JP6938338B2 - 天板付什器 - Google Patents
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Description
天板の昇降機能は、天板を支持する脚体を上下方向に伸縮可能とすることによって実現される場合が多い。このような脚体は、下方に位置する筒状の下部脚体の内側に、上部脚体を収容して構成される。この構成によれば、脚体の伸縮時には、上部脚体が下部脚体に対して上下方向に昇降する。
例えば特許文献1には、上記したような天板の昇降機能と、天板の回動機能と、を兼ね備えた天板付什器が開示されている。
また、この構成によれば、上面部及び側面部が上部脚体の上端部(上端面から第一側面に至る部分)に沿って配置されるので、上部脚体に対して連結ブラケットを強固に取り付けることができる。これにより、脚体と天板支持部とを、連結ブラケットを介して強固に連結し、天板を安定的に支持することができる。
また、この構成によれば、連結ブラケットをより強固なものとすることができ、天板を確実に支持することができる。
この構成によれば、天板支持部を、連結ブラケットの上面部に連結せず、側面部に連結することで、連結ブラケット(上部脚体の上端面)上に、天板支持部が存在せず、脚体上をフラットにすることができる。また、天板支持部を連結ブラケットの上面部に連結する場合に比べ、天板高さを高くすることなく脚体の上下長さを長くすることが可能となり、上下昇降させることが可能な範囲(ストローク)を大きくできる。
この構成によれば、使用状態において、連結ブラケットの上面部と天板との間に、上下方向の隙間よりも小さい物品等を挟み込むのを抑えることができる。
図1は、本実施形態に係る天板付什器10の全体構成を示す斜視図である。図2は、天板付什器10の非使用状態を示す斜視図である。図3は、天板付什器10を天板11の長手方向から見た側面図である。
図1〜図3に示すように、天板付什器10は、天板11と、一対の脚体20と、天板支持部30と、を備えている。
本実施形態において、天板11は、上下方向から見た平面視外形が長方形の平板状をなしている。但し、天板11の平面視外形は、正方形や円形等、適宜変更が可能である。
各脚体20は、上下方向に伸縮可能とされている。各脚体20は、床面Fに沿って設けられるベース部材21と、ベース部材21上に設けられて上下方向に延びる脚部材22と、を備えている。
図3、図4に示すように、脚部材22は、上部脚体24と、下部脚体25と、を備えている。
図5、図6に示すように、脚体20の上部脚体24上には、連結ブラケット40が設けられている。連結ブラケット40は、上部脚体24の上端部と天板支持部30とを連結する。図5〜図7に示すように、連結ブラケット40は、上面部41と、側面部42と、一対の延設部43と、を一体に備える。
側面部42は、上面部41の外周部の一辺(天板11の長手方向において、内側(天板11の中心に向かう方向)に位置する辺)から下方に向かって延び、上部脚体24の第一側面24sに沿って設けられる。
このようにして、側面部42と一対の延設部43とは、平面視において、天板11の長手方向で上部脚体24の外側に向かう方向に開口するC字状をなしている。
天板11を使用状態から非使用状態に移行させるとき、使用者は、操作部材51を操作する。すると、図8に示すように、第一ロックプレート38は、操作ワイヤ50によって引っ張られて軸38s周りに回動し、ピン収容溝33mから退避する。これにより、第一ロックピン36の拘束が解除される。この状態で、図9、図10に示すように、天板11を使用状態から起こす方向に回動させ、非使用状態へと移行させることができる。
図11に示すように、天板11は、脚体20を伸縮させることによって天板11の高さを変更しても、上部脚体24及び連結ブラケット40間、並びに連結ブラケット40及び天板11間の上下方向での相対位置は変化しない。すなわち、天板11の高さに関わらず、連結ブラケット40の上面部41と、天板11と、の隙間Sの寸法は変動しない。
この構成によれば、脚体20の伸縮時には、上部脚体24の収容凹部24k内に少なくとも上端部が収容された下部脚体25が、上部脚体24の下端開口を通じて上部脚体24に対して上下方向に移動する。すなわち、脚体20を伸縮させても、上部脚体24に対する天板支持部30や天板11の位置関係は変化しない。したがって、天板11を回動させて、天板付什器10の使用形態を使用状態と非使用状態との間で変更する場合や、脚部材22を伸縮させて天板11の高さを変更する場合に、脚体20の上部脚体24と天板11との間に、物品等を挟み込むのを抑えることができる。その結果、天板11の使用態様の変更を確実に行うことが可能となる。
この構成によれば、上面部41及び側面部42が上部脚体24の上端部(上端面24tから第一側面24sに至る部分)に沿って配置されるので、上部脚体24に対して連結ブラケット40を強固に取り付けることができる。これにより、脚体20と天板支持部30とを、連結ブラケット40を介して強固に連結し、天板11を安定的に支持することができる。
この構成によれば、連結ブラケット40をより強固なものとすることができ、天板11を確実に支持することができる。
この構成によれば、天板支持部30を、連結ブラケット40の上面部41に連結せず、側面部42に連結することで、連結ブラケット40上(上部脚体24の上端面24t)上に、天板支持部30が存在せず、脚体20上をフラットにすることができる。また、天板支持部30を連結ブラケット40の上面部41に連結する場合に比べ、天板高さを高くすることなく脚体20の上下長さを長くすることが可能となり、上下昇降させることが可能な範囲(ストローク)を大きくできる。
この構成によれば、使用状態において、連結ブラケット40の上面部41と天板11との間に、上下方向の隙間Sよりも小さい物品等を挟み込むのを抑えることができる。
例えば、本発明の天板付什器は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上述した実施形態では、使用状態において、連結ブラケット40の上面部41と天板11との間に隙間Sが設けられた構成について説明したが、この構成のみに限られない。すなわち、連結ブラケット40の上面部41と天板11とは、隙間Sを隔てずに、互いに突き当たるようにしてもよい。
上述した実施形態では、連結ブラケット40を介して脚体20に天板支持部30が連結される構成について説明したが、この構成のみに限られない。脚体20に天板支持部30が直接連結されていてもよい。この場合には、使用状態において、上部脚体24の上端面24tと天板11の下面との間に隙間が設けられていても、上部脚体24の上端面24tと天板11の下面とが突き当たっていてもよい。
上述した実施形態では、非使用状態において、天板11が起立(天板11の上面11tと床面Fとのなす角度が直角)する構成について説明したが、この構成のみに限られない。天板11は、非使用状態において、使用状態に比べて床面Fとのなす角度が大きくなっていればよい。これにより、非使用状態において、天板11を床面Fに投影した際の投影面積が、使用状態に比べて小さくなるので、非使用時等において、天板付什器10を近接させて保管しておくことができる。
11 天板
20 脚体
24 上部脚体
24k 収容凹部
24r 第二側面
24s 第一側面
24t 上端面
25 下部脚体
30 天板支持部
40 連結ブラケット
41 上面部
42 側面部
43 延設部
F 床面
S 隙間
Claims (3)
- 上下方向に伸縮可能とされ、床面上に互いに離間して配置された一対の脚体と、
前記脚体の上方に配置された天板と、
前記脚体及び前記天板間を連結するとともに、前記天板の上面が前記床面に沿って配置された使用状態、及び前記天板の上面が前記床面に対して傾いて配置された非使用状態の間で、前記天板を回動可能に支持する天板支持部と、を備え、
前記脚体は、
下方に向かって開口した収容凹部を有し、前記天板支持部が連結された上部脚体と、
前記上部脚体の前記収容凹部内に少なくとも上端部が収容され、前記収容凹部の下端開口を通じて前記上部脚体に対して上下方向に移動可能な下部脚体と、を備え、
前記天板支持部と前記上部脚体の上端部とを連結する連結ブラケットをさらに備え、
前記連結ブラケットは、
前記上部脚体の上端面に沿って設けられる上面部と、
前記上面部から下方に向かって延び、前記上部脚体の第一側面に沿って設けられる側面部と、
前記側面部の幅方向両側から前記側面部に交差する方向に延び、前記上部脚体のうち、前記第一側面に対して隣り合う一対の第二側面に沿ってそれぞれ設けられる一対の延設部と、を備え、
前記延設部は、前記上面部に連なっている天板付什器。 - 上下方向に伸縮可能とされ、床面上に互いに離間して配置された一対の脚体と、
前記脚体の上方に配置された天板と、
前記脚体及び前記天板間を連結するとともに、前記天板の上面が前記床面に沿って配置された使用状態、及び前記天板の上面が前記床面に対して傾いて配置された非使用状態の間で、前記天板を回動可能に支持する天板支持部と、を備え、
前記脚体は、
下方に向かって開口した収容凹部を有し、前記天板支持部が連結された上部脚体と、
前記上部脚体の前記収容凹部内に少なくとも上端部が収容され、前記収容凹部の下端開口を通じて前記上部脚体に対して上下方向に移動可能な下部脚体と、を備え、
前記天板支持部と前記上部脚体の上端部とを連結する連結ブラケットをさらに備え、
前記連結ブラケットは、
前記上部脚体の上端面に沿って設けられる上面部と、
前記上面部から下方に向かって延び、前記上部脚体の第一側面に沿って設けられる側面部と、を備え、
前記天板支持部は、前記連結ブラケットの前記側面部に連結されている天板付什器。 - 上下方向に伸縮可能とされ、床面上に互いに離間して配置された一対の脚体と、
前記脚体の上方に配置された天板と、
前記脚体及び前記天板間を連結するとともに、前記天板の上面が前記床面に沿って配置された使用状態、及び前記天板の上面が前記床面に対して傾いて配置された非使用状態の間で、前記天板を回動可能に支持する天板支持部と、を備え、
前記脚体は、
下方に向かって開口した収容凹部を有し、前記天板支持部が連結された上部脚体と、
前記上部脚体の前記収容凹部内に少なくとも上端部が収容され、前記収容凹部の下端開口を通じて前記上部脚体に対して上下方向に移動可能な下部脚体と、を備え、
前記天板支持部と前記上部脚体の上端部とを連結する連結ブラケットをさらに備え、
前記連結ブラケットは、
前記上部脚体の上端面に沿って設けられる上面部と、
前記上面部から下方に向かって延び、前記上部脚体の第一側面に沿って設けられる側面部と、を備え、
前記使用状態において、前記連結ブラケットの前記上面部と前記天板との間には、上下方向に隙間が設けられている天板付什器。
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