JP2007134265A - カードコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プッシュ/プッシュ型のイジェクト機構付きのカードコネクタにおいて、カードイジェクト時におけるカードの飛出しを防止する。
【解決手段】プッシュ/プッシュ型のイジェクト機構7を備えたカードコネクタにおいて、ハウジング1に設ける長孔18に嵌込みこの長孔18の中でイジェクト機構7のスライダ8と一体にカード挿抜方向に移動する嵌合部17を、前記スライダ8に設けられ、カード100の一側面に設けられた切欠き102に係止させる係止部13aを有する弾性片13に設けると共に、嵌合部17が弾性片13により押付けられて摺接する長孔18の一側縁にカード挿入方向に対しては緩傾斜であり、カードイジェクト方向に対しては急傾斜である鋸歯19を刻設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メモリーカードと各種電子機器の基板を電気的に接続するためのカードコネクタの中で、プッシュ/プッシュ型のイジェクト機構付きカードコネクタに関する。
従来、プッシュ/プッシュ型のイジェクト機構付きカードコネクタでは、イジェクト時にカードがコネクタハウジングから飛出して脱落することやカード装着状態時にカードが予期しない外力によりハウジングから脱落することを防止するため、カードの側面に切欠きを設け、他方コネクタ側においてはイジェクト機構のスライダにカードの切欠きに係止させる係止部を有する弾性片を設け、カードを切欠き及び係止部を介してスライダに係止させた状態でカード装着位置に保持すると共に、カード装着位置からイジェクトするようになっている(例えば「特許文献1」参照)。
また、スライダに設けるハートカム溝の戻り溝に、カード挿抜方向に対して左右に傾く部分を有して形成されたジグザグの減速溝を備え、イジェクト時に減速溝をカムピンが通過することにより、スライダの初期位置への復帰速度を遅くし、カードの飛出しを防止する技術があった(例えば「特許文献2」参照)。
特開2001−185286号公報 特開2004−178955号公報
しかしながら、ジグザグの減速溝を備えるスライダは樹脂製であり、減速溝を通過するカムピンは金属製であるため、従来のカード飛出し防止構造では樹脂(スライダ)と金属(カムピン)の摩擦が起きることになり、樹脂側の減速溝がすぐに磨り減り、減速溝としての機能を果たさなくなると共に、磨耗の仕方によってはカムピンが減速溝の途中で引っ掛かり、スライダが初期位置の手前で止まってしまい、イジェクト機構が機能しなくなる等の問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決しながらカードイジェクト時におけるカードの飛出しを防止できるプッシュ/プッシュ型のイジェクト機構付きカードコネクタを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、コネクタハウジングの内部一側にカード挿抜方向に移動自在に配設されイジェクト方向に常時付勢されるスライダに、カードの一側面に設けられた切欠きに係止させる係止部を有する弾性片を設け、スライダがカードの挿入に追従移動し初期位置からハウジングの内方に押込まれカード装着位置にてカードを保持すると共に、カード装着状態時にスライダがカードの押込みによりハウジングの内方に再び押込まれイジェクト方向に押戻されて初期位置に復帰しカードをイジェクトするイジェクト機構を備えたカードコネクタにおいて、ハウジングに設ける長孔に嵌込みこの長孔の中でスライダと一体にカード挿抜方向に移動する嵌合部を弾性片に設けると共に、嵌合部が弾性片により押付けられて摺接する長孔の一側縁にカード挿入方向に対しては緩傾斜であり、カードイジェクト方向に対しては急傾斜である鋸歯を刻設したことを特徴とする。
上記構成により、カードイジェクト時、弾性片の嵌合部が長孔の一側縁に刻設した鋸歯を急傾斜側から緩傾斜側へと乗越えながら、スライダが初期位置に復帰するので、スライダをイジェクト方向に常時付勢する付勢力を小さくすることなく、スライダの初期位置への復帰速度を減速することができる。この結果、カードの飛出しを防止することができる。
また、一般的にハウジングはカードの挿入側端部の一表面に並設された接触端子と電気的に接続する複数のコンタクトを並設する樹脂製のボディと、該ボディに被着する金属製のカバーとで構成されるため、嵌合部を設ける弾性片をスライダに一体成形して設ける場合にはボディ側に鋸歯を有する長孔を設け、金属製の板バネでなる弾性片をスライダに設ける場合にはカバー側に鋸歯を有する長孔を設けることにより、樹脂同士や金属同士の摩擦が起きるだけであり、鋸歯が磨り減るのを抑えることができる。この結果、従来のカード飛出し防止構造の問題を解決することができる。
さらに、本発明の請求項2に係る発明のように、長孔をハウジングの金属製のカバーに設け、嵌合部を設ける弾性片が金属製の板バネでなる構成を採用することにより、鋸歯及び嵌合部に高い耐磨耗性を確保でき、耐久性の向上を図ることができる。
また、本発明の請求項3に係る発明のように、スライダが初期位置にあるときに弾性片に当接しこの弾性片の弾性を強化する補助弾性片をハウジングに設ける構成を採用することにより、カードイジェクト時にスライダが初期位置に復帰するのと略同時にカード保持力が強化される。この結果、カードの飛出しをより確実に防止することができる。
以上のように本発明では、従来のカード飛出し防止構造の問題を解決しながらカードイジェクト時におけるカードの飛出しを防止できるプッシュ/プッシュ型のイジェクト機構付きカードコネクタを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係るカードコネクタの外観を示す斜視図、図2はカードコネクタの内部構造を示す斜視図、図3はカードをイジェクトした状態のカードコネクタの内部構造を示す斜視図、図4はスライダの斜視図である。
本実施の形態のカードコネクタは薄い矩形箱状のコネクタハウジング1を備えている。ハウジング1は、樹脂製のボディ2と、このボディ2に被着する板金製(金属製)のカバー3とで構成され、使用対象のメモリーカード100(本実施の形態ではメモリーカードの一例としてマイクロSDカードを図3に示している)を挿入するスロット入口4を前側面に開口し、スロット入口4からハウジング1の内部空間にカード100が挿入収容される。つまりハウジング1がカード100を挿入収容するスロット5を形成している。
また、カード100の挿入側端部の一表面に並設された接触端子101と電子機器の図示しない基板とを電気的に接続するための複数の片持ち梁状のコンタクト6を備えている。各コンタクト6は、細幅の金属薄板からなり一端側がボディ2に圧入又はインサート成形により一体に取付けられ、自由端側となる他端側がスロット5の奥部に上下に弾性変位可能に突出されている。各コンタクト6の一端はハウジング1の底面(ボディ2の底面)と略面一になるようにハウジング1の外側に突出されて基板に対する半田付け部6aに形成され、各コンタクト6の自由端部はカード100の接触端子101に対する円弧状の接触部6bに形成されている。
さらに、プッシュ/プッシュ型のイジェクト機構7を備えている。イジェクト機構7は、スロット5の一側部にカード挿抜方向(前後方向)に移動自在に配設する樹脂製のスライダ8と、スライダ8をカードイジェクト方向(前方)に常時付勢するコイルバネでなる弾性部材9と、スライダ8の後端部に一体成型して設けたカード受止め部10と、スライダ8に一体成型して設けたハートカム溝11と、両端部を一方向に直角に折曲げた細長い金属棒からなり、一端側折曲げ部をこの軸回りに回動自在にボディ2に支持させ、かつ他端側折曲げ部をスライダ8のハートカム溝11内に摺動自在に嵌込むカムピン12と、スライダ8に片持ち梁状に設けた金属製の板バネでなり、カード100の一側面に設けられた切欠き102に係止させる係止部13aを自由端側に有する弾性片13とで構成され、カード未挿入時、スライダ8は前端がボディ2の前端に突当たる初期位置に弾性部材9により復帰保持される。この時、カムピン12の他端側折曲げ部がハートカム溝11の一端側起点部11aに位置する。
前記イジェクト機構7は、カード100が正規挿入姿勢でスロット入口4を通してスロット5に挿入されると、係止部13aが弾性片13の外側への弾性変形を伴って挿入カード100の一側面に乗上がり、受止め部10が挿入カード100の挿入端部の一側に当接し挿入カード100を受止めるのと略同時に、カード100の切欠き102が係止部13aに対向し係止部13aは弾性片13の内側への弾性復帰によりカード100の切欠き102に嵌込む(図3に示すカードイジェクト状態=初期状態)。これにより、スライダ8とカード100はカード挿抜方向で係止連結される。この初期状態からさらに挿入カード100がスロット5に挿入されると、受止め部10が後方へ押圧されスライダ8が挿入カード100の挿入に追従移動し弾性部材9の付勢力に抗して初期位置からスロット5の奥側(ハウジング1の内方)へと押込まれ、スライダ8の後端がボディ2の後端に突当たる最押込み位置まで移動する。この時点でカード100の押込み力を解除すると、スライダ8は弾性部材9の付勢力により最押込み位置からカードイジェクト方向へ押戻される。このスライダ8の初期位置からの一連の動作により、カムピン12の他端側折曲げ部がハートカム溝11の一端側起点部11aから往路11bを通過して他端側係止部11cに導入係止され、スライダ8のイジェクト方向への移動が最押込み位置より少し手前のカード装着位置で規制され、スライダ8がボディ2に対してカード装着位置でロックされる。これにより、スライダ8とカード挿抜方向で係止連結されている挿入カード100はスロット5のカード装着位置に収容保持され、挿入カード100の各接触端子101と各コンタクト6の接触部6bとが接触保持されて電気的に接続され、カード装着状態となる。
また、カード装着状態で挿入カード100の押込み操作を行うことにより、受止め部10が後方へ押圧されてスライダ8が弾性部材9の付勢力に抗してカード装着位置から再び最押込み位置へ移動する。この動作により、カムピン12の他端側折り曲げ部が、ハートカム溝11の係止部11cから離脱して復路11dの始端部に導入され、スライダ8のカード装着位置でのロックが解除される。この時点でカード100の押込み力を解除することにより、スライダ8は弾性部材9の付勢力により最押込み位置からイジェクト方向へ押戻されて初期位置へと復帰し、スライダ8とカード挿抜方向で係止連結されている挿入カード100がイジェクト(排出)されてスロット5の初期位置に保持されることになる(図3に示すカードイジェクト状態)。スロット5の初期位置にイジェクトされた挿入カード100は、スロット入口4からハウジング1の外側に突出している端部を指で摘んで引抜くことにより、係止部13aが弾性片13の外側への弾性変形を伴ってカード100の切欠き102から抜出て挿入カード100の一側面に乗上がり、スライダ8とのカード挿抜方向での係止連結が解除され、スロット5からスロット入口4を通して抜去ることができる。
以上のように構成した本実施の形態のカードコネクタは、基板に表面実装することにより、各コンタクト6の半田付け部6aが基板のランドに半田付けされて固着され、電気的に接続された状態で、電子機器のハウジングに開口形成されたスロット孔にスロット入口4を開口するように電子機器に取付けられ、スロット入口4を通してスロット5のカード装着位置に挿入収容されたカード100と電子機器の基板とを電気的に接続し、カード100と電子機器の間で信号の伝送を可能にする。
また、前記スロット5のイジェクト機構7と反対側の他側部には、カード検出用スイッチを構成する固定接片14と可動接片15とを配設している。各接片14,15は、ボディ2に圧入又はインサート成形により片持ち梁状に取付けられ、各接片14,15に設けた半田付け用の脚部14a,15aをハウジング1の底面と略面一になるようにハウジング1の外側に突出している。各脚部14a,15aは、前記表面実装時に基板のランドに半田付けされて固着され、電気的に接続される。そしてスロット5のカード装着位置に収容保持された挿入カード100の挿入端部他側で可動接片15の可動側端部15bを押圧し、可動接片15を固定接片14に接触させて両接片14,15を導通接続することにより(カード検出用スイッチを閉じることにより)、スロット5のカード装着位置に収容保持された挿入カード100、つまりカード装着状態を検出するように構成している。
さらに、前記カバー3にはハウジング1の底面と略面一になるようにハウジング1の外側に突出した半田付け用の脚部3aを設けている。各脚部3aは、前記表面実装時に基板のアース用ランドに半田付けされて固着され、電気的に接続される。これにより、人からの静電気をカバー3を通じてアースに逃がし、基板に実装された各種電子部品等の静電破壊を防止するように構成している。
次に、以上のように構成した本実施の形態のカードコネクタに備えるカード飛出し防止機構16について図5〜図7を参照して説明する。図5はカード飛出し防止機構のスライダ側構造を示す斜視図、図6はカード飛出し防止機構のハウジング側構造を示す斜視図、図7はカードをイジェクトした状態のカード飛出し防止機構を示す斜視図である。
カード飛出し防止機構16は、スライダ8に片持ち梁状に設けた前記弾性片13の自由端側に一体に設けた上向きの突起部である金属製の嵌合部17と、ハウジング1の天板を構成する金属製の前記カバー3の天板部の一側部に開設され、嵌合部17をスライダ8と一体にカード挿抜方向に移動自在に嵌合する長孔18とで構成されている。嵌合部17は弾性片13の弾性により長孔18の一側縁に押付けられて長孔18の中でスライダ8と一体にカード挿抜方向に移動するもので、嵌合部17が弾性片13の弾性により押付けられて摺接する長孔18の一側縁には、スライダ8が初期位置とカード装着位置間をカード挿抜方向に移動する時の嵌合部17の移動範囲に、複数の鋸歯19をカード挿抜方向に連ねて刻設すると共に、カード挿入時に嵌合部17が上る各鋸歯19の一方の傾斜面19aを例えば30度前後の緩傾斜とし、カードイジェクト時に嵌合部17が上る各鋸歯19の他方の傾斜面19bを例えば60度前後の急傾斜にしている。つまりスライダ8が初期位置とカード装着位置間をカード挿抜方向に移動する時に嵌合部17が押付けられて摺接する長孔18の一側縁をカード挿入方向に対しては緩傾斜であり、カードイジェクト方向に対しては急傾斜である鋸歯形状に形成してある。
前記カード飛出し防止機構16の嵌合部17は、スライダ8が初期位置に復帰保持されるカード未挿入時、最前の鋸歯19より手前側の長孔18の前部内に位置し、弾性片13の弾性により長孔18の平坦な一側縁前部18aに押付けられている。そしてスライダ8が挿入カード100により初期位置からスロット5の奥側へ押込まれる時、嵌合部17がスライダ8と一体に長孔18の中でカード挿入方向(後方)へ移動する。この時、嵌合部17は、弾性片13の外側への弾性変形と内側への弾性復帰を交互に伴って、各鋸歯19をそれぞれ緩傾斜の傾斜面19aを殆ど抵抗なくスムースに上り、急傾斜の傾斜面19bを下りながら順次乗越えて行く。またスライダ8がカード装着位置を越えて最押込み位置へ移動し、再びカード装着位置に押戻されてカード装着位置でロックされるまでの移動区間では、嵌合部17は、スライダ8と一体に最奥の鋸歯19より奥側の長孔18の後部内で、弾性片13の弾性により長孔18の平坦な一側縁後部18bに沿ってカード挿抜方向(前後方向)に移動し、スライダ8がカード装着位置でロックされ、挿入カード100がスロット5のカード装着位置に収容保持された時、最奥の鋸歯19より奥側の長孔18の後部内に位置し、弾性片13の弾性により長孔18の平坦な一側縁後部18bに押付けられる。このように、カード装着時に嵌合部17がスライダ8と一体に長孔18の中で最前の鋸歯19より手前側の前部から最奥の鋸歯19より奥側の後部に移動する際に、嵌合部17は各鋸歯19をそれぞれ緩傾斜の傾斜面19a側から急傾斜の傾斜面19b側に乗越えて行くので、各鋸歯19が殆どカード挿入抵抗になることがなく、カード100をスロット5のカード装着位置に挿入し収容保持することができる。
また、カード装着状態で挿入カード100の押込み操作が行われ、スライダ8がカード装着位置から最押込み位置へ移動され、スライダ8のロックが解除され、弾性部材9の付勢力により最押し込み位置からカードイジェクト方向へ押戻されて初期位置へ復帰する際には、前記嵌合部17が、スライダ8と一体に長孔18の中でカード挿入方向(後方)へと移動する。この時、嵌合部17は、各鋸歯19のそれぞれの急傾斜の傾斜面19bが到来する都度その急傾斜の傾斜面19bに突っかかり、各鋸歯19をそれぞれ急傾斜の傾斜面19bを上り、緩傾斜の傾斜面19aを下りながら乗越えて行く。このように、カードイジェクト時に嵌合部17が各鋸歯19をそれぞれ急傾斜の傾斜面19b側から緩傾斜の傾斜面19a側に乗越えて行くときの移動抵抗により、スライダ8の初期位置への復帰速度を減速することができる。このため、プッシュ/プッシュ型のイジェクト機構7を備えているカードコネクタのカードイジェクト時におけるカード100の飛出しを防止することができる。
さらに、前記カード飛出し防止機構16の嵌合部17と、この嵌合部17が摺接する鋸歯19は両者とも金属製であり、両者間では金属同士の摩擦が起きるだけであり、鋸歯19が磨り減るのを抑えることができる。このため、鋸歯19が嵌合部17との摺接によりすぐに磨り減り、スライダ8の初期位置への復帰速度を遅くする減速機能を果たさなくなったり、鋸歯19の偏磨耗により嵌合部17が鋸歯19に引っ掛かり、スライダ8が初期位置の手前で止まってしまい、プッシュ/プッシュ型のイジェクト機構7が機能しなくなる等の事態を防止することができる。
なお、カード100の一側面に設けられた切欠き102に係止させる係止部13aと共にカード飛出し防止機構16の嵌合部17を自由端側に有する片持ち梁状の弾性片13は、スライダ8に一体成型して設けてもよい。この場合、嵌合部17は樹脂製となるために弾性片13の自由端側に下向きに突出して設け、この樹脂製の嵌合部17をスライダ8と一体にカード挿抜方向に移動自在に嵌合するカード飛出し防止機構16の長孔18を、ハウジング1の底板を構成する樹脂製の前記ボディ2の底板部の一側部に開設することにより、樹脂製の嵌合部17が弾性片13の弾性により押付けられて摺接する長孔18の一側縁にカード挿抜方向に連ねて刻設するカード飛出し防止機構16の複数の鋸歯19も樹脂製とすることができる。これにより、カード飛出し防止機構16の嵌合部17と、この嵌合部17が摺接する鋸歯19は両者とも樹脂製となり、両者間では樹脂同士の摩擦が起きるだけであり、鋸歯19が磨り減るのを抑えることができる。
また、以上の構成において、前記スロット5のイジェクト機構7側の一側前部に補助弾性片20を配設している。この補助弾性片20は、金属製の板バネからなり、一端側がボディ2に圧入又はインサートにより一体に取付けられ、自由端側となる他端部をスライダ8が初期位置にあるときに前記弾性片13に自由端側背面に押当てるように設けられている。これにより、カードイジェクト時にスライダ8が初期位置に復帰するのと略同時に補助弾性片20の弾性が弾性片13に付加され、この弾性片13の弾性が強化され、カード100の切欠き102から係止部13aを抜出すため弾性片13の外側への弾性変形に要する力が大きくなる。つまりカード保持力が強化されるため、プッシュ/プッシュ型のイジェクト機構7を備えているカードコネクタのカードイジェクト時におけるカード100の飛出しをより確実に防止することができる。
本発明の実施の形態に係るカードコネクタの外観を示す斜視図である。 カードコネクタの内部構造を示す斜視図である。 カードをイジェクトした状態のカードコネクタの内部構造を示す斜視図である。 スライダの斜視図である。 カード飛出し防止機構のスライダ側構造を示す斜視図である。 カード飛出し防止機構のハウジング側構造を示す斜視図である。 カードをイジェクトした状態のカード飛出し防止機構を示す斜視図ある。
符号の説明
1 コネクタハウジング
2 ボディ
3 カバー
7 イジェクト機構
8 スライダ
13 弾性片
13a 係止部
16 カード飛出し防止機構
17 嵌合部
18 長孔
19 鋸歯
20 補助弾性片
100 カード(メモリーカード)
102 切欠き

Claims (3)

  1. コネクタハウジングの内部一側にカード挿抜方向に移動自在に配設されイジェクト方向に常時付勢されるスライダに、カードの一側面に設けられた切欠きに係止させる係止部を有する弾性片を設け、スライダがカードの挿入に追従移動し初期位置からハウジングの内方に押込まれカード装着位置にてカードを保持すると共に、カード装着状態時にスライダがカードの押込みによりハウジングの内方に再び押込まれイジェクト方向に押戻されて初期位置に復帰しカードをイジェクトするイジェクト機構を備えたカードコネクタにおいて、ハウジングに設ける長孔に嵌込みこの長孔の中でスライダと一体にカード挿抜方向に移動する嵌合部を弾性片に設けると共に、嵌合部が弾性片により押付けられて摺接する長孔の一側縁にカード挿入方向に対しては緩傾斜であり、カードイジェクト方向に対しては急傾斜である鋸歯を刻設したことを特徴とするカードコネクタ。
  2. 長孔をハウジングの金属製のカバーに設け、嵌合部を設ける弾性片が金属製の板バネでなる請求項1記載のカードコネクタ。
  3. スライダが初期位置にあるときに弾性片に当接しこの弾性片の弾性を強化する補助弾性片をハウジングに設けた請求項1又は2記載のカードコネクタ。
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