JP2007134601A - シリコンウエハの温度測定方法及び温度測定用放射温度計 - Google Patents

シリコンウエハの温度測定方法及び温度測定用放射温度計 Download PDF

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Abstract

【課題】 厚さの薄いSiウエハが測定対象であっても、低温下においてそのSiウエハの温度を正確に測定することができるSiウエハの温度測定方法を提供する。
【解決手段】 Siウエハ1の肉厚内で該ウエハ1の主として径方向に沿ってから放射される赤外光のうち、中心波長が9〜10μm、波長範囲が8〜16μmの放射赤外光を、Siウエハ1の端部に該Siウエハ1の表面に対してほぼ45°に傾斜するように形成された斜面1eで全反射させて略垂直方向へ導いて赤外線放射温度計2に入射させることにより、その赤外光の放射エネルギー量からSiウエハ1の温度を算出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体装置やLCD等の基板として多用されているシリコン(以下、Siと記載する)ウエハの温度を測定する方法及びその温度測定に用いられる放射温度計に関する。詳しくは、高集積回路パータンの形成などの微細加工が施されるSiウエハ表面の温度を、該Siウエハから放射される赤外光の放射エネルギーを測定して演算により温度を求める非接触のSi温度測定方法及び温度測定用放射温度計に関する。
半導体用基板やLCD用基板に用いられるSiウエハにおいては、前述した高集積回路パータンの形成などの微細加工に当たり、エッチング処理や、化学気相成長法(CVD)、プラズマCVD等の薄膜形成処理などの各種の処理が行われる。そして、それら処理を再現性よく、かつ、高精度に行うためには、処理速度等の処理状況の変化要因となるSiウエハの温度を正確に測定することが重要である。
この種のSiウエハの温度測定方法として、従来、Siの吸収領域における赤外放射を利用して温度測定する方法が知られている。すなわち、Siは、1.2μm以下の波長域において不透明であり、この波長域におけるSiウエハからの赤外放射光を測定してSiウエハの温度を算出する方法が一般的に採用されていた。
しかし、上記した従来のSiウエハの温度測定方法の場合、1.2μm以下の波長域での赤外放射は、高温下ではエネルギー強度が高いために、検出が可能であるが、200℃以下の低温下ではエネルギー強度が低いために、検出が困難であり、したがって、Siウエハの200℃以下の低温下で放射温度を精度よく測定することは非常に困難であるという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、厚さの薄いSiウエハであっても、低温下においてSiウエハの温度を正確に測定することができるSiウエハの温度測定方法及び温度測定用放射温度計を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るSiウエハの温度測定方法は、Siが有する光吸収領域に対応する波長域において、Siウエハからその温度に応じて放射される赤外光の放射エネルギー量を測定してSiエハの温度を算出するSiウエハの温度測定方法であって、前記Siウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光の放射エネルギー量を測定して前記Siウエハの温度を算出することを特徴としている。
上記と同様の目的を達成するために、本発明の請求項2に係るSiウエハの温度測定方法は、Siが有する光吸収領域に対応する波長域において、Siウエハからその温度に応じて放射される赤外光の放射エネルギー量を測定してSiウエハの温度を算出するSiウエハの温度測定方法であって、前記Siの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光を、該Siウエハの表面に対して略垂直な方向に導き、この略垂直方向に導かれた赤外光の放射エネルギー量を測定して前記Siウエハの温度を算出することを特徴としている。
また、上記と同様の目的を達成するために、本発明の請求項7に係るSiウエハの温度測定方法は、Siが有する光吸収領域に対応する波長域において、Siウエハからその温度に応じて放射される赤外光の放射エネルギー量を測定してSiウエハの温度を算出するSiウエハの温度測定方法であって、前記Siウエハの中央部付近に(100)面の異方性エッチングにより四角錐形状の窪みを形成し、Siウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光をこの窪みの斜面を介して全反射させることにより、前記の放射赤外光を前記Siウエハの表面に対して略垂直な方向に導き、この略垂直方向に導かれた赤外光の放射エネルギー量から前記Siウエハの温度を算出することを特徴としている。
さらに、上記と同様の目的を達成するために、本発明の請求項9に係るSiウエハの温度測定用放射温度計は、Siウエハからその温度に応じて放射される赤外光の放射エネルギー量を測定する赤外線センサとこの赤外線センサの絶対温度を測定する基準温度センサとこれら両センサの出力信号を演算してSiウエハの温度を算出する演算手段とを有するSiウエハの温度測定用放射温度計であって、前記赤外線センサが、測定対象となるSiウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される赤外光のうち、Siが有する光吸収領域に対応する波長域の赤外光のみを取り込んでその放射エネルギー量を測定するように構成されていることを特徴としている。
ここで、前記測定波長域は、請求項8及び10に記載のように、赤外光の波長範囲が8μmから16μmに設定されていることが望ましい。
本発明によれば、Siウエハから放射される赤外光として、そのSiウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される赤外光のうち、Siが有する光吸収領域に対応する波長範囲、望ましくは、9〜10μmを中心波長とする8〜16μm波長範囲の赤外光を取り込むことにより、Siの光吸収特性を最大限有効に活用することが可能であるだけでなく、厚さの薄いSiウエハであっても、その径方向に長い範囲の部分を光吸収帯にして見掛け上の放射エネルギー量を十分に高く確保することができる。したがって、放射率を高めんがために、SiウエハにSiOなどの膜を付加することなく、低温下においても十分なエネルギー強度を確保して、薄いSiウエハであっても、その温度を正確かつ精度よく測定することができるという効果を奏する。
特に、請求項2に係るSiウエハの温度測定方法のように、Siウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光をSiウエハの表面に対して略垂直な方向に導いてその放射エネルギー量を測定する場合は、測定に用いる放射温度計をその視野がSiウエハの表面に対して略垂直になる姿勢に設置して所定の温度測定を実施することが可能であるため、測定作業を行いやすく、殊に、温度を測定しつつ、エッチング等の処理を行う場合の処理装置と放射温度計との配置の取り合いが容易であるとともに、スペース的にも非常に有利であり、また、放射温度計自体がプラズマあるいはプラズマ発生のための高周波電力等の影響を受けて誤動作する憂いがなくて測定精度の一層の向上が図れる。
そして、Siウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光をSiウエハの表面に対して略垂直な方向に導いて放射温度計に入射させる手段としては、請求項3に記載のように、前記Siウエハの端面を、その表面に対して所定の傾斜角度を有するような斜面に形成し、Siウエハの径方向に沿って放射される赤外光をこの斜面を介して全反射させるようにしても、請求項4あるいは請求項5に記載のように、前記Siウエハの端面を、その表面に対して垂直な面に形成し、この垂直端面から、Siウエハの径方向に沿って放射される赤外光を、該Siウエハの端面に対面させた反射鏡あるいは導波管を介して放射温度計に入射させるようにしてもよい。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るSiウエハの温度測定方法のうち、請求項1〜3,6,8に対応する第一の実施形態を示す概略側面図、図2は図1の平面図、図3は図1中の丸囲いした部分Bの拡大図である。これら図1〜図3において、1は厚さtが通常0.3〜0.6mm位の円板状のSiウエハ、2は該Siウエハ1の温度を測定するために用いられる赤外線放射温度計である。
前記Siウエハ1の端部には、該Siウエハ1を基板として用いて製造される各種半導体製品の位置決め用直線部分(いわゆる、オリフラ部分)1Eが形成されており、このオリフラ部分1Eの端面を、ダイシングあるいは異方性エッチングにより、高集積回路パータンの形成などの微細加工を施すためにエッチング処理や、CVD、プラズマCVD等の薄膜形成処理などを行うSiウエハ1の加工表面1fに対して裏面側ほど漸次外方へ突出するように、ほぼ45°の傾斜角度θを有する斜面1eに切断形成している。なお、前記斜面1eをSiの(100)面の異方性エッチングにより形成する場合は、傾斜角度θが約55°となる。
一方、前記赤外線放射温度計2は、図4に示すように、Siが有する光吸収領域に対応する波長域である9〜10μmを中心波長とする8〜16μmの波長範囲の放射赤外光urをレンズ等の光学系2aで集光するサーモパイル型赤外線センサ2b、この赤外線センサ2b自身の絶対温度を測定する基準温度補償用温度センサ2c、これら両センサ2b,2cから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換回路2dなどを有するプローブ部2Aと、このプローブ部2Aにケーブル3を介して接続され前記AD変換回路2dから出力されるデジタル信号の入力に伴い基準温度の補正やセンサ感度補正等を施した上でSiウエハ1の温度を算出するワンチップマイコン等の演算部4a、その演算部4aで算出されたSiウエハ温度を表示する液晶表示部4b、操作スイッチ部4c、電源コントロール回路4d、アナログ出力回路4eなどを有する本体部2Bとから構成されている。
上記構成の赤外線放射温度計2は、その視野サイズが、測定対象となる前記Siウエハ1の厚さt(0.3〜0.6mm)以下で、その視野がSiウエハ1における前記の斜面1eに収まるように前記Siウエハ1のオリフラ部分1Eの下方位置でSiウエハ1の加工表面1fに対して垂直になる姿勢に配置されている。
なお、Siウエハ1のオリフラ部分1Eの斜面1eを、前記した異方性エッチングにより形成する場合は、その切断面が平坦かつ一様な表面粗さとなるために、研磨の必要がないとともに、前記斜端面1eをオリフラ部分1Eに限らず、例えば図2に符号1e´を付して示したように、Siウエハ1の外周縁部の任意の箇所に形成することが可能である。このように、前記斜面1eあるいは1e´を異方性エッチングにより形成した場合、赤外光は、Siウエハ1の表面1fに対して垂直な方向から若干逸れる方向に放射されることになるため、赤外線放射温度計2はSiウエハ1の表面1fに対して所定の角度傾けて設置使用することが望ましい。
上記のような態勢で、Siウエハ1の肉厚内において主として該ウエハ1の径方向に沿って放射される赤外光のうち、Siが有する光吸収領域に対応する波長範囲、すなわち、9〜10μmを中心波長とする8〜16μm波長範囲の赤外光を放射温度計2に取り込むことにより、Siの光吸収特性を最大限有効に活用することが可能であるだけでなく、厚さの薄いSiウエハ1であっても、その径方向に長い範囲の部分を光吸収帯にして見掛け上の放射エネルギー量を十分に高く確保することが可能となる。したがって、放射率を高めんがために、Siウエハ1の表面1fにSiOなどの膜を付加することなく、低温下においても十分なエネルギー強度を確保して、薄いSiウエハ1を測定対象とする場合であっても、その温度を正確かつ精度よく測定することができる。
図5は、Siウエハ1を半導体装置やLCD等の基板として用い、そのSiウエハ1の加工表面1fを平版型プラズマエッチング装置によりエッチング処理する際の温度測定方法として、本発明方法を適用した場合における装置全体の概略構成を示すものであり、処理対象であるSiウエハ1は、エッチング装置11におけるエッチング室12内の上下部に対向状態に配設された上部電極13,下部電極14のうち、下部電極14上に載置されており、接地される上部電極13との間に、高周波電源15から整合器16を通じて高周波電力を印加するように構成されている。
一方、下部電極14には、開孔部17が形成されており、この開孔部17を通してエッチング室12の外部から、Siウエハ1の肉厚内において該ウエハ1の径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光を前記斜面1eを介して全反射させ、その全反射される放射赤外光urを光学系2aを通してサーモパイル型赤外線センサ2bに集光させるように、前記放射温度計2が下部電極14の下部に設置されている。なお、前記エッチング室12には、エッチングガスを導入する手段やエッチング室12内を減圧排気して所定の圧力に維持するための排気手段などが設けられているが、これらは周知であるため、それらの記載を省略している。
上記のようなエッチング装置11においては、下部電極14上にSiウエハ1を載置し、エッチング室12内に導入されたエッチングガスを上部電極13と下部電極14との間に印加した高周波電力によりプラズマ化することにより、Siウエハ1の加工表面1fをエッチング処理する。このとき、前記放射温度計2により、Siウエハ1の温度を測定しつつ、エッチング処理することによって、Siウエハ1をエッチング処理に適応する温度に制御することが可能で、所定のエッチング処理を高精度に行うことができる。
図6は、本発明に係るSiウエハの温度測定方法のうち、請求項1,4,8に対応する第二の実施形態を示す要部の拡大側面図である。この第二の実施形態では、前記オリフラ部分1Eの端面をSiウエハ1の表面1fに対して垂直面1vに形成し、この垂直面1vから、Siウエハ1の肉厚内において主として該ウエハ1の径方向に沿って放射される前記同様の波長域の赤外光urを該Siウエハ1の端面に対面させて設置した反射鏡5を介して放射温度計2に導いて所定の温度測定を行うようにしたものであり、その他の構成は第一実施形態と同様であるため、それらの詳細な説明は省略する。
また、図7は、本発明に係るSiウエハの温度測定方法のうち、請求項1,5,8に対応する第三の実施形態を示す要部の拡大側面図である。この第三の実施形態では、前記オリフラ部分1Eの端面をSiウエハ1の表面1fに対して垂直面1vに形成し、この垂直面1vから、Siウエハ1の肉厚内において主として該ウエハ1の径方向に沿って放射される前記同様の波長域の赤外光urを該Siウエハ1の端面に対面させて設置した導波管6を介して放射温度計2に導いて所定の温度測定を行うようにしたものであり、その他の構成は第一実施形態と同様であるため、それらの詳細な説明は省略する。
これら第二及び第三の実施形態によれば、上記第一の実施形態と同様に、Siウエハ1の径方向に長い範囲の部分を光吸収帯にして低温下において見掛け上の放射エネルギー量を十分に高く確保して、薄いSiウエハ1を測定対象とする場合でもその温度を正確に測定することができる。
図8は、本発明に係るSiウエハの温度測定方法のうち、請求項7,8に対応する第四の実施形態を示す要部の拡大側面図である。この第四の実施形態では、Siウエハ1の中央部付近の任意の位置に、(100)面の異方性エッチングにより四角錐形状の窪み7を形成し、Siウエハ1の肉厚内において主として該ウエハ1の径方向に沿って放射される前記同様の波長域の赤外光urをこの窪み7の斜面7eを介してSiウエハ1の表面1fに対して略垂直な方向に導いて該Siウエハ1の裏面に配置した放射温度計2に入射させるようにしたものである。
この第四の実施形態の場合も、上記第一ないし第三実施形態の場合と同様に、Siウエハ1の肉厚内において該ウエハ1の径方向に沿って放射される赤外光のうち、9〜10μmを中心波長とする8〜16μm波長範囲の赤外光が、窪み7の斜面7eで全反射されて放射温度計2に導かれるものであるから、厚さの薄いSiウエハ1の径方向に長い範囲の半分以上の部分を光吸収帯にして見掛け上の放射エネルギー量を十分に高く確保することが可能であり、Siウエハ1の表面にSiOなどの膜を付加することなく、薄いSiウエハ1を測定対象とする場合であっても、低温下においてその温度を正確に、かつ精度よく測定することができる。
本発明に係るSiウエハの温度測定方法のうち、請求項1〜3,6,8に対応する第一の実施形態を示す概略側面図である。 図1の平面図である。 図1中の丸囲いした部分Bの拡大図である。 本発明に係るSiウエハの温度測定方法に用いる赤外線放射温度計の拡大構成図である。 本発明に係るSiウエハの温度測定方法を、平版型プラズマエッチング装置における温度測定に適用した場合の装置の概略構成図である。 本発明に係るSiウエハの温度測定方法のうち、請求項1,4,8に対応する第二の実施形態を示す要部の拡大側面図である。 本発明に係るSiウエハの温度測定方法のうち、請求項1,5,8に対応する第三の実施形態を示す要部の拡大側面図である。 本発明に係るSiウエハの温度測定方法のうち、請求項7,8に対応する第四の実施形態を示す要部の拡大側面図である。
符号の説明
1 Siウエハ
1E オリフラ部分
1e,7e 斜面
1v 垂直端面
1f 加工表面
2 赤外線放射温度計
2b サーモパイル型赤外線センサ
2c 基準温度補償用温度センサ
4a 演算部(演算手段)
5 反射鏡
6 導波管
7 窪み

Claims (10)

  1. シリコンが有する光吸収領域に対応する波長域において、シリコンウエハからその温度に応じて放射される赤外光の放射エネルギー量を測定してシリコンウエハの温度を算出するシリコンウエハの温度測定方法であって、
    前記シリコンウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光の放射エネルギー量を測定して前記シリコンウエハの温度を算出することを特徴とするシリコンウエハの温度測定方法。
  2. シリコンが有する光吸収領域に対応する波長域において、シリコンウエハからその温度に応じて放射される赤外光の放射エネルギー量を測定してシリコンウエハの温度を算出するシリコンウエハの温度測定方法であって、
    前記シリコンウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光を、該シリコンウエハの表面に対して略垂直な方向に導き、この略垂直方向に導かれた赤外光の放射エネルギー量を測定して前記シリコンウエハの温度を算出することを特徴とするシリコンウエハの温度測定方法。
  3. 前記シリコンウエハの端面が、その表面に対して所定の傾斜角度を有するような斜面に形成されており、シリコンウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光をこの斜面を介して全反射させることにより、前記の放射赤外光を前記シリコンウエハの表面に対して略垂直な方向に導いて所定の温度測定を行なう請求項2に記載のシリコンウエハの温度測定方法。
  4. 前記シリコンウエハの端面が、その表面に対して垂直な面に形成されており、この垂直端面から、シリコンウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光をシリコンウエハの端面に対面させて設けた反射鏡を介して放射温度計に導いて所定の温度測定を行なう請求項2に記載のシリコンウエハの温度測定方法。
  5. 前記シリコンウエハの端面が、その表面に対して垂直な面に形成されており、この垂直端面から、シリコンウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光をシリコンウエハの端面に対面させて設けた導波管を介して放射温度計に導いて所定の温度測定を行なう請求項2に記載のシリコンウエハの温度測定方法。
  6. 前記シリコンウエハの端面に形成される斜面が、(100)面の異方性エッチングによって形成されたものである請求項3に記載のシリコンウエハの温度測定方法。
  7. シリコンが有する光吸収領域に対応する波長域において、シリコンウエハからその温度に応じて放射される赤外光の放射エネルギー量を測定してシリコンウエハの温度を算出するシリコンウエハの温度測定方法であって、
    前記シリコンウエハの中央部付近に(100)面の異方性エッチングにより四角錐形状の窪みを形成し、シリコンウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される前記波長域の赤外光をこの窪みの斜面を介して全反射させることにより、前記の放射赤外光を前記シリコンウエハの表面に対して略垂直な方向に導き、この略垂直方向に導かれた赤外光の放射エネルギー量から前記シリコンウエハの温度を算出することを特徴とするシリコンウエハの温度測定方法。
  8. 前記測定波長域は、赤外光の波長範囲が8μmから16μmに設定されている請求項1〜7のいずれかに記載のシリコンウエハの温度測定方法。
  9. シリコンウエハからその温度に応じて放射される赤外光の放射エネルギー量を測定する赤外線センサとこの赤外線センサの絶対温度を測定する基準温度補償用温度センサとこれら両センサの出力信号を演算してシリコンウエハの温度を算出する演算手段とを有するシリコンウエハの温度測定用放射温度計であって、
    前記赤外線センサが、測定対象となるシリコンウエハの肉厚内において主として該ウエハの径方向に沿って放射される赤外光のうち、シリコンが有する光吸収領域に対応する波長域の赤外光のみを取り込んでその放射エネルギー量を測定するように構成されていることを特徴とするシリコンウエハの温度測定用放射温度計。
  10. 前記赤外線センサによる測定波長域は、赤外光の波長範囲が8μmから16μmに設定されている請求項9に記載のシリコンウエハの温度測定用放射温度計。


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