JP2007146652A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】框組体3にガラス4を装着し、室内側ガスケット5でシールしたガラスユニット2をサッシ枠1内に取付け、この框組体3の室内側部の内周面に室内側ガスケット5を接し、前記サッシ枠1に装着した室内側シール材14を框組体3の室内側部の室内側面と室内側ガスケット5にそれぞれ接して室内側シール材14と室内側ガスケット5で框組体3の室内側部を被覆した建具とする。
この建具であれば、框組体3の室内側部に生じた結露水が室内に流れ込むことがない。
【選択図】図1
Description
特許文献1に開示された建具は、框組体にガラスを装着してガラスユニットとし、このガラスユニットをサッシ枠に固定して取付けた嵌め殺しタイプの建具である。
前述した特許文献2に開示された建具は、室内から見た時に框組体の室内側部の内周面が見えるので、内観の見栄えが悪い。
このことは、サッシ枠を、アルミ樹脂複合サッシ形材や断熱サッシ形材を用いて枠組みし、室内側部に結露が生じないようにした場合に、室内側部に結露が生じないという利点を損なってしまう。
前記サッシ枠の内周面に室内側シール材が装着され、
前記ガラスユニットは、框組体にガラスを装着していると共に、その框組体の室内側部とガラスが室内側ガスケットでシールされ、
前記框組体の室内側部は、前記室内側ガスケットと室内側シール材で被覆されていることを特徴とする建具である。
框組体を構成する上框、下框、縦框の室内側部の室内側面が室内側シール材に接し、かつその内面に室内側ガスケットが接し、
この室内側ガスケットと室内側シール材が接している建具である。
前記サッシ枠の内周面に室内側シール材が装着され、
前記ガラスユニットは、框組体にガラスを装着していると共に、その框組体の室内側部とガラスが室内側ガスケットでシールされ、
前記框組体の室内側部は、前記室内側シール材で被覆されていることを特徴とする建具である。
框組体を構成する上框、下框、縦框の室内側部の室内側面と内面に室内側シール材が接している建具である。
また、框組体の室内側部に生じた結露が室内から見えないと共に、その結露水が室内に流れ込むことがない。
よって、サッシ枠をアルミ樹脂複合サッシ形材や断熱サッシ形材を用いて枠組みし、室内側部に結露が生じないようにすると共に、框組体を金属製とした場合に、そのサッシ枠の室内側部に結露が生じないとの利点を損なうことがない。
また、框組体の室内側部の内周面(各框の室内側部の内面)の見込み寸法が大きい場合に、室内側ガスケットを通常のガスケットを使用できる。
前記ガラスユニット2は、框組体3内にガラス4を装着したもので、その框組体3をサッシ枠1内に挿入して取付ける。
前記框組体3とガラス4とは室内側ガスケット5と室外側ガスケット6でシールされている。
この実施の形態では、框組体3をサッシ枠1に固定して取付け、嵌め殺しタイプの建具としてある。
前記上枠10、下枠11、縦枠12の内面10a、11a、12aにおける室内側寄りに内向き突出部13が、各内面より内周側(内方)に突出してそれぞれ設けてあり、この各内向き突出部13に室内側シール材14が室外側に向けてそれぞれ装着してある。つまり、サッシ枠1の内周面に室内側シール材14が装着してある。
この実施の形態では、各内向き突出部13はシール材装着部13aをそれぞれ有し、その各シール材装着部13aは見込み方向に同一位置で、かつ四周連続し、室内側シール材14が四周連続して装着される。
前述のシール材装着部13aは室外側に開口したあり溝である。なお、あり溝に限ることはなく、突条や平坦面などでも良い。
これによって、框組体3の室内側部が室内側ガスケット5と室内側シール材14で被覆されて室内から目視されない。
また、その框組体3の室内側部に生じた結露が室内から見えないと共に、その結露水がサッシ枠1の室内側部から室内に流れ込むことがない。
前記各室内側シール材14が各框の室内側部20a、21a、22aの室内側面と各室内側ガスケット5に接している。
これによって、前述のように框組体3の室内側部を各室内側ガスケット5と各室内側シール材14で被覆している。
このようであるから、室内から見た時に框組体3の室内側部、室内側ガスケット5が目立つことがなく、内観の見栄えが良い。
この実施の形態では、各框の室外側部20b、21b、22bが各内向き突出部13よりも内方に突出しないようにしてある。なお、突出するようにしても良い。
前記上枠10の内向き突出部13は、シール材装着部13aよりも上方位置に金具取付部13bを有する。例えば、この内向き突出部13は、上枠10の内面10aとで中空部を形成する上向きコ字状片15と、垂下片16を有し、その垂下片16にあり溝が形成されている。前記コ字状片15の横向片15aが金具取付部13bである。
前記下枠11の内向き突出部13は、下枠11の内面11aとで中空部を形成する下向きコ字形状で、その室外側面にあり溝が形成されている。
前記縦枠12の内向き突出部13は板状で、その先端部にあり溝が形成してある。
前記上枠10のシール材装着部17は内面10aよりも立上った室外側面10bに形成され、下枠11のシール材装着部17は内面11aよりも下がった室外側面11bに形成され、縦枠12のシール材装着部17は内面12aよりも内方に突出した突片19に形成されている。
この実施の形態では各シール材装着部17は室外側に開口したあり溝であるが、これに限ることはない。
この上取付金具30は上框20の外面20cと上枠10の金具取付部13bとに固着具、例えばビス31でそれぞれ固着される。
前記鉤片34を上枠10のコ字状片15の室外側縦片15bに形成した開口部15cより内部に突出し、ビス31で横向片15a(金具取付部13b)に固着される。
この下取付金具40は下框21の外面21cにビス41で固着されると共に、下枠11に係止して下框21が室外側に動かないようにする。
下枠11の内面11aにおける室外側寄りに開口部45を形成し、この開口部45に係止片44を差し込んで下枠11を係止する。
この抜け止め具50は取付片51と抜け止め片52でほぼV字形状で、その取付片51を固着具、例えばリベット53で縦框22の外面22cに固着される。
このことは、ガラスユニット2の幅(見付け寸法)に対して高さ(上下寸法)が大きい縦長の場合に有効であり、幅と高さが同一もしくは幅が高さよりも大きい場合には抜け止め具50を取付けなくとも良い。
前述の抜け止め具50は縦框22の長さに応じて長手方向に間隔を置いて複数取付けることが好ましい。
例えば、図5に示すように上框20を上枠10をヒンジ60で室内外側方向に揺動自在に取付け、下枠11と下框21に亘って錠70を取付けると共に、下框21に開閉操作具80を取付けてガラスユニット2の下部を室外側に突き出して開放する突き出し窓とする。
このように、上枠10の内面10aと上框20の外面20cとが離隔しているので、ヒンジ60を前述のように取付けできる。
このようであるから、上枠10の内面10aと上框20の外面20cとの間隔が小さくともヒンジ60を取付けできる。
また、ヒンジ60の回動中心(ピン63)が上框20よりも上方で、かつ室外側寄りであるから、ガラスユニット2の突き出し量を大きくすることが可能である。
前記主錠71は、縦片73と横片74でL字形状で、その縦片73の上部につまみ75が設けてあると共に、横片74に見付け方向に向う長溝76が形成してある。この長溝76から段付きビス77を下枠11の内面11aに螺合して主錠71は下枠11の内面11aに沿って見付け方向に移動自在に取付けられる。
前記錠受け72は見付け方向に向う受片78を備え、この受片78の室外側面78aに縦片73が接することで施錠し、離れることで解錠する。
前記煽り止め具90は、下枠11の内面11aに室内外側方向に揺動自在に取付けたアーム91と、下框21に取付けたフック92を備え、前記アーム91をつまみ93を持って図8に仮想線で示すように室外側に揺動して穴94をフック92に係止することでガラスユニット2が開放した状態で保持する。
ガラスユニット2を閉じた時には図8に実線で示すようにアーム91を見付け方向に向うように揺動する。
下枠11の室内側部11aの上面にロック穴85を形成し、そのロック穴85にブッシュ86を嵌合して錠受けとする。
つまみ82とともに錠杆84を上方に移動してガラスユニット2を閉じ、その錠杆84をブッシュ86と対向させ、つまみ82から手を離して錠杆84をブッシュ86に嵌合して施錠する。
つまみ82を持ち上げることで錠杆84がブッシュ86から抜け出し、解錠される。
例えば、図9と図10に示すように、各室内側シール材14を上框20、下框21、縦框22の室内側部20a、21a、22aにおける室内側面(框組体3の室内側部の室内側面)と内面20a−1、21a−1、22a−1(框組体3の室内側部の内周面)にそれぞれ接して被覆する。
この場合には、各室内側シール材14を各室内側ガスケット5に接することが好ましい。
つまり、前述の内面の見込み寸法が大きい場合に室内側ガスケット5を内面に接する場合には、その室内側ガスケット5が室内側に張り出した特殊形状となる。
Claims (6)
- サッシ枠内にガラスユニットを取付けた建具であって、
前記サッシ枠の内周面に室内側シール材が装着され、
前記ガラスユニットは、框組体にガラスを装着していると共に、その框組体の室内側部とガラスが室内側ガスケットでシールされ、
前記框組体の室内側部は、前記室内側ガスケットと室内側シール材で被覆されていることを特徴とする建具。 - 框組体の室内側内周面に室内側ガスケットが接し、この室内側ガスケットに室内側シール材が接して框組体の室内側部を被覆している請求項1記載の建具。
- サッシ枠を構成する上枠、下枠、縦枠は、その内面よりも内周側に突出した内向き突出部を備え、この各内向き突出部に室内側シール材が室外側に向けて装着され、
框組体を構成する上框、下框、縦框の室内側部の室内側面が室内側シール材に接し、かつその内面に室内側ガスケットが接し、
この室内側ガスケットと室内側シール材が接している請求項2記載の建具。 - サッシ枠内にガラスユニットを取付けた建具であって、
前記サッシ枠の内周面に室内側シール材が装着され、
前記ガラスユニットは、框組体にガラスを装着していると共に、その框組体の室内側部とガラスが室内側ガスケットでシールされ、
前記框組体の室内側部は、前記室内側シール材で被覆されていることを特徴とする建具。 - 框組体の室内側面と室内側内周面に室内側シール材が接して框組体の室内側部を被覆している請求項4記載の建具。
- サッシ枠を構成する上枠、下枠、縦枠は、その内面よりも内周側に突出した内向き突出部を備え、この各内向き突出部に室内側シール材が室外側に向けて装着され、
框組体を構成する上框、下框、縦框の室内側部の室内側面と内面に室内側シール材が接している請求項5記載の建具。
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