JP2007139151A - クランクシャフト支持構造 - Google Patents

クランクシャフト支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007139151A
JP2007139151A JP2005337133A JP2005337133A JP2007139151A JP 2007139151 A JP2007139151 A JP 2007139151A JP 2005337133 A JP2005337133 A JP 2005337133A JP 2005337133 A JP2005337133 A JP 2005337133A JP 2007139151 A JP2007139151 A JP 2007139151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
outer ring
support structure
cage
roller bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005337133A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Oishi
真司 大石
Makoto Nishikawa
誠 西川
Akihiko Katayama
昭彦 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2005337133A priority Critical patent/JP2007139151A/ja
Priority to US11/600,802 priority patent/US20070116393A1/en
Publication of JP2007139151A publication Critical patent/JP2007139151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】組込み時の保持器の脱落を防止した針状ころ軸受を使用することにより、組込みが容易なクランクシャフト支持構造を提供する。
【解決手段】針状ころ軸受11は、軸受の軸線方向に延びる分割線によって分割された複数の外輪部材12を有する外輪と、外輪の軌道面上に転動自在に配置される複数の針状ころ13と、円周上の一箇所に軸線方向に延びる切断部14aを有する一体型の保持器14とを備える。保持器14は、円周上の一箇所に切断部14aを有する一体型の保持器であって、切断部14aの一方側端部に凸部14bを有し、他方側端部に凹部14cを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車等のエンジンに使用するクランクシャフトの支持構造に関するものである。
クランクシャフト1は、図5に示すように、軸部2と、クランクアーム3と、隣接するクランクアーム3の間にコンロッドを配置するためのクランクピン4とを有する。そして、軸部2は図6に示すように、滑り軸受20によって回転自在に支持されている。
また、軸部2を支持する軸受として滑り軸受20に代えて、例えば図7に示すような、外輪6と、外輪6の内径面に沿って配置される針状ころ7と、隣接する針状ころ7の間隔を保持する保持器8とを備える針状ころ軸受5を用いることが考えられる。
このような針状ころ軸受5は、針状ころ7と軌道面とが線接触するので、軸受投影面積が小さい割に高負荷容量と高剛性が得られる利点を有しており、自動車や二輪エンジン等、あらゆる分野に広く利用されている。また、針状ころ軸受5は、滑り軸受と比較すると負荷容量は低いが、回転時の摩擦抵抗が小さいので、回転トルクの低減や支持部分の給油量を減らすことが可能となる。
ただし、図6に示すように、軸部2の両端にはクランクアーム3が配置されており、針状ころ軸受5を軸方向に圧入することができない。そこで、このような場所に使用可能な軸受が、例えば、米国特許第1921488号公報(特許文献1)に記載されている。
同公報に記載されている針状ころ軸受は、図8に示すような、外輪9を軸受の軸線方向に延びる分割線9cによって分割した外輪部材9a,9bと、同様に分割した保持器(図示せず)とを備える。
米国特許第1921488号公報
上記公報に記載されている針状ころ軸受は、クランクシャフト1のクランクアーム3に挟まれた軸部2に組込む場合、針状ころを収容した保持器および外輪部材9a,9bをそれぞれ径方向から組込むことができる。
このとき、外輪9および保持器の両方が2分割されているので、外輪9を組込む際に保持器の脱落を防止する手段を講じる必要がある。これは、組込み作業手順を複雑にするばかりでなく、保持器の脱落を防止するための特別の部材が必要になる場合もあり、作業工数や作業コストの増大につながる。
そこで、この発明の目的は、組込み時の保持器の脱落を防止した針状ころ軸受を使用することにより、組込みが容易なクランクシャフト支持構造を提供することである。
この発明に係るクランクシャフト支持構造は、クランクシャフトと、クランクシャフトを回転自在に支持する針状ころ軸受とを備える。針状ころ軸受に注目すると、軸受の軸線方向に延びる分割線によって分割された複数の外輪部材を有する外輪と、外輪の軌道面上に転動自在に配置される複数の針状ころと、円周上の一箇所に軸線方向に延びる切断部を有する一体型の保持器とを備える。
上記構成の針状ころ軸受は、保持器を弾性変形させてクランクシャフトに組込んだ後、外輪部材を径方向から組込むこととなる。このとき、保持器が分解して脱落することがないので、組込み作業が容易なクランクシャフト支持構造を得ることができる。
好ましくは、保持器は樹脂材料により形成されている。樹脂材料は弾性変形能が高いので、上記のような手順で組込む保持器材料として最適である。
好ましくは、この保持器は切断部の一方側に凸部と、他方側に凸部を受け入れる凹部とを有する。これにより、保持器の脱落をより確実に防止できるので、さらに組込み作業が容易なクランクシャフト支持構造を得ることができる。
クランクシャフトは、例えば、多気筒エンジンに使用される。多気筒エンジンに使用されるクランクシャフトは、両端をクランクアームで挟まれた軸部を有し、これは気筒数に比例して多くなる。このようなクランクシャフトに上記構成の針状ころ軸受を使用することにより、より高い効果が期待できる。
この発明は、一体型保持器とすることによって、外輪組込み時の保持器の脱落を防止することにより、組込みが容易なクランクシャフト支持構造を得ることができる。
図1を参照して、この発明の一実施形態に係るクランクシャフト支持構造を説明する。
図1に示すクランクシャフト支持構造は、クランクシャフト15と、シリンダブロック16aと、ベアリングキャップ16bと、クランクシャフト15とベアリングキャップ16bとの間に配置され、クランクシャフト15を回転自在に支持する針状ころ軸受11とを備える。
針状ころ軸受11は、軸受の軸線方向に延びる分割線によって分割された複数の外輪部材12を有する外輪と、外輪の軌道面上に転動自在に配置される複数の針状ころ13と、円周上の一箇所に軸線方向に延びる切断部14aを有する一体型の保持器14とを備える。
外輪部材12は、図2(a)に示すような円筒を切削加工により形成し、図2(b)に示すように円周方向の2箇所で割ることによって得られる。このとき、分割部分の端面には研削加工等を施さないので、図2(c)に示すように割れたときの凹凸が残っている。軸受使用時には、対応する端面を突合させることにより円筒形状の外輪を得る。なお、このような製造方法を「自然割り」という。
一方、保持器14は、図3(a)に示すように、円周上の一箇所に切断部14aを有する一体型の保持器であって、図3(b)に示すように、切断部14aの一方側端部に凸部14bを有し、他方側端部に凹部14cを有する。この凸部14bと凹部14cとは、軸受組込み時に嵌合して固定される。
次に、上記構成の針状ころ軸受11をクランクシャフト15に組込む方法を説明する。
まず、予め針状ころ13を各ポケットに組込んだ保持器14を準備する。次に、保持器14の組込みは、切断部14aがクランクシャフト15に組込み可能な程度まで弾性変形させることにより行う。このとき、保持器14の凸部14bと凹部14cとを係合させてクランクシャフト15に固定する。最後に、外輪部材12をクランクシャフト15の径方向から組込み、そのさらに外側にシリンダブロック16aとベアリングキャップ16bとを組込む。
その結果、図4(a)および(b)に示すように、クランクシャフト15と、保持器14と、外輪部材12と、シリンダブロック16aおよびベアリングキャップ16bとの内径面が同心円状に配置され、針状ころ13の安定した回転を確保することができる。
上記の組込み手順とすることにより、両端をクランクアームで挟まれた軸部にも組込みが可能となる。さらに、この針状ころ軸受11は、外輪部材12を組込む際に保持器14が脱落する心配がない。そのため、組込み作業が容易となり、保持器14の脱落を防止するための特別の部材も必要としない。その結果、作業工数および作業コストを抑えることができる。
このとき、保持器14は、金属材料をプレス加工や切削加工して製造した金属製保持器であってもよいが、弾性変形能の高い樹脂材料を射出成型して製造した樹脂製保持器とすることにより、さらに組込み作業が容易となる。
また、外輪は、2つの外輪部材12からなる例を示したが、これに限ることなく、3つ以上の外輪部材12を組み合わせるものであってもよい。
さらに、この発明に係るクランクシャフト支持構造は、自動車や二輪車等のあらゆるエンジンのクランクシャフトに適用可能である。また、エンジンの気筒数は単気筒であっても多気筒であってもよいが、図5のP部に示すような両端をクランクアームで挟まれた軸部を有する多気筒エンジンに使用されるクランクシャフトに適用することにより、より大きな効果が期待できる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、エンジンのクランクシャフト支持構造に有利に利用される。
この発明の一実施形態に係るクランクシャフト支持構造の組込み時の状態を示す図である。 図1の針状ころ軸受の外輪部材を示す図であって、(a)分割前の正面図、(b)は(a)を2箇所で分割した状態を示す図、(c)は(b)の分割部分の拡大図である。 図1の針状ころ軸受の保持器を示す図であって、(a)は側面図、(b)は切断部の拡大図である。 この発明の一実施形態に係るクランクシャフト支持構造の組込み後の状態であって、(a)は軸方向から見た図、(b)は軸と垂直な方向から見た図である。 従来のクランクシャフトを示す図である。 図5のP部の拡大図である。 従来のクランクシャフトの軸部を支持する針状ころ軸受を示す図である。 従来の分割外輪を示す図である。
符号の説明
1,15 クランクシャフト、2 軸部、3,17 クランクアーム、4 クランクピン、5,11 針状ころ軸受、6,9 外輪、9a,9b,12 外輪部材、9c 分割線、7,13 針状ころ、8,14 保持器、14a 切断部、14b 凸部、14c 凹部、16a シリンダブロック、16b ベアリングキャップ、20 滑り軸受。

Claims (4)

  1. クランクシャフトと、
    前記クランクシャフトを回転自在に支持する針状ころ軸受とを備えたクランクシャフト支持構造であって、
    前記針状ころ軸受は、軸受の軸線方向に延びる分割線によって分割された複数の外輪部材を有する外輪と、前記外輪の軌道面上に転動自在に配置される複数の針状ころと、円周上の一箇所に軸線方向に延びる切断部を有する一体型の保持器とを備える、クランクシャフト支持構造。
  2. 前記保持器は、樹脂材料により形成される、請求項1に記載のクランクシャフト支持構造。
  3. 前記保持器は、前記切断部の一方側に凸部と、他方側に前記凸部を受け入れる凹部とを有する、請求項1または2に記載のクランクシャフト支持構造。
  4. 前記クランクシャフトは、多気筒エンジンに使用される、請求項1〜3のいずれかに記載のクランクシャフト支持構造。
JP2005337133A 2005-11-22 2005-11-22 クランクシャフト支持構造 Pending JP2007139151A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337133A JP2007139151A (ja) 2005-11-22 2005-11-22 クランクシャフト支持構造
US11/600,802 US20070116393A1 (en) 2005-11-22 2006-11-17 Needle roller bearing, crank shaft supporting structure, and split method of outer ring of needle roller bearing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337133A JP2007139151A (ja) 2005-11-22 2005-11-22 クランクシャフト支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007139151A true JP2007139151A (ja) 2007-06-07

Family

ID=38202267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005337133A Pending JP2007139151A (ja) 2005-11-22 2005-11-22 クランクシャフト支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007139151A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557514U (ja) * 1978-10-16 1980-04-18
JPS63125221U (ja) * 1987-02-06 1988-08-16
JPH04357325A (ja) * 1991-05-30 1992-12-10 Ntn Corp 分割軸受の軌道輪製造方法
JPH0640458U (ja) * 1992-10-30 1994-05-31 エヌティエヌ株式会社 分割型転がり軸受装置
JPH07317778A (ja) * 1994-05-31 1995-12-08 Ntn Corp 分割軸受の製造方法
JP2003214442A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Yamaha Motor Co Ltd 転がり軸受およびクランク軸用軸受
JP2006322581A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Jtekt Corp 割り保持器およびこれを備えた分割型軸受

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557514U (ja) * 1978-10-16 1980-04-18
JPS63125221U (ja) * 1987-02-06 1988-08-16
JPH04357325A (ja) * 1991-05-30 1992-12-10 Ntn Corp 分割軸受の軌道輪製造方法
JPH0640458U (ja) * 1992-10-30 1994-05-31 エヌティエヌ株式会社 分割型転がり軸受装置
JPH07317778A (ja) * 1994-05-31 1995-12-08 Ntn Corp 分割軸受の製造方法
JP2003214442A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Yamaha Motor Co Ltd 転がり軸受およびクランク軸用軸受
JP2006322581A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Jtekt Corp 割り保持器およびこれを備えた分割型軸受

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4790341B2 (ja) 針状ころ軸受および軸受構造
CN100564933C (zh) 旋转轴装置
JP6122628B2 (ja) 軸及び軸受の配置構造、並びにそれに用いられる軸
JP2006322581A (ja) 割り保持器およびこれを備えた分割型軸受
WO2011055630A1 (ja) カムシャフト装置
JP2007139154A (ja) 針状ころ軸受およびクランクシャフト支持構造
JP2011144936A (ja) 針状ころ軸受
JP2007024207A (ja) 針状ころ軸受
JP5064910B2 (ja) 針状ころ軸受、およびクランクシャフト支持構造
JP5689603B2 (ja) 支持軸受
JP4979249B2 (ja) クランクシャフト支持構造
JP2007162722A (ja) クランクシャフト支持構造
JP2007139151A (ja) クランクシャフト支持構造
JP4947959B2 (ja) クランクシャフト支持構造
JP2007085512A (ja) クランクシャフト支持用転がり軸受
JP4480639B2 (ja) 針状ころ軸受および外輪の製造方法
JP4979226B2 (ja) クランクシャフト支持構造
JP4545122B2 (ja) ころ軸受
JPWO2007013317A1 (ja) 針状ころ軸受
JP2008232311A (ja) ころ軸受
JP2007085447A (ja) クランクシャフト支持構造
JP4563884B2 (ja) 針状ころ軸受
JP2009293603A (ja) ロッカーアーム用カムフォロアおよびカムフォロア装置
JP2009162300A (ja) スラスト軸受
JP2006170419A (ja) 二つ割り軸受用外輪およびこれを備えた二つ割り軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081029

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100318

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101012