JP7441623B2 - インナーパッド型吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、インナーパッド型吸収性物品に関する。
紙おむつ等に代表される吸収性物品は、一般に、液透過性のトップシートと、液不透過性のバッグシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。このような構成を採用し、かつトップシートが肌側に位置するように装着することにより、尿等の体液は、吸収性物品のトップシートを透過して吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。一般的に大人用紙おむつには、テープ止めタイプ、パンツタイプ、尿取りパッド等があり、これらの紙おむつは着用対象者の排泄における介護の必要度に応じて適宜選択されて使用される。
ところで、テープ止めタイプやパンツタイプの紙おむつは、それ自体を単独で使用する場合と、その内側に尿取りパッドを併用する場合とがあるが、現在は、尿取りパッドをトップシート上に重ねて使用する場合がほとんどである。これは、テープ止めタイプやパンツタイプの紙おむつの1枚当たりのコストが高く、尿取りパッドはこれらに比して安価であることに起因している。尿取りパッドで排泄物を吸収して保持した後、尿取りパッドのみを交換することで、排泄後にテープ止めタイプやパンツタイプの紙おむつを交換せずに済み、経済的に低いコストで紙おむつを使用できる。
尿取りパッドをインナー、テープ止めタイプやパンツタイプの紙おむつをアウターとして併用する場合、排泄物の漏れを有効に防止し、尿取りパッドの吸収性能を十分に発揮させるためには、股部へのフィット性を良好なものとする必要がある。特に、着用者の性別を問わず、着用者の尿道口に尿取りパッドの吸収面を密着させる必要がある。
一方、尿取りパッドは、大人の排泄する尿に代表されるような大量の体液を吸収しなければならないため、大型化、大吸収量化されたものが広く使用されている。このため、大型の尿取りパッドを股部に密着させて着用者に装着させるためには、尿取りパッドを縦方向にV字型やW字型に折り込んだり、左右に振りながら引っ張って股間に入れ込んだりしなければならず、介護者に装着させるための技術と慣れが必要となり、そのような技術や慣れがない状況では、股部への密着性を良好にしたまま着用者に装着させられない、という問題があった。
特許文献1には、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、トップシートとバックシートとの間に配設された吸収体と、吸収体の幅方向両側部に設けられた一対の立体ギャザーとを備える紙おむつのインナーパッドであって、股下部の浮き上がり、人体に対するフィット性の低下、尿等の体液漏れを防止するために、上記一対の立体ギャザーの股下部の表面に設けられ、紙おむつ側立体ギャザーの内面に着脱自在に止着される第一の固定手段と、上記バックシートの腹側部及び背側部の表面に設けられ、紙おむつの内面に着脱自在に止着される第二の固定手段と、をそれぞれ備えた吸収性物品が開示されている。
また、特許文献2には、紙おむつへの取り付け作業や位置調節を容易に行うため、及び取り付けた着衣の動きに追従しすぎることなく、フィット性の低下を防ぐとともに尿等の体液の漏れを防ぐために、使い捨て補助パッドの前側部と後側部における幅方向の両縁部に固定手段を備え、使い捨て補助パッドの長さ方向股部及び幅方向中央部に固定手段が存在しない領域を備えた吸収性物品が開示されている。
特開2009-240561号公報 特開2012-249691号公報
しかしながら、特許文献1においては、吸収性物品の一対の立体ギャザーの股下部の表面に設けられた第一の固定手段により、股下部が浮くことが防止されているが、紙おむつへの着脱がしにくく、長時間装着時において尿等の吸収後の膨張した状態での、フィット性が十分ではなく、横モレの不安がある。
一方で、特許文献2においては、固定手段が使い捨て補助パッドの前側部と後側部における幅方向の両縁部にのみ備えられており、股部での接着が弱く、近年みられるような高吸収大型パッドでは股部において紙おむつと使い捨て補助パッドの間に空間が生まれる定着性不足により横モレにつながる問題があった。
本発明の課題は、フィット性に優れ、紙おむつへの着脱が容易であり、紙おむつへの固定にテープを要さず、比較的長時間使用しても紙おむつに対するホールド性を維持し、横モレを防止することができるインナーパッド型吸収性物品を提供することである。
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、通気性のポリオレフィン系フィルム、及び、ポリオレフィン系フィルムの衣服側接触表面にパルプ含有不織布を積層したバックシートを有するインナーパッド型吸収性物品によれば上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、好ましい実施形態として、下記(1)~(8)のインナーパッド型吸収性物品を提供する。
(1)本発明の第1の態様は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置される吸収体と、を備え、紙おむつ内部で補助パッドとして使用するインナーパッド型吸収性物品であって、前記バックシートの肌側に通気性オレフィン系フィルムを配置し、前記バックシートの非肌側にパルプ含有不織布を配置し、前記パルプ含有不織布は、坪量が40g/m以上80g/m以下であり、厚みが0.25mm以上0.50mm以下であり、且つ、摩擦感テスターKES-SEによる、平均摩擦係数MIUが0.08以上、平均摩擦係数の平均偏差MMDが0.005以上であることを特徴とするインナーパッド型吸収性物品。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載のインナーパッド型吸収性物品であって、前記パルプ含有不織布は、ポリプロピレンからなるスパンボンド不織布にパルプ繊維を交絡、一体化した複合不織布である。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載のインナーパッド型吸収性物品であって、前記パルプ含有不織布が、ポリプロピレンからなるスパンボンド不織布と、スパンボンド不織布の少なくとも一方の表面に交絡により固定化されたパルプ繊維の層と、を含む。
(4)本発明の第4の態様は、(1)~(3)のいずれかに記載のインナーパッド型吸収性物品であって、前記パルプ含有不織布のパルプ含有量は、65質量%以上90質量%以下である。
(5)本発明の第5の態様は、(1)~(4)のいずれかに記載のインナーパッド型吸収性物品であって、前記通気性ポリオレフィン系フィルムの坪量が、10g/m以上30g/m以下である。
(6)本発明の第6の態様は、(1)~(5)のいずれかに記載のインナーパッド型吸収性物品であって、前記通気性ポリオレフィン系フィルムの厚みが、15μm以上40μm以下である。
(7)本発明の第7の態様は、(1)~(6)のいずれかに記載のインナーパッド型吸収性物品であって、前記通気性オレフィン系フィルムが、多孔性オレフィン系フィルム、そのエンボス加工品、及び多孔性オレフィン系フィルム以外の通気性オレフィン系フィルムのエンボス加工品よりなる群から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の積層体である。
(8)本発明の第8の態様は、(1)~(7)のいずれかに記載のインナーパッド型吸収性物品であって、前記通気性ポリオレフィン系フィルムが、通気性ポリエチレンフィルムである。
本発明によれば、フィット性に優れ、紙おむつへの着脱が容易であり、紙おむつへの固定にテープを要さず、比較的長時間使用しても紙おむつに対するホールド性を維持し、横モレを防止し得るインナーパッド型吸収性物品を提供できる。
本発明の吸収性物品の一実施形態を模式的に示す平面図である。 図1のX-X切断線における模式断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」ともいう)について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたもので、これらにより本発明を限定するものではない。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付する。
本明細書において、吸収性物品の着用時とは、吸収性物品の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。また、吸収性物品の長手方向とは、吸収性物品が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、図中、符号Xで示す方向である。逆に、吸収性物品の幅方向又は短手方向とは、長手方向に対して直交する方向であり、図中、符号Yで示す方向である。身体側接触表面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、衣類側接触表面とは、バックシート等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。体液とは、尿、汗、血液や軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。吸収性物品としては、体液を吸収するものを包含し、例えば、幼児又は成人用を問わず、テープ止めタイプの使い捨ておむつ、パンツタイプの使い捨ておむつ、尿取りパッド、軽失禁パッド、生理用品等が挙げられる。
<吸収性物品>
図1は、本実施形態に係るインナーパッド型吸収性物品1(以下単に「吸収性物品1」ともいう)をトップシート10側(上面側)から見た平面図であり、図2は、図1のX-X切断線における断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の吸収性物品1は、肌当接面側から、液透過性トップシート10(以下、単に「トップシート10」ともいう)、吸収体20、及び液不透過性バックシート30(以下、単に「バックシート30」ともいう)をこの順に備え、さらに、立体ギャザー40を備える。
トップシート10は本実施形態では吸収体20の身体側接触表面、及び幅方向両端面を覆うように設けられ、バックシート30は本実施形態では吸収体20の衣類側接触表面を覆うように設けられているが、これに限定されず、公知の吸収性物品、特に尿取りパッドにおけるトップシート、及びバックシートの配置をいずれも採用できる。
吸収体20は本実施形態ではトップシート10とバックシート30とで覆われた形態であるが、これに限定されず、例えば、吸収体20が高吸収性樹脂(Super Absorbent Polymer、以下「SAP」ともいう)粒子を含有する液吸収性シートである場合は、SAP粒子の漏洩防止や吸収体20の形状安定化の観点から、吸収体20を1又は2以上のキャリアシート(不図示)で包んだ形態でもよい。このとき、キャリアシートとしては、親水性を有するものであればよく、ティシュ、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布が挙げられる。吸収体20がキャリアシートを複数備える場合には、キャリアシートを構成する基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。SMPの詳細は後述する。
また、本実施形態ではトップシート10が吸収体20の身体側面の全面を覆っているが、これに限定されず、該肌側面の一部が露出していてもよい。例えば、該肌側面のY方向側の両方の縁部が露出した形態が挙げられる。
立体ギャザー40は、本実施形態では、トップシート10と、吸収体20と、バックシート30との積層体に対し、バックシート30の衣類側接触表面の幅方向両端部からトップシート10側に向けて、該積層体の幅方向両端面を覆うように立設され、例えば、吸収体20からの体液漏れを防止する機能を有している。なお、図1及び図2では、立体ギャザー40のトップシート10側の先端部がトップシート10を臨んで折り曲がるように記載されているが、これは立体ギャザー40が折り曲げ自在であることを示すものであり、立体ギャザー40の形状を限定するものではない。立体ギャザー40は、本実施形態に限定されず、バックシート30の幅方向両端面、吸収体20の幅方向両端面など、該積層体のいずれの個所に固定されていてもよい。なお、立体ギャザー40としては、従来から公知の材料及び構造を用いて、従来と同様にして該積層体に固定することができる。
次に、トップシート10、吸収体20、及びバックシート30について詳細に説明する。
[トップシート10]
本実施形態のトップシート10は、体液が吸収体20へと移動する液透過性を備えた基材から構成される。このような基材としては、例えば、サーマルボンド不織布、エアスルー不織布等の不織布、サーマルボンド不織布/スパンボンド不織布を積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等からなる発泡フィルム、これらの2種以上の積層体である複合シート等が挙げられる。トップシート10の厚みは特に限定されないが、その一例を挙げれば0.20mm以上1.0mm以下である。
トップシート10は、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施すことが好ましく、エンボス加工や穿孔加工は、従来公知の方法により実施することができる。トップシート10の肌への刺激を低減させるために、トップシート10にローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させることも好ましい。
トップシート10の坪量は特に限定されないが、強度及び加工性の観点から、好ましくは14g/m以上40g/m以下である。14g/mより小さい場合、吸収性物品1の製造時に破損しやすくなる傾向があり、40g/mより大きい場合、肌に当たる際に硬さが感じられてしまう傾向がある。トップシート10の形状は、特に制限されるものではないが、体液を漏れがないように吸収体20へと誘導するため、吸収体20を覆う形状であればよい。
[吸収体20]
吸収体20は、例えば、体液を吸収、及び保持する機能を有するものである。吸収体20の具体例としては、液吸収性シート、SAPからなるシート、SAPを含有する液吸収性シート等が挙げられる。これらの中でも、SAPを含有する液吸収性シートが好ましい。
液吸収性シートとしては、この分野で生理用ナプキン、おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布といった材料の1種又は2種以上から構成されるシートである。これら材料の中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプが好ましい。フラッフパルプとしては、例えば、木材パルプ、合成繊維、ポリマー繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものが挙げられる。これらのフラッフパルプは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。液吸収性シートの坪量は、吸収性能及び肌触りを良好なものとするため、100g/m以上800g/m以下とすることが好ましい。100g/mより小さい場合、体液の吸収量が少なくなる傾向があり、800g/mよりも大きい場合、吸収体20を安定的に製造することが難しくなる傾向がある。
SAPとしては、体液を吸収し、かつ、体液の逆流を防止できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリアクリル酸塩、ポリアスパラギン酸塩、(デンプン-アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸-ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン・無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の、カルボキシル基含有モノマーを含む重合体が挙げられる。SAPは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。これらSAPの中でも、重量当たりの体液吸収量の観点から、ポリアクリル酸塩が好ましく、ポリアクリル酸ナトリウムがより好ましい。SAPからなるシートの坪量は、吸収性能及び肌触りを良好なものとする観点から、50g/m以上500g/m以下とすることが好ましい。50g/mより小さい場合、体液、特に尿を吸液しにくい傾向があり、500g/mより大きい場合、SAPからなるシートの製造工程でのロスが多くなる傾向がある。
SAPを含有する液吸収性シートとしては、特に限定されないが、液吸収性シート中にSAP粒子を混合したもの、液吸収性シート間にSAP粒子を固着したSAPシート等が好ましい。それ以外にも、SAPを繊維の形態で含有する液吸収性シート等もある。
吸収体20の形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、矩形状、砂時計状、I字状等を挙げることができる。吸収体20は、2層以上を重ねて用いてもよい。また、吸収体20の厚みは、吸収しようとする体液の種類や、吸収体20の形態や材質等に応じて適宜選択されるが、体液の吸収性、保持性や、吸収性物品1の着用者が体液吸収後でも違和感なく動作できるといった観点から、好ましくは2.0mm以上50.0mm以下である。
[バックシート30]
本実施形態では、バックシート30として、身体側に位置する通気性ポリオレフィン系フィルム301と、衣類側に位置し、所定の坪量、平均摩擦係数MIU及び平均摩擦係数の平均偏差MMDを有するパルプ含有不織布302との積層体を用いる。これにより、吸着性物品1を、テープ止めタイプ、パンツタイプ等の紙おむつ(アウター)に対してテープを用いることなく、安定的に固定することができる。そして、吸収性物品1を紙おむつ等のアウターに取り付ける際に、介護者の熟練を要さず、着脱が容易であり、テープ使用のわずらわしさがなくなり、テープの擦れによる肌の傷付きも顕著に抑制される。また、吸収性物品1を比較的長時間着用しても、紙パンツ等のアウターへの良好なホールド性を維持し、体液を吸収する前後で吸収性物品1を装着した状態で動作しても違和感が非常に少ない。
本実施形態の吸収性物品1に用いられるバックシート30は、通気性のポリオレフィン系フィルム301と、ポリオレフィン系フィルム301の衣類側表面に積層された不織布302と、を有し、ポリオレフィン系フィルム301及び不織布302が間欠的に接着された複合シートである。間欠的に接着することにより、例えば、ポリオレフィン系フィルム301とパルプ含有不織布302との間の通気性が向上し、吸収性物品1を装着した状態での蒸れ等を軽減する。実施形態ではポリオレフィン系フィルム301と不織布302とを間欠的に接着しているが、これに限定されず、全面を接着してもよい。これらの接着方法としては特に限定されないが、例えば、ホットメルト系接着剤による接着、圧着などが挙げられる。
(通気性ポリオレフィン系フィルム301)
通気性ポリオレフィン系フィルム301は、防水性及び透湿性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリオレフィン系樹脂と、炭酸カルシウム等の無機充填剤を溶融混練してフィルムを形成し、このフィルムを一軸又は二軸延伸して得られる多孔性ポリオレフィン系フィルム及びそのエンボス加工品や、多孔性ポリオレフィン系フィルム以外の通気性ポリオレフィン系フィルムのエンボス加工品等が挙げられる。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等を挙げることができ、これらをそれぞれ単独で、又は混合して用いることができる。通気性ポリオレフィン系フィルム301は、これらのポリオレフィン系樹脂を使用したフィルムの中でも、耐水性と通気性の観点から、通気性のポリエチレン系フィルムが好ましい。
通気性ポリオレフィン系フィルム301の厚みは特に限定されないが、15μm以上40μm以下であることが好ましく、20μm以上30μm以下であることが更に好ましい。15μmより薄い場合、強度が低くなる傾向があり、40μmより厚い場合、ポリオレフィン系フィルムが硬くなる傾向があり、いずれの場合も吸収性物品1の性能に影響を及ぼす場合がある。
通気性ポリオレフィン系フィルム301の厚みは、シックネスゲージ((株)尾崎製作所製の商品名:ダイヤルシックネスゲージ「PEACOCK(商標名)」)を用いて測定した。測定条件は、35gf/cm(測定荷重250gf、測定子直径30mm)で、測定子と測定台の間に通気性ポリオレフィン系フィルム301を10枚重ねて置き、測定子を1秒間に1mm以下の速度で落下させたときのゲージを読み取り、これを10で除し、1枚当りの厚みを算出した。
通気性ポリオレフィン系フィルム301の坪量は特に限定されないが、10g/m以上30g/m以下であることが好ましい。10g/mより小さい場合、強度が低くなる傾向があり、30g/mより大きい場合、ポリオレフィン系フィルムが硬くなる傾向がある。
(パルプ含有不織布302)
本発明のバックシート30で用いるパルプ含有不織布302(以下単に「不織布302」ともいう)としては、ポリプロピレンからなるスパンボンド不織布に木材パルプ繊維をバインダーを使用せずに、ウォータージェットで交絡、一体化して成る複合不織布が好ましい。この複合不織布は、例えば、ポリプロピレン製スパンボンド不織布の一方の面に、該不織布に対して交絡により結合した木材パルプ繊維の層が形成されたものであり、他方の面にも木材パルプ繊維が交絡により結合していることもある。すなわち、パルプ含有不織布3の好ましい形態として、不織布と不織布の少なくとも一方の表面に水流交絡一体化処理された木材パルプ繊維層とを含む形態が挙げられる。この形態では、木材パルプ繊維層が衣類側を臨むように配置されることが好ましい。ここで、木材パルプ繊維としては、例えば、フラッフパルプ、針葉樹クラフトパルプ等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
不織布302における木材パルプの含有量は、65質量%以上90質量%以下が好ましく、70質量%以上85質量%以下がさらに好ましい。65質量%未満であると得られるパルプ含有不織布の材質や性能が不均一になる傾向があり、90質量%超えると得られるパルプ含有不織布が硬質になり、柔軟性が不足して本実施形態の吸収性物品1のフィット性等が低下する傾向がある。
パルプ含有不織布の坪量は、40g/m以上80g/m以下であり、好ましくは42g/m以上78g/m以下である。40g/m未満であるとバックシート30に用いた場合に柔らかくなりすぎる傾向があり、80g/m超えるとバックシート30に用いた場合に硬質になりすぎる傾向がある。いずれの場合も、吸収性物品1のフィット性やホールド性に影響を及ぼす場合がある。
パルプ含有不織布の厚みは、上述した「PEACOCK」を用いた方法で測定した時、0.25mm以上0.50mm以下であることが好ましく、0.30mm以上0.45mm以下であることがさらに好ましい。0.25mmより低い値の場合、バックシート30が柔らかくなりすぎ、製造時にバックシート30が安定して固定されず、製造歩留まりが低下する傾向がある。また、0.50mmよりも高い値の場合、バックシート30に硬さが生じ、吸収性物品1のフィット性やホールド性に影響を及ぼす傾向がある
(平均摩擦係数MIU及び平均摩擦係数の平均偏差MMD)
本実施形態の吸収性物品1において、バックシート30に用いるパルプ含有不織布302の摩擦感テスターKES-SE(カトーテック株式会社製)による、平均摩擦係数MIUが0.08以上、平均摩擦係数の平均偏差MMDが0.005以上であることが好ましい。なお、平均摩擦係数MIUについては、数値が高いほど、すべりにくいことを示し、平均摩擦係数の平均偏差MMDについては、数値が高いほど、滑らかさが低く、ざらつきが大きいことを示す。
平均摩擦係数MIUが0.08未満、あるいは平均摩擦係数の平均偏差MMDが0.005未満であると、バックシートの触感が滑らかすぎるためにパンツ型紙おむつのようなアウターに取り付けられないため好ましくない。
本発明においては、バックシート30に用いるパルプ含有不織布302の平均摩擦係数MIU及び平均摩擦係数の平均偏差MMDを、上記の数値範囲に調整することにより、更に効果的に高さ方向(図1に示すX方向及びY方向で形成される平面に対して垂直な方向)の風合いを向上させることができる。
平均摩擦係数MIU及び平均摩擦係数の平均偏差MMDの測定方法は、以下のとおりである。摩擦感テスターKES-SE(カトーテック株式会社製)を使用し、試料を平滑な金属平面上に置き、試料上の幅0.5cm、長さ2cmの領域に対して、速度0.1cm/秒の一定速度で接触子を水平に移動させながら平均摩擦係数MIU及び摩擦係数の平均偏差MMDを測定する。接触子には0.5mmのピアノワイヤを10本並べたものを使用し、接触子に加える荷重は、25gfとする。
(バックシート30の作製方法)
バッグシート30の作製方法の一例を示す。通気性ポリオレフィン系フィルム301と不織布302とをホットメルト系接着剤で接着させ、バックシート20を作製すればよい。より具体的には、例えば、所定の塗布パターンになるよう凸版部を形成した転写ロールにより、ホットメルト系接着剤を不織布302に転写して塗布し、その上に通気性ポリオレフィン系フィルム301をセットし、両者を積層したものを所定時間加熱及び/又は加圧して一体化させることにより、バックシート30を作製することができる。このとき不織布302は、2%以上10%以下の範囲で幅方向又は長さ方向に伸ばした状態で、通気性ポリオレフィン系フィルム301と貼り合わせ、その後、不織布302の形状が張力で元に戻ることにより、通気性ポリオレフィン系フィルム301と不織布302との間に、通気性の向上に寄与する空隙が形成される。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
<実施例1>
(フラッフパルプ不織布の作成)
フラッフパルプ不織布は、米国キンバリークラーク社の商品名ハイドロニット不織布を用いた。当該フラッフパルプ不織布は米国特許第5284703号明細書に開示されているように、ポリプロピレン不織布にパルプを水流交絡してシート化したもので、本実施例1では、坪量40g/m、厚み30μmのものを使用した。
(バックシートの作成)
フラッフパルプ含有不織布に、スチレン/ブタジエン/スチレン系共重合体のホットメルト系接着剤の塗布パターンを転写し、その上に通気性ポリエチレン系フィルム(坪量:15g/m2、厚み23μm)をセットした。フラッフパルプ含有不織布と通気性ポリエチレン系フィルムとを一体化させ、バックシートを作製した。なお、ホットメルト系接着剤の塗布面積の割合は、吸収体と接する部位が4.8%であった。
(吸収性物品の作成)
上記で得られたバックシート、トップシートとしてエアスルー不織布(坪量20g/m)、及び吸収体としてフラッフパルプ27gとSAP(ポリアクリル酸ナトリウム)12gとの積層体を図1のX方向の長さ42cm、図1のY方向の幅15cmにカットしたものをそれぞれ用い、吸収体をトップシート及びバックシートで覆い込み、図1のX方向の長さ48cm、図1のY方向の幅19cmのインナーパッド型吸収性物品(尿取りパッド)を作製した。
<実施例2~4、比較例1~2>
通気性ポリエチレン系フィルムとパルプ含有不織布とを積層する際に、パルプ含有不織布のパルプ含有量(%)、坪量(g/m)、厚み(mm)、平均摩擦係数MIU又は平均偏差MMDを変更するか(実施例2~4、比較例1)又はパルプ含有不織布に代えてポリプロピレン製スパンボンド不織布(比較例2)を用い、実施例1と同様にして、実施例2~4、比較例1~2のインナーパッド型吸収性物品(尿取りパッド)を作製した。
<平均摩擦係数MIU及び平均摩擦係数の平均偏差MMD>
実施例1~4、比較例1~2で得られたインナーパッド型吸収性物品について、前述した方法を用いて、バックシートの衣類側を構成するパルプ含有不織布の、平均摩擦係数MIU及び平均摩擦係数の平均偏差MMD(表1では単に「平均偏差MMD」と記載する)を前述した方法で測定し、その結果を表1に示した。
<インナーパッド型吸収性物品の紙おむつへの装着具合>
実施例1~4、比較例1~2のインナーパッド型吸収性物品の紙おむつに対する装着具合(ホールド性)を確認するために、20名のパネラーによる官能評価を行った。インナーパッド型吸収性物品をパンツタイプ紙おむつ(アウター)のインナーとして装着し、インナーパッド型吸収性物品の引っ掛かりを確認し、次の基準で評価し、結果を表1に示した。なお、表1ではこの試験項目を「装着・ホールド性」と表記する。
〇:「問題なく装着されていると感じた」評価者が16人以上20人以下。
△:「問題なく装着されていると感じた」評価者が11人以上15人以下。
×:「問題なく装着されていると感じた」評価者が10人以下。
<インナーパッド型吸収性物品を紙おむつへ装着した時のごわつき感>
実施例1~4、比較例1~2のインナーパッド型吸収性物品を、紙おむつに装着した時のごわつき感を確認するために、20名のパネラーによる官能評価を行った。インナーパッド型吸収性物品をパンツタイプ紙おむつのインナーとして装着し、インナーパッド型吸収性物品のごわつき感を確認し、以下の基準で評価し、結果を表1に示した。なお、表1ではこの試験項目を「ごわつき感」と表記する。
〇:「ごわつかないと感じた」評価者が16人以上20人以下。
△:「ごわつかないと感じた」評価者が11人以上15人以下。
×:、「ごわつかないと感じた」評価者が10人以下。
<着用時の違和感>
実施例1~4、比較例1~2のインナーパッド型吸収性物品を、パンツタイプ紙おむつのインナーとして、日常的に紙おむつを着用するパネラー10名に一晩(10時間)着用してもらい、排尿吸収後のフィット感の良否と横モレの有無について回答を得た。回答をもとに、以下の基準で評価し、表1に示した。
○:「排尿吸収後の違和感がなかった」、「一晩着用していても横モレがなかった」が8人以上10人以下。
△:「排尿吸収後の違和感がなかった」、「一晩着用していても横モレがなかった」が5人以上7人以下。
×:「排尿吸収後の違和感がなかった」、「一晩着用していても横モレがなかった」がいないか4人以下。
Figure 0007441623000001
表1に示す通り、パルプ含有不織布をバックシート最外装(衣類側)に用いた場合、インナーパッド型吸収性物品としてパンツ型紙おむつに装着した際、引っ掛かりに優れるため、パンツ型紙おむつに対するホールド性が維持され、且つ、ごわつき感も少ないことがわかる。また、実際に着用した際の違和感も少ない。
一方で、パルプ含有不織布でも厚みのある比較例1では、パンツ型紙おむつに装着した際、ごわつき感が生じるため、好ましくなく、厚みがある分、硬さも出てしまうため、着用時の違和感も大きい。また、スパンボンド不織布を用いた比較例2では、滑り性が良いためにパンツ型紙おむつへのホールド性が悪く、着用時にズレが生じてしまうため、好ましくない。
1 吸収性物品
10 トップシート
20 吸収体
30 バックシート
301 通気性ポリオレフィン系フィルム
302 パルプ含有不織布
40 立体ギャザー

Claims (5)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置される吸収体と、を備え、紙おむつ内部で補助パッドとして使用するインナーパッド型吸収性物品であって、
    前記バックシートは、肌側に通気性ポリオレフィン系フィルムを有し、非肌側にパルプ含有不織布を有し、
    前記パルプ含有不織布は、ポリプロピレンからなるスパンボンド不織布にパルプ繊維を交絡、一体化した複合不織布であって、前記スパンボンド不織布と、前記スパンボンド不織布の少なくとも非肌側面に交絡により固定化されたパルプ繊維の層と、を含み、
    前記パルプ含有不織布のパルプ含有量は、65質量%以上90質量%以下であり、
    前記パルプ含有不織布は、坪量が40g/m以上80g/m以下であり、厚みが0.25mm以上0.50mm以下であり、且つ、摩擦感テスターKES-SEによる、平均摩擦係数MIUが0.086以上、平均摩擦係数の平均偏差MMDが0.005以上であることを特徴とするインナーパッド型吸収性物品。
  2. 前記通気性ポリオレフィン系フィルムの坪量が、10g/m以上30g/m以下である請求項1に記載のインナーパッド型吸収性物品。
  3. 前記通気性ポリオレフィン系フィルムの厚みが、15μm以上40μm以下である請求項1又は請求項2に記載のインナーパッド型吸収性物品。
  4. 前記通気性ポリオレフィン系フィルムが、多孔性ポリオレフィン系フィルム、そのエンボス加工品、及び多孔性ポリオレフィン系フィルム以外の通気性ポリオレフィン系フィルムのエンボス加工品よりなる群から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の積層体である請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のインナーパッド型吸収性物品。
  5. 前記通気性ポリオレフィン系フィルムが、通気性ポリエチレンフィルムである請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のインナーパッド型吸収性物品。
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