JP2007140450A - 感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法。 - Google Patents

感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法。 Download PDF

Info

Publication number
JP2007140450A
JP2007140450A JP2006083499A JP2006083499A JP2007140450A JP 2007140450 A JP2007140450 A JP 2007140450A JP 2006083499 A JP2006083499 A JP 2006083499A JP 2006083499 A JP2006083499 A JP 2006083499A JP 2007140450 A JP2007140450 A JP 2007140450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
photosensitive
film
resin composition
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006083499A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Mukai
郁夫 向
Takeshi Nojiri
剛 野尻
Takeshi Yoshida
健 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2006083499A priority Critical patent/JP2007140450A/ja
Publication of JP2007140450A publication Critical patent/JP2007140450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

【課題】表示欠陥、表示ムラを十分に防止し、高品位な画像を表示することができる液晶表示装置の製造が可能な感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法を提供する。
【解決手段】対向して配設された2枚の基板及びこれら2枚の基板の間に液晶が封入された液晶層を備える液晶表示装置において液晶層の厚さを一定に保つために2枚の基板の間に配設される液晶スペーサーを形成するために用いられる感光性フィルムであって、(1)支持体フィルム24と、(2)感光性樹脂組成物からなる感光層22と、(3)保護フィルム25とをこの順に積層してなり、支持体フィルム24及び保護フィルム25は、四角錐形状のビッカース圧子を用いて室温で荷重0.02Nを加えたときの押し込み変形量がそれぞれ6μm以下である感光性フィルム。
【選択図】図2

Description

この発明は、感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法に関する。
近年、液晶カラーテレビや、液晶カラーディスプレイを備えたノート型コンピュータ等、液晶表示装置はその用途がますます拡大している。これらの液晶表示装置においては、透明電極等を設けたガラス等の透明な基板部材と他の基板との間に1〜10μm程度のギャップが形成されている。そのギャップに液晶物質を主成分とする液晶層を封入し、電極間に印加した電圧により液晶物質を配向させることにより画像が表示される。
このような液晶表示装置では、液晶層の厚さが部分的に変化し、表示面内全域において均一であるべき液晶層の厚さが不均一となる現象、つまりギャップの不均一が生じる場合がある。このようなギャップの不均一が生じると表示ムラやコントラスト異常などの画質低下が発生する。ギャップの不均一を原因とする画質低下の防止手段としては、均一な粒径分布を持つガラスビーズ、樹脂ビーズ等の球状スペーサーを液晶層に配し、液晶層のギャップを一定に保持する方法が用いられてきた。
しかしながら、球状スペーサーを液晶層に配する方法では、液晶層中の球状スペーサーは基板部材に対して固定されない。このため、球状スペーサーは液晶層内でばらついた分布を示し、表示ムラが発生したり、液晶表示装置が振動すると球状スペーサーが移動して配向異常領域が拡大したり、あるいは、球状スペーサーの移動に伴い液晶を配向させるための配向膜が損傷したりする。さらに、球状スペーサーは液晶表示装置の透光部である表示ドット部にも散布されているため、表示される画像のコントラストの低下、表示品質の低下等の問題も発生する。
これらの問題点を解消するために、特許文献1〜4では種々の手段が提案されている。特許文献1〜3には、一方の基板上に紫外線硬化型樹脂を塗布、乾燥後、露光・現像を行なうことでスペーサーを形成する方法が開示されている。また、特許文献4には、あらかじめ光硬化性樹脂塗液を塗布して得られるフィルムを使用し、これを転写した後に、露光・現像でパターニングを行い、スペーサーを形成する方法が開示されている。これらの方法で形成されたスペーサーは、柱状スペーサーあるいは感光性スペーサーと呼ばれ、前記の球状のガラスビーズや樹脂ビーズを用いた場合に発生していた表示ムラ、配向異常及びコントラスト低下等の問題点を解消し得る手段として提案されている。
特開平03−089320号公報 特開平10−168134号公報 特開平11−133600号公報 特開平11−174461号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3において開示されているように、紫外線硬化樹脂等の感光性樹脂組成物が直接液晶表示装置の基板に塗布されるスピンコーター法を用いると、基板中央部から周辺部にかけて膜厚ムラが発生するため、各液晶スペーサー間の高さにバラツキが発生する。そのため、液晶表示装置の画面全体を十分に均一な膜厚とすることは困難であり、表示ムラが十分に抑制された良好な表示品質を示す液晶表示装置を得るには更なる改善の余地がある。
また、支持体フィルム、感光層、及び保護フィルムを積層して感光性フィルムを形成する場合、支持体フィルム及び保護フィルムの工程負荷により、感光層に欠陥が発生し、これは更に液晶スペーサーの欠陥となる問題がある。
支持体フィルム又は保護フィルムに工程負荷を与える工程とは、例えば感光性フィルムをロール状に巻き取る工程、感光性フィルムの幅を揃えるために端部を切断する工程、及び感光性フィルムを基板に貼り付けるラミネート工程がある。支持体フィルム及び保護フィルムは上記工程において、搬送ロール等の様々な装置に接触して、そこに付着している微小な突起物や異物により表面に引っかき傷を受けることがあり、その傷が深い場合には感光層も傷つくことがある。また、感光性フィルムの感光層の厚さは10μm以下と薄いため、傷となった部分は液晶スペーサーの欠陥となりやすい。
そこで、本発明は表示欠陥、表示ムラを十分に防止し、高品位な画像を表示することができる液晶表示装置の製造を可能とする感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る感光性フィルムは、対向して配設された2枚の基板及びこれら2枚の基板の間に液晶が封入された液晶層を備える液晶表示装置において液晶層の厚さを一定に保つために上記2枚の基板の間に配設用いられる感光性フィルムであって、(1)支持体フィルムと、(2)感光性樹脂組成物からなる感光層と、(3)保護フィルムとをこの順に積層してなる。上記支持体フィルム及び上記保護フィルムは、四角錐形状のビッカース圧子を用いて室温で荷重0.02Nを加えたときの押し込み変形量がそれぞれ6μm以下である。
本発明の支持体フィルム及び保護フィルムは、四角錐形状のビッカース圧子を用いて室温で荷重0.02Nを加えたときの押し込み変形量が6μm以下であることにより、これを用いて形成された液晶スペーサーは表示欠陥、表示ムラを十分に防止し、高品位な画像を表示することが可能となった。
本発明の保護フィルムは、ポリプロピレン又はポリエステルからなり、ポリエステルからなる保護フィルムは離型処理が施されたものであることが好ましい。
本発明の支持体フィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリエーテルサルフォンからなる群より選ばれる少なくとも一種を含むことが好ましい。また、ポリエチレンテレフタレートからなる支持体フィルムの厚さは30〜70μmであることが好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は感光性フィルムの感光層に用いられるものであって、(a)光重合性不飽和基を有するアクリル系ポリマ、(b)少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する光重合性不飽和化合物、及び(c)活性光線により遊離ラジカルを生成する光重合開始剤を含有する。
上記感光性樹脂組成物は、上記成分を含有することにより、必要な強度及び硬度を有する液晶スペーサーを形成することが可能である。
アクリル系ポリマは、側鎖にエチレン性不飽和基を有するラジカル重合性共重合体であってその全体質量を基準として1.0×10−4〜6.0×10−3モル/gの濃度のエチレン性不飽和基を有することが好ましい。
上記エチレン性不飽和基濃度が1.0×10−4モル/g未満であると、その感光性樹脂組成物を用いて形成された液晶スペーサーは、表示品質を確保するために必要な硬度が得られない傾向があり、6.0×10−3モル/gを超えると、側鎖にエチレン性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマを製造する際にゲル化を起こす傾向がある。
本発明は、(I)感光性フィルムの保護フィルムを感光層から剥離して、感光層を基板上に積層する積層工程と、(II)基板上に積層された感光層に活性光線を照射する露光工程と、(III)現像によりレジストパターンを形成する現像工程と、(IV)レジストパターンを加熱して液晶スペーサーを形成する加熱工程とを有する液晶スペーサーの製造方法である。
本発明の液晶スペーサーの製造方法は、本発明の感光性フィルムを用いることにより、表示欠陥及び表示ムラが十分に抑制された良好な表示品質を有する液晶スペーサーを良好な作業性及び高い歩留まりで製造することが可能となった。
本発明によれば、表示欠陥、表示ムラを十分に防止し、高品位な画像を表示することができる液晶表示装置の製造が可能な感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法が提供される。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。本明細書における「(メタ)アクリル酸」とは「アクリル酸」及びそれに対応する「メタクリル酸」を意味し、「(メタ)アクリレート」とく「アクリレート」及びそれに対応する「メタクリレート」を意味し、「(メタ)アクリロキシ基」とは「アクリロキシ基」及びそれに対応する「メタクリロキシ基」を意味し、「(メタ)アクリロイル基」とは「アクリロイル基」及びそれに対応する「メタクリロイル基」を意味する。
図1は、本実施形態の液晶スペーサーが装着された液晶表示装置の一例を示す模式断面図である。図1に示すように、液晶表示装置1は、対向して配設された一対の基板部材6a、6bを有している。基板部材6aは、電極2a、基板3a、緩衝材層4a及び偏光板5aからなり、これらがこの順序で積層されている。また、基板部材6bは、電極2b、基板3b、緩衝材層4b及び偏光板5bからなり、これらがこの順序で積層されている。さらに、基板部材6a、6bの電極2a、2bが形成されている側には、それぞれ配向層17a、17bが積層されている。そして、液晶層18は、配向層17a,17bを介して、基板部材6a、6bによって挟持されている。そして、基板部材6a、6bの間における液晶層18の周囲にはシール剤13が設けられており、これにより基板部材6a、6bが結合されている。
液晶スペーサー10は液晶層18の厚さを一定に保つために液晶表示装置1の所定の位置に配設される。液晶スペーサー10は、高品位な画像を表示する観点から、透光部である表示ドット部以外の位置に配設されるようにパターン化されていることが好ましい。
液晶スペーサー10は、画面表示全領域にわたって均等な間隔で配設されることが好ましい。感光性樹脂組成物から製造される液晶スペーサー10は、一般的に柱状スペーサー又は感光性スペーサーとよばれるものである。
本実施形態における基板部材6a、bはそれぞれ、電極2a、b、基板3a、b、緩衝材層4a、b及び偏光板5a、bから構成されているが、緩衝材層4a、b及び偏光板5a、bは必ずしも積層されている必要はない。また、基板部材6a、bの表面には、必要に応じて、さらに絶縁層、ブラックマトリックスの層、カラーフィルターの層、TFT等が設けられていてもよい。
電極2a、bとしては、スズドープ酸化インジウム(ITO)等の透明電極、プリント基板等には銅の金属薄膜等を用いることができる。また、基板3a、bとしては、セラミック板、プラスチック板、ガラス板等が挙げられる。また、緩衝材層4a、b及び偏光板5a、bとしては、公知の緩衝材層及び偏光板を用いることができる。また、配向層17a、bは、公知の液晶配向剤を用いて形成することができる。
本実施形態の感光性フィルムは、液晶表示装置1における液晶スペーサー10を形成するために用いられるものである。
図2は本実施形態の感光性フィルムの一実施形態を示す部分断面図である。図2に示す感光性フィルム20は、支持体フィルム24上に、感光層22と、保護フィルム25とをこの順序で積層した構造を有してなる。
本実施形態に係る支持体フィルム24及び保護フィルム25は、室温において、四角錐形状のビッカース圧子を用いて荷重0.02Nを加えたとき、押し込み変形量がそれぞれ1μm〜6μmであることが好ましい。また、2μm〜6μmであることがより好ましく、3μm〜6μmであることが更に好ましい。
上記押し込み変形量が6μmより大きいと、上述の工程において、搬送ロール等の様々な装置に付着している微小な突起物や異物により、支持体フィルム、又は保護フィルムに引っかき傷を発生しやすく、その傷が液晶スペーサーの欠陥となる恐れがある。
液晶スペーサーの押し込み変形量は、例えば、島津製作所製ダイナミック超微小硬度計DUH−W201Sを用いて、対面角136°のダイヤモンドビッカース圧子を用いて測定することができる。ここで、本実施形態における押し込み変形量とは、一定温度で荷重2gf(すなわち、0.02Nである。)を加えた時の弾性変形量及び塑性変性量を合計した最大変形量を示す。また測定温度である室温とは、10〜30℃の温度範囲を意味する。
本実施形態における支持体フィルム24は、室温で四角錐形状のビッカース圧子を用いて荷重0.02Nを加えたときの押し込み変形量が6μm以下であるものは、公知のものから適宜選択して使用することができる。基板部材6b上に感光性フィルムを貼り合わせる観点及び後述するように支持体フィルム24を感光層22から剥離する観点から、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエーテルサルフォン等を用いることが好適である。
また、支持体フィルム24の厚さについては、特に制限はないが、5〜150μm程度であることが好ましく、10〜100μmであることがより好ましい。支持体フィルム24がポリエチレンテレフタレートからなるものである場合は、その厚さが30μm〜70μmであることが特に好ましい。
本実施形態における保護フィルム25は、室温で四角錐形状のビッカース圧子を用いて荷重0.02Nを加えたときの押し込み変形量が、6μm以下であるものであれば、公知のものを使用することができる。具体的には、ポリプロピレン、ポリエステル等からなる保護フィルムを使用することが好適である。上記ポリエステルからなる保護フィルムには離型処理を施すことが好ましい。
保護フィルム25の厚さは、5〜150μm程度であることが好ましく、10〜100μmであることがより好ましく、10〜50μmであることが更に好ましく、10〜30であることが特に好ましく、10〜20であることが極めて好ましい。
本実施形態における感光層22の厚さは、液晶表示装置1とした場合の電気的特性や液晶の配向特性を考慮すると、1.0〜10μmとすることが好ましく、2〜6μmとすることがより好ましい。感光層22の膜厚が1μmよりも小さい、若しくは10μmよりも大きい場合には、表示装置としての機能が低下する傾向にある。
本実施形態における感光層22の粘度は、30℃において、15〜100MPa・sであることが好ましく、20〜90MPa・sであることがより好ましく、25〜80MPa・sであることが特に好ましい。上記感光層を用いて、巻芯に巻回したロール状の感光性フィルムを作製した場合に、感光性樹脂組成物が感光性フィルム20の端面からしみ出すことを1カ月以上防止することができる。また、感光性フィルム20を切断する際に、感光性樹脂組成物の破片が基板に付着して引き起こされる露光不良や現像残り等を防止することができる。
なお、感光層の粘度は、直径7mm、厚さ2mmの円板状の感光層を試料として作製し、その厚さ方向に、30℃及び80℃で1.96×10−2Nの荷重を加えたときの厚さの変化速度を測定し、この変化速度から感光層がニュートン流体であると仮定して粘度に換算した値である。
本実施形態の感光性フィルム20は、感光性樹脂組成物を溶媒に均一に溶解又は分散して得られる溶液を、支持体フィルム24上に塗布、乾燥し、感光層22を形成し、更にその上に保護フィルム25を形成することにより得られる。
感光層22を支持体フィルム24上に形成する方法としては、公知の塗布方法を用いることができ、例えば、ドクターブレードコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ロールコーティング法、スクリーンコーティング法、スピナーコーティング法、インクジェットコーティング法、スプレーコーティング法、ディップコーティング法、グラビアコーティング法、カーテンコーティング法、ダイコーティング法等が挙げられる。
このようにして得られる感光性フィルム20は、ロール状に巻いて保管し、あるいは使用することができる。
本実施形態の感光性フィルム20における感光層22は、(a)光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマ、(b)少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する光重合性不飽和化合物、及び(c)活性光線により遊離ラジカルを生成する光重合開始剤を含有する。
本実施形態の液晶スペーサーは、上記成分を含有する感光性樹脂組成物を用いて形成されることにより、液晶層の厚さを保つために必要な強度及び硬度を有することが可能である。
<光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマ>
本実施形態における(a)光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマは、その組成や合成方法に特に制限はないが、例えば、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、イソシアネート基、オキシラン環、又は、下記一般式(1);
−CO−O−OC− (1)
で表される2価の基等の官能基を有する(メタ)アクリル系プレポリマの側鎖に、少なくとも1個のエチレン性不飽和基と、オキシラン環、イソシアネート基、水酸基、カルボキシル基等から選ばれる1個の官能基とを有する化合物を、ジブチル錫ジラウレート等の触媒を用いて付加反応させて得られる、側鎖にエチレン性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマを使用することができる。
上記の(メタ)アクリル系プレポリマの原料となる単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ケイ皮酸、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリルアミド、メタクリルアミド、イソシアン酸エチルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、無水マレイン酸等のカルボキシル基、水酸基、アミノ基、オキシラン環、又は、上記一般式(1)で表される2価の基等の官能基を有する(メタ)アクリル系単量体等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用される。
このような、側鎖にエチレン性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマの製造には必要に応じ、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、オキシラン環、又は、上記一般式(1)で表される2価の基等の官能基を有する(メタ)アクリル系プレポリマ以外のビニル単量体を共重合させることができる。
これらのビニル単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−プロピル、アクリル酸iso−プロピル、メタクリル酸iso−プロピル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸iso−ブチル、メタクリル酸iso−ブチル、アクリル酸sec−ブチル、メタクリル酸sec−ブチル、アクリル酸tert−ブチル、メタクリル酸tert−ブチル、アクリル酸ペンチル、メタクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、メタクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、メタクリル酸ヘプチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、アクリル酸ノニル、メタクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、メタクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸テトラデシル、メタクリル酸テトラデシル、アクリル酸ヘキサデシル、メタクリル酸ヘキサデシル、アクリル酸オクタデシル、メタクリル酸オクタデシル、アクリル酸エイコシル、メタクリル酸エイコシル、アクリル酸ドコシル、メタクリル酸ドコシル、アクリル酸シクロペンチル、メタクリル酸シクロペンチル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘプチル、メタクリル酸シクロヘプチル、アクリル酸ベンジル、メタクリル酸ベンジル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸フェニル、アクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、アクリル酸ジメチルアミノプロピル、メタクリル酸ジメチルアミノプロピル、アクリル酸2−クロロエチル、メタクリル酸2−クロロエチル、アクリル酸2−フルオロエチル、メタクリル酸2−フルオロエチル、スチレン、α−メチルスチレン、シクロヘキシルマレイミド、アクリル酸ジシクロペンタニル、メタクリル酸ジシクロペンタニル、ビニルトルエン、塩化ビニル、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等が挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
また、側鎖にエチレン性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマにおけるエチレン性不飽和基濃度は、1.0×10−4〜6.0×10−3モル/gとすることが好ましく、2.0×10−4〜5.0×10−3モル/gとすることがより好ましく、3×10−4〜4.0×10−3モル/gとすることが特に好ましい。エチレン性不飽和基濃度が1.0×10−4モル/g未満であると、その感光性樹脂組成物を用いて形成された液晶スペーサーは、表示品質を確保するために必要な硬度が得られない傾向があり、6.0×10−3モル/gを超えると、側鎖にエチレン性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマを製造する際にゲル化を起こす傾向がある。なお、エチレン性不飽和基濃度は原材料の仕込み量から決めてもよい。
本実施形態における(a)光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマの重量平均分子量は、耐熱性、塗布性、感光性フィルムを形成した際のフィルム性、溶媒への溶解性、後述する現像工程における現像液への溶解性、並びに保護フィルムとの貼付け性等の観点から、1000〜300000とすることが好ましく、5000〜150000とすることがより好ましい。なお、上記の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定し、ポリスチレンを標準試料として換算した値である。なお、フィルム性とは、フィルム状の形態を保持する特性をいう。
本実施形態においては(a)光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマを含有することを必須としているが、必要に応じて、光重合性不飽和基を有しない、いわゆるバインダーポリマを併用することができる。そのバインダーポリマとしては特に制限はなく、例えば光重合性不飽和基を有しないビニル共重合体が挙げられ、ビニル共重合体に用いられるビニル単量体としては、前述のものが挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
本実施形態における(a)光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマは、後述する現像工程において、パターンの現像に用いられる公知の各種現像液により現像可能となるように酸価を規定することができる。
公知の現像液としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化テトラメチルアンモニウム、トリエタノールアミン等のアルカリ水溶液、水又はアルカリ水溶液と1種以上の界面活性剤とからなるアルカリ水溶液などを挙げることができる。
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化テトラメチルアンモニウム、トリエタノールアミン等のアルカリ水溶液を用いて現像する場合には、酸価を50〜260mgKOH/gとすることが好ましい。この酸価が、50mgKOH/g未満では、現像が困難となる傾向があり、260mgKOH/gを超えると、耐現像液性が低下する傾向がある。なお、耐現像液性とは、現像により除去されずにパターンとなる部分が、現像液によって侵されない性質をいう。
また、水又はアルカリ水溶液と1種以上の界面活性剤とからなるアルカリ水溶液を用いて現像する場合には、酸価を、16〜260mgKOH/gとすることが好ましい。この酸価が、16mgKOH/g未満では、現像が困難となる傾向があり、260mgKOH/gを超えると、耐現像液性が低下する傾向がある。
<光重合性不飽和化合物>
本実施形態における(b)少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する光重合性不飽和化合物としては、例えば、多価アルコールにα,β−不飽和カルボン酸を反応させて得られる化合物、2,2−ビス(4−(ジ(メタ)アクリロキシポリエトキシ)フェニル)プロパン、グリシジル基含有化合物にα,β−不飽和カルボン酸を反応させて得られる化合物、ウレタンモノマー、ノニルフェニルジオキシレン(メタ)アクリレート、γ−クロロ−β−ヒドロキシプロピル−β'−(メタ)アクリロイルオキシエチル−o−フタレート、β−ヒドロキシエチル−β'−(メタ)アクリロイルオキシエチル−o−フタレート、β−ヒドロキシプロピル−β'−(メタ)アクリロイルオキシエチル−o−フタレート、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等が挙げられる。
多価アルコールにα,β−不飽和カルボン酸を反応させて得られる化合物としては、例えば、エチレン基の数が2〜14であるポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン基の数が2〜14であるポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエトキシトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジエトキシトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリエトキシトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンテトラエトキシトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンペンタエトキシトリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレート(別名:ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート)、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、プロピレン基の数が2〜14であるポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートが挙げられる。また、α,β−不飽和カルボン酸としては、例えば、(メタ)アクリル酸が挙げられる。
2,2−ビス(4−(ジ(メタ)アクリロキシポリエトキシ)フェニル)プロパンとしては、例えば、2,2−ビス(4−(ジ(メタ)アクリロキシジエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(ジ(メタ)アクリロキシトリエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(ジ(メタ)アクリロキシペンタエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(ジ(メタ)アクリロキシデカエトキシ)フェニル)プロパンが挙げられる。
また、グリシジル基含有化合物としては、例えば、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテルトリ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシ−2−ヒドロキシ−プロピルオキシ)フェニルが挙げられる。
ウレタンモノマーとしては、例えば、β位にOH基を有する(メタ)アクリルモノマーと、イソホロンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネート、及び/又は1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート等との付加反応生成物、トリス((メタ)アクリロキシテトラエチレングリコールイソシアネート)ヘキサメチレンイソシアヌレート、エチレンオキシド変性ウレタンジ(メタ)アクリレート、並びにエチレンオキシド又はプロピレンオキシド変性ウレタンジ(メタ)アクリレートが挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルエステル等が挙げられる。
(b)少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する光重合性不飽和化合物は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。これらは常法により合成してもよく、市販のものを入手することもできる。
<光重合開始剤>
本実施形態における(c)活性光線により遊離ラジカルを生成する光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、N,N'−テトラメチル−4,4'−ジアミノベンゾフェノン(別名:ミヒラーケトン)、N,N'−テトラエチル−4,4'−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4'−ジメチルアミノベンゾフェノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン等の芳香族ケトン、2−エチルアントラキノン、フェナントレンキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、オクタメチルアントラキノン、1,2−ベンズアントラキノン、2,3−ベンズアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、2,3−ジフェニルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2−メチルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、9,10−フェナントラキノン、2−メチル−1,4−ナフトキノン、2,3−ジメチルアントラキノン等のキノン類、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル化合物、ベンゾイン、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン化合物、ベンジルジメチルケタール等のベンジル誘導体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(メトキシフェニル)イミダゾール二量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体等の2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、9−フェニルアクリジン、1,7−ビス(9,9'−アクリジニル)ヘプタン等のアクリジン誘導体、N−フェニルグリシン、N−フェニルグリシン誘導体、クマリン系化合物が挙げられる。
また、2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体において、2つの2,4,5−トリアリールイミダゾールに置換した置換基は同一でも相違していてもよい。また、ジエチルチオキサントンとジメチルアミノ安息香酸の組み合わせのように、チオキサントン系化合物と3級アミン化合物とを組み合わせてもよい。
(c)活性光線により遊離ラジカルを生成する光重合開始剤は、常法により合成してもよく、市販品を入手してもよい。市販品としては、例えば、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンとしてチバスペシャリティーケミカルズ(株)のイルガキュア−369(商品名)、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オンとしてチバスペシャリティーケミカルズ(株)のイルガキュア−907(商品名)が挙げられる。
また、これらのなかでは、フォトリソグラフィ工程すなわち後述する露光工程における密着性及び感度の観点から、2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体が好ましく、液晶スペーサーとした場合の可視光線透過率の観点から、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オンがより好ましい。
(c)活性光線により遊離ラジカルを生成する光重合開始剤は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
本実施形態の感光性樹脂組成物における(a)光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマの配合量は、(a)及び(b)成分の総量100重量部に対して、10〜80質量部とすることが好ましく、20〜75質量部とすることがより好ましく、25〜73質量部とすることが特に好ましく、30〜70質量部とすることが極めて好ましい。この配合量が10質量部未満では、塗布性及び感光性フィルムを形成した際のフィルム性が低下する傾向があり、80質量部を超えると、光硬化性及び/又は耐熱性が低下する傾向がある。
本実施形態の感光性樹脂組成物における(b)少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する光重合性不飽和化合物の配合量は、(a)及び(b)成分の総量100質量部に対して、10〜80質量部とすることが好ましく、20〜75質量部とすることがより好ましく、25〜73質量部とすることが特に好ましく、30〜70質量部とすることが極めて好ましい。この配合量が10質量部未満では、光硬化性及び/又は耐熱性が低下する傾向があり、80質量部を超えると、塗膜性及び/又は感光性フィルムを形成した場合のフィルム性が低下する傾向がある。
本実施形態の感光性樹脂組成物における(c)活性光線により遊離ラジカルを生成する光重合開始剤の配合量は、(a)及び(b)成分の総量100質量部に対して、0.05〜20質量部とすることが好ましく、0.1〜15質量部とすることがより好ましく、0.15〜10質量部とすることが特に好ましい。この配合量が0.05質量部未満では、光硬化が不十分となる傾向があり、20質量部を超えると、後述する露光工程において、感光層の活性光線照射表面での活性光線の吸収が増大して、その層の内部の光硬化が不十分となる傾向がある。
また、本実施形態の感光性樹脂組成物には、必要に応じて、シランカップリング剤などの密着性付与剤、レベリング剤、可塑剤、充填剤、消泡剤、難燃剤、安定剤、酸化防止剤、香料、熱架橋剤、重合禁止剤等を(a)、(b)成分の総量100質量部に対して各々0.01〜20質量部程度含有することができる。これらは、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
また、感光性樹脂組成物は、必要に応じて、メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、n−ペンタノール、ヘキサノール等の脂肪族アルコール、ベンジルアルコール、シクロヘキサン等の炭化水素、ジアセトンアルコール、3−メトキシ−1−ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルペンチルケトン、メチルヘキシルケトン、エチルブチルケトン、ジブチルケトン、ジブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、γ−ブチロラクトン、3−ヒドロキシ−2−ブタノン、4−ヒドロキシ−2−ペンタノン、6−ヒドロキシ−2−ヘキサノン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、エチレングリコールジアセテート、プロピレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールジアセテート、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート等のエチレングリコールアルキルエーテル化合物若しくはそのアセテート、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル化合物若しくはそのアセテート、ジエチレングリコールジアルキルエーテル化合物、トリエチレングリコールアルキルエーテル化合物、プロピレングリコールアルキルエーテル化合物若しくはそのアセテート、ジプロピレングリコールアルキルエーテル化合物、トルエン、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル等のカルボン酸エステル化合物、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、乳酸メチル、乳酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、炭酸プロピレンなどの溶剤又はこれらの混合溶剤に適当な配合割合で溶解して、粘度を適宜調整することができる。
以下、本実施形態の感光性フィルム20を用いた液晶表示装置1における液晶スペーサーの製造方法の一例を説明する。図3は、図1に示した液晶スペーサー10の製造工程の一実施形態を模式的に示す工程断面図である。
本実施形態に係る液晶スペーサーの製造方法は、(I)感光性フィルムの保護フィルムを感光層から剥離して、感光層を基板上に積層する積層工程と、(II)基板上に積層された感光層に活性光線を照射する露光工程と、(III)現像によりレジストパターンを形成する現像工程と、(IV)レジストパターンを加熱して液晶スペーサーを形成する加熱工程とを備えている。
(積層工程)
本実施形態で使用される基板3bは、特に制限はなく、例えば、セラミック板、プラスチック板、ガラス板等が挙げられる。この基板3b上には電極2bに代えて又は加えて絶縁層、ブラックマトリックスの層、カラーフィルターの層、TFT等が設けられていてもよい。また、電極2bにはITO等の電極が用いられる。あるいは基板部材46bが基板3bのみからなるものであってもよい。
図3に示すように、基板部材46bの電極2bを備える面に感光層22を積層し、積層体7を得る。
本実施形態において、積層工程で基板部材46b上に感光性フィルム20における感光層22を積層する方法としては、保護フィルム25を感光層20上から除去した後、基板部材46b上に感光層22が接するように、圧着ロールで圧着させる方法がある。
圧着ロールは加熱圧着できるように加熱手段を備えたものであってもよく、加熱圧着する場合の加熱温度は、10〜180℃とすることが好ましく、20〜160℃とすることがより好ましく、30〜150℃とすることが特に好ましい。この加熱温度が、10℃未満では、感光層22と基板部材46bとの密着性が低下する傾向があり、180℃を超えると、感光層22の構成成分が熱硬化又は熱分解する傾向がある。
また、加熱圧着時の圧着圧力は、線圧で50N/m〜1×10N/mとすることが好ましく、2.5×10〜5×10N/mとすることがより好ましく、5×10〜4×10N/mとすることが特に好ましい。この圧着圧力が、50N/m未満では、感光層22と基板部材46bとの密着性が低下する傾向があり、1×10N/mを超えると、基板部材46bが破壊される傾向にある。
感光性フィルム20を上記のように加熱すれば、基板部材46bを予熱処理することは必要ではないが、感光層22と基板部材46bとの密着性を更に向上させる点から、基板部材46bを予熱処理することが好ましい。このときの予熱温度は、30〜180℃とすることが好ましい。このようにして、本実施形態の感光性フィルム20の感光層22を基板部材46b上に積層することができる。
(露光工程)
本実施形態において、感光層22に活性光線Lを像的に照射する方法としては、基板部材46b上に積層された感光層22にフォトマスク9を介して、公知の活性光線Lを照射する方法等が挙げられる。この際、感光層22上の支持体フィルム24を除去した後に、活性光線Lを像的に照射することもできるが、支持体フィルム24が存在する場合には、この支持体フィルム24も介して活性光線を照射することもできる。
また、本実施形態における活性光線Lとしては、公知の活性光源が使用でき、例えば、カーボンアーク灯、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、及びキセノンランプ等が挙げられ、紫外線を有効に放射するものであれば特に制限されない。
露光工程を経て、感光層22は、活性光線Lにより照射された露光部22aと、フォトマスク9により遮光された非露光部22bに分けられる。
(現像工程)
現像工程では、露光工程で得られた構造体7の非露光部22bを除去することにより、露光部22aからなるレジストパターン23が現像された構造体8を得る。
本実施形態における現像方法としては、アルカリ水溶液、水系現像液、有機溶剤等の公知の現像液を用いて、スプレー、シャワー、揺動浸漬、ブラッシング、スクラッピング等の公知の方法により現像を行い、不要部を除去する方法等が挙げられる。中でも、環境、安全性の観点からアルカリ水溶液を用いることが好ましい。
アルカリ水溶液の塩基としては、水酸化アルカリ(リチウム、ナトリウム又はカリウムの水酸化物等)、炭酸アルカリ(リチウム、ナトリウム又はカリウムの炭酸塩若しくは重炭酸塩等)、アルカリ金属リン酸塩(リン酸カリウム、リン酸ナトリウム等)、アルカリ金属ピロリン酸塩(ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム等)、水酸化テトラメチルアンモニウム、トリエタノールアミンなどが挙げられる。中でも、水酸化テトラメチルアンモニウムが好ましい。
現像温度及び時間は、本実施形態における感光層22の現像性に合わせて調整することができる。また、アルカリ水溶液中には、界面活性剤、消泡剤、現像を促進させるための少量の有機溶剤等を混入させることができる。また、現像後、光硬化後の感光層に残存したアルカリ水溶液の塩基を、有機酸、無機酸又はこれらの酸水溶液を用いて、スプレー、揺動浸漬、ブラッシング、スクラッピング等の公知方法により酸処理(中和処理)することができる。さらに、酸処理(中和処理)の後、水洗する工程を行うこともできる。
(加熱工程)
加熱工程では、露光工程及び現像工程を経て得られたレジストパターン23を加熱して、基板部材46b上に液晶スペーサー10が形成された構造体11を得る。
本実施形態において、レジストパターン23を加熱する方法としては、熱風放射、赤外線照射加熱等の公知の方法が挙げられ、基板部材46b上のレジストパターン23が有効に加熱される方法であれば特に制限されない。加熱時の温度は、140〜300℃とすることが好ましく、150〜290℃とすることがより好ましく、160〜280℃とすることが特に好ましい。この加熱温度が、140℃未満では、熱硬化の効果が不十分となる傾向があり、300℃を超えると、感光層の構成成分が熱分解する傾向がある。
また本実施形態のレジストパターン23は、基板密着性を向上させること、耐薬品性を向上させること等を目的に、前述の現像工程後、さらに活性光線を照射することもできる。
また、本実施形態における活性光線としては、前述の露光工程で使用できる公知の活性光源が挙げられ、紫外線等を有効に放射するものであれば特に制限されない。このときの活性光線の照射量は、通常、1×10〜1×10J/mであり、照射の際に加熱を伴うこともできる。この活性光線照射量が、1×10J/m未満では、光硬化の効果が不十分となる傾向があり、1×10J/mを超えると、感光層が変色する傾向がある。
上述のようにして、液晶表示装置1に液晶スペーサー10を形成することができる。
本実施形態の感光性フィルムは、液晶表示装置の用途に限定されるものではなく、例えば、エレクトロクロミックディスプレイや電子ペーパー等、対向する基板間に流動性を有する物質の層を構成してなる表示装置等のスペーサー用途にも好適に使用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
以下、実施例により本実施形態をより具体的に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(製造例1)
<光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマ溶液(r−1)の作製>
撹拌機、還流冷却機、不活性ガス導入口及び温度計を備えたフラスコに、表1の(1)に示す材料を仕込み、窒素ガス雰囲気下で80℃に昇温し、反応温度を80℃±2℃に保ちながら、表1の(2)に示す材料を4時間かけて均一に滴下した。(2)に示す材料の滴下終了後、80℃±2℃で6時間撹拌を続け、重量平均分子量が約25000のプレポリマの溶液(固形分35質量%)(p−1)を得た。
Figure 2007140450
更に、撹拌機、還流冷却機、不活性ガス導入口及び温度計を備えた別のフラスコに、イソシアン酸エチルメタクリレート20質量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート28質量部、乳酸メチル7質量部を仕込み、窒素ガス雰囲気下で70℃に昇温し、反応温度を70℃±2℃に保ちながら、ジブチル錫ジラウレート0.1質量部と(p−1)との混合物を2時間かけて均一に滴下した。滴下終了後、70℃±2℃で2時間撹拌を続け、重量平均分子量が約26000の光重合性不飽和基を有する(メタ)アクリル系ポリマの溶液(固形分35質量%)(r−1)を得た。
<液晶スペーサー用感光性樹脂組成物溶液(V−1)の作製>
表2に示す材料を、攪拌機を用いて15分間混合し、液晶スペーサー用感光性樹脂組成物溶液(V−1)を作製した。
Figure 2007140450
(実施例1)
<感光性フィルム(i)の作製>
支持体フィルムとして、50μmの厚さのポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、得られた液晶スペーサー用感光性樹脂組成物溶液(V−1)を支持体フィルム上にコンマコーターを用いて均一に塗布した。次に、100℃の熱風対流式乾燥機で3分間乾燥して溶剤を除去し、感光層を形成した。続いて、得られた感光層の上に、更に、16μmの厚さのポリプロピレンフィルムを保護フィルムとして貼り合わせて、感光性フィルム(i)を作製した。
<塑性変形量の測定>
支持体フィルム及び保護フィルムについて、島津製作所製ダイナミック超微小硬度計DUH−W201Sを用いて、対面角136°のダイヤモンドビッカース圧子を用いて、荷重2gf、負荷速度0.074gf/秒、保持時間5秒、測定温度22℃の条件で圧縮テストを行ったところ、支持体フィルムの押し込み変位量は3.8μm、保護フィルムの押し込み変位量は5.2μmであった。
<液晶表示装置における液晶スペーサーの形成>
得られた感光性フィルム(i)のポリエチレンフィルムを剥離しながら、透明電極が形成された厚さ1mmのガラス基板上に感光層が接するようにラミネータ(日立化成工業株式会社製、商品名HLM−1500型)を用いて圧着した。圧着条件は、ロール温度120℃、基板送り速度1m/分、圧着圧力(シリンダ圧力)4×10Pa(厚さ1mm、縦10cm×横10cmの基板を用いたため、この時の線圧は9.8×10N/m)とした。このようにして、ガラス基板上に感光層及び支持体フィルムが積層された積層体を作製した。
次いで、得られた感光層に、活性光線透過部の直径が10μmφでパターニングされたフォトマスクを用い、平行光線露光機(オーク製作所株式会社製、EXM1201)を使用して紫外線を像的に照射した。フォトマスクと感光層表面との間には150μmのギャップを設けた。また、紫外線の照射は、フォトマスク面垂直上方より露光量5×10J/mで(i線(波長365nm)における測定値)行った。
次に、感光層上に積層されている支持体フィルムを除去した。次いで、0.5質量%の界面活性剤が含有した0.5質量%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を用いて、30℃で感光層に対して40秒間スプレー現像して、感光層の露光部以外を選択的に除去してレジストパターンを形成した。
得られたレジストパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、基板から剥離することなく、上面の直径が10μm、底面の直径が12μm、高さが約4μmの円柱状の形状で良好に形成されていた。
次に、レジストパターンが形成された基板部材を230℃で30分間、ボックス型乾燥機で加熱して液晶スペーサーを得た。その液晶スペーサーのパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、高さ約3.2μmで加熱前のパターン形状が良好に保持されていた。
<液晶表示装置の表示品質評価>
続いて、加熱後の基板部材上に液晶配向剤をスピンコート法により塗布した。そして、液晶配向剤が塗布された積層体を180℃で30分間、ボックス型乾燥機で乾燥して乾燥膜厚0.05μmの塗膜を形成した。次いで、ナイロン製の布を巻きつけたロールを有するラビングマシンを用いて配向膜のラビング処理を行なった。
得られた基板部材の外縁に、ガラスファイバー入りエポキシ樹脂接着剤をスクリーン印刷塗布した。その後、この基板部材と、液晶スペーサーが形成されておらずラビング処理された配向膜を有する対向板とを対向させた状態で、エポキシ樹脂接着剤を硬化させ、一対の基板部材を結合させた。一対の基板部材は液晶配向膜面が相対するように、またラビング方向が直行するように対向させた。
次いで、液晶注入口より一対の基板部材間に、ネマティック型液晶を充填した後、エポキシ樹脂接着剤で液晶注入口を封止した。次に、基板部材の外側両面に偏向方向が各基板部材の液晶配向膜のラビング方向と一致するように偏光板を張り合わせ、液晶表示装置を作製した。
得られた液晶表示装置に電圧を印加し、表示品質を評価したところ、画面に表示ムラが認められず良好な表示品質であった。
(実施例2)
<感光性フィルム(ii)の作製>
感光層に積層する保護フィルムを、25μmの厚さの離型剤付きポリエチレンテレフタレートフィルムに代えた以外は、実施例1と同様の方法感光性フィルムを作製した。
<塑性変形量の測定>
実施例1と同様の方法で保護フィルムの押し込み変位量を測定したところ、3.4μmであった。
<液晶表示装置における液晶スペーサーの形成>
実施例1における感光性フィルム(i)を感光性フィルム(ii)に代えた以外は、実施例1と同様にして、レジストパターンを形成した。得られたレジストパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、基板から剥離することなく円柱状の形状で良好に形成されていた。
次に、レジストパターンが形成された基板部材を230℃で30分間、ボックス型乾燥機で加熱して液晶スペーサーを得た。その液晶スペーサーのパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、高さ約3.2μmで加熱前のパターン形状が良好に保持されていた。
<液晶表示装置の表示品質評価>
実施例1における感光性フィルム(i)を感光性フィルム(ii)に代えた以外は、実施例1と同じ方法で液晶表示装置を作製した後、得られた液晶表示装置に電圧を印加し、表示品質を評価したところ、画面に表示ムラが認められず良好な表示品質であった。
(比較例1)
<感光性フィルム(iii)の作製>
感光層に積層する保護フィルムを、18μmの厚さのポリエチレンテレフタレートフィルムに代えた以外は、実施例1と同様の方法で感光性フィルムを作製した。
<塑性変形量の測定>
実施例1における感光性フィルム(i)を感光性フィルム(iii)に代えた以外は、実施例1と同様の方法で保護フィルムの押し込み変位量を測定したところ、7.3μmであった。
<液晶表示装置における液晶スペーサーの製造>
実施例1における感光性フィルム(i)を感光性フィルム(iii)に代えた以外は、実施例1と同様にして、レジストパターンを形成した。得られたレジストパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、レジストパターンが一部の領域で集中して基板から剥がれている箇所が見られた。
次に、レジストパターンが形成された基板部材を230℃で30分間、ボックス型乾燥機で加熱して液晶スペーサーを得た。その液晶スペーサーのパターンを走査型電子顕微鏡で観察したところ、高さ約3.2μmで加熱前のパターン形状が良好に保持されていた。
<液晶表示装置の表示品質評価>
感光性フィルム(i)を感光性フィルム(iii)に代えた以外は、実施例1と同じ方法で液晶表示装置を作製した後、得られた液晶表示装置に電圧を印加し、表示品質を評価したところ、画面の一部で表示ムラが認められ表示品質がやや劣るものであった。その表示ムラは、液晶スペーサーのパターンが一部の領域で集中して剥がれていた部分と酷似した模様であった。
液晶表示装置の模式断面図である。 本発明に係る感光性フィルムの一実施形態を示す模式部分断面図である。 本発明に係る液晶スペーサーの製造方法の一実施形態を示す工程断面図である。
符号の説明
1…液晶表示装置、2a、2b…電極、3a、3b…基板、4a、4b…緩衝材層、5a、5b…偏光板、6a、6b、46b…基板部材、10…液晶スペーサー、17a、17b…配向層、18…液晶層、20、…感光性フィルム、22…感光層、22a…露光部、22b…非露光部、23…レジストパターン、24…支持体フィルム、25…保護フィルム、L…活性光線。

Claims (7)

  1. 対向して配設された2枚の基板及びこれら2枚の基板の間に封入された液晶層を備える液晶表示装置において前記液晶層の厚さを一定に保つために前記2枚の基板の間に配設される液晶スペーサーを形成するために用いられる感光性フィルムであって、
    (1)支持体フィルムと、
    (2)感光性樹脂組成物からなる感光層と、
    (3)保護フィルムと、
    をこの順に積層してなり、
    前記支持体フィルム及び前記保護フィルムは、四角錐形状のビッカース圧子を用いて室温で荷重0.02Nを加えたときの押し込み変形量がそれぞれ6μm以下である、感光性フィルム。
  2. 前記保護フィルムは、ポリプロピレン又はポリエステルからなり、ポリエステルからなる前記保護フィルムは離型処理が施されたものである、請求項1に記載の感光性フィルム。
  3. 前記支持体フィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリエーテルサルフォンからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1又は2に記載の感光性フィルム。
  4. ポリエチレンテレフタレートからなる前記支持体フィルムの厚さは30〜70μmである、請求項3に記載の感光性フィルム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の感光性フィルムの感光層に用いられる感光性樹脂組成物であって、
    (a)光重合性不飽和基を有するアクリル系ポリマ、
    (b)少なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する光重合性不飽和化合物、及び
    (c)活性光線により遊離ラジカルを生成する光重合開始剤
    を含有する、感光性樹脂組成物。
  6. 前記アクリル系ポリマは側鎖にエチレン性不飽和基を有するラジカル重合性共重合体であってその全体質量を基準として1.0×10−4〜6.0×10−3モル/gの濃度のエチレン性不飽和基を有するものである、請求項5に記載の感光性樹脂組成物。
  7. (I)請求項1〜4のいずれか一項に記載の感光性フィルムの前記保護フィルムを前記感光層から剥離して、前記感光層を前記基板上に積層する積層工程と、
    (II)前記基板上に積層された前記感光層に活性光線を照射する露光工程と、
    (III)現像によりレジストパターンを形成する現像工程と、
    (IV)前記レジストパターンを加熱して液晶スペーサーを形成する加熱工程と、
    を備える、液晶スペーサーの製造方法。
JP2006083499A 2005-10-21 2006-03-24 感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法。 Pending JP2007140450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006083499A JP2007140450A (ja) 2005-10-21 2006-03-24 感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法。

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307052 2005-10-21
JP2006083499A JP2007140450A (ja) 2005-10-21 2006-03-24 感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007140450A true JP2007140450A (ja) 2007-06-07

Family

ID=38203334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006083499A Pending JP2007140450A (ja) 2005-10-21 2006-03-24 感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007140450A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091409A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂フィルムの評価方法
WO2019187364A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 富士フイルム株式会社 感光性転写材料、レジストパターンの製造方法、回路配線の製造方法、タッチパネル、及び、タッチパネル表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091409A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂フィルムの評価方法
WO2019187364A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 富士フイルム株式会社 感光性転写材料、レジストパターンの製造方法、回路配線の製造方法、タッチパネル、及び、タッチパネル表示装置
JPWO2019187364A1 (ja) * 2018-03-29 2020-12-03 富士フイルム株式会社 感光性転写材料、レジストパターンの製造方法、回路配線の製造方法、タッチパネル、及び、タッチパネル表示装置
JP7011046B2 (ja) 2018-03-29 2022-01-26 富士フイルム株式会社 感光性転写材料、レジストパターンの製造方法、回路配線の製造方法、タッチパネル、及び、タッチパネル表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100655045B1 (ko) 감광성 수지 조성물 및 이를 이용한 블랙 매트릭스
JP4924776B2 (ja) 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、画像表示装置の隔壁の形成方法、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置
JP2009053663A (ja) 硬化性組成物、硬化膜、フォトスペーサーの製造方法、液晶表示装置用基板及び液晶表示装置
KR20100103987A (ko) 단파장 레이저 노광 장치용 착색 감광성 수지 조성물, 이를이용한 컬러 필터 및 액정 표시 장치
JP2009048187A (ja) 感光性組成物、感光性樹脂転写フイルム及びフォトスペーサーの製造方法、並びに液晶表示装置用基板及び液晶表示装置
JP4935833B2 (ja) 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、画像表示装置の隔壁の形成方法及び画像表示装置の製造方法
JP2007094361A (ja) 液晶スペーサー形成用感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法
JP2010237449A (ja) 感光性樹脂組成物、カラーフィルタの製造方法及びカラー表示装置
JP5030599B2 (ja) 液晶ディスプレイ用フォトスペーサー及びその製造方法並びに液晶表示装置
JP2007140448A (ja) 感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法。
JP4555940B2 (ja) 液晶スペーサー用感光性樹脂組成物及び感光性エレメント
KR100839046B1 (ko) 액정표시소자용 감광성 수지 조성물, 이를 이용하여제조된 칼럼 스페이서 및 그 칼럼 스페이서를 포함하는디스플레이 장치
JP2007277512A (ja) カラムスペーサ用光熱硬化性樹脂組成物、カラムスペーサ、及び、液晶表示素子
JP2007140450A (ja) 感光性フィルム、感光性樹脂組成物、及び液晶スペーサーの製造方法。
JP2010072589A (ja) 感光性転写材料、樹脂パターンの形成方法、樹脂パターン付き基板、表示素子及び表示装置
JP4586623B2 (ja) 感光性樹脂組成物及び感光性エレメント、並びにスペーサーの製造方法
JP2007034265A (ja) 液晶スペーサー用感光性樹脂組成物及び感光性エレメント、並びに液晶スペーサーの製造方法
JP2007148366A (ja) 液晶スペーサー及びその製造方法
JP4555938B2 (ja) 液晶表示装置用スペーサー及びこれの製造方法、並びにこれを製造するための感光性エレメント
JP4555939B2 (ja) 液晶表示装置用スペーサー及びこれの製造方法、並びにこれを製造するための感光性エレメント
JP2009258374A (ja) 液晶スペーサ及びその製造方法、感光性樹脂組成物、感光性エレメント並びに液晶表示装置
JP2006350297A (ja) 液晶スペーサー及びその製造方法、液晶スペーサー用感光性樹脂組成物並びに感光性エレメント
JP2006328322A (ja) カラムスペーサ用硬化性樹脂組成物、カラムスペーサ及び液晶表示素子
JP2007094362A (ja) スペーサー用感光性エレメント
JP2007328248A (ja) 液晶スペーサー用感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント及び液晶スペーサーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080317