JP2007141913A - プリント配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】半田引き効果を高め半田ブリッジの形成を防ぐことができるプリント配線基板を提供する。
【解決手段】プリント配線基板1には、半田付進行方向に対して傾けられて形成された前方半田付ランド群2と後方半田付ランド群3との間に複数の側方半田引きランド4aが設けられ、2つの後方半田付ランド群3の間に後方半田引きランド5a、5b、5cが設けられている。各々の後方半田引きランド5a、5b、5cは、くの字状に形成され、半田付進行方向に対して下流方向に複数配置される。複数の後方半田引きランド5a、5b、5cによって円滑な半田の流れを作ることができ、その結果、半田ブリッジが形成されるのをより効果的に防ぐことができるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半田ディップ法を用いて4方向リードフラットパッケージICが実装されるプリント配線基板に関する。
電子機器の小型化、軽量化に伴い、プリント配線基板の部品の小型化が求められ、4方向リードフラットパッケージICが多く採用される様になっている。4方向リードフラットパッケージICをプリント配線基板に実装する際に、4方向リードフラットパッケージICが、プリント配線基板に接着剤で仮固定される。その後、プリント配線基板を半田ディップ槽を通過させて4方向リードフラットパッケージICをプリント配線基板に半田付けするフロー半田法(以下、半田ディップ法という。)によって、4方向リードフラットパッケージICがプリント配線基板に半田付けされる。
4方向リードフラットパッケージICでは、ICのリード間距離が短いため、リード間に半田ブリッジが発生する問題がある。半田ブリッジによるリード間の短絡が発生すると、短絡を除去するための修正作業を行う必要がある。または、半田ディップ法を用いずに、4方向リードフラットパッケージICを、作業者の手作業で実装する等の対策をしなければならず、生産効率が低下する。
半田ディップ法によって4方向リードフラットパッケージICが半田付けされるプリント配線基板として、各種の基板が提案されている。特許文献1には、4方向リードフラットパッケージICの4方向のリード(4つの辺から延びるリード)に対応して4群の半田付ランド群が形成され、それぞれの半田付ランド群の並びが、半田付進行方向すなわち半田ディップ槽におけるプリント配線基板の進行方向に対して45°傾いているプリント配線基板が記載されている。さらに、そのプリント配線基板において、前方半田付ランド群と後方半田付ランド群との間に、前方半田付ランド群の各ランドより大きな側方半田引きランドが形成され、後方半田付ランド群の後部に、後方半田付ランド群の各ランドより大きな後方半田引きランドが形成されている。
また、特許文献2には、前方半田付ランド群と後方半田付ランド群との間および2群の後方半田付ランド群の間に、半田付ランド群の各半田付ランドと略同じ幅で、複数の半田引きランドが形成されたプリント配線基板が記載されている。
特開昭63−213994号公報(第2頁左下欄および右下欄、第1図) 実開平4−20263号公報(第5頁、第3図)
特許文献1に記載されたプリント配線基板では、側方半田引きランドおよび後方半田引きランドは、他のリード用ランドに較べ大きくなっている。このため、半田ディップ法により半田付けした際、側方半田引きランドおよび後方半田引きランドに半田が盛り上がり、この盛り上がった半田が隣接するリード用ランドに付着し、所謂半田ブリッジを生じるおそれがある。
また、特許文献2に記載されたプリント配線基板では、側方半田引きランドおよび後方半田引きランドが、複数の半田引きランドで形成されているため、半田ブリッジは、軽減される。しかし、この場合も、半田付けを終了しプリント配線基板を停止させた際、半田の戻りに対する抵抗力である表面張力が弱いため、半田ブリッジを生じるおそれがあった。すなわち、側方半田引きランドおよび後方半田引きランドによる半田引きの効果が十分とはいえない。
本発明は、上記の課題を解決するための発明であって、半田引き効果を高め半田ブリッジの形成を防ぐことができるプリント配線基板を提供することを目的とする。
本発明によるプリント配線基板は、4方向リードフラットパッケージICのリードに対応して形成され、半田付進行方向に対して傾けられた2群の前方半田付ランド群と2群の後方半田付ランド群とを有し、前方半田付ランド群と後方半田付ランド群との間に複数の側方半田引きランドが設けられ、後方半田付ランド群の間に複数の後方半田引きランドが設けられたプリント配線基板であって、複数の後方半田引きランドのそれぞれは、帯状に形成され、半田付進行方向に沿って(例えば、半田付進行方向に対して並んで)配置されていることを特徴とする。
後方半田引きランドは、例えば、半田付進行方向に対して後方に突起部を有するくの字状に形成されている。
後方半田引きランドは、半田付進行方向に対して後方に凸部を有する湾曲状に形成されていてもよい。
後方半田付ランド群に対して最も近い位置に設けられている第1の後方半田引きランド(例えば、後方半田引きランド5a)は、4方向リードフラットパッケージICが載置される部分における2辺、一方の後方半田付ランド群に含まれるランドの先端部を結ぶ線の延長線、および他方の後方半田付ランド群に含まれるランドの先端部を結ぶ線の延長線で囲まれた領域内に設けられていることが好ましい。
側方半田引きランドは、長方形状に形成され、長手方向が半田付進行方向に直交するように配置されていることが好ましい。
前方半田付ランド群の近傍に設けられている側方半田引きランドは、その長手方向の長さが、後方半田付ランド群の近傍に設けられている側方半田引きランドの長手方向の長さよりも長い状態で形成されていることが好ましい。
本発明によれば、複数の後方半田引きランドのそれぞれが、帯状に形成され、半田付進行方向に沿って配置されているので、複数の後方半田引きランドによって円滑な半田の流れを作ることができ、その結果、半田ブリッジが形成されるのをより効果的に防ぐことができるようになる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるプリント配線基板の一例を示す平面図である。図1に示すように、プリント配線基板1には、4方向リードフラットパッケージICのリードに対応して4群の半田付ランド群が形成されている。4群の半田付ランド群は、2群の前方半田付ランド群2と、2群の後方半田付ランド群3とを含む。前方半田付ランド群2および後方半田付ランド群3には、それぞれ、4方向リードフラットパッケージICのリードに半田付けされるランドが含まれる。それぞれの群における各リードの先端を結ぶ線の方向がプリント配線基板1の半田付進行方向に対して45度傾斜するように、前方半田付ランド群2と後方半田付ランド群3とは配置されている。4方向リードフラットパッケージICにおける一方の前方半田付ランド群2に半田付けされるリードが出る辺と、他方の前方半田付ランド群2に半田付けされるリードが出る辺との交点を交点Xとする。また、4方向リードフラットパッケージICにおける一方の後方半田付ランド群3に半田付けされるリードが出る辺と、他方の後方半田付ランド群3に半田付けされるリードが出る辺との交点を交点Yとする。この場合、半田付進行方向は、例えば、交点Yから交点Xに向かう方向と定義できる。
また、前方半田付ランド群2と後方半田付ランド群3との間には、側方半田引きランド群4が設けられている。図2は、側方半田引きランド群4の一例が詳細に示された平面図である。側方半田引きランド群4は、複数の帯状の側方半田引きランド4aを含む。複数の側方半田引きランド4aは、扇形に配置される。扇形に配置されることにより、半田は、前方半田付ランド群2から後方半田付ランド群3に円滑に流れる。
図3は、側方半田引きランド群4の配置領域を示す説明図である。側方半田引きランド群4は、前方半田付ランド群2と後方半田付ランド群3との間において、前方半田付ランド群2に含まれるランドの先端部を結ぶ線の延長線と、後方半田付ランド群3に含まれるランドの先端部を結ぶ線の延長線とで囲まれた配置領域10に、すなわち図3における斜線領域内に設けられる。側方半田引きランド群4は、配置領域10内に配置されることにより、前方半田付ランド群2の半田を、後方半田付ランド群3に円滑に流すことができる。
さらに、半田付進行方向に対して、後尾角部を形成する左右の後方半田付ランド群3の間には、図1に示すように、後方半田引きランド群5が設けられている。後方半田引きランド群5は、帯状の後方半田引きランド5a、5b、5cを含む。後方半田引きランド5a、5b、5cは、半田付進行方向に対して後方に突起部を有する「くの字状」に形成されている。
図4は、後方半田引きランド5aの配置領域を示す説明図である。後方半田付ランド群3に対して最も近い位置に設けられている後方半田引きランド5aは、4方向リードフラットパッケージIC6が載置される部分における2辺、左の後方半田付ランド群3に含まれるランドの先端部を結ぶ線の延長線、および右の後方半田付ランド群3に含まれるランドの先端部を結ぶ線の延長線で囲まれた配置領域20に、すなわち図4に示す斜線領域内に設けられる。後方半田引きランド5aは、配置領域20内に配置されることにより、後方半田付ランド群3の半田を、円滑に引き込むことができる。
以下、半田付け動作について説明する。
プリント配線基板1に4方向リードフラットパッケージIC6を接着剤(図示せず)で仮固定する。その後、プリント配線基板1を半田ディップ槽(図示せず)に通して、4方向リードフラットパッケージIC6をプリント配線基板1に半田付けする。
半田付けの際、側方半田引きランド群4は、前方半田付ランド群2の余分な半田を引き取り、後方半田付ランド群3へ半田を流す。側方半田引きランド群4は、複数の半田引きランド4aによって構成されているので、半田が大きく盛り上がることが防止される。さらに、後方半田引きランド群5によって、後方半田付ランド群3の余分な半田が引き取られる。
図5は、後方半田付ランド群5への半田の流れを示す説明図である。半田は、後方半田引きランド群3における後方半田引きランド3aを経由して、後方半田引きランド5a、5b、5cに流れる。後方半田引きランド5a、5b、5cは、半田付進行方向に対して、後方に突起部を有する「くの字状」に形成されているので、左右の後方半田付ランド群3から流れてきた半田が、第1番目の後方半田引きランド5aの中央部で合流し、勢いを増して、さらに、後方の後方半田引きランド5bおよび後方半田引きランド5cに流れる。このため、第1番目の後方半田引きランド5aから半田が溢れることがない。
また、後方半田引きランド5bおよび後方半田引きランド5cは、第1番目の後方半田引きランド5aで引き取れなかった半田を吸収する。このように、複数の独立した後方半田引きランド5a、5b、5cが設けられているので、半田付ランド間の半田ブリッジの形成を防ぐことができる。
図6は、側方半田引きランド4a間で半田ブリッジ30が発生した場合を示す説明図である。すなわち、側方半田引きランド4aが前方半田付ランド2aの半田を引き取り、側方半田引きランド4a間で半田ブリッジ30が発生した場合を示す説明図である。半田ブリッジ30は、前方半田付ランド2aおよび後方半田付ランド3aと電気的に接続されていない。このため、たとえ、側方半田引きランド4aの間で半田ブリッジ30が発生したとしても、修正作業等を行う必要がなく、4方向リードフラットパッケージICの取付の効率を高めることができる。また、側方半田引きランド群4には、複数の側方半田引きランド4aが含まれているため、半田付ランド間の半田ブリッジの形成を防ぐことができる。
図7は、後方半田引きランド間で半田ブリッジ30が発生した場合を示す説明図である。すなわち、後方半田付ランド群3からの半田を引き取り、後方半田引きランド5aと後方半田引きランド5bとの間および後方半田引きランド5bと後方半田引きランド5cとの間で、半田ブリッジ30が発生した場合を示す説明図である。この場合、たとえ、後方半田引きランド5aと後方半田引きランド5bとの間で半田ブリッジ30が発生したり、後方半田引きランド5bと後方半田引きランド5cとの間で半田ブリッジ30が発生したとしても、そのための修正作業等を行う必要がなく、4方向リードフラットパッケージIC6の取付の効率を高めることができる。また、後方半田引きランド群5には、複数の後方半田引きランドが含まれているため、半田付ランド間に半田ブリッジが形成されることを防ぐことができる。
図8は、半田付けが終了してプリント配線基板の動きを停止した場合の半田の動きを示す説明図である。半田ディップ法によりプリント配線基板が、半田付進行方向に動いている間は、後方半田引きランド5a、5b、5cの半田は、A地点に寄っている。半田付けが終了し、プリント配線基板が動きを停止したとき、A地点に寄っていた半田は拡散により矢印の方向へ戻っていく。従って、後方半田引きランド5a、5b、5c内において、半田が盛り上がり、盛り上がった半田が、近傍にある半田付ランドおよび半田引きランドに付着して半田ブリッジを形成するのを防止することができる。
本実施の形態では、2群の後方半田付ランド群3の間に、半田付進行方向に対して後方に突起部を有するくの字状の帯状の半田引きランドが、半田付進行方向に沿って複数個配置されているので、後方半田付ランド群3から流れてきた半田が、第1番目の後方半田引きランド5aの中央部で合流し、さらに後方の後方半田引きランド5bおよび後方半田引きランド5cに流れる。従って、後方半田付ランド群3に、余分な半田が留まることによって半田ブリッジが形成されることを防止できる。
また、本実施の形態では、後方半田引きランド5aは、配置領域20内に設けられているので、後方半田引きランド5aは、左右の後方半田付ランド群3の半田を円滑に引き込むことができる。
実施の形態2.
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態では、後方半田引きランド群の形状が、第1の実施の形態における後方半田引きランド群の形状とは異なる。
図9は、本発明の第2の実施の形態におけるプリント配線基板の一例を示す平面図である。図9に示すように、半田付進行方向に対して、後尾角部を形成する左右の後方半田付ランド群3の間には、後方半田引きランド群7が設けられている。後方半田引きランド群7は、帯状の後方半田引きランド7a、7b、7cを含む。後方半田引きランド7a、7b、7cは、半田付進行方向に対して、後方に凸部を有する「湾曲状」に形成されている。
4方向リードフラットパッケージIC6をプリント配線基板1に半田付けする場合、4方向リードフラットパッケージIC6は、プリント配線基板1に接着剤(図示せず)で仮固定される。その後、プリント配線基板1を半田ディップ槽(図示せず)に通して、4方向リードフラットパッケージIC6をプリント配線基板1に半田付けする。
半田付けの際、後方半田引きランド7a、7b、7cは、半田付進行方向に対して、後方に凸部を有する「湾曲状」に形成されているので、左右の後方半田付ランド群3から流れてきた半田が、第1番目の後方半田引きランド7aの中央部で合流し、勢いを増して、さらに、後方の後方半田引きランド7bおよび後方半田引きランド7cに流れる。このため、後方半田引きランド7aから半田が溢れることがなく、後方半田引きランド7aで引き取れなかった半田を、後方半田引きランド7bおよび後方半田引きランド7cで吸収することができる。また、複数の独立した後方半田引きランド7a、7b、7cが設けられれているので、半田付ランド間の半田ブリッジの形成を防ぐことができる。
本実施の形態では、2群の後方半田付ランド群3の間に、半田付進行方向に対して後方に突起部を有する湾曲状の帯状の半田引きランドが、半田付進行方向に沿って複数個配置されているので、後方半田付ランド群3から流れてきた半田が、第1番目の後方半田引きランド7aの中央部で合流し、さらに後方の後方半田引きランド7bおよび後方半田引きランド7cに流れる。従って、後方半田付ランド群3に、余分な半田が留まることによって半田ブリッジが形成されることを防止できる。
実施の形態3.
本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態では、側方半田引きランド群の形状が、第1の実施の形態における側方半田引きランド群の形状とは異なる。図10は、本発明の第3の実施の形態におけるプリント配線基板の一例を示す平面図である。図11は、側方半田引きランド群の一例が詳細に示された平面図である。
前方半田付ランド群2と後方半田付ランド群3との間には、側方半田引きランド群8が設けられている。側方半田引きランド群8は、図10および図11に示すように、複数の長方形状の側方半田引きランドを含む。各側方半田引きランドは、長手方向が半田付進行方向に直交するように配置されている。側方半田引きランド群8を図10および図11に示すように形成しても、半田は、前方半田付ランド群2から後方半田付ランド群3に、円滑に流される。
側方半田引きランド群8における側方半田引きランドが、半田付進行方向に直交していない場合、側方半田引きランドの長手方向の先端部が突起状の角部を有するため、角部に半田が集中し易くなる。このため、半田付けを終了しプリント配線基板1を停止させた際に、半田の戻りに対する抵抗力である表面張力が弱い。これに対して、側方半田引きランド群8における側方半田引きランドが、半田付進行方向に対して直交している場合には、プリント配線基板1を停止させた際に、側方半田引きランドの長手方向の全体が、半田の戻りに対する抵抗力となる。すなわち、側方半田引きランド群8は、強い表面張力を呈する。
本実施の形態では、側方半田引きランド群8における側方半田引きランドが、長手方向が半田付進行方向に直交するように配置されているので、半田付けを終了しプリント配線基板を停止させた際、半田の戻りに対する抵抗力を強くすることができ、半田付ランド間に半田ブリッジが形成されることを防止することができる。
実施の形態4.
本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態において、側方半田引きランド群の形状を変更した場合である。また、本実施の形態は、第3の実施の形態の側方半田引きランド群の形態と異なる。
図12は、側方半田引きランド群の他の例が詳細に示された平面図である。前方半田付ランド群2と後方半田付ランド群3との間には、側方半田引きランド群9が設けられている。側方半田引きランド群9は、複数の長方形状の側方半田引きランドを含む。各側方半田引きランドの長手方向は、半田付進行方向に直交するように配置される。側方半田引きランドは、後方半田付ランド群3側よりも、前方半田付ランド群2側により多く設けられている。本実施の形態では、前方半田付ランド2aが設けられる辺(図12では、4方向リードフラットパッケージIC6の辺として示されている。)と、後方半田付ランド3aが設けられる辺(図12では、4方向リードフラットパッケージIC6の辺として示されている。)との交点がなす角から半田付進行方向に直交するように延びる線を中心線と表現すると、中線線上および中心線の左右に3つの側方半田引きランドが設けられ、それ以外に、前方半田付ランド群2側に側方半田引きランド9aが2つ設けられているのに対して、後方半田付ランド群3側には、1つの側方半田引きランド9bが設けられている構成が示されている。また、側方半田引きランド9aの長さは、側方半田引きランド9bの長さよりも長い。すなわち、前方半田付ランド群2の近傍に設けられている側方半田引きランド9aは、その長手方向の長さが、後方半田付ランド群3の近傍に設けられている側方半田引きランド9bの長手方向の長さよりも長い状態で形成されている。また、側方半田引きランド9aにおける長手方向の中心の位置は、それ以外の側方半田引きランドにおける長手方向の中心の位置よりも高い。なお、ここでは、「高い」とは、上記の交点がなす角を通る半田付進行方向がなす線からの最短距離が長いことを意味している。
本実施の形態では、前方半田付ランド群2側により多くの側方半田付ランド9aが設けられているので、半田付けの際に、側方半田引きランド群9は、前方半田付ランド群2の半田を円滑に引き込むことができる。しかも、図12において矢印で示すように、後方半田付ランド群3への半田の流れを作り出すことができる。また、側方半田引きランド群8における側方半田引きランドが、長手方向が半田付進行方向に直交するように配置されているので、半田付けを終了しプリント配線基板1を停止させた際に、半田の戻りに対する抵抗力を強くすることができ、半田付ランドの間に半田ブリッジが形成されることを防止できる。
また、側方半田引きランド9aにおける長手方向の中心の位置が、それ以外の側方半田引きランドにおける長手方向の中心の位置よりも高いので、図12において矢印で示すように、半田付の際の後方半田付ランド群3への半田の流れを円滑に作り出すことができる。
なお、プリント配線基板に複数の半田引きランドのパターンを作成する場合に、独立したパッドが作成されてもよいし、露光によりレジストを削りパターンを形成することにより作成してもよい。
また、上記の各実施の形態では、4方向リードフラットパッケージIC6が実装されるプリント配線基板を例にしたが、プリント配線基板において、2方向リードフラットパッケージIC等であってリード端子間距離が短く半田ブリッジの発生する問題がある部品についても、複数の帯状の半田引きランドを設けてもよい。
さらに、プリント配線基板に実装される電子部品は、表面実装型の電子部品だけでなく、電子部品端子をプリント配線基板のスルーホールに挿入し、プリント配線基板の裏面で半田付けする電子部品であってもよい。複数の帯状の半田引きランドをプリント配線基板に設けることにより、電子部品端子の間に半田ブリッジが形成されることを防止できることが期待できる。
本発明は、半田ディップ法を用いて4方向リードフラットパッケージICが実装されるプリント配線基板に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態におけるプリント配線基板の一例を示す平面図である。 側方半田引きランド群の一例が詳細に示された平面図である。 側方半田引きランド群の配置領域を示す説明図である。 後方半田引きランド5aの配置領域を示す説明図である。 後方半田付ランド群への半田の流れを示す説明図である。 側方半田引きランド間で半田ブリッジが発生した場合を示す説明図である。 後方半田引きランド間で半田ブリッジが発生した場合を示す説明図である。 半田付終了時プリント配線基板の動きを停止した場合の半田の動きを示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態におけるプリント配線基板の一例を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるプリント配線基板の一例を示す平面図である。 側方半田引きランド群の一例が詳細に示された平面図である。 側方半田引きランド群の他の例が詳細に示された平面図である。
符号の説明
1 プリント配線基板
2 前方半田付ランド群
2a 前方半田付ランド
3 後方半田付ランド群
3a 後方半田付ランド
4,8,9 側方半田引きランド群
4a,9a,9b 側方半田引きランド
5,7 後方半田引きランド群
5a,5b,5c,7a,7b,7c 後方半田引きランド
6 4方向リードフラットパッケージIC
10,20 配置領域
30 半田ブリッジ

Claims (6)

  1. 4方向リードフラットパッケージICのリードに対応して形成され、半田付進行方向に対して傾けられた2群の前方半田付ランド群と2群の後方半田付ランド群とを有し、前記前方半田付ランド群と前記後方半田付ランド群との間に複数の側方半田引きランドが設けられ、前記後方半田付ランド群の間に複数の後方半田引きランドが設けられたプリント配線基板であって、
    前記複数の後方半田引きランドのそれぞれは、帯状に形成され、半田付進行方向に沿って配置されている
    ことを特徴とするプリント配線基板。
  2. 後方半田引きランドは、半田付進行方向に対して後方に突起部を有するくの字状に形成されている
    請求項1記載のプリント配線基板。
  3. 後方半田引きランドは、半田付進行方向に対して後方に凸部を有する湾曲状に形成されている
    請求項1記載のプリント配線基板。
  4. 後方半田付ランド群に対して最も近い位置に設けられている第1の後方半田引きランドは、4方向リードフラットパッケージICが載置される部分における2辺、一方の後方半田付ランド群に含まれるランドの先端部を結ぶ線の延長線、および他方の後方半田付ランド群に含まれるランドの先端部を結ぶ線の延長線で囲まれた領域内に設けられている
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のプリント配線基板。
  5. 側方半田引きランドは、長方形状に形成され、長手方向が半田付進行方向に直交するように配置されている
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のプリント配線基板。
  6. 前方半田付ランド群の近傍に設けられている側方半田引きランドは、その長手方向の長さが、後方半田付ランド群の近傍に設けられている側方半田引きランドの長手方向の長さよりも長い状態で形成されている
    請求項5記載のプリント配線基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013030686A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Noritz Corp プリント基板
JP2016100358A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 株式会社ノーリツ プリント基板

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