JP2000129415A - 溶融金属めっき装置 - Google Patents

溶融金属めっき装置

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JP2000129415A
JP2000129415A JP10301235A JP30123598A JP2000129415A JP 2000129415 A JP2000129415 A JP 2000129415A JP 10301235 A JP10301235 A JP 10301235A JP 30123598 A JP30123598 A JP 30123598A JP 2000129415 A JP2000129415 A JP 2000129415A
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Junji Sakai
淳次 酒井
Yukio Saito
幸雄 斎藤
Osamu Shimotamura
修 下タ村
Tamito Kawahigashi
民人 川東
Yoshio Takakura
芳生 高倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融金属と濡れ性が良く、かつ溶融金属に侵
されにくい特性を兼ね備えたロール軸受で、溶融金属を
潤滑剤とした低摩擦、低摩耗の溶融金属めっき装置を提
供する。 【解決手段】 めっき浴7中で軸受に支持されて回転す
るロール4(5,6)の軸部の摺動面及び軸受部の摺動
面をセラミックスとし、かつ少なくとも一方の摺動面を
硼化鉄セラミックスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶融金属めっき装置
に係り、特に溶融金属による腐食及びロール軸からの荷
重による摩耗に対して優れた特性を有した溶融金属めっ
き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の溶融金属めっき装置のロール軸部
及び軸受部には耐食性に優れたステンレス鋼、高クロー
ム鋼、超硬、サーメット等の材料が、スリーブや肉盛溶
接の形で用いられてきた。しかし、これらの材料でも溶
融金属、例えば、亜鉛めっき浴中で回転させると一週間
程度で摩耗が進み、ロール軸と軸受間にガタが生じ、そ
れに伴いロールやめっき装置が振動し、めっき特性を著
しく低下させると云う問題があった。その原因として
は、高クローム鋼、超硬、サーメット等の比較的耐食性
の優れた材料でも溶融金属による腐食を皆無にすること
は難しく、そのため、めっき装置の稼働時のロール軸受
には機械的摩擦による摩耗と同時に溶融金属による腐食
摩耗が生じて摩耗量を増大させていることがわかった。
特に、腐食がある程度進行するとロール軸及び軸受の摺
動面には腐食ピットが生じ、摩耗を加速することもわか
った。
【0003】従って、これらロール軸及び軸受の摩耗を
少なくするには、溶融金属に対する耐食性に優れた材料
を選定する必要がある。その点セラミックスの中には溶
融金属にほとんど腐食を受けないものがあり、そのよう
なセラミックスは溶融金属めっき用ロール軸受として最
適材料と云える。溶融金属に対する耐食性に優れたセラ
ミックス製の摺動材料としては、特開平3−25354
7号公報、実開平1−98156号公報などに記載され
たものがある。特開平3−253547号公報では、ロ
ール軸部に耐熱、耐摩耗性金属(Co−Cr−W)の溶
射膜もしくは肉盛り材を、軸受部にセラミックス(窒化
珪素)を使用する。実開平1−98156号公報は、シ
ンクロールの軸受け構造に関し、セラミックス製の軸部
材をパッキンを介して固定する軸受け構造を開示する。
また、特開平6−145935号公報及び特開平9−1
25216号公報には、ロール軸受にセラミックスと固
体潤滑剤を使用する例が示されている。また、鉄鋼材料
の表面にセラミックス膜を形成する方法は溶射法、気相
法(CVD法、PVD法)、溶融塩法(TD法)などの
多くの方法が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、セラミッ
クスの材料及びその組合せの点について配慮がなされて
おらず、セラミックス同志の摺動時に生ずる焼き付き、
片当り等によるクラック、割れ等の問題があった。つま
り、セラミックスは溶融金属に耐する耐食性に優れる反
面、溶融金属との濡れ性に劣るため、セラミックスを溶
融金属めっき浴中のロール軸受の摺動部材として用いた
場合には、摺動面において溶融金属による潤滑はほとん
どなく、乾式摩擦になっていることがわかった。耐食
性、耐摩耗性に優れるセラミックスについて亜鉛浴中で
摩擦係数を測定した結果、炭化珪素(SiC)、窒化珪
素(Si34)、サイアロン(Sialon)同志の摩擦係数
は摺動部材として用いるには非常に高く、かじりにより
セラミックスにクラック、割れ等が発生することがわか
った。
【0005】また、溶射法での被膜には小さなピンホー
ルが存在するため、ピンホールを通して溶融金属が浸入
し、母材を腐食するばかりではなく、表面被膜の剥離が
生じて不安定である。また、気相法、溶融塩法での被膜
は膜厚が非常に薄く、耐摩耗性には信頼性に乏しい。本
発明の目的は、溶融金属中で軸受に支持されて回転する
ロールを備えた溶融金属めっき装置において、溶融金属
と濡れ性が良く、かつ溶融金属に侵されにくい特性を兼
ね備えたロール軸受で、溶融金属を潤滑剤とした低摩
擦、低摩耗の溶融金属めっき装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、溶融金属中
で軸受に支持されて回転するロールを有する溶融金属め
っき装置において、ロールの軸部及び軸受部の少なくと
も一方の摺動面を硼化鉄セラミックスとすることにより
達成される。他方の摺動面はサーメット等の耐食性に優
れた材料とすることができるが、硼化鉄セラミックスあ
るいは他のセラミックスとするのが特に好ましい。すな
わち、上記目的は、また、溶融金属中で軸受に支持され
て回転するロールを有する溶融金属めっき装置におい
て、ロールの軸部の摺動面及び軸受部の摺動面をセラミ
ックスとし、かつ少なくとも一方の摺動面を硼化鉄セラ
ミックスとすることによって、より好適に達成される。
【0007】他方の摺動面に用いるセラミックスは、は
酸化物、炭化物、窒化物又は硼化物からなるセラミック
スとすることができる。これらのセラミックスとして
は、高温の金属浴中での使用を考えると、Al23、Z
rO2等の酸化物、SiC、TiC等の炭化物、Si3
4、BN、Sialon等の窒化物、TiB2、ZrB2、Fe
B等の硼化物セラミックス材料が好ましい。また、これ
らを主成分とする複合セラミックスを用いてもよい。ま
た、上記目的はロールの軸部の摺動面を硼化鉄セラミッ
クスとすることによって達成される。
【0008】硼化鉄セラミックスは、鉄鋼材の表面に形
成されたFeB膜、FeBとFe2Bとが混在する膜、
又はFe2B膜とすることができる。硼化鉄セラミック
ス膜を形成する方法としては、硼素を含む粉末中に鉄鋼
材を埋設し加熱する方法、該粉末に有機バインダーを添
加したペーストを鉄鋼材の表面に塗布し加熱する方法、
塩浴中に鉄鋼材を埋設する方法などの他に、イオン打ち
込み、ガス拡散、溶射等の方法を用いることができる。
本発明は、シンクロールあるいはサポートロール(スタ
ビライジングロールやコレクトロール)のように溶融金
属中、特に亜鉛浴中で軸受に支持されて回転するロール
に適用される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。ロール軸と軸受との摺動面における摩擦係数が摩
耗に大きく影響するので、亜鉛めっき浴中で摩擦・摩耗
試験による検証を行った。試験法は、回転円盤(回転側
試験片)の側面に試料(固定側試験片)を押し付ける摩
擦・摩耗試験法により行った。比較のために大気中の摩
擦試験も行った。
【0010】図7は、試験装置の概略図である。ヒータ
ー21で加熱されている坩堝22中には亜鉛浴23が入
っており、坩堝22の上部は断熱材24で覆われてい
る。断熱材24を貫通する回転軸25はトルクコンバー
タ27を介してモータ28によって回転駆動され、その
回転速度は回転計29によって検出される。回転軸25
の先端には回転側試験片26が固定され、亜鉛浴23中
で回転している。一方、重り32によって引っ張られる
カンチレバー式の支持体30には固定側試験片31が固
定されており、亜鉛浴23中に浸漬された固定側試験片
31は回転側試験片26に押しつけられる。固定側試験
片31が回転側試験片26に押しつけられる力は重り3
2の重さとカンチレバーの支点間距離により算出され
る。また、試験片の寸法変化は、ダイヤルゲージ33に
よって計測される。試験条件は以下の通りである。
【0011】 1.回転試験片:外径60mm,幅20mm 2.固定試験片:外径5mm,長さ10mm 3.面 圧 :2MPa 4.すべり速度:40m/min 5.試験温度 :大気(室温) 亜鉛めっき浴(480℃) 亜鉛めっき浴の組成(重量%) (Zn:99.40,Pb:0.18,Fe:0.02,Al:0.14)
【0012】回転側試験片26には、硼化鉄セラミック
ス被覆材を用いた。素材として構造用炭素鋼(S45
C)を外径60mm,内径42mm,幅20mmの円筒
状に加工した後、炭化硼素(B4C)を主成分とした硼
化処理粉末に埋設し、アルゴンガス雰囲気中で900℃
の温度に10時間加熱保持して、硼素を炭素鋼中に拡散
させた。断面を微小部X線回折装置で分析した結果、表
面にはFeBとFe2Bが混在し、内部に進むにつれて
FeBは少なくなりFe2Bのみになっていることが分
かった。また、表面から200μmの内部は母材であっ
た。
【0013】固定試験片は、鉄鋼材として炭素鋼(S4
5C)とステンレス鋼(SUS316)、セラミックス
材としては酸化アルミナ(Al23)、サイアロン(S
ialon)、硼化ジルコニウム(ZrB)と硼化チ
タン(TiB2)含有Sialon、硼化鉄セラミックス被覆
材を用いた。Al23、Sialon、ZrB2は市販のもの
を用いた。TiB2含有Sialonは、Sialon造粒粉20に
対しTiB2粉末(平均粒径7μm)80のmass%
で混合し、これにアセトンを加えて、ボールミルで混合
した後、乾燥して成形用粉末を得た。成形用粉末を金型
に入れ、加圧成形した。成形体を窒素ガス雰囲気中でホ
ットプレス焼結(1700℃×1時間)を行った。
【0014】硼化鉄セラミックス被覆材は、素材として
構造用炭素鋼(S45C)を選び外径5mm,長さ10
mmの円柱状に加工した後、炭化硼素を主成分とした硼
化処理粉末に埋設し、大気中で900℃の温度に10時
間加熱保持して、硼素を炭素鋼中に拡散させた。断面を
微小部X線回折装置で分析した結果、表面にはFeBと
Fe2Bが混在し、内部に進むにつれてFeBは少なく
なりFe2Bのみになっていることが分かった。また、
表面から150μmの内部では母材であった。
【0015】摩擦係数は、トルクを測定して求めた。摩
擦量は、試験片の寸法の変化を測定して求めた。以上の
試験結果をまとめて、図1及び図2に示す。図1は、定
常状態での摩擦係数を示したものである。亜鉛浴中では
いずれの組合せとも0.08〜0.20の範囲にあり、
一般に使用されている亜鉛浴中でのすべり軸受の摩擦係
数とほぼ同等かそれ以下である。大気中での摩擦係数は
0.35〜0.65と高い値を示す。亜鉛めっき浴中に
おける摩擦係数が大気中に比べ低くなったのは、溶融亜
鉛の潤滑効果があったものと考えられる。
【0016】図2は、亜鉛めっき浴中における摺動距離
に対する摩耗量をプロットしたものである。摩耗量が少
なく、初期摩耗後は一定となる組合せが耐摩耗性に優れ
ていると評価できる。回転側に硼化鉄セラミックス被覆
鋼材と固定側に鉄鋼材(S45C、SUS316)との
組合せは、摺動開始から摩耗し摺動距離1kmで0.4
〜0.5mm、摺動距離2kmで1.2〜1.4mmの
摩耗が認められた。試験後、浴中から試料を取り出し付
着したZnを酸洗(20%HCl水溶液)により取り除
き寸法測定を行った。その結果、硼化鉄セラミックス被
覆鋼材には変化はなかったことから、摩耗はS45C及
びSUS316であることが確認できた。この原因は、
S45C及びSUS316とも溶融亜鉛との反応による
腐食摩耗によるものと考えられる。
【0017】回転側に硼化鉄セラミックス被覆鋼材、固
定側にセラミックス材(Al23、Sialon、ZrB2
TiB2含有Sialon、硼化鉄セラミックス被覆鋼材)の
組合せは、摺動開始時に僅かに初期摩耗が生じたが、そ
の後は一定となり摩耗が認められなかった。試験後、浴
中から試料を取り出し摺動面を観察した。その結果、両
者とも薄いZn膜が付着していることから、これが潤滑
剤としての役目をし、焼き付き、かじり等によるセラミ
ックスの割れを防止したものと考えられる。
【0018】以上の試験結果から、硼化鉄セラミックス
被覆材と溶融金属に対する耐食性に優れたセラミックス
との組合せの軸受は摩耗係数が低く、摩耗も少ないこと
から実用に供されることが確認できた。以下に本発明の
実施例を記載する。
【0019】〔実施例1〕本発明をシンクロールに適用
した実施例について説明する。図3に、本実施例の連続
溶融金属めっき装置の概略断面図を示す。鋼板(ストリ
ップ)1はスナウト2を経て供給されていき、めっき槽
3の中でシンクロール4により方向を変えられコレクト
ロール5とスタビライジングロール6の間を通してか
ら、めっき浴7から引き出され、ガスワイピングノズル
8により、めっき厚みが調整される。
【0020】図4は、本実施例のシンクロールのロール
軸部の概略断面図を示したものである。ロール軸9は耐
食性に優れたステンレス鋼(SUS316)を機械加工
により製作した。ロール軸部に硼化鉄セラミックス被覆
スリーブ10を嵌合し固定した。硼化鉄セラミックス被
覆スリーブ10は、素材として構造用炭素鋼(S45
C)を外径165mm,内径120mm,長さ150m
mの円筒状に加工した後、炭化硼素を主成分とした硼化
処理粉末に埋設し、アルゴンガス雰囲気中で900℃の
温度に10時間加熱保持して、硼素を炭素鋼中に拡散さ
せた。摺動面の表面粗さはRa0.5μmとした。
【0021】図5は、軸受の概略断面図を示したもので
ある。金属製の受メタル11は、前述のロール軸と同じ
ステンレス鋼(SUS316)を機械加工により製作し
た。受メタル11に硼化鉄セラミックス被覆ブロック1
2を溶接し固定した。硼化鉄セラミックス被覆ブロック
12は、素材として構造用炭素鋼(S45C)を幅30
mm,厚さ20mm,長さ120mmの半円形状に加工
した後、炭化硼素を主成分とした硼化処理粉末に埋設
し、大気中で900℃の温度に10時間加熱保持して、
硼素を炭素鋼中に拡散させた。摺動面の表面粗さはRa
0.5μmである。
【0022】前記ロール軸及び軸受を取り付けたシンク
ロールを用いて7日間亜鉛の連続めっきを行った時のロ
ール軸と軸受の摩耗を調べた。めっき条件は、亜鉛めっ
き浴の組成(重量%)Zn:99.40,Pb:0.1
8,Fe:0.02,Al:0.14、亜鉛めっき浴の
温度470℃、鋼板の搬送速度80〜100m/min
である。従来法の軸受の摩耗が6mmであったのに対
し、本実施例ではロール軸及び軸受の摩耗は認められな
かった。
【0023】〔実施例2〕本発明をサポートロール(コ
レクトロール)に適用した実施例について述べる。ロー
ル軸スリーブは実施例1と同じ硼化鉄セラミックス被覆
スリーブを用い、スリーブの最終仕上げ寸法は外径80
mm,内径60mm,長さ50mmで摺動面の表面粗さ
はRa0.5μmである。軸の構造は実施例1と同様で
ある。図6は、軸受の概略断面図を示したものである。
金属製の受けメタル11の内周面に半円形状のTiB2
含有Sialonブロック13が装着されている。受メタル1
1は、ステンレス鋼(SUS316)を機械加工により
製作した。TiB2含有Sialonブロック13が装着でき
るよう半円形の溝を有する。
【0024】TiB2含有Sialonブロック13は、Sialo
n造粒粉20に対しTiB2粉末(平均粒径7μm)80
のmass%で混合し、これにアセトンを加えて、ボー
ルミルで混合した後、乾燥して成形用粉末を得た。成形
用粉末を金型に入れ加圧成形した。成形体を窒素ガス雰
囲気中でホットプレス焼結(1700℃×1時間)を行
った。ブロックの最終仕上げ寸法は幅10mm,厚さ1
0mm,長さ30mmの半円形状で摺動面の表面粗さ
は、Ra0.5μmである。
【0025】このロール軸及び軸受を取り付けたコレク
トロールを用いて、亜鉛めっきを4日間非駆動で稼働を
行った時のロール軸と軸受の摩耗を調べた。めっき条件
は、亜鉛めっき浴の組成(重量%)Zn:99.40,
Pb:0.18,Fe:0.02,Al:0.14、亜
鉛めっき浴の温度470℃、鋼板の搬送速度80〜10
0m/minである。従来法の軸受の摩耗が4mmであ
ったのに対し、本実施例のロール軸及び軸受の摩耗は認
められなかった。
【0026】
【発明の効果】本発明の溶融金属めっき装置によれば、
長寿命になるため連続稼働が可能となり生産性が向上す
る。また、摩耗係数が低いため非駆動化が可能となり均
一なめっきが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】大気及び亜鉛めっき浴中における摩擦係数を測
定した結果を示す図。
【図2】亜鉛めっき浴中における摩擦・摩耗試験で摩耗
量を測定した結果を示す図。
【図3】本発明の実施例の連続溶融金属めっき装置の概
略断面図。
【図4】実施例1及び2で用いたロール軸の概略断面
図。
【図5】実施例1で用いた軸受の概略断面図。
【図6】実施例2で用いた軸受の概略断面図。
【図7】試験装置の概略図。
【符号の説明】
1…鋼板(ストリップ)、2…スナウト、3…めっき
槽、4…シンクロール、5…コレクトロール、6…スタ
ビライジングロール、7…めっき浴、8…ガスワイピン
グノズル、9…ロール軸、10…硼化鉄セラミックス被
覆スリーブ、11…受けメタル、12…硼化鉄セラミッ
クス被覆ブロック、13…TiB2含有Sialon、21…
ヒーター、22…坩堝、23…亜鉛浴、24…断熱材、
25…回転軸、26…回転側試験片、27…トルクコン
バータ、28…モータ、29…回転計、30…支持体、
31…固定側試験片、32…重り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下タ村 修 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 川東 民人 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 高倉 芳生 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AA22 AB42 AD17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属中で軸受に支持されて回転する
    ロールを有する溶融金属めっき装置において、前記ロー
    ルの軸部及び軸受部の少なくとも一方の摺動面を硼化鉄
    セラミックスとすることを特徴とする溶融金属めっき装
    置。
  2. 【請求項2】 溶融金属中で軸受に支持されて回転する
    ロールを有する溶融金属めっき装置において、前記ロー
    ルの軸部の摺動面及び軸受部の摺動面をセラミックスと
    し、かつ少なくとも一方の前記摺動面を硼化鉄セラミッ
    クスとすることを特徴とする溶融金属めっき装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の溶融金属めっき装置にお
    いて、他方の摺動面を酸化物、炭化物、窒化物又は硼化
    物からなるセラミックスとすることを特徴とする溶融金
    属めっき装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の溶融
    金属めっき装置において、前記ロールの軸部の摺動面を
    硼化鉄セラミックスとすることを特徴とする溶融金属め
    っき装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の溶融
    金属めっき装置において、前記硼化鉄セラミックスは鉄
    鋼材の表面に形成されたFeB膜、FeBとFe2Bと
    が混在する膜、又はFe2B膜であることを特徴とする
    溶融金属めっき装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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