができ、聴力に障害のある患者であっても容易に呼び出しできるし、周囲の患者に迷惑を掛けずに呼び出しできる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の発明において、ナースコール親機からの呼び出しが、骨伝導無線受信機を携帯した患者に対する個別呼び出しの場合には、ナースコール子機からの呼び出しを停止して骨伝導無線受信機のみ報知させ、一斉放送或いは病室別放送においては病室スピーカおよび/またはナースコール子機から報知させると共に骨伝導無線受信機からも報知させることを特徴とする。
この構成により、骨伝導無線受信機を装着した患者が、個別呼び出しの際にナースコール子機と骨伝導無線受信機の双方が同時に呼出動作することが無いので、患者が混乱するようなことがない。そして、一斉放送に対してはスピーカと骨伝導の双方で報知することで確実に患者に知らせることができる。
請求項5の発明に係る徘徊報知システムは、呼出信号を無線送信する無線送信機と、常時所定の無線信号を出力すると共に無線送信機からの呼出信号を受信して呼出動作する複数の携帯可能な骨伝導無線送受信機と、骨伝導無線送受信機の発する所定の無線信号を受信してその接近を検知する通過検知機と、これらを制御する徘徊報知制御機とを有し、骨伝導無線送受信機を携帯した徘徊者が、通過検知機に接近したら通過検知機がそれを検知して徘徊報知制御機に信号を出力し、徘徊報知制御機はその信号を受けて、通過検知機に接近した骨伝導無線送受信機に対して呼出報知を行うことを特徴とする。
この構成により、徘徊者が所定のエリアから外れて徘徊するような場合を検知して徘徊を止めるように促すことが可能となり、看護師や介護者の負担を軽減できる。また、この呼び出しは対象となる徘徊者のみに対して実施できるので、他の徘徊者や患者等が気づくことが無く、深夜であっても実施できる。尚、「通過検知機に接近したら」とは、通過検知機がゲート状の通過センサを備えている場合は、そのゲートの通過を含むものである。
請求項6の発明は、請求項5に記載の発明において、徘徊報知制御機は、骨伝導無線送受信機ごとに、通過検知機が骨伝導無線送受信機の接近を検知したとき徘徊報知制御機と骨伝導無線送受信機の双方から呼出報知を行うか、骨伝導無線送受信機のみに呼出報知をおこなうかを設定する呼出設定手段、及び設定手段により設定した設定情報を記憶する呼出記憶手段とを有し、設定内容に従い報知制御することを特徴とする。
この構成により、徘徊者に応じて報知動作を変更できるので、徘徊者の認知症等の状況に応じて夫々の徘徊者に適した対応が可能となり、管理者は対応し易くなる。
請求項7の発明は、請求項5に記載の発明において、通過検知機が骨伝導無線送受信機への接近を検知した際に、検知した骨伝導無線送受信機のみに呼出報知する設定となっている場合、徘徊報知制御機は、通過検知機が徘徊者を検知してから一定時間経過しても骨伝導無線送受信機を装着している徘徊者が所定エリア内にいないと判断したら、徘徊報知制御機が報知動作することを特徴とする。
この構成により、徘徊者が所定エリアから出たままであることを管理者等に知らせるので、徘徊者を放置するような状況を防ぐことができる。
本発明に係るインターホン装置によれば、居住者が聴力に障害のある人、或いは難聴な人であっても容易に呼び出しが成されていることを知らせることができる。また、骨伝導無線受信機を装着している特定の人のみに呼び出しを掛けることができ、プライバシーを保護できる。
また、本発明に係るナースコールシステムによれば、骨伝導無線受信機は、ナースコール親機、或いはナースコール子機から呼び出しができ、聴力に障害のある患者であっても容易に呼び出しできるし、周囲の患者に迷惑を掛けずに呼び出しできる。
また、本発明に係る徘徊報知システムによれば、徘徊者に応じて報知動作を変更できるので、徘徊者の認知症等の状況に応じて夫々の徘徊者に適した対応が可能となり、管理者は対応し易くなる。また、徘徊者が所定エリアから出たままであることを管理者等に知らせるので、徘徊者を放置するような状況を防ぐことができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。最初に本発明に係るインターホン装置を説明する。図1は、インターホン装置の一例を示す構成図であり、1は玄関等に設置して来訪者が居住者を呼び出すためのインターホン子機、2はインターホン子機からの呼び出しに応答するためのインターホン親機、3は無線送信機、4は骨伝導スピーカを備え、無線送信機3からの送信電波を受信して呼出動作する複数の携帯可能な骨伝導無線受信機、5は外部スピーカ、6はトイレやバスに設置された呼出機或いは窓等に設置された防犯センサ等の外部呼出装置を示している。インターホン子機1、無線送信機3、外部スピーカ5、外部呼出装置6はインターホン親機2に接続されている。尚、7は骨伝導無線受信機4を携帯した居住者を示している。
そしてインターホン親機2は、複数の骨伝導無線受信機4の中から呼び出す骨伝導無線受信機4を設定操作する操作部10と、設定情報を記憶する記憶部11、インターホン子機1を接続する子機用I/F(インターフェイス、以下同様)12、無線送信機3を接続する送信機用I/F13、外部呼出装置6を接続する呼出機用I/F14、外部スピーカ5を接続するスピーカ用I/F15を有している。
このインターホン装置の動作は次のようである。インターホン子機1から呼び出しが成され、送出された呼出信号をインターホン親機2が受信すると、インターホン親機2及び外部スピーカ5で呼び出しが成されると共に、無線送信機3を介して骨伝導無線受信機4より呼び出しが成される。呼出動作する骨伝導無線受信機4は予めインターホン親機2の操作部10で設定され、記憶部11で記憶されており、個々の骨伝導無線受信機4に設定されたIDを選択することで設定される。
この呼び出しを受けてインターホン親機2で応答する場合は、従来の操作と同様にインターホン親機2の応答操作によりインターホン子機1との間で通話が形成される。
骨伝導無線受信機4を携帯した居住者が応答する場合は、呼び出しを受けたらインターホン親機2設置場所まで赴き、インターホン親機2を操作して応答する。この場合、インターホン親機2の操作部10を所定の操作することで、インターホン子機1からの通話音声が骨伝導無線受信機4の骨伝導スピーカから伝えられ、聴力に障害のある居住者でも良好に通話することができる。
また、外部呼出装置6から呼び出しが成されたら、インターホン親機2、外部スピーカ5、全ての骨伝導無線受信機4で呼び出し動作させても良いし、予め設定した特定の骨伝導無線受信機4のみを呼び出す設定としても良い。例えば、防犯センサの警報動作に対してはインターホン親機2、及び全ての骨伝導無線受信機4を呼び出すよう設定すると良いし、トイレやバスに設置された呼出装置からの呼出信号である場合は、特定の骨伝導無線受信機4のみに呼び出しを掛けるよう設定すると都合がよい。全ての機器に呼び出しを掛ければ、呼び出しに対して速やかに対応することができるし、予め設定した特定の機器に呼び出しを掛ければプライバシーの保護が図れる。
このように、骨伝導無線受信機を使用することで、居住者が聴力に障害のある人、或いは騒音下にいる人であっても容易に呼び出しが成されていることを知らせることができる。また、骨伝導無線受信機を装着している特定の人のみに呼び出しを掛けることができ、プライバシーを保護できる。
次に、本発明のナースコールシステムを説明する。図2はナースコールシステムの一例を示す構成図であり、20はプレート子機20a及び呼出ボタン20bから成り、看護師を呼び出すために各ベッド毎に設置されたナースコール子機、21はナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機、22はシステムを制御する制御機、23は呼び出しを報知する廊下灯、24は呼出信号を無線送信する無線送信機、25は無線送信機24からの呼出信号を受けて呼出動作する携帯可能な骨伝導無線受信機であり、図2は患者27が骨伝導無線受信機25を携帯している状態を示している。
ナースコール親機21は、個々の患者情報を表示した患者ボード21aと、応答操作するためのハンドセット等を備えた通話部21b、及び操作部21cを有し、ナースコール子機20のプレート子機20aは、骨伝導無線受信機25を呼び出すための呼出ボタン26が設けられている。
このナースコールシステムの動作は次のようである。ナースコール子機20の呼出ボタン20bを押下した場合の呼出動作は従来と同様であり、廊下灯23、制御機22を介してナースコール親機21にて呼び出しが報知される。同時にナースコール親機21の患者ボード21aの呼出操作をしたナースコール子機20に対応した患者表示部のランプが点灯動作する。この呼び出しを受けて看護師が通話部21bで応答操作すると、呼出操作した患者のナースコール子機20との間で通話路が形成され、通話が可能となる。
次に、骨伝導無線受信機25を携帯した患者を呼び出す操作を説明する。ナースコール親機の操作部21cを操作して骨伝導無線受信機25の呼び出しができ、骨伝導無線受信機25を携帯した患者に対する個別呼び出しを実施できる。この場合は、ナースコール子機20からの呼び出しは行わず骨伝導無線受信機25のみ呼出報知動作する。呼出操作により制御機22は無線送信機24から、呼出操作された骨伝導無線受信機25のID情報を含む呼出信号を出力し、対応する骨伝導無線受信機25のみが応答して呼出動作する。
このように、周囲に報知すること無く患者を個別に呼び出しできるし、聴力に障害のある患者に骨伝導無線受信機を携帯させれば、そのような患者であっても容易に容易に呼び出しでき、周囲の患者に迷惑を掛けないで済む。
一方で、ナースコール親機21において一斉放送或いは病室別放送を実施した場合、病室スピーカ(図示せず)、ナースコール子機20、更に骨伝導無線受信機25からも報知される。尚、この場合、病室スピーカ或いはナースコール子機20の何れか一方と骨伝導無線受信機25で報知しても良い。
このように、同時に複数の患者を呼び出す場合には、骨伝導無線受信機も含めて呼出動作することで、患者がどのような状況であっても確実に呼び出し報知することができる。
また、ナースコール子機20のプレート子機20aからも骨伝導無線受信機25を呼び出すことができる。ベッド毎に設けられているプレート子機20の呼出ボタン26を押下すると、そのプレート子機IDを制御機22が検知して、対応したIDを有する骨伝導無線受信機25を呼び出す。
このように、骨伝導無線受信機は、ナースコール子機からでも呼び出しができ、患者がベッドにいない場合に容易に呼び出しでき、看護師の負担を軽減できる。
次に、本発明の徘徊報知システムを説明する。図3、図4は徘徊報知システムの一例を示し、図3は構成図、図4は要部ブロック図である。図3に示すように、システムを制御する徘徊報知制御機30、無線送信機31、複数の携帯可能な骨伝導無線送受信機32、徘徊者の接近を検知する通過検知機33、外部スピーカ34を備えている。尚、報知制御機30から骨伝導無線送受信機32を常時呼び出し可能である。35は骨伝導無線送受信機32を携帯した徘徊者を示している。
そして、図4に示すように、徘徊報知制御機30はシステムを制御する制御機CPU37、個々の骨伝導無線送受信機32のID及びID毎の設定を記憶するID情報記憶部38、設定操作する操作部39、無線送信機31を接続する送信機用I/F40、通過検知機33を接続する検知機用I/F41等を備えている。また無線送信機31は、アンテナ42を備えた無線送信回路43、徘徊報知制御機30に接続するためのI/F44を有している。
骨伝導無線送受信機32は、無線送信機31の信号を受信するアンテナ46を備えた無線受信機47、骨伝導無線送受信機32を制御する送受信機CPU48、自身の位置を知らせるための情報を無線発信するアンテナ49を備えた無線送信機50、骨伝導スピーカ51及びその増幅機(SPアンプ)52を備えている。そして、無線送信機31から呼出信号が送信されたら、その信号を受信して骨伝導スピーカ51から呼出音を送出する。また、無線送信機50からは自身のID情報を含むID信号を常時発信している。
通過検知機33は、徘徊者の通過を検知する例えば赤外線センサから成るセンサ部54、骨伝導無線送受信機32の送信電波を検知するアンテナ55を有する無線受信機56、徘徊報知制御機30を接続するI/F57、通過検知機33を制御する検知器CPU58を備え、所定の通路等に設置され、その設置場所を徘徊者35が通過したら、徘徊者35の通過を検知すると共に、その徘徊者35が携帯している骨伝導無線送受信機32が発信しているID信号を受信して通過した骨伝導無線送受信機32を特定する。
この徘徊報知システムの動作は次のようである。まず、骨伝導無線送受信機32ごとに呼び出し動作形態が徘徊報知制御機30のID情報記憶部38に記憶されている。この情報は操作部39の操作で記憶され、例えば図5の表図に示すように設定され記憶されている。
図5を具体的に説明すると、A部は呼出設定内容を示し、呼出設定「子機1呼出」の場合、徘徊報知制御機30から呼出操作した際に、全ての骨伝導無線送受信機32の呼び出しが成される。また、呼出設定「子機2呼出」の場合、特定の骨伝導無線送受信機32(ID2の骨伝導無線送受信機)と外部スピーカ34から呼び出しが成される。尚、ここでは、個々の骨伝導無線送受信機32にID1,ID2・・・の順で符号が付与されている。
一方、図5のB部は通過検知機33のセンサ部54が骨伝導無線送受信機32の通過を検知した際の呼出動作設定の内容を示している。受信したID情報から通過した骨伝導無線送受信機32を特定し、その骨伝導無線送受信機32が上記ID1の場合、その骨伝導無線送受信機32のみから呼び出しを掛ける。また、ID2の骨伝導無線送受信機32の通過を検知したら、全ての骨伝導無線送受信機32と外部スピーカ34から呼び出しを掛けるよう動作するよう設定されている。
そして、通過検知機33が骨伝導無線送受信機32の通過を検知した際に、検知した骨伝導無線送受信機32のみに呼出報知する設定となっている場合、徘徊報知制御機30は、通過検知機33が徘徊者35を検知してから(図3に示す所定エリアEを徘徊者35が出てから)一定時間経過しても骨伝導無線送受信機32を装着している徘徊者35が所定エリア内に戻らないと判断したら、徘徊報知制御機30が図示しない報知手段により報知動作する設定と成っている。
このように、徘徊者が所定のエリアから外れて徘徊するような場合を検知して徘徊を止めるように促すことが可能となり、看護師や介護者の負担を軽減できる。また、この呼び出しは対象となる徘徊者のみに対して実施可能であり、他の徘徊者や患者等が気づくことが無く、プライバシーの遵守や誤った認知を防ぐことができるし、深夜であっても実施できる。そして、聴力に障害のある患者および騒音下においても明瞭な報知を実施できる。
また、徘徊者に応じて報知動作を変更できるので、徘徊者の認知症等の状況に応じて夫々の徘徊者に適した対応が可能となり、管理者は対応し易くなる。
更に、徘徊者が所定エリアから出たままであることを管理者等に知らせるので、徘徊者を放置するような状況を防ぐことができる。
尚、上記徘徊報知制御機30は、通過検知機33が徘徊者35の通過を検知したら呼出動作する構成となっているが、通過検知機33のセンサ部54が徘徊者35の接近を検知するセンサであって、徘徊者35が通過検知機33へ接近したらそれを検知し徘徊者35に呼び出しをかけても良く、同様に看護師や介護者の負担を軽減できる。
また、この徘徊報知システムは、上記図1に示すインターホン装置のインターホン親機に容易に組み込むことができ、通過検知機を加えることで図1のインターホン装置に徘徊報知システムとしての機能を持たせることができる。また、上記図2に示すナースコールシステムのナースコール親機を徘徊報知制御機とにも容易に組み込むことができ徘徊報知システムとすることができる。
本発明に係るインターホン装置の実施形態の一例を示す構成図である。 本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図である。 本発明に係る徘徊報知システムの一例を示す構成図である。 図3の要部ブロック図である。 図3の徘徊報知制御機の設定内容の一例を示す表図である。
符号の説明
1・・インターホン子機、2・・インターホン親機、3・・無線送信機、4・・骨伝導無線受信機、6・・外部呼出装置、10・・操作部(呼出設定手段)、11・・記憶部(呼出記憶手段)、20・・ナースコール子機、21・・ナースコール親機、24・・無線送信機、25・・骨伝導無線受信機、30・・徘徊報知制御機、31・・無線送信機、32・・骨伝導無線送受信機、33・・通過検知機、34・・外部スピーカ、37・・制御機CPU、39・・操作部(呼出設定手段)、38・・ID情報記憶部(呼出記憶手段)、43・・無線送信回路、51・・骨伝導スピーカ。

Claims (7)

  1. 居住者を呼び出す為に玄関に設置されたインターホン子機と、前記インターホン子機からの呼び出しに応答するためのインターホン親機と、前記インターホン親機に接続されて呼出信号を無線送信する無線送信機と、前記無線送信機からの呼出信号を受信して呼出動作する携帯可能な骨伝導無線受信器とを有し、
    前記インターホン親機は、前記インターホン子機からの呼出信号を受信したら、或いはトイレ/バスに設置された呼出装置や防犯センサ等の外部呼出装置が接続されている場合はその呼出信号を受信したら、前記無線送信機を介して前記骨伝導無線受信機へ呼出信号を送信して、前記骨伝導無線受信機を携帯した利用者に対して呼び出しを通知することを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記インターホン親機は、受信する前記呼出信号の種類に応じて前記無線送信機を介して前記骨伝導無線受信機へ呼び出しをするか否かを設定する呼出設定手段と、前記呼出設定手段により設定した設定情報を記憶する呼出記憶手段とを備え、前記骨伝導無線受信機へ呼出信号を送信する場合には、前記インターホン親機での呼出報知を禁止する制御をおこなう制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  3. 看護師を呼び出すためのナースコール子機と、ナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機と、呼出信号を無線送信する無線送信機と、前記無線送信機からの呼出信号を受信して呼出動作する携帯可能な骨伝導無線受信機とを有し、前記骨伝導無線受信機は、前記ナースコール子機及びナースコール親機の少なくとも何れか一方から前記無線送信機を介して呼び出しが可能であることを特徴とするナースコールシステム。
  4. 前記ナースコール親機からの呼び出しが、前記骨伝導無線受信機を携帯した患者に対する個別呼び出しの場合には、前記ナースコール子機からの呼び出しを停止して前記骨伝導無線受信機のみ報知させ、一斉放送或いは病室別放送においては病室スピーカおよび/またはナースコール子機から報知させると共に、前記骨伝導無線受信機からも報知させることを特徴とする請求項3記載のナースコールシステム。
  5. 呼出信号を無線送信する無線送信機と、常時所定の無線信号を出力すると共に前記無線送信機からの呼出信号を受信して呼出動作する複数の携帯可能な骨伝導無線送受信機と、前記骨伝導無線送受信機の発する所定の無線信号を受信してその接近を検知する通過検知機と、これらを制御する徘徊報知制御機とを有し、
    前記骨伝導無線送受信機を携帯した徘徊者が、前記通過検知機に接近したら前記通過検知機がそれを検知して前記徘徊報知制御機に信号を出力し、前記徘徊報知制御機はその信号を受けて、前記通過検知機に接近した骨伝導無線送受信機に対して呼出報知を行うことを特徴とする徘徊報知システム。
  6. 前記徘徊報知制御機は、前記骨伝導無線送受信機ごとに、通過検知機が前記骨伝導無線送受信機の接近を検知したとき前記徘徊報知制御機と前記骨伝導無線送受信機の双方から呼出報知を行うか、前記骨伝導無線送受信機のみに呼出報知をおこなうかを設定する呼出設定手段、及び前記呼出設定手段により設定した設定情報を記憶する呼出記憶手段とを有し、設定内容に従い報知制御することを特徴とする請求項5記載の徘徊報知システム。
  7. 前記通過検知機が前記骨伝導無線送受信機への接近を検知した際に、検知した前記骨伝導無線送受信機のみに呼出報知する設定となっている場合、
    前記徘徊報知制御機は、前記通過検知機が徘徊者を検知してから一定時間経過しても前記骨伝導無線送受信機を装着している徘徊者が所定エリア内にいないと判断したら、前記徘徊報知制御機が報知動作することを特徴とする請求項5記載の徘徊報知システム。
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