JP2007147476A - 光散乱式粒子計数装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができる光散乱式粒子計数装置を提供する。
【解決手段】レーザ光8aを射出する光源8と、レーザ光8aを試料流体6に集光させる投光レンズ系9と、試料流体6中の粒子4にレーザ光8aが照射されて発生する散乱光5を集光する受光レンズ系10と、集光した散乱光5を検出する光検出器11とを備え、受光レンズ系10は、開口数(NA)が0.45以上のレンズ10A、10Bを2枚で構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光散乱特性を利用して気体中の粒子の数を測定する光散乱式粒子計数装置に関する。
例えば、図4に示すように、光散乱式粒子計数装置100は、レーザ光108aを測定領域103に照射し、この測定領域103に存在する粒子(ダスト)104が発生する散乱光105に基づいて粒子104を計数するものである。測定領域103に粒子104が含まれていると、測定領域103から散乱光105が発せられる。この散乱光105は受光レンズ110を介して受光素子111に入射されるようになっている。
図4において、レーザダイオード108から射出されたレーザ光108aは楕円形状しているが、シリンドリカルレンズ113を通すことで、楕円形状のレーザ光108aを更に扁平な帯状レーザビーム102を形成している。このように、レーザ光108aを帯状レーザビーム102に形成することで、点状に集光されるレーザ光108aに比べて検出エリアを広くしている。

特開2005−70027号
しかしながら、上述した光散乱式粒子計数装置100において、感度を上げるために、受光量を多くしなければならず、帯状レーザビーム102としたことで、受光レンズ110は外形の大きいレンズを用いて、粒子104からの散乱光105をできるだけ多く受光素子111に入射させている。そのため、レンズ外形が大きく、焦点距離も長いため、光散乱式粒子計数装置100の光学系自体が大きくなり、重くなるという問題がある。
そこで、本発明は、小型化を図ることができる光散乱式粒子計数装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明は、レーザ光を射出する光源と、前記レーザ光を試料流体に集光させる投光レンズ系と、前記試料流体中の粒子に前記レーザ光が照射されて発生する散乱光を集光する受光レンズ系と、集光した散乱光を検出する光検出器とを備え、前記受光レンズ系は、開口数(以下、「NA」とする)が0.45以上のレンズを2枚で構成したことを特徴とする。
本発明によれば、光源から照射されるレーザ光の光量を有効に活用でき、S/N比を高くすることができる。
また、本発明は、前記受光レンズ系は樹脂製であることが好ましい。これにより、光散乱式粒子計数装置の軽量化が図ることができる。また、高い生産性を上げることができ、かつ安価に生産することができる。
さらに、本発明は、前記投光レンズ系は前記レーザ光を前記試料流体に集光する集光レンズを有し、該集光レンズは前記受光レンズ系を構成するレンズと同一であることが好ましい。ここで、「同一である」とは集光レンズと受光レンズ系を構成するレンズの設計仕様が共通同一であることを言う。
本発明によれば、受光レンズ系を構成する2枚のレンズと、集光レンズとが同じものであるので、部品の共通化が図れ、品質の管理が楽になる。また、光散乱式粒子計数装置の生産コストを下げることができる。
また、本発明は、前記集光レンズは樹脂製であることが好ましい。本発明によれば、光散乱式粒子計数装置の軽量化が図ることができる。また、高い生産性を上げることができ、かつ安価に生産することができる。
さらに、本発明は、前記光源は波長800nm以下のレーザダイオードであり、前記受光レンズ系および前記集光レンズは波長800nm以下仕様に設計されていることが好ましい。本発明によれば、光検出器が比較的低価格のものが使用できる。さらに、0.05μm〜0.3μm以下の粒子径を検出する場合、レイリー散乱の原理が使用できる光源の波長を選択することができる。
また、本発明は、前記レーザビームの偏向方向は、前記レーザダイオードの光軸と、前記散乱光が前記光検出器に入射する方向とを含む面に垂直な方向であることが好ましい。
本発明によれば、光検出器が検出する方向に散乱する光量を上げることができ、高感度となる。
前記レーザ光は、帯状レーザビームに形成されてなるとともに、前記試料流体の太さより幅広であると共に、上記帯状レーザビームの進行方向に対し直角かつ上記帯状レーザビームの幅広な方向において前記試料流体の全幅に亘って横切ることが好ましい。
本発明によれば、レーザ光が帯状レーザビームに形成されるので、点状に集光されるレーザ光に比べて検出エリアを広くすることができる。このため、単位時間当たりにより多くの試料流体を通過させることができる。
本発明は、レーザ光を射出する光源と、前記レーザ光を試料流体に集光させる投光レンズ系と、前記試料流体中の粒子に前記レーザ光が照射されて発生する散乱光を集光する受光レンズ系と、集光した散乱光を検出する光検出器とを備え、前記受光レンズ系は、NAが0.45以上のレンズを2枚で構成したことを特徴とする。
本発明によれば、光源から照射されるレーザ光の光量を有効に活用でき、S/N比を高くすることができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
(全体構成)
図1(A)は、本発明に係る光散乱式粒子計数装置を示す概略平面図であり、(B)は概略側面図である。
光散乱式粒子計数装置1は、レーザ光8aを射出する光源8と、レーザ光8aを試料流体6に集光させる投光レンズ系9と、試料流体9中の粒子4にレーザ光8aが照射されて発生する散乱光5を集光する受光レンズ系10と、集光した散乱光5を検出する光検出器11とを備えており、レーザ光2を測定領域3に照射し、この測定領域3に存在する粒子(ダスト)4が発生する散乱光5に基づいて粒子4を計数するものである。
光源8はレーザダイオードであり、レーザダイオード8から射出されるレーザ光8aは、図4に示す従来例と同様に、楕円形状している。
また、レーザダイオード8の偏光方向は、レーザダイオード8の光軸と、粒子4から散乱光5が光検出器としての受光素子11に入射する方向とを含む面(図1(B)では紙面)に垂直である。これにより、レイリー散乱の原理が使用でき、受光素子11方向に散乱する光強度を強くすることができるようになっている。
投光レンズ系9は、レーザ光8aを試料流体6に集光させるものであり、本実施の形態では、集光レンズとしてのコリメータレンズ12と、2枚組のシリンドリカルレンズ13、13とを備えている。
なお、本実施の形態において、コリメータレンズ12は、受光レンズ系10を構成するレンズ(10Aあるいは10B)の設計仕様と共通同一のレンズである。
コリメータレンズ12は光源8から射出されたレーザ光8aを平行光にしている。
2枚のシリンドリカルレンズ13は、図1(B)において紙面に垂直な方向に圧縮されて帯状になるようにしており、これにより、楕円形状のレーザ光8aを更に扁平な帯状レーザビーム2にしている。このように帯状レーザビーム2にすることにより、レーザ光8aのエネルギ密度が高められている。
具体的には、帯状レーザビーム2は流路手段7により流通される試料流体6の太さより幅広であると共に、帯状レーザビーム2の進行方向に対し直角かつ帯状レーザビーム2の幅広な方向において試料流体6の全幅に亘って横切るようになっている。
本実施の形態では、帯状レーザビーム2は例えば幅(図1(A)の紙面に垂直な方向の幅)4mm、厚さ(図1(A)における上下方向の厚さ)50μm程度になっている。
投光レンズ系9の下流側にはビームポケット14が配置されている。ビームポケット14は投光された帯状レーザビーム2をトラップするものである。これにより、帯状レーザビーム2の装置1内部での反射による迷光を減少し、光検出器としての受光素子11に入射するバックグラウンドノイズを減少させることができる。よって、S/N比を高めて、信号の増幅度を高めることができる。
流路手段7は、粒子4を含む試料流体6を一定の方向に流すものであり、投光レンズ系9の下流側に配置された気密部15と、この気密部15に資料流体6を供給する供給管16と、気密部15を負圧にする吸引ポンプ17とを備えている。また、帯状レーザビーム2と試料流体6との交わる部分が測定領域3となっている。
受光レンズ系10は測定領域3に向き合っていると共に、光軸を帯状レーザビーム2の光軸と直交させている。光検出器11は、集光した散乱光5を光電変換する受光素子であり、本実施の形態では、受光素子11は、微量な光も検出できるAPD(アパランシェフォトダイオード)を使用している。これにより、感度とSN比とを高めることができる。
(受光レンズ系の構成)
図2は、本発明の光散乱式粒子計数装置に適用される受光レンズ系の断面図である。
受光レンズ系10は、2枚の平凸レンズ10A、10Bで構成されており、図2に示すように、凸面と凸面とを当接するように配置している。また、各平凸レンズ10A、10Bは樹脂成形で形成され、同一のレンズである。なお、同一のレンズに限定されるものではなく、NAが異なる2つのレンズを組み合わせてもよい。また、2枚のレンズ10A、10Bは、凸面と凸面とを当接しなくてもよい。
さらに、本実施の形態では、レンズ外形がφ4.7であり、NAが0.47に設計されている。これにより、光散乱式粒子計数装置1の光学系を小型化することができるようになっている。
さらに、受光レンズ系10は、一般のCDピックアップ用対物レンズとして適用可能なものである。そのため、光源としてのレーザダイオード8の波長は600nm〜800nmの波長を使用することが好ましく、本実施の形態では、レーザダイオード8の波長は785nmとなっている。また、できる限り感度をあげるために、レーザダイオード8は、高出力のCD記録用を使用することが好ましい。
レーザダイオード8の波長785nmを使用した場合、この波長に対して感度が高い受光素子11となっている。このため、粒子4からの散乱光5を高感度で検出することが可能となっている。
本実施の形態では、受光素子11は比較的低価格の普及版のAPD(アパランシェフォトダイオード)が使用できる。
さらに、光散乱式粒子計数装置1において、粒子径が0.005μm〜0.3μmの粒子4を検出する場合、このような粒子サイズに対して、レイリー散乱の原理がしようできるレーザダイオード8の波長を選択することができるようになっている。
つぎに、他の受光レンズ系20について、図3に基づき説明する。図3は、本発明の光散乱式粒子計数装置に適用される他の受光レンズ系の断面図である。
上述した受光レンズ系10は、一般のCDピックアップ用対物レンズとして適用可能なものであったが、これ以外のものでもよい。具体的には、DVDピックアップ用対物レンズとして適用可能なものである。
本実施の形態では、図3に示すように、受光レンズ20は、2枚の平凸レンズ20A、20Bで構成されており、凸面と凸面とを当接するように配置している。また、各平凸レンズ20A、20Bは樹脂成形で形成され、同一のレンズである。なお、同一のレンズに限定されるものではなく、NAが異なる2つのレンズを組み合わせてもよい。また、2枚のレンズ10A、10Bは、凸面と凸面とを当接しなくてもよい。
さらに、本実施の形態では、レンズ外形がφ5.0であり、NAが0.6に設計されている。これにより、光散乱式粒子計数装置1の光学系を小型化することができるようになっている。
さらに、受光レンズ系20は、DVDピックアップ用対物レンズとして適用可能なものである。そのため、光源としてのレーザダイオード8の波長は600nm〜800nmの波長を使用することが好ましく、本実施の形態では、レーザダイオード8の波長は660nmとなっている。また、できる限り感度をあげるために、レーザダイオード8は、高出力のDVD記録用を使用することが好ましい。
レーザダイオード8の波長660nmを使用した場合、この波長に対して感度が高い受光素子11となっている。このため、粒子4からの散乱光5を高感度で検出することが可能となっている。
本実施の形態では、受光素子11は比較的低価格の普及版のAPD(アパランシェフォトダイオード)が使用できる。
さらに、光散乱式粒子計数装置1において、粒子径が0.005μm〜0.3μmの粒子4を検出する場合、このような粒子サイズに対して、レイリー散乱の原理がしようできるレーザダイオード8の波長を選択することができるようになっている。
受光レンズ系20を使用した実施の形態において、投光レンズ系9としてのコリメータレンズ12は、受光レンズ系20を構成するレンズ20A(あるいは20B)の設計仕様と共通同一のレンズである。
上述した光散乱式粒子計数装置1の作用を以下に説明する。
光源としてのレーザダイオード8から発せられた楕円形状のレーザ光8aは、投光レンズ系9を透過して帯状レーザビーム8aに形成される。
具体的には、レーザ光8aは、コンデンサーレンズ12により平行光となり、さらに、シリンドリカルレンズ13を通過することにより、更に偏向した帯状レーザビーム2に成形される。
帯状レーザビーム2は、流路手段7の気密部15に投光される。一方、吸引ポンプ17の作動により気密部15では試料流体6が流通されている。そして、帯状レーザビーム2が試料流体6を通過する。ここで、投光された帯状レーザビーム2は、流路手段7により流通される試料流体6の太さより幅広であると共に、進行方向に対し直角かつ帯状レーザビーム2の幅広な方向において試料流体6の全幅に亘って横切っている。すなわち、帯状レーザビーム2は、図1(A)の紙面に垂直な方向におけるその幅が試料流体6の最外層の流れよりも幅広に形成されており、紙面に垂直な方向において試料流体6の最外層の流れ部分を横切っている。
試料流体6に粒子4が含まれていると、測定領域3から散乱光5が発せられる。この散乱光5は受光レンズ系10を介して光検出器としての受光素子11に入射される。そして、受光素子11から得られた電気出力のパルスの大きさと粒子4の粒子径とが相関関係を有するので、電気出力のパルスの大きさから粒径を求めることができる。また、粒子4が通過したときにパルスが発生するので、パルスの回数から粒子数を求めることができる。
(本実施の形態の主な効果)
光散乱式粒子計数装置1は、レーザダイオード8から射出されたレーザ光8aを試料流体6に集光させる投光レンズ系9と、試料流体6中の粒子4に帯状レーザビーム2が照射されて発生する散乱光5を集光する受光レンズ系10と、集光した散乱光5を検出する受光素子11とを備え、受光レンズ系10は、NAが0.47のレンズ10A、10Bを2枚で構成している。なお、レーザダイオード8の波長は785nmが好ましい。
本実施の形態によれば、レーザダイオード8から照射されるレーザ光8aの光量を有効に活用でき、S/N比を高くすることができる。
受光レンズ系10は、2枚の平凸レンズ10A、10Bで構成されており、図2に示すように、凸面と凸面とを当接するように配置している。また、各平凸レンズ10A、10Bは樹脂成形で形成され、同一のレンズである。
また、本実施の形態では、受光レンズ系20は、NAが0.6のレンズ20A、20Bを2枚で構成してもよい。なお、レーザダイオード8の波長は660nmが好ましい。
このように、本実施の形態では、受光レンズ系10は一般のCDピックアップ用対物レンズとして適用可能のものであり、または、受光レンズ系20がDVDピックアップ用対物レンズとして適用可能なものである。このように、受光レンズ系10、20がレーザ光学系用に設計されたものであるので、レーザ光8aの収差を小さく抑えることができ、レーザダイオード8から射出されるレーザ光8aの光量を有効に使用することができる。このため、光散乱式粒子計数装置1は高感度で検出することができる。
さらに、受光レンズ系10、20が、レーザダイオード8の波長が800nm以下の仕様に設計されているので、比較的低価格の普及版の受光素子11(APD)が使用できる。そして、粒子4の径が0.05μm〜0.3μmの粒子を検出する場合、レイリー散乱の原理が使用できるレーザダイオード8の波長を選択することができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、受光レンズ10A、10Bおよび集光レンズ12は樹脂成形しているがこれに限定されるものではなく、NAが0.45以上で小型化できればガラスレンズを使用してもよい。
また、集光レンズ12は、受光レンズ系10、20を構成するレンズ10A(10B、20A、20B)の設計仕様と共通同一のレンズでなくても良い。さらに、散乱光5側に配置された受光レンズ10A(20A)と受光素子11側に配置された受光レンズ10B(20B)とは、同じものでなくてもよい。なお、散乱光5側に配置された受光レンズ10A(20A)のNAが、受光素子11側に配置された受光レンズ10B(20B)のNAよりも大きい方がよく、より多くの光量を集光させることができ、感度を上げることができる。
上記の受光レンズ系はピックアップ用では比較的外形が大きいハーフハイト向けであるが,スリムやウルトラスリム向けの小型レンズを使用することも可能である.これにより,
検出感度はそのままで,さらなる装置の小型化,軽量化が可能になる.
さらに、本実施の形態では試料流体6の流れが帯状レーザビーム2の幅広面に対して90度をなすようにしているが、これには限られず、例えば、45度であっても良いし、これ以外の角度にしても良い。
また、上述した各実施の形態では楕円形状のレーザ光8aをシリンドリカルレンズ13を使用して更に扁平な形状にしているが、これには限られず楕円形状のレーザ光8aをそのまま試料流体6に照射するようにしても良い。この場合もレーザ光8aは幅広の帯状であるので、試料流体6を幅広く照射することができる。
また、上述した各実施形態では供給管16と吸引ポンプ17との間を流れる試料流体6に帯状レーザビーム2を直接照射しているが、これには限られず帯状レーザビーム2を透過する透明体から成る管路に試料流体6を流してその外部から帯状レーザビーム2を照射するようにしても良い。
さらに、上述した各実施の形態では、光源8から発せられたレーザ光8aは2枚のシリンドリカルレンズ13を透過して、紙面に垂直な方向(図1(B))に圧縮されて帯状レーザビーム2になるようにしているが、これには限られず、投光レンズ系9をコリメータレンズ12と1枚だけのシリンドリカルレンズ13とから構成し、帯状レーザビーム2が試料流体6を通過するようにしても良い。これによればシリンドリカルレンズ13を通過した帯状レーザビーム2は完全な平行光ではないが、測定領域3が狭いので、平行光としてみることができ、上述した各実施の形態と同様に粒子の量を求めることができる。
また、光散乱式粒子計測装置において、受光素子や受光レンズ系と反対側に反射ミラーを配置してもよい。これにより、受光素子とは反対側に散乱した散乱光を反射ミラーで反射させ受光素子に集光させることができ、より効率良く粒子数を求めることができる。
本実施の形態では、受光素子11はAPD(アパランシェフォトダイオード)を使用したが、これに限定されるものではない。
(A)、(B) それぞれ本発明に係る光散乱式粒子計数装置を示す概略平面図および概略側面図である。 本発明の光散乱式粒子計数装置に適用される受光レンズ系の断面図である。 本発明の光散乱式粒子計数装置に適用される他の受光レンズ系の断面図である。 従来の光散乱式粒子計数装置を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 光散乱式粒子計数装置
2 帯状レーザビーム
3 測定領域
4 粒子
5 散乱光
6 試料流体
7 流路手段
8 光源(レーザダイオード)
8a レーザ光
9 投光レンズ系
10 受光レンズ系
11 光検出器
12 集光レンズ

Claims (7)

  1. レーザ光を射出する光源と、前記レーザ光を試料流体に集光させる投光レンズ系と、前記試料流体中の粒子に前記レーザ光が照射されて発生する散乱光を集光する受光レンズ系と、集光した散乱光を検出する光検出器とを備え、前記受光レンズ系は、開口数が0.45以上のレンズを2枚で構成したことを特徴とする光散乱式粒子計数装置
  2. 前記受光レンズ系は、樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の光散乱式粒子計数装置
  3. 前記投光レンズ系は前記レーザ光を前記試料流体に集光する集光レンズを有し、該集光レンズは前記受光レンズ系を構成するレンズと同一であることを特徴とする請求項1または2記載の光散乱式粒子計数装置
  4. 前記集光レンズは樹脂製である請求項3記載の光散乱式粒子計数装置
  5. 前記光源は波長800nm以下のレーザダイオードであり、前記受光レンズ系および前記集光レンズは波長800nm以下仕様に設計されていることを特徴する請求項1から4のいずれかに記載の光散乱式粒子計数装置
  6. 前記レーザビームの偏向方向は、前記レーザダイオードの光軸と、前記散乱光が前記光検出器に入射する方向とを含む面に垂直な方向であることを特徴とする請求項5記載の光散乱式粒子計数装置
  7. 前記レーザビームは、帯状レーザビームに形成されてなるとともに、前記試料流体の太さより幅広であると共に、上記帯状レーザビームの進行方向に対し直角かつ上記帯状レーザビームの幅広な方向において前記試料流体の全幅に亘って横切ることを特徴とする請求項6記載の光散乱式粒子計数装置
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