JP2007140350A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007140350A
JP2007140350A JP2005336882A JP2005336882A JP2007140350A JP 2007140350 A JP2007140350 A JP 2007140350A JP 2005336882 A JP2005336882 A JP 2005336882A JP 2005336882 A JP2005336882 A JP 2005336882A JP 2007140350 A JP2007140350 A JP 2007140350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
unit
intermediate transfer
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005336882A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Inao
司 稲生
Atsuyuki Kitamura
篤行 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005336882A priority Critical patent/JP2007140350A/ja
Publication of JP2007140350A publication Critical patent/JP2007140350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】異常画像の発生を防止し、且つコストの低減を実現する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、画像形成装置本体12と、前記画像形成装置本体12内に複数設けられ、トナー像を担持する感光体22Y、22M、22C、22Kと、この感光体22Y、22M、22C、22Kに担持されたトナー像が転写される中間転写ベルト38と、感光体22Y、22M、22C、22Kと中間転写ベルト38とを接離させるアクチュエータ84Y、84M、84C、84Kと、画像形成装置本体12内を除湿するヒータ78と、アクチュエータ84Y、84M、84C、84K及びヒータ78を制御する制御装置60とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機又はファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置において、画像形成装置内にトナー像を担持する像担持体(感光体)が設けられるものが広く用いられている。この種の画像形成装置が、高温高湿や急激な温度差が生ずる環境に設置されると、画像形成装置内の感光体の表面には水分が付着する。この現象は結露と称され、結露が生じた状態で画像形成のための動作をおこなうと、いわゆる「像流れ」や「白抜け」等の異常画像が発生する。この「像流れ」及び「白抜け」の発生は、感光体表面の水分により感光体表面の電気抵抗が低下することが原因と考えられている。また、像流れの原因は結露だけでなく、感光体表面に放電生成物が残存していると水分と反応しやすくなり、高温高湿環境の朝一サンプルに白抜けが発生する。そこで、画像形成装置本体内に加熱手段を設け、「像流れ」や「白抜け」等の異常画像を防ぐものが知られている。例えば、感光体を回転研磨させながら外部発熱体から加熱するものが公知である(例えば特許文献1)。また例えば、感光体内部にドラムヒータを入れ温度を一定にし、さらに感光体の発熱量が大きくなっても無機微粒子を少なくとも3種類以上含ませた現像剤を用いてトナー融着を抑制するものが知られている(例えば特許文献2)。
特開平8−227260号公報 特開2004−191532号公報
しかしながら、いずれの従来技術においても、像形成手段が複数像形成ユニットで構成される場合、それぞれの像形成ユニットの感光体近傍もしくは感光体内部に加熱手段を設けなくてはならず、加熱手段の熱効率が悪くコストが掛かっていた。
本発明の目的とするところは、異常画像の発生を防止し、且つコストの低減を実現する画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴とするところは、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体内に設けられ、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持されたトナー像が転写される中間転写体と、前記像担持体と前記中間転写体とを接離させる接離手段と、前記画像形成装置本体内を除湿する除湿手段と、前記接離手段及び前記除湿手段を制御する制御手段とを有する画像形成装置にある。したがって、除湿手段により結露が防止される。また、接離手段により像担持体と中間転写体とが接離されるので、結露を防止させる際の熱効率が向上する。
好適には、前記除湿手段はヒータからなる。したがって、ヒータの熱により像担持体の周辺が加熱され、該像担持体表面の結露が防止される。
好適には、前記制御手段は、前記画像形成装置本体内の温湿を検知するセンサを有する。したがって、制御手段により、画像形成装置本体内が像担持体表面に結露が生ずる環境であるか否かが判定される。
好適には、前記制御手段は、前記画像形成装置本体内が所定の温湿度以上になったことを前記センサが検知した場合に作動する。したがって、制御手段により、画像形成装置本体内が像担持体表面に結露が生ずる環境であるときに、接離手段及び除湿手段が駆動される。
好適には、少なくとも前記像担持体を収納する像形成ユニットを有する。
好適には、前記接離手段は、前記複数の像形成ユニットを動かすことにより前記像担持体と前記中間転写体とを接離させる。
好適には、前記像形成ユニットは、前記画像形装置本体の高さ方向に複数設けられ、前記中間転写ベルトに沿って配置されている。
好適には、前記除湿手段は、前記複数の像形成ユニットの下方に配置されている。したがって、除湿手段の上方に配置された複数の像担持体表面の水分が除去される。
好適には、前記制御手段は、前記中間転写ベルトに対して前記複数の像形成ユニットのうち下方に位置する像形成ユニットから順次離間させるよう制御する。したがって、除湿手段の上方に配置された複数の像担持体表面のうち、下方に位置する像担持体表面の水分から順次除去される。
本発明によれば、画像形成装置本体内を除湿する除湿手段により像担持体に生ずる結露が防止され、異常画像の発生を防止することができる。また、接離手段により像担持体と中間転写体とを接離させることにより、結露を防止させる際の熱効率が向上し、もってコストの低減を実現することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、本発明の実施形態が示されている。図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14、該画像形成装置本体12下部にシート供給装置16、該画像形成装置本体12上部に画像形成がなされたシートが排出されるシート排出部18が設けられている。また、画像形成装置本体12の手前面及び上部の少なくとも一方に開閉扉(図示せず)が設けられており、この開閉扉を介して後述する像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kや転写ユニット36などが着脱できるようになっている。
図2に示すように、像形成手段14は、カラー画像を形成する電子写真方式のもので、現像剤像を担持する像担持体としてのドラム形状の感光体22Y、22M、22C、22Kと、この各感光体22Y、22M、22C、22Kを一様に帯電する帯電ロールを備えた帯電手段としての帯電装置24Y、24M、24C、24Kと、各感光体22Y、22M、22C、22Kに光により静電潜像を書き込む潜像形成手段としての露光装置26Y、26M、26C、26Kと、各感光体22Y、22M、22C、22Kに書き込まれた潜像をトナーで現像する現像手段としての現像装置28Y、28M、28C、28Kと、後述する転写ユニット36にトナー像の転写がなされた後に感光体22Y、22M、22C、22Kに残留するトナーを除去するトナー除去手段としてのクリーニング装置30Y、30M、30C、30Kとを有する。
像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kは、画像形成装置本体12に着脱自在に装着され、上述した感光体22、帯電装置24、露光装置26、現像装置28及びクリーニング装置30を収納し一体化したものである。これらの像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kは、画像形成装置本体12内において、後述する転写ユニット36の中間転写ベルト38に沿って、画像形成装置本体12の高さ方向に、すなわち図1における右上方から左下方に像形成ユニット30Y、像形成ユニット30M、像形成ユニット30C、像形成ユニット30Kの順に配列されている。
また、図1に示すように、トナーボトル34、34、34、34は、画像形成装置本体12内にあってシート搬送路54(後述)の反対側に並設されている。これらトナーボトル34、34、34、34は、トナー供給路(図示せず)を介して像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kに接続され、各トナーボトル34、34、34、34内のトナーが現像装置28Y、28M、28C、28Kに供給されるようにしてある。
転写ユニット36は、像形成ユニット32Y、32M、32C、32K上部に配置され、該像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kの感光体22Y、22M、22C、22Kと当接するように配置されている。この転写ユニット36は、ユニットとして一体化されていて中間転写体としての中間転写ベルト38と該中間転写ベルト38に内接する複数のローラからなる。具体的には、中間転写ベルト38は、シート搬送路54(図2を用いて後述)に配設された2次転写バックアップロール40と、2次転写バックアップロール40の下方に配設されたベルト搬送ロール41aと、ベルト搬送ロール41aの斜め上方且つシート搬送路54の反対側に配設されたベルト搬送ロール41bに巻き掛けられている。
また、中間転写ベルト38を挟んで感光体22Y、22M、22C、22Kと対峙する位置には、1次転写ロール42Y、42M、42C、42Kが配設されている。それぞれの1次転写ロール42Y、42M、42C、42Kには、それぞれ転写バイアスが印加されていて、各1次転写ロール42Y、42M、42C、42Kは、感光体22Y、22M、22C、22Kに形成されたトナー像を、中間転写ベルト38上に順次に転写し、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ねられたカラートナー像を形成するようになっている。
さらに、中間転写ベルト38を挟んで2次転写バックアップロール40と対峙する位置には2次転写ロール43が配設されている。この2次転写ロール43は、シート搬送路54(図2を用いて後述)に配置され、1次転写ロール42Y、42M、42C、42Kにより中間転写ベルト38に1次転写されたそれぞれのトナー像をシート搬送路54に搬送されたシートに2次転写するようになっている。
また、画像形成内装置本体12内の上部には、転写ユニット36によりシートに転写されたトナー像をシートへ定着させる定着装置44が設けられている。定着装置44は、加熱ロール44aと加圧ロール44bとからなり、加熱ロール44aと加圧ロール44bとの間を通過するシートを過熱し加圧することで、シートにトナー像を定着するようになっている。
また、画像形成装置本体12内の下部には、シート供給装置16が設けられている。シート供給装置16は、シートが積載されるシート供給カセット46と、このシート供給カセット46に積載されたシートをピックするピックアップロール48と、後述するレジストロール56へシートを捌きながら送り出すフィードロール50及びリタードロール52とを有する。シート供給カセット46は、画像形成装置本体12に対して着脱自在に設けられており、普通紙、OHPシート等の被転写体としてのシートが積載収納される。
また、画像形成装置本体12には、シート供給カセット46から後述する排出ロール58にかけてシート搬送路54が設けられている。シート搬送路54は、シート供給カセット46から供給されたシートをシート排出部18まで搬送する搬送路であり、このシート搬送路54に沿ってシート搬送方向上流から順に、レジストロール56、2次転写ロール43、定着装置44及び排出ロール58が配置されている。レジストロール56は、シートを所定のタイミングに合わせて中間転写ベルト38と2次転写ロール43との間へと供給するように配設され、排出ロール58は、定着装置44から搬送されたシートをシート排出部18へ排出するように設けられている。
また、画像形成装置本体12内には制御手段としての制御装置60が配設されており、この制御装置60は、制御部63及び後述する温湿センサ76を有する。制御部63は、画像形成装置本体12に設けられた各装置を制御するようになっている。
上記構成において、画像形成信号が送られると、感光体22Y、22M、22C、22Kが帯電装置24Y、24M、24C、24Kにより一様に帯電され、この帯電された感光体22Y、22M、22C、22Kには、画像信号に基づいて露光装置26Y、26M、26C、26Kから光が出射される。露光装置26Y、26M、26C、26Kからの光は、感光体22Y、22M、22C、22Kの表面を露光し、潜像が形成される。露光装置26Y、26M、26C、26Kにより形成された感光体22Y、22M、22C、22Kの潜像は、現像装置28Y、28M、28C、28Kによってイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像を現像され、中間転写ベルト38に重ねて一次転写される。一次転写時において、感光体22Y、22M、22C、22Kに残留する廃トナーは、クリーニング装置30Y、30M、30C、30Kによって掻き取られ、回収される。
一方、シート供給カセット46に収納されたシートは、シート供給信号等により、ピックアップロール48によってピックされ、フィードロール50により送り出され、リタードロール52により捌かれてシート搬送路54に導かれ、レジストロール56により一次停止され、タイミングをとって2次転写ロール43と中間転写ベルト38との間に導かれる。2次転写ロール43と中間転写ベルト38との間にシートが導かれると、中間転写ベルト38に一次転写されているトナー像が二次転写ロール43と二次転写バックアップロール40とによってシートに2次転写される。
トナー像が転写されたシートは定着装置44に導かれる。定着装置44は、加圧ロール44a及び加熱ロール44bにより、熱と圧力とによってトナー像をシートに定着させ、排出ロール58を介して、トナー像が定着されたシートをシート排出部18に排出する。
次に、像形成ユニット32の周辺構造を説明する。
図2乃至4において、像形成ユニット32の周辺構造が示され、図5において像形成ユニット32周辺の制御回路が示されている。図2に示すように、像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kは、ユニット本体33Y、33M、33C、33Kを有し、該ユニット本体33Y、33M、33C、33Kに感光体22Y、22M、22C、22K、帯電装置24Y、24M、24C、24K、露光装置26Y、26M、26C、26K、現像装置28Y、28M、28C、28K及びクリーニング装置30Y、30M、30C、30Kが収納されている。感光体22Y、22M、22C、22Kは、該感光体22Y、22M、22C、22Kの両端面に形成される回転支軸23Y、23M、23C、23Kを有しており、この回転支軸23Y、23M、23C、23Kを介してユニット本体33Y、33M、33C、33Kに回転自在に支持されている。また、ユニット本体33Y、33M、33C、33K下面にはベース部材61Y、61M、61C、61Kが固定されており、このベース部材61Y、61M、61C、61Kは後述するユニット支持部材62に対して水平方向(図2の矢印A及びB方向)に摺動自在に配設されている。
また、画像形成装置本体12内における像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kの上方には、画像形成装置本体12内の温湿を検知するセンサとしての温湿センサ76が設けられている。この温湿センサ76は、制御部63(図1に示す)と接続されており、画像形成装置本体12内における特に感光体22周辺の温度及び湿度を検知して検出結果を制御部63に出力するようになっている。また、画像形成装置本体12内における像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kの下方には、画像形成装置本体12内を除湿する除湿手段としてのヒータ78が設けられている。このヒータ78は、制御部63と接続されており、該制御部63からの制御信号により制御(ONまたはOFF)される。制御部63は、温湿センサ76から検出される温度値及び湿度値をモニターし、画像形成装置本体12内の特に感光体22の周辺の温度値及び湿度値が所定の範囲以内にあるようヒータ78をON/OFF制御する。このヒータ78の熱により感光体22の周辺の温度が上昇し、感光体22表面に発生する結露が防止されるようになっている。
図2に示すように、上述した4つの像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kは、ユニット支持部材62に配設されている。このユニット支持部材62は、画像形成装置本体12に可動自在に設けられ、該ユニット支持部62上面に形成される第1の傾斜面64と該ユニット支持部62下面に形成される第2の傾斜面66とを有する。第1の傾斜面64には、像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kが所定の間隔で配置されている。また、第2の傾斜面66の下方には、該第2の傾斜面66に当接するよう画像形成装置本体12に回転自在に支持された第1のカム68が設けられている。また、ユニット支持部材62には、例えば2つのガイド溝70a、70bが形成されており、このガイド溝70a、70b内には、画像形成装置本体12に固定されたピン72a、72bが設けられている。
また、ユニット支持部材62の近傍には、画像形成装置本体12に固定されたユニット位置決め部材74が設けられている。後述するように、このユニット位置決め部材74に、感光体22Y、22M、22C、22Kの回転支軸23Y、23M、23C、23Kを当接させることにより、像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kが印刷可能な位置に位置決めされるようになっている。
図3に示すように、図示しないモータ等の駆動源により第1のカム68を回転(図3の矢印C方向)させると、ガイド溝70a、70bとピン72a、72bとが摺動しつつユニット支持部材62が中間転写ベルト38の方向(図3の矢印D方向)へ移動する。ユニット支持部62が移動すると、ユニット位置決め部材74と各感光体22Y、22M、22C、22Kの回転支軸23Y、23M、23C、23Kが当接し、それぞれの像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kが位置決めされ、感光体32Y、32M、32C、32Kと1次転写ロール42Y、42M、42C、42Kとが中間転写ベルト38を介して対峙するようになる。
なお、像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kもしくは転写ユニット36を画像形成装置本体12から着脱する際には、第1のカム68をさらに回転させ、ユニット支持部材62、すなわち全ての像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kを図2に示す位置に移動させる。このように、第1のカム68は、主に像形成ユニット32もしくは転写ユニット36を画像形成装置本体12から着脱する際に用いられる。
図4に示すように、像形成ユニット32には、付勢手段としての第1の弾性部材(第1のコイルバネ80)と第2の弾性部材(第2のコイルバネ82)とが設けられている。第1のコイルバネ80は、ユニット本体33をユニット支持部材62に対し水平方向で中間転写ベルト38側(図4(a)の矢印A方向)に付勢する。第2のコイルバネ82は、ユニット本体33をユニット支持部材62に対し垂直方向で中間転写ベルト38側(図4(a)の矢印E方向)に付勢する。これら第1のコイルバネ80及び第2のコイルバネ82の付勢力により感光体22と中間転写ベルト38とが圧接するようになっている。
また、図4及び図5に示すように、感光体22Y、22M、22C、22K近傍には、中間転写ベルト38と像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kとを接離させる接離手段としてのアクチュエータ84Y、84M、84C、84Kが設けられている。このアクチュエータ84Y、84M、84C、84Kは、第2のカム86Y、86M、86C、86Kと該第2のカム86Y、86M、86C、86Kを回転させる駆動源としてのモータ88Y、88M、88C、88Kを有する。第2のカム86は、感光体22の回転支軸23にそれぞれ設けられた軸受ユニット90と当接するように該感光体22の水平方向で中間転写ベルト38側に配設されている。
図5に示すように、各アクチュエータ84Y、84M、84C、84Kのそれぞれのモータ88Y、88M、88C、88Kは、制御部63に接続されている。後述するように、制御部63は、温湿センサ76の検出結果(温度値及び湿度値)に基づいて、アクチュエータ84Y、84M、84C、84Kを制御するようになっている。なお、制御部63は、各アクチュエータ84Y、84M、84C、84Kをそれぞれ独立に制御することができる。
図4(b)に示すように、第2のカム86を所定角度(本例においては180°)回転させると、ユニット本体33及びベース部材61は、第1のコイルバネ80の付勢力に抗しながらユニット支持部材62に対して水平方向で反中間転写ベルト38側にスライドする。これにより、中間転写ベルト38と感光体22Y、22M、22C、22Kとが離間するようになる。
なお、アクチュエータは、回転運動を直線運動に変換する直動アクチュエータ(リニアアクチュエータ)等を用いてもよい。
次に、結露防止処理(結露防止モード)を図6及び図7に基づいて説明する。
図6は、制御部63よって実行される結露防止処理S10を例示するフローチャートであり、図7は、結露防止処理における各装置の動作を例示する図である。
図6に示すように、ステップS100において、制御部63は、温湿センサ76により検出された温度値及び湿度値が所定範囲を超えている場合、すなわち感光体22表面に結露が発生する環境であるときにはステップS105の処理に移行し、温湿センサ76により検出された温度値及び湿度値が所定範囲以内である場合には結露防止処理を終了する。
ステップS105において、制御部63はヒータ78の電源を入れる(ONにする)。
ステップS110において、制御部63は、図7(a)に示すように中間転写ベルト38を駆動(図7(a)の矢印F方向へ回転)させ、また該中間転写ベルト38に当接したそれぞれの感光体22Y、22M、22C、22Kを駆動(図7(b)の矢印G方向へ回転)させる。
すなわち、制御部63は、画像形成装置本体12内が所定の温湿以上になったことを温湿センサ76が検知した場合に作動し、ヒータ78の電源を入れ、さらに感光体22及び中間転写ベルト38を駆動させる。
ステップS115において、制御部63は、所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと判定した場合はS120の処理に移行し、所定時間が経過していないと判定した場合は再度S115の処理を実行する。
すなわち、制御部63は、ヒータ78の電源を入れ、さらに中間転写ベルト38と感光体22Y、22M、22C、22Kとを所定時間駆動させることで、感光体22Y、22M、22C、22K表面の水分を除去する。
このように、中間転写ベルト38と感光体22Y、22M、22C、22Kとを当接させながら回転させると、中間転写ベルト38と感光体22Y、22M、22C、22Kとを当接させない場合と比較して感光体22Y、22M、22C、22K表面の水分が短時間で除去される。
ステップS120において、制御部63は、中間転写ベルト38に対して全ての像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kを離間させた否かを判定し、全ての像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kを離間させたと判定した場合はステップS130の処理に移行し、全ての像形成ユニット32Y、32M、32C、32Kを離間させていない、すなわち離間させてない像形成ユニット32がある場合にはステップS125の処理に移行する。
ステップS125において、制御部63は、アクチュエータ84を制御することにより像形成ユニット32と中間転写ベルト38とを離間させる。すなわち、図7(b)に示すように、制御部63は、モータ88を駆動させることにより第2のカム86を所定角度回転させ、中間転写ベルト38から像形成ユニット32の感光体22を離間させる。
ステップS115からステップS125の処理を所定回数(例えば4回)繰り返すことにより、制御部63は、中間転写ベルト38に対して下方に位置する像形成ユニット32から順次離間させる。具体的には、図7(b)及び(c)に示すように、制御部63は、まずアクチュエータ84Kを制御して像形成ユニット32Kを離間(図7(b))させ、所定時間経過後にアクチュエータ84Cを制御して像形成ユニット32Cを離間(図7((c))させる。続いて、制御部63は、所定時間経過後にアクチュエータ84Mを制御して像形成ユニット32Mを離間させ、さらに所定時間経過後にアクチュエータ84Yを制御して像形成ユニット32Yを離間させる。すなわち、制御部63は、感光体22K、感光体22C、感光体22M、感光体22Yの順で各感光体22を中間転写ベルト38より順次離間させる。これにより、ヒータ78の熱が順次上昇し、下方に位置する感光体22の周辺から順次加熱され、下方に位置する感光体22表面の水分から順次除去される。
ステップS130において、制御部63はヒータ78の電源を切る(OFFにする)。
ステップS135において、制御部63は全ての像形成ユニット32を戻す。すなわち、制御部63は、アクチュエータ84Y、84M、84C、84Kを制御することにより、中間転写ベルト38と全ての感光体22Y、22M、22C、22Kとを当接させる。
ステップS140において、制御部63は中間転写ベルト38及び感光体22Y、22M、22C、22Kの駆動を停止させ、結露防止処理を終了する。
このように、画像形成装置本体12内が所定の温湿以上になったときにヒータ78の電源を入れることで、該ヒータ78の熱により感光体22の周辺の温度が上昇して除湿され、感光体22表面の結露が防止されるので、もって異常画像の発生を防止することができる。
また、ヒータ78の近くに位置する像形成ユニット32から、すなわち下方に位置する像形成ユニット32から順次離間させることにより、該ヒータ78の熱で各感光体22Y、22M、22C、22Kの周辺を順次効率良く加熱することができ、下方に位置する感光体22表面の水分から順次除去される。したがって、像形成ユニット32を順次離間させない場合と比較すると、各感光体22表面の水分をより短時間で除去することができ、結露を防止させる際のヒータ78の熱効率を向上することができる。更に、ヒータ78の熱効率が向上することにより、それぞれの感光体近傍にそれぞれヒータを設ける必要がなく、更に小出力(小容量)のヒータを用いることも可能となり、もってコストの低減を実現することができる。
なお、本例においては、感光体22K、感光体22C、感光体22M、感光体22Yの順で各感光体22と中間転写ベルト38とを順次離間させるように制御しているが、これに限定することなく、例えば感光体22Y、感光体22M、感光体22C、感光体22Kの順で順次離間させてもよいし、例えば2つ以上の感光体22を同時に離間させるようにしてもよい。これらの場合、ヒータ78の近くに配置されている感光体22から離間させるのが好ましい。
なお、上述した結露防止処理(結露防止モード)は、結露が発生しやすい時(朝一番に画像形成装置10の電源を入れる時や連続印刷時など)に自動的に実行されるようにしてもよいし、ユーザが任意に実行するようにしてもよい。
以上述べたように、本発明は、少なくとも感光体を有する複数の像形成ユニットが設けられた画像形成装置に利用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る像形成ユニットの周辺構造を示し、ユニット支持部材が反中間転写ベルト側に移動している状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る像形成ユニットの周辺構造を示し、ユニット支持部材が反中間転写ベルト側に移動し、中間転写ベルトと像形成ユニットとが当接している状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るアクチュエータの周辺構造を示し、(a)はアクチュエータが駆動前の状態、(b)はアクチュエータの駆動により中間転写ベルトと像形成ユニットとが離間した状態を示す側面図及び上面図である。 本発明の実施形態に係る像形成ユニット周辺の制御回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る制御部により実行される結露防止処理の動作フローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る制御部により実行される結露防止処理における一連の動作を示し、(a)は中間転写ベルトと感光体とが当接しつつ回転している状態、(b)及び(c)は下方に位置する像形成ユニットから順次離間している状態を表す模式図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
22Y、22M、22C、22K 感光体
32Y、32M、32C、32K 像形成ユニット
38 中間転写ベルト
60 制御装置
76 温湿センサ
78 ヒータ
84Y、84M、84C、84K アクチュエータ

Claims (9)

  1. 画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体内に設けられ、トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に担持されたトナー像が転写される中間転写体と、
    前記像担持体と前記中間転写体とを接離させる接離手段と、
    前記画像形成装置本体内を除湿する除湿手段と、
    前記接離手段及び前記除湿手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記除湿手段はヒータからなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像形成装置本体内の温湿を検知するセンサを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記画像形成装置本体内が所定の温湿度以上になったことを前記センサが検知した場合に作動することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 少なくとも前記像担持体を収納する像形成ユニットを有する請求項1乃至4に記載の画像形成装置。
  6. 前記接離手段は、前記像形成ユニットを動かすことにより前記像担持体と前記中間転写体とを接離させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記像形成ユニットは、前記画像形装置本体の高さ方向に複数設けられ、前記中間転写ベルトに沿って配置されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記除湿手段は、前記複数の像形成ユニットの下方に配置されていることを特徴とする請求項5乃至7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記中間転写ベルトに対して前記複数の像形成ユニットのうち下方に位置する像形成ユニットから順次離間させるよう制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
JP2005336882A 2005-11-22 2005-11-22 画像形成装置 Pending JP2007140350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005336882A JP2007140350A (ja) 2005-11-22 2005-11-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005336882A JP2007140350A (ja) 2005-11-22 2005-11-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007140350A true JP2007140350A (ja) 2007-06-07

Family

ID=38203255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005336882A Pending JP2007140350A (ja) 2005-11-22 2005-11-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007140350A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069557A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010250055A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2017107095A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069557A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010250055A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2017107095A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5370838B2 (ja) 画像形成装置
JP5678446B2 (ja) 画像形成装置
US9146490B2 (en) Image forming apparatus having duel color image forming control modes
JP2005208574A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP2005326758A (ja) 中間転写装置及び画像形成装置
JP2007140350A (ja) 画像形成装置
JP2008089737A (ja) 画像形成装置
JP4923699B2 (ja) 画像形成装置
US9703232B2 (en) Image forming apparatus that performs a contacting operation for contacting a developing member with an image bearing member
JP2005266269A (ja) 画像形成装置
JP2005326759A (ja) 中間転写装置及び画像形成装置
JP4561267B2 (ja) 画像形成装置
JP2007114615A (ja) 画像形成装置
JP2008287069A (ja) 帯電装置及び画像形成装置
JP5915097B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP5370667B2 (ja) 画像形成装置及びその除電制御方法
JP6981117B2 (ja) 画像形成装置
JP2006337798A (ja) 画像形成装置、および、画像形成装置における接離部材の状態認識方法
JP2007114614A (ja) 画像形成装置
JP2016167035A (ja) 除湿装置及び画像形成装置
JP2000321838A (ja) 画像形成装置
JP2006064962A (ja) 画像形成装置
JP2019184837A (ja) 画像形成装置
JP4612854B2 (ja) 画像形成装置
JP4736351B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置