JP2005103798A - 印刷ジョブの制御方法及び印刷制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが何ら特別な設定操作を行うことなく、ユーザから複数の印刷要求があった場合に、この複数の印刷要求をまとまりのあるものとして、しかも印刷要求を行ったいずれのユーザも違和感を覚えることなく印刷出力処理ができる印刷制御方法を提供する。
【解決手段】 印刷ボリュームが予め定められた第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、当該受け付けた印刷ジョブと同じユーザの生成した印刷ジョブを優先的に処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は印刷ジョブの制御方法及び印刷制御装置に関し、特に、印刷ジョブを受け付けて、受け付けた印刷ジョブに基づいて、画像形成装置が記録紙に出力する印刷ジョブの制御方法及び印刷制御装置に関する。
近年、ネットワーク環境に接続された画像形成装置が増えてきている。このようなネットワーク環境に接続された画像形成装置において、複数のユーザは、画像形成装置に対して同時期に印刷要求をすることがある。
図11は、画像形成システムの概略を示す模式図である。プリンタや多機能型プリンタ等の画像形成装置200は、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークN及び印刷制御装置であるプリントサーバ1を介して、パソコンやワークステーション等の複数の端末装置300に接続されている。端末装置300で作成された文書等は印刷ジョブとして、プリントサーバ1に対して印刷要求され、プリントサーバ1は印刷ジョブに基づき、画像形成装置200に文字や画像を記録紙上にプリントさせた後、該記録紙をトレイ2に排出させる。また、ユーザが画像形成装置200の原稿読取装置SC上に原稿をセットし、操作表示部3から必要な事項を入力し、スタートボタンを押すことにより原稿読取装置SCが原稿を読み取って画像データとし、画像形成装置200は、該画像データに基づく画像を記録紙上にプリントし、該記録紙をトレイ2に排出する。
従来、端末装置からプリントサーバに対して印刷要求をする場合、1つの印刷要求について通常は1つの印刷ジョブしか指定することができなかった。このため、あるユーザが同一の端末装置から連続して複数の印刷ジョブを印刷要求した場合でも、同時に別の端末装置からの印刷要求があれば、他のユーザの印刷要求が割り込んで、意図した通りに複数の印刷ジョブが連続して印刷出力されない場合がある。その結果、あるユーザの連続した印刷要求に対して印刷出力された記録紙が、他のユーザの印刷要求に対して印刷出力された記録紙と混在した形でトレイに出力され、あるユーザは、印刷出力された記録紙を他のユーザのものと区分する必要があり、このために多大な時間を要することになる。
これに対し、端末装置から送出される複数の印刷ジョブの一連の印刷要求に対して、印刷出力処理を1つのまとまり(1つのジョブ)として処理する方式が提案されている。この方式によれば、一連の印刷要求に対する処理及び実行はジョブを単位として行うので、同時に他のユーザからの印刷要求が存在しても、印刷制御装置は一連の印刷要求が完了するまで他のユーザからの印刷要求を待機させるので、印刷出力は他のユーザの印刷要求に対するものと混在することはなくなる(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
また、印刷ジョブを受信していない状態で、印刷要求の予約を受け付け、予約した印刷要求で使用する資源を確保し、予約を受け付けた印刷要求は、確保された資源を使用して、予約された時間帯では予約者の印刷ジョブを優先的にかつ確実に処理する方法も提案されている(例えば、特許文献3)。
さらに、少ない記録紙枚数(小印刷ボリューム)を印刷出力する印刷要求を受け付けた後に、一定枚数以上の多い記録紙枚数(大印刷ボリューム)を印刷出力する印刷要求を確認した場合、大印刷ボリュームの印刷出力を先に行い、後に小印刷ボリュームの印刷出力を行うことで、トレイ上で、小印刷ボリュームの印刷出力の記録紙に大印刷ボリュームの記録紙が積載されないようにし、小印刷ボリュームの印刷出力にて出力された記録紙を見つけ易く、かつ取り出し易くした画像形成装置も提案されている(例えば、特許文献4)。
特開平7−121328号公報 特開平8−286856号公報 特開2000−242460号公報 特開平10−133836号公報
しかしながら、特許文献1〜3のいずれにおいても、ユーザが所望する印刷出力処理を実現するためには、複数の印刷ジョブの一連の印刷要求に対して、印刷出力処理を1つのまとまりであることを明示するための設定処理、若しくは、印刷要求の予約設定をユーザが端末装置から行うことが必要であり、簡便性に欠け、結果的には上述の如き設定操作をユーザが行わず、印刷出力の混在は解消されないままであった。
また、複数の印刷要求を1つのジョブとして処理している際に、ネットワークなどの障害により送信されてくるべき印刷ジョブが途切れることがある。このような通信障害が発生した場合、印刷要求の取り消し処理をするまでプリントサーバ及び画像形成装置が長時間占有されてしまうという問題点もあった。
特に近年は、表計算、ワードプロセッサや描画ソフト等様々なアプリケーションプログラムのそれぞれが高機能化しており、文書作成及び印刷は各々のアプリケーションプログラムで行われる一方、それらの各々のアプリケーションプログラムで作成された複数の文書を、一まとめにして記録紙に印刷出力して閲覧する機会が増えており、2〜3ページの小印刷ボリュームの印刷要求を連続して行う場合が多い。その際に、他のユーザの数10ページに及ぶ大印刷ボリュームの印刷要求を画像形成装置が受け付けてしまうと、小印刷ボリュームの印刷要求を行ったユーザは、全ての印刷要求に対して印刷出力された記録紙を手に入れるまでに、相当な時間がかかるだけではなく、大印刷ボリュームの印刷要求を行ったユーザは、印刷出力された記録紙をトレイから取り出す際には、数枚程度の記録紙枚数の多少には無頓着なことから、小印刷ボリュームの印刷出力がされた記録紙が、大印刷ボリュームの印刷出力がされた記録紙に紛れ込んだままになり、小印刷ボリュームの印刷要求のやり直しを行わざるを得ず、記録紙やトナー、電力等の資源の無駄使いに繋がるばかりでなく、紛れ込んだ小印刷ボリュームの印刷出力がされた記録紙が無管理状態となっており、セキュリティ上の問題もあった。
また、特許文献4においては、2〜3ページの小印刷ボリュームの印刷要求を連続して行ったユーザは、印刷要求後ただちに印刷出力されると思っていたら、他のユーザによる大印刷ボリュームの印刷出力が優先されるために、違和感を覚えることが少なくなかった。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、ユーザが何ら特別な設定操作を行うことなく、ユーザから複数の印刷要求があった場合に、この複数の印刷要求をまとまりのあるものとして、しかも印刷要求を行ったいずれのユーザも違和感を覚えることなく印刷出力処理ができる印刷制御方法及び印刷制御装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、印刷ジョブを受け付けて、受け付けた印刷ジョブに基づいて画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ジョブの制御方法において、
受け付けた印刷ジョブに基づき、画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ボリュームを算出する算出工程と、
受け付けた印刷ジョブのユーザを特定する特定工程と、
印刷ボリュームが予め定められた第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、当該印刷ボリュームが第1の閾値よりも小さい印刷ジョブと同じユーザの生成した印刷ジョブを優先的に処理する処理工程とを含むことを特徴とする印刷ジョブの制御方法である。
請求項2に係る発明は、印刷ジョブを受け付けて、受け付けた印刷ジョブに基づいて画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ジョブの制御方法において、
受け付けた印刷ジョブに基づき、画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ボリュームを算出する算出工程と、
印刷ボリュームが予め定められた第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、印刷ボリュームが予め定められた第2の閾値よりも小さい印刷ジョブを優先的に処理する処理工程とを含むことを特徴とする印刷ジョブの制御方法である。
請求項3に係る発明は、前記処理工程は、前記所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブの処理を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷ジョブの制御方法である。
請求項4に係る発明は、前記所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブのユーザに対して、前記処理工程における処理内容を通知する通知工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷ジョブの制御方法である。
請求項5に係る発明は、印刷ジョブを受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた印刷ジョブに基づいて、画像形成装置が記録紙に印刷出力する処理手段とを有する印刷制御装置において、
前記受付手段で受け付けた印刷ジョブに基づき、画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ボリュームを算出する算出手段と、
前記受付手段で受け付けた印刷ジョブのユーザを特定する特定手段と、
予め定められた第1の閾値を記憶する第1の記憶手段と、
前記処理手段は、前記受付手段が前記算出手段で算出された印刷ボリュームが前記第1の記憶手段に記憶された第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、前記特定手段で特定されたユーザが、当該印刷ボリュームが第1の閾値よりも小さい印刷ジョブと同じである印刷ジョブを優先的に処理することを特徴とする印刷制御装置である。
請求項6に係る発明は、印刷ジョブを受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた印刷ジョブに基づいて、画像形成装置が記録紙に印刷出力する処理手段とを有する印刷制御装置において、
前記受付手段で受け付けた印刷ジョブに基づき、画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ボリュームを算出する算出手段と、
予め定められた第1の閾値を記憶する第1の記憶手段と、
予め定められた第2の閾値を記憶する第2の記憶手段とを有し、
前記処理手段は、前記受付手段が前記算出手段で印刷ボリュームが算出された前記第1の記憶手段に記憶された第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、前記算出手段で算出された印刷ボリュームが、前記第2の記憶手段に記憶された第2の閾値よりも小さい印刷ジョブを優先的に処理するように、前記処理手段の処理優先順位を決定する処理順位決定手段とを有することを特徴とする印刷制御装置である。
請求項7に係る発明は、前記処理手段は、前記所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブの処理を停止することを特徴とする請求項5又は6に記載の印刷制御装置である。
請求項8に係る発明は、前記所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブのユーザに対して、前記処理手段における処理内容を通知する通知手段を含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の印刷制御装置である。
請求項1及び5に記載の発明によれば、印刷ボリュームが予め定められた第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、当該受け付けた印刷ジョブと同じユーザの生成した印刷ジョブを優先的に処理するので、印刷ボリュームの小さな複数の印刷ジョブを続けて印刷要求するという一般的なユーザの性向に合致した処理を行うことができ、当該複数の印刷ジョブを実行している間に、他のユーザの印刷ジョブが割り込んできたとしても、ユーザは何ら面倒な設定操作を行うことなく、印刷出力された記録紙が混在するという事態を回避でき、印刷要求後ただちに印刷出力されると思う傾向の強い小印刷ボリュームの印刷要求を行ったユーザも、違和感を覚えることがない。
また、当該処理した印刷ジョブと同じユーザの生成した印刷ジョブを優先的に処理するのは、予め定めた所定時間が経過するまでなので、通信に障害が発生して印刷制御装置への印刷ジョブの送信が途切れても、当該ユーザに印刷制御装置及び画像形成装置が長時間占有されるということがない。
請求項2及び6に記載の発明によれば、印刷ボリュームが予め定められた第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、印刷ボリュームが予め定められた第2の閾値よりも小さい印刷ジョブを優先的に処理するので、小印刷ボリュームの印刷出力が予め定めた所定時間内には連続して行われるようになり、ユーザは何ら面倒な設定操作を行うことなく、小印刷ボリュームの印刷出力された記録紙が大印刷ボリュームの印刷出力された記録紙に紛れ込むことを回避できる。また、小印刷ボリュームの印刷要求をしたユーザは、印刷要求後ただちに印刷出力された記録紙を手にすることを要求する一方、大印刷ボリュームの印刷要求をしたユーザは、印刷出力が完了するまで相当時間を要することは承知している場合が多いので、いずれのユーザにとっても違和感を覚えることなく印刷出力された記録紙を手にすることが可能となる。
さらに、小印刷ボリュームの印刷出力を優先的に処理するのは、予め定めた所定時間が経過するまでなので、通信に障害が発生して印刷制御装置への印刷ジョブの送信が途切れても、当該ユーザに印刷制御装置及び画像形成装置が長時間占有されるということがない。
請求項3及び7に記載の発明によれば、所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブの処理を停止するので、優先的に処理される印刷ジョブのユーザが、印刷出力された記録紙を回収した後に、他の印刷ジョブの処理が行われる確率が高くなるので、ユーザから複数の印刷要求があった場合に、より確実に複数の印刷要求をまとまりのあるものとして、印刷出力することが可能となる。
請求項4及び8に記載の発明によれば、予め定めた所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブのユーザに対して、他のユーザの印刷ジョブを優先して処理している旨を通知するので、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブのユーザに対しても、印刷出力が遅延しているという違和感を覚えさせることなく処理することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図11の画像形成装置200に内蔵されたプリントサーバ1を例にして、図面を参照しつつ説明する。なお、プリントサーバ1は、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、ネットワークNを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
図1は、本発明に係る印刷制御装置であるプリントサーバ1の機能的構成を概念的に示すブロック図である。
プリントサーバ1は、全体制御部101、画像格納部102、インタプリタ部103、ジョブ実行部104、ジョブ管理部105、画像形成制御部106、メモリ107、通知手段であるUI制御部108、タイマ109、第1記憶手段及び第2の記憶手段である記憶部110、受付手段であるネットワーク制御部111により構成され、各部はバス112により接続されている。各部は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部110に記憶されているプログラムをメモリ107に読み出し、当該プログラムに従って動作する。
制御手段として機能する全体制御部101は、プリントサーバ1の各部で実行される処理のスケジューリング等を行うとともに制御する。
画像格納部102は、RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disc Drive)等の記憶媒体で構成されており、インタプリタ部103で展開された画像データを格納する。
インタプリタ部103は、ネットワーク制御部111で受け付けられた印刷ジョブを構成している印刷データを展開してビットマップ等の画像データに変換して、画像格納部102に格納する。
処理手段であるジョブ実行部104は、印刷ジョブの実行/非実行の判断や、実行すべき印刷ジョブの検索及び選択等を行う。
ジョブ管理部105は、ネットワーク制御部111で受け付けた印刷ジョブの持つ各種パラメータの算出及び特定を行うとともに、印刷ジョブの実行状況を管理する。
ジョブ管理部105はさらに、算出手段である印刷ボリューム算出部1051、特定手段であるユーザID識別部1052、実行ジョブキュー1053により構成されている。印刷ボリューム算出部1051は、印刷ジョブを解析して、当該印刷ジョブに基づいて画像形成部4で印刷出力される記録紙の枚数に相当するパラメータを印刷ボリュームとして算出し、ユーザID識別部1052は、印刷ジョブを解析して、当該印刷ジョブの印刷要求を行ったユーザ、すなわち印刷ジョブのユーザを特定し、実行ジョブキュー1053は、未実行の印刷ジョブの管理情報を印刷ジョブ毎に登録し保持する。
画像形成制御部106は、画像形成手段である画像形成装置200の画像形成部4を制御する。画像形成制御部106は、画像格納部102から出力された画像データに対して、拡大縮小、回転及び位置変更などの画像処理を行い、その画像処理した画像データを画像形成部4に出力する。
画像形成部4は、画像形成制御部106から出力された画像データに基づき、電子写真方式やインクジェット方式により、記録紙上にトナーやインク等の色材による画像をプリントする。画像がプリントされた記録紙は、図11のトレイ2に排出される。なお、本発明において印刷出力とは、画像形成装置200が画像データや印刷ジョブに基づき、文字や画像を記録紙上にプリントした後、該記録紙をトレイに排出する一連の処理のことを示す。
メモリ107は、RAM(Random Access Memory)等で構成されており、全体制御部101により実行制御される各種処理において、記憶部110から読み出されたプログラム、入力、若しくは出力データ及びパラメータ等の一時的な格納領域を形成する。例えば、各部間で画像データを受け渡しする際に、ページメモリやバンドバッファメモリ、ブロックメモリとして機能し、特定領域が各部に配分される。
通知手段であるUI(ユーザインタフェース)制御部108は、操作表示部3から入力される各種設定を全体制御部101に出力したり、操作表示部3に表示する各種画面を制御したり、端末装置300に対して出力する注意メッセージ等の各種メッセージを生成する。
タイマ109は、発振子、クロックカウンタ等により構成されており、各部の処理時刻や経過時間を計測する。
第1の記憶手段及び第2の記憶手段である記憶部110は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−OnlyMemory)等の不揮発性の半導体メモリにより構成され、プリントサーバ1で実行可能な各種プログラムや機能に応じた設定内容などを記憶する。また、記憶部110は、ジョブ実行部が後述する優先処理モードに移行する印刷ボリュームの閾値A(第1の閾値)、優先処理モードに移行してから解除されるまでの所定時間T、及び優先処理モードにおいて、優先的に処理する印刷ジョブの印刷ボリュームの閾値B(第2の閾値)を記憶する領域を有しいる。なお、第1の閾値、第2の閾値及び所定時間は、設定手段として機能する端末装置300や操作表示部3で任意に設定可能である。
受付手段であるネットワーク制御部111は、LAN等のネットワークNに接続されて、LANに接続された端末装置300との印刷ジョブや制御データの送受信機能を提供し、1種類以上のネットワークプロトコルを使用して、端末装置300から送られてくるPDL(プリント制御言語)等の印刷ジョブを印刷要求として受け付けたり、JPEG/TIFF/GIF等のフォーマットで記述される画像データファイルを受信したり、特定のメモリ領域に書き込まれた画像データを所定のフォーマットでファイル化して端末装置300に送信したりする。
図1の印刷ボリューム算出部1051による印刷ボリュームの算出及びユーザID識別部1052による印刷ジョブのユーザ特定について、図2(a)を例に説明する。
図2(a)は、印刷ジョブの構成を模式的に示した概略図である。なお、本発明において印刷ジョブとは、印刷要求を行う際にパーソナルコンピュータやワークステーション等の端末装置で生成される、画像形成装置が印刷出力するためのデータとする。
印刷ジョブ20は、ヘッダ部201、印刷データ202及びジョブ終了コマンド203とから構成されている。
ヘッダ部201は、画像形成装置200において印刷出力を行うための設定データであり、例えば印刷データのページ数2011、印刷データの出力回数2012、両面印刷の設定2013、ページ合成の設定2014、当該印刷ジョブのユーザ名2015等で構成されている。
印刷データのページ数2011は、印刷ジョブにより印刷出力される画像の1部あたりページ数であり、当該印刷ジョブを生成する端末装置のアプリケーションプログラムによって設定され、本実施の形態では2ページに設定されている。
印刷データの出力回数2012は、印刷ジョブによる印刷出力の繰り返し回数、すなわち出力部数であり、端末装置のユーザによって設定され、本実施の形態では3回に設定されている。
両面印刷の設定2013は、画像形成装置において記録紙の両面に印刷出力を行うか否かの設定であり、本実施の形態ではOFF、すなわち片面のみ印刷出力に設定されている。
ページ合成の設定2014は、画像形成装置において記録紙1枚の片面に印刷出力する画像のページ数であり、本実施の形態では2ページに設定されている。
当該印刷ジョブのユーザ名2015は、印刷要求した端末装置300のユーザ名であり、一般的には端末装置300へのログイン名である。本実施の形態では「emanon」となっている。そして、図1のユーザID識別部1052は、ユーザ名2015を識別することにより、ネットワーク制御手段111で受け付けた印刷ジョブ20のユーザを特定し、実行ジョブキュー1053に出力する。
また、図1の印刷ボリューム算出部1051は、ヘッダ部201の各種記述に基づいて印刷ボリュームを算出し、実行ジョブキュー1053に出力する。本実施の形態では、図2(b)に示したような、文書2ページを合成して記録紙の片面へ印刷出力するレイアウトで、全2ページの文書を3部印刷出力するので、印刷ボリュームは、記録紙3枚分に相当する「3」となる。
本実施の形態において、印刷ボリュームは、印刷ジョブに基づいて画像形成装置で印刷出力される記録紙の枚数としているが、これに代えて、印刷データのデータ長やページ数2011とすることも可能である。また、印刷ボリュームは、端末装置300のアプリケーションプログラムによって生成され、予め印刷ジョブ20のヘッダ部201に含まれており、それを印刷ボリューム算出部105が識別するようにしてもよい。
図2に戻って、印刷データ202は、画像形成装置200において実際にプリントされる画像データの基となる印刷データであり、PDL(プリント制御言語)等のコマンド(命令文)及び画像データで構成されて、図1のインタプリタ部103において画像データに変換されるものである。ジョブ終了コマンド203は、印刷ジョブの終了を識別するコマンドで、ヘッダ部201と対になり印刷ジョブを識別するためのものである。印刷データ202及びジョブ終了コマンド203、いずれも端末装置300のアプリケーションプログラムによって生成される。
図1の実行ジョブキュー1053について、図3を例に説明する。図3は、実行ジョブキュー1053の構成を模式的に示した概略図である。
実行ジョブキュー1053は、未実行の印刷ジョブの管理情報301a〜301cを印刷ジョブ毎に登録し、保持している。管理情報301a〜301cは、ネットワーク制御部111が印刷ジョブを受け付けたときにジョブ管理部105で生成され、実行ジョブキュー1053に登録される。
印刷ジョブの管理情報301aには、図1のユーザID識別部1052で特定された印刷ジョブのユーザ名3011、図1の印刷ボリューム算出部1051で算出された印刷ボリューム3012、ネットワーク制御部111が印刷ジョブを受け付けた受付時刻3013及び当該印刷ジョブが記憶されているメモリ107のメモリアドレス3014が含まれている。例えば、印刷ジョブ301aのユーザは「emanon」、印刷ボリュームは3、印刷ジョブ受付時刻は10時05分12秒となる。
図1のジョブ実行部104は、実行ジョブキュー1053に保持された管理情報301a〜301cに基づいて、各種モードにおいて実行すべき印刷ジョブの検索及び選択等を行う。
プリントサーバ1の動作の一例を図4〜8を用いて説明する。
図4は、プリントサーバ1の動作モードの状態遷移を示す図である。
電源オフ状態S0からスイッチオン動作(J1)により電源投入され、プリントサーバ1は待機状態S1に移行し、ジョブ管理部105の実行ジョブキュー1053に印刷ジョブが登録されるか、優先処理モードが終了すれば(J2)、ジョブチェックS2に移行する。
ジョブチェックS2でジョブ実行部104により実行する印刷ジョブがあると判断されると(J3)、実行状態S3に移行するが、実行する印刷ジョブが無いと判断されると(J5)、待機状態S1に移行する。
実行状態S3において印刷ジョブが終了すると(J4)、ジョブチェックS2に移行する。
図5は、プリントサーバ1の図4における待機状態の処理を示すフローチャートである。
ステップS101では、ネットワーク制御部101が端末装置300から印刷要求として印刷ジョブを受け付けたか否かが判断される。印刷ジョブを受け付けたと判断されると(ステップS101;YES)、ステップS102の処理が実行され、印刷ジョブを受け付けていないと(ステップS101;NO)ステップS107の処理が実行される。
ステップS102では、ネットワーク制御部101が印刷ジョブを受け付け、タイマ109が計時した受付時刻を取得する(受付工程)。
ステップS103では、印刷ボリューム算出部1051が、印刷ジョブのヘッダ部の各種記述に基づいて印刷ボリュームを算出する(算出工程)。
ステップS104では、ユーザID識別部1052が、印刷ジョブのヘッダ部に含まれるユーザ名を識別することにより、印刷ジョブのユーザを特定する(特定工程)。
ステップS105では、ステップS102で取得した受付時刻、ステップS103で算出した印刷ボリューム及びステップS104で特定したユーザを管理情報として生成し、実行ジョブキュー1053に登録する。
ステップS106では、ジョブチェックに状態を移行し、処理を終了する。
ステップS107では、ジョブ実行部104において優先処理モードが実行中か否かが判断される。優先処理モード実行中と判断されると(ステップS107;YES)、ステップS108の処理が実行され、優先処理モード実行中でないと判断されると(ステップS107;NO)ステップS101の処理に戻る。
ステップS108では、優先処理モードが開始されてからの経過時間(タイマ値)が、予め記憶部110に記憶されていた所定値(T)よりも小さいか否かが判断される。経過時間が所定値よりも小さい、すなわち優先処理モードを開始してから所定時間内であれば(ステップS108;NO)、ステップS106の処理を実行し、経過時間が所定値以上、すなわち優先処理モードを開始してから所定時間が経過した後であれば(ステップS108;YES)、ステップS101の処理に戻る。
このような処理により、印刷ジョブを受け付けたら、一連の処理を行った後にジョブチェックに状態を移行する一方、印刷ジョブを受け付けない場合でも、優先処理モードを開始してから所定時間経過したときには、優先処理モードでは所定の条件を満たさず、処理されなかった印刷ジョブが実行ジョブキュー1053に残っていないか否かをチェックするために、ジョブチェックに状態を移行することが可能となる。
図6は、プリントサーバ1の図4におけるジョブチェックの処理を示すフローチャートである。
ステップS201では、ジョブ実行部104において優先処理モードが実行中か否かが判断される。優先処理モード実行中と判断されると(ステップS201;YES)、ステップS202の処理が実行され、優先処理モード実行中でないと判断されると(ステップS201;NO)後述するXの処理を行う。
ステップS202では、実行ジョブキュー1053に、優先的に処理されるか否か未判定の印刷ジョブが登録されているか否かが判断される。未判定の印刷ジョブか否かは、実行ジョブキュー1053に登録された管理情報に、判定済フラグが付与されているか否かで判断される。未判定の印刷ジョブがあると判断されると(ステップS202;YES)、ステップS203の処理が実行され、未判定の印刷ジョブが無いと判断されると(ステップS202;NO)ステップS206の処理が実行される。
ステップS203では、実行ジョブキュー1053にある未判定の印刷ジョブの管理情報のうち、後述する優先処理モードを開始したときに受け付けた印刷ジョブのユーザと同じユーザのものがあるか否か、すなわち優先的に処理するユーザの印刷ジョブがあるか否かが判断される。優先的に処理するユーザの印刷ジョブあると判断されると(ステップS203;YES)、ステップS204の処理が実行され、優先的に処理するユーザの印刷ジョブが無いと判断されると(ステップS203;NO)、判定済フラグを管理情報に付与して(ステップS211)、ステップS202の処理に戻る。
ステップS204では、実行ジョブキュー1053にある未判定の印刷ジョブの管理情報のうち、印刷ボリュームが、記憶部110に予め記憶された第2の閾値である閾値Bよりも小さいものがあるか否か、すなわち優先的に処理する小印刷ボリュームの印刷ジョブがあるか否かが判断される。閾値Bよりも小さい印刷ボリュームの未判定印刷ジョブがあると判断されると(ステップS204;YES)、実行状態に移行した後、処理を終了し(ステップS205)、閾値Bよりも小さい印刷ボリュームの未判定印刷ジョブが無いと判断されると(ステップS204;NO)、ステップS209の処理を実行する。
ステップS206では、優先処理モードが開始されてからの経過時間(タイマ値)が、予め記憶部110に記憶されていた所定値(T)よりも小さいか否かが判断される。経過時間が所定値よりも小さい、すなわち優先処理モードを開始してから所定時間内であれば(ステップS206;YES)、待機状態に移行した後、処理を終了し(ステップS207)、経過時間が所定値以上、すなわち優先処理モードを開始してから所定時間が経過した後であれば(ステップS206;NO)、ステップS208の処理を実行する。
ステップS208では、優先処理モードを解除して、後述するXの処理を行う。
ステップS209では、実行ジョブキュー1053にある未判定の印刷ジョブの管理情報のうち、優先処理フラグが付与されたものがあるか否かが判断される。優先処理フラグの付与された未判定印刷ジョブがあると判断されると(ステップS209;YES)、実行状態に移行した後、処理を終了し(ステップS205)、優先処理フラグの付与された未判定印刷ジョブが無いと判断されると(ステップS209;NO)、ステップS203で同じユーザと判断され、かつステップS204で印刷ボリュームが閾値Bよりも小さいと判断された印刷ジョブの管理情報に対して、優先処理フラグが付与されて(ステップS210)、ステップS202の処理に戻る。
このように処理されることにより、印刷ボリュームが閾値Aよりも小さい印刷ジョブのユーザと同じユーザの印刷ジョブが優先され、同じユーザの印刷ジョブでは、印刷ボリュームが閾値Bよりも小さい印刷ジョブが優先され、同じユーザかつ印刷ボリュームが閾値Bよりも小さい印刷ジョブでは、受付時刻の早い印刷ジョブが優先される。
図7は、図6のフローチャートにおけるXの処理を示すフローチャートである。
ステップS301では、実行ジョブキュー1053に、未実行の印刷ジョブが登録されているか否かが判断される。未実行の印刷ジョブがあると判断されると(ステップS301;YES)、ステップS302の処理が実行され、未実行の印刷ジョブが無いと判断されると(ステップS301;NO)、待機状態に移行した後、処理を終了する(ステップS304)。
ステップS302では、実行ジョブキュー1053にある未実行の印刷ジョブの管理情報のうち、印刷ボリュームが、記憶部110に予め記憶された第1の閾値である閾値Aよりも小さいものがあるか否かが判断される。閾値Aよりも小さい印刷ボリュームの未実行印刷ジョブが無いと判断されると(ステップS302;NO)、実行状態に移行した後、処理を終了し(ステップS303)、閾値Aよりも小さい印刷ボリュームの未実行印刷ジョブがあると判断されると(ステップS302;YES)、ステップS305の処理を実行する。
ステップS305では、ジョブ実行部104における処理を後述する優先処理モードに変更するとともに、ステップS302において印刷ボリュームが閾値Aよりも小さいと判断された印刷ジョブのユーザを、優先的に処理する印刷ジョブのユーザとして記憶部110に記憶する。
ステップS306では、タイマ109による計時を開始し、実行状態に移行した後、処理を終了する(ステップS303)。
ここで、優先処理モードについて説明する。優先処理モードとは、ジョブ実行部104が通常ならば印刷ジョブを受け付けた順に処理し、画像形成部4に印刷出力させるのに対し、ある特定の条件を満たす印刷ジョブを優先的に処理するモードのことである。本実施の形態では、印刷ボリュームが閾値Aよりも小さい印刷ジョブのユーザと同じユーザの印刷ジョブが優先され、同じユーザの印刷ジョブでは、印刷ボリュームが閾値Bよりも小さい印刷ジョブが優先され、同じユーザかつ印刷ボリュームが閾値Bよりも小さい印刷ジョブでは、受付時刻の早い印刷ジョブが優先される。
一方、優先処理モードにおいて優先的に処理されない印刷ジョブは、プリントサーバ1に保持された状態で維持される。すなわち、所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブは処理が停止されている。その間、優先的に処理されない印刷ジョブのユーザに対しては、図9に示すような、優先処理モードが実行中であることと、優先処理モードが解除されるまでの残り時間を含む注意メッセージがUI制御部108で生成され、端末装置300に送信されて、端末装置300の表示装置に表示される。
図8は、プリントサーバ1の図4における実行状態の処理を示すフローチャートである。
ステップS401では、インタプリタ部103において、印刷ジョブを構成している印刷データを展開してビットマップ等の画像データに変換し、画像格納部102に格納する。
ステップS402では、画像形成制御部106が画像データに基づき、画像形成部4に記録紙上への画像形成を実行させるとともに、実行ジョブキュー1053から当該印刷ジョブの管理情報を削除し、画像格納部102及びメモリ107の当該印刷ジョブの記憶領域を開放する。
ステップS403では、ジョブチェックに移行し、処理を終了する。
本発明のプリントサーバ1の他の実施形態について、図10を用いて説明する。図10は、プリントサーバ1の図4における他のジョブチェックの処理を示すフローチャートであり、図6に示した処理と同じ処理には、図6と同じ符号を付してある。
図6に示したジョブチェックの処理と相違する点は、図6のステップS203の処理に代えてステップS503の処理が実行され、ステップ204の処理に代えてステップS504の処理が実行される点である。
ステップS503では、実行ジョブキュー1053にある未判定の印刷ジョブの管理情報のうち、印刷ボリュームが、記憶部110に予め記憶された第2の閾値である閾値Bよりも小さいものがあるか否か、すなわち優先的に処理する小印刷ボリュームの印刷ジョブがあるか否かが判断される。閾値Bよりも小さい印刷ボリュームの未判定印刷ジョブがあると判断されると(ステップS503;YES)、ステップS504の処理が実行され、閾値Bよりも小さい印刷ボリュームの未判定印刷ジョブが無いと判断されると(ステップS503;NO)、判定済フラグを管理情報に付与して(ステップS211)、ステップS202の処理に戻る。
ステップS504では、実行ジョブキュー1053にある未判定の印刷ジョブの管理情報のうち、優先処理モードを開始したときに受け付けた印刷ジョブのユーザと同じユーザのものがあるか否か、すなわち優先的に処理するユーザの印刷ジョブがあるか否かが判断される。優先的に処理するユーザの印刷ジョブあると判断されると(ステップS504;YES)、実行状態に移行した後、処理を終了し(ステップS205)、優先的に処理するユーザの印刷ジョブが無いと判断されると(ステップS504;NO)、優先処理フラグを管理情報に付与して(ステップS210)、ステップS202の処理に戻る。
このようにすることにより、優先処理モードにおいては、印刷ボリュームが閾値Bよりも小さい印刷ジョブ、すなわち小印刷ボリュームの印刷ジョブが優先され、小印刷ボリュームの印刷ジョブ同士では、印刷ボリュームが閾値Aよりも小さい印刷ジョブのユーザと同じユーザの印刷ジョブ、すなわち優先的に処理するユーザの印刷ジョブが優先され、同じユーザかつ小印刷ボリュームの印刷ジョブでは、受付時刻の早い印刷ジョブが優先される。
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る印刷制御装置の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、優先モードの処理は、ジョブ実行部104が実行ジョブキュー1053に登録された管理情報を参照することで、当該印刷ジョブを実行するか否かを逐次判定していたが、ジョブ管理部105において、印刷ボリューム及びユーザ名に基づいて管理情報の並び替えを行う一方、ジョブ実行部104は実行ジョブキュー1053に登録された管理情報の並び順通りに印刷ジョブを処理することでも実現可能である。
このとき、ジョブ管理部は、受付手段が第1の記憶手段に記憶された第1の閾値よりも小さい印刷ボリュームの印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、特定手段で特定されたユーザが、当該受け付けた印刷ジョブと同じである印刷ジョブを優先的に処理手段が処理するように、前記処理手段の処理優先順位を決定する処理順位決定手段、あるいは、受付手段が第1の記憶手段に記憶された第1の閾値よりも小さい印刷ボリュームの印刷ジョブを処理した後、予め定めた所定時間が経過するまでは、前記算出手段で算出された印刷ボリュームが、第2の記憶手段に記憶された第2の閾値よりも小さい印刷ジョブを優先的に処理手段が処理するように、前記処理手段の処理優先順位を決定する処理順位決定手段として機能する。
さらに、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
その他、印刷制御装置及び画像形成装置を構成する各構成の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る印刷制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図2(a)は印刷ジョブの構成を模式的に示す概略図であり、図2(b)は図2(a)に示した印刷ジョブに基づく印刷出力の模式図である。 図1の実行ジョブキューの構成を模式的に示す概略図である。 プリントサーバの動作モードの状態遷移を示す模式図である。 プリントサーバの待機状態の処理を示すフローチャートである。 プリントサーバのジョブチェックの処理を示すフローチャートである。 図6のXの処理を示すフローチャートである。 プリントサーバの実行状態の処理を示すフローチャートである。 図1のUI制御部で生成される注意メッセージ表示画面の一例を示す図である。 プリントサーバのジョブチェックの処理の他の態様を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷制御装置を含む画像形成システムの概略図である。
符号の説明
1 プリントサーバ
101 全体制御部
102 画像格納部
103 インタプリタ部
104 ジョブ実行部
105 ジョブ管理部
106 画像形成制御部
107 メモリ
108 UI制御部
109 タイマ
110 記憶部
111 ネットワーク制御部
2 トレイ
3 操作表示部
4 画像形成部
200 画像形成装置
300 端末装置
SC 原稿読取装置
N ネットワーク

Claims (8)

  1. 印刷ジョブを受け付けて、受け付けた印刷ジョブに基づいて画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ジョブの制御方法において、
    受け付けた印刷ジョブに基づき、画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ボリュームを算出する算出工程と、
    受け付けた印刷ジョブのユーザを特定する特定工程と、
    印刷ボリュームが予め定められた第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、当該印刷ボリュームが第1の閾値よりも小さい印刷ジョブと同じユーザの生成した印刷ジョブを優先的に処理する処理工程とを含むことを特徴とする印刷ジョブの制御方法。
  2. 印刷ジョブを受け付けて、受け付けた印刷ジョブに基づいて画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ジョブの制御方法において、
    受け付けた印刷ジョブに基づき、画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ボリュームを算出する算出工程と、
    印刷ボリュームが予め定められた第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、印刷ボリュームが予め定められた第2の閾値よりも小さい印刷ジョブを優先的に処理する処理工程とを含むことを特徴とする印刷ジョブの制御方法。
  3. 前記処理工程は、前記所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブの処理を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷ジョブの制御方法。
  4. 前記所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブのユーザに対して、前記処理工程における処理内容を通知する通知工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷ジョブの制御方法。
  5. 印刷ジョブを受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた印刷ジョブに基づいて、画像形成装置が記録紙に印刷出力する処理手段とを有する印刷制御装置において、
    前記受付手段で受け付けた印刷ジョブに基づき、画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ボリュームを算出する算出手段と、
    前記受付手段で受け付けた印刷ジョブのユーザを特定する特定手段と、
    予め定められた第1の閾値を記憶する第1の記憶手段と、
    前記処理手段は、前記受付手段が前記算出手段で算出された印刷ボリュームが前記第1の記憶手段に記憶された第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、前記特定手段で特定されたユーザが、当該印刷ボリュームが第1の閾値よりも小さい印刷ジョブと同じである印刷ジョブを優先的に処理することを特徴とする印刷制御装置。
  6. 印刷ジョブを受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた印刷ジョブに基づいて、画像形成装置が記録紙に印刷出力する処理手段とを有する印刷制御装置において、
    前記受付手段で受け付けた印刷ジョブに基づき、画像形成装置が記録紙に印刷出力する印刷ボリュームを算出する算出手段と、
    予め定められた第1の閾値を記憶する第1の記憶手段と、
    予め定められた第2の閾値を記憶する第2の記憶手段とを有し、
    前記処理手段は、前記受付手段が前記算出手段で印刷ボリュームが算出された前記第1の記憶手段に記憶された第1の閾値よりも小さい印刷ジョブを受け付けた後、予め定めた所定時間が経過するまでは、前記算出手段で算出された印刷ボリュームが、前記第2の記憶手段に記憶された第2の閾値よりも小さい印刷ジョブを優先的に処理するように、前記処理手段の処理優先順位を決定する処理順位決定手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  7. 前記処理手段は、前記所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブの処理を停止することを特徴とする請求項5又は6に記載の印刷制御装置。
  8. 前記所定時間が経過するまでは、優先的に処理する印刷ジョブ以外の印刷ジョブのユーザに対して、前記処理手段における処理内容を通知する通知手段を含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010076262A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Murata Machinery Ltd 画像形成装置
JP2011022782A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 印刷システムおよびプログラム
JP2013182361A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Nec Corp オンライン帳票印刷における連続印刷制御方法および連続印刷制御プログラムとオンライン帳票印刷システム

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