JP2007130504A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体の構成に手を加えることによって、吸収体の吸収性及び体液保持性を向上し、使用者が感じる不快感を軽減できる吸収体を提供する。
【解決手段】使い捨て吸液パッド10は、身体側に面する透水性のトップシートと31、衣服側に面する不透水性のバックシート41と、トップシート及びバックシートに内包され体液を吸収する機能を有する吸液性コア51と、を備える。使い捨て吸液パッド10は、トップシート31と吸液性コア51との間に、吸液性コア51に向く側の繊維密度がトップシートに向く側の繊維密度より大きいセカンドシート81が設けられている。セカンドシート81は、トップシート31と吸液性コア51との間に、吸液性コア51に向く側からトップシート31に向く側に向かって繊維密度が大きくなっていく。セカンドシート81と吸液性コア51との間には、疎水性を有する疎水層が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、体液を吸収する吸収性物品に関するものである。
従来の紙おむつ、失禁パッド、生理用ナプキンなど体液を吸収する吸収性物品は、一般に、身体側に面する透水性の表面側シート、衣服側に面する裏面側シート、そしてこれらに内包され体液を吸収する吸液性コアからなり、使用者から放出された体液は、表面側シートを介して吸液性コアに吸収されるようになっている。
表面側シートを介して吸液性コアの上面に到達した体液は、親水性の素材からなる吸液性コアに順次吸収されることになる。このとき、着用者の感じる不快感をできるだけ少なくするためには、尿や体液がすばやく表面側シートから吸液性コアに移行され、吸液性コアから表面シート側への尿や体液の戻りが少ないことが必要である。一方、使用者はこれらの製品を使用した後には、製品を捨てることになるが、製品を捨てる際に、体液が付着した部分を目にすることは、使用者以外の他人はもちろん、使用者本人でも不快感を感じるものである。
このため、吸液性コアの尿や体液で濡れた部分を隠蔽、及び吸収性を向上するために、崇高で高目付の親水性不織布が表面材やその直下に配置されるセカンドシートとして使用されている。
上述のように、吸液性コアの素材等を研究して、製品の吸収性を向上させることは盛んに行われており、体液の吸収性を高めるという点から見れば、ある程度の成功は収めている。しかしながら、充分な隠蔽効果を不織布で持たせようとすると、高目付化、高密度化が必要となり、かえって表面側シートから吸液性コアへの体液移行を損ねたり、表面側シートに残存する体液が増えてしまう虞がある。また、吸収性物品が硬くなってしまい、着用者の着用感を損ねてしまう虞がある。
本発明は、このような観点を鑑みてなされたものであり、その目的は、吸収性物品の構成に手を加えることによって、吸収性物品の吸収性及び体液保持性を向上させるとともに、体液の隠蔽性もまた向上し、使用者が感じる不快感を軽減できる吸収性物品を提供することにある。
上記のような課題を解決するために、本発明に係る吸収性物品は、表面側シートと吸液性コアの間に体液透過性シートを設け、このシートの繊維密度の勾配を調整し、さらに体液透過性シートの吸液性コア側に疎水性の疎水層を設けることによって、吸収性物品の吸収性及び体液保持性を向上し、使用者が感じる不快感を軽減するものである。
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 身体側に面する透水性の表面側シートと、衣服側に面する裏面側シートと、前記表面側シート及び前記裏面側シートに内包され体液を吸収する機能を有する吸液性コアと、を備える吸収性物品において、前記表面側シートと前記吸液性コアとの間に、当該吸液性コアに向く側の繊維密度が当該表面側シートに向く側の繊維密度より大きい体液透過性シートが設けられていることを特徴とする吸収性物品。
(2) 身体側に面する透水性の表面側シートと、衣服側に面する裏面側シートと、前記表面側シート及び前記裏面側シートに内包され体液を吸収する機能を有する吸液性コアと、を備える吸収性物品において、前記表面側シートと前記吸液性コアとの間に、当該表面側シートに向く側から前記吸液性コアに向く側に向かって繊維密度が大きくなっていく体液透過性シートが設けられていることを特徴とする吸収性物品。
(3) 前記体液透過性シートと前記吸液性コアとの間には、疎水性を有する疎水層が設けられていることを特徴とする(1)又は(2)記載の吸収性物品。
(4) 前記疎水層は前記吸液性コア側に色又は図柄が施されているものであることを特徴とする(3)記載の吸収性物品。
(5) 前記色又は図柄は、印刷により形成されたものであることを特徴とする(4)記載の吸収性物品。
(6) 前記色又は図柄は、前記表面側シートの身体側に面する側とは逆側に位置する体液透過性シートに施され、かつ、前記体液透過性シートの前記表面側シートとは逆側の面に施されているものであることを特徴とする(4)又は(5)記載の吸収性物品。
(7) 身体側に面する透水性の表面側シートと、衣服側に面する裏面側シートと、前記表面側シート及び前記裏面側シートに内包され体液を吸収する機能を有する吸液性コアと、を備える吸収性物品の製造方法であって、一の面から他の面に向けて繊維密度が大きくなっていくような密度勾配を有する体液透過性シートを製造する工程と、前記繊維密度が大きい側の面に疎水性を付与する印刷を行う工程と、前記印刷を行った面を前記吸液性コアに向けて前記表面側シートとの間に挟む工程と、を含む吸収性物品の製造方法。
本発明によれば、「身体側に面する透水性の表面側シートと、衣服側に面する裏面側シートと、前記表面側シート及び前記裏面側シートに内包され体液を吸収する機能を有する吸液性コアと、を備える吸収性物品において、前記表面側シートと前記吸液性コアとの間に、当該吸液性コアに向く側の繊維密度が当該表面側シートに向く側の繊維密度より大きい体液透過性シートを設け、前記体液透過性シートと前記吸液性コアとの間に、前記吸液性コア側に色又は図柄を印刷することにより形成した疎水層を設け」たことにより、放出された体液の拡散性、保持力、隠蔽性を高めることが可能となる。
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明では、本発明の吸収性物品を用いるのに好適なものとして、いわゆる使い捨ておむつに用いられる吸液パッドを用いて説明しているが、本発明の吸収性物品の用い方はこれに限られず、いわゆる生理用ナプキン等の体液を吸収する製品にも用いることができるものである。
なお、本実施形態において、「幅」というときは使い捨ておむつ等の「短手方向」を意味し、「長さ」というときは使い捨ておむつ等の「長手方向」を意味し、更に、「厚さ」というときは使い捨ておむつ等の「高さ方向」を意味する。
[機能説明]
図1は、本実施形態の使い捨て吸液パッドを示す概略斜視図である。
使い捨て吸液パッド10は、パッドタイプの使い捨ておむつであり、両腿に挟み込むように装着された後に、その外面を覆うように紙製若しくは布製のおむつ、パンツ等を装着することにより固定されるものである。
この使い捨て吸液パッド10は、幅方向と交差する長手方向に胴回り域20、21と、これらの胴回り域20、21の間に位置する股下域22と、を有し、互いに対向して長手方向へ延び、股下域22において使い捨て吸液パッド10の内方へ湾曲する両側縁23、24と、両側縁23、24と交差して互いに対向して幅方向へ延びる両端縁25、26と、を有する前後対象、左右対称タイプのものである。
この胴回り域20、21及び股下域22にかけて、幅方向中央部には、透液性のトップシート31が面しており、後述する不透液性のバックシート41(図2参照)とともに、後述する吸液性コア51(図3参照)を内包する。
また、使い捨て吸液パッド10は、その両側縁23、24に、上述したトップシート31、バックシート41、吸液性コア51を接合する防漏カフ61、71(図2参照)を有し、後述する如く、防漏カフ61、71に内在する複数の弾性部材62、63、64、72、73、74(図2参照)により、使い捨て吸液パッド10を内方へ湾曲させる。
更にまた、使い捨て吸液パッド10は、股下域22の中央部近傍から胴回り域20、21の端縁25、26近傍に、使い捨ておむつ10の非肌当接面の方向へ凹むポケット27、28を備えており、このポケット27、28は、固形の排出物を蓄積する機能を有する。尚、本実施形態の使い捨て吸液パッド10は、前後対称タイプであり、胴周り域20を前面として使用する場合には、ポケット28が固形の排出物を蓄積する機能を有し、胴回り域21を前面として使用する場合には、ポケット27が固形の排出物を蓄積する機能を有するものである。
また、股下域22の中央部には、幅方向に延びる折り目29が形成されており、胴回り域20を前面とし、その胴回り域20を身体側に頂点がくるように折り曲げた場合であっても、胴回り域21及び股下域22に皺を生じさせないように構成されている。
[吸収性物品の構成]
図2は、本実施形態の使い捨て吸液パッド10を示す分解斜視図であり、図3は、本実施形態の使い捨て吸液パッド10を示す断面図である。尚、図2は、複数の弾性部材62、63、64、72、73、74により防漏カフ61、71が縮まないことを想定して描かれたものである。
使い捨て吸液パッド10は、図2に示す如く、透液性のトップシート31と、不透液性のバックシート41と、トップシート31及びバックシート41の間に介在する吸液性コア51(図3参照)と、トップシート31及び吸液性コア51との間に介在する「体液透過性シート」であるセカンドシート81と、これらのトップシート31、バックシート41、及び、吸液性コア51を接合し、長手方向に延びる一対の防漏カフ61、71と、で構成されている。
上述したトップシート31は、装着時に身体側に当接するものであり、透液性の不織布や開孔プラスチックフイルム等の透液性のシートが使用される。
また、上述したバックシート41は、装着時に衣服側に当接するものであり、不透液性のプラスチックフイルムまたはプラスチックフイルムと疎水性不織布とのラミネートシート、好ましくは通気不透液性のシートが使用される。
上述した吸液性コア51は、二層タイプの吸液コアであり、上層吸液体101と、下層吸液体131と、それらの上層吸液体101及び下層吸液体131の各々の外周を被覆する透液性の包装シート121、151と、で構成されている。
この上層吸液体101、下層吸液体131は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物であり、所要の厚みに圧縮され、全体がティシュペーパ等の透水性を有する包装シート121、151によって被覆されている。
尚、本実施形態における吸液性コア51においては、上述した構成としたが、本発明はこの構成に限らず、例えば、高吸収シート等を挟み込んだものであってもよく、更には、一層タイプの吸液性コアを用いてもよい。
[体液透過性シートの説明]
図3に示すように、「身体側に面する透水性の表面側シート」であるトップシート31と、「体液を吸収する機能を有する」吸液性コア51との間には、崇高なセカンドシート81が位置している。セカンドシート81とトップシート31とは、互いに固着されているものであるが、図3では説明の便宜上、それぞれのシートが固着されていない状態を図示している。また、セカンドシート81と吸液性コア51も固着されているものであるが、図3では固着されていない状態で図示している。
図4にセカンドシート81を拡大した断面図を示す。図4に示すように、セカンドシート81は、2層構造の繊維層81a、81bから構成されるものである。上述したように、繊維層81aは、トップシート31にホットメルト接着剤等の接着剤により固着されている。固着方法としては、上述したホットメルト接着剤を用いる方法の他に、熱エンボス加工等の熱溶着を用いてもよい。
繊維層81aは初期親水性の油剤を用いて形成された不織布であり、ポリエチレン、ポリプロピレンを主材料とする芯鞘構造を有し、繊維層81bは耐久親水性の油剤を用いて形成された不織布であり、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタラートを主材料とする芯鞘構造を有するものである。
また、繊維層81aは繊維層81bと比較して、その繊維密度が低いものを用いている。このように、身体側に面する面から遠ざかるに従って繊維密度を高めることにより、セカンドシート81の吸水性を高めることが可能となる。
なお、本実施形態においては、セカンドシート81を繊維密度に差のある二つの繊維層を用いた2層構造としているが、本発明はこれに限られない。すなわち、トップシート31側から吸液性コア51側に向かうに従って繊維密度が大きくなるような構造であれば、その層が単一であっても3層以上であっても本発明の目的は実現できるものである。
また、本実施形態においては、繊維層81aをポリエチレン、ポリプロピレンを主材料とする芯鞘構造を有するものとし、繊維層81bをポリエチレン、ポリエチレンテレフタラートを主材料とする芯鞘構造を有するものとしているが、本発明はこれに限らず、繊維層81a、81bをポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラート等を主材料とする単一繊維構造、又は中空構造を有するものとしてもよい。さらに、繊維密度に差を付けることは、使用する繊維の繊維径に差を付ける方法でも実現可能である。
繊維層81bの吸液性コア51側には、疎水性を有する疎水層が形成されている(図5参照)。疎水層として用いられる材料は、吸液性コア51の表面全体に、体液を適度に拡散させる程度の疎水性を有するものであり、かつ、吸液性コア51に体液が吸収されようとするのを妨げない程度のものであることが好ましい。
例えば、図5(A)のように、疎水性を有する繊維により形成された疎水層90を設けることも可能ではあるが、疎水層に厚みが生じると、逆に吸液性コア51の体液吸収を妨げることになるため、断面厚さを小さくすることが必要となってくる。
実験によると、セカンドシート81と疎水層を合わせて、その断面厚みが1.5〜2.0mm程度であれば本発明の目的をより効果的に実現することができることが分かる。図5(B)のように、疎水性を有するインク等で繊維層81bの吸液性コア51側の面81c(図4参照)に印刷を施すことにより疎水層91を形成するようにすると、疎水層の断面厚さも上記基準を満たすものとなるため、拡散性を有しながら吸液性コア51の体液吸収を妨げないものとして、より好適である。
繊維層81bのうち、吸液性コア51と接する面を印刷するインクとしては、吸収性物品が体液を吸収した後のことを考慮して、体液等に溶解しないようなものが好適である。このようなインクとしては、例えば、顔料が0〜50%、バインダー樹脂が15〜25%、水が35〜80%の含有率からなるインクが挙げられる。また、印刷にはグラビア塗工法を用いる。
印刷を行う面81cは、印刷を施しやすくするために、製造時に熱ロールにより平滑化され、さらに高密度化されている。不織布など布帛の表面平滑性の定量的評価法としてKESシステム(カトーテック(株))があり、このKES−FB4測定評価システムにより、その特徴を明確に規定できる。このシステムにより、面81cの平滑度は、特に表面粗さの平均偏差より求められたパラメータであるSMD値で2.0〜4.5(μm)であることが好ましい。
さらに、繊維層81bの面81cに、色を施した印刷を行うようにすれば、使用前には清潔感をアピールすることができ、また、使用後には体液を吸収した後の隠蔽性を高めることができる。このような2つの効果を満たす色としては、例えばグリーンやブルー等が好適である。また、図柄を施した印刷することにより、上記の効果に加え、体液をより好ましい方向へ拡散させることができる。この効果を満たすような図柄としては、吸液性コア51の中心付近に位置する吸収性の高い部分には大きめの図柄を配置し、吸収性の低い周縁部には小さめの図柄を配置して印刷するようにすることが好ましい。
[作用]
以上のように構成された本実施形態の使い捨て吸液パッド10の作用について説明する。
使い捨て吸液パッド10は、図6に示すように、身体側に面する透水性のトップシート31側から、セカンドシート81の吸液性コア51側に印刷された色が視認できるような状態にある。このように視認される色は、上述したように、セカンドシート81のうち、トップシート31とは逆側の面に印刷されているものである(図3参照)。このような構成とすることで、使い捨て吸液パッド10の使用者の目には、清潔感を感じさせる程度に淡い色彩に映ることとなる。また、適度に淡い色彩とすることで、使用前から吸収した体液の色を隠蔽しようという押しつけがましさを感じさせないため、使用者の肌に触れるものとして好感の持てる状態となっている。使い捨て吸液パッド10では、使用者が体液を放出することにより、体液の吸収が始まる。
使用者から放出された体液は、トップシート31を介し、セカンドシート81の上面に到達する。図5(A)に示すように、セカンドシート81は、繊維密度の比較的小さい繊維層81aと、繊維密度の比較的大きい繊維層81bと、からなっており、セカンドシート81の上面に到達した体液は、繊維密度の勾配の高い方(つまり、図5(B)に示す+Y方向)に導かれるように移動する。移動した体液は、繊維層81bの面81c(図4参照)に印刷することにより形成された疎水層91の上面に到達する。
疎水層91の上面に到達した体液は、吸液性コア51を構成する繊維の毛管力により、吸液性コア51に徐々に吸収される。このとき、疎水層91が疎水性を持つため、体液は疎水層91の上面上で拡散する(つまり、図5(B)に示すX方向に体液が広がる)ことになる。これにより、吸液性コア51は、その吸収性を広い範囲にわたって発揮することができることとなる。
図7及び図8に、上述したような「拡散性の向上」を裏付けるデータを示す。図7は、吸収性物品の吸収性を実験する方法を示す説明図である。実験は図11に示すように三回ずつ行われ、その平均値を算出している。図7では、セカンドシート81の長手方向をMD方向、幅方向をCD方向と記載している。実験は、繊維層81bの面81cを下方にしたセカンドシート81の下方に濾紙141を5枚積層したものを用意し、セカンドシート81の上方から1cc/秒のタイミングで液体を投下して、濾紙141上で液体の拡散範囲を計測することにより行われる。実験は印刷が施されたセカンドシートと、印刷が施されていないセカンドシートの両方について行われる。
図8に実験結果のデータを示す。図8(B)により明らかなように、印刷が施されたセカンドシート81では、その拡散範囲がMD方向(長手方向)、CD方向(幅方向)ともに広いのに対し、印刷が施されていないセカンドシート81では、拡散範囲も狭いものとなっている。
以上のように、セカンドシート81の吸液性コア51側に印刷を施すことにより、拡散性を向上させる機能を持つ疎水層が形成されることになる。これにより、吸液性コア51は、広い範囲にわたってその吸収力を発揮することができるため、体液を吸収する性能も向上することとなる。
一方、疎水層91の疎水性が働くことにより、吸液性コア51の保水性は高まることとなる。具体的には、吸液性コア51に吸収された体液は、疎水層91の疎水性により、逆方向(つまり、図5(B)に示す−Y方向)に逆戻りすることを妨げられ、吸収した排出物を身体側からより遠くに蓄積させることができることとなる。
図9及び図10に、上述したような「体液保持性の向上」を裏付けるデータを示す。図9は、吸収性物品の体液保持性を実験する方法を示す説明図である。実験は図12に示すように五回ずつ行われ、その平均値を算出している。図9に示すように、この実験は、繊維層81bの面81cを下に向けたセカンドシート81の下方に粉砕パルプ142(100g/平方メートル)を設置し、セカンドシート81の上方から1cc/秒(図9(A)では5cc/5秒としている)のタイミングで液体を投下して、セカンドシート81に液体を注入することを第一段階としている(図9(A)参照)。そして、第二段階として、15秒後にセカンドシート81の上方に濾紙141を積層し、その濾紙141の上方から重石143の重量(5kg、10cm四方)を利用してセカンドシート81を押圧し、荷重をかけてから10秒後に濾紙141上に検出された逆戻りした液体の量を測定している(図9(B)参照)。実験は印刷が施されたセカンドシートと、印刷が施されていないセカンドシートの両方について行われる。
図10に実験結果のデータを示す。図10(B)により明らかなように、印刷が施されたセカンドシート81では、その液戻り量が平均1.8gと少ないのに対し、印刷が施されていないセカンドシート81では、液戻り量も2.5gと多いものとなっている。
以上のように、セカンドシート81の吸液性コア51側に印刷を施すことにより、その疎水性から吸液性コア51からの液戻り量を低減させることになる。これにより、吸液性コア51は、その体液保持性を向上させることができることとなる。
さらに、疎水層91を形成するインクは、体液が染みた部分とそれ以外の部分の色差を小さくすることとなる。これにより、使い捨て吸液パッド10に吸収された体液の色は目立ちにくくなることとなり、使用者が、使用後の使い捨て吸液パッド10を捨てるときなどに、不快感を感じることを軽減できることになる。
以上のように構成された吸収性物品を使い捨て吸液パッドに用いることにより、使用前には使用者に清潔感を与え、使用時には体液の拡散性を高めることにより吸収性を向上し、使用後には吸収された体液の保持力を向上させつつ、その隠蔽性を高めることができる。
本実施形態における吸収性物品を用いた使い捨て吸収パッドを示す概略斜視図である。 本実施形態における吸収性物品を用いた使い捨て吸液パッドを示す分解斜視図である。 本実施形態における吸収性物品を用いた使い捨て吸液パッドの概略を示す断面図である。 本実施形態における吸収性物品の体液透過性シートの概略を示す断面図である。 本実施形態における吸収性物品の体液透過性シート及び疎水層の概略を示す断面図である。 本実施形態における吸収性物品の体液透過性シートを用いた使い捨て吸液パッドの概略を示す概略斜視図である。 本実施形態における吸収性物品の拡散性を実験する方法を説明する説明図である。 本実施形態における吸収性物品の拡散性を実験した数値をデータとして示す説明図である。 本実施形態における吸収性物品の体液保持性を実験する方法を説明する説明図である。 本実施形態における吸収性物品の体液保持性を実験した数値をデータとして示す説明図である。 図7及び図8における実験の結果を示す表である。 図9及び図10における実験の結果を示す表である。
符号の説明
10、211 使い捨て吸液パッド
20、21 胴回り域
22 股下域
22a 中央部
23、24 側縁
25、26 端縁
27、28 ポケット
31 トップシート
41 バックシート
51 吸液性コア
61、71 防漏カフ
62、63、64、72、73、74 弾性部材
81 セカンドシート
81a、81b 繊維層
81c 面
90、91 疎水層
101 上層吸液体
121 包装シート
131 下層吸液体
141 濾紙
142 粉砕パルプ
143 重石

Claims (7)

  1. 身体側に面する透水性の表面側シートと、衣服側に面する裏面側シートと、前記表面側シート及び前記裏面側シートに内包され体液を吸収する機能を有する吸液性コアと、を備える吸収性物品において、前記表面側シートと前記吸液性コアとの間に、当該吸液性コアに向く側の繊維密度が当該表面側シートに向く側の繊維密度より大きい体液透過性シートが設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 身体側に面する透水性の表面側シートと、衣服側に面する裏面側シートと、前記表面側シート及び前記裏面側シートに内包され体液を吸収する機能を有する吸液性コアと、を備える吸収性物品において、前記表面側シートと前記吸液性コアとの間に、当該表面側シートに向く側から前記吸液性コアに向く側に向かって繊維密度が大きくなっていく体液透過性シートが設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  3. 前記体液透過性シートと前記吸液性コアとの間には、疎水性を有する疎水層が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の吸収性物品。
  4. 前記疎水層は前記吸液性コア側に色又は図柄が施されているものであることを特徴とする請求項3記載の吸収性物品。
  5. 前記色又は図柄は、印刷により形成されたものであることを特徴とする請求項4記載の吸収性物品。
  6. 前記色又は図柄は、前記表面側シートの身体側に面する側とは逆側に位置する体液透過性シートに施され、かつ、前記体液透過性シートの前記表面側シートとは逆側の面に施されているものであることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の吸収性物品。
  7. 身体側に面する透水性の表面側シートと、衣服側に面する裏面側シートと、前記表面側シート及び前記裏面側シートに内包され体液を吸収する機能を有する吸液性コアと、を備える吸収性物品の製造方法であって、一の面から他の面に向けて繊維密度が大きくなっていくような密度勾配を有する体液透過性シートを製造する工程と、前記繊維密度が大きい側の面に疎水性を付与する印刷を行う工程と、前記印刷を行った面を前記吸液性コアに向けて前記表面側シートとの間に挟む工程と、を含む吸収性物品の製造方法。
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