JP2007148851A - プリンタ装置、印刷指示装置、印刷システム、印刷方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】限られた待ち行列バッファを有効に利用して、印刷機会の損失を防止することができるプリンタ装置、印刷指示装置、印刷システム、印刷方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、待ち行列バッファに登録された順序で印刷ジョブを処理するプリンタ装置において、印刷ジョブを印刷指示装置より受信し(S101)、待ち行列バッファに空きがあるか判断し(S102)、空きがあれば印刷ジョブの属性情報より印刷ジョブの優先度を計算し(S104)、印刷しようとしている印刷ジョブより優先度の低い印刷ジョブが待ち行列バッファにあるか否かを判断し(S105)、優先度の低い印刷ジョブがあれば、その印刷ジョブより優先して待ち行列バッファに登録する(S106)。
【選択図】図2
【解決手段】複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、待ち行列バッファに登録された順序で印刷ジョブを処理するプリンタ装置において、印刷ジョブを印刷指示装置より受信し(S101)、待ち行列バッファに空きがあるか判断し(S102)、空きがあれば印刷ジョブの属性情報より印刷ジョブの優先度を計算し(S104)、印刷しようとしている印刷ジョブより優先度の低い印刷ジョブが待ち行列バッファにあるか否かを判断し(S105)、優先度の低い印刷ジョブがあれば、その印刷ジョブより優先して待ち行列バッファに登録する(S106)。
【選択図】図2
Description
本発明は、プリンタ装置、印刷指示装置、印刷システム、印刷方法、プログラムおよび記録媒体に係り、特に、LAN(Local Area Network)で接続され、印刷データを伝送して印刷を行うためのプリンタ装置、印刷指示装置、印刷システム、印刷方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
従来より、書式情報などを指示するタグをテキストに加えたハイパーテキストなどのマークアップランゲージML(Markup Language)を、ブラウザソフトを使用してコンピュータディスプレイに表示することが行われている。マークアップランゲージMLとしては、XHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)、HTMLやXML(Extensible Markup Language)等がある。このマークアップランゲージMLで記述されたファイルは主としてWebサーバ装置に格納されており、種々のネットワークを介してWebサーバ装置と接続したブラウザソフトが、マークアップランゲージMLを取得し、当該マークアップランゲージMLを解釈してディスプレイに表示したり印刷したりすることになる。
以下の説明では、このようなマークアップランゲージMLで記述されたデータおよび当該データからリンクされているオブジェクトデータを、ファイルを印刷等の画像複製に使用するので、印刷記述データという。
この印刷記述データは、印刷物のレイアウト等の骨格を決定する階層構造の最上位のトップデータと、当該トップデータにリンクするリンクデータ(オブジェクトデータ)とから構成される。リンクデータの例としては画像データ、スタイルシート、ドキュメントタイプの定義などが挙げられる。
次に、印刷記述データを用いて記録媒体上に所定の印刷をする場合の、従来のプリンタ装置およびそのシステム構成を、図11を参照して説明する。
まず、プッシュ型ジョブの印刷モデルを説明する。印刷指示装置100とプリンタ装置200とがLAN400を通じて接続されている。マークアップランゲッジMLで編集された印刷記述データが、アプリケーション11の印刷要求に従ってアプリケーション11より出力されると、印刷記述データは、変換手段12で更にプリンタ装置200側で解読可能な言語、例えばXHTML形式に変換されてプリント制御手段13に入力される。なお、既にプリンタ装置200側で解読可能な言語になっている場合は、特に変換は行わなくても構わないことはもちろんである。
ここで、マークアップランゲージMLで編集された印刷記述データは、印刷物全体の骨格を決める最上位階層のトップファイルの部分と当該トップファイルの下層をなすリンクファイル(リンクファイルに、さらに他のファイルがリンクされる場合を含む)とを備えている。リンクファイルの例としては画像データファイル、スタイルシートファイル、ドキュメントタイプの定義ファイルなどが挙げられる。
ここで、プリント制御手段13が、Ethernet(登録商標)I/F15,24を介して印刷ジョブを発行してインタプリタ23を起動し、これと同時に印刷バッファ14に格納されたトップファイルとリンクファイルとをプリンタ装置200側の待ち行列バッ
ファ25に格納することになる。このようにプリンタ装置200側の待ち行列バッファ25に格納されたトップファイルとそれにリンクするリンクファイルとをインタプリタ23およびラスタライザ22上でレイアウト情報に従ってレイアウトして印刷するようになっている。これによってプリンタエンジン21は、記録媒体上に印刷記述データを印刷することになる。
ファ25に格納することになる。このようにプリンタ装置200側の待ち行列バッファ25に格納されたトップファイルとそれにリンクするリンクファイルとをインタプリタ23およびラスタライザ22上でレイアウト情報に従ってレイアウトして印刷するようになっている。これによってプリンタエンジン21は、記録媒体上に印刷記述データを印刷することになる。
次に、再度、図11を用いて、プル型ジョブの印刷モデルを説明する。トップファイルとリンクファイルとはサーバ装置に格納される。ここでのサーバ装置は印刷指示装置100と同一でも良いし、LAN400が接続するインターネット上の汎用のサーバ装置でも構わない。また、それぞれのトップファイルとリンクファイルとが別々のサーバ装置に格納されていても構わない。また、トップファイル内から別のオブジェクトへの参照がある場合、トップファイルから参照するリンクオブジェクトの格納位置を特定する情報が記されている。なお、この格納位置を特定する情報には、URI(Universal Resource Identifier)が使われることがある。
まず、プリント制御手段13が印刷ジョブを発行してインタプリタ23を起動する。これと同時にプリンタ装置200側の待ち行列バッファ25にトップページの格納位置を特定するデータを格納する。この格納位置を特定する情報にもURIが使われることがある。インタプリタ23は指定された格納位置より、ネットワークを通じてトップページを取得、解釈し、ラスタライザ22でレイアウト情報に従ってレイアウトする。またトップページから参照されているリンクオブジェクトの格納位置がトップページ内に記述されているため、リンクオブジェクトもネットワークを通じて取得し、ラスタライザ22でレイアウトする。このようにしてレイアウトされた印刷記述データを、プリンタエンジン21は、記録媒体上に印刷することになる。このような印刷形態は、家庭内に設置されたデジタルテレビとプリンタ装置でも既に実現されている。
更にプル型印刷において、参照されているオブジェクトデータのうち、レイアウトに必要な部分のみを逐次取得することにより、プリンタ内のレイアウト用処理メモリの有効利用をなすような提案もなされている(例えば、特許文献1参照。)。
また、パーソナルコンピュータの印刷機能で複数の印刷ジョブを待ち行列で管理するのと同様に、プリンタ装置内で複数のジョブを待ち行列で管理することを前提とした標準プロトコルも提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
国際公開第03/008196号パンフレット
"PrintBasic:1 Service Template Version 1.01 For Universal Plug and Play Version 1.0"、[online]、平成14年8月8日、[平成17年6月14日検索]、インターネット<URL:http://www.upnp.org/download/Service_print_v1_020808.pdf>
プル型印刷ジョブは、印刷が開始されるまではトップページの位置を特定する情報しか必要でないため、待ち行列バッファ25の使用容量は小さいが、プッシュ型印刷ジョブはトップページ、および、そこから参照されるリンクデータ、例えば文書内にはめ込まれる画像データを全て待ち行列バッファ25に保存しておかなければならないため、待ち行列バッファ25の使用容量が大きい。図12(A)にプル型印刷ジョブの例を示す図、図12(B)にプッシュ型印刷ジョブの例を示す図を示す。
図12(A)および図12(B)に示すように、1つの印刷ジョブだけを扱うプリンタ
装置200においては、プッシュ型ジョブの最大容量分の待ち行列バッファ25を用意すれば印刷データを取得することができる。一方、複数の印刷ジョブを待ち行列バッファ25で管理するようにした場合、プル型ジョブは待ち行列バッファ25の使用容量が小さいため多数の印刷ジョブを、待ち行列バッファ25に登録することができるが、プッシュ型ジョブは待ち行列バッファ25の使用容量が大きいため多数待ち行列バッファ25に登録することができない。
装置200においては、プッシュ型ジョブの最大容量分の待ち行列バッファ25を用意すれば印刷データを取得することができる。一方、複数の印刷ジョブを待ち行列バッファ25で管理するようにした場合、プル型ジョブは待ち行列バッファ25の使用容量が小さいため多数の印刷ジョブを、待ち行列バッファ25に登録することができるが、プッシュ型ジョブは待ち行列バッファ25の使用容量が大きいため多数待ち行列バッファ25に登録することができない。
この点について図13を使って複数の印刷ジョブが待ち行列に登録される様子を詳細に説明する。図13において、待ち行列、プル型印刷ジョブ、プッシュ型印刷ジョブは所定の大きさを持っており、待ち行列に入りきれない印刷ジョブはジョブ発行に失敗し、待ち行列に登録できないものである。
最初は、バッファは空である(図13(A))。プル型印刷ジョブが発行されるとプル型ジョブが待ち行列バッファ25に登録され、それと同時に印刷処理が始まる(図13(B))。この印刷処理中にさらにプル型印刷ジョブが発行されるとプル型ジョブが待ち行列バッファ25に登録される(図13(C))。さらにプル型印刷ジョブが発行されるとプル型ジョブが待ち行列バッファ25に登録される(図13(D))。さらに今度はプッシュ型印刷ジョブが発行されるとプッシュ型ジョブが待ち行列バッファ25に登録される(図13(E))。
この様な状態において、さらにプッシュ型印刷ジョブを発行しようとしても、待ち行列バッファ容量が足りないため、待ち行列バッファ25に登録することができない。
従って、単純に待ち行列バッファ25で管理する印刷ジョブ管理方式では、この印刷できなかったプッシュ型ジョブを待ち行列バッファ25が空くのを待って印刷しようとしても、これまで登録されているプル型ジョブ3個とプッシュ型ジョブ1個が全て印刷完了しなければ、新しくプッシュ型ジョブを待ち行列バッファ25に登録することができないという問題がある。
この問題点を、図14を用いてさらに詳しく説明する。図14(A)は、図13(E)と同じ状態である。図14(A)の状態から印刷中のプル型ジョブの印刷が完了した場合、先頭のプル型ジョブが待ち行列バッファ25より消去され、次のプル型ジョブが待ち行列バッファ25の先頭となり、印刷中の状態になる(図14(B))。プル型ジョブの分の容量が待ち行列バッファ25より開放されるが、プッシュ型ジョブを新たに登録するほどの空きはできない。さらに図14(B)の状態から印刷中のプル型ジョブの印刷が完了した場合、先頭のプル型ジョブが待ち行列バッファ25より消去され、次のプル型ジョブが待ち行列バッファ25の先頭となり、印刷中の状態になる(図14(C))。プル型ジョブの分の容量が待ち行列バッファ25より開放されるが、プッシュ型ジョブを新たに登録するほどの空きはできない。更に図14(C)の状態から印刷中のプル型ジョブの印刷が完了した場合、先頭のプル型ジョブが待ち行列バッファ25より消去され、次のプッシュ型ジョブが待ち行列バッファ25の先頭となり、印刷中の状態になる(図14(D))。プル型ジョブの分の容量が待ち行列バッファ25より開放されるが、プッシュ型ジョブを新たに登録するほどの空きはできない。さらに図14(D)の状態から印刷中のプッシュ型ジョブの印刷が完了した場合、先頭のプッシュ型ジョブが待ち行列バッファより消去され、待ち行列が空となる(図14(E))。この状態になって、初めてプッシュ型ジョブの登録が可能となる。
また、プッシュ型ジョブが待ち行列バッファ25に登録できない間に、他のプル型ジョブがさらに待ち行列バッファ25に登録されてしまえば、更にプッシュ型ジョブの待ち行列バッファ25への登録ができなかったり、あるいは、待ち行列バッファに登録できたと
しても、プッシュ型ジョブの印刷が遅れたりしてしまう。
しても、プッシュ型ジョブの印刷が遅れたりしてしまう。
更には、印刷指示装置100がデジタルテレビであるような場合、印刷指示装置100が生成する印刷記述データが、デジタル放送などの放送波から得られたデータであったり、現在表示されている画面データであったりする場合、印刷データの一時性が高く、時間が経過してしまえば印刷ができなくなってしまうものがある。なお、これら一時的データはプッシュ型ジョブであるとは限らないが、サーバ装置上にファイルとして保存する性格のものではないため、プッシュ型ジョブであることが多い。従って、バッファの使用容量は大きいことが多く、バッファの使用容量が小さいプル型のジョブに比べれば待ち行列バッファ25に登録できない可能性が高い。このような一時性の高い印刷ジョブの印刷機会を失ってしまうと利用者に対する損失は大きい。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、限られた待ち行列バッファを有効に利用して、印刷機会の損失を防止することができるプリンタ装置、印刷指示装置、印刷システム、印刷方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、印刷ジョブの属性情報より印刷ジョブの優先度を決定し、優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して待ち行列バッファに登録することを特徴とする。
本構成によって、複数の印刷ジョブを待ち行列で処理するプリンタ装置において、プリンタ装置内の限られたバッファを有効に利用して印刷することが可能となるので、印刷機会の損失を防止することができる。
本願の第1の発明は、複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、待ち行列バッファに登録された順序で印刷ジョブを印刷するプリンタ装置において、印刷ジョブの属性情報により印刷ジョブの優先度を決定し、優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して待ち行列バッファに登録することを特徴としたものである。
このようなプリンタ装置とすることで、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第2の発明は、第1の発明のプリンタ装置において、印刷ジョブの属性情報に応じて、待ち行列バッファで先に登録された優先度の低い印刷ジョブの実行を即時中断し、優先度の高い印刷ジョブの印刷処理を即時に行うようにすることを特徴としたものである。
現在印刷中の印刷ジョブを即時中断するために、優先度の高い印刷ジョブを早期に処理することができ、更に限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第3の発明は、第1の発明のプリンタ装置において、印刷ジョブの属性情報に応じて、待ち行列バッファで先に登録された優先度の低い印刷ジョブの現在印刷中のページの印刷終了時に印刷を中断し、優先度の高い印刷ジョブの印刷処理を行うようにすることを特徴としたものである。
ページ単位の中断を行うことにより、無駄な印刷結果を無くし、印刷用紙、インクなど
の資源を無駄なく使用することができるとともに、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
の資源を無駄なく使用することができるとともに、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれかのプリンタ装置において、プッシュ型かプル型かの属性情報を用いて、プッシュ型印刷ジョブの優先度を高く、プル型印刷ジョブの優先度を低くすることを特徴としたものである。
プッシュ型印刷ジョブを優先して印刷することにより、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第5の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれかのプリンタ装置において、マルチパート形式印刷ジョブの有無の属性情報を用いて、マルチパート形式印刷ジョブの優先度を高く、マルチパート形式でない印刷ジョブの優先度を低くすることを特徴としたものである。
マルチパート形式印刷ジョブを優先して印刷することにより、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第6の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれかのプリンタ装置において、印刷ジョブのデータ量の属性情報を用いて、印刷ジョブのデータ量が予め決められた値より大きいものの優先度を高くすることを特徴としたものである。
印刷ジョブのデータ量が大きいものを優先して印刷することにより、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第7の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれかのプリンタ装置において、印刷ジョブのデータ量を印刷されるページ数で除算した値の属性情報を用いて、印刷ジョブのデータ量を印刷されるページ数で除算した値が予め決められた値より大きいものの優先度を高くすることを特徴としたものである。
印刷されるページ数あたりデータ量が大きいものを優先して印刷することにより、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第8の発明は、第1の発明から第7の発明のいずれかのプリンタ装置において、待ち行列バッファに、優先度の高い印刷ジョブが入りきれずに登録できないときは、登録できない当該優先度の高い印刷ジョブの優先度より低い優先度を持つ印刷ジョブを、待ち行列バッファに受け入れないようにすることを特徴としたものである。
優先度の高い印刷ジョブの印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第9の発明は、第8の発明のプリンタ装置において、待ち行列バッファに受け入れない期間を、一定期間とすることを特徴としたものである。
優先度の低い印刷ジョブが印刷できなくなることを抑制することができる。
本願の第10の発明は、第9の発明のプリンタ装置において、一定期間は、投入できなかった印刷ジョブのバッファ容量が開放されるまでの待ち時間を、現在待ち行列に登録されている印刷ジョブの属性情報から予測して算出することを特徴としたものである。
今は印刷できない優先度の低い印刷ジョブが、印刷可能になる時間をユーザに提示する
ことができる。
ことができる。
本願の第11の発明は、複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、待ち行列バッファに登録された順序で印刷ジョブを処理する際に、印刷ジョブの属性情報により印刷ジョブの優先度を決定し、優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して待ち行列バッファに登録するプリンタ装置に、印刷ジョブとなる印刷データを送信して印刷指示を行う印刷指示装置において、印刷データが一時的なデータであるか否かを印刷ジョブの属性情報として付与することを特徴としたものである。
このような印刷指示装置とすることで、プリンタ装置が一時的な印刷データを優先して印刷するので、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第12の発明は、第11の発明の印刷指示装置において、属性情報は、放送波から得られた印刷データであることを示す情報を含むことを特徴としたものである。
放送波から得られた印刷データを優先して印刷することにより、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第13の発明は、第11の発明の印刷指示装置において、属性情報は、表示画面のスクリーンコピーの印刷データであることを示す情報を含むことを特徴としたものである。
表示画面のスクリーンコピーの印刷データを優先して印刷することにより、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第14の発明は、第11の発明の印刷指示装置において、属性情報は、自装置がモバイル装置であることを示す情報を含むことを特徴としたものである。
モバイル装置からの印刷データを優先して印刷することにより、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第15の発明は、第1の発明から第7の発明のいずれかのプリンタ装置と、第11の発明から第14の発明のいずれかの印刷指示装置とを含むことを特徴とした印刷システムである。
このような印刷システムとすることで、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第16の発明は、第8の発明から第10の発明のいずれかのプリンタ装置と、第11の発明から第14の発明のいずれかの印刷指示装置とを含む印刷システムであって、プリンタ装置は、待ち行列バッファに、印刷ジョブが登録可能となるまでの予測時間を印刷指示装置に通知する機能を有し、印刷指示装置は、通知された予測時間を表示する機能を有することを特徴としたものである。
今は印刷ができない印刷ジョブをいつ印刷指示可能になるかを、ユーザに提示することができる。
本願の第17の発明は、第16の発明の印刷システムにおいて、プリンタ装置は、待ち行列バッファに印刷ジョブが登録可能となったことを前記印刷指示装置に通知する機能を
有し、印刷指示装置は、その通知を受けて印刷ジョブを発行する機能を有することを特徴としたものである。
有し、印刷指示装置は、その通知を受けて印刷ジョブを発行する機能を有することを特徴としたものである。
今は印刷できない印刷ジョブが印刷指示可能になると同時に、印刷指示を出すことができる。
本願の第18の発明は、複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、待ち行列バッファに登録された順序で印刷ジョブを処理する印刷方法であって、印刷ジョブの属性情報より印刷ジョブの優先度を決定するステップと、優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して前記待ち行列バッファに登録するステップとを有することを特徴としたものである。
このような印刷方法とすることで、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができる。
本願の第19の発明は、コンピュータに、複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、待ち行列バッファに登録された順序で印刷ジョブを処理する印刷プログラムであって、印刷ジョブの属性情報より印刷ジョブの優先度を決定するステップと、優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して待ち行列バッファに登録するステップとを実行させるプログラムとしたものである。
このようなプログラムとしたことで、コンピュータに、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができるように動作させることができる。
本願の第20の発明は、第19の発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としたものである。
このようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体とし、コンピュータに読み取らせて実行させることで、限られた待ち行列バッファを有効に活用して、印刷機会の損失を防ぐことができるようにコンピュータを動作させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態が、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明物とその均等物にまで及ぶものである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る印刷システムを説明する図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る印刷システムは、印刷指示装置100とプリンタ装置300とがLAN400を通じて接続されている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る印刷システムを説明する図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る印刷システムは、印刷指示装置100とプリンタ装置300とがLAN400を通じて接続されている。
印刷指示装置100は、デジタルテレビ、セットトップボックスなどを用いることができるが、その他、データのソース源となる装置であれば、メディアサーバ、携帯型の端末、汎用のパーソナルコンピュータなど何にでも適用可能である。
プリンタ装置300はプリンタ単体の機能を有する装置とする以外に、複合機やファクシミリなどでもよい。また、本実施の形態1においてはLAN400を通じて印刷指示装置100とプリンタ装置300がつながっているが、必ずしもLANである必要はなく、IEEE1394、Bluetooth、USBなどでも構わない。
図1に示すように、印刷指示装置100は、印刷記述データを生成するアプリケーショ
ン11と、アプリケーション11から出力される印刷記述データの形式を、プリンタ装置300が解読可能な階層構造をもつリンクファイル(ここではXHTMLを使用する)形式に変換する変換手段12と、前記印刷記述データを解読してプリンタジョブを発行したり印刷記述データのバッファ管理を行うプリント制御手段13と、印刷記述データを一時保存する印刷バッファ14と、更にLAN400との接続インターフェイスとなるEthernet(登録商標) I/F 15とを備えている。
ン11と、アプリケーション11から出力される印刷記述データの形式を、プリンタ装置300が解読可能な階層構造をもつリンクファイル(ここではXHTMLを使用する)形式に変換する変換手段12と、前記印刷記述データを解読してプリンタジョブを発行したり印刷記述データのバッファ管理を行うプリント制御手段13と、印刷記述データを一時保存する印刷バッファ14と、更にLAN400との接続インターフェイスとなるEthernet(登録商標) I/F 15とを備えている。
また、プリンタ装置300は、LAN400との接続用インターフェイスとなるEthernet(登録商標) I/F37と、印刷ジョブを蓄積する待ち行列バッファ36と、待ち行列バッファ36の制御する待ち行列制御手段35と、印刷ジョブの属性情報より優先度を決定する優先度決定手段34と、印刷ジョブに基づいて印刷記述データやオブジェクトを参照し、印刷記述データの解読をしてラスタライザに渡すインタプリタ33と、インタプリタ33より得られた印刷データに基づいてラスタライズするラスタライザ32と、ラスタライズされた印刷記述データを記録媒体上に可視記録出力するプリンタエンジン31とを備えている。
なお、本実施の形態1では、印刷記述データを記録媒体上に可視出力するためにプリンタエンジン31を用いているが、プリンタエンジン31は、インクジェット型、熱転写型、昇華方、レーザープリンタなどの電子写真画像記録装置、あるいは銀塩写真プリンタ、スクリーン印刷の版下を作成する印刷装置に用いられるプリンタエンジン31などとしても良い。
以上のように構成される本発明の実施の形態に係る印刷システムの動作について説明する。まず、ユーザがアプリケーション11を用いて、例えば印刷データの編集等を行った後に印刷要求を出すと、アプリケーション11から印刷記述データが出力される。なお、このアプリケーション11については、例えばメーラやウエブブラウザ及びBML(Broadcast Markup Language)ブラウザ、ディジタルスチールカメラのデータを編集可能なDSC(Digital Still Camera)アルバムなどがある。これらからのデータをレイアウタにより再レイアウトし、変換手段12で更にプリンタ装置300側で解読可能な言語、例えばXHTML形式に変換する(既にXHTML形式等であれば、特に変換は行わなくても構わないことはもちろんである)。
このように、変換された印刷記述データはプリント制御手段13に渡され、印刷バッファ14に格納される。その際、印刷記述データの中でリンクされているような画像オブジェクトファイルについては、プリンタで印刷処理が可能な形式のデータ(JPEG(Joint Photographic Experts Group)やPNG(Portable Network Graphics)形式)に変換されて本来当該データが存在していたソース源から印刷バッファ14にコピーされる。
なお、当該ソース源は、印刷指示装置100の中であるか外であるかを問わない。ここでも既にプリンタ装置300で印刷処理が可能な形式のデータである場合には変換の必要はないことはもちろんである。
次に、このようにして準備された印刷ジョブが印刷指示装置100からプリンタ装置300にLAN400を通じて渡された場合のプリンタ装置300の処理を、図2および図3を用いて詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態に係るプリンタ装置300の待ち行列制御手段35の処理を説明するフローチャートである。図3は、本発明の実施の形態に係るプリンタ装置300のインタプリタ33の処理を説明するフローチャートである。
まず、図2に基づいて待ち行列制御手段35の動作を説明する。プリンタ装置300が印刷ジョブを受信する(S101)と、待ち行列バッファ36に空きがあるかを調べる(S102)。もし空きがなければ印刷ジョブの登録ができなかったことを印刷指示装置100に通知し(S103)、S101に戻る。空きがあれば印刷ジョブの属性情報より優先度を計算する。ここでは、プッシュ型ジョブの優先度が高い、プル型ジョブの優先度が低い、という計算を行うものとする(S104)。
次に、待ち行列バッファ36の中に既に登録されている印刷ジョブの中で、新しく登録しようとしている印刷ジョブの優先度より優先度の低い印刷ジョブがあるか否かを調べる(S105)。もし待ち行列バッファの中に既に登録されている印刷ジョブの中で、いま登録しようとしている印刷ジョブの優先度より優先度の低い印刷ジョブがなければ、待ち行列バッファ36の最後に、印刷ジョブを登録する(S107)。そうでなければ、待ち行列バッファ36中、印刷中の印刷ジョブを除く、優先度の低い印刷ジョブの前に、新しい印刷ジョブを登録する。そして、いずれの場合もS101に戻る。
次に、図3に基づいてインタプリタ33の動作を説明する。まず、待ち行列バッファ36に登録されている印刷ジョブがあるか否かを調べる(S201)。なければS201に戻る。
待ち行列バッファ36に登録されている印刷ジョブがある場合、待ち行列バッファ36の先頭の印刷ジョブの印刷を実行する。この印刷実行は従来の技術で説明した内容と同一で、印刷ジョブのトップデータとオブジェクトとに従い、インタプリタ33およびラスタライザ32上でレイアウト情報に従ってレイアウトし、プリンタエンジン31が、記録媒体上に印刷記述データを印刷する一連の処理を行う。この処理には時間がかかり、特に印字媒体への転写は物理的機械的操作が施されるため、インタプリタ33はその完了を待つことになる。
次に、S203で印刷が中断されたか否かチェックする。中断されていればS201に戻る。中断されていなければ、印刷が完了されたか否かチェックする(S204)。印刷完了していなければS203に戻る。
印刷が完了している場合、待ち行列バッファ36の先頭の印刷ジョブを待ち行列バッファ36から削除する(S205)。その後、S201に戻る。
このようにして図2および図3で示される処理が、同時並行的になされてプリンタ装置300の処理が行われることになる。
さてここで、この図2および図3に示す処理に従って処理がなされるプリンタ装置300において、印刷ジョブが次々と登録され、また印刷完了していくときの待ち行列バッファ36の様子を、図2および図3を参照しつつ、更に図4および図5を用いて説明する。図4(A)〜図4(E)および図5(A)〜図5(C)は、本発明の実施の形態1に係るプリンタ装置300の待ち行列バッファ36に登録されている印刷ジョブの様子を説明する図である。
図4(A)は待ち行列バッファ36の初期状態である。ここでプル型ジョブが登録されると、S101で印刷ジョブが受信される。次に待ち行列バッファ36に空きがあるか否かチェックする(S102)。この場合、待ち行列バッファ36に空きがあるのでS104に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする。本印刷ジョブはプル型印刷ジョブなので優先度が低い。次にS105に進み、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低い印刷ジョブがあるか否か調べる。待ち行列バッファ36は空なので待ち行列バ
ッファ36に登録されている優先度の低いジョブがないのでS107に進み、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する。この時点で、図3のS201において待ち行列バッファ36に印刷ジョブが登録されたのでS202に進み、待ち行列バッファ36の先頭の印刷ジョブの印刷を実行する。この時点の待ち行列バッファ36の状態を示すものが図4(B)である。
ッファ36に登録されている優先度の低いジョブがないのでS107に進み、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する。この時点で、図3のS201において待ち行列バッファ36に印刷ジョブが登録されたのでS202に進み、待ち行列バッファ36の先頭の印刷ジョブの印刷を実行する。この時点の待ち行列バッファ36の状態を示すものが図4(B)である。
ここで更にプル型ジョブが登録されると、S101で印刷ジョブが受信される。次に待ち行列バッファ36に空きがあるか否かチェックする(S102)。空きがあるのでS104に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする。本印刷ジョブはプル型印刷ジョブなので優先度が低い。次にS105に進み、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低い印刷ジョブがあるか否か調べる。待ち行列バッファ36には同じ優先度の印刷ジョブしかないのでS107に進み、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する。この時点の待ち行列バッファの状態を示すものが図4(C)である。
ここでさらにプル型ジョブが登録されると、S101で印刷ジョブが受信される。次に待ち行列バッファ36に空きがあるか否かチェックする(S102)。空きがあるのでS104に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする。本印刷ジョブはプル型印刷ジョブなので優先度が低い。次にS105に進み、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低いジョブがあるか否か調べる。待ち行列バッファ36には同じ優先度の印刷ジョブしかないのでS107に進み、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する。この時点の待ち行列バッファ36の状態を示すものが図4(D)である。
ここで更にプッシュ型ジョブが登録されると、S101で印刷ジョブが受信される。次に待ち行列バッファ36に空きがあるか否かチェックする(S102)。空きがあるのでS104に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする。本印刷ジョブはプッシュ型印刷ジョブなので優先度高である。次にS105に進み、待ち行列バッファに登録されている優先度の低い印刷ジョブがあるか否か調べる。待ち行列バッファ36には優先度の低いジョブしか登録されていないのでS106に進み、待ち行列バッファ36中、印刷中の印刷ジョブを除く、優先度の低い印刷ジョブの前に印刷ジョブを登録する。この時点の待ち行列バッファの状態を示すものが図4(E)である。
ここで、順次印刷ジョブが印刷完了していく様子を、図5を用いて説明する。図5(A)は、図4(E)と同じ状態である。図5(A)の状態から印刷中のプル型ジョブの印刷が完了した場合、先頭のプル型ジョブが待ち行列バッファ36より消去され、次のプッシュ型ジョブが待ち行列バッファ36の先頭となり、印刷中の状態になる(図5(B))。プル型ジョブの分の容量が待ち行列バッファ36より開放されるが、この時点では、次のプッシュ型ジョブを新たに登録するほどの空きはできない。更に図5(B)の状態から印刷中のプッシュ型ジョブの印刷が完了した場合、先頭のプッシュ型ジョブが待ち行列バッファ36より消去され、次のプル型ジョブが待ち行列バッファ36の先頭となり、印刷中の状態になる(図5(C))。この状態になって、2個のプル型ジョブが待ち行列バッファ36に登録されているが、プッシュ型ジョブを新しく待ち行列バッファ36に登録することが可能となる。
本実施の形態1に挙げた印刷ジョブの登録例においては、従来の技術に比べて印刷ジョブ2個分早く、プッシュ型ジョブを登録できるようになる。つまり1印刷ジョブに2分かかるとすれば4分も早く登録できるようになる。
このようにしてプリンタ内部で計算した優先度を用いて待ち行列バッファ36を制御することにより、待ち行列バッファ36を有効に活用することができる。
なお、本発明の実施の形態1では優先度をプッシュ型ジョブであるかプル型ジョブであるかを元に判別したが、待ち行列バッファ36の利用効率を考慮した様々な優先度の計算を行うことが可能である。例えば、マルチパート形式印刷ジョブは印刷指示装置内部で一時的に作成した印刷ジョブであると判断し、優先度を高くするようなことが考えられる。また、単に印刷ジョブのデータ量が大きいものを、優先度を高くしても良い。また、待ち行列バッファ36の時間当たりの使用容量を考えると、印刷ジョブのデータ量を印刷されるページ数で除算した値が大きいものを、優先度を高くしても良い。例えば、印刷ジョブのデータ量が同じであれば、ページ数が少ないものの方が出力されるまでに時間が少なくて済むため、ページ数が少ないものを優先的に処理した方が待ち行列バッファの使用効率が高い。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、実施の形態1に加え、現在印刷中の印刷ジョブの中断を行う場合について図面を用いて詳細に説明する。
本実施の形態2では、実施の形態1に加え、現在印刷中の印刷ジョブの中断を行う場合について図面を用いて詳細に説明する。
印刷システムの構成は、実施の形態1と同様であり、図1中の待ち行列制御手段35の動作が、図6に示すフローチャートに従っているところを特徴とする。よって、印刷ジョブが印刷指示装置100からプリンタ装置300にLAN400を通じて渡された場合の処理を、図6を用いて詳細に説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係るプリンタ装置300の待ち行列制御手段35の動作を説明するフローチャートである。
図6に示すように、プリンタ装置300が印刷ジョブを受信する(S301)と、待ち行列バッファ36に空きがあるかを調べる(S302)。もし空きがなければ印刷ジョブの登録ができなかったことを印刷指示装置に通知し(S303)、S301に戻る。空きがあれば印刷ジョブの属性情報より優先度を計算する。ここでは、プッシュ型ジョブの優先度が高く、プル型ジョブの優先度が低いという計算を行うものとする(S304)。
次に、待ち行列バッファ36の中に、既に登録されている印刷ジョブの中で、新しく登録しようとしている印刷ジョブの優先度より優先度の低いジョブがあるか否かを調べる(S305)。もし待ち行列バッファ36の中に既に登録されている印刷ジョブの中で、いま登録しようとしている印刷ジョブの優先度より優先度の低いジョブがなければ、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する(S307)。そうでなければ、新しく登録しようとする印刷ジョブの優先度より現在印刷中の印刷ジョブの優先度が低いか否かを判定する(S308)。新しく登録しようとする印刷ジョブの優先度より現在印刷中の印刷ジョブの優先度が低ければ、印刷中の印刷ジョブを中断し、待ち行列バッファ36の先頭に印刷ジョブを登録する(S309)。そうでなければ待ち行列バッファ36中、印刷中の印刷ジョブを除く、優先度の低い印刷ジョブの前に印刷ジョブを登録する(S306)。
この図6に示される処理がなされるプリンタ装置300において、印刷ジョブが次々と登録され、また印刷完了していくときの待ち行列バッファ36の様子を図7および図8を用いて説明する。図7(A)〜図7(E)および図8(A)〜図8(C)は、本発明の実施の形態2に係るプリンタ装置300の待ち行列バッファ36に登録されている印刷ジョブの様子を説明する図である。
図7(A)は待ち行列バッファ36の初期状態である。ここでプル型ジョブが登録されると、S301で印刷ジョブが受信される。次に待ち行列バッファ36に空きがあるか否かをチェックする(S302)。空きがあるのでS304に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする。本印刷ジョブはプル型印刷ジョブなので優先度が低い。次にS305に進み、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低い印刷ジョブがあるか否
かを調べる。待ち行列バッファ36は空なので待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低いジョブがなく、S307に進む。S308では今登録しようとしている印刷ジョブの優先度が、印刷中の印刷ジョブより低いか否かをチェックしているが、何も印刷していないのでS306に進む。S306では、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する。この時点で、図3のS201において待ち行列バッファ36に印刷ジョブが登録されたのでS202に進み、待ち行列バッファ36の先頭の印刷ジョブの印刷を実行する。この時点の待ち行列バッファ36の状態を示すものが図7(B)である。
かを調べる。待ち行列バッファ36は空なので待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低いジョブがなく、S307に進む。S308では今登録しようとしている印刷ジョブの優先度が、印刷中の印刷ジョブより低いか否かをチェックしているが、何も印刷していないのでS306に進む。S306では、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する。この時点で、図3のS201において待ち行列バッファ36に印刷ジョブが登録されたのでS202に進み、待ち行列バッファ36の先頭の印刷ジョブの印刷を実行する。この時点の待ち行列バッファ36の状態を示すものが図7(B)である。
更にプル型ジョブが登録されると、S301で印刷ジョブが受信される。次に待ち行列バッファ36に空きがあるか否かをチェックする(S302)。空きがあるのでS304に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする。本印刷ジョブはプル型印刷ジョブなので優先度が低い。次にS305に進み、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低いジョブがあるかどうか調べる。待ち行列バッファ36には優先度低の印刷ジョブだけなので、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低い印刷ジョブがなく、S307に進む。S308では現今登録しようとしている印刷ジョブの優先度が、印刷中の印刷ジョブの優先度より低いか否かをチェックするが、優先度は同じなのでS306に進む。S306では、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する。この時点の待ち行列バッファ36の状態を示すものが図7(C)である。
更にプル型ジョブが登録されると、S301で印刷ジョブが受信される。次に待ち行列バッファ36に空きがあるかどうかチェックする(S302)。空きがあるのでS304に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする。本印刷ジョブはプル型印刷ジョブなので優先度が低い。次にS305に進み、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低い印刷ジョブがあるかどうか調べる。待ち行列バッファ36には優先度低の印刷ジョブだけなので、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低い印刷ジョブがなく、S307に進む。S308では今登録しようとしている印刷ジョブの優先度が、印刷中の印刷ジョブより低いか否かをチェックするが、優先度は同じなのでS306に進む。S306では、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する。この時点の待ち行列バッファ36の状態を示すものが図7(D)である。
ここで、更にプッシュ型ジョブが登録されると、S301で印刷ジョブが受信される。次に待ち行列バッファ36に空きがあるかどうかチェックする(S302)。空きがあるのでS304に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする。本印刷ジョブはプッシュ型印刷ジョブなので優先度が高い。次にS305に進み、待ち行列バッファ36に登録されている優先度の低いジョブがあるかどうか調べる。待ち行列バッファ36には優先度の低い印刷ジョブが登録されているだけなのでS308に進む。S308では今登録しようとしている印刷ジョブの優先度が、印刷中の印刷ジョブより低いか否かをチェックするが、印刷中の印刷ジョブの方が、優先度が低いので、S309に進む。S309では印刷中の印刷ジョブを中断して、今登録するプッシュ型の印刷ジョブを待ち行列バッファ36の先頭に登録する。一方、図3に示す処理において、印刷中の印刷ジョブが中断されたことが判定され(S203)、処理が先頭に戻り、S201で待ち行列バッファ36の先頭に登録されているプッシュ型のジョブの印刷が実行され、印刷中の状態になる。この時点の待ち行列バッファ36の状態を示すものが図7(E)である。
ここで、順次印刷ジョブが印刷完了していく様子を、図8を用いて説明する。図8(A)は、図7(E)と同じ状態である。図8(A)の状態から印刷中のプッシュ型ジョブの印刷が完了した場合、先頭のプル型ジョブが待ち行列バッファ36より消去され、次のプル型ジョブが待ち行列バッファ36の先頭となり、印刷中の状態になる(図8(B))。この状態になって、3個のプル型ジョブが待ち行列バッファ36に登録されているが、プッシュ型ジョブを新しく待ち行列バッファ36に登録することが可能となる。
本実施の形態2に挙げた印刷ジョブの登録例においては、従来の技術に比べて印刷ジョブ3個分早く、プッシュ型ジョブを登録できるようになる。1印刷ジョブに2分かかるとすれば6分も早く登録できるようになる。
このようにして、本発明の実施の形態2においては、現在印刷中のジョブがあっても中断することにより、待ち行列バッファ36の効率を飛躍的に高めることができ、待ち行列バッファ36を有効に活用することができる。なお、現在印刷中の印刷ジョブを中断しても、再度印刷シーケンスに入れば良い為、最終的な印刷物は得ることができる。
なお、プリンタ装置300では、1枚の紙面の印刷途中で中断してしまうと、印刷用紙やトナーやインクが無駄になってしまうというプリンタ装置特有の問題点がある。従って、そのような問題が発生しないように、印刷ジョブの途中であっても、1枚の紙面の印刷の切れ目で中断するようにしてもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、優先度の高い印刷ジョブがプリンタ内部の待ち行列バッファに入りきれずに、待ち行列に投入できなかった場合の処理について図面を用いて詳細に説明する。
本実施の形態3では、優先度の高い印刷ジョブがプリンタ内部の待ち行列バッファに入りきれずに、待ち行列に投入できなかった場合の処理について図面を用いて詳細に説明する。
印刷システムの構成は実施の形態1と同様であり、図1中の待ち行列制御手段35の動作が、図9に示す処理に従っているところを特徴とする。よって、印刷ジョブが印刷指示装置100からプリンタ装置300にLAN400を通じて渡された場合の処理を、図9を用いて詳細に説明する。図9は、本発明の実施の形態3に係るプリンタ装置300の待ち行列制御手段35の動作を説明するフローチャートである。
図9に示すように、プリンタ装置300が印刷ジョブを受信する(S401)と、受け入れ拒否タイマがタイムアウトしたか否かを調べる(S402)。なお、受け入れ拒否タイマは後述のS409にて説明する。受け入れ拒否タイマがタイムアウトしていれば、S403に進み、受け入れ拒否フラグをオフにする。次にS404に進み、印刷ジョブの属性情報より優先度を計算する。この優先度の計算は実施の形態1および実施の形態2で説明してきた内容と同様である。次に、印刷ジョブの優先度が低く、かつ、受け入れ拒否フラグがオンであるかどうかをチェックする(S405)。判定が真であれば、S406に進み、印刷指示装置に印刷ジョブ登録不可通知を行い、S401に戻る。判定が偽であればS407に進む。
S407では、待ち行列バッファ36に空きがあるかどうかチェックする。空きがない場合、待ち行列バッファ36が空くまでの時間を予測する(S408)。この時間予測は、待ち行列バッファ36中の全印刷ジョブの印刷枚数とプリンタの時間当たりの印字速度とから計算することができる。次にS409に進み、受け入れ拒否フラグをオンにし、受け入れ拒否タイマを予測した時間の値にセットする。このタイマは、セットした時間が経過するとタイムアウトするようになっている。次にS410に進み、印刷指示装置100に印刷ジョブ登録不可通知を行い、S401に戻る。待ち行列バッファ36に空きがある場合はS411に進む。
次に、待ち行列バッファ36の中に、既に登録されている印刷ジョブの中で、新しく登録しようとしている印刷ジョブの優先度より優先度の低いジョブがあるか否かを調べる(S411)。もし待ち行列バッファ36の中に既に登録されている印刷ジョブの中で、いま登録しようとしている印刷ジョブの優先度より優先度の低いジョブがなければ、待ち行列バッファ36の最後に印刷ジョブを登録する(S413)。そうでなければ、待ち行列
バッファ36中、印刷中の印刷ジョブを除く、優先度の低い印刷ジョブの前に印刷ジョブを登録する(S412)。
バッファ36中、印刷中の印刷ジョブを除く、優先度の低い印刷ジョブの前に印刷ジョブを登録する(S412)。
さてここで、この図9に示す処理に従って処理がなされるプリンタ装置300において、印刷ジョブが次々と登録され、図4(E)に示す状態になったときに、更に印刷ジョブが登録されようとするときの処理を説明する。
ここでプッシュ型ジョブが登録されると、S401で印刷ジョブが受信される。次に受け入れ拒否タイマがタイムアウトしたかどうか調べる(S402)。受け入れ拒否タイマはまだ設定されていないのでタイムアウトもせず、S404に進む。すなわち、印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする(S404)。プッシュ型印刷ジョブなので、優先度は高い。
次に、印刷ジョブの優先度が低く、かつ、受け入れ拒否フラグがオンであるかどうかをチェックする(S405)。優先度は高いのでS407に進む。
次に待ち行列バッファ36に空きがあるかどうかチェックする(S407)。空きがないので、S408に進む。ここでは待ち行列バッファ36が空くまでの時間を予測する(S408)。次のプッシュ型ジョブを登録するためには、現在印刷中のプル型ジョブと、次のプッシュ型ジョブの印刷が完了し、待ち行列バッファ36が空くことが必要である。この2つの印刷ジョブの残り印刷枚数と、プリンタの時間当たりの印字速度より2つの印刷ジョブが完了するまでの時間を予測計算することができる。次に受け入れ拒否フラグをオンにし、受け入れ拒否タイマを今予測した時間に設定する(S409)。そして印刷指示装置に印刷ジョブ登録不可通知を行い、S401に戻る。
さて、ここで新しくプル型印刷ジョブを登録しようとする場合を考える。S401でプル型ジョブが登録されると、次に受け入れ拒否タイマがタイムアウトしたかどうか調べる(S402)。まだ受け入れ拒否タイマがタイムアウトしない場合、S404に進む。次に印刷ジョブの属性情報より優先度計算をする(S404)。プル型印刷ジョブなので、優先度は低い。
次に、印刷ジョブの優先度が低く、かつ、受け入れ拒否フラグがオンであるかどうかをチェックする(S405)。いずれも真であるため、S406に進み、印刷指示装置に印刷ジョブ登録不可通知を行い、S401に戻る。この動作は受け入れ拒否タイマがタイムアウトするまで、すなわち、先に計算したプッシュ型ジョブが投入可能になるまでの時間継続する。
このように、本発明の実施の形態3においては、ある一定期間はたとえ待ち行列バッファ36に空きがあってもプル型のジョブを待ち行列に投入しないようにすることにより、従来の技術で課題であった、待ち行列バッファに空きがある場合に印刷ジョブを登録してしまい、プッシュ型ジョブの印刷機会の喪失を防止することを可能としている。
また、この待ち行列バッファ36が空くまでの予測時間を印刷指示装置100に通知するようにしても良い。これを表示画面上に表示してユーザに中断するか待つかの判断を仰ぐようにしたり、自動的に予測時間経ったら再度印刷ジョブを発行したりするようにしても良い。
なお、本発明の実施の形態3の説明においては、待ち行列バッファ36の状態より一定期間の値を予測計算するようにしたが、一定時間は固定値としてもよいし、あるいはプッシュ型ジョブが投入されるまでずっと待つようにしても良い。
以上、これまでの説明においては、優先度の計算においてはプリンタ装置300に与えられた一般的な印刷ジョブの情報から得られる属性情報を用いるようにしたが、印刷指示装置100からこの優先度を算出するに参考となる属性情報を設定するようにしても良い。
例えば、印刷指示装置100が発行する印刷ジョブを図10に基づいて説明する。図10は、本発明の実施の形態3に係る印刷指示装置100が発行する印刷ジョブの一例を示す図であり、デジタルテレビの画面データを印刷するような例である。図10において、属性情報として「データソース:スクリーン」と指定しており、プリンタ装置はこの属性情報を元に優先度を計算するようにすることもできる。すなわち、デジタルテレビの画面は逐次移り変わるものであり、時間が経てば保持できなくなってしまうため、この情報を付与することにより優先度の高い情報であることを示すものである。この場合、これまでに示した待ち行列バッファを効率的に利用するという目的以外に、印刷という操作には時間を要するものであるし、またインク切れや紙詰まりなどにより印刷が失敗する、という状況も発生しうる。従って、一時的データは優先的に印刷させるようにするものである。
なお、この属性情報は画面データであるというだけでなく、放送波から得られたデータであるという情報を利用することもできる。あるいはアプリケーション11により一時的に生成されたデータで、長時間印刷指示装置100で保持できないような条件を設定するようにしても良い。また、印刷指示装置100がモバイル装置でネットワークに長時間参加できないような場合にも優先的に印刷させるために、装置種別情報を属性情報として設定するようにしても良い。
また、ユーザにとって意図しない印刷順序となる場合があるため、待ち行列バッファ36中の順序を変更した場合、印刷指示装置100に通知するようにしても良い。また、順序の変更を望まないユーザのために、このような待ち行列バッファに登録される順序が変更されるような動作を抑制するような設定項目をプリンタ装置300に設けても良い。
本発明に係るプリンタ装置は、印刷指示装置より指示される属性の異なる複数の印刷ジョブを効率よく印刷するプリンタ装置として有用である。
また、本発明に係る印刷指示装置は、複数の印刷ジョブをプリンタ装置に印刷指示する装置として有用であり、デジタルテレビ、携帯電話機およびパーソナルコンピュータ等として有用である。
100 印刷指示装置
300 プリンタ装置
400 LAN
11 アプリケーション
12 変換手段
13 プリント制御手段
14 印刷バッファ
15 Ethernet(登録商標) I/F
31 プリンタエンジン
32 ラスタライザ
33 インタプリタ
34 優先度決定手段
35 待ち行列制御手段
36 待ち行列バッファ
37 Ethernet(登録商標) I/F
300 プリンタ装置
400 LAN
11 アプリケーション
12 変換手段
13 プリント制御手段
14 印刷バッファ
15 Ethernet(登録商標) I/F
31 プリンタエンジン
32 ラスタライザ
33 インタプリタ
34 優先度決定手段
35 待ち行列制御手段
36 待ち行列バッファ
37 Ethernet(登録商標) I/F
Claims (20)
- 複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、前記待ち行列バッファに登録された順序で前記印刷ジョブを処理するプリンタ装置において、
前記印刷ジョブの属性情報により前記印刷ジョブの優先度を決定し、優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して前記待ち行列バッファに登録することを特徴とするプリンタ装置。 - 前記印刷ジョブの属性情報に応じて、前記待ち行列バッファで先に登録された優先度の低い印刷ジョブの実行を即時中断し、優先度の高い印刷ジョブの印刷処理を即時に行うようにすることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
- 前記印刷ジョブの属性情報に応じて、前記待ち行列バッファで先に登録された優先度の低い印刷ジョブの現在印刷中のページの印刷終了時に印刷を中断し、優先度の高い印刷ジョブの印刷処理を行うようにすることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
- 前記属性情報は、プッシュ型かプル型かの情報を有し、前記優先度はプッシュ型印刷ジョブの優先度を高く、プル型印刷ジョブの優先度を低くすることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載のプリンタ装置。
- 前記属性情報は、マルチパート形式印刷ジョブの有無の情報を有し、前記優先度は、マルチパート形式印刷ジョブの優先度を高く、マルチパート形式でない印刷ジョブの優先度を低くすることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載のプリンタ装置。
- 前記属性情報は、印刷ジョブのデータ量の属性を有し、前記優先度は、印刷ジョブのデータ量が予め決められた値より大きいものを高くすることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載のプリンタ装置。
- 前記属性情報は、印刷ジョブのデータ量を印刷されるページ数で除算した値を有し、前記優先度は、印刷ジョブのデータ量を印刷されるページ数で除算した値が予め決められた値より大きいものを高くすることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載のプリンタ装置。
- 前記待ち行列バッファに、優先度の高い印刷ジョブが入りきれずに登録できないときは、登録できない当該優先度の高い印刷ジョブの優先度より低い優先度を持つ印刷ジョブを、前記待ち行列バッファに受け入れないようにすることを特徴とする請求項1から7のいずれかの項に記載のプリンタ装置。
- 前記待ち行列バッファに受け入れない期間を、一定期間とすることを特徴とする請求項8に記載のプリンタ装置。
- 前記一定期間は、投入できなかった印刷ジョブのバッファ容量が開放されるまでの待ち時間を、現在待ち行列に登録されている前記印刷ジョブの属性情報から予測して算出することを特徴とする請求項9記載のプリンタ装置。
- 複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、前記待ち行列バッファに登録された順序で前記印刷ジョブを処理する際に、前記印刷ジョブの属性情報により前記印刷ジョブの優先度を決定し、優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して前記待ち行列バッファに登録するプリンタ装置に、印刷ジョブとなる印刷データを送信して印刷指示を行う印刷指示装置において、
前記印刷データが一時的なデータであるか否かを前記印刷ジョブの属性情報として付与することを特徴とする印刷指示装置。 - 前記属性情報は、放送波から得られた印刷データであること示す情報を含むことを特徴とする請求項11に記載の印刷指示装置。
- 前記属性情報は、表示画面のスクリーンコピーの印刷データであることを示す情報を含むことを特徴とする請求項11に記載の印刷指示装置。
- 前記属性情報は、自装置がモバイル装置であることを示す情報を含むことを特徴とする請求項11に記載の印刷指示装置。
- 請求項1から請求項7のいずれかの項に記載のプリンタ装置と、
請求項11から請求項14のいずれかの項に記載の印刷指示装置と
を含むことを特徴とする印刷システム。 - 請求項8から請求項10のいずれかの項に記載のプリンタ装置と、
請求項11から請求項14のいずれかの項に記載の印刷指示装置とを含む印刷システムであって、
前記プリンタ装置は、前記待ち行列バッファに、印刷ジョブが登録可能となるまでの予測時間を前記印刷指示装置に通知する機能を有し、
前記印刷指示装置は、通知された前記予測時間を表示する機能を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記プリンタ装置は、待ち行列バッファに印刷ジョブが登録可能となったことを前記印刷指示装置に通知する機能を有し、
前記印刷指示装置は、その通知を受けて印刷ジョブを発行する機能を有することを特徴とする請求項16記載の印刷システム。 - 複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、前記待ち行列バッファに登録された順序で印刷ジョブを処理する印刷方法であって、
前記印刷ジョブの属性情報より印刷ジョブの優先度を決定するステップと、
優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して前記待ち行列バッファに登録するステップとを有することを特徴とする印刷方法。 - コンピュータに、
複数の印刷ジョブを待ち行列バッファに登録し、前記待ち行列バッファに登録された順序で前記印刷ジョブを印刷する印刷プログラムであって、
前記印刷ジョブの属性情報より印刷ジョブの優先度を決定するステップと、
優先度の高い印刷ジョブを優先度の低い印刷ジョブより優先して前記待ち行列バッファに登録するステップとを実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項19に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005343270A JP2007148851A (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | プリンタ装置、印刷指示装置、印刷システム、印刷方法、プログラムおよび記録媒体 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009031845A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷制御装置、及び印刷制御プログラム |
JP2009160884A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Canon Inc | 印刷装置及び印刷方法 |
JP2012203648A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 出力装置、出力システムおよびプログラム |
JP2015231705A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 印刷装置及びプログラム |
JP7472499B2 (ja) | 2020-01-17 | 2024-04-23 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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-
2005
- 2005-11-29 JP JP2005343270A patent/JP2007148851A/ja active Pending
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