JP2007145642A - 溶融金属めっき浴用浸漬部材およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱衝撃・繰り返し熱疲労や腐食に対する耐久性を大幅に向上させ、周辺鋼製部材との施工性を改善した溶融金属めっき浴用浸漬部材を提供すること。
【解決手段】本発明は、溶融金属めっき浴4に浸漬される装置2,3に付設された浸漬部材であって、該浸漬部材が、実質的に主相はβ-Si3N4および粒界相はSi2N2O、MgY2O4、Y2Si2O7、Y2SiO5の1種以上から構成される複合酸化物相で、平均粒径3μm以上10μm以下のホウ化チタン(TiB2 )粒子を質量分率35〜80%の範囲で分散させた焼結体を成形加工してなる溶融金属めっき浴用浸漬部材及びその製造方法である。
【選択図】図1
Description
より詳しくは、図1に示すように、連続溶融金属めっき装置による金属板へのめっき方法は、金属板として鋼板1を用いた場合、前処理として表面を洗浄・活性化した鋼板1を溶融金属めっき浴4中に挿入して、浴中のポットロール2で方向を変えた後、鋼板1の幅方向の反りを抑えるために2本のサポートロール3の間を通過させる。
この後、さらに鋼板1を上方に引上げ、溶融金属めっき浴4の直上で鋼板表面に付着した余分の溶融金属を高圧ガスのワイピング等により除去して、所定のめっき量(厚さ)に調整して、溶融金属めっき鋼板を製造するものである。
ここで、ステンレス鋼は、溶融亜鉛、溶融アルミニウム等の溶融金属との反応性が低く、耐食性は良好であるが、耐摩耗性は充分とは言えず、特に、軸受け部材は、軸部スリーブ部材と極狭い範囲(上側の半分)で常時接触しているため、摩耗量は軸部スリーブ部材より大きく、寿命は4〜8日程度と短かい。
そのため、溶融金属めっき浴4中に浸漬されているポットロール2等の他の部材に異常が無くても、操業を停止し、溶融金属めっき浴4中に浸漬されている部品全体を引き上げる必要がある。
この際に、浴温から室温へ急激に冷却されるため、熱衝撃破損等のダメージが他の部品に発生することもあり、部品全体を一括交換する場合もあり、生産上の損失は極めて大きい。このため、溶融金属めっき浴4中で使用されるロール等の浸漬装置の寿命延長を図る様々な提案がなされている。
しかしながら、該提案では、溶融金属中での摺動摩耗量、摩耗係数、耐腐食性、耐熱衝撃性や溶融金属との濡れ性等については考慮されているが、これらの特性と母鋼材との接合や嵌合時の施工性については改善されていない。
また、モノリシック炭化珪素やジルコニアセラミックスは、窒化珪素やサイアロンより熱衝撃性に劣ることが知られている。比較的耐熱衝撃性に優れる窒化珪素とサイアロンでも軸受け部材のサイズ(φ200mm以上)や肉厚(t20mm以上)において、溶融アルミニウム浴温度(660〜680℃)からの急激な空冷に十分耐えうる材質はほとんど見出されていない。
しかし、溶融金属めっき浴用浸漬部材にとって、軸受け部材と軸部スリーブ部材の最適な組合せは、浴温度(アルミニウムの場合、660〜680℃)からの急激な空冷に十分耐えうること、摩擦係数が小さいまま維持されることがより必要で、材料の耐熱衝撃性、高靭性、耐腐食性等の特性を考慮することがはるかに重要な選定要素である。数百℃に加熱されたポットロールの引上げ時の空冷に伴う熱衝撃や繰返し熱疲労に対する耐久性を高めることや摺動面の面荒れが起きないことが不可欠である。また、これらの特性とともに大型形状の母鋼材との接合や嵌合時の施工性を大幅に改善することも極めて重要である。
(6) 前記筒状部材が、長さ方向に嵌合してなる(5)記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
(7) 前記筒状部材が、金属スリーブで外挿された構造を有する(5)または(6)記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
(8) 前記セラミックス部材が、理論密度の98%以上の焼結体密度である(1)〜(7)のいずれかに記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
そして、従来、ロールを溶融アルミニウム浴から出し入れする場合に起きる急激な温度変化に備え、柄杓で該溶融金属をロールに浴びせ掛けながら、急加熱や急冷却が起こらないように配慮していたが、本発明によって、その必要がない浸漬部材を提唱することができた。
同時に、従来技術では困難であった摺動摩耗、溶融金属による腐食及び熱疲労部周囲のチッピングや割れ等の欠損を抑えることができた。これらのチッピングや割れ等の欠損は、熱衝撃及び機械的衝撃により生成、進展するものであり、部材にポアや粗大粒子等の欠陥が多い場合、低強度、低靭性、低熱伝導、低耐熱衝撃、摺動面が粗い場合、等に顕著であることが見出された。
特性評価の結果、実質的に主相はβ-Si3N4および粒界相はSi2N2O、MgY2O4、Y2Si2O7、Y2SiO5の1種以上から構成される緻密なセラミックス焼結体、あるいは、実質的に主相にβ´-Si6-ZAlzOzN8-z(Z=2.0〜4.2)および粒界相にAl9O3N7、 Al7O3N5、 Al6O3N4、Y2Si2O7、Y2SiO5の1種以上から構成される緻密なセラミックス焼結体が優れた特性を有することを見出した。
また、TiB2相を分散させることにより、熱膨張率が顕著に高まり、大型の成形が困難なセラミックスパーツを母鋼材に固定する際の温度変化にも対応可能な接着、嵌合が実現できることを見出した。
また、本発明の窒化珪素質焼結体の組成は、7〜58.8質量%のβ-Si3N4、および0.2〜6.2質量%のSi2N2O、0.2〜6.2質量%のMgY2O4、0.2〜6.2質量%のY2Si2O7、0.2〜6.2質量%のY2SiO5とすることが推奨される。
一方、6〜60質量%のβ´-Si6-ZAlzOzN8-z(Z=2.0〜4.2)、および2〜14質量%のAl9O3N7、2〜14質量%のAl7O3N5、2〜14質量%のAl6O3N4、0.2〜6.2質量%のY2Si2O7、0.2〜6.2質量%のY2SiO5とすることが推奨される。
一方、Al9O3N7相、Al7O3N5相、Al6O3N4相、Y2Si2O7相、Y2SiO5相も、粉末X線回折法により同定されるそれぞれの結晶と同じ型のX線回折パターンを持ち、Al2O3、AlN、Y2O3、SiO2とからなる複合化合物の中で高温酸化雰囲気中にて最も安定な化合物である。
溶融金属めっき浴中で長時間安定して繰り返し使用される溶融金属めっき浴用浸漬部材に関し、本発明で用いられるホウ化チタン(TiB2)の粒度としては、平均粒径3〜10μmであることが好ましく、より好ましくは4〜6μmが適している。3μmより小さいと高温強度、靭性への寄与が得られ難く、また、10μmより大きいと耐熱衝撃性の低下を招く。
前記窒化珪素質焼結体の相対密度は理論密度に対して98%以上であることが望ましい。相対密度が98%未満では、熱的安定性、機械的安定性が不充分になり易く、長期耐久性の向上効果が見られない恐れが高くなる。
また、溶融金属めっき浴用浸漬部材は、数メートルに及ぶ長さを有し、折れ曲がり部や径サイズの変化がある。そこで、長尺や折れ曲がりの形状付与が困難、もしくは、多大のコストを必要とする場合がある。そこで、低コストで種々の形状に対応できるために複数の筒状部材を長さ方向に嵌合したり、金属スリーブ等で外挿された構造を付与することが有効である。そのためには、熱膨張率が金属材料に近い、即ち10×10-6/Kに近いことが施工性や温度変化に対する順応性に優れることになる。
本発明において使用される窒化珪素粉末は、α型の結晶構造をもつSi3N4粉末が焼結性の点から好適であるが、β型あるいは非晶質Si3N4粉末、およびSi粉が含まれていても構わない。焼結時に十分に高い密度とするためには、平均粒径1.2μm以下の微粒子であることが望ましい。
窒化珪素は共有結合性の強い物質であり、単独では焼結が困難であることが多いため、一般に緻密化するために焼結助剤を添加する。
酸化物からなる焼結助剤の合計が全体の6.2質量%未満では機械的強度に寄与する効果が少なく、13質量%を越えるとβ-Si3N4結晶粒が十分に絡み合わず強度や靭性が低下するため好ましくない。
Si3N4が7質量%未満の場合、難焼結性のTiB2粉だけの焼結体を製造することとなり、構造部材に必要な緻密な焼結組織ができない。58.8質量%を超えると高熱伝導、高耐熱衝撃、耐摩耗、耐腐食、高膨張などのホウ化チタン(TiB2)の優れた特性が十分に発現しない。
酸化イットリウムの添加量が3質量%より少ないと融液形成が不十分で相対密度が95%未満となり緻密化が進行しない。酸化イットリウムの添加量が6質量%を超えるとY2Si2O7相、Y2SiO5相が形成されず、得られた焼結体の高温での機械的強度および耐腐食性が低下する。
酸化珪素も酸化イットリウムおよび酸化マグネシウムも均質かつ高密度の焼結体を得るためには平均粒径が2μm以下の微粒子であることが好ましい。焼結助剤として用いるこれら原料粉末は比較的安価であり、水中での混合工程での変質せず安定なセラミックス粉末である。
酸化物および窒化アルミニウムからなる焼結助剤の合計が全体の6.2質量%未満では機械的強度に寄与する効果が少なく、15質量%を越えるとβ-Si3N4結晶粒が十分に絡み合わず強度や靭性が低下するため好ましくない。
Si3N4が6質量%未満の場合、難焼結性のTiB2粉だけの焼結体を製造することとなり、構造部材に必要な緻密な焼結組織ができない。59質量%を超えると高熱伝導、高耐熱衝撃、耐摩耗、耐腐食、高膨張などのホウ化チタン(TiB2)の優れた特性が十分に発現しない。
酸化イットリウムの添加量が3質量%より少ないと融液形成が不十分で相対密度が95%未満となり緻密化が進行しない。酸化イットリウムの添加量が6質量%を超えるとY2Si2O7相、Y2SiO5相が形成されず、得られた焼結体の高温での機械的強度および耐腐食性が低下する。
窒化アルミニウムも、同じように1質量%未満ではβ´-Si6-ZAlZOZN8-Z相が生成せず、3質量%を越えた場合、コストが高く、高温の強度低下を起こす。
酸化珪素も酸化イットリウムも酸化アルミニウムも窒化アルミニウムも均質かつ高密度の焼結体を得るためには、平均粒径が2μm以下の微粒子であることが好ましい。焼結助剤として用いるこれら原料粉末は比較的安価であり、水中での混合工程での変質せず安定なセラミックス粉末である。
また、TiB2粉末は比較的安価な原料であり、水中での混合でも反応性が低いため、粉体調製時に分散媒としてアルコールやアセトン等の非水系に限定することはなく、水系での粉体調製も可能であり、調製時のコスト低減や作業時の安全性を向上することが容易である。
したがって、原料コストを高めることなく、溶融金属メッキ浴用浸漬部材の長寿命化を実現することができる。
また、大型厚肉の浸漬部材を製造する場合には、十分な緻密化を図るために、無加圧焼結後に、さらに窒素ガス雰囲気中での熱間静水圧プレス焼結を行うことがより好ましい。無加圧及び熱間静水圧プレス焼結条件としては、β-Si3N4質の焼結体を製造する場合、焼結温度が1550〜1650℃であることが、β´-Si6-ZAlzOzN8-z(Z=2.0〜4.2)質の焼結体を製造する場合、焼結温度が1650〜1750℃であることが望ましい。
同様に、β´-Si6-ZAlzOzN8-z(Z=2.0〜4.2)質の焼結体を製造する場合、1650℃未満では、緻密な焼結体が得られず、固溶体粒子近傍に残留応力を十分に発生させることが困難となり、高靭性の焼結体とすることができない。一方、1750℃を越える高温では、β´-Si6-ZAlZOZN8-Z結晶粒が粗大化し強度低下を起こし、高硬度と耐熱衝撃性が得られない。また、保持時間が4時間未満では成形体の肉厚にも依存するが緻密化が十分に進行しない。
(実施例1〜3)
窒化珪素(Si3N4)粉末 (β化率90%以上、純度97%、平均粒径0.8μm)、
酸化イットリウム(Y2O3)粉末 (平均粒径1.5μm)、
酸化珪素(SiO2)粉末 (平均粒径0.3μm)、
酸化マグネシウム(MgO)粉末 (平均粒径0.5μm)、
酸化アルミニウム(Al2O3)粉末(平均粒径0.6μm)、
窒化アルミニウム(AlN)粉末 (平均粒径1.2μm)、
ホウ化チタン(TiB2)粉末 (平均粒径4.5μm)
を第1表に示す所定量(質量%)添加し、分散媒として精製水またはアセトンを用い、炭化珪素セラミックスを内貼りしたボールミルで24時間混練した。精製水またはアセトンの添加量は、セラミックス全粉末原料100gに対し140gとした。
摩擦係数はSUS310Sの小径ロールを押し当て、動摩擦係数をモーターのトルク変化を電流値から読み取り、導出した。また、試験後の焼結体から機械的性質評価用の試験片を切り出し、その特性を評価した。
硬さは、押込荷重9.8Nにてビッカース硬さとして測定した。靭性についてはJISR 1607準拠のSEPB法により室温にて破壊靭性値KICを測定した。また、耐熱衝撃性としては、曲げ試験片を大気中にて所定の温度に加熱後、水中急冷し、その試験片の室温曲げ抗折強さの劣化が始まる急冷温度差ΔTで評価した。焼結体密度は、アルキメデス法により相対密度として測定した。面粗さは、触針式にて測定した。
比較例4〜5は、ホウ化チタンを除いて実施例1〜3の主要な原料と同一の原料を用い、同じく精製水またはアセトンで調製したが、それぞれ焼結条件が不適で相対密度が98%を下回った場合(比較例4)、焼結助剤(SiO2)の添加割合が不適で相対密度が98%を下回った場合(比較例5)の各比較例である。
比較例6〜9は、前述した表1に示されるように、一般市販の部分安定化ジルコニアを用いた場合(比較例6)、市販の安価な窒化珪素セラミックスを用いた場合(比較例7)、市販の比較的高価な窒化珪素セラミックスを用いた場合(比較例8)、公知の炭化珪素を用いた場合(比較例9)の各比較例である。
これら比較例の材料も実施例1〜3と同様の条件で溶融アルミニウム浴中(浴温860℃、1,000時間)での連続耐久試験を行った。実施例1〜3の結果を第2表に、比較例4〜9の結果を第3表に示す。
これに対し、比較例は、第3表に示すように、本発明の実施例に比べて、摩耗係数の初期値も高く、それが増大していき、割れ・チッピングのいずれかが発生しており、耐摩耗性、耐欠損性ともに不適であることが確認された。
Claims (10)
- 溶融金属めっき浴に浸漬される装置に付設された溶融金属めっき浴用浸漬部材であって、
該浸漬部材の少なくとも一部に内装又は全部に使用してなる、実質的に主相はβ-Si3N4および粒界相はSi2N2O、MgY2O4、Y2Si2O7、Y2SiO5の1種以上から構成される複合酸化物相で、
平均粒径3μm以上10μm以下のホウ化チタン(TiB2)粒子を質量分率35〜80%の範囲で分散させた焼結体を成形加工してなる難溶融金属付着性、高耐食性、高耐摩耗性セラミックス部材であることを特徴とする溶融金属めっき浴用浸漬部材。 - 前記セラミックス部材の組成が7〜58.8質量%のβ-Si3N4、および0.2〜6.2質量%のSi2N2O、0.2〜6.2質量%のMgY2O4、0.2〜6.2質量%のY2Si2O7、0.2〜6.2質量%のY2SiO5の1種以上から構成される複合酸化物相、及び残部が35〜80質量%のTiB2相及び不可避的不純物相からなる請求項1記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
- 溶融金属めっき浴に浸漬される装置に付設された溶融金属めっき浴用浸漬部材であって、
該浸漬部材の少なくとも一部に内装又は全部に使用してなる、実質的に主相にβ´-Si6-ZAlzOzN8-Z(Z=2.0〜4.2)および粒界相にAl9O3N7、Al7O3N5、Al6O3N4、Y2Si2O7、Y2SiO5の1種以上から構成される複合酸化物相焼結体中に、
平均粒径3μm以上10μm以下のホウ化チタン(TiB2)粒子を質量分率35〜80%の範囲で分散させた焼結体を成形加工してなる難溶融金属付着性、高耐食性、高耐摩耗性セラミックス部材であることを特徴とする溶融金属めっき浴用浸漬部材。 - 前記セラミックス部材の組成が6〜60質量%のβ´-Si6-ZAlzOzN8-z(Z=2.0〜4.2)、および2〜14質量%のAl9O3N7、2〜14質量%のAl7O3N5、2〜14質量%のAl6O3N4、0.2〜6.2質量%のY2Si2O7、0.2〜6.2質量%のY2SiO5の1種以上から構成される複合酸化物相焼結体中に35〜80質量%のTiB2相及び不可避的不純物相からなる請求項3記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
- 前記浸漬部材が、筒状部材からなる請求項1〜4のいずれかに記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
- 前記筒状部材が、長さ方向に嵌合してなる請求項5記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
- 前記筒状部材が、金属スリーブで外挿された構造を有する請求項5または6記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
- 前記セラミックス部材が、理論密度の98%以上の焼結体密度である請求項1〜7のいずれかに記載の溶融金属めっき浴用浸漬部材。
- 窒化珪素(Si3N4)7〜58.8質量%、酸化イットリウム(Y2O3)3〜6質量%、酸化マグネシウム(MgO)3〜6質量%、酸化珪素(SiO2)0.2〜1質量%および残部が35〜80質量%のホウ化チタン(TiB2)からなる混合粉末を成形し、
該成形体を窒素ガス雰囲気中にて1550〜1650℃の温度範囲で焼結した焼結体を成形加工することを特徴とする溶融金属めっき浴用浸漬部材の製造方法。 - 窒化珪素(Si3N4)6〜59質量%、酸化イットリウム(Y2O3)3〜6質量%、酸化アルミニウム(Al2O3)2〜5質量%、窒化アルミニウム(AlN)1〜3質量%、酸化珪素(SiO2)0.2〜1質量%および残部が35〜80質量%のホウ化チタン(TiB2)からなる混合粉末を成形し、
該成形体を窒素ガス雰囲気中にて1650〜1750℃の温度範囲で焼結した焼結体を成形加工することを特徴とする溶融金属めっき浴用浸漬部材の製造方法。
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