JP2007136644A - 被処理物保持方法、静電吸着機構、静電吸着プローブ、被処理物搬送方法、および被処理物搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】極性の異なる少なくとも一対の電極(陰極電極11および陽極電極12)を備えた静電吸着ヘッド2aの、極性の異なる一対の電極を結ぶ線上に設けた保持部3に被処理物1を位置させ、静電気力を作用させることにより、被処理物1を保持部3に保持させる。
また、被処理物と保持部とが面接触した状態で、被処理物が前記保持部に吸着保持されるようにする。
保持部3を溝状構造部とし、被処理物1が溝状構造部の内壁3a,3bに面接触して保持されるようにする。
被処理物が当接するストッパを設ける。
静電吸着ヘッド本体を取り外し可能にする。
【選択図】図1
Description
被処理物に対して静電気力を作用させることにより被処理物を保持する被処理物保持方法であって、
極性の異なる少なくとも一対の電極を備えた静電吸着ヘッドの、前記極性の異なる少なくとも一対の電極を結ぶ線上に設けた保持部に被処理物を位置させるとともに、被処理物に静電気力を作用させることにより、前記被処理物が前記保持部に吸着保持されるようにしたこと
を特徴としている。
被処理物に対して静電気力を作用させることにより被処理物を保持する静電吸着機構であって、
静電吸着ヘッド本体と、
前記静電吸着ヘッド本体に配設された、極性の異なる少なくとも一対の電極と、
前記静電吸着ヘッド本体の、前記極性の異なる少なくとも一対の電極を結ぶ線上に位置し、静電気力により前記被処理物を吸着保持する保持部と
を具備することを特徴としている。
請求項3〜14のいずれかに記載の静電吸着機構を用いた静電吸着ヘッドと、
前記静電吸着ヘッドを支持する支持部と、
前記静電吸着ヘッドが備える電極に給電するための電源と、
前記電極と前記電源とを接続する給電用ケーブルと
を具備することを特徴としている。
被処理物を連続して供給搬送する供給手段と、
被処理物を吸着保持しながら搬送する保持搬送手段と、
前記供給手段から、前記保持搬送手段に被処理物を移行させるための被処理物移行手段とを備えた被処理物搬送装置であって、
前記被処理物移行手段として、請求項3〜14記載の静電吸着機構が用いられていること
を特徴としている。
請求項3〜14のいずれかに記載の静電吸着機構と、
前記静電吸着機構を支持する支持部と、
前記静電吸着機構を任意の方向に移動させる駆動手段と
を具備することを特徴としている。
すなわち、電界が最も集中する(密になる)部分(極性の異なる少なくとも一対の電極を結ぶ線上に設けた保持部)で被処理物を吸着することができるため、十分な静電吸着力が得られるとともに、保持部の形状を調整することによって、様々な被処理物形状に対して、最適な保持状態を実現することが可能になり、信頼性の高い静電吸着(保持)を行うことが可能になる。
なお、被処理物は、電界の密な場所に引き付けられることから、電極の配設位置を調整することにより、被処理物の静電吸着位置を制御することができる。
すなわち、被処理物は、電界の密な場所に引き付けられることから、電極の配設位置を調整するとともに、被処理物を、所定の位置に設けたストッパに当接させることにより、被処理物を確実に所望の位置に吸着保持することができる。
また、静電気力を利用して吸着を行うようにしているので、被処理物吸着面に凸凹がある場合にも安定した吸着保持が可能になる。なお、真空吸引による保持の方法では、被処理物吸着面に凸凹があると、真空がリークするため吸着が不安定になる。
また、被処理物を移動させるための移動手段(駆動手段)として、空気を用いた従来の機械的な装置に比べて、機構が簡潔で、省スペース化を図ることが可能になる。さらに、ピンを用いた従来のピン分離の方法に比べて、被処理物に損傷を与えるおそれを減らして信頼性を向上させることができる。
この実施例1の被処理物の静電吸着機構A1は、チップ型積層セラミックコンデンサなどの表面実装型の電子部品(表面実装部品)をプリント配線基板などの実装対象(図示せず)に実装するための部品搭載装置に用いられる静電吸着機構である。
また、保持部3の溝状構造部のV字状の頂点部分には、凹部4が形成されている。
また、保持部3のV字状の頂点部分に、凹部4を形成しているので、例えば、被処理物1が略直方体形状で、稜線部10cが尖っていたり、稜線部10cにバリなどの突起があったりするような場合にも、被処理物1の2つの面10a,10bと、保持部3の内壁3a,3bとを面接触させて、被処理物1を確実に吸着保持することができる。
また、電圧制御用電源13から、それまで印加されていた電圧と正負が異なる所定の逆電圧を印加することにより、速やかに静電吸着を解除する(被処理物を離脱させる)ことが可能になる。
すなわち、チップ型電子部品のような小型の被処理物を吸着保持する場合には、誘電率が3.5(1MHz)以下のものを用いることにより、十分な静電吸着力を確保しつつ、良好な離脱応答性の両方の特性を確保することが可能になる。なお、誘電率の下限は必要な静電吸着力を考慮しつつ決定することができる。
また、耐アーク性が200sec以上、硬度が65以上の材料を用いることにより、十分な耐久性を実現することができる。
図2(a),(b)は、本願発明の静電吸着機構の変形例(陰極電極11と陽極電極12の配設位置を静電吸着ヘッド本体2の片側に寄せて配置した例と、静電吸着ヘッド本体の中央に配置した例)を示す図である。
また、図3(a),(b)および図4(a),(b),(c)は、静電吸着機構A1の静電吸着ヘッド本体2に設けられる保持部3の構造およびそれに対応した陰極電極11と陽極電極12の配設態様の変形例を示す図である。
なお、図3(a),(b)および図4(a),(b),(c)において、図1(a),(b),図2(a),(b)と同一符号を付した部分は、同一または相当する部分を示している。
この静電吸着機構A2は、図5に示すように、被処理物1を吸着保持する静電吸着機構であって 静電吸着ヘッド本体2と、静電吸着ヘッド本体2の内部に配設された、陰極電極11と陽極電極12の、静電気力により吸着される被処理物1と面接触して被処理物1を静電気力により吸着保持する保持部3と、被処理物1の位置決めを行うストッパ5とを備えており、ストッパ5を備えていることを除いては、図2(a)に示す、実施例1の静電吸着機構A1と同様の構成を備えている。
したがって、この実施例2の静電吸着機構A2によれば、複雑な構成を必要とせずに、被処理物1を所定の位置に容易かつ確実に吸着保持することが可能になる。
この被処理物搬送装置は、被処理物(例えば、チップ型積層セラミックコンデンサなどの表面実装型の電子部品(表面実装部品))1を連続して供給する第1供給機構部(供給手段)32と、第1供給機構部32から供給され、一列に搬送されてくる被処理物1に対し、任意の位置の被処理物1(この実施例4では先頭から2番目の被処理物1(1b))を、静電吸着力を利用した静電吸着ヘッド2aにより吸着保持して、該吸着保持された被処理物1(1b)以降の被処理物1を堰き止める分離供給機構部(被処理物移行手段)34と、分離供給機構部34で吸着保持された位置より先にある被処理物1(1a)のみを取り込み、次工程に供給する第2供給機構部(保持搬送手段)35とを具備している。
さらに、先頭の被処理物1(1a)を上方から外観検査するための外観検査手段18を備えており、効率のよい被処理物の搬送を行うことができるように構成されている。
また、静電吸着ヘッド2aは上蓋19と一体化した構造を有している。ただし、静電吸着ヘッド2aが上蓋を兼ねるように構成してもよく、また、分離供給機構部34における無振動部34aに静電吸着ヘッドが埋め込まれているような構成とすることも可能である。
このとき先頭の被処理物1(1a)は既に第2供給機構部(保持搬送手段)35にて次工程へ搬送されており、無振動部34a上では二番目であった被処理物(もとの1b)が先頭の被処理物1(1a)となる。
(b)静電吸着ヘッド2aを無振動部(搬送面)34aに面一となるように配設することもできるので、その場合には、搬送面と一体化させることが可能になり、被処理物1の安定搬送が可能になるとともに、装置の小型化が可能になる。
(c)静電気力による吸着を利用しているため、ピン分離の方法に比べて、被処理物1に損傷を与えるおそれが少ない。
(d)静電気力による吸着を利用した分離であることから、被処理物1の吸着面(形状)に凸凹がある場合にも吸着可能で信頼性が高い。
そして、このターレット型マウンタにおいては、静電吸着ヘッド2aとして、上記実施例1の静電吸着機構A1が用いられており、静電吸着ヘッド2aの先端には部品の外形に沿うような形状のV字状の保持部3が設けられている。
また、被処理物は、電界の密な場所に引き付けられることから、電極の配設位置に応じて、被処理物の静電吸着位置を任意に制御することが可能であり、被処理物を所定の位置に設けたストッパに当接させることにより、被処理物を確実に所望の位置に保持することができる。
さらに、本願発明の静電吸着機構を用いることにより、被処理物の取扱性に優れた静電吸着プローブ、被処理物搬送装置などを提供することが可能になる。
したがって、本願発明は、電子部品の製造工程や実装工程で、被処理物(電子部品素子や電子部品など)を供給したり、実装したりする場合に広く適用することができる。
また、本願発明は、電子部品に限らず、微細機構部品、ハンダボールなどの微小な粒状材料、医療関係で用いられる細胞などを取り扱う場合にも広く適用することが可能である。
1a,1b 被処理物
2 静電吸着ヘッド本体
2a 静電吸着ヘッド
3 保持部
3a,3b 溝状構造部(保持部)の内壁
4 凹部
5 ストッパ
10a,10b 被処理物の面
10c 被処理物の稜線部
10d 被処理物の左側端部
11 陰極電極
12 陽極電極
13 電圧制御用電源
14 給電用ケーブル
16 吸引孔
17 外周面
18 外観検査手段
19 上蓋
21 支持部
22 支持部本体
23 ハンドル
24 スイッチ
31 支持部
32 第1供給機構部(供給手段)
34 分離供給機構部(被処理物移行手段)
34a 無振動部
35 第2供給機構部(保持搬送手段)
39 センサ
40 静電吸着ヘッドユニット
A1 静電吸着機構
A2 静電吸着機構
B 静電吸着プローブ
E 電界を示す二点鎖線
L0 被処理物の長さ
L1 静電吸着ヘッド本体の長さ
矢印P 反時計方向
矢印Z 上下方向
Claims (18)
- 被処理物に対して静電気力を作用させることにより被処理物を保持する被処理物保持方法であって、
極性の異なる少なくとも一対の電極を備えた静電吸着ヘッドの、前記極性の異なる少なくとも一対の電極を結ぶ線上に設けた保持部に被処理物を位置させるとともに、被処理物に静電気力を作用させることにより、前記被処理物が前記保持部に吸着保持されるようにしたこと
を特徴とする被処理物保持方法。 - 前記静電吸着ヘッドの、前記極性の異なる少なくとも一対の電極を結ぶ線上に設けた保持部に被処理物を位置させるとともに、被処理物に静電気力を作用させることにより、前記被処理物と前記保持部とが面接触した状態で、前記被処理物が前記保持部に吸着保持されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の被処理物保持方法。
- 被処理物に対して静電気力を作用させることにより被処理物を保持する静電吸着機構であって、
静電吸着ヘッド本体と、
前記静電吸着ヘッド本体に配設された、極性の異なる少なくとも一対の電極と、
前記静電吸着ヘッド本体の、前記極性の異なる少なくとも一対の電極を結ぶ線上に位置し、静電気力により前記被処理物を吸着保持する保持部と
を具備することを特徴とする静電吸着機構。 - 前記保持部が、前記被処理物と面接触して前記被処理物を吸着保持するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の静電吸着機構。
- 前記被処理物が当接するストッパを備え、前記保持部に吸着保持された被処理物が前記ストッパに当接することにより、前記被処理物の位置決めが行われるように構成されていることを特徴とする請求項3または4記載の静電吸着機構。
- 前記保持部が、凹状の断面形状を有する溝状構造部であって、前記極性の異なる少なくとも一対の電極を結ぶ線が、前記溝状構造部をその長手方向と直交する方向に通過し、前記被処理物が前記溝状構造部の内壁に面接触して吸着保持されるように構成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の静電吸着機構。
- 前記保持部が、略V字状の断面形状を有する溝状構造部であることを特徴とする請求項6記載の静電吸着機構。
- 前記略V字状の溝状構造部の頂点部分に、凹部が形成されていることを特徴とする請求項7記載の静電吸着機構。
- 前記保持部が、内壁を曲面とした溝状構造部であることを特徴とする請求項6記載の静電吸着機構。
- 前記静電吸着ヘッド本体が、被処理物と同等以上の硬度を有する樹脂材料またはセラミック材料を用いて形成されていることを特徴とする請求項3〜9のいずれかに記載の静電吸着機構。
- 前記電極を備えた静電吸着ヘッド本体が、取り外し可能に構成されていることを特徴とする請求項3〜10の静電吸着機構。
- 前記電極への給電を行う電源が、電極に印加する電圧の強さを制御する電圧制御機構を備えたものであることを特徴とする請求項3〜11のいずれかに記載の静電吸着機構。
- 前記電極への給電を行う電源が、前記電極にそれまで印加されていた電圧と正負が異なる所定の逆電圧を印加する逆電圧印加機構を備えたものであることを特徴とする請求項3〜12のいずれかに記載の静電吸着機構。
- 前記被処理物がチップ型電子部品であることを特徴とする請求項3〜13のいずれかに記載の静電吸着機構。
- 請求項3〜14のいずれかに記載の静電吸着機構を用いた静電吸着ヘッドと、
前記静電吸着ヘッドを支持する支持部と、
前記静電吸着ヘッドが備える電極に給電するための電源と、
前記電極と前記電源とを接続する給電用ケーブルと
を具備することを特徴とする静電吸着プローブ。 - 請求項3〜14のいずれかの静電吸着機構を用い、連続的に搬送されてくる被処理物に対し、任意の位置の被処理物を、静電気力を利用して吸着保持することにより、吸着保持位置以降の被処理物は堰き止め、吸着保持位置より先にある被処理物のみを次工程に供給することを特徴とする被処理物搬送方法。
- 被処理物を連続して供給搬送する供給手段と、
被処理物を吸着保持しながら搬送する保持搬送手段と、
前記供給手段から、前記保持搬送手段に被処理物を移行させるための被処理物移行手段とを備えた被処理物搬送装置であって、
前記被処理物移行手段として、請求項3〜14記載の静電吸着機構が用いられていること
を特徴とする被処理物搬送装置。 - 請求項3〜14のいずれかに記載の静電吸着機構と、
前記静電吸着機構を支持する支持部と、
前記静電吸着機構を任意の方向に移動させる駆動手段と
を具備することを特徴とする被処理物搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005337684A JP2007136644A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 被処理物保持方法、静電吸着機構、静電吸着プローブ、被処理物搬送方法、および被処理物搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2005337684A JP2007136644A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 被処理物保持方法、静電吸着機構、静電吸着プローブ、被処理物搬送方法、および被処理物搬送装置 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2007136644A true JP2007136644A (ja) | 2007-06-07 |
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- 2005-11-22 JP JP2005337684A patent/JP2007136644A/ja active Pending
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