JP2007141860A - 非水電解質電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】正極2と、負極3と、リチウムイオンとB[(OCO)2]2 -で表されるアニオンとを含有する常温溶融塩を含む非水電解質とを具備することを特徴とする非水電解質電池。
【選択図】 図1
Description
負極と、
リチウムイオンとB[(OCO)2]2 -で表されるアニオンとを含有する常温溶融塩を含む非水電解質と
を具備することを特徴とするものである。
金属酸化物粒子は、Al2O3含有粒子、ZrO2含有粒子及びSiO2含有粒子よりなる群から選択される少なくとも1種類からなる。
正極活物質としては、例えば、種々の酸化物、硫化物、ポリアニリンやポリピロールなどの導電性ポリマー材料、ジスルフィド系ポリマー材料、イオウ(S)のような無機材料、フッ化カーボンのような有機材料などが挙げられる。正極活物質には、1種類の材料を単独で用いても、2種類以上の材料を混合して用いても良い。
負極活物質には、リチウムを吸蔵放出する材料を用いるのが好ましく、例えば、リチウム金属、リチウム合金、炭素質物、金属化合物などを挙げることができる。負極には、1種類の負極活物質を用いても、2種類以上の負極活物質を混合して用いても良い。
非水電解質は、リチウムイオンを含有した常温溶融塩から実質的に形成された液状非水電解質であることが望ましい。このような液状非水電解質を備えた非水電解質電池は、安全性を高くすることができる。
セパレータとしては、例えば、合成樹脂製不織布、ポリエチレン多孔質フィルム、ポリプロピレン多孔質フィルムなどを用いることができる。
容器としては、金属製容器、ラミネートフィルム製容器を用いることができる。
前記正極及び前記負極のうち少なくとも一方の電極は、Al2O3含有粒子、ZrO2含有粒子及びSiO2含有粒子よりなる群から選択される少なくとも1種類からなる平均一次粒子径が1〜100nmの範囲内である金属酸化物粒子を含むことを特徴とするものである。
正極活物質としては、例えば、種々の酸化物、硫化物、ポリアニリンやポリピロールなどの導電性ポリマー材料、ジスルフィド系ポリマー材料、イオウ(S)のような無機材料、フッ化カーボンのような有機材料などが挙げられる。正極活物質には、1種類の材料を単独で用いても、2種類以上の材料を混合して用いても良い。
負極活物質には、リチウムを吸蔵放出する材料を用いるのが好ましく、例えば、リチウム金属、リチウム合金、炭素質物、金属化合物などを挙げることができる。負極には、1種類の負極活物質を用いても、2種類以上の負極活物質を混合して用いても良い。
非水電解質は、リチウムイオンとB[(OCO)2]2 −で表されるアニオンとを含有した常温溶融塩から実質的に形成される液状非水電解質であることが望ましい。B[(OCO)2]2 −で表されるアニオンの構造式を下記化3に示す。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
<正極の作製>
正極活物質に平均粒径D1が3μm(3000nm)のリチウムコバルト酸化物(LiCoO2)粒子を用い、これに平均一次粒子径dが20nmのAl2O3粒子を正極全体に対して1重量%と、導電材として正極全体に対して8重量%の黒鉛粉末と、結着剤として正極全体に対して5重量%のPVdFとをそれぞれ配合してn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散してスラリーを調製した。得られたスラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔に塗布し、乾燥し、プレス工程を経て電極密度3.3g/cm3の正極を得た。
平均粒径D2が1μm(1000nm)のチタン酸リチウム(Li4Ti5O12)粒子と、平均一次粒子径dが20nmのAl2O3粒子と、導電材としてアセチレンブラックと、結着剤としてPVdFとを重量比(Li4Ti5O12:Al2O3粒子:導電材:結着剤)で88:1:5:6となるように配合してn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散してスラリーを調製した。得られたスラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔に塗布し、乾燥し、プレス工程を経て電極密度2g/cm3の負極を得た。
1−メチル−3−エチルイミダゾリウムイオン(MEI+)と、Li+と、CF3SO3 −と、BF4 −とをモル比がMEI+:Li+:CF3SO3 −:BF4 −=45:5:20:30となるように混合し、20℃において液状の常温溶融塩を得た。
正極及び負極双方の電極に添加する金属酸化物粒子の種類、平均一次粒子径、配合量、粒径比(d/D1)及び粒径比(d/D2)を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な構成の薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
正極および負極の双方の電極に金属酸化物粒子を添加しないこと以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な構成の薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
正極及び負極双方の電極に添加する金属酸化物粒子の種類、平均一次粒子径、配合量、粒径比(d/D1)及び粒径比(d/D2)を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な構成の薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
正極活物質粒子として平均粒径D1が5μm(5000nm)の二酸化マンガン粒子を使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして薄型の非水電解質一次電池を作製した。
正極活物質粒子として平均粒径D1が5μm(5000nm)の二酸化マンガン粒子を使用すること以外は、比較例1で説明したのと同様にして薄型の非水電解質一次電池を作製した。
<正極の作製>
正極活物質にLiFePO4粒子を用い、これに導電材として正極全体に対して8重量%の割合になるように黒鉛粉末と、結着剤として正極全体に対して5重量%となるようにPVdFとをそれぞれ配合し、これらをn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散してスラリーを調製した。得られたスラリーを厚さが15μmのアルミニウム箔に塗布し、乾燥し、プレス工程を経て電極密度3.3g/cm3の正極を得た。
リチウムアルミニウム合金(合金中のアルミニウム含有量は3原子%)箔を負極として用意した。
1−メチル−3−エチルイミダゾリウムイオン(以下、MEI+と称す)と、Li+と、B[(OCO)2]2 −と、第2のアニオンとしてBF4 −とをモル比(MEI+:Li+:B[(OCO)2]2 −:BF4 −)が42:8:8:42となるように混合し、20℃において液状である常温溶融塩を得た。
第2のアニオンの種類を下記表3に示すように変更すること以外は、前述した実施例11で説明したのと同様な構成の薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
MEI+と、Li+と、B[(OCO)2]2 −と、第2のアニオンとしてBF4 −とをモル比(MEI+:Li+:B[(OCO)2]2 −:BF4 −)が42:8:20:30となるように混合し、20℃において液状である常温溶融塩を得た。
MEI+と、Li+と、B[(OCO)2]2 −と、第2のアニオンとしてBF4 −とをモル比(MEI+:Li+:B[(OCO)2]2 −:BF4 −)が46:4:4:46となるように混合し、20℃において液状である常温溶融塩を得た。
負極として厚さ100μmのアルミニウム金属箔(純度99.99%)を用いること以外は、前述した実施例11で説明したのと同様な構成の薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
チタン酸リチウム(Li4Ti5O12)粒子と、導電材としてアセチレンブラックと、結着剤としてPVdFとを重量比(Li4Ti5O12:導電材:結着剤)で85:10:5となるように配合し、これらをn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散させてスラリーを調製した。得られたスラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔に塗布し、乾燥し、プレス工程を経て電極密度2g/cm3の負極を得た。
カチオンの種類を下記表3に示すように変更し、かつカチオンとLi+とB[(OCO)2]2 −とBF4 −とをモル比(カチオン:Li+:B[(OCO)2]2 −:BF4 −)が42:8:20:30となるように混合すること以外は、前述した実施例11で説明したのと同様な構成の薄型非水電解質二次電池を組み立てた。なお、表3において、DMPI+は、1,2−ジエチル−3−プロピルイミダゾリウムイオンを示す。
正極活物質にLiFePO4粒子を用い、これに平均一次粒子径が20nmのSiO2粒子を正極全体に対して1重量%と、これに導電材として正極全体に対して8重量%の割合になるように黒鉛粉末と、結着剤として正極全体に対して5重量%となるようにPVdFとをそれぞれ配合し、これらをn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散してスラリーを調製した。得られたスラリーを厚さが15μmのアルミニウム箔に塗布し、乾燥し、プレス工程を経て電極密度3.3g/cm3の正極を得た。
MEI+と、Li+と、BF4 −とをモル比(MEI+:Li+:BF4 −)が42:8:50となるように混合し、20℃において液状である常温溶融塩を得た。
MEI+と、Li+と、N(CF3SO2)2 −とをモル比(MEI+:Li+:N(CF3SO2)2 −)が42:8:50となるように混合し、20℃において液状である常温溶融塩を得た。
比較例4で用いたのと同種類の非水電解質と、実施例17で用いたのと同種類の負極を用いること以外は、前述した実施例11で説明したのと同様な構成の薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
負極としてリチウムアルミニウム合金箔を用いる実施例11〜15,18〜20および比較例4,5については、100mAの定電流で4Vまで充電した後、3Vまで100mAの定電流放電を行う充放電サイクルを施した。
正極活物質粒子として二酸化マンガン粒子を使用すること以外は、実施例11で説明したのと同様にして薄型の非水電解質一次電池を作製した。
正極活物質粒子として二酸化マンガン粒子を使用すること以外は、比較例4で説明したのと同様にして薄型の非水電解質一次電池を作製した。
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