JP2007126188A - 断熱容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性能を大巾に向上した断熱容器を提供する。
【解決手段】1個又は複数個の容器1,2と、この容器を収容する断熱性のバッグ3とを備え、バッグ3はバッグ本体31と、この本体の上端開口部を開閉する上蓋部32で構成する。バッグ本体の前後及び左右の各壁部31a…31dを二重壁で袋状に形成し、各壁部内に真空断熱材7を出し入れ可能に収容する。バッグ本体の底壁部39の内側面に真空断熱材7を取り出し可能に敷設する。上蓋部32の頂壁部51a,51dを二重壁で袋状に形成し、前記頂壁部内に平板状の真空断熱材7を出し入れ可能に収容する。容器1,2は断熱性の容器で構成することもできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般的には断熱容器に関する。さらに詳しくは、断熱性を備え、血液,尿,体液,医薬品,ヒトの臓器,食品、その他の各種物体を収容して保管,移送,配送,輸送する際等に使用する断熱容器に関する。
従来より、発泡スチロール等の発泡樹脂材で容器本体及び蓋体を構成した断熱容器が一般に知られている(例えば、特許文献1で参照)。また、アルミニウム等の断熱シートでバッグ本体及び上蓋とを構成した断熱性バッグも一般に知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらにまた、発泡樹脂材等で構成した断熱性の容器と、この容器を出し入れ可能に収容するバッグとで構成した断熱容器も一般に知られている。
前記従来の断熱容器及び断熱性バッグは目的等に応じて広く使用されている。しかるに、前記従来の容器及びバッグはいずれも断熱機能を十分備えていない問題を有している。
ところで、近時において真空断熱材が開発された。この真空断熱材は、例えばグラスウール等の芯材を複数層のラミネートフィルム(アルミ箔層や蒸着フィルム層を含むものもある)等のガスバリア性の外被材で包んで密閉シールし、内部を真空状態に保持(真空パック)してなるものである。この真空断熱材は、例えば、特開2003−156193号公報,特開2004−197954号公報,特開2004−197935号公報,特開2004−218747号公報,特開2004−211905号公報,特開2004−251304号公報,特開2005−114014号公報,特開2005−114013号公報等に開示されている。
前記真空断熱材は任意の厚さ及び大きさの平板状等に製造することができる。真空断熱材は、発泡樹脂材やアルミニウム等の断熱材等と比べて断熱性能がはるかに向上することが判明している。前記真空断熱材は、例えば冷蔵庫等の家電製品等の断熱用として採用されている。
上記したように前記真空断熱材は優れた断熱機能を備えている。そこで、本発明者らは上記事実に着目し、真空断熱材を使用した断熱容器の開発に着手した。そして、断熱性の容器を収容するバッグの各壁部に真空断熱材を内装した断熱容器を製造した。
前記バッグは、バッグ本体の前後,左右の対向壁部、底壁部、及び上蓋部の内側面に真空断熱材を添装し、その上から当て生地を当接して各当て生地の周縁部をバッグに縫着したものである。
前記により製造した断熱容器によれば、真空断熱材の作用によりバッグは優れた断熱機能を発揮することが判明した。しかし、前記バッグは次のような点等で問題を有している。
即ち、(1)縫製時にミシン針等で真空断熱材に孔(ピンホール)を開ける恐れがある。この場合、真空断熱材はラミネートフィルムがピンホールその他の微細な傷であっても損傷すると真空機能は無くなる。(2)上記(1)を念頭に置きながら縫製する必要があるため、バッグの製造が煩雑になり、時間と手間が掛る。(3)真空断熱材の交換作業に手間が掛る(断熱容器を使用中に、真空断熱材が損傷することが生じる。また、真空断熱材は経時的に劣化する等により断熱性能が低下する場合もある)。(4)バッグの製造を外国へ発注することが一般に行なわれているが、外国で製造する場合には真空断熱材も現地へ輸送する必要がある。
実公昭61−1082号公報 特開平11−79261号公報
本発明は上記のような実情に鑑み、真空断熱材の機能を活用して断熱効果を大巾に向上させ、かつ、上記した(1)〜(4)等の諸問題を解消し得る断熱容器を提供目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明のうち1つの発明(第1の発明)は、容器と、この容器を出し入れ可能に収容する断熱性のバッグとを備えた断熱容器であって、前記容器は容器本体と、この本体の上端開口部を開閉する蓋体とを備え、前記バッグはバッグ本体と、この本体の上端開口部を開閉する上蓋部とを備え、前記バッグ本体の対向する前後及び左右の各壁部は、任意の素材で二重壁に形成して上端を出入口部とした収容部を有していると共に前記各収容部には真空断熱材が出し入れ可能に収容され、前記バッグ本体の底壁部の内側面には、前記底壁部と対応する大きさの真空断熱材が取り出し可能に敷設され、前記上蓋部の頂壁部は、任意の素材で二重壁に形成して1つの縁部を出入口部とした収容部を有していると共に前記収容部には真空断熱材が出し入れ可能に収容され、前記各収容部に収容される前記各真空断熱材は、それぞれの収容部と対応する大きさに形成されていることを特徴とする。
本発明において、前記容器の構成素材、前記バッグのバッグ本体及び上蓋部の構成素材等は特に限定するものではなく、任意の素材を採用することができる。また、真空断熱材も任意の構成のものを採用することができる。なお、真空断熱材は平板状に形成したものを採用するのが好ましい。また、前記容器は断熱性の容器で構成することもできる。
本発明のうち他の1つの発明(第2の発明)は、第1の発明の断熱容器において、前記バッグ本体及び上蓋部の前記各収容部の出入口部を開閉する開閉手段を備えていることを特徴とする。
本発明において、前記開閉手段は出入口部を開閉できる全ての手段を含む。例えば、面状ファスナやスライドファスナ、或いはホック等を挙げることができる。但し、上記に限定するものではない。
また、本発明において、前記容器は前記バッグに1個収容するように構成することができると共に複数個並べて収容するように構成することもできる。
本発明のうち、さらに他の1つの発明(第3の発明)は、第1又は第2の発明の断熱容器において、前記バッグの上蓋部の頂壁部の前縁部及び左右の側縁部にはフラップが連設され、前記各フラップを前記バッグ本体に係脱自在に係着して前記上蓋部を開閉するように構成されていることを特徴とする。
本発明において、前記フラップの構成素材は特に限定するものではなく、任意の素材を採用する。また、前記フラップをバッグ本体に係着する手段は任意の手段を採用できる。例えば、面状ファスナやホック等を挙げることができる。但し、上記に限定するものではない。
本発明のうち、さらに他の1つの発明(第4の発明)は、第1又は第2の発明の断熱容器において、前記バッグの上蓋部は前記バッグ本体に対し、スライドファスナで開閉するように構成されていることを特徴とする。
本発明のうち、さらに他の1つの発明(第5の発明)は、第1〜第4のいずれかの発明の断熱容器において、前記容器の蓋体は前記バッグの頂壁部の内側面に係脱自在に係着され、前記蓋体は前記上蓋部と同調して開閉するように構成されていることを特徴とする。
本発明において、前記蓋体をバッグの頂壁部に係着する手段は任意の手段を採用できる。例えば、面状ファスナやホック等を挙げることができる。但し、上記に限定するものではない。
本発明のうち、さらに他の1つの発明(第6の発明)は、第1〜第5のいずれかの発明の断熱容器において、前記バッグは提げベルトその他の提げ手段を備えていることを特徴とする。
本発明において、前記提げ手段は前記バッグを提げることができる全ての手段を含む。
本発明によれば次のような効果を奏する。(1)バッグは上面及び底面を含めて周囲の略全域を真空断熱材で囲まれているので、バッグは真空断熱材の機能により優れた断熱効果を備える。したがって、バッグ内に収容されている容器内に優れた断熱作用を付与できる。(2)真空断熱材を簡単に出し入れすることができると共に真空断熱材の交換作業等が簡単になる。(3)バッグの縫製時等に真空断熱材を損傷するのを防止できると共にバッグの製造作業がし易くなる。
(4)第2の発明によれば、前記効果に加え、真空断熱材を安定、かつ整然と収容部内へ収容することができると共に真空断熱材が不用意に収容部から露呈するのを防止できる。また、出入口部を閉じた状態で真空断熱材を収容できるので、断熱機能を有効的に発揮できる。(5)第5の発明によれば、前記効果に加え、上蓋部を開閉することにより容器の蓋体も同調して開閉操作することができる。(6)第6の発明によれば、前記効果に加え、断熱容器の持ち運び作業等が便利になる。
なお、前記容器として断熱性の容器を採用すると断熱機能は一層向上する。即ち、前記(1)で述べたように、バッグは上面及び底面を含めて周囲の略全域を真空断熱材の機能により優れた断熱効果を備える。これと断熱性の容器の作用とが相俟って、断熱性の容器内の断熱性能は一層向上する。また、容器をバッグ内へ複数個並べて収容する構成を採用することにより、容器内へ収容する収容物を容器毎に異なる温度で保管することができると共に所望の容器の蓋体だけを開閉することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を説明する。
図1は本発明の断熱容器の一実施の形態の概要を示す斜視図、図2は同上断熱容器を分解して概要を示す説明図、図3(a)及び(b)は同上断熱容器の概略縦断面図、図4は同上断熱容器の断熱性のバッグの一部を拡大して示す縦断面図、図5は同上断熱容器に採用した真空断熱材の一例を示す説明図、図6は図5のB−B線で切断し、その一部を拡大して概略を示す説明的断面図である。
上記図1〜図6において、この実施の形態の断熱容器は、容器1及び2と、容器1,2を出し入れ可能に収容する断熱性のバッグ3とを備えている。この実施の形態の断熱容器は、2個の容器1,2をバッグ3に並べて収容するように構成した例が開示されている。また、この実施の形態の容器1,2は断熱性の容器で構成されている。
前記一方の容器1(断熱性の容器)は、発泡スチロール等の発泡樹脂材やその他の断熱材で構成され、所望の大きさに形成した容器本体11と、この本体11の上端に嵌脱自在に嵌合して設けられ、容器本体11の上端開口部を開閉する蓋体12とを備えている。この実施の形態では、容器本体11の上端に嵌合筒部11aを備え、この筒部11aに蓋体12を嵌合するように構成してある。
容器11に収容する血液,尿,体液,医薬品,ヒトの臓器,食品、その他の各種の目的物(図示せず)は、容器本体11の収容室13内に収容される。
この実施の形態の蓋体12は皿状に構成され、蓋体12の底蓋板14に複数の通気孔15が設けてある。蓋体12の上端には上蓋板16が着脱自在に設けてある。蓋体12の前記両板14及び16間に形成された収容室17内に蓄冷剤、保冷剤、ドライアイス、或いは加温剤、加熱剤等の冷・暖熱剤(材)18を収容し、冷熱又は暖熱を孔15から室17内に導入するように構成してある。
前記容器1を実施の形態のように構成すると、収容室13内に収容した収容部を所望の温度に冷却ないし加温した状態を維持して保管することができる。
また、この実施の形態の前記容器1は、蓋体12をバッグ3の後述する頂壁部51の内側面に着脱自在に係着させ、バッグ3の後述する上蓋部32と同調して蓋体12を開閉するように構成してある。
この実施の形態では係着手段として、面状ファスナ19(例えば商品名「マジックテープやベルクロ等」いずれも登録商標)を採用した例が開示されている。そして、図2に示すように、面状ファスナ19の一方のファスナ素子19aを蓋体12の上面の適当部に固着すると共に他方のファスナ素子19bをバッグ3の頂壁部51の内側面に、前記ファスナ素子19aと対応する部位に位置させて固着して設けてある。
上記により、蓋体12を面状ファスナ19によって頂壁部の内側面に係着自在に係着し、蓋体12を上蓋部と同調して開閉するように構成してある。即ち、上蓋部を開閉操作することにより、蓋体12も上蓋部と一体的に開閉するように構成してある。
なお、蓋体12をバッグ3の頂壁部に係着自在に係着する手段として、前記面状ファスナ19に代え、ホック等を採用することもできる。
前記他の1つの容器2(断熱性の容器)は、前記容器1と同様に、発泡スチロール等の発泡樹脂やその他の断熱材で構成されている。前記容器2は、所望の大きさに形成した容器本体21と、この本体21の上端に篏脱自在に嵌合して設けられ、容器本体21の上端開口部を開閉する蓋体22とを備えている。この実施の形態では、容器本体21の上端に嵌合筒部21aを備え、この筒部21aに蓋体22を嵌合するように構成してある。
容器2に収容する血液,尿その他の各種の目的物(図示せず)は、容器本体21の収容室23内に収容される。
なお、実施の形態では、容器1及び2を別体に構成した例を開示したが、容器本体11と21を一体形成し、内部に仕切壁を設けて容器本体に二つの収容室を形成する構成を採用することもできる。また、1つの容器本体内に仕切壁を複数設ける構成を採用することもできる。この場合においても、蓋体は収容室毎に設ける構成を採用することが好ましい。
前記バッグ3は任意の素材で構成され、前記容器1,2を収容する大きさに形成したバッグ本体31と、任意の素材で構成され、バッグ本体31の上端開口部を開閉する上蓋部32とを備えている。この実施の形態のバッグ本体31及び上蓋部32はナイロンやその他の合成繊維等の生地で一体的に形成されている。
バッグ本体31の対向する前後及び左右の各壁部31a,31b,31c,31dは、バッグ本体31の外側生地33と、この生地33の内側に設けた合成繊維等の生地で構成した内側生地34とで二重壁に形成して上端を出入口部35とした収容部36を有している。即ち、前記各壁部31a…31dは外側生地33と内側生地34とで上端を開口して出入口部35とした袋状に形成し、この袋内を前記収容部36とするように構成してある。
前記各壁部31a…31dの各収容部36には、それぞれの収容部36と対応する大きさの平板状の真空断熱材7が出し入れ可能に収容されている。前記各収容部36の出入口部35には、出入口部を開閉する開閉手段を備えている。
この実施の形態では前記開閉手段として、面状ファスナ37(例えば、商品名「マジックテープやベルクロ等」いずれも登録商標)を採用した例が開示されている。即ち、図4に最も詳細に示すように、出入口部35に位置させて、面状ファスナ37の一方のファスナ素子37aを内側生地34に固着すると共に他方のファスナ素子37bを外側生地33に固着して設けてある。
この実施の形態のように、各収容部36の出入口部35に開閉手段を設ける構成を採用すると、真空断熱材7を収容部36内に安定、かつ整然と収容することができると共に真空断熱材7が不用意に収容部から抜け出たり露呈するのを防止できる。また、出入口部35を閉じた状態で真空断熱材7を収容部36内に収容できるので、断熱機能を有効的に活用することができる。
なお、各収容部36の出入口部35の開閉手段として、面状ファスナ37に代え、スライドファスナやホック等を採用することができること勿論である。
前記真空断熱材7は、図5及び図6に最も詳細に示すように、例えば、グラスウール等の芯材71を複数層(例えば四層ないし六層)のラミネートフィルム(アルミ箔層や蒸着フィルム層を含むものもある)等のガスバリア性の外被材72で包んで密閉シールし、内部を真空状態に保持(真空パック)してなるものである。真空断熱材7のさらに具体的構成や製造方法等については、上記した特開2003−156193号公報その他の各公報に開示されているので、参照されたい。真空断熱材7は適当な厚さ(例えば約3ミリ〜約12ミリ程度)及び所定の大きさ(収容部36に対応するサイズ)の平板状に形成されている。この真空断熱材7は市販のものを任意に選択して採用することができる。この実施の形態では、松下電器産業社製の真空断熱材(商品名「ユーバキュア」登録商標)を採用している。この点については後述する各真空断熱材7も同様である。
この実施の形態では、バッグ本体31の各収容部36における外側生地33の内側面にアルミ金属等の金属ラミネートフィルム38が添装固着して設けてある(図4参照)。前記ラミネートフィルムは各壁部31a…31dに防水作用等を付与する。
前記バッグ本体31の底壁部39の内側面には、底壁部39と対応する大きさの平板状の真空断熱材7が取り出し可能に敷設されている。この実施の形態では対向する壁部31c及び31dの内側生地34の下端部から延長して保護生地40,41を設けてある。そして、底壁部に敷設されている真空断熱材7の上面を両生地40,41で覆わせてある。真空断熱材7の出し入れ作業は前記両生地40,41を立ち上げ(捲り上げ)て行なう。
また、この実施の形態では底壁部39の内側面にアルミ金属等の金属ラミネートフィルム42が添装固着して設けてある。これにより底壁部39に防水作用等を付与される。
前記上蓋部32はバッグ本体31の上端開口部を開閉する頂壁部51と、頂壁部51の前縁部及び左右の側縁部に連設したフラップ52,53,54とを備えている。前記頂壁部51はバッグ本体31の上端開口部と対応する大きさに形成されている。前記各フラップ52,53,54は頂壁部51と対応する巾及び適当な長さに形成されている。
この実施の形態の上蓋部32は前記両容器1及び2の隣接線上に合わせ、頂壁部51及び前縁側のフラップ52を切り離して分割してある。そして、前記分割した分割頂壁部51aと51b、及び分割フラップ52aと52bの切り離し縁部をスライドファスナ55で開閉自在に連結してある。このように構成すると、ファスナ55のスライダー55a(図1参照)を操作して上蓋部32を二つに切り離すことにより、分割頂壁部51a側と51b側とをそれぞれ独立して開閉することができる。また、上蓋部32を連結することにより、上蓋部32全体を開閉することができる。なお、上蓋部32の前記構成は所望に応じて設けるものである。
上蓋部32の頂壁部51(この実施の形態では分割頂壁部51a,51b)は、頂壁部51a,51bの外側生地56a,56bと、この生地56a,56bの内側に設けた合成繊維等の生地で構成した内側生地57a,57bとで二重壁に形成して1つの縁部(図示では後縁部)を出入口部58とした収容部59a,59bを有している。即ち、両分割頂壁部51a,51bは外側生地56a及び56bと内側生地57a及び57bとで後縁部を開口して出入口部58とした袋状に形成し、この袋内をそれぞれ前記収容部59a,59bとするように構成してある。
前記両収容部59a,59bには、それぞれの収容部59a,59bと対応する大きさの平板状の真空断熱材7が出し入れ可能に収容されている。前記両収容部59a,59bの出入口部58には、出入口部58を開閉する開閉手段を備えている。
この実施の形態では前記開閉手段として面状ファスナ60(例えば、商品名「マジックテープやベルクロ等」いずれも登録商標)を採用している。面状ファスナ60は出入口部58に位置させて、前記出入口部35の面状ファスナ37と同様の方法で設ける。
なお、両収容部59a,59bの出入口部58の開閉手段は、面状ファスナ60に代え、スライドファスナやホック等を採用することもできる。
前記分割頂壁部51aの内側面、即ち、内側生地57aの表面には、容器1の蓋体12に設けた前記面状ファスナ19の一方のファスナ素子19aと対応する部位に位置させて、面状ファスナ19の他方のファスナ素子19bが固着して設けてある。
また、両分割頂壁部51a,51bの外側生地56a,56bの内側面には、アルミ金属等の金属ラミネートフィルム(図示せず)が添装固着して設けてある。これにより、外側生地56a,56bに防水作用等が付与される。
前記各フラップ52a,52b,53及び54は、バッグ本体31の外側面にそれぞれ係脱自在に係着するように構成してある。この実施の形態では各フラップをバッグ本体に係着する手段として面状ファスナ61(例えば、商品名「マジックテープ等」登録商標)を採用した構成が開示されている。
即ち、この実施の形態では、図2に詳細に示すように、面状ファスナ61の一方のファスナ素子61aを各フラップ52a,52b,53及び54の先端部側における内側面に固着して設けてある。また、バッグ本体31の前側及び左右の各壁部31a,31c,及び31dの外側の所定部位に、面状ファスナ61の他方のファスナ素子61bを固着して設けてある。
これにより、上蓋部32を閉じた際に各フラップをバッグ本体31に係着して各フラップをバッグ本体31に固定して閉蓋し、また、前記係着を解除して上蓋部32を開けるように構成してある。
なお、上記の場合において、面状ファスナ61に代え、ホック等を採用することができる。また、上蓋部32をバッグ本体31に対し、スライドファスナで開閉する構成を採用することもできる。この場合において、スライドファスナを採用するときは、前記各フラップ52,53,54を省略し、頂壁部51の前縁及び左右の側縁をバッグ本体31の上端にスライドファスナで開閉自在に直接連結する構成、或いは上蓋部32を短筒状に形成し、短筒部の下端をバッグ本体31の上端にスライドファスナで開閉自在に連結する構成等を採用することができる。
前記バッグ3のバッグ本体31の適当部には、提げベルトその他の提げ手段62が設けてある。この実施の形態では、提げ手段62として、提げベルト62aを採用した例が開示されている(図1,図2参照)。前記提げベルト62aはバッグ本体31の前側及び後側に対応して設けてある(図面では前側のベルト62aのみを開示)。
なお、図示しないが、バッグ本体31の適当部に押えバンドを設け、上蓋部32をバンドで締め付けて押える構成を採用してもよい。また、バッグ本体31の適当な部位に書類等を収容するポケットを設けることもできる。
また、実施の形態の断熱容器は、2個の断熱性の容器をバッグ3に収容するように構成した例が開示されているが、1個又は3個以上の複数個の断熱性の容器をバッグ3に収容するように構成することも勿論可能である。さらにまた、真空断熱材7の両面を任意の素材の保護パネルで挟ませ、その状態で各収容部に収容する構成を採用することもできる。この保護パネルで真空断熱材の両面を挟ませる構成については、バッグ本体31の底壁部39に敷設する真空断熱材7についても同様である。
なお、この実施の形態の容器1,2は発泡スチロール等の発泡樹脂等の断熱材を用いた断熱性の容器で構成した例を開示したが、容器1,2は硬質性のプラスチックや金属、或いは木材等で構成してもよいものである。
また、上記した各実施の形態は一例として開示したもので、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術思想を越脱しない範囲において任意に変更可能なものである。
本発明の断熱容器の一実施の形態の概要を示す斜視図である。 同上断熱容器を分解して概要を示す説明図である。 図3(a)は同上断熱容器の概略縦断面図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面図である。 同上断熱容器の断熱性のバッグの一部を拡大して示す縦断面図である。 同上断熱容器に採用した真空断熱材の一例を示す説明図である。 図5のB−B線断面図で切断し、その一部を拡大して示す説明的断面図である。
符号の説明
1,2 容器
3 断熱性のバッグ
7 真空断熱材
31 バッグ本体
32 上蓋部
31a…31d 壁部
39 底壁部
51a,51b 頂壁部

Claims (5)

  1. 容器と、この容器を出し入れ可能に収容する断熱性のバッグとを備えた断熱容器であって、
    前記容器は容器本体と、この本体の上端開口部を開閉する蓋体とを備え、
    前記バッグはバッグ本体と、この本体の上端開口部を開閉する上蓋部とを備え、
    前記バッグ本体の対向する前後及び左右の各壁部は、任意の素材で二重壁に形成して上端を出入口部とした収容部を有していると共に前記各収容部には真空断熱材が出し入れ可能に収容され、
    前記バッグ本体の底壁部の内側面には、前記底壁部と対応する大きさの真空断熱材が取り出し可能に敷設され、
    前記上蓋部の頂壁部は、任意の素材で二重壁に形成して1つの縁部を出入口部とした収容部を有していると共に前記収容部には真空断熱材が出し入れ可能に収容され、
    前記各収容部に収容される前記各真空断熱材は、それぞれの収容部と対応する大きさに形成されていることを特徴とする、
    断熱容器。
  2. 前記バッグ本体及び上蓋部の前記各収容部の出入口部を開閉する開閉手段を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の断熱容器。
  3. 前記バッグの上蓋部の頂壁部の前縁部及び左右の側縁部にはフラップが連設され、前記各フラップを前記バッグ本体に係脱自在に係着して前記上蓋部を開閉するように構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の断熱容器。
  4. 前記バッグの上蓋部は前記バッグ本体に対し、スライドファスナで開閉するように構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の断熱容器。
  5. 前記バッグは提げベルトその他の提げ手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の断熱容器。
JP2005321103A 2005-11-04 2005-11-04 断熱容器 Active JP4771127B2 (ja)

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