JP2007137639A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像記録後の用紙を排出ロール対で搬送する際に発生する用紙からロールへのインクのオフセットを抑制すると共に排出ロール対による用紙の搬送性能を向上させる。
【解決手段】排出ロール対50の軸方向両端部の領域Aで、用紙Pの幅方向両端部の非気力領域P2をニップし、排出ロール対の両側の領域Aの間の領域Bで、用紙Pの両側の非記録領域P2の間の記録領域P1をニップする。従動ロール54の領域Bにおける硬度を、従動ロール54の領域Aにおける硬度よりも低くすることで、搬送ロール対50の領域Aにおけるニップ力を、搬送ロール対50の領域Bにおけるニップ力よりも小さくする。
【選択図】図4

Description

本発明は、搬送手段によって搬送される記録媒体へ液滴吐出ヘッドから液滴が吐出されて画像が記録される液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置としてのインクジェットプリンタでは、記録ヘッドから用紙へインク滴が吐出されて画像が記録され、その後、ロールと拍車とで構成された搬送機構(例えば、特許文献1参照)や搬送ロール対(例えば、特許文献2乃至4参照)等で排紙トレイへ搬送される。この際、乾燥する前のインクに拍車やロールが接触することによって発生するインクのオフセットが問題とされており、これまで種々の対策が考案されている。
特許文献1では、画像記録後の用紙を記録面に接触する拍車と裏面に接触するロールとで狭持して搬送することで、用紙の記録面と搬送機構との接触面積を少なくし、インクのオフセットを抑制している。しかし、搬送ロール対による用紙の搬送と比較して、ニップ力が弱く、高速な搬送が困難である。また、搬送精度が低いので、両面プリントを行う場合等、用紙を長距離搬送するのには不向きである。
また、特許文献2、3では、用紙の記録面に接触するロールの硬度を低くすることで、インクのオフセットを抑制している。しかし、通常の搬送ロール対による用紙の搬送と比較して、ニップ力が弱くなるので、特許文献1と同様、高速搬送や長距離搬送に適していない。
また、特許文献4では、用紙の記録面に接触するロールをインクの吸着性が低いセラミック粒子で覆い、インクのオフセットを抑制している。しかし、用紙の記録面に大きなニップ力がかかるので、インクが記録面から滲みだしてしまい、画像が乱れてしまう。
特開2002−178583号公報 特開2004−83216号公報 特開2003−170634号公報 特開平7−137384号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、画像記録後の記録媒体を搬送ロール対で搬送する際に発生する記録媒体からロールへの液体のオフセットを抑制すると共に搬送ロール対による記録媒体の搬送性能を向上させることを目的とする。
請求項1に記載の液滴吐出装置は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、記録媒体を前記液滴吐出ヘッドに対向させて搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送方向下流側で記録媒体を搬送する搬送ロール対と、を備える液滴吐出装置であって、記録媒体の幅方向両端部の非記録領域をニップする前記搬送ロール対の第1領域と、記録媒体の前記非記録領域の幅方向内側の記録領域をニップする前記搬送ロール対の第2領域と、を有し、前記搬送ロール対の前記第2領域におけるニップ力を前記搬送ロール対の前記第1領域におけるニップ力よりも低くしたことを特徴とする。
請求項1に記載の液滴吐出装置では、記録媒体が搬送手段によって液滴吐出ヘッドに対向して搬送され、液滴吐出ヘッドから記録媒体へ液滴が吐出されて画像が記録される。そして、画像記録後の記録媒体は、搬送手段の搬送方向下流側で搬送ロール対によって搬送される。
ここで、搬送ロール対の第1領域によって記録媒体の幅方向両端部の非記録領域がニップされ、搬送ロール対の第2領域によって記録媒体の非記録領域の幅方向内側の記録領域がニップされるが、搬送ロール対の第2領域におけるニップ力が、搬送ロール対の第1領域におけるニップ力よりも低くなっている。
これによって、搬送ロール対から記録媒体の記録領域にかかる力を抑制すると共に、搬送ロール対による記録媒体の搬送力を増大させることができるので、記録媒体からロールへの液体のオフセットを抑制できると共に、搬送ロール対による記録媒体の搬送性能を向上できる。
請求項2に記載の液滴吐出装置は、請求項1に記載の液滴吐出装置であって、前記搬送ロール対の少なくとも一方のロールの前記第2領域における硬度を当該ロールの前記第1領域における硬度よりも低くしたことを特徴とする。
請求項2に記載の液滴吐出装置の搬送ロール対の少なくとも一方のロールでは、記録媒体の非記録領域をニップする第1領域よりも、記録媒体の記録領域を狭持する第2領域の方が、硬度が低くなっている。これによって、搬送ロール対の第2領域におけるニップ力が、搬送ロール対の第1領域におけるニップ力よりも低くなるので、搬送ロール対から記録媒体の記録領域にかかる力を抑制すると共に、搬送ロール対による記録媒体の搬送力を増大させることができる。従って、記録媒体からロールへの液体のオフセットを抑制できると共に、搬送ロール対による記録媒体の搬送性能を向上できる。
請求項3に記載の液滴吐出装置は、請求項2に記載の液滴吐出装置であって、当該ロールの前記第2領域の材質をゴム、当該ロールの前記第1領域の材質を当該ロールの前記第2領域の材質よりも高硬度のゴム又は金属としたことを特徴とする。
請求項3に記載の液滴吐出装置では、搬送ロール対の少なくとも一方のロールの第2領域の材質をゴム、当該ロールの第1領域の材質を当該ロールの第2領域の材質よりも高硬度のゴム又は金属とすることで、当該ロールの第2領域における硬度が当該ロールの第1領域における硬度よりも低くなっている。
請求項4に記載の液滴吐出装置は、請求項2又は3に記載の液滴吐出装置であって、当該ロールの前記第1領域の位置を、記録媒体のサイズに応じて変更可能としたことを特徴とする。
請求項4に記載の液滴吐出装置では、搬送ロール対の少なくとも一方のロールにおいて、第2領域よりも高硬度の第1領域の位置を、記録媒体の幅に応じて変更する。これによって、各種サイズの記録媒体を、液体のオフセットを抑制しつつ、良好に搬送できる。
請求項5に記載の液滴吐出装置は、請求項4に記載の液滴吐出装置であって、当該ロールを記録媒体のサイズ毎に設けて、記録媒体のサイズに応じて入れ替えることを特徴とする。
請求項5に記載の液滴吐出装置では、搬送ロール対の少なくとも一方のロールが、記録媒体のサイズ毎に設けられており、記録媒体の幅に応じて入れ替えられる。これによって、当該ロールの高硬度とされた第1領域の位置が、記録媒体の幅に応じて変更されるので、各種サイズの記録媒体を、液体のオフセットを抑制しつつ、良好に搬送できる。
請求項6に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記搬送ロール対の少なくとも一方のロールの前記第2領域における外径を当該ロールの前記第1領域における外径よりも小さくしたことを特徴とする。
請求項6に記載の液滴吐出装置の搬送ロール対の少なくとも一方のロールでは、記録媒体の非記録領域をニップする第1領域よりも、記録媒体の記録領域をニップする第2領域の方が、外径が小さくなっている。これによって、搬送ロール対の第2領域におけるニップ力が、搬送ロール対の第1領域におけるニップ力よりも低くなるので、搬送ロール対から記録媒体の記録領域にかかる力を抑制すると共に、搬送ロール対による記録媒体の搬送力を増大させることができる。従って、記録媒体からロールへの液体のオフセットを抑制できると共に、搬送ロール対による記録媒体の搬送性能を向上できる。
請求項7に記載の液滴吐出装置は、請求項6に記載の液滴吐出装置であって、当該ロールの前記第1領域の位置を、記録媒体のサイズに応じて変更可能としたことを特徴とする。
請求項7に記載の液滴吐出装置では、搬送ロール対の少なくとも一方のロールにおいて、第2領域よりも大径の第1領域の位置を、記録媒体の幅に応じて変更する。これによって、各種サイズの記録媒体を、液体のオフセットを抑制しつつ、良好に搬送できる。
請求項8に記載の液滴吐出装置は、請求項7に記載の液滴吐出装置であって、当該ロールを記録媒体のサイズ毎に設けて、記録媒体のサイズに応じて入れ替えることを特徴とする。
請求項8に記載の液滴吐出装置では、搬送ロール対の少なくとも一方のロールが、記録媒体のサイズ毎に設けられており、記録媒体の幅に応じて入れ替えられる。これによって、当該ロールの大径の第1領域の位置が、記録媒体の幅に応じて変更されるので、各種サイズの記録媒体を、液体のオフセットを抑制しつつ、良好に搬送できる。
請求項9に記載の液滴吐出装置は、請求項7に記載の液滴吐出装置であって、一の当該ロールに前記第1領域を記録媒体のサイズ毎に設け、当該ロールの両側の前記第1領域の間の前記第1領域の外径を当該ロールの前記第2領域の外径以下まで縮小可能とし、記録媒体の記録面に対向する当該ロールの前記第1領域の外径を当該ロールの当該ロールの前記第2領域の外径以下まで縮小させることを特徴とする。
請求項9に記載の液滴吐出装置では、搬送ロール対を構成する一のロールに第1領域が記録媒体のサイズ毎に設けられている。ここで、当該ロールの両側の第1領域の間の第1領域の外径が、当該ロールの第2領域の外径以下まで縮小可能となっており、記録媒体の非記録領域に対向する当該ロールの第1領域の外径が当該ロールの第2領域の外径以下まで縮小される。
これによって、当該ロールの大径の第1領域の位置が、記録媒体の幅に応じて変更されるので、各種サイズの記録媒体を、液体のオフセットを抑制しつつ、良好に搬送できる。
請求項10に記載の液滴吐出装置は、請求項6乃至9の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、当該ロールの前記第1領域と前記第2領域とを個別に回転可能としたことを特徴とする。
請求項10に記載の液滴吐出装置の搬送ロール対の少なくとも一方のロールでは、第1領域よりも第2領域の方が、外径が小さくなっている。
ここで、当該ロールの第1領域と第2領域とが個別に回転可能となっているので、当該ロールの第1領域の周速と第2領域の周速とに速度差が生じない。従って、搬送ロール対の第2領域においてスリップが生じないので、記録媒体の記録領域からの液体の染み出しを抑制でき、また、搬送不良を抑制できる。
請求項11に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至10の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記搬送ロール対の少なくとも一方のロールの前記第2領域の径方向の断面形状を凸凹としたことを特徴とする。
請求項11に記載の液滴吐出装置では、搬送ロール対の少なくとも一方のロールの第2領域の径方向の断面形状が凸凹になっている。ここで、水性インクを用いている場合等、画像記録後、紙等の記録媒体には膨潤によりカックル(部分的な凸凹)が生じ、カックルが大きい場合には記録媒体をニップした際に記録媒体にしわが寄る。しかし、本発明では、凹部において記録媒体がニップされておらず、この凹部にカックルが逃がされるので、しわの発生を抑制できる。
請求項12に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至11の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記搬送ロール対の記録媒体の記録面に接触するロールの前記第2領域を撥水性材料でコーティングしたことを特徴とする。
請求項12に記載の液滴吐出装置の搬送ロール対の記録媒体の記録面に接触するロールでは、記録面に接触する第2領域に撥水性材料がコーティングされている。これによって、記録媒体から当該ロールへの液体のオフセットを抑制できる。
請求項13に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至12の何れか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記搬送ロール対の記録媒体の記録面に接触するロールを清掃する清掃部材を設けたことを特徴とする。
請求項13に記載の液滴吐出装置では、搬送ロール対の記録媒体の記録面に接触するロールに付着している紙粉等が清掃部材によって清掃される。これによって、当該ロールに付着している異物によって、記録媒体からロールへの液体のオフセットが誘発されることを抑制できる。
本発明は上記構成にしたので、画像記録後の記録媒体を搬送ロール対で搬送する際に発生する記録媒体からロールへの液体のオフセットを抑制できると共に搬送ロール対による記録媒体の搬送性能を向上できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1には、本実施形態のインクジェット記録装置12が示されている。インクジェット記録装置12の筐体14内の下部には給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、無端状の搬送ベルト28が、駆動ロール24及び従動ロール26に張架されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッドアレイ30が配置されており、搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路22を搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着される。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)32が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
各記録ヘッド32は、ヘッド駆動回路(図示省略)によって駆動される。ヘッド駆動回路は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号を記録ヘッド32に送る構成である。
また、記録ヘッドアレイ30は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、記録ヘッド32の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ30の両側には、それぞれの記録ヘッド32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。図2に示すように、記録ヘッド32に対してメンテナンスを行う場合には、記録ヘッドアレイ30が上方へ移動され、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、ノズル面に対向した状態で、所定のメンテナンス動作(吸引、ワイピング、キャッピング等)を行う。
図3に示すように、記録ヘッドアレイ30の上流側には、電源38が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト28に押圧する。この際、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
記録ヘッドアレイ30の下流側には、剥離プレート40が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離プレート40の下流側で排出経路44を構成する複数の排出ロール対50で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
また、図1、図2に示すように、記録ヘッドアレイ30の上方には、各色のインクを貯留するインクタンク35が配置されている。各インクタンク35には、各記録ヘッド32が接続されている。
ここで、排出ロール対50の第1実施例について説明する。
図4、図5に示すように、排出ロール対50は、駆動ロール52と、駆動ロール52との摩擦力で駆動ロール52に従動して回転する従動ロール54とで構成されている。従動ロール54は用紙Pの記録面側に配設され、駆動ロール54は用紙Pの記録面の裏面側に配設されている。なお、ここで言う記録面とは、用紙Pが排出経路44へ搬送される直前に記録ヘッドアレイ30から画像を記録された面であり、両面プリントの2面目の画像記録後は、用紙Pの記録面の裏面にも画像が記録されている。
ここで、従動ロール54の軸方向両端部の領域Aは材質Aで形成され、従動ロール54の両側の領域Aの間の領域Bは材質Bで形成されている。材質Aは、材質Bよりも高硬度のゴム又は金属、材質Bは、材質Aよりも低硬度のゴム等の弾性体となっている。
このため、搬送ロール対50の領域Aにおけるニップ力が、搬送ロール対50の領域Bにおけるニップ力よりも高くなっている。なお、駆動ロール52は全体を材質Cで形成されている。この材質Cは、一般的に用紙搬送ロールに用いられる金属、ゴム、樹脂等となっている。
また、従動ロール54の領域Bの軸方向長さはL1、従動ロール54の軸方向長さはL2、両側の領域Aの軸方向長さは同じでL3(=(L2−L1)/2)となっている。ここで、従動ロール54の軸方向長さL2は、用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)W2よりも大きく、また、従動ロール54の領域Bの軸方向長さL1は、用紙Pの記録領域P1の幅W1よりも大きくなっている。また、用紙Pは、幅方向中央部を排出ロール対50の軸方向中央部に揃えて搬送される。
このため、用紙Pの記録領域P1の幅方向外側の非記録領域P2は、従動ロール54の高硬度の領域Aと駆動ロール54とによってニップされ、また、用紙Pの記録領域P1は、従動ロール54の低硬度の領域Bと駆動ロール52とによってニップされる。
これによって、用紙Pをスリップすることなく搬送できると共に、記録領域P1からのインクの染み出しを抑制でき、用紙Pから従動ロール54へのインクのオフセットを抑制できる。
また、従動ロール54の領域Bの表面は、フッ素樹脂等の撥水性が優れた材質でコーティングされており、用紙Pから従動ロール54へのインクのオフセットが抑制されている。
なお、本実施形態では、従動ロール54を駆動ロール52に摩擦力で従動させたので、駆動ロール52の周速と従動ロール54の周速とに速度差が生じない。このため、搬送ロール対50のニップ部においてスリップが生じないので、用紙Pからのインクの染み出しを抑制でき、また、搬送不良を抑制できる。しかし、図6に示すように、駆動ロール52の回転軸52Aと従動ロール54の回転軸54Aとをギア56、57を介して連結し、駆動ロール52の回転力をギア56、57によって従動ロール54に伝達することで、従動ロール54を駆動させても良い。この構成は、駆動ロール52と従動ロール54との摩擦力に関わらず一定の搬送力が得られるので、駆動ロール52と従動ロール54との摩擦力が小さい場合に有効である。
また、本実施形態では、従動ロール54において領域Bの硬度を領域Aの硬度よりも低くしたが、排出ロール対50において領域Bのニップ力が領域Aのニップ圧よりも低くなれば良く、駆動ロール52において領域Bの硬度を領域Aの硬度よりも低くしても良いし、また、従動ロール54と駆動ロール52の双方において領域Bの硬度を領域Aの硬度よりも低くしても良い。
次に、排出ロール対50の第2実施例の排出ロール60(図7参照)について説明する。なお、第1実施例と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図7に示すように、排出ロール対60は、駆動ロール52と、駆動ロール52との摩擦力で駆動ロール52に従動して回転する従動ロール64とで構成されている。従動ロール64は用紙Pの記録面側に配設され、駆動ロール64は用紙Pの記録面の裏面側に配設されている。
ここで、従動ロール64の軸方向両端部の領域Aの直径φ2は、従動ロール64の両側の領域Aの間の領域Bの直径φ1よりも大径になっている。このため、搬送ロール対60の軸方向両端部の領域Aにおけるニップ力が、搬送ロール対60の領域Bにおけるニップ力よりも高くなっている。これによって、印字乱れを抑制しつつ十分な搬送力を得ることができる。
例えば、領域A、Bがともに硬度40程度のゴム材料がなり、従動ロールの押付け力が4Nの搬送ロール対の場合について考える。紙厚が100μm程度の用紙に印字を行う時、φ2とφ1との差を300μmにすると、領域A部の変形及び押付けによるロール軸の撓みにより、領域B部の隙間は30μm乃至85μmとなる。これによって、印字乱れを生じさせず、かつ十分な搬送力を得ることが出来る。
最適な径差はロールの材質やニップ圧、印字する用紙によって異なり、この径差を紙の種類あるいは紙の厚さに応じて変更する手段を具備することが望ましい。径差の変更手段としては、後述の第5実施形態もしくは第6実施形態に記載のロール径変更手段が適用可能である。
また、従動ロール64の領域Bの軸方向長さはL1、従動ロール64の軸方向長さはL2、従動ロール64の両側の領域Aの軸方向長さは同じでL3(=(L1−L2)/2)となっており、第1実施形態と同様、従動ロール64の軸方向長さL2は、用紙Pの幅W2よりも大きく、また、従動ロール64の領域Bの軸方向長さL1は、用紙Pの記録領域P1の幅W1よりも大きくなっている。また、用紙Pは、幅方向中央部を排出ロール対60の軸方向中央部に揃えられて搬送される。
このため、用紙Pの記録領域P1の幅方向外側の非記録領域P2は、従動ロール64の大径の領域Aと駆動ロール52とによってニップされ、また、用紙Pの記録領域P1は、従動ロール64の小径の領域Bと駆動ロール52とによってニップされる。
これによって、用紙Pをスリップすることなく搬送できると共に、用紙Pからのインクの染み出しを抑制でき、用紙Pから従動ロール54へのインクのオフセットを抑制できる。
また、図8(A)、(B)に示すように、従動ロール64の領域Aと領域Bとは別々の部材で、領域Aは従動ロール64の回転軸64Aに直接固定され、領域Bはベアリング66を介して回転軸64Aに回転可能に取付けられている。このため、従動ロール64の領域Aと領域Bとが個別に駆動ロール52に従動するので、領域Aの周速と領域Bの周速とに速度差が生じない。従って、搬送ロール対60の領域Bにおいてスリップが生じないので、用紙Pからのインクの染み出しを抑制でき、また、搬送不良を抑制できる。なお、従動ロール64の領域Aをベアリングを介して回転軸64Aに取り付け、従動ロール64の領域Bを回転軸64Aに直接固定した場合にも、同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、従動ロール54において領域Bの外径を領域Aの外径よりも小さくしたが、排出ロール対60の領域Bにおけるニップ力が搬送ロール対60の領域Aにおけるニップ力よりも低くなれば良く、駆動ロール52において領域Bの外径を駆動ロール52の領域Aの外径よりも小さくしても良いし、また、従動ロール54と駆動ロール52の双方において領域Bの外径を領域Aの外径よりも小さくしても良い。さらに、従動ロール54と駆動ロール52の少なくとも一方において領域Bの外径を領域Aの外径よりも小さくすることに加えて、従動ロール54と駆動ロール52の少なくとも一方において領域Bの硬度を領域Aの硬度よりも低くしても良い。この場合、より一層高い効果が得られる。
次に、排出ロール対50の第3実施例の排出ロール対70(図9参照)について説明する。なお、第1、第2実施例と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図9、図10に示すように、排出ロール対70は、駆動ロール52と、駆動ロール52との摩擦力で駆動ロール52に従動して回転する従動ロール74とで構成されている。従動ロール74は用紙Pの記録面側に配設され、駆動ロール52は用紙Pの記録面の裏面側に配設されている。
第1実施形態と同様、従動ロール74の軸方向両端部の領域Aは材質Aで形成され、従動ロール74の両側の領域Aの間の領域Bは材質Bで形成されている。材質Aは、材質Bよりも高硬度のゴム又は金属、材質Bは、材質Aよりも低硬度のゴム等の弾性体となっている。
このため、搬送ロール対70の軸方向両端部の領域Aにおけるニップ力が、搬送ロール対70の領域Aの間の領域Bにおけるニップ力よりも高くなっている。
また、従動ロール74の領域Bは複数(例えば、図示するように4個)の領域B0に分割されており、各領域B0は、軸方向に間隔を空けて配列されている。即ち、従動ロール74の領域Bの径方向の断面形状が凸凹になっている。
ここで、水性インクを用いている場合、印字後、用紙Pには膨潤によりカックル(部分的な凸凹)が生じ、カックルが大きい場合には用紙Pをニップした際に用紙Pにしわが寄る。しかし、本実施形態では、各領域B0の間で用紙Pがニップされておらず、この位置にカックルが逃がされるので、しわの発生を抑制できる。
なお、本実施形態では、第1実施形態と同様に、従動ロール74の領域Aと領域Bとの材質を異ならせたが、第2実施形態と同様に、従動ロール74の領域Aと領域Bとの直径を異ならせても良い。
次に、排出ロール対50の第4実施例である排出ロール対80(図11参照)について説明する。なお、第1乃至第3実施例と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図11(A)〜(C)、図12に示すように、排出ロール対80は、駆動ロール52と、駆動ロール52との摩擦力で駆動ロール52に従動して回転する従動ロール83、84、85とで構成されている。従動ロール83、84、85は用紙Pの記録面側に配設され、駆動ロール52は用紙Pの記録面の裏面側に配設されている。
また、従動ロール83、84、85は、同一のフレーム86に回転可能に支持されている。このフレーム86は、駆動ロール52の軸方向と略平行の回転軸86A回りに回転可能とされ、従動ロール83、84、85を回転軸86Aの回りに支持しており、回転して、従動ロール83、84、85を順次、駆動ロール52に当接させる。
また、第1実施形態と同様、従動ロール83、84、85の軸方向両端部の領域Aは材質Aで形成され、従動ロール83、84、85の両側の領域Aの間の領域Bは材質Bで形成されている。材質Aは、材質Bよりも高硬度のゴム又は金属、材質Bは、材質Aよりも低硬度のゴム等の弾性体となっている。
ここで、従動ロール83の領域Bの軸方向の長さLA1、従動ロール84の領域Bの軸方向の長さLB1、従動ロール84の領域Bの軸方向の長さLC1の関係は、LA1<LB1<LC1となっている。また、従動ロール83の軸方向の長さLA2、従動ロール84の軸方向の長さLB2、従動ロール85の軸方向の長さLC2の関係は、LA2<LB2<LC2となっている。
また、従動ロール83の軸方向の長さLA2は、小サイズ(例えば、葉書サイズ)の用紙Pの幅WA2よりも広く、従動ロール83の領域Bの軸方向の長さLA1は、小サイズの用紙Pの記録領域PA1の幅WA1よりも広く、小サイズの用紙Pの幅WA2よりも狭くなっている。また、小サイズの用紙Pは、幅方向中央部を従動ロール83の軸方向中央部に揃えられて搬送される。
このため、小サイズの用紙Pの記録領域PA1の幅方向外側の非記録領域PA2は、従動ロール83の高硬度の領域Aと駆動ロール52とによってニップされ、また、小サイズの用紙Pの記録領域PA1は、従動ロール83の低硬度の領域Bと駆動ロール52とによってニップされる。
また、従動ロール84の軸方向の長さLB2は、中サイズ(例えば、A4横)の用紙Pの幅WB2よりも広く、従動ロール84の領域Bの軸方向の長さLB1は、中サイズの用紙Pの記録領域PB1の幅WB1よりも広く、中サイズの用紙Pの幅WB2よりも狭くなっている。また、中サイズの用紙Pは、幅方向中央部を従動ロール84の軸方向中央部に揃えられて搬送される。
このため、中サイズの用紙Pの記録領域PB1の幅方向外側の非記録領域PB2は、従動ロール84の高硬度の領域Aと駆動ロール52とによってニップされ、また、中サイズの用紙Pの記録領域PB1は、従動ロール84の低硬度の領域Bと駆動ロール52とによってニップされる。
さらに、従動ロール85の軸方向の長さLC2は、大サイズ(例えば、A4縦、A3横)の用紙Pの幅WC2よりも広く、従動ロール85の領域Bの軸方向の長さLC1は、大サイズの用紙Pの記録領域PC1の幅WC1よりも広く、大サイズの用紙Pの幅WC2よりも狭くなっている。また、大サイズの用紙Pは、幅方向中央部を従動ロール85の軸方向中央部に揃えられて搬送される。
このため、大サイズの用紙Pの記録領域PC1の幅方向外側の非記録領域PC2は、従動ロール85の高硬度の領域Aと駆動ロール52とによってニップされ、また、大サイズの用紙Pの記録領域PC1は、従動ロール85の低硬度の領域Bと駆動ロール52とによってニップされる。
即ち、本実施形態では、予め想定された複数種類のサイズの用紙Pに対して、第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。なお、従動ロール83、84、85を第2、第3実施形態の従動ロール64、74と同様の構成に替えることで、予め想定された複数種類のサイズの用紙Pに対して、第2、第3実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
次に、排出ロール対50の第5実施形態の排出ロール対90(図13参照)について説明する。なお、第1乃至第4実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図13に示すように、排出ロール対90は、駆動ロール52と、駆動ロール52との摩擦力で駆動ロール52に従動して回転する従動ロール94とで構成されている。従動ロール94は用紙Pの記録面側に配設され、駆動ロール52は用紙Pの記録面の裏面側に配設されている。
従動ロール94の領域Bは4個の領域B1、B2、B3、B4に分割されており、各領域B1、B2、B3、B4は、軸方向に間隔を空けて配列されている。また、4個の領域A1、A2、A3、A4が、軸方向に間隔を空けて配列されている。
各種サイズの用紙Pは、幅方向一端側に揃えられて搬送されるが、従動ロール94では、小サイズの用紙Pの記録領域PA1に面して領域B1が設けられ、小サイズの用紙Pの非記録領域PA2に面して領域A1、A2が設けられ、中サイズの用紙Pの記録領域PB1に面して領域B1、A2、B2が設けられ、中サイズの用紙Pの非記録領域PB2に面して領域A1、A3が設けられ、また、大サイズの用紙Pの記録領域PC1に面して領域B1、A2、B2、A3、B3、B4が設けられ、大サイズの用紙Pの非記録領域PC2に面して領域A1、A4が設けられている。
また、領域B1、B2、B3、B4の直径はφ1とされ、領域A1、A4の直径はφ1よりも大径のφ2とされている。
ここで、図14に示すように、領域A2、A3のロール部96は、ホイール98及びベアリング102を介して従動ロール94の回転軸94Aに取付けられている。ベアリング102は、回転軸94Aに取付けられ、ホイール98は、ベアリング102とロール部96との間に嵌め込まれている。
ホイール98は、ベアリング102の外周に固定された円筒状の内ホイール98Aと、回転軸94Aに固定されると共にロール部96の内周に嵌め込まれた円筒状の外ホイール98Bと、内ホイール98Aと外ホイール98Bとの間に設けられた複数枚のスペーサ98Cとで構成されている。外ホイール98Bには、周方向に所定ピッチでスリットSが形成されており、スペーサ98Cは、一端部をこのスリットSに挿入させ、他端部を内ホイール98Aの外周に固定されている。
また、図15に示すように、回転軸94Aは円筒状とされ、回転軸94内には、シャフト104が回転可能に嵌合している。また、領域A2の内ホイール98Aの領域A3寄りには、キー溝(図示省略)が形成され、回転軸94Aには、キー溝に面して穴Hが空けられ、シャフト104には、穴Hから突出してキー溝に嵌合可能なキー106が設けられている。
また、領域A3の内ホイール98Aの領域A2寄りには、キー溝(図示省略)が形成され、回転軸94Aには、キー溝に面して穴Hが空けられ、シャフト104には、穴Hから突出してキー溝に嵌合可能なキー106が設けられている。
また、シャフト104を回転させるステッピングモータ等の駆動部(図示省略)と、シャフト104を軸方向へ移動させるステッピングモータ等の駆動部(図示省略)が設けられている。
図15(A)に示すように、シャフト104を領域A2側へ最大限移動させると、領域A2側のキー106と領域A2の内ホイール98Aのキー溝とが嵌合し、領域A3側のキー106と領域A3の内ホイール98Aのキー溝との嵌合が外れる。この状態で、図14(B)に示すように、図中反時計回り方向へシャフト104を回転させると、領域A2において、内ホイール98Aが図中反時計回り方向へ回転し、スペーサ98Cが外ホイール98Bとロール部96との間に挿入される。これによって、領域A2において、ロール部96の直径が、スペーサ98Cの厚み分だけ拡径されてφ2となる。また、この状態から、シャフト104を図中時計回り方向へ回転させると、領域A2において、内ホイール98Aが図中時計回り方向へ回転し、スペーサ98Cが外ホイール98Bとロール部96との間から外れる。これによって、図14(A)に示すように、領域A2において、ロール部96の直径が、スペーサ98Cの厚み分だけ縮径されてφ1となる。
一方、領域A3では、内ホイール98Aが回転されないので、ロール部96の直径は変化しない。
また、図15(B)に示すように、シャフト104を軸方向の可動範囲の中央部へ移動させると、領域A2側のキー106と領域A2の内ホイール98Aのキー溝との嵌合が外れ、領域A3側のキー106と領域A3の内ホイール98Aのキー溝との嵌合が外れる。この状態において、シャフト104を回転させても、領域A2、A3において、内ホイール98Aが回転されず、ロール部96の直径は変化しない。
また、図15(C)に示すように、シャフト104を領域A3側へ最大限移動させると、領域A3側のキー106と領域A3の内ホイール98Aのキー溝とが嵌合し、領域A2側のキー106と領域A2の内ホイール98Aのキー溝との嵌合が外れる。この状態で、図14(B)に示すように、図中反時計回り方向へシャフト104を回転させると、領域A3において、内ホイール98Aが図中反時計回り方向へ回転し、スペーサ98Cが外ホイール98Bとロール部96との間に挿入される。これによって、領域A3において、ロール部96の直径が、スペーサ98Cの厚み分だけ拡径されてφ2となる。また、この状態から、シャフト104を図中時計回り方向へ回転させると、領域A3において、内ホイール98Aが図中時計回り方向へ回転し、スペーサ98Cが外ホイール98Bとロール部96との間から外れる。これによって、図14(A)に示すように、領域A2において、ロール部96の直径が、スペーサ98Cの厚み分だけ縮径されてφ1となる。
一方、領域A2では、内ホイール98Aが回転されないので、ロール部96の直径は変化しない。
即ち、領域A2、A3の直径は、領域A1、A4の直径と同等の直径φ2と領域B1、B2、B3、B4の直径と同等の直径φ1との間で可変となっており、搬送される用紙Pのサイズに応じて変化される。
詳細には、小サイズの用紙Pを搬送する際に、領域A2の直径をφ2、領域A3の直径をφ1とする。これによって、小サイズの用紙Pの記録領域PA1の幅方向外側の非記録領域PA2は、従動ロール94の大径の領域A1、A2と駆動ロール52とによってニップされ、また、小サイズの用紙Pの記録領域PA1は、従動ロール94の小径の領域B1と駆動ロール52とによってニップされる。
また、中サイズの用紙Pを搬送する際に、領域A3の直径をφ2、領域A2の直径をφ1とする。これによって、中サイズの用紙Pの記録領域PB1の幅方向外側の非記録領域PB2は、従動ロール94の大径の領域A1、A3と駆動ロール52とによってニップされ、また、中サイズの用紙Pの記録領域PB1は、従動ロール94の小径の領域B1、A2、B2と駆動ロール52とによってニップされる。
また、大サイズの用紙Pを搬送する際に、領域A2の直径をφ1、領域A3の直径をφ1とする。これによって、大サイズの用紙Pの記録領域PC1の幅方向外側の非記録領域PC2は、従動ロール94の大径の領域A1、A4と駆動ロール52とによってニップされ、また、大サイズの用紙Pの記録領域PC1は、従動ロール94の小径の領域B1、A2、B2、A3、B3、B4と駆動ロール52とによってニップされる。
これによって、本実施形態では、予め想定された複数種類のサイズの用紙Pに対して、第2実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
次に、排出ロール対50の第6実施形態の排出ロール対110(図16参照)について説明する。なお、第1乃至第5実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図16に示すように、排出ロール対110は、駆動ロール52と、駆動ロール52との摩擦力で駆動ロール52に従動して回転する従動ロール114とで構成されている。従動ロール114は用紙Pの記録面側に配設され、駆動ロール52は用紙Pの記録面の裏面側に配設されている。
第5実施形態と同様、従動ロール114の領域Bは4個の領域B1、B2、B3、B4に分割されており、各領域B1、B2、B3、B4は、軸方向に間隔を空けて配列されている。また、4個の領域A1、A2、A3、A4が、軸方向に間隔を空けて配列されている。また、各領域A1、A2、A3、A4、B1、B2、B3、B4は、第5実施形態と同様、小、中、大サイズの記録領域PA1、PB1、PC1、非記録領域PA2、PB2、PC2に対応して設けられている。
また、領域B1、B2、B3、B4の直径はφ1とされ、領域A1、A4の直径はφ1よりも大径のφ2とされている。
ここで、図17に示すように、領域A2、A3は、従動ロール114の回転軸114Aに接合された第1ロール部116Aと、第1ロール部116Aの外側に接合された第2ロール部116Bと、第2ロール部116Bに巻き付けられた長さ通電可変合金可撓細線(特開2004−197572号公報参照、以下、可撓細線と言う)116Cと、可撓細線116C及び第2ロール部116Bの外側に接合された第3ロール部116Dとで構成されている。
図17(A)に示すように、第1ロール部116Aは、ゴム又は樹脂等で形成され、接着や熱溶着等により回転軸114Aに接合されている。また、図17(B)に示すように、第2ロール部116Bは、ゴム又は発砲ウレタン等、第1ロール部116Aよりも硬度が低く変形し易い材料で形成され、接着や熱溶着等により第1ロール部116Aに接合されている。
また、可撓細線116Cは、軸方向へ配列された複数の有端のリング状の細線で構成されている。また、各細線は、通電されると長さを変える形状記憶合金である。なお、この可撓細線116Cは、螺旋状の1本の細線で構成しても良い。
また、可撓細線116Cの一端は回転軸114Aに接地され、領域A2、A3の可撓細線116Cの他端はそれぞれ、回転軸114Aの軸方向一端部から延びるビニル等の絶縁性被覆を施したリード線118、119に接続されている。回転軸114Aの軸方向一端部には、回転軸114Aと絶縁された電極120、121が設けられており、この電極120、121にはそれぞれリード線118、119が接続されている。また、電極120、121には、電源122が接続され、電極120と電源122との配線、電極121と電源122との配線にはそれぞれ、スイッチ124、125が設けられている。
また、図17(C)に示すように、第3ロール部116Dは、ゴム又は発砲ウレタン等、第1ロール部116Aよりも硬度が低く変形し易い材料で形成され、接着や熱溶着等により第2ロール部116B及び可撓細線116Cに接合されている。
ここで、図18(B)に示すように、可撓細線116Cは通電されると収縮して直径を縮小させる。これによって、第2ロール部116B、第3ロール部116Dの直径が縮小されてφ1以下になる。また、図18(A)に示すように、可撓細線116Cは通電を解除されると復元して直径を拡大させる。これによって、第2ロール部116B、第3ロール部116Dの直径が拡大されてφ2と同等になる。
即ち、領域A2、A3の直径は、領域A1、A4の直径と同等の直径φ2と領域B1、B2、B3、B4の直径以下の直径φ1との間で可変となっており、搬送される用紙Pのサイズに応じて変化される。
詳細には、小サイズの用紙Pを搬送する際に、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオンにし、領域A2の直径をφ2、領域A3の直径をφ1とする。これによって、小サイズの用紙Pの記録領域PA1の幅方向外側の非記録領域PA2は、従動ロール94の大径の領域A1、A2と駆動ロール52とによってニップされ、また、小サイズの用紙Pの記録領域PA1は、従動ロール94の小径の領域B1と駆動ロール52とによってニップされる。なお、スイッチ125をオンにすることで、領域A3と駆動ロール52とのニップ圧を低減でき、領域A3と駆動ロール52との磨耗を低減できるが、スイッチ125をオンにすることは必須ではない。
また、中サイズの用紙Pを搬送する際に、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフにし、領域A3の直径をφ2、領域A2の直径をφ1とする。これによって、中サイズの用紙Pの記録領域PB1の幅方向外側の非記録領域PB2は、従動ロール94の大径の領域A1、A3と駆動ロール52とによってニップされ、また、中サイズの用紙Pの記録領域PB1は、従動ロール94の小径の領域B1、A2、B2と駆動ロール52とによってニップされる。
また、大サイズの用紙Pを搬送する際に、スイッチ124、125をオンにし、領域A2、A3の直径をφ1とする。これによって、大サイズの用紙Pの記録領域PC1の幅方向外側の非記録領域PC2は、従動ロール94の大径の領域A1、A4と駆動ロール52とによってニップされ、また、大サイズの用紙Pの記録領域PC1は、従動ロール94の小径の領域B1、A2、B2、A3、B3、B4と駆動ロール52とによってニップされる。
これによって、本実施形態では、予め想定された複数種類のサイズの用紙Pに対して、第2、第5実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
なお、本実施形態において、第1ロール部116Aを設ける理由は、低硬度の第2ロール部116Bだけでは、周方向のせん断変形が大きくなり、搬送特性に悪影響を及ぼすことが懸念されるためである。但し、第2ロール部116Bのせん断変形が十分に小さい場合には、第1ロール部116Aを設けずに、直接第2ロール部116Bを回転軸114Aに設けても良い。
次に、本発明の実施形態の変形例について説明する。なお、上述した実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図19(A)に示すように、本実施例では、排出ロール対50の従動ロール52に当接するクリーニングブレード120が設けられている。このクリーニングブレード120は樹脂等により形成されており、従動ロール52に付着している紙粉やインクを掻き取る。これによって、従動ロール52に付着している異物によって、インクオフセットが誘発されることを抑制できる。
なお、従動ロール54をクリーニングする機構としては、図19(B)に示すように、従動ロール54に付着した異物を吸引するクリーニングロール122や、図19(C)に示すように、従動ロール54に付着した異物を掻き取ると共に吸引するクリーニングウェブ124等、他の機構も適用可能である。
なお、本実施形態では、インクジェット記録装置を例に取って本発明を説明したが、本発明は、インクジェット記録装置に限らず、高分子フィルム上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴吐出装置一般に対して、適用可能である。
また、本発明の液滴吐出装置において画像記録の対象となる「記録媒体」には、液滴吐出ヘッドが液滴を吐出する対象物であれば広く含まれる。したがって、記録媒体には、記録用紙やOHPシートなどが含まれるのはもちろんであるが、これら以外にも、たとえば、高分子フィルムなどが含まれる。
さらに、本実施形態では、用紙Pの幅よりも短尺のインクジェット記録ヘッドを用紙Pの幅方向に複数配列してユニット化した構成を例に取って本発明を説明したが、これに限らず、例えば、用紙Pの幅よりも短尺のインクジェット記録ヘッドを用紙Pの幅方向に移動させる構成等にも本発明を適用可能である。
本発明の実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置の印字部の概略を示す側面図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第1実施例を示す概略図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第1実施例を示す斜視図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第2実施例を示す概略図である。 (A)は、図8の8(A)−8(A)断面図、(B)は、図8の8(B)−8(B)断面図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第3実施例を示す概略図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第3実施例を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第4実施例を示す概略図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第4実施例を示す斜視図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第5実施例を示す概略図である。 (A)、(B)は、図13の14−14断面図である。 図13の15−15断面図である。 本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第6実施例を示す概略図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の第4実施例を示す斜視図である。 (A)、(B)は、図16の18−18断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置に備えられた排出ロール対の変形例を示す断面図である。
符号の説明
12 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
28 搬送ベルト(搬送手段)
32 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
50 排出ロール対(搬送ロール対)
52 駆動ロール(ロール)
54 従動ロール(ロール)
60 排出ロール対(搬送ロール対)
64 従動ロール(ロール)
70 排出ロール対(搬送ロール対)
74 従動ロール(ロール)
80 排出ロール対(搬送ロール対)
84 従動ロール(ロール)
90 排出ロール対(搬送ロール対)
94 従動ロール(ロール)
110 排出ロール対(搬送ロール対)
114 従動ロール(ロール)
120 クリーニングブレード(清掃部材)
122 クリーニングロール(清掃部材)
124 クリーニングウェブ(清掃部材)
A 領域(第1領域)
A1〜A4 領域(第1領域)
B 領域(第2領域)
B0〜B4 領域(第2領域)
P 用紙(記録媒体)
P1 記録領域
P2 非記録領域

Claims (13)

  1. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    記録媒体を前記液滴吐出ヘッドに対向させて搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の搬送方向下流側で記録媒体を搬送する搬送ロール対と、
    を備える液滴吐出装置であって、
    記録媒体の幅方向両端部の非記録領域をニップする前記搬送ロール対の第1領域と、
    記録媒体の前記非記録領域の幅方向内側の記録領域をニップする前記搬送ロール対の第2領域と、を有し、
    前記搬送ロール対の前記第2領域におけるニップ力を前記搬送ロール対の前記第1領域におけるニップ力よりも低くしたことを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記搬送ロール対の少なくとも一方のロールの前記第2領域における硬度を当該ロールの前記第1領域における硬度よりも低くしたことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 当該ロールの前記第2領域の材質をゴム、当該ロールの前記第1領域の材質を当該ロールの前記第2領域の材質よりも高硬度のゴム又は金属としたことを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 当該ロールの前記第1領域の位置を、記録媒体のサイズに応じて変更可能としたことを特徴とする請求項2又は3に記載の液滴吐出装置。
  5. 当該ロールを記録媒体のサイズ毎に設けて、記録媒体のサイズに応じて入れ替えることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記搬送ロール対の少なくとも一方のロールの前記第2領域における外径を当該ロールの前記第1領域における外径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  7. 当該ロールの前記第1領域の位置を、記録媒体のサイズに応じて変更可能としたことを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 当該ロールを記録媒体のサイズ毎に設けて、記録媒体のサイズに応じて入れ替えることを特徴とする請求項7に記載の液滴吐出装置。
  9. 一の当該ロールに前記第1領域を記録媒体のサイズ毎に設け、当該ロールの両側の前記第1領域の間の前記第1領域の外径を当該ロールの前記第2領域の外径以下まで縮小可能とし、
    記録媒体の記録面に対向する当該ロールの前記第1領域の外径を前記第2領域の外径以下まで縮小させることを特徴とする請求項7に記載の液滴吐出装置。
  10. 当該ロールの前記第1領域と前記第2領域とを個別に回転可能としたことを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  11. 前記搬送ロール対の少なくとも一方のロールの前記第2領域の径方向の断面形状を凸凹としたことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  12. 前記搬送ロール対の記録媒体の記録面に接触するロールの前記第2領域を撥水性材料でコーティングしたことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  13. 前記搬送ロール対の記録媒体の記録面に接触するロールを清掃する清掃部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
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