JP2007146590A - シャッターロック装置、シャッターロックセット及びシャッター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のシャッターロック装置10によれば、鎌部材30がロック位置のときには、ガイド部材40がシャッターカーテン90の下面90Kから下方に突出してストライカ受容溝44にストライカ15を受容すると共に、フック部32がシャッターカーテン90の下面90Kから下方に突出して、ストライカ受容溝44に受容されたストライカ15に係合する。これによりシャッターカーテン90が閉鎖状態に固定される。これに対し、鎌部材30がロック解除位置のときには、フック部32及びガイド部材40が共に、シャッターカーテン90の下面90Kよりも上方に退避してシャッターカーテン90の後面90Aに隠れるから、シャッターカーテン90を開放したときの見栄えが従来よりも向上する。
【選択図】 図6
Description
請求項1,9及び10の発明によれば、鎌部材がロック位置のときには、上下進退部材がシャッターカーテンの下面から下方に突出してストライカ受容溝にストライカを受容すると共に、フック部がシャッターカーテンの下面から下方に突出して、ストライカ受容溝に受容されたストライカに係合する。これにより、シャッターロック装置とストライカとが係合状態に保持され、シャッターカーテンが閉鎖状態に固定される。これに対し、鎌部材がロック解除位置のときには、フック部及び上下進退部材が共に、シャッターカーテンの下面よりも上方に退避してシャッターカーテンに隠れるから、シャッターカーテンを開放したときの見栄えが従来よりも向上する。
請求項2の発明によれば、ストライカ受容溝にストライカを受容したときに、そのストライカを支持した1対のストライカ支持壁の少なくとも一方が、窪み部に受容される。
請求項3の発明によれば、シャッターカーテンを下ろしたときに、ストライカ受容溝の位置がストライカの軸方向にずれていた場合でも、上下進退部材が枠側凹部に突入する過程で、上下進退部材の下縁部に形成された下縁部ガイド面が、一方のストライカ支持壁に摺接し、これによりシャッターロック装置がストライカの軸方向に沿って他方のストライカ支持壁側に案内されて、ストライカ受容溝とストライカとが位置合わせされるので、シャッターロック装置とストライカとを確実に係合させることができる。
請求項4の発明によれば、鎌部材を回転駆動させると、連結ピンと連結長孔とにより鎌部材に連結した上下進退部材が上下に直動する。
請求項5の発明によれば、上下進退部材のスリット直動部が、1対のベース側壁に形成されたスリットに案内されるので、上下進退部材を安定して上下動させることができる。
請求項6の発明によれば、ベース正面壁に突条を形成することで、ベース正面壁の剛性が増す。また、突条に鎌部材が摺接するようにしたことで、鎌部材を比較的スムーズに回動させることができる。
請求項7の発明によれば、鎌部材が偶発的にロック位置とロック解除位置とに切り替わることを防止できる。また、鎌部材がロック位置とロック解除位置との中間部分で止まることが防がれる。
請求項8の発明によれば、操作レバーを持って手動で鎌部材をロック位置及びロック解除位置にすることができる。
図1において符号99で示した本発明のシャッターは、シャッターカーテン90をシャッター枠91の上辺に水平に差し渡された巻き取りシャフト92から吊り下げてなり、シャッターカーテン90は、シャッター枠91の両側辺に形成されたレール溝91G,91G(図1には、一方のレール溝91Gのみが示されている)に案内されて上下動する。シャッターカーテン90は、公知なシャッターカーテンと同じ構造である。即ち、複数のスラット93をヒンジ(図示せず)で繋ぐと共に、最下部のスラット93には幅木97が繋がれている。幅木97の室外側(図1における紙面手前側)の面には、断面略「L」字形状の水切り板97Aが一体形成され、幅木97の室内側面の中央部には、本発明に係るシャッターロック装置10(以下、単に「ロック装置10」という)が固定されている。また、シャッター枠91の下辺部で、ロック装置10との対向部分には、ロック受部11が埋設されている(図2を参照)。これらロック装置10とロック受部11により、シャッターロックセット100が構成されている。以下、説明の便宜上、適宜、シャッターカーテン90の室外側の面を「前面」といい、室内側の面を「後面」という。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
12 枠側凹部
14A ストライカ支持壁
15 ストライカ
20 ベース部材
21 ベース正面壁
22 ベース側壁
23A,23B 取付壁
24 突条
25,25 スリット
30 鎌部材
31 支持ピン
32 フック部
33 操作レバー
35 トーションバネ(付勢手段)
36 連結ピン
40 ガイド部材(上下進退部材)
41 ガイド正面壁
41A 第1下縁部ガイド面(下縁部ガイド面)
41B 第2下縁部ガイド面
43 ガイド突部(スリット直動部)
44 ストライカ受容溝
45 窪み部
46A 側部ガイド面
47 突条
48 連結長孔
90 シャッターカーテン
91 シャッター枠
99 シャッター
100 シャッターロックセット
Claims (10)
- シャッターカーテンの下端部に取り付けられるシャッターロック装置であって、前記シャッターカーテンの下面と対向したシャッター枠の下辺部に枠側凹部が陥没形成されると共にその内側にストライカが備えられ、前記ストライカに係合して前記シャッターカーテンを閉鎖状態に固定するシャッターロック装置において、
前記シャッターカーテンの下端部に固定されるベース部材と、
前記ベース部材に回動可能に軸支されて、ロック位置とロック解除位置との間で回転駆動される鎌部材と、
前記鎌部材に形成されて、前記鎌部材が前記ロック解除位置にあるときには、前記シャッターカーテンの下面より上方に退避する一方、前記鎌部材が前記ロック位置にあるときには、前記シャッターカーテンの下面から下方に突出しかつ前記ストライカに対して下側に回り込んで係合するフック部と、
前記ベース部材に対して上下動可能に組み付けられると共に前記鎌部材に連動し、前記鎌部材が前記ロック解除位置にあるときには、前記シャッターカーテンの下面より上方に退避する一方、前記鎌部材が前記ロック位置にあるときには、前記シャッターカーテンの下面から下方に突出する上下進退部材と、
前記上下進退部材に形成されて、前記上下進退部材が前記シャッターカーテンの下面から下方に突出したときに前記ストライカを受容するストライカ受容溝と、
前記上下進退部材のうち前記ストライカ受容溝を挟んだ両側部に形成されて、前記枠側凹部の開口縁との摺接により前記ストライカと前記ストライカ受容溝とを位置合わせ可能な側部ガイド面とを備えたことを特徴とするシャッターロック装置。 - 前記枠側凹部の底面から起立して前記ストライカの両端部を支持した1対のストライカ支持壁の少なくとも一方に対応して、前記上下進退部材のうち前記ストライカ受容溝の周りに陥没形成され前記ストライカ支持壁を受容可能な窪み部が備えられたことを特徴とする請求項1に記載のシャッターロック装置。
- 前記上下進退部材の下縁部には、前記枠側凹部の底面から起立して前記ストライカの両端部を支持した1対のストライカ支持壁の一方に摺接して、前記シャッターロック装置を他方の前記ストライカ支持壁側に案内する下縁部ガイド面を備えた請求項1又は2に記載のシャッターロック装置。
- 前記鎌部材と前記上下進退部材とのうち一方から他方に向かって突出した連結ピンと、前記他方に貫通形成されて前記連結ピンを受容しかつ水平方向に延びた連結長孔とにより前記鎌部材と前記上下進退部材とが連動可能に連結されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のシャッターロック装置。
- 前記ベース部材は、前記シャッターカーテンの鉛直面に離れて対向したベース正面壁と、前記ベース正面壁の両側部から前記シャッターカーテンの鉛直面に向かって起立した1対のベース側壁と、前記ベース側壁の先端から張り出されて、前記シャッターカーテンの鉛直面に固定されるベース取付壁とを備え、
前記鎌部材は、前記ベース正面壁から起立した支持ピンに軸支され、
前記1対のベース側壁には、上下方向に延びたスリットが形成され、
前記上下進退部材は、前記鎌部材と前記シャッターカーテンの鉛直面との間に配置されると共に前記スリットに案内されるスリット直動部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のシャッターロック装置。 - 前記ベース正面壁には、前記鎌部材と摺接可能な突条が形成されたことを特徴とする請求項5に記載のシャッターロック装置。
- 前記鎌部材と前記ベース部材との間に設けられて、前記鎌部材が前記ロック位置と前記ロック解除位置との中間位置に位置したときに最も撓められ、前記鎌部材を前記ロック位置又は前記ロック解除位置の何れかに付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のシャッターロック装置。
- 前記鎌部材の一端部には、前記鎌部材を手動操作するための操作レバーが備えられたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のシャッターロック装置。
- 請求項1乃至8の何れかに記載のシャッターロック装置と、
シャッター枠の下辺部に陥没形成された枠側凹部内に備えられて、前記上下進退部材の前記ストライカ受容溝に受容されるストライカとを備えたことを特徴とするシャッターロックセット。 - 請求項9に記載のシャッターロックセットを備えたことを特徴とするシャッター。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015503687A (ja) * | 2012-02-22 | 2015-02-02 | ライト−ハイト ホールディング コーポレイション | 動力付き安全カーテン |
US9309717B2 (en) | 2011-11-03 | 2016-04-12 | Rite-Hite Holding Corporation | Powered safety curtains |
US9388634B2 (en) | 2011-11-03 | 2016-07-12 | Rite-Hite Holding Corporation | Powered safety curtains |
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JP2004257177A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Ykk Ap株式会社 | シャッターの錠装置及びその錠装置を備えたシャッター |
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