JP2007145089A - 発光装飾品 - Google Patents
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Abstract
【課題】車室内を広範囲にわたって適度に照明することができる発光装飾品を提供する。
【解決手段】発光装飾品20は、車室内に設けられたカップホルダー11に収容され、夜間において車室内を照明するために使用される。この発光装飾品20は、カップホルダー11の内部に保持されるベース部21と、同ベース部21上に取着されるカバー22とを備えている。カバー22は、導光体からなり、ベース部21内に配設された複数のLED27からの光により発光されるようになっている。
【選択図】図2
【解決手段】発光装飾品20は、車室内に設けられたカップホルダー11に収容され、夜間において車室内を照明するために使用される。この発光装飾品20は、カップホルダー11の内部に保持されるベース部21と、同ベース部21上に取着されるカバー22とを備えている。カバー22は、導光体からなり、ベース部21内に配設された複数のLED27からの光により発光されるようになっている。
【選択図】図2
Description
本発明は、カップホルダーに収容され、車室内を照明することが可能な発光装飾品に関するものである。
通常、自動車の室内には、コンソールボックス、グローブボックス、カップホルダー等の収納部が設けられている。そして、コンソールボックス及びグローブボックスの内部には各種の小物類が収容されるとともに、カップホルダーには飲料容器が保持されるようになっている。しかしながら、夜間においてはコンソールボックス、グローブボックス等の収納部の内部が視認し難いため、そこから特定の小物を見つけ出すことは容易ではなく、時間を要するものであった。また、カップホルダーにおいては、その位置が視認し難いものとなり、飲料容器を保持させるまでに時間を要することも考えられる。そこで、夜間でもそれら収納部の内部を視認しやすいものとするため、照明装置が一体で設けられた収納部が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
すなわち、特許文献1においては、ボックス本体と、同ボックス本体の外壁に固定されてなるLEDモジュールと、ボックス本体の内部に設けられてLEDの光を所定方向へ導く導光板とを備える収納部が開示されている。
特許文献2においては、車両のセンターコンソールに固定される固定トレイと、同固定トレイに対してスライド自在に設けられるとともに各種小物類が収容可能とされるスライドトレイと、固定トレイの内部に設けられて前記スライドトレイの内部を照明し得る光源ユニットとから構成される収納部が開示されている。
また、特許文献3に記載の収納部(カップホルダー)は、車両のフロントパネル等に固定される基部と、同基部に設けられて飲料容器の側部を保持する保持部と、同じく基部に設けられて飲料容器の底部を支持する底受け部とを備えている。そして、基部の内部には、保持部のみを照明し得る発光部が具備されている。
特開2002−144965号公報
特開2005−132367号公報
特開平11−310070号公報
ところで、上記従来の収納部は、照明装置が一体で設けられているため、たしかに、同収納部の内部を視認することは容易となる。しかしながら、照明する対象が収納部の内部である以上、収納部の外方まで広く照明することは極めて困難である。そのため、例えば、夜間において収納部から取り出した小物を誤って車室内に落とした場合には、そうした小物を探し出すのに相当の時間を要する可能性がある。こうした場合、車室内灯を点灯すればよいのではあるが、外部から車室内が容易に見えるようになるため、乗員にとっては極めて不都合であった。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車室内を広範囲にわたって適度に照明することができる発光装飾品を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の発光装飾品は、ベース部と、同ベース部上に取着されるカバーとを備え、カップを取り囲んで保持するカップホルダーに収容される発光装飾品において、前記ベース部は光源を備え、導光体からなる前記カバーは前記光源からの光が照射されて発光可能とされ、前記ベース部は、前記光源と前記カバーとの間に物品載置空間が確保できるように、物品載置板を有してなることを要旨とする。
本発明の発光装飾品は車両のカップホルダーに保持可能とされ、光源からの光がカバーに照射されることで同カバーが発光する。この場合、カバーは導光体より形成されているため、同カバーにおいては全体にわたっての好適な発光が可能となる。これにより、発光装飾品の周囲が広範囲にわたって適度な明るさで照明されるようになる。そして、夜間において発光装飾品の周囲が適度な明るさで照明されることにより、車室内の演出効果が高められるようになる。さらに、車室内にカップホルダーが複数個具備されている場合には、任意のカップホルダーを選択してそのカップホルダーに発光装飾品を保持させることで、乗員の意図する箇所の照明が可能となる。
また、本発明の発光装飾品においては、物品載置空間内に各種物品が載置されるようになっている。こうした場合、夜間において、物品載置板上に各種物品が載置された状態でカバーを発光させることにより、各種物品が明るく照らされて視認しやすくなるとともに、例えば、車室内にこれら物品類が浮かび上がることによって幻想的な照明効果が演出されるようになる。
請求項2に記載の発明の発光装飾品は、請求項1に記載の発明において、前記光源は前記物品載置板の下方に配設されており、同物品載置板には前記光源から照射される光を前記カバーに透過させる透光部が設けられていることを要旨とする。
上記構成によれば、光源からの光は、物品載置板の下方から透光部を通じてカバーに照射される。そのため、例えば、物品載置板より上方に光源が設けられている場合に比べ、カバーに照射される光の量は明らかに低減する。すなわち、光源からの光は、ある程度絞られた状態でカバーに対して照射されるようになる。その結果、カバーが過剰に明るく照らされることがなく、より適度な明るさで発光され、夜間における車室内の照明が好適なものとなる。
請求項3に記載の発明の発光装飾品は、請求項2に記載の発明において、前記光源は、前記透光部に対向して配設されていることを要旨とする。
上記構成によれば、光源を透光部に対向して配設することにより、光源から発せられる光がカバーに対して照射されやすくなる。したがって、本発明の発光装飾品においては、カバーに対して光が充分に照射されずに同カバー全体が充分に発光されないといった不具合が回避され、より適度な明るさで発光されて夜間における車室内の照明が好適なものとなる。
上記構成によれば、光源を透光部に対向して配設することにより、光源から発せられる光がカバーに対して照射されやすくなる。したがって、本発明の発光装飾品においては、カバーに対して光が充分に照射されずに同カバー全体が充分に発光されないといった不具合が回避され、より適度な明るさで発光されて夜間における車室内の照明が好適なものとなる。
請求項4に記載の発明の発光装飾品は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記カバーの内面又は外面には、シボ加工又はホーニング加工により凹凸模様が施されていることを要旨とする。
上記構成によれば、光源から発せられた光が、カバーの内面又は外面に施された凹凸模様を介して屈折されて多方面に拡散されるようになり、幻想的な照明効果が容易に演出されるようになる。また、カバーの内面又は外面に凹凸模様を施すことにより、同カバー全体が滑らかな面により構成されている場合に比べて外観の意匠性が高められ、高級感が付与される。
本発明の発光装飾品によれば、車室内を広範囲にわたって適度に照明することができる。
以下、本発明を、車両のカップホルダーに収容される発光装飾品に具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の発光装飾品20は、車室内に設けられたカップホルダー11に収容され、夜間において車室内を適度に照明するために使用される。ここでは、まず、カップホルダー11について簡単に説明する。カップホルダー11は、例えば、車室内のコンソールボックス12において一体的に配設されている。そして,図2に示すように、同カップホルダー11は、コンソールボックス12の上面に開口されており、カップ(図示せず)の底面が載置されるカップ載置部13と、同カップの周面を取り囲んで保持する保持部14とから構成されている。
図1に示すように、本実施形態の発光装飾品20は、車室内に設けられたカップホルダー11に収容され、夜間において車室内を適度に照明するために使用される。ここでは、まず、カップホルダー11について簡単に説明する。カップホルダー11は、例えば、車室内のコンソールボックス12において一体的に配設されている。そして,図2に示すように、同カップホルダー11は、コンソールボックス12の上面に開口されており、カップ(図示せず)の底面が載置されるカップ載置部13と、同カップの周面を取り囲んで保持する保持部14とから構成されている。
次に、本実施形態の発光装飾品20について詳しく説明する。発光装飾品20は、カップホルダー11の内部に保持されるベース部21と、同ベース部21上に取着されるカバー22とを備えている。以下、ベース部21及びカバー22について順次説明する。
図2及び図3に示すように、ベース部21は、カップホルダー11の載置部13上に載置される底壁部材24と、底壁部材24の周縁に沿って立設される周壁部材25と、周壁部材25の上部開口を閉鎖してカバー22との間に物品載置空間K1を形成し得る物品載置板26と、物品載置板26の下方に配設される光源(LED27)とを備えている。ちなみに、本実施形態においては、底壁部材24及び周壁部材25は、光を透過しないように構成されている。すなわち、これら底壁部材24及び周壁部材25は、例えば、光の透過を許容しない材料より形成されている。この種の材料としては、例えば、汎用樹脂に顔料や充填剤を含有させることで得られる不透明材料の他、各種金属等が挙げられる。なお、底壁部材24及び周壁部材25においては、光を透過しないのであれば、それらの構成は特に限定されるものではなく、如何なるものであってもよい。
図2に示すように、底壁部材24は、略円板状をなす底部31と、その底部31の周縁に沿って上方に立設されてなる側部32とを備えている。この底壁部材24には、底部31を上方へ膨出させることで収容空間K2が形成されている。そして、この収容空間K2には乾電池33が収容されており、その状態で収容空間K2の開口部が蓋部材34により閉鎖されている。底部31の略中央位置には、後述するビス45を挿通可能とする第1貫通孔31aが形成されている。また、周壁部材25は円筒状に形成されており、前記底壁部材24の側部32上に、図示しない固定手段を介して固着されている。
物品載置板26は、円板状に形成されるとともに各種物品が載置される物品載置部36と、同物品載置部36の周縁に沿って下方へ延設されてなる断面L字状の側部37とを備えている。この側部37は、物品載置部36の周縁において下方へ垂設されてなる第1側部37aと、同第1側部37aの下端において前記物品載置部36の周方向外方に向かって水平に延びる第2側部37bとを備えている。
第1側部37aの外径pは、前記周壁部材25の内径qよりも小さく設定されている。また、第2側部37bの外径r(物品載置板26の中心を挟んで相対向する第2側部37bの端面T間距離)は、前記周壁部材25の内径qと同一又は僅かに小さく設定されている。そして、第1側部37aと、同第1側部37aに対向する周壁部材25の上端部と、第2側部37bとにより、後述するカバー22の下端部が挿入されて保持される挿入部Sが形成されている。さらに、物品載置板26の中央部、すなわち底壁部材24の第1貫通孔31aに対向する箇所には筒状部39が下方に向けて延設されているとともに、この筒状部39の内面には雌ねじ部39aが螺刻されている。
また、本実施形態の物品載置板26は、前記LED27から発せられる光の透過を許容する透光部と、同光の透過を許容しない遮光部とを有している。この透光部としての透光孔41は、図3に示すように、物品載置板26の周縁において、周方向に沿って等間隔に複数(本実施形態では4つ)穿設されている。透光孔41の一端は第2側部37bの端面に開口されているとともに、他端は第1側部37aの上端部に位置している。一方、遮光部は、透光孔41以外の箇所全体にわたって設けられている。この遮光部は、例えば、物品載置板26自体を、光の透過を許容しない材料より形成することで設けられる。この種の材料としては、例えば、汎用樹脂に顔料や充填剤を含有させることで得られる不透明材料の他、各種金属等が挙げられる。なお、この遮光部においては、光を透過しないのであれば、その構成は特に限定されるものではなく、如何なるものであってもよい。
図2に示すように、物品載置板26の透光孔41の下方には、これと対向してLED27がそれぞれ支持板43上(支持板43の周縁部上)に支持された状態で配設されている。これらLED27は、図示しないリード線を介して電源としての乾電池33及びスイッチに接続され、このスイッチの操作によりLED27の点灯状態が制御される。
これらLED27を支持する支持板43は、円板状に形成されており、物品載置板26(筒状部39)と底壁部材24との間に挟持されている。この支持板43の中央部、すなわち底壁部材24の第1貫通孔31aに対向する箇所には、後述するビス45を挿通可能とする第2貫通孔43aが形成されている。そして、これら底壁部材24の第1貫通孔31a、支持板43の第2貫通孔43a、及び筒状部39の内部(雌ねじ部39a)を連通させた状態で、各貫通孔31a,43aを通じてビス45が雌ねじ部39aに螺合されることで、底壁部材24、支持板43及び物品載置板26が一体となって固定されている。
次に、カバー22について説明する。カバー22は、導光体よりなり、例えば、光透過率の高い透明樹脂から形成されている。この種の透明樹脂の具体例としては、例えば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。このカバー22は、ドーム状に形成されているとともに、その外面にはシボ加工による凹凸模様50が施されている。そして、こうした凹凸模様50をカバー22に施すことにより、LED27から発せられた光が、同凹凸模様50を介して屈折されて多方面に拡散されるようになる。このシボ加工を施す手法としては、サンドブラストによる方法、化学エッチング法、フォトエッチング法、電鋳法又は放電加工による方法等、従来公知の手法が挙げられる。ちなみに、本実施形態においては、LED27から照射された光を充分に拡散することができるのであれば、凹凸模様50の表面粗さは特に限定されるものではない。なお、図3においては、便宜上、凹凸模様の図示が省略されているものとする。
同カバー22は、ベース部21の挿入部S内に下端部が挿入されて保持された状態で、同ベース部21に対して着脱可能に取着されている。そして、カバー22の内面と物品載置板26(物品載置部36)の上面との間には、各種物品類が載置及び収容される物品載置空間K1が確保されている。
次に、本実施形態の発光装飾品20の作用について以下に説明する。
上述したように、本実施形態の発光装飾品20は車両のカップホルダー11に収容された状態で使用される。このとき、LED27から発せられた光は、物品載置板26の透光孔41を通じてある程度絞られた状態でカバー22の下端部に照射される。すると、本実施形態のカバー22は導光体より形成されているため、同カバー22においては全体にわたっての好適な発光が可能となる。すなわち、明るさのムラが極力抑制された状態で、カバー22が発光する。これにより、発光装飾品20の周囲が広範囲にわたって適度な明るさで照明されるようになる。その結果、例えば、夜間においてコンソールボックスやグローブボックス等から取り出した物品を誤って車室内に落とした場合には、そうした物品を短時間で容易に探し出すことが可能となる。さらに、物品載置空間K1内に各種物品が載置された状態でカバー22が発光された場合には、各種物品が明るく照らされて視認しやすくなる。これにより、乗員は複数の物品の中から所望の物品を容易に見つけ出すことができる。
上述したように、本実施形態の発光装飾品20は車両のカップホルダー11に収容された状態で使用される。このとき、LED27から発せられた光は、物品載置板26の透光孔41を通じてある程度絞られた状態でカバー22の下端部に照射される。すると、本実施形態のカバー22は導光体より形成されているため、同カバー22においては全体にわたっての好適な発光が可能となる。すなわち、明るさのムラが極力抑制された状態で、カバー22が発光する。これにより、発光装飾品20の周囲が広範囲にわたって適度な明るさで照明されるようになる。その結果、例えば、夜間においてコンソールボックスやグローブボックス等から取り出した物品を誤って車室内に落とした場合には、そうした物品を短時間で容易に探し出すことが可能となる。さらに、物品載置空間K1内に各種物品が載置された状態でカバー22が発光された場合には、各種物品が明るく照らされて視認しやすくなる。これにより、乗員は複数の物品の中から所望の物品を容易に見つけ出すことができる。
また、夜間において発光装飾品20の周囲が適度な明るさで照明されることにより、車室内の演出効果が高められるようになる。特に、物品載置空間K1内に各種物品が載置されている場合には、カバー22の発光によってこれら各種物品が照らされて車室内に浮かび上がったり、各種物品に対してLED27からの光が屈折されたりすることにより、幻想的な照明効果が演出されるようになる。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1) 本実施形態の発光装飾品20は、LED27を具備するベース部21と、同ベース部21上に取着されるカバー22とを備えている。そして、同発光装飾品20は、車室内に設けられたカップホルダー11に収容可能とされ、LED27からの光がカバー22に照射されることで同カバー22が発光する。このとき、カバー22は導光体より形成されているため、同カバー22においては全体にわたっての好適な発光が可能となり、発光装飾品20の周囲を広範囲にわたって適度な明るさで照明することができる。そして、車室内にカップホルダー11が複数個具備されている場合には、任意のカップホルダーを選択してそのカップホルダーに発光装飾品20を保持させることで、乗員の意図する箇所を照明することができる。また、カバー22の発光に伴って車室内が適度に照らされることで、夜間における車室内の演出効果を高めることもできる。
(1) 本実施形態の発光装飾品20は、LED27を具備するベース部21と、同ベース部21上に取着されるカバー22とを備えている。そして、同発光装飾品20は、車室内に設けられたカップホルダー11に収容可能とされ、LED27からの光がカバー22に照射されることで同カバー22が発光する。このとき、カバー22は導光体より形成されているため、同カバー22においては全体にわたっての好適な発光が可能となり、発光装飾品20の周囲を広範囲にわたって適度な明るさで照明することができる。そして、車室内にカップホルダー11が複数個具備されている場合には、任意のカップホルダーを選択してそのカップホルダーに発光装飾品20を保持させることで、乗員の意図する箇所を照明することができる。また、カバー22の発光に伴って車室内が適度に照らされることで、夜間における車室内の演出効果を高めることもできる。
さらに、通常は飲料容器等が保持されるカップホルダー11に発光装飾品20が収容可能とされることで、その発光装飾品20を収容するスペースを別途車室内に設ける必要がなく、カップホルダー11の多機能化を図ることができる。
(2) 本実施形態の発光装飾品20においては、物品載置空間K1内に各種物品が載置されるようになっている。こうした場合、夜間において、物品載置板26上に各種物品が載置された状態でカバー22を発光させることにより、各種物品が明るく照らされて視認しやすくなる。これにより、乗員は複数の物品の中から所望の物品を容易に見つけ出すことができる。さらに、各種物品が明るく照らされることで車室内にこれら物品類が浮かび上がり、幻想的な照明効果を演出することができる。
(3) 本実施形態の発光装飾品20においては、LED27からの光は、物品載置板26の下方から透光孔41を通じてカバー22に照射される。これにより、LED27からの光は、ある程度絞られた状態でカバー22に対して照射されるようになる。その結果、カバー22が過剰に明るく照らされることがなく、より適度な明るさで発光され、夜間における車室内の照明を好適なものとすることができる。
(4) LED27は透光孔41の下方にこれと対向して配設されているため、LED27から発せられる光がカバー22に対して照射されやすくなる。このため、本実施形態の発光装飾品20においては、カバー22に対して光が充分に照射されずに同カバー22全体が充分に発光されないといった不具合が回避され、より適度な明るさで発光させることが容易となる。
(5) 本実施形態の発光装飾品20におけるカバー22には、シボ加工による凹凸模様50が施されている。その結果、LED27から発せられた光が、カバー22の凹凸模様50を介して屈折されて多方面に拡散されるようになり、幻想的な照明効果を容易に演出することができる。また、カバー22に凹凸模様50を施すことにより、同カバー22全体が滑らかな面により構成されている場合に比べて外観の意匠性が高められ、高級感を付与することができる。
(変更例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
(変更例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 本実施形態では、カバー22の外面に凹凸模様50を施したが、これをカバー22の内面に施す構成を採用してもよい。また、この凹凸模様50は省略されてもよい。このように、凹凸模様50を省略した場合、凹凸模様50を施す工程が省略され、製造工程の簡略化を図ることができる。
・ 本実施形態では、凹凸模様50をシボ加工により施したが、その方法はこれに限定されるものではなく、例えば、ホーニング加工が採用されてもよい。なおこの場合においても、LED27から照射された光を充分に拡散することができるのであれば、凹凸模様50の表面粗さは特に限定されるものではない。
・ 本実施形態では、透光孔41の下方においてその対向箇所にLED27を配設したが、このLED27の配設箇所はこれに限定されるものではない。すなわち、カバー22に対して適当な量の光を照射することができるのであれば、各LED27は透光孔41の対向箇所から離間した箇所に配設されてもよい。
・ 車室内の照明が過剰に明るくならないのであれば、物品載置板26における遮光部を省略してもよい。この場合、例えば、物品載置板26自体が、光の透過を許容する透明樹脂からなり、物品載置板26の全体にわたって透光部が形成されるようになる。
・ 図4に示すように、支持板43の中央部側にもLED27を配設し、そのLED27の上方に位置する物品載置板26の所定箇所に透光孔41を穿設する構成を採用してもよい。また、支持板43の周縁部上におけるLED27(本実施形態のLED27)を省略する代わりに、同支持板43の中央部側にのみLED27を配設する構成を採用してもよい。なおこの場合には、物品載置板26の側部37に設けられた透光孔41は省略される。
・ 本実施形態では、物品載置板26の下方にLED27を配設したが、このLED27の配設箇所はこれに限定されるものではない。すなわち、車室内の照明が過剰に明るくならないのであれば、LED27の少なくとも一部(例えば、頂部)が物品載置板26の上面よりも上方に位置している構成を採用してもよい。
・ 本実施形態では、カバー22をドーム状に形成したが、その形状は特に限定されるものではなく、同カバー22を、例えば円筒状、多角筒状等に形成してもよい。すなわち、上部が開口されているカバー22を採用してもよい。
・ 本実施形態においては、底壁部材24及び周壁部材25の双方は、光を透過しないように構成されたが、車室内の照明が過剰に明るくならないのであれば、これら底壁部材24及び周壁部材25の双方に、光の透過を許容する透光部(透光孔41)を形成してもよい。或いは、底壁部材24及び周壁部材25の双方を、導光体から形成することで発光可能とする構成を採用してもよい。
・ 本実施形態では、ベース部21の底壁(底壁部材24)と周壁(周壁部材25)とを別部材により構成したが、これら底壁及び周壁を一体で構成してもよい。こうした場合、部品点数が低減することとなり、組み付けの容易化を図ることができる。
・ ベース部21の周壁(周壁部材25)の形状は特に限定されるものではない。例えば、周壁部材25の形状を、三角筒、四角筒状等の各種筒状に変更してもよい。なお、この場合には、底壁部材24、物品載置板26等の各種部材の形状は、周壁部材25に応じて適宜変更される。
・ 本実施形態の発光装飾品20は、車室内のコンソールボックス12に一体的に設置されているカップホルダー11に収容されたが、この発光装飾品20は、車室内の如何なる箇所に設置されたカップホルダーに収容されてもよい。例えば、車室内のインストルメントパネルに設置されているカップホルダーに発光装飾品20を収容してもよい。なお、同カップホルダー11は、通常のカップが保持可能であれば、如何なる構成であってもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記ベース部の底壁及び周壁の双方は、前記光の透過を許容しないことを特徴とする発光装飾品。このような構成によれば、ベース部の底壁及び周壁は発光することがなく、カバーのみが発光するようになるため、車室内における適度な照明が容易且つ確実に可能となる。
・ 前記ベース部の底壁及び周壁の双方は、前記光の透過を許容しないことを特徴とする発光装飾品。このような構成によれば、ベース部の底壁及び周壁は発光することがなく、カバーのみが発光するようになるため、車室内における適度な照明が容易且つ確実に可能となる。
・ カップを取り囲んで保持するカップホルダーと、同カップホルダーに保持される発光装飾品とを備える発光ユニットであって、前記ベース部は光源を備え、導光体からなる前記カバーは前記光源からの光が照射されて発光可能とされ、前記ベース部は、前記光源と前記カバーとの間に物品載置空間が確保できるように、物品載置板を有してなることを特徴とする発光ユニット。
11…カップホルダー、20…発光装飾品、21…ベース部、22…カバー、24…ベース部の底壁を構成する底壁部材、25…ベース部の周壁を構成する周壁部材、26…物品載置板、27…光源としてのLED、41…透光部としての透光孔、50…凹凸模様、K1…物品載置空間。
Claims (4)
- ベース部と、同ベース部上に取着されるカバーとを備え、カップを取り囲んで保持するカップホルダーに収容される発光装飾品において、
前記ベース部は光源を備え、導光体からなる前記カバーは前記光源からの光が照射されて発光可能とされ、
前記ベース部は、前記光源と前記カバーとの間に物品載置空間が確保できるように、物品載置板を有してなることを特徴とする発光装飾品。 - 前記光源は前記物品載置板の下方に配設されており、同物品載置板には前記光源から照射される光を前記カバーに透過させる透光部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発光装飾品。
- 前記光源は、前記透光部に対向して配設されていることを特徴とする請求項2に記載の発光装飾品。
- 前記カバーの内面又は外面には、シボ加工又はホーニング加工により凹凸模様が施されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発光装飾品。
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JP2005339083A Withdrawn JP2007145089A (ja) | 2005-11-24 | 2005-11-24 | 発光装飾品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007145089A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8197720B2 (en) | 2007-01-22 | 2012-06-12 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | Core/shell type semiconductor nanoparticle and method for production thereof |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0891107A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-09 | Niles Parts Co Ltd | 小容器の支持体装置 |
JP2005162143A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-23 | Calsonic Kansei Corp | カップ型灰皿及びカップ型灰皿用のカップホルダー装置 |
-
2005
- 2005-11-24 JP JP2005339083A patent/JP2007145089A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0891107A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-09 | Niles Parts Co Ltd | 小容器の支持体装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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