JPH06313432A - 摺動構造物とそれを用いた連続溶融金属メッキ装置 - Google Patents

摺動構造物とそれを用いた連続溶融金属メッキ装置

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JPH06313432A
JPH06313432A JP5123257A JP12325793A JPH06313432A JP H06313432 A JPH06313432 A JP H06313432A JP 5123257 A JP5123257 A JP 5123257A JP 12325793 A JP12325793 A JP 12325793A JP H06313432 A JPH06313432 A JP H06313432A
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JP
Japan
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bearing
sintered body
molten metal
sliding
roll
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JP5123257A
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English (en)
Inventor
Norihiko Okochi
敬彦 大河内
Tamito Kawahigashi
民人 川東
Masatoshi Seki
正俊 関
Hitoshi Ogoshi
斉 大越
Yoshitaka Nakayama
義孝 中山
Junji Sakai
淳次 酒井
Satoru Ogiwara
覚 荻原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐食性及び耐摩耗性を高め長寿命化を図ると
ともに、摺動部の摩擦係数を低減して円滑な回転が行え
る軸と軸受との摺動構造物と、それを回転ロールに用い
た連続溶融金属メッキ装置を提供する。 【構成】 軸1と軸受2とで構成される摺動構造物にお
いて、前記軸1の摺動部の全周がセラミックス焼結体9
よりなり、軸受2摺動面が、固体潤滑性材料を分散含有
するセラミックス焼結体20を、炭素繊維強化黒鉛部材
19中に組込んだ構成であり、また、該摺動構造物を金
属溶湯中で軸受に支持されて回転するロールの軸と軸受
摺動面に適用した連続溶融金属メッキ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摺動構造物とそれを用
いた連続溶融金属メッキ装置に係り、特に溶融金属によ
る腐食、ロール軸からの荷重による摩耗に対して優れた
特性を有した摺動構造物と連続溶融金属メッキ浴用ロー
ル軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続溶融金属メッキ浴用ロール軸
受としては耐食性に優れたステンレス鋼、高クロム鋼、
超硬などが、肉盛溶接やスリーブの形で用いられてき
た。しかし、これらの材料も例えば亜鉛メッキ浴中では
1週間程度で摩耗損傷し、ロール軸と軸受の間にガタが
生じ、ロールや、メッキ装置が振動して、メッキ特性を
著しく下げるといった問題があった。その原因として
は、ステンレス鋼、高クロム鋼、超硬等の比較的耐食性
に優れた金属でも、溶融金属による腐食を皆無にするこ
とは難しく、その為、ロール軸受摺動時には摩擦と同時
に、溶融金属による腐食摩耗が生じ、摩耗量を増大させ
ていることがわかった。特に腐食がある程度進行する
と、ロール軸及び軸受摺動面に腐食ピットが生じ、摩擦
摩耗を加速することもわかった。
【0003】したがって、ロール軸受において摩耗量を
下げる為には、溶融金属に対する耐食性に優れた材料を
選定する必要がある。その点セラミックスの中には溶融
金属にほとんど腐食を受けないものがあり、その様なセ
ラミックスは溶融金属メッキ浴用ロール軸受として最適
材料と言える。ところで、本発明者らは連続溶融金属メ
ッキ用ロール軸受にセラミックスと炭素繊維強化黒鉛と
の組み合せを利用したものとして、先に特開平3−17
7552号公報がある。この発明では、ロール軸外周に
金属緩衝材を介してセラミックス焼結体を嵌合させると
ともに、軸受部分の内周面に炭素繊維強化黒鉛を設けた
構造が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公知技術は、セラ
ミックスと炭素繊維強化黒鉛と組み合せにおいて、連続
溶融金属メッキ浴中での実際の運転中の問題が配慮され
ていない。つまり、連続溶融金属メッキ浴中では、スト
リップ他から溶出する鉄と溶融金属との反応によって生
じるFe−Zn、Fe−Al等の金属間化合物が、軸受
材である炭素繊維強化黒鉛の摩耗を促進させ、さらに軸
受摺動部の摩擦係数を増大させるという全く新しい問題
が生じることが判明した。
【0005】本発明の目的は、セラミックスと炭素繊維
強化黒鉛との組み合せにおいて、耐食性及び耐摩耗性を
高め長寿命化を図るとともに、摺動部の摩擦係数を低減
して円滑な回転が行える軸と軸受との摺動構造物とそれ
に用いられる軸受・摺動部材、及びそれを用いて、ロー
ル回転によりロール回転振れの少い連続溶融金属メッキ
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、軸と軸受とで構成される摺動構造物に
おいて、前記軸の摺動部の全周がセラミックス焼結体よ
りなり、軸受摺動面が、固体潤滑性材料を分散含有する
セラミックス焼結体を、炭素繊維強化黒鉛部材中に組込
んだ構成としたものである。
【0007】上記他の目的を達成するために、本発明で
は金属溶湯中で軸受に支持されて回転するロールを備え
た溶融金属メッキ装置において、前記ロールの軸摺動部
の全周がセラミックス焼結体よりなり、軸受摺動面が、
固体潤滑性材料を分散含有するセラミックス焼結体を、
炭素繊維強化黒鉛部材中に組込んだ構成としたものであ
る。
【0008】また、本発明では、金属溶湯中で軸受に支
持されて回転するシンクロール及びサポートロールを備
えた溶融金属メッキ装置において、前記シンクロール及
びサポートロールの少なくとも一方のロールの軸摺動部
の全周がセラミックス焼結体よりなり、軸受摺動面が、
固体潤滑性材料を分散含有するセラミックス焼結体を、
炭素繊維強化黒鉛部材中に組込んだ構成としたものであ
る。
【0009】更に、本発明では、金属溶湯中で軸受に支
持されて回転するシンクロール及びサポートロールを備
えた溶融金属メッキ装置において、前記サポートロール
のロールの軸摺動部の全周がセラミックス焼結体よりな
り、軸受摺動面が固体潤滑性材料を分散含有するセラミ
ックス焼結体を、炭素繊維強化黒鉛部材中に組込んで構
成され、前記サポートロールが外部駆動無く回転するこ
ととしたものである。
【0010】上記本発明において、セラミックス焼結体
としては、サイアロン、窒化ケイ素、炭化ケイ素、アル
ミナ、窒化アルミニウム、ジルコニア、窒化ボロン等を
用いることができる。また、固体潤滑性材料としては、
黒鉛、窒化ボロン、硫化モリブデン等を用いることがで
きる。
【0011】
【作用】ロール軸摺動部にセラミックスを用い、軸受摺
動面に炭素繊維強化黒鉛を用いた摺動構造物を使用する
ことにより、溶融金属中で腐食摩耗を防止することがで
きる。また、炭素繊維強化黒鉛は固体潤滑性に優れかつ
機械的強度も有するので、セラミックスとの摺動におい
て摩擦係数が0.1以下と著しく小さく、また限界面圧
も50kgf/cm2 以上と著しく増加させることができる。
【0012】しかし、溶融金属メッキ浴中においては、
鋼帯等から溶出するFeと溶融金属との反応によりFe
−Zn、Fe−Alといった非常に硬い金属間化合物が
発生する。それら金属間化合物が摺動面に巻込まれる
と、比較的軟質の炭素繊維強化黒鉛は土砂摩耗現象によ
り摩耗が増すばかりでなく、硬質金属間化合物がロール
軸のセラミックス摺動表面に凝集付着して表面粗度を著
しく粗くさせるため、アブレージョン摩耗が増大し、そ
れに伴い摩擦係数も大きくなる。
【0013】本発明は、上記問題を解決するために、軸
受摺動面に前記炭素繊維強化黒鉛以外に、さらに固体潤
滑性材料を分散含有するセラミックス焼結体を部分的に
配置した。前記ロール軸摺動部に用いるセラミックスと
しては、サイアロンが最も好ましいが、他にSiC、S
3 4 、Al2 3 、ZrO2 、AlN、BNなども
適用できる。前記固体潤滑性材料を含有するセラミック
スとしては、黒鉛粉末カーボン繊維、BN粉末、MoS
2 粉末等の固体潤滑性に優れた材料を、その焼結体中に
1〜70重量%分散含有するセラミックスであること、
特に平均粒径100μm以下の黒鉛粉末を15〜70重
量部その焼結体中に分散含有するSiCセラミックスが
最も好ましいが、同様に、BN粉末とSi3 4 の組み
合せのものも好ましい。
【0014】このように、前記固体潤滑性材料を分散含
有するセラミックスは、硬度の高いSiC、Si3 4
セラミックスでマトリックスが形成されているため、浴
中のFe−Zn、Fe−Al等の金属間化合物での土砂
摩耗的な摩耗が防止できるばかりでなく、ロール軸のセ
ラミックス摺動面に凝着付着した金属間化合物を研磨作
用により除去することができ、ロール軸摺動面の面荒れ
による摩耗も防止することができる。さらに特筆すべき
点は、前記固体潤滑性材料を分散含有するセラミックス
は固体潤滑性を有するため、摩擦係数を上げることなく
耐摩耗性を向上させることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 図1は溶融亜鉛メッキ装置を示した断面図である。図1
において、スナウト6を経て供給されるストリップ7は
メッキ浴5の中でシンクロール1により方向を変えられ
サポートロール3によりストリップの変形、振動を防止
する。ストリップ7は20〜200m/分のスピードで
高速走行される。
【0016】更に、メッキ浴5から引き出されたストリ
ップ7はストリップの両側に設けられたガスワイピング
ノズル8より高速ガスが吹き付けられ、そのガス圧力、
吹き付け角度の調整によって付着メッキ厚さが調整され
る。上記シンクロール1及びサポートロール3はそれぞ
れすべり軸受2及び4で回転する構造となっている。
【0017】図2は、本発明によるシンクロール1のす
べり軸受部のロール軸の断面を示した拡大図である。図
2において、ロール金属軸16に装置した円筒状セラミ
ックス9は、溶融金属に対して優れた耐食性を示し、高
強度高硬度特性を有するサイアロンセラミックスを選定
した。サイアロンセラミックスの化学式はSi6-z Al
z Z 8-Zで表わされ、zは0〜4.2の間で任意の
ものが可能であり、βサイアロンと呼ばれるものであ
る。本実施例ではz=0.5の組成のサイアロン粉末を
用い、小量のバインダを添加した後メタノール中で湿式
混練し、スプレードライ法により造粒した。次いで冷間
静水圧プレス法で円筒状の圧粉成形体を成形した。脱脂
処理した後、1750℃、窒素雰囲気中で焼成しサイア
ロン焼結体を得た。加工はダイヤモンド砥石を用い外径
165mm,長さ150mmに加工した。
【0018】また、ロール金属軸16は比較的耐食性の
あるステンレス鋼を用いた。ロール金属軸と円筒状サイ
アロン9の熱膨張差によって引き起こされる円筒状サイ
アロンの割れを防止するため、SUS316製ステンレ
スパイプを緩衝材10として、ロール金属軸に巻回し
た。次いで、ロール金属軸に円筒状サイアロンを挿入
し、SUS316L製押え部材12をインコネル750
製バネ11とSUS316L製ボルト17を用いてサイ
アロン端面に押付け固定した。さらに図のようにSUS
316L製スラストキャップ13を溶接固定して、緩衝
材10への溶融亜鉛の侵入を防止した。シンクロール1
の胴部14は円筒状で、軸16に溶接で一体にされる。
【0019】図3は軸受の断面拡大図であり、図4は図
3内周面の正面図である。図3において、SUS316
L製の金属ベース21の内周面に炭素繊維強化黒鉛部材
19を装着し、さらに台形状の黒鉛粉末分散含有炭化ケ
イ素セラミックス焼結体20を図のように装着したもの
である。内周摺動面は図のように半円形状に加工した。
炭素繊維強化黒鉛部材19は、互いに内周面で接触する
ように金属ベース21に押込まれて固定され、直径1〜
10μmの炭素長繊維を50体積%含有する黒鉛焼結体
である。押え金属板23は炭素繊維強化黒鉛部材19を
内周面側にボルト22によって押込み固定するものであ
る。
【0020】また、黒鉛分散含有炭化ケイ素セラミック
ス焼結体は平均粒径30μmの黒鉛粉末を25重量%分
散含有する炭化ケイ素焼結体で、真空中2100℃でホ
ットプレス法により焼結した。さらに、直径3〜10m
m,長さ5〜20mmの範囲のものの特定の寸法のものを
円柱状に加工したのち、前記炭素繊維強化黒鉛19に埋
込装着した。装着方法としては、単に押込み挿入しても
良いが、好ましくは、炭素繊維強化黒鉛の未黒鉛化物中
に埋込み、黒鉛化処理することにより一体化するのが良
い。炭化ケイ素セラミックス焼結体20は図の4のよう
に2列に配置され、両者の配置は互いに同一円周線上で
重ならないようになっている。
【0021】図5は、上記構造によるロール軸と軸受と
の組図である。これを用いて、実際に亜鉛浴中で摺動テ
ストを行った。亜鉛浴温度は450〜480℃、ロール
軸の押付け荷重は500〜2500kgf 、回転数30〜
150m-1の条件で軸受の摩耗速度は0.2mm/日以下
で、従来の1/10以下であった。また、ロール軸のサ
イアロンの摩耗はほとんど無く、Fe−Zn等の金属間
化合物の凝着付着の無い清浄で滑らかな摺動表面であっ
た。さらに摺動時の摩擦係数も0.05以下で、従来の
1/3以下であった。
【0022】実施例2 図6は、本発明によるサポートロール用の小型軸受を示
したものである。軸受材質、基本構造は実施例1と同様
とした。つまり、炭素繊維強化黒鉛25は図面上右側で
4ケ、左側1ケの軸受摺動部を構成し、さらに直径5m
m、長さ10mmの円柱状黒鉛分散含有炭化ケイ素セラミ
ックス26を各5ケと4ケを図のように押え板29を介
してボルト28の押込みによって装着した。装着位置
は、ロール軸押付荷重方向に対し前後2列配置し、同一
円周線上で回転方向で互いに重ならないようにした。な
お、炭素繊維黒鉛25は軸方向に対して1列に配置した
ものである。断面の図示されていない部分の固定は図示
された断面と同じやり方である。左側の炭素繊維黒鉛2
5は内周面を平坦なものとした。図7はロール軸と軸受
の組図である。ロール軸についても材質、基本構造は実
施例1と同様とした。ロール軸の摺動部に用いた円筒状
サイアロン31の外径は80mmとした。円筒状サイアロ
ン31は316ステンレス鋼パイプを所定間隔で巻回し
て実施例1と同様に固定した。
【0023】実際の連続溶融金属メッキ装置を用いて摺
動テストを行った。従来では、外部駆動によりサポート
ロールを回転させていたが、本発明による図6の軸受を
用いた結果、外部駆動無しで円滑なサポートロールの回
転が得られた。その結果、ストリップ7の振動が著しく
低減でき、メッキ厚のバラツキを従来の1/2以下にす
ることができた。また、連続10日間の運転を行った
が、軸受摩耗量はほとんど無かった。さらに、サポート
ロールの回転振れ等によるゼブラマーク(しま模様)な
ども防止することができた。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、耐食性、耐摩耗性に優
れたセラミックスをロール軸摺動部に用い、軸受を炭素
繊維強化黒鉛部材と固体潤滑性材料を分散含有するセラ
ミックスとから構成することにより、溶融金属メッキ浴
中での軸受摩耗が少く長寿命を示し、従来の金属製軸受
の5倍以上の長時間運転が可能となり、軸受の組換頻度
の減少、生産性の向上の効果がある。さらに、特にサポ
ートロールの非駆動運転が可能となり、ロールの回転振
れが著しく小さくなるので、メッキ付着量のバラツキ、
メッキ模様を防止することができ、品質の向上及び不良
の低減などに効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いる溶融亜鉛メッキ装置の断面図。
【図2】図1のシンクロール軸部の断面拡大図。
【図3】図1のシンクロール軸部の側面拡大図。
【図4】図3の内周面の正面図。
【図5】図1のシンクロール軸と軸受の組合せ拡大図。
【図6】図1のサポートロール軸と軸受の側面拡大図。
【図7】図1のサポートロール軸と軸受の組合せ拡大
図。
【符号の説明】
1…シンクロール、2…シンクロールすべり軸受、3…
サポートロール、4…サポートロールすべり軸受、5…
メッキ浴、6…スナウト、7…ストリップ、8…ガスワ
イピングノズル、9…円筒状セラミックス、10…緩衝
材、16…ロール金属軸、19…炭素繊維強化黒鉛、2
0…黒鉛分散含有炭化ケイ素セラミックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大越 斉 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 中山 義孝 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 酒井 淳次 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 荻原 覚 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と軸受とで構成される摺動構造物にお
    いて、前記軸の摺動部の全周がセラミックス焼結体より
    なり、軸受摺動面は、固体潤滑性材料を分散含有するセ
    ラミックス焼結体を、炭素繊維強化黒鉛部材中に組込ん
    で構成されることを特徴とする摺動構造物。
  2. 【請求項2】 金属溶湯中で軸受に支持されて回転する
    ロールを備えた溶融金属メッキ装置において、前記ロー
    ルの軸摺動部の全周がセラミックス焼結体よりなり、軸
    受摺動面は、固体潤滑性材料を分散含有するセラミック
    ス焼結体を、炭素繊維強化黒鉛部材中に組込んで構成さ
    れることを特徴とする連続溶融金属メッキ装置。
  3. 【請求項3】 金属溶湯中で軸受に支持されて回転する
    シンクロール及びサポートロールを備えた溶融金属メッ
    キ装置において、前記シンクロール及びサポートロール
    の少なくとも一方のロールの軸摺動部の全周がセラミッ
    クス焼結体よりなり、軸受摺動面は、固体潤滑性材料を
    分散含有するセラミックス焼結体を、炭素繊維強化黒鉛
    部材中に組込んで構成されることを特徴とする連続溶融
    金属メッキ装置。
  4. 【請求項4】 金属溶湯中で軸受に支持されて回転する
    シンクロール及びサポートロールを備えた溶融金属メッ
    キ装置において、前記サポートロールのロールの軸摺動
    部の全周がセラミックス焼結体よりなり、軸受摺動面
    は、固体潤滑性材料を分散含有するセラミックス焼結体
    を、炭素繊維強化黒鉛部材中に組込んで構成され、前記
    サポートロールが外部駆動無く回転することを特徴とす
    る連続溶融金属メッキ装置。
  5. 【請求項5】 前記セラミックス焼結体が、サイアロ
    ン、窒化ケイ素、炭化ケイ素、アルミナ、窒化アルミニ
    ウム、ジルコニア、窒化ボロンのいずれかであることを
    特徴とする請求項2〜4記載の連続溶融金属メッキ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記固体潤滑性材料が、黒鉛、窒化ボロ
    ン、硫化モリブデンであることを特徴とする請求項2〜
    4記載の連続溶融金属メッキ装置。
  7. 【請求項7】 摺動面がセラミックス焼結体を埋込んだ
    黒鉛部材からなることを特徴とする軸受。
  8. 【請求項8】 黒鉛部材にセラミックス焼結体が埋込ま
    れていることを特徴とする摺動部材。
  9. 【請求項9】 摺動面がセラミックス焼結体を埋込んだ
    炭素繊維強化黒鉛部材からなることを特徴とする軸受。
  10. 【請求項10】 炭素繊維強化黒鉛部材にセラミックス
    焼結体が埋込まれていることを特徴とする摺動部材。
  11. 【請求項11】 固体潤滑剤を分散したセラミックス焼
    結体が埋込まれた黒鉛部材によって摺動面が構成されて
    いることを特徴とする軸受。
  12. 【請求項12】 黒鉛部材に固体潤滑剤が分散されたセ
    ラミックス焼結体が埋込まれていることを特徴とする摺
    動部材。
  13. 【請求項13】 摺動面に複数個の固体潤滑性部材が配
    置されている軸受において、前記固体潤滑性部材は個々
    に摺動面に対して押圧され、互いに力を受けて接触して
    ベース金属部材に嵌合固着されていることを特徴とする
    軸受。
  14. 【請求項14】 金属溶湯中で軸受に支持されて回転す
    るロールを備えた溶融金属メッキ装置において、前記軸
    受は摺動面に複数個の固体潤滑性部材が配置され、該固
    体潤滑性部材は個々に摺動面に対して押圧され、互いに
    力を受けて接触してベース金属部材に嵌合固着されてい
    ることを特徴とする溶融金属メッキ装置。
JP5123257A 1993-04-28 1993-04-28 摺動構造物とそれを用いた連続溶融金属メッキ装置 Pending JPH06313432A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1197572A1 (en) * 2000-03-14 2002-04-17 Kawasaki Steel Corporation Slide bearing device for roll immersed in continuous molten metal plating bath
KR100504097B1 (ko) * 2000-12-26 2005-07-27 주식회사 포스코 용융금속 도금설비용 저널베어링
JPWO2019176586A1 (ja) * 2018-03-16 2020-10-22 株式会社シンク・ラボラトリー シリンダ体メッキ装置用集電部材及びメッキ装置

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