JP2007124857A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】d軸とq軸のインダクタンスが等しい表面磁石形の永久磁石形ブラシレスモータでも初期磁極位置を推定し起動することができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】磁極位置検出器3からの磁極位置信号取り込み部8と、起動時における永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置を推定する際に磁極位置検出器3を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のいずれかを選択するパラメータ7を備え、この選択された方法で初期磁極位置を推定する。
【選択図】図1
【解決手段】磁極位置検出器3からの磁極位置信号取り込み部8と、起動時における永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置を推定する際に磁極位置検出器3を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のいずれかを選択するパラメータ7を備え、この選択された方法で初期磁極位置を推定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、永久磁石形ブラシレスモータの初期磁極位置を推定する電力変換装置に関する。
従来の電力変換装置の永久磁石形ブラシレスモータの初期磁極位置推定は、磁極位置検出器を用いずにd軸とq軸のインダクタンスの差を用いて磁極位置を推定し起動している(例えば、特許文献1参照)。
図3は、従来技術を示す電力変換装置と永久磁石形ブラシレスモータの構成図である。
図3において、2は永久磁石形ブラシレスモータ、5は電力変換装置、6は速度検出器である。また、A、B、Zはそれぞれ速度帰還信号であり、電力変換装置5は永久磁石形ブラシレスモータ2に電力を供給し、速度検出器6はモータの回転速度を速度帰還信号A、B、Zとして電力変換装置5に出力する。
図4は、従来技術の電力変換装置における磁極位置推定処理動作を示す説明図である。
以下、図3、4を用いて従来技術の電力変換装置における磁極位置推定処理動作について説明する。
電力変換装置5を起動すると、d軸とq軸のインダクタンスの差を用いて永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置を推定し運転を開始する。その後、数回転した後、速度帰還信号Zと原点パルス補正量によって磁極位置を更新して運転を続ける。
このように、従来の電力変換装置は、磁極位置検出器を用いずに永久磁石形ブラシレスモータの初期磁極位置を推定するのである(磁極位置用センサレス磁極検出方法)。すなわち、永久磁石形ブラシレスモータの磁極位置推定方法において、空間座標上で任意にγ軸とγ軸から電気角90°進んだ方向にδ軸を設定し、γ軸方向の電流制御系をクローズドループで構成するとともにδ軸方向の電流制御系をオープンループで構成し、前記γ軸方向の電流指令をステップ状の交番電流指令として与えたときのδ軸方向に発生する干渉電流を観測し、該干渉電流の積分値とγ軸電流指令値との積の符号が正のときはγ軸を微小角Δθだけ進め、前記符号が負のときは微小角Δθだけ位相を遅らせることによりγ軸を真磁軸d軸もしくは真磁軸から180°進んだ−d軸に一致させることを特徴とする(特許文献1)。
特開平11−18477号公報(第4−5頁)
図3は、従来技術を示す電力変換装置と永久磁石形ブラシレスモータの構成図である。
図3において、2は永久磁石形ブラシレスモータ、5は電力変換装置、6は速度検出器である。また、A、B、Zはそれぞれ速度帰還信号であり、電力変換装置5は永久磁石形ブラシレスモータ2に電力を供給し、速度検出器6はモータの回転速度を速度帰還信号A、B、Zとして電力変換装置5に出力する。
図4は、従来技術の電力変換装置における磁極位置推定処理動作を示す説明図である。
以下、図3、4を用いて従来技術の電力変換装置における磁極位置推定処理動作について説明する。
電力変換装置5を起動すると、d軸とq軸のインダクタンスの差を用いて永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置を推定し運転を開始する。その後、数回転した後、速度帰還信号Zと原点パルス補正量によって磁極位置を更新して運転を続ける。
このように、従来の電力変換装置は、磁極位置検出器を用いずに永久磁石形ブラシレスモータの初期磁極位置を推定するのである(磁極位置用センサレス磁極検出方法)。すなわち、永久磁石形ブラシレスモータの磁極位置推定方法において、空間座標上で任意にγ軸とγ軸から電気角90°進んだ方向にδ軸を設定し、γ軸方向の電流制御系をクローズドループで構成するとともにδ軸方向の電流制御系をオープンループで構成し、前記γ軸方向の電流指令をステップ状の交番電流指令として与えたときのδ軸方向に発生する干渉電流を観測し、該干渉電流の積分値とγ軸電流指令値との積の符号が正のときはγ軸を微小角Δθだけ進め、前記符号が負のときは微小角Δθだけ位相を遅らせることによりγ軸を真磁軸d軸もしくは真磁軸から180°進んだ−d軸に一致させることを特徴とする(特許文献1)。
しかしながら、従来の電力変換装置は、磁極位置検出器を用いずにd軸とq軸のインダクタンスの差を用いて初期磁極位置を推定し起動する構成となっており、d軸とq軸のインダクタンスが等しい表面磁石形のモータの場合だと初期磁極位置を推定することが出来ず起動できないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、d軸とq軸のインダクタンスが等しい表面磁石形のモータの場合でも初期磁極位置を推定して起動することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、d軸とq軸のインダクタンスが等しい表面磁石形のモータの場合でも初期磁極位置を推定して起動することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、永久磁石形ブラシレスモータの初期磁極位置を推定する電力変換装置において、磁極位置検出器からの磁極位置信号取り込み部と、起動時における前記永久磁石形ブラシレスモータの前記初期磁極位置を推定する際に前記磁極位置検出器を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のどちらか一方を選択するパラメータと、を備え、前記選択された方法で前記初期磁極位置を推定することを特徴とするものである。
本発明の電力変換装置によると、磁極位置検出器からの磁極位置信号取り込み部と、永久磁石形ブラシレスモータの初期磁極位置を推定する際に磁極位置検出器を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のどちらか一方を選択するパラメータと、を備えるようにしているので、磁極位置検出器を用いる初期磁極位置推定の選択も可能となり、d軸とq軸のインダクタンスが等しい表面磁石形のモータでも初期磁極位置を推定して起動することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例を示す電力変換装置と永久磁石形ブラシレスモータの構成図である。図1において、1は本発明の電力変換装置、2は永久磁石形ブラシレスモータ、3は磁極位置検出器、4は操作器、6は速度検出器、7はパラメータ、8は磁極位置信号取り込み部である。また、A、B、Zはそれぞれ速度帰還信号、U、V、Wはそれぞれ磁極位置信号である。
本発明の電力変換装置1が従来技術である図3、4の電力変換装置5と異なる点は、速度帰還信号A、B、Zだけでなく磁極位置信号U、V、Wの磁極位置信号取り込み部8を備え、また起動時における永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置推定の際に磁極位置検出器3を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のどちらか一方を選択するパラメータ7を備えるようにしている点である。
以下、図1を用いて本実施例の構成について説明する。
電力変換装置1は永久磁石形ブラシレスモータ2に電力を供給する。速度検出器6は、永久磁石形ブラシレスモータ2の回転速度を速度帰還信号A、B、Zとして、また磁極位置検出器3は永久磁石形ブラシレスモータ2の磁極位置を磁極位置信号U、V、Wとして電力変換装置1に出力する。操作器4は、起動時における永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置検出で磁極位置検出器3を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のどちらか一方を選択するパラメータ7を設定する。
本発明の電力変換装置1が従来技術である図3、4の電力変換装置5と異なる点は、速度帰還信号A、B、Zだけでなく磁極位置信号U、V、Wの磁極位置信号取り込み部8を備え、また起動時における永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置推定の際に磁極位置検出器3を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のどちらか一方を選択するパラメータ7を備えるようにしている点である。
以下、図1を用いて本実施例の構成について説明する。
電力変換装置1は永久磁石形ブラシレスモータ2に電力を供給する。速度検出器6は、永久磁石形ブラシレスモータ2の回転速度を速度帰還信号A、B、Zとして、また磁極位置検出器3は永久磁石形ブラシレスモータ2の磁極位置を磁極位置信号U、V、Wとして電力変換装置1に出力する。操作器4は、起動時における永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置検出で磁極位置検出器3を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のどちらか一方を選択するパラメータ7を設定する。
図2は、本発明の電力変換装置の磁極位置推定処理動作を示す説明図である。
以下、図1、2を用いて本発明の電力変換装置1の磁極位置推定処理動作について説明する。
電力変換装置1は、永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置を推定する方法を選択するパラメータ7を内部に備えてあり、d軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法を操作器4を用いてパラメータ7を設定すると従来方式のd軸とq軸のインダクタンスの差を用いて初期磁極位置を推定して起動する。
また、磁極位置検出器3を用いる方法を操作器4を用いてパラメータ7を設定すると、磁極検出器3からの出力である磁極位置信号U、V、Wのパターンからあらかじめ設定している磁極位置を使って起動する。その後、設定したパラメータ7に関わらず、数回転後、速度帰還信号Zと原点パルス補正量によって磁極位置を更新して運転を続ける。このように、表面磁石形の永久磁石形ブラシレスモータ2でも磁極位置検出器3を用いる方法を操作器4を用いてパラメータ7を設定することで初期磁極位置を推定して起動することができる。
以下、図1、2を用いて本発明の電力変換装置1の磁極位置推定処理動作について説明する。
電力変換装置1は、永久磁石形ブラシレスモータ2の初期磁極位置を推定する方法を選択するパラメータ7を内部に備えてあり、d軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法を操作器4を用いてパラメータ7を設定すると従来方式のd軸とq軸のインダクタンスの差を用いて初期磁極位置を推定して起動する。
また、磁極位置検出器3を用いる方法を操作器4を用いてパラメータ7を設定すると、磁極検出器3からの出力である磁極位置信号U、V、Wのパターンからあらかじめ設定している磁極位置を使って起動する。その後、設定したパラメータ7に関わらず、数回転後、速度帰還信号Zと原点パルス補正量によって磁極位置を更新して運転を続ける。このように、表面磁石形の永久磁石形ブラシレスモータ2でも磁極位置検出器3を用いる方法を操作器4を用いてパラメータ7を設定することで初期磁極位置を推定して起動することができる。
本発明の電力変換装置は、表面磁石形の永久磁石形ブラシレスモータを用いた機械装置にも広く適用可能である。
1、5 電力変換器
2 永久磁石形ブラシレスモータ
3 磁極位置検出器
4 操作器
6 速度検出器
7 パラメータ
8 磁極位置信号取り込み部
2 永久磁石形ブラシレスモータ
3 磁極位置検出器
4 操作器
6 速度検出器
7 パラメータ
8 磁極位置信号取り込み部
Claims (1)
- 永久磁石形ブラシレスモータ(2)の初期磁極位置を推定する電力変換装置において、
磁極位置検出器(3)からの磁極位置信号取り込み部(8)と、
起動時における前記永久磁石形ブラシレスモータ(2)の前記初期磁極位置を推定する際に前記磁極位置検出器(3)を用いる方法とd軸とq軸のインダクタンスの差を用いた磁極位置検出方法のどちらか一方を選択するパラメータ(7)と、を備え、前記選択された方法で前記初期磁極位置を推定することを特徴とする電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005316429A JP2007124857A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005316429A JP2007124857A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 電力変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007124857A true JP2007124857A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38148076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005316429A Pending JP2007124857A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007124857A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108736793A (zh) * | 2018-06-13 | 2018-11-02 | 青岛大学 | 一种三相同步电机直交轴电感及其互感测量方法 |
CN109874395A (zh) * | 2016-10-24 | 2019-06-11 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于同步电机的调控系统和用于运行同步电机的方法 |
JP7343269B2 (ja) | 2018-10-24 | 2023-09-12 | 株式会社Subaru | モータの制御装置および制御方法 |
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2005
- 2005-10-31 JP JP2005316429A patent/JP2007124857A/ja active Pending
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CN109874395B (zh) * | 2016-10-24 | 2022-06-03 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于同步电机的调控系统和用于运行同步电机的方法 |
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