JP2007131182A - 洗車機 - Google Patents

洗車機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007131182A
JP2007131182A JP2005326785A JP2005326785A JP2007131182A JP 2007131182 A JP2007131182 A JP 2007131182A JP 2005326785 A JP2005326785 A JP 2005326785A JP 2005326785 A JP2005326785 A JP 2005326785A JP 2007131182 A JP2007131182 A JP 2007131182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
boom
car wash
wash machine
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005326785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4618102B2 (ja
Inventor
Yoshiki Kinoshita
義樹 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2005326785A priority Critical patent/JP4618102B2/ja
Publication of JP2007131182A publication Critical patent/JP2007131182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4618102B2 publication Critical patent/JP4618102B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

【課題】可倒式のブームを採用した構成でありながら、ブームを高くすることなく長い移動距離に対処できる洗車機を提供する。
【解決手段】被洗浄車両2に対して洗車機本体1を移動させながら洗車を行う洗車機である。洗車機本体のホームポジションHPの後方位置に、下部を支点44として、起立姿勢と前方傾倒姿勢との間で揺動自在なブーム41を設ける。ブームにより支持した配線・配管体46は可撓状で、ブーム上端から前方への部分が非拘束状態であり、非拘束の前方部分46aは洗車機本体の後端上部に達している。洗車機本体の上部に後方へ伸展自在な可動体51を設け、可動体により配線・配管体の前方部分を支持する。洗車機は、ブームを高く形成する必要がないことから、高さ規制のある場所、特に屋内においても、容易に設置できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば給油所などに設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
従来、この種の洗車機は、車体に対して洗車機本体を移動させながら洗車を行うものであり、その際に洗車機本体の後方には、給水タンクに至る外部給水管路(ホース)が設けられている。そして外部給水管路は、空中に保持された状態で洗車機本体の移動に追従可能な配置にしてある。ここで外部給水管路を空中で保持する手段としては、空中に張られたロープに掛止した取付け具を介して伸縮可能に吊るす構成、外部給水管路を可倒式のポールによって保持する構成、給水タンクの近傍に立設されたホースポール及び洗車機本体の上部に固定された屈伸式ホースブームによって片側傾斜の勾配になるように保持する構成、などが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−305760号公報(第2頁、図1、図6、図7)
上記した外部給水管路を空中で保持する手段のうち、外部給水管路を可倒式のポールによって保持する構成が、構造的に簡単で安定し、さらに安価であることから多く採用されている。しかし、可倒式のポールによって保持する構成によると、ポールの高さは洗車機の移動距離により異なることになる。すなわち、移動距離が長くなれば外部給水管路を長くしなければならず、それを支えるポールの背を高くしなければならない。したがって、高さ規制のある場所、特に屋内においては、設置できない場合も生じることになる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、可倒式のブームを採用した構成でありながら、ブームを高くすることなく長い移動距離に対処し得る洗車機を提供することを目的としたものである。
また請求項5記載の発明は、洗車機本体が分離形式においても好適に採用し得る洗車機を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の洗車機は、被洗浄車両に対して洗車機本体を移動させながら洗車を行う洗車機であって、洗車機本体のホームポジションの後方位置に、その下部を支点として、起立姿勢と前方傾倒姿勢との間で揺動自在なブームを設け、このブームにより支持した配線・配管体は可撓状で、ブーム上端から前方への部分が非拘束状態であり、この非拘束の前方部分は洗車機本体の後端上部に達し、洗車機本体の上部に後方へ伸展自在な可動体を設け、この可動体により配線・配管体の前方部分を支持したことを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、被洗浄車両に対して洗車機本体を移動させながら、配線・配管体によって洗車機本体側に対する給電と給水を行うことで、被洗浄車両に対する所期の洗車を実行し得る。その際に、洗車機本体がホームポジションに位置しているとき、ブームは起立姿勢にあり、そして洗車機本体上の可動体は収縮動しており、またブームと可動体との間の前方部分は、ブームの高さ内で垂れ下がり状となっている。
この状態から洗車機本体を前進させると、ブームの前方傾倒によって前方部分を前方へ振り出し得、そして、前方部分の引っ張り力(垂れ下がり荷重など)が作用している可動体に対して洗車機本体が前進することで、可動体の伸展動を自動的に行える。また、前進動させた洗車機本体を、ホームポジションに向けて後進させることで、洗車機本体がブームに接近するにつれて前方部分の引っ張り力が低減(減少)し、これによりブームを支点の回りに起立姿勢へと揺動させ得、さらに、伸展している可動体を洗車機本体に対して収縮させ得る。その際にブームの揺動と可動体の伸縮動とは、いずれか一方が先行して、または同時状に行われる。
また本発明の請求項2記載の洗車機は、上記した請求項1記載の構成において、ブームを起立姿勢に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、洗車機本体がホームポジションに位置しているとき、ブームを、付勢手段の付勢力によって起立姿勢とし得、そしてブームの前方傾倒は、ブームと可動体との間における前方部分の引っ張り力によって、付勢手段による付勢力に抗して自動的に行える。また、洗車機本体をホームポジションに向けて後進させると、洗車機本体がブームに接近するにつれて前方部分の引っ張り力が低減(減少)し、これによりブームを、付勢手段の付勢力によって起立姿勢へと自動的に揺動させ得る。
そして本発明の請求項3記載の洗車機は、上記した請求項1または2記載の構成において、可動体の真後ろ部分にブームを配設して、可動体の後端部分を起立姿勢のブームの前面側に当接自在に構成したことを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、前進動させたのち、洗車機本体をホームポジションに向けて後進させると、伸展している可動体の当接部材が起立姿勢のブームの前面側に当接して、可動体の後移動を規制することになる。そして、引き続いて洗車機本体が後進することで、後移動が規制された可動体に対して洗車機本体が後進することになり、以て洗車機本体に対する可動体の収縮を自動的に行える。
さらに本発明の請求項4記載の洗車機は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、可動体を多段で伸縮自在に構成したことを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、洗車機本体を、可動体の多段の伸展量に相当する長さ分を加えた距離で前進し得る。
しかも本発明の請求項5記載の洗車機は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成において、洗車機本体を、被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体に分離するとともに、前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能とし、前部本体と後部本体との少なくとも一方の上部に可動体を設け、ブームは1本または2本であり、ブーム上端からの前方部分を可動体により支持したことを特徴としたものである。
したがって請求項5の発明によると、前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行させて、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを実行し得る。その際に配線・配管体によって、前部本体に対する給電と給水を行えるとともに、後部本体に対する給電を行える。
上記した本発明の請求項1によると、被洗浄車両に対して洗車機本体を移動させながら、配線・配管体によって洗車機本体側に対する給電と給水を行うことで、被洗浄車両に対する所期の洗車を実行できる。その際に、洗車機本体がホームポジションに位置しているとき、ブームは起立姿勢にあり、そして洗車機本体上の可動体は収縮動しており、またブームと可動体との間の前方部分は、ブームの高さ内で垂れ下がり状となっている。
この状態から洗車機本体を前進させると、ブームの前方傾倒によって前方部分を前方へ振り出すことができ、そして前方部分の引っ張り力(垂れ下がり荷重など)が作用している可動体に対して洗車機本体が前進することで、可動体の伸展動を自動的に行うことができる。また、前進動させている洗車機本体をホームポジションに向けて後進させることで、洗車機本体がブームに接近するにつれて、前方部分の引っ張り力が低減(減少)し、これによりブームを支点の回りに起立姿勢へと揺動させることができ、さらに、伸展している可動体を洗車機本体に対して収縮させることができる。
このように、可動体の伸展動によって、その伸展量に相当する長さ分を前方部分に加算することができる。これにより、ブームを高く形成することなく、かつ前方部分の長さを増長しない構成でありながら、伸展量に相当する長さ分を加えた距離で洗車機本体を前進でき、以て長い移動距離に対処できる。しかも洗車機は、ブームを高く形成する必要がないことから、高さ規制のある場所、特に屋内においても、容易に設置できる。
また上記した本発明の請求項2によると、洗車機本体がホームポジションに位置しているとき、ブームを、付勢手段の付勢力によって起立姿勢にでき、そしてブームの前方傾倒は、ブームと可動体との間における前方部分の引っ張り力によって、付勢手段による付勢力に抗して自動的に行うことができる。また、洗車機本体をホームポジションに向けて後進させると、洗車機本体がブームに接近するにつれて前方部分の引っ張り力が低減(減少)し、これによりブームを、付勢手段の付勢力によって起立姿勢へと自動的に揺動させることができる。
そして上記した本発明の請求項3によると、前進動させたのち、洗車機本体をホームポジションに向けて後進させると、伸展している可動体の当接部材が起立姿勢のブームの前面側に当接して、可動体の後移動を規制することができる。そして、引き続いて洗車機本体が後進することで、後移動が規制された可動体に対して洗車機本体が後進することになり、以て洗車機本体に対する可動体の収縮を自動的に行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、洗車機本体を、可動体の多段の伸展量に相当する長さ分を加えた距離で前進でき、より長い移動距離に対処できる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行駆動して、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを実行できる。その際に配線・配管体によって、前部本体に対する給電と給水を行うことができるとともに、後部本体に対する給電を行うことができる。これにより、長い移動距離に対処できる構成を、洗車機本体を前部本体と後部本体とに分離した形式においても好適に採用できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、ドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退場させる方式のセルフ洗車機)に採用した状態として、図1〜図8に基づいて説明する。
図1〜図4において、1は被洗浄車両である車両2を跨ぎ、車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体であり、この洗車機本体1は、車両2の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体1Aと、車両2の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体1Bに分離され、それぞれ複数個の輪体3を介して床面4に敷設された一対のレール5の上をそれぞれ別個に走行可能とされている。また前部本体1Aと後部本体1Bは、ワイヤ(索体)6により接近・離間自在に接続されている。そして前部本体1Aの後端の両側には、後述するアーチを取り付けるためのパネル9が突設され、また前部本体1Aの正面上部には、車両2の存在および車両2の車高を検出する超音波センサからなる車両検出センサ10が設けられている。
前記パネル9を含む前部本体1A内には、前記車両2の洗浄手段として、前面より順に、前端部上方に配置され、高圧水を上方から車両2へ噴射する高圧水スプレーノズル11と、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する第1洗浄水(プレリンス)アーチ12と、洗車機本体1の走行方向と直角な左右方向に出退自在で車両2のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ13と、上下方向に移動自在で車両2の上面を洗浄するトップブラシ14と、通常の洗剤を車両2の上面へ噴射する第1洗剤(前洗剤)アーチ15と、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する第2洗浄水(ファイナルリンス)アーチ16と、ワックス液(下地ワックス)を車両2の上面と両側面へ噴霧する第1ワックスアーチ17と、左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ18と、後部本体1Bの近くに配置され、高発泡洗剤を車両2の上面へ噴霧する高発泡洗剤アーチ19と、撥水コート液を車両2の上面と両側面へ噴霧する撥水コートアーチ20と、通常の洗剤を車両2の上面と両側面へ噴射する第2洗剤(後洗剤)アーチ21と、ワックス液(仕上げワックス)を車両2の上面と両側面へ噴霧する第2ワックスアーチ22とが設けられている。
前記ロッカーブラシ13とトップブラシ14とサイドブラシ18によりブラッシング手段が構成され、高圧水スプレーノズル11と第1洗浄水アーチ12と第1洗剤アーチ15と第2洗浄水アーチ16と第1ワックスアーチ17と高発泡洗剤アーチ19と撥水コートアーチ20と第2洗剤アーチ21と第2ワックスアーチ22によりスプレー装置が構成されている。
また前部本体1Aの前端部に、前方に突出させて、起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列された操作ボックス23が設けられ、さらに車両2の運転者に車両2の進入および停止を報知する手段として、緑色ランプからなる進入信号灯24と赤色ランプからなる停止信号灯25が設けられている。
また後部本体1B内には、車両2の乾燥手段として、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を乾燥するトップノズル27と、左右方向に横行自在で車両2の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル28が設けられ、さらに両ノズル27,28に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置29が設けられている。
そして前記レール5の先端前方に、車両2の洗車位置への進入をコントロールする遮断機31と、車両2を検出するとともに車高が洗車機本体1の制限高さ以下の車両2であるかどうかを検出する進入センサ32が設けられ、またレール5の後端後方には車両2の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯33が設けられている。
図1〜図8に示すように、洗車機本体1のホームポジションHPの後方位置には、その下部を支点として、起立姿勢と前方傾倒姿勢との間で揺動自在なブーム41が設けられている。すなわち、床面4上には保持枠体43が設けられ、この保持枠体43側に前記ブーム41の下部が横軸体(支点)44を介して連結されることで、ブーム41は揺動自在に構成される。その際にブーム41は、起立姿勢の位置がストッパ機構43Aにより規制されている。またブーム41は、引張りコイルバネなどの付勢手段45によって起立姿勢の方向に付勢されている。そしてブーム41の上端には、配線・配管体46の反転案内部42が設けられている。
ここで配線・配管体46は、給電用の配線と給水用の配管(ホース)などを束ねることで可撓状に形成されている。そして配線・配管体46は、反転案内部42に上方から掛けられ、このときブーム41の上端、すなわち反転案内部42から前方への部分が非拘束状態であり、また反転案内部42から後方への部分がブーム41の後面側に沿って拘束状態で配設されている。この配線・配管体46における非拘束の前方部分46aは後部本体1Bの後端上部に達している。また拘束された後方部分46bの基端側は分岐され、その配線の基端は一次側電源ボックス(図示せず。)に接続され、そして配管の基端はホンプを介して水タンク(いずれも図示せず。)内に位置されている。
前記後部本体1Bの上部には後方へ伸展自在な可動体51が設けられ、この可動体51により配線・配管体46の前方部分46aが支持されている。すなわち、後部本体1Bの上面で左右方向の一側(右側)には前後方向のガイドレール体61が設けられている。このガイドレール体61はU型状であって、その内部の下位で長さ方向(前後方向)の複数箇所には支持ローラ62が遊転自在に設けられ、また内部の上位でブーム41側に寄ったの複数箇所には、左右に振り分けて受けローラ63が遊転自在に設けられている。さらに前端部分には、収縮動した可動体51の前面が当接自在な収縮規制ストッパ部64が左右に振り分けて形成されている。
前記可動体51は、底板部52と、この底板部52の上面から起立状の左右一対の縦板部53とにより、前後方向で所定長さの型材状に形成されている。その際に両縦板部53は、底板部52の左右側縁に対して少し内側の位置から起立され、そして左右方向で後部本体1Bの中央部側の縦板部53は、その前部の所定長さが欠如されて切り欠き部54に形成されている。この可動体51は、その底板部52が支持ローラ62上に載置され、かつ両縦板部53の外側における底板部52の上面が受けローラ63に下方から対向されることで、ガイドレール体61側に支持案内されて後方へ伸展自在に構成される。そして両縦板部53の外側における底板部52の上面でかつ前部には伸展規制ストッパ部55が立設され、この伸展規制ストッパ部55が受けローラ63に当接されることで、可動体51の最大伸展量が規制される。
前記可動体51の後端部には、縦板部53間に前部が嵌め込まれた状態で後位支持体57が設けられ、この後位支持体57によって配線・配管体46が逆L字状で支持されている。これにより、可動体51によって配線・配管体46の前方部分46aが支持されることになる。
またガイドレール体61の前端部には、そのU型状部分に後部が嵌め込まれた状態で前位支持体66が設けられ、この前位支持体66によって配線・配管体46が直状で支持されている。これにより、配線・配管体46における前方部分46aに連なる中間部分46cは、後位支持体57と前位支持体66とにより支持されるのであるが、その際に両支持体57,66間の中間部分46cの長さは、図5に示すように、可動体51が最大伸展状態のときに直線状となるように設定されている。したがって可動体51が収縮動したとき、図8に示すように、中間部分46cは弛み状となり、切り欠き部54を通って後部本体1Bの上方へはみ出すことになる。なお配線・配管体46は、後位支持体57や前位支持体66の部分などにおいて配線が分岐され、この分岐配線は、後部本体1B側の走行制御部や乾燥制御部などに接続されて給電を行うことになる。
前部本体1Aと後部本体1Bとの上面間には折れ曲がり自在なアーム体68が設けられ、前記配線・配管体46における中間部分46cに連なる先端部分46dは、このアーム体68に支持された状態で配設されるとともに、その前端が前部本体1Aに達するように構成されている。これにより配線・配管体46は、その配線が前部本体1A側の走行制御部や洗浄制御部などに接続されて給電を行い、そして配管により給水を行うことになる。
前記可動体51は、収縮動により前面を収縮規制ストッパ部64に当接させたとき、その後端部が、ガイドレール体61や後部本体1Bの後面に対して少し後方へ突出される長さに設定されている。そして可動体51の後端部に設けられた後位支持体57の後部は平面視において二又状に形成され、両後面にはクッション性の当接部材58が固定されている。ここで当接部材58は、後位支持体57の二又状後部との間に貫通部を形成し、この貫通部に前方部分46aを位置させることで、反転案内部42への掛け姿勢を安定化させている。そして、前記可動体51の真後ろ部分に前記ブーム41が配設され、これにより可動体51の後端部分、すなわち当接部材58が起立姿勢のブーム41の前面41a側に当接自在に構成されている。ここでブーム41の高さは、反転案内部42が可動体51に対して少し上位となるように設定されている。
以下に、上記した実施の形態1における作用、すなわち、制御手段のシーケンス制御部による前部本体1Aと後部本体1Bとブラシ13,14,18と乾燥用の両ノズル27,28などの動作を説明する。なお、前部本体1Aと後部本体1BはホームポジションHPに停止し、図4の仮想線に示すように、開放された遮断機31を通って車両2が進入してきているものとする。
まず、車両検出センサ10により車両2が洗車位置まで進入してきたことを確認すると、停止信号灯25を点灯し、進入信号灯24を消灯して車両2の停止を報知する。続いて操作ボックス23により洗車に必要な洗車モードが設定され、洗車モードを確認すると、遮断機31へ閉指令を出力し、次に洗浄制御部へブラシ13,14,18の回転指令信号を出力し、続いてロッカーブラシ13による洗車指令信号を出力し、走行制御部へ前部本体1Aの前進指令を出力する。
これにより、洗浄制御部によって、回転指令信号に応答してブラシ13,14,18が回転駆動され、遮断機31が閉じられて次の車両2の進入が阻止され、走行制御部により前部本体1Aの前進が開始され、洗浄制御部によりロッカーブラシ13による車両2のタイヤと側面下部の洗浄が実行される。さらに前部本体1Aが離間移動して、離間距離検出信号を入力すると、走行制御部へ後部本体1Bの前進指令を出力する。これにより前部本体1Aと後部本体1Bが、離間された状態でともに前進を開始する。
続いて、サイドブラシ18が閉じた状態で、車両2の前面に接触して傾いたことにより動作する車体検出センサの検出信号を入力すると、走行制御部へ出力している前進指令をオフとし、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bの停止指令を出力し、続いて前部本体1Aへ後進指令を出力して後進させ、サイドブラシ18が車両2の前面に対し適した面圧で接触した状態となって車体検出センサの信号がオフとなると、前部本体1Aの後進指令をオフとし、すなわち前部本体1Aの停止指令を出力して停止させのち、洗浄制御部へサイドブラシ18の開指令を出力して、サイドブラシ18により車両2の前面を洗浄する。
続いてトップブラシ14が車両2の先端に位置するように、走行制御部へ前部本体1Aの後進指令を出力し、洗浄制御部へトップブラシ14の下降指令を出力する。これにより、前部本体1Aが後進し、トップブラシ14が車両2に向けて下降する。そして前部本体1Aの走行距離により車両2の先端位置にトップブラシ14が位置したことを確認すると、走行制御部へ前部本体1Aの停止指令を出力する。これにより、前部本体1Aが、トップブラシ14を車両2の先端に位置させた状態で停止する。このときサイドブラシ18は開状態にあり、前部本体1Aと後部本体1Bとの距離は前部本体1Aが後進した距離だけ縮まっている。
続いて、洗浄制御部へトップブラシ14とサイドブラシ18の洗車指令信号を出力し、走行制御部へ前部本体1Aの前進指令を出力する。これにより、トップブラシ14とサイドブラシ18により車両2の上面および両側面の洗浄を実行しながら前部本体1Aは前進を開始する。さらに、前部本体1Aが前進して離間し、走行制御部より離間距離検出信号を入力すると、走行制御部へ後部本体1Bの前進指令を出力する。これにより後部本体1Bの移動が開始される。
続いて乾燥制御部へ、ブロワ装置29の送風指令を出力するとともに両ノズル27,28の駆動指令を出力する。これにより、トップノズル27は車両2の先端まで下降し、両ノズル27,28による車両2の上面と両側面の乾燥が開始される。このとき、ブラシ13,14,18による車両2の洗浄が実行されている。続いて、サイドブラシ18が車両2の背面まで移動し、背面へ回って車両2の背面の洗浄が終了すると、走行制御部へ前部本体1Aの停止指令を出力し、洗浄制御部へ各ブラシ13,14,18へ駆動停止指令を出力する。これにより、サイドブラシ18が車両2の背面に位置する状態で前部本体1Aが停止し、各ブラシ13,14,18の駆動が停止される。また、両ノズル27,28による車両2の乾燥が実行されながら、後部本体1Bは前進を続ける。そして図5に示すように、後部本体1Bが前部本体1Aへ接近すると、走行制御部へ前部本体1Aの前進指令を出力し、これにより、前部本体1Aと後部本体1Bはともに前進を続ける。
そして、前部本体1Aがエンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると、走行制御部へ出力していた前部本体1Aの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し、さらに後部本体1Bがエンドポジションに到達したことを確認すると、走行制御部へ出力していた後部本体1Bの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し、これにより、図1に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bがともにエンドポジションへ停止し、さらに乾燥制御部へ両ノズル27,28およびブロワ装置29の駆動停止指令を出力して駆動を停止させる。
続いて出口信号灯33へ点灯指令を出力して点灯させ、以て車両2の運転者は車両2を退出(退場)させる。この車両2の退出を確認すると、出口信号灯33へ消灯指令を出力し、走行制御部へ前部本体1Aおよび後部本体1Bの後進指令を出力して後進させる。そして、前部本体1Aがホームポジションに到達したことを確認すると、走行制御部へ出力していた前部本体1Aの後進指令をオフとして停止指令を出力し、また後部本体1Bがホームポジションに到達したことを確認すると、走行制御部へ出力していた後部本体1Bの後進指令をオフとして停止指令を出力する。これにより、前部本体1Aと後部本体1BがともにホームポジションHPへ戻る。
続いて、進入センサ32により遮断機31の前に車両2が停止しており、その車高が洗車機本体1(前部本体1A,後部本体1B)へ進入可能な許容高さ以下であることを確認し、遮断機31へ開指令を出力し、進入表示灯24を点灯し、次の洗車に備える。これにより、遮断機31が開かれ、次の車両2の進入が許可される。
このように、前部本体1Aと後部本体1Bをそれぞれ別個に走行駆動して、前部本体1Aに設けた洗浄手段による車両2の洗浄と、後部本体1Bに設けた乾燥手段による車両2の乾燥とを実行できる。その際に配線・配管体46によって、前部本体1Aに対する給電と給水を行うとともに、後部本体1Bに対する給電を行う。
すなわち図3、図4、図6〜図8に示すように、前部本体1Aと後部本体1BがともにホームポジションHPに位置しているとき、ブーム41は、付勢手段45の付勢力によって起立姿勢にあり、そして後部本体1B上の可動体51は、その後端の当接部材58が起立姿勢のブーム41の前面41a側に当接していることで、ガイドレール体61内に収縮動して、その前面が収縮規制ストッパ部64に当接している。このとき、反転案内部42と後位支持体57との間の前方部分46aは、ブーム41の高さ内で垂れ下がり状となり、そして両支持体57,66間の中間部分46cは弛み状となって、切り欠き部54を通って後部本体1Bの上方へはみ出している。また前部本体1Aと後部本体1Bとの間のアーム体68は、支持した先端部分46dとともに折れ曲がり状にある。
この状態から後部本体1Bが前進すると、前方部分46aの引っ張り力(垂れ下がり荷重など)によって、ブーム41の前方傾倒と可動体51の伸展動とが自動的に行われる。すなわちブーム41の前方傾倒は、反転案内部42と後位支持体57との間における前方部分46aの引っ張り力によって、付勢手段45による付勢力に抗して横軸体44の回りに所定角度まで自動的に行うことができ、これにより反転案内部42と後位支持体57との間の前方部分46aを前方へ振り出すことができる。
また可動体51の伸展動は、前方部分46aの引っ張り力が作用している可動体51に対して、後部本体1Bとともにガイドレール体61が前進することで自動的に行うことができる。その際に可動体51の伸展動は、その底板部52が支持ローラ62群に支持されるとともに底板部52の上面が受けローラ63群に当接していることで、抵抗が少ない状態で安定して行うことができる。そして、伸展規制ストッパ部55が受けローラ63に当接することで可動体51の最大伸展量を規制でき、このとき可動体51が半分以上伸展(突出)して後端が下方となるように傾斜しようとすることを、受けローラ63による受け止めによって阻止できる。
このような可動体51の伸展によって両支持体57,66間が離間動することになり、これにより弛み状となっていた中間部分46cは、直線状となって底板部52上に位置される。なおブーム41の前方傾倒動と可動体51の伸展動とは、付勢手段45による付勢力や、支持ローラ62群や受けローラ63群の回転摩擦抵抗などによって、いずれか一方が先行して、または同時状に行われるものである。
このように、可動体51の伸展動によって、その伸展量に相当する長さ分の中間部分46cを、反転案内部42と後部本体1Bの後端との間の前方部分46aに加算することができる。これにより、ブーム41を高く形成することなく、反転案内部42と後位支持体57との間の前方部分46aの長さを増長しない構成でありながら、伸展量に相当する長さ分を加えた距離で後部本体1Bを前進でき、以て長い移動距離に対処できる。しかも洗車機は、ブーム41を高く形成する必要がないことから、高さ規制のある場所、特に屋内においても、容易に設置できる。
なお、前部本体1Aが後部本体1Bに対して離間動したとき、アーム体68が折れ曲がり状から直進状へと変位することにともなって先端部分46dも変位することで、前部本体1A側に対する給電や給水は何ら支障なく行うことができる。
また、後部本体1BをホームポジションHPに向けて後進させると、後部本体1Bがブーム41に接近するにつれて、前方部分46aの引っ張り力が低減(減少)し、これによりブーム41を、付勢手段45の付勢力によって横軸体44の回りに起立方向に揺動させ、そして起立姿勢へと自動的に揺動させることができる。この状態から後部本体1Bをさらに後進させると、伸展している可動体51の当接部材58が起立姿勢のブーム41の前面41a側に当接して、可動体51の後移動を規制することができる。そして、引き続いて後部本体1Bとともにガイドレール体61が後進することで、後移動が規制された可動体51に対してガイドレール体61が後進することになり、以てガイドレール体61に対する可動体51の収縮を自動的に行うことができる。
その際に可動体51の収縮動は、その底板部52が支持ローラ62群に支持されるとともに底板部52の上面が受けローラ63群に当接していることで、抵抗が少ない状態で安定して行うことができる。そして、可動体51の前端に収縮規制ストッパ部64が当接することで、この可動体51の最大収縮量を規制でき、これにより図3、図4、図6〜図8に示すように、前部本体1Aと後部本体1BがともにホームポジションHPに位置している最初の状態に戻すことができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図9に基づいて説明する。
この実施の形態2において可動体51は、ガイドレール体61に支持案内される第1段可動部51aと、この第1段可動部51aに支持案内される第2段可動部51bとにより、2段で伸縮自在に構成されている。そして第2段可動部51bにより、配線・配管体46の前方部分46aを支持している。
この実施の形態2によると、可動体51を2段で伸縮できることによって、2段の伸展量に相当する長さ分を加えた距離で後部本体1Bを前進でき、より長い移動距離に対処できる。なお段数は、3段以上の多段であってもよい。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3を、図10に基づいて説明する。
この実施の形態3においては、前部本体1Aと後部本体1Bのそれぞれに可動体51A,51Bが設けられるとともに、これら可動体51A,51Bはガイドレール体61A,61Bに支持案内されて後方へ伸展自在に構成されている。そして、前記可動体51A,51Bの真後ろ部分にそれぞれ(合計2本の)ブーム41A,41Bが配設されるとともに、配線・配管体46A,46Bが設けられている。
この実施の形態3によると、前部本体1Aには配線・配管体46Aにより給電と給水を行え、後部本体1Bには配線・配管体46Bにより給電を行える。その際に可動体51A,51Bを伸縮できることによって、その伸展量に相当する長さ分を加えた距離で前部本体1Aや後部本体1Bを前進でき、長い移動距離に対処できる。なお、前部本体1Aの可動体51Aを実施の形態2のように2段(多段)で伸縮させる構成としたときには、2段(多段)の伸展量に相当する長さ分を加えた距離で前部本体1Aを前進できて、長い移動距離に対処できる。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4を、図11に基づいて説明する。
この実施の形態4においては、前部本体1Aと後部本体1Bのそれぞれに可動体51A,51Bが直線状に設けられるとともに、これら可動体51A,51Bはガイドレール体61A,61Bに支持案内されて後方へ伸展自在に構成されている。そして、前記可動体51Bの真後ろ部分に1本のブーム41が配設されるとともに、このブーム41に支持された2本の配線・配管体46A,46Bが設けられている。両配線・配管体46A,46Bは後部本体1Bの可動体51Bに支持され、そして一方の配線・配管体46Aは、引き続いて前部本体1Aの可動体51Aに支持されたのち、その前端が前部本体1Aに達するように構成され、また他方の配線・配管体46Bは、その前端が後部本体1Bに達するように構成されている。
この実施の形態4によると、前部本体1Aには配線・配管体46Aにより給電と給水を行え、後部本体1Bには配線・配管体46Bにより給電を行える。その際に可動体51Bを伸縮できることによって、その伸展量に相当する長さ分を加えた距離で前部本体1Aや後部本体1Bを前進でき、長い移動距離に対処できる。また可動体51Aを伸縮できることによって、後部本体1Bに対する前部本体1Aの離間動に対処できるとともに、実施の形態1におけるアーム体68の構成を省略し得、もしくは先端部分46dが下方へ垂れ下がるのを防止し得る。
[実施の形態5]
次に、本発明の実施の形態5を、図12〜図14に基づいて説明する。
この実施の形態5は、上述した実施の形態1の変形例であって、可動体51は下部にローラ体(車輪体)70が設けられている。すなわち、可動体51の底板部52における前部と中間部との2箇所(複数箇所)には、横方向軸71を介してそれぞれ左右一対のローラ体70が設けられている。そして前後方向のガイドレール体61Cは、上面開放のC型チャンネル状であって、ローラ体70が嵌合された状態で支持案内されるように構成されている。前記ガイドレール体61Cの前部には、前部のローラ体70が当接自在な前部ストッパ体72が設けられるとともに、後端部には、後部のローラ体70が当接自在な後部ストッパ体73が設けられている。そして、ガイドレール体61Cの前端部分に設けられた固定側支持部材74と、可動体51の前端部分に設けられた可動側支持部材75との間には、折れ曲がり自在なアーム体76が設けられ、前記配線・配管体46における中間部分46cは、このアーム体76に支持された状態で配設されている。
この実施の形態5によると、後部本体1B上の可動体51は、その後端の当接部材58が起立姿勢のブーム41の前面41a側に当接していることで、ガイドレール体61C内に収縮動して、その前部のローラ体70が前部ストッパ体72に当接している。このとき、アーム体76は、支持した中間部分46cとともに折れ曲がり状にある。この状態から後部本体1Bが前進することで、ブーム41の前方傾倒と可動体51の伸展動とが自動的に行われる。すなわちブーム41の前方傾倒は、反転案内部42と後位支持体57との間における前方部分46aの引っ張り力によって、付勢手段45による付勢力に抗して横軸体44の回りに所定角度まで自動的に行うことができ、これにより反転案内部42と後位支持体57との間の前方部分46aを前方へ振り出すことができる。
また可動体51の伸展動は、前方部分46aの引っ張り力が作用している可動体51に対して、後部本体1Bとともにガイドレール体61が前進することで自動的に行うことができる。その際に可動体51の伸展動は、そのローラ体70群がガイドレール体61Cに嵌合支持されていることで、抵抗が少ない状態で安定して行うことができる。そして、後部のローラ体70が後部ストッパ体73に当接することで可動体51の最大伸展量を規制できる。なお、可動体51が伸展動したとき、アーム体76が折れ曲がり状から直進状へと変位することにともなって中間部分46cも変位することで、その給電や給水は何ら支障なく行うことができる。
[実施の形態6]
次に、本発明の実施の形態6を、図15、図16に基づいて説明する。
この実施の形態6においては、たとえば実施の形態1の形式において、アーム体68を省略した構成としている。したがって、図15に示すように前部本体1Aと後部本体1BがともにホームポジションHPに位置しているとき、あるいは図16に示すように後部本体1Bが前部本体1Aへ接近したときに、配線・配管体46の先端部分46dは、前部本体1Aと後部本体1Bとの間で垂れ下がり(ぶら下がり)状となり、その長さ分だけ前部本体1Aが後部本体1Bに対して離間動することができる。なお実施の形態6の形式は、実施の形態2や実施の形態5にも採用し得る。
上記した実施の形態1では、可動体51の伸縮ガイド機構として、ガイドレール体61と支持ローラ62と受けローラ63とからなる形式が示されているが、これは支持ローラ62と受けローラ63を設けず、ガイドレール体に対して可動体を摺接動させる形式などであってもよい。なお、実施の形態2〜4、6においても同様である。
上記した実施の形態1では、可動体51の真後ろ部分にブーム41を配設して、可動体51の後端部分を起立姿勢のブーム41の前面41a側に当接自在に構成した形式が示されているが、これは可動体51とブーム41とを左右方向で変位して(ずらして)配設し、可動体51の後端部分が当接する部材を別個に設けた形式などであってもよい。なお、実施の形態2〜6においても同様である。
上記した実施の形態1〜6では、洗車機本体として、被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体1Aと、被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体1Bとに分離した形式が示されているが、これは分離されていない洗車機本体、すなわち洗浄手段と乾燥手段とを備えた洗車機本体の形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、洗車機の前進時の概略側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機のホームポジションにおける平面から見たときの機器配置図である。 同洗車機のホームポジションにおける側面から見たときの機器配置図である。 同洗車機の前進中における側面から見たときの機器配置図である。 同洗車機における可動体配設部分の縦断側面図である。 同洗車機における可動体配設部分の一部切り欠き正面図である。 同洗車機における可動体配設部分の一部切り欠き平面図である。 本発明の実施の形態2を示し、洗車機の前進時の概略側面図である。 本発明の実施の形態3を示し、洗車機のホームポジションにおける平面図である。 本発明の実施の形態4を示し、洗車機のホームポジションにおける平面図である。 本発明の実施の形態5を示し、洗車機における可動体配設部分の縦断側面図である。 同洗車機における可動体配設部分の一部切り欠き正面図である。 同洗車機における可動体配設部分の一部切り欠き平面図である。 本発明の実施の形態6を示し、洗車機のホームポジションにおける側面から見たときの機器配置図である。 同洗車機の前進中における側面から見たときの機器配置図である。
符号の説明
1 洗車機本体
1A 前部本体
1B 後部本体
2 車両(被洗浄車両)
10 車両検出センサ
11 高圧水スプレーノズル
12 第1洗浄水アーチ
13 ロッカーブラシ
14 トップブラシ
15 第1洗剤アーチ
16 第2洗浄水アーチ
17 第1ワックスアーチ
18 サイドブラシ
19 高発泡洗剤アーチ
20 撥水コートアーチ
21 第2洗剤アーチ
22 第2ワックスアーチ
27 トップノズル
28 サイドノズル
29 ブロワ装置
41 ブーム
41a 前面
41A ブーム
41B ブーム
42 反転案内部
43 保持枠体
43A ストッパ機構
44 横軸体(支点)
45 付勢手段
46 配線・配管体
46a 前方部分
46A 配線・配管体
46B 配線・配管体
51 可動体
51a 第1段可動部
51b 第2段可動部
51A 可動体
51B 可動体
54 切り欠き部
55 伸展規制ストッパ部
57 後位支持体
58 当接部材(後端部分)
61 ガイドレール体
61A ガイドレール体
61B ガイドレール体
61C ガイドレール体
62 支持ローラ
63 受けローラ
64 収縮規制ストッパ部
66 前位支持体
68 アーム体
70 ローラ体
76 アーム体
HP ホームポジション

Claims (5)

  1. 被洗浄車両に対して洗車機本体を移動させながら洗車を行う洗車機であって、洗車機本体のホームポジションの後方位置に、その下部を支点として、起立姿勢と前方傾倒姿勢との間で揺動自在なブームを設け、このブームにより支持した配線・配管体は可撓状で、ブーム上端から前方への部分が非拘束状態であり、この非拘束の前方部分は洗車機本体の後端上部に達し、洗車機本体の上部に後方へ伸展自在な可動体を設け、この可動体により配線・配管体の前方部分を支持したことを特徴とする洗車機。
  2. ブームを起立姿勢に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の洗車機。
  3. 可動体の真後ろ部分にブームを配設して、可動体の後端部分を起立姿勢のブームの前面側に当接自在に構成したことを特徴とする請求項1または2記載の洗車機。
  4. 可動体を多段で伸縮自在に構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗車機。
  5. 洗車機本体を、被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体に分離するとともに、前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能とし、前部本体と後部本体との少なくとも一方の上部に可動体を設け、ブームは1本または2本であり、ブーム上端からの前方部分を可動体により支持したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗車機。
JP2005326785A 2005-11-11 2005-11-11 洗車機 Expired - Fee Related JP4618102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005326785A JP4618102B2 (ja) 2005-11-11 2005-11-11 洗車機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005326785A JP4618102B2 (ja) 2005-11-11 2005-11-11 洗車機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007131182A true JP2007131182A (ja) 2007-05-31
JP4618102B2 JP4618102B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=38153188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005326785A Expired - Fee Related JP4618102B2 (ja) 2005-11-11 2005-11-11 洗車機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4618102B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009274636A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Daifuku Co Ltd 洗車機
JP2018070069A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社ダイフク 洗車機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61185657U (ja) * 1985-05-11 1986-11-19
JPH01309856A (ja) * 1989-01-23 1989-12-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 流体散布用自走式車輌
JP2004182097A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Daifuku Co Ltd 洗車機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61185657U (ja) * 1985-05-11 1986-11-19
JPH01309856A (ja) * 1989-01-23 1989-12-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 流体散布用自走式車輌
JP2004182097A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Daifuku Co Ltd 洗車機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009274636A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Daifuku Co Ltd 洗車機
JP2018070069A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社ダイフク 洗車機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4618102B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5974707B2 (ja) 洗車機およびサイド送風ノズル駆動方法
JP5747829B2 (ja) 洗車機
JP4618102B2 (ja) 洗車機
JP6589822B2 (ja) 洗車機
JP2013107601A (ja) 洗車機
JP2009274636A (ja) 洗車機
JP6107736B2 (ja) 洗車機
JP5724882B2 (ja) 洗車機
JP6112030B2 (ja) 洗車機
JP2006248362A (ja) 車両乾燥装置
JP6515834B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
JP5809894B2 (ja) 洗車機の乾燥装置
JP2015202716A (ja) 洗車方法
JP6582886B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
JP5862500B2 (ja) 洗車機および洗車方法
JP6064939B2 (ja) 洗車機および洗車方法
JP4835555B2 (ja) 洗車機
JP6459810B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
JP2929817B2 (ja) 膜屋根の洗浄ロボット
KR960037004A (ko) 건물 유리외벽 세척용 로봇
JP6307790B2 (ja) 洗車機および昇降洗車具の駆動方法
JP5765099B2 (ja) 洗車機
JP2013163428A (ja) 洗車機
JP6252394B2 (ja) 洗車機および洗車方法
JP5593957B2 (ja) 洗車機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071221

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100318

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20100928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101011

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees