JP7472499B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、インストールしたアプリケーションに基づきジョブを行う画像形成装置に関する。
画像データを扱う装置は、画像データを処理して、ジョブを実行する。このような装置には、画像データとともに、インストールしたアプリケーションを揮発性メモリー(RAM)に読み出すものがある。RAMの容量には上限がある。一般に、安価な装置ほど、RAMの容量は少ない。そして、色数、用紙サイズ、解像度によっては、印刷に用いる画像データのサイズが大きくなることがある。RAMの空き容量の不足が生ずる場合がある。特許文献1には、印刷でのRAMの空き容量不足に対処するための技術の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、画像情報(画像データ)の処理に使用するメモリーの消費量を格納し、空きメモリー容量情報を取得し、格納するメモリーの消費量と、空きメモリー容量情報とに基づいて、画像情報の処理が可能であるか否かを判断し、不可と判断した場合、正確な印刷結果が得られないことを警告する情報処理装置が記載されている。文書の印刷が可能であるか否かを判断し、文字抜け、文字化けの印刷を防ごうとする(特許文献1:請求項1、[0008]、[0022]参照)。
特開2004-227390号公報
近年、画像形成装置の多機能化が進んでいる。複合機と呼ばれる画像形成装置では、印刷、原稿読み取り、データ送信など、複数の機能を使用することができる。さらに、アプリケーションを画像形成装置にインストールすることがある。アプリケーションによって、画像形成装置が持つ機能を高度に組み合わせたり、機能(できること)を増やしたり、使いやすくすることができる。例えば、データ配信を自動化するアプリケーション、文書データの管理を容易にするアプリケーション、機密情報を漏洩し難くするアプリケーションなどがある。これら以外にも、多数のアプリケーションが開発、提供されている。
メモリーには、システムソフトウェアが読み出される。アクティベート(起動)したアプリケーションの実行ファイルはメモリーに読み出される。複数のアプリケーションがメモリーに読み出されることもある。さらに、ジョブに用いる画像データをメモリー上で処理することがある。様々なソフトウェア、アプリケーション、データが読み出されることにより、メモリーの空きサイズが少なくなり、新たなアプリケーションをアクティベートして、新たなジョブを行えない場合があるという問題がある。
特許文献1に記載の装置は、メモリー不足に起因する不正確な印刷を警告する。しかし、特許文献1に記載の装置は、警告の原因(メモリー不足)を解消しない。しかも、一度警告が出る状態になれば、印刷のたびに警告が出続ける。特許文献1記載の技術では、上記の問題を解決することはできない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、停止する機能を選択できるようにし、選択した機能を停止してメモリー不足を解消し、所望のアプリケーションを用いたジョブの実行時のメモリー不足の発生を防ぐ。
上記課題解決のため、本発明に係る画像形成装置は、プリンター部、スキャン部、操作パネル、表示パネル、不揮発性記憶部、メモリー、制御部を含む。前記プリンター部は印刷を行う。前記スキャナー部は原稿を読み取って画像データを生成する。前記操作パネルは使用者の操作を受け付ける。前記表示パネルは表示を行う。前記不揮発性記憶部は、ジョブを行うためのアプリケーションを複数記憶する。前記メモリーは、アクティベートした前記アプリケーションのプログラムが読み出される。前記制御部は、実行するジョブで使用する機能ごとに、前記メモリーの記憶領域の一部を、割り当て領域として割り当てる。前記操作パネルが前記アプリケーションのアクティベート操作を受け付けた場合、前記制御部は、前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションが使用する機能を認識する。前記制御部は、現在の前記メモリーの空き領域のサイズである空きサイズを認識する。前記制御部は、前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションのジョブの実行に必要なメモリーの容量である必要メモリー量を定める。前記空きサイズが前記必要メモリー量よりも小さいとき、前記制御部は、無効化対象リストを前記表示パネルに表示させる。前記無効化対象リストは、現在、前記割り当て領域が前記メモリーに設定されており、かつ、前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションが使用しない機能である不使用機能の一覧である。前記操作パネルは、前記無効化対象リストの不使用機能のうち、無効化する機能である無効化機能の選択を受け付ける。前記制御部は、前記無効化機能のプロセスを停止し、前記無効化機能に対応する前記割り当て領域を開放する。
本発明によれば、これから使おうとするアプリケーションで使用しない機能の中から停止する機能を選択することができる。選択した機能を停止してメモリー不足を解消することができる。所望のアプリケーションを用いたジョブの実行時のメモリー不足の発生を防ぐことができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機のモジュールの一例を示す図である。 実施形態に係るアプリケーションの一例を示す図である。 アプリケーションのアクティベート操作時の実施形態に係る複合機での処理の一例を示す図である。 実施形態に係る無効化対象リストの一例を示す図である。 実施形態に係る記憶部が記憶するデータの一例を示す図である。 実施形態に係る待ち時間通知画面の一例を示す図である。
以下、図1~図7を用いて本発明の実施形態を説明する。以下の説明では、画像形成装置として、複合機100を例に挙げて説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
(複合機100)
次に、図1に基づき、実施形態に係る複合機100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
複合機100は制御部1、記憶部2、操作パネル3、原稿フィーダー部4a、スキャナー部4b、プリンター部5を含む。制御部1は基板である(メイン制御基板)。制御部1は複合機100の動作を制御する。制御部1は制御回路10、画像処理回路11、通信回路12を含む。例えば、制御回路10はCPUである。記憶部2が記憶するプログラム、データに基づき、制御回路10は演算、処理を行い、各部分の動作を制御する。
例えば、画像処理回路11はASIC(画像処理用に設計された集積回路)である。画像処理回路11は、ジョブに用いる画像データを生成し、画像処理する。例えば、通信回路12(通信部)はコネクター、通信制御回路(通信IC)、通信用メモリーを含む。通信回路12はコンピューター200と通信する。通信用メモリーは通信用ソフトウェアを記憶する。例えば、コンピューター200はPC、サーバーである。通信回路12は、コンピューター200から送信された印刷用データを受信する。印刷用データは、印刷の設定データや印刷内容をページ記述言語で記述したデータを含む。通信回路12は、設定された宛先に画像ファイルを送信することもできる。
記憶部2はRAM21(Random Access Memory、メモリーに相当)、ROM22(不揮発性記憶部に相当)、ストレージ23(不揮発性記憶部に相当)を含む。ストレージ23はHDD又はSSDである。記憶部2は不揮発性と揮発性の記憶媒体を組み合わせたものである。
複合機100は操作パネル3を含む。操作パネル3は表示パネル31、タッチパネル32、ハードキー33を含む。なお、表示パネル31とタッチパネル32は、操作パネル3と別体でもよい。制御部1は、メッセージ、設定画面、ソフトウェアキーを表示パネル31に表示させる。また、タッチパネル32の出力に基づき、制御部1は操作されたソフトウェアキーを認識する。ハードキー33が出力する信号に基づき、制御部1は、操作されたハードキー33を認識する。
複合機100は原稿フィーダー部4aとスキャナー部4bを含む。原稿フィーダー部4aは自動原稿送り装置(ADF、原稿搬送装置)と称されることもある。例えば、原稿フィーダー部4aとスキャナー部4bの組み合わせは、複合機100の上方に配置される。
例えば、原稿フィーダー部4aは、原稿トレイ、給紙ローラー、複数の原稿搬送ローラー対を含む。使用者は読み取りたい原稿を原稿トレイにセットする。原稿フィーダー部4aは原稿トレイの原稿を1ページずつ給紙、搬送する。原稿搬送路の途中に、送り読取用コンタクトガラスが設けられる。送り読取用コンタクトガラスはスキャナー部4bの一部である。送り読取用コンタクトガラスの上方が送り読取の読取位置となる。
スキャナー部4bは読取ユニットを含む。読取ユニットは、ランプ、レンズ、イメージセンサー(ラインセンサー)を含む。また、スキャナー部4bは原稿台(透明な板)と送り読取用コンタクトガラスを備える。スキャナー部4bは、原稿台上の原稿、又は、送り読取用コンタクトガラスを通過する原稿を読み取る。スキャナー部4bは読み取った原稿の画像データを生成する。
プリンター部5は給紙部5a、用紙搬送部5b、画像形成部5c、定着部5dを含む。印刷を伴うジョブのとき、制御部1は給紙部5a、用紙搬送部5b、画像形成部5c、定着部5dの動作を制御する。給紙部5aは用紙カセット、給紙ローラー、給紙モーター(不図示)を含む。用紙束が用紙カセットにセットされる。給紙モーターは給紙ローラーを回転させる。印刷ジョブのとき、制御部1は給紙ローラー(給紙モーター)を回転させる。回転する給紙ローラーは、用紙カセットにセットされた用紙を1ページずつ送り出す。用紙は用紙搬送部5bに送り出される。
用紙搬送部5bは用紙搬送用の搬送ローラー対、搬送ガイド、搬送モーター(不図示)を含む。搬送モーターは搬送ローラー対を回転させる。これにより、搬送ローラー対は用紙を搬送する。画像形成部5cは感光体ドラム、露光装置、帯電装置、現像装置、転写ローラーを含む。帯電装置、現像装置、転写ローラーは、感光体ドラムの周りに設けられる。感光体ドラムの表面(周面)は感光層である。印刷のとき、制御部1は、感光体ドラムを回転させるメインモーター(不図示)を回転させる。
帯電装置は感光体ドラムの表面を帯電する。露光装置は、ポリゴンミラーとポリゴンモーターを含む。ポリゴンモーターはポリゴンミラーを回転する。露光装置は半導体レーザー装置(レーザーダイオード)を含む。画像データに基づき、制御部1は半導体レーザー装置を点消灯させる。レーザー光がポリゴンミラーで反射される。その結果、感光体ドラムの周面には、画像データと対応する静電潜像が形成される。現像装置はトナーを内部に収容する。現像装置は周面にトナーを担持する現像ローラーを含む。現像ローラーが担持するトナーによって、感光体ドラムの周面の静電潜像が現像される。印刷時、転写ローラーは回転し、感光体ドラムから用紙にトナー像を転写する。
定着部5dは、定着用回転体とヒーターを含む。定着用回転体として、トナー像が転写された用紙は、定着部5dを通過する。この通過のとき、用紙が加熱、加圧され、トナー像が用紙に定着する。定着部5dを通過した用紙は、排出トレイに排出される。
また、複合機100は無線通信回路6を含む。無線通信回路6(無線通信部)はアンテナ、通信制御回路(通信IC)、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは無線通信用ソフトウェアを記憶する。無線通信回路6は無線通信機器と通信する。例えば、無線通信機器はスマートフォン、タブレットコンピューター200である。無線通信回路6は、無線通信機器とデータの送受信を行う。
また、複合機100はリーダー7を含む。リーダー7はアンテナ、通信制御回路(通信IC)、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは通信用ソフトウェアを記憶する。通信用メモリーは媒体と通信するためのソフトウェアを記憶する。リーダー7は情報を記憶した媒体(例えば、IDカード)と、近距離無線通信を行う。リーダー7は、媒体に記憶されたデータを読み出せる。
(モジュール)
次に、図2を用いて、実施形態に係る複合機100が用いるモジュールの一例を説明する。図2は、実施形態に係る複合機100のモジュールの一例を示す図である。
複合機100は複数の機能を有する。例えば、複合機100は、表示機能と操作受付機能を有する。表示機能は、画面、画像を表示パネル31に表示する機能である。この機能により、設定画面、設定用画像を表示パネル31に表示させることができる。操作受付機能は、使用者が行った設定操作を受け付け、操作内容を認識する機能である。
また、複合機100は、例えば、スキャン機能、プリント機能、データ送信機能、データ受信機能、画像データ生成機能、データ保存機能、画像データ編集機能を有する。
・スキャン機能は、スキャナー部4bを用いて原稿を読み取り、読み取りで出力されるアナログ画像信号に基づき、原稿画像データを生成する機能である。
・プリント機能は、画像データを加工(画像処理)して印刷用画像データを生成し、プリンター部5が印刷用画像データに基づく印刷を行う機能である。
・データ送信機能は、画像データを加工(画像処理)して送信用画像データ(送信用画像ファイル)を生成し、通信回路12が送信用画像データを送信する機能である。
・データ受信機能は、通信回路12が機器と通信してデータを取得する機能である。
・画像データ生成機能は、通信回路12が取得したデータに基づき、画像処理回路11が画像データ(ラスターデータ)を生成する機能である。
・データ保存機能は、画像データを加工(画像処理)して保存用画像データ(保存用画像ファイル)を生成し、記憶部2(ストレージ23)が保存用画像データを記憶する処理である。
・画像データ編集機能は、画像処理回路11が画像データの解析、情報抽出、加工、編集の何れか1つ又は複数を行う機能である。
なお、複合機100が有する機能は、上記に限られない。
複合機100では、標準で(アプリケーション9をインストールしなくても)、例えば、コピージョブ、プリントジョブ、スキャン送信ジョブ、スキャン保存ジョブを行うことができる。
・コピージョブは、原稿を読み取って原稿画像データを生成し、原稿画像データに基づき印刷するジョブである。コピージョブでは、スキャン機能、プリント機能が使用される。
・プリントジョブは、通信回路12が受信したデータに基づき印刷するジョブである。プリントジョブでは、データ受信機能、画像データ生成機能、プリント機能が使用される。
・スキャン送信ジョブは原稿を読み取り、読み取りで得られた画像データを送信するジョブである。スキャン送信ジョブでは、スキャン機能、データ送信機能が使用される。
・スキャン保存ジョブは原稿を読み取り、読み取りで得られた画像データに基づくファイルをストレージ23に保存するジョブである。スキャン保存ジョブでは、スキャン機能、データ保存機能が使用される。
複合機100は無線通信回路6による無線通信機能を有する。さらに、複合機100は、リーダー7による媒体通信機能を有する。他の機能を使用できてもよい。
これらの機能を実現するためのモジュールをROM22又はストレージ23に記憶させてもよい。例えば、1、又は、複数の機能を用いるためのプログラム、データが1つのモジュールにまとめられてもよい。モジュールは、複合機100のシステムソフトウェアの一部を構成する。
図2は、複合機100が記憶するモジュールの一例を示す。例えば、記憶部2は、操作パネル制御モジュール81、ジョブ制御モジュール82、印刷制御モジュール83、スキャン制御モジュール84、プロセス制御モジュール85、アプリケーション9管理モジュール86、メモリー管理モジュール87を含む。各モジュールはRAM21に読み出される。モジュールに基づき、制御部1は複合機100の動作を制御する。上記以外のモジュールをROM22又はストレージ23に記憶させてもよい。
操作パネル制御モジュール81は、表示パネル31の表示、操作パネル3での操作の受け付けを制御するためのモジュールである。制御部1が操作パネル制御モジュール81を実行することで、操作パネル3による表示機能と操作受付機能が実現される。
ジョブ制御モジュール82は、制御部1がジョブの生成、ジョブの進行状態の管理を行うためのモジュールである。
印刷制御モジュール83は、プリンター部5の印刷動作を制御するためのモジュールである。制御部1が印刷制御モジュール83を実行することで、プリンター部5を用いたプリンター機能が実現される。
スキャン制御モジュール84は、スキャナー部4bの読み取り動作を制御するためのモジュールである。制御部1がスキャン制御モジュール84を実行することで、スキャナー部4bを用いたスキャン機能が実現される。
プロセス制御モジュール85は、プロセスの生成、終了を制御するモジュールである。例えば、制御部1は、プロセス制御モジュール85を実行し、アクティベートしているアプリケーション9のプロセス、モジュールのプロセスの生成、終了を管理する。プロセス制御モジュール85は、現在実行中のプロセスとジョブを紐付けるモジュールでもある。
アプリケーション9管理モジュール86は、アプリケーション9のインストール、属性情報の保持、アプリケーション9の有効化(アクティベート)と無効化(終了)の制御、アプリケーション9の実行ファイル91のRAM21へのロード行うためのモジュールである。
メモリー管理モジュール87は、アプリケーション9や、ジョブで使用する各機能(モジュール)に、RAM21の記憶領域の割り当てを行うためのモジュールである。メモリー管理モジュール87に基づき、制御部1は、RAM21の空き領域に、ジョブで使用する機能用の領域(割り当て領域)を設定する。例えば、記憶部2は、機能ごとに、割り当て領域のサイズを定義したデータ(割り当て定義データD1)を不揮発的に記憶してもよい(図1参照)。制御部1は、割り当て定義データD1を参照して、割り当て領域を設定する。割り当て領域では、対応する機能のプログラム(モジュール)だけが書き込むことができる。割り当て領域の設定により、他のプログラムやモジュールが割り当て領域に書き込むことを防ぐことができる。
例えば、機能用の割り当て領域には、機能を用いるためのプログラム、データ、モジュールが読み出される。画像データを扱う機能の場合、割り当て領域に処理対象の画像データが記憶されてもよい。また、割り当て領域に画像処理中の画像データが収める場合もあり得る。割り当て領域において、プログラム(モジュール)が実行される。
アプリケーション9用の割り当て領域には、アクティベートするアプリケーション9のプログラム、実行ファイル91、データが読み出される。割り当て領域において、アプリケーション9のプログラムが実行される。画像データを扱うアプリケーション9の場合、割り当て領域に処理対象の画像データを記憶させてもよい。
その他、通信回路12のデータ送信機能に関するプログラムとデータをモジュール化してもよい(データ送信モジュール)。通信回路12によるデータ受信機能に関するプログラムとデータをモジュール化してもよい(データ受信モジュール)。無線通信回路6による無線通信用のプログラムとデータをモジュール化してもよい(無線通信モジュール)。リーダー7による媒体通信用のプログラムとデータをモジュール化してもよい(媒体通信モジュール)。
また、画像データ編集機能に関するプログラムとデータをモジュール化してもよい(画像編集モジュール)。アプリケーション9によっては、特有の画像データの解析、データ抽出、編集を行うことがある。画像データ編集機能に関するプログラムとデータは、アプリケーション9に含められてもよい。
(アプリケーション99)
次に、図1、図3を用いて、実施形態に係るアプリケーション9の一例を説明する。図3は、実施形態に係るアプリケーション9の一例を示す図である。
1又は複数の機能を使用し、複合機100では様々なジョブを実行することができる。さらに複合機100を効率よく使うためのアプリケーション9を複合機100にインストールすることができる。図1に示すように、ストレージ23にアプリケーション9をインストールすることができる。インストールするアプリケーション9は1つに限られない。ストレージ23には、複数のアプリケーション9をインストールすることができる。また、複数のアプリケーション9を起動させることもできる。
インストールするとき、制御部1は、インストール用のファイルを通信回路12に取得させてもよい。例えば、通信回路12は、ネットワーク又は通信可能に接続された媒体(例えば、USBメモリー)からインストール用のファイルを取得する。
図2は、アプリケーション9の一例を示す。例えば、アプリケーション9は、実行ファイル91と属性情報データ92を含む。アプリケーション9を用いるとき、使用者はアプリケーション9のアクティベート操作を行う。アクティベートのとき、制御部1は、メモリーの空き領域の一部を、アプリケーション9動作用の領域に割り当てる。制御部1は、アプリケーション9用の割り当て領域にアプリケーション9の実行ファイル91、実行用データを読み出す。
属性情報データ92は、アプリケーション9が使用する機能を定義したデータである。属性情報データ92を参照することにより、制御部1は、アプリケーション9が使用する機能を認識できる。制御部1は、アプリケーション9が使用する機能ごとに、メモリーの空き領域の一部を割り当てる。例えば、制御部1は、機能を実現するためのモジュール、プログラム、データを機能用の割り当て領域に読み出す。アプリケーション9には、様々な種類がある。以下、アプリケーション9の例を説明する。
(例1)データの管理を容易にするためのアプリケーション9がある。例えば、以下のような流れで処理がなされる。帳票や請求書のスキャン→原稿画像データを生成→原稿画像データを解析→自動的に文書の種類ごとに画像データを仕分け→種類に対応する保存場所に画像データを記憶。このアプリケーション9では、スキャン機能、画像データ編集機能、データ送信機能が使用される。
(例2)スキャンで得られた画像データに基づく画像ファイルを予め設定された保存場所に格納(アップロード)するアプリケーション9もある。例えば、アップロード先は、ネットワークに接続されたコンピューター200や、クラウドストレージ23を選ぶことができる。このアプリケーション9は、スキャン機能、データ送信機能が使用される。
(例3)特定の業種に対象を絞ったアプリケーション9もある。例えば、病院で用いる書類を読み取って画像データを取得し、患者と、カルテと、画像データを関連付けるアプリケーション9がある。入院、通院に関する書類管理を減らすことができる。このアプリケーション9は、スキャン機能、画像データ編集機能、データ保存機能が使用される。
(例4)予め記憶するデータを用いて、テストを作成し、解答用紙を読み取って自動採点し、採点結果を印刷できるアプリケーション9もある。テストの作成では、プリント機能、表示機能、操作受付機能が使用される。自動採点では、スキャン機能、プリント機能が使用される。
(例5)携帯型コンピューター200に複合機100の設定画面を表示し、携帯型コンピューター200で複合機100の設定を行えるようにするアプリケーション9もある。携帯型コンピューター200は、例えば、スマートフォンやタブレットコンピューター200である。このアプリケーション9では、表示機能、操作受付機能、無線通信機能が使用される。
(例6)プリントジョブのデータを送信しておき、リーダー7がプリントジョブの送信者のIDカード(媒体)を読み取ったとき、印刷を開始するアプリケーション9もある。これにより、機密文書ののぞき見や持ち去りを防ぐことができる。情報漏洩を防止することができる。このアプリケーション9では、データ受信機能、画像データ生成機能、媒体通信機能、プリント機能が用いられる。
その他、様々なアプリケーション9がある。アプリケーション9を用いることによって、複合機100が持つ機能を高度に組み合わせ、複合機100をより使いやすくすることができる。アプリケーション9では、複合機100が持つ複数の機能が用いられ、複合機100の有効活用が図られる。
(アプリケーション9のアクティベート操作時の処理)
次に、図4~図7を用いて、実施形態に係る複合機100でのアプリケーション9のアクティベート操作がなされたときの処理の一例を説明する。図4は、アプリケーション9のアクティベート操作時の実施形態に係る複合機100での処理の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る無効化対象リストL1の一例を示す図である。図6は、実施形態に係る記憶部2が記憶するデータの一例を示す図である。図7は、実施形態に係る待ち時間通知画面35の一例を示す図である。
アプリケーション9を用いてジョブを行いたいとき、アプリケーション9をアクティベート(有効化)する必要がある。つまり、使用者は、アプリケーション9を起動する必要がある。操作パネル3はアプリケーション9のアクティベート操作(起動操作)を受け付ける。
例えば、制御部1は、インストールされたアプリケーション9のアイコンを表示パネル31に表示させる。操作パネル3はアイコンへの操作を受け付ける。制御部1は、アイコンへの操作をアクティベート操作と認識する。図4のスタートは、制御部1が特定のアプリケーション9のアクティベート操作がなされたと認識した時点である。
まず、制御部1は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9の属性情報データ92を取得する(RAM21に読み出す)(ステップ♯1)。制御部1は、取得した属性情報データ92に基づき、アクティベート操作がなされたアプリケーション9が使用する機能を認識する(ステップ♯2)。そして、制御部1は、空きサイズを認識する(ステップ♯3)。空きサイズは、RAM21(メモリー)の現在の空き容量のサイズである。
次に、制御部1は必要メモリー量を定める(ステップ♯4)。必要メモリー量は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9のジョブの実行に必要なメモリー量である。記憶部2は必要量定義データD2を不揮発的に記憶する(図1参照)。必要量定義データD2は、アプリケーション9を用いたジョブの実行に必要な空きサイズを予め定めたデータである。この場合、アプリケーション9ごと(ジョブの種類ごと)に、必要メモリー量が予め定められる。制御部1は、必要量定義データD2を参照し、アクティベート操作がなされたアプリケーション9のジョブの必要メモリー量を定めてもよい。
また、アプリケーション9で用いる機能を基準に必要メモリー量を定めてもよい。この場合、機能ごとの割り当て領域のサイズが予め定められる。記憶部2は、機能ごとに、割り当て領域のサイズを定義したデータを不揮発的に記憶する。制御部1は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9のジョブで用いる機能の割り当て領域のサイズの合計を必要メモリー量として算出してもよい。
制御部1は、空きサイズが必要メモリー量よりも小さいか否かを確認する(ステップ♯5)。空きサイズが必要メモリー量以上のとき(ステップ♯5のNo)、制御部1は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9の有効化を開始する(ステップ♯6→エンド)。
例えば、制御部1は、機能(モジュール)、アプリケーション9の割り当て領域を設定し、必要なプログラム(実行ファイル91)、データをRAM21に読み出す。制御部1(制御回路10)は、読み出したプログラムの実行を開始する。これにより、アプリケーション9を用いて、ジョブを設定し、ジョブを実行することができるようになる。例えば、ジョブを実行するとき、アクティベートしたアプリケーション9の実行ファイル91に基づき、制御部1は、各機能を使用して、ジョブを行う。
一方、空きサイズが必要メモリー量よりも小さいとき(ステップ♯5のYes)、メモリー不足が生ずるおそれがある。そこで、空きサイズが必要メモリー量よりも小さいとき、制御部1は、不使用機能を認識する(ステップ♯7)。不使用機能は、現在、使用されている機能(RAM21に割り当て領域が設定されている機能)、かつ、アクティベート操作がなされたアプリケーション9で使用しない機能である。
例えば、無線通信機能、プリント機能を使用するアプリケーション9と、スキャン機能、画像データ編集機能、データ送信機能を使用するアプリケーション9が、起動されているとする。アクティベート操作がなされたアプリケーション9が、データ受信機能、プリント機能を使用するとする。この場合、制御部1は、無線通信機能、スキャン機能、画像データ編集機能、データ送信機能を不使用機能と認識する。
制御部1は、無効化対象リストL1を表示パネル31に表示させる(ステップ♯8)。無効化対象リストL1は不使用機能の一覧である。図5はリスト表示画面34の一例を示す。リスト表示画面34は無効化対象リストL1を含む。図5に示すように、無効化対象リストL1には、例えば、不使用機能の名前と、不使用機能の割り当て領域のサイズを含めることができる。
なお、制御部1は、同じ機能を用いるジョブを並行しない。例えば、連続する2つのジョブが何れもプリント機能を用いるとする。この場合、制御部1は、一方のジョブが終わってから、次のジョブを開始する。従って、プリント機能の割り当て領域は基本的に1つでよい。そこで、制御部1は、現在、メモリーに割り当て領域が設定されている機能、かつ、アクティベート操作がなされたアプリケーション9でも使用される機能の割り当て領域のサイズである継続領域サイズを認識してもよい。そして、空きサイズが必要メモリー量よりも小さく、かつ、空きサイズが、必要メモリー量から継続領域サイズを減じたサイズよりも小さいとき、無効化対象リストL1を表示パネル31に表示するようにしてもよい。必要メモリー量よりも空きサイズが小さくても、空きサイズが、必要メモリー量から継続領域サイズを減じたサイズ以上のとき、制御部1は無効化対象リストL1を表示パネル31に表示させないようにしてもよい。
無効化対象リストL1はチェックボックスC1を含む。チェックボックスC1をタッチすることにより、チェックを入れたり、外したりすることができる。使用者は、無効化する不使用機能に対応するチェックボックスC1にチェックを入れる。無効化する不使用機能を選択することができる。制御部1は、OKボタンB1が操作されたときにチェックが入っている機能を無効化機能と認識する(ステップ♯9)。操作パネル3は無効化機能の選択を受け付ける。操作パネル3は、1又は複数の無効化機能の選択を受け付ける。
無効化機能が選択されたとき、制御部1は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9が利用可能になるまでの待ち時間T1を推定し、推定した待ち時間T1を表示パネル31に表示させる(ステップ♯10)。
例えば、制御部1は、複数種の時間の推定値の合計を求めることにより、待ち時間T1を推定する。例えば、待ち時間T1を推定するとき、制御部1は、ジョブ終了待ち時間の推定値と、領域開放所要時間の推定値と、起動所要時間の推定値を求める。
ジョブ終了待ち時間の推定値は、現在から実行中のジョブが終了するまでの時間を推定値である。記憶部2(ストレージ23)は、待ち時間計算用データD3を不揮発的に記憶する。例えば、待ち時間計算用データD3は、ジョブの種類ごとに、1ページの処理に要する時間の推定値を定義したデータである。実際に1ページのジョブ実行に要する時間を測った結果に基づき、各ジョブの時間の推定値を定義することができる。
制御部1は、待ち時間計算用データD3を参照する。そして、制御部1は、実行中のジョブで処理する残りのページ数と、1ページの処理に要する時間を乗じて、ジョブ終了待ち時間の推定値を求める。実行中のジョブがないとき、制御部1は、ジョブ終了待ち時間の推定値をゼロとする。なお、原稿のスキャンを伴うジョブのとき、あと何枚処理するか(読み取るか)わからない場合もあり得る。この場合、制御部1は、予め定められた仮枚数を残りの枚数とし、ジョブ終了待ち時間の推定値を求める。
領域開放所要時間の推定値は、無効化機能の割り当て領域の開放に要する時間の推定値である。割り当て領域を開放するとき、制御部1(制御回路10)は、無効化機能のプロセス(実行中のプログラム)の終了処理と、RAM21の領域の開放処理を行う。記憶部2(ストレージ23)は、開放所要時間定義データD4を不揮発的に記憶する。機能のプログラムが生成するプロセスの数によって、開放開始から終了までに要する時間が異なる場合がある。
例えば、開放所要時間定義データD4は、機能ごとに、割り当て領域の開放の開始から終了までに要する時間の推定値を定義したデータである。実際に割り当て領域の開放に要する時間を測った結果に基づき、各機能の時間を定義することができる。例えば、測って得られた時間の平均値を各機能の時間の推定値と定義することができる。制御部1は開放所要時間定義データD4を参照する。そして、制御部1は、選択された無効化機能の領域開放所要時間の推定値を求める。
起動所要時間の推定値は、アプリケーション9の起動(アクティベート)の開始から終了までに要する時間の推定値である。アプリケーション9を起動するとき、制御部1(制御回路10)は、ストレージ23からアプリケーション9のプログラム(実行ファイル91)やデータを読み出す。そして、制御部1は、読み出したプログラム、データのうち、起動用のプログラムの実行を開始する。起動時に実行すべきプログラムが完了すると、起動が完了する。実行するプログラムのサイズや内容によって、アプリケーション9の起動に要する時間が異なる場合がある。
記憶部2(ストレージ23)は、起動所要時間定義データD5を不揮発的に記憶する。起動所要時間定義データD5は、アプリケーション9ごとに、アプリケーション9の起動(アクティベート)の開始から終了までに要する時間の推定値を定義したデータである。実際にアプリケーション9の起動開始から起動完了までに要する時間を測った結果に基づき、各アプリケーション9の時間を定義することができる。例えば、測って得られた時間の平均値を各アプリケーション9の推定値と定義することができる。制御部1は、起動所要時間定義データD5を参照する。そして、制御部1は、アクティベート操作を行ったアプリケーション9の起動所要時間の推定値を求める。
制御部1は、ジョブ終了待ち時間の推定値と、領域開放所要時間の推定値と、起動所要時間の推定値の合計値を求める。制御部1は合計値を待ち時間T1とする。そして、制御部1は、求めた待ち時間T1を表示パネル31に表示させる(ステップ♯10)。図7は、待ち時間通知画面35の一例を示す。図7に示すように、制御部1は、求めた待ち時間T1を使用者に知らせる。利用したいアプリケーション9を何時使えるようになるかを使用者に知らせることができる。
選択された無効化機能を使用するジョブが実行中のとき(ステップ♯11のYes)、制御部1は、ジョブの完了を待つ(ステップ♯12)。無効化機能を使用するジョブが実行中ではないとき(ステップ♯11のNo)、又は、ジョブが完了したとき(ステップ♯12)、制御部1は、選択された無効化機能のプロセス(実行中のプログラム)を停止する(ステップ♯13)。プロセスの停止後、制御部1は、無効化機能に対応する割り当て領域を開放する(ステップ♯14)。そして、制御部1は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9の有効化を開始する(ステップ♯15→エンド)。
このようにして、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、プリンター部5、スキャン部、操作パネル3、表示パネル31、不揮発性記憶部、メモリー、制御部1を含む。プリンター部5は印刷を行う。スキャナー部4bは原稿を読み取って画像データを生成する。操作パネル3は使用者の操作を受け付ける。表示パネル31は表示を行う。不揮発性記憶部は、ジョブを行うためのアプリケーション9を複数記憶する。メモリーは、アクティベートしたアプリケーション9のプログラムが読み出される。制御部1は、実行するジョブで使用する機能ごとに、メモリーの記憶領域の一部を、割り当て領域として割り当てる。操作パネル3がアプリケーション9のアクティベート操作を受け付けた場合、制御部1は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9が使用する機能を認識する。制御部1は、現在のメモリーの空き領域のサイズである空きサイズを認識する。制御部1は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9のジョブの実行に必要なメモリーの容量である必要メモリー量を定める。空きサイズが必要メモリー量よりも小さいとき、制御部1は、無効化対象リストL1を表示パネル31に表示させる。無効化対象リストL1は、現在、割り当て領域がメモリーに設定されており、かつ、アクティベート操作がなされたアプリケーション9が使用しない機能である不使用機能の一覧である。操作パネル3は、無効化対象リストL1の不使用機能のうち、無効化する機能である無効化機能の選択を受け付ける。制御部1は、無効化機能のプロセスを停止し、無効化機能に対応する割り当て領域を開放する。
割り当て領域の開放(空き領域化)により、空き容量不足を解消することができる。大きな空き容量を必要とするアプリケーション9をアクティベートし、画像データを処理して、所望のジョブを実行できるようになる。画像形成装置の再起動(リセット)は不要である。しかも、制限し(停止し)、割り当て領域を開放する機能を選択することができる。これから用いようとするアプリケーション9で使用しない機能のみを停止することができる。これから行おうとするジョブの実行に支障はないように、割り当て領域を開放することができる。
制御部1は、現在、メモリーに割り当て領域が設定されている機能、かつ、アクティベート操作がなされたアプリケーション9でも使用される機能の割り当て領域のサイズである重複領域サイズを認識する。制御部1は、空きサイズが必要メモリー量よりも小さく、かつ、空きサイズが、必要メモリー量から重複領域サイズを減じた値よりも小さいとき、無効化対象リストL1を表示パネル31に表示させる。空きサイズが必要メモリー量より小さくても、空きサイズが、必要メモリー量から重複領域サイズを減じた値以上のとき、制御部1は、無効化対象リストL1を表示パネル31に表示させない。新たにアクティベートしようとするアプリケーション9が用いる機能と、すでにメモリーに割り当て領域が確保されている機能との重複を考慮して、無効化対象リストL1を表示するか否かを定めることができる。
無効化機能の選択を受け付けた時点で、選択された無効化機能を用いるジョブが実行中のとき、制御部1は、無効化機能を用いるジョブが終了してから無効化機能に対応する割り当て領域を開放する。ジョブが完了するまで、無効化すると選択された機能を使える状態で維持することができる。実行中のジョブに必要な機能の割り当て領域の開放をジョブの完了まで待つ。実行中のジョブの停止を防ぐことができる。
無効化機能の選択がなされたとき、制御部1は、アクティベート操作がなされたアプリケーション9が利用可能になるまでの待ち時間T1を推定する。制御部1は推定した待ち時間T1を表示パネル31に表示させる。使用者が希望する(アクティベート操作を行った)アプリケーション9が利用可能になるまでに要する時間を知らせることができる。使用者は待ち時間T1がわかる。
無効化機能の選択を受け付けた時点で、選択された無効化機能を用いるジョブが実行中のとき、制御部1は、実行中のジョブの残りのページ数と、無効化機能の割り当て領域の開放に要する時間と、に基づき、待ち時間T1を推定する。正確に待ち時間T1を推定することができる。
アプリケーション9は、使用する機能を定義した属性情報データ92を含む。制御部1は、属性情報データ92を参照して、アクティベート操作がなされたアプリケーション9が使用する機能を認識する。アクティベート操作がなされたアプリケーション9が使用する機能を容易、かつ、迅速に認識することができる。
本発明はアプリケーションをインストールできる画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 1 制御部
21 RAM(メモリー) 23 ストレージ(不揮発性記憶部)
3 操作パネル 31 表示パネル
4b スキャナー部 5 プリンター部
9 アプリケーション 92 属性情報データ
L1 無効化対象リスト T1 待ち時間

Claims (5)

  1. 印刷を行うプリンター部と、
    原稿を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、
    使用者の操作を受け付ける操作パネルと、
    表示を行う表示パネルと、
    ジョブを行うためのアプリケーションを複数記憶する不揮発性記憶部と、
    アクティベートした前記アプリケーションのプログラムが読み出されるメモリーと、
    実行するジョブで使用する機能ごとに、前記メモリーの記憶領域の一部を、割り当て領域として割り当てる制御部と、を含み、
    前記操作パネルが前記アプリケーションのアクティベート操作を受け付けた場合、
    前記制御部は、
    前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションが使用する機能を認識し、
    現在の前記メモリーの空き領域のサイズである空きサイズを認識し、
    前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションのジョブの実行に必要なメモリーの容量である必要メモリー量を定め、
    前記空きサイズが前記必要メモリー量よりも小さいとき、無効化対象リストを前記表示パネルに表示させ、
    前記無効化対象リストは、現在、前記割り当て領域が前記メモリーに設定されており、かつ、前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションが使用しない機能である不使用機能の一覧であり、
    前記操作パネルは、前記無効化対象リストの不使用機能のうち、無効化する機能である無効化機能の選択を受け付け、
    前記制御部は、前記無効化機能のプロセスを停止し、前記無効化機能に対応する前記割り当て領域を開放し、
    前記制御部は、
    現在、前記メモリーに前記割り当て領域が設定されている機能、かつ、前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションでも使用される機能の前記割り当て領域のサイズである重複領域サイズを認識し、
    前記空きサイズが前記必要メモリー量よりも小さく、かつ、前記空きサイズが、前記必要メモリー量から前記重複領域サイズを減じた値よりも小さいとき、前記無効化対象リストを前記表示パネルに表示させ、
    前記空きサイズが前記必要メモリー量より小さくても、前記空きサイズが、前記必要メモリー量から前記重複領域サイズを減じた値以上のとき、前記無効化対象リストを前記表示パネルに表示させないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 印刷を行うプリンター部と、
    原稿を読み取って画像データを生成するスキャナー部と、
    使用者の操作を受け付ける操作パネルと、
    表示を行う表示パネルと、
    ジョブを行うためのアプリケーションを複数記憶する不揮発性記憶部と、
    アクティベートした前記アプリケーションのプログラムが読み出されるメモリーと、
    実行するジョブで使用する機能ごとに、前記メモリーの記憶領域の一部を、割り当て領域として割り当てる制御部と、を含み、
    前記操作パネルが前記アプリケーションのアクティベート操作を受け付けた場合、
    前記制御部は、
    前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションが使用する機能を認識し、
    現在の前記メモリーの空き領域のサイズである空きサイズを認識し、
    前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションのジョブの実行に必要なメモリーの容量である必要メモリー量を定め、
    前記空きサイズが前記必要メモリー量よりも小さいとき、無効化対象リストを前記表示パネルに表示させ、
    前記無効化対象リストは、現在、前記割り当て領域が前記メモリーに設定されており、かつ、前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションが使用しない機能である不使用機能の一覧であり、
    前記操作パネルは、前記無効化対象リストの不使用機能のうち、無効化する機能である無効化機能の選択を受け付け、
    前記制御部は、前記無効化機能のプロセスを停止し、前記無効化機能に対応する前記割り当て領域を開放し、
    前記無効化機能の選択を受け付けた時点で、選択された前記無効化機能を用いるジョブが実行中のとき、
    前記制御部は、前記無効化機能を用いるジョブが終了してから前記無効化機能に対応する前記割り当て領域を開放することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記無効化機能の選択がなされたとき、
    前記制御部は、
    前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションが利用可能になるまでの待ち時間を推定し、
    推定した前記待ち時間を前記表示パネルに表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記無効化機能の選択を受け付けた時点で、選択された前記無効化機能を用いるジョブが実行中のとき、
    前記制御部は、実行中のジョブの残りのページ数と、前記無効化機能の前記割り当て領域の開放に要する時間と、に基づき、前記待ち時間を推定することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記アプリケーションは、使用する機能を定義した属性情報データを含み、
    前記制御部は、前記属性情報データを参照して、前記アクティベート操作がなされた前記アプリケーションが使用する機能を認識することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
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