JP2007140400A - 画像形成装置およびその定着器制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙間時間に応じて紙間でのより適正な温度制御を行う。
【解決手段】第1の記録紙が定着器から排出された後、第2の記録紙が定着器に進入するまでの紙間時間Tに対して、記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aから、非通紙中に必要な供給電力B(<A)まで時間T/2をかけて変化するために必要な一定時間Δt毎の電力変化量Δwを算出しておく。紙間期間の開始時から、一定時間Δt毎に電力変化量Δwずつ電力を低下させる制御を行うとともに、前半時間の経過後に、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δwずつ電力を増加させる制御を行う。
【選択図】図4
【解決手段】第1の記録紙が定着器から排出された後、第2の記録紙が定着器に進入するまでの紙間時間Tに対して、記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aから、非通紙中に必要な供給電力B(<A)まで時間T/2をかけて変化するために必要な一定時間Δt毎の電力変化量Δwを算出しておく。紙間期間の開始時から、一定時間Δt毎に電力変化量Δwずつ電力を低下させる制御を行うとともに、前半時間の経過後に、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δwずつ電力を増加させる制御を行う。
【選択図】図4
Description
本発明は、電子写真プロセスで形成される現像剤像(トナー像)を記録紙上に定着器により定着させる画像形成装置における定着器の制御に関するものである。
従来の定着器においては、吸湿した記録紙を加圧ローラ高温時に定着ニップに通紙すると、記録紙が保持する水分の蒸発が激しくなるため、記録紙と加圧ローラの間に水蒸気層ができることから搬送力が低下して、記録紙のスリップが発生しやすくなる。
また、スリップが発生すると記録紙上に転写された画像が乱れたり、記録紙の搬送不良が発生するおそれがある。
そのため、図3に示すように、従来は記録紙が通過していない間(紙間)は温調温度を低下させて加圧ローラの温度上昇を抑えスリップの発生を抑制している。
しかし、このような制御を行うと目標温度を変化させたときに供給電力が急激に変化することから、フリッカノイズが発生してしまう問題があった。
このようなフリッカノイズを低減させるために、ある目標温度から次の目標温度に切り替える際に、一定時間Δtに一定電力ΔWだけ設定電力を下げ、段階的に設定電力を低下させていく技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−186937号公報
上記特許文献1に記載の技術では、一定電力ΔWを大きく設定すれば目標温度への到達は早いがフリッカノイズの低減の効果は低下する。逆に一定電力ΔWを小さくすれば、目標温度に到達するまでに時間がかかり、許容される時間内に目標温度に到達しない場合が生じうる。
本発明はこのような背景において成されたものであり、その目的は、紙間時間に応じて紙間でのより適正な温度制御を行うことができる画像形成装置およびその定着器制御方法を提供することにある。
本発明による定着制御方法は、記録紙上に現像剤像を形成し、この現像剤像を定着器により熱定着し、前記定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置の定着制御方法において、第1の記録紙が定着器から排出された後第2の記録紙が定着器に進入するまでの紙間時間Tを第1の時間t1と第2の時間t2(=t1)に二分し、記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aから、非通紙中に必要な供給電力B(<A)まで時間T/2をかけて変化するために必要な一定時間Δt毎の電力変化量Δwを算出し、紙間期間の開始時から、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δwずつ電力を低下させる制御を行うとともに、前記第1の時間t1の経過後に、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δwずつ電力を増加させる制御を行うことを特徴とする。
この構成によれば、従来のように固定的な一定電力ΔWずつの供給電力の段階的な制御ではなく、紙間時間Tおよび供給電力差(A−B)に基づいて電力変化量Δwを可変的に決定することができるので、紙間時間Tの全体を利用して比較的緩い傾斜で供給電力の減少・増加を行うことができる。
本発明による他の定着制御方法は、記録紙上に現像剤像を形成し、この現像剤像を定着器により熱定着し、前記定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置の定着制御方法において、第1の記録紙が定着器から排出された後第2の記録紙が定着器に進入するまでの紙間時間Tを第1の時間t1と第2の時間t2(=T−t1)に二分し、記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aから、非通紙中に必要な供給電力B(<A)まで前記第1の時間t1をかけて変化するために必要な一定時間Δt毎の電力変化量Δw1を算出するとともに、前記供給電力Bから供給電力Aまで前記第2の時間t2をかけて変化するために必要な一定時間Δt毎の電力変化量Δw2を算出し、紙間期間の開始時から、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δw1ずつ電力を低下させる制御を行うとともに、前記第1の時間t1の経過後に、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δw2ずつ電力を増加させる制御を行うことを特徴とする。
この構成では、紙間時間Tを第1の時間t1と第2の時間t2(=T−t1)に二分する際にt1とt2を異ならせることにより、供給電力の減少時と増加時の変化率を異ならせることができる。
本発明による定着制御方法は、別の見地によれば、記録紙上に現像剤像を形成し、この現像剤像を定着器により熱定着し、前記定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置の定着制御方法において、第1の記録紙が定着器から排出された後第2の記録紙が定着器に進入するまでの紙間時間Tを第1の時間t1と第2の時間t2(=T−t1)に二分し、記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aから、非通紙中に必要な供給電力B(<A)まで前記第1の時間t1をかけて供給電力を段階的に減少していき、供給電力Bに達したあと、直ちに供給電力を前記供給電力Bから前記供給電力Aまで前記第2の時間t2をかけて段階的に増加させる制御を行うことを特徴とする。
本発明は、上記定着制御方法を実施する画像形成装置として把握することもできる。すなわち、本発明による画像形成装置は、画像形成手段により記録紙上に現像剤像を形成し、熱定着手段により記録紙上の現像剤像を定着し、定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置において、記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aと、非通紙中に必要な供給電力Bと、紙間時間Tとから、供給電力の変化量Δw=(A−B)/{(T/2)/Δt)}を決定する手段と、記録紙が定着器を抜けた後、紙間時間の半分の時間T/2経過するまでは、前記決定した供給電力の変化量Δwに従い供給電力を徐々に減少させ、前記半分の時間T/2の経過後、前記決定した供給電力の変化量Δwに従い供給電力を徐々に増加させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による他の画像形成装置は、画像形成手段により記録紙上に未定着現像剤像を形成し、熱定着手段により該記録紙上の現像剤像を定着し、定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置において、記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aと、非通紙中に必要な供給電力Bと、紙間時間Tを二分した第1の時間t1及び第2の時間t2(=T−t1)とから、第1の供給電力の変化量Δw1=(A−B)/(t1/Δt)および第2の供給電力の変化量Δw2=(A−B)/(t2/Δt)を決定する手段と、記録紙が定着器を抜けた後、時間t1経過するまでは、前記第1の供給電力の変化量Δw1に従い供給電力を徐々に減少させ、時間t1の経過後、前記第2の供給電力の変化量Δw2に従い供給電力を徐々に増加させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、定着器の紙間時間と目標の供給電力から、供給電力の変化量を決定し、それに応じて徐々に供給電力を制御することにより、紙間時間を最大限に利用して、非通紙時の急激な供給電力の変化をなくし、フリッカノイズの低減を図ることができる。
また、非通紙時における供給電力の減少時間と増加時間の割合を変えることにより、時間を大きく取った側の供給電力変化量をさらに小さくすることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の画像形成装置は、電子写真プロセスで形成されるトナー像を記録紙上に定着器により定着させる画像形成装置である。
まず、図1に本実施の形態における画像形成装置の概略のハードウェア構成をブロック図として示す。
画像形成装置は、制御部10、作像部11、転写部12、定着器13、給紙・搬送部15、操作パネル16、および各種センサ部17を備える。制御部10は、CPU、メモリ、インタフェース部を含み、各部をソフトウェア制御する。作像部11は、画像信号に基づいて作像する部位であり、例えば感光ドラムにレーザ光で形成された潜像をトナーで現像する。転写部12は高電圧の生成部を含み、作像部で形成されたトナー像を記録紙に転写させる部位である。定着器13は、前記転写されたトナー像を記録紙に熱で定着させる部位である。給紙・搬送部15は、記録紙収納部(図示せず)から1枚ずつ記録紙を給紙し、順次、転写部12、定着器13の経路を搬送し、装置外へ排出する手段である。操作パネル16は、ユーザが装置に対して指示やデータを入力する入力部および装置がユーザに対して情報を提供する表示部を含む。各種センサ部17は、給紙・搬送部15の経路中の各種に配置された記録紙のセンサや、定着器13の温度を検知するためのサーミスタ等の各種のセンサを含む。その他、図示しないが、複写機では画像読取部、プリンタではホストコンピュータとの通信を行う通信部、ファクシミリでは公衆回線を介して他のファクシミリと通信を行う通信部を含む。
本発明では図1内の定着器13の制御に関し、その内部構成例を図2に示す。
定着器13の加熱部材としてのヒータ22は交流電源21から、電力制御回路23を介して、所定の電力で駆動される。ゼロクロス検出器25は交流電源21の交流波形のゼロクロス点を検出する。サーミスタ24は、ヒータ22の温度を検出するための温度検出手段である。制御部26は、ゼロクロス検出器25の検出出力およびサーミスタ24の出力に基づいて、電力制御回路23を制御する。電力制御回路23での制御としては、交流波形の複数半波を1周期として周期内の駆動半波数を可変するいわゆる波数制御、または、半波内のオン時間を切り替える位相制御等を利用することができる。
図4に本実施の形態において、定着器13に複数枚の記録紙を連続的に通紙する際の紙間での第1の制御態様を表すタイミングチャートを示す。通紙中はP、PI、PIDといった既知の方法で制御を行い、用紙後端が定着器を抜け非通紙状態になってから次の用紙先端が定着器に突入するまでの時間、すなわち紙間時間Tは、次のような制御を行う。
一般に、紙間時間Tは紙種等によって異なるとしても、予め決定することができる。図4の場合、定着器に対して通紙中の供給電力A、非通紙中の目標供給電力をBとし、紙間時間Tを均等に2分割して、その間を単位時間Δtごとに供給電力を逐次低減していき、時間T/2で電力Bに達するように制御する。単位時間Δtは、供給電力を位相制御、端数制御で制御する場合の最小時間である。電力A,Bは、プリント条件(目標温調温度、定着器の温度状態、用紙種類、プリントモード等)に応じてさまざまな値にすることが可能である。但し、本発明では電力A,Bが与えられた後の処理に関するものなので、ここではその具体的な決定方法については言及しない。
設定電力が電力Bに達した後、直ちに、単位時間Δt毎に供給電力を逐次増加させていき、時間T/2で電力Aに達するように制御する。
そのために、単位時間Δt毎に変化させる供給電力の変化量Δwは、
Δw=(A−B)/((T/2)/Δt)
とする。この式から分かるように、単位時間Δtを固定としても、紙間時間Tに応じて、電力変化量Δwは変動する。
Δw=(A−B)/((T/2)/Δt)
とする。この式から分かるように、単位時間Δtを固定としても、紙間時間Tに応じて、電力変化量Δwは変動する。
なお、通信で記録対象の画像データを受信するような場合、通信状況等により紙間時間Tが延長されることもあるが、そのような場合は予定より早く電力Bに達することになるが、このことは特に問題とはならない。
図5は図4の制御態様に対応する紙間処理(1)の例を示すフローチャートである。この処理は上述した制御部のソフトウェア制御により実現される。後述する他のフローチャートについても同様である。
図5の処理において、まず、紙間時間Tを確認する(S11)。ついで、上述したように電力変化量Δwを算出する(S12)。さらに、(T/2)/Δtから整数Nを求める。割り切れない場合には四捨五入、切り捨て等の処理を行う。(Δtは例えば半波に対応する10ms程度の時間なので、Nの値の±1程度の誤差は問題にならない。)
そこで、n=1として(S14)、設定電力をA−n・Δwとする(S15)。このステップS15の処理を、nがNに達するまで(S16)、単位時間Δt毎にnを更新しながら(S17)、繰り返して実行する。
nがNに達したら、再度、n=1として(S18)、今度は設定電力をB+n・Δwとする(S19)。このステップS19の処理を、nがNに達するまで(S20)、単位時間Δt毎にnを更新しながら(S21)、繰り返して実行する。
次に、図6に本実施の形態における紙間での第2の制御態様を表すタイミングチャートを示す。この第2の制御態様は、図4に示した第1の制御態様と同様であるが、紙間時間Tを均等に分割するのではなく、時間t1,t2に分割した点で異なる。(t1=t2とすれば、その制御態様は第1の制御態様と結果的に同じになる。)非通紙時間Tに対するt1、t2の比率を変化させることにより、比率を大きくした側の供給電力変化量をさらに小さくすることができる。
時間t1,t2の決定方法としては、(1)予め両時間の比率を定めておき、この比率に基づいて時間t1,t2を決定する、(2)両時間の一方を固定にして、他方を紙間時間Tからその固定値を減算した値とする、等を採用することができる。
図7は図6に示した第2の制御態様に対応する紙間処理(2)の例を示すフローチャートである。
図7において、まず、紙間時間Tを確認する(S31)。ついで、上述のように時間t1,t2を決定する(S32)。さらに、次式に示すように電力変化量Δw1,Δw2を算出する(S33)。
Δw1=(A−B)/(t1/Δt)
Δw2=(A−B)/(t2/Δt)
Δw1=(A−B)/(t1/Δt)
Δw2=(A−B)/(t2/Δt)
また、t1/Δtおよびt2/Δtから整数N1,N2を求める(S34)。前述と同様、割り切れない場合には四捨五入、切り捨て等の処理を行う。
そこで、n=1として(S35)、設定電力をA−n・Δw1とする(S36)。このステップS36の処理を、nがN1に達するまで(S37)、単位時間Δt毎にnを更新しながら(S38)、繰り返して実行する。
nがN1に達したら、再度、n=1として(S39)、今度は設定電力をB+n・Δw2とする(S40)。このステップS40の処理を、nがN2に達するまで(S41)、単位時間Δt毎にnを更新しながら(S42)、繰り返して実行する。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、通紙中の供給電力がある用紙と次の用紙の通過時で変わる場合は、通紙中の供給電力Aとして、紙間時間の前半部では前回通紙時の供給電力A1を用い、後半部では次回通紙時での供給電力A2を用いて、供給電力変化量を求めればよい。
10…制御部
11…作像部
12…転写部
13…定着器
15…給紙・搬送部
16…操作パネル
17…各種センサ部
21…交流電源
22…ヒータ
23…電力制御回路
24…サーミスタ
25…ゼロクロス検出器
26…制御部
11…作像部
12…転写部
13…定着器
15…給紙・搬送部
16…操作パネル
17…各種センサ部
21…交流電源
22…ヒータ
23…電力制御回路
24…サーミスタ
25…ゼロクロス検出器
26…制御部
Claims (5)
- 記録紙上に現像剤像を形成し、この現像剤像を定着器により熱定着し、前記定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置の定着制御方法において、
第1の記録紙が定着器から排出された後第2の記録紙が定着器に進入するまでの紙間時間Tを第1の時間t1と第2の時間t2(=t1)に二分し、
記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aから、非通紙中に必要な供給電力B(<A)まで時間T/2をかけて変化するために必要な一定時間Δt毎の電力変化量Δwを算出し、
紙間期間の開始時から、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δwずつ電力を低下させる制御を行うとともに、前記第1の時間t1の経過後に、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δwずつ電力を増加させる制御を行う
ことを特徴とする画像形成装置の定着器制御方法。 - 記録紙上に現像剤像を形成し、この現像剤像を定着器により熱定着し、前記定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置の定着制御方法において、
第1の記録紙が定着器から排出された後第2の記録紙が定着器に進入するまでの紙間時間Tを第1の時間t1と第2の時間t2(=T−t1)に二分し、
記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aから、非通紙中に必要な供給電力B(<A)まで前記第1の時間t1をかけて変化するために必要な一定時間Δt毎の電力変化量Δw1を算出するとともに、前記供給電力Bから供給電力Aまで前記第2の時間t2をかけて変化するために必要な一定時間Δt毎の電力変化量Δw2を算出し、
紙間期間の開始時から、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δw1ずつ電力を低下させる制御を行うとともに、前記第1の時間t1の経過後に、一定時間Δt毎に前記電力変化量Δw2ずつ電力を増加させる制御を行う
ことを特徴とする画像形成装置の定着器制御方法。 - 記録紙上に現像剤像を形成し、この現像剤像を定着器により熱定着し、前記定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置の定着制御方法において、
第1の記録紙が定着器から排出された後第2の記録紙が定着器に進入するまでの紙間時間Tを第1の時間t1と第2の時間t2(=T−t1)に二分し、
記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aから、非通紙中に必要な供給電力B(<A)まで前記第1の時間t1をかけて供給電力を段階的に減少していき、供給電力Bに達したあと、直ちに供給電力を前記供給電力Bから前記供給電力Aまで前記第2の時間t2をかけて段階的に増加させる制御を行う
ことを特徴とする画像形成装置の定着器制御方法。 - 画像形成手段により記録紙上に現像剤像を形成し、熱定着手段により記録紙上の現像剤像を定着し、定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置において、
記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aと、非通紙中に必要な供給電力Bと、紙間時間Tとから、
供給電力の変化量Δw=(A−B)/{(T/2)/Δt)}
を決定する手段と、
記録紙が定着器を抜けた後、紙間時間の半分の時間T/2経過するまでは、前記決定した供給電力の変化量Δwに従い供給電力を徐々に減少させ、前記半分の時間T/2の経過後、前記決定した供給電力の変化量Δwに従い供給電力を徐々に増加させる制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成手段により記録紙上に未定着現像剤像を形成し、熱定着手段により該記録紙上の現像剤像を定着し、定着器への供給電力を記録紙が通過中か否かで変化させる画像形成装置において、
記録紙が定着器を通過する時に必要な供給電力Aと、非通紙中に必要な供給電力Bと、紙間時間Tを二分した第1の時間t1及び第2の時間t2(=T−t1)とから、
第1の供給電力の変化量Δw1=(A−B)/(t1/Δt)および
第2の供給電力の変化量Δw2=(A−B)/(t2/Δt)
を決定する手段と、
記録紙が定着器を抜けた後、時間t1経過するまでは、前記第1の供給電力の変化量Δw1に従い供給電力を徐々に減少させ、時間t1の経過後、前記第2の供給電力の変化量Δw2に従い供給電力を徐々に増加させる制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2005337596A JP2007140400A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 画像形成装置およびその定着器制御方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010026493A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Toshiba Corp | 定着装置、定着装置の温度制御方法及び画像形成装置 |
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Legal Events
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