JP2007130577A - 自走式処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分解、組立が容易な自走式処理装置を提供する。
【解決手段】アウターレール11aの上部の自在アーム吊り治具110は、左右2つの支持アーム111と、各支持アーム111を連結する支持ロッド113とを有する。各支持アーム111はアウターレール11aに突設された軸112を中心に、一体的に回動可能に軸支されている。自在アーム吊り治具110は、短腕111bがストッパ114の前面に当接することで、前方への回動が規制されて、長腕111aが略水平方向に延在した状態となる。ワイヤ170の一方のフック171をブラケット115に掛止して、ワイヤ170を支持ロッド113の前方に回して垂下させ、他方のフック172に、昇降装置130の一方のフック131を掛止する。このようにウォールクラッシャ100の前方上部に吊り下げられた昇降装置130によって自在アーム20を安定して吊ることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、構造物に対して作業具により各種処理を施す自走式処理装置に関する。
構造物に対して作業具により各種処理を施す装置として、建造物の内壁などを破砕するウォールクラッシャが知られている。このウォールクラッシャでは、破砕刃が被破砕壁にあてがわれるように所定の位置に保持された状態で被破砕壁を破砕する(特許文献1参照)。
特開2002−306977号公報
ウォールクラッシャを簡易搬送装置に取り付けて構造物を破砕する場合を想定したとき、重量物であるウォールクラッシャを簡易搬送装置に取り付けるのは困難であった。
(1) 請求項1の発明による自走式処理装置は、構造物に対して作業具により各種処理を施す自走式処理装置であって、走行台車と、走行台車に立設され、構造物の任意の箇所へ移動可能に作業具を保持する保持部材が取り付けられるマストと、保持部材をマストに対して昇降する昇降機構と、保持部材をマストに取り付け、またはマストから取り外すための荷役作業用治具とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の自走式処理装置において、荷役作業用治具は、マストに取り付けられて前方へ延在する一対の腕と、一対の腕をマストの前方側で連結する支持ロッドとを備え、荷役作業用治具は、保持部材をマストに取り付け、またはマストから取り外すために保持部材を昇降させる昇降装置を、支持ロッドによって保持部材の上方に位置させることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載の自走式処理装置において、荷役作業用治具は、一対の腕がそれぞれ、第1の腕部と、第1の腕部とともに略L字状に形成されるように設けられた第2の腕部とを備え、荷役作業用治具は、マストに対して回動可能に取り付けられ、使用時には、マストに設けられた係止部に第2の腕部が係止されることによって第1の腕部が前方に延在した状態でマストに対して固定されることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項3に記載の自走式処理装置において、荷役作業用治具は、不使用時には、一対の腕がマストの後方に位置するように回動されて格納されることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の自走式処理装置において、作業具および保持部材をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、自走式処理装置の走行台車に立設されるマストに取り付けられた荷役作業用治具を用いることで、作業具を保持する保持部材を、マストに取り付け、またはマストから取り外すようにした。これにより、重量物である作業具を保持する保持部材を容易にマストに対して取り付けおよび取り外しができる。
図1〜8を参照して、本発明による自走式処理装置の一例としてのウォールクラッシャの一実施の形態を説明する。図1は、本発明によるウォールクラッシャの側面図であり、図2はウォールクラッシャ100の平面図であり、図3はウォールクラッシャ100の正面図である。ウォールクラッシャ100は、主に建造物の内壁などを把持して破砕する作業機械であり、自走可能な走行台車1と、走行台車1の前部に配設された作業機2とを備えている。説明の便宜上、ウォールクラッシャ100の前後左右方向および上下方向を各図に示すように規定する。
図1において、3は走行台車1の後輪であり、4は走行台車1の前輪であり、5は後輪3を回転駆動するための走行モータである。走行モータ5は、左右の後輪3を独立して駆動できるように左右一対設置されている。60は制御装置であり、70は操作装置であり、80は遠隔操作装置である。
走行台車1は、前部および後部にそれぞれ左右一対の前輪4および左右一対の後輪3を備えており、電動機である走行モータ5の駆動力で後輪3を駆動することで走行可能に構成されている。この走行台車1は、平面視において、少なくとも、ビル等の建造物に設置された作業用の大型エレベータに乗せることができる大きさに形成することとし、できるだけ小形化することが望ましい。
作業機2は、昇降装置10と、自在アーム20と、破砕工具40と、油圧ユニット50とを備えている。昇降装置10は、自在アーム20を昇降させる装置であり、マスト11と、リフトシリンダ12と、昇降部13とを有する(図3)。マスト11は、走行台車1の上面前方の左右に立設された2本のアウターレール11aと、各アウターレール11aの内側に配設されてアウターレール11aに沿って上下方向に伸縮する2本のインナーレール11bとを有する。2本のインナーレール11bのそれぞれの上端は、連結レール11cによって連結されている。連結レール11cの下部には、後述するチェーンが掛け回される2つのスプロケット11dが回動可能に取り付けられている。連結レール11cの前部には、フックなどを掛止可能なブラケット115が設けられている。
すなわち、マスト11は、アウターレール11aとインナーレール11bとによって構成される2段式のテレスコピック型のマストであり、インナーレール11bを上下方向に伸縮させて高さを調節することができる。マスト11は、インナーレール11bを下限まで下げたときに、マスト11の上端部分の高さが作業用の大型エレベータの天井の高さよりも低くなるように構成されている。これにより、マスト11を縮めることで、ウォールクラッシャ100を建造物のエレベータに乗せて所望の階の作業現場へ運搬することができる。そして、マスト11を伸長することにより、高い場所でも、後述する破砕工具40で円滑に破砕できる。
アウターレール11aの上部には、自在アーム吊り治具110が設けられている。自在アーム吊り治具110は、支持アーム111と、支持ロッド113とを有する。支持アーム111は、2本のアウターレール11aの上部側面にそれぞれ設けられた一対の腕である。各支持アーム111は、第1の腕部である長腕111aと、第2の腕部である短腕111bとによって略L字型の形状を呈するように形成されている。長腕111aと短腕111bとに枝分かれする分岐部分111cは、アウターレール11aの側面に突設された軸112が嵌挿されている。すなわち、各支持アーム111はアウターレール11aに対して、軸112を中心に回動可能に軸支されている。
支持ロッド113は、分岐部分111cとは反対側の長腕111aの端部同士を連結する棒状の部材である。これにより、自在アーム吊り治具110は、左右2本の支持アーム111が各軸112を中心に一体的に回動される。なお、各アウターレール11aの側面にはマスト11に設けられた係止部であるストッパ114が設けられている。自在アーム吊り治具110は、図1に示すように、長腕111aがストッパ114の後方の斜め上方向の斜面に当接することで、後方(紙面の時計方向)への回動が規制され、図1の破線で示すように、短腕111bがストッパ114の前面に当接することで、前方(紙面の反時計方向)への回動が規制される。
すなわち、後述するように自在アーム吊り治具110の不使用時には、各支持アーム111がマスト11の後方に位置するように回動されて格納される。また、後述するように自在アーム吊り治具110の使用時の状態では(ストッパ114によって前方への回動が規制された状態では)、自在アーム吊り治具110は、長腕111aが前方へ向けて略水平方向に延在した状態となる。
左側のアウターレール11aの側面には、後述する昇降装置130を吊り下げるための吊り下げ部121が突設されている。昇降装置130は、たとえばチェーンブロックなどのように、人力によって荷を昇降させることができる昇降装置である。昇降装置130は、上述のように吊り下げ部121に吊り下げることができる。また昇降装置130は、後述するように、マスト11に対する自在アーム20の取り付けおよび取り外しに用いられる。
リフトシリンダ12は、油圧ユニット50から供給される圧油によってロッド12aを伸縮させる油圧シリンダである。リフトシリンダ12は、ボトム側の端部が走行台車1の上面前方に取り付けられ、ロッド12aの先端が連結レール11cの下面に取り付けられている。リフトシリンダ12に供給される圧油は、後述するコントロールバルブ56によって制御される。
コントロールバルブ56を介して、リフトシリンダ12のボトム側油室に油圧ユニット50からの圧油が供給されると、ロッド12aが伸張する。ロッド12aの先端が連結レール11cの下面に取り付けられているので、ロッド12aが伸張するとインナーレール11bが上方に押し上げられて、マスト11が伸長される。コントロールバルブ56を介して、リフトシリンダ12のロッド側油室に油圧ユニット50からの圧油が供給されると、ロッド12aが縮退し、上述の場合とは逆に、マスト11が縮退される。
昇降部13は、インナーレール11bに案内されて昇降可能な部材である。昇降部13の前面には、昇降部13に対して着脱可能なブラケット13aが取り付けられている(図1,2)。ブラケット13aには自在アーム20が取り付けられる。昇降部13には2本のチェーン14の一端が取り付けられている。2本のチェーン14は、それぞれスプロケット11dに掛け回されており、他端が走行台車1の上面前方に取り付けられている(図1,3)。
このように構成される昇降装置10では、リフトシリンダ12のロッド12aが伸長されると、チェーン14の一端が引き上げられて昇降部13が上昇する。リフトシリンダ12のロッド12aが縮退されると、チェーン14の一端が下ろされて昇降部13が下降する。このように昇降部13が昇降することにより、ブラケット13aに取り付けられた自在アーム20や、後述するように自在アーム20に取り付けられる破砕工具40が昇降する。すなわち、昇降部13によって、自在アーム20や破砕工具40がマスト11に対して昇降可能に取り付けられている。なお、スプロケット11dは動滑車に相当し、昇降部13の昇降距離は、リフトシリンダ12のロッド12aのストローク量の2倍となる。
自在アーム20は、2本の腕が屈曲可能に連結された支持装置であり、第1アーム21と、第2アーム22とを有する(図1,2)。第1アーム21と第2アーム22との連結部分23は、不図示の連結ピンによって連結されている。これにより、第1アーム21および第2アーム22は、連結ピンを中心に互いに水平方向に回動可能に連結されている。第1アーム21の連結部分23とは反対側の端部(自在アーム基端20a)は、不図示の取付ピンによって、昇降部13のブラケット13aに、水平方向に回動可能に取り付けられている。第2アーム22の連結部分23とは反対側の端部(自在アーム先端20b)の下面には、破砕工具40を吊り下げるためのブラケット26が設けられている。また、自在アーム先端20bの上面には、後述する方向切替弁55が配設されている。
自在アーム20は、自在アーム基端20aと連結部分23の2箇所で屈曲可能であり、昇降部13のブラケット13aに対して、自在アーム先端20bに吊り下げられた破砕工具40の水平位置を自由に変位させることができる。すなわち、自在アーム20は、破砕対象である構造物の任意の箇所へ移動可能に破砕工具40を保持する。なお、第1アーム21は、ブラケット13aへ取り付けられた回動中心の周りに、昇降部13に対してウォールクラッシャ100の左右方向に略180度回動可能である。第2アーム22は、連結部分23の回動中心の周りに、第1アーム21に対して水平方向に略360度回動可能である。
自在アーム基端20aおよび連結部分23には、自在アーム基端20aおよび連結部分23における回動を許可または禁止するためのロック装置24,25が設けられている。ロック装置24,25は、レバー24a,25aの操作によって自在アーム基端20aおよび連結部分23における各アーム21,22の回動を許可または禁止(ロック)する。自在アーム20は、ロック装置24,25によってロックされると、昇降部13のブラケット13aに対する自在アーム先端20bの水平位置を固定する。
上述のように自在アーム20は、自在アーム基端20aと連結部分23の2箇所で屈曲可能なので、自在アーム20を昇降部13側へ折り畳むことでウォールクラッシャ100をコンパクト化できる。したがって、自在アーム20およびブラケット13aを昇降部13から取り外さなくても、ウォールクラッシャ100を建造物のエレベータに乗せることができる。なお、ウォールクラッシャ100を建造物のエレベータに乗せる際には、破砕工具40をブラケット26から外しておくことが好ましい。破砕工具40の取り外し方法は後述する。また、自在アーム20およびブラケット13aは、昇降部13から容易に取り外すことができるので、ウォールクラッシャ100の運搬時には自在アーム20およびブラケット13aを昇降部13から取り外してもよい。
自在アーム20を昇降部13側へ折り畳んだ際に、連結部分23や自在アーム先端20bがウォールクラッシャ100の左右方向の幅の内側に収まるように、第1アーム21および第2アーム22が構成されていることが好ましい。
図4に示すように、破砕工具40は、破砕刃41と、油圧シリンダ42と、把持部43と、ブラケット44とを有する。破砕刃41は破砕対象物を把持して破砕する一対の破砕刃であり、それぞれの一端側に破砕対象物を破砕するためのカッタ41aが設けられている。破砕刃41は、他端側が油圧シリンダ42のボトム端またはロッド42aの先端に接続され、一対のカッタ41aを開閉できるように両端の中間近傍で互いに回動可能に連結されている。
油圧シリンダ42は、一対のカッタ41aを開閉するように破砕刃41を駆動するアクチュエータである。把持部43は、破砕工具40を破砕対象物に案内する際に作業者が把持するハンドルである。ブラケット44は、自在アーム先端20bに破砕工具40を吊り下げるためのブラケットである。破砕工具40は、ブラケット44に挿通されたワイヤ31などによって自在アーム先端20bのブラケット26に吊り下げられる。
後述する方向切替弁55を介して、油圧シリンダ42のボトム側油室に油圧ユニット50からの圧油が供給されると、ロッド42aが伸張して、破砕刃41のカッタ41aが閉じられる。方向切替弁55を介して、油圧シリンダ42のロッド側油室に油圧ユニット50からの圧油が供給されると、ロッド42aが縮退して、破砕刃41のカッタ41aが開かれる。なお、ボトム側油室およびロッド側油室のいずれか一方の油室に圧油が供給されると、他方の油室の作動油は、方向切替弁55を介して、後述する油圧ユニット50の不図示の作動油タンクに戻る。
油圧ユニット50は、上述のようにリフトシリンダ12および油圧シリンダ42に供給する圧油を発生させる装置であり、不図示の電動機や油圧ポンプ、オーバーロードリリーフ弁、減圧弁、作動油タンクなどを備えている。
方向切替弁55は、油圧ユニット50から油圧シリンダ42へ供給される圧油の流れや流量を制御する手動操作式の切替弁であり、上述のように自在アーム先端20bの上部に配設されている。方向切替弁55は、操作レバーが中立位置から一方へ操作されると、油圧ユニット50からの圧油を油圧シリンダ42のボトム側油室に供給するように制御し、中立位置から他方へ操作されると、油圧ユニット50からの圧油を油圧シリンダ42のロッド側油室に供給するように制御する。
コントロールバルブ56は、油圧ユニット50からリフトシリンダ12へ供給される圧油の流れや流量を制御する切換弁である。コントロールバルブ56は、制御装置60によって制御されて、リフトシリンダ12のボトム側油室またはロッド側油室に油圧ユニット50からの圧油を供給する。
なお、図示はしないが、油圧シリンダ42への油圧配管は、適宜カプラなどによって接続または分離可能に配設されているので、昇降部13に対するブラケット13aおよび自在アーム20の着脱や、自在アーム20に対する破砕工具40の着脱を妨げない。
制御装置60は、後述する操作装置70または遠隔操作装置80からの操作信号に基づいて、走行モータ5およびコントロールバルブ56を制御する制御装置である。操作装置70は、走行台車1の走行および昇降装置10の昇降を操作するための操作装置であり、走行台車1の後部に突設された支持アーム16の先端部に配設されている。操作装置70は、頂部に配置された走行台車1の走行操作レバー71と、前部に配置されたシーソ式スイッチ73とを備えている。
走行操作レバー71が前後方向に操作されると、操作信号が制御装置60へ送信されて、走行台車1を前進または後退させるように制御装置60が左右の走行モータ5を制御する。走行操作レバー71が左右方向に操作されると、同じく操作信号が制御装置60へ送信され、走行台車1を左右に旋回させるように制御装置60が左右の走行モータ5を制御する。
なお、制御装置60は、走行操作レバー71の前後方向の操作量に応じて走行台車1の走行速度を調節するように走行モータ5を制御し、操作レバー71の左右方向の操作量に応じた旋回半径で走行台車1が旋回するように左右の走行モータ5を制御する。すなわち、制御装置60は、走行操作レバー71の前後方向の操作量が多いほど走行速度が速くなるように、操作レバー71の左右方向の操作量が多いほど旋回半径が小さくなるように各走行モータ5を制御する。
シーソ式スイッチ73がいずれかの方向に揺動操作されると、制御装置60は、リフトシリンダ12のロッド12aが伸張または縮退するようにコントロールバルブ56を制御する。
遠隔操作装置80は、操作装置70による操作内容と同様の操作を遠隔操作によって行う有線式の操作装置であり、走行操作レバー71と同様の機能を有する走行操作レバー81と、シーソ式スイッチ73と同様の機能を有するシーソ式スイッチ83と、遠隔操作を有効にするためのリモコンスイッチ84とを備えている。なお、遠隔操作装置80は無線式の操作装置であってもよい。リモコンスイッチ84が押下されてオンされると、制御装置60は、ウォールクラッシャ100の操作モードを遠隔操作モードに設定し、走行操作レバー81およびシーソ式スイッチ83の操作に基づいて走行モータ5およびコントロールバルブ56を制御する。この場合、操作装置70が操作されても、その操作は無効となる。
リモコンスイッチ84がオフされると、制御装置60は、ウォールクラッシャ100の操作モードを通常操作モードに設定し、操作装置70の操作に基づいて走行モータ5およびコントロールバルブ56を制御する。この場合、遠隔操作装置80が操作されても、その操作は無効となる。
このように構成されるウォールクラッシャ100では、走行操作レバー71が前後方向に操作されると、走行台車1が前進または後退する。走行操作レバー71が左右方向に操作されると、走行台車1が左右に旋回する。シーソ式スイッチ73またはシーソ式スイッチ83がいずれかの方向に揺動操作されると、リフトシリンダ12のロッド12aが伸張または縮退するので、インナーレール11bに案内される昇降部13とともに、自在アーム20および破砕工具40が昇降する。
方向切替弁55が中立位置から一方へ操作されると、破砕刃41のカッタ41aが閉じられ、中立位置から他方へ操作されると、破砕刃41のカッタ41aが開かれる。
−−−ウォールクラッシャ100による破砕作業−−−
ウォールクラッシャ100を用いることで、たとえば建造物の内壁などのように、床面から立設されたり、天井から下方に突設されたり、壁面から横方向に突設されたりしている壁状の部材(以下、壁状体と呼ぶ)を以下のように破砕できる。ウォールクラッシャ100を運搬するためには、マスト11を縮退させ、自在アーム20を昇降部13側へ折り畳んでロック装置24,25によってロックする。この状態で、ウォールクラッシャ100を破砕対象となる壁状体の近傍まで運搬する。なお、上述のように、破砕工具40を自在アーム20から外した状態でウォールクラッシャ100を運搬することが望ましい。また、自在アーム20およびブラケット13aを昇降部13から取り外した状態でウォールクラッシャ100を運搬してもよい。
たとえば、ビル等の建造物の上階で破砕作業を行うときには、ウォールクラッシャ100をエレベータに乗せて所定の階まで運搬し、所定の階へ到着した後は、操作装置70の操作によってウォールクラッシャ100を自走させて作業現場まで運搬する。次いで、ロック装置24,25によるロックを解除して折り畳まれた自在アーム20を適宜伸ばし、操作装置70のシーソ式スイッチ73を操作してマスト11を伸張させることで、破砕工具40を破砕作業の開始位置の近傍にセットする。破砕工具40のおおよその位置を決めた後は、ロック装置24,25によって自在アーム20の回動をロックする。なお、ウォールクラッシャ100の走行操作や破砕工具40の位置決め操作には、遠隔操作装置80を用いてもよい。図5に、マスト11を伸張させたときのウォールクラッシャ100の前部側面を示す。
こうして破砕作業の準備態勢が整えられた後、作業者が把持部43を手で把持して、自在アーム先端20bに吊り下げられた破砕工具40を適宜破砕対象箇所へ誘導するとともに、方向切替弁55を操作することで、破砕工具40による壁状体の破砕作業が行われる。1回の破砕動作で壁状体が破砕される範囲は、カッタ41aが挟み込む範囲に略等しいが、破砕作業の進行とともに作業者が破砕工具40の位置や姿勢を適宜調節することでウォールクラッシャ100の周囲の壁状体を破砕できる。また、操作装置70のシーソ式スイッチ73の操作によって昇降部13に取り付けられた自在アーム20ごと破砕工具40を昇降させることで破砕工具40の高さ位置を変更できる。
破砕工具40の水平方向位置を変更するためには、ロック装置24,25による自在アーム20のロックを解除して各アーム21,22を回動可能な状態にすればよい。この状態では、自在アーム20が自在アーム基端20aと連結部分23の2箇所で屈曲可能となるので、自在アーム先端20bに吊り下げられた破砕工具40の水平方向位置を変更できる。水平方向への移動距離が小さい場合には、自在アーム20をロックしたままであっても、吊り下げられた破砕工具40を、ワイヤ31の振れによる移動量相当の距離だけ移動できる。水平方向への移動距離が大きい場合には、操作装置70の操作によってウォールクラッシャ100を自走させてもよい。なお、同じ建造物内で作業場所を変えるときにも、上述のように操作装置70の操作によってウォールクラッシャ100を自走させることができる。
ウォールクラッシャ100を用いない従来の破砕作業では、重い(十数kg〜200kg弱程度)破砕工具を左右から支持するために2名の作業者を要し、他の作業者が本実施の形態の方向切替弁55に相当する切替弁の操作を行う必要があるため、少なくとも3名の作業者を要していた。また、破砕工具を支持する作業者は重い破砕工具を所定位置に保持する必要があるため、作業者に対する肉体的な負担が大きい。
これに対し、本実施の形態のウォールクラッシャ100では、破砕工具40がウォールクラッシャ100によって所定位置に保持され、破砕工具40の位置決めおよび位置の変更も容易である。したがって、従来の破砕作業のように、複数の作業者が破砕工具を所定位置に保持する必要がなく、1名の作業者で破砕作業を行うことができる上、従来の破砕作業と比較して、作業者の労力を大幅に低減できる。
破砕作業の終了後は、再びマスト11を縮退させるとともに、自在アーム20を昇降部13側へ折り畳むか、自在アーム20をブラケット13aから取り外すなどして、運搬に適した状態とすることで、ウォールクラッシャ100を運搬することができる。
−−−自在アーム20および破砕工具40の取り外しおよび取り付け−−−
上述のように、破砕工具40は十数kg〜200kg弱程度の重量物であり、この破砕工具40を支える自在アーム20もまた数十kg程度の重量物である。そのため、本実施の形態のウォールクラッシャ100では、次のようにして自在アーム20および破砕工具40をウォールクラッシャ100から取り外しおよび取り付けることとしている。以下の説明では、自在アーム20および破砕工具40をウォールクラッシャ100から取り外す手順について説明する。なお、自在アーム20および破砕工具40をウォールクラッシャ100に取り付ける手順は、以下に述べる取り外し手順とは逆の手順となるので、説明を省略する。
自在アーム20および破砕工具40をウォールクラッシャ100から取り外すためには、図6に示すように、昇降部13を下降させて、自在アーム先端20bに吊り下げられた破砕工具40を着地させる。この際、取り外し後の破砕工具40の運搬を容易とするため、別途用意した台車160の上に破砕工具40を乗せてもよい。その後、ワイヤ31を外すことで、自在アーム先端20bから破砕工具40を取り外す。
次いで、自在アーム20を取り外すために、図6に示すように、自在アーム吊り治具110を前方に回動させて、長腕111aを略水平方向に延在させる。そして、別途用意された、両端にフックが取り付けられたワイヤ170の一方のフック171をブラケット115に掛止し、ワイヤ170を支持ロッド113の前方に回して他方のフック172を支持ロッド113の下方に垂下させる。このフック172に、吊り下げ部121から外した昇降装置130の一方のフック131を掛止することで、昇降装置130をウォールクラッシャ100の前方上部に吊り下げる。
ロック装置24,25によってロックされた自在アーム20を適宜玉掛けして昇降装置130の他方のフック132に掛止することで、自在アーム20を昇降装置130で吊った状態とする。そして、ブラケット13aと昇降部13との結合を解除する。これにより、自在アーム20およびブラケット13aが昇降部13から外れるので、図8に示すように、昇降装置130に吊られた自在アーム20およびブラケット13aを手動にて地面に下ろすことができる。上述の場合と同様に、別途用意した台車160の上に自在アーム20およびブラケット13aを下ろしてもよい。
このように、自在アーム吊り治具110を回動させて長腕111aを略水平方向に延在させることによって、長腕111aの腕の長さに相当する距離(図7における距離L)の分だけマスト11の前方で、自在アーム20およびブラケット13aを吊り下げることができる。すなわち、自在アーム吊り治具110は、マスト11に対して昇降可能に取り付けられた自在アーム20をマスト11に取り付け、またはマスト11から取り外すための荷役作業用治具としての機能を有する。これにより、マスト11の前方に取り付けられる重量物である自在アーム20およびブラケット13aを、その重心位置の略鉛直方向上方で吊ることができる。
上述したウォールクラッシャ100では、次の作用効果を奏する。
(1) マスト11に対して昇降可能に取り付けられた自在アーム20をマスト11に取り付け、またはマスト11から取り外すために自在アーム吊り治具110を設けるように構成した。これにより、重量物である自在アーム20を容易にマスト11に対して取り付けおよび取り外しができる。
(2) 自在アーム吊り治具110によって、自在アーム20をマスト11の前方で吊ることができるように構成したので、マスト11の前方に取り付けられる重量物である自在アーム20およびブラケット13aを、その重心位置の略鉛直方向上方で安定した姿勢で安全に吊ることができる。
(3) 自在アーム吊り治具110は、使用しないときにはウォールクラッシャ100の後方へ回動させておくことができるので、破砕作業時に邪魔にならない。
(4) 自在アーム吊り治具110の使用時には、ウォールクラッシャ100の前方へ回動させるだけでよく、ストッパ114によって自在アーム吊り治具110が使用可能な姿勢で固定されるので、簡単な操作で自在アーム吊り治具110を確実に使用位置に固定できる。
(5) 自在アーム20によって破砕工具40の水平位置を移動可能に構成した。これにより、破砕作業時に重量物である破砕工具40の水平方向位置を容易に変更できるので、作業効率が向上する。
(6) 昇降機能を有する昇降装置10によって破砕工具40を支持するように構成した。これにより、作業者が重量物である破砕工具40を保持する必要がないので、作業者の肉体的負担を大幅に軽減できる。また、作業者が破砕工具40を支持する必要がないので、破砕工具の支持要員としての作業者が必要なく、破砕作業における省力化を実現できる。
(7) 自在アーム20を昇降装置10で昇降可能に構成し、操作装置70のシーソ式スイッチ73または遠隔操作装置80のシーソ式スイッチ83の操作によって、昇降装置10を昇降可能に構成した。これにより、スイッチの操作に要する小さな力で破砕工具40の高さ位置を変更できるので、破砕作業開始時の破砕工具40の位置決めや、破砕作業中の破砕工具40の高さ位置の変更が容易になり、作業者への負担を低減できるとともに、破砕作業の効率を向上できる。また、作業者の意に添うように破砕工具40の高さ位置を容易に変更できるので、破砕すべきところは破砕し、残すべきところを残すことができ、破砕作業の質を向上できる。建造物の壁状体の高さに合わせて破砕工具40の高さ位置を容易に変更できるので、利便性が高い。
(8) 自在アーム先端20bで破砕工具40を吊るように構成したので、吊り下げられた破砕工具40を、ワイヤ31の振れによる移動量相当の距離だけ移動できる。これにより、破砕工具40の移動距離が小さい場合には、自在アーム20のロックを解除しなくても、作業者が把持部43を手で把持して破砕工具40を所定の位置へ誘導できるので、作業効率が向上する。
(9) 操作装置70または遠隔操作装置80の操作によって、走行台車1の走行操作ができるように構成した。これにより、ウォールクラッシャ100の運搬や、作業場所間の移動が容易になり、全体として作業効率が向上する。
(10) 自在アーム20にロック装置24,25を設け、レバー24a,25aの操作によって自在アーム基端20aおよび連結部分23における回動を許可または禁止するように構成した。これにより、ウォールクラッシャ100の運搬時や破砕作業時に自在アーム20の回動を容易に固定できるとともに、破砕工具40の水平方向位置調節の際には容易にロックを解除できる。したがって、運搬および破砕作業の両面におけるウォールクラッシャ100の操作性を向上できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、自在アーム先端20bの上部に手動操作式の方向切換弁55を設けるように構成しているが、作業者が操作しやすい他の場所に設けることとしてもよい。また、方向切替弁を電気的に操作できるように構成し、方向切替弁の操作スイッチをたとえば遠隔操作装置80に設けることとしてもよい。
(2) 上述の説明では、図9に示すように、ブラケット115に掛止したワイヤ170を支持ロッド113の前方に回して支持ロッド113の下方に垂下させ、このワイヤ170のフック172に、昇降装置130の一方のフック131を掛止するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、支持ロッド113にフック131を掛止することで、昇降装置130をウォールクラッシャ100の前方上部に吊り下げてもよい。なお、図9では、ウォールクラッシャ100の上部を模式的に示しているため、スプロケット11dやリフトシリンダ12などの記載を省略している。
(3) 上述の説明では、前方に回動された自在アーム吊り治具110によって所定の距離だけマスト11の前方で、自在アーム20およびブラケット13aを吊り下げるように構成しているが、本発明はこれに限定されない。所定の距離だけマスト11の前方で、自在アーム20およびブラケット13aを吊り下げることができればよいので、支持アーム111の形状は、略L字型でなくてもよい。
また、たとえば、図10(a)に示すように、アウターレール11aの上部前面に穴11eを設け、図10(b)に示すように、この穴11eに、略U字状の支持部材140を差し込むようにしてもよい。支持部材140は、マスト11に取り付けられて前方へ延在する一対の腕と、この一対の腕をマスト11の前方側で連結する支持ロッドとに相当する。ワイヤ170のフック171をブラケット115に掛止し、穴11eに差し込まれた支持部材140の前方にワイヤ170を回して他方のフック172を支持ロッド113の下方に垂下させることで、所定の距離だけマスト11の前方で、自在アーム20およびブラケット13aを吊り下げることができる。
この場合、ワイヤ170によって支持部材140が後方斜め下方に向かって押圧される力を受けるので、支持部材140が穴11eに沿って後方に押圧されて、支持部材140に設けられた鍔部141がアウターレール11aの前面に当接する。これにより、アウターレール11aに対する支持部材140の位置が固定される。このように、穴11eは、マスト11に対して昇降可能に取り付けられた自在アーム20をマスト11に取り付け、またはマスト11から取り外すための荷役作業用治具ということもできる。なお、図10(a),(b)では、ウォールクラッシャ100の上部を模式的に示しているため、スプロケット11dやリフトシリンダ12などの記載を省略している。
(4) 上述の説明では、マスト11は、インナーレール11bが昇降するテレスコピック型のマストであるが、本発明はこれに限定されず、たとえば、マスト自体は伸縮しなくてもよい。また、上述の説明では、アウターレール11aおよびインナーレール11bを有する2段式のマストであるが、3段以上の多段式のマストであってもよい。マスト11は、各2本のアウターレール11aおよびインナーレール11bによって構成されているが、アウターレール11aおよびインナーレール11bは各1本であってもよく、各3本以上であってもよい。
(5) 上述の説明では、昇降部13を昇降させるためにチェーン14とスプロケット11dを用いているが、本発明はこれに限定されず、たとえば、ロープと滑車を用いてもよい。すなわち、ロープ状の部材とこれを掛け回して案内することができる案内部材を用いることで昇降部13を昇降する構造であれば、上述した実施の形態に限定されない。なお、チェーン14およびスプロケット11dは、少なくとも各1つずつ、すなわち、ロープ状の部材とこれを掛け回して案内することができる案内部材は、少なくとも各1つずつ設けられていればよい。
(6) 上述の説明では、自在アーム20は自在アーム基端20aと連結部分23の2箇所で屈曲可能であるが、本発明はこれに限定されない。すなわち、上述の説明では、自在アーム20の関節数は2つであるが、1つでもよく、3つ以上でもよい。
(7) 上述の説明では、ウォールクラッシャ100の作業具として破砕工具40を用いているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、破砕工具40以外にも、はつり機やコアドリルなどの他のアタッチメントを使用してもよい。また、アタッチメントを変更することで、本発明による自走式処理装置を壁状体の破砕だけでなく、アンカーの穴あけ作業やボード張り作業など、他の作業に用いることができる。
(8) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
以上の実施の形態および変形例において、たとえば、昇降機構は昇降装置10に、
荷役作業用治具は自在アーム吊り治具110または穴11eに、作業具は破砕工具40に、保持部材は自在アーム20にそれぞれ対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
本発明によるウォールクラッシャ100の側面図である。 ウォールクラッシャ100の平面図である。 ウォールクラッシャ100の正面図である。 破砕工具40の平面図である。 マスト11を伸張させたときのウォールクラッシャ100の前部側面を示す図である。 自在アーム20の取り外し手順を示す図であり、破砕工具40を外した状態を示している。 自在アーム20の取り外し手順を示す図であり、自在アーム20およびブラケット13aを昇降装置130で吊った状態を示している。 自在アーム20の取り外し手順を示す図であり、自在アーム20およびブラケット13aを昇降装置130で着地させた状態を示している。 自在アーム吊り治具110を前方に回動させた状態のウォールクラッシャ100を斜め上方前部から見た模式図である。 変形例におけるウォールクラッシャ100を斜め上方前部から見た模式図であり、(a)は支持部材140の装着前の状態を示し、(b)は支持部材140の装着後の状態を示す。
符号の説明
1 走行台車 2 作業機
3 後輪 4 前輪
5 走行モータ 10 昇降装置
11 マスト 11e 穴
12 リフトシリンダ 13 昇降部
13a ブラケット 20 自在アーム
40 破砕工具 41 破砕刃
50 油圧ユニット 55 方向切替弁
60 制御装置 70 操作装置
80 遠隔操作装置 100 ウォールクラッシャ
110 自在アーム吊り治具 111 支持アーム
113 支持ロッド 114 ストッパ
115 ブラケット 130 昇降装置
140 支持部材

Claims (5)

  1. 構造物に対して作業具により各種処理を施す自走式処理装置であって、
    走行台車と、
    前記走行台車に立設され、前記構造物の任意の箇所へ移動可能に前記作業具を保持する保持部材が取り付けられるマストと、
    前記保持部材を前記マストに対して昇降する昇降機構と、
    前記保持部材を前記マストに取り付け、または前記マストから取り外すための荷役作業用治具とを備えることを特徴とする自走式処理装置。
  2. 請求項1に記載の自走式処理装置において、
    前記荷役作業用治具は、前記マストに取り付けられて前方へ延在する一対の腕と、前記一対の腕を前記マストの前方側で連結する支持ロッドとを備え、
    前記荷役作業用治具は、前記保持部材を前記マストに取り付け、または前記マストから取り外すために前記保持部材を昇降させる昇降装置を、前記支持ロッドによって前記保持部材の上方に位置させることを特徴とする自走式処理装置。
  3. 請求項2に記載の自走式処理装置において、
    前記荷役作業用治具は、前記一対の腕がそれぞれ、第1の腕部と、前記第1の腕部とともに略L字状に形成されるように設けられた第2の腕部とを備え、
    前記荷役作業用治具は、前記マストに対して回動可能に取り付けられ、使用時には、前記マストに設けられた係止部に前記第2の腕部が係止されることによって前記第1の腕部が前方に延在した状態で前記マストに対して固定されることを特徴とする自走式処理装置。
  4. 請求項3に記載の自走式処理装置において、
    前記荷役作業用治具は、不使用時には、前記一対の腕が前記マストの後方に位置するように回動されて格納されることを特徴とする自走式処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の自走式処理装置において、
    前記作業具および前記保持部材をさらに備えることを特徴とする自走式処理装置。
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