JP2007124712A - 回路基板および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一方の筐体を把持しながら他方の筐体をスライドさせる時にスライドさせる他方の筐体に触れたり握ったりする虞がなく、スムースなスライド開放動作が実現できる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】 携帯電子機器1は、第1筐体2と第2筐体3に2分割されており、第2筐体3を保持した状態で第1筐体2を開放方向にスライド移動させる開放(スライド)手段を備え、第2筐体3の側面周辺にスライド動作を妨げないための立壁部5を、第1筐体2を取り囲むよう形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機、携帯無線機、PHS、トランシーバ、コードレス電話機などの携帯電子機器に係り、特に一対の筐体に対してスライドによる開閉機構を備えた携帯電子機器に関するものである。
従来、液晶表示面などを設けた第1筐体とこれと重合するように第1筐体の下側に配置した状態でスライド可能に連結された第2筐体と、これら一対の筐体に対してスライド動作を行うための開閉機構とを備えた携帯電子機器が知られている。
このような構成の携帯電子機器では、下側に位置する第2筐体に大きなグリップ部を設けることにより、この携帯電子機器の使用者が片手などで第2筐体を握るスペースを確保し、第1筐体をスライド移動させて開閉操作を行う構造が一般的に用いられてきた(例えば特許文献1参照。)。
特開平11−331332号公報(図6、図7)
しかしながら、従来の携帯電子機器にあっては、携帯電子機器の使用者が携帯電子機器を握る際に、第2筐体と共に第1筐体まで握ってしまい、スムースなスライド開放動作が行えない、といった問題があった。
本発明は、前記した従来の問題を解決するためになされたものであり、一方の筐体を把持しながら他方の筐体をスライドさせる時にスライドさせる方の筐体に触れたり握ったりする虞がなく、スムースなスライド開放動作が実現できる携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明の携帯電子機器は、スライド移動手段により開閉可能に連結された第1筐体及び第2筐体と、前記第2筐体の外面のうち前記第1筐体との対向面に配置され、前記第1筐体をスライド移動させると操作領域が現れる操作部と、前記第1筐体の外周部分に形成され、前記第2筐体の両側面の一部を覆う立壁部と、を備えている。
この構成により、機器使用者が携帯電子機器を握る際、第1筐体を確実に握ることができるため、第2筐体にひっかかることがなく、スムースにスライド動作を行うことができる。
また、本発明の携帯電子機器は、前記立壁部が、前記第1筐体と一体成型で形成するようにもできる。
この構成により、立壁部が簡単な構造で形成することができるため、部品点数の削減や組み立て工数の削減ができる。
また、本発明の携帯電子機器は、前記立壁部が、前記第1筐体を構成している材料とは異なるようにすることもできる。
この構成により、例えば、主として第2筐体を構成している材料を軽量な樹脂材料とするとともに、立壁部のみを強靭な金属材料とすることにより、強度的に必要な部分以外は質量的に密度の低い材料とすることができるため、強度確保を行いつつ携帯電子機器の軽量化を実現することができる。
また、本発明の携帯電子機器は、前記立壁部の内周面と前記第2筐体の外周面に、嵌合用のリブ或いは溝切部を具備するようにすることもできる。
この構成により、前記第1筐体と前記第2筐体の嵌合調整を容易に行うことができるため、簡単な構造でガタつきを防止することができる。
また、本発明の携帯電子機器は、スライド移動手段により開閉可能に連結された第1筐体及び第2筐体と、前記第2筐体の外面のうち前記第1筐体との対向面に配置され、前記第1筐体をスライド移動させると操作領域が現れる第1の操作部と、前記第1筐体の外面に配置され、前記第1筐体及び前記第2筐体を閉じた状態で操作可能な第2の操作部と、前記第2筐体の外周部分に形成され、前記第1筐体の両側面の一部を覆う立壁部と、を有し、前記操作領域の近傍の前記立壁部は、前記操作領域の近傍以外の前記立壁部よりも低く設けられているように構成することができる。
この構成により、機器使用者が携帯電子機器を握る際、第1筐体を確実に握ることができるため、第2筐体にひっかかることがなく、スムースにスライド動作を行うことができるとともに、キーボタン周囲には指の動きを規制する立壁部がほとんど邪魔にならないため、キーボタン操作をスムースに行うことができる。
さらに、本発明の携帯電子機器は、前記立壁部は、前記第1筐体と一体成型で形成することもできる。
この構成により、立壁部が簡単な構造で形成することができるため、部品点数の削減や組み立て工数の削減ができる。
さらに、本発明の携帯電子機器は、前記立壁構造に、弾性部材を設けることもできる。
この構成により、携帯電子機器に加わる衝撃に対して弾性部材が緩衝するため衝撃吸収構造が実現できる。
さらに、本発明の携帯電子機器は、前記立壁部にシボ打ち加工を有しているように構成することもできる。
この構成により、携帯電子機器を握る際の滑り止めとなり、携帯電子機器の使用時に落下を防止することができる。
また、本発明の携帯電子機器は、スイッチにより第1筐体が第2筐体に対してスライド移動するようにすることもできる。
この構成により、自動的に第1筐体をスライド移動させることができる。
本発明の携帯電子機器によれば、スライド移動により開閉動作可能に連結された第1筐体及び第2筐体と、第2筐体の外周部に構成した立壁部を具備し、立壁部が第1筐体の外周を覆う位置まで上部に延長して設けていることで、一方の筐体を把持しながら他方の筐体をスライドさせる時にスライドさせる他方の筐体に触れたり握ったりする虞がなく、スムースなスライド開放動作が実現できる、という効果を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1(A)、(B)は、本発明の第1の実施の形態に係るスライド式の携帯電子機器(本実施形態では、具体的には携帯電話機に適用している)1を示す斜視図であり、この携帯電子機器1は、分割されて互いにスライド可能な状態に連結された第1筐体2及び第2筐体3と、この第1筐体2を第2筐体3から開放させる図示外の開放(スライド移動)手段とを備えており、第2筐体3の側部に配置したスイッチ4を操作すると、第2筐体3を保持した状態で第1筐体2を先方向(X方向)に自動的にスライド移動させることで、第2筐体3のキーボタン3A(操作部)を出現可能にする構成となっている。
第2筐体3の側面周辺には、第1筐体2を取り囲むよう略コの字型に形成されて立ち上がった壁状の立壁部5を一体に備えており、この立壁部5を把持して第1,第2の筐体2,3間のスライド動作を行うようになっている。ここで、この立壁部5は、第1筐体2のスライド方向(X方向)に関しては形成されていないが、第1の筐体1には、第2の筐体3に対してスライド動作の際のスライド方向をガイドするために、図示外のガイド突起が設けてある一方、第2筐体3には、そのガイド突起がスライド(X)方向に沿って係合する係合溝を設けており、これらが案内機構を構成している。なお、この案内機構としては、特にこの構成のものに限定されるものではない。
第1筐体2をスライド移動して第2筐体3のキーボタン3Aを自動的に開放する本実施形態の開放手段としては、第2筐体3の内部などに設けたモータと、このモータで回転する第2筐体3の上面(キーボタン3Aを設けた上面の手前部よりも上面の奥部側)などに設けたピニオンと、このピニオンが噛合する第1筐体2の背面などに設けたラック等(いずれも図示せず)とを備えたスライド機構で構成されている。これにより、スイッチ4を押すと、モータ及びピニオンが回転し、このピニオンに噛合するラックを取付けた第1筐体2が、第2筐体3との間で相対的なスライド動作を自動的に行うようになっている。
なお、本実施形態では、モータ及びピニオンを第2筐体3側に設ける一方、ラックを第1筐体2に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば、これらを互いに反対側の筐体に設けても良い。また、これらの設置位置も、本実施形態のものに限定されるものではない。
また、この開放手段としては、適宜の構成のものが適用可能である。例えば、手動によって第1筐体2を上方向へ押し上げる方法等も考えられるが、その構造等については、公知の適宜のものが各種適用可能である。
以上のように構成された第1の実施の形態に係る電子携帯機器について、図1(A)、(B)を用いてその動作を説明する。
まず、電子携帯機器1の使用者は、図1(A)に示す携帯電子機器1の第2筐体3を片手で握り、スイッチ4を押すことによって第1筐体2を上方向にスライドさせる(ここで、スイッチ4を備えていない手動構造のものにあっては、人の手指などによって第1筐体2を上方向へ押し上げてスライドさせることになる)。立壁部5は第2筐体3から第1筐体2まで機器使用者が保持する指の位置に対して十分な範囲を確保できるように延設されているので、使用者が携帯電子機器1を自然な形で握った時に、必ず第2筐体3を握っていることとなる。
このように、本発明の第1の実施の形態の携帯電子機器1によれば、第2筐体3の側面周辺にスライド開放動作を妨げない目的で、第1筐体2を取り囲むよう形成された立壁部5を設けることにより、使用者が携帯電子機器1を握る場合に、第2筐体3(この場合、第2筐体3が非スライド移動側となる)のみを確実に握ることができる。このため、第1筐体2をスライドする際、第1筐体2に指が触れたり、握ったり、引っ掛かってしまうことを防止できる。
これにより、スムースなスライド開放動作が行える携帯電子機器を提供することができる。
[第2の実施の形態]
次に本発明の第2の実施の形態について、図2(A)、(B)を用いて説明する。なお、本実施の形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
第2の実施の形態では、図2(B)に示すように、第2筐体3の側面周辺にスライド動作を妨げない目的で、第1筐体2を取り囲むよう形成された立壁部品6が、第2筐体3とは別体のもので着脱可能に構成されているという点が、先に述べた第1の実施の形態とは相違している。
立壁部品6には、図2(B)に示すように両端部及び中間部につめ部61を設けており、第2筐体3に設けたつめ嵌合部31に嵌め込むことにより、第2筐体3と固定するようになっている。
なお、この立壁部品6は、第2筐体3とは別部品のため、第2筐体3を構成する材料とは異なる材料で構成することも可能であり、例えば第2筐体3を構成する材料には軽量な樹脂材料を用いる一方、立壁部品6には強靭な金属材料を用いることにより、強度の向上を図るようにしてもよい。
また、以上の説明では、第2筐体3と立壁部品6の固定方法として、つめ部61とつめ嵌合部31の嵌め込みにより固定するように構成したが、これ以外に、ねじ、接着剤、圧入等の適宜の方法・手段を用いても同様に実施可能である。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、立壁部品6を第2筐体3と別部品で形成することにより、携帯電子機器1の使用者の好みに応じて立壁部品6のみを脱着することが可能な携帯電子機器を実現することができる。
また、使用者の好みに応じた各種タイプの立壁部品6を用意しておけば、目的や用途に合わせて適宜に交換して使い分けることもできる。例えば、立壁部品6を金属などの強靭な材料で構成することができるため、外力に対する強度を向上することも可能である。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について、図3を用いて説明する。なお、本実施形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
第3の実施の形態の携帯電子機器1では、図3(A)に示すように、第2筐体3上の外周に沿って上方に突設した状態で配置されている立壁部7が、キーボタン3Aの設置領域である手前側領域を臨む周囲部分(操作領域)には形成されていないという点で、先に述べた第1の実施の形態の立壁部5とは構成が相違している。
したがって、本実施の形態によれば、携帯電子機器1の使用者は、図3(A)に示すように、第1筐体2を手前方向とは逆の先(上)方向にスライドさせたのち、第2筐体3において露出してきた操作領域のキーボタン3Aを、第2筐体3を握っている手の指(例えば親指)で操作することができる。このとき、キーボタン3Aを臨む操作領域の周囲には立壁部7をなくしてあることにより、操作中の指が第2筐体3から出てしまうような広い範囲に亙って大きく指操作を行うような時でも、指の移動を妨げる障害物が発生しないので、操作性が大幅に向上する。
このように、キーボタン3Aの周りに立壁部7がないため、キーボタン3Aをスムースに操作できる携帯電子機器を提供することができる。なお、立壁部7は、図3(A)においては角張った形状をしているが、周囲にラウンド形状(或いは面取りなど)を付けることにより、指の形状に適合した形状或いは指で把持するのに適合した形状とすることや、厚みを持たせたラウンド形状とすることで立壁部7の強度を増大させることもできる。
なお、以上の説明では、立壁部7のうちキーボタン3Aを望む周囲の部分については完全になくす構成のものについて説明したが、そのほかに、キーボタン3Aの操作性を失わない程度に低く突設した立壁などであれば、第2筐体3のキーボタン3Aを臨む外周に沿って周囲全面に突設することも、また、第2筐体3の外周に沿って手前側(下部)の側面のみ突設することも可能である。
これより、キーボタン3Aの操作性を確保しつつ、同時に、携帯電子機器の第1筐体2を保護する機能を確保できる。つまり、第2筐体3側だけを把持するつもりが、第1筐体2までをも指などで把持してしまい、スムースなスライド開放動作が行えない、といったトラブルを防止することができるようになる。
また、この第3の実施の形態の変形例として、第1筐体2側において、図3(A)の立壁部7を上下逆向きに形成してもよい。即ち、例えば図3(B)に示すように、立壁部7を第1筐体2上の外周に沿って下方に突出した状態で配置するとともに、この立壁部7を第1筐体2側のキーボタン(操作部)2Aの設置領域である手前側領域を含む周囲部分(操作領域)には形成しないように構成してもよい。但し、立壁部7は、スライドしていない筐体の第2筐体3を握ったときに、指で覆われない個所に位置していることが好ましい。若しくは、立壁部7と第2筐体3との間に指が入る程度の空隙を設けることが好ましい。
この構成によって、第2筐体3上面の外周に沿って上方に突出した状態で立壁部7を配置した、図3(A)に示す第3実施の形態で得られる効果と同一の効果を得ることができる。
さらに、この変形例では、図3(B)において、第2筐体3を掌と親指以外の指で保持し、その状態で立壁部7に親指をかけ、第1筐体2を上方にスライドさせることによって、キーボタン3Aを出現させ、直ちに親指でキー操作を行うことができる。即ち、第1筐体2をスライドさせて、キーボタン2Aとともにキーボタン3Aを操作する一連の動きを、一つの指(例えば親指)の動きだけで素早く行うことができる、という効果を有する。
[第4の実施の形態]
次に本発明の第4の実施の形態について、図4(A)、(B)を用いて説明する。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
第4の実施の形態では、立壁部8の内周面にリブ81を、第1筐体2の外周面にリブ22を付けた、という点が先に述べた第1の実施の形態とは相違している。
このリブ81とリブ22とは、第2筐体3に対して第1筐体2を完全に所定位置まで収めた状態(以下、これを「重合状態」とよぶ)のときに、リブ同士が係止し合うように双方の突設位置が調整されている。そして、第2筐体3に対して第1筐体2を重合状態に収納させたときに、これらのリブ同士が接触・当接状態になることから、このリブ同士が当接する際に、クリック音を発生することができるようになっている。
したがって、このクリック音により、例えば、重合状態の位置からさらに収納(手前)方向へ無理に押戻そうとして、その押戻し力のために、スライド機構部部をいためたり破損したりする、といったトラブルを防止することができるように構成されている。
なお、これらのリブ81とリブ22とについては、少なくとも、いずれか一方を摩擦力の大きな材料、例えばゴムなどで形成して固着させるようにしてもよい。このように構成すれば、第2筐体3に対して第1筐体2を重合状態の位置まで収納させたときに、ある程度の反力を操作する指に発生させることができ、これにより第1筐体2が所定位置に戻ったことを確認できる。
なお、前述のリブ81及びリブ22については、双方共に形成する場合でも、またいずれか一方だけ形成する場合でも、どちらでも構わない。さらに、図4(C)に示すように、第1筐体2の外周面のリブ22に対して、これが係合(若しくは嵌合)する溝切部32を立壁部8に形成するような構成であってもよい。
したがって、本実施の形態によれば、立壁部8の内周面とこれに対向する第1筐体2の外周面とにリブ81及びリブ22を設けたことで、第2筐体3に対して第1筐体2を重合状態の位置まで収めれば、第2筐体3から第1筐体2が一時的に固定された状態となるので、第1筐体2が不要にガタついて、前後にずるずるガタガタと移動する、といったことが防止できる。
さらに、図4(C)に示すように、第1筐体2の外周面のリブ22に係合(若しくは嵌合)する溝切部32を、立壁部8に設けるように構成した場合には、第1筐体2と第2筐体3の係合(若しくは嵌合)作業や係合状態の調整作業を容易に行うことができる。しかも、このように構成すれば、双方の筐体を係合状態に組み付けた後に、第1筐体2が第2筐体3に対してスライドする際の係合(若しくは嵌合)動作を確実に行うことができるため、簡単構造でガタつきの少ない携帯電子機器を提供することができる。
[第5の実施の形態]
次に本発明の第5の実施の形態について、図5を用いて説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
第5の実施の形態では、立壁部5の上縁部に弾性部材51を設けている点が、第1の実施の形態とは相違している。
この弾性部材51は、特に第2筐体3のキーボタン3Aを操作する際に、指や手のひらなどが立壁部5の上縁部に接触したときの感触、例えば押圧や係止などによる不快感や圧迫感を減殺するばかりでなく、ここちよいソフトな感触をもたらすことができるようにするためのものでもあり、適宜の軟性樹脂、例えばシリコーン樹脂、その他の合成樹脂で形成されている。
なお、この弾性部材51は、立壁部5の上縁部に固着させた構成としてもよいし、長期間の使用に伴う磨耗や屋外での使用の際の紫外線などでの劣化を考慮して、着脱(交換)可能に構成してもよい。例えば、着脱可能とするには、開口縁部に狭くなった挟持部を設け、この挟持部で立壁部5の上縁部に挟み付ける構成とすることで実現可能である。
したがって、本実施の形態によれば、立壁部5に弾性部材51を設けていることにより、簡単構造で衝撃吸収などの効果が得られる携帯電子機器を提供することができる。
なお、以上の説明では、弾性部材51を立壁部5に施した構造を例に説明したが、そのほかに、例えば図2に示す第2の実施の形態のような別部品化した立壁部品6に弾性部材51を施した場合についても、同様に適用可能である。
[第6の実施の形態]
次に本発明の第6の実施の形態について、図6を用いて説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
第6の実施の形態では、立壁部5にシボ打ち加工52が施されている点が、第1の実施の形態とは相違している。
このシボ打ち加工52とは、通常一般に、使用者が指などで把持すると予想される領域、例えば図6に示すように、左右側面の中間部近傍に小さな凹凸(例えば、エンボス加工或いは梨地加工など)を設けたり、あやめ加工を施して形成したものであり、摩擦力を高めて滑り止めの効果を付与したり、目の不自由な使用者などに把持位置を案内することなどができるように構成されている。
以上より、立壁部5にシボ打ち加工52が施されていることにより携帯電子機器を握る際のすべり止めとなるため、簡単構造で機器操作時の落下防止効果を備えた携帯電子機器を提供することができる。
なお、以上の説明では、シボ打ち加工52を立壁部5に施した構造を例に説明したが、そのほかに、例えば図2に示す第2の実施の形態のような立壁部品6にシボ打ち加工を施した場合についても、同様に実施可能である。
以上のように本発明は、スライド移動により開閉動作可能に連結された第1筐体及び第2筐体と、第2筐体の外周部に構成した立壁部を具備し、立壁部が第1筐体の外周を覆う位置まで上部に延長して設けていることで、一方の筐体を把持しながら他方の筐体をスライドさせる時にスライドさせる他方の筐体に触れたり握ったりする虞がなく、スムースなスライド開放動作が実現できる、という効果を有する携帯電子機器を提供できるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る携帯電子機器を示すものであり、(A)は完全に閉じた重合状態を示す斜視図、(B)は開いたときの状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る携帯電子機器を示すものであり、(A)は立壁部品を組み付けた状態を示す斜視図、(B)は立壁部品を取り外した分解斜視図である。 (A)は本発明の第3の実施の形態に係る携帯電子機器の斜視図、(B)は第3の実施の形態の変形例を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る携帯電子機器を示すものであり、(A)はその正面図、(B)は重合状態を示す正面図、(C)は変形例を示す概略構成図である。 本発明の第5の実施の形態に係る携帯電子機器の斜視図である。 本発明の第6の実施の形態に係る携帯電子機器の斜視図である。
符号の説明
1 携帯電子機器
2 第1筐体
2A キーボタン(操作部)
22 リブ
3 第2筐体
3A キーボタン(操作部)
31 つめ嵌合部
32 溝切部
4 スイッチ
5 立壁部
51 弾性部材
52 シボ打ち加工
6 立壁部品
61 つめ部
7 立壁部
8 立壁部
81 リブ

Claims (11)

  1. スライド移動手段により開閉可能に連結された第1筐体及び第2筐体と、
    前記第2筐体の外面のうち前記第1筐体との対向面に配置され、前記第1筐体をスライド移動させると操作領域が現れる操作部と、
    前記第1筐体の外周部分に形成され、前記第2筐体の両側面の一部を覆う立壁部と、を備えた携帯電子機器。
  2. 前記立壁部は、前記第1筐体と一体成型で形成していることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記立壁部が、前記第1筐体を構成している材料とは異なる材質で構成している請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記立壁部の内周面と前記第2筐体の外周面に、嵌合用のリブ或いは溝切部を具備していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. スライド移動手段により開閉可能に連結された第1筐体及び第2筐体と、
    前記第2筐体の外面のうち前記第1筐体との対向面に配置され、前記第1筐体をスライド移動させると操作領域が現れる第1の操作部と、
    前記第1筐体の外面に配置され、前記第1筐体及び前記第2筐体を閉じた状態で操作可能な第2の操作部と、
    前記第2筐体の外周部分に形成され、前記第1筐体の両側面の一部を覆う立壁部と、を有し、
    前記操作領域の近傍の前記立壁部は、前記操作領域の近傍以外の前記立壁部よりも低く設けられている携帯電子機器。
  6. 前記立壁部は、前記第1筐体と一体成型で形成していることを特徴とする請求項1または請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記立壁部が、前記第2筐体を構成している材料とは異なる材質で構成している請求項6に記載の携帯電子機器。
  8. 前記立壁部の内周面と前記第2筐体の外周面に、嵌合用のリブ或いは溝切部を具備していることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  9. 前記立壁部に弾性部材を設けていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  10. 前記立壁部にシボ打ち加工を施していることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  11. スイッチにより第1筐体が第2筐体に対してスライド移動することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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