JP2007135321A - 可撓性ケーブルダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】把持部へのケーブルの出し入れが容易であり、ケーブルの挿入保持時に、ケーブルの保護の確保も可能な可撓性ケーブルダクトを提供すること。
【解決手段】連結部14と、ケーブルを収納し把持する把持部23と、を備えた把持筒11が複数個、直列状に可撓連設された可撓性ケーブルダクト10において、前記把持部23は、連結部14より延設した連結部14と同材質の硬質材により形成した一対の硬質把持片26と、該硬質把持片26における各々の遊端側より互いの方向に向けて延設した一対の軟質把持片27とによりケーブル収納空間28,28を構成し、前記軟質把持片27における各々の対向する先端27a,27a同士を当接又は近接させて可撓性ケーブルダクト10を構築した。
【選択図】図7

Description

本発明は、連結部と、ケーブルを収納し把持する把持部と、を備えた把持筒が複数個、前記連結部により直列状に可撓連設された可撓性ケーブルダクトに関する。
連結部と、ケーブルを収納し把持する把持部と、を備えた把持部(ガイド本体)が複数個、前記連結部により直列状に可撓連設された従来の可撓性ケーブルダクトは、把持部として連結部から延在する対向する2個の可撓性抱持片により構成されており、ケーブルは対向する可撓性抱持片の先端隙間より挿通あるいは取り出しできるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3330331号明細書(段落0016,図2)
しかしながら、特許文献1にあっては、把持部全体が連結部から延在する2個の可撓性抱持片で構成されているため、可撓性抱持片が連結部と同じ硬質材で形成されており、可撓性抱持片の変形がしずらくケーブルを出し入れが容易でなく、無理な外力が可撓性抱持片に加わると破損する虞もあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、把持部へのケーブルの出し入れが容易であり、ケーブルの挿入保持時に、ケーブルの保護の確保も可能な可撓性ケーブルダクトを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の可撓性ケーブルダクトは、連結部と、ケーブルを収納し把持する把持部と、を備えた把持筒が複数個、前記連結部により直列状に可撓連設された可撓性ケーブルダクトにおいて、前記把持部は、連結部より延設した連結部と同材質の硬質材により形成した一対の硬質把持片と、該硬質把持片における各々の遊端側より互いの方向に向けて延設した一対の軟質把持片とによりケーブル収納空間を構成し、前記軟質把持片における各々の対向する先端同士を当接又は近接させたことを特徴としている。
この特徴によれば、把持筒の連結部と把持部の一部は硬質材で形成されているため、ケーブルの保護が確保され、しかも一対の軟質把持片の対向する先端同士を当接又は近接させせたので、ケーブル収納空間へのケーブルの出し入れを容易に行うことができる。
本発明の請求項2に記載の可撓性ケーブルダクトは、請求項1に記載の可撓性ケーブルダクトであって、前記連結部の左右両側に、前記把持部をそれぞれ設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、連結部の左右に把持部を設けることにより、ケーブル収納空間が増えるので、多数のケーブル類を区分けして納めることができる。
本発明の請求項3に記載の可撓性ケーブルダクトは、請求項1または2に記載の可撓性ケーブルダクトであって、複数の把持筒を直列状に可撓連設するに際し、複数の把持筒の各連結部を索状体に装架したことを特徴としている。
この特徴によれば、複数の把持筒を直列状に可撓連設するに際し、複数の把持筒の各連結部を索状体に装架するだけでよいので、例えば索状体が挿通できる挿通孔を設けたり、索状体とクリップ係合させることが可能であり、連結部の構造を簡素な構成にすることができる。
本発明の請求項4に記載の可撓性ケーブルダクトは、請求項1または2に記載の可撓性ケーブルダクトであって、複数の把持筒を直列状に可撓連設するに際し、前記把持筒の連結部が隣接する把持筒の連結部と嵌め外し自在な可撓連結構造となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記把持筒の連結部が隣接する把持筒の連結部と嵌め外し自在な可撓連結構造となっているので、索状体を必要とせず、しかも可撓性ケーブルの長さに合わせて把持筒の数を容易に調節することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の実施例における可撓性ケーブルダクトの使用例を示す斜視図であり、図2は、可撓性ケーブルダクトの全体像および取付具とベース体を示す斜視図であり、図3は、可撓性ケーブルダクトを構成する把持筒の分解組立斜視図であり、図4(a)は、把持筒の構成する二つの把持部材の取り付け前を示す図3のA−A線およびB−B線の断面図であり、図4(b)は、二つの把持部材の取り付け完了状態を示す断面図であり、図5(a)は、把持筒を上部から見下ろした斜視図であり、図5(b)は把持筒を底部から見上げた斜視図であり、図6(a)は、一方の把持筒に他方の把持筒を連結する過程を示す断面図であり、図6(b)は、連結された把持筒の左右方向への動きを示す断面図であり、図7(a)は、ケーブルを可撓性ケーブルダクト内に配線する取り付け過程を示す斜視図であり、(b)はケーブルを把持筒内のケーブル収納空間に収納する過程を示す図7(a)のC−C線の断面図であり、(c)は、ケーブル収納空間内にケーブルが配線された状態を示す図7(a)のC−C線の断面図である。
図1に示されるように、本発明の可撓性ケーブルダクト(以下、ケーブルダクト10)は、例えば、支柱3に天板2の角部が各々支持されたテーブル1に設けられ、天板2の下面2bと床面6との間に装架されている。ケーブルダクト10内には床面6側から下面2bに向けて上下方向に給電ケーブルや通信ケーブル等の各種ケーブル9,9が挿通され、これらケーブル9,9の一端が天板2の上面2aに予め設けられたコンセント5,5に接続されている。そこで、パソコン等の電気機器4,4を上面2aに設置して作業を行う場合には、各電気機器4,4に接続されたプラグ付き給電コードやLANケーブル等の各ケーブル4a,4aをコンセント5,5に各々挿し込んで利用可能になっている。
図2に示されるように、ケーブルダクト10は複数の把持筒11,11・・・が直列状に連設され、後述においても説明するが図示されるように可撓可能となっている。ケーブルダクト10の上部には、このケーブルダクト10を支持する箱体状の取付具30が取り付けられ、床面6にはベース体40が設置され、連結部材42を介して、ケーブルダクト10の下部に取り付け可能になっている。
図3に示されるように、把持筒11は一対の分割された把持部材12,13同士を組み合わせることで成型されている。尚、この把持筒11を構成する2つの把持部材12,13は、類似した形状であるので、同一の部分に関しては同じ符号を付するものとして、把持部材12と異なる形状の部分に関しては、把持部材13に新たな符合を付して以下に説明する。
まず、把持筒11の一方側を構成する把持部材12と、他方側を構成する把持部材13との共通部分として、両把持部材12,13には、中央に位置する連結半体14Aと、その連結半体14Aの中核をなす基部半体15Aの両側壁18,18からそれぞれ延設した左右一対の把持片24,25から構成されている。連結半体14Aは硬質のプラスチック材等の硬質材で成型されている。この連結半体14Aには、中央に空隙部15cを有する上下に延びる矩形の基部半体15Aと、基部半体15Aの上面16から上方に向けて一体となって突設され上端に左右方向に屈曲可能な一対の可撓片21a,21aからなる係合爪21を有する連結軸部20と、基部半体15Aの下面17を上下に貫通して形成される切欠き溝17bと、が形成されている。
把持片24,25には、基部半体15Aの両側壁18,18の一端部側から略左右方向に向けて、連結半体14Aと同材質の硬質材から成型された一対の硬質把持片26,26が上面視でやや内方に向けて若干湾曲され延設されている。硬質把持片26,26の遊端部26a,26aには、軟質のプラスチック材等の軟質材からなる軟質把持片27,27が2色成型法で一体に成形されており、この軟質把持片27,27が両把持部材12,13を一体化したときに互いに対面する方向に向けて延設されている。
次いで、把持部材12と把持部材13の異なる部分として、両連結半体14A,14Aに一部異なる非対称箇所があり、把持部材12の連結軸部20に他方の把持部材13側に嵌合するピン20aが凸設され、把持部材13の連結軸部20には、ピン20aを嵌入可能なピン穴20bが凹設されており、ピン穴20bにピン20aを嵌合可能になっている。把持部材12の基部半体15Aの開口端面19の略上下中央位置には、左右一対の凹部19a,19aが形成され、同じく把持部材13の開口端面19の同位置には、凹部19a,19aに向けて左右一対の凸部19b,19bが設けられ、凹部19aに凸部19bを嵌合可能になっている。
さらに、把持部材12の基部半体15Aの側壁18,18から、上下に所定間隔離間され把持部材13と対面する方向に向けて、一対の係止片18a,18aが開口端面19よりも突設して設けられており、この先端部にそれぞれ係止爪18bが側壁18より左右方向に突出して設けられている。把持部材13の左右側壁18,18には、上下に所定間隔離間された位置に左右に貫通された一対の係止孔18c,18cが形成され、係止孔18cに係止爪18bが係止可能になっている。
次に、把持筒11を組み立てる過程について図4,図5に基づき説明する。図4(a)に示されるように、一方の把持部材12の中央位置のピン20aおよび左右の凹部19a,19aと、他方の把持部材13の中央位置のピン穴20bおよび左右の凸部19b,19bとを近接する位置で向かい合わせたのち、把持部材12を矢印に示される方向に移動していくことで、図4(b)に示されるように、ピン20aがピン穴20bに嵌合されるとともに、係止片18aが対面する把持部材13の側壁18,18内面に案内されることで、係止孔18c,18cに係止爪18b,18bが係止され、さらに凹部19a,19aに凸部19b,19bが嵌合され、両把持部材12,13の基部半体15A,15Aが互いに連結されて基部15を形成し、一対の連結半体14A,14Aも一体化されて連結部14が構成される。
この両把持部材12,13の連結時には、両基部半体15A,15A内に形成されている空隙部15c,15cが連結され1つの周囲が囲まれた空間部15aを形成するとともに、把持部材12,13の互いに対向する軟質把持片27,27同士の先端部27a,27aが互いに近接した状態となり、連結部14の左右位置には、基部14の側壁18,18と、硬質把持片26,26および軟質把持片27,27からなる把持片24,25によって、2つのケーブル収納空間28,29を有する把持部23が形成され、これらケーブル収納空間28,29にケーブル9が収納される。また1対の切欠き溝17bが合体して一個の係合孔17aが構成される。
このように、ピン20aがピン穴20bに嵌合されたことで、図5(a)に示されるように、連結軸部20が1つに連結されるとともに、図5(a)、(b)に示すように、凹部19a,19aに凸部19b,19bが嵌合され、係止爪18b,18bが係止孔18c,18c内で係止されたことで、両把持部12,13が確実に合体し、堅固な連結構造の把持筒11が構成される。
把持筒11を複数用いたケーブルダクト10(図2参照)の組み立てについて図6に基づいて以下に説明する。
図6に示されるように、ケーブルダクト10は複数の把持筒11を直列状に連結することで構成されており、具体的には、図6(a)に示されるように、把持筒11の基部15の下端に形成された係合孔17aから空間部15a内に向けて、隣接する新たな把持筒11の連結軸部20の係合爪21を挿通させていく。この挿通時には、係合爪21を構成する左右の可撓片21a,21aの左右幅が係合孔17aよりも幅広に形成されているが、強く押し込むことで左右の可撓片21a,21aの外側面が係合孔17aの内周面に摺接されながら、中央に撓んで空間部15a内に挿入される。
そして、図6(b)に示されるように、挿入後は可撓片21a,21aの撓みが解除され、再度、可撓片21a,21aが左右方向に復帰することで、係合爪21が係合孔17aと係止し空間部15a内で保持され、新たな把持片11が吊持され連結される。また、連結軸部20は係合孔17aよりも幅径が同等もしくは若干小さく成型されているので、空間部15a内で上下に摺動可能となっている。把持筒11から新たな把持筒11を取り外すには、嵌合爪21の取り付けと逆の工程で取り外しが簡便に行える。このようにして、新たな把持筒11を複数直列状に連結していくことで、所望の長さのケーブルダクト10を組み立てることができる。
このように、新たな把持筒11は係合爪21により左右方向に揺動動可能な構成となっており、上下に隣接する把持筒11同士が左右方向に相対的に移動することで、ケーブルダクト10に可撓性を持たせることが可能となる。したがって、把持筒11同士が嵌め外し自在な可撓連結構造となっているので把持筒11,11同士を連結する索状体を別途必要とせず、可撓性のケーブル9(図2参照)の所望の長さに合わせて把持筒11の数を容易に調節することができる。
次に、ケーブル9をケーブルダクト10に配線する取り付け過程について具体的に説明する。図7(a)および図7(b)に示されるように、ケーブル9を連結部14の右方のケーブル収納空間29に向けて、一対の軟質把持片27,27の外方から矢示する方向に移動させると、軟質把持片27,27の外周面にケーブル9の外周面が摺接されながら、軟質把持片27,27がケーブル収納空間29側に向けて湾曲され、これら軟質把持片27,27の互いに近接する先端部27a,27aの間隙を押し広げていく。
この時、軟質把持片27,27は軟質材で成型されているので、自身に外圧が加えられても、軟質材の特性である弾性力により元の位置に復元不能に折れ曲がったり折れたりすることが防止され、無理なく湾曲して滑らかなに屈曲し、且つ互いに一体で設けられた対応する硬質材で成型された硬質把持片26に負荷を生じさせることなく、硬質把持片26が折れ曲がる虞も未然に回避されている。
次いで、図7(a)および図7(c)に示されるように、ケーブル9が軟質把持片27,27の先端部27a,27aを乗り越えると、ケーブル9がケーブル収納空間29内に収納されて配線されるとともに、軟質把持片27,27の軟質性により元の位置に弾性復帰され、ケーブル9の挿入時に形成された先端部27a,27aの間隙が閉塞される。同様して、ケーブル収納空間29の対向側のケーブル収納空間28にも、特に図示しないが、ケーブル9を軟質把持片27,27側から挿通して配線することができる。
このように、連結部14の左右に把持部23、23を設けることにより、ケーブル収納空間28,29が増えるので、多数のケーブル類を区分けして納めることができる。尚本実施例では、左右2箇所のケーブル収納空間28,29としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ケーブル収納空間28,29をさらに内部で分割してケーブル収納空間を複数区分けしても良い。
また実施例では、把持部23の一部を構成する一対の硬質把持片26,26が硬質材で形成されているため、ケーブル9の収納保持時に、硬質把持片26,26によってケーブル9の保護が確保され、多くのケーブル9を収納しても保形性を保つことができる。しかもケーブル収納空間28,29へのケーブル9の出し入れを一対の軟質把持片27,27の対向する先端部27a,27aより行うので、ケーブル9の挿入および取り出しが容易でしかも何度でも繰り返して行うことができ、耐久性に優れ、長期に渡り使用可能な優れたケーブルダクト10となる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、上記実施例では把持筒11の連結部14には、隣接する把持筒11と可撓連結可能な連結軸部20を一体で備えたことで、新たに連結する部材を用意することなく、両把持筒11,11同士を簡便に連結してケーブルダクト10が構成されることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば把持筒の連結部に連結軸部を設けずに、連結部に上下に貫通する挿通孔を形成し、挿通孔に紐状の索状体を挿通させて、複数の把持筒を索状体に装架しケーブルダクトを構成しても良い。また、他の構成として索状体と把持筒をクリップ係合させてもよい。
また、上記実施例では軟質把持片27,27同士の先端部27a,27aを互いに近接配置した例で説明したが、先端部27a,27a同士を当接しても、軟質材で構成されているので、ケーブルの出し入れの効果は近接配置とほとんど変わることなく容易に行なうことができる。
更に、上記実施例では把持筒11を一対の把持部材12,13を合体して構成したものであるが必ずしも合体して構成する必要はなく、連結部と把持部を備えていればいかなる構造であっても良い。更にまた上記実施例では、ケーブル収納空間28,29を連結部14の左右位置に設けたが、ケーブル収納空間を一つだけで構成しても構わない。
本発明の実施例における可撓性ケーブルダクトの使用例を示す斜視図である。 可撓性ケーブルダクトの全体像および取付具とベース体を示す斜視図である。 可撓性ケーブルダクトを構成する把持筒の分解組立斜視図である。 (a)は、把持筒の構成する二つの把持部材の取り付け前を示す図3のA−A線およびB−B線の断面図であり、(b)は、二つの把持部材の取り付け完了状態を示す断面図である。 (a)は、把持筒を上部から見下ろした斜視図であり、(b)は把持筒を底部から見上げた斜視図である。 (a)は、一方の把持筒に他方の把持筒を連結する過程を示す断面図であり、(b)は、連結された把持筒の左右方向への動きを示す断面図である。 (a)は、ケーブルを可撓性ケーブルダクト内に配線する取り付け過程を示す斜視図であり、(b)はケーブルを把持筒内のケーブル収納空間に収納する過程を示す図7(a)のC−C線の断面図であり、(c)は、ケーブル収納空間内にケーブルが配線された状態を示す図7(a)のC−C線の断面図である
符号の説明
1 テーブル
2 天板(固定部材)
2a 上面
2b 下面
2c ボルト穴
3 支柱
4 パソコン等の電気機器
4a ケーブル
5 コンセント
6 床面
9 ケーブル
10 ケーブルダクト(可撓性ケーブルダクト)
11 把持筒
12、13 把持部材
14 連結部
14A 連結半体
15 基部
15A 基部半体
15a 空間部
15c 空隙部
16 上面
17 下面
17a 係合孔
17b 切欠き溝
18 側壁
18a 係止片
18b 係止爪
18c 係止孔
19 開口端面
19a 凹部
19b 凸部
20 連結軸部
20a ピン
20b ピン穴
21 係合爪
21a 可撓片
23 把持部
24、25 把持片
26 硬質把持片
26a 遊端部
27 軟質把持片
27a 先端部
28、29 ケーブル収納空間
30 取付具
40 ベース体
42 連結部材

Claims (4)

  1. 連結部と、ケーブルを収納し把持する把持部と、を備えた把持筒が複数個、前記連結部により直列状に可撓連設された可撓性ケーブルダクトにおいて、前記把持部は、連結部より延設した連結部と同材質の硬質材により形成した一対の硬質把持片と、該硬質把持片における各々の遊端側より互いの方向に向けて延設した一対の軟質把持片とによりケーブル収納空間を構成し、前記軟質把持片における各々の対向する先端同士を当接又は近接させたことを特徴とする可撓性ケーブルダクト。
  2. 前記連結部の左右両側に、前記把持部をそれぞれ設けた請求項1に記載の可撓性ケーブルダクト。
  3. 複数の把持筒を直列状に可撓連設するに際し、複数の把持筒の各連結部を索状体に装架した請求項1または2に記載の可撓性ケーブルダクト。
  4. 複数の把持筒を直列状に可撓連設するに際し、前記把持筒の連結部が隣接する把持筒の連結部と嵌め外し自在な可撓連結構造となっている請求項1または2に記載の可撓性ケーブルダクト。
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