JP2007130308A - 折畳みテーブル - Google Patents

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Yoshio Tokuda
美生 徳田
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Abstract

【課題】 折畳みテーブルとしての機能を損ねることなく、構造簡単にして円滑に折畳み操作(動作)し得る折畳みテーブルを提供することを課題とする。
【解決手段】 中央部から左右に分割形成された左右の天板2A、2Bと、該左右の天板の下面に対しそれぞれ垂下状に装設された一対の脚部3A、3Bとからなる折畳みテーブル1であって、左右の天板2A、2Bの下方には、一端が脚部3A、3Bに連接されかつ他端が該天板2A、2Bの互いに向い合う端面側に延出された左右の連結扣棒6をそれぞれ相対向状に設け、左右の天板2A、2Bの向い合う端面側には、クロス状に組まれその重合部が回動可能に支承された扣腕杆10を配置するとともに、扣腕杆10のそれぞれの一端を該左右の天板の端面側下部に軸支しかつそれぞれの他端を左右の連結扣棒の他端に軸支し、扣腕杆と左右の天板2A、2Bとの軸支部または扣腕杆10と左右の連結扣棒6との軸支部に対し互いに噛合された一対の駆動歯車14をそれぞれ同軸上に設ける。
【選択図】 図5

Description

本発明は、天板が中央部より垂立状に折畳み可能に構成された折畳みテーブルに関するものである。
従来、この種の折畳みテーブルにおいては、該テーブルを構成する天板を中央部より左右の分離し、該分離された左右の天板を山折り状或いは谷折り状に折畳むことができる構造を採用したものが種々案出されているが、いずれの構造のものにあっても、左右の天板の回動(傾動)を許容するように脚部をそれぞれ設け、この左右側がともに連結された状態で左右の天板を種々の複数組のリンク機構(手段)を介して折畳みように構成されていた。(例えば、特許文献1参照)
実公平5−11766号
しかしながら、上記した従来の構造のものにあっては、左右の天板を折畳む構成として種々の複数組のリンク機構(手段)を採用しているため、その構成が複雑となり折畳み操作(動作)の円滑化に欠けるものとなり、また、該天板の下方のスペースを占有してしまいテーブルとしての使用状態に不便さを伴うものであり、折畳みテーブルとしてその機能を満足することができなかった。
そこで、本発明は、折畳みテーブルとしての機能を損ねることなく、構造簡単にして円滑に折畳み操作(動作)し得る折畳みテーブルを提供することを課題とする。
上記した課題は、各請求項記載の発明によって解決される。
すなわち、請求項1記載の発明は、中央部から左右に分割形成された左右の天板と、該左右の天板の下面に対しそれぞれ垂下状に装設された一対の脚部とからなる折畳みテーブルであって、
前記左右の天板の下方には、一端が前記脚部に連接されかつ他端が該天板の互いに向い合う端面側に延出された左右の連結扣棒をそれぞれ相対向状に設け、
前記左右の天板の向い合う端面側には、クロス状に組まれその重合部が回動可能に支承された扣腕杆を配置するとともに、該扣腕杆のそれぞれの一端を該左右の天板の端面側下部に軸支しかつそれぞれの他端を前記左右の連結扣棒の他端に軸支し、
前記扣腕杆と左右の天板との軸支部または扣腕杆と左右の連結扣棒との軸支部に対し互いに噛合された一対の駆動歯車をそれぞれ同軸上に設けたことを要旨とする。
この構成によれば、左右の天板の折畳み操作(動作)に際し、一方側(例えば、左側)の天板を、扣腕杆の重合部の支承部を中心として互いに向い合う端面が上方に突き上げられた状態で内側方向に垂立状に回動(傾動)すると、当該天板の回動(傾動)に伴って、扣腕杆のクロス状の間隔が狭められる方向の回動され、当該天板側の連結扣棒も同状態で回動(傾動)されるので、この天板及び連結扣棒の内側方向への垂立状態の回動(傾動)に追随して他方側(例えば、右側)の天板及び連結扣棒が互いに向い合う端面が上方に突き上げられた状態で内側方向に垂立状に回動(傾動)される。これによって、左右の天板を、その互いに向い合う端面がそれぞれ上方に向けた垂立状態に同時に折畳むことができる。
そして、この左右の天板の折畳み操作(動作)に際し、扣腕杆と左右の天板との軸支部または扣腕杆と左右の連結扣棒との軸支部上に設けられた一対の駆動歯車が互いに噛合されているため、一方側の天板の回動(傾動)が他方側の天板の回動(傾動)として確実に伝達され、その両者の同時回動(傾動)動作を円滑かつ確実になし得るものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の折畳みテーブルであって、
前記左右の天板における左右の連結扣棒自体または該連結扣棒のほぼ全長にわたって棚部部材を組付けて該左右の天板の下方に棚部をそれぞれ形成してなることを要旨とする。
この構成によれば、左右の天板の折畳み動作を阻害することなく、それぞれの天板下方に棚部を簡単に構成することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の折畳みテーブルであって、
前記扣腕杆の重合部における支承軸にロックナットが螺合されたネジ部を形成し、このロックナットは、前記ネジ部に対する螺進時に扣腕杆の側面に圧接されて該扣腕杆の回動を阻止するとともに螺退時に扣腕杆の側面への圧接を解かれて該扣腕杆の回動を許容するように構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、ロックナットをネジ部に対して螺進することによって、扣腕杆の側面に圧接されて該扣腕杆の回動を阻止し、また、螺退することによって、扣腕杆の側面への圧接が解かれて該扣腕杆の回動を許容するもので、そのロックナットにより左右の天板の折畳み状態及び展開状態を確実に保持することができるものである。
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の折畳みテーブルであって、
前記一対の駆動歯車のうち、いずれか一方の駆動歯車の軸部を前記扣腕杆の外方に突出し、該突出部にロックナットが螺合されたネジ部を形成し、このロックナットは、前記ネジ部に対する螺進時に扣腕杆の側面に圧接されて該扣腕杆の回動を阻止するとともに螺退時に扣腕杆の側面への圧接を解かれて該扣腕杆の回動を許容するように構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、請求項3記載の発明と同様に、ロックナットをネジ部に対して螺進することによって、扣腕杆の側面に圧接されて該扣腕杆の回動を阻止し、また、螺退することによって、扣腕杆の側面への圧接が解かれて該扣腕杆の回動を許容するもので、そのロックナットにより左右の天板の折畳み状態及び展開状態を確実に保持することができるものである。
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の折畳みテーブルであって、
ロックナットに回動操作用のレバーを設けるとともに、前記ネジ部におけるネジピッチを少なくとも該ネジ部に対してロックナットがほぼ1/4回転する角度で前記扣腕杆の側面への圧接及び圧接解離する寸法に設定されていることを要旨とする。
この構成によれば、左右の天板における折畳み及び展開動作に際し、ロックナットによる扣腕杆の回動の阻止状態及びその回動の許容状態を簡単に視認して確認することができ、該左右の天板の折畳み操作及び展開操作を円滑かつ確実になし得るものである。
請求項1記載の発明によれば、左右の天板における折畳み及び展開動作に際し、その折畳み及び展開時の同時の回動(傾動)動作を円滑かつ確実に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、左右の天板の折畳み動作を阻害することなくそれぞれの天板下部に棚部を簡単に構成することができる。
請求項3記載の発明によれば、ロックナットによって、左右の天板の折畳み状態及び展開状態を確実に保持することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様に、左右の天板の折畳み状態及び展開状態を確実に保持することができる。
請求項5記載の発明によれば、ロックナットによる扣腕杆の回動の阻止状態及びその回動の許容状態を簡単に視認して確認することができ、該左右の天板の折畳み操作及び展開操作を円滑かつ確実になし得る。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、実施例にしたがって説明する。
図1〜図8に示すように、本実施例の折畳みテーブル1は、大別すると、左右の天板2A、2Bと、該天板2A、2Bの下面ほぼ中央部の両側に設けられた一対の脚部3A、3Bとから構成されている。この天板2A、2Bは、所定の厚さのほぼ長方形の矩形状にそれぞれ形成されており、その展開状態において互いに向い合う端面を接し合うように上面が同一平面上に位置されるものである。
前記脚部3A、3Bは、それぞれ下端のほぼコ字状の水平杆4aと、該水平杆4aのほぼ両端部から直角状に垂立された2本の脚杆4b、4bと、さらに前記水平杆4aの両端片下面側に取付けられたキャスター状の車輪4c、4cとから構成されており、前記左右の天板2A、2Bの下面に対しその脚杆4b、4bの上端が取付けブラケット5、5に対して支軸7、7を介して回動(傾動)可能にそれぞれ装設されている。
そして、左右の天板2A、2Bの下方の両側縁部側には比較的長尺の左右の連結扣棒(連結リンク棒)6〜6が2本ずつ相対向状に配置されており、この左右の連結扣棒6〜6のほぼ後端部が前記脚部3A、3Bにおける2本の脚杆4b、4bのほぼ上部に対して支軸8、8を介して回動(傾動)可能に遊嵌状態で軸支され、その先端部が該左右の天板2A、2Bの互いに向い合う端面側に延出されている。
また、前記左右の天板2A、2Bの向い合う端面側の下面ほぼ両側には、軸受け状の取付けブラケット9〜9がそれぞれ2箇所ずつ装設され、それぞれ後述する支承軸12、12が回動可能に横架されている。
2本の腕杆10a、10bがほぼクロス状(X状)にそれぞれ組まれた扣腕杆(リンク腕杆)10、10は、その重合部が支承軸11、11を介して回動可能に支承されており、その一方の腕杆10aの上端部が前記左の天板2Aにおける取付けブラケット9、9に横架された支軸12、12の両端部に傾動(傾動)可能にそれぞれ軸支されるとともに、下端部が右の連結扣棒6の先端部に横架された支軸13、13の両端部に対し傾動(傾動)可能にそれぞれ軸支されている。また、該扣腕杆(リンク腕杆)10、10における他方の腕杆10bの上端部が前記一方の腕杆10aと同様に、右の天板2Bにおける取付けブラケット9、9に横架された支軸12、12の両端部に対し傾動(傾動)可能にそれぞれ軸支されるとともに、下端部が左の連結扣棒6の先端部に横架された支軸13、13の両端部に対し傾動(傾動)可能にそれぞれ軸支されている。
これによって、左の天板2A及び左の連結扣棒6側と右の天板2B及び右の連結扣棒6側とがクロス状(X状)に組まれた扣腕杆(リンク腕杆)10、10及び支軸12、13により、該両天板2A、2Bが互いに向い合う端面を上方に突き上げた状態で内側方向に垂立状に折畳み可能及び水平状の展開可能に構成されるものである。
また、前記扣腕杆10、10と左右の天板2A、2Bとを軸支する支軸12、12には前記扣腕杆10、10の内方に位置されかつ互いに噛合された一対の駆動歯車14、14が2組ずつそれぞれ同軸上に回動(傾動)可能に支承されるとともに、その端面の一部が前記左右の天板2A、2Bに端部下面に対しブラケット14a、14aを介して一体状に取付けられており、両天板2A、2Bが互いに向い合う端面が上方に突き上げられた状態で内側方向に垂立状に折畳み回動及び水平状への展開回動に伴って該両天板2A、2Bとともに変位して噛合しながら回動されるものである。
そして、前記一方側の扣腕杆10における重合部の支承軸11は、その腕杆10aの外方に突出され、該突出部にロックナット15が螺合されたネジ部16が形成されている。このロックナット15は、前記ネジ部16に対する螺進時に扣腕杆10における腕杆10aの側面に圧接されて該扣腕杆10の回動を阻止するとともに、その螺退時に扣腕杆10における腕杆10aの側面への圧接が解かれて該扣腕杆10の回動を許容するように構成されている。
前記ロックナット15には回動操作用のレバー17がそのボス部により該ロックナット15外周部を抱持するように設けられており、前記ネジ部16におけるネジピッチが少なくともネジ部16に対してロックナット15がほぼ1/4回転する角度で前記扣腕杆10における腕杆10aの側面への圧接及び圧接解離する寸法に設定されており、また、ロックナット15のレバー17は、ロックナット15に対し、該ロックナット15が扣腕杆10における腕杆10aの側面への圧接を解かれた状態では水平状に横方向を指向する位置にかつロックナット15が扣腕杆10における腕杆10aの側面に圧接された状態では垂下状に下方を指向する位置になるように設定して取付けられるものである。
本実施例の折畳みテーブル1は上述のように構成されたものであり、左右の天板2A、2Bの折畳み操作(動作)に際し、一方側(例えば、左側)の天板2Aを、扣腕杆10の重合部の支承軸11を中心として互いに向い合う端面が上方に突き上げられた状態で内側方向に垂立状に回動(傾動)すると、当該天板2Aの回動(傾動)に伴って、扣腕杆10がそのクロス状の間隔が狭められる方向の回動され、当該天板2A側の連結扣棒6も同状態で回動(傾動)されるので、この天板2A及び連結扣棒6の内側方向への垂立状態の回動(傾動)に追随して他方側(例えば、右側)の天板2B及び連結扣棒6が互いに向い合う端面を上方に突き上げられた状態で内側方向に垂立状に回動(傾動)される。(図3及び図5(a)参照)
これによって、左右の天板2A、2Bを、その互いに向い合う端面がそれぞれ上方に向けられた垂立状態に同時に折畳むことができる。(図4及び図5(b)参照)
そして、この左右の天板2A、2Bの折畳み動作中、該左右の天板2A、2Bにおけるそれぞれの脚部3A、3Bは、該天板天板2A、2Bに対する支軸7、7及び連結扣棒6〜6に対する支軸8〜8を介して回動可能に支承(支軸8〜8に対しては遊嵌状態)されているため、その車輪4c、4cを設置面に接した状態で常に垂立状態が維持されるものである。(図3、4参照)
さらに、左右の天板2A、2Bの折畳み操作(動作)に際し、扣腕杆10と左右の天板2A、2Bとの支軸12上に設けられた各一対の駆動歯車14、14が、該左右の天板2A、2Bとともに変位されかつ互いに噛合されているため、一方側の天板2Aの回動(傾動)が確実に他方側の天板2Bに伝達され、その両者の同時回動(傾動)動作を円滑かつ確実になし得、左右の天板2A、2Bの折畳み操作(動作)の円滑化及びその確動化を助長することができるものである。
そして、左右の天板2A、2Bの折畳み状態から水平状に展開する場合には、上述とは逆動作により左右の天板2A、2Bを簡単に展開することができる。この場合、脚部3A、3Bの垂立状態及び各一対の駆動歯車14、14の噛合状態は、前記と同様に維持されるものである。
上記した左右の天板2A、2Bの折畳み状態及び展開状態において、扣腕杆10の重合部の支承軸11に設けたロックナット15のレバー17を水平方向に指向する位置から垂下状に下方を指向する位置に1/4回動操作して該ロックナット15を支軸11のネジ部16に対して螺進すると、該ロックナット15が扣腕杆10の腕杆10aの側面に圧接されて該扣腕杆10の回動を阻止することができ、これによって、左右の天板2A、2Bの折畳み状態及び展開状態を確実に保持することができる。(図7参照)
また、ロックナット15のレバー17を垂下状に下方を指向する位置から水平方向に指向する位置に前記とは逆に1/4回動操作して該ロックナット15を支軸11のネジ部16に対して螺退すると、該ロックナット15が扣腕杆10の腕杆10aの側面への圧接を解かれて該扣腕杆10の回動を許容することができ、これによって、左右の天板2A、2Bの折畳み状態及び展開状態への回動(傾動)動作を簡単に行うことができる。(図8参照)
そして、ロックナット15のレバー17が垂下状に下方を指向する位置において扣腕杆10の回動を阻止し、水平方向に指向する位置において該扣腕杆10の回動を許容するように設定することにより、該レバーの指向する方向を視認するのみでロックナット15による扣腕杆の回動の阻止状態及びその回動の許容状態を簡単に確認することができる。
さらに、本実施例においては、左右の天板2A、2Bにおける左右の連結扣棒6、6を該天板2A、2Bの下方における棚部としてそれぞれ構成すること、また、左右の連結扣棒6、6のほぼ全長にわたって別の部材(図示しない)を組付けて棚部をそれぞれ形成することができるため、左右の天板2A、2Bの折畳み動作を阻害することなくそれぞれの天板2A、2Bの下方に棚部を簡単に構成することができる。
そして、上記した実施例においては、ロックナット15を扣腕杆(リンク腕杆)10、10の重合部における支軸11の一方側に形成した場合について説明したが、これに限定するものではなく、天板2A、2B側と扣腕杆(リンク腕杆)10、10側との一つの支軸12側に設けてもよく、また、連結扣棒(連結リンク棒)6と扣腕杆(リンク腕杆)10、10との一つの支軸13側に形成してもよく、いずれも前述した実施例と同様に構成し得るものである。
さらに、上記した実施例においては、一対の駆動歯車14、14を天板2A、2B側と扣腕杆(リンク腕杆)10、10側との支軸12側に設けた場合について説明したが、これに限定するものではなく、図9及び図10に示すように連結扣棒(連結リンク棒)6と扣腕杆(リンク腕杆)10、10との支軸13に対し、該連結扣棒(連結リンク棒)6の近傍に回動可能に設けることができる。この場合においては、前述した実施例と同様に両天板2A、2Bとともに変位して噛合しながら回動するように駆動歯車14、14の一部が連結扣棒(連結リンク棒)6と一体状に組付けられるものである。
また、扣腕杆(リンク腕杆)10の構成も前述した形態に限定するものではなく、図11に示す変形クロス状の形態に構成することもできる。
本発明の一実施例の形態を示す展開状態の正面図である。 同じく底面図である。 折畳み状態の途中を示す正面図である。 折畳み状態を示す正面図である。 (a)(b)は、扣腕杆の関連回りの作動状態を示す説明図である。 ロックナットの関連を示す断面図である。 (A)(B)は、ロックナットの折畳み途中の状態を示す作動説明図である。 (A)(B)は、同じくロックナットの折畳み時の状態を示す作動説明図である。 駆動歯車の取付けの別例を示す一部破断の正面図である。 同じく一部破断の正面図である。 扣腕杆の別形態を示す一部破断の正面図である。
符号の説明
1 折畳みテーブル
2A 左の天板
2B 右の天板
3A 左の脚部
3B 右の脚部
6 連結扣棒
10 扣腕杆
14 駆動歯車

Claims (5)

  1. 中央部から左右に分割形成された左右の天板と、該左右の天板の下面に対しそれぞれ垂下状に装設された一対の脚部とからなる折畳みテーブルであって、
    前記左右の天板の下方には、一端が前記脚部に連接されかつ他端が該天板の互いに向い合う端面側に延出された左右の連結扣棒をそれぞれ相対向状に設け、
    前記左右の天板の向い合う端面側には、クロス状に組まれその重合部が回動可能に支承された扣腕杆を配置するとともに、該扣腕杆のそれぞれの一端を該左右の天板の端面側下部に軸支しかつそれぞれの他端を前記左右の連結扣棒の他端に軸支し、
    前記扣腕杆と左右の天板との軸支部または扣腕杆と左右の連結扣棒との軸支部に対し互いに噛合された一対の駆動歯車をそれぞれ同軸上に設けたことを特徴とする折畳みテーブル。
  2. 請求項1記載の折畳みテーブルであって、
    前記左右の天板における左右の連結扣棒自体または該連結扣棒のほぼ全長にわたって棚部部材を組付けて該左右の天板の下方に棚部をそれぞれ形成してなることを特徴とする折畳みテーブル。
  3. 請求項1または2記載の折畳みテーブルであって、
    前記扣腕杆の重合部における支承軸にロックナットが螺合されたネジ部を形成し、このロックナットは、前記ネジ部に対する螺進時に扣腕杆の側面に圧接されて該扣腕杆の回動を阻止するとともに螺退時に扣腕杆の側面への圧接を解かれて該扣腕杆の回動を許容するように構成されていることを特徴とする折畳みテーブル。
  4. 請求項1または2記載の折畳みテーブルであって、
    前記一対の駆動歯車のうち、いずれか一方の駆動歯車の軸部を前記扣腕杆の外方に突出し、該突出部にロックナットが螺合されたネジ部を形成し、このロックナットは、前記ネジ部に対する螺進時に扣腕杆の側面に圧接されて該扣腕杆の回動を阻止するとともに螺退時に扣腕杆の側面への圧接を解かれて該扣腕杆の回動を許容するように構成されていることを特徴とする折畳みテーブル。
  5. 請求項3または4記載の折畳みテーブルであって、
    ロックナットに回動操作用のレバーを設けるとともに、前記ネジ部におけるネジピッチを少なくとも該ネジ部に対してロックナットがほぼ1/4回転する角度で前記扣腕杆の側面への圧接及び圧接解離する寸法に設定されていることを特徴とする折畳みテーブル。

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