JP3178465B2 - 連続溶融金属メッキ装置,連続溶融金属メッキ装置用軸受、及び連続溶融金属メッキ装置用ロール - Google Patents

連続溶融金属メッキ装置,連続溶融金属メッキ装置用軸受、及び連続溶融金属メッキ装置用ロール

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JP3178465B2
JP3178465B2 JP24964399A JP24964399A JP3178465B2 JP 3178465 B2 JP3178465 B2 JP 3178465B2 JP 24964399 A JP24964399 A JP 24964399A JP 24964399 A JP24964399 A JP 24964399A JP 3178465 B2 JP3178465 B2 JP 3178465B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続溶融金属メッ
キ装置,連続溶融金属メッキ装置用軸受及び連続溶融金
属メッキ装置用ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来連続溶融金属メッキ浴用ロール軸受
としては耐食性に優れたステンレス鋼,高クロム鋼,超
硬などが、肉盛溶接やスリーブの形で用いられてきた。
しかし、これらの材料も例えば亜鉛メッキ浴中では1週
間程度で摩耗損傷しロール軸と軸受の間にガタが生じロ
ールや、メッキ装置が振動して、メッキ特性を著しく下
げるといった問題があった。その原因としては、ステン
レス鋼,高クロム鋼,超硬等の比較的耐食性に優れた金
属でも溶融金属による腐食を皆無にすることは難しく、
そのため、ロール軸受摺動時には摩擦と同時に溶融金属
による腐食摩耗が生じ摩耗量を増大させていることがわ
かった。特に腐食がある程度進行するとロール軸及び軸
受摺動面に腐食ピットが生じ、摩擦摩耗を加速すること
もわかった。
【0003】したがって、ロール軸受において摩耗量を
下げるためには溶融金属に対する耐食性に優れた材料を
選定する必要がある。その点セラミックスの中には溶融
金属にほとんど腐食を受けないものがあり、その様なセ
ラミックスは溶融金属メッキ浴用ロール軸受として最適
材料と言える。
【0004】ところで、連続溶融金属メッキ浴用ロール
軸受にセラミックスを利用したものとして例えば実開昭
63−73349 号がある。この公報には、ロール軸に、外周
面を耐熱性緩衝材シートを介してセラミックスで被覆し
た金属スリーブを嵌合させるとともに、軸受部分の内周
面を耐熱性緩衝材シートを介してセラミックスで被覆し
た軸受金で前記金属スリーブの外周面を保持したもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、セラ
ミックスの材質及びその組み合せの点について配慮がさ
れておらず、セラミックス同志の摺動時に生ずる焼き付
き,片当り等によるセラミックスのクラック,割れ等の
問題があった。
【0006】つまり、セラミックスは溶融金属に対する
耐食性に優れる反面、溶融金属との濡れ性に劣る。その
ため、セラミックスを溶融金属メッキ浴中のロール軸受
の摺動部材として用いた場合には、摺動面において溶融
金属による潤滑はほとんど無く、乾式摩耗になっている
ことがわかった。代表的なセラミックス同志の乾式摩耗
における摩擦係数及び限界面圧の値を検討した結果、一
般的に耐食性,耐摩耗性に優れるとされる炭化ケイ素,
窒化ケイ素セラミックス同志の組み合せにおいては摩擦
係数は摺動部材として用いるには高く、又限界面圧も低
く、限界面圧以上では焼付き,かじり等により、セラミ
ックスのクラック,割れ等が発生することがわかった。
これは、ヤング率の高いセラミックスでは、摺動面の加
工精度を可能な限り上げても均一に当る摺動面を形成す
ることは不可能で、わずかな凹凸や変芯等により局所摩
擦が起るためと考えられる。したがって、セラミックス
を溶融金属メッキ浴用ロール軸受として利用する場合に
は、溶融金属に対する耐食性はもちろんのこと、特に摩
擦係数が小さく、しかも初期摩耗により均一な当りの摺
動面が形成できるセラミックスの材質の選定をする必要
がある。
【0007】さらに、上記従来技術はセラミックスの被
覆方法が具体的に記載されていないばかりでなく、ロー
ル軸受使用時及びセラミックス嵌合時の応力に対する配
慮が不十分で、セラミックスのクラック割れ等の問題が
あった。
【0008】つまり、上記従来技術ではセラミックス嵌
合時の応力緩衝材として、アルミナシート及びカーボン
繊維等の耐熱材を使用している。しかし、これらの様な
耐熱材は、弾性変形能や塑性変形能にとぼしく、しかも
その変形応力は、セラミックスの曲げ又は引張り強度以
上であるため、応力緩衝材としての効果がない。また、
セラミックスは一体品であるため、ロール軸が大型にな
る場合、軸受にかかる荷重や熱変形等による曲げ応力に
対して割れ易い構造となっている。
【0009】本発明の目的は、溶融金属メッキ浴中での
摺動部の摩擦係数を低減し、潤滑性を向上した連続溶融
金属メッキ装置,連続溶融金属メッキ装置用軸受、及び
連続溶融金属メッキ装置用ロールを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の連続溶融金属メ
ッキ装置は、金属溶湯中で軸受に支持されて回転するロ
ールを備えた連続溶融金属メッキ装置において、前記ロ
ールの軸及び軸受の摺動部の少なくとも一方を固体潤滑
性が優れたカーボン繊維を含有するセラミックス焼結体
とすることを特徴とする。
【0011】或いは、本発明の連続溶融金属メッキ装置
は、金属溶湯中で軸受に支持されて回転するロールを備
えた連続溶融金属メッキ装置において、前記ロールの軸
及び軸受の摺動部の一方をサイアロンとし、他方をSi
C−C複合材であるセラミックス焼結体とすることを特
徴とする。
【0012】或いは、金属溶湯中で軸受に支持されて回
転するロールを備えた連続溶融金属メッキ装置におい
て、前記ロールの軸及び軸受の摺動部の少なくとも一方
固体潤滑性が優れたカーボン繊維を1〜50体積%
分散含有するセラミックス焼結体とすることを特徴とす
る。
【0013】或いは、本発明の連続溶融金属メッキ装置
用軸受は、金属溶湯中で回転するロールを備えた連続溶
融金属メッキ装置用軸受において、前記ロールの軸受の
摺動部を固体潤滑性が優れたカーボン繊維を含有するセ
ラミックス焼結体とすることを特徴とする。
【0014】或いは、本発明の連続溶融金属メッキ装置
用ロールは、金属溶湯中で軸受に支持され、回転する連
続溶融金属メッキ装置用ロールにおいて、前記ロールの
軸摺動部を固体潤滑性が優れたカーボン繊維を含有する
セラミックス焼結体とすることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】ロール軸受の摺動部に溶融金属に
対する耐食性に優れたセラミックスを使用することによ
り、腐食摩耗による摩耗量の増加を防止することができ
る。又、一方を高強度,高硬度セラミックスとし、他方
を固体潤滑性を有する材料にすることにより、表1及び
表2に示す様に、摩擦係数を著しく小さく、限界面圧を
著しく増加させることができる。これは、固体潤滑の効
果によるもので、この働きにより、焼付き,かじり等に
よるセラミックスの割れを防止することができる。さら
に、上記組み合せによれば、初期において、固体潤滑性
材料のわずかな摩耗により、加工時の凹凸や偏芯による
片当りがなくなり、摺動面は均一に当る様になり、局所
摩擦もなく、潤滑に富んだ摺動を得ることができる。
又、高強度・高硬度セラミックスは、ほとんど摩耗をせ
ず、平滑な摺動面を半永久的に保つため、固体潤滑材料
の摩擦摩耗量も従来の金属の組み合せの1/10以下に
することができる。
【0016】SiC−C及びサイアロンは後述する実施
例1に示したものと同じものである。他のSiC,Si
34,Al23,ZrO2 は通常の方法で焼結したもの
である。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】また、本発明では、金属製ロール軸外周に
セラミックスを装着するに際し、セラミックと金属製ロ
ール軸との間にセラミックスの破壊強度以下で弾塑性変
形できる緩衝材を介在させて嵌合しているため金属製ロ
ール軸とセラミックススリーブの加工公差が大きくて
も、溶融金属浴中での両者の熱膨脹差で発生する歪が緩
衝材の弾塑性変形により吸収させセラミックスのクラッ
クや割れ等の破損を生じることなく、セラミックスを金
属製ロール軸に固定させることができる。又、使用中で
の嵌合によるセラミックスの残留応力は、緩衝材の降伏
応力以上にはならないため使用時の負荷に対してのマー
ジンが高い。なお、上記構造は、衝撃荷重に対しても、
同様な効果が期待でき、ロール軸にセラミックスを装着
する構造として好適と言える。さらに、装着するセラミ
ックスが大型の場合には、セラミックスを軸方向又は径
方向に分割し、複数個のセラミックスを装着することに
より、ロール軸にかかる変形応力や衝撃荷重を分散させ
ることができ、各種外力に対する信頼性を向上させるば
かりでなく、セラミックスが小型化できるので製造コス
トの低減も図ることができる。
【0020】また、本発明では、金属製軸受台に形成さ
れた蟻溝内に複数個のセラミックスを載置し、黒鉛シー
トの様な応力衝撃材を介して押し付け固定しているので
軸受にかかる荷重をセラミックスの裏面全体で受けるこ
とができるばかりでなく、衝撃荷重及び高い荷重を受け
るロール軸受として、セラミックスのクラックや割れが
無く、高い信頼性を得ることができる。
【0021】前述の固体潤滑性を有する材料は、黒鉛粉
末,カーボン繊維,MoS2,WS2,BN等の固体潤滑
性に優れた材料をその焼結体中に1〜50体積%分散含
有しているセラミックスであること、特に平均粒径50
μm以下の黒鉛粉末又は直径150μm以下のカーボン
繊維を1〜70重量部(より好ましくは15〜40重量
%)その焼結体中に分散含有している炭化ケイ素焼結体
同様に窒化珪素とBNとの焼結体の組合せが好ましく、
又はBN,黒鉛オンリーからなるものが使用できる。ま
た、黒鉛−C繊維複合材も使用できる。
【0022】前記ロール軸外周に装着されたセラミック
スが円筒状で、ロール軸に嵌合されており、特に軸方向
に複数に分割されたものをロール軸に嵌合したものが好
ましい。
【0023】応力緩衝の中間材は、セラミックスの破壊
強度以下で弾塑性変形が可能な低降伏点を有する金属で
あること、特にTi,Au,Ag,Al,Pd,Cu,
Niまたはそれらの合金硬さHvが200以下のオース
テナイトステンレス鋼,フェライトステンレス鋼である
ことが好ましい。これらの緩衝材はロール軸とセラミッ
クスが接触する全面に挿入するかまたは短冊状に切断さ
れたものを部分的に挿入し、変形可能な空間をギャップ
内に設けられる。
【0024】また、緩衝材は表面に弾塑性変形を容易に
するための溝,孔などの凹凸を施すか、又は細線スリー
ブ状、又は細いパイプを巻回したもの、波形板材,ハニ
カム状平板材を用いることができる。スリーブの外周面
又は内周面又は両面に多数の縦溝又は横溝を有する溝付
きスリーブを用いることができる。特に、前述のステン
レス鋼からなる外径5mm以下の細いパイプを用いること
によって弾塑性変形が容易で、大きな変形を行うことが
できるとともに、変形後の弾性も残ることから良好な固
着が得られる効果がある。この場合の材料強度は中実材
にくらべてより強度の高い材質のものを使用できる。ま
た、セラミックスのスリーブに対し、表面に弾塑性変形
し易い形状に突起を設け、その突起をセラミックス側に
なるスリーブ状の円筒体に形成したものもよい。突起は
リング状,ら旋状,棒状のいずれでもよい。
【0025】緩衝材をロール軸表面にメタライズするこ
とができ、メタライズの方法として溶射,溶接,メッキ
等で行うことができ、その層の表面に凹凸をつけること
が好ましい。
【0026】ロール軸へセラミックスは隙間嵌めされ、
ロール軸とセラミックスが嵌合されていること、又はロ
ール軸へセラミックスが溶射・CVD法でその外周に形
成されていることができる。
【0027】本発明の軸受は、複数個のセラミックスを
金属製軸受台に周方向に形成された蟻溝内に載置され、
軸受台より応力緩衝材を介して押し付け固定されている
こと、前記応力緩衝材が溶湯に対し耐食性を有する材料
であること、特に、前記溶湯に対し耐食性を有する材料
が黒鉛シートが好ましい。
【0028】また、本発明のロール軸に装着されたセラ
ミック円筒体はロール軸端面より金属製押え板とバネに
より押し付け固定されていること、前記バネは耐熱合金
製コイルバネであること、特に耐熱合金としてCu鋼,
Ni−Cr鋼,Cr−Ni−Co系合金又はそれにW,
Mo,Ti,Si,Nbなどを適量含むこと、セラミッ
クスを熱膨脹整合材を介して軸方向に固定したこと、前
記熱膨脹整合材はロール軸の熱膨脹係数より大きくする
ことが好ましい。
【0029】本発明によれば、耐食性・耐摩耗性、及び
摺動特性に優れたセラミックスをロール軸受の摺動部に
信頼性高く装着することができるので、溶融金属メッキ
浴中で長寿命を示し、従来の金属製ロール軸受の10倍
以上の長時間運転が可能となり、ロール軸受の組み替え
頻度の減少,連続運転による生産性の向上,不良の低減
などに効果がある。
【0030】また、圧延ロールとしてスリーブをロール
芯材の胴部に強固に嵌合でき、信頼性の高いロールが得
られる。
【0031】前述の固体潤滑性を有する材料は、カーボ
ン粉末,カーボン繊維等の固体潤滑性に優れた材料をそ
の焼結体中に分散含有しているセラミックスであるこ
と、特に平均粒径50μm以下のカーボン粉末又は直径
150μm以下のカーボン繊維を1〜70重量部(好ま
しくは10〜40重量部)その焼結体中に分散含有して
いる炭化ケイ素焼結体であることが好ましく、又は黒
鉛,繊維強化黒鉛でもその効果は得られる。応力緩衝の
中間材は、前述のものを用いる。
【0032】(実施例1)図1は本発明に係る連続溶融
メッキ装置の全工程の一例を示すものである。
【0033】被メッキ処理材である鋼ストップ12はペ
イオフリール2に巻き取られており、レベラー11,シ
ャー13,ウエルダー14を経て、更に電解洗浄槽1
5,スクレイパー16,リンス槽17を経て焼鈍炉3に
入り、焼鈍された後溶融メッキ装置10にてメッキされ
る。
【0034】溶融金属メッキ装置10を通過して浸漬メ
ッキが施されたストリップ12は、真上に高速走行しな
がら表面調整装置4,ブライドルロール装置5,スキン
パスミル6,テンションレベラー7,化成処理装置8等
を経て、ルーパ23を通りテンショリール9に巻き取ら
れる。ストリップ12に付加されるテンションはロール
装置5及びテンションブライドル(図示なし)によって
コントロールされる。このテンションの大きさはストリ
ップ12のワイピングノズル21を通過した直後に設け
られた振動検出器によって測定された振幅の大きさによ
って一定になるようにコントロールされる。テンション
ブライドルは各処理の段階に設けられる。
【0035】図2は、メッキ装置10を拡大して示した
ものである。スナウト31を経て供給されるストリップ
12はメッキ槽30の中でシンクロール装置24により
方向を変えられ、サポートロール装置25によりストリ
ップの動きが安定にさせられる。ストリップ12は50
〜100m/分のスピードで高速走行される。
【0036】更にメッキ浴26から引き出されたストリ
ップはストリップの両側に設けられたワイピングノズル
21より高速ガスが吹き付けられ、そのガス圧力,吹き
付け角度の調整によってメッキ厚みが調整される。
【0037】溶融金属メッキ浴中で使用されるサポート
ロール装置25及びシンクロール装置24のロール18
及びロール軸受シェル29は溶融金属により潤滑される
のでロール軸受シェル29はすべり軸受構造となってい
る。
【0038】図2においてロール軸受の摩耗は矢印で示
した方向、すなわち、ストリップ12がシンクロール装
置24によって曲げられた際に発生する力のベクトル方
向に進行することが従来のシンクロール軸受の摩耗状況
を観察することによりわかった。
【0039】図3は、本発明によりなるシンクロール1
9の断面図を示したものである。ロール軸33に装着し
た4分割されたセラミックス32は、溶融金属に対し優
れた耐食性を示し、高強度高硬度特性を有したサイアロ
ンセラミックスを選定した。サイアロンセラミックスの
化学式はSi8-ZAlZZ6-Zで表わされ、Zは0〜
4.2 の間で任意のものが可能であり、βサイアロンと
呼ばれるものである。
【0040】本実施例ではZ=0.5 の組成のサイアロ
ン粉を用い、小量のバインダーを添加した後メタノール
中で湿式混し、スプレードライ法により造粒した。次い
で、冷却静水圧のプレス法で外径210mm,内径145
mm,長さ50mmの円筒状成形体を4ケ成形した。焼成温
度は1750℃とし、窒素雰囲気により焼成した。さら
に焼結体は仕上加工して、外径150mm,内径118m
m,長さ40mmとした。尚、外径摺動面の面粗度はRmax
0.8μmとした。また、ロール軸33は比較的耐食性
のあるステンレス系のAISI316 を用い、外径を111.04mm
に仕上げた。緩衝となる中間材34は焼きもどし処理を
した銅板を用い、板厚は3.2mm で平面形状は図4に示
す様にスリット40と突起41を施した。さらに銅製緩
衝板34は図3の様に円筒状のそれぞれのセラミックス
32に対応するロール軸33に巻回した。次いで、ロー
ル軸に円筒状のサイアロン焼結体を挿入し、図3に示す
様に押え板35,ギャップ36,インコネル製バル3
7、及びボルトネジ38でセラミックス2を軸方向に約
600kgfの力で押し付け固定することにより、セラミ
ックス32とロール軸33との間への溶融Znの浸入を
防止した。
【0041】ところで、サイアロンセラミックス,銅,
ステンレス製ロール軸の熱膨脹係数はそれぞれ3.2×
10-8/℃,17×10-6/℃,17×10-8/℃ で
あるので、図3のロール19を溶湯温度450℃の溶融
Zn中に浸漬すると、サイアロンセラミックス32の内
径は118.16mm 、ステンレス製ロール軸33の外径
は111.84mmとなり、そのギャップは3.16mmとな
る。一方、銅製緩衝板からなる中間材34は3.22mm
となるため、ギャップとの差0.06mmは銅製緩衝板3
4の弾塑性変形代となる。弾塑性変形量は、約2%とな
るので、図4に示す様に、少なくとも2%以上の体積に
相当するスリット40等を施しておいた。その結果、使
用温度では緩衝材34は弾塑性変形を受けロール軸33
とセラミックス32とは密着したものとなり、嵌合によ
るセラミックス32の割れは全く生じなかった。これ
は、緩衝材34は使用温度状態でもギャップ内に変形で
きる空間が存在するためと思われる。円筒体のセラミッ
クス32とロール軸33との間の緩衝板34が銅製の場
合、Znと漏れ易く、そのギャップ内に侵入し、空間を
埋めてしまうとセラミックス32の割れが生じる心配が
あるので、端部にはZnの浸入を防ぐ材料の緩衝材とす
るのがよい。ステンレス鋼線を用いるのがよい。
【0042】図5はステンレス製軸受20の内周面に固
体潤滑性、及び溶融Znに対する耐食性に優れたSiC
−C複合セラミックス51を装着した断面図である。S
iC−C複合セラミックスは、平均粒径3μmのSiC
粉末100重量部に平均粒径10μmの黒鉛粉末を25
重量部加え、小量のバインダーとメタノール中で湿式混
練し乾燥後、ライカイキ処理により造粒した。次いで、
メカプレスで厚さ30mm,外径100mm以上の円板状に
圧粉成形した後真空中、2100℃でホツトプレス法に
より焼結させた。さらに焼結体を研削,切断,研摩し、
台形状のブロックに仕上加工した。また、ステンレス鋼
製軸受29に、SiC−C複合セラミックス51が内周
面に装着できる様に蟻溝55、及びネジ穴を加工した。
すなわち、図5に示す様にSiC−C複合セラミックス
51を蟻溝内55に載置し、裏面から、カーボンシート
52を介して、ステンレス製押え板53と、ステンレス
製ネジ54で押し付け固定した。
【0043】上記構造によるロールとロール軸受を用
い、実際に溶融Zn浴中で摺動テストを行った。Zn浴
温度は、450〜480℃、ロール軸受の押し付け力は
1300kgfとした。
【0044】その結果、図6に示す様に10日間の連続
回転摺動の後もその摩耗は1mm以下でほとんど摩耗が生
せず、従来のロール軸受の1/20以下にすることがで
きた。従来ロール軸受は比較のために本実施例に示した
構造とは異なる円筒軸受とロール軸との回転摺動実験を
行ったもので、ロール軸サイズは直径150mm,長さ1
60mmである。従って、約30日での摩耗も大きな変化
がなくすぐれた寿命を有することが確認された。
【0045】(実施例2)ロール軸直径50mmで、摺動
部長さ70mmの小型ロール軸受についても実施例1同様
の摺動テストを行った。ロール軸外周及び軸受内周に装
着するセラミックスは、実施例1と同材質とした。又、
軸受構造は、実施例1と同様としたが、ロール軸につい
ては、小型であるため、図3に示した分割したものを一
つにした一体の円筒状とした。
【0046】尚、中間材として銅製緩衝材を用いた嵌合
法は、実施例1と同様とした。この緩衝材は幅広のもの
を1ケ用いロール軸に巻回した。
【0047】摺動テストの結果は、実施例1の場合と同
様の結果が得られ、また嵌合においてもセラミックスの
割れ等もなく、良好な結果が得られた。
【0048】(実施例3)実施例1で得られたロール及
びロール軸受を有するシンクロールを680℃の溶融ア
ルミニウム中で連続メッキ作業に使用した結果、従来の
鋼製ロール軸受の摩耗深さは4日間で15mm程度であっ
たのに対し、本発明のロール軸受では約0.3mm であり
摩耗は従来品の30分の1と少ない。更に本発明のロー
ル軸受を交換することなしに12日間使用したが摩耗深
さは1mm以下であり、その効果が確認できた。
【0049】更に本発明のもうひとつの効果を確認する
ために12日間使用したのち、ロール軸受を取り出し、
セラミックを8分の1周円周方向に回転移動させて使用
することを試みたが特に異常摩耗は見られず、12日間
使用した後の摩耗量は初回の使用と同様に摩耗深さは1
mm以下であった。このようにして使用すれば同一摩耗状
態で1つのセラミックで8回繰返し使用が可能であり、
その時点でセラミックの摺動面を研削すれば引続き使用
でき、高価なセラミックスを有効に使えることがわかっ
た。
【0050】従来、溶融亜鉛メッキとアルミニウムとは
シンクロールの消耗がはげしいため同じ装置を用いて約
1週間に一度交互に使用していたが、本実施例では個々
の装置で行うこともできるし、さらにロールの消耗がき
わめて小さいので、交換時期を従来より長くした20日
以上又は1ケ月毎に交換して行うことができる。前述の
ルーパー23をなくすこともできる。
【0051】(実施例4)実施例1では本発明の手法を
シンクロールに適用した場合について述べたが、次いで
本発明の方法を連続溶融金属メッキ浴中で使用されるサ
ポートロールに適用した結果について述べる。
【0052】セラミックスの材質や製法は実施例3と全
く同様である。テスト条件としては460℃の溶融亜鉛
メッキ浴中でルーチン作業を行い、12日間使用後にロ
ール及び軸受を抽出してセラミック摺動部の摩耗を測定
したが0.3mm 以下であり、本発明の方法の効果が確認
できた。
【0053】(実施例5)実施例1と同様にシンクロー
ル及び軸受として、前者にはサイアロン焼結体からなり
スリーブ及び後者にはSiC−黒鉛焼結体を用いた。本
実施例は実施例1と異なるのはロール軸の軸部に直径1
mm純銅ワイヤをほぼ互いに接触する程度にセラミックス
焼結体が存在する全体に巻回した後にセラミックススリ
ーブを挿入した。
【0054】このときのセラミックスとロール軸外径と
の差のギャップと銅ワイヤとは部分的に線接触している
が、450℃の溶融亜鉛メッキ浴中では銅ワイヤは塑性
変形と弾性変形を生じ、面での接触が得られ、セラミッ
クスは割れが生せずに強固な嵌合が得られることが確認
された。
【0055】(実施例6)WC,TiC,TaC,Mo
2C 又はVCを含むCo,Ni焼結体からなる超硬合
金,高速度工具鋼としてJIS規格のSKH9材からな
るスリーブをロール芯材としてC0.3 〜1重量%を含
有する鍛鋼からなる胴部に焼ばめ又は冷ばめによって一
体とした圧延ロールを製造した。スリーブと芯材との間
には中間材としてTi線をほぼ全面に巻回して行った。
その結果、ロールとして割れのない強固な嵌合が得られ
ることが確認された。
【0056】これらのロールは熱間又は冷間圧延用ワー
クロールとして使用できるものである。尚、中間材とし
て使用温度に応じて使用温度で強度低下しないような材
料を選ぶことができる。
【0057】従って、冷間圧延用ロールでは比較的融点
の低い材料Au,Ag,Al及びCu系材、熱間用とし
てはTa,Ti,Pd,ステンレス鋼が好ましい。これ
らの材料は完全に焼鈍された軟いものが用いられる。
【0058】(実施例7)2種の径が異なるスリーブ同
志の焼ばめ又は冷ばめを行った。これらのスリーブは金
属とセラミックス焼結体、又は金属同志のスリーブで、
一方が前述の超硬合金,高速度鋼などの硬く脆い材料か
らなるものの組合せにおいて、径の小さいものの外周に
用途に応じて各種金属の中間材を介して行った。
【0059】両者の空間は使用温度状態では中間材がで
きるだけ両者に対して面接触率がほぼ100%になるよ
うに両者の熱膨脹係数の差から計算によって求めて決定
される。しかし、使用温度状態では完全に中間材の変形
に対し空間がないと強度の弱いものの方で破壊するの
で、若干変形できるように設ける。
【0060】このようにして嵌合したものは破壊するこ
となく強固な嵌合が得られることが確認された。このよ
うな円筒状のものは、内側をセラミックスにしたものは
溶解装置,ダイカスト用のストークス,プランジャスリ
ーブ,金属同志のものは各種シリンダ,特殊パイプとし
て使用される。
【0061】(実施例8)実施例1と同様にAISI316 製
ロール軸33の外径122.18mmに、外径2.98mm,内
径2mmのAISI316 製パイプを6mmピッチで巻回しパイプ
の両端をロール軸にスポット溶接によって固定した。こ
のときのパイプ巻回されたロール軸の外径は128.1
8mmとなり、これに内径128.7mm,外径150mmの
サイアロンスリーブを装入した。この場合、460℃の
溶融亜鉛浴中ではAISI316 製パイプの弾塑性変形代は1
00μmで、このとき発生する圧力は0.5kgf/mm2
あった。従ってサイアロンスリーブの許容圧力Pmax=
5kgf/mm2の1/6で割れ等には問題ない値である。
【0062】このロール軸について実施例1と同様に回
転摺動試験を行ったが、サイアロンスリーブの摩耗量は
実施例1と同程度であった。また、AISI316 製パイプが
使用温度で高い弾性を有することから特に安定した嵌合
が得られることがわかった。 (実施例9)実施例1と同様にAISI316 製ロール軸33
の外径111.5mm に、厚さ2mm,内径111.5mm よ
り若干小さい同じくAISI316 製外表面に先端角60゜,
高さ1mmの角型突起を6mmピツチで円周方向に形成し、
実施例1と同じく外径150mm,内径116mmのサイア
ロンスリーブを嵌合させた。このときの460℃での焼
嵌め代は約50μmで、発生する圧力を1kgf/mm2
なるようにした。従って、セラミックスの許容応力がP
maxの3kgf/mm2の3分の1であり、問題ない値であ
る。
【0063】このロール軸について実施例1と同様に回
転摺動試験を行ったが、軸の摩耗量は実施例1と同様で
あった。尚、本実施例では緩衝材として溶融Znに対し
若干の耐食性を有する金属を有するので、軸部での損傷
は実施例1に比べ優れていた。高温での嵌合強度は高い
ものであった。
【0064】(実施例10)実施例8にて得たAISI316
製ロール軸をシンクロール及びサポートロールのいずれ
にも使用し、実施例1に記載の溶融亜鉛メッキ装置に装
着し、0.8mm 厚さの鋼帯を90m/分で走行させなが
ら厚さ100g/m2 のZnメッキ層を鋼帯の両面に形
成させ、連続で10日間運転を行った。この間の鋼帯の
走行方向のテンションをほぼ一定とし、更にワイピング
ノズル21からのガス吹き付けをほぼ一定として運転で
き、溶融Znを被着させた後の鋼帯の振動も極わずかな
ものであった。溶融Znメッキ後の鋼帯は約5m直上に
走行させ冷却するので、ロール軸のわずかな振動が鋼帯
への振動につながるが、本実施例では鋼帯の振動が運転
中わずかであった。
【0065】(実施例11)実施例10の製造のうちZ
nメッキ厚さを40g/m2 又は30g/m2 とし、1
週間連続で鋼帯を製造した。本実施例においてもロール
軸の摩耗はほとんど生ぜず、鋼帯の振動も少ないことか
らほぼ厚さが一様なZnメッキ鋼帯を得ることができ
た。このときの鋼帯のテンション及びガス吹き付け条件
の変動は極わずかなものであった。約10%以内であっ
た。
【0066】(実施例12)実施例1で形成した4分割
したセラミックス32を分割せずに平均粒径50μm以
下の黒鉛粉末と直径150μm以下のカーボン繊維30
重量%との焼結体を製造した。この焼結体はロール軸3
3の外径とほぼ同じ112mmの内径で厚さ15mmであ
る。この焼結体をロール軸に挿入し、焼結体の端部に切
込みを設け、ロール軸に切込み部に挿入する突起を設け
た当板によってロール軸ネジ止めして固定した。この固
定によってセラミックス32の回転が阻止される。
【0067】軸受は実施例1と同じものを用い、同様に
10日間溶融Znメッキを行った。その結果は実施例1
とほぼ同様にほとんど摩耗が生ぜず、きわめて寿命の長
いものが得られ、振動も非常にわずかであった。
【0068】(実施例13)実施例1のAISI316 製ロー
ル軸にサイアロンスリーブの代りに同じ寸法の黒鉛スリ
ーブを用い、実施例8に記載の方法によって嵌合させ
た。これを実施例1に記載の方法と同様にして厚さ約2
0μm,20日間連続で溶融Znメッキを行った。その
結果、ロール軸と軸受の摩耗はきわめて少なく、その期
間中きわめて良好な厚さのバラツキの小さいZnメッキ
が得られることが分った。
【0069】
【発明の効果】本発明によると、溶融金属メッキ浴中で
の摺動部の摩擦係数を低減し、潤滑性が向上した連続溶
融金属メッキ装置,連続溶融金属メッキ装置用軸受、及
び連続溶融金属メッキ装置用ロールを得ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続溶融亜鉛メッキ装置の構成図
を示す。
【図2】亜鉛メッキ槽の断面図を示す。
【図3】シンクロールの断面図を示す。
【図4】応力緩衝する中間材を示す。
【図5】軸受の断面図を示す。
【図6】摺動試験による摩耗量と摺動日数との関係を示
す線図を示す。
【符号の説明】
3…焼鈍炉、4…表面調整装置、5…ブライドロール装
置、6…スキンパスミル、7…テンションレベラー、8
…化成処理装置、10…溶融金属メッキ装置、12…鋼
帯、19…シンクロール、24…シンクロール装置、2
5…サポートロール装置、26…溶融金属、32…セラ
ミックス、33…ロール軸、34…中間材、40…スリ
ット、51…複合材、52…カーボンシート、53…押
え板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 師夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 大越 斉 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 中山 義孝 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 平1−111787(JP,A) 特開 昭63−242982(JP,A) 特開 昭63−167124(JP,A) 実開 昭63−73349(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属溶湯中で軸受に支持されて回転するロ
    ールを備えた連続溶融金属メッキ装置において、前記ロ
    ールの軸及び軸受の摺動部の少なくとも一方を固体潤滑
    性が優れたカーボン繊維を含有するセラミックス焼結体
    とすることを特徴とする連続溶融金属メッキ装置。
  2. 【請求項2】金属溶湯中で軸受に支持されて回転するロ
    ールを備えた連続溶融金属メッキ装置において、前記ロ
    ールの軸及び軸受の摺動部の一方をサイアロンとし、他
    方をSiC−C複合材であるセラミックス焼結体とする
    ことを特徴とする連続溶融金属メッキ装置。
  3. 【請求項3】金属溶湯中で軸受に支持されて回転するロ
    ールを備えた連続溶融金属メッキ装置において、前記ロ
    ールの軸及び軸受の摺動部の少なくとも一方を固体潤
    滑性が優れたカーボン繊維を1〜50体積%分散含有す
    るセラミックス焼結体とすることを特徴とする連続溶融
    金属メッキ装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の連続溶融金属メッキ装置
    において、前記SiC−C複合材を、平均粒径が50μ
    m以下の黒鉛粉末とすることを特徴とする連続溶融金属
    メッキ装置。
  5. 【請求項5】金属溶湯中で回転するロールを備えた連続
    溶融金属メッキ装置用軸受において、前記ロールの軸受
    の摺動部を固体潤滑性が優れたカーボン繊維を含有する
    セラミックス焼結体とすることを特徴とする連続溶融金
    属メッキ装置用軸受。
  6. 【請求項6】 金属溶湯中で軸受に支持され、回転する連
    続溶融金属メッキ装置用ロールにおいて、前記ロールの
    軸摺動部を固体潤滑性が優れたカーボン繊維を含有する
    セラミックス焼結体とすることを特徴とする連続溶融金
    属メッキ装置用ロール。
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