JP2007145296A - 自転車用変速操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速操作部において、厚みを厚くすることなく多段解除できるようにする。
【解決手段】リア変速操作部16の駆動機構39は、支持軸31と離反した位置で装着部30に移動自在に装着され、解除レバー35の第1方向への1回の移動により位置決め爪56と係合して位置決め爪を第1係合位置から第1解放位置に移動させ、かつ回動防止爪57の所定範囲内の移動により位置決め爪56との係合を解除して位置決め爪が第1係合位置に移動可能になるように並べて配置された複数の動作部71a〜71cを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、変速操作装置、特に、自転車に装着可能な自転車用変速操作装置に関する。
自転車、特に、スポーツ用の自転車には、変速装置が設けられているものが多い。変速装置を操作するために、ハンドルなどの自転車のフレームには、レバーや押しボタンなどの形態の操作部材を有する変速操作装置が設けられている。変速操作装置は、通常ボーデン型の変速ケーブルを介して変速装置と連結されており、操作部材を操作すると変速ケーブルが引っ張られたり、引張解除されたりして変速装置が変速動作する。
この種の変速操作装置において、操作部材の一回の操作でケーブル解除方向に複数の変速段まとめて変速できる多段解除可能な変速操作装置が従来知られている(たとえば、特許文献1参照)。従来の変速操作装置は、ドロップハンドルを有するロードレーサのブレーキレバーの内部に装着されたものである。変速操作装置は、ブレーキレバーの内部にブレーキ操作方向と食い違う方向に装着された回動軸と、回動軸に回動自在に装着されたケーブル係止体と、ケーブル係止体と一体形成され外周に位置決め歯が形成された位置決め体と、外周に解放歯が形成された解放ホイールと、位置決め歯を位置決めするするとともに、解放歯により解除方向に移動する位置決め爪と位置決め体を回動規制する回動防止爪とを有する位置保持解放機構とを備えている。解放ホイールは、回動軸に位置決め体と隣接して回動自在に装着されている。
この変速操作装置では、解放ホイールを操作部材としての解除レバーの一方向の連続した操作に応じて回転させることにより、位置決め爪及び回動防止爪を有する位置保持・解放機構を連続して動作させることができる。このため、解放レバーを操作開始位置に戻すことなく複数変速段にわたる多段解除を1回の操作で行える。
特開2004−231176号公報
前記従来の構成では、位置決め体と軸方向に並べて回動軸に配置された解放ホイールによって、位置保持・解放機構の解放動作を1回の操作部材の操作で連続して行えるようにしている。このため、変速操作装置の軸方向の長さが解放ホイールを配置する分だけ長くなる。この結果、変速操作装置の厚みが厚くなり、各部材を支持する回動軸の長さが長くなるとともに変速操作装置のカバーが大きくなり重量増を招くおそれがある。
本発明の課題は、自転車用変速操作装置において、装置の厚みを厚くすることなく多段解除できるようにすることにある。
発明1に係る自転車用変速操作装置は、装着部と、軸部材と、ケーブル係止体と、位置保持・解放機構と、操作部材と、を備えている。装着部は、自転車に装着可能なものである。軸部材は、装着部に連結され、第1軸線方向に延びる部材である。ケーブル係止体は、ケーブル引張り方向とケーブル解除方向とに移動可能に第1軸線回りに回動自在に装着されたものである。位置保持・解放機構は、ケーブル係止体と一体回転可能であり外周に複数の位置決め歯を有する位置決め体、位置決め歯に係合する第1係合位置と位置決め歯と係合しない第1解放位置との間を揺動する位置決め爪、及び位置決め爪に対して所定範囲で移動自在であり、位置決め爪が第1係合位置にあるとき位置決め歯から離反する第2解放位置に配置され、位置決め爪が第1解放位置にあるとき位置決め歯に係合する第2係合位置に配置される回動防止爪を有し、ケーブル係止体を複数の保持位置のいずれかひとつに選択的に保持する機構である。操作部材は、装着部に少なくとも第1方向に移動自在に装着された入力部材と、駆動部材と、を有している。駆動部材は、軸部材と離反した位置で装着部に移動自在に装着され、入力部材の少なくとも第1方向への1回の移動により位置決め爪と係合して位置決め爪を第1係合位置から第1解放位置に移動させ、かつ回動防止爪の所定範囲内の移動により位置決め爪との係合を解除して位置決め爪が第1係合位置に移動可能になるように並べて配置された複数の動作部を有する。
この変速操作装置では、入力部材を少なくとも第1方向に操作すると、第1方向の操作に連動して駆動部材が軸部材から離反した位置で移動し、駆動部材の最初の動作部が位置決め爪と係合し位置決め爪を第1係合位置から第1解放位置に向けて揺動させる。この結果、回動防止爪が第2解放位置から第2係合位置まで移動し、第2係合位置に接触するまで位置決め体がケーブル解除方向に回動する。そして位置決め歯が回動防止爪に接触すると回動防止爪が所定範囲移動し、動作部の位置決め爪への係合を解除する。この結果、位置決め爪が第1係合位置に移動して位置決め歯に接触し、位置決め体が一変速段分のケーブル解除方向に回動して瞬時停止する。そして、次の動作部が位置決め爪に係合すると位置決め爪が第1解放位置に再び移動し、位置決め体が回動防止爪に接触するまでさらにケーブル解除方向に回動し、その後に動作部の係合が解除され位置決め爪が位置決め体に接触してさらに一変速段ケーブル解除方向に回動して瞬時停止する。さらに次の動作部が位置決め爪に係合すると同様の動作を繰り返す。これにより、多段解除動作が最大で動作部の数と同じ回数行われる。この多段解除動作を行うための駆動部材は、軸部材と離反した位置で装着部に移動自在に装着されている。ここでは、軸部材から離反した位置にある駆動部材に並べて配置された複数の動作部を位置決め爪に係合することにより、位置決め爪を第1解放位置に揺動させ、回動防止爪の所定範囲内の移動により、駆動部材と位置決め爪との係合を解除して位置決め爪を第1係合位置に揺動させるようにしたので、位置決め体やケーブル係止体が配置される軸部材に多段解除のための構造が配置されない。このため、軸部材の軸方向長さの増加を抑えることができ、装置の厚みを厚くすることなく多段解除できるようになる。
発明2に係る自転車用変速操作装置は、発明1に記載の装置において、複数の動作部は、位置決め爪に係合する係合部と、回動防止爪の所定範囲内の移動により係合部での位置決め爪との係合を解除する係合解除部とをそれぞれ有する。この場合には、位置決め爪と係合する部分と係合解除する部分とが解除部に別々に設けられているので、係合及び係合解除を行いやすい。
発明3に係る自転車用変速操作装置は、発明1又は2に記載の装置において、回動防止爪は第2係合位置にあるとき、位置決め歯により所定範囲内で位置決め爪に対して回動させられる。この場合には、位置決め体の位置決め歯により回動防止爪を所定範囲内で回動させて動作部を位置決め爪から係合解除できるので、位置保持・解放機構の構造が簡素になる。
発明4に係る自転車用変速操作装置は、発明3に記載の装置において、回動防止爪は、所定範囲内の回動時に動作部の係合解除部に接触して駆動部材を位置決め爪から離反する位置に移動させる解除カム部を有する。この場合には、解除カムを設けることにより、回動防止爪を係合解除部に効率的に接触させることができる。
発明5に係る自転車用変速操作装置は、発明1から4のいずれかに記載の装置において、回動防止爪と位置決め爪は第1軸線と平行な第2軸線回りに揺動自在に装着部に装着されている。この場合には、回動防止爪と位置決め爪とが、位置決め体の回動軸線である第1軸線と平行な同じ第2軸線回りに回動するので、構造が簡素なる。
発明6に係る自転車用変速操作装置は、発明1から5のいずれかに記載の装置において、駆動部材は、基端が装着部に第1軸線と平行な第3軸線回りに揺動自在に装着され、入力部材の少なくとも第1方向の移動により揺動する第1部材と、先端に係合部を有し、第1部材の先端に第1軸と平行な第4軸回りに揺動自在に装着された第2部材と、を有する。この場合には、入力部材と動作部との間に第1部材が介在して2つの揺動軸芯が存在するので、入力部材の第1方向の移動に対して動作部を位置決め爪に沿って移動させやすくなり、かつ動作部を位置決め爪に対して接離させて位置決め爪と動作部とを係合・係合解除することも容易である。
発明7に係る自転車用変速操作装置は、発明1から6のいずれかに記載の装置において、駆動部材を動作部が位置決め歯に係合する方向に付勢する第1付勢部材をさらに備える。この場合には、第1付勢部材により動作部が係合方向に付勢されるので、駆動部材を位置決め爪に確実に係合させることができる。
発明8に係る自転車用変速操作装置は、発明1から7のいずれかに記載の装置において、位置決め爪を第1係合位置に向けて付勢する第2付勢部材をさらに備える。この場合には、位置決め爪が第1係合位置に向けて付勢されるので、駆動部材との係合を解除すると位置決め爪が第1係合位置に確実に移動する。
本発明によれば、軸部材から離反した位置にある駆動部材に並べて配置された複数の動作部を位置決め爪に係合することにより、位置決め爪を第1解放位置に揺動させ、回動防止爪の所定範囲内の移動により、駆動部材の位置決め爪との係合を解除して位置決め爪を第1係合位置に揺動させるようにしたので、位置決め体やケーブル係止体が配置される軸部材に多段解除のための構造が配置されない。このため、軸部材の軸方向長さの増加を抑えることができ、装置の厚みを厚くすることなく多段解除できるようになる。
図1において、本発明の一実施形態が搭載された自転車1は、サスペンションフォーク3及びサスペンションフォーク3の上部に固定されたハンドルバー4を有するフレーム2を備えている。フレーム2の中間部には、外装変速装置を構成するフロントディレーラ17が装着され、フレーム2の後端部には、リアディレーラ18が装着されている。フロントディレーラ17は、たとえばフレーム2のシートチューブ2bの下部に配置されており、たとえば3枚のスプロケットを有するフロントギア19aのいずれかのスプロケットにチェーン23を案内する。リアディレーラ18は、フレーム2のチェーンスティ2cの後端部に配置されており、たとえば、9枚のスプロケットを有するリアギア19bのいずれかのスプロケットにチェーン23を案内する。フロントディレーラ17及びリアディレーラ18は、フロント及びリア変速ケーブル25,26を介してフロント及びリア変速操作部(変速操作装置の一例)15,16に連結されている。
フロント及びリア変速操作部15,16は、ハンドルバー4において、ブレーキレバー12,11の内側にブレーキレバー12,11と近接して配置されている。フロント変速操作部15とリア変速操作部16とは、鏡像関係にあるものであり、変速段数を除いて略同様な構成及び動作を行うため、以降の構成及び動作の説明ではリア変速操作部16について説明する。
リア変速操作部16は、図2に示すように、フロントブレーキレバー11の内側でハンドルバー4に装着可能な装着部30を有している。なお、装着部30がフロントブレーキレバー11のブラケットに一体的に固定されていてもよい。装着部30は、バンド29によりハンドルバー4に固定されている。
また、リア変速操作部16は、図3に示すように、装着部30に連結され、第1軸線X1方向に延びる支持軸31と、変速ケーブル26のケーブル引張り方向とケーブル解除方向とに移動可能に第1軸線X1回りに回動自在に装着された巻取体(ケーブル係止体の一例)32と、巻取体32を複数の変速位置に対応した複数の保持位置のいずれかひとつに選択的に保持する位置保持・解放機構34と、ケーブル解除方向の操作を行うための解除レバー35(操作部材の一例)と、ケーブル引張方向の操作を行うための図2に示す巻取レバー38と、を有している。解除レバー35は、ケーブル解除操作を行うためのレバー部材(入力部材の一例)36と、レバー部材36の1回の操作で位置保持・解放機構34を複数変速段にわたり解除動作を行わせる駆動機構(駆動部材の一例)39と、を有している。なお、図3では、本発明に係るリア変速操作部16の主要部を図2と上下を逆にして示している。
装着部30は、図2から図5に示すように、ハンドルバー4に装着可能であり内部に空間を有する、たとえば合成樹脂製のケーシング40(図2)と、ケーシング40の空間内に設けられた取付ブラケット41(図3及び図4)とを主に有している。取付ブラケット41は、金属製の板状部材あり、そこには、支持軸31が回転不能に連結されている。また、取付ブラケット41には、位置保持・解放機構34、解除レバー35、巻取レバー38及び駆動機構39が移動可能に連結されている。これらの構成と取付ブラケット41との詳細な連結構造については、各部の説明とともに説明する。
支持軸31は、図3において、取付ブラケット41のスロット形状の開口41aを貫通する第1軸線X1方向に沿って配置されている。支持軸31の基端(図3上端)には、円形の頭部31aが形成され、中間部には、下端に互いに平行な面取り部31bが形成された回動支持部31cが形成されている。また、下部には雄ねじ部31dが形成され、頭部31aには、雌ねじ部31eが形成されている。この雌ねじ部に図示しないボルトがケーシング40を貫通してねじ込まれて支持軸31は、装着部30に固定されている。支持軸31は、面取り部31bが開口41aに係合して取付ブラケット41に回転不能に連結される。
巻取体32は、たとえば、ポリアセタールなどの合成樹脂製の部材であり、取付ブラケット41の第1面(図3上面)に配置され、ブッシュ52を介して支持軸31の回動支持部31cにケーブル巻取方向とケーブル解除方向とに移動自在(回動自在)に装着されている。巻取体32は、リア変速ケーブル26のインナーケーブル26aの先端に固定されたケーブルニップル26cを係止するインナー係止部32aと、インナーケーブル26aを巻き取るためのケーブル巻取溝32bとを外周面に有している。巻取体32は、たとえば、渦巻きばねの形態のばね部材50によりケーブル解除方向(図3時計回り)に付勢されている。ばね部材50は、一端が巻取体32に係止され他端が取付ブラケット41に係止されている。巻取体32の上面には、位置保持・解放機構34の後述する位置決め体54を連動して回動させるための、たとえば4つの係合突起32cが形成されている。40つの係合突起32cのうち一つは周方向長さが異なる。これにより、位置決め体54と巻取体32との回転位相を間違いなく合わせることができる。
位置保持・解放機構34は、取付ブラケット41の第1面側に配置されている。位置保持・解放機構34は、たとえば9つの位置決め歯62及び8つの送り歯64を有し、巻取体32と連動する位置決め体54と、位置決め歯62に係合する図4に示す第1係合位置と、位置決め歯62と係合しない図8に示す第1解放位置との間を揺動する位置決め爪56を有している。また、位置保持・解放機構34は、位置決め歯62に位置決め爪56と異なる位置で係合する図8に示す第2係合位置と、位置決め歯62と係合しない図4に示す第2解放位置との間を揺動する回転防止爪57と、送り歯64に係合及び離反する送り爪59と、を有している。
位置決め体54は、巻取体32の図3上面に接触して配置されている。位置決め体54は、巻取体32の係合突起32cに係合する係合孔54aを有しており、巻取体32と一体的に回動する。位置決め歯62及び送り歯64は、リアディレーラ18の変速位置に応じた数だけ設けられており、位置決め体54の外周面に径方向に突出して形成されている。位置決め体54は、巻取体32とともに、ばね部材50によりケーブル解除方向(図3時計回り)に付勢されている。位置決め歯62及び送り歯64は、リアディレーラ18の変速位置に応じて設定されたケーブル移動量に基づいて間隔が定められている。
位置決め爪56は、取付ブラケット41を貫通して設けられ第1軸芯X1と平行な第2軸芯X2に沿って配置された第2揺動軸65に各別に揺動自在に装着されている。第2揺動軸65は、取付ブラケット41を貫通して下方に延びている。位置決め爪56は、第1係合位置に配置されるように、たとえば、捩じりコイルばねの形態のばね部材(第2付勢部材の一例)58により図3反時計回りに付勢されている。位置決め爪56は、位置決め歯62の係止面62aに接触して、時計回りに付勢された位置決め体54のケーブル解除方向の回転を阻止するする第1爪部56aと、回動防止爪57の揺動範囲を規制するための1対の規制突起56b,56cと、駆動機構39に係合する係合突起56dとを有している。第1爪部56aは回動中心から位置決め体54に沿って延びた先端に位置決め体54に向かって突出して形成されている。1対の規制突起56b,56cは、第1爪部56aと逆側に間隔を隔てて延びている。規制突起56bは、位置決め爪56が第1係合位置にあるとき、回動防止爪57が第2解放位置に配置されるような位置に形成されている。規制突起56cは、所定範囲内の揺動により後述する駆動機構39の第2アーム部材(第2部材の一例)71と位置決め爪56との係合を回動防止爪57が解除できるように設けられている。係合突起56dは、第2アーム部材71の3つの動作部71a〜71cに係合可能なように第2アーム部材71に向かって僅かに突出している。
回転防止爪57は、位置決め爪56の下方で第2揺動軸65に回転自在に装着され位置決め爪56に対して所定範囲(たとえば、5度から10度の範囲)揺動自在になっている。これを実現するために、回動防止爪57は、位置決め爪56の図3下方から上方に折れ曲がり、位置決め歯62に係合する第2爪部57aと、1対の規制突起56b,56cの間に配置されるように上方に折れ曲がった規制部57bと、第2アーム部材71の3つの動作部71a〜71cに当接可能な解除カム部57cとを有している。規制部57bは、位置決め爪56が図8に示す第1解放位置から図4に示す第1係合位置に移動するとき、規制突起56bに接触して、回動防止爪57が第2係合位置から第2解放位置に移動できるように形成されている。また、解除カム部57cは、位置決め爪56が駆動機構39により第1係合位置から第1解放位置に移動させられるとき、位置決め爪56とともに第2解放位置から第2係合位置に向けて移動するように形成されている。また、解除カム部57cは、第2係合位置にある場合に、位置決め歯62が第2爪部57aに接触して回動防止爪57が所定範囲回動するとき、位置決め爪56に対する駆動機構39の係合を解除するために設けられている。なお、解除カム部57cは、図8に示すように、規制部57bが規制突起56bに接触しているときは、規制突起56cと重なって隠れている。
回転防止爪57は、第2係合位置に移動すると、図8に示すように、位置決め爪56が接触していた位置決め歯62bより一つだけケーブル解除方向上流側の位置決め歯62cに接触し、位置決め爪56が離反した後に位置決め体54がケーブル解除方向に一気に連続して回転するのを防止する。また、回転防止爪57が第2係合位置にあるとき、位置決め爪56は、図4に示すように、係合していた位置決め歯62bを乗り越えた位置に配置される。
送り爪59は、巻取レバー38に立設された揺動軸67に揺動自在に装着されている。送り爪59は、送り爪59が送り位置に配置されるように捩じりコイルばねなどのばね部材(図示せず)により図4反時計回りに付勢されている。送り爪59は、取付ブラケット41に設けられた保持板61により、巻取レバー38が操作開始位置にあるとき、送り歯64から離反した位置に配置される。そして、巻取レバー38が操作されると、保持板の端部から送り歯64に噛み合って位置決め体54をケーブル引張方向(図4反時計回り)に回動させる。
解除レバー35は、ケーブル解除操作を行うためのレバー部材(入力部材の一例)36と、レバー部材36の1回の操作で位置保持・解放機構34を複数変速段にわたり解除動作を行わせる駆動機構(駆動部材の一例)39と、を有している。
レバー部材36は、取付ブラケット41の第2面(図3下面)に配置されている。レバー部材36は、図3の時計回りの第1方向及び反時計回りの第2方向のいずれの方向の操作に応じても駆動機構39を介して位置保持・解放機構34を解除操作することができる。
レバー部材36は、図5に示す中立位置から取付ブラケット41の第2面側に突出した第2揺動軸65を中心に第2方向(図5時計回り)に揺動する。また、第2揺動軸65と離反して配置され、駆動機構39の第1アーム部材(第1部材の一例)70が揺動自在に支持される第1揺動軸66を中心に第1方向(図5反時計回り)に揺動する。第1揺動軸66は、第1軸芯X1と平行な第3軸芯X3に沿って配置されている。また、レバー部材36は、駆動機構39を介して支持軸31側に付勢されている。レバー部材36は、後述する第1及び第2スロット36c,36dの一端部(図5下端部)に第1及び第2揺動軸66,65が配置されるように付勢されている。この実施形態では、レバー部材36は、支持軸31に向けて付勢されている。
レバー部材36は、操作用のつまみ部36aと、つまみ部36aと連結されたレバー部36bとを有している。つまみ部36aは、たとえば合成樹脂やダイカスト金属製であり、第1及び第2方向の操作を容易行えるようにするために、両側に第1及び第2方向の操作のための第1及び第2操作面36f,36gを有している。レバー部36bは、たとえばステンレス合金や鋼鉄などの金属製の部材であり、途中で支持軸31の周囲に配置されるように僅かに湾曲している。
レバー部36bの基端部とそれより先端側とには、円弧状をなし両端が半円の第1及び第2スロット36c,36dが形成されている。第1スロット36cは、第2スロット36dの一端部(図5下端部)の半円を中心とする円弧で形成され、第2スロット36dは、第1スロット36cの一端部(図5下端部)の半円を中心とする円弧で形成されている。第1及び第2スロット36c,36dの間において、レバー部36bの一方(図5下側)の縁部には、駆動機構39を動作させる作用部36eが形成されている。作用部36eは、レバー部材36を支持軸31に向けて付勢する駆動機構39の第1アーム部材70に常時接触している。第1スロット36cは、第1揺動軸66に係合するものであり、第2スロット36dは、第2揺動軸65に係合するものである。したがって、両スロット36c,36dの幅は、両揺動軸66,65の直径よりやや大きい幅である。両揺動軸65,66は、取付ブラケット41に形成された貫通孔41c,41dを貫通して下方に延びており、その下端は、取付部ブラケット41の第2面と間隔を隔てて配置された支持板69により固定されている。
支持軸31に向けて付勢されたレバー部材36は、図5に示すように、両揺動軸66,65にスロット36c,36dの一端部(図5下端部)が接触した中立位置から図6に示す第1方向と、図7に示す第2方向のいずれにも揺動する。このとき、前述したように第1方向の移動するときには第1揺動軸66が揺動中心になり、第2方向に移動するときには第2揺動軸65が揺動中心になる。この両方の移動のいずれの場合にも、作用部36eは同じ動作を行い、駆動機構39に対して同じ動作を行わせる。このため、レバー部材36は中立位置から第1及び第2の両方向の操作によって同じ多段解除動作を行える。
巻取レバー38は、図3には図示していないが、位置決め体54の図3上方に配置されており、操作開始位置から操作終了方向に向けて支持軸31に揺動自在に装着されている。巻取レバー38の途中に前述したように送り爪59が揺動自在に配置されている。巻取レバー38は図示しないばね部材により操作開始位置側に付勢されている。
駆動機構39は、図3及び図4に示すように、支持軸31から離反した位置で取付ブラケット41の第1面に移動自在に連結されている。具体的には、駆動機構39、すなわち駆動部材は、第1揺動軸66に揺動自在に装着された第1アーム部材70と、第1アーム部材70に揺動自在に装着された第2アーム部材71とを有している。第1アーム部材70は、第2アーム部材71に向かう途中で分岐する係止部70aと、第2アーム部材71を揺動自在に連結する連結部70bと、第1及び第2アーム部材70,71の揺動時のがたつきを抑えるための支持部70cとを有している。係止部70aは、途中で分岐して取付ブラケット41に形成された開口41bを通過して第2面側に延びている。この先端部にレバー部材36の作用部36eが接触している。第1アーム部材70は、レバー部材36の操作により移動する作用部36eに連動して揺動する。第1アーム部材70は、第2アーム部材71に係止されたばね部材74により図4反時計回りに付勢されている。この付勢力は作用部36eを介してレバー部材36に伝達され、レバー部材36が支持軸31に向けて付勢される。連結部70bには、第3揺動軸68が立設されている。支持部70cは、第2アーム部材71が揺動する範囲を重なるように延びており、第2アーム部材71に接触して第2アーム部材71ががたつかないようにしている。また、支持部70cの下面には、取付ブラケット41の第1面に接触する接触突起70dが形成されている。これにより、第1アーム部材70も揺動時のがたつきが小さくなる。
第2アーム部材71は、先端に複数(たとえば3つ)の動作部71a〜71cを有している。この3つの動作部71a〜71cにより、駆動機構39はレバー部材36の第1方向又は第2方向の1回の操作で最大3回の多段解除動作、すなわち、3変速段にわたる連続した変速処理が可能である。たとえば、ケーブル解除方向のインナーケーブル26aの移動によりリアディレーラ18が下り変速(シフトアップ)を行い現在の変速段が9段の場合、6段まで一気に変速操作できる。
各動作部71a〜71cは、図8に示すように、位置決め爪56の係合突起56dに係合する係合部72と、回動防止爪57の所定範囲の揺動により、解除カム部57cが接触して係合部72での位置決め爪56との係合を解除する係合解除部73とをそれぞれ有している。係合解除部73は、係合部72と軸方向に隣接して設けられている。第2アーム部材71は、たとえばコイルばねの形態のばね部材(第1付勢部材の一例)74により位置決め爪56に接近する方向に付勢されている。このばね部材74により前述したように第1アーム部材70も位置決め体54に接近する方向に付勢され、さらにはレバー部材36が支持軸31に接近する方向に付勢されている。ばね部材74は一端が第2アーム部材71の動作部71aの近くで取付ブラケット41に向けて突出した係止ピン71dに係止され、他端が取付ブラケット41に係止されている。したがって、ばね部材74は3つの部材71,70,36をまとめて付勢している。
なお、フロント変速操作部15は、変速段数を除いてリア変速操作部16と鏡像関係にある同様な構造であり、リアブレーキレバー12の内側に設けられている。
次にリア変速操作部16の変速動作について説明する。
ケーブル解除方向の動作は以下の通りである。
レバー部材36が図5に示す中立位置から第1方向に操作されると、図6に示すように、レバー部材36は、第1揺動軸66を中心に揺動する。レバー部材36が第1揺動軸66回りに揺動すると、その揺動により作用部36eがばね部材74の付勢力に抗して支持軸31から離反する方向に移動し、作用部36eに接触する第1アーム部材70が位置決め体54から離反する方向に揺動する。
また、レバー部材36が図5に示す中立位置から第2方向に操作されると、図7に示すように、レバー部材36は、第2揺動軸65を中心に揺動する。レバー部材36が第2揺動軸65回りに揺動すると、その揺動により作用部36eが第1方向の操作と同様にばね部材74の付勢力に抗して支持軸31から離反する方向に移動し、作用部36eに接触する第1アーム部材70が位置決め体54から離反する方向に揺動する。
第1アーム部材70が位置決め体54から離反する方向に揺動すると、第2アーム部材71の動作部71aの係合部72が位置決め爪56の係合突起56dに係合して、位置決め爪56を、図4に示す第1係合位置から図8に示す第1解放位置に第2揺動軸65の時計回りに揺動させる。このとき、動作部71aは、回動防止爪57の解除カム部57cにも接触して回動防止爪57を図4に示す第2解放位置から図8に示す第2係合位置に揺動させる。この結果、巻取体32を介してばね部材50により図8時計回りのケーブル解除方向に付勢された位置決め体54がケーブル解除方向に回転し、位置決め爪56に位置決めされた位置決め歯62bよりひとつ回転方向下流側の位置決め歯62cが回動防止爪57の第2爪部57aに接触する。すると、回動防止爪57は所定範囲で位置決め爪56に対して揺動自在であるので、位置決め歯62cにより押圧された回動防止爪57は、反時計回りに揺動する。すると、図9に示すように、回動防止爪57の解除カム部57cが動作部71aの係合解除部73を押圧し、第2アーム部材71において係合部72での位置決め爪56との係合が解除される。これにより、ばね部材58により付勢された位置決め爪56が第1解放位置から第1係合位置に移動し、1段ケーブル解除側の位置決め歯62dに係合し1変速段の解除動作が終了する。この状態を図10に示す。図10では、位置決め体54が図4に比べて1変速段分ケーブル解除方向に回転している。
この状態で、レバー部材36をさらに揺動させると、図11及び図12に示すように、前述した動作と同様に動作部71bが位置決め爪56を第1解放位置に揺動させ位置決め体54がケーブル解除方向に回転し、さらに位置決め歯62bが回動防止爪57を押圧して回動防止爪57を所定範囲揺動させ、動作部71bと位置決め爪56との係合を解除する。この結果、図13に示すように、位置決め歯62eに位置決め爪56が接触するまでさらに1変速段ケーブル解除方向に位置決め体54が回転する。
さらにレバー部材36を操作すると、同様な動作でさらに一変速段ケーブル解除方向に位置決め体54が回転する。この解除操作は、動作部71cの係合解除部73が係合解除されるまで繰り返すことができる。
レバー部材36から手を離して解除操作を終了すると、ばね部材74により付勢された第2アーム部材71が図4に示す位置まで戻る。このとき、位置決め爪56の規制突起56cの外周部に接触しながら図4の位置に戻るが、第2アーム部材71は位置決め爪56に対して何ら作用しない。また、回動防止爪57の解除カム部57cは、この状態では規制突起56cに隠れるように形成されているので、回動防止爪57にも何ら作用しない。このため、ケーブル解除動作が行われることはない。
ケーブル巻取方向の動作は以下の通りである。
巻取レバー38を操作開始位置から操作終了位置の方向に操作すると、送り爪59が送り歯64を押圧して位置決め体54がケーブル巻取方向(図4反時計回りの方向)に回転する。すると、位置決め爪56に位置決め歯62が接触して位置決め爪56を第1解放位置側に押圧する。しかし、押圧した位置決め歯62が位置決め爪56を通過すると、位置決め歯56は、第1係合位置に戻る。巻取レバー38の操作終了位置まで操作すると、たとえば4段の多段巻取動作を行える。
ここでは、支持軸31から離反した位置にある駆動機構39の第2アーム部材71に並べて配置された複数の動作部71a〜71cを位置決め爪56に係合することにより、位置決め爪56を第1解放位置に揺動させ、回動防止爪57の所定範囲の移動により、第2アーム部材71と位置決め爪56との係合を解除して位置決め爪56を第1係合位置に揺動させるようにしたので、位置決め体54や巻取体32が配置される支持軸31に多段解除のための構造が配置されない。このため、支持軸31の軸方向長さの増加を抑えることができ、変速操作部16の厚みを厚くすることなく多段解除できるようになる。
<他の実施形態>
(a)前記実施形態では、ケーブル解除方向の操作を第1方向と第2方向との両方向いずれの操作によっても行えるようにしたが、一方向の操作だけでケーブル解除方向の操作を行うようにしてもよい。この場合には、第1アーム部材を解除レバーと一体化してもよい。
(b)前記実施形態では、ばね部材74によりレバー部材36,第1アーム部材70及び第2アーム部材71を付勢したが、それぞれの部材をそれぞれのばね部材により付勢するようにしてもよい。
(c)前記実施形態では、フロントディレーラとリアディレーラとを有する外装変速装置の変速操作装置について例示したが、内装変速ハブを有する内装変速装置の変速操作装置にも本発明を適用できる。
(d)前記実施形態では、リア変速操作部16の装着部30がリアブレーキレバー12と別体であったが、装着部がブレーキレバーのブラケットに一体的に固定されていてもよい。
本発明の一実施形態が装着された自転車の側面図。 本発明の一実施形態によるリア変速操作部の斜視図。 その一部を示す分解斜視図。 位置決め爪が第1係合位置にあるときのリア変速操作部の平面図。 解除レバーが中立位置にあるときのリア変速操作部の背面図。 解除レバーが第1方向に移動したときのリア変速操作部の背面図。 解除レバーが第2方向に移動したときのリア変速操作部の背面図。 ケーブル解除動作を示す平面部分図。 ケーブル解除動作を示す平面部分図。 ケーブル解除動作を示す平面部分図。 ケーブル解除動作を示す平面部分図。 ケーブル解除動作を示す平面部分図。 ケーブル解除動作を示す平面部分図。
符号の説明
15,16 フロント及びリア変速操作部
30 装着部
32 巻取体(ケーブル係止部の一例)
34 位置保持・解放機構
35 解除レバー(操作部材の一例)
36 レバー部材(入力部材の一例)
39 駆動機構(駆動部材の一例)
54 位置決め体
56 位置決め爪
57 回動防止爪
57c 解除カム部
58 ばね部材(第2付勢部材の一例)
62,62b,62c,62d,62e 位置決め歯
70 第1アーム部材(第1部材の一例)
71 第2アーム部材(第2部材の一例)
71a〜71c 動作部
72 係合部
73 係合解除部
74 ばね部材(第1付勢部材の一例)

Claims (8)

  1. 自転車用変速操作装置であって、
    自転車に装着可能な装着部と、
    前記装着部に連結され、第1軸線方向に延びる軸部材と、
    ケーブル引張り方向とケーブル解除方向とに移動可能に前記第1軸線回りに回動自在に装着されたケーブル係止体と、
    前記ケーブル係止体と一体回転可能であり複数の位置決め歯を有する位置決め体、前記位置決め歯に係合する第1係合位置と前記位置決め歯と係合しない第1解放位置との間を揺動する位置決め爪、及び前記位置決め爪に対して所定範囲で移動自在であり、前記位置決め爪が前記第1係合位置にあるとき前記位置決め歯から離反する第2解放位置に配置され、前記位置決め爪が前記第1解放位置にあるとき前記位置決め歯に係合する第2係合位置に配置される回動防止爪を有し、前記ケーブル係止体を複数の保持位置のいずれかひとつに選択的に保持する位置保持・解放機構と、
    前記装着部に少なくとも第1方向に移動自在に装着された入力部材と、前記軸部材と離反した位置で前記装着部に移動自在に装着され、前記入力部材の少なくとも第1方向への1回の移動により前記位置決め爪と係合して前記位置決め爪を前記第1係合位置から前記第1解放位置に移動させ、かつ前記回動防止爪の前記所定範囲内の移動により前記位置決め爪との係合を解除して前記位置決め爪が前記第1係合位置に移動可能になるように並べて配置された複数の動作部を有する駆動部材とを有する操作部材と、
    を備えた自転車用変速操作装置。
  2. 前記複数の動作部は、前記位置決め爪に係合する係合部と、前記回動防止爪の前記所定範囲内の移動により前記係合部での前記位置決め爪との係合を解除する係合解除部とをそれぞれ有する、請求項1に記載の自転車用変速操作装置。
  3. 前記回動防止爪は前記第2係合位置にあるとき、前記位置決め歯により前記所定範囲内で前記位置決め爪に対して回動させられる、請求項1又は2に記載の自転車用変速操作装置。
  4. 前記回動防止爪は、前記所定範囲内の回動時に前記動作部の前記係合解除部に接触して前記駆動部材を位置決め爪から離反する位置に移動させる解除カム部を有する、請求項3に記載の自転車用変速操作装置。
  5. 前記回動防止爪と前記位置決め爪は前記第1軸線と平行な第2軸線回りに揺動自在に前記装着部に装着されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の自転車用変速操作装置。
  6. 前記駆動部材は、
    基端が前記装着部に前記第1軸線と平行な第3軸線回りに揺動自在に装着され、前記入力部材の少なくとも第1方向の移動により揺動する第1部材と、
    先端に前記動作部を有し、前記第1部材の先端に前記第1軸線と平行な第4軸線回りに揺動自在に装着された第2部材と、
    を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の自転車用変速操作装置。
  7. 前記駆動部材を前記動作部が前記位置決め歯に係合する方向に付勢する第1付勢部材をさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の自転車用変速操作装置。
  8. 前記位置決め爪を前記第1係合位置に向けて付勢する第2付勢部材をさらに備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の自転車用変速操作装置。
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