JP2007125649A - 加工装置、光学素子成形用金型及び切削工具における切削角度の調整方法。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端面EPと切削工具Tとの間に所定の厚さのシムSMを介在させることで、第1の縁部E1を、端面EPに対して角度δ傾けている。それにより、切削部E3の延在角度は、端面EPに対して角度γ傾くこととなるので、微細階段状構造を高精度に切削加工できる。
【選択図】図10
Description
イ)後者の方法は、調整したい角度方向と,部材介在によって調整される切削工具取り付け角度方向が違うのに対して、前者は調整角度方向と取り付け角度方向とが同方向であるため、シム等の厚みや介在させる位置の決定のために調整数値,方向の変換が簡単であり、作業精度が向上する。
切削工具と、前記切削工具を保持する工具保持部を有するテーブルを有し、被加工物と前記切削工具とを相対移動させて切削加工を行う場合の前記切削工具が被加工物を切削する切削角度の調整方法において、
前記切削工具を前記工具保持部に対し固定して被加工物の切削を行う第一工程と、
前記第一工程で切削された被加工物の切削角度を測定する第二工程と、
前記第二工程で測定された切削角度を基準切削角度として設定する第三工程と、
前記第三工程で設定した基準切削角度と所望の切削角度とに基づいて前記切削角度の調整角度を算出する第四工程と、
前記第四工程で算出された調整角度が調整されるよう、前記切削工具を前記工具保持部との間に第一部材を介して固定する第五工程と、
を有することを特徴とする。
本発明者は、図4に示す直交3軸の可働ステージと、ダイヤモンド工具を回転させる回転機構を有する超精密加工機を用いて、被加工物を切削加工した。図4に示すとおり、定盤上にX軸方向に駆動するX軸テーブルとZ軸方向に駆動するZ軸テーブルが取り付けられている。X軸テーブル上には、Y軸方向に駆動するY軸ステージが取り付けられ、Y軸ステージ上にダイヤモンド工具を回転させるための回転機構が取り付けられている。その回転軸はZ軸と平行である、また、Z軸上には、被加工物が固定される。
1a 端面
2 基板
3 保持体
4 受光素子
5 光学素子
5a 回折構造
5b 階段格子
6 ケース
7 発光素子ユニット
7a 発光素子
7b レンズ
8 コネクタ
BM 胴型
BS ベース
BT1,BT2 ボルト
E1 第1の縁部
E1p 第1の縁部の端部
E2 第2の縁部
E2p 第2の縁部の端部
E3 切削部
EP 逃げ面
HD 保持部
LM 下型
MS 微細階段状構造
OP1 転写光学面
OP2 転写光学面
P11〜P14 第1の面
P21〜P24 第2の面
RS 回転機構
RT 回転テーブル
SM シム
SP すくい面
T 切削工具
UM 上型
WK ワーク
XS X軸ステージ
YS Y軸ステージ
ZS Z軸ステージ
Claims (27)
- 切削工具と、前記切削工具を保持する工具保持部を有するテーブルとを有し、被加工物と前記切削工具とを相対的に移動させて切削加工を行う加工装置において、
前記切削工具は前記工具保持部に対し、前記切削工具及び前記工具保持部とは別体で構成された第一部材を介して固定され、前記第一部材の介在により前記切削工具の切削角度が基準切削角度から変更される構成である事を特徴とする加工装置。 - 前記切削工具は、前記基準切削角度を切削した状態での前記切削工具の位置から切削加工時の相対移動方向とは垂直な面内で移動して切削角度が変更されるように前記第一部材を前記工具保持部との間に介在させる事を特徴とする請求項1記載の加工装置。
- 前記切削工具は、前記基準切削角度を切削した状態での前記切削工具の位置から切削加工時の相対移動方向と平行な方向に移動して切削角度が変更されるように前記第一部材を前記工具保持部との間に介在させる事を特徴とする請求項1記載の加工装置。
- 前記テーブルは軸線を中心に回転駆動する円筒状の回転テーブルであって、前記切削加工は、前記回転テーブルの工具保持部に保持された前記切削工具を回転駆動して被加工物を切削することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の加工装置。
- 前記テーブルは前記工具保持部で保持した前記切削工具を被加工物の加工面の法線に垂直であって、且つテーブルが移動する方向に移動させて被加工物を切削することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の加工装置。
- 前記テーブルの工具保持部は、前記回転テーブルの軸線に垂直な端面に構成され、当該端面と対向する前記切削工具の面との間に前記第一部材を介して固定したことを特徴とする請求項4記載の加工装置。
- 前記工具保持部は、前記第一部材を保持する凹部又は凸部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の加工装置。
- 前記切削工具は、
直線状の第一縁部と、
直線状の第二縁部と、
前記第一及び第二縁部をそれぞれ連結し、すくなくとも一部が直線部で形成された切削部と、を含むすくい面を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の加工装置。 - 前記切削工具は、前記第一縁部と前記第二縁部との間の距離が前記切削部から前記切削工具の長さ方向に離れるに従って幅広又は幅狭となるように構成されていることを特徴とする請求項8記載の加工装置。
- 前記切削工具のすくい面は、所定のテーパー角度をもって構成されており、前記切削工具の長さ方向に離れるに従って前記テーパー角度(θ)が−0.5°≦θ<0°又は0°<θ≦0.5°の範囲内となるよう構成されていることを特徴とする請求項9記載の加工装置。
- 前記切削工具における切削角度の前記基準切削角度からの変更量は、前記テーパー角度を考慮して決定することを特徴とする請求項9又は10に記載の加工装置。
- 前記切削工具の前記第一及び第二縁部のすくなくとも一方には、被加工物が切削可能に処理された部分を有することを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載の加工装置。
- 前記被加工物は、波長の異なる光を用いた双方向伝送による光通信モジュールに用いられる複数の段差構造からなる回折構造を有する光学素子成形用金型であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の加工装置。
- 光軸に対して交差する複数の第1の面と、前記第1の面同士を連結する第2の面とからなる階段状構造を有する回折構造付光学素子成形用金型であって、前記階段状構造は請求項1〜13のいずれか一つに記載の加工装置により切削されていることを特徴とする光学素子成形用金型。
- 切削工具と、前記切削工具を保持する工具保持部を有するテーブルを有し、被加工物と前記切削工具とを相対移動させて切削加工を行う場合の前記切削工具が被加工物を切削する切削角度の調整方法において、
前記切削工具を前記工具保持部に対し固定して被加工物の切削を行う第一工程と、
前記第一工程で切削された被加工物の切削角度を測定する第二工程と、
前記第二工程で測定された切削角度を基準切削角度として設定する第三工程と、
前記第三工程で設定した基準切削角度と所望の切削角度とに基づいて前記切削角度の調整角度を算出する第四工程と、
前記第四工程で算出された調整角度が調整されるよう、前記切削工具を前記工具保持部との間に第一部材を介して固定する第五工程と、
を有することを特徴とする切削工具における切削角度の調整方法。 - 前記第五工程は、前記第一部材により前記切削工具を前記基準切削角度時における前記切削工具の位置から切削加工時の走査方向とは垂直な面内で移動させて切削角度を変更する事を特徴とする請求項15記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 前記第五工程は、前記第一部材により切削工具を前記基準切削角度を切削した状態での前記切削工具の位置から切削加工時の走査方向と平行な方向に移動させて切削角度を変更することを特徴とする請求項15記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 前記テーブルは軸線を中心に回転駆動する円筒状の回転テーブルであって、前記第一工程での切削加工は、前記回転テーブルの工具保持部に保持された前記切削工具を回転駆動して被加工物を切削することを特徴とする請求項15〜17のいずれか一つに記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 前記テーブルは前記工具保持部で保持した前記切削工具を前記切削工具を被加工物の加工面の法線に垂直な方向であって且つテーブルが移動する方向に移動させて被加工物を切削することを特徴とする請求項15〜17のいずれか一つに記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 前記工具保持部は、前記回転テーブルの軸線に垂直な端面に構成され、当該端面と対向する前記切削工具の面との間に前記第一部材を介して固定したことを特徴とする請求項19記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 前記工具保持部は、前記第一部材を保持する凹部又は凸部を有することを特徴とする請求項15〜20のいずれかに記載の切削角度の調整方法。
- 前記切削工具は、
直線状の第一縁部と、
直線状の第二縁部と、
前記第一及び第二縁部をそれぞれ連結し、すくなくとも一部が直線部で形成された切削部と、を含むすくい面を有することを特徴とする請求項15〜21のいずれか一つに記載の切削工具における切削角度の調整方法。 - 前記切削工具は、前記第一縁部と前記第二縁部との間の距離が前記切削部から前記切削工具の長さ方向に離れるに従って幅広又は幅狭となるように構成されていることを特徴とする請求項22記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 前記切削工具のすくい面は、所定のテーパー角度をもって構成されており、前記切削工具の長さ方向に離れるに従って前記テーパー角度(θ)が−0.5°≦θ<0°又は0°<θ≦0.5°の範囲内で構成されていることを特徴とする請求項23記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 前記第五工程で変更される切削工具の変更量は、前記テーパー角度の情報を考慮して決定されることを特徴とする請求項23又は24記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 前記被加工物は、波長の異なる光を用いた双方向伝送による光通信モジュールに用いられる複数の段差構造からなる回折構造を有する光学素子成形用金型であることを特徴とする請求項15〜25のいずれか一つに記載の切削工具における切削角度の調整方法。
- 光軸に対して交差する複数の第1の面と、前記第1の面同士を連結する第2の面とからなる階段状構造を有する回折構造付光学素子成形用金型であって、前記階段状構造は請求項15〜26のいずれか一つに記載の切削角度の調整方法により調整された切削工具により切削されていることを特徴とする光学素子成形用金型。
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JP2005320653A JP2007125649A (ja) | 2005-11-04 | 2005-11-04 | 加工装置、光学素子成形用金型及び切削工具における切削角度の調整方法。 |
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2005
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