JP2007138256A - 蒸着方法 - Google Patents

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【課題】蒸着マスクを基板上に搭載した時の蒸着マスクと基板との密着度を良くして、蒸着材の回り込みがない精度の良い蒸着が可能となる蒸着方法を提供する。
【解決手段】蒸着通孔5が形成されたパターン形成領域4を備える蒸着マスク1を前記基板30の片側に搭載し、少なくとも前記蒸着マスク1の端部が支持してあって、前記基板30の蒸着マスク1が搭載される側とは反対側に押さえ治具50を介しておもり20を置く。これにより、蒸着マスク1と基板30との密着度が向上され、精度の良い蒸着ができる。
【選択図】図3

Description

本発明は蒸着方法に関し、特に蒸着マスク法により、有機EL素子の発光層を形成する蒸着方法に関するものである。
CRTや液晶に替わる表示装置として、光透過性の基板上に、有機化合物材料からなる赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の発光層がマトリックス状やストライプ状などの各種パターンで配列された有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示パネルがある。有機EL素子の発光層の形成方法としては、蒸着マスク法に代表されるドライプロセスによることが、精度、生産性などの観点からして有利であることは広く知られている。このような蒸着方法として、例えば特許文献1が開示されている。
特許文献1について図16に基づいて説明すると、磁性金属材料から成る蒸着通孔101が設けられた蒸着マスク102の周縁部をマスク受け103に載置し、マスク上下機構によりマスク受け103を上昇させて、蒸着マスク102を基板受け104の受け部の間隙に配置して、基板105に押し付ける。そして、基板105の上面側には磁石106を載置する。これにより、マスク受け103と接触している蒸着マスク102の周縁部はマスク受け103によって基板105と十分に密着させるとともに、蒸着マスク102の中央部は磁石106の磁力によって基板105側に引き寄せて、蒸着マスク102と基板105とを密着させている。
また、この磁石106を載置することは基板105に荷重をかける点でおもりを載置していることでもある。磁石106をおもり107として考えた時、基板105に荷重がかかってたわみ、たわんだ基板105は蒸着マスク102に押し当たるように密着するので、蒸着マスク102と基板105との密着度が向上することが確認されている。
特開2001−3155号公報
しかし、上記の場合、基板105にかかる荷重は面荷重である。この面荷重だと、特に基板105および/またはおもり107の平面性が悪い時や蒸着マスク102の形状が大きく、それに伴って載置するおもり107の形状が大きい時に、基板105とおもり107とは接触している部分とそうでない部分がどこかに出てしまって蒸着時において蒸着材の回り込みを引き起こしてしまう場合があり、これが不良につながっていた。
本発明の目的は、蒸着マスクを基板上に搭載した時の蒸着マスクと基板との密着度を良くして、蒸着材の回り込みがない精度の良い蒸着が可能となる蒸着方法を提供するにある。
本発明の蒸着方法は、蒸着装置内の上方に配置した基板30に蒸着材を蒸着するために、蒸着通孔5が形成されたパターン形成領域4を備える蒸着マスク1を前記基板30の片側に搭載し、少なくとも前記蒸着マスク1の端部が支持してあって、前記基板30の蒸着マスク1が搭載される側とは反対側に押さえ治具50を介しておもり20を置くことを特徴とする。
また、前記蒸着通孔5上方を避けて前記押さえ治具50を配することを特徴とする。
また、前記パターン形成領域4が整列形成された蒸着マスク1であって、前記押さえ治具50を前記各パターン形成領域4を囲むように格子状に形成することを特徴とする。
また、前記蒸着マスク1のパターン形成領域4を囲むように枠体3が形成されることを特徴とする。
さらに、前記枠体3はインバー材から成ることを特徴とする。
本発明に係る蒸着方法は、蒸着装置内の上方に配置した基板30に蒸着材を蒸着するために、蒸着通孔5が形成されたパターン形成領域4を備える蒸着マスク1を前記基板30の片側に搭載し、少なくとも前記蒸着マスク1の端部が支持してあって、前記基板30の蒸着マスク1が搭載される側とは反対側に押さえ治具50を介しておもり20を置くようにしたので、面荷重ではなく点荷重や線荷重、つまり、局部的な荷重を基板30にかけることができるので、蒸着マスク1と基板30とで密着させたい箇所に局部的荷重をかければその箇所を確実に密着させることができ、精度の良い蒸着が可能となる。局部的荷重をかけたい箇所は押さえ治具50によって自由に設定できる。
また、前記蒸着通孔5上方を避けて前記押さえ治具50を配するので、荷重による蒸着通孔5の形状変化などといった悪影響がない状態で蒸着マスク1と基板30とが密着し、精度の良い蒸着が可能となる。さらに、パターン形成領域の外周縁4aにより大きな荷重がかかることになるので、蒸着通孔5の形状変化などといった悪影響がない上にパターン形成領域の外周縁4aをよりしっかりと密着させることができ、より精度の良い蒸着が可能となる。
さらには、前記パターン形成領域4が整列形成された蒸着マスク1であって、前記押さえ治具50を前記各パターン形成領域4を囲むように格子状に形成することで、パターン形成領域の外周縁4aをしっかりと密着させることができるとともに、蒸着マスク1全体においてもバランス良く荷重がかかり密着ムラを少なくすることができる。
また、前記蒸着マスク1のパターン形成領域4を囲むように枠体3が形成されることで、荷重がかかるのは枠体3上となる。枠体3は硬く変形しにくいものであるし、例え変形しても問題になることはほとんどない。よって、前記蒸着通孔5をはじめ蒸着マスク1に悪影響なく蒸着マスク1と基板30とが密着され、したがって、蒸着材の回り込みがない精度の良い蒸着が可能となる。さらに、前記枠体3がインバー材から成るものであれば、熱の影響による変形および荷重の影響による変形から蒸着通孔5を保護することができる。
(第1実施形態)
本発明に係る蒸着方法の第1実施形態について以下図面を参照して説明する。図1に示す蒸着マスク1は、ニッケルやニッケル−コバルト等のニッケル合金、その他の電着金属を素材として、電鋳方法により形成されたマスク本体2から成る。このマスク本体2は、例えば36×48mmのパターン形成領域4を複数、本実施形態では3つ備える。パターン形成領域4には、多数独立の蒸着通孔5からなる発光層形成用の蒸着パターン6が形成されている。
マスク本体2の厚みは、好ましくは10〜20μmの範囲とし、本実施例では15μmに設定した。各蒸着通孔5は、例えば平面視で前後の長さ寸法が100〜300μm、左右幅寸法が40〜90μmの四角形状を有しており、これら蒸着通孔5は、前後方向に直線的に並ぶ複数個の通孔群を列とし、複数個の列が左右方向に並列状に配設されたマトリクス状の蒸着パターン6を構成した。
図2は本実施形態に係る有機EL素子用の蒸着マスクの製造方法を示す。まず、図2(a)に示すごとく、導電性を有する例えばステンレスや真ちゅう鋼製の母型10の表面にフォトレジスト層11を形成する。母型10は600×700mmの四角形状であり、フォトレジスト層11は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして熱圧着により形成した。
次いで、図2(b)に示すごとくフォトレジスト層11の上に、前記蒸着通孔5に対応する透光孔12aを有するパターンフィルム12(ガラスマスク)を密着させたのち、紫外光ランプ13で紫外線光を照射して露光を行い、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図2(c)に示すごとく、前記蒸着通孔5に対応するストレート状のレジスト体14aを有する一次パターンレジスト14を母型10上に形成した。
続いて、上記母型10を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、図2(d)に示すごとく先のレジスト体14aの高さの範囲内で、母型10のレジスト体14aで覆われていない表面にニッケル合金等の電着金属を好ましくは10〜20μm厚の範囲とし、本実施例では15μm厚で一次電鋳して、一次電着層15、すなわち前記マスク本体2となる層を形成した。ここでは、母型10の略全面にわたって、一次電着層15を形成した。次に、レジスト体14aを溶解除去することにより、図2(e)に示すごとく多数独立の蒸着通孔5からなる有機EL素子の発光層形成用の蒸着パターン6を備えるマスク本体2を得た。なおこの後、蒸着マスク1を引っ張り状態で、その外周縁に別途ステンレス、アルミ等の固定枠を周知の方法で固定しても良い。
前記マスク本体2、すなわち一次電着層15は、それが内方に収縮する方向の応力が作用するようなテンションを加えた状態で形成したものでも良い。かかる引っ張り応力は、一次電着層15を作成する際の電鋳層の温度(40〜50℃)と常温(20℃)との温度差に起因して、常温時に一次電着層15が収縮するようにすることによって実現できる。
背景技術にて述べたように、基板の上面側におもりを直接置くようなことは特許文献1(図16)から考えられる。そしてこれは、基板に対して面荷重がかかっていることになる。この面荷重であると、特に基板30および/またはおもり20の平面性が悪い時や蒸着マスク1の形状が大きく、それに伴って載置するおもり20の形状が大きい時に、基板30とおもり20は接触している部分とそうでない部分がどこかに出てしまって蒸着時において蒸着材の回り込みを引き起こしてしまう場合がある。そこで、押さえ治具50を介しておもり20を置き、面荷重ではなく点や線荷重、つまり、局部的荷重をかけるようにする。この局部的荷重を蒸着マスク1と基板30間で特に密着させたい箇所、密着させる必要がある箇所にかけることによって、その箇所に相当する蒸着マスク1と基板30とはしっかりと密着させることができるので、よって、精度の良い蒸着が可能となる。この局部的荷重は、押さえ治具50と基板30が接触している箇所にかかるのだが、前記押さえ治具50は種々の形状に簡単に設計できるものである。すなわち、局部的荷重をかけたい箇所は押さえ治具50の形状を変えることで自由に設定することができるのである。
この押さえ治具50は、図3(b)に示すように、前記蒸着通孔5上方を避けた位置に配するのが望ましい。図3は模式的に示したものであるが、図3(b)について説明すると、蒸着装置内の上方に配置した光透過性の、例えば、ガラス等から成る基板30上に蒸着材を蒸着するため、マスク本体2に蒸着通孔5が形成された蒸着マスク1を前記基板30の蒸着源40がある側、つまり、発光層を形成したい側に蒸着マスク1を搭載する。前記蒸着マスク1および基板30の端部、少なくとも前記蒸着マスク1の端部はマスクホルダーで挟持するなどといった周知の方法で支持されている。そして、蒸着マスク1を搭載した側と反対側に押さえ治具50を介しておもり20を置いている。このような場合、前記蒸着通孔5上方に前記押さえ治具50を配すると、前記蒸着通孔5の形状が変化したり、ピッチ精度が悪くなったりといったことが生じる可能性があるため、前記蒸着通孔5上方を避けた位置に前記押さえ治具50を配するのが望ましいのである。図3(a)は、図3(b)のA部分において上面から見た部分拡大図であり、蒸着通孔5(蒸着マスク1)と押さえ治具50との位置関係を示すものである。図3は一例であるが、このように前記蒸着通孔5を避けてあればいかなる形態でも良い。
前記おもり20は必要な重さを有するものであれば何でも良く、また、その形状や重さ等は蒸着マスク1の形状等によって適宜変わるものであるが、例えば、おもり20の重さは、好ましくは500〜800gの範囲とし、本実施形態では600gとした。そして、おもり20の形状寸法は、縦200〜230mm、横200〜230mmの範囲が好ましく、本実施形態では、200×200mmとした。なお、高さについては、おもり20の比重などを考慮して必要な重さとなるように設定すれば良い。
また、押さえ治具50とおもり20との間には平面板60を介在させている。これは、基板30に対してより安定性良く荷重がかかるようにするためのものであるが、おもり20の荷重が基板30に安定性良くかかっていれば、必ずしも必要とするものではない。この平面板60の寸法や材質は特に限定されないが、本実施形態では、押さえ治具50と略同形状かつ同程度の寸法のガラス板を用いた。
そして、前記押さえ治具50の形状は上述したように蒸着マスク1に合わせて自由に設定できるものであり、また、その断面形状は、特に限定されるものではなく、丸状や三角状、四角状など何でも良い。また、押さえ治具50の材質は、本実施形態ではインバーから成るものであるが、これに限定されず、例えば、弾性体で形成すれば、おもり20の荷重を基板30によりしっかりとかけることができるし、前記基板30や前記平面板60に傷を付けにくくできて良い。また、前記押さえ治具50が前記おもり20の重さ(荷重)と略同等の重さ(荷重)を持つものであれば、前記おもり20は用いなくとも良い。
ここで、蒸着マスク1と基板30の間で蒸着材の回り込みが生じてしまうのは、蒸着マスク1のパターン形成領域4と基板30とに隙間があるためであるが、この隙間が生じる原因として基板30とパターン形成領域の外周縁4aにおいて密着性が悪いのがその一つである。これは、そもそもパターン形成領域4における面は平面性があるのだが、パターン形成領域の外周縁4aにおいて高さのバラツキがあるためパターン形成領域4では基板30と密着しない箇所ができ、蒸着材の回り込みが起きてしまう。このバラツキが生じるのはパターン形成領域4とパターン形成領域の外周縁4aの境目で生じやすいひずみによるものである。そこで、押さえ治具50を用いてパターン形成領域4とパターン形成領域の外周縁4aの境目により大きな荷重がかかるようにすれば、前記蒸着通孔5の形状変化などといった悪影響がない状態でバラツキが抑えられるので平面性が良くなり、よって密着性を良くすることができる。
では、押さえ治具50を用いてパターン形成領域4とパターン形成領域の外周縁4aの境目により大きな荷重がかかるようにするためにはどのようにすればいいかと言うと、隣り合うパターン形成領域4・4間に前記押さえ治具50を配すれば良いが、好ましくは、隣り合うパターン形成領域4・4間であって、隣り合うパターン形成領域4・4間の中心を対称にして前記押さえ治具50を配する。具体的には、図4に示すような形態である。このようにすることで、前記蒸着通孔5上方を避けるとともにパターン形成領域の外周縁4aにより大きな荷重をかけることができる。図5に示す形態も同様である。さらに好ましくは、図6に示すように、パターン形成領域の外周縁4a全てに荷重がかかるように前記押さえ治具50を配するのが好ましい。このようにすれば、パターン形成領域4よりパターン形成領域の外周縁4aに強い荷重をかけることができるので、パターン形成領域の外周縁4aと基板30はしっかりと密着し、よって、蒸着材の回り込みを起こすのを防止できる。なお、図4ないし図6(a)は、本実施形態に係る蒸着時の状態を示す断面図であり、図4ないし図6(b)は、(a)における蒸着マスク1および押さえ治具50の斜視図である。
さらには、前記押さえ治具50を図7に示すように各パターン形成領域4を囲むような格子状に形成することが望ましい。前記押さえ治具50は所望の位置からズレて配されてパターン形成領域4aより強い荷重がパターン形成領域4にかかることは好ましくない。図6に示すような形態であれば、それは解決できるが、各パターン形成領域4に対して1つ1つ精度良く押さえ治具50を配するのは時間を要してしまう。しかし、図7に示すような押さえ治具50を用いれば、容易にかつパターン形成領域4から余裕を持たせて押さえ治具50を配することができるとともに、局部的荷重がかかった箇所はしっかりと密着させることができる。しかも、前記パターン形成領域4が整列して配設された蒸着マスク1であれば、マスク全体においてもバランス良く荷重をかけることができ、密着ムラを少なくできる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る蒸着方法の第2実施形態について説明する。なお、前記実施形態と同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の蒸着マスク1は、図8に示すようにニッケルやニッケル−コバルト等のニッケル合金、その他の電着金属を素材として、電鋳方法により形成されたマスク本体2と、このマスク本体2を囲むように装着された枠体3とから成る。図11において、マスク本体2は、600×700mmの四角形状の母型領域の中に、例えば36×48mm(2.4インチ)の四角形状に9つ独立して形成されており、その内部にパターン形成領域4を1つ備える。パターン形成領域4には、多数独立の蒸着通孔5からなる発光層形成用の蒸着パターン6が形成されている。
マスク本体2の厚みは、好ましくは10〜20μmの範囲とし、本実施例では15μmに設定した。各蒸着通孔5は、例えば平面視で前後の長さ寸法が100〜300μm、左右幅寸法が40〜90μmの四角形状を有しており、これら蒸着通孔5は、前後方向に直線的に並ぶ複数個の通孔群を列とし、複数個の列が左右方向に並列状に配設されたマトリクス状の蒸着パターン6を構成した。なお、図8の断面図は、実際の蒸着パターン6の様子を示したものではなく、それを模式的に示している。
マスク本体2の上面側には、マスク本体2の補強用の枠体3が装着される。この枠体3は、ニッケル−鉄合金であるインバー材、あるいはニッケル−鉄−コバルト合金であるスーパーインバー材等のような低熱線膨張係数の材質からなる。枠体3は、マスク本体2よりも肉厚の成形品であり、電鋳法により形成された電着金属層9によりマスク本体2のパターン形成領域4の外周縁4aと不離一体的に接合される。ここでは図11に示すごとく、9枚のマスク本体2を1枚の枠体3で保持している。すなわち、枠体3は、その板面上に9つの開口3aが整列配置されており、各開口3aに一枚のマスク本体2が装着される。枠体3は、マスク本体2に対応する9つの開口3aを備える平板形状に形成されている。枠体3の厚み寸法は、例えば1〜2mm程度とし、本実施例においては1mmに設定した。
枠体3の形成素材としてインバー材やスーパーインバー材を採用したのは、その線膨張係数が2×10-6/℃ 、あるいは1×10-6/℃ 以下と極めて小さく、蒸着工程における熱影響によるマスク本体2の寸法変化を良好に抑制できることに拠る。すなわち、例えば上述のようにマスク本体2がニッケルからなるものであると、その線膨張係数は12.80×10-6/℃ であり、被蒸着基板30である一般ガラスの線膨張係数3.20×10-6/℃に比べて数倍大きいため、蒸着時の高温による熱膨張率の違いから、常温下で蒸着マスク1を基板30に整合させた際の蒸着位置と、実際の蒸着時における蒸着物質の蒸着位置との間に位置ズレが生じることは避けられない。そこで、マスク本体2を保持する枠体3の形成素材として、インバー材などの線膨張係数の小さな素材を採用してあると、昇温時におけるマスク本体2の膨張に起因する寸法変化、形状変化をよく抑えて、常温時における整合精度を蒸着時の昇温時にも良好に保つことができる。
図8において符号9は、パターン形成領域の外周縁4aに係るマスク本体2の上面にメッキ法により積層されたニッケルやニッケル−コバルト合金等の電着金属層を示す。詳しくは、電着金属層9は、パターン形成領域4の外周縁4aの上面と、枠体3の上面およびパターン形成領域4に臨む側面と、マスク本体2と枠体3との間隙部分に形成されており、これでパターン形成領域4の外周縁4aと枠体3の開口周縁とを不離一体的に接合する。
図9および図10は本実施形態に係る有機EL素子用の蒸着マスクの製造方法を示す。まず、図9(a)に示すごとく、導電性を有する例えばステンレスや真ちゅう鋼製の母型10の表面にフォトレジスト層11を形成する。このフォトレジスト層11は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして熱圧着により形成した。
次いで、図9(b)に示すごとくフォトレジスト層11の上に、前記蒸着通孔5に対応する透光孔12aを有するパターンフィルム12(ガラスマスク)を密着させたのち、紫外光ランプ13で紫外線光を照射して露光を行い、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図9(c)に示すごとく、前記蒸着通孔5に対応するストレート状のレジスト体14aを有する一次パターンレジスト14を母型10上に形成した。
続いて、上記母型10を所定の条件に建浴した電鋳槽に入れ、図9(d)に示すごとく先のレジスト体14aの高さの範囲内で、母型10のレジスト体14aで覆われていない表面にニッケル合金等の電着金属を好ましくは10〜20μm厚の範囲とし、本実施例では15μm厚で一次電鋳して、一次電着層15、すなわち前記マスク本体2となる層を形成した。ここでは、母型10の略全面にわたって、一次電着層15を形成した。次に、レジスト体14aを溶解除去することにより、図9(e)に示すごとく多数独立の蒸着通孔5からなる有機EL素子の発光層形成用の蒸着パターン6を備えるマスク本体2を得た。ここまでは、図2に示す製造工程とほとんど一緒である。
次に、図10(a)に示すごとく、一次電着層15(マスク本体2)の形成部分を含む母型10の表面全体に、フォトレジスト層16を形成した。このフォトレジスト層16は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして熱圧着により形成したものであり、ここでは、15μm厚にフォトレジスト層16を形成した。続いて、図10(b)に示すごとく、前記パターン形成領域4に対応する透光孔17aを有するパターンフィルム17を密着させたのち、紫外光ランプ13で紫外線光を照射して露光を行った。かくして、パターン形成領域4に係る部分が露光されており(16a)、それ以外の部分が未露光(16b)のフォトレジスト層16を得た。
続いて、図10(c)に示すごとく、母型10上に一次電着層15を囲むように、枠体3を配した。ここでは、未露光のフォトレジスト層16bの粘着性を利用して、母型10上に枠体3を仮止め固定した。
次に、図10(d)に示すごとく、表面に露出している未露光のフォトレジスト層16bを溶解除去して、パターン形成領域4を覆うレジスト体18aを有する二次パターンレジスト18を形成した。なお、このとき、枠体3の下面に存する未露光のフォトレジスト層16bは、母型10上に残留している。
次に、図10(e)に示すごとく、パターン形成領域4の外周縁4aに係る表面に露出する一次電着層15の上面、枠体3と一次電着層15との間で表面に露出する母型10の表面、および枠体3の表面上に電着金属を電鋳して電着金属層9を形成し、電着金属層9により一次電着層15と枠体3とを接合した。ここではパターン形成領域4の外周縁4aに係る表面に露出する一次電着層15の上面、および枠体3とレジスト体との間で表面に露出する母型10の表面の層厚は30μmとなるように電着金属層9を形成した。このとき、枠体3の表面の層厚は15μmとなっていた。このように、母型10の表面等と枠体3との間で層厚が異なるのは、電着金属層9は、母型10の表面から順次積層されていき、そして、電着金属層9が未露光のフォトレジスト層16bの高さ寸法を超えて枠体3に至ると、枠体3が母型10と導通状態となって、該枠体3の表面に電着金属層9が形成されることによる。
最後に、母型10から一次および電着金属層15・9を剥離してから、二次パターンレジスト18および枠体3の下面に存する未露光のフォトレジスト層16bを除去することにより、図8に示すような蒸着マスク1を得た。
図8に示すごとく、枠体3に各マスク本体2が電着金属層9を介してテンションを加えた状態で保持されているような場合、固定枠を必要としない所謂フレームレス化が可能であるが、図8に示す蒸着マスク1を引っ張り状態で、その外周縁に別途ステンレス、アルミ等の固定枠を周知の方法で固定しても良い。
電着金属層9は、一次電着層15、すなわちマスク本体2を枠体3側に引き寄せる、引っ張り応力F1が作用するようなテンションを加えた状態で形成するのが望ましい。かかる引っ張り応力の付与は、電鋳槽中に添加する第2種光沢剤中のカーボンの含有比率を調製することによって実現できる。これにより一次電着層15は、電着金属層9を介して枠体3に対してピンと張った引っ張り応力が作用した状態で張設されるため、蒸着作業時の周囲温度上昇に対しても、枠体3との熱膨張係数の差に伴うマスク本体2の膨張を吸収し、さらにマスク本体2を保持する枠体3自体が熱膨張しにくいことと相俟って、蒸着マスク1全てが熱による寸法精度のばらつきが生じ難く、発光層の再現精度・蒸着精度の向上に寄与できる。
同様に、マスク本体2、すなわち一次電着層15は、それが内方に収縮する方向の応力F2が作用するようなテンションを加えた状態で形成するのが望ましい。かかる引っ張り応力F2は、一次電着層15を作成する際の電鋳層の温度(40〜50℃)と常温(20℃)との温度差に起因して、常温時に一次電着層15が収縮するようにすることによって実現できる。より詳しく説明すると、母型10として42アロイやインバー、SUS430(ステンレス)等の低温膨張係数の素材を用いたうえで、40〜50℃の電鋳層内で一次電着層15を形成すると、このとき電着金属であるニッケルやニッケル合金等の一次電着層15は母型10よりも膨張率が大きいため母型に対して膨張しようとする応力が作用する(尤も、このときの電着金属層9の膨張は、母型10により規制される)。しかるに、電鋳層温度(40〜50℃)よりも低い常温(20℃)においては、一次電着層15は内方に収縮しようとし、従って母型10から剥離することによって、一次電着層15すなわちマスク本体2は枠体3に対して引っ張り応力F2が作用することとなる。これにより一次電着層15を、皺の無いピンと張った状態とできるため、蒸着作業時の周囲温度上昇に対しても、枠体3との熱膨張係数の差に伴うマスク本体2自体の膨張を吸収し、さらにマスク本体2を保持する枠体3自体が熱膨張しにくいことと相俟って、蒸着マスク1全てが熱による寸法精度のばらつきが生じ難く、発光層の再現精度・蒸着精度の向上に寄与できる。さらには、マスク本体2と電着金属層9との接合強度を向上させるためマスク本体2に通孔を設けそこからも電鋳して電着金属層9を形成したり、マスク本体2の角部を面取り状としたりすれば、その効果はより一層良いものとなる。
このような蒸着マスク1であれば、図12に示すように、パターン形成領域4・4間にある枠体3上に押さえ治具50を配すると良い。これは、基板30と密着が必要なパターン形成領域の外周縁4aに荷重をかけることができるし、また、枠体3は硬く変形しにくいものであるとともに例え変形しても問題になることがほとんどないからである。よって、蒸着マスク1に悪影響なく前記基板30に密着させることができ、したがって、蒸着材の回り込みのない精度良い蒸着が可能となる。さらに、枠体3がインバー材などといった低熱線膨張係数の材質から成るものとすれば、上記のように荷重の影響による変形を防ぐだけでなく、熱の影響による変形も防ぐことができて良い。もちろん、図11に示すような前記マスク本体2が整列して配設された蒸着マスクであれば、前記押さえ治具50を図7に示すように前記マスク本体2を囲むような格子状とすることで、局部的荷重がかかった箇所はしっかりと密着させることができるとともに、マスク全体においてもバランス良く荷重をかけることができるので、密着ムラを少なくすることもできる。
ここで、前記押さえ治具50の断面形状は、特に限定されるものではなく、丸状や三角状、四角状など何でも良いが、断面形状の寸法について述べると、幅寸法は図12に示すように、マスク本体2に形成されている蒸着通孔5の最外周にある蒸着通孔5’と隣り合うマスク本体2の最外周にある蒸着通孔5’との間寸法(C)から各最外周にある蒸着通孔5’・5’から寸法(B)を差し引いた寸法(A)を最大とする幅寸法とするのが望ましい。寸法(B)は3.5〜4.0mmが好ましく、例えば、C=10mm、B=3.8mmとした場合は、幅寸法A=2.4mmとなる。また、高さ寸法については、好ましくは0.2〜1.0mmの範囲とし、本実施形態では0.5mmとした。
その他実施形態として、図13に示すようにおもり20の上にさらに磁石70を置いた形態や図14に示すように押さえ治具50とおもり20との間に磁石70を介在させた形態、図15に示すようにおもり20の代わりに磁石70とした形態が考えられる。もちろん、おもり20および/または磁石70を置かずに、磁力を有する押さえ治具50のみを基板30に置く形態も考えられる。このような形態とすれば、上記各実施形態の蒸着マスク1は強磁性体と言われるニッケルやニッケル・コバルトから成るため、蒸着マスク1を基板30に引き寄せるとともに押さえ治具50による局部的荷重が蒸着マスク1にかかるのでより良い密着となることが予想される。
上記各実施形態において、蒸着マスク1の形状などは、図示例に限られない。また、蒸着マスク1は図示例のような電鋳によって形成したものに限らず、例えば、エッチングやレーザー等によって形成したものでも良い。また、一次パターンレジスト14を除去し、一次電着層15を研磨して平滑化してから、パターン形成領域4に二次パターンレジスト18を形成するようにしてもよい。枠体3の材質としては、実施形態に示すインバー材等のような金属材料のほか、できる限り基板30であるガラス等に近い低熱線膨張係数の材料、例えばガラスやセラミックのようなものを選択することができる。この場合には、これら材料の少なくとも表面に導電性を付与させることが必要となる。
本発明の第1実施形態に係る蒸着マスクの斜視図 本発明の第1実施形態に係る蒸着マスクの製造過程の工程説明図 本発明の第1実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 本発明の第1実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 本発明の第1実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 本発明の第1実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 本発明の第1実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 本発明の第2実施形態に係る蒸着マスクの断面図 本発明の第2実施形態に係る蒸着マスクの製造過程の工程説明図 本発明の第2実施形態に係る蒸着マスクの製造過程の工程説明図 本発明の第2実施形態に係る蒸着マスクの分解斜視図 本発明の第2実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 本発明のその他実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 本発明のその他実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 本発明のその他実施形態に係る蒸着時の状態を示す説明図 従来の蒸着時の状態を示す説明図
符号の説明
1 蒸着マスク
2 マスク本体
3 枠体
4 パターン形成領域
4a パターン形成領域の外周縁
5 蒸着通孔
6 蒸着パターン
9 電着金属層
10 母型
14 一次パターンレジスト
14a レジスト体
15 一次電着層
16 フォトレジスト層
16a 露光されたフォトレジスト層
16b 未露光のフォトレジスト層
17 パターンフィルム
18 二次パターンレジスト
18a レジスト体
20 おもり
30 基板
50 押さえ治具
70 磁石

Claims (5)

  1. 蒸着装置内の上方に配置した基板30に蒸着材を蒸着するために、蒸着通孔5が形成されたパターン形成領域4を備える蒸着マスク1を前記基板30の片側に搭載し、少なくとも前記蒸着マスク1の端部が支持してあって、前記基板30の蒸着マスク1が搭載される側とは反対側に押さえ治具50を介しておもり20を置くことを特徴とする蒸着方法。
  2. 前記蒸着通孔5上方を避けて前記押さえ治具50を配することを特徴とする請求項1に記載の蒸着方法。
  3. 前記パターン形成領域4が整列形成された蒸着マスク1であって、前記押さえ治具50を前記各パターン形成領域4を囲むように格子状に形成することを特徴とする請求項2に記載の蒸着方法。
  4. 前記蒸着マスク1のパターン形成領域4を囲むように枠体3が形成されることを特徴とする請求項2ないし3に記載の蒸着方法。
  5. 前記枠体3はインバー材から成ることを特徴とする請求項4に記載の蒸着方法。
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