JP2007149431A - 固体酸化物形燃料電池及びその作製方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池及びその作製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】酸素イオンを伝導するセリア系の材料と空気極を構成している材料よりなる中間層における酸素イオンの伝導経路が、より多く形成された状態とする。
【解決手段】平均粒径0.2μmのCe0.80.22(YDC:セリアに酸化イットリウムがドープされた固溶体)の粉体を所定の媒体に分散させてスラリーを作製し、このスラリーをスクリーン印刷法により電解質層101の他方の面に塗布して乾燥し、セリア系材料塗布膜が形成された状態とする。ついで、形成されたセリア系材料塗布膜を1100℃で焼成することで、図1電解質層101の他方の面に、膜厚4μmのセリア焼結体層113が形成された状態とする。次に、セリア焼結体層113に、ランタン(La)とニッケル(Ni)と鉄(Fe)とがイオンとして含まれている(溶解されている)金属溶液を含浸させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、セラミックなどの酸化物よりなる電解質層から構成された固体酸化物形燃料電池及びその作製方法に関するものである。
近年、酸素イオン伝導体を固体酸化物電解質層に用いた固体酸化物形燃料電池に、関心が高まりつつある。特に、エネルギーの有効利用という観点から、固体酸化物形燃料電池は、カルノー効率(熱エネルギー利用効率の限界)の制約を受けないため、本質的に高いエネルギー変換効率を有している。さらに、固体酸化物形燃料電池は、良好な環境保全が期待されるなど、優れた特徴を有している(非特許文献1参照)。
ところで、当初、固体酸化物形燃料電池は、動作温度が900〜1000℃と高く、すべての部材をセラミックから構成していたため、セルスタックの製造コストの低減が容易ではなかった。動作温度を800℃以下好ましくは700℃程度にまで低減することができれば、インターコネクタ(セパレータ)に耐熱合金材料を用いることが可能となり、製造コストの低減が図れるようになる。例えば、La(NiFe)O3などの、ニッケルと鉄とをBサイトに有するペロブスカイト系の金属酸化物は、高い電極活性を有し、これを空気極に用いることで、動作温度の低下が実現できる。しかしながら、動作温度の低下に伴い、例えば、空気極における化学反応の速度が低下し、電気化学的な抵抗である過電圧が急激に増大し、出力電圧の低下を招くという問題が発生する。
ところで、上述したような材料を用いた固体酸化物形燃料電池は、各電極や電解質層を、各材料の微粒子(粉体)の焼結体(セラミック)から構成されている。このため、電極反応の進行する電極/電解質/気体の三相の接する界面(三相界面)の長さを拡大することで、より高い電極特性が得られるようになる。従って、前述した動作温度の低下に伴う出力電圧の低下は、三相界面長を増大することにより解消することが可能である。
三相界面長の増大を図るためには、例えば、電解質層と同様に酸素イオンを伝導するセリア(酸化セリウム)系の材料の粉体と空気極を構成している材料の粉体とを混合した焼結体を中間層として用いる技術がある。セリア系の材料は、前述したペロブスカイト系の空気極材料と反応劣化を引き起こすことがないので、中間層に用いることが可能である。このような中間層を電解質層と空気極との間に設けることで、電解質層と空気極との実質的な接触面積が増加し、三相界面長の増大が期待できる。
田川 博章 著、「固体酸化物燃料電池と地球環境」、株式会社アグネ承風社、1998年。
しかしながら、セリア系の材料は、酸素イオンを伝導させ、一方、空気極を構成している材料は電子を伝導させるものであるため、これらの粉体の混合体では、互いの伝導経路を切断し合い、酸素イオン及び電子の伝導を妨げてしまう。特に、700〜800℃における酸素イオンの伝導度は、電子の伝導度に比較して3桁ほど低いため、酸素イオンの伝導経路が十分に確保されていないと、出力の低下を招くことになる。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、酸素イオンを伝導するセリア系の材料と空気極を構成している材料よりなる中間層における酸素イオンの伝導経路が、より多く形成された状態とすることを目的とする。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池の作製方法は、金属酸化物の粉体の焼結体からなる電解質層の一方の面の上に燃料極が形成された状態とする工程と、電解質層の他方の面の上に、金属酸化物がドープされた酸化セリウムの粉体の焼結体から構成された多孔質状態のセリア焼結体層が形成された状態とする工程と、セリア焼結体層に、ペロブスカイト型酸化物を構成する金属のイオンが溶解した金属溶液を含浸させる工程と、セリア焼結体層が形成された後、電解質層の他方の面の上にペロブスカイト型酸化物の粉体が分散したスラリーを塗布して空気極塗布膜が形成された状態とする工程と、空気極塗布膜を焼成して空気極が形成された状態とする工程と、金属溶液が含浸されたセリア焼結体層を酸素を含む雰囲気中で焼成することで、少なくともランタンを含む金属酸化物の結晶粒がセリア焼結体層の多孔質の孔内に析出された中間層が、電解質層の他方の面に形成された状態とする工程とを少なくとも備え、中間層は、電解質層と空気極との間に形成するようにしたものである。
上記酸化セリウムの粉体は、酸化セリウムの粉体は、酸化イットリウム,酸化サマリウム,及び酸化ガドリニウムの少なくとも一方がドープされたものであればよい。また、金属溶液は、「ランタンのイオンとニッケルのイオンと鉄のイオンとが溶解したもの」,「ランタンのイオンとストロンチウムのイオンと鉄のイオンとが溶解したもの」,「ランタンのイオンとコバルトのイオンとが溶解したもの」,及び「ランタンのイオンとコバルトのイオンとストロンチウムのイオンとが溶解したもの」の少なくとも1つであればよい。また、金属酸化物がドープされた酸化セリウムの粉体に、空気極を形成するためのランタンを含む金属酸化物の粉体を加えた焼結体よりセリア焼結体層を形成するようにしてもよい。
上記固体酸化物形燃料電池の作製方法において、セリア焼結体層に金属イオンが溶解した金属溶液を含浸させる工程は、空気極塗布膜が形成される前に行えばよい。また、セリア焼結体層に金属イオンが溶解した金属溶液を含浸させる工程は、空気極塗布膜が形成された後に行うようにしてもよい。また、セリア焼結体層に金属イオンが溶解した金属溶液を含浸させる工程は、空気極が形成された後に行うようにしてもよい。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池は、金属酸化物の粉体の焼結体からなる電解質層と、この電解質層の一方の面の上に形成された燃料極と、電解質層の他方の面の上に形成された中間層と、この中間層の上に形成され、ペロブスカイト型酸化物の焼結体からなる空気極とを少なくとも備え、中間層は、金属酸化物がドープされた酸化セリウムの粉体の焼結体から構成された多孔質状態のセリア焼結体層に、ペロブスカイト型酸化物を構成する金属のイオンが溶解した金属溶液を含浸させ、この金属溶液が含浸されたセリア焼結体層を焼成することで形成され、上記金属イオンよりなるペロブスカイト型酸化物の結晶粒がセリア焼結体層の多孔質の孔内に析出されたものである。
上記酸化セリウムの粉体は、酸化イットリウム,酸化サマリウム,及び酸化ガドリニウムの少なくとも一方がドープされたものであればよい。また、金属溶液は、ランタンのイオンとニッケルのイオンと鉄のイオンとが溶解したもの,ランタンのイオンとストロンチウムのイオンと鉄のイオンとが溶解したもの,ランタンのイオンとコバルトのイオンとが溶解したもの,及びランタンのイオンとコバルトのイオンとストロンチウムのイオンとが溶解したもの少なくとも1つであればよい。また、セリア焼結体層は、金属酸化物がドープされた酸化セリウムの粉体に、空気極を形成するためのランタンを含む金属酸化物の粉体を加えた焼結体であってもよい。
以上説明したように、本発明では、金属溶液が含浸されたセリア焼結体層を酸素を含む雰囲気中で焼成することで、ペロブスカイト型酸化物の結晶粒がセリア焼結体層の多孔質の孔内に析出された中間層が、電解質層の他方の面に形成された状態とするようにした。この結果、本発明によれば、酸素イオンを伝導するセリア系の材料と空気極を構成している材料よりなる中間層における酸素イオンの伝導経路が、より多く形成された状態となるという優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における固体酸化物形燃料電池の作製方法例を示す工程図である。まず、図1(a)に示すように、Sc23とAl23とが添加されたジルコニア(金属酸化物)の粉体を所定の媒体に分散させてスラリーを作製し、このスラリーをよく知られたドクターブレード法により成形し、これを焼成して板厚0.2mmの電解質層101が形成された状態とする。上記粉体としては、ZrO2が89,Sc23が10,Al23が1の割合で、Sc23とAl23とがジルコニアに添加されたものを用いればよい。
次に、平均粒径0.6μmジルコニア粉体に平均粒径0.2μmの酸化ニッケル粉体を60w%加えて混合したスラリーを、例えばスクリーン印刷法により塗布し、これを乾燥することで、電解質ペーストの板の一方の面に、燃料極塗布膜が形成された状態とする。上記ジルコニア粉体としては、ZrO2が92,Y23が8の割合で、Y23が添加されたZrO2を用いればよい。ついで、形成された燃料極塗布膜の上に、白金のメッシュよりなる集電体層を載置し、これらを、空気中で1400℃・8時間焼成することで、電解質層101の一方の面(図1では下面)に燃料極102が集電体層(図1では省略)とともに形成された状態とする。
次に、平均粒径0.2μmのCe0.80.22(YDC:セリアに酸化イットリウムがドープされた固溶体)の粉体を所定の媒体に分散させてスラリーを作製し、このスラリーをスクリーン印刷法により電解質層101の他方の面(図1では上面)に塗布して乾燥し、セリア系材料塗布膜が形成された状態とする。ついで、形成されたセリア系材料塗布膜を1100℃で焼成することで、図1(b)に示すように、電解質層101の他方の面に、膜厚4μmのセリア焼結体層113が形成された状態とする。
次に、セリア焼結体層113に、ランタン(La)とニッケル(Ni)と鉄(Fe)とがイオンとして含まれている(溶解されている)金属溶液が、含浸された状態とする。例えば、金属溶液をセリア焼結体層113の上に滴下して浸透させ、これを乾燥させる工程を3回繰り返せばよい。セリア焼結体層113は多孔質状態に形成されているため、滴下された金属溶液は、セリア焼結体層113の中にまで浸透する。なお、上記金属溶液は、例えば、LaとNiとFeとよりなる有機金属化合物の溶液を用いればよい。また、金属溶液は、LaイオンとNiイオンとFeイオンとが、各々所定の濃度で含まれている水溶液であってもよい。これらの金属溶液に含まれている金属は、以降に説明するように、空気極を構成することが可能なペロブスカイト型酸化物を構成する金属である。
次に、例えば、平均粒径1.5μmのLaNi0.6Fe0.43(LNF)の粉体など、空気極を構成可能なペロブスカイト型酸化物の粉体を所定の媒体に分散させてスラリーを作製する。ついで、作製したスラリーをスクリーン印刷法によりセリア焼結体層113上に塗布して乾燥し、空気極塗布膜が形成された状態とする。ついで、形成された空気極塗布膜の上に、白金のメッシュよりなる集電体層を載置し、これらを、例えば空気中などの酸素を含む雰囲気中で1000℃・2時間で焼成する。これらのことにより、図1(c)に示すように、電解質層101の他方の面に、中間層103が形成され、中間層103の上に、空気極104が集電体層(図1では省略)とともに形成された状態となる。
上述したように、金属溶液が含浸されたセリア焼結体層を酸素雰囲気で加熱(焼成)すると、含浸されている金属溶液中にイオンとして含まれていた金属の酸化物(ペロブスカイト型酸化物の結晶粒)が、セリア焼結体の多孔質の孔内に結晶として析出した状態となる。このように、中間層103は、多孔質状態のセリア焼結体の層中に含浸された金属溶液が焼成されたことにより、セリア焼結体層の複数の微細な孔内に、LNFなどのペロブスカイト型酸化物の微細な結晶(結晶粒)が析出した状態とされたものである。
言い換えると、中間層103は、酸素イオンの伝導を担うセリア系の材料からなるセリア焼結体の微細な孔内に、電子の伝導を担う微細な結晶が配置されたものである。従って、中間層103においては、酸素イオンの伝導経路が十分に形成された状態となっている。また、中間層103は、酸素イオンを伝導する材料(粉体)と空気極を構成している材料(粉体)とが混合されたものであり、中間層103の存在により、電解質層101と空気極104との実質的な接触面積を増加させ、三相界面長を増大させている。
ところで、上述では、セリア焼結体層113が形成された直後(空気極を形成する前)に、前述した金属溶液をセリア焼結体層113に含浸させるようにしたが、これに限るものではない。例えば、空気極塗布膜を形成した後に、金属溶液をセリア焼結体層113に含浸させるようにしてもよい。また、焼成により空気極が形成された後に、金属溶液をセリア焼結体層113に含浸させるようにしてもよい。
また、上述では、セリア焼結体層113は、YDCの粉体の焼結体より構成したが、これに限るものではない。例えば、YDCの粉体にLNFの粉体を添加して混合した混合粉体を所定の媒体に分散させてスラリーを作製し、このスラリーを塗布して焼成することでセリア焼結体層としてもよい。LNFの粉体としては、前述の空気極形成において示したように、平均粒径1.5μmのものが一般的に入手可能である。LNFの粉体は粒径をあまり小さくすることができず、上述したように、YDCの粉体に比較して粒径が大きい。
このため、YDCの粉体にLNFの粉体を混合しても、形成されるセリア焼結体層においては、LNFの粒子の表面を覆うようにYDCの微粒子が付着した状態となる。この結果、LNFの粉体が混合されても、YDCの微粒子同士の接触が阻害されることが起こりにくく、互いに接続した複数のYDC微粒子による酸素イオンの伝導経路は、十分に確保された状態が得られる。また、LNFの粉体を混合してセリア焼結体層を形成することで、三相界面長をより増大さることが可能となる。
また、上述では、セリア焼結体層を形成するためのセリア系材料としてYDCを用いるようにしたが、これに限るものではない。例えば、Ce0.8Sm0.22(SDC:セリアに酸化サマリウムがドープされた固溶体)及びCe0.8Gd0.22(GDC:セリアに酸化ガドリニウムがドープされた固溶体)を用いるようにしてもよい。
また、セリア焼結体層に含浸させる金属溶液として、LaとNiとFeとがイオンとして含まれている溶液を用いるようにしたが、これに限るものではない。金属溶液としては、電子の伝導を担うことが可能な(空気極を構成することができる)ペロブスカイト型酸化物を構成する金属のイオンが溶解したものであればよい。このようなペロブスカイト型酸化物は2つの金属A原子,金属B原子と3つの酸素原子とにより、一般にABO3と表記されるものである。金属Aとしては、Laの他に、プラセオジウム(Pr),ネオジム(Nd),サマリウム(Sm),ガドリニウム(Gd)などの希土類元素があり、金属Bとしては、Fe,Ni,Coなどの遷移金属がある。
従って、セリア焼結体層に含浸させる金属溶液としては、例えば、Laとストロンチウム(Sr)とFeとがイオンとして含まれている金属溶液を用いるようにしてもよい。この場合、各元素のイオンの組成比を適宜設定することで、例えば、組成がLa0.5Sr0.5FeO3の金属酸化物が、セリア焼結体の多孔質の孔内に結晶として析出した状態が得られる。また、セリア焼結体層に含浸させる金属溶液として、Laとコバルト(Co)がイオンとして含まれている金属溶液を用いるようにしてもよい。この場合、例えば、組成がLaCoO3の金属酸化物が、セリア焼結体の多孔質の孔内に結晶として析出した状態が得られる。また、セリア焼結体層に含浸させる金属溶液として、LaとCoとSrとがイオンとして含まれている金属溶液を用いるようにしてもよい。この場合、例えば、組成がLa(Sr)CoO3の金属酸化物が、セリア焼結体の多孔質の孔内に結晶として析出した状態が得られる。
また、セリア焼結体層に加える電子伝導媒体の粉体として、LNFを用いるようにしたが、これに限るものではなく、La0.8Sr0.2FeO3(LSF)の粉体を用いるようにしてもよい。例えば、平均粒径1.0μmのLSF粉体が利用可能である。セリア焼結体層(中間層)にLSFを加える場合、空気極もLSFから構成すればよい。
次に、焼結体層,含浸させる金属溶液,及び空気極に用いる材料を変化させて試料セルを作製し、作製した各試料セルにおける空気極側の界面抵抗を測定した結果について説明する。なお、試料セルを用い、図2の断面図に示すような固体酸化物形燃料電池とした。図2に示す固体酸化物形燃料電池について説明すると、板厚0.2mmの電解質層101の一方の面に燃料極102及び集電体層105が積層され、他方の面に中間層103,空気極104,及び集電体層106が積層されている。また、図3の斜視図にも示すように、電解質層101の他方の面の周辺部には、白金からなる参照電極107が設けられている。
また、電解質層101の一方の面には、燃料極102が配設されている領域を囲うように円筒形状の燃料ガス排気配管201の端部が固定され、燃料ガス排気配管201の内側に燃料ガス供給配管202が配置されている。燃料ガス供給配管202により導入される燃料ガス(水素ガス)は、燃料ガス供給配管202の吐出端より燃料極102の領域に供給さる。また、燃料極102において排出されるガスは、燃料ガス排気配管201内の燃料ガス供給配管202の外側の領域より外部に取り出される。
一方、電解質層101の他方の面には、空気極104が配設されている領域を囲うように円筒形状の酸化剤ガス排気配管203の端部が固定され、酸化剤ガス排気配管203の内側に酸化剤ガス供給配管204が配置されている。酸化剤ガス供給配管204により導入される酸化剤ガス(酸素ガス)は、酸化剤ガス供給配管204の吐出端より空気極104の領域に供給さる。また、空気極104において排出されるガスは、酸化剤ガス排出配管203内の酸化剤ガス供給配管204の外側の領域より外部に取り出される。なお、各排気配管は、ガスシール207により、電解質層101の表面に接着固定されている。
次に、作製した試料セル及び各試料セルの空気極界面抵抗測定結果について説明する。まず、空気極にLNFを用いた場合について、以下の表1に示す。表1に示す各条件で作成した各試料セルを用いて図2同様の燃料電池を組み立て、700℃において発電試験を行うと、白金端子205と白金端子206との間で1.14Vの値が得られる。なお、燃料ガスとしては、室温加湿水素を用い、酸化剤ガスとしては酸素を用いる。また、白金端子205及び白金端子206を用い、燃料極102及び空気極104の間に交流電流を流した状態で、空気極104と参照電極107との間の電圧応答をインピーダンスメータにより測定することで、空気極側の界面抵抗成分を分離して求める。なお、「含浸工程」において、「空気極塗布膜」は、スラリーをスクリーン印刷法によりセリア焼結体層113上に塗布して乾燥し、空気極塗布膜が形成された状態とする工程の後を示し、焼成する前の工程を示している。
表1
試料番号 セリア焼結体層 金属溶液 含浸工程 空気極界面抵抗
1-0 中間層なし なし なし 200Ω
1-1-0 YDC なし なし 120Ω
1-1-1 YDC La,Ni,Fe 空気極形成前 67Ω
1-1-2 YDC La,Ni,Fe 空気極塗布膜 64Ω
1-1-3 YDC La,Ni,Fe 空気極形成後 27Ω
1-2-1 YDC66%+LNF34% La,Ni,Fe 空気極形成前 42Ω
1-3-1 YDC50%+LNF50% La,Ni,Fe 空気極形成前 33Ω
1-4-1 YDC34%+LNF66% La,Ni,Fe 空気極形成前 51Ω
1-2-2 YDC66%+LNF34% La,Ni,Fe 空気極塗布膜 38Ω
1-3-2 YDC50%+LNF50% La,Ni,Fe 空気極塗布膜 30Ω
1-4-2 YDC34%+LNF66% La,Ni,Fe 空気極塗布膜 46Ω
1-2-3 YDC66%+LNF34% La,Ni,Fe 空気極形成後 20Ω
1-3-3 YDC50%+LNF50% La,Ni,Fe 空気極形成後 12Ω
1-4-3 YDC34%+LNF66% La,Ni,Fe 空気極形成後 23Ω
上述した表1から明らかなように、中間層を設けることで空気極界面抵抗が、200Ωから120Ωにまで低下するが、試料番号1−1−1,1−1−2,1−1−3の測定結果より、金属溶液を含浸させて焼成させた中間層を用いた方が、空気極界面抵抗がより低下することが分かる。これらのことにより、金属溶液を含浸させて焼成させた中間層を用いることで、酸素イオンの伝導経路が、より多く形成された状態の中間層を用いることで、空気極界面抵抗をより低下させることができることが分かる。
また、試料番号1−2−1,1−2−1,1−4−1,1−2−2,1−2−2,1−4−2,1−2−3,1−2−3,及び1−4−3の測定結果より、中間層にLNFが混合されている方が、空気極界面抵抗がより低下することが分かる。特に、YDCとLNFとを1:1に混合した場合が、空気極界面抵抗がより低下している。これらのことにより、三相界面長が増大されていることが分かる。なお、金属溶液を含浸させる工程は、焼成により空気極が形成された後に行う場合が、空気極界面抵抗がより低下している。
次に、セリア焼結体層をSDCから構成し、Laイオン,Srイオン,鉄イオンが溶解した金属溶液を含浸させ、空気極にLSFを用いた場合について、以下の表2に示す。燃料電池の作製や測定方法などは、上述した表1の場合と同様である。
表2
試料番号 セリア焼結体層 金属溶液 含浸工程 空気極界面抵抗
2-0 中間層なし なし なし 170Ω
2-1-0 SDC なし なし 121Ω
2-1-1 SDC La,Sr,Fe 空気極形成前 62Ω
2-1-2 SDC La,Sr,Fe 空気極塗布膜 58Ω
2-1-3 SDC La,Sr,Fe 空気極形成後 32Ω
2-2-1 SDC66%+LSF34% La,Sr,Fe 空気極形成前 48Ω
2-3-1 SDC50%+LSF50% La,Sr,Fe 空気極形成前 44Ω
2-4-1 SDC34%+LSF66% La,Sr,Fe 空気極形成前 58Ω
2-2-2 SDC66%+LSF34% La,Sr,Fe 空気極塗布膜 47Ω
2-3-2 SDC50%+LSF50% La,Sr,Fe 空気極塗布膜 45Ω
2-4-2 SDC34%+LSF66% La,Sr,Fe 空気極塗布膜 50Ω
2-2-3 SDC66%+LSF34% La,Sr,Fe 空気極形成後 32Ω
2-3-3 SDC50%+LSF50% La,Sr,Fe 空気極形成後 23Ω
2-4-3 SDC34%+LSF66% La,Sr,Fe 空気極形成後 39Ω
表1に示した結果と同様であり、金属溶液を含浸させて焼成させた中間層を用いた方が、空気極界面抵抗がより低下し、中間層にLSFが混合されている方が、空気極界面抵抗がより低下し、金属溶液を含浸させる工程は、焼成により空気極が形成された後に行う場合が、空気極界面抵抗がより低下している。
次に、セリア焼結体層をYDCから構成し、Laイオン,Coイオンが溶解した金属溶液を含浸させ、空気極にLNFを用いた場合について、以下の表3に示す。燃料電池の作製や測定方法などは、上述した表1,表2の場合と同様である。
表3
試料番号 セリア焼結体層 金属溶液 含浸工程 空気極界面抵抗
3-1-1 YDC La,Co 空気極形成前 54Ω
3-1-2 YDC La,Co 空気極塗布膜 51Ω
3-1-3 YDC La,Co 空気極形成後 20Ω
3-2-1 YDC66%+LNF34% La,Co 空気極形成前 31Ω
3-3-1 YDC50%+LNF50% La,Co 空気極形成前 27Ω
3-4-1 YDC34%+LNF66% La,Co 空気極形成前 38Ω
3-2-2 YDC66%+LNF34% La,Co 空気極塗布膜 27Ω
3-3-2 YDC50%+LNF50% La,Co 空気極塗布膜 25Ω
3-4-2 YDC34%+LNF66% La,Co 空気極塗布膜 32Ω
3-2-3 YDC66%+LNF34% La,Co 空気極形成後 15Ω
3-3-3 YDC50%+LNF50% La,Co 空気極形成後 14Ω
3-4-3 YDC34%+LNF66% La,Co 空気極形成後 18Ω
これらも、表1に示した結果と同様であり、金属溶液を含浸させて焼成させた中間層を用いた方が、空気極界面抵抗がより低下し、中間層にLNFが混合されている方が、空気極界面抵抗がより低下し、金属溶液を含浸させる工程は、焼成により空気極が形成された後に行う場合が、空気極界面抵抗がより低下している。
次に、セリア焼結体層をGDCから構成し、Laイオン,Srイオン,Coイオンが溶解した金属溶液を含浸させ、空気極にLNFを用いた場合について、以下の表4に示す。燃料電池の作製や測定方法などは、上述した表1,表2,表3の場合と同様である。
表4
試料番号 セリア焼結体層 金属溶液 含浸工程 空気極界面抵抗
4-1-1 GDC La,Sr,Co 空気極形成前 49Ω
4-1-2 GDC La,Sr,Co 空気極塗布膜 45Ω
4-1-3 GDC La,Sr,Co 空気極形成後 17Ω
4-2-1 GDC66%+LNF34% La,Sr,Co 空気極形成前 28Ω
4-3-1 GDC50%+LNF50% La,Sr,Co 空気極形成前 24Ω
4-4-1 GDC34%+LNF66% La,Sr,Co 空気極形成前 36Ω
4-2-2 GDC66%+LNF34% La,Sr,Co 空気極塗布膜 23Ω
4-3-2 GDC50%+LNF50% La,Sr,Co 空気極塗布膜 22Ω
4-4-2 GDC34%+LNF66% La,Sr,Co 空気極塗布膜 27Ω
4-2-3 GDC66%+LNF34% La,Sr,Co 空気極形成後 13Ω
4-3-3 GDC50%+LNF50% La,Sr,Co 空気極形成後 11Ω
4-4-3 GDC34%+LNF66% La,Sr,Co 空気極形成後 15Ω
これらも、表1に示した結果と同様であり、金属溶液を含浸させて焼成させた中間層を用いた方が、空気極界面抵抗がより低下し、中間層にLNFが混合されている方が、空気極界面抵抗がより低下し、金属溶液を含浸させる工程は、焼成により空気極が形成された後に行う場合が、空気極界面抵抗がより低下している。
本発明の実施の形態における固体酸化物形燃料電池の作製方法例を示す工程図である。 固体酸化物形燃料電池の構成例を示す断面図である。 図2に示す固体酸化物形燃料電池の一部構成を示す斜視図である。
符号の説明
101…電解質層、102…燃料極、103…中間層、104…空気極、113…セリア焼結体層。

Claims (11)

  1. 金属酸化物の粉体の焼結体からなる電解質層の一方の面の上に燃料極が形成された状態とする工程と、
    前記電解質層の他方の面の上に、金属酸化物がドープされた酸化セリウムの粉体の焼結体から構成された多孔質状態のセリア焼結体層が形成された状態とする工程と、
    前記セリア焼結体層に、ペロブスカイト型酸化物を構成する金属のイオンが溶解した金属溶液を含浸させる工程と、
    前記セリア焼結体層が形成された後、前記電解質層の他方の面の上にペロブスカイト型酸化物の粉体が分散したスラリーを塗布して空気極塗布膜が形成された状態とする工程と、
    前記空気極塗布膜を焼成して空気極が形成された状態とする工程と、
    前記金属溶液が含浸された前記セリア焼結体層を酸素を含む雰囲気中で焼成することで、少なくともランタンを含む金属酸化物の結晶粒が前記セリア焼結体層の多孔質の孔内に析出された中間層が、前記電解質層の他方の面に形成された状態とする工程と
    を少なくとも備え、
    前記中間層は、前記電解質層と前記空気極との間に形成することを特徴とする固体酸化物形燃料電池の作製方法。
  2. 請求項1記載の固体酸化物形燃料電池の作製方法において、
    前記酸化セリウムの粉体は、酸化イットリウム,酸化サマリウム,及び酸化ガドリニウムの少なくとも一方がドープされたものである
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池の作製方法。
  3. 請求項1又は2記載の固体酸化物形燃料電池の作製方法において、
    前記金属溶液は、
    ランタンのイオンとニッケルのイオンと鉄のイオンとが溶解したもの,
    ランタンのイオンとストロンチウムのイオンと鉄のイオンとが溶解したもの,
    ランタンのイオンとコバルトのイオンとが溶解したもの,
    及びランタンのイオンとコバルトのイオンとストロンチウムのイオンとが溶解したもの
    の少なくとも1つである
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池の作製方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の作製方法において、
    金属酸化物がドープされた酸化セリウムの粉体に、前記空気極を形成するためのランタンを含む金属酸化物の粉体を加えた焼結体より前記セリア焼結体層を形成する
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池の作製方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の作製方法において、
    前記セリア焼結体層に前記金属イオンが溶解した金属溶液を含浸させる工程は、空気極塗布膜が形成される前に行うことを特徴とする固体酸化物形燃料電池の作製方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の作製方法において、
    前記セリア焼結体層に前記金属イオンが溶解した金属溶液を含浸させる工程は、前記空気極塗布膜が形成された後に行うことを特徴とする固体酸化物形燃料電池の作製方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の作製方法において、
    前記セリア焼結体層に前記金属イオンが溶解した金属溶液を含浸させる工程は、前記空気極が形成された後に行うことを特徴とする固体酸化物形燃料電池の作製方法。
  8. 金属酸化物の粉体の焼結体からなる電解質層と、
    この電解質層の一方の面の上に形成された燃料極と、
    前記電解質層の他方の面の上に形成された中間層と、
    この中間層の上に形成され、ペロブスカイト型酸化物の焼結体からなる空気極と
    を少なくとも備え、
    前記中間層は、金属酸化物がドープされた酸化セリウムの粉体の焼結体から構成された多孔質状態のセリア焼結体層に、ペロブスカイト型酸化物を構成する金属のイオンが溶解した金属溶液を含浸させ、この金属溶液が含浸された前記セリア焼結体層を焼成することで形成され、前記金属イオンよりなるペロブスカイト型酸化物の結晶粒が前記セリア焼結体層の多孔質の孔内に析出されたものであることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  9. 請求項8記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記酸化セリウムの粉体は、酸化イットリウム,酸化サマリウム,及び酸化ガドリニウムの少なくとも一方がドープされたものである
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  10. 請求項8又は9記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記金属溶液は、
    ランタンのイオンとニッケルのイオンと鉄のイオンとが溶解したもの,
    ランタンのイオンとストロンチウムのイオンと鉄のイオンとが溶解したもの,
    ランタンのイオンとコバルトのイオンとが溶解したもの,
    及びランタンのイオンとコバルトのイオンとストロンチウムのイオンとが溶解したもの
    の少なくとも1つである
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  11. 請求項8〜10のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池において、
    前記セリア焼結体層は、金属酸化物がドープされた酸化セリウムの粉体に、前記空気極を形成するためのランタンを含む金属酸化物の粉体を加えた焼結体である
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
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