JP2007148372A - 液晶表示装置用カラーフィルター、液晶スペーサー用感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサー用感光性エレメント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液晶層の厚さを一定に保つための液晶スペーサーを配設した液晶表示装置用カラーフィルターであって、水平断面積の異なる液晶スペーサーが、少なくとも2種類以上組合わせて配設されていることを特徴とする液晶表示装置用カラーフィルター。
【選択図】なし
Description
本発明で使用される基板は、特に制限はなく、例えば、セラミック板、プラスチック板、ガラス板等が挙げられる。この基板上には、絶縁層、ブラックマトリックスの層、カラーフィルターの層、ITO等の電極、TFT等が設けられていてもよい。
本発明において、基板上に、感光性樹脂組成物層が接するように前記液晶スペーサー用感光性エレメントを積層する方法としては、感光性樹脂組成物層にカバーフィルムが接して存在しているときは、そのカバーフィルムを除去後、基板上に感光性樹脂組成物層が接するように、圧着ロールで圧着させること等により行うことができる。
本発明において、感光性樹脂組成物層に活性光線を像的に照射する方法としては、基板上に積層された前記感光性樹脂組成物層にフォトマスクを介して、公知の活性光線を照射する方法等が挙げられる。この時、前記液晶スペーサー用感光性エレメントを使用して、基板上に液晶スペーサー用感光性樹脂組成物層を形成した場合には、この感光性樹脂組成物層上の支持体フィルムを除去した後に、活性光線を像的に照射することもできるが、前記支持体フィルムが存在する場合には、この支持体フィルムも介して活性光線が照射されることとなる。
本発明における現像方法としては、アルカリ水溶液、水系現像液、有機溶剤等の公知の現像液を用いて、スプレー、シャワー、揺動浸漬、ブラッシング、スクラッピング等の公知の方法により現像を行い、不要部を除去する方法等が挙げられ、中でも、環境、安全性の観点からアルカリ水溶液を用いることが好ましいものとして挙げられる。
本発明において、パターンを形成した感光性樹脂組成物層を加熱する方法としては、熱風放射、赤外線照射加熱等の公知の方法が挙げられ、基板上にパターンが形成された感光性樹脂組成物層が有効に加熱される方法であれば特に制限されない。加熱時の温度は、140〜300℃とすることが好ましく、150〜290℃とすることがより好ましく、160〜280℃とすることが特に好ましい。この加熱温度が、140℃未満では、熱硬化の効果が不十分となる傾向があり、300℃を超えると、感光性樹脂組成物層の構成成分が熱分解する傾向がある。
〔光重合性不飽和基を有するアクリル系ポリマ溶液(r−1)の作製〕
撹拌機、還流冷却機、不活性ガス導入口及び温度計を備えたフラスコに、表1に示す(1)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で80℃に昇温し、反応温度を80℃±2℃に保ちながら、表1に示す(2)を4時間かけて均一に滴下した。(2)の滴下後、80℃±2℃で6時間撹拌を続け、重量平均分子量が約25,000のプレポリマーの溶液(固形分35重量%)(p−1)を得た。
支持体フィルムとして、50μmの厚さのポリエチレンテレフタレートフィルムを使用した。得られた液晶スペーサー用感光性樹脂組成物溶液(V−1)を支持体フィルム上にコンマコーターを用いて均一に塗布し、100℃の熱風対流式乾燥機で3分間乾燥して溶剤を除去し、感光性樹脂組成物層を形成した。得られた感光性樹脂組成物層の厚さは4μmであった。次いで、得られた感光性樹脂組成物層の上に、さらに、25μmの厚さのポリエチレンフィルムを、カバーフィルムとして張り合わせて、液晶スペーサー用感光性エレメント(i)を作製した。
得られた液晶スペーサー用感光性エレメント(i)のポリエチレンフィルムをはがしながら、透明電極が形成された厚さ1mmのガラス基板上に、感光性樹脂組成物層が接するようにラミネータ(日立化成工業株式会社製、商品名HLM−1500型)を用いて、ロール温度120℃、基板送り速度1m/分、圧着圧力(シリンダ圧力)4×105Pa(厚さが1mm、縦10cm×横10cmの基板を用いたため、この時の線圧は9.8×103N/m)の条件でラミネートして、ガラス基板上に、感光性樹脂組成物層及び支持体フィルムが積層された基板を作製した。
得られた液晶スペーサー形成基板に液晶配向剤をスピンコート法により塗布し、180℃で30分間、ボックス型乾燥機で乾燥して乾燥膜厚0.05μmの塗膜を形成した。次いで、ナイロン製の布を巻きつけたロールを有するラビングマシンを用いて配向膜のラビング処理を行なった。
〔液晶表示装置における液晶スペーサーの製造〕
実施例1において使用したフォトマスクを「タイプA」から「タイプB」(活性光線透過部の直径が7μmφ、1画素あたり1箇所の割合でパターニング)に代えた以外は、実施例1と同様にして、液晶スペーサーのパターンを形成した。得られた液晶スペーサーのパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、光硬化した感光性樹脂組成物からなり、液晶スペーサーのパターンが基板から剥がれることなく、高さが4μmの円柱状の形状で良好に形成されていた。次いで、230℃で30分間、ボックス型乾燥機で加熱し、同様に液晶スペーサーのパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、厚さ3.2μmで同様のパターン形状が良好に保持されていた。
実施例1と同じ方法で液晶表示装置を作製した後、得られた液晶表示装置に電圧を印加し、表示品質を評価したところ、画面の一部に、液晶スペーサーの部分的つぶれによると思われる表示ムラが認められ、表示品質が劣るものであった。
〔液晶表示装置における液晶スペーサーの製造〕
実施例1において使用したフォトマスクを「タイプA」から「タイプC」(活性光線透過部の直径が50μmφ、1画素あたり1箇所の割合でパターニング)に代えた以外は、実施例1と同様にして、液晶スペーサーのパターンを形成した。得られた液晶スペーサーのパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、光硬化した感光性樹脂組成物からなり、液晶スペーサーのパターンが基板から剥がれることなく、高さが4μmの円柱状の形状で良好に形成されていた。次いで、230℃で30分間、ボックス型乾燥機で加熱し、同様に液晶スペーサーのパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、厚さ3.2μmで同様のパターン形状が良好に保持されていた。
実施例1と同じ方法で液晶表示装置を作製した後、得られた液晶表示装置に電圧を印加し、表示品質を評価したところ、画面に表示ムラが認められず良好な表示品質であった。しかしながら、得られた液晶表示装置を−40℃に冷却し、画面全体を光学顕微鏡で観察し、表示品質を評価したところ、液晶層中に低温発泡が確認され、表示品質が劣るものであった。
Claims (5)
- 液晶層の厚さを一定に保つための液晶スペーサーを配設した液晶表示装置用カラーフィルターであって、水平断面積の異なる液晶スペーサーが、少なくとも2種類以上組合わせて配設されていることを特徴とする液晶表示装置用カラーフィルター。
- 液晶スペーサーが、感光性樹脂組成物を用いて形成された請求項1記載の液晶表示装置用カラーフィルター。
- 請求項2記載の液晶表示装置用カラーフィルターの液晶スペーサーを形成するために用いられる感光性樹脂組成物であって、(a)光重合性不飽和基を有するアクリル系ポリマ、(b)少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する光重合性不飽和化合物、(c)活性光線により遊離ラジカルを生成する光重合開始剤、を含有する液晶スペーサー用感光性樹脂組成物。
- 支持体フィルムと、支持体フィルム上に請求項3記載の液晶スペーサー用感光性樹脂組成物を用いて形成された感光性樹脂組成物層を有してなる液晶スペーサー用感光性エレメント。
- 請求項1又は2記載のカラーフィルターを備えた液晶表示装置。
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- 2006-09-29 JP JP2006269664A patent/JP2007148372A/ja active Pending
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