JP2007146030A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】起泡力と抗菌効果に優れ、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激が緩和であると共に、すすぎ時のさっぱり感を有する洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)アニオン界面活性剤、両性界面活性剤及び半極性活性剤から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤と、(B)抗菌成分と、(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテルとを含有する洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、起泡力と抗菌効果に優れ、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激が緩和であると共に、すすぎ時のさっぱり感を有する洗浄剤組成物に関する。
ヒトの皮膚表面には数多くの微生物が存在し、細菌叢を形成している。それらは、皮膚にトラブルがない場合、ほぼ一定した菌種から構成され、ほとんど変動がない(臨床病理、特105、p59、1997)。皮膚常在菌は、グラム陽性菌でブドウ球菌の一種である表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)や、嫌気性菌であるアクネ菌(Propionibacterium acnes)がほとんどを占め、病原菌等の侵入に対するバリアーの形成や皮膚表面における過酸化物の消去等、皮膚の健常性の維持に重要と言われている。その一方で、病原性の黄色ブドウ球菌も皮膚表面に存在する。この黄色ブドウ球菌は、乾燥肌や肌荒れ状態にある人、さらには、アトピー性皮膚炎患者の皮膚に多く存在することが知られており、黄色ブドウ球菌の産生する毒素がさらなる皮膚状態の悪化を引き起こすことが知られている。この黄色ブドウ球菌を効果的に殺菌し、かつ、皮膚バリア機能を持つ表皮ブドウ球菌を維持することは、皮膚表面状態を健常に保つために重要であると考えられている。
従来、黄色ブドウ球菌の殺菌に対しては、従来から数多くの抗菌性物質等の薬剤が用いられてきた(特許文献1:特表平10−504591号公報、特許文献2:特表平10−504592号公報、特許文献3:特開平10−330792号公報参照)。しかしながら、これらの薬剤は、肌トラブル(かぶれや痛み)や耐性菌発現、表皮ブドウ球菌の殺菌等の問題を生じる可能性があった。
殺菌性洗浄剤組成物としては、種々の界面活性剤に殺菌剤を配合した薬用洗浄料等が用いられてきている。これらの洗浄剤の効果として、殺菌効果によるかゆみ防止、防臭・消臭効果が挙げられる。また、種々の界面活性剤に消炎剤を配合し、皮膚に対し低刺激な洗浄剤が用いられてきている。これらの洗浄剤には界面活性剤として、一般に、高級脂肪酸塩や、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩が使用されている。しかしながら、高級脂肪酸塩は、すすぎ時にきしみやつっぱりを生じるという欠点があり、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩は、洗浄力や泡立ちに優れているが肌に用いた場合にはぬるつき感が強く、また、ひとによっては刺激を感じる場合もあった。
一方、低刺激な界面活性剤と殺菌剤とを併用した洗浄剤組成物としては、例えば、アミノ酸型界面活性剤と殺菌剤を含有する洗浄剤組成物(特許文献4:特開平5−156296号公報)、糖系界面活性剤と殺菌剤とを含有する洗浄剤組成物(特許文献5:特開平3−127717号公報)が提案されている。また、他にも、エトキシル系界面活性剤と抗菌剤とを含有せしめることにより、皮膚に対し低刺激な洗浄剤組成物(特許文献6:特開平6−506938号公報)も提案されている。同様に、アミノ酸型界面活性剤と消炎剤との組み合わせ(特許文献7:特開平5−156297号公報)や、アシルタウリン塩と消炎剤との組み合わせにより(特許文献8:特開平8−253792号公報)、皮膚に対しマイルドな洗浄剤組成物が提案されている。しかしながら、上記各公報に記載の各界面活性剤を主成分とする洗浄剤組成物では、洗浄力や起泡力に劣り、また、上記各界面活性剤を組み合わせて用いてもすすぎ時にぬるつき感が残り、洗浄後にさっぱり感を好む日本人の嗜好性に合致しない等の課題があった。
また、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤と、POEアルキルエーテルと、特定のカチオン性高分子化合物の組み合わせにより、マイルド性と泡性能、すすぎ性能を両立させた洗浄剤組成物が提案
されている(特許文献9:特開2004−35524号公報参照)。しかしながら、近年は、目的に応じて、種々のすすぎ感触が求められてきており、例えば、POEアルキルエーテルを用いた場合は、すすぎ時のつるつるした感触は良好なものの、さっぱり感が好みの人にとっては必ずしも満足のいくものではなかった。以上のことから、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激が緩和で高いマイルド性を有すると共に、すすぎ時のさっぱり感を有する洗浄剤組成物が望まれていた。
特表平10−504591号公報 特表平10−504592号公報 特開平10−330792号公報 特開平5−156296号公報 特開平3−127717号公報 特開平6−506938号公報 特開平5−156297号公報 特開平8−253792号公報 特開2004−35524号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、起泡力と抗菌効果に優れ、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激が緩和であると共に、すすぎ時のさっぱり感を有する洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、(A)アニオン界面活性剤、両性界面活性剤及び半極性活性剤から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤と、(B)抗菌成分と、(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテルとを組合せて用いることによって、起泡力と抗菌効果に優れ、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激が緩和であり、肌に対してマイルドであることと、すすぎ時のさっぱり感とを両立する洗浄剤組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、
[1](A)アニオン界面活性剤、両性界面活性剤及び半極性活性剤から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤と、(B)抗菌成分と、(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテルとを含有する洗浄剤組成物、
[2](A)成分が炭素数12〜18の脂肪酸塩を含む[1]記載の洗浄剤組成物を提供する。
本発明によれば、起泡力と抗菌効果に優れ、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激が緩和であると共に、すすぎ時のさっぱり感を有する洗浄剤組成物を提供することができる。
本発明の(A)成分は、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤及び半極性活性剤から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤である。
アニオン界面活性剤としては、例えば、カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル等を用いることができる。カルボン酸塩としては、例えば、炭素数12〜18の脂肪酸塩、N−アシルカルボン酸塩等が挙げられる。
炭素数12〜18の脂肪酸塩としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の炭素数12〜18の飽和及び不飽和脂肪酸、これらの混合物であるヤシ油脂肪酸、硬化ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸及び硬化牛脂脂肪酸等の塩が挙げられ、塩としてはカリウム塩、ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩及びアンモニウム塩等が挙げられる。具体的には、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸カリウム、ミリスチン酸トリエタノールアミン、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸カリウム等が挙げられる。この中でも、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、オレイン酸塩等の炭素数16以上の脂肪酸塩が好ましい。炭素数12〜18の脂肪酸塩としては、そのものを配合してもよく、洗浄剤組成物中に脂肪酸とアルカリをそれぞれ別々に配合して、中和して用いてもよい。
N−アシルカルボン酸塩としては、N−アシルサルコシン塩、N−アシルグルタミン酸塩等が挙げられ、例えば、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンカリウム、N−ラウロイル−β−アラニンカリウム、N−ココイルグリシンカリウム等が挙げられる。
スルホン酸塩としては、例えば、N−アシルアミノスルホン酸塩、ポリオキシエチレンスルホコハク酸塩等が挙げられ、N−ココイルメチルタウリンナトリウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N−ミリストイルメチルタウリントリエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸ナトリウム等が挙げられる。硫酸エステル塩としては、例えば、高級アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等が挙げられる。アルキルリン酸エステルとしては、例えば、モノラウリルリン酸トリエタノールアミン、モノラウリルリン酸ナトリウム、モノミリスチルリン酸トリエタノールアミン、ジモノミリスチルリン酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
上記アニオン界面活性剤の中では、起泡性の点から、高級(炭素数12〜18の)脂肪酸塩の使用が好ましい。アニオン界面活性剤は1種単独で又は2種以上を併用してもよい。この中でも、パルミチン酸(C16)、ステアリン酸(C18)、オレイン酸(C18)等の炭素数16〜18の飽和及び不飽和脂肪酸の塩である炭素数16以上の脂肪酸塩が、アニオン界面活性剤全量に対して10質量%以上にすることにより、皮膚刺激をさらに抑制する。
両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤としては、通常の洗浄剤に用いられるものであれば特に制限されない。両性界面活性剤としては、イミダゾリン型、(アミドアミン型)、アミドアミノ酸塩、カルボベタイン型(アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン)、スルホベタイン型(アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン)、ホスホベタイン型が挙げられ、半極性界面活性剤としては、アシル第3級アミンオキシド、アシル第3級ホスフォンオキシド等が挙げられる。
イミダゾリン型として、2−アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等、アルキルベタインとして、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等、アルキルアミドベタインとして、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。
アルキルスルホベタインとして、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタイン等、アルキルヒドロキシスルホベタインとして、ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、ホスホベタイン型として、ラウリルヒドロキシホスホベタイン等が挙げられる。
アシル第3級アミンオキシドとしては、ラウリルジメチルアミンオキシド等、アシル第3級ホスフォンオキシドとしては、ラウリルジメチルホスフォンオキシド等が挙げられる。
上記の両性界面活性剤及び半極性界面活性剤の中では、起泡性の点から、アルキルベタイン型やアシル第3級アミンオキシドが好ましい。
(A)成分としては、炭素数12〜18の脂肪酸塩を含むことが好ましく、炭素数12〜18の脂肪酸塩と、両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤との併用がさらに好ましい。炭素数12〜18の脂肪酸塩と、両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤とを併用して用いる場合には、安定性の点から、両性界面活性剤及び半極性界面活性剤は脱塩処理したものが好ましい。
(A)成分の配合量は、剤型にもより異なるが、洗浄剤組成物中2〜95質量%が好ましい。液状とした場合には、5〜30質量%が好ましい。2質量%未満だと起泡性が十分でなく、95質量%を超えると組成物の粘度が上がる等製造性が低下する場合がある。
本発明の(B)成分は抗菌成分であり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。抗菌成分としては、例えば、2−メルカプトピリジン−N−オキシドのカルシウム、マグネシウム、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミウム、スズ又はジルコニウム塩、1−ヒドロキシ−2−ピロリドン誘導体類が挙げられる。
1−ヒドロキシ−2−ピロリドン誘導体の具体例としては、1−ヒドロキシ−3−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2−ピリドン等の6−アルキル系;1−ヒドロキシ−4−メチル−6−シクロヘキシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(メチル−シクロヘキシル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプチル)−2−ピリドン等の6−シクロヘキサン系;1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−ニトロフェノキシ)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−シアノフェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルスルホニルメチル)2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロム−ベンジル)−2−ピリドン等の6−フェニル系等、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2.4.4−トリメチルペンチル)−2(1.ハイドロ)−ピリドンモノエタノールアミン塩(オクトピロックス、クラリアント・ジャパン(株)製)が挙げられる。なお、1−ヒドロキシ−2−ピロリドン誘導体は、上記具体例に限定されるものではない。
1−ヒドロキシ−2−ピロリドン誘導体は、各種の有機若しくは無機塩基との塩として用いることもできる。例えば、有機塩基としては、エタノールアミン、ジエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、(ジエチルアミノ)エタノール、2−アミノ−2−メチル−プロパンジオール等の低分子アルカノールアミン;エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、N−メチルピペラジン等の難揮発性塩基;トリメチルベンジル水酸化物の如き第4級アンモニウム水酸化物;グアニジン及びその誘導体、特にそのアルキル化生成物等が挙げられる。無機塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;アンモニウム塩、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属塩;亜鉛、アルミニウム、ジルコニウム等の2〜4価陽イオンとの塩が挙げられる。上記塩の中でも、難揮発性の有機塩、すなわち低分子アルカノールアミン、エチレンジアミン類、及びアルカリ金属塩等の無機塩が好ましい。
抗菌成分としては、例えば、2,2’−ジチオ−ビス(ピリジン−N−オキシド)類が挙げられ、この化合物は、無機塩との錯塩として存在してもよい。この無機塩としては硫酸マグネシウム等が挙げられる。
その他に用いることができる抗菌成分としては、トリクロロカルバニド(TCC、トリクロカルバン)、トリクロサン、直鎖モノ又はジアルキル第4級アンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム等のベンザルコニウム塩が挙げられる。さらに、イオウ、硫化セレン、硫化カドニウム、アラントイン、メントール類、サリチル酸、ウンデシレン酸、3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルバニリド、イソプロピルメチルフェノール等の抗菌剤を用いてもよい。抗菌成分としては、トリクロロカルバニド、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、セチルリン酸ベンザルコニウム、アルキルジアミノエチルグリシン等が好ましい。
(B)抗菌成分の配合量は、洗浄剤組成物中0.01〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜2質量%である。配合量が0.01質量%未満では、殺菌効果が不十分となる場合があり、5質量%を超えて配合しても、顕著な効果の向上は望めない場合がある。
本発明の(C)成分はポリグリセリンモノアルキルエーテルであり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。ポリグリセリンモノアルキルエーテルとしては、下記一般式(1)で表されるものが挙げられる。
1−(OCH2CH(OH)CH2n−OH (1)
(式中、R1は炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、n=3〜20の整数を示す。ポリグリセリンモノアルキルエーテルはグリセリン重合度に分布を持っており、nはそれらの重量平均値である。)
1としては、ラウリル基、パリミチル基、ステアリル基が好ましく、nは4〜10が好ましい。
ポリグリセリンモノアルキルエーテルの中でも、重量平均HLB値は8〜16が好ましい。HLBが8未満であると、起泡力が悪くなり、HLBが16を超えると、すすぎの改善効果が十分に発揮できない場合がある。
なお、HLBとは、親水性と親油性のバランスを示す指標であり、本発明HLB値は全て下記式(2)に示す式で算出したものである。
HLB=7+11.7log(Mw/Mo) (2)
(Mw:親水部の原子量の和、Mo:親油部の原子量の和)
(参考文献「油脂化学便覧」改訂第二版 日本油化学協会編)
好ましいポリグリセリンモノアルキルエーテルとしては、具体的に、テトラグリセリンモノラウリルエーテル(HLB=10)、ヘキサグリセリンモノラウリルエーテル(HLB=12)、オクタグリセリンモノラウリルエーテル(HLB=13)、デカグリセリンモノラウリルエーテル(HLB=14)、ヘキサグリセリンモノパルミチルエーテル(HLB=10)、デカグリセリンモノステアリルエーテル(HLB=12)、ジグリセリンモノラウリルエーテル(HLB=7)等が挙げられる。
ポリグリセリンモノアルキルエーテルの調製方法は特に限定されず、例えば、簡単な方法で、安価にポリグリセリンアルキルエーテルを製造する方法として、アルコール又はフェノールに、アルカリ物質の存在下で、1−クロロ−2,3−プロパンジオールを反応させる方法(特開2002−80416号公報)が挙げられる。
(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテルの配合量は、洗浄剤組成物中0.5〜10質量%が好ましく、より好ましくは1〜5質量%である。配合量が0.5質量%未満だとすすぎ時のさっぱり感の効果が不十分となる場合があり、10質量%を超えて配合してもそれ以上効果は向上しない。
本発明の洗浄剤組成物には、カチオン基を有する高分子化合物(カチオン性ポリマー)を配合することが好ましい。この成分を配合することにより、カチオン基を有する高分子化合物が皮膚へ吸着し、さらに界面活性剤モノマー等の刺激物質の皮膚内侵入を阻害することから、皮膚への刺激が緩和で高いマイルド性を高めた洗浄剤組成物を得ることができ、同時に、泡質もさらに向上する。
カチオン基を有する高分子化合物は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、具体的には、カチオン化セルロース、カチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル四級アンモニウム塩のホモポリマー、四級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、ジアルキルジアリルアンモニウム塩/アクリルアミド共重合体、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体(米国サンドス社製カルタレチン)、特開昭53−139734号公報、特開昭60−36407号公報に記載されているカチオン性ポリマー等が挙げられる。特に、ジアルキルジアリルアンモニウム塩/アクリルアミド共重合体、カチオン化セルロース、カチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム、カチオン化グアーガム誘導体が好ましい。
カチオン基を有する高分子化合物の配合量は、洗浄剤組成物中0.01〜3質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜1質量%である。0.01質量%未満だとマイルド性向上効果が乏しくなる場合があり、3質量%を超えると洗浄後にべたつきが生じ、使用感を損なう場合がある。
本発明の洗浄剤組成物には、上記成分の他、任意成分の1種又は2種以上を本発明の効果を妨げない範囲で適宜配合することができる。任意成分としては、界面活性剤、例えば(C)成分以外のノニオン界面活性剤、高級アルコール、シリコーン油等の油分、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、上記以外の水溶性高分子化合物、アクリル樹脂分散液、ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調製剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、無機粉体、ナイロン、ポリエチレン等のポリマー水不溶性粉体等が挙げられる。なお、これら任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量配合することができる。
(C)成分以外のノニオン界面活性剤としては、通常の洗浄剤に用いられるものであれば特に制限されず、ポリオキシアルキレン付加型ノニオン界面活性剤、モノ又はジエタノールアミド型ノニオン界面活性剤、糖系ノニオン界面活性剤、グリセリン系ノニオン界面活性剤等を使用することができる。
ポリオキシアルキレン付加型ノニオン界面活性剤には、1種のポリオキシアルキレン付加型と2種以上のポリオキシアルキレン付加型があり、前者としてポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、後者としてポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレンラウリルエーテル等が挙げられる。
モノ又はジエタノールアミド系ノニオン界面活性剤としては、ラウリン酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、N−ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド等が挙げられる。
糖系ノニオン界面活性剤としては、糖エーテル系であるアルキルサッカライド系ノニオン界面活性剤、糖アミド系ノニオン界面活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル系ノニオン界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステル系ノニオン界面活性剤等が挙げられる。アルキルサッカライド系ノニオン界面活性剤としては、下記一般式(3)で表されるものが挙げられる。
2−O−(R3O)r−(G)s (3)
(式中、R2は炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル、アルケニル又はアルキルフェニル基、R3は炭素数2〜4のアルキレン基、Gは炭素数5〜6の還元糖を示し、rは0〜10、sは1〜10の数を示す。)
糖アミド系ノニオン界面活性剤としては、N−メチルラウリルグルカミド等のN−メチルアルキルグルカミドが挙げられる。ソルビタン脂肪酸エステル系ノニオン界面活性剤としては、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン等が挙げられる。ショ糖脂肪酸エステル系ノニオン界面活性剤としては、ラウリン酸ショ糖エステル、モノステアリン酸ショ糖エステル、POPモノステアリン酸ショ糖エステル等が挙げられる。
グリセリン系ノニオン界面活性剤としては、セスキオレイン酸グリセリン、ポリオキシエチレングリセリルモノステアレート等のモノグリセリン脂肪酸エステル系ノニオン界面活性剤、モノイソステアリン酸ポリグリセリル等の脂肪酸エステル型ポリグリセリン系ノニオン界面活性剤が挙げられる。
上記任意成分として使用される香料組成物の香料原料は、特開2002−128658号公報の[0027]〜[0045]記載のリストを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
洗浄剤組成物の性状は、特に限定されるものではなく、例えば、ペースト状、ゲル状、液体状、固体状等の剤型とすることができる。また、可溶化系、乳化系、粉体分散系等が挙げられる。本発明の洗浄剤組成物は、上記必須成分、水及び任意成分を常法に基づいて得ることができ、調製する装置としては、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根、例えば、プロペラ、タービン、ディスパー等を備えた撹拌装置が好ましく、アジホモミキサー、逆流ミキサー、ハイブロッドミキサー等が好適に用いられる。
本発明の洗浄組成物は、皮膚(頭皮を含む)用が好ましく、ボディソープ、洗顔ソープ、ハンドソープ、シャンプー、頭皮シャンプー等に用いることができるが、起泡力と抗菌効果に優れ、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激が緩和であると共に、すすぎ時のさっぱり感を有することから、ハンドソープに好適である。また、特に敏感肌に対して好適である。
本発明の洗浄剤組成物は、通常の容器に収容される。容器としては、例えば、ポンプ容器、チューブ、フォーマー容器、袋状容器等が挙げられる。フォーマー容器を使用する場合は、該洗浄剤組成物の粘度は5℃において、100mPa・s以下に、さらに好ましくは50mPa・s以下に調整することが、泡形成性の点から好ましい。また、フォーマー容器は、ポンプ式でも、スクイーズ式でも特に限定されないが、内容物を通過させて泡を形成させる多孔質体は100メッシュ以上、好ましくは200メッシュがよく、その枚数も2枚以上が泡形成性の点から好ましい。より具体的には、特開平7−315463号公報及び特開平8−230961号公報に記載されたフォーマー容器を好適に使用することができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示し、実施例記載の成分量は全て純分換算である。実施例及び比較例中で使用した香料A〜Dは、特開2002−309291号公報の表8〜14に記載された香料組成物A〜Dである。
[実施例1〜6、比較例1〜5]
表1〜3に示す配合組成の洗浄剤組成物を常法により調製し、泡立ちの良さ(起泡力)、殺菌効果、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激のなさ(マイルド性)、すすぎ時のさっぱり感を下記方法により評価した。結果を表中に示す。
[泡立ちの良さ]
女性10名(専門パネラー)が洗浄剤組成物を皮膚(頭皮を含む)に使用後、下記基準で洗浄時の泡立ちの良さを官能評価した。結果をパネラー10名の平均値で示す。
〈評価基準〉
5点:非常に良い
4点:かなりよい
3点:ややよい
2点:悪い
1点:非常に悪い
[皮膚(頭皮も含む)への刺激のなさ(マイルド性)]
女性10名(専門パネラー)が洗浄剤組成物を皮膚(頭皮を含む)に使用後、下記基準で洗浄後の刺激のなさ(マイルド性)を官能で評価した。結果をパネラー10名の平均値で示す。
〈評価基準〉
5点:非常に良い
4点:かなりよい
3点:ややよい
2点:悪い
1点:非常に悪い
[殺菌効果]
以下の殺菌力試験を行った。
(1)試験菌
(有害なグラム陽性菌)黄色ブドウ球菌:スタフィロコッカス アウレウス(Staphylococcus aureus) ATCC6538
(2)評価法
1.評価サンプル
実施例及び比較例の洗浄剤組成物(試験液)
2.菌液の調製
初発菌数が10の8乗個/mLとなるように調整する。(菌液)
3.試験方法
25℃にて、試験液9mLに、菌液1mLを添加し、十分撹拌し、5分後に0.5mL採取し、生存菌数を測定した。
4.評価
初発菌数に対する生存菌数の割合を殺菌率(%)として算出し、結果を下記評価基準で示した。なお、黄色ブドウ球菌に対しては殺菌効果が高いほどよい。
〈評価基準〉
◎:殺菌率90%以上
○:殺菌率70%以上
△:殺菌率50%以上
×:殺菌率50%未満
[すすぎ時のさっぱり感]
女性10名(専門パネラー)が洗浄剤組成物を皮膚(頭皮を含む)に使用後、下記基準基準ですすぎ時のさっぱり感を官能で評価し、パネラー10名の平均値を求めた。
〈評価基準〉
5点:非常に良い
4点:かなりよい
3点:ややよい
2点:悪い
1点:非常に悪い
Figure 2007146030
Figure 2007146030
Figure 2007146030
実施例1〜6の結果より、得られた組成物は、泡立ちが良く、殺菌効果に優れ、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激が緩和でマイルド性を有すると共に、すすぎ時のさっぱり感の良好な洗浄剤組成物であった。なお、比較例1は泡立ちの良さ、皮膚に対する刺激のなさ、すすぎ時のさっぱり感では良好なものの、殺菌効果が満足のいくものではなかった。さらに、比較例2は泡立ちの良さ、殺菌効果、すすぎ時のさっぱり感では優れるものの、皮膚に対する刺激のなさに満足のいくものではなかった。比較例3〜4は泡立ちの良さ及び殺菌効果は良好なものの、皮膚への刺激のなさでは、満足のいくものではなかった。比較例5は、泡立ちの良さ、殺菌効果及び皮膚に対する刺激のなさは優れるものの、実施例1〜6と比較してさっぱり感の乏しいものであった。本発明の範囲となる実施例1〜6は、本発明の範囲外となる比較例1〜5に比べ、泡立ちが良く、殺菌効果に優れ、皮膚(頭皮も含む)に対する刺激が緩和であると共に、すすぎ時にさっぱり感を有した使用感の良いものであった。
なお、表中で*を付したものは下記市販品を使用した。
*1 テイカポールNE1230(テイカ(株))
*2 LMA−H(三井化学(株))
*3 アミライト GCK−12((株)味の素)
*4 オバゾリン LB−SF(東邦化学工業(株))
*5 ソフダゾリン LPB−R(川研ファインケミカル(株))
*6 オバゾリン AHS−103(東邦化学工業(株))
*7 オバゾリン 552(東邦化学工業(株))
*8 SY−DP9(阪本薬品工業(株))
*9 NIKKOL MGS−A(日光ケミカルズ(株))
*10EMALEX−611(日本エマルジョン(株))
下記組成に従って実施例7〜14の洗浄剤組成物を各製剤の常法に準じて調製した。これらの洗浄剤組成物について、上記実施例1〜6と同様に泡立ちの良さ、殺菌効果、皮膚(頭皮を含む)に対する刺激のなさ、すすぎ時のさっぱり感を評価したところ、実施例1〜6と同様に、泡立ちが良く、殺菌効果に優れ、皮膚(頭皮も含む)に対する刺激が緩和であると共に、すすぎ時のさっぱり感を有した使用感の良いものであった。
[実施例7]
液体洗浄剤組成物
組成 %
ラウリン酸カリウム 5
ミリスチン酸カリウム 8
パルミチン酸カリウム 2
テトラグリセリンモノラウリルエーテル 1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
ラウリン酸モノエタノールアミド 3
(アミゾール LME、川研ファインケミカル(株)製)
POE(11)ステアリルエーテル 1
(EMALEX611、日本エマルジョン(株)製)
塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド共重合体 0.1
(70/30)(カヤクリルレジンM−50、日本化薬(株)製)
ヒドロキシエチルセルロース 0.2
(メトローズ60SH−10000、信越化学工業(株)製)
プロピレングリコール 10
グリセリン 5
エデト酸ナトリウム 0.2
エチレングリコールジステアレート 3
ローズヒップエキス(一丸ファルコス(株)製) 0.05
香料A 0.3
黄色4号 適量
水酸化カリウム pH10に調整量
精製水 残部
合計(%) 100.0
[実施例8]
デオドラント及び殺菌用液体洗浄剤組成物(皮膚及び毛髪用)
組成 %
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 4
ヘキサグリセリンモノラウリルエーテル 5
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10
カチオン化セルロース(レオガードGPS、ライオン化学(株)製) 0.1
スメクタイト(ベンゲルFW、豊順鉱業(株)製) 0.3
アクリル酸アルキル共重合体エマルション 1.2
(レオアールMS−200、ライオン化学(株)製)
ヘキシレングリコール 1
プロピレングリコール 10
1,3−ブチレングリコール 4
エタノール 0.5
メチルパラベン 0.1
プロピルパラベン 0.1
油溶性甘草エキス 2
イソプロピルメチルフェノール 0.2
ピロクトン オラミン 0.1
(オクトピロックス、クラリアント・ジャパン(株)製)
l−メントール 0.3
エデト酸 0.3
シリコーンエマルジョン 2
(BY22−020、東レ・ダウコーニング(株)製)
スチレン重合体エマルジョン 1
(サイビノール PE−21、サイデン化学(株)製)
香料B 1
青色403号 適量
水酸化カリウム pH10に調整量
精製水 残部
合計(%) 100.0
[実施例9]
クリーム状洗浄剤組成物
組成 %
ステアリン酸 8
パルミチン酸 8
ミリスチン酸 14
ヘキサグリセリンモノミリスチルエーテル 3
塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド共重合体 0.2
(マーコート550、Calgon社製)
イソプロピルメチルフェノール 0.1
グリセリン 15
PEG4000 5
ソルビトール 5
精製ラノリン 0.5
オレンジ油 1
高重合ポリエチレングリコール 0.5
(ポリオックスWSR−N750、ユニオン・カーバイド社製)
コエンザイムQ10 1
カミツレエキス 0.5
クニピアF(クニミネ工業(株)製) 0.3
酸化チタン(平均粒子径0.25μm、ルチル型) 1
グンジョウ(平均粒子径0.3〜2μm) 0.05
ベンガラ(平均粒子径0.03μm) 0.05
ナイロン末(平均粒子径100μm) 0.05
エデト酸四ナトリウム四水塩 0.3
香料C 1
水酸化カリウム pH8に調整量
精製水 残部
合計(%) 100.0
[実施例10]
クレンジングジェル組成物
組成 %
ミリスチン酸トリエタノールアミン 6
ラウリルジメチルアミンオキシド 1
ヘキサグリセリンモノラウリルエーテル 3
N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 2
ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミド 3
ジメチルポリシロキサン 2
(SH200−30cs、東レ・ダウコーニング(株)製)
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.5
(メトローズHPMC 60SH4000、信越化学工業(株)製)
アクリル酸アルキル共重合体エマルション 0.2
(レオアールMS−200、ライオン化学(株)製)
塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド共重合体 0.2
(マーコートS、Calgon社製)
イソプロピルメチルフェノール 0.1
エラグ酸 0.1
ラポナイトXLG(日本シリカ(株)製) 0.3
ポリエチレン末(平均粒径100μm) 0.3
香料D 1
トリエタノールアミン pH9に調整量
精製水 残部
合計(%) 100.0
[実施例11]
フォーマー容器充填用液体洗浄剤組成物
組成 %
ヤシ油脂肪酸カリウム 10
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 5
デカグリセリンモノステアリルエーテル 1
塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド共重合体 0.2
(70/30)(カヤクリルレジンM−50、日本化薬(株)製)
プロピレングリコール 20
キイチゴエキス(丸善製薬(株)製) 1
ホホバ油 1
エデト酸 0.1
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
香料A 1
水酸化カリウム pH10に調整量
精製水 残部
合計(%) 100.0
なお、フォーマー容器特開平7−315463号公報に記載されたフォーマー容器を使用した。
[実施例12]
毛髪用マイルド液体洗浄剤組成物
組成 %
ラウリン酸トリエタノールアミン 5
2−ラウリル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 5
デカグリセリンモノステアリルエーテル 3
POE(3)ラウリル硫酸ナトリウム 5
ラウリルジメチルアミンオキシド 1
(アロモックスDM12D−W、ライオン化学(株)製)
N−ラウロイル−L−グルタミン酸カリウム 1
シリコーンエマルジョン 1.5
(BY22−020、東レ・ダウコーニング(株)製)
塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド共重合体 0.3
(50/50)(カヤクリルレジンM−50、日本化薬(株)製)
グリセリン 5
ヘキシレングリコール 1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
トリクロロカルバン 0.1
エチレングリコールジステアレート 1.5
ローズマリーエキス(ローズマリー水、丸善製薬(株)製) 1
安息香酸ナトリウム 1
クエン酸 0.5
香料B 1
精製水 残部
合計(%) 100.0
[実施例13]
固形石鹸組成物
組成 %
パーム/ヤシ油脂肪酸ナトリウム 80
(パーム/ヤシ油脂肪酸=65/35)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 3
(ソフダゾリンAHS−103、東邦化学(株)製)
オクタグリセリンモノパルミチルエーテル 2
塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド共重合体 0.3
(30/70)(カヤクリルレジンM−N、日本化薬(株)製)
ヒマワリ油 1
高重合ポリエチレングリコール 0.3
(ポリオックスWSR−N750、ユニオン・カーバイド社製)
エデト酸四ナトリウム四水塩 0.1
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
塩化ナトリウム 0.2
イソプロピルメチルフェノール 0.1
二酸化チタン 0.2
香料C 1
精製水 残部
合計(%) 100.0
[実施例14]
透明石鹸組成物
組成 %
パーム油脂肪酸ナトリウム 32
パーム核油脂肪酸ナトリウム 14
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 2
テトラグリセリンモノラウリルエーテル 2
塩化ジメチルジアリルアンモニウム/アクリルアミド共重合体 0.3
(50/50)(カヤクリルレジンM−50、日本化薬(株)製)
白糖 10
グリセリン 10
プロピレングリコール 2
エタノール 5
ラウリン酸ジエタノールアミド 3
イソプロピルメチルフェノール 0.2
エデト酸二ナトリウム 0.2
塩化ナトリウム 0.2
香料D 1
精製水 残部
合計(%) 100.0

Claims (2)

  1. (A)アニオン界面活性剤、両性界面活性剤及び半極性活性剤から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤と、(B)抗菌成分と、(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテルとを含有する洗浄剤組成物。
  2. (A)成分が炭素数12〜18の脂肪酸塩を含む請求項1記載の洗浄剤組成物。
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