JP2007137269A - スイングスライドユニットカバー - Google Patents

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敏明 内潟
Yasuyuki Sue
康幸 須江
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Abstract

【課題】スイングスライドユニットの作動不良を防ぎ、安全性を向上させるスイングスライドユニットカバーを提供することにある。
【解決手段】車体に枢支される前アーム31及び後アーム32と、レール受けブラケット24に枢支されてなる平行リンク16と、ドア4に結合されたレール22をレール受けブラケット24に摺動自在に架設するドア摺動機構17とを備え、ドア4を旋回させ摺動させてドア開口3を開閉するスイングスライドユニットUのカバーにおいて、ベース部材15に固定カバー61を前アーム31に揺動カバー62を取付け、両カバーにはドア4が閉じた際にドアの内壁面との間の隙間を覆う上向き壁部611,621と同部の車内側端部より下方に延びる車内対向壁612,622とが形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の側壁に設けられる乗降口を開閉するスイングスライドドアを搖動及びスライド支持するスイングスライドユニットに設けられるカバーに関する。
車両、例えば、ハッチバックタイプの自動車やワゴン車に設置されているスイングスライドドアは、乗降口を閉鎖する状態より外方に突出るように搖動し、その上で後方にスライドして乗降口を開閉することができる。このようなスイングスライドドアはスイングスライドユニットにより支持されており、その一例が特開2003−320964号公報(特許文献1)や特開平10−175444号公報(特許文献2)に開示される。
このスイングスライドユニットは、例えば、図10に示すように、車体基部であるキャブ床部100の乗降口近傍に平行リンクユニットRU側のべ一ス110を取付け、スイングスライドドア120の内壁面にスライドレール130及び同レールに摺動自在にレール受けブラケット140を取付け、レール受けブラケットとべース110とを前後一対のアーム150,160を介し水平回動可能にそれぞれピン結合してドアの移動位置を規制する平行リンクユニットRUを形成している。しかも、互いに水平方向に回動可能にピン結合された一対の支持アーム170、180を用いドア120の重心近傍位置とべ一ス110とをそれぞれピン連結し、ドア荷重を支持するというドア荷重支持アーム190を装備している。
このようにスイングスライドユニットの平行リンクユニットRU及びドア荷重支持アーム190はドアの開閉に応じて前方に突き出す状態と、車外に突き出す状態とを繰り返す。このため、ドア開閉操作時にスイングスライドユニットに乗員や物体が直接当接するとがないように、その作動域をできるだけコンパクト化し、シートとの間に上下段差を設ける等の手段が採られていた。
特開2003−320964号公報 特開平10−175444号公報
しかし、スイングスライドユニットは、ドア閉鎖時には図10に示す状態より紙面手前側に平行リンクユニットRU及びドア荷重支持アーム190が延びる状態で突き出し、ドア120が乗降口に接近して、閉鎖作動するが、その際、ドア内壁面とスイングスライドユニットの相対間隔が狭くなる。このため、スイングスライドユニットとドアの間の隙間に上方や前方より異物が落下や移動してきたような場合、これを挟み込み、作動不良の原因となるし、安全性の上でも問題が生じやすい。
本発明は以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、スイングスライドユニットの上部や前方からの異物の進入を防止して、スイングスライドユニットの作動不良を防ぎ、安全性を向上させることのできるスイングスライドユニットカバーを提供することにある。
請求項1に係る発明は、車体に一端が水平に回動自在に枢支される前アーム及び後アームと同前後アームの回動端がレール受けブラケットに水平に回動自在にそれぞれ枢支されてなる平行リンクと、上記車体のドアの内壁に一体結合されたレールを上記レ一ル受けブラケットに摺動自在に架設するドア摺動機構とを備え、上記平行リンクで上記ドアを閉じた閉鎖位置と車体外側方に突出させた突出位置とに旋回可能とすると共に、突出位置の上記ドアを上記ドア摺動機構で車体の前後方向に摺動させてドア開口を開閉するスイングスライドユニットに装着されるスイングスライドユニットカバーにおいて、上記車体に設けられ上記前後アームの一端の車内側に延出する固定カバーと、上記平行リンクに設けられ平行リンクの動きに追従する揺動カバーとを備え、上記固定カバーと揺動カバーはそれぞれが上記ドアが閉じた位置に保持される際に上記ドアの内壁面との間の隙間を上方より覆う上向き壁部と同上向き壁部の車内側端部より下方に延びる車内対向壁とが一体的に形成されたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のスイングスライドユニットカバーにおいて、上記車体に基端が縦ピンを介して枢支される第1支持アームと同第1支持アームの回動端に縦ビンを介して枢支される第2支持アームとを有し、同第2支持アームの他端が上記ドアの重心位置を縦ピンを介して枢支してなるドア荷重支持アームを備え、上記第1支持アームに第1支持カバーを上記第2支持アームに第2支持カバーをそれぞれ取付け、第1支持カバーと第2支持カバーはそれぞれが上記ドアが閉鎖位置に保持される際に上記ドアの内壁面との間の隙間を上方より覆う上向き壁部と同上向き壁部の車内側端部より下方に延びる車内対向壁とを一体的に形成されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のスイングスライドユニットカバーにおいて、上記固定カバーの上向き壁部には上方に延出するストッパが設けられたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3記載のスイングスライドユニットカバーにおいて、上記ストッパには同ストッパを上記ドアの内壁面側又は車内側に可撓させる脆弱部が設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明は、固定カバーと揺動カバーの各上向き壁部が平行リンクに上方より進入する異物を排除でき、固定カバーと揺動カバーの車内対向壁が前方より後方に移動する乗員の体等の物体の一部が直接当接することを防止でき、ドア開放時に車外に突出ている平行リンクの一部がドア閉時に車内側前方に向けて進入する際に乗員が平行リンクの一部に直接当接するという不具合を防止できる。
請求項2の発明は、第1支持カバーと第2支持カバーの各上向き壁部がドア荷重支持アームに上方より異物が進入することを防止でき、第1支持カバーと第2支持カバーの車内対向壁が前方より後方に移動する乗員の体等の物体の一部が直接当接することを防止でき、ドア開放時に車外に突出ているドア荷重支持アームの一部がドア閉時に車内側前方に向けて進入する際に乗員がドア荷重支持アームの一部に直接当接するという不具合を防止でき。
請求項3の発明は、固定カバーの上向き壁部に上方に延出するストッパが設けられているので、平行リンクやドア荷重支持アームに異物が特に室内側から進入することを確実に防止でき、安全性が向上する。
請求項4の発明は、ドア閉鎖時にストッパとドアとの間にたとえ異物を挟んでも容易に可撓するので、平行リンクやドア荷重支持アームの破損抑制や挟み込んだ異物の除去を容易に行うことができる。
図1にはこの発明の一実施形態としてのスイングスライドユニットカバーを装備するドアを示した。このスイングスライドドア(以後単にリアドアと記す)は4ドアのハッチバックタイプの自動車(以後単に車両と記す)Bの後ドアとして採用されている。
車両Bは左右の各前乗降口1を開閉するフロントドア2を備え、各フロントドア2はその前端上下2箇所h1、h2をヒンジ結合され、回動端である後端の上下中ほどの後ロック部h3が不図示のラッチとストライカを用いてセンタピラー10に離脱可能にロックされる。
一方、左右の各後乗降口3を開閉するリアドア4は後述のスイングスライドユニットUに支持され、後乗降口3を閉鎖するドア閉鎖位置D1と、そのドア閉鎖位置D1より車外に突出た搖動位置D2と、搖動位置D2より後方に移動した開位置D3とに移動可能に支持される。ドア閉鎖位置D1においてリアドア4はその前端部の上下2箇所に設定される前端上ロック部J1と前端下ロック部J2とが不図示のラッチとストライカを用いてセンタピラー10に離脱可能にそれぞれロックされ、後端上下中ほどの後端ロック部J3が不図示のラッチとストライカを用いてリアピラー101に離脱可能にロックされる。
フロント及びリアドア2,4はそれぞれ不図示のウエザーストリップを外周縁に連続して装着し、それぞれ対向する各乗降口1,3の周縁部とのシール性を確保するように形成されている。
図2に示すように、リアドア4を支持するスイングスライドユニットUは車体のボデー側面14の後乗降口3近傍の取付け基部141に固着された取付けブラケットとしてのベース部材15を備え、ベース部材15に平行リンク16とドア摺動機構17とドア荷重支持アーム18と開閉駆動機構19とを装着する。
取付けブラケットとしてのベース部材15は上下フランジ151,152とこれらを連結する縦板部153とで収容空間eを形成したコ字型断面材であり、下フランジ152が取付け基部141に固着される。
このようなベース部材15には不図示のビスにより固定カバー61が取り付けられる。
図2に示すように、固定カバー61は上フランジ151とリアドア4との間の隙間t1を上方より覆う上向き壁部611と上向き壁部611の車内側端部より下方に延びる車内対向壁612と、上向き壁部611のドア側端部に一体的に取り付けられたストッパ613とを備え、これらは樹脂成形されている。ストッパ613は上向き壁部611に載置された物体が車内側より車外側に向かってずれて下方の平行リンク16やドア荷重支持アーム18に落下することを防止できるように形成されている。
更に、図4(a)に示すように、ストッパ613は車幅方向で幅の広い部位と幅の狭い部位とを形成し、両部位で形成される段部はストッパ613が可撓する脆弱部qとなる。これによりストッパ613のドア側端部とリアドア4の壁面との間に物体が挟まれる際に荷重を受けると、脆弱部qにより容易に可撓し、平行リンク16やドア荷重支持アーム18等の破損抑制、挟み込んだ異物等の除去を容易に行えるので安全性が向上する。なお、ストッパ613の可撓性を向上させるために、可撓させる部位の幅を更に狭くしたり、肉厚を薄くしたりすることもできる。
平行リンク16は搖動するリアドア4の各位置を位置決めする機能を備える。この平行リンク16はリアドア4のインナパネル21に固着される後述のドア支持レール22に複数のローラ23を介して摺動可能に嵌着されるレール受けブラケット24と、下フランジ152上に突設される取付け台ブラケット25と、取付け台ブラケット25の前後2箇所の縦ピン26を介して一端が水平に回動自在に枢支される前アーム31及び後アーム32とを供える。前アーム31及び後アーム32は各搖動端がレール受けブラケット24の前後2箇所に縦ピン28を介して枢支される。
図4(c)に示すように、平行リンク16のうち、前アーム31には揺動カバー62が不図示のビスで締め付け固着されている。揺動カバー62はリアドア4が閉鎖位置D1に達した際に、リアドア4の内壁面との間の隙間を上方より覆う上向き壁部621と、同上向き壁部621の車内側端部より下方に延びる車内対向壁622(図2参照)と、が一体的に樹脂成形されている。
ドア摺動機構17はリアドア4のインナパネル21の内壁に結合されるドア支持レール22とこのドア支持レール22の一対の下向きレール溝33に複数のローラ23を介して嵌合するレール受けブラケット24とを備える。
ここでドア支持レール22は一対の下向きレール溝33を形成する断面形状をなし(図2参照)、リアドア4の前後方向X(図3(a)参照)に長く配備される。ドア支持レール22は一側端がインナパネル21に取付け板35を介し一体結合される。取付け板35はインナパネル21の内壁の中央主要部を覆うような形状の屈曲板材で、ドア重心位置近傍に後述のドア枢支ピン36を取付けたドア側枢支部37を形成している。
図2に示すように、レール受けブラケット24はその上面より縦向きローラピン38と横向きローラピン39を突設し、縦向きローラピン38には水平方向に回転できるローラ23が、横向きローラピン39には縦方向に回動できるローラ23が夫々枢支される。なお、各ローラ23はドア支持レール22の一対の下向きレール溝33に回転可能にがたが規制された状態で嵌合する。
このようにしてドア支持レール22はその一対の下向きレール溝33に複数のローラ23を介してレール受けブラケット24に摺動自在に架設されるという構成を採っている。
レール受けブラケット24の下向壁の前後2箇所には前アーム31及び後アーム32の搖動端がそれぞれ縦ピン28によって枢支される。
図2に示すように、ドア荷重支持アーム18はベース部材15の下フランジ152に上向きに突設される枢支台42と、この枢支台42の中央と上フランジ151間に支持された縦ピン43と、縦ピン43に基端が枢支される第1支持アーム44と、第1支持アーム44の回動端に縦ピン45を介して枢支される第2支持アーム55と、第2支持アーム55の他端であってリアドア4の重心位置を縦向きのドア枢支ピン36を介して枢支するドア側枢支部37とを備える。
ここでベース部材15はドア荷重支持アーム18を縦ピン43を介して枢支しており、ドア荷重支持アーム18のドア側枢支部37はドア枢支ピン36を介してリアドア4を枢支することより、上下方向の剛性を十分に確保した状態でドア荷重支持アーム18は搖動でき、即ち、リアドア4の重心の荷重を常にベース部材15の枢支台42に伝達でき、リアドア4が移動する何れの位置でもドア荷重を支え、リアドア4の傾きを規制するように機能する。
図2に示すように、ドア荷重支持アーム18の第1支持アーム44に第1支持カバー63が第2支持アーム55に第2支持カバー64がそれぞれ不図示のビスにより締め付け固定される。
図4(a)に示すように、第1支持カバー63と第2支持カバー64はリアドア4が閉鎖位置D1に保持される際にリアドア4の内壁面との間の隙間を上方より覆う上向き壁部631,641と、上向き壁部631,641の車内側端部より下方に延びる車内対向壁632,642とを備え、これらはそれぞれ樹脂成形されている。なお、図6,7に示すように、第1支持カバー63と第2支持カバー64は夫々の対向端部が相互に重なり合った状態で相対変位できるように形成され、しかも、上方の固定カバー61、下方の揺動カバー62とも相対変位できるように夫々の端縁の形状が調整されている。
図2、図3(a)〜(c)に示すように、開閉駆動機構19はベース部材15の収容空間eのうち奥側に配備されるモータ50及び同モータ50に駆動される巻き取りドラム46と、ベース部材15及びベース部材15に固着される不図示のブラケットに枢支される固定プーリーp1と、前アーム31に枢支されるアーム側プーリーp2と、ドア支持レール22に枢支されるドア側プーリp3と、ドア支持レール22の前後端の前後ケーブル止め47,48と、これら前ケーブル止めに結合され巻き取りドラム46に達する開作動ケーブル49と、後ケーブル止め48に結合され巻き取りドラム46に達する閉作動ケーブル51とを備える。
図3(a)〜(c)に太い実線で示すように、前ケーブル止め47に結合される開作動ケーブル49はドア側プーリp3の外面部、アーム側プーリーp2の内面部、不図示のブラケットに枢支される後の固定プーリーp1、同固定プーリーを経て巻き取りドラム46の開き巻き取り部(図2の2点差線で示す部位の左半部)に達する。
図3(a)〜(c)に太い2点鎖線で示すように、後ケーブル止め48に結合される閉作動ケーブル51はドア側プーリp3の内面部、アーム側プーリーp2の外面部、不図示のブラケットに枢支される前の固定プーリーp1を経て巻き取りドラム46の閉巻き取り部(図2の破線で示す部位の右半部)に達する。
このような開閉駆動機構19のモータ50に駆動される巻き取りドラム46は、不図示のコントローラに接続される。コントローラはドア開指令を受けると、リアドア4の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3にロック解除の出力を発し、リアドア4の後乗降口3のロックを解除させる。
更にコントローラはドア開指令に基づくドア開出力を受けると、巻き取りドラム46を駆動して太い実線で示す開作動ケーブル49を巻き取り、太い2点鎖線で示す閉作動ケーブル51の放出を可能とする。この際、図3(a)、図7に示すドア閉鎖位置D1のリアドア4と一体のドア支持レール22は、前ケーブル止め47が開作動ケーブル49により後方に引き寄せられ、この際、前後アーム31、32が前後一対の車内側回動中心点a1,a2を中心に車外側回動中心点b1、b2を外側に搖動し、図3(b)、図8に示す搖動位置D2に達する。
更に前ケーブル止めが開作動ケーブル49により後方に引き寄せられることで、レール受けブラケット24に対してドア支持レール22及びリアドア4が後方に摺動し、後乗降口3が開放され、図3(c)に示すドア開位置D3に保持される。この開作動の間、巻き取りドラム46は太い2点鎖線で示す閉作動ケーブル51を巻き取ることとなる。このような図3(c)に示すドア開位置D3にリアドア4が保持されることで、後乗降口3での乗り降りが成される。
この際、図4(c)、図9に示すように、リアドア4の内壁面とベース部材15側との間は比較的大きく上方に開放されているが、固定カバー61及びストッパ613、第1支持カバー63と第2支持カバー64及び搖動カバー62の働きで、乗員や異物が直接平行リンク16の上面や前側側面に当接することを抑制でき、安全性が確保される。
一方、不図示のコントローラよりドア閉指令に基づくドア閉出力を受けると、巻き取りドラム46を駆動して太い2点鎖線で示す閉作動ケーブル51を巻き取り、太い実線で示す開作動ケーブル49の放出を可能とする。この際、図3(c)に示すドア開位置D3のリアドア4と一体のドア支持レール22は、後ケーブル止め48が閉作動ケーブル51により前方に引き寄せられ、この際、レール受けブラケット24に対してドア支持レール22及びリアドア4が前方に摺動し、図3(b)に示すドア搖動位置D2に達する。
この際、図4(b)、図8に示すように、リアドア4の内壁面とベース部材15側との間は比較的大きく上方に開放されているが、固定カバー61及びストッパ613、第1支持カバー63と第2支持カバー64及び搖動カバー62の働きで、座席の乗員の腕や、異物が直接平行リンク16、ドア荷重支持アーム18の隙間に進入することを抑制でき、スイングスライドユニットUが異物を挟み込むことで、作動不良を起こすことを抑制でき、安全性も確保される。
更に、前ケーブル止め47が閉作動ケーブル51を前方に引き寄せ作動することで、前後アーム31、32が前後一対の車内側回動中心点a1,a2を中心に車外側回動中心点b1、b2を車内側に搖動し、図3(a)に示すドア閉鎖位置D1に達する。
なお、コントローラはドア閉信号を不図示の位置センサより受けると、リアドア4の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3にロック出力を発し、リアドア4を後乗降口3へロックすることとなる。
このように、リアドア4がドア閉鎖位置D1に達する際、異物がリアドア4の内壁面とベース部材15の固定カバー61との間に挟まれたと仮定する。この場合、固定カバー61のストッパ613側に過荷重が加わると、上向き壁部611の脆弱部q(図4(a)参照)が容易に破損し、挟み込んだ異物等を容易に引き出せるので安全性を確保できる。
更に、図4(a)に示すように、ドア閉鎖後の走行時には固定カバー61及びストッパ613、第1支持カバー63と第2支持カバー64及び搖動カバー62の各車外側端部がリアドアの内壁面に接近した状態に保持され、スイングスライドユニットUを確実に上方から覆うことより、スイングスライドユニットU内への異物の進入を防止でき、特に、ストッパ613が走行時に乗員の腕がスイングスライドユニットUの上方にずれることを確実に防止でき、この点でも安全性が向上する。
上述のところにおいて、固定カバー61及びストッパ613、第1支持カバー63と第2支持カバー64及び搖動カバー62は樹脂製として説明したが、その他、例えば、ゴム製としてもよく、この場合も図1のスイングスライドユニットカバーと同様の作用効果が得られる。
更に、図1のスイングスライドドア4はリアドアとして説明したが、フロントドアに同様に適用でき、その場合も図1のスイングスライドユニットカバーと同様のものが採用され、同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態としてのスイングスライドユニットカバーを装備する車両の概略側面図である。 図1の車両に装備されるスイングスライドユニットとそれに装着されるスイングスライドユニットカバーの概略側断面図である。 図1の車両のリアドアに装着されるスイングスライドユニットのカバー排除状態での機能説明図で、(a)はドア閉鎖位置を、(b)は搖動位置を、(c)は開位置を示す平面図である。 図3のスイングスライドユニットに装着されるスイングスライドユニットカバーの機能説明図で、(a)はドア閉鎖位置を、(b)は搖動位置を、(c)は開位置を示す平面図である。 図1のリアドアに用いられるスイングスライドユニットの斜視図である。 図5のスイングスライドユニットに取り付けられるスイングスライドユニットカバーの全体斜視図である。 図6のスイングスライドユニットカバーのドア閉鎖時の斜視図である。 図6のスイングスライドユニットカバーのドア搖動位置での斜視図である。 図6のスイングスライドユニットカバーのドア開位置での斜視図である。 従来のスイングスライドドアに用いられるスイングスライドユニットの概略斜視図である。
符号の説明
3 後乗降口
4 リアドア
141 取付け基部
15 ベース部材(取付けブラケット)
16 平行リンク
17 ドア摺動機構
18 ドア荷重支持アーム
19 開閉駆動機構
22 ドア支持レール
31 前アーム
32 後アーム
61 固定カバー(スイングスライドユニットカバー)
62 揺動カバー(スイングスライドユニットカバー)
611,621 上向き壁部
612,622 車内対向壁
613 ストッパ
63 支持カバー(スイングスライドユニットカバー)
64 第2支持カバー(スイングスライドユニットカバー)
631,641 上向き壁部
632,642 車内対向壁
B 車体
D1 ドア閉鎖位置
D2 搖動位置
D3 ドア開位置
U スイングスライドユニット
X 前後方向
Y 車幅方向

Claims (4)

  1. 車体に一端が水平に回動自在に枢支される前アーム及び後アームと同前後アームの回動端がレール受けブラケットに水平に回動自在にそれぞれ枢支されてなる平行リンクと、上記車体のドアの内壁に一体結合されたレールを上記レ一ル受けブラケットに摺動自在に架設するドア摺動機構とを備え、上記平行リンクで上記ドアを閉じた閉鎖位置と車体外側方に突出させた突出位置とに旋回可能とすると共に、突出位置の上記ドアを上記ドア摺動機構で車体の前後方向に摺動させてドア開口を開閉するスイングスライドユニットに装着されるスイングスライドユニットカバーにおいて、
    上記車体に設けられ上記前後アームの一端の車内側に延出する固定カバーと、上記平行リンクに設けられ平行リンクの動きに追従する揺動カバーとを備え、上記固定カバーと揺動カバーはそれぞれが上記ドアが閉じた位置に保持される際に上記ドアの内壁面との間の隙間を上方より覆う上向き壁部と同上向き壁部の車内側端部より下方に延びる車内対向壁とが一体的に形成されたことを特徴とするスイングスライドユニットカバー。
  2. 請求項1記載のスイングスライドユニットカバーにおいて、
    上記車体に基端が縦ピンを介して枢支される第1支持アームと同第1支持アームの回動端に縦ビンを介して枢支される第2支持アームとを有し、同第2支持アームの他端が上記ドアの重心位置を縦ピンを介して枢支してなるドア荷重支持アームを備え、上記第1支持アームに第1支持カバーを上記第2支持アームに第2支持カバーをそれぞれ取付け、第1支持カバーと第2支持カバーはそれぞれが上記ドアが閉鎖位置に保持される際に上記ドアの内壁面との間の隙間を上方より覆う上向き壁部と同上向き壁部の車内側端部より下方に延びる車内対向壁とを一体的に形成されたことを特徴とするスイングスライドユニットカバー。
  3. 請求項1又は2に記載のスイングスライドユニットカバーにおいて、
    上記固定カバーの上向き壁部には上方に延出するストッパが設けられたことを特徴とするスイングスライドユニットカバー。
  4. 請求項3記載のスイングスライドユニットカバーにおいて、
    上記ストッパには同ストッパを上記ドアの内壁面側又は車内側に可撓させる脆弱部が設けられたことを特徴とするスイングスライドユニットカバー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064596A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Mitsubishi Motors Corp スライドドアのカバー構造
JP2010264946A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Toyota Boshoku Corp チルトダウン式乗物用シート

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