JP2007137442A - エアゾール製品およびそれに用いる中身排出具 - Google Patents

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Abstract

【課題】明確な意図がないと中身排出の状態にすることができず、キャップを装着している限り露出することがなく、中身排出の状態では確実にエアゾールバルブを開放した状態で噴射部材を保持することができ、多くのエアゾール製品の共通の排出具として利用することができる中身排出具を備えたエアゾール製品を提供する。
【解決手段】エアゾール容器11と、その内部に充填されるエアゾール組成物Aと、噴射部材12と、キャップ13と、エアゾールバルブを開放させた状態で噴射部材を保持できる中身排出具14とからなり、噴射部材は上底筒状の外郭部34を備えており、その外郭部の側面外周に外側に突出する段部36が形成されており、中身排出具は、通常使用の状態ではキャップ13に保持され、中身排出の状態ではエアゾールバルブのマウンティングキャップ21と係合し、噴射部材を押し下げた状態で噴射部材の段部を保持するエアゾール製品10。
【選択図】図1

Description

本発明はエアゾール製品およびそれに用いる中身排出具に関する。さらに詳しくは、エアゾール製品が不要になったとき、エアゾール容器内部に残っているエアゾール組成物を全量排出するための中身排出具を備えたエアゾール製品およびその中身排出具に関する。
実開平1−137768号公報 特開2003−182752号公報
現在、不要になったエアゾール製品は消費者により容器内にエアゾール組成物(以下、中身という)が残っていない状態(空の状態)にしてもらい不燃性のゴミとして回収されている。そのためエアゾール製品には、使い切ってから廃棄するように注意書きや表示が設けられている。しかし、依然として容器内部に中身が残ったままの状態で廃棄されていることがある。このように中身が残ったエアゾール製品が、ごみを圧縮して回収するパッカー車で回収された場合、ごみを圧縮する爪などでエアゾール容器に穴が開き、中身が車内に放出され、静電気や火花などの火源から引火して火災を引き起こすおそれが問題視されている。そのため、エアゾール製品が不要になったとき、エアゾール製品内に残っている中身を安全に全量排出できる手段が種々検討されている。
特許文献1には、耐圧容器およびエアゾールバルブからなるエアゾール容器と、エアゾールバルブのステムに装着される噴射部材と、ドーナッツ状の爪部品とからなるエアゾール製品が開示されている。この噴射部材の下端外周には、凸部が形成されており、爪部品の上端には上方向内側の斜めに突出している爪部が形成されており、爪部品はエアゾールバルブのマウンティングカップ内に固着して収容されている。このように構成されているため、使用者は噴射部材を凸部が爪部品の爪部を越えるように押し下げることにより、噴射部材は使用者が手を離しても爪部品によって噴射の状態(中身排出の状態)で保持されるものである。
特許文献2には、耐圧容器およびエアゾールバルブからなるエアゾール容器と、エアゾールバルブのステムに装着される噴射部材と、エアゾール容器に装着される有底筒状のキャップとからなり、噴射部材がその外周面に外側に突出するフランジを有しているエアゾール製品が開示されている。このキャップは、上面が取り除けるように構成されており、この上面を取り除いたキャップが中身排出具として作用するものである。その排出方法は、キャップの上面開口部を噴射部材のフランジと当接させながら押し下げることにより、上面開口部に形成された突出部がエアゾールバルブのマウンティングカップのクリンプ部と係合する。これにより、噴射部材は噴射部材を押し下げられた状態で保持され、エアゾール容器内に残存するエアゾール組成物が排出される。
しかし、特許文献1のエアゾール製品は、一旦、噴射部材を爪部材に保持させるとその排出操作を止めることが困難である。そのため、排出処理中にエアゾール製品が転倒したときや、排出中の中身に引火したときなど、アクシデントが発生しても早急な対処をすることができない。また、爪部品はマウンティングカップに固着して収容されているため、エアゾール製品の通常の使用において、誤って噴射部材を爪部品に係合させるおそれがある。さらに、爪部品をマウンティングカップに固着するためには、マウンティングカップを耐圧容器に固着した後で爪部品をマウンティングカップに収容する必要があり、その製造工程が複雑になる。
また、特許文献2のエアゾール製品は、エアゾールバルブのクリンプ部と係合する突出部がキャップの外面に露出するように形成されている。そのため、いざ中身排出の状態にしようと使用者が思っても突出部に物が当たる、エアゾール製品を誤って落下させるなどにより、その形状が劣化してクリンプ部との係合力が弱くなり、エアゾールバルブのバネの弾発力に負けてキャップが外れ、排出の途中で停止してしまうことがある。また、キャップの天面に排出機構を設けているため、キャップの形状が制約される。
本発明は通常使用の状態では噴射操作の延長で排出状態にならず、またキャップを装着し保管している状態では露出せず、中身排出の状態では確実にエアゾールバルブを開放した状態で噴射部材を保持することができ、多くのエアゾール製品の共通の排出具として利用することができ、さらに排出の途中でも中断しやすい中身排出具を備えたエアゾール製品を提供することを目的としている。
本発明のエアゾール製品(請求項1)は、耐圧容器およびその耐圧容器の開口部に固着されたエアゾールバルブからなるエアゾール容器と、前記エアゾール容器の内部に充填されるエアゾール組成物と、前記エアゾールバルブに装着される噴射部材と、前記エアゾール容器に装着されるキャップと、前記エアゾールバルブを開放させた状態で噴射部材を保持できる中身排出具とからなり、前記噴射部材は、上底を有する筒状の外郭部を備え、その外郭部の側面外周に外側に突出する外周段部が形成されており、前記中身排出具は、通常使用の状態ではキャップとエアゾール容器との間に収容され、中身排出の状態では、噴射部材の外周段部と当接すると共にエアゾール容器の一部と係合して噴射部材を押し下げた状態に保持することを特徴としている。
ここで本発明のエアゾール製品の通常使用の状態とは、通常にエアゾール製品を使用できる状態および保管している状態など、エアゾール製品が製造されてから不要になるまでの状態をいう。また、中身排出の状態とは、エアゾール製品が使用済みあるいは不要になり、廃棄する直前にエアゾール組成物である中身を排出する状態をいう。
また、このようなエアゾール製品において、中身排出具が、通常使用の状態で、キャップ内に収容して保持されるものが好ましい(請求項2)。さらに、中身排出具が、通常使用の状態では、エアゾール容器の一部としてエアゾールバルブの外周縁に保持されており、上部外周にキャップを装着しているものが好ましい(請求項3)。
さらに、前記中身排出具が、中身排出の状態で噴射部材の外周段部と当接すると共にエアゾール容器のエアゾールバルブまたは肩カバーの一部と係合して噴射部材を押し下げた状態に保持するものが好ましい(請求項4、5)。
本発明の中身排出具(請求項6)は、円筒状の胴部と、その下端外周に形成されるエアゾール容器の一部と係合する係合手段と、胴部内面に形成された噴射部材の外周段部と当接する内側フランジと、胴部上端に形成された外側に向かって拡がる外側フランジとを備えていることを特徴としている。このような中身排出具であって、外側フランジが係合突起よりも外方に拡がっている、または、胴部の下端から上方に向かって切り欠き部が設けられているものが好ましい(請求項7、8)。
本発明の中身排出具の第2の態様(請求項9)は、第1筒部と第2筒部とを有し、前記第1筒部と第2筒部との間に水平方向に延びるフランジが形成されており、前記第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブの一部と係合する第1係合部が形成されており、前記第2筒部の上端に中身排出の状態でエアゾールバルブの一部と係合する第2係合部が形成されており、第1筒部または第2筒部の外周面に、通常使用の状態でキャップの装着が可能なキャップ装着部が形成されていることを特徴としている。
このような第2の態様の中身排出具であって、第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第1係合部が形成されており、前記第2筒部の上端外周に中身排出の状態でエアゾールバルブのクリンプ部と係合する第2係合部が形成されており、第2筒部の上部内周に中身排出の状態で噴射部材の外周段部と当接する当接段部が形成されているものが好ましい(請求項10)。さらに、第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第1係合部が形成されており、前記第2筒部の上端内周に中身排出の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第2係合部が形成されており、前記フランジの内周に上方に突出した押部が形成されているものが好ましい(請求項11)。
本発明のエアゾール製品は、通常使用の状態では中身排出具をキャップとエアゾール容器との間に収容しているため、中身排出具がキャップや噴射部材などの製品の外観に影響を与えず、また、通常使用の延長で中身排出の状態にならない。また、エアゾール製品に物が当たったり、製品を誤って落下させても中身排出具はキャップにより保護されるため、中身排出の状態におけるエアゾール容器の一部との係合力が低下しない。また、中身排出の状態に移行させるとき、噴射部材の外周段部と当接して押し下げるため、噴射部材を垂直下方に移動させることができ、さらに噴射部材の上部形状に関係なくエアゾールバルブを確実に開放することができる(請求項1)。
また、このようなエアゾール製品であって、中身排出具が、通常使用の状態でキャップ内に収容されている場合(請求項2)、エアゾール製品を製造するときはキャップと一体で取り扱うことができ、従来と同じ製造方法で製造でき、また、噴射操作に影響がない。さらに、中身排出具が、通常使用の状態でエアゾールバルブの外周縁に装着されており、その上部外周にキャップを装着している場合(請求項3)、中身排出具をエアゾール容器に直接装着することになるため、紛失するおそれがない。
さらに、前記中身排出具が、中身排出の状態で噴射部材の外周段部と当接すると共にエアゾール容器のエアゾールバルブまたは肩カバーの一部と係合して噴射部材を押し下げた状態に保持する場合(請求項4、5)、確実に噴射部材を保持することができる。
本発明の中身排出具(請求項6)は、円筒状の胴部と、その胴部の内面に内側フランジを備えているため、中身を排出するために中身排出具を噴射部材の上方から挿入すると、内側フランジが噴射部材の外周段部と環状に当接して噴射部材を垂直下方に押し下げ、バルブを確実に開放できる。また、噴射部材の上部形状に関係なく中身排出の状態にできる。さらに内側フランジに指をかけることで中身排出具をキャップから容易に外すことができる。
このような中身排出具であって、外側フランジが係合突起よりも外方に拡がっている場合(請求項7)、外側フランジが係合部よりも大径であるため、中身排出具をエアゾールバルブから外しやすく、排出の途中で中断しやすい。また排出が終了してから中身排出具とエアゾール容器とを分別廃棄しやすい。
また、胴部の下端から上方に向かって延びる切り欠き部が設けられている場合(請求項8)、中身排出具に斜め上方に力を加えると係合部分が撓み、外しやすい。
本発明の中身排出具の第2の態様(請求項9)は、第1筒部と第2筒部とを有し、前記第1筒部と第2筒部との間に水平方向に延びるフランジが形成されており、前記第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブの一部と係合する第1係合部が形成されており、前記第2筒部の上端に中身排出の状態でエアゾールバルブの一部と係合する第2係合部が形成されており、第1筒部または第2筒部の外周面に、通常使用の状態でキャップの装着が可能なキャップ装着部が形成されているため、通常使用の状態では中身排出具をエアゾール容器のカール部に装着でき、紛失しない。また、キャップを装着することで第2係合部を保護できるため、中身排出の状態において係合力が低下しない。
このような中身排出具において、第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第1係合部が形成されており、前記第2筒部の上端外周に中身排出の状態でエアゾールバルブのクリンプ部と係合する第2係合部が形成されており、第2筒部の上部内周に中身排出の状態で噴射部材の外周段部と当接する当接段部が形成されている場合(請求項10)、中身排出の状態で当接段部が噴射部材の外周段部を環状に押し下げながら、第2係合部がクリンプ部と係合して噴射部材を押し下げた状態で保持できる。また、第1筒部が係合部よりも外方に突出しているため、中身排出具を容易に外すことができる。
また、前記第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第1係合部が形成されており、前記第2筒部の上端内周に中身排出の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第2係合部が形成されており、前記フランジの内周に上方に突出した押部が形成されている場合(請求項11)、中身排出の状態で押部が噴射部材の外周段部を環状に押し下げながら、第2係合部がカール部の外周と係合して噴射部材を押し下げた状態で保持する。
次に本発明のエアゾール製品を図面を用いて説明する。図1は本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す側面断面図、図2aは図1のエアゾール製品の通常使用の状態の要部側面断面図、図2bはその中身排出の状態の要部側面断面図、図2cはその中身排出具を示す側面断面図、図3aは本発明のエアゾール製品の他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図、図3bはその中身排出の状態の要部側面断面図、図4aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図、図4bはその中身排出の状態の要部側面断面図、図5aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図、図5bはその中身排出の状態の要部側面断面図、図6aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図、図6bはその中身排出の状態の要部側面断面図、図7aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図、図7bはその中身排出の状態の要部側面断面図、図8aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図、図8bはその中身排出具を示す斜視図である。
図1に示すエアゾール製品10は、エアゾール容器11と、そのエアゾール容器に装着された噴射部材12と、そのエアゾール容器に装着されたキャップ13と、キャップ13に保持される円筒状の中身排出具14と、エアゾール容器内部に充填されるエアゾール組成物Aとからなる。
エアゾール容器11は、耐圧容器15と、その耐圧容器の開口部に固着されたエアゾールバルブ16とからなる。
耐圧容器15は、従来公知のものであり、アルミニウム、ブリキなどの金属板を絞りしごき加工またはインパクト加工により底部17および円筒状の胴部18を備えた有底筒状に形成し、ついで、その胴部上端にネッキング加工を施して肩部19を形成し、肩部上端にカーリング加工によりビード部20を形成したものである。また、底部17は中心に向けてテーパー状に盛り上がる山型に形成している。これにより、内圧に対する容器の耐圧性が高まり変形しにくい。なお、合成樹脂や耐圧ガラスなど、耐圧性を有する他の材質のものを用いてもよい。
エアゾールバルブ16は、耐圧容器15に固定される金属製のマウンティングカップ21と、そのマウンティングカップの中央に保持される筒状のハウジング22と、そのハウジング内に上下移動自在に収容されステム孔23を有するステム24と、そのステムを常時上向きに付勢するバネ25と、前記ステム孔を塞ぐステムラバー26と、前記ハウジングの下端から容器本体の底部に延びているディップチューブ27とからなるものである。これらの部材の材料は特に限定されず、金属から形成しても、合成樹脂により形成してもよい。
マウンティングカップ21は、図2aに詳細に示すように、ハウジング22を保持する上底筒状のハウジング保持部28と、そのハウジング保持部下端から水平方向外側に延びる円板部29と、その円板部外縁から上方に立ち上がる円筒状の側壁部30と、その側壁部上端に形成された耐圧容器のビード部20に被せられるカール部31と、側壁部30を耐圧容器に対してクリンプして固定されるクリンプ部32とを備えている。このクリンプ部32は、側壁部30の凹部に該当する。
噴射部材12は、エアゾールバルブのステム24に装着されるものであり、上底33を有する筒状の外郭部34と、その内部に形成された円筒状の通路部35を備えている。外郭部34の外周面には下側に拡がる外周段部36が形成されている。また、通路部35の上部には水平に延びる横通路部37が形成されており、横通路部37の端部に噴射孔38を有する噴射ノズルが装着されている。また、通路部35の下端には、エアゾールバルブのステム24を挿入するためのステム装着部39が形成されている。つまり、噴射孔38とステム装着部39とは、通路部35と横通路部37を介して連通している。
キャップ13は、上底を有する有底筒状のキャップ本体40と、その下端開口に形成され、エアゾール容器のカール部31の外周と係合する係合突起41と、キャップ本体の下側に向かって拡がる段部42を備えている。
中身排出具14は、図2cに示すように、円筒状の胴部43と、その下端外周に形成されマウンティングカップのクリンプ部32と係合する係合突起44と、胴部内面の中部に形成された内側フランジ45と、胴部の上部に形成された上側に向かって拡がる段部46と、胴部上端に形成された外側に向かって拡がる外側フランジ47とを備えている。また、胴部43の下部には切り欠き部43aが複数個形成されており、中身排出具14を装着するときに切り欠き部43aにより胴部の下部が内周側に撓みやすくエアゾール容器のクリンプ部32に装着しやすくなる。なお切り欠き部43aは1ヶ所でもよいが、装着時あるいは脱離時に装着/脱離方向に規制がないように複数個所設けることが好ましい。
この胴部43の内径は、噴射部材の外郭部34の外周段部36の外径より大きく、胴部43の外径は、マウンティングカップの側壁部30より小さく構成されている。そのため、この中身排出具14の胴部43は、噴射部材の外郭部34とマウンティングカップの側壁部30との間からマウンティングカップの円板部29に向けて挿入することができ、係合突起44がクリンプ部32と係合することによって中身排出具14をマウンティングカップ21に保持することができる。
内側フランジ45の端部内径は、噴射部材の外周段部36の外径より小さく構成されている。これにより中身排出具の胴部43をマウンティングカップの側壁部と噴射部材の外郭部との間に挿入する際、内側フランジ45が噴射部材の外周段部36と当接し、中身排出具14と噴射部材12とは一体に下降する。
中身排出具の段部46の外周面46aの外径は、キャップ本体40の内径と実質的に同じであり、中身排出具の段部46の外周面46aとキャップ本体の内周面40aとは摩擦嵌合するように形成されている。そのため、キャップ13内に中身排出具14を挿入することにより、キャップ13によって中身排出具14を保持することができる。
このように構成されているため、エアゾール製品10の通常使用の状態では、中身排出具14は、その下端が上を向くようにしてキャップ13内に収容されている(図2a参照)。このとき、上述したように中身排出具の段部46の外周面46aがキャップ本体の内周面40aと摩擦嵌合しており、中身排出具の外側フランジ47がキャップ本体の段部の内周面42aと当接している。そして、このエアゾール製品10のキャップ13を外し、噴射部材の天面(上底33)を人差し指などで押し下げる噴射操作を行うことにより、ステム24が押し下げられてステム孔23がステムラバー26から開放され、エアゾール容器内部と大気とが連通し、エアゾール容器内部の中身Aがステム孔23から噴射部材内の通路部を経て噴射孔38から噴射される。
一方、中身排出の状態に移行するには、内側フランジ45に指を引っ掛けてキャップ13から中身排出具14を取り出し、係合突起44が下方を向くように中身排出具14を反転させる。ついで、噴射部材の外郭部34とマウンティングカップの側壁部30との間から中身排出具14の胴部43を挿入する。このとき、中身排出具の内側フランジ45が噴射部材の外周段部36と当接するが、噴射部材12の外周段部36と内側フランジ45とは環状に当接するため、噴射部材は傾くことなく垂直下方に中身排出具14と共に下降する。このとき図2bで示すようにキャップ13で押さえるようにしてもよい。これにより、排出される中身が飛散しない。
このように噴射部材は下降するため、確実にステム孔23が開放され、エアゾール容器内部と大気とが連通する。さらに、中身排出具14の係合突起44がマウンティングカップのクリンプ部32とクリップ嵌合するまで中身排出具14をさらに下降させることにより、バルブのバネ25による反発力に対抗してエアゾールバルブを開放させた状態で噴射部材を保持することができる(中身排出の状態、図2b参照)。これにより、エアゾール容器内に残存する中身Aを全量排出することができる。
また、中身排出の状態にするとき、上端の外側フランジ47は、中身排出具14を押し下げる押し部として作用する。また、外側フランジ47はクリンプ部よりも外側にあり、中身排出具の胴部43に切り欠き部43aが形成されていることから、外側フランジ47を斜め上方に持ち上げるように力を加えることにより、中身排出具の胴部43が撓んでクリンプ部32との嵌合が外れて、噴射部材の保持を容易に解除できるため、中身排出の途中であってもすぐに排出を停止でき、製品が転倒したときなどアクシデントが生じたときでも早急に対処できる。さらに排出が終わってから廃棄するときに、金属製のエアゾール容器と合成樹脂製の中身排出具とを分別しやすい。
なお、本実施形態において、中身排出具14に段部46を設け、その段部の外周面46aとキャップ本体の内周面40aとを摩擦嵌合させることによって通常使用の状態で中身排出具をキャップで保持している。しかし、図3a、bに示すエアゾール製品10aのように、段部46を設けず、中身排出具14の係合突起48とキャップ13の内面とが係合するように構成して、キャップ内に中身排出具14を保持させるようにしてもよい。
また、図4aに示すエアゾール製品10bは、中身排出具の段部の外周面が外側フランジ47よりも下方に延びており、中身排出具の係合突起44がマウンティングカップのクリンプ部32と係合しているとき(図4b参照)の中身排出具14の高さが中身排出具14の胴部43により噴射部材の側面全体を覆うように構成されているものである。このように中身排出具14の高さを大きくすることにより、噴射部材の噴射孔38を覆うことができ、中身排出の状態において、排出される中身が中身排出具の胴部43に向かって噴射され、排出された中身が飛散しない。
また図4bで想像線で示すように、中身排出具の外側フランジ47を胴部43の上端に設けてもよく、この場合、中身排出具の上端全体を手のひらで押し下げることができ、その押し下げ操作が容易になる。
次に示すエアゾール製品は、通常使用の状態において中身排出具がキャップに保持されるものでなく、通常使用の状態においてエアゾール容器のカール部31に装着され、その上部外周にキャップを装着しているものである。また、中身排出の状態ではその中身排出具を反転して噴射部材を押し下げた状態に保持するものである。
図5aに示すエアゾール製品50は、エアゾール容器51と、そのエアゾールバルブのステムに装着される噴射部材52と、そのエアゾール容器のカール部に装着される中身排出具55と、その中身排出具55に装着されるキャップ53とからなる。噴射部材52は、外周段部の代わりに外郭部34の下端開口に外に向かって拡がるフランジ部52aが形成されている。エアゾール容器51および噴射部材52の他の構成は図1のエアゾール容器11と噴射部材12と実質的に同じものである。
中身排出具55は、筒状の第1筒部56を備えており、その第1筒部56の下端内周にはエアゾール容器のカール部31の外周と係合する第1係合突起57が形成されており、その第1筒部の上端内周にはエアゾール容器のカール部31の上端と当接するフランジ58が突出して形成されており、第1筒部の上端の外周面には上に向かって狭まるキャップ装着部59が形成されている。さらに、中身排出具55を反転してエアゾール容器に装着できるように、フランジ58の内周端部には上方を向いた第2筒部60が形成されており、その第2筒部の上端外周にはエアゾール容器のクリンプ部と係合する第2係合突起61が形成されている。また、第2筒部60の内面には上に向かって狭まる押部62が形成されている。この押部が噴射部材52のフランジ部52aと当接して噴射部材52を押し下げる。
キャップ53は、下端開口が中身排出具のキャップ装着部59と摩擦係合する上底筒状で従来公知のものである。
このように構成されているため、通常使用の状態では、中身排出具55の第1係合突起57はエアゾール容器のカール部と係合している。また第2係合突起61には接触しているものがなく、キャップ53により保護されているため、第2係合突起61の形状が劣化することがなく、中身排出時のクリンプ部との係合力を保持できる。中身排出の状態に移行するには、中身排出具55を取り外し、反転させて中身排出具55の第2係合突起61がエアゾール容器のクリンプ部32と係合するように噴射部材を内挿するように上方から再装着する(中身排出の状態、図5b参照)。これにより中身排出具の押部62が噴射部材52のフランジ部52aと当接して噴射部材52を押し下げ、エアゾール容器内の残存エアゾール組成物を全量排出する。また、第1筒部56が第2係合突起61とクリンプ部との係合部よりも外方に突出しているため、中身排出の途中で、または排出後に中身排出具を容易に外すことができる。
また、図6aのエアゾール製品64は、図5と同様に通常使用の状態ではエアゾール容器のカール部に装着されており、中身排出の状態では、反転してエアゾール容器のカール部に装着し、噴射部材を押し下げ状態で保持するものである。
このエアゾール製品64の中身排出具65は、筒状の第1筒部66を備えており、その第1筒部66の下端内周にはエアゾール容器のカール部31の外周と係合する第1係合突起67が形成されており、第1筒部の上端内周にはエアゾール容器のカール部31の上端と当接するフランジ68がカール部より突出して形成されている。さらに、中身排出具を反転してエアゾール容器のカール部に装着できるように、フランジ68の外周端部に上方に立ち上がる第2筒部70が形成されており、その第2筒部の上端内周にはエアゾール容器のカール部31の外周と係合する第2係合突起71が形成されている。また、フランジ68の内周端部には上方に突出した押部72が形成されている。この押部72が噴射部材52のフランジ部52aと当接して噴射部材52を押し下げる。また、第1筒部の下部外周および第2筒部の上部外周には、それぞれキャップ装着部69a、69bが設けられており、中身排出時にもキャップを装着して使用者に排出した中身がかからないようにすることができる。
このように構成されているため、図5と同様に通常使用の状態では、中身排出具65の第1係合突起67はエアゾール容器のカール部と係合している。そして、中身排出の状態に移行するには、中身排出具65を取り外し、反転させて肩カバー65の第2係合突起71がエアゾール容器のカール部あるいはビード部と係合するように再装着する(中身排出の状態、図5b参照)。これにより中身排出具の押し部72が噴射部材52のフランジ部52aと当接して噴射部材52を押し下げ、エアゾール容器内の残存エアゾール組成物を全量排出する。また第2係合突起71には接触しているものがなく、キャップ53により保護されているため、第2係合突起71の形状が劣化することがなく、中身排出時のクリンプ部との係合力を維持できる。また、キャップ53にはガス抜き孔13aが形成されているため、中身排出によりキャップ内が加圧して、キャップが飛び出すことがない。
これまでのエアゾール製品は、中身排出の状態において、中身排出具をエアゾール容器のマウンティングカップあるいはカール部(耐圧容器のビード部)に係合させるものであった。図7aに示すエアゾール製品80は、中身排出具をエアゾール容器に装着される肩カバーに係合させるものである。
エアゾール製品80は、エアゾールバルブのステムに装着される噴射部材81と、エアゾール容器11に装着される肩カバー82と、その肩カバーに装着されるキャップ83とを有し、中身排出具84が通常使用の状態でキャップ83に収納されるものである。
噴射部材81は、図5の噴射部材52と同様に外郭部34の下端開口に外に向かって拡がるフランジ部52aが形成されたものである。
肩カバー82は、筒状の肩カバー本体85と、その外周面に上に向かって狭くなる段部86と、その下端内周に形成された係合突起87と、その上端に形成されたフランジ88とを備えている。ここでフランジ88は、エアゾール容器の上端になるカール部31および噴射部材81のフランジ部52aよりも高く位置するように構成されている。
キャップ83は、図1のキャップ13と実質的に同じものであり、上底を有する有底筒状のキャップ本体89と、キャップ本体の内面に下側に向かって拡がる段部90とを備えており、下端内周は、肩カバーの段部86と摩擦係合あるいはクリップ嵌合するように構成されている。
図7bに示すように中身排出具84は、円筒状の胴部91と、その下端外周に形成され肩カバーのフランジ88と係合する係合突起92と、胴部の上部に形成された上側に向かって拡がる段部93と、胴部上端に形成された外側に向かって拡がる外側フランジ94とを備えている。
このように構成されているため、通常使用の状態では、エアゾール製品80の中身排出具84は、その下端が上を向くようにしてキャップ83内に収容されている(図7a参照)。このとき、中身排出具の段部93の外周面93aがキャップ本体89の内周面89aと摩擦嵌合しており、中身排出具の外側フランジ47がキャップ本体の段部の内面と当接している。
そして、中身排出の状態に移行するには、キャップ83から中身排出具84を取り出し、反転させて係合突起92の下面で噴射部材のフランジ52aに当接させる。ついで、係合突起92が肩カバーのフランジ88の内周端部と係合するまで噴射部材81を押し下げる。これにより、噴射部材81が押し下げられた状態で保持される(図7b参照)。
図8aに示すエアゾール製品95は、中身排出具96が、円筒状の胴部97と、その下端から対向して延びる2本の脚部98とを備えており、その脚部の下端にマウンティングカップのクリンプ部32と係合する係合突起99を備えているものである(図8c参照)。また、噴射部材100は、外郭部34の外周段部に下方に向かって延びる2本の溝101を備えているものであり、その溝の下端101aは閉じられている。
ここで中身排出具96の脚部98が噴射部材100の溝101に挿入できるように構成されており、脚部98を溝101に挿入することにより、脚部の係合突起99が溝から突出するように構成されている。他の構成は図1のエアゾール製品10と実質的に同じものである。
このように構成されているため、通常使用の状態では、中身排出具96は、キャップ13内に保持されている(図8a参照)。そして、中身排出の状態に移行するときは、中身排出具96をキャップ13から取り出し、係合突起99が下方に向くように中身排出具96を反転させる。ついで、中身排出具の脚部を噴射部材の溝101に挿入し、溝の下端101aと係合突起99とを当接させる。そして、溝101から突出している係合突起99がマウンティングカップのクリンプ部32と係合するまで中身排出具を下降させる。これにより、エアゾールバルブを開放させた状態で噴射部材を保持することができる(図8b参照)。なお、本実施の形態では脚部98と溝101をそれぞれ2本設けているが、脚部と溝の数は脚部と溝の大きさに応じて適宜選択することができる。また、脚部と溝は等間隔で設けることが好ましいが、不均等に設けても良い。
本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す側面断面図である。 図2aは図1のエアゾール製品の通常使用の状態の要部側面断面図であり、図2bはその中身排出の状態の要部側面断面図であり、図2cはその中身排出具を示す側面断面図である。 図3aは本発明のエアゾール製品の他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図であり、図3bはその中身排出の状態の要部側面断面図である。 図4aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図であり、図4bはその中身排出の状態の要部側面断面図である。 図5aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図であり、図5bはその中身排出の状態の要部側面断面図である。 図6aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図であり、図6bはその中身排出の状態の要部側面断面図である。 図7aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図であり、図7bはその中身排出の状態の要部側面断面図である。 図8aは本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態の通常使用の状態の要部側面断面図であり、図8bはその中身排出具を示す斜視図である。
符号の説明
A エアゾール組成物
10、10a、10b エアゾール製品
11 エアゾール容器
12 噴射部材
13 キャップ
13a ガス抜き孔
14 中身排出具
15 耐圧容器
16 エアゾールバルブ
17 底部
18 胴部
19 肩部
20 ビード部
21 マウンティングカップ
22 ハウジング
23 ステム孔
24 ステム
25 バネ
26 ステムラバー
27 ディップチューブ
28 ハウジング保持部
29 円板部
30 側壁部
31 カール部
32 クリンプ部
33 上底
34 外郭部
35 通路部
36 外周段部
37 横通路部
38 噴射孔
39 ステム装着部
40 キャップ本体
40a キャップ本体の内周面
41 係合突起
42 段部
42a 段部の内周面
43 胴部
43a 切り欠き部
44 係合突起
45 内側フランジ
46 段部
46a 段部の外周面
47 外側フランジ
50 エアゾール製品
51 エアゾール容器
52 噴射部材
52a フランジ部
53 キャップ
55 中身排出具
56 第1筒部
57 第1係合突起
58 フランジ
59 キャップ装着部
60 第2筒部
61 第2係合突起
62 押部
64 エアゾール製品
65 中身排出具
66 第1筒部
67 第1係合突起
68 フランジ
69a、69b キャップ装着部
70 第2筒部
71 第2係合突起
72 押部
80 エアゾール製品
81 噴射部材
82 肩カバー
83 キャップ
84 中身排出具
85 肩カバー本体
86 段部
87 係合突起
88 フランジ
89 キャップ本体
89a キャップ本体の内周面
90 段部
91 胴部
92 係合突起
93 段部
93a 段部の外周面
94 外側フランジ
95 エアゾール製品
96 中身排出具
97 胴部
98 脚部
99 係合突起
100 噴射部材
101 溝
102 エアゾール製品
103 中身排出具

Claims (11)

  1. 耐圧容器およびその耐圧容器の開口部に固着されたエアゾールバルブからなるエアゾール容器と、
    前記エアゾール容器の内部に充填されるエアゾール組成物と、
    前記エアゾールバルブに装着される噴射部材と、
    前記エアゾール容器に装着されるキャップと、
    前記エアゾールバルブを開放させた状態で噴射部材を保持できる中身排出具とからなり、
    前記噴射部材は、上底を有する筒状の外郭部を備え、その外郭部の側面外周に外側に突出する外周段部が形成されており、
    前記中身排出具は、通常使用の状態ではキャップとエアゾール容器との間に収容され、中身排出の状態では噴射部材の外周段部と当接すると共にエアゾール容器の一部と係合して噴射部材を押し下げた状態に保持するエアゾール製品。
  2. 前記中身排出具が、通常使用の状態で、キャップ内で保持される請求項1記載のエアゾール製品。
  3. 前記中身排出具が、通常使用の状態では、エアゾール容器の一部としてエアゾールバルブの外周縁に保持されており、上部外周にキャップを装着している請求項1記載のエアゾール製品。
  4. 前記中身排出具が、中身排出の状態で噴射部材の外周段部と当接すると共にエアゾール容器のエアゾールバルブの一部と係合して噴射部材を押し下げた状態に保持する請求項1記載のエアゾール製品。
  5. 前記中身排出具が、中身排出の状態で噴射部材の外周段部と当接すると共にエアゾール容器の肩カバーの一部と係合して噴射部材を押し下げた状態に保持する請求項1記載のエアゾール製品。
  6. 請求項1記載のエアゾール製品の中身排出具であって、
    円筒状の胴部と、その下端外周に形成されるエアゾール容器の一部と係合する係合手段と、胴部内面に形成された噴射部材の外周段部と当接する内側フランジと、胴部上端に形成された外側に向かって拡がる外側フランジとを備えている、エアゾール製品用の中身排出具。
  7. 前記外側フランジが係合突起よりも外方に拡がっている請求項6記載の中身排出具。
  8. 前記胴部の下端から上方に向かって切り欠き部が設けられている請求項6記載の中身排出具。
  9. 請求項3記載のエアゾール製品の中身排出具であって、
    第1筒部と第2筒部とを有し、
    前記第1筒部と第2筒部との間に水平方向に延びるフランジが形成されており、
    前記第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブの一部と係合する第1係合部が形成されており、
    前記第2筒部の上端に中身排出の状態でエアゾールバルブの一部と係合する第2係合部が形成されており、
    第1筒部または第2筒部の外周面に、通常使用の状態でキャップの装着が可能なキャップ装着部が形成されている、中身排出具。
  10. 前記第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第1係合部が形成されており、
    前記第2筒部の上端外周に中身排出の状態でエアゾールバルブのクリンプ部と係合する第2係合部が形成されており、第2筒部の上部内周に中身排出の状態で噴射部材の外周段部と当接する当接段部が形成されている、請求項9記載の中身排出具。
  11. 前記第1筒部の下端内周に通常使用の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第1係合部が形成されており、
    前記第2筒部の上端内周に中身排出の状態でエアゾールバルブのカール部と係合する第2係合部が形成されており、
    前記フランジの内周に上方に突出した押部が形成されている、請求項9記載の中身排出具。
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