JP2007132817A - 重量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定された重量から減じるべき風袋量が、被測定物ごとに大きく異なる風袋量と、被測定物によって大きく異なることのない風袋量とからなる場合においても、できるだけ簡便に、且つ、正確に、被測定物の重量を測定し得る重量計を提供する。
【解決手段】本発明の重量計は、重量測定部と、風袋量設定部と、重量測定部で測定された重量から風袋量設定部で設定された風袋量を減じることによって被測定物の重量を決定する重量決定部とを有する重量計であって、前記風袋量設定部は、予め風袋量を記憶しておくための風袋量記憶部と、重量測定に際して使用者が風袋量を入力するための風袋量入力部と、風袋量記憶部に記憶された風袋量に風袋量入力部で入力された風袋量を加えることによって前記測定された重量から減じるべき風袋量を決定する風袋量決定部とを備えてなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、被測定物の重量を測定するための重量計に関し、より詳しくは、重量測定部と、風袋量設定部と、重量測定部で測定された重量から風袋量設定部で設定された風袋量を減じることによって被測定物の重量を決定する重量決定部とを有する重量計に関する。
重量測定部と、風袋量設定部と、重量測定部で測定された重量から風袋量設定部で設定された風袋量を減じることによって被測定物の重量を決定する重量決定部とを有する重量計、即ち、所謂「風袋引き」の機能を備えた重量計は、例えば電子体重計をはじめとして広く知られている。特に、車椅子を使用する者が車椅子に乗ったままで使用できる体重計(以下「車椅子体重計」と称する。)では、例えば特許文献1及び2において言及されているように、風袋引きの機能は半ば当然のように採用されている。
特開平9−113344号公報(段落0033) 特開平10−239140号公報(段落0034)
風袋引き機能を備えた重量計としては、予め風袋量を記憶しておくための風袋量記憶部を備え、重量測定部で測定された重量からこの風袋量記憶部に記憶されている風袋量を減じて得られた値を、被測定物の重量として決定するものがある。メモリ風袋機能やプリセット風袋機能と呼ばれる斯かる風袋引き機能を車椅子体重計に適用した場合、使用者の体重を正確に測定するためには、その使用者の車椅子と着衣の重量だけを予め測定して風袋量記憶部に記憶させておく必要がある。もちろん、着衣量が変わった場合には、その度に、車椅子と着衣の重量を併せて記憶させ直さなければならない。
上述の問題は、例えば車椅子を使用する患者が多くいる病院などに車椅子体重計を設置して斯かる患者の体重管理を行おうとした場合に、顕著に現れる。即ち、病院のおいて車椅子を使用している患者の場合、その着衣量は、体重測定当日の天候や気温などはもとより、患者の怪我や病気の状態によって大きく異なるのが実情である。人の着衣量は、一般的には大きくは変わらないと思われがちであり、これは極日常的な生活条件の下では必ずしも否定されるべきではないが、例えば怪我人の場合は、その怪我の状態によって包帯やギブス、コルセットといった固定具の重量が異なるため、これらを含めた純粋な体重以外の重量は、大きく異なるものである。また、患者は、固定具などを含む自身の着衣重量についてはある程度把握しており、又は想像がつくかもしれないが、病院に備え付けの車椅子の重量までは、同一の病院においては概ね同種類の車椅子が使用されているとしても、通常は知りえない。
従って、メモリ風袋機能を適用した車椅子体重計は、例えば病院において車椅子を使用する患者の体重管理をできるだけ正確且つ簡易に行おうとするような場合には、未だ改善すべき余地がある。
一方、メモリ風袋機能の他に風袋引き機能を備えた重量計としては、重量測定に際し、先ず風袋引きしたい物(例えば、食品重量計における皿など)を重量計の載台に載せ、その状態を0kgとして、その後に、実際に測定したい物を載せることで、正確な重量を測定しようとするものもある。しかしながら、斯かる風袋引き機能を車椅子体重計に適用した場合には、使用者の体重測定に際し、先ず使用者の車椅子と着衣を使用者から取り上げて載台に載せ、その状態を0kgとして、その後に、使用者が着衣を身に付けて車椅子に座り、車椅子ごと載台に載るという、現実にはあり得ない使い方となってしまう。
従って、本発明の目的は、病院などに設置される車椅子体重計の場合の如く、測定された重量から減じるべき風袋量が、被測定物ごとに大きく異なる風袋量(即ち、患者の着衣量など)と、被測定物によって大きく異なることのない風袋量(即ち、車椅子など)とからなる場合においても、できるだけ簡便に、且つ、正確に、被測定物の重量(即ち、患者の体重など)を測定し得る重量計を提供することにある。
本発明の重量計は、重量測定部と、風袋量設定部と、重量測定部で測定された重量から風袋量設定部で設定された風袋量を減じることによって被測定物の重量を決定する重量決定部とを有する重量計であって、前記風袋量設定部は、予め風袋量を記憶しておくための風袋量記憶部と、重量測定に際して使用者が風袋量を入力するための風袋量入力部と、風袋量記憶部に記憶された風袋量に風袋量入力部で入力された風袋量を加えることによって前記測定された重量から減じるべき風袋量を決定する風袋量決定部とを備えてなるものである。
ここで、本発明の重量計は、前記重量測定部が使用者の体重と使用者が使用している車椅子の重量とを同時に測定可能に構成されていると共に、前記風袋量記憶部には車椅子の重量に相当する風袋量が記憶されていることとする。
更に、本発明の重量計は、前記風袋量設定部は、前記風袋量記憶部が複数の風袋量を記憶してなると共に、重量測定に際して使用者がこれら複数の風袋量の1つを選択するための風袋量選択部を更に備えてなることとする。
本発明の重量計では、風袋量記憶部に被測定物によって大きく異なることのない風袋量を予め記憶させておくと共に、被測定物ごとに大きく異なる風袋量についてはその被測定物の重量測定に際して使用者が風袋量入力部を介して入力するという簡便な操作によって、これら2種類の風袋量に基づいて重量測定部で測定された重量から減じるべき風袋量が風袋量決定部において決定される。そして、重量決定部においては測定された重量から決定された風袋量を減じることによって被測定物の重量を決定するので、2種類の風袋量を除いた純粋な被測定物の重量が正確に測定される。
ここで、重量測定部が使用者の体重と使用者が使用している車椅子の重量とを同時に測定可能に構成されていると共に、風袋量記憶部には車椅子の重量に相当する風袋量が記憶されている場合には、本発明の重量計は、病院などに設置される簡便且つ正確な車椅子体重計として、患者の体重管理に寄与することができる。即ち、患者は、自身が使用している病院の車椅子の重量を知らなくても、これは風袋量記憶部に記憶されているので、ある程度把握し又は想像がつく自身の着衣量だけを風袋量入力部から入力するという簡便な操作で、車椅子と着衣の重量を除いた正確な体重を測定することができる。
更に、風袋量記憶部が複数の風袋量を記憶してなると共に、重量測定に際して使用者がこれら複数の風袋量の1つを選択するための風袋量選択部を更に備えてなる場合には、本発明の重量計は、被測定物によって大きく異なることのない風袋量を複数記憶させておき、使用者は被測定物の測定に際して適切な風袋量を選択することができる。特に、例えば前述の病院などに設置される車椅子体重計であれば、当該病院に備付けの車椅子が数種類ある場合でも、各種類の車椅子についてその重量を予め記憶させておくことが可能であるから、そのような場合であっても、患者は、自身の車椅子の種類だけを把握しておけば、体重測定に際してこれを選択すると共に自身の着衣量を入力するという簡便な操作で、車椅子と着衣の重量を除いた正確な体重を測定することができる。
本発明の重量計は、重量測定部と、風袋量設定部と、重量測定部で測定された重量から風袋量設定部で設定された風袋量を減じることによって被測定物の重量を決定する重量決定部とを有する重量計であって、前記風袋量設定部は、予め風袋量を記憶しておくための風袋量記憶部と、重量測定に際して使用者が風袋量を入力するための風袋量入力部と、風袋量記憶部に記憶された風袋量に風袋量入力部で入力された風袋量を加えることによって前記測定された重量から減じるべき風袋量を決定する風袋量決定部とを備えてなるものである。
ここで、本発明の重量計は、前記重量測定部が使用者の体重と使用者が使用している車椅子の重量とを同時に測定可能に構成されていると共に、前記風袋量記憶部には車椅子の重量に相当する風袋量が記憶されていることとするのが望ましい。
更に、本発明の重量計は、前記風袋量設定部は、前記風袋量記憶部が複数の風袋量を記憶してなると共に、重量測定に際して使用者がこれら複数の風袋量の1つを選択するための風袋量選択部を更に備えてなることとするのが望ましい。
以下、本発明の好適な実施例を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例たる車椅子体重計1の外観図である。図2は、この車椅子体重計1の電気的な構成を表す図である。図3は、この車椅子体重計1の操作パネル210を表す図である。図4は、この車椅子体重計1で体重測定を行う際のメイン制御ルーチンを表すフローチャートである。図5は、予め風袋量を記憶させる際のサブ制御ルーチンを表すフローチャートである。図6は、風袋量測定の際のサブ制御ルーチンを表すフローチャートである。図7は、予め記憶された風袋量を選択する際のサブ制御ルーチンを表すフローチャートである。図8は、着衣量入力の際のサブ制御ルーチンを表すフローチャートである。
本発明の実施例たる車椅子体重計1は、図1及び図2に示すように、載台ユニット10と、操作ユニット20と、これら載台ユニット10と操作ユニット20とを電気的に接続するケーブル30とで構成されている。
載台ユニット10は、上面視で4辺形の載台101と、この載台101をその対向する2辺において狭持するフレーム102及び103とで構成されている。載台101は、車椅子を使用する者が車椅子ごとその上面に上るのに十分な大きさと強度に形成されており、その4辺のうちフレーム102及び103が狭持しない他の2辺には、車椅子を用いての上り下りを容易にすべく、載台上面から載台ユニット10の設置床面に向けて傾斜する傾斜面101a及び101bが形成されている。また、フレーム102及び103には、夫々の長手方向の略両端部分に荷重センサ104(104a、104b、104c、104d)が計4つ組込まれており、従って、載台101の上面に掛かる荷重が、これらの荷重センサ104から電気信号として出力され、ケーブル30を介して操作ユニット20に伝達されるものである。
更に、この車椅子体重計1では、その移動を容易にするため、フレーム102に固着されたグリップ105と、フレーム103に回動可能に組込まれた3個のローラ106とを備えている。即ち、グリップ105を握り、フレーム103側を支点として載台ユニット10を引起すと、ローラ106が床面に接地するので、ローラ106を介して容易に載台ユニット10を移動させることができるものである。
一方、操作ユニット20には、風袋量の入力などに供される操作パネル210と、体重をはじめとする測定結果などの表示出力に供される表示パネル220と、測定結果などの印刷出力に供されるプリンタ230と、風袋量の記憶などに供されるメモリ240と、演算装置250とが組込まれている。
ここで、メモリ240には、2つの風袋量を予め記憶させておくことができるよう、第一記憶領域241と第二記憶領域242とが区画形成されている。なお、本実施例において予め記憶させておくべき2つの風袋量とは、この車椅子体重計1を保有する病院で用いられている2種類の車椅子(便宜上、これらを「A型車椅子」及び「B型車椅子」と呼称する。)の重量を指すものとする。また、メモリ240には、この車椅子体重計1を用いた体重測定に際して現に使用された風袋量を「前回風袋量」として保存しておくための前回値保存領域243が区画形成されている。
そして、演算装置250は、ケーブル30を介して荷重センサ104に電気的に接続されていると共に、操作ユニット20の内部において操作パネル210、表示パネル220、プリンタ230及びメモリ240の夫々に電気的に接続されており、荷重センサ104及び操作パネル210からの電気信号並びにメモリ240に記憶されているパラメータに基づいて重量測定をはじめとする各種の演算処理を行い、出力すべき演算結果を表示パネル220及び/又はプリンタ230を介して出力し、記憶すべき演算結果をメモリ240に記憶させるものである。
図3には、操作パネル210の外観が示されている。操作パネル210には、この車椅子体重計1の使用者(体重の被測定者自身や、測定を行う病院のスタッフなど)の入力操作を受付けるべく、電源の投入及び遮断のための電源キー211と、後述する風袋量の記憶をはじめとする設定処理モードを開始するための設定キー212と、数値入力などを行うためのテンキー213と、体重測定に際して単純な風袋引きを行うための風袋キー214と、風袋量の記憶や選択を行うためのメモリキー215と、着衣量の入力を行うための着衣量キー216と、操作の確定などを行うための決定キーと、その他本発明の要旨には関係しない種々の操作を行うための幾つかのキーとが、各キーの役割を一覧できるような文字や記号を付されて配設されている。特に、メモリキー215は、2つの風袋量の記憶及び選択に供することができるよう、メモリ1キー2151とメモリ2キー2152の2つで構成されている。なお、このメモリキー215の表記は、本実施例においてはそれぞれ「メモリ1」「メモリ2」となっているが、例えば「A型車椅子」「B型車椅子」などのように、予め記憶させておく風袋量の対象に応じてより具体的な表記としてもよい。
この車椅子体重計1を用いて行う体重測定について、図4から図8までのフローチャートを参照して説明する。
電源キー211の押下により、演算装置250が起動して図4のメイン制御ルーチンが実行される。即ち、ステップS1及びS2は初期化処理の一部を表すものであるが、ステップS1において、後述するステップS311で無効とされ又はステップS313で有効とされている前回風袋量自動呼出し機能の状態を確認する。ここで、前回風袋量自動呼出し機能が有効とされている場合はステップS2に進んでメモリ240の前回値保存領域243に保存されている前回風袋量を読込んだ後にステップS3に進み、無効とされている場合はステップS2をスキップしてステップS3に進む。なお、電源投入直後の初期化処理としては、他にも様々な処理が行われるものであるが、本発明と関連の薄い事項については説明を割愛する。
ステップS1及びS2を含む初期化処理を経て、車椅子体重計1は測定及び入力可能状態となる。即ち、演算装置250は、荷重センサ104からの入力を待つと共に、操作パネル210からの入力を待つこととなる。斯かる測定及び入力可能状態において、演算装置250は、ステップS3において設定キー212が押下されたか否かの判別を行い、ステップS4において風袋キー214が押下されたか否かの判別を行い、ステップS5においてメモリキー215が押下されたか否かの判別を行い、ステップS6において着衣量キー216が押下されたか否かの判別を行い、更にステップS8において荷重センサ104から電気信号が入力されたか否かの判別を行って、各判別結果に応じた処理を実行する。以下、各処理について順次に説明する。
ステップS3において設定キーの押下が検出された場合は、ステップS300に進んで風袋量の記憶をはじめとする設定処理を実行した後にステップS4に進む。ステップS3で設定キーの押下が検出されない場合は、ステップS300をスキップしてステップS4に進む。ステップS300の設定処理については、図5のサブ制御ルーチンを参照して説明する。
ステップS300における設定処理は、ステップS301からS309までの風袋量記憶処理と、ステップS310からS313までの前回風袋量自動呼出し機能の可否設定処理と、ステップS314のその他の設定処理とで構成されている。
ステップS301において、テンキー213のうちの「1」のキーが押下されたか否かが判別される。「1」キーが押下された場合、演算装置250は、メモリ240の第一記憶領域241に使用者の任意の風袋量を記憶させるべく、ステップS302に進み、テンキー213からの数値入力を受付ける。従って、使用者は、風袋量として予め記憶させておくべきA型車椅子の重量値を、テンキー213を用いて入力すればよい。なお、入力した数値を取消す場合は、テンキー213のうちの「クリア」キーを押せばよい。
次いで、ステップS303において、決定キー217が押下されたか否かが判別される。決定キー217が押下された場合は、ステップS302で入力された数値を確定値と認識して、ステップS304に進む。なお、ステップS302とステップS303とは、決定キー217が押下されるまで繰返される。
ステップS304では、ステップS302で入力され、ステップS303で確定された数値を、メモリ240の第一記憶領域241に記憶する。この結果、A型車椅子の重量値が、予め記憶させておくべき風袋量としてメモリ240に記憶されたこととなる。ステップS304の後、ステップS309に進む。
一方、ステップS301でテンキー213のうちの「1」キーの押下が検出されない場合は、ステップS305に進む。ステップS305において、テンキー213のうちの「2」のキーが押下されたか否かが判別される。「2」キーが押下された場合、演算装置250は、メモリ240の第二記憶領域242に使用者の任意の風袋量を記憶させるべく、ステップS306に進み、テンキー213からの数値入力を受付ける。従って、使用者は、2つ目の風袋量として予め記憶させておくべきB型車椅子の重量値を、テンキー213を用いて入力すればよい。この場合も、入力した数値を取消すときは、テンキー213のうちの「クリア」キーを押せばよい。
次いで、ステップS307において、決定キー217が押下されたか否かが判別される。決定キー217が押下された場合は、ステップS306で入力された数値が確定値と認識されて、ステップS308に進む。なお、ステップS306とステップS307とは、決定キー217が押下されるまで繰返される。
ステップS308では、ステップS306で入力され、ステップS307で確定された数値を、メモリ240の第二記憶領域242に記憶する。この結果、B型車椅子の重量値が、予め記憶させておくべき2つ目の風袋量としてメモリ240に記憶されたこととなる。ステップS308の後、ステップS309に進む。
ステップS301で「1」キーの押下が検出されず、且つ、ステップS305で「2」キーの押下が検出されない場合、又はステップS304でA型車椅子の重量値をメモリ240に記憶させ、若しくはステップS308でB型車椅子の重量値をメモリ240に記憶させた後は、ステップS309において決定キー217が押下されたか否かが判別される。決定キー217の押下が検出されない場合はステップS301に戻るが、決定キー217の押下が検出された場合は、これらステップS301からS309までで構成される風袋量記憶処理を終了してステップS310に進む。なお、風袋量記憶処理の終了条件は、ステップS309の如き決定キー217の押下検出に代えて、又は斯かる検出に加えて、例えば一定時間(3秒程度)に亘って何らの入力がなされないことを条件としてもよい。
ステップS310において、テンキー213のうちの「0」のキーが押下されたか否かが判別される。「0」キーが押下された場合はステップS311に進み、この車椅子体重計1の起動時(即ち、ステップS1及びS2)においてメモリ240の前回値保存領域243に保存されている前回風袋量を自動的に呼出す機能を無効とするためのフラグメント設定処理を実行する。
一方、ステップS310でテンキー213のうちの「0」キーの押下が検出されない場合は、ステップS312に進む。このステップS312では、テンキー213のうちの「1」のキーが押下されたか否かが判別される。「1」キーが押下された場合はステップS313に進み、この車椅子体重計1の起動時(即ち、ステップS1及びS2)においてメモリ240の前回値保存領域243に保存されている前回風袋量を自動的に呼出す機能を有効とするためのフラグメント設定処理を実行する。
ステップS310で「0」キーの押下が検出されず、且つ、ステップS312で「1」キーの押下が検出されない場合は、何れかのキーの押下が検出されるまで、ステップS310とS312とを繰返す。そして、ステップS311又はS313で前回風袋量自動呼出し機能の可否設定がなされた後は、ステップS314に進んで他の様々な設定処理を実行し、全ての設定処理が終了した後、メイン制御ルーチンに戻る。なお、ステップS314における設定処理は、本発明との関連が極めて薄いので、説明は割愛する。
再び図4のメイン制御ルーチンを参照して、ステップS4において風袋キー214の押下が検出された場合は、ステップS400に進んで風袋量の測定処理を行った後、ステップS7に進む。ステップS400における風袋量の測定処理については、図6のフローチャートを参照して説明する。
ステップS400における風袋量の測定処理は、体重測定に際して単純な風袋引きを行うためのものである。即ち、体重測定の対象たる患者の車椅子(患者を車椅子から降ろすことが不都合な場合は、同型の車椅子)だけを載台101に載せると、その重量に応じた電気信号が荷重センサ104から演算装置250に入力され、ステップS401において当該車椅子の重量が算出される。
ステップS402では、テンキー213のうちの「0」のキーが押下されたか否かが判別され、「0」キーの押下が検出されたされた場合は、ステップS403に進んでステップS401で測定した重量を取消した後、メイン制御ルーチンに戻る。即ち、この状態における「0」キーは、測定された風袋量のリセットキーとして機能する。「0」キーの押下が検出されない場合は、ステップS404に進む。
ステップS404では、決定キー217が押下されたか否かが判別される。決定キー217の押下が検出されない場合はステップS402とステップS404とを繰返すことになるが、決定キー217の押下が検出された場合は、ステップS401で測定した風袋量をメモリ240の一時保存領域244に保存した後、メイン制御ルーチンに戻る。
ところで、ステップS400で行われる風袋量の測定処理は、単純な風袋引きを行うための処理であるから、ステップS300で予め記憶させた風袋量を用いるステップS5からS600までの処理とは両立しない。従って、ステップS4で風袋キー214の押下が検出され、ステップS400の処理を実行した後は、ステップS5からS600までの処理を実行することなく、ステップS7に進む。なお、ステップS7以降の処理については、後述する。また、ステップS4で風袋キー214の押下が検出されない場合は、ステップS5に進む。
再び図4のメイン制御ルーチンを参照して、ステップS5においてメモリキー215の押下が検出された場合は、ステップS500に進んで予め記憶されている風袋量の選択処理を行った後、ステップS6に進む。ステップS5でメモリキー215の押下が検出されない場合は、ステップS500をスキップしてステップS6に進む。ステップS500における風袋量の選択処理については、図7のフローチャートを参照して説明する。
ステップS500における風袋量の選択処理は、ステップS300で予め記憶させた風袋量を選択的に読込むためのものである。ステップS501では、ステップS5において押下が検出されたメモリキー215が、メモリ1キー2151であるか否かが判別される。メモリ1キー2151である場合は、ステップS502に進んでメモリ240の第一記憶領域241に記憶されている風袋量たるA型車椅子の重量値を読込む。一方、メモリ1キー2151でない場合(従って、メモリ2キー2152である場合)は、ステップS503に進んでメモリ240の第二記憶領域242に記憶されている風袋量たるB型車椅子の重量値を読込む。
次いで、ステップS504では、テンキー213のうちの「0」のキーが押下されたか否かが判別され、「0」キーの押下が検出されたされた場合は、ステップS505に進んでステップS502又はS503で読込んだ風袋量を取消した後、メイン制御ルーチンに戻る。即ち、この状態における「0」キーは、選択された風袋量のリセットキーとして機能する。「0」キーの押下が検出されない場合は、ステップS506に進む。
ステップS506では、決定キー217が押下されたか否かが判別される。決定キー217の押下が検出されない場合はステップS504とステップS506とを繰返すことになるが、決定キー217の押下が検出された場合は、ステップS502又はS503で読込んだ風袋量をメモリ240の一時保存領域244に保存した後、メイン制御ルーチンに戻る。
再び図4のメイン制御ルーチンを参照して、ステップS6において着衣量キー216の押下が検出された場合は、ステップS600に進んで着衣量の入力処理を行った後、ステップS7に進む。ステップS6で着衣量キー216の押下が検出されない場合は、ステップS600をスキップしてステップS7に進む。ステップS600における着衣量の入力処理については、図8のフローチャートを参照して説明する。
演算装置250は、まず、ステップS601において、テンキー213からの数値入力を受付ける。従って、使用者は、被測定者のギプスなどの固定具を含む着衣の重量を、テンキー213を用いて入力すればよい。なお、入力した数値を取消す場合は、テンキー213のうちの「クリア」キーを押せばよい。
次いで、ステップS602において、決定キー217が押下されたか否かが判別される。決定キー217が押下された場合は、ステップS601で入力された数値を確定値と認識してメイン制御ルーチンに戻る。なお、ステップS601とステップS602とは、決定キー217が押下されるまで繰返される。
再び図4のメイン制御ルーチンを参照して、ステップS7においては、実際に風袋引きに供する最終的な風袋量を決定する。即ち、ステップS400を経由してきた場合は、ステップS400で測定された風袋量をそのまま最終的な風袋量と決定し、ステップS500及び/又はステップS600を経由してきた場合には、ステップS300で予め記憶されてステップS500で選択的に読込まれた風袋量に、ステップS600で入力された着衣量を加算したものを、最終的な風袋量として決定する。また、ステップS400、S500、S600の何れも経由することなくこのステップS7に至った場合において、ステップS2を経由しているときは、ステップS2で読込まれた前回風袋量をそのまま最終的な風袋量として決定し、ステップS2を経由していないときは、風袋引き機能は使用されないこととなる。更に、このステップS7においては、以上の何れかの処理によって決定された風袋量で、メモリ240の前回値保存領域243に保存されている前回風袋量を更新する。
次いで、ステップS8においては、荷重センサ104からの電気信号が入力されたか否かを判別する。被測定者が車椅子ごと載台101に上るなどして荷重センサ104からその荷重に応じた電気信号が演算装置250に入力されると、ステップS9に進む。なお、ステップS3からステップS7までの処理は、斯かる荷重信号の入力があるまで繰返される。
ステップS9では、ステップS8で入力された荷重信号から被測定者が車椅子に乗った状態の重量値を算出し、更にこの重量値から、ステップS7で決定された風袋量を減算して、被測定者の体重として決定する。
その後、ステップS10において、ステップS9で決定した体重値を、使用者、被測定者などの閲覧に供すべく、表示パネル220及び/又はプリンタ230を介して出力する。その後、ステップS3に戻り、次の測定に備える。また、電源キー211が再び押下されると、全ての処理を終了して電源を遮断する。
上述のとおり、本発明の実施例たる車椅子体重計1は、主に載台ユニット10と演算装置250とで構成される重量測定部と、主に載台ユニット10と操作パネル210とメモリ240と演算装置250とで構成される風袋量設定部と、主に演算装置250で構成されて重量測定部で測定された重量から風袋量設定部で設定された風袋量を減じることによって被測定物の重量を決定する重量決定部とを有する重量計であって、前記風袋量設定部は、主にメモリ240で構成されて予め風袋量を記憶しておくための風袋量記憶部と、主に操作パネル210で構成されて重量測定に際して使用者が風袋量を入力するための風袋量入力部と、主に演算装置250で構成されて風袋量記憶部に記憶された風袋量に風袋量入力部で入力された風袋量を加えることによって前記測定された重量から減じるべき風袋量を決定する風袋量決定部とを備えてなるものである。
そして、本発明の実施例たる車椅子体重計1では、主に載台ユニット10と演算装置250とで構成される前記重量測定部が使用者の体重と使用者が使用している車椅子の重量とを同時に測定可能に構成されていると共に、主にメモリ240で構成される前記風袋量記憶部には車椅子の重量に相当する風袋量が記憶されている。
更に、本発明の実施例たる車椅子体重計1では、主に載台ユニット10と操作パネル210とメモリ240と演算装置250とで構成される前記風袋量設定部は、主にメモリ240で構成される前記風袋量記憶部が複数の風袋量を記憶してなると共に、主に操作パネル210で構成されて重量測定に際して使用者がこれら複数の風袋量の1つを選択するための風袋量選択部を更に備えてなる。
その結果、本発明の実施例たる車椅子体重計1では、車椅子の患者の体重測定に際して減じるべき風袋量が、患者ごとに大きく異なる着衣量と、患者によって大きく異なることのない車椅子の重量とからなる場合においても、簡便且つ正確に患者の体重を測定し得るものである。
以上、本発明による重量計の実施の形態について説明してきたが、本発明は、実施例の構成に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した構成を備える限りにおいて、実施例と共に説明した各種の変形はもちろん、その他様々な変形が可能である。例えば、風袋量を予め記憶させるための処理(ステップS300)を開始するための条件として、設定キー212の押下に代えて、又は加えて、メモリ1キー2151若しくはメモリ2キー2152を一定時間(3秒程度)長押しすることとしてもよい。この場合、長押しされたキーに対応した記憶領域に風袋量を記憶させることとすれば、使用者は直感的な操作によって風袋量を記憶させることができる。また、予め記憶させるべき風袋量は、テンキー213からの入力(ステップS302、S306)によるばかりでなく、載台101を用いて実際に測定することとしてもよい。更に、本発明は、車椅子体重計のみならず、測定された重量から減じるべき風袋量が、被測定物ごとに大きく異なる風袋量と、被測定物によって大きく異なることのない風袋量とからなるような条件下で使用される重量計に、広く適用することができる。
本発明の実施例たる車椅子体重計1の外観図 車椅子体重計1の電気的な構成を表す図 車椅子体重計1の操作パネル210を表す図 車椅子体重計1で体重測定を行う際のメイン制御ルーチンを表すフローチャート 予め風袋量を記憶させる際のサブ制御ルーチンを表すフローチャート 風袋量測定の際のサブ制御ルーチンを表すフローチャート 予め記憶された風袋量を選択する際のサブ制御ルーチンを表すフローチャート 着衣量入力の際のサブ制御ルーチンを表すフローチャート
符号の説明
1 車椅子体重計
10 載台ユニット
101 載台
101a、101b 傾斜面
102、103 フレーム
104(104a、104b、104c、104d) 荷重センサ
105 グリップ
106 ローラ
20 操作ユニット
210 操作パネル
211 電源キー
212 設定キー
213 テンキー
214 風袋キー
215 メモリキー
2151 メモリ1キー
2152 メモリ2キー
216 着衣量キー
217 決定キー
220 表示パネル
230 プリンタ
240 メモリ
241 第一記憶領域
242 第二記憶領域
243 前回値保存領域
250 演算装置
30 ケーブル

Claims (3)

  1. 重量測定部と、風袋量設定部と、重量測定部で測定された重量から風袋量設定部で設定された風袋量を減じることによって被測定物の重量を決定する重量決定部とを有する重量計であって、
    前記風袋量設定部は、予め風袋量を記憶しておくための風袋量記憶部と、重量測定に際して使用者が風袋量を入力するための風袋量入力部と、風袋量記憶部に記憶された風袋量に風袋量入力部で入力された風袋量を加えることによって前記測定された重量から減じるべき風袋量を決定する風袋量決定部とを備えてなることを特徴とする重量計。
  2. 請求項1に記載の重量計であって、
    前記重量測定部が使用者の体重と使用者が使用している車椅子の重量とを同時に測定可能に構成されていると共に、前記風袋量記憶部には車椅子の重量に相当する風袋量が記憶されていることを特徴とする重量計。
  3. 請求項1又は2に記載の重量計であって、
    前記風袋量設定部は、前記風袋量記憶部が複数の風袋量を記憶してなると共に、重量測定に際して使用者がこれら複数の風袋量の1つを選択するための風袋量選択部を更に備えてなることを特徴とする重量計。
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