JP2007132681A - プローブおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的接続性能の劣化を招くことなく耐久性に優れたプローブを従来に比較して効率的に製造する方法を提供する。
【解決手段】機械的強度に優れた第1の金属材料からなる金属部材および該金属部材よりも電気抵抗が低くかつ酸化し難い第2の金属材料からなる金属部材の相互に対向する面を接合して両金属部材を一体化し、この接合により一体化された金属部材を所望の厚さの金属板に圧延した後、圧延された金属板から少なくとも第2の金属材料部分がプローブ先端部に位置するように、プローブが形作られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示パネルや半導体ウエハに形成された電気回路の電気的検査に用いられるプローブ組立体のような電気的接続装置に好適なプローブおよびその製造方法に関する。
半導体ウエハ上に形成された集積回路のような電気回路あるいは液晶表示パネルのような電気回路の電気的検査を行うために、テスタと電気回路の接続端子とを接続する電気的接続装置が用いられている。
このような電気的接続装置には、一般的に、被検査体の電気回路の電極パッドに当接される多数のプローブが設けられている。このプローブの先端が被検査体の前記電極パッドに押圧されることにより、前記被検査体とテスタとが接続され、所定の電気的検査が行われる(特許文献1参照)。
ところで、このようなプローブは、機械的強度に優れた薄い金属板にプローブ形状をエッチングで形作ることにより形成することができる。これにより、機械的強度に優れたプローブを得ることができる。しかしながら、このような金属は、大気との接触によって表面酸化膜が形成され易く、この表面酸化膜の形成は電気抵抗体として作用することから、電気的接続の安定性に欠ける。そこで、機械的強度に優れたプローブの先端部の端面を耐腐食性に優れた金属材料で覆うためにプローブの針先をメッキすることが考えられる。しかし、このようなメッキ層は薄いことから、プローブ先端が電極パッドに押厚されたとき該電極パッド上を摺動することによる摩耗によって消失し易い。このメッキ層の摩耗によって下地であるプローブ本体が露出すると、その酸化によって電気的接続が不安定となることから、適正な電気的検査のために、プローブの取り換えが必要となる。
このような薄膜のメッキに代えて、針状のタングステンからなる各プローブ本体の一端に、導電性に優れかつ接触抵抗の低いパラジウム合金のような金属線を抵抗溶接により接合し、各プローブ本体の一端に接合された接合金属線を所定の長さに切断した後、プローブ本体の接合金属線部分をプローブ先端に最適な形状となるように、研磨することが提案されている(特許文献2参照)。
また、プローブ用タングステン線の先端に導電性に優れた金属球体を接合するためにパルス放電を用いることが提案されている(特許文献3参照)。
プローブ本体に異種金属を接合するこれらの従来技術は、接合された異種金属がプローブ先端の表面をメッキ層のように薄く覆うのではなく、プローブの先端自体を構成することから、このプローブ先端を構成する異種金属が摩耗によってメッキ層のように早期に消失することはなく、メッキを施したプローブに比較して、耐久性に優れる。
特開平10−132853号公報 特開2000−137042号公報 特開2005−106690号公報
しかしながら、プローブ本体は、外径が数百μm以下という微細な線材であり、この微細なプローブ本体の端部に、外径が数十μmの異種金属を接合するこれら従来技術は、極めて高精度な溶接技術が必要となり、さらには繊細な加工技術が必要となることから、容易ではなく、また、プローブ毎に溶接作業が必要であることから、プローブの製造に手間取る。そのため、多数のプローブを効率的に製造する新規な方法が望まれていた。
そこで、本発明の目的は、電気的接続性能の劣化を招くことなく耐久性に優れたプローブを従来に比較して効率的に製造する方法および新規な構成のプローブを提供することにある。
本発明に係るプローブの製造方法は、機械的強度に優れた第1の金属材料からなる金属部材および該金属部材よりも電気抵抗が低くかつ酸化し難い第2の金属材料からなる金属部材の相互に対向する面を接合して両金属部材を一体化し、この接合により一体化された前記金属部材を所望の厚さの金属板に圧延した後、少なくとも前記第2の金属材料部分がプローブの先端部の端面に位置するように、圧延された前記金属板からプローブが形作られることを特徴とする。
本発明に係る前記製造方法では、プローブに必要な相互に異なる性質をそれぞれに有する少なくとも2種類の金属部材を一体化し、この一体化された金属部材をプローブに必要な所望の厚さ寸法に圧延することにより、プローブ材料となる所望厚さの金属板が得られる。この圧延により得られた金属板から前記第2の金属材料部分がプローブ先端部の端面に位置するように、プローブが形作られる。
したがって、本発明に係る前記方法によれば、従来のように、プローブ毎に微細なプローブ本体の先端に異種金属を溶接することなく、電気抵抗が低くかつ酸化し難い金属材料部分を先端部の端面に露出させることができるので、電気特性に優れかつ耐久性に優れたプローブを効率的に形成することができる。
また、圧延により得られた所望厚さの単一の前記金属板から複数のプローブを形成することが可能となるので、必要に応じて、プローブ材料となる所望厚さの金属板から、複数のプローブを一括的に形成することも可能となり、多数のプローブを一層効率的に形成することができる。
前記両金属部材の接合による一体化には、摩擦圧接のような圧接技術を用いることができる。
また、プローブ形状の形成のために、型抜き加工、レーザ光を用いたレーザ加工、高圧水を用いたウォータジェット加工、ワイヤー放電加工およびワイヤソー加工のような加工法を採用することができる。
前記第1の金属材料で第1の金属板部材で形成し、前記第2の金属材料で第2の金属板部材を形成し、当該両金属板部材をそれらの厚さ方向へ相互に重ね合わせ、これらが積層構造を構成するように、第1および第2の金属板部材を接合することができる。この第1および第2の両金属板部材からなる積層構造体を所望の厚さに圧延して得られる金属板に、前記第2の金属材料部分が少なくともプローブ先端部の端面に位置するように、複数のプローブを形作るための加工を施すことができる。
前記第1および第2の金属板部材をそれらの厚さ方向へ互いに重なり合うことなく、相互に対向する側面を突き合わせて接合することができる。この場合、所望の厚さに圧延された前記金属板はその厚さ方向への単層構造を有するが、この金属板に、前記第2の金属材料部分がプローブ先端部の端面に位置するように、複数のプローブを形作るための前記したと同様な加工を施すことができる。
本発明に係るプローブは、機械的強度に優れた金属材料からなる第1の金属層および該第1の金属層よりも電気抵抗が低くかつ酸化し難い金属材料からなる第2の金属層を含む積層構造金属板から形成され、その一端から他端に連続して前記第2の金属層が伸長しかつ該第2の金属層部分の一部が前記両端面で露出することを特徴とする。
本発明に係るプローブによれば、前記第1の金属層が主として機械的強度を担う。他方、前記第2の金属層は、第1の金属層よりも電気抵抗が低く、プローブの一端から他端に伸び、該プローブの電気接続点となる両端に露出することから、主としてプローブ内の電路として作用する。この電路として機能する前記第2の金属層は、酸化し難い金属材料で構成されていることから、プローブの電気的接続点が酸化することによる電気特性の劣化を防止することができる。また、この電気接続点を構成する第2の金属層は、該電気接続点を覆うのみではなく、プローブの両端間に伸びることから、従来の前記メッキ層のような摩耗による消失を生じることはなく、耐久性の向上を図ることができる。
前記第2の金属層を一対の第1の金属層間に挟むサンドイッチ構造の金属板から前記プローブを形成することができる。この場合、機械的強度に優れた前記一対の第1の金属層によって、前記第2の金属層により形成された電路を保護することができる。
また、逆に、前記第1の金属層を一対の第2の金属層間に挟むサンドイッチ構造の金属板から前記プローブを形成することができる。この場合、一対の第2の金属層間の第1の金属層は、機械的なコア部材として作用する。
前記第1の金属層を前記第2の金属層を構成する金属材料よりもばね性および耐摩耗性に優れた金属材料で構成することができ、また、前記第2の金属層を前記第1の金属層を構成する前記金属材料よりも電気特性に優れた金属材料で構成することができる。
具体的には、前記第1の金属層はベリリウム合金で構成するこができ、前記第2の金属層は、貴金属またはその合金で構成することができる。
前記第2の金属層は、貴金属のうちの金合金またはパラジウム合金で構成することができる。
より具体的には、前記第1の金属層は、BeNiまたはBeCuで構成し、前記第2の金属層をAuNi、PdNiまたはPdCoで構成することができる。
本発明の方法によれば、少なくとも2種類の金属部材を一体化して形成された金属部材をプローブに必要な所望の厚さ寸法に圧延し、これにより得られた金属板から前記第2の金属材料部分がプローブ先端部の端面に位置するように、プローブを形作ることにより、微細なプローブ本体への異種金属の溶接作業をプローブ毎に施すことなく、電気特性に優れかつ耐久性に優れたプローブを形成することが可能となるので、従来に比較して電気特性に優れかつ耐久性に優れたプローブを効率的に形成することができる。
また、本発明に係るプローブによれば、第2の金属層が該プローブの一端から他端に伸び、該プローブの電気接続点となる両端に露出することにより、この第2の金属層がプローブ内の良好な導電路として作用し、しかも第2の金属層が酸化し難い耐腐食性を示す金属材料で構成されていることから、プローブの電気的接続点の酸化による電気特性の劣化を防止することができ、また、この第2の金属層は前記メッキ層のような摩耗による消失を生じることがないので、プローブの耐久性の向上を図ることができる。
図1は、本発明に係るプローブ組立体10を示す。プローブ組立体10は、ブロック本体12と、該ブロック本体の両側に固定される一対の側板14と、ブロック本体12の下面に互いに平行に配列された多数のプローブ16とを備える。各プローブ16は、それぞれの両端16a、16bをブロック本体12に設けられた各スリット12a、12bからブロック本体12の両端へ突出させて配置されている。
プローブ組立体10は、図2に示すように、例えば液晶表示パネルのような平板状の被検査体18である電気回路の電気検査のために、検査装置の検査ヘッド20に取り付けられる。
プローブ組立体10のプローブ16は、図2に示されているように、全体に矩形の細長い板状のプローブ本体16cと、該本体の両端に一体的に形成されそれぞれが本体16cの長手方向外方へ伸びる伸長部16d、16eとを有し、該伸長部のそれぞれがプローブ16の両端16a、16bである各先端部の端面に終端する。図示の例では、プローブ本体16cの一端に伸長部16dを経て形成された各一方の先端部分16aが図中下方に向けて形成され、他方、プローブ本体16cの他端に伸長部16eを経て形成された各他方の先端部分16bが図中上方へ向けて形成されている。
また、図示の例では、プローブ本体16cには、その長手方向へ相互に間隔をおいて形成された一対の貫通孔16fが形成されており、該各貫通孔16fには、電気絶縁材料からなる支持バー22が挿通される。一対の貫通孔16f間には、隣接するプローブ16間でのクロストークを抑制するための複数の長穴16gが形成されている。相互に並列的に配列された各プローブ16の対応する各貫通孔16fを貫通する支持バー22は、その両端を図1に示した前記側板14に支持されている。
これにより、プローブ組立体10のブロック本体12が検査ヘッド20の取付け体20aに取り付けられたとき、各プローブ16は、その一方の先端部分16aを被検査体18の電極に当接可能である。また、他方の先端部分16bは取付け体20aに支持された回路基板24の電極24aに接続される。この回路基板24は、テスタ回路(図示せず)に接続されており、これにより、各プローブ16の一方の先端部分16aを被検査体18の前記電極に押し付けることにより、被検査体18が前記テスタ回路に接続され、所定の電気的検査が可能となる。
図3に沿って本発明に係るプローブ16の製造方法を説明する。一対の第1の金属部材30と、第2の金属部材32とが用意される。図3(a)に示される例では、両金属部材30、32は、ほぼ同一矩形の平板状を呈する。また、両金属部材30、32として、例えば10μmあるいはそれを僅かに超えるほぼ等しい厚さ寸法を有する金属板部材30、32が用いられているが、プローブ16の必要とされる特性に応じて、第1の金属板部材30および第2の金属板部材32の厚さ寸法を適宜選択することができる。
この平板状の第1の金属部材すなわち第1の金属板部材30は、例えばBeNiまたはBeCuのようなベリリウム合金からなり、平板状の第2の金属部材である第2の金属板部材32は、例えばAuNiのような金合金またはPdNi、PdCoのようなパラジウム合金からなる。これら第1の金属板部材30は、第2の金属板部材32に比較してばね性および耐摩耗性に優れることから、この第2の金属板部材32よりも機械的強度に優れる。他方、第2の金属板部材32は、第1の金属板部材30に比較して電気抵抗が低くかつ酸化し難いことから、第1の金属板部材30に比較して電気特性に優れる。
一対の第1の金属板部材30は、その間に第2の金属板部材32を挟み込むように、それらの厚さ方向へ相互に重ね合わされて、これらは一体的に接合される。この両金属板部材30、32の接合には、例えば抵抗溶接または摩擦接合のような一体化技術を用いることができる。この一体化により、図3(b)に示すように第1の金属板部材30からなる一対の第1の金属層30a(図4参照)と該層間の第2の金属板部材32からなる第2の金属層32a(図4参照)とのサンドイッチ構造を有する金属板34が形成される。両金属層30a、32aからなるサンドイッチ構造を有し、30μmを超える厚さの金属板34は、圧延加工を受けることにより、プローブ16に適した例えば約15〜30μmの厚さに圧延される。この圧延には、必要に応じて熱間圧延あるいは冷間圧延等の圧延技術を採用することができる。
図3(c)に示されているように、所望厚さに圧延された金属板34の平面上に両先端部分16a、16bが設けられたプローブ16の平面形状を描くように、金属板34からプローブ16が形成される。図3(c)に示す例では、一枚の金属板34に単一のプローブ16が形成されているが、製造効率をより高めるために、後述するように、一枚の金属板34から複数のプローブ16を形成することが望ましい。この金属板34からプローブ16を形成するための加工には、型抜き加工、レーザ光を用いたレーザ加工、高圧水を用いたウォータジェット加工、ワイヤ放電加工およびワイヤソー加工のような種々の加工法を採用することができる。
図4は、図3に示した製造方法により得られたプローブ16の一部を拡大して示す斜視図であり、一方の先端部分16aの近傍が示されている。図3に示したように、厚さ方向に積層されたサンドイッチ構造の金属板34の平面上にプローブ16の平面形状が形作られることから、該プローブの第2の金属層32aは、一対の第1の金属層30a間で、プローブ16の一方の先端部分16aから他方の先端部分16bにわたって連続して存在し、かつ両先端部16a、16bの端面、すなわち、プローブ16の両電気的接続点で露出する。
この第2の金属層32aを構成する第2の金属板部材32は、前記したように、第1の金属層30aを構成する第1の金属板部材30よりも、電気抵抗が低い金属材料からなることから、導電性に優れる。また第2の金属板部材32は、第1の金属層30aに比較して酸化し難いことから、その表面に絶縁体として作用する金属酸化膜を生じ難い。
したがって、プローブ16の一方の先端部分16aから他方の先端部分16bにわたって連続して存在しかつプローブ16の両電気的接続点で露出する第2の金属層32aは、プローブ16の電気的に良好な主電路として機能する。また、この両先端部分16a、16bの端面である両電気的接続点で露出する第2の金属層32aは、前記電気的接続点の表面をメッキ層のように膜状に覆うのではなく、電気的接続点自体を構成すべく先端部分16a、16bの端面からプローブ16の内部に沿って該プローブの長手方向に伸長する。そのため、プローブ16の一方の先端部分16aは、被検査体18の検査毎に、該被検査体の前記電極に押し付けられるが、前記したように、第2の金属層32aが電気的接続点自体を形成していることから、先端部分16aの端面の摩耗によっても、該端面から第2の金属層32aが消失することはなく、単に針先を覆うメッキ層に比較して、長期にわたって良好な電路が確保される。
また、第2の金属層32aの両側面を覆う第1の金属層30aは、第2の金属板部材32に比較して機械的強度に優れ、ばね性および耐摩耗性を示すことから、第2の金属層32aを良好に保護すると共に、プローブ16に適正なばね力を与え、プローブ16の損傷を確実に防止する。
したがって、本発明に係る前記プローブ16の製造方法によれば、予め第1の金属層30aおよび第2の金属層32aを有する積層構造の金属板34を形成し、該金属板を所望厚さに圧延した後、この圧延された金属板からプローブ16を形作ることにより、微細な個々のプローブの先端に従来のような異種金属を接合することなく、機械的強度および電気特性に優れ、また耐久性に優れた従来と同様な微細なプローブ16を容易に形成することができる。
図5に示すように、金属板34からプローブ16の形状の形成後、該プローブの先端部分16aにおける両第1の金属層30aを部分的に除去することにより、先端部分16aで、第2の金属層32aの両側部分を第1の金属層30aから露出させることができる。これにより、第2の金属層32aを先端部分16aで該先端部分の長手方向へ突出させることができることから、先端部分16aと被検査体18の前記電極との一層確実な電気的接続を得ることができる。この両金属層30aの前記した部分的な除去には、例えば第1の金属層30aを選択的に除去するエッチング液を用いることができ、またエッチング液に代えて、機械的研磨を用いることができる。
また、図3(a)ないし図3(c)に示した例に代えて、一対の第2の金属板部材32間に第1の金属板部材30を接合することにより、第2の金属層32a間に第1の金属層30aを有するサンドイッチ構造の金属板(図示せず)を形成することができる。この金属板に、図3(c)におけると同様な加工工程を施すことにより、図6に示したプローブ16を形成することができる。図6に示されたプローブ16では、導電路として機能する一対の第2の金属層32a間に機械的強度を担う第1の金属層30aがコア部材として配置されていることから、図4に示した例におけると同様に、機械的強度および電気特性に優れ、また耐久性に優れたプローブ16が提供される。
本発明を3層構造の金属板34からプローブ16を形成した例を図3ないし図6に沿って説明したが、第1の金属板部材30および第2の金属板部材32からなる2層構造の金属板あるいは4層以上の多層の金属板を用いてプローブ16を形成することができる。また、第1の金属板部材30および第2の金属板部材32に加えて、さらにこれらと異なる金属板部材を前記金属板の積層構造に付加することができる。
さらに、積層構造を有する単一の金属板34から複数のプローブ16を一括的に形成することができ、これにより多数のプローブ16を一層効率的に形成することができる。
図7(a)ないし図7(c)は、厚さ方向に単層を構成する金属板からプローブを形成する例を示す。図7(a)に示すように、矩形の第1の金属板部材130と、該金属板部材の厚さ寸法にほぼ等しい厚さ寸法を有する細長い第2の金属板部材132とを、それらの側面を対向させる。第1の金属板部材130および第2の金属板部材132は、前記した第1の金属部材30および第2の金属板部材32の金属材料とそれぞれ同様な金属材料から成る。したがって、第1の金属板部材130は、第2の金属板部材132に比較してばね性および耐摩耗性に優れることから、この第2の金属板部材132よりも機械的強度に優れる。他方、第2の金属板部材132は、第1の金属板部材130に比較して電気抵抗が低くかつ酸化し難いことから、第1の金属板部材130に比較して電気特性に優れる。
第1の金属板部材130および第2の金属板部材132は、それらの互いに対向する側面が前記したと同様な接合により結合され、一体化される。この一体化により、図7(b)に示されているように、第1の金属板部材130で構成された第1の金属板部分130aと、該金属板部分の一側縁部に第2の金属板部材132で構成された第2の金属板部分132aとを有する単層の金属板134が形成される。
この金属板134は、図3に示した例におけると同様に、プローブに適正な厚さに圧延される。また、図7(c)に示されているように、この圧延後の金属板134の平面上に図3(c)に示した例におけると同様なプローブ116の平面形状を描くように、金属板134からプローブ116が形作られる。この場合、被検査体18の前記電極に当接される一方の先端部分116aが第2の金属板部分132aで形成されるように、前記したと同様な加工方法によって、プローブ116が形成される。
このように、先端部分116aが予め第1の金属板部分130aに接合された第2の金属板部分132aで形成されることから、従来のようにプローブ毎にその先端に異種金属を溶接することなく、耐久性および電気特性に優れたプローブ116を比較的容易に形成することができる。
また、図8に示すように、第2の金属板部材132の両側に第1の金属板部材130を接合して金属板を形成することができる。この金属板に、前記したと同様な圧延工程を施すことにより、図9に示すように、第2の金属板部分132aを間に位置させて一対の第1の金属板部分130aを有する単層の所望厚さの金属板134が形成される。この金属板134に、第2の金属板部分132aの長手方向中心線に関して線対称となるように複数のプローブ116が相互に対をなすように該プローブを形作ることができ、これにより貴金属を含む第2の金属板部分132aの少ない使用量で多数のプローブ116を効率的に形成することができる。なお、図9以降に示すプローブ116は、その全体的な平面形状、長穴16gの形状およびその配置等が先に示されたプローブ116と異なるが、本発明の特徴とするところに、基本的な差違はない。
図10に示すように、第2の金属板部分132aを図9に示すそれよりも幅広とし、この第2の金属板部分132aからその両側の第1の金属板部分130aのそれぞれに組をなして形成される両プローブ116を第2の金属板部分132aの長手方向に相互にずらして形成することができる。これにより、前記したと同様に、貴金属を含む第2の金属板部分132aの使用量の増大を抑制し、また必要に応じてプローブ116の先端部分116aに与えられるばね力の低減のために該先端部分116aとプローブ本体116cとの間に位置する伸長部16dの大部分をも第2の金属板部分132aで形成することができる。
図11に示すように、第1の金属板部材130の両側に一対の第2の金属板部材132を接合し、金属板134を形成した後、これを所望厚さに圧延し、図12に示すように、第1の金属板部分130aの両側に一対の第2の金属板部分132aを有する金属板134を形成し、該金属板からプローブ116を形成することができる。この場合、図12に示すように、所望厚さに圧延された金属板134の平面上にそれぞれ両先端部分116a、116bが位置するように、プローブ116を形成することができる。これにより、両端部が耐久性および電気特性に優れた第2の金属板部分132aで形成されたプローブ116が得られる。また、単一の金属板134から複数のプローブ116を一括的に形成することにより、より効率的に多数のプローブ116を形成することができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができる。例えば、第2の金属板部材32、132として前記した以外の貴金属あるいはその合金を用いることができ、また第1の金属板部材30、130と第2の金属板部材32、132として、種々の金属材料の組み合わせを適宜採用することができる。
さらに、接合されかつ圧延された前記金属板からニードル状のプローブを形作ることにより、ニードルタイプのプローブおよびその製造に本発明を適用することができる。
本発明に係るプローブが組み込まれたプローブ組立体を示す斜視図である。 図1に示したプローブ組立体を検査用ヘッドの取付け体に取り付けた状態で示すプローブ組立体の断面図である。 本発明に係るプローブの製造方法の一実施例を模式的に示し、図3(a)は、接合前の各金属板部材の斜視図であり、図3(b)は接合により形成された積層金属板を示し、図3(c)は所望厚さに圧延された前記金属板からプローブが形作られる状態を示す前記金属板の平面図である。 図3に示した方法により形成されたプローブを部分的に示す斜視図である。 図3に示した方法により形成されたプローブの他の例を部分的に示す図4と同様な図面である。 本発明に係るプローブの製造方法の他の実施例により形成されたプローブを部分的に示す図4と同様な図面である。 本発明に係るプローブの製造方法のさらに他の実施例を示し、図7(a)は、接合前の各金属板部材の斜視図であり、図7(b)は接合により形成された単層金属板を示し、図7(c)は所望厚さに圧延された前記金属板からプローブが形作られる状態を示す前記金属板の平面図である。 本発明に係る製造方法の他の実施例の変形例を示す図7(b)と同様な図面である。 本発明に係る製造方法の他の実施例の変形例を示す図7(c)と同様な図面である。 本発明に係る製造方法の他の実施例のさらに他の変形例を示す図7(c)と同様な図面である。 本発明に係る製造方法の他の実施例のさらに他の変形例を示す図7(b)と同様な図面である。 本発明に係る製造方法の他の実施例のさらに他の変形例を示す図7(c)と同様な図面である。
符号の説明
16、116 プローブ
16a、16b プローブの先端部分
18 被検査体
30、130 第1の金属部材(第1の金属板部材)
30a、130a 第1の金属層(第1の金属板部分)
32、132 第2の金属部材(第2の金属板部材)
34、134 金属板

Claims (12)

  1. 機械的強度に優れた第1の金属材料からなる金属部材および該金属部材よりも電気抵抗が低くかつ酸化し難い第2の金属材料からなる金属部材の相互に対向する面を接合して両金属部材を一体化する工程と、
    接合により一体化された前記金属部材を所望の厚さの金属板に圧延する工程と、
    少なくとも前記第2の金属材料部分がプローブの先端部の端面に位置するように、圧延された前記金属板からプローブを形作る工程とを含む、プローブの製造方法。
  2. 前記両金属部材の接合による一体化の工程は、圧接により行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記金属板からプローブを形作る工程は、型抜き加工、レーザ光を用いたレーザ加工、高圧水を用いたウォータジェット加工、ワイヤー放電加工およびワイヤソー加工のいずれか一つを用いて行われる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の金属材料からなる前記金属部材は第1の金属板部材であり、前記第2の金属材料からなる前記金属部材は第2の金属板部材であり、当該両金属板部材はそれらの厚さ方向へ相互に重ね合わせて接合された後、所望の厚さに圧延されて前記金属板が形成され、該金属板はその厚さ方向への積層構造を有する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の金属材料からなる前記金属部材は第1の金属板部材であり、前記第2の金属材料からなる前記金属部材は第2の金属板部材であり、当該両金属板部材はそれらの厚さ方向へ互いに重なり合うことなく、相互に対向する側面を突き合わせて接合された後、所望の厚さに圧延されて前記金属板が形成され、該金属板はその厚さ方向への単層構造を有する、請求項1に記載の方法。
  6. 機械的強度に優れた金属材料からなる第1の金属層および該第1の金属層よりも電気抵抗が低くかつ酸化し難い金属材料からなる第2の金属層を積層した積層構造を有するプローブであって、該プローブの電気的接続点となる一端から他端に連続して前記第2の金属層が伸長しかつ該第2の金属層部分の一部が前記両端で露出することを特徴とするプローブ。
  7. 前記第1の金属層は対をなして設けられ、該一対の第1の金属層間に前記第2の金属層を挟むサンドイッチ構造を有する、請求項6のプローブ。
  8. 前記第2の金属層は対をなして設けられ、該一対の第2の金属層間に前記第1の金属層を挟むサンドイッチ構造を有する、請求項6のプローブ。
  9. 前記第1の金属層は、前記第2の金属層を構成する金属材料よりもばね性および耐摩耗性に優れた金属材料からなり、前記第2の金属層は前記第1の金属層を構成する前記金属材料よりも電気特性に優れた金属材料からなる、請求項6に記載のプローブ。
  10. 前記第1の金属層はベリリウム合金からなり、前記第2の金属層は貴金属またはその合金からなる、請求項6に記載のプローブ。
  11. 前記第2の金属層は金合金またはパラジウム合金からなる、請求項6に記載のプローブ。
  12. 前記第1の金属層はBeNiまたはBeCuからなり、前記第2の金属層はAuNi、PdNiまたはPdCoのいずれか一つからなる、請求項6に記載のプローブ。
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