JP2003033356A - 妊婦用健康管理装置 - Google Patents

妊婦用健康管理装置

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JP2003033356A JP2001223537A JP2001223537A JP2003033356A JP 2003033356 A JP2003033356 A JP 2003033356A JP 2001223537 A JP2001223537 A JP 2001223537A JP 2001223537 A JP2001223537 A JP 2001223537A JP 2003033356 A JP2003033356 A JP 2003033356A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のキャリパー法を用いたものでは、測定に
熟練が必要である上に、妊婦により脂肪の付き方に個人
差があったりして測定にばらつきが生じていた。 【解決方法】生体電気インピーダンス法により体脂肪率
を測定する装置において、身長、体重等の被測定者の個
人データを入力する第一入力手段と、胎児部分の重量を
入力する第二入力手段と、第一入力手段の体重より第二
入力手段で入力した体重を減算し、体脂肪率を演算する
演算手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、妊婦の健康を管理
する装置、特に妊婦の浮腫や妊娠中毒症に関する健康管
理をする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来妊婦の浮腫の発症に関しては、脛骨
稜を親指で押し、圧痕が残るかどうかで判断されてき
た。特に妊娠中毒症での浮腫に関しては、一般的に下肢
に浮腫が見られ、かつ最近の一週間で500グラムの体
重増加が見られた場合に、軽度の妊娠中毒症と判断さ
れ、浮腫が全身に及ぶと重度の妊娠中毒症と判断されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、浮腫の判断は
診察した医師の主観に左右やすく、定量的な判断ができ
なかった。また、体重の増加もその日の食事量、排泄
量、発汗量等によってばらつきが大きく、500グラム
程度はすぐ変化することが知られている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点によ
れば、身長、体重等の妊婦の個人データを入力する入力
手段と、生体電気インピーダンス法により体水分量と脂
肪量とを演算する演算手段と、妊娠週数に応じた基準値
を備える基準設定手段と、演算手段による演算結果と基
準値とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果で妊
婦の健康状況を判定する判定手段とを備えた妊婦用健康
管理装置が提供される。
【0005】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
判定手段は、浮腫の発症を判定することを特徴とする。
【0006】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
判定手段は、妊娠中毒症の発症を判定することを特徴と
する。
【0007】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
判定手段は、浮腫と妊娠中毒症との発症を判定すること
を特徴とする。
【0008】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
判定手段は、妊婦への健康に関するアドバイスを表示す
ることを特徴とする。
【0009】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
演算手段は、妊婦の両足間の生体電気インピーダンスに
基づいて体水分量と脂肪量とを演算することを特徴とす
る。
【0010】本発明の別の観点によれば、身長、体重等
の妊婦の個人データを入力する入力手段と、生体電気イ
ンピーダンス法により体水分量と脂肪量との比率を演算
する演算手段と、特定妊娠週数に応じた基準比率値を備
える基準設定手段と、演算手段による比率の変化率と基
準比率値とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果
で妊婦の健康状況を判定する判定手段とを備えた妊婦用
健康管理装置が提供される。
【0011】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
判定手段は演算比率が基準比率値を上回っているとき浮
腫の発症を判定することを特徴とする。
【0012】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
判定手段は演算比率が基準比率値を上回っているとき妊
娠中毒症の発症を判定することを特徴とする。
【0013】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
判定手段は演算比率が基準比率値を上回っているとき浮
腫と妊娠中毒症との発症を判定することを特徴とする。
【0014】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
判定手段は妊婦への健康に関するアドバイスを表示する
ことを特徴とする。
【0015】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
演算手段は、妊婦の両足間の生体電気インピーダンスに
基づいて体水分量と脂肪量とを演算することを特徴とす
る。
【0016】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
基準設定手段は、妊婦の生体電気インピーダンスが安定
した妊娠週数の比率値を基準比率値として用いることを
特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施例について図
面を用いて説明する。図1は、本発明に関する妊婦用健
康管理装置1の外観斜視図であり、大きくは測定部2と
表示印刷部3とからなり、測定部2の図示しない台板と
表示印刷部3に固定される支柱部4とからなる。この測
定部2は、公知の体脂肪計と同様の構成で、内部に体重
測定センサーを備え、測定部2の上面に被測定者が乗る
ことで体重が測定できる構成になっている。また、測定
部2の上面には、両足間の生体電気インピーダンスを測
定すべく電流供給電極5A、6Aと、電圧測定電極5
B、6Bを備えている。
【0018】一方、表示印刷部3は、図2で示す操作部
7、入力したデータや結果表示のための表示部8、測定
結果を印刷する印刷部9とからなる。
【0019】図2の操作部7は、電源スイッチ10、非
測定者の着衣の重量を設定する風袋量設定キー11、日
時を設定するためのキー12、性別・体型を設定するキ
ー群13、データ等を設定するためのテンキー14を備
えている。
【0020】図3は、妊婦用健康管理装置1の電気ブロ
ック図を示すもので、マイクロコンピュータを備えた制
御部15を備え、この制御部15に図2の操作部7の各
スイッチ、キーが接続され、表示部8、印刷部9も接続
される。また、測定部2からは、定電流発生回路16を
介して電流供給電極5A、6Aが、電圧測定回路17を
介して電圧測定電極5B、6Bが、体重測定センサーが
それぞれ制御回路15に接続している。さらに、制御回
路15には、データを記憶するためのメモリ18が接続
されるほか、妊娠週数等の日時データを発生させる時計
回路19も接続される。なお、電源20は、各部に電力
を供給するものである。
【0021】次に本発明の妊婦用健康管理装置1の動作
を図4のフローチャートを用いて説明する。最初に電源
スイッチ10をオンすると、ステップS1で制御回路1
5は、マイクロコンピュータやメモリ18等を初期化す
る。次にステップS2で日時設定がされているかどうか
を判断し、設定されていればステップS4に進む。日時
が設定されていなければ、ステップS3で日時をセット
する。この日時設定は、一般の装置で用いられているも
のと同じであるため、詳細な説明を省略する。
【0022】ステップS4では、表示部8に「着衣重
量、即ち風袋量をテンキー14から入力し、入力が完了
したら風袋量設定キー11を押して下さい」と表示をす
る。ここで被測定者がテンキー14から1.0kgを入
力し、風袋量設定キー11をオンすると、ステップS5
でYesと判断され、ステップS6に進み、メモリ18
に風袋量を記憶する。ステップS5で風袋量設定キー1
1がオンされなければ、ステップS4に戻り、風袋量の
入力を促す表示を繰り返す。
【0023】次にステップS7では、性別・体型別を設
定するキー群13で被測定者にあったキーをオンするよ
うに表示部8に表示する。ここで被測定者が、例えば男
性のスタンダードである場合、図2の男性マークの枠内
でスタンダードのキーをオンする。すると、ステップS
8で入力を判断し、ステップS9に進み、オンしたキー
のデータをメモリ18に記憶する。ステップS8では、
キーがオンされるまで、ステップS7に戻り、キーのオ
ンを促しつづける。同様にステップS10からステップ
S12では被測定者の年齢を、ステップS13からステ
ップS15では被測定者の身長を入力し、メモリ18に
記憶する処理を行う。
【0024】そしてステップS16では、ステップS8
でオンしたキーが何であるかを判断し、この場合には男
性のスタンダードであるので、Noと判断され、ステッ
プs17に進む。ステップS17では、非測定者が電流
供給電極5A、6Aにつま先を、電圧測定電極5B、6
Bに踵を接して測定部2に乗ったことを確認して測定を
開始する。体重の測定は、体重センサーからの出力を制
御部15に取り込み、ステップS18で演算する。一
方、インピーダンスは、定電流回路16から電極5A、
6A間に一定電流を流し、電極5B、6B間の電圧を電
圧測定回路17で測定し、電流と電圧の関係からインピ
ーダンスをステップS18で演算する。ステップS18
では、測定した体重から風袋量を減算し、被測定者の体
重を演算すると共に、インピーダンスから体脂肪率を、
体重に体脂肪率を乗算して体脂肪量を、体重から体脂肪
量を減算して除脂肪量を、除脂肪量に平均的体水分率で
ある73.2%を乗算して体水分量を、身長と体重から
BMI(体格指数)をそれぞれ演算する。そしてこの演
算結果は、ステップS19で表示部8に表示すると共
に、印刷部9よりプリントアウトする。
【0025】図5は、このプリントアウトの例であり、
測定時間のほか入力した性別・体型、年齢、身長、等の
個人データ、ステップS17及びステップS18で測定
・演算した結果を印刷する。この表示及び印刷の後、ス
テップS4に戻り次のデータ入力を待つ。
【0026】上記ステップS8でマタニティキーがオン
された場合には、ステップS16でYesと判断され、
ステップS20に進む。ステップS20では、表示部8
に出産予定日を入力してくださいと表示し、ステップS
21でテンキーよりの年月日の入力がなされるまで、ス
テップS20とS21を繰り返す。予定年月日が入力さ
れると、ステップS21でYesと判断され、ステップ
S22で入力された出産予定日と測定日のデータとから
妊娠週数を演算し、ステップS23でメモリ18に記憶
する。
【0027】マタニティの場合には、ステップS17の
処理は通常の場合と同じであるが、ステップS18での
データ演算において、通常の場合に比べて追加されるも
のは以下のとおりである。
【0028】図6に示すグラフ(メモリ18にデータが
記憶されている)より妊娠週数から胎児体重、羊水重
量、胎盤重量を読み出して、風袋量を減算した測定体重
からさらに減算することで胎児部分重量を引いた体重を
求め、この体重にもとづいて体脂肪率、脂肪量、除脂肪
量、体水分量、体水分量/体脂肪量(TBW/FAT)
を演算する。そしてその結果をステップS19で表示部
8に表示し、印刷部9でプリントアウトする。そのプリ
ントアウトの例は、図7で示すように図5の例に対して
妊娠週数、胎児部分重量を引く前の補正前体重(風袋量
は減算してある)と引いた後の補正後体重の印字、胎児
体重、羊水重量、胎盤重量、体水分量/体脂肪量、胎児
部分重量を引く前の体重(風袋量は減算してある)と身
長とから求める補正前BMIが追加されている。この補
正前BMIを演算し、表示または印刷するのは、この補
正前BMIの値により胎児の成長状況を判断する産婦人
科医へのデータ提供のためである。
【0029】なお、同様にデータ提供のために図7で示
すプリントアウト例、または表示器8の表示に追加する
形で、非妊娠時のBMIと、測定時の補正前の体重から
非妊娠時の体重を引いた体重増加量とを印刷または表示
してもよい。この表示・印刷のステップS19が終了す
ると、ステップS4に戻り次のデータ入力を待つ。
【0030】上記マタニティの表示において、体脂肪率
は数値のみで表示したが、妊娠週数と適正脂肪率との関
係は、後説する標準体型の妊婦において図8で示すよう
に妊娠初期に上昇し、妊娠末期に若干減少することが判
明したので、このグラフのデータをメモリ18に記憶し
ておき、ステップS18において体脂肪率を演算した後
に妊娠週数に応じて体脂肪率が過少、適正、過多等の判
断と、その判断に基づくアドバイスを表示または印刷す
ると、妊婦にとって対処法が分かり易い。
【0031】また、上記マタニティの表示において、図
8では妊娠週数と体脂肪率との関係に基づき過少、適
正、過多等の判断とアドバイスを行ったが、妊娠週数と
体脂肪量との関係に基づき図8の場合と同様に過少、適
正、過多等の判断とアドバイスを行っても良い。この場
合、非妊娠時の体型がやせ型(BMIが18未満)、標
準型(BMIが18以上、24以下)、肥満(BMIが
24を超える)により、図10、図11、図12に示す
ように適正範囲が異なる。これらの図においては、中心
のグラフが適正体脂肪量の中心値を示し、上のグラフが
適正体脂肪量の上限値を、下のグラフが適正脂肪量の下
限値を示している。したがって、図4のステップS7か
らステップS15において非妊娠時のBMIを入力して
おき、上のグラフを越える体脂肪量が測定された場合に
は、表示部8の表示または印刷部9のプリントアウトで
体脂肪量が過多である、望ましい食事のメニューはこう
ですと言ったアドバイスが行われる。
【0032】さらに、図8、図10、図11、図12で
示す体脂肪率、体脂肪量の判断のほかに、図4のステッ
プS7からステップS15において非妊娠時のBMIを
入力しておき、図13で示すように非妊娠時のBMIに
よる体型別に妊娠週数毎の体脂肪増加量を図4のステッ
プS18で演算し、この値を超える場合には表示部8に
表示または印刷部9のプリントアウトに印刷することも
できる。この場合に肥満型の妊婦で、妊娠28週を超え
ると体脂肪量が減少しなければならないが、減少しない
場合には減少を促すアドバイスを表示・印刷する。
【0033】さらに体水分量/体脂肪量は、測定時の妊
婦の浮腫または/及び妊娠中毒症の発症状況を示すもの
である。これは図14に示すように、標準型の妊婦の体
水分量(図ではTBWと記載してある。)は、胎児部分
を除いた状態で妊娠週数の増加とともにやや上昇し、体
脂肪量(図ではFATと記載してある。)は、妊娠週数
の増加とともに若干増加し妊娠後期に少し減少する傾向
がある。しかし、妊婦に浮腫や妊娠中毒症が発症すると
体水分量は急激に増加するとともに、体脂肪量は減少す
る。
【0034】この状況を詳細に分析すると、標準型妊婦
において図15に示すように浮腫や妊娠中毒症が発症す
ると生体電気インピーダンスが適正範囲より減少するこ
とが判明した。このことにより生体電気インピーダンス
に基づいて演算される体水分量と体脂肪量が変化するこ
とになる。しかもこの生体電気インピーダンスに基づい
て体水分量を体脂肪量で割算した値(TBW/FAT)
は、図16に示すように標準型妊婦の体の変化に現れ、
それを医師が診察して判断するより2週間以上前に適正
範囲をオーバーすることが判明した。そこで妊娠週数に
したがって体水分量/体脂肪量の適正範囲を定め、その
適正範囲の上に浮腫の発症範囲(適正範囲の上限かグラ
フaの間)とし、グラフaを超えたときに妊娠中毒症の
範囲と定め、メモリ18に記憶しておく。そしてステッ
プS18で演算した結果はこの範囲と比較して浮腫が発
症するか妊娠中毒症が発症するかをステップS19で表
示・印刷する。この表示・印刷は診断よりも2週間以上
も早く、妊婦に対する事前の対応が取れる。
【0035】例えば、図16において、演算結果が適正
範囲の上限を超えたときには表示部8または印刷部9の
プリントアウトで「むくみが発症する可能性がありま
す。水分の取りすぎに注意してください。塩分は7〜8
g以下に押えてください。足を高くしてお休みくださ
い。」といったメッセージを表示・印刷をする。さらに
演算結果がグラフaを超えたときには、同様に「妊娠中
毒症の発症の可能性が有ります。医師に相談してくださ
い。」といったメッセージを表示・印刷をする。
【0036】なお、毎日の測定の中で一時的に演算結果
が上記適正範囲上限やグラフaを超えることもあるの
で、そのときにメッセージの表示・印刷として「少し浮
腫の傾向が現れています。必ず連続して測定してくださ
い。」というメッセージを行う。
【0037】また、図16に示した適正範囲は、非妊娠
時の体格によっても変化するので、適正範囲の中心線と
して図17に示すように非妊娠時の体格指数(BMI)
が18未満の痩せ型、BMIが18以上24未満の標準
型、BMIが24以上の肥満型に分け、適正範囲もそれ
ぞれの中心線の標準偏差±σにすると良い。なお、この
適正範囲は浮腫や妊娠中毒症の発症の判断レベルによ
り、適宜変更可能である。
【0038】さらに、妊娠初期はつわりが発生しやすく
生体電気インピーダンスが不安定であり、しかも浮腫は
妊娠28週以降に現れることが多いので、図18に示す
ように妊娠20週の体水分量/体脂肪量(図ではTBW
/FATと記載してある。)の値を基準にしてそこから
の変化率によって浮腫や妊娠中毒症の発症を判定しても
良い。なお、上記の基準値は妊娠20週に限定すること
なく、生体電気インピーダンスが安定したときの値を用
いることが精度良く判定することにつながる。この場合
も一時的に演算結果がプラス側またはグラフbを超える
こともあるので、そのときにメッセージの表示・印刷と
して「浮腫の傾向が現れています。必ず連続して測定し
てください。」というメッセージを行う。
【0039】さらにより精度を向上させるために図19
に示すように図16の体水分量/体脂肪量の判定と、図
18の変化率の判定とをマトリックスにして、「0」が
「浮腫なしで適正」、「1」が「浮腫(+):浮腫の出
現に注意してください。生活、食事を見直しましょ
う。」、「2」が「浮腫(++):浮腫が現れていま
す。中毒症に注意しましょう。」、「3」が「浮腫(+
++):浮腫が明らかで、中毒症の発症が疑われま
す。」、「4」が「浮腫(++++):浮腫が強くなっ
ています。中毒症の発症が強く疑われます。」と判定
し、その旨表示部8または印刷部9に表示・印刷する。
この場合の判定は、複数日連続して同じポジションにあ
る場合にそのポジションの表示・印刷をおこない、一時
的に別のポジションに移動しても前のポジションの表示
・印刷を行う。
【0040】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。第二の実施例は、構成及び電気ブロック図は第一
の実施例の図1乃至図3と同じであり、フローチャート
において図4のステップS23の後にステップS24、
S25、S26を追加した図9のとおりである。この実
施例では、胎児体重、羊水重量、胎盤重量の胎児部分重
量のうち胎児体重を図6の妊娠週数に応じて推定し自動
入力していたものを、超音波断層法から推定した胎児体
重値をステップS25でテンキーより手動で入力し、メ
モリ18に記憶させ、ステップS18で演算するときに
この入力した体重を用いるものである。その他の点は第
一実施例と同じである。
【0041】なお、本発明では妊娠週数に応じた胎児体
重、羊水重量、胎盤重量の胎児部分重量をメモリに記憶
させ、記憶させたデータに基づいて演算したが、測定の
度にテンキーより数値入力しても良い。
【0042】また、胎児部分重量を減算する前の体重や
胎児部分重量をテンキーから入力することもでき、その
場合には、体重計のない手式の脂肪計やカード型の脂肪
計にも本発明を適用できる。
【0043】さらに、上記実施例では演算結果を表示・
印刷をしたが、過去の履歴をメモリ18から呼び出し
て、図16や図18のようにグラフに表示しても良い。
【0044】さらに、上記実施例では、体水分量や体脂
肪量の演算に胎児部分の重量を除いた補正体重を持って
演算したが、これに限らず測定した体重そのもので演算
しても演算結果は同様の傾向を示すことが判明している
ので、補正前体重をもって演算しても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明は、身長、体重等の妊婦の個人デ
ータを入力する入力手段と、生体電気インピーダンス法
により体水分量と脂肪量とを演算する演算手段と、妊娠
週数に応じた基準値を備える基準設定手段と、演算手段
による演算結果と基準値とを比較する比較手段と、比較
手段の比較結果で妊婦の健康状況を判定する判定手段と
を備えた妊婦用健康管理装置であり、客観的、定量的に
浮腫や妊娠中毒症等の妊婦の健康管理ができる。
【0046】また、本発明は身長、体重等の妊婦の個人
データを入力する入力手段と、生体電気インピーダンス
法により体水分量と脂肪量との比率を演算する演算手段
と、特定妊娠週数に応じた基準比率値を備える基準設定
手段と、演算手段による比率の変化率と基準比率値とを
比較する比較手段と、比較手段の比較結果で妊婦の健康
状況を判定する判定手段とを備えた妊婦用健康管理装置
であり、客観的、定量的に浮腫や妊娠中毒症等の妊婦の
健康管理ができる。
【0047】さらに、本発明は妊婦への健康に関するア
ドバイスを表示することを特徴とするものであり、妊婦
にとって使い勝手の良いものである。
【0048】さらに、本発明は妊婦の両足間の生体電気
インピーダンスに基づいて体水分と脂肪量とを演算する
ことを特徴とするであり、浮腫が出やすい下肢を測定す
ることにより早期の発症を検出できる。
【0049】さらに、本発明は妊婦の生体電気インピー
ダンスが安定した妊娠週数の比率値を基準比率値として
用いることを特徴とするものであり、精度良く判定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例の外観斜視図である。
【図2】 本発明の第一実施例の表示印刷部を示す図で
ある。
【図3】 電気ブロック図である。
【図4】 第一実施例のフローチャートである。
【図5】 マタニティ以外の印刷の例を示す図である。
【図6】 妊娠週数と胎児部分重量との関係を示す図で
ある。
【図7】 マタニティの印刷の例を示す図である。
【図8】 妊娠週数と体脂肪率との関係を示す図であ
る。
【図9】 第二実施例のフローチャートである。
【図10】 やせ型の妊娠週数と体脂肪量を示す図であ
る。
【図11】 標準型の妊娠週数と体脂肪量を示す図であ
る。
【図12】 肥満型の妊娠週数と体脂肪量を示す図であ
る。
【図13】 妊娠週数と体脂肪増加量を示す図である。
【図14】 妊娠週数と体水分量・体脂肪量とを表す図
である。
【図15】 妊娠週数と生体電気インピーダンスとを表
す図である。
【図16】 妊娠週数と体水分量/体脂肪量との関係を
示す図である。
【図17】 非妊娠時のBMI別の妊娠週数と体水分量
/体脂肪量の関係を示す図である。
【図18】 妊娠週数と体水分量/体脂肪量の変化とを
示す図である。
【図19】 組み合わせによる浮腫・妊娠中毒症の判定
例を示す図である。
【符号の説明】
1 体脂肪計 2 測定部 3 表示印刷部 5A、5B、6A、6B 電極 7 操作部 8 表示部 9 印刷部 12 日時設定キー 13 性別・体型設定キー 14 テンキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北原 優子 東京都板橋区前野町1丁目14番2号 株式 会社タニタ内 Fターム(参考) 4C027 AA06 BB01 CC00 GG00 GG05 GG09 GG16 HH02 HH11 KK00 KK01 KK03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身長、体重等の妊婦の個人データを入力
    する入力手段と、生体電気インピーダンス法により体水
    分量と脂肪量とを演算する演算手段と、妊娠週数に応じ
    た基準値を備える基準設定手段と、演算手段による演算
    結果と基準値とを比較する比較手段と、比較手段の比較
    結果で妊婦の健康状況を判定する判定手段とを備えた妊
    婦用健康管理装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、浮腫の発症を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の妊婦用健康管理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、妊娠中毒症の発症を判
    定することを特徴とする請求項1記載の妊婦用健康管理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、浮腫と妊娠中毒症との
    発症を判定することを特徴とする請求項1記載の妊婦用
    健康管理装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、妊婦への健康に関する
    アドバイスを表示することを特徴とする請求項1乃至請
    求項4記載の妊婦用健康管理装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、妊婦の両足間の生体電
    気インピーダンスに基づいて体水分量と脂肪量とを演算
    することを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の妊婦
    用健康管理装置。
  7. 【請求項7】 身長、体重等の妊婦の個人データを入力
    する入力手段と、生体電気インピーダンス法により体水
    分量と脂肪量との比率を演算する演算手段と、特定妊娠
    週数に応じた基準比率値を備える基準設定手段と、演算
    手段による比率の変化率と基準比率値とを比較する比較
    手段と、比較手段の比較結果で妊婦の健康状況を判定す
    る判定手段とを備えた妊婦用健康管理装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は演算比率が基準比率値を
    上回っているとき浮腫の発症を判定することを特徴とす
    る請求項7記載の妊婦用健康管理装置。
  9. 【請求項9】 前記判定手段は演算比率が基準比率値を
    上回っているとき妊娠中毒症の発症を判定することを特
    徴とする請求項7記載の妊婦用健康管理装置。
  10. 【請求項10】 前記判定手段は演算比率が基準比率値
    を上回っているとき浮腫と妊娠中毒症との発症を判定す
    ることを特徴とする請求項7記載の妊婦用健康管理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、妊婦への健康に関す
    るアドバイスを表示することを特徴とする請求項7乃至
    請求項10記載の妊婦用健康管理装置。
  12. 【請求項12】 前記演算手段は、妊婦の両足間の生体
    電気インピーダンスに基づいて体水分量と脂肪量とを演
    算することを特徴とする請求項7乃至請求項11記載の
    妊婦用健康管理装置。
  13. 【請求項13】 前記基準設定手段は、妊婦の生体電気
    インピーダンスが安定した妊娠週数の比率値を基準比率
    値として用いることを特徴とする請求項7記載の妊婦用
    健康管理装置。
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