JP4000272B2 - 折り畳みテーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右に離間する脚支柱に対して天板が略水平な使用位置と、略垂直な待避位置との間で回動し、且つ前記両位置を係合手段により維持すると共に、該係合手段を前記天板に設けた操作部材により解除可能とした折り畳みテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の折り畳みテーブルとしては、本件出願人は天板回動係止部が外部から隠蔽されるようにすると共に、指などが挟まれる危険性が回避され、安全性を向上することができる改良された折り畳みテーブルを既に開発している。
【0003】
図10は天板が水平位置に保持された状態を示す上述の折り畳みテーブルの側面図であり、図11は天板が起立状態に折り畳まれた状態で前後に複数の折り畳みテーブルを重ねて収納した状態を示す上述の折り畳みテーブルの側面図である。
【0004】
図10に示すように、折り畳みテーブル01は、天板02の下面両側部に設けた左右一対の前後方向を向くブラケット03と、それぞれ左右方向を向く枢軸05をもって、ベースB上に立設した左右一対の脚支柱04上端部に枢着することにより、天板02が、両脚支柱04の上端近くにおいて倒伏する水平の使用位置と、脚支柱04の前側において起立する折り畳み側との間を回動し得るようになっている。
【0005】
詳しくは、両脚支柱04の上端部内側面に、枢軸05が挿通する軸孔(不図示)と、ブラケット03に設けた左右方向を向く2本の係止ピン08、09と係合して天板02を水平の使用位置と起立位置とに保持し得る2個の図示しない係止溝とを前後に有する支持片(不図示)が設けられ、この支持片の上端部と、操作レバー013の操作に連動して係止ピン08、09と両係止溝との係脱を行う係止ピン移動部材015とを、ほぼ下向きコ字形とした一方のブラケット03の対向する両側板間に収容している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように構成された折り畳みテーブル01は、両脚柱04に対して天板02が水平位置または略垂直な収納位置に位置決めされる際に、衝撃音や損傷の発生、または図11に示すように、略垂直状態となる収納位置で折り畳みテーブル01同士を前後方向に重ねた際における隣接する折り畳みテーブル01の突設部との接触による天板上面に擦り傷が生ずることから、出願人は更に研究を進めた結果、天板02が水平または垂直状態に位置決めされる位置、または収納位置における隣接テーブルの天板02との当接を緩衝することで、衝撃音や傷の発生を防止できる点に着目し本発明の折り畳みテーブルを開発した。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、天板が略水平または略垂直位置に位置決めされる際、または略垂直位置となる待避位置で折り畳みテーブル同士を前後方向に重ねた際において、天板と当接する部分を緩衝材で緩衝して衝撃音や傷の発生を防止することができる折り畳みテーブルを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の折り畳みテーブルは、左右に離間する脚支柱に対して天板が略水平な使用位置と、略垂直な待避位置との間で回動し、且つ前記両位置を係合手段により維持すると共に、該係合手段を前記天板に設けた操作部材により解除可能とした折り畳みテーブルにおいて、
前記左右両脚支柱上端部に上方と前後方向とが開口する凹所をそれぞれ設け、該凹所内に前記天板の左右下面側に設けた左右フレームを枢軸により回動可能に軸支すると共に、該左右フレームと前記凹所との間に、前記天板が略水平な使用位置となった時に前記左右フレーム下面がそれぞれ当接する第1当接部と、天板が略垂直な待避位置となった時に前記左右フレーム下面がそれぞれ当接する第2当接部とを備えた樹脂製の緩衝受材が配設され、該緩衝受材は一側は前記枢軸により回動可能に軸支され、他側は係脱自在の嵌合により脚支柱上端に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、樹脂製の緩衝受材が第1及び第2当接部を有しているから、天板が略水平位置に位置決めされた際は第1当接部によって緩衝され、天板が略垂直状態となる待避位置に位置決めされた際は第2当接部によって緩衝することことができる。また、緩衝受材はビス等の締結具を用いることなく容易に脚支柱上端の凹部に装脱できる。
【0009】
本発明の折り畳みテーブルは、前記凹所は2枚の支持板で構成され、前記左右フレームはそれぞれ前記2枚の支持板に支持された枢軸により回動可能に軸支されていることが好ましい。
このようにすれば、2枚の支持板で左右のフレームを確実に支持することができ、また、支持板間で形成された凹所内で左右フレームが当接するので、当接時に指などが不用意に挟まれる危険性が少ない。
【0011】
本発明の折り畳みテーブルは、前記緩衝受材には、前記左右フレームのそれぞれが枢動運動するときの側案内となる側支持部が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、緩衝受材の側支持部により左右のフレームがそれぞれ円滑に凹所に対して回動することができる。
【0012】
本発明の折り畳みテーブルは、前記緩衝受材の前方側には、脚支柱の前端より前方側に突設する第3の当接部が形成され、前記天板を略垂直状態となる待避位置で折り畳みテーブル同士を前後方向に重ねた時に、前記第3の当接部が隣接する折り畳みテーブルの天板と当接するように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、折り畳みテーブル同士を前後方向に重ねた時に、第3の当接部により隣接した折り畳みテーブルの天板を保護することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の折り畳みテーブルを示し、(a)は水平な使用状態にある折り畳みテーブルの斜視図、(b)は垂直な待避位置にある折り畳みテーブルの斜視図、図2は天板下面における操作装置の分解斜視図、図3の(a)は使用状態にある折り畳みテーブルの係合手段を示す部分拡大側面図であり、(b)は折り畳みテーブルの係合手段を示す一部破断した部分側面図である。
【0014】
先ず、図1において、折り畳みテーブル1は、底面の左右に配置されて前後に開脚された一対の脚柱4a、4bの下端に設けられた4個のキャスタSに支持されて床面3上を移動可能であって、床面3の所定位置に停止保持することができるようになっている。
【0015】
この折り畳みテーブル1は、図1の(a)に示すように、使用状態では脚支柱に対して前方Fが手前に位置するように横長矩形の天板2が略水平に保持された状態に維持され、不使用時には図1の(b)に示すように、天板の前方Fが上方に向く略垂直な待避位置に保持した状態に維持されて、図9に示すように、複数台の折り畳みテーブルと共に重ねて収容することができるようになっている。
【0016】
そして、上記のように水平位置と不使用状態となる垂直位置で係合保持した状態で維持される天板2には、両位置間で回動する際に上記の係合状態を解除するための操作装置が設けられている。
【0017】
また、上記の折り畳みテーブル1は、図2に示すように、左右一対の脚支柱4a、4bの上端に、前後に突設した一対の支持板6a、6bを備えた支持具5a、5bがそれぞれ取着され、これら左右の支持具5a、5b間は連結部材12で連結されている。更に、天板2は、連結部材12と横フレーム9aとの中間にはダンパー装置Dが連結されており、天板2が回動した終端位置での衝撃を緩和している。
【0018】
一方、天板2の下面には前後に延びる左右の縦フレーム8a、8bと、これら一対の縦フレーム8a、8b間の前後に接続された横フレーム9a、9bとが取付けられており、これら縦、横の各フレーム8a、8b及び9a、9bは、上方が開口する断面コ字形に形成され、前方に配置される横フレーム9a中央には操作装置15に接続される一対のワイヤーW1、W2の端部を挿通するための開口10が形成されている。
【0019】
更に、前方の横フレーム9aには、その下面に上面が開口する断面コ字形のフレームカバー14が装着されており、その中央前方には開口10を挿通した一対のワイヤー端部が挿通するための挿通孔14a、14bが形成されている。
【0020】
左右の縦フレーム8a、8b側面の略中央には、幅方向に貫通する一対の長孔16a、16bが前後に形成されると共に、両長孔16a、16bの中間部には支持孔18が穿設されている。
【0021】
これら縦フレーム8a、8bの内部には略中央に、係合手段となる直方体状に形成されたブロック状の作動部材20が前後方向に摺動可能に挿嵌されており、この作動部材20は、図3に示すように、その前方に前記一方の長孔16bに対応する係止軸26を挿通する貫通孔22が穿設されると共に、支持孔18に対応する長孔23が形成され、後方には左右フレーム8a、8b後方の上部に形成された切欠き溝21に一端を係止した引っ張りバネ24の他端を係止するための係止軸30を挿通する貫通孔25が穿設されている。
【0022】
上記のように構成された作動部材20は、それぞれ両縦フレーム8a、8b内部の略中間部位に挿嵌されると、それぞれ対応位置にあるそれぞれのフレーム8a、8b前方の両長孔16bと作動部材20前方の貫通孔22に、図3に示す係止軸26が挿通されると共に、縦フレーム8a、8b後方の両長孔16aと作動部材20後方の貫通孔25に、図3に示す係止軸30が挿通されることで、前後に配置された2本の係止軸26、30により前後方向に移動可能に支持された状態で縦フレーム8a、8bの内部に組み込まれる。
【0023】
また、支持具5a、5bは、図2及び図3の(a)、(b)に示すように、一対の支持板6a、6bで挟まれた中間部が上方と前後方向に開放された凹所として形成され、後方部に貫通孔32が穿設されると共に後端側対向面には前方が下方に向かって折曲した逆L字状の一対の係合溝35が形成され、前方部の対向する内面には前方に向けて開口する水平な一対の係合溝34が形成されている。
【0024】
両支持具5a、5bの支持板6a、6bに穿設された貫通孔32より作動部材20の長孔23に枢軸28を挿通させることで、天板2は、両脚支柱4a、4b上端の支持具5a、5bに枢軸28を介して回動可能に枢着される。
【0025】
図2に示すように、両縦フレーム8a、8b内にそれぞれ組み込まれた各作動部材20前端の係止溝に、ワイヤーW1、W2の一端に設けた係止片W1a及びW2aが係止され、このワイヤW1,W2は両縦フレーム8a、8bと前方の横フレーム9a内に屈曲された状態で収容され、その他端W1b、W2bは操作装置15の操作レバー36に接続されている。
【0026】
そして、両縦フレーム8a、8b後方の切欠き溝21に一端を係止した引っ張りバネ24の他端が作動部材20の後方に挿入した係止軸30に係止することで、作動部材20は後方に付勢され、各ワイヤーW1、W2には張力が作用した状態となっている。
【0027】
操作装置15は、合成樹脂等で一体的にケース状に成形された操作レバー36と、天板2前方の裏面中央に固定されこの操作レバー36を前後方向に移動可能に係合保持する固定部材38と、操作レバー36に対し前方に突出し、後方に押すことで操作レバー36の操作を可能にするようにした安全レバー44とで構成されている。
【0028】
このように構成された操作装置15は、操作する際は、例えば人手の親指により安全レバー44を押圧しつつ操作レバー36を手前に引き出すことにより、作動部材20を摺動させて係合手段を駆動する。係合手段は前後方の2つの手段からなり、図2及び図3の(a)、(b)に示すように、前方の第1の係合手段は係止軸26と係合溝34とからなり、また後方の第2の係合手段は係止軸30と係合溝35とからなっている。
【0029】
次に、天板が略水平な使用位置と略垂直な待避位置との間で回動した際の当接時における衝撃の緩和や傷の発生を防止する緩衝受材につき説明する。
【0030】
この緩衝受材は、図4〜図8に示されており、図4は両脚支柱上端部の支持具に左右の縦フレームが水平に支持された状態を示す部分斜視図、図5は両脚支柱上端部の支持具に左右の縦フレームが垂直に支持された状態を示す部分斜視図、図6は脚支柱上端部の支持具を斜め前方側から視た部分斜視図、図7は脚支柱上端部の支持具を斜め後方側から視た部分斜視図、図8は脚支柱上端部から緩衝受材を取り外した状態を示す分解斜視図である。
【0031】
先ず、脚支柱4a、4b上端の支持具5a、5bは、前後方において上方に突出した左右一対の対向した支持板6a、6bからなり、この左右一対の支持板6a、6bの前後部側には下方に向って凹溝50a、50bが形成され、これら凹溝50a、50bは凹所50に連絡され、前方の凹溝50b内には係止穴45が形成されている。この凹所50は支持板6a、6bと協同して上方と前後方向が開放されており、左右フレーム8a、8bが枢動できるように構成されている。
【0032】
そして、この凹所50内には、弾力性を有する合成樹脂などで一体成形される緩衝部材となる緩衝受材40が着脱可能に装着される。この緩衝受材40の後端側には、図8に示すように、貫通孔33が形成された左右一対の側支持片42a、42b(側支持部)が所定間隔離間して突設されている。
【0033】
また、この緩衝受材50の前端側には所定の円弧で折曲した第3当接部40bとして構成された突設部が形成されており、側支持片42a、42b間の下部と突設部40bの間は湾曲帯40dで連絡されており、第3当接部40bの内側には前方の凹溝50b内に形成される係止穴45に係止される係止突部44が内方に向かって突設している。
【0034】
更に緩衝受材40は、湾曲帯40dで連絡される前方側の第3当接部40b上面に形成される水平面が第1当接部40aとして構成されると共に、左右一対の側支持片42a、42b間の下方には、第2当接部40cとして構成される突設部が形成されている。
【0035】
図6及び図7には脚支柱4a、4b上端の支持具5a、5bに緩衝受材40が装着された状態が示されており、図6に示すように、第3当接部40bの外側面が第1当接部40a前方より下方に折曲形成され、左右の支持板6a、6bから前方に若干突出している。
【0036】
そして、第1当接部40aを挟む左右一対の支持板6a、6bの対向面には、前述したように前方に向けて開口する水平な一対の係合溝34が形成されている。
【0037】
また、図7に示すように、緩衝受材40が装着された状態では、側支持片42a、42b間の対向面に、支持板6a、6bと共に逆L字状に折曲した一対の係合溝35が形成されている。
【0038】
側支持片42a、42b間の貫通孔33にも枢軸28が挿通され、この枢軸28は、図2に示すように縦フレーム8a、8b後方に形成された長孔16a及び、縦フレーム8a、8b内に摺動可能に挿嵌される作動部材20後方の長孔23を挿通していて、左右の縦フレーム8a、8bがこの枢軸28により枢動可能に装着されている。
【0039】
そして、縦フレーム8a、8bが支持具5a、5b上に水平状態にある時は、図4に示すように、縦フレーム8aの前方下面が緩衝受材40の第1当接部40aに当接した状態となり、同時に縦フレーム8a前方の両側面から突出した係止軸26の両端が係合溝34に収容された状態で係合されている。
【0040】
また、縦フレーム8a、8bが支持具5a、5b上に支持されて垂直状態にある時は、図5に示すように、枢軸28に支持された縦フレーム8a、8bの下面が緩衝受材40後端に形成した第2当接部40cに当接した状態となり、同時に図3(b)に示すように、縦フレーム8a後方の両側面から突出した係止軸30の両端が係合溝35に収容された状態で係合されている。
【0041】
次に、上記のように構成された折り畳みテーブルの作用につき説明する。
【0042】
先ず、図1の(a)に示すように、水平状態にある天板2を収納するに際し、操作装置15により略垂直な待避位置に回動させるためにの操作を行う。
【0043】
そこで、図2における操作装置15の安全レバー44を押圧することで操作が可能となった操作レバー36を手前に引く操作により、一対のワイヤーW1、W2が牽引され両作動部材20が引っ張りバネ24の付勢力に抗して前方に移動する。
【0044】
この作動部材20の移動により、両作動部材20前方の係止軸26両端は、支持板6a,6bに形成した係合溝34から離脱し、天板2はロック状態から開放されて、枢軸28を中心として回動可能な状態となり、水平状態から人為的に前端Fを上方に回動させることができるようになる。
【0045】
これによって、図7に示すように、天板2下面の左右の縦フレーム8a、8bが、側支持片42a、42b間に設けられた緩衝受材40の第2当接部40cに当接し、当接時の衝撃が緩和される。
【0046】
天板2が略垂直状態になると、両作動部材20後方側の係止軸30両端が逆L字状の一対の係合溝35に係合し、引っ張りバネ24の付勢力によってその状態が維持され、操作装置15は操作レバー36がロックされて初期の状態に維持される。
【0047】
図9は天板が略垂直状態となる収納位置で折り畳みテーブル同士を前後方向に重ねた状態を示す側面図である。垂直状態に位置決めされた折り畳みテーブル1を、前後に重ねて収納する際には、図9に示すように天板2の上面が、隣接する折り畳みテーブル1の緩衝受材40の第3当接部40bに当接して衝撃や擦り傷の発生を防止することができる。
【0048】
次に、折り畳みテーブル1を再び使用状態にするときは、操作装置15の安全レバー44を押圧することで操作が可能となった操作レバー36を手前に引くことにより、一対のワイヤーW1、W2を介して両作動部材20が前方に移動する。
【0049】
これにより、フリー状態になった天板2は、垂直状態の上端部に手をかけて前方に傾倒し人為的に水平状態に回動することができる。天板2が枢軸28を中心として水平状態まで回動した際には、図4に示すように、縦フレーム8aの下面が支持具5a上における緩衝受材40の第1当接部40aに当接することで、当接時の衝撃が緩和される。
【0050】
このように天板2が水平状態まで回動されると、縦フレーム8a、8b前方の両側面から突出した係止軸26両端は、引っ張りバネ24の付勢力によって係合溝34に係合することでその状態が維持され、操作レバー36がロックされて操作装置15は初期の状態に維持される。
【0051】
従って、上記のように構成された折り畳みテーブルによれば、天板2が水平位置に位置決めされた際における接触部同士の衝撃時における衝撃音や傷は、第1当接部40aによって緩衝することができ、天板2が略垂直状態となる待避位置に位置決めされた際における接触部同士の衝撃時における衝撃音や傷は、第2当接部40cによって緩衝することができる。この時、折り畳みテーブル1同士を前後方向に重ねた際においては、天板2の上面と隣接する折り畳みテーブル1は緩衝受材40の第3当接部40bによって緩衝することことができる。
【0052】
また、左右の縦フレーム8a、8bが左右支持板6a、6bの間に挟持されて天板2が水平または垂直位置に回動すると、左右の縦フレーム8a、8b下面と第1当接部40aまたは第2当接部40cとが左右支持板間で形成された凹所内で当接するので、当接時に指などが不用意に挟まれる危険性なく安全性が向上する。
【0053】
更に緩衝受材40が、一側が枢軸28により、他側が係止穴45と係止突部44からなる凹凸嵌合により取り付けられているので、着脱が容易で摩耗しまたは損傷したときに新品と交換する作業が楽である。
【0054】
また、側支持片42a、42bは左右の縦フレームが枢動運動するときの側案内となるので、これらフレームを円滑に回動させることができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0056】
(a)請求項1項の発明によれば、樹脂製の緩衝受材が第1及び第2当接部を有しているから、天板が略水平位置に位置決めされた際は第1当接部によって緩衝され、天板が略垂直状態となる待避位置に位置決めされた際は第2当接部によって緩衝することことができる。また、緩衝受材はビス等の締結具を用いることなく容易に脚支柱上端の凹部に装脱できる。
【0057】
(b)請求項2項の発明によれば、2枚の支持板で左右のフレームを確実に支持することができ、また、支持板間で形成された凹所内で左右フレームが当接するので、当接時に指などが不用意に挟まれる危険性が少ない。
【0059】
)請求項項の発明によれば、緩衝受材の側支持部により左右のフレームがそれぞれ円滑に凹所に対して回動することができる。
【0060】
)請求項項の発明によれば、折り畳みテーブル同士を前後方向に重ねた時に、第3の当接部によ隣接した折り畳みテーブルの天板を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳みテーブルを示し、(a)は水平な使用状態にある折り畳みテーブルの斜視図、(b)は垂直な待避位置にある折り畳みテーブルの斜視図である。
【図2】天板下面における操作装置の分解斜視図である。
【図3】(a)は使用状態にある折り畳みテーブルの係合手段を示す部分拡大側面図であり、(b)は折り畳みテーブルの係合手段を示す一部破断した部分側面図である。
【図4】両脚支柱上端部の支持具に左右の縦フレームが水平に支持された状態を示す部分斜視図である。
【図5】両脚支柱上端部の支持具に左右の縦フレームが垂直に支持された状態を示す部分斜視図である。
【図6】脚支柱上端部の支持具を斜め前方側から視た部分斜視図である。
【図7】脚支柱上端部の支持具を斜め後方側から視た部分斜視図である。
【図8】脚支柱上端部から緩衝受材を取り外した状態を示す分解斜視図である。
【図9】天板が略垂直状態となる収納位置で折り畳みテーブル同士を前後方向に重ねた状態を示す側面図である。
【図10】天板が水平位置に保持された状態を示す従来の折り畳みテーブルの側面図である。
【図11】天板が起立状態に折り畳まれた状態で前後に複数の折り畳みテーブルを重ねて収納した状態を示す従来の折り畳みテーブルの側面図である。
【符号の説明】
1 折り畳みテーブル
2 天板
3 床面
4a、4b 脚支柱
5a、5b 支持具
6a、6b 支持板
8a、8b 縦フレーム
9a、9b 横フレーム
10 開口
12 連結部材
14 フレームカバー
14a、14b 挿通孔
15 操作装置
16a、16b 長孔
18 支持孔
20 作動部材
21 切欠き溝
22 貫通孔
23 長孔
24 引っ張りバネ
25 貫通孔
26 係止軸
28 枢軸
30 係止軸
32 貫通孔
33 貫通孔
34、35 係合溝
40 緩衝受材
40a 第1当接部
40b 第3当接部
40c 第2当接部
40d 湾曲帯
42a、42b 側支持片(側支持部)
44 係止突部
45 係止穴
50 凹所
50a、50b 凹溝
D ダンパー装置
F 前方
S キャスタ
W1、W2 ワイヤー
W1a、W2a 係止片
W1b、W2b 係止片

Claims (4)

  1. 左右に離間する脚支柱に対して天板が略水平な使用位置と、略垂直な待避位置との間で回動し、且つ前記両位置を係合手段により維持すると共に、該係合手段を前記天板に設けた操作部材により解除可能とした折り畳みテーブルにおいて、
    前記左右両脚支柱上端部に上方と前後方向とが開口する凹所をそれぞれ設け、該凹所内に前記天板の左右下面側に設けた左右フレームを枢軸により回動可能に軸支すると共に、該左右フレームと前記凹所との間に、前記天板が略水平な使用位置となった時に前記左右フレーム下面がそれぞれ当接する第1当接部と、天板が略垂直な待避位置となった時に前記左右フレーム下面がそれぞれ当接する第2当接部とを備えた樹脂製の緩衝受材が配設され、該緩衝受材は一側は前記枢軸により回動可能に軸支され、他側は係脱自在の嵌合により脚支柱上端に取り付けられていることを特徴とする折り畳みテーブル。
  2. 前記凹所は2枚の支持板で構成され、前記左右フレームはそれぞれ前記2枚の支持板に支持された前記枢軸により回動可能に軸支されている請求項1に記載の折り畳みテーブル。
  3. 前記緩衝受材には、前記左右フレームのそれぞれが枢動運動するときの側案内となる側支持部が形成されている請求項1または2に記載の折り畳みテーブル。
  4. 前記緩衝受材の前方側には、脚支柱の前端より前方側に突設する第3の当接部が形成され、前記天板を略垂直状態となる待避位置で折り畳みテーブル同士を前後方向に重ねた時に、前記第3の当接部が隣接する折り畳みテーブルの天板と当接するように構成されている請求項1ないし3の何れかに記載の折り畳みテーブル。
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