JP2007132784A - ヘリウムリーク試験方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプの溶接部の微小なリークをも迅速、確実に検出できると共に、試験ガスであるヘリウムの消費を可及的に少なくでき、かつリーク試験を容易に行う。
【解決手段】ヘリウムリーク試験ユニット1は、両端のパイプ挿通穴2に挿通された溶接部wを有するパイプPとの間に環状空間Eを形成する筒状部材4と、パイプ挿通穴2の環状溝6内のU字状断面の環状パッキン7と、各環状パッキン7内に連絡された加圧ガス導入孔17と、筒状部材4の環状空間Eのガスを排気する真空排気口とを設けた真空容器8を備えると共に、パイプPの内部に挿通される軸状部材14と、その環状溝15内に配置されたU字状断面の環状パッキン16と、環状パッキン16内に連絡された加圧ガス導入孔18と、筒状部材14とパイプPとの環状間隙e2に連絡された試験ガス導入孔18とを設けた加圧ユニット19を備えた構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヘリウムリーク試験方法及びその装置に関し、詳しくは、配管の溶接部の気密性を試験するヘリウムリーク試験方法、ヘリウムリーク試験ユニットおよびそれを用いたヘリウムリーク試験装置に関するものである。
従来、配管の溶接部の気密性を試験するリーク試験方法として、円筒部材の両端に外周側に突出する環状フランジによって環状溝構成部を設け、該環状溝構成部に形成された環状溝にOリングまたはシールリングを装着して、前記円筒部材に前記環状溝内のOリングまたはシールリングの内周側に向けて加圧流体を供給するシール用加圧流体供給口を設け、さらに、前記円筒部材の中央部にその外周側に向けて内側から加圧空気を供給するテスト用加圧流体供給口を設けてなる加圧リーク試験ユニットを用意する。そして、リーク試験時に、前記加圧リーク試験ユニットをその一対のOリングまたはシールリングが配管の溶接部の両側に位置するように配管内に挿入した後、前記シール用加圧流体供給口から環状溝の内周側に加圧流体を供給して、前記Oリングまたはシールリングの外周側を配管の内周面に押圧させ、溶接部における配管の内周面と前記円筒部材の外周面とによって囲まれた環状空間を密封し、しかる後に、前記テスト用加圧流体供給口から加圧流体を前記環状空間内に供給して所定の検査圧力を加え、検査圧力の変化により、または配管の溶接部の周囲に塗った石鹸水の状態の変化によって気密性を試験するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2003−214972号公報 実開平2−27543号公報
しかしながら、前記リーク試験方法において、加圧リーク試験ユニットと配管との環状空間に加えられるテスト用加圧流体の圧力変化により気密性を検査するものでは、配管の溶接部からの微小なリークの場合は、それによる微小な圧力変化を正確に捉えることができず、検査に時間がかかる問題がある。また、加圧リーク試験ユニットと配管との環状空間に加えられるテスト用加圧流体の溶接部からの漏れを、溶接部の回りに石鹸水を塗布して、その石鹸水の状態の変化により気密性を検査するものでは、石鹸水の状態を目視するので、微小なリークの場合は、やはり迅速、的確に検査することができない。
そこで、前記配管の溶接部の周囲にビニール等でマスキングを施し、加圧リーク試験ユニットのテスト用加圧流体供給口にヘリウムガスを供給して、加圧スニファー法により、前記溶接部から漏洩するヘリウムガスを真空ポンプで吸引してヘリウムディテクタで検出することにより、リーク試験を行うこともできる。しかし、この場合は、加圧リーク試験ユニットと配管との前記環状空間が広いので、ヘリウムガスの消費量が多くなると共に、必要な感度を得るために前記マスキングの内部を密閉し、内部に大気中のヘリウムが存在しないようにする処理に時間がかかり、作業性が良くないという難点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、パイプの溶接部における微小なリークをも迅速、確実に検出することができると共に、試験ガスであるヘリウムの消費を可及的に少なくすることができ、かつリーク試験を容易に、能率よく行うことができるヘリウムリーク試験方法、ヘリウムリーク試験ユニットおよびヘリウムリーク試験装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係るヘリウムリーク試験方法は、筒状部材の両端部に固着したフランジのパイプ挿通穴の内周部に環状溝を設け、この環状溝に断面U字状の第1の環状パッキンを配置した真空容器と、軸状部材の両端部に設けた環状溝に断面U字状の第2の環状パッキンを配置した加圧ユニットとを備え、前記真空容器の各パイプ挿通穴に被試験体である溶接部を有するパイプを該溶接部が各フランジの相互間に位置するまで挿入すると共に、該パイプ内に前記加圧ユニットを挿入した後に、前記各フランジと前記軸状部材に設けた加圧ガス導入孔から、前記各環状溝の内部に加圧ガスを導入することにより前記第1、第2の環状パッキンの内部に加圧ガスを導入することにより該第1、第2の環状パッキンを押圧して前記パイプの外周と前記フランジの内周との間および前記パイプの内周と前記軸状部材の外周との間を密封し、しかる後に、前記軸状部材に設けた試験ガス導入孔から、第2の環状パッキンによって密封された前記パイプの内周面と軸状部材の外周面との間の環状間隙内にヘリウムガスを導入すると共に、前記第1の環状パッキンによって密封された前記筒状部材の内側と前記パイプの外周との間の環状空間を真空排気することを特徴としている。
請求項2に係るヘリウムリーク試験ユニットは、パイプ挿通穴を設けたフランジが両端に気密に固着され、各フランジのパイプ挿通穴に挿通された溶接部を有するパイプとの間に環状空間を形成する筒状部材と、前記各フランジの内周部に設けた環状溝内に配置され、内周部を前記パイプの外周面側に向けた横断面がU字状の弾性部材からなる環状パッキンと、前記各フランジに設けられ前記各環状溝の内部に前記環状パッキンを前記パイプの外周面に押圧する加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔と、前記筒状部材に設けられ前記環状空間のガスを排気する真空排気口とを設けた真空容器を備えていることを特徴としている。
請求項3に係るヘリウムリーク試験ユニットは、パイプ挿通穴を設けたフランジが両端に気密に固着され、各フランジのパイプ挿通穴に挿通された溶接部を有するパイプとの間に環状空間を形成する筒状部材と、前記各フランジの内周部に設けた環状溝内に配置され、内周部を前記パイプの外周面側に向けた横断面がU字状の弾性部材からなる第1の環状パッキンと、前記各フランジに設けられ前記各環状溝の内部に第1の環状パッキンを前記パイプの外周面に押圧する加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔と、前記筒状部材に設けられ前記環状空間のガスを排気する真空排気口とを設けた真空容器を備えると共に、両端部の外周に環状溝が設けられ前記パイプの内部に挿通される軸状部材と、該軸状部材の環状溝内に配置され、外周部を前記パイプの内周面側に向けた横断面がU字状の弾性部材からなる第2の環状パッキンと、前記軸状部材に設けられ該軸状部材の環状溝の内部に第2の環状パッキンを前記パイプの内周面に押圧する加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔と、前記軸状部材に設けられ各第2の環状パッキンの相互間において軸状部材の外周面と前記パイプの内周面との環状間隙にヘリウムガスを導入する試験ガス導入孔とを設けた加圧ユニットを備えていることを特徴としている。
請求項4に係るヘリウムリーク試験ユニットは、請求項2または3に記載のヘリウムリーク試験ユニットにおいて、前記真空容器の軸方向の端部には、転動部の先端を前記パイプの外周面に当接してパイプの軸心に前記フランジのパイプ挿通穴の軸心を合わせた状態で前記真空容器をパイプの軸方向に案内する複数のキャスタが、パイプ挿通穴の周方向に間隔をあけて設けられていることを特徴としている。
請求項5に係るヘリウムリーク試験ユニットは、請求項3に記載のヘリウムリーク試験ユニットにおいて、前記軸状部材の軸方向の端部には、転動部の先端を前記パイプの内周面に当接してパイプの軸心に前記軸状部材の軸心を合わせた状態で軸状部材をパイプの軸方向に案内する複数のキャスタが、軸状部材の周方向に間隔をあけて設けられていることを特徴としている。
請求項6に係るヘリウムリーク試験装置は、請求項3〜5に記載のヘリウムリーク試験ユニットにおける真空容器と加圧ユニットの各加圧ガス導入孔に、加圧ガスを供給する加圧ガス供給ユニットが配管を介して接続されると共に、前記加圧ユニットの試験ガス導入孔にヘリウムガスを供給すヘリウムガス供給ユニットが配管を介して接続され、前記真空容器の真空排気口に粗引排気ポンプとヘリウムリークディテクタが配管を介して接続されていることを特徴としている。
請求項7に係るヘリウムリーク試験装置は、請求項6に記載のヘリウムリーク試験装置において、前記真空排気口とヘリウムリークディテクタとを接続する配管にソープションポンプが設けられていることを特徴としている。
請求項8に係るヘリウムリーク試験装置は、請求項6または7に記載のヘリウムリーク試験装置において、前記真空容器の前記環状空間に配管を介して標準リークユニットが連絡されていることを特徴としている。
請求項9に係るヘリウムリーク試験装置は、請求項6〜8に記載のヘリウムリーク試験装置において、前記加圧ユニットの軸方向に所定距離をあけて配置され連結部材によって連結された一方の架台と他方の架台とを備え、請求項4〜6に記載されたヘリウムリーク試験装置におけるヘリウムリーク試験ユニット、ヘリウムリークディテクタ、粗引排気ポンプを含む機器が一方の架台に搭載され、加圧ガス供給ユニットとヘリウムガス供給ユニットが他方の架台に搭載されていることを特徴としている。
請求項10に係るヘリウムリーク試験装置は、請求項9に記載のヘリウムリーク試験装置おいて、前記一方の架台と他方の架台は案内部材に支持されて前記パイプに対してその軸方向に移動自在に設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係るヘリウム試験方法によれば、加圧ユニットと真空容器とにより被試験体であるパイプの溶接部の内外周部に気密の環状間隙と環状空間とを、容易、確実に形成することができ、前記パイプの内側の環状間隙に供給されたヘリウムガスが前記溶接部からパイプの外側の環状空間に漏洩した場合には、該環状空間を真空排気することによってその漏洩をヘリウムディテクタで確実に検出することができ、加圧スニファー法によるパイプの溶接部のリーク試験を容易にかつ確実に行うことができる。
請求項2に係るヘリウムリーク試験ユニットによれば、被試験体である溶接部を有するパイプを真空容器で包囲して、前記溶接部の周りに気密空間を容易に形成することができるので、加圧スニファー法によりヘリウムリーク試験を実施するにあたり、従来のように、パイプの溶接部の周囲にビニール等でマスキングを施す面倒な作業を行う必要がなく、作業性が極めて良い。
請求項3に係るヘリウムリーク試験ユニットによれば、筒状部材の端部のフランジの内側に加圧ガスの供給でパイプの外周面に押圧される環状パッキンを装着した真空容器により、パイプの溶接部を囲む気密空間を形成することできると共に、両端外周に加圧ガスの供給で前記パイプの内周面に押圧される環状パッキンを装着した加圧ユニットにより、前記パイプの内周部にヘリウムガスを導入する環状の気密空間を形成することができる。したがって、前記パイプの内側の気密空間に供給されたヘリウムガスが該気密空間からパイプの溶接部を経て外側へ漏洩すれば、漏洩したヘリウムガスは微小であっても前記真空容器の気密空間の内部で確実に捉えることができ、この気密空間のガスを真空排気してヘリウムリークディテクタで検査することにより、請求項1に記載のヘリウムリーク試験方法を的確に実施することができる。
請求項4に係るヘリウムリーク試験ユニットによれば、キャスタによって真空容器のフランジのパイプ挿通穴の軸心をパイプの軸心に合わせた状態とされるので、前記パイプ挿通穴の内周面とパイプの外周面との間に直径方向に均等な環状間隙があけられ、第1の環状パッキンによる前記環状間隙のシールを確実に行うことができ、前記パイプの外側において真空容器の内部に環状の気密空間を容易に形成することができる。また、真空容器とパイプが軸方向に相対移動するとき、シールを解いて復元状態にある第1の環状パッキンがパイプの外周面に異常に接触して損傷するのを防止することができる。
請求項5に係るヘリウムリーク試験ユニットによれば、キャスタによって加圧ユニットの軸状部材の軸心をパイプの軸心に合わせた状態とされるので、前記軸状部材の外周面とパイプの内周面との間に直径方向に均等な環状間隙があけられ、第2の環状パッキンによる前記環状間隙のシールを確実に行うことができ、前記第2の環状パッキンの相互間におけるパイプの内部に加圧ガスを導入する環状の気密空間を容易に形成することができる。また、加圧ユニットとパイプが軸方向に相対的に移動するとき、シールを解いて復元状態にある第2の環状パッキンがパイプの内周面に異常に接触して損傷するのを防止することができる。
請求項6に係るヘリウムリーク試験装置によれば、溶接部を有するパイプを真空容器と加圧ユニットの間に挿通した後に、加圧ガス供給ユニットから真空容器と加圧ユニットの加圧ガス導入孔に加圧ガスを供給することにより、真空容器の内部におけるパイプの外側に形成された環状の気密空間と、パイプの内部における加圧ユニットの外側に形成された気密の環状空間とを形成した後に、加圧ユニットの試験ガス導入孔にヘリウムガス供給ユニットからヘリウムガスを供給すると共に、粗引排気ポンプによって真空排気口から真空容器の前記気密空間を真空排気することにより、パイプの溶接部から漏れる微小なヘリウムガスの有無をも迅速、確実にヘリウムリークディテクタで検出して、リーク試験を容易に、能率よく行うことがことができる。
請求項7に係るヘリウムリーク試験装置によれば、真空容器の内部から吸引するガスに不純ガスが含まれる場合でも、ソープションポンプにより吸引排気速度を高めて前記不純ガスを容易に除去することができ、ヘリウムリークディテクタによるリーク試験を一層精度良く確実に行うことができる。
請求項8に係るヘリウムリーク試験装置によれば、リーク試験を実施する設備としての真空容器の真空吸引系の感度を確認し、ヘリウムリーク試験部の感度校正を行って、ヘリウムリーク試験部によるリーク試験を的確に行うことができる。
請求項9に係るヘリウムリーク試験装置によれば、ヘリウムリーク試験装置を構成する機器を架台にコンパクトに纏めて搭載することができ、また、特に、ヘリウムリーク検出側の機器がヘリウムリーク試験ユニットが搭載された一方の架台に搭載され、加圧ガスとヘリウムガスを供給する側の機器が他方の架台に搭載されているので、試験終了後にヘリウムリーク試験ユニット内の加圧ガスとヘリウムガスとを、ヘリウムリーク検出側から離れた位置で開放することができ、それらのガスのヘリウムリーク試験に対する悪影響を減らすことができる。
請求項10に係るヘリウムリーク試験装置によれば、各架台を案内部材に沿って移動させることによって、ヘリウムリーク試験ユニットをパイプの溶接部に的確に移動させることができ、複数の溶接部があるパイプでも能率よくリーク試験を行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るヘリウムリーク試験ユニットについて図1〜図5を参照して説明する。
図1において、1は本発明の一実施の形態に係るヘリウムリーク試験ユニットを示す。このヘリウムリーク試験ユニット1は、中心部にパイプ挿通穴2を設けたフランジ3、3を両端の内側に気密に固着した筒状部材4と、前記各フランジ3,3のパイプ挿通穴2の内周部に設けた環状溝6内に配置された環状パッキン(第1の環状パッキン)7とを設けた真空容器8を備えている。
各フランジ3,3の外端面には突出部10が設けられ、該突出部10の内側にはパイプ挿通穴2の周方向に所定間隔をあけて複数(図示の例では3個)のキャスタ11が設けられている。該各キャスタ11は、前記突出部10の内側にパイプ挿通穴2の直径方向に向けた軸11aを介して突出部10に支持されて、該軸11aの回りに回転するボール保持具11bと、該ボール保持具11bの先端部に回転自在に保持されているボール(転動部)11cとを有し、該ボール11cのボール保持具11bから突き出した先端が前記パイプ挿通穴2に挿通された被試験体としてのパイプPの外周面に当接されて、該パイプPの外周面と前記パイプ挿通穴2の内周面との間に微小な環状間隙e1があけられるようになっている。
前記環状パッキン7は、ゴム等の弾性部材からなり、横断面がU字状に形成された中空あるいは中実の環状体として構成され、U字の底辺に対応する内周部を、前記パイプPの外周面側に向け、U字の側辺に対応する両側壁部を前記フランジ3の環状溝6の側壁6aに接触させて、前記環状溝6内に装着されている。そして、前記各フランジ3,3には前記環状溝6の外周部に開口する加圧ガス導入孔12が設けられ、前記環状溝6の内部に加圧ガス導入孔12から加圧ガスが導入された際に、加圧ガスの圧力で環状パッキン7が前記パイプPの外周に押圧され、前記筒状部材4とフランジ3,3とパイプPとで囲まれた前記真空容器8の環状空間Eを気密にシールするようになっている。また、前記筒状部材4には、前記環状空間Eに連通して該環状空間E内のガスを排気する真空排気口13が設けられている。
また、前記ヘリウムリーク試験ユニット1は、両端部の外周に環状溝15,15が設けられ前記パイプPの内部に挿通される軸状部材14と、該軸状部材14の環状溝15,15内に配置された環状パッキン(第2の環状パッキン)16,16と、前記軸状部材14に設けられ前記環状溝15,15の内部に加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔17と、前記軸状部材14に設けられ各環状パッキン16,16の相互間において軸状部材14の外周面と前記パイプPの内周面との環状間隙e2にヘリウムガスを導入する試験ガス導入孔18とを設けた加圧ユニット19を備えている。
前記軸状部材14の外端面には小径とした突出軸部14a,14aが設けられ、該突出軸部14a,14aの外側には、その周方向に所定間隔をあけて複数(図示の例では3個)のキャスタ20が設けられている。該各キャスタ20は、図2に示すように、前記突出軸部14aの外周部に、その直径方向に向けた軸20aを介して突出軸部14aに支持されて、該軸20aの回りに回転するボール保持具20bと、該ボール保持具20bの先端部に回転自在に保持されているボール(転動部)20cとを有し、該ボール20cのボール保持具20bから突き出した先端が前記パイプPの内周面に当接されて、該パイプPの内周面と前記軸状部材14の外周面との間に微小な環状間隙e2があけられるようになっている。
前記環状パッキン16は、前記環状パッキン7と同様に、ゴム等の弾性部材からなり、横断面がU字状に形成された中空あるいは中実の環状体として構成され、U字の底辺に対応する外周部を、前記パイプ挿通穴2に挿通されたパイプPの内周面側に向け、U字の側辺に対応する両側壁部を前記軸状部材14の環状溝15,15の両側の端面15a,15aに接触させて、前記環状溝15内に装着されている。前記加圧ガス導入孔17は、前記軸状部材14の軸方向に沿って設けられた加圧ガス導入孔部17aと、その一端側(図1で左端側)を一端側の前記環状溝15に開口させる半径方向の1つまたは複数(図示の例)の連通孔17bと、前記加圧ガス導入孔部17aの他端側(図1で右端側)を、図3に示すように、他端側の前記環状溝15に開口させる半径方向の1つまたは複数(図示の例)の連通孔17bとからなっている。
そして、前記環状溝15,15の内部に加圧ガス導入孔17から加圧ガスが導入された際に、加圧ガスの圧力で環状パッキン16,16が前記パイプPの内周面に押圧され、前記軸状部材14の外周面とパイプPの内周面との間の前記環状間隙e2の両端部が気密にシールされるようになっている。
また、前記試験ガス導入孔18は、軸状部材14にその他端側から軸方向に沿って設けられた試験ガス導入孔部18aと、前記一対の環状パッキン16,16の間において軸状部材14の半径方向に設け、前記試験ガス導入孔部18aの一端側に連絡された1つ(図示の例)または複数の連通孔18bとからなっている。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置22の構成について図1、図5を参照して説明する。このヘリウムリーク試験装置22は、前記ヘリウムリーク試験ユニット1の加圧ガス導入孔12,17に配管23を介して接続された加圧ガス供給ユニット24と、ヘリウムリーク試験ユニット1の試験ガス導入孔18に配管25を介して接続されたヘリウムガス供給ユニット26と、ヘリウムリーク試験ユニット1における真空容器8の真空排気口13に配管27を介して接続された粗引排気ポンプユニット28およびヘリウムリーク試験部29と、ヘリウムリーク試験ユニット1の真空容器8の環状空間Eに配管30を介して接続された標準リークユニット31とを前記ヘリウムリーク試験ユニット1に付設したものである。
前記加圧ガス供給ユニット24は、窒素ガス等の高圧ガスを貯留するガスボンベ32と、該ガスボンベ32の出口に接続され、ガスボンベ32側から順に減圧弁(圧力調整弁)33a,開閉弁33b、圧力計33c、開閉弁33dを設けた加圧ガス送出管33とを備え、前記配管23の基端が、加圧ガス送出管33における圧力計33cと開閉弁33dとの間に接続され、配管23の先端が、一方の分岐管(配管)23aを介して前記ヘリウムリーク試験ユニット1の真空容器8に設けた加圧ガス導入孔12に接続され、他方の分岐管(配管)23bを介して、前記ヘリウムリーク試験ユニット1の加圧ユニット19に設けた前記加圧ガス導入孔17の他端部(加圧ガス導入孔部17aの外端部)に接続されている。
なお、前記真空容器8の加圧ガス導入孔12と加圧ユニット19の加圧ガス導入孔17への加圧ガスの供給は、前記のように、同一の加圧ガス供給ユニット24からではなく、個別に設けた加圧ガス供給ユニットによって、圧力を個別に調整して行ってもよい。
前記ヘリウムガス供給ユニット26は、ヘリウムガスを貯留するヘリウムボンベ34と、該ヘリウムボンベ34の出口に接続され、ヘリウムボンベ34側から順に減圧弁(圧力調整弁)35a,開閉弁35b、圧力計35c、開閉弁35dを設けたヘリウム送出管35とを備え、前記配管25の基端が、ヘリウム送出管35における圧力計35cと開閉弁35dとの間に接続され、配管25の先端が前記ヘリウムリーク試験ユニット1の試験ガス導入孔18の他端部(試験ガス導入孔部18aの外端部)に接続されている。
また、前記粗引排気ポンプユニット28は、従来周知の粗引排気ポンプ36の入口に切替弁37aを有する吸入管37を接続し、切替弁37aの上、下流において吸入管37から分岐された分岐管38,39にそれぞれ自動切替弁38a、リーク弁39aを設けてなり、前記吸入管37が前記真空容器8の真空排気口13に配管27を介して接続されている。前記自動切替弁38aは、前記真空容器8の環状空間E内の真空圧を検出する真空指示計40に接続されて、該真空指示計40が検出する真空圧に応じて自動的に開閉制御されるようになっている。
前記ヘリウムリーク試験部29は、従来周知のヘリウムリークディテクタ41が開閉弁42aを有する吸入管42を介して前記粗引排気ポンプユニット26の分岐管38における自動切替弁38aの下流に接続されてなる。なお、前記分岐管38は吸入管37から分岐させる代わりに、真空容器8の環状空間Eに連通させて設けることもできる。
そして、前記標準リークユニット31は、真空ポンプ43の入口に一対の開閉弁44a,44aを有する吸入管44を接続し、該開閉弁44a,44aの間において吸入管44から分岐した分岐管45に開閉弁45aを介して接続されたヘリウム容器46を設けてなり、前記吸入管44が配管30によって前記真空容器8の環状空間Eに連通されている。前記ヘリウム容器46は、先端に毛細管を有し内部にヘリウムガスを充填したガラス製容器をケース内に収納してなる従来周知のものであり、使用時に前記毛細管の先端を破断して、ガラス製容器内からヘリウムガスを基準の微小流量で流出させるようになっている。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置47の構成について図6を参照して説明する。このヘリウムリーク試験装置47は、前記第1の実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置22における粗引排気ポンプユニット28の分岐管38とヘリウムリークディテクタ41の吸入管42との間にソープションポンプユニット48を設けたものである。その他の構成はヘリウムリーク試験装置22と同一であるので、同一の構成部分には同一の符号を付して、それらの構成についての説明は省略する。
前記ソープションポンプユニット48は、一対の従来周知のソープションポンプ49,49が、それらの上、下流に開閉弁50a,50bを有する配管50,50によって、前記分岐管38と吸入管42に並列に接続されてなり、開閉弁50a,50bの開閉を切り換えることによって、前記ソープションポンプ49,49を切り換えて個別にまたは同時に作動させることが可能なようになっている。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置51の構成について図1、図5〜図7を参照して説明する。このヘリウムリーク試験装置51は、上面の両縁部に沿って一対の水平で平行に配設されたガイドレール(案内部材)52a,52aを有し、床上に設置され図7で左右に延長された長尺のベース(案内部材)52と、該ベース52の長手方向(図7で左右)に間隔をあけて配置されて相互に連結棒(連結部材)53によって連結された前後(図7で左右)の一対の台車54a,54bとを備えている。前記各台車54a,54bは、枠部材を縦横に組み付けて矩形枠形に形成された架台55a,55bの下端部の四隅に車輪55cを設けて構成され、前記ガイドレール52a,52aに前記車輪55c,55cが案内されて前記ベース52上をその長手方向に適宜移動手段によって移動されるようになっている。
そして、前方(一方)の台車54aの架台(一方の架台)55aの上面には適宜支持部材を介して前記ヘリウムリーク試験ユニット1の真空容器8がその軸方向を前記ベース52の長手方向(前記パイプPの軸方向)に向けて水平に固定されている。また、前記ヘリウムリーク試験ユニット1の加圧ユニット19には、その他端側の突出軸部14aに、図1、図4に示すように、先端部を嵌合された支持管56がボルト56aで連結され、該支持管56は後方に延長されて後方(他方)の台車54bの架台(他方の架台)55bの上面に固定されている。これにより、前記真空容器8のフランジ3,3のパイプ挿通穴2,2に加圧ユニット19が挿入されて、真空容器8と加圧ユニット19が、それらの軸方向の中間部を互いに近い位置に合わせられた状態で相対的に軸方向に移動しないようになっている。
さらに、前方架台55aには、前記ヘリウムリーク試験装置22の粗引排気ポンプユニット28、ヘリウムリーク試験部29、標準リークユニット31、前記ヘリウムリーク試験装置47の場合には更に前記ソープションポンプユニット48、これらの機器を操作する制御盤等(図示せず)が筐体57a等に収納されて搭載されている。また、前記後方の台車54bの架台55bには、前記加圧ガス供給ユニット24、ヘリウムガス供給ユニット26やそれらを操作する制御盤等(図示せず)が筐体57b等に纏められて搭載されている。なお、前記加圧ユニット19と前記加圧ガス供給ユニット24とを接続する分岐管23bと、加圧ユニット19と前記ヘリウムガス供給ユニット26とを接続する配管25は前記支持管56の内部を通して後方架台55bから前方架台55aまで水平に延長されている。
前記ヘリウムリーク試験装置51の前方(図7で左方)には、パイプを軸方向に突き合わせて、その突き合わせ部の周囲を溶接する溶接機(図示せず)が設置されており、該溶接機によって溶接されて円周溶接継手(溶接部)wを有するパイプPが、その軸心を前記真空容器8のパイプ挿通穴2の軸心に合わせた状態として、先端部をV字状の溝を有するローラ等の支持手段58aで支持され、搬送手段58によってヘリウムリーク試験装置51側に移送されるようになっている。なお、前記ヘリウムリーク試験装置51には、前記一方の架台55aと他方の架台55bに掛け渡した支持板59が設けられており、該支持板59上に前記ヘリウムリーク試験ユニット1に挿通された前記パイプPの自由端側を支持するローラ等の案内支持手段60が設けられ、前記パイプPがその軸方向に直進するように案内されている。
次に、前記実施の形態に係るヘリウムリーク試験ユニット1,ヘリウムリーク試験装置22、47,51の作用と共に、本発明の実施の形態に係るヘリウムリーク試験方法について説明する。
先ず、溶接機によって溶接された被試験体としてのパイプPが搬送手段58によって後方(図7で右方)に向けて台車54a側に移送されて、その先端が前記ベース52の長手方向の所定位置に位置決めされると、移動手段によって前記ヘリウムリーク試験装置51の台車54a,54bがガイドレール52a,52aに沿って前方に移動されて、前方の台車54a上のヘリウムリーク試験ユニット1の真空容器8のパイプ挿通穴2,2と加圧ユニット19にパイプPが挿通される。その際、前記搬送手段58は台車54a、54bに連動して図7で左方へ後退される。そして、前記パイプPの円周溶接継手wの位置が、真空容器8の環状空間Eの軸方向の中央部に達したときに、台車54a,54bの移動が停止される。
前記パイプ挿通穴2,2と加圧ユニット19に挿通されたパイプPは、その外周が真空容器8の両端部のキャスタ11に案内され、内周部が加圧ユニット19の両端部のキャスタ20によって案内されているので、パイプPの軸心が真空容器8と加圧ユニット19の軸心に正確に整合された状態を保持されている。
これにより、前記真空容器8と加圧ユニット19がパイプPに対して相対的に軸方向に相対移動するとき、シールを解いて復元状態にある第1,第2の環状パッキン7,16がパイプPの外周面、内周面に異常に接触して損傷するのを防止することができる。
前記台車54a,54bが停止されると、前記加圧ガス供給ユニット24が作動されて開閉弁33bが開かれ、ガスボンベ32から減圧弁33aで圧力を所定値に調節された加圧ガスが、配管23とその分岐管23a,23bを通って真空容器8のフランジ3の加圧ガス導入孔12から前記環状溝6,6の内部に入ると共に、加圧ユニット19の加圧ガス導入孔17から前記環状溝15,15の内部に入る。そして、それらの環状溝6,15の内部に導入された加圧ガスの圧力により、各環状パッキン7、16がそれぞれ前記パイプPの外周面と内周面に押圧されて、前記真空容器8の環状空間Eが気密に閉鎖されると共に、各環状パッキン16,16の相互間におけるパイプPの内周面と軸状部材14の外周面との環状間隙e2が気密に閉鎖される。
続いて、ヘリウムガス供給ユニット26が作動されて開閉弁35bが開かれ、ヘリウムボンベ34から減圧弁35aで圧力を所定値に調節されたヘリウムガスが、配管25を通って加圧ユニット19のヘリウムガス導入孔18から前記環状間隙e2に導入される。その際、環状溝15,15の内部に供給される加圧ガスの圧力が、前記環状間隙e2に供給されるヘリウムガスの圧力より若干高く設定されているので、ヘリウムガスが前記環状間隙e2から環状パッキン16の外側へ漏れることはない。前記環状間隙e2へのヘリウムガスの導入と同時に、前記粗引排気ポンプユニット28が作動されて開閉弁37aが開かれ、粗引排気ポンプ36によって吸引管37と配管27を介して真空容器8の環状空間Eのガスを吸引してヘリウムリーク試験を開始する。前記粗引排気ポンプ36の吸引によって環状空間Eの真空度が設定値に達すると、前記真空指示計40によって自動切替弁38aが開かれると共に、開閉弁37aが閉じられて粗引排気ポンプが停止される。同時に前記ヘリウムリーク試験部29により、予め開閉弁42aが開かれている吸引管42を通してリークディテクタ41が内部の真空ポンプによって前記環状空間Eのガスを真空排気し、吸引ガス中におけるヘリウムガスの有無の検出によって前記パイプPの円周溶接継手wの気密性の良否を判定する。
上記において、ヘリウムリーク試験部の上流側にソープションポンプユニット48を備えている場合(図6参照)には、前記環状空間Eからヘリウムリークディテクタ41に吸引されるガスは、途中のソープションポンプ49,49によって吸引排気速度を高めて空気等の不純ガスを吸着除去することができるので、真空容器8の環状パッキン7,7が破損して多量の空気が前記環状空間Eに侵入した場合でも、前記リークディテクタ41の検出部が故障するのを避けることができると共に、ヘリウムディテクタ41によるリーク試験を一層正確に行うことができる。前記ソープションポンプ49,49は、その前後の開閉弁50a,50aの切換によって片方ずつ交互に、または必要に応じて両方を同時に作動させる。交互に作動させる場合には、一方が作動中、他方を再生させるように運用することができる。
前記ヘリウムリークディテクタ41による吸引ガス中にヘリウムガスが検出されないで判定結果が良好であった場合には、加圧ガス供給ユニット24の開閉弁33bとヘリウムガス供給ユニット26の開閉弁35bを閉じて、加圧ガスとヘリウムガスのヘリウムリーク試験ユニット1への供給が停止されてヘリウムリーク試験を終了する。
なお、ヘリウムリーク試験を終了するときは、加圧ガス供給ユニット24によって前記ヘリウムリーク試験ユニット1の加圧ガス導入孔12,17に加圧ガスを供給した状態で、ヘリウムガス供給ユニット26の開閉弁35dを開いて配管25内と加圧ユニット19の加圧ガス導入孔18と前記環状間隙e2内のヘリウムガスの圧力を開放した後に、加圧ガス供給ユニット24の開閉弁33dを開いて、配管23,分岐管23a,23b内の加圧ガスの圧力を開放して、前記環状パッキン7,16のパイプPに対する押圧を解除する。これにより、環状パッキン7,16は弾力的に復元してパイプPから離れて環状溝6,15内に収納された状態となる。そして、次回のヘリウムリーク試験に備える。
なお、前記のように、ヘリウムガス供給ユニット26の開閉弁35dを開くと、配管25内からヘリウムガスが排出されるが、このヘリウムガスの排出は、ヘリウムリーク試験ユニット1が搭載されてヘリウムリーク試験を行う一方の架台55aから後方(図7で右方)へ十分に離れた位置においてヘリウム供給ユニット26が搭載された他方の架台55bの場所で行われるので、次回のリーク試験を行う際に排出されたヘリウムガスが悪影響することはない。
前記パイプPに複数の円周溶接継手wがある場合には、次の円周溶接継手wの位置が前記各台車54a,54bの移動ストロークの範囲内にあれば、台車54a,54bを図7で左方へ前進移動させ、移動ストロークの範囲内に無ければ、パイプPを後方の台車54b側に移動させる等により、リーク試験を継続して行うことができる。このように、各架台55a,55bをガイドレール52a,52aに沿って移動させることによって、ヘリウムリーク試験ユニット1をパイプPの溶接部wに的確に移動させることができ、複数の溶接部wがあるパイプPでも能率よくリーク試験を行うことができる。
また、リーク試験作業中は、ヘリウムリーク試験装置を構成する機器が架台55a,55bに纏めて搭載されているので、床上に前記機器を設置する必要がなくて、試験装置の回りの作業場を広く確保できて作業が安全、円滑に行える。
なお、最初の被試験体としてのパイプPの試験開始前と最後の試験終了時には、前記標準リークユニット31を使用して、開閉弁45a,44aを開いて前記ヘリウム容器46から流出するヘリウムガスの標準リーク量をリークディテクタを備えた真空ポンプ43で吸引して測定した後、開閉弁45aを閉じ開閉弁44aを開いて配管30を真空容器8の環状空間E内のガスを真空ポンプ43で真空吸引した場合の測定値の割合から、漏洩試験を実施する設備としての真空容器8の真空吸引系の感度を確認し、ヘリウムリーク試験部41の感度校正を行う。これにより、ヘリウムリーク試験部41によるパイプPの溶接部におけるリーク試験を的確に行うことができる。感度の確認後は前記開閉弁44aを閉じる。
以上説明したように、実施の形態に係るヘリウムリーク試験方法は、筒状部材4の両端部に固着したフランジ3,3のパイプ挿通穴2,2の内周部に環状溝6,6を設け、この環状溝6,6に断面U字状の第1の環状パッキン7,7を配置した真空容器8と、軸状部材14の両端部に設けた環状溝15,15に断面U字状の第2の環状パッキン16,16を配置した加圧ユニット19とを備え、前記真空容器8の各パイプ挿通穴2,2に被試験体である溶接部wを有するパイプPを該溶接部wが各フランジ3,3の相互間に位置するまで挿入すると共に、該パイプP内に前記加圧ユニット19を挿入した後に、前記各フランジ3,3と前記軸状部材14に設けた加圧ガス導入孔17から、前記各環状溝6,15の内部に加圧ガスを導入することにより前記第1、第2の環状パッキン7,16を押圧して、前記パイプPの外周と前記フランジ3,3の内周との間および前記パイプPの内周と前記軸状部材14の外周との間を密封し、しかる後に、前記軸状部材14に設けた試験ガス導入孔18から、第2の環状パッキン16,16によって密封された前記パイプPの内周面と軸状部材14の外周面との間の環状間隙e2内にヘリウムガスを導入すると共に、前記第1の環状パッキン7,7によって密封された前記筒状部材4の内側と前記パイプPの外周との間の環状空間Eをヘリウムリークディテクタ41により真空排気する構成とされている。
したがって、実施の形態に係るヘリウムリーク試験方法によれば、加圧ユニット19と真空容器8とにより被試験体であるパイプPの溶接部wの内外周部に気密の環状間隙e2と環状空間Eとを、容易、確実に形成することができ、前記パイプPの内側の環状間隙e2に供給されたヘリウムガスが前記溶接部wからパイプPの外側の環状空間Eに漏洩した場合には、該環状空間Eを真空排気することによってその漏洩をヘリウムディテクタ41で確実に検出することができ、加圧スニファー法によるパイプPの溶接部wのリーク試験を容易にかつ確実に行うことができる。
また、実施の形態に係るヘリウムリーク試験ユニット1は、パイプ挿通穴2を設けたフランジ3,3が両端に気密に固着され、前記各フランジ3,3のパイプ挿通穴2に挿通された溶接部wを有するパイプPとの間に環状空間Eを形成する筒状部材4と、前記各フランジ3,3の内周部に設けた環状溝6、6内に配置され、内周部を前記パイプPの外周面側に向けた横断面がU字状で中空あるいは中実の弾性部材からなる第1の環状パッキン7,7と、前記各フランジ3,3に設けられ前記各環状溝6,6の内部に第1の環状パッキン7,7を前記パイプPの外周面に押圧する加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔12,17と、前記筒状部材4に設けられ前記環状空間Eのガスを排気する真空排気口13とを設けた真空容器8を備えると共に、両端部の外周に環状溝15,15が設けられ前記パイプPの内部に挿通される軸状部材14と、該軸状部材14の環状溝15,15内に配置され、外周部を前記パイプPの内周面側に向けた横断面がU字状で中空あるいは中実の弾性部材からなる第2の環状パッキン16,16と、前記軸状部材14に設けられ該軸状部材14の環状溝15,15の内部に第2の環状パッキン16,16を前記パイプPの内周面に押圧する加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔17と、前記軸状部材14に設けられ各第2の環状パッキン16,16の相互間において軸状部材14の外周面と前記パイプPの内周面との環状間隙にヘリウムガスを導入する試験ガス導入孔18とを設けた加圧ユニット19を備えた構成とされている。
したがって、実施の形態に係るヘリウムリーク試験ユニットによれば、筒状部材4の端部のフランジ3,3の内側に加圧ガスの供給でパイプPの外周面に押圧される環状パッキン7,7を装着した真空容器8により、パイプPの溶接部wを囲む環状空間Eに気密空間を確実に形成することできると共に、両端外周に加圧ガスの供給で前記パイプの内周面に押圧される環状パッキン16,16を装着した加圧ユニット19により、前記パイプPの内周部にヘリウムガスを導入する環状間隙e2に気密空間を確実に形成することができる。これにより、前記パイプPの内側の環状間隙e2に供給されたヘリウムガスが該環状間隙e2からパイプPの溶接部wを経て外側へ漏洩すれば、漏洩したヘリウムガスは微小であっても前記真空容器の環状空間Eの内部で確実に捉えることができ、この環状空間Eのガスを真空排気してヘリウムリークディテクタで検査することにより、前記ヘリウムリーク試験方法を確実に実施することができる。
実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置22,47,51は、前記ヘリウムリーク試験ユニット1における真空容器8と加圧ユニット19の各加圧ガス導入孔12,17に、加圧ガスを供給する加圧ガス供給ユニット24が配管23、分岐管23a,23bを介して接続されると共に、前記加圧ユニット19の試験ガス導入孔18にヘリウムガスを供給すヘリウムガス供給ユニット26が配管25を介して接続され、前記真空容器8の真空排気口13に粗引排気ポンプ36とヘリウムリークディテクタ41が配管27を介して接続された構成とされている。
したがって、実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置22、47,51によれば、溶接部wを有するパイプPを真空容器8と加圧ユニット19の間に挿通した後に、加圧ガス供給ユニット26から真空容器8と加圧ユニット19の加圧ガス導入孔12,17に加圧ガスを供給することにより、真空容器8の内部におけるパイプPの外側に形成された気密の環状空間Eと、パイプPの内部における加圧ユニット19の外側に形成された気密の環状間隙e2とを形成した後に、加圧ユニット19の試験ガス導入孔18にヘリウムガス供給ユニット26からヘリウムガスを供給すると共に、粗引排気ポンプ36によって真空排気口13から真空容器8の前記環状空間Eを真空排気することにより、パイプPの溶接部から漏れる微小なヘリウムガスの有無をも迅速、確実にヘリウムリークディテクタ41で検出して、リーク試験を容易に、能率よく行うことができる。
しかも、前記加圧ユニット19の外側の前記環状間隙e2に試験ガス導入孔18から供給するヘリウムガスは、前記環状間隙e2の容積(真空排気の容積)が非常に小さいため極めて少量で足り、ヘリウムガスの消費量を可及的に少なくすることができる、また、加圧スニファー法によりヘリウムリーク試験を行うにあたり、従来のように、パイプPの溶接部wの周囲にビニール等でマスキングを施す作業を行う必要がないので、作業性が極めて良い。
なお、前記実施の形態に係るヘリウムリーク試験ユニット1は、前記溶接部を有するパイプが円形断面の場合に好ましく適用することができるが、円形断面のパイプに限らず、楕円形断面、矩形断面、その他の多角形断面のパイプにも適用することができる。多角形断面の場合には各角部に丸みを持たせることが好ましい。その場合には、真空容器8のパイプ挿通穴2と加圧ユニット19の軸状部材14の横断面形状、環状パッキン7,16のリング外径は、パイプPの横断面形状と相似形とされる。
本発明の一実施の形態に係るヘリウムリーク試験ユニットを示す縦断面図である。 図1のイ視図である。 図1のロ−ロ断面図である。 図1のハ−ハ断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置を示す系統図である。 本発明の第2の実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置を示す系統図である。 本発明の第3の実施の形態に係るヘリウムリーク試験装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 ヘリウムリーク試験ユニット
2 パイプ挿通穴
3 フランジ
4 筒状部材
6,15 環状溝
7,16 環状パッキン
8 真空容器
11,20 キャスタ
12,17 加圧ガス導入孔
13 真空排気口
14 軸状部材
18 試験ガス導入孔
19 加圧ユニット
22,47,51 ヘリウムリーク試験装置
24 加圧ガス供給ユニット
26 ヘリウムガス供給ユニット
28 粗引排気ポンプユニット
29 ヘリウムリーク試験部
31 標準リークユニット
32 ガスボンベ
34 ヘリウムボンベ
36 粗引排気ポンプ
41 ヘリウムリークディテクタ
48 ソープションポンプユニット
49 ソープションポンプ
52a ガイドレール(案内部材)
54a,54b 台車
55a,55b 架台
E 環状空間
e1,e2 環状間隙
P パイプ
w パイプの溶接部

Claims (10)

  1. 筒状部材の両端部に固着したフランジのパイプ挿通穴の内周部に環状溝を設け、この環状溝に断面U字状の第1の環状パッキンを配置した真空容器と、軸状部材の両端部に設けた環状溝に断面U字状の第2の環状パッキンを配置した加圧ユニットとを備え、前記真空容器の各パイプ挿通穴に被試験体である溶接部を有するパイプを該溶接部が各フランジの相互間に位置するまで挿入すると共に、該パイプ内に前記加圧ユニットを挿入した後に、前記各フランジと前記軸状部材に設けた加圧ガス導入孔から、前記各環状溝の内部に加圧ガスを導入することにより前記第1、第2の環状パッキンを押圧して前記パイプの外周と前記フランジの内周との間および前記パイプの内周と前記軸状部材の外周との間を密封し、しかる後に、前記軸状部材に設けた試験ガス導入孔から、第2の環状パッキンによって密封された前記パイプの内周面と軸状部材の外周面との間の環状間隙内にヘリウムガスを導入すると共に、前記第1の環状パッキンによって密封された前記筒状部材の内側と前記パイプの外周との間の環状空間を真空排気することを特徴とするヘリウムリーク試験方法。
  2. パイプ挿通穴を設けたフランジが両端に気密に固着され、各フランジのパイプ挿通穴に挿通された溶接部を有するパイプとの間に環状空間を形成する筒状部材と、前記各フランジの内周部に設けた環状溝内に配置され、内周部を前記パイプの外周面側に向けた横断面がU字状の弾性部材からなる環状パッキンと、前記各フランジに設けられ前記各環状溝の内部に前記環状パッキンを前記パイプの外周面に押圧する加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔と、前記筒状部材に設けられ前記環状空間のガスを排気する真空排気口とを設けた真空容器を備えていることを特徴とするヘリウムリーク試験ユニット。
  3. パイプ挿通穴を設けたフランジが両端に気密に固着され、各フランジのパイプ挿通穴に挿通された溶接部を有するパイプとの間に環状空間を形成する筒状部材と、前記各フランジの内周部に設けた環状溝内に配置され、内周部を前記パイプの外周面側に向けた横断面がU字状の弾性部材からなる第1の環状パッキンと、前記各フランジに設けられ前記各環状溝の内部に第1の環状パッキンを前記パイプの外周面に押圧する加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔と、前記筒状部材に設けられ前記環状空間のガスを排気する真空排気口とを設けた真空容器を備えると共に、両端部の外周に環状溝が設けられ前記パイプの内部に挿通される軸状部材と、該軸状部材の環状溝内に配置され、外周部を前記パイプの内周面側に向けた横断面がU字状の弾性部材からなる第2の環状パッキンと、前記軸状部材に設けられ該軸状部材の環状溝の内部に第2の環状パッキンを前記パイプの内周面に押圧する加圧ガスを導入する加圧ガス導入孔と、前記軸状部材に設けられ各第2の環状パッキンの相互間において軸状部材の外周面と前記パイプの内周面との環状間隙にヘリウムガスを導入する試験ガス導入孔とを設けた加圧ユニットを備えていることを特徴とするヘリウムリーク試験ユニット。
  4. 前記真空容器の軸方向の端部には、転動部の先端を前記パイプの外周面に当接してパイプの軸心に前記フランジのパイプ挿通穴の軸心を合わせた状態で前記真空容器をパイプの軸方向に案内する複数のキャスタが、パイプ挿通穴の周方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のヘリウムリーク試験ユニット。
  5. 前記軸状部材の軸方向の端部には、転動部の先端を前記パイプの内周面に当接してパイプの軸心に前記軸状部材の軸心を合わせた状態で軸状部材をパイプの軸方向に案内する複数のキャスタが、軸状部材の周方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項3に記載のヘリウムリーク試験ユニット。
  6. 請求項3〜5に記載のヘリウムリーク試験ユニットにおける真空容器と加圧ユニットのの各加圧ガス導入孔に、加圧ガスを供給する加圧ガス供給ユニットが配管を介して接続されると共に、前記加圧ユニットの試験ガス導入孔にヘリウムガスを供給すヘリウムガス供給ユニットが配管を介して接続され、前記真空容器の真空排気口に粗引排気ポンプとヘリウムリークディテクタが配管を介して接続されていることを特徴とするヘリウムリーク試験装置。
  7. 前記真空排気口とヘリウムリークディテクタとを接続する配管にソープションポンプが設けられていることを特徴とする請求項6に記載のヘリウムリーク試験装置。
  8. 前記真空容器の前記環状空間に配管を介して標準リークユニットが連絡されていることを特徴とする請求項6または7に記載のヘリウムリーク試験装置。
  9. 前記加圧ユニットの軸方向に所定距離をあけて配置され連結部材によって連結された一方の架台と他方の架台とを備え、請求項6〜8に記載されたヘリウムリーク試験装置におけるヘリウムリーク試験ユニット、ヘリウムリークディテクタ、粗引排気ポンプを含む機器が一方の架台に搭載され、加圧ガス供給ユニットとヘリウムガス供給ユニットが他方の架台に搭載されていることを特徴とするヘリウムリーク試験装置。
  10. 前記一方の架台と他方の架台は案内部材に支持されて前記パイプに対してその軸方向に移動自在に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のヘリウムリーク試験装置。
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